JPH0641053A - アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア - Google Patents

アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア

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JPH0641053A JP5129986A JP12998693A JPH0641053A JP H0641053 A JPH0641053 A JP H0641053A JP 5129986 A JP5129986 A JP 5129986A JP 12998693 A JP12998693 A JP 12998693A JP H0641053 A JPH0641053 A JP H0641053A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 分子量が450〜1500で且つ2〜5個のアリー
ルスルホニルウレタン基を有する下記一般式 (nは2≦n≦5の整数を表し、Aはnが2、3、4ま
たは5である時にそれぞれ2価、3価、4価または5価
となる有機官能基を表し、ポリメチレングリコール、ポ
リオキシアルキレングリコール、ポリエーテルトリオー
ル、ポリエーテルテトラオール、グリセロール、トリメ
チロールアルカンおよびキシリトールで構成される群の
中。から選択されるポリオールA(OH)の主鎖であ
る。)で表されるポリ(スルホニルウレタン)。 【効果】 ニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂で
あるアリールスルホンアミドーホルムアルデビド樹脂を
使用する際に生じる発癌性物質のホルムアルデビドの放
出を防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトロセルロースマニキ
ュアに関するものであり、特に、基本的にニトロセルロ
ースと、膜形成樹脂と、可塑剤と、ゲル化剤と、溶媒−
希釈剤系とで構成されるマニキュアに関するものであ
る。本発明は新規なアリールスルホニルウレタンに関す
るものでもある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニトロセルロースのカラーマニ
キュアはベースとなるチキソトロピックな無色のニトロ
セルロースの沈降防止剤すなわち無色のマニキュアに顔
料または染料を混合するか、カラーベース、例えばベー
スとなる沈降防止剤に顔料を混合して得られるを混合物
を混合することによって得られる。従来法では、ベース
となるチキソトロピックな無色のニトロセルロースの沈
降防止剤すなわち無色のマニキュアは、チキソトロピッ
クな無色のニトロセルロースゲルと、非チキソトロピッ
クな無色ベースとを、好ましくは沈降防止剤のチキソト
ロピーを良くするための酸、例えばリン酸またはクエン
酸を少量存在させた状態で、混合して得られる。非チキ
ソトロピックな無色ベースはニトロセルロースと、膜形
成樹脂と、可塑剤と、溶媒および/または希釈剤とで構
成される。チキソトロピックな無色のニトロセルロース
ゲルはニトロセルロースと、ゲル化剤と、可塑剤と、溶
媒および/または希釈剤と、必要に応じて添加される湿
潤剤とで構成される。
【0003】マニキュアが有すべき基本特性は当業者に
公知で、特に、健康上有害であってはならない。ニトロ
セルロースのマニキュアで用いられる膜形成樹脂(resin
e garnissante)はマニキュアを丈夫にする(garnissant
e) 役目、換言すれば固形分を高くして、蒸発後に残っ
たバインダーの量を可能な限り最大にする役目をする。
この樹脂はマニキュアの光沢を良くし、爪への接着性を
良くする役目もする。
【0004】工業的規模では、多くの利点を有するアリ
ールスルホンアミド−ホルムアルデヒド樹脂が専ら使用
されている。しかし、この樹脂は時間とともにホルムア
ルデヒドを放出するという大きな欠点がある。ホルムア
ルデヒドは発癌性物質であるということが分かってき
た。従って、従来から使用されてきたアリールスルホン
アミド−ホルムアルデヒド樹脂と同じ利点を有し、ニト
ロセルロースマニキュアに含まれるその他の成分と相溶
性があり、しかも上記の欠点のない膜形成樹脂を当業者
は探してきた。これまでにも多くの解決法が提案されて
きた。
【0005】国際特許出願第 PCT WO 90/12829号は化粧
品組成物、特にニトロセルロースマニキュアでエポキシ
スルホンアミド樹脂を使用することを提案しているが、
この樹脂はコストが高いため工業的に使用することはで
きない。
【0006】フランス国特許第 2,421,604号には、アリ
ールスルホンアミド−ホルムアルデヒド樹脂の代わりと
なる物質として蔗糖安息香酸エステル単独またはそれと
メチルメタクリレートとの混合物と、蔗糖−酢酸イソ酪
酸エステルと、フタル酸エステル、アジピン酸エステル
または有機燐酸エステルとで構成される組成物を用いた
ニトロセルロースマニキュアが記載されている。この解
決法は予備混合が必要なため、複雑でコストのかかる方
法である。従って、公知の解決策は完全に満足できるも
のではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
まで提案されてきた解決法の欠点のないニトロセルロー
スマニキュア用アリールスルホンアミド−ホルムアルデ
ヒド樹脂の代替え品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願人は、ニトロセル
ロースマニキュアの膜形成樹脂としてアリールスルホン
アミド−ホルムアルデヒド樹脂の代替え品としてアリー
ルスルホニルウレタンを使用することによって、時間が
経ってもホルムアルデヒドを形成することがなく、従来
品と同等かつ十分な特性を有するマニキュアが簡単且つ
低コストで得られるということを全く偶然に見出した。
【0009】本発明の第1の対象は、2〜5個のアリー
ルスルホニルウレタン基を有し且つ分子量が450 〜1500
であるポリ(アリールスルホニルウレタン)にある。
【0010】
【作用】「アリールスルホニルウレタン」はアリールス
ルホニルウレタン基: ArSO2 NH−C(=O)−O− (Arは芳香族基を表す)を有する有機化合物〔1つの場
合はモノ(アリールスルホニルウレタン)、複数の場合
はポリ(アリールスルホニルウレタン)〕を意味する。
多くのモノ(アリールスルホニルウレタン)が公知であ
る。例えば、アメリカ合衆国特許第 4,287,083号には下
記〔化5〕:
【0011】
【化5】 で表されるアシロインウレタンをラジカル重合の光開始
剤として使用することが記載されている。その他のモノ
(アリールスルホニルウレタン)は植物防疫用誘導体ま
たは医薬品合成の中間生成物として公知である。
【0012】アメリカ合衆国特許第 4,513,127号には、
架橋可能なアクリルモノマーの重合での促進剤としてポ
リ(アリールスルホニルウレタン)を使用することが開
示されている。この特許に開示のジ(アリールスルホニ
ルウレタン)は分子量が1860〜5360のシランまたは有機
シロキサンのポリマー鎖を有している。
【0013】従って、本発明の対象は、2〜5個(すな
わち2、3、4または5個)のアリールスルホニルウレ
タン基を有する分子量が 450〜1500の新規ポリ(アリー
ルスルホニルウレタン)にあり、特に、アリール基が下
記〔化6〕:
【0014】
【化6】 で表されるパラ−トリル基である新規ポリ(アリールス
ルホニルウレタン)にある。本発明の好ましいポリ(ア
リールスルホニルウレタン)は下記〔化7〕で表される
点に特徴がある:
【0015】
【化7】 (ここで、nは2≦n≦5の整数を表し、Aはn=2の
時は2価、n=3の時は3価、n=4の時は4価、n=
5の時は5価の有機官能基を表し、(1) グリコールおよ
びトリメチレングリコール等のポリメチレングリコー
ル、(2) ジオキシエチレングリコール、トリオキシエチ
レングリコール、ジオキシプロピレングリコールおよび
トリオキシプロピレングリコール等のポリオキシアルキ
レングリコール、(3) ポリエーテルトリオールおよびポ
リエーテルテトラオール、(4) グリセロールおよびキシ
リトール、および(5) トリメチロールプロパン等のトリ
メチロールアルカン、によって構成される群の中から選
択される〔化8〕:
【0016】
【化8】 の構造を有するポリオールの主鎖である) 。
【0017】ポリエーテルトリオールは下記〔化9〕ま
たは〔化10〕で表されるものが好ましい:
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】 (ここで、x1 、x2 およびx3 は1、2、3または4
を表し、互いに異なっていてもよいが、同一であるのが
好ましく、y1 、y2 およびy3 は、y1 、y2 および
3 が同時に0にならないという条件で、0、1、2、
3、4、5または6を表し、互いに同一でも異なってい
てもよく、R1 は水素あるいは直鎖または分岐鎖を有す
る炭素数1〜8のアルキル鎖を表すか、少なくとも1つ
のアルコキシ基で置換された炭素数1〜8のアルキル鎖
を表す)x1 =x2 =x3 =2で、y1 、y2 およびy
3 が2または3であるのが好ましい。
【0020】ポリエーテルテトラオールは下記〔化1
1〕で表されるものが好ましい:
【0021】
【化11】 (ここで、x1 、x2 、x3 およびx4 は1、2、3ま
たは4を示し、互いに異なっていてもよいが、同一であ
るのが好ましく、y1 、y2 、y3 およびy4 はy1
2 、y3 およびy4 が同時に0にならないという条件
で0、1、2、3、4、5または6を表し、互いに同一
でも異なっていてもよい)x1 =x2 =x3 =y4 =2
で、y1 、y2 、y3 およびx4 が1、2または3であ
るのが好ましい。
【0022】アリールスルホニルウレタンは、例えばア
リールスルホニルイソシアネートとアルコールの反応で
得られる。本発明のポリ(アリールスルホニルウレタ
ン)は、Ar−SO2 −NCO(ここで、Arはヘテロ環を
有していてもよい芳香族基、例えば炭素数1〜4のアル
キル鎖で置換されたまたは置換されていないフェニル基
またはナフチル基を表す)とポリオールとの反応によっ
て得られる。Arがパラトリル基であるのが特に好まし
い。ポリオールの各水酸基が各々1個のイソシアネート
官能基と反応するので、ポリオールの水酸基と同じ数の
アリールスルホニルウレタン基が得られる。出発材料、
特に下記〔化12〕:
【0023】
【化12】 およびポリオール〔化8〕は比較的安価な通常の工業品
である。また、イソシアネートとアルコールとの反応は
簡単に行うことができ、低コストである。従って、本発
明のポリ(アリールスルホニルウレタン)は極めて安価
な製品であり、極めて簡単に入手することができる。
【0024】好ましい実施例では、アリールスルホニル
イソシアネートとアルコールとの反応中は反応混合物を
攪拌し、混合物の粘度に応じて温度を調節して固体化を
するのを防止する。反応は不活性ガス雰囲気下、例えば
窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
【0025】別の実施例では、 溶媒を用いずに反応さ
せるが、混合物の粘度が非常に高い場合には溶媒、例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)中で反応させること
もできる。
【0026】他の好ましい実施例では、反応器に入れた
アルコール中にイソシアネートを徐々に添加し、官能基
比NCO/OHが0.99〜1.00となる状態で反応させる。
反応の終了は反応混合物中の残留イソシアネート官能基
を測定して管理することができる。イソシアネート−ア
ルコール反応の般的な触媒を使用することによって、反
応速度を促進することもできる。本発明方法の実施は極
めて簡単で、単に2つの出発化合物を混合するだけで、
濃縮および/または精製等の余計な操作を行わずに、室
温で一般に固体または粘性液体である所望の生成物が直
接得られる。
【0027】本発明の他の対象は新規なニトロセルロー
スマニキュアにある。本発明のニトロセルロースマニキ
ュアは、ニトロセルロースと、膜形成樹脂と、可塑剤
と、ゲル化剤と、溶媒−希釈剤系とで基本的に構成され
るマニキュアにおいて、膜形成樹脂がアリールスルホニ
ルウレタンで構成される点に特徴がある。
【0028】上記の各成分は一つである必要はなく、例
えばニトロセルロースは各種ニトロセルロースの混合物
であってもよく、膜形成樹脂も各種の樹脂の混合物であ
ってもよい。「基本的に構成される」という表現は上記
各成分は全てのマニキュアの主成分として必須な成分で
あるということを表し、これらの他にワニスの種類に応
じて各種の通常添加物、例えば顔料、染料、湿潤剤、膨
張剤、オリエンタルエッセンスおよび紫外線吸収剤など
を含むことができるということを意味している。アリー
ルスルホニルウレタンを含む本発明の膜形成樹脂は、従
来から使用されてきた樹脂、例えばアリールスルホンア
ミド−ホルムアルデヒド樹脂、アルキル樹脂またはアク
リル樹脂などを含むことができる。しかし、膜形成樹脂
はアリールスルホニルウレタンのみで構成するのが好ま
しい。
【0029】アリールスルホニルウレタンは本発明によ
る上記の新規アリールスルホニルウレタンを使用するの
が好ましく、既に述べた好ましい下位概念のものを使用
するのが特に好ましい。しかし、モノ(アリールスルホ
ニルウレタン)を使用することもできる。この場合に
は、下記〔化12〕の一般式で表されるものを使用する
のが好ましい:
【0030】
【化13】 (ここでArは上記の意味を有し、Rは直鎖または分岐を
有するアルキル基またはシクロアルキル基、あるいは少
なくとも1つのアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシまたはブトキシ基)で置換されたアルキ
ル基またはシクロアルキル基、あるいはポリオキシアル
キル基を表し、Rは2〜12個の炭素原子を有するのが好
ましい)本発明の好ましい実施例では、〔化13〕のモ
ノ(アリールスルホニルウレタン)の分子量は 230〜35
0 である。一般に、モノ(アリールスルホニルウレタ
ン)、特に〔化13〕のモノ(アリールスルホニルウレ
タン)は、ポリ(アリールスルホニルウレタン)の場合
について述べた上記の方法でポリオールをモノアルコー
ルに代えて合成することができる。
【0031】本発明では、ニトロセルロースは従来法で
マニキュアの膜形成樹脂として一般に使用されてきた任
意のニトロセルロースで構成することができる。例えば
分子量が36,000および26,000であるアメリカ合衆国規格
では“1/2秒(second)”または“1/4秒”のニトロ
セルロースすなわちヨーロッパ規格ではE33およびE27
のニトロセルロースを使用することができる。また、各
種ニトロセルロースの任意比率の混合物を使用すること
もできる。
【0032】可塑剤の役目は膜に柔軟性を与え、硬度を
減少させることにある。ニトロセルロースワニスの可塑
剤としては各種のエステル、ケトンおよびエーテルを使
用することができる。本発明で使用可能な可塑剤の例と
して以下の化合物を挙げることができるが、以下のもの
に限定されるものではない:ジエチルアジピン酸、ジブ
チルアジピン酸、ジイソブチルアジピン酸、ジヘキシル
アジピン酸、ジカプリルアジピン酸、ジ (2-エチル−エ
チルヘキシル)アジピン酸、ジイソオクチルアジピン
酸、ジノニルアジピン酸、オクチルデシルアジピン酸、
イソオクチルイソデシルアジピン酸、ジデシルアジピン
酸、ジイソデシルアジピン酸、イソデシルオクチルアジ
ピン酸、ポリプロピレングリコールアジピン酸、ジ(メ
トキシエチル)アジピン酸、ジ(エトキシエチル)アジ
ピン酸、ジ(ブトキシエチル)アジピン酸、ジ(ブトキ
シエトキシエチル)アジピン酸、ジメチルフタル酸、ジ
エチルフタル酸、ジプロピルフタル酸、ジブチルフタル
酸、ジイソブチルフタル酸、ジヘキシルフタル酸、ブチ
ルオクチルフタル酸、ブチルイソデシルフタル酸、ブチ
ルイソヘキシルフタル酸、ラウリルイソヘキシルフタル
酸、ジオクチルフタル酸、ジイソオクチルフタル酸、ジ
カプリルフタル酸、ジ (2-エチルヘキシル)フタル酸、
ジノニルフタル酸、ジ(エチルデシル)フタル酸、イソ
オクチルイソデシルフタル酸、ジデシルフタル酸、エチ
ルヘキシルデシルフタル酸、ブチルエチルヘキシルフタ
ル酸、ビスメトキシエチルフタル酸、 (2-エチルヘキシ
ル)ジフェニルリン酸、変性トリアリールリン酸、トリ
イフェニルリン酸、イソデシルジフェニルリン酸、安息
香酸ベンジル、アセチルリシノール酸ブチル、アセチル
リシノール酸グリセリル、グリコン酸ブチル、ステアリ
ン酸ブチル、クエン酸ジエチル、クエン酸トリブチル、
アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−
2−エチルヘキシル、酒石酸ジブチルおよびこれらの混
合物。
【0033】ゲル化剤はアミン変性したモンモリロナイ
ト型有機粘土であるのが好ましく、アメリカ合衆国特許
第 3,422,185号に記載のものを挙げることができ、特に
ナショナルリードカンパニー(National Lead Company)
からベントン (Benton、登録商標) で市販の物を挙げる
ことができる。
【0034】溶媒−希釈剤系は芳香族系でも非芳香族系
でもよい。非芳香族系の場合は、例えば酢酸ブチル、酢
酸エチル等の脂肪族エステルを溶媒として用い、例えば
イソプロパノール、ブタノール等を脂肪族アルコールを
希釈剤として用いることができる。芳香族系の場合は、
上記の脂肪族エステルおよびアルコールに例えばトルエ
ン等の芳香族炭化水素を混合するのが一般的である。
【0035】本発明の好ましい実施例では、マニキュア
が5〜20重量%のニトロセルロースと、1〜20重量%の
アリールスルホニルウレタン樹脂と、0.1 〜5重量%の
アミン変性したモンモリロナイトタイプの有機粘土と、
0.1〜20重量%の可塑剤と、5〜85重量%の溶媒−希釈
剤系と、0〜10重量%、好ましくは0%または1〜10重
量%の顔料または染料と、0〜10重量%、好ましくは0
%または 0.1〜10重量%の通常の添加剤とを、重量%の
合計が 100となるように含んでいる。
【0036】本発明のマニキュアは前記の方法、すなわ
ち、チキソトロピックな無色のニトロセルロースゲル
と、非チキソトロピックな無色のベースとを混合してチ
キソトロピックな無色のニトロセルロース沈降防止用ベ
ース (これは無色のマニキュアである) を作り、カラー
マニキュアの場合には必要に応じてこれに顔料および/
または染料を添加することによって得られる。本発明で
は、この方法で通常使用されている膜形成樹脂の一部ま
たは全部をアリールスルホニルウレタン、特に本発明に
よる上記の新規アリールスルホニルウレタンに代える。
以下、実施例によって本発明およびその利点を具体的に
説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものでは
ない。
【0037】
【実施例】実施例1 分子量 400 のグリセロールポリエーテルチオールのト
シルウレタン この化合物は工業的に市販されている〔化14〕のトシ
ルイソシアネート:
【0038】
【化14】 と、グリセロールとエチレンオキシドとを反応させて合
成される市販の化合物である下記〔化15〕の分子量40
0 のグリセロールポリエーテルトリオール:
【0039】
【化15】 とを反応させて得られる。ジャケット付の1リットル容
反応器を使用する。循環オイルを用いて温度を調節す
る。プローブによってオイルと反応混合物の温度を測定
することができる。反応は緩やかな窒素気流下で行う。
反応器上に 140.8gのトシルイソシアネートを入れた滴
下漏斗を支持し、イソシアネート上に窒素を供給する。
反応器には凝縮器と反応混合物を均質化するための機械
的攪拌器とが取付けてある。水酸基の含有量が7.43当量
/kgであるアルコール(96.1g)を反応器に導入する。
油浴の温度は初め30℃に設定し、イソシアネートを滴下
しながら、反応混合物が凝固しないように、その粘度に
応じて油浴の温度を上げる。イソシアネートの添加終了
後、イソシアネートが全て消えるまで攪拌を継続する。
温度は約10℃昇温する。反応混合物を採取し、定量して
イソシアネートの残留量をモニターする。合計の反応時
間は約 1.5時間で、最高温度は60℃付近となる。白色樹
脂状の生成物(237g)を取り出す。この樹脂は室温(約
20℃)で非常に粘性の高い液体である。GPC(ゲル濾
過クロマトグラフィー)にUVおよび屈折率のダブル検
出を組み合わせた結果、反応生成物は単一物であり、反
応は定量的に起ることが明らかとなった。IRおよび 1
HNMRスペクトルかち上記樹脂は下記〔化16〕の構
造を有することが分かった:
【0040】
【化16】
【0041】実施例2 分子量 576gのペンタエリスリトールポリエーテルテト
ラオールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、グリセロールポリエーテ
ルトリオールの代わりに、分子量 576の下記〔化17〕
で表されるポリエーテルテトラオール 104.6gを使用す
る:
【0042】
【化17】 このポリエーテルテトラオールは、ペンタエリスリトー
ルとエチレンオキシドとの反応で合成される市販の化合
物である。使用した化合物中の水酸基の含有量は6.54当
量/kgである。トシルイソシアネートは 135g(0.685
モル)使用する。合計の反応時間は約 1.3時間で、最高
温度は約96℃である。この温度での生成物(239.6 g)
は半透明の樹脂である。室温(約20℃)では結晶化しな
いわずかに粘着性のある硬い固体になる。GPC分析の
結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こるこ
とが分かった。IRおよび 1HNMRスペクトルから上
記樹脂は下記〔化17〕の構造を有することが分かっ
た:
【0043】
【化18】
【0044】実施例3 分子量 356のペンタエリスリトールポリエーテルテトラ
オールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、グリセロールポリエーテ
ルトリオールの代わりに、分子量 356で下記〔化18〕
で表されるポリエーテルテトラオール 61.86gを使用す
る:
【0045】
【化19】 このポリエーテルテトラオールは、ペンタエリスリトー
ルとエチレンオキシドとの反応で合成される市販の化合
物である。使用した化合物中の水酸基の含有量は 11.01
当量/kgである。トシルイソシアネートは 135g使用す
る。合計の反応時間は約3.25時間で、最高温度は約 103
℃である。生成物(196.8g)は室温では不透明な白色
の硬い結晶性固体である。GPC分析の結果、反応生成
物は単一物で、反応は定量的に起こることが分かった。
IRおよび 1HNMRスペクトルから下記〔化19〕の
構造であることが分かった:
【0046】
【化20】
【0047】実施例4 2−エトキシエタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 11.09当量/kgの2−エトキ
シエタノール 70.39gを使用する。トシルイソシアネー
トは 154g使用する。合計の反応時間は約 3.5時間で、
最高温度は約70℃である。この温度で、生成物(224
g)は透明で非常に粘性の高い液体である。室温(約20
℃)では白色不透明な柔らかい結晶性の固体である。G
PC分析の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的
に起こることが分かった。IRおよび 1HNMRスペク
トルから下記〔化21〕の構造であることが分かった:
【0048】
【化21】
【0049】実施例5 トリオキシエチレングリコールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 13.32当量/kgであるトリオ
キシエチレングリコールOH−〔(CH2 2−O−]
3 H 64.41 gを使用する。トシルイソシアネートは 1
69.2gの使用する。合計の反応時間は約5.5 時間で、最
高温度は約95℃である。室温(約20℃)で生成物(233
g)は無色半透明でわずかに粘性のある脆い固体であ
る。GPC分析の結果、反応生成物は単一物で、反応は
定量的に起こることが分かった。IRおよび 1HNMR
スペクトルから下記〔化22〕の構造であることが分か
った:
【0050】
【化22】
【0051】実施例6 エタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 21.71当量/kgであるエタノ
ール 48.05gを使用する。トシルイソシアネートは 207
gの使用する。合計の反応時間は約 1.6時間で、最高温
度は約53℃である。生成物(255 g)を流し出すのに約
83℃まで加熱しなければならない。室温(約20℃)での
生成物(233 g)は白色結晶性固体である。GPC分析
の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こる
ことが分かった。IRおよび 1HNMRスペクトルから
下記〔化23〕の構造であることが分かった:
【0052】
【化23】
【0053】実施例7 1,3−プロパンジオールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 26.28当量/kgである 1,3-
プロパンジオール 33.81gを使用する。トシルイソシア
ネートは175.23g使用する。合計の反応時間は約 1.8時
間で、最高温度は約96℃である。この温度での生成物
(209 g)は非常に粘性が高く、半透明でオレンジ色を
している。室温(約20℃)ではオレンジ色の脆い固体
で、構造は下記〔化24〕に示す通りである:
【0054】
【化24】
【0055】実施例8 シクロヘキサノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 9.98 当量/kgのシクロヘキ
サノール 78.24gを使用する。トシルイソシアネートは
154.1gの使用する。合計の反応時間は約3.3 時間、最
高温度は約76℃である。この温度では、生成物(232
g)は無色半透明の粘性の高い液体である。室温(約20
℃)では無色半透明の固体になる。GPC分析の結果、
反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分
った。IRおよび 1HNMRスペクトルから、その構造
は下記〔化25〕であることが分かった:
【0056】
【化25】
【0057】実施例9 1−オクタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 7.67 当量/kgであるCH3-
(CH2)7-OH 88.91 gを使用する。トシルイソシア
ネートは134.64g使用する。合計の反応時間は 3.5時間
で、最高温度は約78℃である。この温度での生成物(22
3.5g)は無色半透明の粘性液体である。室温(約20
℃)でも粘性生成物のままである。GPC分析の結果、
反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分
かった。IRおよび 1HNMRスペクトルより、その構
造は下記〔化26〕であることが分かった:
【0058】
【化26】
【0059】実施例10 1−ペンタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 11.34当量/kgであるCH3
−(CH2 4 −OH 66.86gを使用する。トシルイソ
シアネートは 149.6gの使用する。合計の反応時間は約
3.5時間で、最高温度は約59℃である。この温度での生
成物(216 g)は半透明の粘性液体で、ほのかに黄緑色
を呈する。GPC分析の結果、反応生成物は単一物で、
反応は定量的に起こることが分かった。IRおよび 1
NMRスペクトルより、その構造は下記〔化27〕であ
ることが分かった:
【0060】
【化27】
【0061】実施例11 イソブタノールからのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 13.49当量/kgである(CH
3)2 CH−CH2 OH 56.7 gを使用する。トシルイソ
シアネートは150.86gの使用する。合計の反応時間は約
5.2時間で、最高温度は約56℃である。この温度および
室温(約20℃)で、生成物(207 g)は無色半透明の粘
性液体である。GPC分析の結果、反応生成物は1種類
で、反応は定量的に起こることが分かった。IRおよび
1HNMRスペクトルからその構造は下記〔化28〕に
示すようなものであることが分かった:
【0062】
【化28】
【0063】実施例12 イソプロパノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 16.64当量/kgである(CH
3 2 CHOH 53.03gを使用する。トシルイソシアネ
ートは 174gの使用する。合計の反応時間は約 4.2時間
で、最高温度は56℃である。この温度での生成物(227
g)はわずかに黄緑色の半透明な粘性液体である。室温
(約20℃)では不透明な白色結晶固体である。構造を下
記〔化29〕に示す:
【0064】
【化29】
【0065】実施例13 トリメチロールプロパンのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 22.36当量/kgである下記
〔化30〕の物質 99.21gを使用する。
【0066】
【化30】 トシルイソシアネートは437.44gの使用する。合計の反
応時間は約 3.8時間で、最高温度は138 ℃である。この
温度で生成物(536 g)は非常に高い粘性を示す。室温
(約20℃)では脆い不透明固体で、わずかにオレンジ−
黄色を呈する。GPC分析の結果、反応生成物は単一物
で、反応は定量的に起こることが分かった。IRおよび
1HNMRスペクトルから、その構造は下記〔化31〕
に示すようなものであることが分かった:
【0067】
【化31】
【0068】実施例14 2−ブタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 13.49当量/kgであるCH3
−CH2 −CHOH−CH3 65.99 gを使用する。トシ
ルイソシアネートは175.58g使用する。合計の反応時間
は約 4.3時間で、最高温度は53℃である。この温度およ
び室温(約20℃)での生成物(241 g)はわずかに黄緑
色の半透明粘性液体である。GPC分析の結果、反応生
成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分かっ
た。IRおよび 1HNMRスペクトルから、その構造は
下記〔化32〕であることが分かった:
【0069】
【化32】
【0070】実施例15 3−メチル−2−ブタノールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有量が 11.34当量/kgであるCH3
−CHOH−CH(CH3 2 88.15 gを使用する。ト
シルイソシアネートは197.21gの使用する。合計の反応
時間は約4時間で、最高温度は90℃である。この温度で
生成物は粘性を示し、容易に流出させることができる。
室温(約20℃)では白色結晶性固体となる。GPC分析
の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こる
ことが分かった。IRおよび 1HNMRスペクトルか
ら、構造は下記〔化33〕であることが分かった:
【0071】
【化33】
【0072】実施例16 グリセロールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに水酸基含有率が 32.57当量/kgであるグリセ
ロール 31.32gを使用する。トシルイソシアネートは 2
00gの使用する。合計の反応時間は約 4.3時間で、最高
温度は135 ℃である。この温度で生成物は非常に粘性が
高く、不透明な白色の液体である。室温(約20℃)では
わずかに黄味がかった脆い結晶性固体となる。GPC分
析の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こ
ることが分かった。IRおよび 1HNMRスペクトルか
ら、構造は下記〔化34〕であることが分かった:
【0073】
【化34】
【0074】実施例17 キシリトールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、ポリエーテルトリオール
の代わりに50g(0.332モル)のキシリトール:CH2
H-(CHOH)3−CH2 OHを使用する。トシルイソシ
アネートは 330g(1.67モル)使用する。合計の反応時
間は約 3.3時間で、最高温度は約120 ℃以上になる。生
成物(380g) は室温で脆くて硬い固体である。その構造
は下記〔化35〕で表される:
【0075】
【化35】
【0076】実施例18〜34 本発明のニトロセルロースマニキュア 膜形成樹脂として実施例1〜17のトシルウレタンを使用
して実施例18〜34のマニキュアを製造した。先ず最初
に、各成分を単に混合するだけで、下記重量組成を有す
る非チキソトロピックな無色のベースを調製する: 乾燥ニトロセルロール E28 :12 % 樟脳 : 1.5% ジブチルフタレート : 7 % 膜形成樹脂 :11.5% イソプロパノール : 6 % 酢酸エチル :14 % 酢酸ブチル :25 % トルエン :23 %
【0077】次いで、各成分を単に混合するだけで、下
記重量組成を有する無色のチキソトロピックニトロセル
ロースゲルを調製する: 乾燥ニトロセルロール E33 :15 % 樟脳 : 3 % イソプロパノール :13 % 酢酸エチル : 5 % 酢酸ブチル :25 % トルエン :32 % ジメチルベンジルドデシルアンモニウム モンモリロナイト : 7 %
【0078】次いで、以下の成分を単に混合することに
よって、無色でチキソトロピックなニトロセルロースの
沈降防止用ベース(無色マニキュア)を調製する: 上記の無色チキソトロピックニトロセルロースゲル 20.00 重量部 85%リン酸 0.03 重量部 各実施例に相当する非チキソトロピックな無色ベース 79.97 重量部 従って、これら17個の無色マニキュアの重量組成は下記
の通りとなる: 乾燥ニトロセルロース :12.60 % 樟脳 : 1.80 % ジブチルフタレート : 5.60 % 膜形成樹脂 : 9.20 % イソプロパノール : 7.40 % 酢酸エチル :12.20 % 酢酸ブチル :24.99 % トルエン :24.79 % ジメチルベンジルドデシルアンモニウム モンモリロナイト : 1.40 % リン酸(85%) : 0.03 %
【0079】以上の無色マニキュアの特性は〔表1〕に
まとめて示してある。〔表1〕には従来法による無色マ
ニキュア(比較例)も示してある。この比較例は、本発
明の膜形成樹脂の代わりにサントライト(Santolite、登
録商標) の名称で市販されているアリールスルホンアミ
ド−ホルムアルデヒド樹脂を使用し、実施例18の方法に
従って製造したものである。
【0080】
【表1】
【0081】チキソトロピー指数を測定するために、先
ず最初に5回転/分で1分間攪拌した後にブロックフィ
ールド粘度を測定する。次に、50回転/分で再び1分間
攪拌した後に2度目の測定をし、5回転/分でさらに1
分間攪拌した後に3度目の測定をする。チキソトロピー
指数は2回目および3回目の測定値との比である。「ペ
ルソズ(Persoz)」硬度を測定するために、ガラス板上に
厚さ 150ミクロンのマニキュア膜を形成し、相対湿度65
%、温度20℃で時間を変えて乾燥させた後にペルソズ振
子を用いて測定する。表示した値は3時間乾燥後のもの
である。「ガードナー(Gardner) 」光沢度を測定するた
めに、平らな基板上に厚さ200ミクロンのマニキュア薄
膜を形成し、20℃で1時間以上乾燥させた後、光沢度計
を用いて、入射角60度で光源からマニキュア薄膜に照射
された光と、それと同じ角度で薄膜から反射される光と
のパーセンテージを測定する。反射光量が多い程マニキ
ュア薄膜の光沢が高いことになる。遊離性ホルムアルデ
ヒド含有量を測定するために、先ず最初に約 100g/リ
ットルの樹脂を含むアセトン溶液を調製し、希塩酸水溶
液を添加して約80℃で樹脂を加水分解する。放出された
ホルムアルデヒドを蒸留し、これを酢酸アンモニウム水
溶液の存在下でアセチルアセトンと反応させる。生成す
る有色のピリジン誘導体を吸光分光分析により波長 413
nm で定量する。
【0082】実施例18〜29および34と、比較例について
は、さらに、上記の無色マニキュアに酸化チタン1.05重
量%とFDA(Food and Drug Administration)リスト
に記載の赤色有機顔料“DC Red 34 ” 0.036重量%と
を添加してカラーマニキュアを調製した。実施例23、25
〜29および34と、比較例のカラーマニキュアを美爪術師
(マニキュアリスト) が爪に塗る(2度塗り)。時間の
経過と共にマニキュアの状態(一般的な外観、剥離、摩
損など)をチェックする。この試験を行った人間は通常
の日常活動を行った。評価はマニキュアが十分な外観を
保っていると判断された日数で表示した。結果は下記の
通りである: 実施例23 2.0 日 実施例25 2.1 日 実施例26 2.0 日 実施例27 2.3 日 実施例28 2.0 日 実施例29 2.4 日 実施例34 2.4 日 比較例 2.3 日
【0083】美爪術師は、乾燥時間(マニキュアに指で
触れても指紋がつかなくなるまでの時間)が比較例に比
べて大幅に改善され(比較例では8分であるが、本発明
実施例では3〜7分である)、また、光沢(肉眼による
評価)が本発明実施例の方が比較例よりも優れていると
いうことも指摘している。さらに、通常マニキュアを詰
めて市販するためのボトルを用いて実施例18〜29および
34のカラーマニキュアと、比較例のカラーマニキュアと
を20℃および50℃で沈降防止効果試験を行った。定期的
に視覚チェックした結果、本発明実施例および比較例の
全てで、20℃および50℃いずれの温度で4ヶ月間保存後
のボトル底部に沈澱の形成は無かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック ウィマー フランス国 45800 サン ジャン ドゥ ブライエ アレ デ ゼトゥールノー 4 クロ デュ ムーラン ピノール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2〜5個のアリールスルホニルウレタン
    基を有し且つ分子量が450 〜1500であるポリ(アリール
    スルホニルウレタン)。
  2. 【請求項2】 アリールスルホニルウレタン基がパラ−
    トリルスルホニルウレタン基である請求項1に記載のポ
    リ(アリールスルホニルウレタン)。
  3. 【請求項3】 下記一般式〔化1〕で表される請求項1
    または2に記載のポリ(アリールスルホニルウレタ
    ン): 【化1】 (ここで、 nは2≦n≦5の整数を表し、 Aはnが2、3、4または5である時にそれぞれ2価、
    3価、4価または5価となる有機官能基を表し、ポリメ
    チレングリコール、ポリオキシアルキレングリコール、
    ポリエーテルトリオール、ポリエーテルテトラオール、
    グリセロール、トリメチロールアルカンおよびキシリト
    ールで構成される群の中。から選択されるポリオールA
    (OH)n の主鎖である) 。
  4. 【請求項4】 ポリエーテルトリオールが下記〔化2〕
    または〔化3〕: 【化2】 【化3】 (ここで、 x1 、x2 およびx3 は1、2、3または4を表し、互
    いに同一でも異なっていてもよく、 y1 、y2 およびy3 は、y1 、y2 およびy3 が同時
    に0にならないという条件で、0、1、2、3、4、5
    または6を表し、互いに同一でも異なっていてもよく、 R1 は水素あるいは直鎖または分岐鎖を有する炭素数1
    〜8のアルキル鎖を表すか、少なくとも1つのアルコキ
    シ基で置換された炭素数1〜8のアルキル鎖を表す)で
    表され、ポリエーテルテトラオールが下記〔化4〕: 【化4】 (ここで、 x1 、x2 、x3 およびx4 は1、2、3または4を示
    し、互いに同一でも異なっていてもよく、 y1 、y2 、y3 およびy4 はy1 、y2 、y3 および
    4 が同時に0にならないという条件で0、1、2、
    3、4、5または6を表し、互いに同一でも異なってい
    てもよい)で表される請求項3に記載のポリ(アリール
    スルホニルウレタン)。
  5. 【請求項5】 ニトロセルロースと、膜形成樹脂と、可
    塑剤と、ゲル化剤と、溶媒−希釈剤系とで基本的に構成
    されるマニキュアにおいて、 膜形成樹脂がアリールスルホニルウレタンで構成される
    ことを特徴とするマニキュア。
  6. 【請求項6】 アリールスルホニルウレタンが、請求項
    1〜4のいずれか一項に記載のポリ(アリールスルホニ
    ルウレタン)であるマニキュア。
  7. 【請求項7】 5〜20重量%のニトロセルロースと、1
    〜20重量%のアリールスルホニルウレタン樹脂と、 0.1
    〜5重量%のアミン変性したモンモリロナイト型の親有
    機粘土と、 0.1〜20重量%の可塑剤と、5〜85重量%の
    溶媒−希釈剤系と、0〜10重量%の顔料または染料と、
    0〜10重量%の通常の添加剤、特に親有機粘土の湿潤剤
    および/または膨潤剤とを合計が 100重量%となるよう
    に含むことを特徴とする請求項5または6に記載のマニ
    キュア。
  8. 【請求項8】 アリールスルホニルウレタンよりなるニ
    トロセルロースマニキュア用膜形成樹脂。
JP12998693A 1992-05-06 1993-05-06 アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア Expired - Fee Related JP3301650B2 (ja)

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