JP2002356288A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2002356288A
JP2002356288A JP2001164907A JP2001164907A JP2002356288A JP 2002356288 A JP2002356288 A JP 2002356288A JP 2001164907 A JP2001164907 A JP 2001164907A JP 2001164907 A JP2001164907 A JP 2001164907A JP 2002356288 A JP2002356288 A JP 2002356288A
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Japan
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lid
car
shock absorber
cover
opening
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JP2001164907A
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Inventor
Hiroaki Ito
弘晃 伊東
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗りかごの下部に整風カバーを備えるエレベ
ータ装置において、深底のピットを不要として、建屋ス
ペースの有効利用及びピット内での調整作業の簡便化を
実現しながら、整風カバーによる整風効果を十分に発揮
させて、乗りかご内の静粛性を確保できるようにする。 【解決手段】 下部整風カバー10に緩衝器12の先端
部を進入させるための開口部13を設ける。そして、コ
イルばね16a,16bによって付勢される蓋体15に
より、この開口部13を閉塞するようにする。緩衝器1
2の先端部が蓋体15を押圧すると、蓋体15がコイル
ばね16a,16bの付勢力に抗して移動し、開口部1
3が開放される。そして、この開口部13から緩衝器1
2の先端部が下部整風カバー10の内部に進入すること
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路内を乗りか
ごが昇降操作されるエレベータ装置に関し、特に、乗り
かごの下部に整風カバーが取り付けられたエレベータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年益々高速化される傾向にあるエレベ
ータ装置では、乗りかごがエレベータ昇降路内を昇降す
る際に生じる風切音を有効に低減して、乗りかご内にお
ける静粛性を確保することが強く求められている。この
ため、乗りかごの上部及び下部に整風カバーを取り付け
て、この整風カバーによって風の流れを整えることで、
乗りかごの昇降時における風切音の低減を図ることが一
般的に行われている。
【0003】このような従来のエレベータ装置の一例を
図11に示す。この図11に示すエレベータ装置100
は、昇降路内を昇降操作されるかご枠101を有し、こ
のかご枠101に、乗客を収容するかご室102が固着
されて、乗りかごが構成されている。
【0004】昇降路内には、相対向する壁面に沿って一
対のガイドレール103,103が設けられている。ま
た、かご枠101の上端及び下端には、それぞれ一対の
ローラガイド104,104が取り付けられている。そ
して、エレベータ装置100では、かご枠101に取り
付けられた一対のローラガイド104,104が、一対
のガイドレール103,103にそれぞれ噛み合わされ
た状態で、図示しない巻上機の駆動力が吊りロープを介
してかご枠101に伝達されることで、かご枠101及
びこれに固着されたかご室102が、ガイドレール10
3,103に案内されて昇降路内を昇降操作されるよう
になっている。
【0005】また、このエレベータ装置100では、か
ご室102に、その上面を覆うように図示しない上部整
風カバーが取り付けられていると共に、その下面を覆う
ように下部整風カバー105が取り付けられている。こ
れら上部整風カバーや下部整風カバー105は、その先
端面からかご室102の側面部にかけて湾曲する曲面部
分を有する形状に成形されている。そして、かご枠10
1及びかご室102が昇降路内を昇降操作されたときに
生じる風の流れをこの曲面部分にて滑らかに整えて、風
切音の発生を低減するようになっている。
【0006】また、かご枠101及びかご室102が昇
降する昇降路には、最下階床面より更に下方に位置し
て、ピットと呼ばれる空間が設けられている。そして、
このピット内には、緩衝器106が設置されている。緩
衝器106は、かご枠101及びかご室102が何らか
の要因で最下階を超えて更に下降したときに、かご枠1
01の下端部を弾性的に受け止めて、かご枠101及び
かご室102に伝わる衝撃を緩和するためのものであ
る。すなわち、エレベータ装置100では、かご枠10
1の下端部に緩衝器受け板107が取り付けられてお
り、かご枠101及びかご室102が最下階よりも下方
に下降すると、緩衝器106の先端部がかご枠101の
下端部に取り付けられた緩衝器受け板107に当接し、
かご枠101及びかご室102の下降に伴う運動エネル
ギが緩衝器106によって吸収されることで、かご枠1
01及びかご室102に伝わる衝撃が緩和されるように
なっている。
【0007】ところで、以上のように構成されるエレベ
ータ装置100では、図11に示したように、緩衝器1
06の先端部が当接する緩衝器受け板107が、下部整
風カバー105の下方に位置して、かご枠101に取り
付けられた構造となっていると、当該エレベータ装置1
00が設置された建屋スペースの利用効率の低下を招く
という問題がある。
【0008】すなわち、緩衝器受け板107を下部整風
カバー105の下方に設けた場合には、少なくとも下部
整風カバー105の高さと緩衝器106の高さとの合計
高さに相当する深底のピットを設ける必要がある。この
ため、深底のピットが建屋内のスペースを大きく占有す
ることになり、建屋スペースの利用効率が大幅に低下せ
ざるを得ない。
【0009】また、このような深底のピットを設けた場
合には、かご室102を最下階に位置させて、このかご
室102に設けられた案内装置の調整作業等を作業員が
ピット内から行う場合に、ピット床面から案内装置等ま
での距離が大きくなってしまうために作業が困難になる
という問題もある。
【0010】このような問題に対処するために、例えば
特開平8−34579号公報等においては、図12に示
すように、下部整風カバー105の緩衝器106と対向
する位置に開口部108を設け、緩衝器106の先端部
をこの開口部108から下部整風カバー105の内部に
進入させて、下部整風カバー105内に配設された緩衝
器受け板107に当接させるようにしたエレベータ装置
100が提案されている。
【0011】このようなエレベータ装置100では、ピ
ットの深さをさほど深くする必要がないので、建屋スペ
ースの有効利用が図れると共に、ピット内での調整作業
が簡便に行えるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示したような従来のエレベータ装置100では、かご
枠101及びかご室102が昇降路内を下降したときに
生じる風が、開口部108から下部整風カバー105の
内部に入り込むことになり、これによって開口部108
の近傍で渦流が発生して、下部整風カバー105による
整風効果が阻害されるといった問題が生じる虞がある。
特に、かご枠101及びかご室102の昇降速度が更に
高速化した場合には、渦流の発生が顕著になり、風の流
れが大きく乱されて、大きな風切音が発生することが想
定される。
【0013】そこで、本発明は、深底のピットを不要と
して、建屋スペースの有効利用及びピット内での調整作
業の簡便化を実現しながら、整風カバーによる整風効果
を十分に発揮させて、乗りかご内の静粛性を確保するよ
うにしたエレベータ装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレベータ
装置は、昇降路内をレールに案内されて昇降する乗りか
ごと、前記乗りかごの下部に取り付けられて、前記乗り
かごの下降に伴って生じる風の流れを整える整風カバー
と、前記昇降路の下部のピット内に設置された緩衝器
と、前記整風カバーの前記緩衝器と対向する位置に設け
られた開口部と、前記開口部を閉塞する位置と前記開口
部を開放する位置とに亘って移動可能に配設された蓋体
と、前記蓋体を前記開口部を閉塞する位置へと付勢する
付勢部材とを備えている。そして、このエレベータ装置
は、前記乗りかごが前記緩衝器に近接したときに、前記
緩衝器の先端部が、前記蓋体を押圧してこの蓋体を前記
付勢部材による付勢力に抗して前記開口部を開放する位
置へと移動させ、前記整風カバーの内部に進入するよう
になっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】(第1の実施形態)本発明を適用したエレ
ベータ装置の一例を図1に示す。この図1に示すエレベ
ータ装置1は、専用の昇降路2内を昇降するかご枠3を
備えている。かご枠3は、上枠3a及び下枠3bと、こ
れら上枠3a及び下枠3bを連結する一対の縦枠3c,
3dとを有している。そして、このかご枠3の下枠3b
上に、乗客を収容するかご室4が固着されて、これらか
ご枠3とかご室4とにより乗りかご5が構成されてい
る。
【0017】かご枠3の一対の縦枠3c,3dには、そ
の上端部及び下端部に、ローラガイド6a,6b,6
c,6dがそれぞれ設けられている。これらローラガイ
ド6a,6b,6c,6dは、昇降路2の相対向する壁
面に沿って設けられた一対のガイドレール7a,7bに
噛み合わされるようになっている。また、かご枠3の上
枠3aには、吊りロープ8が止め金具等によって接続さ
れている。
【0018】エレベータ装置1は、以上のように、縦枠
3c,3dの上端部及び下端部に設けられたローラガイ
ド6a,6b,6c,6dが一対のガイドレール7a,
7bに噛み合わされた状態で、図示しない巻上機の駆動
力が吊りロープ8を介してかご枠3に伝達されること
で、かご枠3及びこれに固着されたかご室4(乗りかご
5)が、ガイドレール7a,7bに案内されて昇降路2
内を昇降操作されるようになっている。
【0019】乗りかご5を構成するかご室4には、その
上面を覆うように上部整風カバー9が取り付けられてい
る。また、かご室4には、その下面を覆うように下部整
風カバー10が取り付けられている。これら上部整風カ
バー9や下部整風カバー10は、その先端面からかご室
4の側面部にかけて湾曲する曲面部分を有する形状に成
形されており、乗りかご5が昇降路2内を昇降操作され
ることに伴って生じる風の流れを曲面部分にて滑らかに
整えることで、風切音の発生を低減するようになってい
る。
【0020】乗りかご5が昇降操作される昇降路2に
は、最下階床面より更に下方に位置してピット11が設
けられている。そして、このピット11内には、乗りか
ご5が何らかの要因で最下階を超えて更に下降したとき
に、乗りかご5を弾性的に受け止めて、乗りかご5に伝
わる衝撃を緩和するための緩衝器12が設置されてい
る。
【0021】本発明を適用したエレベータ装置1では、
乗りかご5が昇降路2内を下降してピット11内に設置
された緩衝器12に近接したときに、緩衝器12の先端
部がかご室4の下方に取り付けられた下部整風カバー1
0の内部に進入できるようになっている。
【0022】詳述すると、本発明を適用したエレベータ
装置1では、図2乃至図4に示すように、下部整風カバ
ー10の先端面の緩衝器12と対向する位置に、緩衝器
12の先端部に対応した例えば円形の開口部13が設け
られている。そして、乗りかご5が昇降路2内を下降し
て緩衝器12に近接したときは、緩衝器12の先端部が
この開口部13から下部整風カバー10の内部に進入で
きるようになっており、更に、乗りかご5が何らかの要
因で最下階よりも下方に下降した緊急時においては、緩
衝器12の先端部が、下部整風カバー10の内部に位置
して下枠3bの下端面に取り付けられた緩衝器受け部材
14に当接して、乗りかご5が緩衝器12によって安全
に受け止められるようになっている。なお、図2乃至図
4は、下部整風カバー10の内部及びその近傍を拡大し
て示す模式図である。
【0023】下部整風カバー10の先端面に設けられた
開口部13は、通常は、蓋体15によって閉塞されるよ
うになっている。この蓋体15は、下部整風カバー10
の開口部13に対応した形状の突出部15aと、この突
出部15aの外周側に延設されたフランジ部15bとを
有している。そして、この蓋体15は、当該蓋体15と
かご枠3の下枠3bとの間に配設されたコイルばね16
a,16bにより付勢されることで、突出部15aが下
部整風カバー10の開口部13に嵌合し、フランジ部1
5bが下部整風カバー10の内側から開口部13の周縁
に当接して、突出部15aの先端面と下部整風カバー1
0の先端面とで略同一平面を形成させながら、下部整風
カバー10の開口部13を閉塞するようになっている。
【0024】また、蓋体15は、乗りかご5が緩衝器1
2に近接したときは、緩衝器12の先端部によって押圧
され、下部整風カバー10の開口部13から離間して、
この開口部13を開放する位置へと移動できるようにな
っている。具体的には、本発明を適用したエレベータ装
置1においては、下部整風カバー10の内部に、一端側
が下部整風カバー10の開口部13周縁に固着され、他
端側がかご枠3の下枠3bに固着された複数の支柱17
a,17bがそれぞれ立設されている。また、蓋体15
のフランジ部15bに、これら支柱17a,17bが挿
通される図示しない貫通孔が複数設けられている。そし
て、フランジ部15bに設けられた貫通孔に支柱17
a,17bがそれぞれ挿通された状態で、フランジ部1
5bからかご枠3の下枠3bに亘って、支柱17a,1
7bを巻回中心として上記コイルばね16a,16bが
巻装されるようになっている。
【0025】以上のような構造では、蓋体15に外力が
加わらない状態では、蓋体15がコイルばね16a,1
6bの付勢力を受けて下部整風カバー10の先端面側へ
と押圧され、この蓋体15によって下部整風カバー10
の開口部13が閉塞されることになる。一方、この蓋体
15に緩衝器12の先端部による押圧力が加わると、蓋
体15がコイルばね16a,16bの付勢力に抗して、
支柱17a,17bに案内されながらかご枠3の下枠3
b側へと移動して、下部整風カバー10の開口部13が
開放されることになる。
【0026】なお、下部整風カバー10の開口部13の
周縁、すなわち、下部整風カバー10の蓋体15と接触
する部分には、例えばゴム等の弾性体よりなる衝撃吸収
部材18が取り付けられていることが望ましい。このよ
うに下部整風カバー10の蓋体15と接触する部分に衝
撃吸収部材18を取り付けておけば、蓋体15がコイル
ばね16a,16bに付勢されて下部整風カバー10に
接触する際に、その接触の衝撃が衝撃吸収部材18によ
り吸収され、衝撃音や振動の発生を効果的に緩和するこ
とができる。
【0027】同様に、蓋体15の突出部15a先端面、
すなわち、蓋体15の緩衝器12先端部が当接する部分
には、例えばゴム等の弾性体よりなる衝撃吸収部材19
が取り付けられていることが望ましい。このように蓋体
15の緩衝器12先端部が当接する部分に衝撃吸収部材
19を取り付けておけば、緩衝器12の先端部が蓋体1
5に当接した際に、その接触の衝撃が衝撃吸収部材19
により吸収され、衝撃音や振動の発生を効果的に緩和す
ることができる。
【0028】ここで、以上のように構成される本発明を
適用したエレベータ装置1において、乗りかご5を下降
操作させて最下階に着床させる際の各部の動きについ
て、具体的に説明する。
【0029】乗客の操作入力等によって乗りかご5を最
下階に着床させる旨が指示されると、乗りかご5が、巻
上機の駆動力に応じて、所定の下降速度で昇降路2内を
下降操作される。このとき、かご枠3に取り付けられた
ローラガイド6a,6b,6c,6dが、昇降路2に設
けられた一対のガイドレール7a,7bに噛み合わされ
た状態で転動することによって、乗りかご5は一対のガ
イドレール7a,7bに案内されて昇降路2内を適切に
下降することになる。
【0030】そして、乗りかご5が最下階に到達するま
での間は、図2に示したように、蓋体15がコイルばね
16a,16bにより付勢されて、この蓋体15により
下部整風カバー10の開口部13が閉塞された状態とな
っている。このため、乗りかご5の下降に伴って生じる
風が、下部整風カバー10の開口部13から下部整風カ
バー10の内部に入り込むことがなく、開口部13近傍
での渦流の発生が有効に抑制されて、風の流れが下部整
風カバー10の曲面部分で滑らかに整えられることにな
る。これにより、乗りかご5が昇降路2内を下降する際
の風切音の発生が効果的に低減される。
【0031】乗りかご5が最下階に近づき、下部整風カ
バー10がピット11内に入り込むと、まず、ピット1
1内に設置された緩衝器12の先端部が、下部整風カバ
ー10の開口部13を閉塞する蓋体15に当接する。そ
して、乗りかご5が更に下降すると、緩衝器12の先端
部が蓋体15を押圧し、蓋体15をコイルばね16a,
16bの付勢力に抗して開口部13から離間した位置へ
と移動させる。これにより、図3に示したように、下部
整風カバー10の開口部13が開放され、この開口部1
3から下部整風カバー10の内部へ緩衝器12の先端部
が進入することになる。
【0032】乗りかご5が最下階に到達して下降が停止
すると、緩衝器12の先端部が下部整風カバー10の内
部に進入した状態で、緩衝器12による荷重とコイルば
ね16a,16bの付勢力とのバランスが保たれて、緩
衝器12の先端部が蓋体15によって弾性的に支持され
る。これにより、緩衝器12が下部整風カバー10に衝
突するといった不都合を生じさせることなく、乗りかご
5が、最下階に適切に着床することになる。
【0033】ここで、何らかの要因で乗りかご5が最下
階を超えて更に下降したときは、緩衝器12の先端部
が、蓋体15を更に押圧してかご枠3の下枠3b側へと
更に移動させる。そして、図4に示したように、緩衝器
12の先端部が、下枠3bの下端面に取り付けられた緩
衝器受け部材14に蓋体15を介して当接することによ
って、乗りかご5の下降に伴う運動エネルギが緩衝器1
2によって吸収され、この緩衝器12によって乗りかご
5に伝わる衝撃が緩和されることになる。
【0034】以上説明したように、本発明を適用したエ
レベータ装置1においては、乗りかご5が緩衝器12に
近接したときに、緩衝器12の先端部が下部整風カバー
10の内部に進入するようになっているので、当該エレ
ベータ装置1が設置される建屋スペースの有効利用を図
ることができる。
【0035】すなわち、緩衝器12が下部整風カバー1
0の下方にて乗りかご5を受け止める構成となっている
と、昇降路2の下部に、下部整風カバー10の高さと緩
衝器12の高さとの合計高さに相当する深底のピット1
1を設ける必要があるが、本発明を適用したエレベータ
装置1では、緩衝器12の先端部が下部整風カバー10
の内部に進入するようになっているので、ピット11の
深さをさほど深くする必要がなく、その分、建屋スペー
スの有効利用を図ることができる。
【0036】また、ピット11を深底にした場合には、
乗りかご5のかご室4を最下階に位置させて、作業員が
ピット11内からかご室4に設けられた案内装置の調整
作業等を行う場合に、ピット11の床面から案内装置等
までの距離が大きく、作業が困難になるという問題があ
るが、本発明を適用したエレベータ装置1においては、
ピット11の深さをさほど深くする必要がないので、ピ
ット11内での案内装置等の調整作業を簡便に行うこと
ができる。
【0037】また、本発明を適用したエレベータ装置1
においては、緩衝器12の先端部を下部整風カバー10
の内部に進入させるための開口部13が、通常は蓋体1
5によって閉塞されており、乗りかご5が緩衝器12に
近接したときのみ、この蓋体15が開口部13を開放す
る位置に移動して、緩衝器12の先端部が下部整風カバ
ー10の内部に進入するようになっているので、下部整
風カバー10に良好な整風効果を発揮させることができ
る。
【0038】すなわち、乗りかご5が昇降路2内を下降
したときに生じる風が開口部13から下部整風カバー1
0の内部に入り込むと、この開口部13の近傍において
渦流が発生して、下部整風カバー10による整風効果が
阻害されるといった問題があるが、本発明を適用したエ
レベータ装置1では、乗りかご5が緩衝器12に近接す
るまでは開口部13が蓋体15によって閉塞されるよう
になっているので、下部整風カバー10に良好な整風効
果を発揮させて、風切音の発生を有効に低減し、かご室
4内における静粛性を確保することができる。
【0039】なお、以上は、本発明を適用したエレベー
タ装置の一例について具体的に説明したが、本発明は、
以上説明した例に限定されるものではなく、あらゆるタ
イプのエレベータ装置に有効に適用可能である。例え
ば、以上説明したエレベータ装置1では、かご枠3とこ
のかご枠3に固着されたかご室4とによって乗りかご5
が構成されるようになっているが、例えば、図5に示す
ように、かご枠を備えることなく、かご室4が直接昇降
路2内を昇降操作されるようになされたエレベータ装置
に対しても、本発明は有効に適用可能である。この場合
は、下部整風カバー10が乗りかご4の下部に直接取り
付けられると共に、乗りかご4の下面に緩衝器受け部材
14が取り付けられることになる。
【0040】また、本発明では、下部整風カバー10に
設けられた開口部13が通常は蓋体15によって閉塞さ
れ、乗りかご5が緩衝器12に近接したときにのみ蓋体
15が移動して開口部13が開放され、緩衝器12の先
端部が下部整風カバー10の内部に進入するように構成
されていればよく、各部の構造については適宜変更可能
である。具体的には、例えば、蓋体15を付勢する付勢
部材として、コイルばね16a,16bに代えて他の付
勢部材を用いるようにしてもよいし、また、蓋体15が
ひんじを支点として下部整風カバー10に対して回動す
ることで、開口部13を開閉する構造となっていてもよ
い。
【0041】(第2の実施形態)上述した第1の実施形
態のエレベータ装置1では、下部整風カバー10の先端
面とかご枠3の下枠3bとの間に付勢部材であるコイル
ばね16a,16bを介装し、蓋体15が、緩衝器12
の先端部により押圧されることにより、コイルばね16
a,16bの付勢力に抗して下枠3b側へと移動するよ
うになっている。したがって、下部整風カバー10のサ
イズが大きく、下部整風カバー10の先端面と下枠3b
との間の距離が長いときは、蓋体15の可動範囲が大き
くなる。
【0042】蓋体15の可動範囲があまり大きくなる
と、この蓋体15を付勢するコイルばね16a,16b
の振る舞いが安定せず、また、支柱17a,17bを介
して下部整風カバー10に過大な荷重が加わることにな
り、結果的に、最下階に着床した乗りかご5の姿勢の不
安定化を招いてしまう場合がある。このため、下部整風
カバー10のサイズが大きいときには、蓋体15の可動
範囲を制限する構造となっていることが望ましい。
【0043】第2の実施形態のエレベータ装置は、この
ような蓋体15の可動範囲を制限する構造を有している
点を特徴とするものであり、その他の基本的な構造につ
いては、上述した第1の実施形態のエレベータ装置1と
同様である。したがって、ここでは、当該エレベータ装
置の特徴的な部分についてのみ具体的に説明し、第1の
実施形態のエレベータ装置1と同様の構成については、
図中同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0044】第2の実施形態のエレベータ装置は、図6
乃至図8に示すように、第1の実施形態のエレベータ装
置1が備える支柱17a,17bに代えて、所定の値以
上の荷重が加わったときに伸長可能とされた複数の可動
支柱21a,21bを備えている。なお、図6乃至図8
は、第2の実施形態のエレベータ装置における下部整風
カバー10の内部及びその近傍を拡大して示す模式図で
ある。
【0045】可動支柱21a,21bは、一端側が下部
整風カバー10の開口部13周縁に固着されている。ま
た、これら可動支柱21a,21bの他端側には、蓋体
15の可動範囲を制限するためのストッパ22a,22
bが固着されている。そして、蓋体15のフランジ部1
5bに設けられた貫通孔にこれら可動支柱21a,21
bがそれぞれ挿通され、蓋体15のフランジ部15bと
ストッパ22a,22bとの間に、付勢部材であるコイ
ルばね16a,16bがそれぞれ介装されるようになっ
ている。
【0046】以上のような構造では、緩衝器12の先端
部が蓋体15を押圧する押圧力が所定の値に満たないと
きは、蓋体15のフランジ部15bとストッパ22a,
22bとの間でコイルばね16a,16bが圧縮し、蓋
体15がこれらコイルばね16a,16bの付勢力に抗
して、可動支柱21a,21bに案内されながらストッ
パ22a,22b側へと移動することになる。このと
き、蓋体15の可動範囲はストッパ22a,22bによ
って制限され、緩衝器12の先端部が下部整風カバー1
0の内部において蓋体15により弾性的に支持されるこ
とになる。
【0047】ここで、乗りかご5が最下階を超えて更に
下降し、緩衝器12の先端部が所定の値以上の押圧力で
蓋体15を押圧したときは、この押圧力が、蓋体15、
コイルばね16a,16b及びストッパ22a,22b
を介して可動支柱21a,21bに伝達される。そし
て、可動支柱21a,21bがこの押圧力を受けて伸長
する。これにより、可動支柱21a,21bの他端側に
固着されたストッパ22a,22bが下枠3b側へと移
動することになり、これに伴って蓋体15の可動範囲が
増加することになる。すなわち、可動支柱21a,21
bは、ストッパ21a,21bの位置を変化させて、蓋
体15の可動範囲を増加させる可動範囲可変手段として
機能するようになっている。
【0048】可動支柱21a,21bについて更に詳細
に説明すると、これら可動支柱21a,21bは、例え
ば図9に示すように、下部整風カバー10の開口部13
周縁に固着された第1の部材23と、第1の部材23に
連結されて先端部にストッパ22a,22bが固着され
た第2の部材24と、これら第1の部材23と第2の部
材24との間に設けられたコイルばね25とを備えて構
成されている。
【0049】第1の部材23は中空の筒状に成形されて
いる。一方、第2の部材24は第1の部材23よりも小
径の棒状に成形されている。そして、筒状に成形された
第1の部材23の内部に棒状に成形された第2の部材2
4が挿通され、第1の部材23の内周面と第2の部材2
4の外周面との間の隙間に、第1の部材23の先端部と
第2の部材24の基端部との間に亘ってコイルばね25
が介装されている。
【0050】可動支柱21a,21bが備えるコイルば
ね25は、初期荷重を加えておくことで一定力以下では
変形しないようになされており、これにより非線形ばね
が構成されている。このコイルばね25は、可動支柱2
1a,21bの周囲に巻装されたコイルばね16a,1
6bと比較して、そのばね定数が小さく設定されている
ことが望ましい。
【0051】以上のような構造の可動支柱21a,21
bでは、緩衝器12の先端部が蓋体15を押圧する押圧
力が所定の値に満たないときは、コイルばね25の付勢
力により第1の部材23に対する第2の部材24の相対
位置が固定される。そして、緩衝器12の先端部が所定
の値以上の押圧力で蓋体15を押圧したときは、その押
圧力を受けてコイルばね25が圧縮し、第1の部材23
に対する第2の部材24の相対位置が変化する。これに
より、可動支柱21a,21bが伸長して、第2の部材
24の先端部に固着されたストッパ22a,22bの位
置が変化し、これに伴って蓋体15の可動範囲が増加す
ることになる。
【0052】また、可動支柱21a,21bは、例えば
図10に示すように、コイルばね25を用いずに、第2
の部材24が摩擦力によって第1の部材23に保持され
る構造としてもよい。
【0053】このような構造の可動支柱21a,21b
では、緩衝器12の先端部が蓋体15を押圧する押圧力
が所定の値に満たないときは、第1の部材23の内周面
と第2の部材24の外周面との間の摩擦力によって、第
1の部材23に対する第2の部材24の相対位置が固定
される。そして、緩衝器12の先端部が所定の値以上の
押圧力で蓋体15を押圧したときは、第2の部材24が
その摩擦力に抗して移動して、第1の部材23に対する
相対位置を変化させる。これにより、可動支柱21a,
21bが伸長して、第2の部材24の先端部に固着され
たストッパ22a,22bの位置が変化し、これに伴っ
て蓋体15の可動範囲が増加することになる。
【0054】以上のように構成される第2の実施形態の
エレベータ装置では、乗りかご5が下降操作されたとき
に、最下階に到達するまでの間は、図6に示したよう
に、蓋体15とストッパ22a,22bとの間に介装さ
れたコイルばね16a,16bにより蓋体15が付勢さ
れて、この蓋体15により下部整風カバー10の開口部
13が閉塞された状態となっている。このため、乗りか
ご5の下降に伴って生じる風が、下部整風カバー10の
開口部13から下部整風カバー10の内部に入り込むこ
とがなく、開口部13近傍での渦流の発生が有効に抑制
されて、風の流れが下部整風カバー10の曲面部分で滑
らかに整えられることになる。これにより、乗りかご5
が昇降路2内を下降する際の風切音の発生が効果的に低
減される。
【0055】乗りかご5が最下階に近づき、下部整風カ
バー10がピット11内に入り込むと、まず、ピット1
1内に設置された緩衝器12の先端部が、下部整風カバ
ー10の開口部13を閉塞する蓋体15に当接する。そ
して、乗りかご5が更に下降すると、緩衝器12の先端
部が蓋体15を押圧し、蓋体15をコイルばね16a,
16bの付勢力に抗して開口部13から離間した位置へ
と移動させる。これにより、図7に示したように、下部
整風カバー10の開口部13が開放され、この開口部1
3から下部整風カバー10の内部へ緩衝器12の先端部
が進入することになる。
【0056】乗りかご5が最下階に到達して下降が停止
すると、緩衝器12の先端部が下部整風カバー10の内
部に進入した状態で、緩衝器12による荷重と、蓋体1
5とストッパ22a,22bとの間に改装されたコイル
ばね16a,16bの付勢力とのバランスが保たれて、
緩衝器12の先端部が蓋体15によって弾性的に支持さ
れる。これにより、緩衝器12が下部整風カバー10に
衝突するといった不都合を生じさせることなく、乗りか
ご5が、最下階に適切に着床することになる。
【0057】ここで、何らかの要因で乗りかご5が最下
階を超えて更に下降し、緩衝器12の先端部が所定の値
以上の押圧力で蓋体15を更に押圧したときは、可動支
柱21a,21bが伸長してストッパ22a,22bが
かご枠3の下枠3b側へと移動する。そして、このスト
ッパ22a,22bの移動に伴って蓋体15の可動範囲
が増加して、緩衝器12の先端部が、蓋体15を更に押
圧してかご枠3の下枠3b側へと更に移動させる。そし
て、図8に示したように、緩衝器12の先端部が、下枠
3bの下端面に取り付けられた緩衝器受け部材14に蓋
体15を介して当接することによって、乗りかご5の下
降に伴う運動エネルギが緩衝器12によって吸収され、
この緩衝器12によって乗りかご5に伝わる衝撃が緩和
されることになる。
【0058】以上説明したように、第2の実施形態のエ
レベータ装置では、第1の実施形態のエレベータ装置1
と同様の効果、すなわち、深底のピット11を不要とし
て建屋スペースの有効利用及びピット11内での調整作
業の簡便化を実現しながら、下部整風カバー10による
整風効果を十分に発揮させてかご室4内における静粛性
を確保できるといった効果が得られることに加えて、下
部整風カバー10の先端面と下枠3bとの間の距離が長
い場合でも、蓋体15の可動距離を制限して、この蓋体
15を付勢するコイルばね16a,16bの振る舞いを
安定させることができる。したがって、この第2の実施
形態のエレベータ装置では、下部整風カバー10にサイ
ズが大きいものを用いた場合でも、コイルばね16a,
16bの振る舞いが不安定となることに起因して最下階
に着床した乗りかご5の姿勢が不安定なものとなるとい
った不都合を効果的に抑制することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係るエレベータ装置は、乗りか
ごが緩衝器に近接したときに、緩衝器の先端部が乗りか
ごの下部に取り付けられた整風カバーの内部に進入する
ようになっているので、ピットの深さを浅くすることが
可能となる。したがって、本発明に係るエレベータ装置
によれば、建屋スペースの有効利用を図ることができる
と共に、ピット内での作業の簡便化を図ることができ
る。
【0060】また、本発明に係るエレベータ装置は、乗
りかごが緩衝器から離間しているときは、整風カバーに
設けられた開口部が蓋体によって閉塞されるようになっ
ているので、乗りかごの下降に伴う風の流れが開口部の
近傍において乱されることがなく、整風カバーによる整
風効果を十分に発揮させて、乗りかご内の静粛性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエレベータ装置の概略構成を
示す側面図である。
【図2】前記エレベータ装置の下部整風カバーの内部及
びその近傍を拡大して示す模式図であり、開口部が蓋体
により閉塞されている状態を示す図である。
【図3】前記エレベータ装置の下部整風カバーの内部及
びその近傍を拡大して示す模式図であり、蓋体が押圧さ
れて開口部が開放した状態を示す図である。
【図4】前記エレベータ装置の下部整風カバーの内部及
びその近傍を拡大して示す模式図であり、緩衝器の先端
部が蓋体を介して緩衝器受け部材に当接した状態を示す
図である。
【図5】本発明を適用した他のエレベータ装置の下部整
風カバーの内部及びその近傍を拡大して示す模式図であ
る。
【図6】本発明を適用した更に他のエレベータ装置の下
部整風カバーの内部及びその近傍を拡大して示す模式図
であり、開口部が蓋体により閉塞されている状態を示す
図である。
【図7】本発明を適用した更に他のエレベータ装置の下
部整風カバーの内部及びその近傍を拡大して示す模式図
であり、蓋体が押圧されて開口部が開放した状態を示す
図である。
【図8】本発明を適用した更に他のエレベータ装置の下
部整風カバーの内部及びその近傍を拡大して示す模式図
であり、緩衝器の先端部が蓋体を介して緩衝器受け部材
に当接した状態を示す図である。
【図9】本発明を適用した更に他のエレベータ装置が備
える可動支柱の一例を一部切り欠いて示す模式図であ
る。
【図10】本発明を適用した更に他のエレベータ装置が
備える可動支柱の他の例を一部切り欠いて示す模式図で
ある。
【図11】従来のエレベータ装置の一例を下部整風カバ
ー側から見た様子を示す斜視図である。
【図12】従来のエレベータ装置の他の例を下部整風カ
バー側から見た様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 エレベータ装置 2 昇降路 3 かご枠 4 かご室 5 乗りかご 10 下部整風カバー 11 ピット 12 緩衝器 13 開口部 15 蓋体 16a,16b コイルばね 18,19 衝撃吸収部材 21a,21b 可動支柱 22a,22b ストッパ 23 第1の部材 24 第2の部材 25 コイルばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内をレールに案内されて昇降する
    乗りかごと、 前記乗りかごの下部に取り付けられて、前記乗りかごの
    下降に伴って生じる風の流れを整える整風カバーと、 前記昇降路の下部のピット内に設置された緩衝器と、 前記整風カバーの前記緩衝器と対向する位置に設けられ
    た開口部と、 前記開口部を閉塞する位置と前記開口部を開放する位置
    とに亘って移動可能に配設された蓋体と、 前記蓋体を前記開口部を閉塞する位置へと付勢する付勢
    部材とを備え、 前記乗りかごが前記緩衝器に近接したときに、前記緩衝
    器の先端部が、前記蓋体を押圧してこの蓋体を前記付勢
    部材による付勢力に抗して前記開口部を開放する位置へ
    と移動させ、前記整風カバーの内部に進入することを特
    徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の可動範囲を制限するストッパ
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝器の先端部が前記蓋体を押圧す
    る押圧力が所定の値を超えた場合に、前記ストッパの位
    置を変化させて前記蓋体の可動範囲を増加させる可動範
    囲可変手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記
    載のエレベータ装置。
  4. 【請求項4】 前記可動範囲可変手段は、前記整風カバ
    ーに固着された第1の部材と、前記ストッパが固着され
    て前記第1の部材に連結された第2の部材と、これら第
    1の部材と第2の部材との間に設けられた弾性部材とを
    備え、この弾性部材を弾性変位させて前記第1の部材に
    対する前記第2の部材の相対位置を変化させることで、
    前記ストッパの位置を変化させて前記蓋体の可動範囲を
    増加させることを特徴とする請求項3に記載のエレベー
    タ装置。
  5. 【請求項5】 前記可動範囲可変手段は、前記整風カバ
    ーに固着された第1の部材と、前記ストッパが固着され
    て前記第1の部材に摩擦力によって保持された第2の部
    材とを備え、前記摩擦力に抗して前記第1の部材に対す
    る第2の部材の相対位置を変化させることで、前記スト
    ッパの位置を変化させて前記蓋体の可動範囲を増加させ
    ることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
  6. 【請求項6】 前記蓋体の前記緩衝器先端部が当接する
    位置と、前記整風カバーの前記蓋体が当接する位置との
    少なくとも一方に、衝撃吸収部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のエレベー
    タ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103241612A (zh) * 2013-05-20 2013-08-14 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种双轴减震压杆
CN103693530A (zh) * 2012-09-27 2014-04-02 凌怀宇 一种底部是锥尖形的电梯轿厢
CN107458939A (zh) * 2017-09-11 2017-12-12 重庆威斯特电梯有限公司 一种电梯浅底坑止停装置

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