JP2002356113A - サンルーフ装置 - Google Patents
サンルーフ装置Info
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- JP2002356113A JP2002356113A JP2002092326A JP2002092326A JP2002356113A JP 2002356113 A JP2002356113 A JP 2002356113A JP 2002092326 A JP2002092326 A JP 2002092326A JP 2002092326 A JP2002092326 A JP 2002092326A JP 2002356113 A JP2002356113 A JP 2002356113A
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Abstract
く開放し、可動パネルを開口部の前方部分でチルトアッ
プさせデフレクタとして利用するサンルーフ装置に対し
て、効果的に風の巻き込みを防止する構成を実現する。 【解決手段】 本発明の構成によれば、第1の可動パネ
ル(21)の後端に、空気攪拌部(212)が形成して
いる。これによって、ルーフ上を流れる空気の流れを互
いに干渉させて、室内に侵入する方向の流れを少なくす
る。
Description
けた開口部を可動パネルで開閉するサンルーフ装置に係
わり、特に大開口部を実現するために、複数の可動パネ
ルを備え、且つ開口部からの風の巻き込みを防止する部
材を有するサンルーフ装置に関するものである。
に、複数の可動パネルを備えるサンルーフ装置として
は、例えば特開平7−144541号公報に開示されて
いるものがある。このサンルーフ装置は、開口部の横方
向に橋渡しされた複数の可動パネルを備えている。ルー
フの開口部を開放するときは、複数の可動パネルの後端
を持ち上げて傾け、すなわちチルトアップさせてから、
可動パネルを開口部の後方向に移動させて開口部を大き
く開放する構造となっている。
された開口部から車室内に風が巻き込まれるのを防止す
るために、最も前に配置された可動パネルを、開口部の
前方部分でチルトアップさせ、車両のルーフ上を流れる
空気を上方向にガイドするようにしている。
587号公報は、前方サンルーフの後縁の車両幅方向中
央部に切欠き部を設けることを教示する。これは、切欠
き部を通過する中央部の空気の流れの上昇を抑え、両側
部からの側部の空気の流れが中央部の空気の流れの後方
部に回り込み、合流し、ウインドスロップの発生を抑え
ている。しかしながら、この切欠き部は前方サンルーフ
の後方中央部のかなりの面積を占めるもので、前方サン
ルーフの強度を低下させている。加えて、前方サンルー
フを閉じたとき、この切欠き部とルーフとの気密維持が
難しいという難点がある。
た従来の技術のように、複数の可動パネルを備えて開口
部が大きく開放するサンルーフ装置では、大きな開口部
からの風の巻き込みが多く、より効果的な風の巻き込み
を防止する構成が必要とされていた。このため、本発明
は、風を巻き込み防止する効果をより高めた可動パネル
の構成を実現することを、その課題とする。
ために、本発明で講じた技術的な手段は、車両のルーフ
に設けられた開口部の前部に取付けられ、前記ルーフに
対してチルトアップが可能な第1の可動パネルと、第1
の可動パネルの後方に取り付けられる第2の可動パネル
を備えるサンルーフ装置において、前記第1の可動パネ
ルの後端に、空気攪拌部を形成したことである。
の流れは、空気攪拌部を空気が通過するときに流れの方
向が変えられ、空気の流れが相互に干渉するように作用
する。この結果、室内に侵入する方向の空気の流れが少
なくなり、風の巻き込みを少なくする効果的が得られ
る。
置10の実施形態を図1〜図7に従って説明する。
ンルーフ装置10をルーフ11の上方から見た斜視図で
ある。
いる。そして、開口部12内側の縁に、ボルト32、お
よび33(図2)によってサンルーフ装置10の基本構
成部材となるハウジング31が取り付けられる。ハウジ
ング31は中央部分に開口部12の実質的な解放部とな
る窓部12aを有し、矩形形状となっている。
左右に前後方向に延びる一対のガイドレール15,15
が配置されて固定されている。
ーム51,51が回動機構(図示せず)を介して先端部
を回転中心に後部が上がることができるように係止され
ている。第1作動アーム51,51の後方には、第2作
動アーム52,52が、更に第2作動アーム52,52
の後方に第3作動アーム53,53がそれぞれ回動摺動
機構(図示せず)を介して、ガイドレール15,15に
対して前後移動可能にかつ先端部を回転中心に後部が上
がることができるように係止されている。
構、第2作動アーム52,52および第3作動アーム5
3,53の回動摺動機構は、ハウジング31前方の下面
に取付けられたモーターを備える駆動装置55から延び
る、ケーブル56と連結され、摺動および回動作動する
ように構成されている。
開口部12の左右に延び、通常ガラス板で構成される複
数の可動パネル21,22,23を備えている。本実施
例では、各可動パネルを車両の前方から順に第1の可動
パネル21、第2の可動パネル22、第3の可動パネル
23とする。
21、第2の可動パネル22、および第3の可動パネル
23には、それぞれの下面に、ほぼ前後左右で縁部に沿
うように取付フレーム21a,22a,23aが接着に
よって取付けられている。そして、第1の可動パネル2
1の取付フレーム21aは第1作動アーム51,51
に、第2の可動パネル22の取付フレーム22aは第2
作動アーム52,52に、第3の可動パネル23の取付
フレーム23aは第3作動アーム53,53にそれぞれ
固定して取付けられる。これによって、駆動装置55の
作動によって、第1の可動パネル21はその前方部を回
転中心として後方部が上方に上がるように作動する、い
わゆるチルトアップ作動が可能となり、また第2、第3
の可動パネル22,23もチルトアップと、さらに前後
方向の移動が可能な構成となっている。
第2の可動パネル22の前端を拡大して示す部分断面図
である。第1の可動パネル21の後端にはライナ211
が、第2の可動パネル22の前端にはリテーナ221が
取付けられている。リテーナ221上にはウエザストリ
ップ223が取付けられている。
第1の可動パネル21の後端となっているライナ211
の中央部には、後端の中央部がなだらかに窪むように傾
斜部212aを有する形状をした、空気攪拌部212が
形成されている。図2に示す例において、可動パネル2
1に固定されたライナ211の両側部のパネル21と外
表面と同一の面部の車両走行方向の長さはl1 であるの
に対し、空気攪拌部212を構成する車両幅方向になだ
らかな窪みとなっている傾斜部212a即ち凹形状部の
車両走行方向の長さはl1 ’(l1 >l1 ’)となって
いる。
21,22,23が閉じたとき、傾斜部212aをも含
めた第1の可動パネル21後端の車両幅方向の全長に対
して、第2の可動パネル22の前端が一定の間隔(L)
となる形状になっている。すなわち、空気攪拌部212
の窪みに対応するように、第2の可動パネル22の前端
には突出部222が形成されている。
明する。可動パネル21の後縁と可動パネル22の前縁
との間の間隔(L)は、可動パネル21,22の閉状態
で、車両の幅方向に亘ってほぼ同寸法即ち一定となって
いる。可動パネル22の外表面と同一平面となるリテー
ナ221の両側部の車両走行方向の長さはl2 であるの
に対し、空気攪拌部212に対応するなだらかな凸形状
部の車両走行方向の長さl2 ’はl2 ’>l2 となって
いる。即ち可動パネル21のライナ211の凹部に対応
する凸部がリテーナ221に形成される。
エザストリップ223の外表面の幅eが、可動パネル2
1,22を閉じたとき、ライナ211とリテーナ221
との間で一定幅とさせる構成を採用できる。ここで言う
幅eは、ライナ211とリテーナ221に形成したなだ
らかな凹又は凸形状部の法線方向の寸法を含む。幅eを
一定とさせることは、前後の可動パネル21,22を閉
じたとき、ウエザストリップ223を一定の緊迫力をも
って両パネル21,22に接触させシール性を高め得
る。ライナ211に固定したウエザストリップ223の
外表面の幅eを一定とさせることは、可動パネル21の
後端の空気攪拌部212のなだらかな窪みを維持し、後
方の可動パネル22の前端の凹凸形状部による空気の流
れを上向きにさせるのに有利である。
イナ211の車両幅方向の中央部に一つ設けているが、
図5に示すように、ライナ211の車両幅方向に空気攪
拌部312を複数個設けても良い。この場合、可動パネ
ル22のリテーナ221の突出部322は、空気攪拌部
212のなだらかな窪みの数と形状に対応する数と形状
とする。この例においても、両パネル21,22の閉状
態で可動パネル21の後縁と可動パネル22の前縁との
間の間隔(L)は車両幅方向で一定とする。
攪拌部212と突出部222の作用について説明する。
が開口部の前部でチルトアップしている状態で、ルーフ
11上を流れる空気は第1の可動パネル21に沿って上
方にガイドされる。通常この空気の流れは可動パネル2
1の後端からある距離以上離れた位置から下向きの流れ
に変って、開口部12から車室内へ入り、すなわち風の
巻き込みとなる。特に大きな開口部12を有するサンル
ーフ装置では風を巻き込み易くなる。
気が傾斜部212aを通過するときに、空気の流れに横
方向の成分を与えるように作用する。このように横方向
の成分を持つように方向を変えられた空気の流れは、空
気攪拌部212以外の両側後端を通過した空気と干渉し
て、可動パネル21の後方で空気の流れが下向きに変る
のを阻止するように作用する。そして、車室内への風の
巻き込みを少なくする。
2は、第1の可動パネル21の後端に対して、一定の間
隔になっていて外観が見苦しくならない様にするととも
に、この突出部222は、第2の可動パネル22がチル
トアップしたとき、前端が室内側へ下がるために、空気
の流れをすくい上げるようにも作用する。この作用によ
って、車室内への風の巻き込みを防止する効果は、さら
に高められる。
る。すなわち第1の可動パネル21の後端に複数の空気
攪拌部312と、第2の可動パネル22の前端には対応
する複数の突出部322を形成して、さらに多く空気の
流れを干渉させる構成によって、車室内への風の巻き込
みを防止する効果を高めることもできる。
す。空気攪拌部312を通過する空気は横方向の成分が
与えられ、a又はb方向へと流れる。一方、空気攪拌部
312の間即ちなだらかな窪み部以外の部分を通過する
空気は、c方向へと流れ、a,b,c方向の空気の流れ
が干渉し、前述した如く、車室内への風の巻き込みを少
なくする。
な、窪み形状に限らず、空気の流れを攪拌し、横方向の
成分を与えるように作用する形状であれば良く、例えば
ライナ211に穴を形成する構成等も採り得る。
その全閉状態で乗員が操作スイッチ(図示せず)を解放
に操作すると、各可動パネル21,22,23はチルト
アップする。そして、操作スイッチ(図示せず)の解放
への操作を続けると、第2と第3の可動パネル22,2
3は開口部12の後方に移動して、開口部12を解放す
る。閉じる場合は、操作スイッチ(図示せず)を閉じる
側に操作して、解放の反対を辿って作動する。
る空気の流れは、空気攪拌部を空気が通過するときに方
向が変えられ、空気の流れが干渉するように作用し、室
内に侵入する方向の流れが少なくなる。この結果、車室
内への風の巻き込みを少なくする効果が得られる。
ある。
図である。
観の斜視図である。
化を示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両のルーフに設けられた開口部の前部
に取付けられ、前記ルーフに対してチルトアップが可能
な第1の可動パネルと、 第1の可動パネルの後方に取り付けられる第2の可動パ
ネルを備えるサンルーフ装置において、 前記第1の可動パネルの後端に、空気攪拌部を形成した
ことを特徴とするサンルーフ装置。 - 【請求項2】 前記空気攪拌部は、第1の可動パネルの
後縁部に固定したライナに形成した凹形状または凸形
状、もしくは凹凸の両方形状からなることを特徴とする
請求項1に記載のサンルーフ装置。 - 【請求項3】 前記第1および第2の可動パネルが閉じ
たとき、第2の可動パネルの前端は、前方の第1の可動
パネルの後端と車両幅方向で一定の間隔となっている請
求項1または請求項2に記載のサンルーフ装置。 - 【請求項4】 第2の可動パネルの前端にリテーナを固
定し、リテーナにライナを形成した空気攪拌に対応する
形状の突出部が形成されている請求項1乃至3の何れか
に記載のサンルーフ装置。 - 【請求項5】 第1の可動パネルに固定したライナにウ
エザストリップが設けられている請求項2に記載のサン
ルーフ装置。 - 【請求項6】 第2の可動パネルがチルトアップしたと
き、その前端が空気の流れに上向きの成分を与える請求
項4に記載のサンルーフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092326A JP2002356113A (ja) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | サンルーフ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097108 | 2001-03-29 | ||
JP2001-97108 | 2001-03-29 | ||
JP2002092326A JP2002356113A (ja) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | サンルーフ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002356113A true JP2002356113A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=26612618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002092326A Pending JP2002356113A (ja) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | サンルーフ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002356113A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6988766B2 (en) | 2003-06-04 | 2006-01-24 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Sealing structure of sliding roof of motor vehicle |
JP2008524062A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | ルノー・エス・アー・エス | 自動車用のパノラマ式のウインドシールド |
JP2009274717A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 自動車 |
US9752365B2 (en) | 2015-04-27 | 2017-09-05 | Hyundai Motor Company | Dual-opening panoramic sunroof and method of operating the same |
US10124657B2 (en) | 2016-12-21 | 2018-11-13 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Deflector apparatus |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002092326A patent/JP2002356113A/ja active Pending
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JP2008524062A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | ルノー・エス・アー・エス | 自動車用のパノラマ式のウインドシールド |
JP2009274717A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 自動車 |
US9752365B2 (en) | 2015-04-27 | 2017-09-05 | Hyundai Motor Company | Dual-opening panoramic sunroof and method of operating the same |
US10124657B2 (en) | 2016-12-21 | 2018-11-13 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Deflector apparatus |
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A521 | Written amendment |
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