JP2002356110A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
開閉ドアを開閉駆動するドア駆動機構を有することでマ
ニュアル式機能、オート式機能に拘わらず空調ユニット
の共通使用が可能な車両用空調装置を実現する。 【解決手段】 空調ケース11内に配設され空気通路を
開閉する開閉ドア13、17、19を備える車両用空調
装置において、開閉ドア13、17、19を開閉するド
ア駆動機構A1、A2、A3と、ダイヤル21、23の
操作に応じてワイヤ30の巻取量に変換する操作側プー
リ22と、手動操作する回転軸22dおよびサーボモー
タ43の一方が選択され、かつ両駆動部材に対して、共
用となる操作側プーリ22に連結され、ダイヤル21、
23の操作動作を操作側プーリ22に伝達する手動駆動
手段25および電動駆動手段40とを備える。
Description
関するもので、特にワイヤを介して駆動力を伝達させて
空気通路を開閉する開閉ドアを備える空調ユニットのマ
ニュアル式エアコンとオート式エアコンとの共通使用構
造に関する。
て、車室内に搭載された複数の吹出口に向かって流れる
空気通路の開閉を所定の吹出モードに適合させるように
開閉制御する吹出モード切替ドアを備え、かつ暖房用熱
交換器をバイパスする冷風と暖房用熱交換器を通過する
温風との風量割合をエアミックスドアによって吹出温度
を調整して車室内へ所定の吹出口から空調空気を吹き出
す。いわゆるエアミックスタイプの温度制御方式が多く
採用されている。
装置では、吹出モード切替ドアおよびエアミックスドア
の開閉制御の駆動にあたっては、一般的に、乗員の手動
操作によって設定された吹出口モードで、設定された吹
出温度および風量が所定の吹出口から吹き出す乗員の手
動操作による所謂マニュアル式エアコンと、日射セン
サ、外気温センサおよび内気温センサなどの各センサ
と、各センサの検出値に基づいて制御出力値を演算する
制御装置と、サーボモータなどの電動アクチュエータと
を備えて、乗員が設定した設定温度となるように吹出温
度、風量、吹出モードなどを自動調節するオート式エア
コンとが周知である。
来装置では、吹出モード切替ドアおよびエアミックスド
アなどの空気通路の開閉ドアが配設される空調ユニット
には、開閉ドアの開閉制御を駆動するためにマニュアル
式エアコンとオート式エアコンとが異なったドア駆動機
構が備えられている。すなわち、マニュアル式エアコン
の空調ユニットには、一般的にリンク機構を有するレバ
ーを駆動させるものであり、オート式エアコンの空調ユ
ニットには、上述したサーボモータなどの電動アクチュ
エータを有するものである。従って、同一の車両におい
て、概して、空調ケース、暖房用熱交換器や冷房用熱交
換器などの単品部品の共通使用は可能であるが、マニュ
アル式エアコン、オート式エアコンに応じた少なくとも
2種類の空調ユニットが車両毎に設定されている。
低減や共通化および標準化などによるコスト低減の要望
が高まってきている。
ものであって、ワイヤを介して駆動力を伝達させ空気通
路の開閉ドアを開閉駆動するドア駆動機構を有すること
でマニュアル式機能、オート式機能に拘わらず空調ユニ
ットの共通使用が可能な車両用空調装置を提供すること
にある。
め、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用
する。すなわち、請求項1に記載の発明では、乗員が操
作する操作部材(21、23)を有する表示盤(20
a)と、車室内に向かって流れる空気通路を形成する空
調ケース(11)と、この空調ケース(11)内に配設
されて空気通路を開閉する開閉ドア(13、17、1
9)と、ワイヤ(30)の巻き取り操作により駆動され
て開閉ドア(13、17、19)を開閉するドア駆動機
構(A1、A2、A3)と、操作部材(21、23)の
操作に応じてワイヤ(30)の巻取量に変換する操作側
プーリ(22)と、手動駆動部材(22d)および電動
駆動部材(43)の一方が選択され、かつ両駆動部材
(22d、43)に対して、共用となる操作側プーリ
(22)に連結され、操作部材(21、23)の操作動
作を操作側プーリ(22)に伝達する駆動手段(25、
40)とを備えることを特徴としている。
ワイヤ(30)の巻取量に変換する操作側プーリ(2
2)と、この操作側プーリ(22)を、手動で回動する
手動駆動部材(22d)とサーボモータなどの電動アク
チュエータの回転力で回動する電動駆動部材(43)に
対して、共用となる操作側プーリ(22)に駆動力を伝
達する駆動手段(25、40)を備えることにより、操
作側プーリ(22)に手動および電動どちらも駆動力を
伝達できるため駆動力を伝達する駆動手段(25、4
0)を備えるだけで共用が図れる。これにより、従来、
手動操作向けおよび電動操作向けにそれぞれ空調ケース
(11)、ドア駆動機構(A1、A2、A3)、操作側
プーリ(22)などを設定していた方式と比して、空調
ケース(11)、ドア駆動機構(A1、A2、A3)、
操作側プーリ(22)などの共用使用が可能となって機
種の低減が図れる。従って、機種を低減することで品揃
えの標準化ができ部品コストの低減が図れる。
2d、43)として電動駆動部材(43)が選択される
ときには、操作部材(21、23)の操作に応じて開閉
ドア(13、17、19)の開閉を制御する制御手段
(50)を設け、この制御手段(50)の出力に基づい
て、電動駆動部材(43)により操作側プーリ(22)
を駆動しワイヤ(30)の巻き取り動作を行なうことを
特徴としている。
(50)の出力に基づいて、電動駆動部材(43)によ
り操作側プーリ(22)を駆動しワイヤ(30)の巻き
取り動作を行なうことより、ワイヤ(30)の巻き取り
動作が予め設定された制御値に基づいて開閉ドア(1
3、17、19)の自動制御が容易にできる。
(43)および制御手段(50)は、表示盤(20a)
の近傍に配設されることを特徴としている。
部材(43)および制御手段(50)を表示盤(20
a)の近傍に配設されることにより、空調ケース(1
1)側に電動駆動部材(43)および制御手段(50)
を配設させた従来と比較して、電気部品が表示盤(20
a)近傍に集合されて配設されるため、例えば車両搭載
時の電気的な接続である電気配線などの取り回しが簡素
となるとともに、電線の使用量が低減されることで組付
および部品コストの低減が図れる。
0)は、各センサ情報に基づいて車室内の空調状態を制
御する構成であって、開閉ドア(13、17、19)と
して温度調整用エアミックスドア(17)を含む複数の
ドアが制御手段(50)により開閉制御されることを特
徴としている。
情報に基づいた制御量による開閉制御が自動制御で行な
えるとともに快適性が向上する。
a)に乗員の表面温度を検出する赤外線センサ(60)
を設け、制御手段(50)は、赤外線センサ(60)の
検出値に基づいて、開閉ドア(13、17、19)を開
閉制御する制御値を出力することを特徴としている。
(20a)に赤外線センサ(60)を設け、検出値に基
づいて制御値を求め出力することにより、乗員の表面温
度を検出して乗員の温感制御による温度制御が行なえる
ため、乗員の状況に応じた空調制御が行なえる。
気温センサおよび外気温度センサを用いなくても直接乗
員の状況が分かるため、これらのセンサを省略して部品
コストを低減することが可能になる。
および外気温度センサの各センサを制御手段(50)と
電気的に接続することも不要となるため、空調ケース
(11)の車両への搭載性が向上するとともに、組付工
数が低減することが可能になる。
(43)は、少なくとも二つの開閉ドア(13、17、
19)を駆動する駆動力が出力されるものであって、電
動駆動部材(43)の出力部には、歯数が間引かれたア
イドル部(46c)を有し歯車による駆動力を出力する
駆動ギア(46a、48a)と、この駆動ギア(46
a、48a)に噛み合わされ間欠駆動する従動ギア(4
6b、48b)とを設け、この従動ギア(46b、48
b)から操作側プーリ(22)に駆動力が伝達されるよ
うに構成されることを特徴としている。
引かれたアイドル部(46c)を有する駆動ギア(46
a、48a)とこの駆動ギア(46a、48a)に噛み
合わされ間欠駆動する従動ギア(46b、48b)と設
け、この従動ギア(46b、48b)から操作側プーリ
(22)に駆動力が伝達されるように構成されることに
より、駆動手段(43)の出力を間欠駆動させること
で、例えば二つの従動ギア(46b、48b)を従動ギ
ア(46b、48b)に噛み合わせ、いずれか一方に交
互に出力させるように、二つの開閉ドア(13、17、
19)に連結させると一つの電動駆動部材(43)で二
つの開閉ドア(13、17、19)に駆動力を出力でき
る。これにより、開閉ドア(13、17、19)ごとに
設ける方式と比べ電動駆動部材(43)を一つなくする
ことができ部品コストの低減が図れる。
6a、48a)と従動ギア(46b、48b)には、ア
イドル部(46c)と従動ギア(46b、48b)が噛
み合うときに、この従動ギア(46b、48b)側を保
持する保持部(47c)を有するカム部材(47a、4
7b、49a、49b)が設けられることを特徴として
いる。
部(46c)と従動ギア(46b、48b)が噛み合う
ときに、従動ギア(46b、48b)側を保持する保持
部(47c)を有するカム部材(47a、47b、49
a、49b)が設けられることにより、アイドル部(4
6c)に噛み合いする従動ギア(46b、48b)に連
結された開閉ドア(14、15、16)側に風圧などが
負荷されたときの保持ができる。
7a、47b、49a、49b)には、従動ギア(46
b、48b)の歯の中心が保持部(47c)の略中央部
に位置するように従動ギア(46b、48b)とカム部
材(47a、47b、49a、49b)とが配設される
とともに、駆動ギア(46a、48a)の噛みはじめの
歯が保持部(47c)の略中央部に配設されカム部材
(47a、47b、49a、49b)による保持が開放
された瞬間に駆動ギア(46a、48a)と従動ギア
(46b、48b)とが噛み合うように配設されること
を特徴としている。
部(46c)を有する駆動ギア(46a、48a)と従
動ギア(46b、48b)とが噛み始めに若干のズレが
生じ易くなる。そこで、カム部材(47a、47b、4
9a、49b)による保持が開放された瞬間に駆動ギア
(46a、48a)と従動ギア(46b、48b)とが
噛み合うように保持部(47c)の略中央部に位置する
ように従動ギア(46b、48b)の歯が配設されるこ
とにより、従動ギア(46b、48b)と駆動ギア(4
6a、48a)との噛み合い始めるときに滑らかな噛み
合わせが可能となる。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
おける第1実施形態に係る空気通路を開閉する開閉ドア
のドア駆動機構を手動操作によるマニュアル式駆動を適
用した車両用空調装置を図1ないし図10に基づいて説
明する。
ユニット10および計器盤に装着された空調装置の操作
盤20を示す分解斜視図であり、図2は空調ユニット1
0の構成を示す模式図である。なお、空調ユニット10
は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後、
左右方向に対して、図1に示す形態で配置されている。
は、図1および図2に示すように、空気流れの最上流側
に車室内空気(以下、内気と称す)を導入する内気導入
口12aおよび車室外空気(以下、外気と称す)を導入
する外気導入口12bが形成され、導入された空気を空
気流れの最下流側、すなわち車室内へ向かって流れる空
気の空気通路および複数の吹出開口部を形成する空調ケ
ース11を備えている。
うな、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の
成形品からなる。また、空調ケース11は具体的には複
数の分割ケースからなり、この複数の分割ケースは後述
する熱交換器、各開閉ドアおよび送風機などを収納した
後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体
に結合されて空調ユニット10を構成されている。
の近傍には開閉ドアである内外気切替ドア13(後述す
る)が設けられており、上述の各導入口12a、12b
を切替え開閉して内外気モードを切り替えるようになっ
ている。
側には、空気通路および複数の吹出開口部に送風する送
風機14が配置されている。この送風機14は周知の遠
心多翼ファン(シロッコファン)を図示しない電動モー
タで駆動するものである。
却する蒸発器15が配置され、この蒸発器15の空気流
れ下流側には空気を加熱するヒータコア16が配置さ
れ、蒸発器15とヒータコア16との間には開閉ドアで
あるスライドドア17が配設されている。
後述するが、矢印A、Bに示す空気の流れ方向の略直交
方向に、空調ケース11に一体成形されたレール11c
内を摺動して、ヒータコア16を通過する空気通路11
aおよびヒータコア16をバイパスするバイパス空気通
路11bを開閉する平板状のドア部17aから構成され
ており、空気通路11aを流れる温風とバイパス空気通
路11bを流れる冷風との混合割合を調節するエアミッ
クスドアとして機能している。なお、平板状のドア部1
7aをレール11c内に摺動させるために、ワイヤ30
(後述する)が連結され、空調ケース11に一体成形さ
れたU字形状の溝部11dを介して操作盤20側に接続
されている。
下流部分には、乗員の上半身に向かって吹き出すための
フェイス吹出口(図示せず)に連通するフェイス開口部
18a、乗員の下半身に向かって吹き出すためのフット
吹出口(図示せず)に連通するフット開口部18b、車
両のフロントガラスやサイドガラスの内面に向かって空
気を吹き出すためのデフロスタ吹出口(図示せず)に連
通するデフロスタ開口部18cが形成されている。な
お、11e(図1参照)はフット吹出口(図示せず)に
連通するフットダクトでありフェイス開口部18aに接
続されている。
8cの上流側には、開閉ドアである吹出モード切替ドア
19(後述する)が配設されており、上述の各開口部1
8a、18b、18cを選択的に開閉して吹出モードを
切り替えるようになっている。
する操作部材であるダイヤル21が回転自在に取り付け
られている。このダイヤル21の計器盤内側には、ダイ
ヤル21の回転により一体に回動する操作側プーリ22
(後述する)が固定されている。そして、この操作側プ
ーリ22には、空調ケース11に設けられた開閉ドア1
3、17、19側と環状に形成されたワイヤ30が掛け
られており、空調ケース11および操作側プーリ22に
よりワイヤ30を支持している。
よび開閉ドア13、17、19側に固定されており、操
作側プーリ22の回動により周回駆動するようになって
いる。なお、以下ワイヤ30のうち、操作側プーリ22
および開閉ドア13、17、19側に固定された部分を
境に、開閉ドア13、17、19側から車両後方側に延
びて操作側プーリ22に至るまでの部分を第1ワイヤ3
0aと呼び、開閉ドア13、17、19側から車両前方
側に延びて操作側プーリ22に至るまでの部分を第2ワ
イヤ30bと呼ぶ。
ヤ30は、図3に示すように、2本のワイヤ30a、3
0bのそれぞれの端部をカシメ部材32により、カシメ
て環状に形成されており、操作側プーリ22のプーリ溝
部22aに掛けられている。そして、プーリ溝部22a
には、カシメ部材32の外形に対応した溝部(係合部)
22bが形成されており、溝部22bにカシメ部材32
を圧入してワイヤ30を操作側プーリ22に固定してい
る。
ウタケース内に多数の鋼線を撚り合わせたケーブル構造
であって自由に曲げることが可能である。
切替ドア13、スライドドア17および吹出モード切替
ドア19のドア駆動機構の作動原理について図4ないし
図8を用いて説明する。
イドドア17は樹脂製であって、平板状のドア部17a
の空気流れの上流側の面に、カシメ部材32の外形に対
応した門型形状に突出する圧入部(係合部)17bが一
体成形されている。そして、圧入部17bにカシメ部材
32を圧入してワイヤ30をスライドドア17に固定し
ている。なお、圧入部17bにはワイヤ取出口17cが
開口しており、ワイヤ取出口17cから第1および第2
ワイヤ30aが圧入部17b内から取出せれるようにな
っている。そして、空調ケース11に形成されたU字形
状の溝部11dと上記操作側プーリ22とに掛けられて
いる。これにより、スライドドア17のドア駆動機構A
1が構成されるものである。
交する方向において、ドア部17aの略中央部に圧入部
17bを形成することにより、ドア部17aとレール1
1cとの摩擦を最小限にでき、手動操作力を最小限にし
ている。
ル21を一方(時計回り)に手動操作すると操作側プー
リ22が時計回り(矢印R1の向き)に回動し、第1ワ
イヤ30aは操作側プーリ22に巻き取られて操作側プ
ーリ22に向かって引っ張られてバイパス通路11bを
閉じる向き(矢印X1の向き)に摺動する。
に手動操作すると操作側プーリ22が反時計回り(矢印
R2の向き)に回動し、第2ワイヤ30bは操作側プー
リ22に巻き取られて操作側プーリ22に向かって引っ
張られてバイパス通路11bを開ける方向(矢印X2の
向き)に摺動する。
示すように、一般的に、ロータリドアと呼ばれるもので
あって、ここでは、樹脂により成形されており、回転駆
動して各吹出開口部18a、18b、18cを開閉する
円筒状のドア部19aと、ドア部19aの軸方向両端側
に位置する回転軸19bと、ドア部19aおよび回転軸
19bを繋ぐ円盤状の支持部19cとから構成されてい
る。
に形成されたドア側プーリー溝19dにワイヤ30を掛
けて、吹出モード切替ドア19をワイヤ30で直接駆動
させている。従って、ドア部19a自体を一つのプーリ
として機能させ、かつ軸方向略中央部分に形成されたド
ア側プーリー溝19dを形成するのでねじれる方向の力
をドア部19aに生じさせることなくドア部19a回動
させることができ、手動操作力を最小限にできる。
溝19dには、操作側プーリ22の溝部22bと同様の
溝部(係合部)19eが形成されており、図3に示す構
造と同様に、溝部19eにカシメ部材32を圧入してワ
イヤ30を吹出モード切替ドア19に固定している。こ
れにより、吹出モード切替ドア19のドア駆動機構A2
が構成されるものである。
ル21を時計回りに手動操作すると、操作側プーリ22
は時計回り(矢印R1の向き)に回動し、第1ワイヤ3
0aは操作側プーリ22に巻き取られて操作側プーリ2
2に向かって引っ張られる。そして、吹出モード切替ド
ア19は第1ワイヤ30aにより引っ張られて矢印X1
の向きに回動する。
作すると、操作側プーリ22は反時計回り(矢印R2の
向き)に回動し、第2ワイヤ30bは操作側プーリ22
に巻き取られて操作側プーリ22に向かって引っ張られ
る。そして、吹出モード切替ドア19は第2ワイヤ30
bにより引っ張られて矢印X2の向きに回動する。
18a、18b、18cに対応した形状の開口部19f
が開口しており、吹出モード切替ドア19の回動により
所定の吹出口をドア部19aおよび開口部19fにより
開閉して、所定の吹出口モードとするものである。
ドアと呼ばれるものであって、ここでは、樹脂により成
形されており、回転駆動して内外気導入口12a、12
b各を開閉する板状のドア部13aと、ドア部13aの
一端側に位置する回転する回転軸13bと、回転軸13
bの一端側にワイヤ30が掛けられるドア側プーリ13
cとを一体成形して構成されている。
3dにワイヤ30を掛けるとともに、図7に示す構造と
同様に、図示しない溝部にカシメ部材32を圧入してワ
イヤ30を、内外気切替ドア13に固定させて内外気切
替ドア13を直接駆動させている。これにより、内外気
切替ドア13のドア駆動機構A3が構成されるものであ
る。
ル21を時計回りに手動操作すると、操作側プーリ22
は時計回り(矢印R1の向き)に回動し、第1ワイヤ3
0aは操作側プーリ22に巻き取られて操作側プーリ2
2に向かって引っ張られる。そして、吹出モード切替ド
ア19は第1ワイヤ30aにより引っ張られて内気導入
口12aを開く方向(矢印X1の向き)に回動する。
作すると、操作側プーリ22は反時計回り(矢印R2の
向き)に回動し、第2ワイヤ30bは操作側プーリ22
に巻き取られて操作側プーリ22に向かって引っ張られ
る。そして、吹出モード切替ドア19は第2ワイヤ30
bにより引っ張られて外気導入口12bを開く方向(矢
印X2の向き)に回動する。
って駆動させる操作盤20の構成の詳細について説明す
る。操作盤20は、図9に示すように、操作内容を表示
する表示盤である意匠部20a、乗員が操作するダイヤ
ル類21a、21b、21c、23、意匠部20aに均
一に照明を配光するためのリフレクタ26、意匠部20
aを照明するバルブ27およびダイヤル類21a、21
b、21c、23に結合される操作側プーリ22、ブロ
アスイッチ24などで構成されている。
びブロアスイッチ24は、意匠部20aにダイヤル類2
1a、21b、21c、23に操作側プーリ22および
ブロアスイッチ24の回転軸22d、24dが所定の位
置に配置されるように、リフレクタ26内部に配設する
手動駆動手段25に配設されている。
示すように、スライドドア17を手動操作するエアミッ
クス用ダイヤル21aと、吹出モード切替ドア19を手
動操作する吹出モード用ダイヤル21bと、内外気切替
ドア13を手動操作する内外気モード用レバー23と、
送風機14の送風量を調節するブロワスイッチ24を手
動操作するブロワ用ダイヤル21cとが配置されてい
る。
び吹出モード用ダイヤル21bのそれぞれに結合される
操作側プーリ22は、操作側プーリ22を回動するため
の回転軸22dが、意匠部20aに対して略直交するよ
うに配置されてダイヤル21a、21bに結合されてい
る。これにより、ダイヤル21a、21bを時計回りま
たは反時計回りに手動で回動させることで操作側プーリ
22が回動する。
れる操作側プーリ22は、手動駆動手段25の底面外側
に固定され、回動するための回転軸22dが意匠部20
aに対して略並行するように配置されている。従って、
水平方向(車両左右方向)に往復動するようにレバー2
2eを一体に設けられ、レバー22eに固定された内外
気モード用レバー23により水平方向から直接回動する
ようになっている。なお、ここでは、操作側プーリ22
を回動させるための回転軸22dおよびレバー22eを
手動駆動部材と称する。
操作パネル20と空調ケース11とがワイヤ30を介し
て配索されることにより、ダイヤル21a、21bを手
動操作することで、操作側プーリ22によりワイヤ30
が所定量巻き取られて、空調ケース11に配設された各
開閉ドア13、17、19に駆動力が伝達されて開閉駆
動されるものである。従って、ここでは、マニュアル式
駆動について説明したが、操作側プーリ22に与える駆
動力が手動駆動および電動駆動であろうともいずれも操
作側プーリ22、ドア駆動機構A1、A2、A3、およ
び空調ケース11などが共用できるように構成されてい
る。
ッチ24に一体化させて、ブロアスイッチ24からバル
ブ27に電源を供給することにより、バルブ27に電源
を供給する電気配線が廃止されている。また、このバル
ブ27をリフレクタ26の車両左右方向に対して略中心
部に配置することにより、意匠部20aの照度の均一を
図っている。
操作すると、操作側プーリ22が回動し、ワイヤ30を
介して駆動力がドア駆動機構に伝達されて、吹出モード
切替ドア19を回動し、所定の吹出モードを選択するも
のである。この吹出モードは周知の乗員の上半身に向け
て吹き出されるフェイスモード、乗員の上半身および足
元に吹き出されるバイレベルモード、乗員の足元に吹き
出されるフットモード、乗員の足元およびフロントガラ
スに吹き出されるフットデフモードおよびフロントガラ
スに吹き出されるデフロスタモードである。
の車両用空調装置において作動を説明する。まず、ブロ
ワ用ダイヤル21cにより好みのモードに切り替えるこ
とにより、送風機14が作動して、内外気モード用レバ
ー23によって選択された導入口から空調ケース11内
に空気が導入され送風する。この送風空気は、蒸発器1
5にて冷却され、ヒータコア16にて加熱される。そし
て、エアミックス用ダイヤル21aを手動操作されたス
ライドドア17にて空気通路11aを流れる温風とバイ
パス空気通路11bを流れる冷風との混合割合を調節す
る。
が、吹出モード用ダイヤル21bにて選択された各吹出
口のいずれか一つまたは複数から車室内に吹き出され
る。
の手動操作による各開閉ドア13、17、19の駆動
は、前述の作動原理に従って駆動するものである。これ
らのうち、内外気モード用レバー23の手動操作による
内外気切替ドア13は、ダイヤル21a、21bの代わ
りにレバー23を車両左右方向に手動操作する点を除き
前述のドア駆動機構A1、A2、A3の作動原理に従っ
て駆動するものである。
れば、操作側プーリ22の巻き取りによる所定のワイヤ
ストローク(巻取量)を確保できるので従来の駆動機構
に比して小型化が可能である。
を開く方向に駆動させるときであっても、閉じる方向に
駆動させるときにおいても、ワイヤ30を引いて各開閉
ドア13、17、19をさせることができるので、ワイ
ヤ30の座屈変形を考慮することなくワイヤ径を設定で
きる。従って、ワイヤ30を小径化して曲げ半径を小さ
くでき、ワイヤ30のフレキシブル性を向上させて配索
の自由度を向上できる。
が異なってもダイヤル21a、21bおよびレバー23
の手動操作を操作側プーリ22の回動によりワイヤ30
のストロークに変換できるため、異なった部品を必要と
せず大幅な部品点数が削減ができるとともに、ドア駆動
機構A1、A2、A3の部品の標準化が図れる。
は、各開閉ドア13、17、19のドア駆動機構を手動
操作によるマニュアル式駆動を適用した車両用空調装置
について説明したが、これに限らず、サーボモータなど
の電動アクチュエータを用いてドア駆動機構を手動操作
の代わりに電動式駆動の車両用空調装置に適用したもの
である。
調ケース11に配設された各開閉ドア13、17、19
のドア駆動機構A1、A2、A3のうちで、温度調整用
エアミックスドアであるスライドドア17および吹出モ
ード切替ドア19の開閉駆動を、例えば電動駆動部材で
あるサーボモータを用い電動駆動による駆動力を操作側
プーリ22に伝達させるとともに、この駆動力を自動制
御によって出力制御するために、図示しない各種センサ
として、日射量を検出する日射センサ、内気温度を検出
する内気温センサおよび外気温度を検出する外気温セン
サなどの各センサによる検出値に基づいて演算する制御
手段である制御装置を有して、演算された制御値をサー
ボモータに出力するものである。これにより、従来、ド
ア駆動機構をマニュアル式駆動と電動式駆動とがそれぞ
れの空調ケースを設定していたものを共通使用できるよ
うにしたものである。
施形態の操作盤20の構成部品のうち、スライドドア1
7および吹出モード切替ドア19の開閉するための駆動
力を出力する操作側プーリ22に与える駆動力を電気動
力によって駆動させたものである。以下、図11および
図12に基づいて説明する。なお、構成部品のうちで第
1実施形態と同一の符号の部材は説明を省略する。
21a、21bと操作側プーリ22の回転軸22dとを
直接結合させていた第1実施形態の構成部品に電気動力
によって駆動させる駆動手段である電動駆動手段40を
設けるとともに、意匠部20aに設置されるダイヤル2
1、23とが電気的に接続され、リフレクタ26内に固
定させたものである。
る設定温度スイッチ41および吹出モード切替スイッチ
42と電動駆動部材であるサーボモータ43、制御手段
である制御装置50が筐体40aに配設されている。設
定温度スイッチ41は、図12の意匠部20aに示すよ
うに、設定温度を選択するスイッチであり、吹出モード
切替スイッチ42は吹出モードのうちフェイスモード、
バイレベルモードおよびフットモードはオート機能によ
る選択、フットデフロスタモードおよびデフロスタモー
ドは、それぞれのモードを選択するように押し釦式の選
択スイッチである。これにより、乗員が設定した設定温
度および選択された吹出モードが制御装置50に入力す
るように配設されている。
の送風量の選択を制御装置50から演算された制御値を
出力するに指令するオートモードとマニュアルモードが
備えられている。
からの出力信号に基づいて回動する電気駆動するもので
あり、操作側プーリ22の回転軸22dを回動するよう
に、出力軸43aが結合され回転軸22dと連結されて
いる。
量センサ、内気温センサおよび外気温センサの検出値に
基づいて求められた制御量をサーボモータ43および送
風機24に出力するものであって、空調の温度制御、風
量制御および吹出モードが自動制御される。なお、ここ
では、制御装置50を電動駆動手段40内の筐体40a
に一体化させたが別体でも良い。電動駆動手段40の近
傍に制御装置50を配設することで、電気的な接続する
ための電気配線の使用量が低減される。
れる操作側プーリ22は、電動駆動手段40の底面外側
に固定され、回動するための回転軸22dが意匠部20
aに対して略並行するように配置されている。
装置によれば、マニュアル式駆動で操作する操作側プー
リ22に与える駆動力を電気動力で駆動するサーボモー
タ43を用いて電動駆動させることにより、マニュアル
式駆動または電動式駆動のいずれの方式でも、開閉ドア
に伝達させる駆動力が操作側プーリ22がワイヤ30を
所定のワイヤストローク(巻取量)を巻き取ることでド
ア駆動機構A1、A2、A3に伝達されるため、空調ケ
ース11、ドア駆動機構A1、A2、A3、操作側プー
リ22などが共用使用できるため機種の低減が図れる。
従って、機種を低減することで品揃えの標準化が図れ、
かつコスト低減が図れる。
制御装置50および電動駆動手段40を操作盤20内に
追加構成できることにより、マニュアル式駆動の機能を
電動式駆動の機能に後から変更ができるため、例えば車
両購入者が一旦マニュアル式駆動の車両を購入し納車後
に電動式駆動の機能に変更したいときに、従来は、構成
部品の総入れ換えなど大掛かりな変更を要したが、本発
明によれば容易に機能変更ができる。
43、電動駆動手段40および制御装置50を配設させ
た従来と比較して、電気部品が操作盤20近傍に配設さ
れるため、電気的な接続が操作盤20の組付け時に行な
うことができ車両搭載時の組付性が簡素となり組付コス
トの低減が図れる。
どの電気部品を操作盤20の近傍に配設されることによ
り、空調ケース11側にサーボモータ43、制御装置5
0を配設させた従来と比較して、電気部品が操作盤20
の近傍に集合されて配設されるため、例えば車両搭載時
の電気的な接続である電気配線などの取り回しが簡素と
なるとともに、電線の使用量が低減されることで組付お
よび部品コストの低減が図れる。
イドドア17および吹出モード切替ドア19の開閉駆動
をそれぞれ設けた二つのサーボモータ43による電動駆
動について説明したが、これに限らず、一つのサーボモ
ータ43を用いてスライドドア17および吹出モード切
替ドア19の開閉駆動を行なっても良い。
する。まず、駆動手段である電動駆動手段40は、図1
3に示すように、一つのサーボモータ43の出力部であ
る出力軸43aに下方から順に、逆転用駆動ギア45
a、正転用第1駆動ギア46a、第1駆動カム47a、
第2駆動ギア48a、第2駆動カム49aが配設され、
これらの駆動ギアおよび駆動カムに噛み合うように、ス
ライドドア17側に駆動力を伝達する操作側プーリ22
の回転軸22dに、逆転用従動ギア45b、正転用第1
従動ギア46b、第1従動カム47bが配設され、吹出
モード切替ドア19側に駆動力を伝達する操作側プーリ
22の回転軸22dに、第2従動ギア48b、第2従動
カム49bが配設されている。なお、45cは、中間ギ
アであり逆転用従動ギア45bの回転方向を変換させる
ために逆転用駆動ギア45aと逆転用従動ギア45bと
の間に配設している。
動ギアである逆転用駆動ギア45a、正転用第1駆動ギ
ア46aおよび第2駆動ギア48aは、噛み合わされた
従動ギアである逆転用従動ギア45b、正転用第1従動
ギア46bおよび第2従動ギア48bにそれぞれ歯車が
形成されて、この歯車の噛み合いによって駆動力を伝達
するようになっている。
ア46aおよび第2駆動ギア48aには、サーボモータ
43の回動角度(後述する)に応じて、正転用第1従動
ギア46bまたは第2従動ギア48bのいずれか一方に
交互に駆動力を伝達するために、図14(a)に示すよ
うに、交互に歯数が間引かれたアイドル部46cと駆動
させたい駆動部46dとが所定の角度毎に形成されてい
る。これにより、駆動ギア46a、48aが駆動しても
アイドル部46cにおいては従動ギア46b、48b側
に駆動力が伝達されないようになっている(以下、アイ
ドルと称す)。
48b側がフリーとなってしまうため、例えば吹出モー
ド切替ドア19側に風圧が掛けられたときに、吹出モー
ド切替ドア19の回動角度の保持ができなくなる。そこ
で、本実施形態では、図14(b)に示すように、カム
部材である第1駆動カム47aおよび第2駆動カム49
aをサーボモータ43側に設け、第1従動カム47bお
よび第2従動カム49bをそれぞれ操作側プーリ22の
回転軸22d側に設けて、従動ギア46b、48bが上
記アイドル部46cに対応する回動角度には、カム部材
が摩擦によって保持するように互いに接するために、従
動カム47b、49b側に保持部47cと、駆動カム4
7a、49a側に保持部47cを保持するための突出部
47dが形成されている。これにより、従動ギア46
b、48b側がアイドルとなったときに、突出部47d
が保持部47cにあてて従動ギア46b、48bを保持
するようになっている。なお、保持部47cの回動範囲
は、アイドル部46cの回動範囲と同一となっている。
部46cを設けたことによる歯のかみ合わせを滑らかに
行なうために以下の工夫が設けられている。図15
(a)に示すように、アイドル部46cから駆動部46
dに従動ギア46b、48bが噛み始めるときに歯と歯
が当らないように、従動ギア46b、48b側の歯を少
なくとも噛み始めの一つを間引くように形成させてい
る。また、図15(b)に示すように、駆動部46dか
らアイドル部46cに歯が抜けるときにも、従動ギア4
6b、48b側の歯を少なくとも抜けはじめの一つを間
引くように形成させている。これにより、歯と歯が滑ら
かに噛み合うことができる。
に従動ギア46b、48bが噛み始めるときに確実に噛
み合わせるために、図15(c)に示すように、従動カ
ム47b、49b側の保持部47cの略中央部に従動ギ
ア46b、48bの歯の中心が位置するように従動ギア
46b、48bと従動カム47b、49bとが配設され
るとともに、駆動ギア46a、48aの噛み始めの歯が
保持部47cの略中央部に配設され、カム部材47a、
47b、49a、49bによる保持が開放された瞬間
に、駆動ギア46a、48aと従動ギア46b、48b
とが噛み合うように配設される。これにより、噛み始め
るときに確実に噛み合わせることができる。
の作動について、図16および図17に基づいて説明す
る。まず、サーボモータ43の出力軸43aの回動角度
は、制御装置50の制御値から出力される。この制御値
は第2実施形態で説明した図示しない日射量センサ、内
気温センサおよび外気温センサの検出値に基づいて求め
られたものである。
回動角度とスライドドア17および吹出モード切替ドア
19の回動角度は、図16および図17に示すように、
サーボモータ43の回動角度に応じて吹出モードとスラ
イドドア17を交互に作動させるように作動パターン毎
に予め設定されている。
から20°のときには、吹出モードがフェイスモードを
維持するように、吹出モード切替ドア19側が回動角度
0°において保持されている。すなわち、駆動ギヤ48
aおよび従動ギヤ48bがアイドル状態であって、この
ときのカム部材は、保持部47cが突出部47dが保持
されている。一方のスライドドア17側が回動角度0か
ら65°までホット側に回動させるように駆動ギヤ46
aおよび従動ギヤ46bが駆動される。このときのカム
部材はフリーとなっている。以下、図17に示す表のよ
うにサーボモータ43の回動角度に対応してスライドド
ア17および吹出モード切替ドア19が駆動するように
なっている。
ば、サーボモータ43の出力軸43aに、アイドル部4
6cおよび駆動部46dを交互に設けた二つの駆動ギヤ
46a、48aとこの駆動ギヤ46a、48aに噛み合
う従動ギヤ46b、48bを構成することにより、二つ
の開閉ドア17、19の開閉駆動ができる。これによ
り、第2実施形態のよりもサーボモータ43を一つなく
することができ部品コストの低減が図れる。
伝達されないアイドル部46cに噛み合うときに、カム
部材を設けてこのカム部材にアイドル部46cに対応す
る保持部47cにて保持するようにカム部材が構成され
ていることにより、吹出モード切替ドア19側に風圧が
掛けられたときに、スライドドア17および吹出モード
切替ドア19の回動角度の保持ができる。
47cの略中央部に従動ギア46b、48bの歯の中心
が位置するように従動ギア46b、48bと従動カム4
7b、49bとが配設されるとともに、駆動ギア46
a、48aの噛み始めの歯が保持部47cの略中央部に
配設され、カム部材47a、47b、49a、49bに
よる保持が開放された瞬間に、駆動ギア46a、48a
と従動ギア46b、48bとが噛み合うように配設され
ることにより、アイドル部46cを設けることで噛み始
めるときに噛み合わせがスムーズに行なえないときに確
実に噛み合わせることができる。
では、図示しない日射量センサ、内気温センサおよび外
気温センサを用い、かつ各センサの検出値に基づいてサ
ーボモータ43および送風機14へ出力する制御値を制
御装置50で求めていたが、これらの各センサーの代用
に乗員の表面温度を検出する赤外線センサを操作盤20
に配設しても良い。図18に示すように、乗員の表面温
度を検出する赤外線センサ60を電動駆動手段40に配
設したものであって、具体的には、この赤外線センサ6
0が図示していないが電動駆動手段40内に配設された
制御装置50に電気配線で接続されている。そして、こ
の赤外線センサ60の検出部が意匠部20aに露出され
て配置されている。
員の温感制御による温度制御が行なえるため、従来から
用いていた日射センサ、内気温センサおよび外気温セン
サが不要となることで部品コストを低減できる。
気温センサの各センサを制御装置50と電気的に接続す
ることも不要となるため、空調ユニット10および操作
盤20の車両への搭載性が向上するとともに、組付工数
が低減する。
外気切替ドア13をマニュアル式駆動で説明したが、サ
ーボモータ43を用いた電動式駆動としても良い。
アをスライドドア17で説明したが、内外気切替ドア1
3と同じである平板状の板ドアでも良い。
駆動手段40を操作盤20に配設して説明したが、これ
に限らず、ブロアスイッチ24、設定温度スイッチ4
1、吹出モード切替スイッチ42を操作盤20に設置
し、サーボモータ43および操作側プーリ22が空調ケ
ース11側に配置しても良い。
の空調ユニット10および操作盤20の搭載形態を示す
分解斜視図である。
摸式図である。
固定構造を説明する断面図である。
作動原理を説明する説明図である。
固定構造を説明する斜視図である。
機構の作動原理を説明する説明図である。
0との固定構造を説明する断面図である。
の作動原理を説明する説明図である。
正面図である。
全体構成を示す分解斜視図である。
す正面図である。
40の全体構成を示す縦断面図である。
aと従動ギア46b、48bとの噛み合いを説明する説
明図、(b)は駆動カム47a、49aと従動カム47
b、49bとの保持方法を説明する説明図である。
aと従動ギア46b、48bとの噛み始めを説明する説
明図、(b)は駆動ギア46a、48aと従動ギア46
b、48bとの噛み終わりを説明する説明図、(c)駆
動ギア、従動ギア46と、駆動カム、従動カムとの関係
を説明する説明図である。
対応するスライドドア17および吹出モード切替ドア1
9の回動角度の特性を示す特性図である。
ンとギア、カムとの関係を説明する表である。
40の構成を示す斜視図である。
(駆動ギア) 46b、48b…正転用第1、第2従動ギア、駆動ギヤ
(従動ギア) 46c…アイドル部 47a、49a…第1、第2駆動カム(駆動カム、カム
部材) 47b、49b…第1、第2従動カム(駆動カム、カム
部材) 47c…保持部 50…制御装置(制御手段) 60…赤外線センサ A1、A2、A3…ドア駆動機構
Claims (8)
- 【請求項1】 乗員が操作する操作部材(21、23)
を有する表示盤(20a)と、 車室内に向かって流れる空気通路を形成する空調ケース
(11)と、 前記空調ケース(11)内に配設されて前記空気通路を
開閉する開閉ドア(13、17、19)と、 ワイヤ(30)の巻き取り操作により駆動されて前記開
閉ドア(13、17、19)を開閉するドア駆動機構
(A1、A2、A3)と、 前記操作部材(21、23)の操作に応じて前記ワイヤ
(30)の巻取量に変換する操作側プーリ(22)と、 手動駆動部材(22d)および電動駆動部材(43)の
一方が選択され、かつ前記両駆動部材(22d、43)
に対して、共用となる前記操作側プーリ(22)に連結
され、前記操作部材(21、23)の操作動作を前記操
作側プーリ(22)に伝達する駆動手段(25、40)
とを備えることを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記駆動部材(22d、43)として前
記電動駆動部材(43)が選択されるときには、前記操
作部材(21、23)の操作に応じて前記開閉ドア(1
3、17、19)の開閉を制御する制御手段(50)を
設け、前記制御手段(50)の出力に基づいて、前記電
動駆動部材(43)により前記操作側プーリ(22)を
駆動し前記ワイヤ(30)の巻き取り動作を行なうこと
を特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記電動駆動部材(43)および前記制
御手段(50)は、前記表示盤(20a)の近傍に配設
されることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装
置。 - 【請求項4】 前記制御手段(50)は、各センサ情報
に基づいて車室内の空調状態を制御する構成であって、
前記開閉ドア(13、17、19)として温度調整用エ
アミックスドア(17)を含む複数のドアが前記制御手
段(50)により開閉制御されることを特徴とする請求
項2に記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 前記表示盤(20a)に乗員の表面温度
を検出する赤外線センサ(60)を設け、前記制御手段
(50)は、前記赤外線センサ(60)の検出値に基づ
いて、前記開閉ドア(13、17、19)を開閉制御す
る出力を発生することを特徴とする請求項2または請求
項3に記載の車両用空調装置。 - 【請求項6】 前記電動駆動部材(43)は、少なくと
も二つの前記開閉ドア(13、17、19)を駆動する
駆動力が出力されるものであって、前記電動駆動部材
(43)の出力部には、歯数が間引かれたアイドル部
(46c)を有し歯車による駆動力を出力する駆動ギア
(46a、48a)と、前記駆動ギア(46a、48
a)に噛み合わされ間欠駆動する従動ギア(46b、4
8b)とを設け、前記従動ギア(46b、48b)から
前記操作側プーリ(22)に駆動力が伝達されるように
構成されることを特徴とする請求項2または請求項3に
記載の車両用空調装置。 - 【請求項7】 前記駆動ギア(46a、48a)と前記
従動ギア(46b、48b)には、前記アイドル部(4
6c)と前記従動ギア(46b、48b)が噛み合うと
きに、前記従動ギア(46b、48b)側を保持する保
持部(47c)を有するカム部材(47a、47b、4
9a、49b)が設けられることを特徴とする請求項6
に記載の車両用空調装置。 - 【請求項8】 前記カム部材(47a、47b、49
a、49b)には、前記従動ギア(46b、48b)の
歯の中心が前記保持部(47c)の略中央部に位置する
ように前記従動ギア(46b、48b)と前記カム部材
(47a、47b、49a、49b)とが配設されると
ともに、前記駆動ギア(46a、48a)の噛みはじめ
の歯が前記保持部(47c)の略中央部に配設され前記
カム部材(47a、47b、49a、49b)による保
持が開放された瞬間に前記駆動ギア(46a、48a)
と前記従動ギア(46b、48b)とが噛み合うように
配設されることを特徴とする請求項7に記載の車両用空
調装置。
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JP2008001218A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | スライドドア駆動装置 |
JP2009107381A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Tokai Rika Co Ltd | 操作装置 |
CN107584985A (zh) * | 2016-07-08 | 2018-01-16 | 福特环球技术公司 | 车辆中的用户需求式气候控制 |
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- 2001-05-31 JP JP2001164656A patent/JP4239433B2/ja not_active Expired - Fee Related
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