JP2002355492A - 部分洗い装置付洗濯機 - Google Patents
部分洗い装置付洗濯機Info
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- JP2002355492A JP2002355492A JP2001166273A JP2001166273A JP2002355492A JP 2002355492 A JP2002355492 A JP 2002355492A JP 2001166273 A JP2001166273 A JP 2001166273A JP 2001166273 A JP2001166273 A JP 2001166273A JP 2002355492 A JP2002355492 A JP 2002355492A
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Abstract
洗い装置が運転されることのない部分洗い装置付洗濯機
を提供する。 【解決手段】 洗濯槽30を収容した本体2Aに部分洗
い装置100を装着する。部分洗い装置100には洗濯
物を受けるトレイ181を組み合わせる。部分洗い装置
100は洗い部110に超音波振動デバイス111を備
えるとともに、トレイ181の洗濯物を検知する洗濯物
検知手段301と、トレイ181そのものを検知するト
レイ検知手段131を備えている。トレイ検知手段13
1がトレイ181の存在を検知しなかったり、洗濯物検
知手段301が洗濯物の存在を検知しなかった場合、部
分洗い装置100は運転状態に入れないか、運転中であ
れば運転を停止する。
Description
うことのできる部分洗い装置を備えた洗濯機に関する。
の中に洗濯物を投入し、洗剤を溶かした水と一緒にして
洗濯槽の中で流動させる(渦巻きを形成する、攪拌す
る)か、洗濯槽そのものを回転させるかして洗濯を行
う。これにより、洗濯槽に投入された洗濯物を一斉に洗
い、洗濯物の各部に均一な洗い効果を及ぼす。ところ
が、洗濯物の中でも汚れのひどい箇所、例えば襟や袖口
といった箇所や、しみができた箇所などは上記のような
一斉洗いでは汚れが十分には落ちないことがあり、その
ような場合には該当箇所だけ手洗いする必要があった。
分洗いすることのできる部分洗い装置を洗濯機に付加す
る試みがなされた。特開平2−5996号公報にその例
を見ることができる。特開平2−5996号公報記載の
部分洗い装置付洗濯機は、周囲にブラシ体と凸部を備え
た洗浄用回転体と洗浄台とを組み合わせ、洗浄用回転体
と洗浄台との間に洗濯物を挟んでブラシ洗い及びもみ洗
いを行うようにした部分洗い装置を洗濯機の内部に備え
ている。
00−61192号公報に見ることができる。特開20
00−61192号公報記載の洗濯機は部分洗い装置と
して超音波洗浄装置を用いるものである。同じように超
音波式部分洗い装置を備えた洗濯機は本出願人の出願に
係る特願2001−74255号、同2001−745
81号でも提案されている。
置付洗濯機では、部分洗いの対象となる洗濯物が部分洗
い装置にセットされているかどうかに関わりなく部分洗
い装置を運転できるようになっている。洗濯物が存在し
ていない状態で部分洗い装置が運転されていると、幼児
等が手を近づけて洗浄用回転体や超音波振動ホーンに触
れる可能性があり、危険である。
にもかかわらず部分洗い装置が運転されることのないよ
うにすることができる部分洗い装置付洗濯機を提供する
ことを目的とする。
め、本発明では、洗濯槽を収容した本体に部分洗い装置
を装着し、この部分洗い装置に洗濯物を受けるトレイを
組み合わせるとともに、このトレイ上の洗濯物の存在を
検知する洗濯物検知手段を設け、この洗濯物検知手段の
検知情報に基づき部分洗い装置を制御することとした。
知する洗濯物検知手段を設けたので、トレイ上に洗濯物
が存在しないときは部分洗い装置が駆動されないよう部
分洗い装置を制御し、洗濯物によってカバーされること
なくむき出しとなった洗浄用回転体や超音波振動ホーン
に手が触れる危険を回避することが可能になる。
トレイ検知手段を洗濯物検知手段とは別に設け、トレイ
検知手段と洗濯物検知手段それぞれの検知情報に基づき
部分洗い装置を制御することとした。これにより、トレ
イが破損したり脱落した状態ではたとえ洗濯物が存在し
たとしても部分洗い装置が駆動されないようにすること
ができ、洗濯物を隔てて洗浄用回転体や超音波振動ホー
ンに手が触れる危険を回避することができる。
後に洗濯物検知手段が検知動作を行うこととした。これ
により、部分洗い中の洗濯物が存在するかどうかを確認
することができる。
サーで構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイ
の部分を光透過材料で構成した。これにより、光が洗濯
物で遮られるか、あるいは光透過材料を通過するかを洗
濯物の有無判定基準とすることができ、判定基準が明確
になる。
サーで構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイ
の部分を貫通穴とした。これにより、光が洗濯物で遮ら
れるか、あるいは貫通穴を通過するかを洗濯物の有無判
定基準とすることができ、判定基準が明確になる。
の洗い部に向き合う箇所に他の箇所より一段と隆起した
形で洗濯物の受台部を設け、洗濯物検知手段はこの受台
部の頂面を外れた位置で洗濯物の検知を行うこととし
た。これにより、洗濯物があるときとないときとの検知
位置の高低差をもって洗濯物の有無を判定でき、判定が
容易になる。
検知手段とで検知方式を異ならせた。これにより、トレ
イ検知と洗濯物検知の両方が同一原因で無効化するとい
った事態を回避することができる。
イの存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段と
に兼用した。これにより、トレイや洗濯物といった防護
物のない状態で洗浄用回転体や超音波振動ホーンに手が
触れる危険を回避することが可能になるとともに、検知
手段の構成を簡素化できる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、トレイ検知手段としての役割と
洗濯物検知手段としての役割をタイムシェアリングで使
い分けることとした。これにより、トレイ検知と洗濯物
検知の機能を明確に分離して各々の検知動作を確実なも
のとすることができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、部分洗い装置の運転開始前にト
レイ検知動作を行うこととした。これにより、トレイに
異常がないことを確認してから部分洗い装置を運転する
ことができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、部分洗い装置の運転開始後に洗
濯物検知動作を行うこととした。これにより、部分洗い
中の洗濯物が存在するかどうかを確認することができ
る。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、トレイ検知手段としての役割を
果たすときと洗濯物検知手段としての役割を果たすとき
とで検知方式を異ならせた。これにより、トレイ検知と
洗濯物検知の両方が同一原因で無効化するといった事態
を回避することができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、洗濯物検知手段を光センサーで
構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイの部分
を光透過材料で構成した。これにより、光が洗濯物で反
射あるいは遮られるか、あるいは光透過材料を通過する
かを洗濯物の有無判定基準とすることができ、判定基準
が明確になる。
超音波式部分洗い装置を装着し、この部分洗い装置には
超音波の振動変化を検知する振動検知手段を設け、この
振動検知手段の検知情報に基づき部分洗い装置を制御す
ることとした。これにより、超音波の状態から洗濯物の
有無を検知してそれに基づき部分洗い装置を制御するこ
とが可能になり、洗濯物によってカバーされることなく
むき出しとなった超音波振動ホーンに手が触れる危険を
回避することが可能になる。
知手段を、又は洗濯物検知手段とトレイ検知手段とを設
けた部分洗い装置付洗濯機において、部分洗い装置を超
音波式とし、この部分洗い装置には超音波の振動変化を
検知する振動検知手段を設け、この振動検知手段の検知
情報に基づき部分洗い装置を制御することとした。これ
により、洗濯物やトレイで防護されていない超音波振動
ホーンに手が触れる危険を超音波の状態観察からも回避
することが可能になる。
動変化が検知されなかったとき、超音波の発振を停止あ
るいは部分洗い装置の電源を遮断することとした。これ
により、部分洗い装置の運転開始後部分洗いが行われな
くなったときは超音波の発振を停止あるいは部分洗い装
置の電源を遮断し、安全性を高めることができる。
づき、発振される超音波を変化させることとした。これ
により、洗濯物の質に適合する超音波発振を行うことが
可能になる。
1実施形態を図1〜15に示す。
のであって、次のような構造の本体2Aを備える。10
は外箱である。外箱10は直方体形状で、金属又は合成
樹脂により成形され、その上面と底面は開口部となって
いる。外箱10の上面開口部には合成樹脂製の上面板1
1を重ね、外箱10にネジで固定する。図1において左
側が本体2Aの正面、右側が背面であり、背面側に位置
する上面板11の上面に同じく合成樹脂製のバックパネ
ル12(図2参照)を重ね、上面板11にネジで固定す
る。外箱10の底面開口部には合成樹脂製のベース13
を重ね、外箱10にネジで固定する。ベース13の四隅
には本体2Aを床の上に支えるための脚部14が一体成
型されている。なお、これまで述べてきたネジはいずれ
も図示しない。
投入するための洗濯物投入口15が形設される。16は
洗濯物投入口15を上から覆う蓋である。蓋16は前蓋
16aと後蓋16bとに2分割し、両者を軸17でヒン
ジ結合して二つ折りにできるようになっている。後蓋1
6bは上面板11に軸18でヒンジ結合する。軸18は
バックパネル12の前の位置に、図1において紙面と直
角の方向に延びるよう水平に設けられており、従って後
蓋16bは垂直面内で回動する。軸17、18は平行で
あり、従って前蓋16aも後蓋16bに対し垂直面内で
回動する。このように二つ折り可能な構造であるため、
蓋16の旋回半径を小さくでき、洗濯機1Aの上部に障
害物が接近していたとしても蓋16を開閉することがで
きる。
を配置する。水槽20も洗濯槽30も上面が開口した円
筒形のカップの形状を呈しており、各々軸線を垂直に
し、水槽20が外側、洗濯槽30が内側となる形で同心
的に配置される。21は水槽20を吊り下げるサスペン
ション機構であり、水槽20の外面下部と外箱10の内
面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配備され、水
槽20を水平面内で揺動可能に支持する。
で広がる周壁を有する。この周壁には、その最上部に環
状に配置した複数個の水放出口31を除き、液体を通す
ための開口部はない。洗濯槽30の上部開口部の縁に
は、洗濯物を脱水するために洗濯槽30を高速回転させ
たときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ32
を装着する。洗濯槽30の内部底面には槽内で洗濯液あ
るいはすすぎ水の流動を生じさせるためのパルセータ3
3を配置する。
ットである。駆動ユニット40はモータ41、クラッチ
機構42、及びブレーキ機構43を含み、その中心部か
ら脱水軸44とパルセータ軸45を上向きに突出させて
いる。脱水軸44とパルセータ軸45は脱水軸44を外
側、パルセータ軸45を内側とする二重軸構造となって
おり、水槽20の中に入り込んだ後、脱水軸44は洗濯
槽30に連結されてこれを支える。パルセータ軸45は
さらに洗濯槽30の中に入り込み、パルセータ33に連
結してこれを支える。脱水軸44と水槽20との間、及
びパルセータ軸45と洗濯槽30との間には各々水もれ
を防ぐためのシール部材を配置する。
には電磁的に開閉する給水弁50(図6参照)を配置す
る。給水弁50はバックパネル12を貫通して上方に突
き出す接続管51を有し、この接続管51に、水道水等
の上水を供給する給水ホース(図示せず)が接続する。
給水弁50は洗濯槽30の中に水を注ぐ給水ノズル(図
示せず)に接続している。これまた図示しないが、給水
弁50から給水ノズルの先端に至る水の流路中には洗剤
や仕上剤等を水に混入する混入装置が設けられるもので
ある。
ラップ、54はエアートラップ53から上方に延び出し
た導圧パイプ、55は導圧パイプ54の上端に接続され
た水位スイッチである。
本体2Aの外に排水する排水ホースである。排水ホース
60は水槽20の直下で分岐管60a、60bに接続す
る。一方の分岐管60aは水槽20の底面の外周寄り箇
所に接続し、他方の分岐管60bは水槽20の底面の中
心寄り箇所に接続する。水槽20の内部底面には分岐管
60bの接続箇所を内側に囲い込むように環状の隔壁6
1を固定する。隔壁61は上部に環状のシール部材62
を取り付けており、このシール部材62が洗濯槽30の
底部外面に固定したディスク63の外周面に接触するこ
とにより、水槽20と洗濯槽30との間に独立した排水
空間64が形成される。排水空間64は洗濯槽30の底
部に形設した排水口65を介して洗濯槽30の内部に連
通する。エアートラップ53はこの排水空間64に接続
するものである。66は分岐管60bに設けられた排水
弁で、電磁的に開閉する。
で、駆動ユニット40及び給水弁50、排水弁66に動
作指令を発する他、上面板11の上面に設けられた表示
部(図示せず)にも表示指令を発するものである。制御
部80は後述する部分洗い装置の制御回路を従属させて
いる。
装着される。140は部分洗い装置100のベースで、
このベース140と部分洗い装置100とをユニット1
50として組み合わせた上でバックパネル12の上面に
取り付ける。以下、ユニット150の構成を主として図
6〜13を参照しつつ説明する。
下面が弦となった部分円の形状を呈しており、奥行き方
向に所定の厚味を有する形に合成樹脂で成型する。ベー
ス140は正面側左半分に部分洗い装置100を収納す
るための凹部141を有する。凹部141の右端には中
空の支軸部142を、垂直に立ち上げた形で形設する。
を有するが、このケース101は上下対をなす合成樹脂
製シェル102、103を合わせ、図示しないネジによ
りネジ止めして構成する。ケース101の一端には垂直
な軸受部104を形設し、さらに、この軸受部104と
中心を同じくするネジ通し凹部105をシェル102の
上面から落ち込む形で形設する。軸受部104をベース
140の支軸部142に上からかぶせ、ネジ通し凹部1
05の底部を通じて支軸部142にネジ106をねじ込
むと、ケース101はベース140に対し上方への抜け
止めがされた形で回動可能に取り付けられる。これによ
り部分洗い装置100とベース140よりなるユニット
150が構成される。ネジ通し凹部105の入り口には
キャップ107を嵌合し、ネジ106の頭を隠す。
ネル12に固定する。図6、7においてネジ143は1
個ずつしか図示していないが、言うまでもなく、ベース
140の固定にあたっては複数個のネジ143を用い
る。このようにしてユニット150を本体2Aに固定す
る。ユニット150が本体2Aに固定された状態におい
て、部分洗い装置100は水平面内で回動可能である
が、ベース140の長手方向に対し90゜の角度をなす
ところをその回動限界とする。回動中心から離れたケー
ス101の先端下部が洗い部110となる。
投入口15に臨む位置が部分洗い装置100の使用時の
位置、洗い部110が洗濯物投入口15に臨む位置から
退避し、部分洗い装置100の全体がベース140の凹
部141に収まる位置が部分洗い装置100の収納時の
位置となる。使用時の位置と収納時の位置とは角度にし
て90゜異なる。部分洗い装置100が使用時の位置又
は収納時の位置にあるとき、その位置を維持するロック
手段160を部分洗い装置100とベース140との間
に設ける。
る。まず、ベース140の内部にロックピンガイド部1
44を形設する。ロックピンガイド部144は水平であ
り、且つベース140の長手方向に平行に設けられてい
る。このロックピンガイド部144にロックピン161
を水平方向にスライドできるように装着する。ロックピ
ン161はロックピンガイド144に挿入された圧縮コ
イルバネ162により軸受部104の外周面に押し付け
られる。このロックピン161の先端を受け入れる穴1
63、164を軸受部104の外周面に90゜間隔で形
設する(図8参照)。ロックピン161は上部につまみ
165を有し、このつまみ165はベース140の上面
にロックピンガイド部144と平行する形で設けた溝1
45の中に収納されている。
に係合した状態を示す。部分洗い装置100はこの時、
収納時の位置に維持される。部分洗い装置100を使用
時の位置に変位させるときは、つまみ165を図6の右
方に引いてロックピン161を穴163から抜き、それ
から部分洗い装置100を図8において反時計まわり方
向に回動させる。ロックピン161の先端と穴163の
位置がくい違った後はつまみ165から指を離し、圧縮
コイルバネ162によりロックピン161の先端が軸受
部104の外面に押しつけられるにまかせておけばよ
い。部分洗い装置100が90゜回動して使用時の位置
に達すると穴164がロックピン161に整列し、ロッ
クピン161は穴164に落ち込み、部分洗い装置10
0はその角度に維持される。収納時の位置に戻すときは
もう一度つまみ165を引き、部分洗い装置100を反
対方向に回動させる。
は部分洗い装置100の位置検知手段170が設けられ
る。位置検知手段170は、スイッチ171と、スイッ
チ171から突き出して軸受部104の外面に接触する
アクチュエータ172と、軸受部104の外面に形設さ
れたアクチュエータ作動突起173からなる。図6と図
8に示す収納時の位置ではアクチュエータ作動突起17
3はアクチュエータ172から離れている。部分洗い装
置100が90゜回動し、使用時の位置に変位すると、
アクチュエータ作動突起173がアクチュエータ172
に接触し、アクチュエータ172が押し込まれてスイッ
チ171の開閉状態が反転する。これにより、部分洗い
装置100の位置が変わったという信号を得ることがで
きる。なお図8においてはスイッチ171が常開型のも
のとして描かれているが、これは常閉型のものであって
も構わない。
る。111は洗い部110の中核をなす超音波振動デバ
イスである。図11に示すように、超音波振動デバイス
111は振動素子113を含む加振部112と、この加
振部112に取り付けられたT字形の振動ホーン114
からなる。振動ホーン114は加振部112に固定され
たシャンク部115と、シャンク部115の先端に連結
したヘッド部116からなる。シャンク部115がT字
形の縦棒、ヘッド部116がT字形の横棒をなすもので
ある。ヘッド部116の両側面からは突起117が対称
的に突出する。突起117は振動伝達の分岐点である無
振動域にあたる箇所に設けられている。
ホーン114を横倒しにした形で部分洗い装置100の
ケース101の中に支持される。支持は次のようにして
行う。まず加振部112の外側に環状の緩衝部材118
を嵌合する。緩衝部材118は軟質のゴム又は合成樹脂
により形成され、外周部には環状の溝118aを有して
いる。突起117にもキャップ状の緩衝部材119をか
ぶせる。これらの緩衝部材118、119をシェル10
2、103の内面に一体形設したリブで挟む。加振部1
12にあってはシェル102側のリブ102aとシェル
103側のリブ103aが各々リブ先端を溝118aに
係合させる形で緩衝部材118を挟み、これにより加振
部112を支持する。振動ホーン114の側にあっては
シェル102側のリブ102bとシェル103側のリブ
103bが緩衝部材119を挟み、これにより振動ホー
ン114を支持する。
れ、振動ホーン114のヘッド部116の下部がここか
らケース101の外に突き出す。この突き出した部分の
先端が洗濯物に接触するものであり、この部分はクロー
ムメッキ部116aとなっている。クロームメッキを施
すのは、汚れが付着しにくくするためと、表面を滑らか
にして洗濯物が引っかからないようにするためである。
脂製のホーンカバーである。ホーンカバー120は、図
10に示すように、上面が開口となった直方体形状をし
ており、この上面開口の縁に、水平に張り出すフランジ
部121と、上方に突出する1対の弾性爪部122を形
設している。ホーンカバー120の底面には振動ホーン
114を露出させるスリット123を形設する。振動ホ
ーン114はスリット123を通り抜けてホーンカバー
120の外に1〜5mm突出する。なお振動ホーン11
4の下面と後述するトレイの上面との間隔は、洗濯物は
入るが指は容易には入らないよう、5〜13mmといっ
た数字に設定する。スリット123の両側には洗浄液滴
下孔124を形設する。弾性爪部122を開口部108
に押し込み、開口部108の上縁に係合させれば、弾性
爪部122とフランジ部121とがシェル103を上下
から挟む形になり、ホーンカバー120はシェル103
に取り付けられる。
イス111の他、次のような要素を配置する。まず、ケ
ース101の正面には操作パネル125を配置する。操
作パネル125には図13に示す操作ボタン群と表示手
段が縦方向に配列されている。まず一番下に電源ボタン
126がある。その上には「強」「中」「弱」の三連ボ
タンからなる運転開始ボタン127がある。一番上には
LEDランプからなる運転状況表示手段128が配置さ
れる。電源ボタン126は「入/切」タイプのもので、
部分洗い装置100の電源ON/OFFをボタンプッシ
ュで切り替える。なお部分洗い装置100を電源ONに
するためには電源ボタン126を一瞬押しただけでは駄
目で、所定時間(例えば1〜2秒)連続して押し続ける
ことを要する設定となっている。また運転開始ボタン1
27はランプ内蔵型であって、選択されたものが点灯す
るようになっている。
01とトレイ検知手段131を配置する。洗濯物検知手
段301は部分洗い装置100の回動中心に関しホーン
カバー120よりも外側、トレイ検知手段131は内側
に位置する。洗濯物検知手段301は後述するトレイの
上に洗濯物が存在するかどうか、トレイ検知手段131
はトレイそのものが部分洗い装置100の下に存在する
かどうかを検出するものであり、いずれも反射型の光セ
ンサーにより構成される。
液チューブである。洗浄液チューブ132は先端が二股
の注水部132aとなっており、この注水部132aを
図9に示すように振動ホーン114の両側に配置し、ヘ
ッド部116の両側に洗浄液を注ぐ。
3、洗濯物検知手段301への配線302、トレイ検知
手段131への配線135、及び洗浄液チューブ132
は軸受部104と支軸部142とに形設したスリット1
36、137を通って支軸部142の中に入る。すなわ
ち支軸部142の内部は通信や給電のための配線、ある
いは給水(給液)のための配管を通すダクト142aと
なる。部分洗い装置100が回動するにつれ配線13
3、302、135と洗浄液チューブ132も移動する
ので、スリット136、137はその移動を許容する長
さに設定する。
分洗い装置の制御回路部である。この制御回路部138
に、ダクト142aを抜けた配線133、302、13
5と、位置検出装置170に接続された配線(図示せ
ず)を接続する。制御回路部138は超音波振動デバイ
ス111の超音波発信回路も含む。制御回路部138か
らは制御部80に接続するための配線139を導出す
る。配線139と洗浄液チューブ132はバックパネル
12に形設した穴12aを抜けてバックパネル12の下
に出た後、これらを接続すべき箇所へと導かれる。
0a、50bを有する。一方の弁部50aは洗濯槽30
に水を注ぐ給水ノズルに接続する。他方の弁部50bは
給水ジョイント56に接続し、この給水ジョイント56
に洗浄液チューブ132が接続する。給水ジョイント5
6には排水手段として排水弁57を設ける。排水弁57
を開くと、給水ジョイント56及び洗浄液チューブ13
2の中に残っていた水は水槽20と洗濯槽30の間に排
出される。
着したことに伴い、蓋16の構造は次のようになる。ま
ず、後蓋16bには軸18でヒンジ結合された方の縁か
ら大きな切り欠きを形設し、部分洗い装置100をくぐ
らせるためのゲート開口180とする。後蓋16b自体
も丁度門のような形状になる。ゲート開口180は、部
分洗い装置100を使用時の位置まで引き出したとき、
部分洗い装置100に干渉することなく後蓋16bを開
閉できるだけの奥行(後蓋16bを立てた状態では「高
さ」)となっている。
ところで折り返して蓋16全体を図1のように二つ折り
にしたとき、前蓋16aが部分洗い装置100に当たる
ことのないように前蓋16aと後蓋16bの寸法関係を
設定する。図2で言えば、前蓋16aの奥行L1は後蓋
16bの奥行L2よりも小となっている。L1とL2の寸
法比率は、L1がL2の50〜80%となるように設定す
る。このようにして、部分洗い装置100を使用時の位
置に置いた場合でも、前蓋16aが部分洗い装置100
に当たらないようにする。
イ181を配置する。トレイ181はゲート開口180
を閉塞する大きさであり、図15に示すように、下から
後蓋16bにあてがわれるものである。図14に示すよ
うに、トレイ181はその両側から突出した軸182に
より後蓋16bにヒンジ結合される。軸182の軸線
と、後蓋16bを上面板11にヒンジ結合した軸18の
軸線は一致する。従ってトレイ181は後蓋16bと同
様に垂直面内で回動する。
側には突起183が形設されており、この突起183が
洗濯物投入口15の縁に係合する。従ってトレイ181
は洗濯物投入口15よりも下に落ち込むことはない。
が、中央部だけは他の箇所より一段と隆起した受台部1
84となっている。受台部184は洗濯物をこの高さに
持ち上げて支えるためのものであり、使用時の位置にあ
る部分洗い装置100の洗い部110に向き合う。
ーにより構成されることは前述のとおりであるが、その
光センサーの光軸に交差するトレイ181の部分は光透
過材料で構成される。図示の例では受台部184の洗濯
物検知手段301に向かい合う箇所に透明合成樹脂ディ
スクからなる透過部303がはめ込まれている。
81の底面は後方ほど低くなるよう傾斜している。そし
て受台部184の両側の最も低くなった箇所に各々排水
口185を形設する。本体2Aの内部には、図1に示す
ように、排水口185から排水される水を受ける樋18
6を設置する。樋186自身も排水口187を有し、受
けた水を水槽20と洗濯槽30の間に落下させるように
なっている。
在な連結手段190を設ける。その仕組を図15により
説明する。まず、後蓋16bの下面(後蓋16bを立て
たとき、正面を向く面)に軸191によりフック192
をヒンジ結合する。フック192は垂直面内で回動可能
であり、図示しないねじりコイルバネにより、図15に
示す位置まで付勢されている。他方トレイ181の自由
端にはフック192に係合する突起193を形設する。
フック192の突起193に対する係合面と突起193
のフック192に対する係合面は斜面になっており、係
合を外すのに適度の力を要し、また適度の力が加われば
係合が外れるようになっている。
鎖錠手段200を設ける。鎖錠手段200の構造は図1
5中に付加した部分拡大図に示されている。鎖錠手段2
00を構成するのはソレノイド201で、ソレノイド2
01を配置するため、上面板11の洗濯物投入口15の
前縁にあたる箇所にポケット部202を形設する。ポケ
ット部202は上方に隆起し、下方に向かっては開口し
た形になっている。前蓋16aにはポケット部202の
前面に重なり合う垂下片203を形設する。
を配置したうえで、そのプランジャ204をポケット部
202の前面に突き出させる。そして垂下片203には
プランジャ204を係合させる穴205を形設する。蓋
16が閉じた状態で、制御部80によりソレノイド20
1が励磁せしめられ、プランジャ204が突き出して穴
205に係合すると、蓋16を開くことはできなくな
る。ソレノイド201の励磁が解かれ、プランジャ20
4が引き込み位置に変位して穴205から外れれば、蓋
16を開けることが可能になる。なお上面板11には前
蓋16aの前縁に指をかけやすくするための凹部11a
が形設されている。
検知する蓋開閉状態検知手段210を設ける。図14に
蓋開閉状態検知手段210の構成を示す。後蓋16bの
回動中心に近い位置に配置したスイッチ211と、後蓋
16bから突出したアーム212が蓋開閉状態検知手段
210を構成する。蓋16が閉じるとアーム212がス
イッチ211のアクチュエータ213に接触してこれを
動かす。これによりスイッチ211が信号を発し、その
信号が制御部80に伝えられる。蓋16が開くとアーム
212がアクチュエータ213から離れてスイッチ21
1の状態が切り替わり、制御部80に異なる信号が伝わ
る。
1の下に配置する。アーム212とアクチュエータ21
3との関わりを逆にし、蓋16が開くとアーム212が
アクチュエータ213に接触し、蓋16が閉じるとアー
ム212がアクチュエータ213から離れるようにして
もよい。
0となっている(図2参照)。操作パネル部90には、
運転ボタンや洗濯コース選択ボタンといった、本体2A
の動作を司る各種操作ボタンの他、本体2Aの動作状態
を示す表示手段を配置する。表示手段は液晶表示パネル
やLEDランプにより構成される。
明する。
き、蓋16を開く。洗濯物を洗濯物投入口15から洗濯
槽30の中へ投入し、蓋16を閉じ、操作パネル部90
の操作ボタンを操作して洗濯コースを選ぶと、部分洗い
装置付洗濯機1Aの自動運転が開始される。まず洗濯物
の量についての判定が行われ、続いて洗濯槽30への給
水が行われる。このとき排水弁66は閉じている。水位
スイッチ55は洗濯槽30内の水位を監視する。洗濯物
の量に見合った量の水が洗濯槽30に注ぎ込まれたこと
を水位スイッチ55が検知した時点で給水弁50は閉じ
られる。この時洗濯槽30内の水は、洗濯槽30に注が
れる前に洗剤が混入することにより、洗剤を溶解した洗
濯液となっている。
ルセータ33が所定の運転パターンに従って正逆回転
し、洗濯液を攪拌して洗濯物の洗浄を行う。このとき、
洗濯槽30には次のいずれかのモードの回転を与える。
3とを互いに逆方向に回転させる。これにより、洗濯物
に捻り作用が加わり、洗浄効率が向上する。洗濯槽30
の回転数とパルセータ33の回転数とは同じでも異なっ
てもよい。
3とを互いに同方向に回転させる。ある時間が経過する
と洗濯槽30もパルセータ33も回転方向を切り替える
のであるが、この回転方向の逆転までの休止時間を長く
する。このモードでは洗濯水も衣類も同方向に回転する
ので、捻れや引っ張りの力が加わることを避けたい、柔
らかい洗濯物を洗うのに適する。
3とを互いに同方向に回転させるのであるが、回転方向
の逆転を短いサイクルで行う。このモードでは回転方向
が逆転する瞬間の衝撃力が洗濯物に捻り作用を与えるの
で、厚手の衣料や汚れのひどい衣料を洗うのに適する。
えずフリーとし、パルセータ33にのみ駆動力を加え
る。パルセータ33の回転により洗濯水と洗濯物に動き
が生じると洗濯槽30がこれに追随して回転する。パル
セータ33の回転方向が逆転しても洗濯槽30はしばら
くは惰性で従前の方向に回転する。このように洗濯槽3
0とパルセータ33とが互いに逆方向に回転している間
は洗濯物に捻れ作用が加わり、強力洗浄となる。洗濯槽
30がパルセータ33に追従する方向に回転を始めれば
洗濯物にとってやさしい洗浄となる。
ルセータ33が回転を止め、排水弁66が開く。洗濯槽
30の中の洗濯液は排水空間64を通じて排水される。
所定時間が経過し、洗濯物から大部分の洗濯液が抜けた
ところでクラッチ機構42が切り替わり、モータ41が
今度は脱水軸44を回転させる。これにより洗濯槽30
が高速で脱水回転を行う。この時パルセータ33も洗濯
槽30とともに回転する。
遠心力で洗濯槽30の内周壁に押しつけられる。洗濯物
に含まれていた洗濯液も洗濯槽30の周壁内面に集まっ
てくるが、前述の通り、洗濯槽30はテーパ状に上方に
広がっているので、遠心力を受けた洗濯液は洗濯槽30
の内面を上昇する。洗濯液は洗濯槽30の上端にたどり
ついたところで水放出口31から放出される。水放出口
31を離れた洗濯液は水槽20の内面にたたきつけら
れ、水槽20の内面を伝って水槽20の底部に流れ落ち
る。そして分岐管60aと、それに続く排水ホース60
を通って本体2Aの外に排出される。
じ、給水ノズルから今度はすすぎ水を注水する。所定量
のすすぎ水が洗濯槽30にたまったらパルセータ33を
回転させてすすぎ水と洗濯物を揺り動かし、洗濯物に残
留していた汚れ成分や洗剤成分をすすぎ水の中に溶かし
出す。所定時間経過後、パルセータ33を停止させると
ともに排水弁66を開き、すすぎ水を排水する。それか
ら、洗濯槽30を脱水回転させ、洗濯物からすすぎ水を
振り切る。このようなすすぎと脱水の動作を所定回数繰
り返し、最後の脱水が終了した時点で洗濯の全工程を終
了する。蓋16を開けるとブレーキ機構43が働き、洗
濯槽30は、もしその時点で慣性回転を続けていたとし
ても、強制的に停止させられる。
ためておいてすすぎを行う「ためすすぎ」を行うものと
したが、洗濯槽30を低速回転させながら給水ノズルよ
り水を注ぐ「シャワー注水」を行うこともある。どちら
を採用するか、あるいは両方とも採用するかは洗濯コー
スと洗濯物の量により決定される。
る場合、あるいは通常の洗濯では手に負えない汚れを事
前に発見した場合には、部分洗い装置100を使う。部
分洗い装置100は、収納時の位置にあるときは使うこ
とができない。これは、部分洗い装置100が収納時の
位置にある旨の信号が位置検知装置170より制御回路
部138へ、あるいは制御回路部138を司る制御部8
0へと伝達され、部分洗い装置100は運転禁止の状態
になっているからである。そこでまずロック手段160
を解除して部分洗い装置100を水平面内で90゜回動
させ、使用時の位置へと変位させる必要がある。
しておいて行う。これは、蓋16が開いていると、部分
洗い装置100を収納時の位置から回動させようとした
とき、部分洗い装置100の先端が蓋16の付け根(後
蓋16bの付け根)に当たるためである。閉鎖状態の蓋
16の上を部分洗い装置100が回動し、使用時の角度
に達すると、ロック手段160が再び係合して部分洗い
装置100をその位置に固定する。位置検知手段170
は部分洗い装置100が使用時の位置に達したことを検
知し、制御回路部138と制御部80に信号を送る。
たところで操作パネル125の電源ボタン126を押す
と、制御回路部138がトレイ検知手段131を動作さ
せる。トレイ検知手段131はトレイ181が破損した
り脱落したりすることなく使用に耐える状態で部分洗い
装置100の下に存在するかどうかを検知する。この時
運転状況表示手段128が点滅し、検知中であることを
表示する。
ン126が押されてから所定の短時間(例えば0.5〜
1秒)の間に行うものとする。時間を限ったのは、トレ
イ181が破損していたり脱落していたりすると指が振
動ホーン114に接触する可能性があるので、振動ホー
ン114を振動させないということを早く決定する必要
があるからである。
してトレイ検知手段131がトレイ181の存在を検知
できなかったときは、運転状況表示手段128が点滅し
たり、あるいは異なる色で点灯したりして使用者に異常
を報知する。運転開始ボタン127は操作を受け付けな
くなり、部分洗い装置100は運転不能となる。そのま
ま所定時間が経過すると部分洗い装置100は電源OF
Fになる。
ることが判明したら、制御回路部138は超音波発信回
路を動作可能な状態に置く。運転状況表示手段128は
点滅から連続点灯へと変わり、運転開始ボタン127の
操作を受け付け可能な状態になったことを報知する。
蓋16を開く。蓋16が持ち上がると連結手段190に
引かれてトレイ181も持ち上がる。持ち上がったトレ
イ181は部分洗い装置100に当たる。部分洗い装置
100は垂直面内での回動以外の変位様式をもって、こ
の場合には水平面内での回動をもって、変位を行うもの
であり、トレイ181で部分洗い装置100を持ち上げ
ることはできない。そのためトレイ181が部分洗い装
置100に当たるとトレイ181が蓋16に追随するこ
とが阻止され、連結手段190が外れて、蓋16は回動
を続けるものの、トレイ181は部分洗い装置100の
下に残ることになる。
洗濯物投入口15の縁に係合することにより、受台部1
84と部分洗い装置100の洗い部110との間に隙間
を空けた状態で保持される。この隙間は前述したように
5〜13mmといった幅であり、洗濯物は入るが成人の
指は容易には入らない。従って、超音波振動している振
動ホーン114に成人の指が触れる危険性は小さい。
折りにする。このようにしても、前述の通り、前蓋16
aが部分洗い装置100に接触することはない。図1の
ように本体2Aの上に障害物が迫っているような状況で
あれば、二つ折りへの形態変換を進めつつ蓋16を開
く。
工程で洗濯槽30、パルセータ33、洗濯物等に手等が
触れるのを防ぐために蓋16を閉状態にロックするもの
であるが、次のようにも用いることができる。すなわ
ち、部分洗い装置100が収納時の位置か使用時の位置
にあれば、蓋16は部分洗い装置100に干渉すること
なく開閉を行うことができる。しかしながら部分洗い装
置100がそれ以外の角度位置にあると、角度によって
は蓋16と部分洗い装置100が干渉することがある。
置100が収納時の位置にあることも使用時の位置にあ
ることも両方とも検知するものとする。これは、アクチ
ュエータ作動突起173をもう1個増やすことにより簡
単に実現できる。そして部分洗い装置100が収納時の
位置と使用時の位置の中間にあり、位置検知手段170
が信号を発しないときは、蓋16を開けると干渉の危険
があるものと判断し、蓋16を鎖錠手段200でロック
する。部分洗い装置100が収納時の位置又は使用時の
位置に変位し、位置検知手段170が信号を発したら、
鎖錠手段200によるロックを解除する。
て蓋16を開いたのは、もし蓋16が閉じたままだと、
部分洗い装置100に注がれる洗浄液が蓋16の上面、
ひいては床面を濡らす可能性があるためである。
準備を整えてからトレイ181に洗濯物を載せ、操作パ
ネル125の運転開始ボタン127のいずれかを押す
と、押されたボタンが連続点灯して選択されたことを報
知するとともに、部分洗い装置100の運転が開始され
る。たとえば「強」のボタンを押せばこのボタンが連続
点灯し、「強」運転が始まる。
ると同時に給水弁50の弁部50bが開き、洗浄液チュ
ーブ132に所定水量の水、例えば50〜300cc/
分の水が供給される。水は注水部132aから振動ホー
ン114の両側に注がれ、スリット123及び洗浄液滴
下孔124からトレイ181の上に滴り落ちる。
振動デバイス111が超音波振動を始める。この状態に
なったら振動ホーン114と受台部184との隙間に洗
濯物をゆっくりと通す。洗濯物には超音波が集中し、汚
れ成分が剥離する。剥離した汚れ成分は水とともに排水
口185から流出し、樋186に受けられ、樋186の
排水口187を通って水槽20と洗濯槽30の間の隙間
に落下し、排水ホース60より本体2Aの外に排出され
る。
示手段128が連続点灯し、超音波が発生していること
を使用者に報知する。また運転中に運転開始ボタン12
7を操作して超音波洗浄の強さを切り替えることができ
る。
検知手段131は検知動作を再開する。この再検知は洗
濯物の重量や使用者の手の圧力が加わったことによりト
レイ181が破損しなかったかどうかをチェックするた
めに行う。所定時間(例えば1〜10分)の間異常を検
知しなかったらそれ以上チェックの必要なしということ
でトレイ検知手段131の電源を自動的に切るようにし
ておくとよい。
洗濯物検知手段301が検知動作を行う。洗濯物検知手
段301は透明体を検知せず、不透明体を検知する設定
になっている。受台部184に洗濯物が載っていれば洗
濯物検知手段301の発した光は洗濯物で反射されて洗
濯物検知手段301に戻る。これをもって「洗濯物が存
在する」と判定が下され、部分洗い装置100の運転が
続行する。
ないか、一旦は載置されたもののその後受台部184か
ら外れたようなときは洗濯物検知手段301の発した光
は洗濯物によって反射されずにそのまま透過部303を
通過し、洗濯物検知手段301に戻ってこない。このと
きは「洗濯物が存在しない」との判定が下され、部分洗
い装置100は運転を停止する。これにより、振動ホー
ン114のヘッド部116が洗濯物にカバーされないま
ま振動を続け、幼児等の細い指がこれに触れるといった
危険を回避できる。
01の発射した光が透過部303を通過するか、あるい
は洗濯物で遮られるかの2者択一で行われるので、不安
定要素がなく、部分洗い装置100を誤作動させること
がない。
間継続して変化がなかったときは部分洗い装置100の
運転を停止し、電源OFFにする。これは次の理由に基
づく。すなわち実際に部分洗いが行われていれば洗濯物
が移動するので検知信号に変化が生じる。変化がないと
いうことは、洗濯物をセットしたまま放置しているか、
あるいは何らかの故障で信号が一定化しているかであ
り、安全を確保するため運転を停止する。
始前にトレイ検知手段131が作動してトレイ181の
有無を調べ、トレイ181が存在するという検知情報を
もって運転開始ボタン127の操作の受け付け態勢が整
い、運転開始ボタン127を操作して部分洗い装置10
0の運転が開始された後は洗濯物検知手段301が作動
して洗濯物の有無を調べ、洗濯物が存在するかどうかと
いう検知情報をもって部分洗い装置100の作動が制御
されるといった具合に、工程順に検知を行い、その検知
情報に基づき次工程に移るよう制御されるので、トレイ
181が破損又は脱落しているにも関わらず部分洗い装
置100が運転されるといった危険を排除し、安全性の
高い部分洗い装置付洗濯機1Aを提供できる。
源ボタン126を押して部分洗い装置100を電源OF
Fにする。その後洗濯物を洗濯槽30に投入し、改めて
洗濯を開始するか、あるいは洗濯を省いてすすぎと脱水
を行う。安全と節電のため、部分洗い装置100は運転
開始から所定時間(例えば3〜10分)経過後自動的に
電源OFFになるようにしておくとよい。
る必要がある。蓋16を閉じるのは、部分洗い装置10
0を使用時の位置にそのまま残して行うか、部分洗い装
置100を収納時の位置に戻して行う。部分洗い装置1
00が使用時の位置と収納時の位置の中間にあるとき
は、部分洗い装置100と蓋16が干渉する可能性があ
るので蓋16の開閉は行わない。
態に入り、以後トレイ181は蓋16と一体になって開
閉する。
1Aは、部分構成を以下に述べるように変更することが
可能である。
る。これは図16のように構成することができる。図1
6に示すロック手段160aは手動部分を有さず、ソレ
ノイド166のプランジャ167で部分洗い装置100
をロックする構成となっている。プランジャ167は軸
受部104に設けた穴168を通じて支軸部142の穴
169に係合する。図8に示した穴163、164と同
様、穴169も90゜の角度間隔を置いて2個設けられ
ている。いずれかの穴169にプランジャ167が係合
することにより、部分洗い装置100は収納時の位置又
は使用時の位置に固定される。ソレノイド166の励磁
状態が変わり、プランジャ167が穴169から抜けれ
ば、部分洗い装置100の回動が可能になる。
のロック手段160aはどちらか一方だけを使用するこ
ととしてももよく、両方を併用するものとしてもよい。
また手動式ロック手段160はベース140の中に設け
られ、ソレノイド式ロック手段160aは部分洗い装置
100の中に設けられるものとして説明したが、この位
置関係は取り替えることができる。
を図17のようにすることもできる。図17に示す連結
手段190aは、対をなす吸着手段194a、194b
を後蓋16bとトレイ181とに振り分けて装着するこ
とにより構成される。吸着手段194a、194bは一
方が磁石、他方が鉄等の磁性体からなる。あるいは、両
方とも磁石としてもよい。吸着手段194a、194b
の吸着力は、トレイ181が後蓋16bに追随して持ち
上がる程度に、且つトレイ181が部分洗い装置100
に当たれば吸着が切り離される程度に設定しておく。
る。つまり鎖錠手段200に用いたのと同様のソレノイ
ドを後蓋16bかトレイ181かどちらかに装着し、他
方にはソレノイドのプランジャが係合する穴を設けるの
である。このソレノイドを制御部80が次のように制御
する。すなわち部分洗い装置100が収納時の位置にあ
ることを位置検知手段170が検知している間は、ソレ
ノイドは後蓋16bとトレイ181を連結状態に置く。
部分洗い装置100が使用時の位置に変位したことを位
置検知手段170が検知したら、ソレノイドは後蓋16
bとトレイ181の連結を切り離し、トレイ181を洗
濯物投入口15の縁に残す。部分洗い作業を終え、部分
洗い装置100が収納時の位置に復帰した後、蓋16が
閉じられると、蓋開閉状態検知手段210からの信号を
受けて制御部80がソレノイドの励磁状態を切り替え、
後蓋16bとトレイ181を再び連結する。
板11に支持させる構成とすることもできる。上面板1
1に軸受部を形設し、この軸受部にトレイ181の軸1
82を係合させることになるが、この場合もやはり、軸
18と軸182の軸線を一致させておくのが、動きに無
理がなくてよい。
した場合、運転状況表示手段128による警告表示に代
え、あるいは運転状況表示手段128の警告表示ととも
に、音声による警告を行うようにしてもよい。
透明である必要はなく、着色透明体であってもよい。要
は洗濯物検知手段301が透明体であると認識しさえす
ればよい。また、トレイ181の一部だけを透過部30
3とするのでなく、トレイ181全体を光透過材料で成
型してもよい。あるいは、光透過材料に代え、光を吸収
し反射を生じない材料を使用することも可能である。
軸に交差する部分を貫通穴としてもよい。この構成では
光透過材料のように汚れが蓄積して光透過率が低下し、
認識エラーを生じることを懸念せずに済む。この貫通穴
は洗浄液の水抜き穴としても機能するので、トレイ18
1から水があふれるといった事態は一層起こりにくくな
る。
ら注がれることとなっているが、水に洗剤等の添加剤を
加え、洗浄効果の向上を図ることも可能である。これ
は、洗浄液チューブ132の途中に添加剤混入部を設け
たり、あるいは別途設けた洗浄液タンクに洗浄液チュー
ブ132を接続したりすることによって実現できる。
は蓋16を閉ざしておいて行うと説明してきた。これ
は、蓋16が開いていると、部分洗い装置100を収納
時の位置から使用時の位置へ、あるいはその逆へと回動
させようとしたとき、部分洗い装置100の先端が蓋1
6の付け根(後蓋16bの付け根)に当たるためであっ
た。しかしながら、ゲート開口180の幅、部分洗い装
置100の長さ(旋回半径)、部分洗い装置100の回
動中心の位置といった寸法ファクターを調整して、蓋1
6が開いていても蓋16との干渉を生じることなく部分
洗い装置100を回動させられるようにすることも可能
である。
る構成も可能である。すなわち、洗い部110を本体2
Aの外側から洗濯物投入口15に臨ませた形のまま、部
分洗い装置100を固定するのである。このようにすれ
ば、部分洗い装置100が可動式であることに伴って設
けていた構成要素、例えば部品洗い装置100の位置検
出手段170であるとか、後蓋16bとトレイ181の
間の連結手段190を廃止することができる。
部分洗い装置100の電源ボタン126が押されること
により検知を開始する。所定の短時間の間に検知動作を
終えることは可動式の部分洗い装置100の場合と同様
である。トレイ181の存在が検知されれば部分洗い装
置100はそのまま運転を開始する。トレイ181の存
在が検知されなければ部分洗い装置100は運転不能と
なり、運転状況報知手段128が点滅したり異なる色で
点灯したりして使用者に異常を報知する。
2実施形態を示す。なおこの実施形態を含む以下の実施
形態において、第1の実施形態に現れたものと共通の構
成要素ないし同等の機能を有する構成要素には第1の実
施形態の説明で使用したのと同じ符号を付し、説明は省
略するものとする。
真下にトレイ181の受台部184が存在したが、第2
実施形態では受台部184が後退しており、受台部18
4以外の箇所が洗濯物検知手段301に対面している。
洗濯物検知手段301は、受台部184の頂面との間に
H1のレベル差を有し、受台部184以外の箇所との間
にH2のレベル差を有する。そして洗濯物検知手段30
1は、H2未満の距離にある物体を検知する設定となっ
ている。従って、受台部184に洗濯物が掛けられると
H2未満の距離に洗濯物が存在することになり、洗濯物
はその存在を検知される。
3実施形態を示す。ここでは光センサーに代え、機械的
なスイッチ311で洗濯物検知手段301aを構成して
いる。スイッチ311のアクチュエータ312の先端は
スイッチ311と受台部184の頂面とのレベル差H1
を越えて受台部184の頂面より低い位置まで突き出し
ている。受台部184の上に洗濯物が載ると、洗濯物に
よってアクチュエータ312が押し上げられ、スイッチ
311の開閉状態が逆転する。これにより、洗濯物はそ
の存在を検知される。
131は光センサーのままであり、トレイ検知手段13
1と洗濯物検知手段301aとで検知方式が異なること
になる。このように検知方式が異なることにより、一方
の検知方式に故障が生じても他の検知方式は無事といっ
たケースが生じる。例えば制御回路部138の中の光信
号処理部が故障し、トレイ検知手段131による安全確
保ができなくなっても、少なくとも洗濯物検知手段30
1aによる安全確保はできる。
4実施形態を示す。この実施形態では部分洗い装置10
0に反射型光センサーにより構成される単一の検知手段
321を設け、この検知手段321をトレイ検知手段と
洗濯物検知手段に兼用する。第2実施形態と同様、ここ
でも受台部184が後退しており、受台部184以外の
箇所が検知手段321に対面している。検知手段321
と受台部184の頂面との間にはH1のレベル差があ
り、受台部184以外の箇所との間にはH2のレベル差
がある。
の役割と洗濯物検知手段としての役割をタイムシェアリ
ングにより使い分けるものである。まず、部分洗い装置
100の運転開始前には検知手段321はトレイ検知手
段として機能する。すなわちH2を含む距離レンジの物
体を検知するモードになるので、H2の位置にトレイ1
81が存在すれば、トレイ181はその存在を検知され
る。
段321は洗濯物検知手段として機能する。すなわちH
1未満の距離レンジの物体を検知するモードとなり、受
台部184に洗濯物が掛けられていれば、洗濯物の存在
が検知される。
00が連続運転を始めた後、検知手段321は所定時間
毎にトレイ検知手段又は洗濯物検知手段として作動す
る。トレイ181の破損又は脱落、あるいは洗濯物の不
存在が確認されたらその時点で部分洗い装置100の運
転を停止し、警告表示を行い、所定時間後電源OFFと
する。
使用するときと洗濯物検知手段として使用するときとで
検知方式が異なる。すなわちトレイ検知手段として使用
するときと洗濯物検知手段として使用するときとでは時
間差と検知距離の差がある。このように検知方式が異な
ることにより、一方の検知方式に故障が生じても他の検
知方式は無事といったケースが生じる。例えば運転開始
前にトレイ検知手段として機能させ、トレイ181の存
在を確認したとする。続いて運転開始後に洗濯物検知手
段として機能させようとしたときに制御回路部138の
中の光信号処理部が故障し、洗濯物検知手段による安全
確保ができなくなったとしても、少なくともトレイの存
在確認による安全確保はできる。
5実施形態を示す。これは、単一の検知手段321をト
レイ検知手段と洗濯物検知手段に使い分ける点は第4実
施形態と同じであるが、検知手段321の光軸と交差す
るトレイ181の部分を光透過材料からなる透過部32
2で構成した点が異なる。検知手段321はトレイ検知
手段として機能するときは透過部322を検知し、洗濯
物検知手段として機能するときは透過部322を検知せ
ず、不透明物体を検知する。なおトレイ181の全体を
光透過材料で形成してもよい。
転開始前は検知手段321が透過部322を検知して
「トレイあり」との判定を下す。部分洗い装置100の
運転開始後は、透過部322を洗濯物が遮っているか、
いないかにより「洗濯物あり」「洗濯物なし」の判定を
下す。第4実施形態の場合、トレイ検知手段としての役
割と洗濯物検知手段としての役割を使い分けるためには
H1とH2との間にある程度のレベル差が必要であった
が、この第5実施形態の場合、その判定基準は検知手段
321から発射された光が透過するか、遮られるかであ
って、H1とH2のレベル差が小さくても確実に判定でき
る。
6実施形態を示す。これも第4、第5実施形態と同じ
く、単一の検知手段をトレイ検知手段と洗濯物検知手段
に使い分けるものであるが、光センサーに代え、機械的
なスイッチ341で洗濯物検知手段321aを構成して
いる。スイッチ341はアクチュエータ342の他、内
部に接点343a、343b、343cを備えている。
また受台部184の頂面の一部に凹部184aを形設
し、その中にアクチュエータ342の先端を落ち込ませ
ている。スイッチ341と凹部184aの底面とのレベ
ル差はH3で、これは受台部184の頂面とのレベル差
H1より大きく、受台部184以外の箇所とのレベル差
H2より小さい。
洗濯物が載っていないときはその先端が凹部184aの
底面に接触し、図中実線342aで示す角度をとる。こ
のときは接点343aと343bが閉成する。受台部1
84に洗濯物が載るとアクチュエータ342は破線34
2bで示す角度まで持ち上げられ、接点343a、34
3b、343cの全てが閉成する。トレイ181が破損
又は脱落するとアクチュエータ342は破線342cで
示す角度に落ち込み、接点343a、343b、343
cの全てが開成する。このような接点の開閉により信号
を得て、トレイの存否や洗濯物の存否のチェックを行う
ことができる。光センサーであればH1とH3との間にあ
る程度のレベル差がないと異なる信号を得ることができ
ないが、このような機械式スイッチの場合、H1とH3と
の差が小さくても確実に識別可能である。
7実施形態を示す。この実施形態では超音波振動デバイ
ス111の振動ホーン114に超音波の振動変化を検知
する振動検知手段351を設け、この振動検知手段35
1の検知情報に基づき超音波振動デバイス111を制御
することを特徴とする。すなわち振動ホーン114のヘ
ッド部116に洗濯物が接触するとヘッド部116の振
動、振幅が減少する。部分洗い装置100の運転開始
後、ヘッド部116の振動、振幅の変化を検知して洗濯
物の有無を検知し、「洗濯物が存在しない」となったら
部分洗い装置100の運転を停止し、一定時間経過後電
源を遮断する。
間の間振動ホーン114の振動、振幅に変化がないとき
は、部分洗い装置100の運転を開始したものの部分洗
いをまだ始められないでいるか、一旦始めた部分洗いを
中断することになったか、部分洗いが終わったか等の事
情があるものと判断し、超音波振動デバイス111によ
る超音波の発振を停止する。そして運転開始ボタン12
7から所定時間の間新たに信号の入力がなければ、部分
洗い装置100の電源を遮断する。
増すほど振動、振幅の減少の度合いは大きくなる。そこ
で、洗濯物をヘッド部116に接触させたときの振動検
知手段351の検知情報に基づいて制御回路部138を
制御し、発振される超音波を変化させ、洗濯物に常に安
定した超音波を与えるようにする。
段351を組み合わせたものであるが、この場合検知手
段321はトレイ検知手段としてのみ用い、洗濯物検知
手段の役割は振動検知手段351が専ら担うようにする
ことができる。しかしながら、検知手段321が洗濯物
検知手段としての役割を果たすことを排除するものでは
ない。検知手段321と振動検知手段351の両方で洗
濯物の検知を行い、検知の信頼性を高めるようにしても
よい。
4実施形態に限定される訳ではない。第1、第2、第
3、第5、第6のいずれの実施形態にも振動検知手段3
51を組み合わせることができる。
たが、これまでに示してきたものは発明の構成の例示で
あり、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、
発明の主旨を逸脱しない範囲で更に種々の変更を加えて
実施することができる。
るものである。
洗い装置を装着し、この部分洗い装置に洗濯物を受ける
トレイを組み合わせるとともに、このトレイ上の洗濯物
の存在を検知する洗濯物検知手段を設け、この洗濯物検
知手段の検知情報に基づき部分洗い装置を制御すること
としたから、トレイ上に洗濯物が存在しないときは部分
洗い装置が駆動されないよう部分洗い装置を制御し、洗
濯物によってカバーされることなくむき出しとなった洗
浄用回転体や超音波振動ホーンに手が触れる危険を回避
することが可能となり、無駄な電力使用もなく、安全で
節約型の部分洗い装置付洗濯機を提供できる。
トレイ検知手段を洗濯物検知手段とは別に設け、トレイ
検知手段と洗濯物検知手段それぞれの検知情報に基づき
部分洗い装置を制御することとしたから、トレイが破損
したり脱落した状態ではたとえ洗濯物が存在したとして
も部分洗い装置が駆動されないようにすることができ、
洗濯物を隔てて洗浄用回転体や超音波振動ホーンに手が
触れる危険を回避することができる。
後に洗濯物検知手段が検知動作を行うこととしたから、
部分洗い中の洗濯物が存在するかどうかを確認し、部分
洗いが終了して洗濯物が除去されたら部分洗い装置を停
止するようにすることができる。
サーで構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイ
の部分を光透過材料で構成したから、光が洗濯物で遮ら
れるか、あるいは光透過材料を通過するかを洗濯物の有
無判定基準とすることができ、判定基準が明確で、洗濯
物の検知に関して不安定要素がなく、部分洗い装置を誤
作動させることがない。
サーで構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイ
の部分を貫通穴としたから、光が洗濯物で遮られるか、
あるいは貫通穴を通過するかを洗濯物の有無判定基準と
することができ、判定基準が明確で、洗濯物の検知に関
して不安定要素がなく、部分洗い装置を誤作動させるこ
とがないうえ、汚れなどで光の透過度が低下する懸念も
ない。またトレイ上の液体がこの貫通穴から抜けるの
で、トレイの縁から液体があふれることの防止にもつな
がる。
の洗い部に向き合う箇所に他の箇所より一段と隆起した
形で洗濯物の受台部を設け、洗濯物検知手段はこの受台
部の頂面を外れた位置で洗濯物の検知を行うこととした
から、洗濯物があるときとないときとの検知位置の高低
差をもって洗濯物の有無を判定でき、判定が容易にな
る。
検知手段とで検知方式を異ならせたから、トレイ検知と
洗濯物検知の両方が同一原因で無効化するといった事態
を回避することができる。
イの存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段と
に兼用したから、トレイや洗濯物といった防護物のない
状態で洗浄用回転体や超音波振動ホーンに手が触れる危
険を回避することが可能になるとともに、検知手段の構
成を簡素化できる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、トレイ検知手段としての役割と
洗濯物検知手段としての役割をタイムシェアリングで使
い分けることとしたから、トレイ検知と洗濯物検知の機
能を明確に分離して各々の検知動作を確実なものとする
ことができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、部分洗い装置の運転開始前にト
レイ検知動作を行うこととしたから、トレイに異常がな
いことを確認してから部分洗い装置を運転することがで
きる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、部分洗い装置の運転開始後に洗
濯物検知動作を行うこととしたから、部分洗い中の洗濯
物が存在するかどうかを確認し、部分洗いが終了して洗
濯物が除去されたら部分洗い装置を停止するようにする
ことができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、トレイ検知手段としての役割を
果たすときと洗濯物検知手段としての役割を果たすとき
とで検知方式を異ならせたから、トレイ検知と洗濯物検
知の両方が同一原因で無効化するといった事態を回避す
ることができる。
の存在を検知するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに
兼用するものにおいて、洗濯物検知手段を光センサーで
構成し、この光センサーの光軸と交差するトレイの部分
を光透過材料で構成したから、光が洗濯物で反射あるい
は遮られるか、あるいは光透過材料を通過するかを洗濯
物の有無判定基準とすることができ、判定基準が明確
で、洗濯物の検知に関して不安定要素がなく、部分洗い
装置を誤作動させることがない。
超音波式部分洗い装置を装着し、この部分洗い装置には
超音波の振動変化を検知する振動検知手段を設け、この
振動検知手段の検知情報に基づき部分洗い装置を制御す
ることとしたから、超音波の状態から洗濯物の有無を検
知してそれに基づき部分洗い装置を制御することが可能
になり、洗濯物によってカバーされることなくむき出し
となった超音波振動ホーンに手が触れる危険を回避する
ことが可能になる。
知手段を、又は洗濯物検知手段とトレイ検知手段とを設
けた部分洗い装置付洗濯機において、部分洗い装置を超
音波式とし、この部分洗い装置には超音波の振動変化を
検知する振動検知手段を設け、この振動検知手段の検知
情報に基づき部分洗い装置を制御することとしたから、
洗濯物やトレイで防護されていない超音波振動ホーンに
手が触れる危険を超音波の状態観察からも回避すること
が可能になる。
動変化が検知されなかったとき、超音波の発振を停止あ
るいは部分洗い装置の電源を遮断することとしたから、
部分洗い装置の運転開始後部分洗いが行われなくなった
ときは超音波の発振を停止あるいは部分洗い装置の電源
を遮断し、安全性を高めるとともに電力節約の効果も得
ることができる。
づき、発振される超音波を変化させることとしたから、
洗濯物の質に適合する超音波発振を行うことが可能にな
る。
を示す垂直断面図
斜視図
置を異なる位置に置いた状態を示すもの
状態を示すもの
状態を示すもの
トを本体に装着する状況を示す部分斜視図
面図
段を示す垂直断面図
成の部分洗い装置ロック手段を示すもの
設けた状況を示す垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
態を示す部分垂直断面図
Claims (17)
- 【請求項1】 洗濯槽を収容した本体に部分洗い装置を
装着し、この部分洗い装置に洗濯物を受けるトレイを組
み合わせるとともに、このトレイ上の洗濯物の存在を検
知する洗濯物検知手段を設け、この洗濯物検知手段の検
知情報に基づき部分洗い装置を制御することを特徴とす
る部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項2】 トレイの存在を検知するトレイ検知手段
を洗濯物検知手段とは別に設け、トレイ検知手段と洗濯
物検知手段それぞれの検知情報に基づき部分洗い装置を
制御することを特徴とする請求項1に記載の部分洗い装
置付洗濯機。 - 【請求項3】 部分洗い装置の運転開始後に洗濯物検知
手段が検知動作を行うことを特徴とする請求項1に記載
の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項4】 洗濯物検知手段を光センサーで構成し、
この光センサーの光軸と交差するトレイの部分を光透過
材料で構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項5】 洗濯物検知手段を光センサーで構成し、
この光センサーの光軸と交差するトレイの部分を貫通穴
としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項6】 トレイには部分洗い装置の洗い部に向き
合う箇所に他の箇所より一段と隆起した形で洗濯物の受
台部を設け、洗濯物検知手段はこの受台部の頂面を外れ
た位置で洗濯物の検知を行うことを特徴とする請求項2
に記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項7】 トレイ検知手段と洗濯物検知手段とで検
知方式を異ならせたことを特徴とする請求項2〜請求項
6のいずれかに記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項8】 単一の検知手段を、トレイの存在を検知
するトレイ検知手段と洗濯物検知手段とに兼用したこと
を特徴とする請求項1に記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項9】 トレイ検知手段としての役割と洗濯物検
知手段としての役割をタイムシェアリングで使い分ける
ことを特徴とする請求項8に記載の部分洗い装置付洗濯
機。 - 【請求項10】 部分洗い装置の運転開始前にトレイ検
知動作を行うことを特徴とする請求項9に記載の部分洗
い装置付洗濯機。 - 【請求項11】 部分洗い装置の運転開始後に洗濯物検
知動作を行うことを特徴とする請求項9に記載の部分洗
い装置付洗濯機。 - 【請求項12】 トレイ検知手段としての役割を果たす
ときと洗濯物検知手段としての役割を果たすときとで検
知方式を異ならせたことを特徴とする請求項9〜請求項
11のいずれかに記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項13】 洗濯物検知手段を光センサーで構成
し、この光センサーの光軸と交差するトレイの部分を光
透過材料で構成したことを特徴とする請求項8〜請求項
12のいずれかに記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項14】 洗濯槽を収容した本体に超音波式部分
洗い装置を装着し、この部分洗い装置には超音波の振動
変化を検知する振動検知手段を設け、この振動検知手段
の検知情報に基づき部分洗い装置を制御することを特徴
とする部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項15】 部分洗い装置を超音波式とし、この部
分洗い装置には超音波の振動変化を検知する振動検知手
段を設け、この振動検知手段の検知情報に基づき部分洗
い装置を制御することを特徴とする請求項1〜請求項1
3のいずれかに記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項16】 所定時間の間超音波の振動変化が検知
されなかったとき、超音波の発振を停止あるいは部分洗
い装置の電源を遮断することを特徴とする請求項14又
は請求項15に記載の部分洗い装置付洗濯機。 - 【請求項17】 振動変化の検知情報に基づき、発振さ
れる超音波を変化させることを特徴とする請求項14又
は請求項15に記載の部分洗い装置付洗濯機。
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