JP2002354843A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2002354843A
JP2002354843A JP2001159093A JP2001159093A JP2002354843A JP 2002354843 A JP2002354843 A JP 2002354843A JP 2001159093 A JP2001159093 A JP 2001159093A JP 2001159093 A JP2001159093 A JP 2001159093A JP 2002354843 A JP2002354843 A JP 2002354843A
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JP
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switching element
circuit
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inductor
turned
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JP2001159093A
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Minoru Maehara
稔 前原
Naoki Komatsu
直樹 小松
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路構成が簡単であるとともに回路効率が高
く、且つ負荷に対してほぼ正負対称な波形の交流電流を
流すことが可能なインバータ装置を提供する。 【解決手段】コンデンサC1の両端にスイッチング素子
Q1,Q5の直列回路を接続する。交流電源Vsからの
入力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも低くなる期
間T3,T4にコンデンサC1→スイッチング素子Q5
→負荷回路4→インダクタL1→スイッチング素子Q4
→コンデンサC1の第3のループで高圧放電灯Laにラ
ンプ電流ILaを流すことができる。このため、期間T2
〜T4を通して負荷である高圧放電灯Laにはほぼ正負
対称な波形の交流電流(ランプ電流)ILaを流すことが
でき、カタホレシスやランプ寿命の悪化といった不具合
が生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流入力を矩形波
の交流出力に変換して負荷に供給するインバータ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】(従来例1)図15は従来のインバータ
装置の一例を示す回路図である。この従来装置では、交
流電源Vsを全波整流する全波整流器DBの脈流出力を
昇圧する昇圧チョッパ回路1と、昇圧チョッパ回路1の
直流出力を降圧する降圧チョッパ回路2と、降圧チョッ
パ回路2の直流出力を極性反転して負荷回路4に印加す
る極性反転回路3とを備えている。但し、昇圧チョッパ
回路1、降圧チョッパ回路2並びに極性反転回路3は何
れも従来周知の構成を有するものであるから詳細な説明
は省略する。また負荷回路4は、負荷である高圧放電灯
La及びパルストランスPTの1次巻線の直列回路にコ
ンデンサCfが並列接続されて構成され、極性反転回路
3の出力端間に接続されている。なお、パルストランス
PTは高圧放電灯Laに始動用の高電圧パルスを印加す
るイグナイタIGを構成するものである。
【0003】而して、本従来例では、全波整流器DBの
脈流出力を昇圧チョッパ回路1並びに降圧チョッパ回路
2で電力変換して得た直流出力を極性反転回路3で極性
反転することにより、負荷回路4に矩形波の交流出力を
供給して高圧放電灯Laを矩形波点灯させている。
【0004】(従来例2)図16は従来のインバータ装
置の他の例を示す回路図である。この従来装置は、図中
下側の2つのダイオードを共用する第1及び第2の全波
整流器DB1,DB2を備え、インダクタL2とスイッ
チング素子Q3の直列回路を第1の全波整流器DB1の
出力端間に接続するとともに、第2の全波整流器DB2
の出力端間にスイッチング素子Q2、負荷回路4並びに
インダクタL1の直列回路を接続し、スイッチング素子
Q2のソースにスイッチング素子Q1のドレインを接続
するとともにスイッチング素子Q1のソースをダイオー
ドD1のアノードと接続し、且つダイオードD1のカソ
ードをスイッチング素子Q3のソースに接続し、さら
に、スイッチング素子Q3のドレインとスイッチング素
子Q1のソースの間に平滑用のコンデンサC1を接続し
て構成されている。そして、図示しない制御回路によ
り、図17に示すように交流電源VSからの入力電圧V
inの絶対値が所定値V0以上の期間(期間T1)にはス
イッチング素子Q1,Q3をオフするとともにスイッチ
ング素子Q2を高周波でオン/オフし、入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0より低い期間(期間T2)にはスイ
ッチング素子Q1をオン、スイッチング素子Q2をオフ
するとともにスイッチング素子Q3を高周波でオン/オ
フさせている。
【0005】すなわち、期間T1のスイッチング素子Q
2がオンの時には、第2の全波整流器DB2→スイッチ
ング素子Q2→負荷回路4→インダクタL1→第2の全
波整流器DB2の経路(第1のループ)で負荷である高
圧放電灯Laに電流(負荷電流)を流すとともに、第1
の全波整流器DB1→インダクタL2→コンデンサC1
→ダイオードD1→第1の全波整流器DB1の経路でイ
ンダクタL2に電流を流し、期間T1のスイッチング素
子Q2がオフの時には、インダクタL1のエネルギ放出
によりインダクタL1→スイッチング素子Q3の寄生ダ
イオード(図示せず)→コンデンサC1→スイッチング
素子Q1の寄生ダイオード→負荷回路4→インダクタL
1の経路で高圧放電灯Laに引き続き電流を流してい
る。このような動作により、期間T1においては交流電
源Vsからの入力電流が第1のループにより負荷回路4
に直接流れ込むことになる。
【0006】一方、期間T2のスイッチング素子Q3の
オン時には、第1の全波整流器DB1→インダクタL2
→スイッチング素子Q3→第1の全波整流器DB1の経
路でインダクタL2に電流を流すとともに、コンデンサ
C1の放電によりコンデンサC1→スイッチング素子Q
3→インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素子Q
1→コンデンサC1の経路(第2のループ)で高圧放電
灯Laに逆向きの電流を流し、期間T2のスイッチング
素子Q3のオフ時には、インダクタL2のエネルギ放出
により、インダクタL2→コンデンサC1→ダイオード
D1→第1の全波整流器DB1→インダクタL2の経路
でコンデンサC1に充電電流を流すとともに、インダク
タL1のエネルギ放出により、インダクタL1→負荷回
路4→スイッチング素子Q1→ダイオードD1→インダ
クタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続き電流を流し
ている。なお、スイッチング素子Q3のオン・オフ動作
は昇圧チョッパ動作を兼ねており、期間T2には期間T
1と逆向きの電流が負荷に流れるとともに、昇圧チョッ
パ動作による力率改善動作を同時に行っている。
【0007】本従来例では、期間T1においては第1の
ループより負荷回路4に直接電力を供給するから、従来
例1のように多くの電力変換過程を経ていないので、回
路効率の格段の向上が期待できる。期間T2において
も、第2のループよりコンデンサC1から電力を供給す
るが、従来例1に比べると電力変換過程は少なく、回路
効率の向上が期待できる。また、スイッチング素子Q1
〜Q3は不動作の期間があり、従ってスイッチングロス
が軽減され、素子発熱も低く抑えられるので、放熱設計
が容易で回路の小型化が可能となる。さらに従来例1と
比べて使用素子数が格段に少ないので、この意味でも小
型化が可能で、回路も安価になるという利点がある。
【0008】(従来例3)図18は従来のインバータ装
置のさらに他の例を示す回路図である。この従来装置
は、図中下側の2つのダイオードを共用する第1及び第
2の全波整流器DB1,DB2を備え、インダクタL2
とスイッチング素子Q3の直列回路を第1の全波整流器
DB1の出力端間に接続するとともに、第2の全波整流
器DB2の正極側をスイッチング素子Q4を介してスイ
ッチング素子Q3のドレインに接続し、インダクタL
1、負荷回路4並びにスイッチング素子Q2の直列回路
をスイッチング素子Q3と並列に接続し、スイッチング
素子Q2のドレインにスイッチング素子Q1のソースを
接続するとともにスイッチング素子Q1のドレインをダ
イオードD1のカソードと接続し、且つダイオードD1
のアノードをスイッチング素子Q3のドレインに接続
し、さらに、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路に
平滑用のコンデンサC1を並列に接続して構成されてい
る。そして、図示しない制御回路により、図19に示す
ように交流電源Vsからの入力電圧Vinの絶対値が所定
値V0以上の期間(期間T1)にはスイッチング素子Q
1,Q3をオフするとともにスイッチング素子Q4をオ
ンし且つスイッチング素子Q2を高周波でオン/オフす
る。また、入力電圧Vinの絶対値が所定値V0より低い
期間(期間T2)にはスイッチング素子Q1をオン、ス
イッチング素子Q2,Q4をオフするとともにスイッチ
ング素子Q3を高周波でオン・オフさせている。
【0009】すなわち、期間T1のスイッチング素子Q
2がオンの時には、第2の全波整流器DB2→スイッチ
ング素子Q4→インダクタL1→負荷回路4→スイッチ
ング素子Q2→全波整流器DBの経路(第1のループ)
で高圧放電灯Laに電流(負荷電流)を流すとともに第
2の全波整流器DB2→スイッチング素子Q4→ダイオ
ードD1→コンデンサC1→第2の全波整流器DB2の
経路でコンデンサC1に充電電流を流し、期間T1のス
イッチング素子Q2がオフの時には、インダクタL1の
エネルギ放出によりインダクタL1→負荷回路4→スイ
ッチング素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC1→
スイッチング素子Q3の寄生ダイオード→インダクタL
1の経路で高圧放電灯Laに引き続き電流を流してい
る。このような動作により、期間T1においてはインダ
クタL2を介さずに交流電源Vsからの入力電流が第1
のループにより負荷回路4に直接流れ込むことになる。
【0010】一方、期間T2のスイッチング素子Q3の
オン時には、第1の全波整流器DB1→インダクタL2
→スイッチング素子Q3→第1の全波整流器DB1の経
路でインダクタL2に電流を流すとともに、コンデンサ
C1の放電によりコンデンサC1→スイッチング素子Q
1→負荷回路4→インダクタL1→スイッチング素子Q
3→コンデンサC1の経路(第2のループ)で高圧放電
灯Laに逆向きの電流を流し、期間T2のスイッチング
素子Q3のオフ時には、インダクタL2のエネルギ放出
により、インダクタL2→ダイオードD1→コンデンサ
C1→第1の全波整流器DB1→インダクタL2の経路
でコンデンサC1に充電電流を流すとともに、インダク
タL1のエネルギ放出により、インダクタL1→ダイオ
ードD1→スイッチング素子Q1→負荷回路4→インダ
クタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続き電流を流し
ている。なお、スイッチング素子Q3のオン・オフ動作
は昇圧チョッパ動作を兼ねており、期間T2には期間T
1と逆向きの電流が負荷に流れるとともに、昇圧チョッ
パ動作による力率改善動作を同時に行っている。
【0011】而して、本従来例も従来例2と同様に、回
路効率の格段の向上や回路の小型化等が可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1では力率
改善のために降圧チョッパ回路2の前段に昇圧チョッパ
回路1が設けてあり、交流電源Vsから昇圧チョッパ回
路1、降圧チョッパ回路2、極性反転回路3と多くの電
力変換過程を経ることになるため、回路効率には自ずと
限界がある。また、使用する回路素子数も多く、回路が
大型化して高価なものになる。
【0013】これに対して従来例2及び従来例3では、
従来例1に比べて電力変換過程を減らすことができ、回
路効率の向上と回路素子数の減少による小型化が可能で
あるが、以下のような別の問題が生じる。すなわち、期
間T1,T2で負荷電流の極性を反転して負荷である高
圧放電灯Laを矩形波点灯させているために2つの期間
T1,T2を等しくすることが望ましいが、2つの期間
T1,T2を等しくする上記所定値V0に対して負荷電
圧(ランプ電圧)VLaが高い場合や、交流電源Vsから
の入力電圧Vinの絶対値のピークが負荷電圧VLaよりも
低い場合、図20に示すように交流電源Vsからの入力
電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも低くなる期間T
3では交流電源Vsから負荷に直接負荷電流ILaを流す
ことができず、入力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよ
りも高くなる期間T4においてのみ交流電源Vsから負
荷に直接負荷電流ILaを流すことができる。したがっ
て、負荷電流(ランプ電流)ILaは極端に正負非対称な
波形となってしまい、このような負荷電流ILaには実質
的に直流成分が含まれることになり、カタホレシスやラ
ンプ寿命の悪化といった不具合が生じる虞がある。な
お、上述のように非対称な負荷電流ILaが流れる場合と
しては、負荷電圧VLaが高い方にばらついた場合や交流
電源Vsの電源電圧が低下した場合が考えられる。
【0014】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、回路構成が簡単である
とともに回路効率が高く、且つ負荷に対してほぼ正負対
称な波形の交流電流を流すことが可能なインバータ装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、直流電源から第1のスイッチン
グ素子及びインダクタを介して負荷に電力を供給する第
1のループと、平滑用のコンデンサから第2のスイッチ
ング素子及びインダクタを介して負荷に電力を供給する
第2のループと、前記コンデンサから第3のスイッチン
グ素子及びインダクタを介して負荷に電力を供給する第
3のループとを有し、第1のループに流れる負荷電流の
向きと第2のループに流れる負荷電流の向きを逆向きと
するとともに、第1のループに流れる負荷電流の向きと
第3のループに流れる負荷電流の向きを同一とし、第2
のループと第3のループを交互に切り換えて負荷に交流
電流を供給することを特徴とし、通常は直流電源又はコ
ンデンサから負荷に電力を供給することで従来例に比較
して電力変換過程が少なくなるため、回路構成が簡単で
あるとともに回路効率が高くなり、負荷電圧が高い方に
ばらついたり電源電圧が低下して第1のループから負荷
回路への電流供給ができなくなった場合においては、第
2のループと第3のループを交互に切り換えて負荷に交
流電流を供給することで負荷に正負対称な波形の交流電
流を流すことが可能となる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、直流電源は交流電源と整流回路を有し、第3のスイ
ッチング素子のオン時に交流電源から入力電流を流して
なることを特徴とし、力率の改善が図れる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、第1の全波整流器の
出力端間に接続される第1のインダクタ及び第3のスイ
ッチング素子の直列回路と、第3のスイッチング素子の
両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第4のスイッ
チング素子の直列回路と、平滑用のコンデンサと並列に
接続される第1及び第5のスイッチング素子の直列回路
と、第3及び第4のスイッチング素子の接続点と第1及
び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入される負
荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、第2の全波
整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイッチング素
子の接続点の間に挿入される第2のスイッチング素子と
を備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも低い期間では第1のスイッチング素子をオ
ンとするとともに負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して第1のスイッチング素子と対角辺の位置に
ある第3のスイッチング素子を高周波でオン/オフし、
第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よ
りも高い期間では負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して対角辺の位置にある第4及び第5のスイッ
チング素子を同期させて高周波でオン/オフすることを
特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、第1の全波整流器の
出力端間に接続される第1のインダクタ及び第3のスイ
ッチング素子の直列回路と、第3のスイッチング素子の
両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第4のスイッ
チング素子の直列回路と、平滑用のコンデンサと並列に
接続される第1及び第5のスイッチング素子の直列回路
と、第3及び第4のスイッチング素子の接続点と第1及
び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入される負
荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、第2の全波
整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイッチング素
子の接続点の間に挿入される第2のスイッチング素子と
を備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも低い期間では第1のスイッチング素子をオ
ンとするとともに負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して第1のスイッチング素子と対角辺の位置に
ある第3のスイッチング素子を高周波でオン/オフし、
第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よ
りも高い期間では負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して対角辺の位置にある第4及び第5のスイッ
チング素子を同期させて高周波でオン/オフするととも
に第4及び第5のスイッチング素子のオフ期間に第3の
スイッチング素子のオン期間を設けることを特徴とす
る。
【0019】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、第1の全波整流器の
出力端間に接続される第1のインダクタ及び第3のスイ
ッチング素子の直列回路と、第3のスイッチング素子の
両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第4のスイッ
チング素子の直列回路と、平滑用のコンデンサと並列に
接続される第1及び第5のスイッチング素子の直列回路
と、第3及び第4のスイッチング素子の接続点と第1及
び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入される負
荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、第2の全波
整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイッチング素
子の接続点の間に挿入される第2のスイッチング素子と
を備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも低い期間では第1のスイッチング素子をオ
ンとするとともに負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して第1のスイッチング素子と対角辺の位置に
ある第3のスイッチング素子を高周波でオン/オフし、
第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よ
りも高く且つ負荷電圧よりも低い期間では負荷回路及び
第2のインダクタの直列回路に対して対角辺の位置にあ
る第4及び第5のスイッチング素子を同期させて高周波
でオン/オフするとともに第4及び第5のスイッチング
素子のオフ期間に第3のスイッチング素子のオン期間を
設け、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所
定値よりも高く且つ負荷電圧よりも高い期間では第2の
スイッチング素子を除く他のスイッチング素子をオフす
るとともに第2のスイッチング素子を高周波でオン/オ
フすることを特徴とする。
【0020】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、第1の全波整流器の
出力端間に接続される第1のインダクタ及び第3のスイ
ッチング素子の直列回路と、第3のスイッチング素子の
両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第4のスイッ
チング素子の直列回路と、平滑用のコンデンサと並列に
接続される第1のスイッチング素子及び第1のダイオー
ドの直列回路と、第3及び第4のスイッチング素子の接
続点と第1のスイッチング素子及び第1のダイオードの
接続点の間に挿入される負荷回路及び第2のインダクタ
の直列回路と、第1のダイオードと並列に接続される第
2のダイオード及び第2のスイッチング素子の直列回路
とを備え、第2のダイオードと第2のスイッチング素子
の接続点に第2の全波整流器の一方の出力端が接続され
てなり、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも低い期間では第1のスイッチング素子をオ
ンとするとともに負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して第1のスイッチング素子と対角辺の位置に
ある第3のスイッチング素子を高周波でオン/オフし、
第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よ
りも高い期間では第2及び第4のスイッチング素子を同
期させて高周波でオン/オフするとともに第2及び第4
のスイッチング素子のオフ期間に第3のスイッチング素
子のオン期間を設けることを特徴とする。
【0021】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、第1の全波整流器の
出力端間に接続される第1のインダクタ及び第3のスイ
ッチング素子の直列回路と、第3のスイッチング素子の
両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第4のスイッ
チング素子の直列回路と、平滑用のコンデンサと並列に
接続される第1のスイッチング素子及び第1のダイオー
ドの直列回路と、第3及び第4のスイッチング素子の接
続点と第1のスイッチング素子及び第1のダイオードの
接続点の間に挿入される負荷回路及び第2のインダクタ
の直列回路と、第1のダイオードと並列に接続される第
2のダイオード及び第2のスイッチング素子の直列回路
とを備え、第2のダイオードと第2のスイッチング素子
の接続点に第2の全波整流器の一方の出力端が接続され
てなり、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも低い期間では第1のスイッチング素子をオ
ンとするとともに負荷回路及び第2のインダクタの直列
回路に対して第1のスイッチング素子と対角辺の位置に
ある第3のスイッチング素子を高周波でオン/オフし、
第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よ
りも高く且つ負荷電圧よりも低い期間では第2及び第4
のスイッチング素子を同期させて高周波でオン/オフす
るとともに第2及び第4のスイッチング素子のオフ期間
に第3のスイッチング素子のオン期間を設け、第1及び
第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定値よりも高く
且つ負荷電圧よりも高い期間では第2のスイッチング素
子を除く他のスイッチング素子をオフするとともに第2
のスイッチング素子を高周波でオン/オフすることを特
徴とする。
【0022】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、平滑用のコンデンサ
と、平滑用のコンデンサに並列に接続される第1及び第
2のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
サに並列に接続される第3及び第5のスイッチング素子
の直列回路と、第1及び第2のスイッチング素子の接続
点と第3及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿
入される負荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、
第1の全波整流器の一方の出力端と第3及び第5のスイ
ッチング素子の接続点の間に挿入される第1のインダク
タと、第2の全波整流器の一方の出力端と第3及び第5
のスイッチング素子の接続点の間に挿入される第4のス
イッチング素子とを備え、第1及び第2の全波整流回路
の脈流出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイ
ッチング素子をオンとするとともに負荷回路及び第2の
インダクタの直列回路に対して第1のスイッチング素子
と対角辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波
でオン/オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出
力電圧が所定値よりも高い期間では負荷回路及び第2の
インダクタの直列回路に対して対角辺の位置にある第2
及び第5のスイッチング素子を同期させて高周波でオン
/オフするとともに第2及び第5のスイッチング素子の
オフ期間に第3のスイッチング素子のオン期間を設ける
ことを特徴とする。
【0023】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、互いに一部の回路素子を共用しつつ交流電源を整流
する第1及び第2の全波整流器と、平滑用のコンデンサ
と、平滑用のコンデンサに並列に接続される第1及び第
2のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
サに並列に接続される第3及び第5のスイッチング素子
の直列回路と、第1及び第2のスイッチング素子の接続
点と第3及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿
入される負荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、
第1の全波整流器の一方の出力端と第3及び第5のスイ
ッチング素子の接続点の間に挿入される第1のインダク
タと、第2の全波整流器の一方の出力端と第3及び第5
のスイッチング素子の接続点の間に挿入される第4のス
イッチング素子とを備え、第1及び第2の全波整流回路
の脈流出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイ
ッチング素子をオンとするとともに負荷回路及び第2の
インダクタの直列回路に対して第1のスイッチング素子
と対角辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波
でオン/オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出
力電圧が所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも低い期間
では第2及び第5のスイッチング素子を同期させて高周
波でオン/オフするとともに第2及び第5のスイッチン
グ素子のオフ期間に第3のスイッチング素子のオン期間
を設け、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が
所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも高い期間では第4
のスイッチング素子を常時オンするとともに第2のスイ
ッチング素子を高周波でオン/オフすることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の実
施形態1を示す回路図である。本実施形態は、図16に
示した従来例2におけるダイオードD1をスイッチング
素子Q4に置き換えるとともに、コンデンサC1の両端
にスイッチング素子Q1,Q5の直列回路を接続したも
のであって、これ以外の構成は従来例2と共通であるか
ら共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0025】すなわち、スイッチング素子Q4のソース
をスイッチング素子Q1のソースと接続するとともにス
イッチング素子Q4のドレインをスイッチング素子Q3
のソースと接続し、スイッチング素子Q5のソースをス
イッチング素子Q1のドレインに接続するとともにスイ
ッチング素子Q5のドレインをスイッチング素子Q3の
ドレインに接続している。そして、本実施形態では図示
しない制御回路により、図2(b)〜(f)に示すよう
な制御信号を各スイッチング素子Q1〜Q5のゲートに
与えている。
【0026】次に、図2を参照して、負荷電圧VLaが高
い方にばらついたり電源電圧が低下して第1のループか
ら負荷回路4への電流供給ができなくなった場合におけ
る本実施形態の動作を説明する。但し、第1のループか
らの電流供給が可能な場合の動作は従来例2とほぼ同一
である。
【0027】まず、交流電源VSからの入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0より低い期間T2にはスイッチング
素子Q1をオン、スイッチング素子Q2,Q4,Q5を
オフするとともにスイッチング素子Q3を高周波でオン
/オフさせる。
【0028】すなわち、期間T2のスイッチング素子Q
3のオン時には、第1の全波整流器DB1→インダクタ
L2→スイッチング素子Q3→第1の全波整流器DB1
の経路でインダクタL2に電流を流すとともに、コンデ
ンサC1の放電によりコンデンサC1→スイッチング素
子Q3→インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素
子Q1→コンデンサC1の経路(第2のループ)で高圧
放電灯Laに図中逆向きのランプ電流ILaを流し、期間
T2のスイッチング素子Q3のオフ時には、インダクタ
L2のエネルギ放出により、インダクタL2→コンデン
サC1→スイッチング素子Q4の寄生ダイオード→第1
の全波整流器DB1→インダクタL2の経路でコンデン
サC1に充電電流を流すとともに、インダクタL1のエ
ネルギ放出により、インダクタL1→負荷回路4→スイ
ッチング素子Q1→スイッチング素子Q4の寄生ダイオ
ード→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続
き電流を流している。なお、従来例2で説明したように
スイッチング素子Q3のオン・オフ動作は昇圧チョッパ
動作を兼ねており、昇圧チョッパ動作による力率改善動
作を行っている。
【0029】一方、交流電源VSからの入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0以上であり且つ負荷電圧(ランプ電
圧)VLaの絶対値よりも低い期間(期間T3)、並びに
負荷電圧(ランプ電圧)VLaの絶対値よりも高い期間
(期間T4)には、スイッチング素子Q1〜Q3をオフ
するとともにスイッチング素子Q4,Q5を同期して高
周波でオン/オフさせる。
【0030】すなわち、期間T3,T4のスイッチング
素子Q4,Q5のオン時には、コンデンサC1の放電に
よりコンデンサC1→スイッチング素子Q5→負荷回路
4→インダクタL1→スイッチング素子Q4→コンデン
サC1の経路(第3のループ)で高圧放電灯Laに図中
の向きのランプ電流ILaを流し、期間T3,T4のスイ
ッチング素子Q4,Q5のオフ時には、インダクタL1
のエネルギ放出により、インダクタL1→スイッチング
素子Q3の寄生ダイオード→コンデンサC1→スイッチ
ング素子Q1の寄生ダイオード→負荷回路4→インダク
タL1の経路で高圧放電灯Laに引き続きランプ電流I
Laを流している。
【0031】而して、本実施形態では、交流電源Vsか
らの入力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも低くな
る期間T3においても第3のループでランプ電流ILaを
流すことができるから、図2(g)に示すように期間T
2〜T4を通して負荷である高圧放電灯Laにはほぼ正
負対称な波形の交流電流(ランプ電流)ILaを流すこと
ができ、カタホレシスやランプ寿命の悪化といった不具
合が生じることがない。しかも、従来例2に比較して素
子数が2つ増加するものの、そのうちの1つはダイオー
ドD1を電界効果トランジスタQ4に置き換えているの
で、回路構成が大幅に複雑化するものではなく、回路効
率が極端に低下することもなく、従来例1に比較すれば
回路構成が簡単であるとともに回路効率が高いものであ
る。
【0032】なお、本実施形態では交流電源VSからの
入力電圧VinやコンデンサC1の両端電圧Vdcやランプ
電圧VLaを検出する回路を図示していないが、上記回路
動作を実現するために必要に応じて制御回路に組み込ま
れるものである。
【0033】ところで、本実施形態においては期間T
3,T4でスイッチング素子Q2が常時オフとなるた
め、第1のループによる電流(入力電流)の供給が行わ
れず、力率の低下を招くことになる。そこで、負荷電圧
VLaが高い方にばらついたり電源電圧が低下して第1の
ループから負荷回路4への電流供給ができなくなった場
合に、図示しない制御回路により、図3(b)〜(f)
に示すような制御信号を各スイッチング素子Q1〜Q5
のゲートに与えて、期間T3,T4におけるスイッチン
グ素子Q4,Q5のオフ期間にスイッチング素子Q3の
オン期間を設けて入力電流を流すようにすれば力率改善
が可能となる。
【0034】すなわち、期間T3,T4において、スイ
ッチング素子Q1,Q2をオフし、スイッチング素子Q
4,Q5を同期して高周波でオン/オフさせるとともに
スイッチング素子Q4,Q5と反転同期してスイッチン
グ素子Q3をオン/オフさせるのである。
【0035】而して、期間T3,T4のスイッチング素
子Q3がオフ且つスイッチング素子Q4,Q5がオンの
時には、コンデンサC1の放電によりコンデンサC1→
スイッチング素子Q5→負荷回路4→インダクタL1→
スイッチング素子Q4→コンデンサC1の経路(第3の
ループ)で高圧放電灯Laに図中の向きのランプ電流I
Laを流し、期間T3,T4のスイッチング素子Q3がオ
ン且つスイッチング素子Q4,Q5がオフの時には、イ
ンダクタL1のエネルギ放出により、インダクタL1→
スイッチング素子Q3の寄生ダイオード→コンデンサC
1→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→負荷回路
4→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続き
ランプ電流ILaを流すとともに、交流電源Vs→第1の
全波整流器DB1→インダクタL2→スイッチング素子
Q3→第1の全波整流器DB1→交流電源Vsの経路で
入力電流を流して力率の改善を図ることができる。
【0036】また、期間T4では交流電源Vsからの入
力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも高くなるか
ら、図4に示すように、従来例2における期間T1と同
様にスイッチング素子Q2を高周波でオン/オフして第
1のループにより交流電源Vsからの入力電流を直接負
荷回路4に流すことができる。そして、期間T3での
み、上述のようにスイッチング素子Q4,Q5を同期し
て高周波でオン/オフさせるとともにスイッチング素子
Q4,Q5と反転同期してスイッチング素子Q3をオン
/オフさせれば、図4(g)に示すようにほぼ正負対称
な波形の負荷電流ILaを流しつつ力率を改善することが
できる。なお、期間T4では負荷電流ILaが入力電圧V
inに比例するように変動することになるが、入力電圧V
inの大きさに応じてスイッチング素子Q2のオン幅に変
調をかけるなどの方法で負荷電流ILaをほぼ一定とする
ことも可能である。
【0037】なお、図5に示すように第1の全波整流器
DB1とコンデンサC1の接続の向きを反転するととも
に、図中上側の2つのダイオードを第1及び第2の全波
整流器DB1,DB2で共用する構成とした場合も、上
述のような動作を行うことで同様の効果が得られるもの
である。
【0038】(実施形態2)図6は本発明の実施形態2
を示す回路図である。本実施形態は、図1に示した実施
形態1におけるスイッチング素子Q5をダイオードD2
に置き換えるとともに、スイッチング素子Q2のドレイ
ンにカソードを接続したダイオードD1のアノードをス
イッチング素子Q3のドレインに接続したものであっ
て、これ以外の構成は実施形態1と共通であるから共通
の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】而して、本実施形態では図示しない制御回
路により、図7(b)〜(e)に示すような制御信号を
各スイッチング素子Q1〜Q4のゲートに与えて、負荷
電圧VLaが高い方にばらついたり電源電圧が低下して第
1のループから負荷回路4への電流供給ができなくなっ
た場合に以下のような動作を行っている。
【0040】まず、交流電源VSからの入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0より低い期間T2にはスイッチング
素子Q1をオン、スイッチング素子Q2,Q4をオフす
るとともにスイッチング素子Q3を高周波でオン/オフ
させる。
【0041】すなわち、期間T2のスイッチング素子Q
3のオン時には、第1の全波整流器DB1→インダクタ
L2→スイッチング素子Q3→第1の全波整流器DB1
の経路でインダクタL2に電流を流すとともに、コンデ
ンサC1の放電によりコンデンサC1→スイッチング素
子Q3→インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素
子Q1→コンデンサC1の経路(第2のループ)で高圧
放電灯Laに図中逆向きのランプ電流ILaを流し、期間
T2のスイッチング素子Q3のオフ時には、インダクタ
L2のエネルギ放出により、インダクタL2→コンデン
サC1→スイッチング素子Q4の寄生ダイオード→第1
の全波整流器DB1→インダクタL2の経路でコンデン
サC1に充電電流を流すとともに、インダクタL1のエ
ネルギ放出により、インダクタL1→負荷回路4→スイ
ッチング素子Q1→スイッチング素子Q4の寄生ダイオ
ード→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続
き電流を流している。
【0042】一方、交流電源VSからの入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0以上であり且つ負荷電圧(ランプ電
圧)VLaの絶対値よりも低い期間T3、並びに負荷電圧
(ランプ電圧)VLaの絶対値よりも高い期間T4には、
スイッチング素子Q1をオフするとともにスイッチング
素子Q2,Q4を同期して高周波でオン/オフさせ且つ
スイッチング素子Q3を反転同期して高周波でオン/オ
フさせる。
【0043】すなわち、期間T3,T4のスイッチング
素子Q2,Q4のオン時には、コンデンサC1の放電に
よりコンデンサC1→ダイオードD1→スイッチング素
子Q2→負荷回路4→インダクタL1→スイッチング素
子Q4→コンデンサC1の経路(第3のループ)で高圧
放電灯Laに図中の向きのランプ電流ILaを流し、期間
T3,T4のスイッチング素子Q2,Q4のオフ時に
は、インダクタL1のエネルギ放出により、インダクタ
L1→スイッチング素子Q3の寄生ダイオード→コンデ
ンサC1→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→負
荷回路4→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引
き続きランプ電流ILaを流している。
【0044】而して、本実施形態でも実施形態1と同様
に、交流電源Vsからの入力電圧Vinの絶対値が負荷電
圧VLaよりも低くなる期間T3に第3のループでランプ
電流ILaを流すことができるから、図7(f)に示すよ
うに期間T2〜T4を通して負荷である高圧放電灯La
にはほぼ正負対称な波形の交流電流(ランプ電流)ILa
を流すことができ、カタホレシスやランプ寿命の悪化と
いった不具合が生じることがない。しかも、実施形態1
に比較してスイッチング素子Q5が削減でき、その駆動
回路も不要となるので、実施形態1に比較して回路の小
型化やコストダウンが図れるという利点がある。なお、
負荷電圧VLaが高い方にばらついたり電源電圧が低下す
ることがなければ、期間T3,T4においてスイッチン
グ素子Q2のみをオン/オフしてスイッチング素子Q4
をオフすることで第1のループから負荷回路4へ電流を
供給することが可能である。つまり、スイッチング素子
Q2のオン時に交流電源VsとコンデンサC1の何れか
ら負荷回路4に電流を供給するかをスイッチング素子Q
4で制御しているものである。
【0045】また、期間T4では交流電源Vsからの入
力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも高くなるか
ら、図8に示すように、従来例2における期間T1と同
様にスイッチング素子Q2のみを高周波でオン/オフし
て第1のループにより交流電源Vsからの入力電流を直
接負荷回路4に流すことができる。そして、期間T3
で、上述のようにスイッチング素子Q2,Q4を同期し
て高周波でオン/オフさせるとともにスイッチング素子
Q2,Q4と反転同期してスイッチング素子Q3をオン
/オフさせれば、図8(f)に示すようにほぼ正負対称
な波形の負荷電流ILaを流しつつ力率を改善することが
できる。なお、期間T4では負荷電流ILaが入力電圧V
inに比例するように変動することになるが、入力電圧V
inの大きさに応じてスイッチング素子Q2のオン幅に変
調をかけるなどの方法で負荷電流ILaをほぼ一定とする
ことも可能である。
【0046】ところで、無負荷状態(高圧放電灯Laが
消灯している状態)において負荷回路4に対して対角辺
の位置にある2つのスイッチング素子Q1とQ3及びQ
2とQ4を同期し且つ各組のスイッチング素子を反転同
期して高周波でオン/オフさせることにより、高圧放電
灯La及びイグナイタIGに並列接続されたコンデンサ
C2の両端にコンデンサC1の両端電圧Vdcにほぼ等し
い高電圧を生じさせた状態でイグナイタIGから高電圧
パルスを印加すれば、高圧放電灯Laが始動し易いもの
である。しかしながら、スイッチング素子Q1,Q3の
オン時にコンデンサC2の両端に生じる電圧がスイッチ
ング素子Q1,Q3のオフ時に電源電圧と重畳し、コン
デンサC2の充電電荷がコンデンサC1へ放電されてし
まうためにコンデンサC2の両端電圧が低下して始動性
の改善ができない虞がある。
【0047】そこで、図9に示すようにスイッチング素
子Q4のドレインと第1の全波整流器DB1の低電位側
の出力端との間にスイッチング素子Q6を挿入するとと
もにスイッチング素子Q4,Q6と並列にダイオードD
3を接続し、無負荷時にスイッチング素子Q1,Q3,
Q6を同期してオン/オフさせれば、上述のようにコン
デンサC2の充電電荷がコンデンサC1へ放電されるこ
とがなく、コンデンサC2の両端電圧の低下を防いで始
動性の改善が図れるものである。なお、無負荷時以外の
定常点灯時等においてはスイッチング素子Q6を常時オ
ンすることで図6に示した回路と等価になり、上述のよ
うにランプ電流ILaをほぼ正負対称な波形としてカタホ
レシスやランプ寿命の悪化といった不具合の発生を防止
することができる。
【0048】(実施形態3)図10は本発明の実施形態
3を示す回路図である。本実施形態は、図18に示した
従来例3におけるダイオードD1をスイッチング素子Q
5に置き換えたものであって、これ以外の構成は従来例
3と共通であるから共通の構成要素には同一の符号を付
して説明を省略する。
【0049】すなわち、スイッチング素子Q5のソース
をスイッチング素子Q3のドレインと接続するとともに
スイッチング素子Q5のドレインをスイッチング素子Q
1のドレインと接続している。そして、本実施形態では
図示しない制御回路により、図11(b)〜(f)に示
すような制御信号を各スイッチング素子Q1〜Q5のゲ
ートに与えている。
【0050】次に、図11を参照して、負荷電圧VLaが
高い方にばらついたり電源電圧が低下して第1のループ
から負荷回路4への電流供給ができなくなった場合にお
ける本実施形態の動作を説明する。但し、第1のループ
からの電流供給が可能な場合の動作は従来例3とほぼ同
一である。
【0051】まず、入力電圧Vinの絶対値が所定値V0
より低い期間T2にはスイッチング素子Q1をオン、ス
イッチング素子Q2,Q4,Q5をオフするとともにス
イッチング素子Q3を高周波でオン・オフさせている。
【0052】すなわち、期間T2のスイッチング素子Q
3のオン時には、第1の全波整流器DB1→インダクタ
L2→スイッチング素子Q3→第1の全波整流器DB1
の経路でインダクタL2に電流を流すとともに、コンデ
ンサC1の放電によりコンデンサC1→スイッチング素
子Q1→負荷回路4→インダクタL1→スイッチング素
子Q3→コンデンサC1の経路(第2のループ)で高圧
放電灯Laに図中の向きのランプ電流ILaを流し、期間
T2のスイッチング素子Q3のオフ時には、インダクタ
L2のエネルギ放出により、インダクタL2→スイッチ
ング素子Q5の寄生ダイオード→コンデンサC1→第1
の全波整流器DB1→インダクタL2の経路でコンデン
サC1に充電電流を流すとともに、インダクタL1のエ
ネルギ放出により、インダクタL1→スイッチング素子
Q5の寄生ダイオード→スイッチング素子Q1→負荷回
路4→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続
き電流ILaを流している。なお、スイッチング素子Q3
のオン・オフ動作は昇圧チョッパ動作を兼ねており、期
間T2には昇圧チョッパ動作による力率改善動作を行っ
ている。
【0053】一方、交流電源VSからの入力電圧Vinの
絶対値が所定値V0以上であり且つ負荷電圧(ランプ電
圧)VLaの絶対値よりも低い期間T3、並びに負荷電圧
(ランプ電圧)VLaの絶対値よりも高い期間期間T4に
は、スイッチング素子Q1,Q3,Q4をオフするとと
もにスイッチング素子Q2,Q5を同期して高周波でオ
ン・オフさせている。
【0054】すなわち、期間T3,T4のスイッチング
素子Q2,Q5のオン時には、コンデンサC1→スイッ
チング素子Q5→インダクタL1→負荷回路4→スイッ
チング素子Q2→コンデンサC1の経路(第3のルー
プ)で高圧放電灯Laにランプ電流ILaを流し、期間T
3,T4のスイッチング素子Q2,Q5のオフ時には、
インダクタL1のエネルギ放出によりインダクタL1→
負荷回路4→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→
コンデンサC1→スイッチング素子Q3の寄生ダイオー
ド→インダクタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続き
電流ILaを流している。
【0055】而して、本実施形態でも実施形態1と同様
に、交流電源Vsからの入力電圧Vinの絶対値が負荷電
圧VLaよりも低くなる期間T3においても第3のループ
でランプ電流ILaを流すことができるから、図11
(g)に示すように期間T2〜T4を通して負荷である
高圧放電灯Laにはほぼ正負対称な波形の交流電流(ラ
ンプ電流)ILaを流すことができ、カタホレシスやラン
プ寿命の悪化といった不具合が生じることがない。しか
も、従来例3に比較して素子数が1つ増加するものの、
ダイオードD1を電界効果トランジスタQ5に置き換え
ているので、回路構成が大幅に複雑化するものではな
く、回路効率が極端に低下することもなく、従来例1に
比較すれば回路構成が簡単であるとともに回路効率が高
いものである。
【0056】ところで、本実施形態においてはスイッチ
ング素子Q4が常時オフとなるために第1のループによ
る入力電流の供給が行われず、力率の低下を招くことに
なる。そこで、負荷電圧VLaが高い方にばらついたり電
源電圧が低下して第1のループから負荷回路4への電流
供給ができなくなった場合に、図示しない制御回路によ
り、図12(b)〜(f)に示すような制御信号を各ス
イッチング素子Q1〜Q5のゲートに与えて、期間T
3,T4におけるスイッチング素子Q2,Q5のオフ期
間にスイッチング素子Q3のオン期間を設けて入力電流
を流すようにすれば力率改善が可能となる。
【0057】また、期間T4では交流電源Vsからの入
力電圧Vinの絶対値が負荷電圧VLaよりも高くなるか
ら、図13に示すように、従来例3における期間T1と
同様にスイッチング素子Q4を常時オンとし且つスイッ
チング素子Q2を高周波でオン/オフして第1のループ
により交流電源Vsからの入力電流を直接負荷回路4に
流すことができる。そして、期間T3でのみ、上述のよ
うにスイッチング素子Q2,Q5を同期して高周波でオ
ン/オフさせるとともにスイッチング素子Q2,Q5と
反転同期してスイッチング素子Q3をオン/オフさせれ
ば、図13(g)に示すようにほぼ正負対称な波形の負
荷電流ILaを流しつつ力率を改善することができる。な
お、期間T4では負荷電流ILaが入力電圧Vinに比例す
るように変動することになるが、入力電圧Vinの大きさ
に応じてスイッチング素子Q2のオン幅に変調をかける
などの方法で負荷電流ILaをほぼ一定とすることも可能
である。
【0058】(実施形態4)図14に本発明の実施形態
4の回路図を示す。本実施形態は、交流電源Vsに接続
された全波整流器DBと、全波整流器DBの出力端間に
インダクタL2及びダイオードD1を介して接続された
平滑用のコンデンサC1と、コンデンサC1に並列接続
されたスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、全波
整流器DBの出力端間に接続されたスイッチング素子Q
3,Q4の直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の
接続点とQ3,Q4の接続点の間に直列に接続されたイ
ンダクタL1及び負荷回路4と、インダクタL2及びダ
イオードD1の接続点と全波整流器DBの低電位側の出
力端の間に接続されたスイッチング素子Q5と、ダイオ
ードD1及びスイッチング素子Q1の接続点とスイッチ
ング素子Q3,Q4の接続点の間に接続されたスイッチ
ング素子Q6とを備える。
【0059】次に、負荷電圧VLaが高い方にばらついた
り電源電圧が低下したりすることなく、第1のループ
(交流電源Vs→全波整流器DB→スイッチング素子Q
3→インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素子Q
2→全波整流器DB→交流電源Vsの経路)から負荷回
路4への電流供給ができる通常状態の動作を説明する。
【0060】この通常状態では、図示しない制御回路に
より、入力電圧Vinの絶対値が所定値V0より高い期間
T1にはスイッチング素子Q2をオン、スイッチング素
子Q1,Q4をオフとするとともに、スイッチング素子
Q3,Q5を反転同期して高周波でオン/オフし、入力
電圧Vinの絶対値が所定値V0より低い期間T2にはス
イッチング素子Q4をオン、スイッチング素子Q2,Q
3をオフとするとともに、スイッチング素子Q1,Q5
を同期して高周波でオン/オフさせている。但し、スイ
ッチング素子Q6は常時オフのままとする。
【0061】すなわち、期間T1のスイッチング素子Q
3がオン且つスイッチング素子Q5がオフの時には上記
第1のループで交流電源Vsから直接負荷回路4に負荷
電流ILaを流すとともに、インダクタL2のエネルギ放
出によりインダクタL2→ダイオードD1→コンデンサ
C1→全波整流器DBの経路でコンデンサC1を充電
し、スイッチング素子Q3がオフ且つスイッチング素子
Q5がオンの時には、インダクタL1のエネルギ放出に
より、インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素子
Q2→スイッチング素子Q4の寄生ダイオード→インダ
クタL1の経路で高圧放電灯Laに引き続き電流ILaを
流すとともに、全波整流器DB→インダクタL2→スイ
ッチング素子Q5→全波整流器DBの経路でインダクタ
L2に電流を流す。
【0062】一方、期間T2のスイッチング素子Q1,
Q5のオン時には、コンデンサC1の放電によりコンデ
ンサC1→スイッチング素子Q1→負荷回路4→インダ
クタL1→スイッチング素子Q4→コンデンサC1の経
路(第2のループ)で負荷電流ILaを流すとともに全波
整流器DB→インダクタL2→スイッチング素子Q5→
全波整流器DBの経路で入力電流を流し、スイッチング
素子Q1,Q5のオフ時には、インダクタL2のエネル
ギ放出によりインダクタL2→ダイオードD1→コンデ
ンサC1→全波整流器DBの経路で入力電流を流してコ
ンデンサC1を充電する昇圧チョッパ動作を行って力率
改善を図っている。また、インダクタL2のエネルギ放
出後に、インダクタL1のエネルギ放出によりインダク
タL1→スイッチング素子Q4→スイッチング素子Q2
の寄生ダイオード→負荷回路4→インダクタL1の経路
で負荷電流ILaが回生する。
【0063】次に、負荷電圧VLaが高い方にばらついた
り電源電圧が低下して第1のループから負荷回路4への
電流供給ができなくなった場合における動作を説明す
る。
【0064】この場合、交流電源VSからの入力電圧V
inの絶対値が所定値V0以上である期間T1にスイッチ
ング素子Q3の代わりにスイッチング素子Q6をスイッ
チング素子Q5と反転同期して高周波でオン/オフさせ
る。
【0065】すなわち、スイッチング素子Q6がオン且
つスイッチング素子Q5がオフの時にはコンデンサC1
の放電によりコンデンサC1→スイッチング素子Q6→
インダクタL1→負荷回路4→スイッチング素子Q2→
コンデンサC1の経路(第3のループ)で負荷電流ILa
を流すとともに、インダクタL2のエネルギ放出により
インダクタL2→ダイオードD1→コンデンサC1→全
波整流器DBの経路でコンデンサC1を充電し、スイッ
チング素子Q6がオフ且つスイッチング素子Q5がオン
の時には、インダクタL1のエネルギ放出により、イン
ダクタL1→負荷回路4→スイッチング素子Q2→スイ
ッチング素子Q4の寄生ダイオード→インダクタL1の
経路で高圧放電灯Laに引き続き電流ILaを流すととも
に、全波整流器DB→インダクタL2→スイッチング素
子Q5→全波整流器DBの経路でインダクタL2に電流
を流す。
【0066】而して、本実施形態でも他の実施形態と同
様に、交流電源Vsからの入力電圧Vinの絶対値が負荷
電圧VLaよりも低くなる期間においても第3のループで
ランプ電流ILaを流すことができるから、全ての期間を
通して負荷である高圧放電灯Laにはほぼ正負対称な波
形の交流電流(ランプ電流)ILaを流すことができ、カ
タホレシスやランプ寿命の悪化といった不具合が生じる
ことがない。しかも、従来例1に比較すれば回路構成が
簡単であるとともに回路効率が高いものである。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明は、直流電源から第1の
スイッチング素子及びインダクタを介して負荷に電力を
供給する第1のループと、平滑用のコンデンサから第2
のスイッチング素子及びインダクタを介して負荷に電力
を供給する第2のループと、前記コンデンサから第3の
スイッチング素子及びインダクタを介して負荷に電力を
供給する第3のループとを有し、第1のループに流れる
負荷電流の向きと第2のループに流れる負荷電流の向き
を逆向きとするとともに、第1のループに流れる負荷電
流の向きと第3のループに流れる負荷電流の向きを同一
とし、第2のループと第3のループを交互に切り換えて
負荷に交流電流を供給するので、通常は直流電源又はコ
ンデンサから負荷に電力を供給することで従来例に比較
して電力変換過程が少なくなるため、回路構成が簡単で
あるとともに回路効率が高くなり、負荷電圧が高い方に
ばらついたり電源電圧が低下して第1のループから負荷
回路への電流供給ができなくなった場合においては、第
2のループと第3のループを交互に切り換えて負荷に交
流電流を供給することで負荷に正負対称な波形の交流電
流を流すことが可能となるという効果がある。
【0068】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、直流電源は交流電源と整流回路を有し、第3のスイ
ッチング素子のオン時に交流電源から入力電流を流して
なるので、力率の改善が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の他の動作説明図である。
【図4】同上のさらに他の動作説明図である。
【図5】同上の他の回路構成を示す回路図である。
【図6】実施形態2を示す回路図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の他の動作説明図である。
【図9】同上の他の回路構成を示す回路図である。
【図10】実施形態3を示す回路図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の他の動作説明図である。
【図13】同上のさらに他の動作説明図である。
【図14】実施形態4を示す回路図である。
【図15】従来例1を示す回路図である。
【図16】従来例2を示す回路図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】実施形態3を示す回路図である。
【図19】同上の動作説明図である。
【図20】従来例2,3の動作説明図である。
【符号の説明】
4 負荷回路 Vs 交流電源 DB1 第1の全波整流器 DB2 第2の全波整流器 Q1〜Q5 スイッチング素子 L1,L2 インダクタ C1 コンデンサ La 高圧放電灯
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA11 AC11 BA03 BB01 BC01 BC03 CA01 GA02 GB18 5H007 AA17 BB03 CA02 CB05 CB09 CC03 DA06 EA02 FA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から第1のスイッチング素子及
    びインダクタを介して負荷に電力を供給する第1のルー
    プと、平滑用のコンデンサから第2のスイッチング素子
    及びインダクタを介して負荷に電力を供給する第2のル
    ープと、前記コンデンサから第3のスイッチング素子及
    びインダクタを介して負荷に電力を供給する第3のルー
    プとを有し、第1のループに流れる負荷電流の向きと第
    2のループに流れる負荷電流の向きを逆向きとするとと
    もに、第1のループに流れる負荷電流の向きと第3のル
    ープに流れる負荷電流の向きを同一とし、第2のループ
    と第3のループを交互に切り換えて負荷に交流電流を供
    給することを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 直流電源は交流電源と整流回路を有し、
    第3のスイッチング素子のオン時に交流電源から入力電
    流を流してなることを特徴とする請求項1記載のインバ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、第1の全
    波整流器の出力端間に接続される第1のインダクタ及び
    第3のスイッチング素子の直列回路と、第3のスイッチ
    ング素子の両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第
    4のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
    サと並列に接続される第1及び第5のスイッチング素子
    の直列回路と、第3及び第4のスイッチング素子の接続
    点と第1及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿
    入される負荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、
    第2の全波整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイ
    ッチング素子の接続点の間に挿入される第2のスイッチ
    ング素子とを備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイッチン
    グ素子をオンとするとともに負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して第1のスイッチング素子と対角
    辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波でオン
    /オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧
    が所定値よりも高い期間では負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して対角辺の位置にある第4及び第
    5のスイッチング素子を同期させて高周波でオン/オフ
    することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、第1の全
    波整流器の出力端間に接続される第1のインダクタ及び
    第3のスイッチング素子の直列回路と、第3のスイッチ
    ング素子の両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第
    4のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
    サと並列に接続される第1及び第5のスイッチング素子
    の直列回路と、第3及び第4のスイッチング素子の接続
    点と第1及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿
    入される負荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、
    第2の全波整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイ
    ッチング素子の接続点の間に挿入される第2のスイッチ
    ング素子とを備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイッチン
    グ素子をオンとするとともに負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して第1のスイッチング素子と対角
    辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波でオン
    /オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧
    が所定値よりも高い期間では負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して対角辺の位置にある第4及び第
    5のスイッチング素子を同期させて高周波でオン/オフ
    するとともに第4及び第5のスイッチング素子のオフ期
    間に第3のスイッチング素子のオン期間を設けることを
    特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  5. 【請求項5】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、第1の全
    波整流器の出力端間に接続される第1のインダクタ及び
    第3のスイッチング素子の直列回路と、第3のスイッチ
    ング素子の両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第
    4のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
    サと並列に接続される第1及び第5のスイッチング素子
    の直列回路と、第3及び第4のスイッチング素子の接続
    点と第1及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿
    入される負荷回路及び第2のインダクタの直列回路と、
    第2の全波整流器の一方の出力端と第1及び第5のスイ
    ッチング素子の接続点の間に挿入される第2のスイッチ
    ング素子とを備え、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイッチン
    グ素子をオンとするとともに負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して第1のスイッチング素子と対角
    辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波でオン
    /オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧
    が所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも低い期間では負
    荷回路及び第2のインダクタの直列回路に対して対角辺
    の位置にある第4及び第5のスイッチング素子を同期さ
    せて高周波でオン/オフするとともに第4及び第5のス
    イッチング素子のオフ期間に第3のスイッチング素子の
    オン期間を設け、第1及び第2の全波整流回路の脈流出
    力電圧が所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも高い期間
    では第2のスイッチング素子を除く他のスイッチング素
    子をオフするとともに第2のスイッチング素子を高周波
    でオン/オフすることを特徴とする請求項1記載のイン
    バータ装置。
  6. 【請求項6】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、第1の全
    波整流器の出力端間に接続される第1のインダクタ及び
    第3のスイッチング素子の直列回路と、第3のスイッチ
    ング素子の両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第
    4のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
    サと並列に接続される第1のスイッチング素子及び第1
    のダイオードの直列回路と、第3及び第4のスイッチン
    グ素子の接続点と第1のスイッチング素子及び第1のダ
    イオードの接続点の間に挿入される負荷回路及び第2の
    インダクタの直列回路と、第1のダイオードと並列に接
    続される第2のダイオード及び第2のスイッチング素子
    の直列回路とを備え、第2のダイオードと第2のスイッ
    チング素子の接続点に第2の全波整流器の一方の出力端
    が接続されてなり、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイッチン
    グ素子をオンとするとともに負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して第1のスイッチング素子と対角
    辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波でオン
    /オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧
    が所定値よりも高い期間では第2及び第4のスイッチン
    グ素子を同期させて高周波でオン/オフするとともに第
    2及び第4のスイッチング素子のオフ期間に第3のスイ
    ッチング素子のオン期間を設けることを特徴とする請求
    項1記載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、第1の全
    波整流器の出力端間に接続される第1のインダクタ及び
    第3のスイッチング素子の直列回路と、第3のスイッチ
    ング素子の両端に接続される平滑用のコンデンサ及び第
    4のスイッチング素子の直列回路と、平滑用のコンデン
    サと並列に接続される第1のスイッチング素子及び第1
    のダイオードの直列回路と、第3及び第4のスイッチン
    グ素子の接続点と第1のスイッチング素子及び第1のダ
    イオードの接続点の間に挿入される負荷回路及び第2の
    インダクタの直列回路と、第1のダイオードと並列に接
    続される第2のダイオード及び第2のスイッチング素子
    の直列回路とを備え、第2のダイオードと第2のスイッ
    チング素子の接続点に第2の全波整流器の一方の出力端
    が接続されてなり、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも低い期間では第1のスイッチン
    グ素子をオンとするとともに負荷回路及び第2のインダ
    クタの直列回路に対して第1のスイッチング素子と対角
    辺の位置にある第3のスイッチング素子を高周波でオン
    /オフし、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧
    が所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも低い期間では第
    2及び第4のスイッチング素子を同期させて高周波でオ
    ン/オフするとともに第2及び第4のスイッチング素子
    のオフ期間に第3のスイッチング素子のオン期間を設
    け、第1及び第2の全波整流回路の脈流出力電圧が所定
    値よりも高く且つ負荷電圧よりも高い期間では第2のス
    イッチング素子を除く他のスイッチング素子をオフする
    とともに第2のスイッチング素子を高周波でオン/オフ
    することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  8. 【請求項8】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、平滑用の
    コンデンサと、平滑用のコンデンサに並列に接続される
    第1及び第2のスイッチング素子の直列回路と、平滑用
    のコンデンサに並列に接続される第3及び第5のスイッ
    チング素子の直列回路と、第1及び第2のスイッチング
    素子の接続点と第3及び第5のスイッチング素子の接続
    点の間に挿入される負荷回路及び第2のインダクタの直
    列回路と、第1の全波整流器の一方の出力端と第3及び
    第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入される第1
    のインダクタと、第2の全波整流器の一方の出力端と第
    3及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入され
    る第4のスイッチング素子とを備え、第1及び第2の全
    波整流回路の脈流出力電圧が所定値よりも低い期間では
    第1のスイッチング素子をオンとするとともに負荷回路
    及び第2のインダクタの直列回路に対して第1のスイッ
    チング素子と対角辺の位置にある第3のスイッチング素
    子を高周波でオン/オフし、第1及び第2の全波整流回
    路の脈流出力電圧が所定値よりも高い期間では負荷回路
    及び第2のインダクタの直列回路に対して対角辺の位置
    にある第2及び第5のスイッチング素子を同期させて高
    周波でオン/オフするとともに第2及び第5のスイッチ
    ング素子のオフ期間に第3のスイッチング素子のオン期
    間を設けることを特徴とする請求項1記載のインバータ
    装置。
  9. 【請求項9】 互いに一部の回路素子を共用しつつ交流
    電源を整流する第1及び第2の全波整流器と、平滑用の
    コンデンサと、平滑用のコンデンサに並列に接続される
    第1及び第2のスイッチング素子の直列回路と、平滑用
    のコンデンサに並列に接続される第3及び第5のスイッ
    チング素子の直列回路と、第1及び第2のスイッチング
    素子の接続点と第3及び第5のスイッチング素子の接続
    点の間に挿入される負荷回路及び第2のインダクタの直
    列回路と、第1の全波整流器の一方の出力端と第3及び
    第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入される第1
    のインダクタと、第2の全波整流器の一方の出力端と第
    3及び第5のスイッチング素子の接続点の間に挿入され
    る第4のスイッチング素子とを備え、第1及び第2の全
    波整流回路の脈流出力電圧が所定値よりも低い期間では
    第1のスイッチング素子をオンとするとともに負荷回路
    及び第2のインダクタの直列回路に対して第1のスイッ
    チング素子と対角辺の位置にある第3のスイッチング素
    子を高周波でオン/オフし、第1及び第2の全波整流回
    路の脈流出力電圧が所定値よりも高く且つ負荷電圧より
    も低い期間では第2及び第5のスイッチング素子を同期
    させて高周波でオン/オフするとともに第2及び第5の
    スイッチング素子のオフ期間に第3のスイッチング素子
    のオン期間を設け、第1及び第2の全波整流回路の脈流
    出力電圧が所定値よりも高く且つ負荷電圧よりも高い期
    間では第4のスイッチング素子を常時オンするとともに
    第2のスイッチング素子を高周波でオン/オフすること
    を特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
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