JP2002354790A - コンバータ及びその起動方法 - Google Patents

コンバータ及びその起動方法

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JP2002354790A
JP2002354790A JP2001151753A JP2001151753A JP2002354790A JP 2002354790 A JP2002354790 A JP 2002354790A JP 2001151753 A JP2001151753 A JP 2001151753A JP 2001151753 A JP2001151753 A JP 2001151753A JP 2002354790 A JP2002354790 A JP 2002354790A
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Hiroshi Usui
浩 臼井
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突入電流を低減する。 【解決手段】 ゼロクロス検出器14は、交流電源11
からの交流電圧の供給が開始してから、交流電圧のゼロ
クロスを検出し、ゼロクロス検出信号を起動回路16に
出力する。起動回路16は、ゼロクロス検出信号が供給
されて発振器17に出力する出力電圧を立ち上げる。発
振器17は、起動回路16の出力電圧が立ち上がると発
振する。発振器17が発振を開始すると制御部6はパル
ス信号を生成してトランジスタQ1のゲートに供給す
る。トランジスタQ1は低い電圧でオン、オフを開始
し、突入電流が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバータ及びそ
の起動方法に関し、特に突入電流を防止することが可能
なコンバータ及びその起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、交流電圧を整流する交流整流
部に電解コンデンサを含まないコンバータが知られてい
る。
【0003】かかる従来のコンバータの構成を図14に
示す。従来のコンバータは、交流整流部51と、スイッ
チング部52と、直流出力部53と、電流検出部54
と、出力電圧検出部55と、制御部56と、を備えて構
成されている。
【0004】交流整流部51は、フィルタ62と、ブリ
ッジ整流回路63と、フィルタ64と、を備えている。
尚、交流電源61は、フィルタ62を介してブリッジ整
流回路63に交流電圧を供給する電源である。スイッチ
ング部52は、トランスT61と、トランジスタQ61
と、を備えて構成されている。
【0005】直流出力部53は、ダイオードD61と、
コンデンサC61と、を備えて構成されている。電流検
出部54は、抵抗R61を備えて構成されている。出力
電圧検出部55は、抵抗R62,R63を備えて構成さ
れている。
【0006】制御部56は、発振器65と、フリップフ
ロップ66と、ORゲート67と、オペアンプOP61
と、コンパレータCOMP61と、ダイオードD62,
D63と、ツェナーダイオードD64と、コンデンサC
62と、抵抗R64〜R67と、を備えて構成されてい
る。
【0007】かかる従来のコンバータは、ブリッジ整流
回路63によって整流された整流電圧を、平滑せずにト
ランスT61に供給する。制御部56は、パルス信号を
生成し、このパルス信号をトランジスタQ61のゲート
に供給する。トランジスタQ61は、供給されたパルス
信号に基づいてオン、オフし、これにより、トランスT
61に流れる電流が変化する。そして、直流出力部53
のダイオードD61は、トランスT61の二次側に発生
した交流電圧を整流し、コンデンサC61が平滑化す
る。平滑化された電圧が直流電圧となって出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、交流電源6
1の周波数は、商用周波数であり、スイッチング周波数
は、商用周波数と比べて非常に高い。トランスT61の
インダクタンスはこのスイッチング周波数に応じた値と
なるように設計されているので、いきなり商用周波数の
交流電圧が供給されても、トランスT61のインダクタ
ンス分で電流量を調整することはできない。従来のコン
バータでは、供給された交流電圧の電圧値がどのような
値になっていようと、それとは無関係にスイッチング部
52を起動している。このため、コンバータが起動した
ときに、供給された交流電圧の電圧値が高いと、トラン
スT61、トランジスタQ61に大きな突入電流が流れ
込んでくる。
【0009】このため、トランジスタQ61に容量の大
きなものを備える必要があり、もし、突入電流を低減し
ようとすると、そのための電流減流手段が必要となって
くる。しかし、この電源減流手段を備えると、コンバー
タが高価になってしまう。尚、このような不都合は、コ
ンバータに限られず、他の交流入力回路でも事情は同じ
である。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、起動時の突入電流を低減することが
可能なコンバータ及びコンバータの起動方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るコンバータは、交流電源
から供給された交流電圧を整流して整流電圧を出力する
交流整流手段と、前記交流整流手段によって整流された
整流電圧が供給されるインダクタと、整流電圧が供給さ
れて前記インダクタに流れる電流をスイッチングするス
イッチング手段と、前記スイッチング手段を制御する制
御手段と、を備えたコンバータにおいて、前記交流電源
による交流電圧の供給が開始された後、前記交流電圧の
絶対値が所定値未満になるゼロクロスを検出するゼロク
ロス検出手段と、前記ゼロクロス検出手段がゼロクロス
を検出すると、前記スイッチング手段を駆動開始するよ
うに、前記制御手段を起動する起動手段と、を備えるよ
うにした。
【0012】このような構成によれば、交流電源からの
交流電圧の供給開始後、ゼロクロスが検出されると、ス
イッチング手段の駆動が開始する。ゼロクロスの検出時
点では、交流電圧は所定値未満となっているので、スイ
ッチング手段の駆動が開始してもスイッチング手段に大
きな電流は流れなくなる。
【0013】前記所定値は、前記スイッチング手段に流
れる電流に応じて設定されるようにすることができる。
前記ゼロクロス検出手段は、交流電圧の絶対値として、
前記交流整流手段によって整流された整流電圧に基づい
てゼロクロスを検出するように構成されたものでもよ
い。
【0014】前記ゼロクロス検出手段は、前記交流電源
から供給された交流電圧が正から負になる場合に前記ゼ
ロクロスを検出する第1のゼロクロス検出手段と、負か
ら正になる場合にゼロクロスを検出する第2のゼロクロ
ス検出手段と、からなり、前記起動手段は、前記第1の
ゼロクロス検出手段及び前記第2のゼロクロス検出手段
のうちいずれか一方がゼロクロスを検出すると、前記ス
イッチング手段を駆動開始するように、前記制御手段を
起動するものでもよい。
【0015】前記ゼロクロス検出手段は、導通閾値電圧
以上になって発光する発光素子を備え、前記交流電源か
ら供給された交流電圧が所定値未満になると前記発光素
子が消えてゼロクロスを検出するように構成され、前記
起動手段は、前記発光素子が発光した光を受光する受光
素子を備え、前記受光素子が消えると前記スイッチング
手段を駆動開始するように、前記制御手段を起動するも
のでもよい。前記発光素子は、フォトダイオードであ
り、前記受光素子は、フォトトランジスタであってもよ
い。
【0016】前記ゼロクロス検出手段は、前記交流電圧
の絶対値を、予め設定された所定値と比較する比較手段
を備え、前記比較手段による比較結果に基づいてゼロク
ロスを検出するように構成されたものでもよい。
【0017】本発明の第2の観点に係るコンバータの起
動方法は、交流電圧を供給する交流電源と、前記交流電
源から交流が供給された交流電圧を整流して整流電圧を
出力する交流整流手段と、前記交流整流手段によって整
流された整流電圧が供給されるインダクタと、整流電圧
が供給されて前記インダクタに流れる電流をスイッチン
グするスイッチング手段と、前記スイッチング手段を制
御する制御手段と、を備えたコンバータを起動するコン
バータの起動方法であって、前記交流電源による交流電
圧の供給が開始されてから、前記交流電圧の絶対値が予
め設定された所定値未満になっている期間を、ゼロクロ
ス期間として検出し、前記ゼロクロス期間を検出する
と、そのゼロクロス期間で前記制御手段を起動して前記
スイッチング手段の制御を開始させるようにしたもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
コンバータを図面を参照して説明する。まず、第1の実
施の形態について説明する。第1の実施の形態に係るコ
ンバータは、交流電圧のゼロクロスを、整流した整流電
圧に基づいて検出し、スイッチング素子が低い電圧で駆
動開始されるようにしたものである。
【0019】第1の実施の形態に係るコンバータの構成
を図1に示す。コンバータは、交流整流部1と、スイッ
チング部2と、直流出力部3と、電流検出部4と、出力
電圧検出部5と、制御部6と、を備えて構成されてい
る。
【0020】交流整流部1は、交流電圧を整流し、整流
した整流電圧をスイッチング部2に供給するブロックで
あり、交流電源11と、フィルタ12と、ブリッジ整流
回路13と、ゼロクロス検出器14と、フィルタ15
と、を備えて構成されている。
【0021】フィルタ12は、交流(AC)電源11の
電源ノイズを除去するためのものであり、交流電源11
に接続されている。フィルタ12は、図2(a)又は
(b)に示すようなノーマルモードフィルタ、あるいは
図2(c)に示すようなコモンモードフィルタによって
構成されている。
【0022】ブリッジ整流回路13は、交流電源11か
らの交流電圧を整流するためのものであり、4つのダイ
オードD1〜D4によって構成されている。
【0023】ゼロクロス検出器14は、ブリッジ整流回
路13によって整流された整流電圧が所定閾値Vth以下
になってから、再び閾値Vthを越えるまでの期間をゼロ
クロス期間として検出するものである。このゼロクロス
検出器14は、ブリッジ整流回路13の+出力端子、−
出力端子に接続されている。尚、前記閾値Vthは、後述
するトランジスタQ1の電流容量、損失等を考慮して設
定される。
【0024】このゼロクロス検出器14の構成を図3に
示す。ゼロクロス検出器14は、発光部としてのフォト
ダイオード31aと抵抗R11と、を備えて構成されて
いる。
【0025】フォトダイオード31aは、供給される電
圧が順方向バイアス電圧Vf以上で発光し、順方向バイ
アス電圧Vf未満で消える(消灯)。抵抗R11は、フ
ォトダイオード31aに流れる電流を調整する抵抗であ
り、その抵抗値は、整流電圧が閾値Vthでフォトダイオ
ード31aに供給される電圧がほぼ順方向バイアス電圧
Vfになるように設定される。
【0026】このように抵抗R11の抵抗値を設定する
ことにより、ゼロクロス検出器14は、整流電圧が閾値
Vth未満になってから閾値Vth以上になるまでの期間
で、フォトダイオード31aが消灯するゼロクロス検出
信号を生成することができる。フォトダイオード31a
が消灯している間で、交流電圧はゼロを横切ることにな
る。
【0027】フィルタ15は、電源ノイズを除去するた
めのフィルタであり、フィルタ12と同じように構成さ
れ、ブリッジ整流回路13の出力端子である+端子、−
端子に接続されている。
【0028】スイッチング部2は、トランスTと、トラ
ンジスタQ1と、を備えて構成され、トランスTに流れ
る電流をトランジスタQ1でスイッチングするブロック
である。トランスTは、一次側コイルと二次側コイルと
が絶縁されて所定の巻数比で巻かれることにより構成さ
れている。
【0029】トランジスタQ1は、ゲートに供給された
パルス信号に基づいてオン、オフするスイッチング素子
であり、Nチャンネルの電界効果トランジスタ(FE
T)によって構成されている。トランジスタQ1のドレ
インは、トランスTの端子P12に接続され、そのソー
スは、抵抗R1を介してフィルタ15の負極側に接続さ
れている。
【0030】直流出力部3は、直流を出力するブロック
であり、ダイオードD5と、コンデンサC1と、を備え
て構成されている。ダイオードD5は、トランスTの二
次側端子である端子P21、P22間に発生した電圧を
整流するためのダイオードであり、そのアノードは、ト
ランスTの端子P21に接続されている。
【0031】コンデンサC1は、ダイオードD5によっ
て整流された電圧を平滑化するものであり、出力端子P
out1とPout2間に接続されている。尚、出力端子Pout
2、フィルタ15の負極側及びコンデンサの−端子は接
地されている。
【0032】電流検出部4は、抵抗R1によって構成さ
れている。抵抗R1は、トランジスタQ1に流れるドレ
イン(スイッチング)電流を電圧変換することにより検
出し、その電流検出信号を出力するための抵抗であり、
トランジスタQ1のソースと接地間に接続されている。
【0033】出力電圧検出部5は、出力電圧を検出する
ブロックであり、抵抗R2,R3を備えて構成されてい
る。抵抗R2、R3は、出力電圧を検出するための分圧
抵抗であり、コンデンサC1の+端子と接地間に直列接
続されている。
【0034】制御部6は、起動回路16と、発振器17
と、フリップフロップ18と、ORゲート19と、オペ
アンプOP1と、コンパレータCOMP1と、ダイオー
ドD6,D7と、ツェナーダイオードD8と、コンデン
サC2,C3と、抵抗R4〜R9と、を備えて構成され
ている。この制御部6は、スイッチング部2のトランジ
スタQ1のゲートに供給するパルス信号を生成するブロ
ックである。
【0035】起動回路16は、ゼロクロス検出器14か
らのゼロクロス検出信号に基づいて発振器17を起動さ
せるためのものである。起動回路16の構成を図4に示
す。起動回路16は、フォトダイオード31bと、トラ
ンジスタQ11と、ツェナーダイオードD11と、ダイ
オードD12と、コンデンサC11、C12と、抵抗R
21〜R24と、を備えている。
【0036】フォトトランジスタ31bは、ゼロクロス
検出器14のフォトダイオード31aが発光した光を受
光する受光部である。尚、フォトダイオード31aと、
フォトトランジスタ31bとは、フォトカプラを構成し
ている。
【0037】トランジスタQ11は、バイポーラ形のP
NPトランジスタである。ツェナーダイオードD11
は、コンデンサC11の充電電圧をツェナー電圧にクラ
ンプさせることにより、基準値Vref3の電圧を生成する
ためのダイオードである。
【0038】トランジスタQ11と、抵抗R23と、コ
ンデンサC12とは、起動して起動回路16の出力電圧
が一旦、立ち上がると、立ち上がった出力電圧を保持す
るためのものである。
【0039】発振器16は、トリガ信号及びスロープ補
償信号を生成し、トリガ信号を端子P1からORゲート
19及びフリップフロップ18に出力し、スロープ補償
信号を端子P2から出力する。
【0040】尚、発振器17の端子P2は、抵抗R8と
コンデンサC2との接続点に接続され、コンデンサC2
は接地され、抵抗R8には、基準電圧Vref2を有する直
流電源が接続されている。
【0041】前記トリガ信号は、トランジスタQ1のス
イッチング周期を設定する信号である。それとともに、
このトリガ信号は、フリップフロップ18に出力されて
フリップフロップ18をセットするセット信号ともな
る。
【0042】スロープ補償信号は、抵抗R1から出力さ
れた電流検出信号に所定のスロープを付加するための信
号である。スロープを付加するのは、トランジスタQ1
の電流波形を整流電圧の波形に近づけることにより力率
を改善するためである。
【0043】抵抗R9及びコンデンサC3は、発振器1
6から出力されたスロープ補償信号を、抵抗R6、R7
との接続点において電流検出信号に重畳させるためのも
のである。
【0044】フリップフロップ18は、パルス信号を生
成するためのR−Sフリップフロップである。ORゲー
ト19は、発振器17の端子P1から出力されたトリガ
信号とフリップフロップ18のQ端子から出力されたパ
ルス信号とのOR演算を行い、演算した結果としてパル
ス信号をトランジスタQ1のゲートに出力するものであ
る。
【0045】オペアンプOP1は、分圧抵抗R2、R3
によって分圧された電圧を基準電圧Vref1と比較する
ことにより、その差動増幅信号を出力するアンプであ
り、その反転入力端子(以後、「−端子」と記す。)
は、抵抗R2、R3との接続点に接続され、非反転入力
端子(以後、「+端子」と記す。)に基準電圧Vref1が
供給される。
【0046】ダイオードD6、D7は、同じ向きに直列
接続された電圧降下用のダイオードであり、ダイオード
D6のアノードは、オペアンプOP1の出力端に接続さ
れている。
【0047】コンパレータCOMP1は、差動増幅信号
と、スロープ補償信号を重畳させた検出電流検出信号
と、に基づいてフリップフロップ18をリセットするリ
セット信号を出力するものであり、その−端子は、抵抗
R4を介してダイオードD7のカソードに接続され、抵
抗5を介して接地されている。
【0048】抵抗R4、R5は、ダイオードD6、D7
によって電圧降下した差動増幅信号を分圧するための抵
抗である。ツェナーダイオードD8は、過電流保護用の
ダイオードであり、そのカソードは、コンパレータCO
MP1の−端子に接続され、そのアノードは接地されて
いる。抵抗R6は、レベル調整用の抵抗であり、トラン
ジスタQ1のソースとコンパレータCOMP1の+端子
との間に直列接続されている。
【0049】次に第1の実施の形態に係るコンバータの
動作を図5に基づいて説明する。起動時、交流電源11
は、商用周波数の交流電圧を、フィルタ12を介してブ
リッジ整流回路13に供給する。図5に示すように、交
流電源11は、時刻t0で交流電圧の供給を開始するも
のとする。
【0050】ブリッジ整流回路13は、交流電圧が供給
されると、供給された交流電圧を整流し、図5(a)に
示すような脈流の整流電圧を生成する。尚、整流電圧の
周期は、交流電源11から供給された交流電圧の周期の
1/2となる。
【0051】時刻t0〜t12では、整流電圧が閾値Vth
以上となり、フォトダイオード31aに供給される電圧
は、順方向バイアス電圧Vfになる。供給電圧が順方向
バイアス電圧Vfになると、フォトダイオード31aに
電流が流れてフォトダイオード31aは発光する。
【0052】時刻t12〜t13では、整流電圧が低下して
閾値Vth未満になる。整流電圧が閾値Vth未満になる
と、フォトダイオード31aに供給される電圧は順方向
バイアス電圧Vf未満になり、フォトダイオード31a
に電流が流れなくなって、図5(b)に示すように、フ
ォトダイオード31aは消える。この時刻t12〜t13が
ゼロクロス期間である。
【0053】起動回路16は、ブリッジ整流回路13に
よって整流された整流電圧で、コンデンサC11を充電
する。図5(c)に示すように、コンデンサC11の端
子の電圧Vin1は、時刻t11において、基準値Vref3に
なる。
【0054】尚、時刻t11以降、入力端子Pin1、Pin2
間の電圧が高くなっても、ツェナーダイオードD11
が、電圧Vin1を基準値Vref3にクランプし、電圧Vin1
は、基準値Vref3に保持される。
【0055】フォトトランジスタ31bは、電圧Vin1
が基準値Vref3になった後、フォトダイオード31aが
発光するとオンする。フォトトランジスタ31bがオン
すると、トランジスタQ11がオフする。トランジスタ
Q11がオフすると、コンデンサC12は充電されず、
起動回路16の出力電圧Vout1は0Vとなる。
【0056】時刻t12になると、フォトダイオード31
aは消えるので、フォトトランジスタ31bはオフす
る。フォトトランジスタ31bがオフすると、トランジ
スタQ11がオンし、トランジスタQ11、ダイオード
D12、抵抗R23を介してコンデンサC12に電流が
流れ、コンデンサC12は充電される。尚、抵抗R2
3、コンデンサC12の時定数は、ゼロクロス期間で出
力電圧Vout1が基準値Vref3に達するように設定され
る。
【0057】図5(d)に示すように、起動回路16の
出力電圧Vout1が基準値Vref3になると、制御部6の発
振器17は、発振する。尚、出力電圧Vout1が一旦、基
準値Vref3になれば、フォトトランジスタ31bがオン
しても、出力電圧Vout1はこの基準値Vref3に保持され
る。
【0058】発振器17は、発振を開始すると、端子P
1から所定周波数のトリガ信号をORゲート19に出力
する。このトリガ信号の周波数がスイッチング部2のス
イッチング周波数となる。また、発振器17は、トリガ
信号をセット信号としてフリップフロップ18に供給
し、フリップフロップ18は、このセット信号でパルス
信号を立ち上げる。
【0059】また、発振器17は、端子P2から、スロ
ープ補償信号を出力する。抵抗R9及びコンデンサC3
は、発振器17から出力されたスロープ補償信号を、抵
抗R6を通過した電流検出信号に重畳させる。スロープ
補償信号が重畳した電流検出信号は、抵抗R7を介して
コンパレータCOMP1の+端子に供給される。
【0060】一方、オペアンプOP1は、出力電圧検出
部5によって検出された出力電圧検出信号を基準電圧値
Vref1と比較し、比較した結果、差動増幅信号をダイオ
ードD6,D7、抵抗R4を介してコンパレータCOM
P1の−端子に供給する。
【0061】コンパレータCOMP1は、−端子に供給
された信号の信号レベルを基準レベルとして、+端子に
供給された信号を、この基準レベルと比較する。+端子
に供給された信号が基準レベルに達すると、コンパレー
タCOMP1は、ハイレベルのリセット信号をフリップ
フロップ18に出力する。フリップフロップ18は、こ
のリセット信号でリセットし、セット信号で立ち上がっ
たパルス信号を立ち下げる。
【0062】ORゲート19は、発振器17から出力さ
れたトリガ信号と、フリップフロップ18から出力され
たパルス信号とのOR演算を行うことにより、パルス信
号を生成し、このパルス信号をトランジスタQ1のゲー
トに出力する。このパルス信号がトランジスタQ1のゲ
ート信号となり、ゲート信号がハイレベルのとき、トラ
ンジスタQ1はオンし、ゲート信号がローレベルのと
き、トランジスタQ1はオフする。
【0063】尚、トランジスタQ1のスイッチング周波
数は、整流電圧の周波数と比較してかなり高い。例え
ば、整流電圧の周期は50〜60Hz程度であり、トラン
ジスタQ1のスイッチング周期は、数10kHzである。
このように整流電圧の周期よりも短い周期でトランジス
タQ1をオン、オフし、さらに、ドレイン電流検出信号
にスロープ補償信号を加算することにより、トランスT
に流れる電流の波形は整流電圧に対応した波形となり、
力率は改善される。
【0064】また、起動時に低い電圧でトランジスタQ
1のオン、オフが開始すれば、整流電圧が高くなって
も、トランスT61のインダクタンス分でスイッチング
電流を調整することができ、トランジスタQ1に、許容
量以上の大きな電流が流れることはない。
【0065】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、交流電源11からの交流電圧の供給開始後、最初の
ゼロクロス期間を検出し、このゼロクロス期間で制御部
6を起動し、パルス信号をトランジスタQ1に供給する
ようにしたので、トランジスタQ1は、低い電圧でオ
ン、オフを開始することになり、起動時にトランジスタ
Q1がオンしても突入電流は流れなくなる。
【0066】従って、トランジスタQ1には、従来より
も小さな容量のものを使用することができる。また、抵
抗等の電流減流手段を用いないで突入電流を防止できる
ので、電流減流手段による損失も発生せず、効率のよい
コンバータを容易に実現できる。
【0067】尚、本発明を実施するにあたっては、種々
の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものでは
ない。例えば、交流の整流回路は、ブリッジ整流回路に
限られるものではなく、単相半波整流回路、単相センタ
ータップ整流回路、単相倍電圧整流回路等を用いること
もできる。
【0068】また、トランジスタQ1には、Nチャンネ
ルのFETの代わりに、PチャンネルのFET、バイポ
ーラ形のNPNトランジスタ、PNPトランジスタ、あ
るいはサイリスタ等を用いることができる。
【0069】また、パルス信号の生成についても、発振
器17、フリップフロップ18及びORゲート19を用
いずに、例えば、三角波を出力する発振器、出力された
三角波を所定の基準レベルと比較することにより、パル
ス信号を生成する回路を備えるようにしてもよい。
【0070】また、コンバータは、上記力率改善コンバ
ータに限られるものではなく、交流整流部に電解コンデ
ンサを備えたコンデンサインプット型のスイッチングコ
ンバータでもよい。さらに、コンバータ以外のものにも
本実施の形態を適用することができる。
【0071】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態は、起動時のゼロクロス期間を、
コンパレータを用いて検出するようにしたものである。
【0072】コンバータは、図1と同様に構成されてい
る。但し、ゼロクロス検出器14は、図6に示すよう
に、コンパレータCOMP2と、ダイオードD21,2
2と、コンデンサC21,C22と、抵抗R41〜R4
3と、を備えて構成されている。
【0073】コンパレータCOMP2の出力端子には、
プルアップ抵抗である抵抗R43を介して正電圧である
電圧Vccを供給する。
【0074】抵抗R41と、ダイオードD21は、コン
パレータCOMP2を保護するためのものである。抵抗
R42は、コンパレータCOMP2の+、−端子に何も
接続されていない場合に、ノイズによって出力が変化す
るのを防止するための抵抗である。
【0075】コンパレータCOMP2の−端子には、バ
イアス電圧を接続する。そして、入力端子Pin11、Pin
12を、それぞれブリッジ整流回路13の+、−端子に接
続し、出力端子Pout11、Pout12を起動回路16に接続
する。
【0076】次に、第2の実施の形態に係る起動回路1
6の構成を図7に示す。起動回路16は、第1の実施の
形態のフォトトランジスタ31bの代わりにバイポーラ
形のNPNトランジスタQ12を備えている。このトラ
ンジスタQ12のコレクタはツェナーダイオードD11
のカソードに接続され、エミッタは、抵抗R22を介し
て接地されている。
【0077】トランジスタQ12のベースは、ゼロクロ
ス検出器14の出力端子Pout11に接続されている。
尚、図1、図4と同一要素については、同一符号を付し
て説明は省略する。
【0078】次に第2の実施の形態に係るゼロクロス検
出器14の動作を説明する。ブリッジ整流回路13は、
第1の実施の形態と同様に、交流電圧の供給開始後、供
給された交流電圧を整流し、図8(a)に示すような整
流電圧を生成する。コンパレータCOMP2の−端子
は、閾値Vthだけバイアスされており、コンパレータC
OMP2は、生成された整流電圧を閾値Vthと比較す
る。
【0079】コンパレータCOMP2は、整流電圧を閾
値Vthと比較し、比較した結果、図8(b)に示すよう
なゼロクロス検出信号を生成する。コンパレータCOM
P2は、この信号を起動回路16に出力する。
【0080】電圧Vin1が、図8(c)に示すように基
準値Vref3になっても、ゼロクロス検出信号がハイレベ
ルであると、トランジスタQ12はオンし、トランジス
タQ11はオフするので、コンデンサC12は充電され
ない。
【0081】ゼロクロス検出信号がローレベルになる
と、トランジスタQ12がオフし、トランジスタQ11
がオンしてコンデンサC12が充電される。コンデンサ
C12が充電されて、図8(d)に示すように、出力電
圧Vout1が基準値Vref3になると、発振器17が発振す
る。発振器17が発振を開始すると、制御部6はパルス
信号の生成を開始する。
【0082】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、コンパレータを用いてゼロクロスを検出することが
でき、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0083】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態に係るコンバータは、交流電源の
交流電圧のゼロクロス期間を、交流電圧が整流される前
に直接検出するようにしたものである。
【0084】第3の実施の形態に係るコンバータの構成
を図9に示す。コンバータの交流整流部1は、ゼロクロ
ス検出器14をフィルタ12とブリッジ整流回路13
と、の間に配置している。
【0085】第3の実施の形態では、交流電源の交流電
圧のゼロクロス期間を、整流前に検出するため、2つの
フォトカプラを用いている。このゼロクロス検出器14
の構成を図10に示す。ゼロクロス検出器14は、フォ
トダイオード31aと、フォトダイオード32aと、抵
抗R11と、を備えて構成されている。フォトダイオー
ド31aとフォトダイオード32aとは、互いに逆向き
にして並列接続されている。
【0086】第3の実施の形態に係る起動回路16の構
成を図11に示す。フォトトランジスタ31bと、フォ
トトランジスタ32bと、は同じ向きに並列に接続され
ている。尚、前述のフォトダイオード32aと、フォト
トランジスタ32bとは、フォトカプラを構成してい
る。
【0087】第3の実施の形態では、出力電圧検出部5
は、フォトダイオード33aと、トランジスタQ21
と、ツェナーダイオードD31と、抵抗R2、R3と、
を備えて構成されている。
【0088】また、制御部6において、フォトトランジ
スタ33bが、基準電圧Vref2を有する直流電源とコン
デンサC3の一端との間に接続されている。フォトダイ
オード33aと、フォトトランジスタ33bとは、フォ
トカプラ33を構成している。フォトカプラ33は、出
力電圧を制御するためのものである。尚、図1、図4と
同一要素については同一符号を付して説明は省略する。
【0089】次に第3の実施の形態に係るゼロクロス検
出器14の動作を図12に基づいて説明する。図12に
示すように、交流電源11は、時刻t0で交流電圧の供
給を開始するものとする。
【0090】尚、交流電圧の正負に応じてそれぞれ閾値
Vth1、Vth2が設定され、閾値Vth1、Vth2でフォトダ
イオード31a、31bが順方向バイアス電圧Vfとな
るように抵抗R11の抵抗値を設定しておく。
【0091】図12(b)に示すように、フォトダイオ
ード(図中、「PD」と記す。)31aは、時刻t0〜
t23において、逆電圧が供給されるので、消える。ま
た、時刻t23〜t24では、フォトダイオード31aに供
給される電圧は、順方向バイアス電圧Vf未満であるの
で、フォトダイオード31aは消えたままとなってい
る。時刻t24になると、フォトダイオード31aは、順
方向バイアス電圧Vf以上の電圧が供給されて発光す
る。
【0092】フォトダイオード32aは、図12(c)
に示すように、時刻t0において、順方向バイアス電圧
Vf以上の電圧が供給されるので、発光する。時刻t22
において、フォトダイオード32aに供給される電圧
は、順方向バイアス電圧Vf未満になるので、フォトダ
イオード32aは消える。
【0093】起動回路16は、図12(d)に示すよう
に、時刻t0において、交流電圧が供給されると、抵抗
R21を介してコンデンサC11を充電し、入力電圧V
in1は、時刻t21において、基準値Vref3になる。そし
て、時刻t21以降、電圧は基準値Vref3に保持される。
【0094】時刻t21では、フォトダイオード31aは
消えているので、フォトトランジスタ(図中、「PT」
と記す。)31bは、図12(e)に示すようにオフし
ている。フォトトランジスタ31bは、フォトダイオー
ド31aが発光を開始する時刻t24になるまでは、消え
たままとなっている。
【0095】一方、時刻t21〜t22では、フォトダイオ
ード32aが発光するので、フォトトランジスタ32b
は、図12(f)に示すようにオンする。フォトトラン
ジスタ31bがオフしても、フォトトランジスタ32b
がオンしているので、トランジスタQ11はオフし、コ
ンデンサC12は充電されない。
【0096】時刻t22になると、フォトダイオード32
aが消え、フォトトランジスタ32bはオフする。時刻
t22において、フォトトランジスタ31b及び32b
が、ともにオフするので、トランジスタQ11がオン
し、コンデンサC12は充電される。
【0097】そして、図12(g)に示すように、出力
電圧Vout1は、時刻t24になる前に基準値Vref3にな
り、発振器17は発振する。発振器17が発振を開始す
ると、制御部6はパルス信号の生成を開始する。
【0098】尚、交流電源11が、時刻t24〜t25で交
流電圧の供給を開始した場合でも、同じように動作し、
時刻t25〜t26において、出力電圧Vout1は、時刻t24
になる前に基準値Vref3になり、発振器17は発振を開
始する。
【0099】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、2つのフォトカプラを用いることにより、整流前の
交流電圧からゼロクロスを検出することができる。
【0100】次に、第4の実施の形態について説明す
る。第4の実施の形態に係るコンバータは、トランスT
の代わりに1巻線のチョークタイプのものを用いるよう
にしたものである。
【0101】第4の実施の形態に係るコンバータの構成
を図13に示す。尚、第4の実施の形態のスイッチング
部2は、トランスTの代わりに1巻線のチョークタイプ
のインダクタLを備えている。
【0102】尚、ゼロクロス検出器14は、フィルタ1
5と、インダクタLとの間に配置している。このよう
に、トランスTの代わりにインダクタLを用いても、第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
突入電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコンバータの
構成を示す回路図である。
【図2】図1のフィルタの構成の一例を示す回路図であ
る。
【図3】第1の実施の形態に係るゼロクロス検出器の構
成を示す回路図である。
【図4】第1の実施の形態に係る起動回路の構成を示す
回路図である。
【図5】第1の実施の形態に係るコンバータの動作を示
す説明図である。
【図6】第2の実施の形態に係るゼロクロス検出器の構
成を示す回路図である。
【図7】第2の実施の形態に係る起動回路の構成を示す
回路図である。
【図8】第2の実施の形態に係るコンバータの動作を示
す説明図である。
【図9】第3の実施の形態に係るコンバータの構成を示
す回路図である。
【図10】第3の実施の形態に係るゼロクロス検出器の
構成を示す回路図である。
【図11】第3の実施の形態に係る起動回路の構成を示
す回路図である。
【図12】第3の実施の形態に係るコンバータの動作を
示す説明図である。
【図13】第4の実施の形態に係るコンバータの構成を
示す回路図である。
【図14】従来のコンバータの構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 交流整流部 2 スイッチング部 6 制御部 14 ゼロクロス検出器 16 起動回路 17 発振器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源から供給された交流電圧を整流し
    て整流電圧を出力する交流整流手段と、前記交流整流手
    段によって整流された整流電圧が供給されるインダクタ
    と、整流電圧が供給されて前記インダクタに流れる電流
    をスイッチングするスイッチング手段と、前記スイッチ
    ング手段を制御する制御手段と、を備えたコンバータに
    おいて、 前記交流電源による交流電圧の供給が開始された後、前
    記交流電圧の絶対値が所定値未満になるゼロクロスを検
    出するゼロクロス検出手段と、 前記ゼロクロス検出手段がゼロクロスを検出すると、前
    記スイッチング手段を駆動開始するように、前記制御手
    段を起動する起動手段と、を備えたことを特徴とするコ
    ンバータ。
  2. 【請求項2】前記所定値は、前記スイッチング手段に流
    れる電流に応じて設定されることを特徴とする請求項1
    に記載のコンバータ。
  3. 【請求項3】前記ゼロクロス検出手段は、交流電圧の絶
    対値として、前記交流整流手段によって整流された整流
    電圧に基づいてゼロクロスを検出するように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】前記ゼロクロス検出手段は、前記交流電源
    から供給された交流電圧が正から負になる場合に前記ゼ
    ロクロスを検出する第1のゼロクロス検出手段と、負か
    ら正になる場合にゼロクロスを検出する第2のゼロクロ
    ス検出手段と、からなり、 前記起動手段は、前記第1のゼロクロス検出手段及び前
    記第2のゼロクロス検出手段のうちいずれか一方がゼロ
    クロスを検出すると、前記スイッチング手段を駆動開始
    するように、前記制御手段を起動することを特徴とする
    請求項1または2に記載のコンバータ。
  5. 【請求項5】前記ゼロクロス検出手段は、導通閾値電圧
    以上になって発光する発光素子を備え、前記交流電源か
    ら供給された交流電圧が所定値未満になると前記発光素
    子が消えてゼロクロスを検出するように構成され、 前記起動手段は、前記発光素子が発光した光を受光する
    受光素子を備え、前記受光素子が消えると前記スイッチ
    ング手段を駆動開始するように、前記制御手段を起動す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載のコンバータ。
  6. 【請求項6】前記発光素子は、フォトダイオードであ
    り、前記受光素子は、フォトトランジスタであることを
    特徴とする請求項5に記載のコンバータ。
  7. 【請求項7】前記ゼロクロス検出手段は、前記交流電圧
    の絶対値を、予め設定された所定値と比較する比較手段
    を備え、前記比較手段による比較結果に基づいてゼロク
    ロスを検出するように構成されたことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載のコンバータ。
  8. 【請求項8】交流電源から供給された交流電圧を整流し
    て整流電圧を出力する交流整流手段と、前記交流整流手
    段によって整流された整流電圧が供給されるインダクタ
    と、整流電圧が供給されて前記インダクタに流れる電流
    をスイッチングするスイッチング手段と、前記スイッチ
    ング手段を制御する制御手段と、を備えたコンバータの
    起動方法であって、 前記交流電源による交流電圧の供給が開始されてから、
    前記交流電圧の絶対値が予め設定された所定値未満にな
    るゼロクロスを検出し、 前記ゼロクロスを検出すると、前記制御手段を起動して
    前記スイッチング手段を駆動開始させることを特徴とす
    るコンバータの起動方法。
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