JP4497982B2 - 電源回路 - Google Patents

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この発明は、商用電源の投入時に流れる突入電流を抑制する突入電流抑制回路の損失を低減させることができる電源装置に関するものである。
従来の電源回路は、商用電源をON/OFFするための電源スイッチと、商用電源の交流電圧を整流する整流回路と、大容量の平滑コンデンサを有し、整流回路により整流される電圧を直流電圧に変換する平滑回路と、整流回路と平滑回路とを結ぶライン上に挿入されたMOS−FETと、電源スイッチのオンにより交流電圧が整流回路に印加されたとき商用周波数の数サイクルの間、前記MOS−FETを能動領域で動作させ、その後は、そのMOS−FETを飽和領域で動作させる素子駆動回路とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−14152号公報(段落0009〜0013、図1、図2)
従来の電源回路のMOS−FETと、素子駆動回路は突入電流抑制回路であるが、この突入電流抑制回路に、アクティブフィルターを追加して用いる場合、MOS−FETがOFFする時間以上の電源の瞬停や電源のOFF/ONを行った場合に、アクティブフィルターの制御用ICの制御電源Vccが保持、又は、供給され続けている場合、再度MOS−FETが能動領域になったと同時にアクティブフィルター回路が動作を開始し、大きな電流が能動領域のMOS−FETに流れ、能動領域におけるMOS−FETのドレイン−ソース間のインピーダンスは、数十から数百Ωの値を持つため、この状態で大きな電流が流れた場合には、MOS−FETに損失が発生する問題があった。
また、電源OFF/ONを繰り返した場合、上述の損失により発生した熱が発生し、放熱を繰り返しながら蓄積されていき、最終的にはMOS−FETのジャンクション温度定格を超え、熱による不具合が生じるという問題があった。
この発明は、小型で簡単な回路で電源投入時の突入電流抑制回路のMOS−FETの損失を低減させることができる電源回路を得ることを目的とする。
この発明に係る電源回路は、商用電源に流れる高周波電流を滑らかにする入力フィルター回路と、この入力フィルター回路から出力された商用電源電圧を直流電圧に変換する整流回路と、この整流回路により整流された前記直流電圧の昇圧及び入力電流の力率の改善を行うアクティブフィルター回路と、前記整流回路と前記アクティブフィルター回路を接続するMOS−FETを有し前記商用電源が投入されたときに、前記MOS−FETを能動領域で動作させ突入電流を抑制し、所定時間後に飽和領域で動作させる突入電流制御回路と、前記整流回路が変換する直流電圧から前記商用電源の投入を検出し、前記MOS−FETが能動領域で動作する所定時間内のとき、あらかじめ定められた値未満の電圧を出力し、前記MOS−FETが能動領域で動作する所定時間を超えた後、前記あらかじめ定められた値以上の電圧を出力する電圧検出回路と、前記電圧検出回路の出力電圧が、前記あらかじめ定められた値未満のときは前記アクティブフィルター回路の動作を停止させ、前記電圧検出回路の出力電圧が、前記あらかじめ定められた値以上のときは前記アクティブフィルター回路の動作を開始させるアクティブフィルター回路停止手段と、を備えたものである。
この発明は、整流回路とアクティブフィルターを接続するMOS−FETを有し商用電源が投入されたときに、MOS−FETを能動期間で動作させ突入電流を抑制する突入電流制御回路と、商用電源を投入するときに、前記MOS−FETの前記能動領域期間内は前記アクティブフィルターの動作を停止させるアクティブフィルター回路停止手段と、を備えたので、小型で簡単な回路で電源投入時の突入電流抑制回路のMOS−FETの損失を低減させることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す電源回路のブロック図、図2は電源回路の突入電流抑制回路の回路図、図3は電源回路のアクティブフィルターとアクティブフィルター回路停止手段の回路図、図4は電源回路の動作波形図である。
図1において電源回路は、商用電源1に流れる高周波電流を滑らかにする入力フィルター回路2と、このフィルター回路から出力された商用電源電圧を直流電圧に変換する整流回路3と、この整流回路3により整流された前記直流電圧の昇圧及び入力電流の力率の改善を行うアクティブフィルター回路5と、アクティブフィルター回路5の出力を平滑して負荷回路7に出力する平滑コンデンサ6と、整流回路3とアクティブフィルター回路5を接続するMOS−FET Q1を有し商用電源1が投入されたときに、MOS−FET Q1を能動期間で動作させ突入電流を抑制する突入電流制御回路4と、商用電源を投入するときに、前記MOS−FET Q1の前記能動領域期間内は前記アクティブフィルター回路5の動作を停止させるアクティブフィルター回路停止手段11である電圧検出回路8と、発振停止回路9を備えている。
図2において、突入電流制御回路4は、整流回路3とアクティブフィルター回路5との間の負極ラインに挿入されたMOS−FET Q1と、整流回路3の両極間に設けられた直列接続の抵抗R41、R42及び抵抗R42に並列に接続されたコンデンサC41からなる積分回路と、積分回路の出力端子とMOS−FET Q1のゲートとの間に挿入された抵抗R43から構成される。この積分回路と抵抗R43は素子駆動回路を構成する。
図3においてアクティブフィルター回路5は、整流回路3の両極間に接続されたコンデンサCと、コンデンサC5に並列接続された分圧抵抗R11、R12、R13、R14の直列回路と、整流回路3の正極に接続されたトランスL1、トランスL1と整流回路3の負極間に抵抗R2を介して接続されたMOS−FET Q2と、MOS−FET Q2とのドレインにダイオードD1を介して接続された抵抗R21、R22、R23、R24、R25の直列回路と、抵抗R21、R22、R23、R24、R25の直列回路に並列接続されたコンデンサC6と、端子1が抵抗R24、R25の接続点に、端子3が抵抗R13、R14の接続点に、端子4が抵抗R16を介してMOS−FET Q2と抵抗R2の接続点に、端子5が抵抗R5を介してトランスL1の2次巻線に、端子6が整流回路3の負極に、端子7がMOS−FET Q2のゲートに、端子8が制御電源Vccに、それぞれ接続された制御ICと、端子に接続されたコンデンサC23とを備えている。
アクティブフィルター回路停止手段11は、電源スイッチのOFF/ON動作や瞬停・サグのように、電源がOFFしたことを検出して、アクティブフィルター回路を停止させるものであり、電圧検出回路8と発振停止回路9から構成され、電圧検出回路8は整流回路3の両極間に直列接続され、電圧を検出する抵抗R100と 時間遅れを作るコンデンサC100から構成される。発振停止回路9は抵抗R24、R25の接続点とグランド間に抵抗R103を介して接続されたトランジスタQ100、トランジスタのベースとエッミッタ間に接続された抵抗R102と、抵抗R25に並列接続されたツェナーダイオードDz100とから構成される。ツェナーダイオードDz100は、抵抗R25の両端に発生する電圧を、アクティブフィルター制御用IC IC1の端子1の定格電圧以下に制限するものである。
次に、この発明に係る電源回路の動作について図1〜4により説明する。
電源1が電源スイッチ(図示せず)により投入されると、入力フィルター回路2で商用電源電圧は高周波電流を滑らかにされ、整流回路3で直流電圧に変換される。突入電流抑制回路4では、電源スイッチをオンしたとき、抵抗R41、R42及びコンデンサC41からなる積分回路により整流回路3の出力電圧が徐々に上がり、かつ、積分回路の出力側の抵抗R43がMOS−FET Q1のゲート・ソース間に流れる電流は徐々に増加しオン電圧に達すると、MOS−FET Q1が徐々にオンし始める(能動領域)。そして、コンデンサC41が満充電になり抵抗R43を介してMOS−FET Q1に十分なゲート電流が流れると(飽和領域)、電源スイッチに流れる電流は通常の電流波形となる。
このように、電源投入時、MOS−FET Q1のゲートに時定数を持たせることにより、突入電流が流れるタイミングでドレイン−ソース間が能動領域となり、ON抵抗がある程度の値を持った値となるため、抵抗値により突入電流を抑制する。
アクティブフィルター回路5は、商用電源1から流れ込む電源電流を、この電圧波形に相似になるように制御することで電源力率、電源高調波電流を改善するものであり、トランスL1、MOS−FET Q2、ダイオードD1からなる昇圧型コンバータの制御に整流波形の変調を掛けて、MOS−FET Q2のON時間とOFF時間を連続的に変化させ、電源から入力される電流波形を電圧波形に相似になるように制御する。
また、アクティブフィルター制御用IC IC1は、電圧帰還入力の端子1からの入力により抵抗R24と抵抗R25の接続点の電圧からコンデンサC6の両端に発生する昇圧電圧を検出しており、抵抗R25の両端の電圧が常に2.5Vになるように制御し、2.5Vより高いときはMOS−FET Q2の発振を停止させ、2.5Vより低い場合はMOS−FET Q2を発振させてコンデンサC6の両端の電圧を上昇させる。
一方、電圧検出回路8においては抵抗R100とコンデンサC100により、電源ON後にコンデンサC100の両端の電圧が時定数を持ちながら上昇する。
ここで、電源ON後アクティブフィルターを停止させるまでの時間の設定は、抵抗R100とコンデンサC100の値により、突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1が確実にONする時間以上とする。なお、コンデンサC100の放電は直列抵抗R101、R102により行われるので、値の設定次第では、かなり短い時間で設定することができる。
トランジスタQ100がOFFのとき、即ち、抵抗R103が接続されていない場合に、抵抗R25の値を非常に大きくすると、電源電圧のピーク値においても抵抗R25の両端には2.5V以上の値が発生するため、アクティブフィルター制御用IC IC1のドライブ出力端子7から電圧がMOS−FET Q2に印加されないのでMOS−FET Q2は発振しない。
コンデンサC100の両端の電圧は発振停止回路9の抵抗R101、R102により分圧され、トランジスタQ100をONさせるのに十分なベース電流が流れだすとトランジスタQ100がONしてトランジスタQ100のコレクタ−エミッタ間が導通して抵抗R25に並列に抵抗R103を接続する。
また、トランジスタQ100がONのとき、即ち、抵抗R103が接続されている場合に、規定の昇圧電圧がコンデンサC6に発生するような抵抗R103の値を設定されているので、コンデンサC6に規定の昇圧電圧が発生するする。
また、ツェナーダイオードDz100により、抵抗R25の両端に発生する電圧は、アクティブフィルター制御用IC IC1の端子1の定格電圧以下に制限される。
次に、この発明の実施の形態1の電源回路と従来の電源回路の電源再投入時の動作波形を比較した結果を図4により説明する。図4(a)は従来の電源回路での電源再投入時の動作波形、図4(b)はこの発明の電源回路での電源再投入時の動作波形を示す。図において(1)はアクティブフィルター回路5のスイッチング素子であるMOS−FET Q2のドレイン−ソース電圧波形、(3)は突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1のドレイン電流波形、(4)は突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1のドレイン−ソース電圧波形、(2)は(3)で示したMOS−FET Q1の電流と(4)で示した電圧を積算して算出した損失の波形を示す。また、t1〜t3間はMOS−FET Q1の能動領域期間である。
図4(a)に示すように、従来の電源回路では、電源再投入時に、突入電流抑制回路のMOS−FET Q1の能動領域(t1〜t3)に、アクティブフィルターのMOS−FET Q2がスイッチングを開始する(t2)ために、MOS−FET Q1に流入する電流が増加し、その時の損失のピーク値は約700Wに達している。
一方、この発明の実施の形態1の電源回路では、電源再投入時に、突入電流抑制回路のMOS−FET Q1の能動領域(t1〜t3)に、アクティブフィルターのMOS−FET Q2がスイッチングを開始せず、能動領域を越えた時にスイッチングを開始する(t4)ので、MOS−FET Q1に流入する電流が増加せず、その時の損失のピーク値は300W程度となり、従来の回路の損失の半分以下の値となっている。
以上のように、電圧検出回路8は抵抗R100とコンデンサC100で構成され、発振停止回路9はアクティブフィルター回路5の発振を停止させるスイッチとして小信号のトランジスタQ100、抵抗R101〜103及びツェナーダイオードDz100で構成され、小型で簡単な回路で、MOS−FET Q1が確実にONした後に、アクティブフィルター回路5が動作を開始するようにしたので、MOS−FET Q1の能動領域中に過大な電流が流れることがなく、電源投入時に突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1の損失を低減させることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示す電源回路のアクティブフィルターとアクティブフィルター回路停止手段の回路図である。
本実施の形態は実施の形態1の図1と構成は同じであり、アクティブフィルター回路停止手段11の電圧検出回路8と発振停止回路9とアクティブフィルター回路5との接続が異なるものである。
図5において電圧検出回路8は、整流回路3の両極間に直列接続され、電圧を検出する抵抗R200、201、202の直列回路と抵抗R202に並列接続され時間遅れを作るコンデンサC200及び、抵抗R201と抵抗R202の接続点に接続されたツェナーダイオードDz200から構成される。
発振停止回路9は、ツェナーダイオードDz200のアノードに一端が接続され、他端がグランドに接続された抵抗R203、204の直列回路、ベースが抵抗R203と抵抗R204の接続点に、エミッタがグランドに、コレクタが抵抗R205を介して制御電源Vccに接続された第1のトランジスタQ200、第1のトランジスタQ200コレクタに 一端が接続され、他端がグランドに接続された抵抗R206、207の直列回路、ベースが抵抗R206と抵抗R207の接続点に、エミッタがグランドに、コレクタがアクティブフィルター制御用IC IC1の端子5に接続された第2のトランジスタQ201から構成される。
次に、この発明の実施の形態2の動作について図5により説明する。
入力フィルター回路2、整流回路3、突入電流制御回路4の動作は実施の形態1と同じなのでアクティブフィルター回路5とアクティブフィルター回路停止手段11の電圧検出回路8と発振停止回路9について説明する。
まず、アクティブフィルター制御用IC IC1においては、入力端子5はトランスL1の1次側の電流が0になるのを検知して、MOS FET Q2をONさせるための端子である。この端子をグランドに短絡させた場合、トランスL1の1次側の電流が0になったことを検知できないため、MOS FET Q2はOFFの状態を継続する。即ち、アクティブフィルターの動作は停止する。
一方、電圧検出回路8では、直列抵抗R200、R201、R202とコンデンサC200により、電源ON後にコンデンサC200の両端の電圧が時定数を持ちながら上昇する。そして、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200の電圧を乗り越え、発振停止回路9のトランジスタQ200のベースに十分な電流が流れると、トランジスタQ200のコレクタ−エミッタ間が導通して抵抗R20と抵抗R20の接続点をグランドに接続するので、抵抗R20にベースが接続されたトランジスタQ201がOFFする。
即ち、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200に達する前は、トランジスタQ201が導通してアクティブフィルター制御用IC IC1の端子5をグランドに接続してMOS−FET Q2の発振を停止させ、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200の電圧を超すと、トランジスタQ201がOFFしてMOS−FET Q2が発振を開始する。
ここで、電源ON後アクティブフィルターを停止させるまでの時間の設定は、直列抵抗R200、R201、R202とコンデンサC200、ツェナーダイオードDz200の値により突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1が確実にONする時間以上とする。
なお、コンデンサC200の放電は概略直列抵抗R203、R204により行われるので、値の設定次第では、かなり短い時間で設定することができる。
以上のように、簡単な回路で、MOS−FET Q1が確実にONした後に、アクティブフィルター回路5が動作を開始するようにしたので、MOS−FET Q1の能動領域中に過大な電流が流れることがなく、電源投入時に突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1の損失を低減させることができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3を示す電源回路のアクティブフィルターとアクティブフィルター回路停止手段の回路図である。
本実施の形態は実施の形態1の図1と構成は同じであり、アクティブフィルター回路停止手段11の電圧検出回路8と発振停止回路9の構成は実施の形態2の図5と同じであり、アクティブフィルター回路5との接続が異なるもので、図6においてトランジスタQ201のコレクタがアクティブフィルター制御用IC IC1の端子8に接続されている。
次に、この発明の実施の形態2の動作について図6により説明する。
入力フィルター回路2、整流回路3、突入電流制御回路4の動作は実施の形態1、2と同じなのでアクティブフィルター回路5とアクティブフィルター回路停止手段11の電圧検出回路8と発振停止回路9について説明する。
まず、アクティブフィルター制御用IC IC1においては、入力端子8はアクティブフィルター制御用IC IC1の制御電源用の端子である。この端子をグランドに短絡させた場合、アクティブフィルター制御用IC IC1の電源がなくなりMOS−FET Q2の発振が停止する。即ち、アクティブフィルターの動作は停止する。
一方、電圧検出回路8では、直列抵抗R200、R201、R202とコンデンサC200により、電源ON後にコンデンサC200の両端の電圧が時定数を持ちながら上昇する。そして、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200の電圧を乗り越え、発振停止回路9のトランジスタQ200のベースに十分な電流が流れると、トランジスタQ200のコレクタ−エミッタ間が導通して抵抗R20と抵抗R20の接続点をグランドに接続するので、抵抗R20にベースが接続されたトランジスタQ201がOFFする。
即ち、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200に達する前は、トランジスタQ201が導通してアクティブフィルター制御用IC IC1の端子8をグランドに接続してMOS−FET Q2の発振を停止させ、コンデンサC200の両端の電圧がツェナーダイオードDz200の電圧を超すと、トランジスタQ201がOFFしてMOS−FET Q2が発振を開始する。
なお、電源ON後アクティブフィルターを停止させるまでの時間の設定は、実施の形態2と同様に行う。
以上のように、簡単な回路で、MOS−FET Q1が確実にONした後に、アクティブフィルター回路5が動作を開始するようにしたので、MOS−FET Q1の能動領域中に過大な電流が流れることがなく、電源投入時に突入電流抑制回路4のMOS−FET Q1の損失を低減させることができる。
この発明の実施の形態1に係る電源回路のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電源回路の突入電流抑制回路の回路図である。 この発明の実施の形態1に係る電源回路のアクティブフィルターとアクティブフィルター回路停止手段の回路図、 この発明の実施の形態1に係る電源回路の動作波形図である。 この発明の実施の形態2に係る電源回路の回路図である。 この発明の実施の形態3に係る電源回路の回路図である。
符号の説明
1 商用電源、2 入力フィルター回路、3 整流回路、4 突入電流制御回路、5 アクティブフィルター回路、8 電圧検出回路、9 発振停止回路、11 アクティブフィルター回路停止手段、IC1 アクティブフィルター制御用IC、Q1 MOS−FET、Q100 トランジスタ、Q200 第1のトランジスタ、Q201 第2のトランジスタがOFF、R25 分圧抵抗、R103 抵抗。

Claims (4)

  1. 商用電源に流れる高周波電流を滑らかにする入力フィルター回路と、
    この入力フィルター回路から出力された商用電源電圧を直流電圧に変換する整流回路と、
    この整流回路により整流された前記直流電圧の昇圧及び入力電流の力率の改善を行うアクティブフィルター回路と、
    前記整流回路と前記アクティブフィルター回路を接続するMOS−FETを有し前記商用電源が投入されたときに、前記MOS−FETを能動領域で動作させ突入電流を抑制し、所定時間後に飽和領域で動作させる突入電流制御回路と、
    前記整流回路が変換する直流電圧から前記商用電源の投入を検出し、前記MOS−FETが能動領域で動作する所定時間内のとき、あらかじめ定められた値未満の電圧を出力し、前記MOS−FETが能動領域で動作する所定時間を超えた後、前記あらかじめ定められた値以上の電圧を出力する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の出力電圧が、前記あらかじめ定められた値未満のときは前記アクティブフィルター回路の動作を停止させ、
    前記電圧検出回路の出力電圧が、前記あらかじめ定められた値以上のときは前記アクティブフィルター回路の動作を開始させるアクティブフィルター回路停止手段と、
    を備えたことを特徴とする電源回路。
  2. 発振停止回路は、アクティブフィルター回路の出力電圧を分圧しアクティブフィルター回路制御用ICへ帰還電圧を入力する分圧抵抗に並列接続された抵抗とトランジスタの直列回路を備え、
    電圧検出回路の出力電圧があらかじめ定められた値未満のときは前記トランジスタがOFFとなり、前記抵抗が外れることにより前記帰還入力電圧があらかじめ定められた値以上となるようにして、前記アクティブフィルター回路の発振を停止させることを特徴とする請求項記載の電源回路。
  3. アクティブフィルター回路制御用ICのゼロ電流検出端子とグランド間に各々コレクタとエミッタが接続され、ベースに電源が接続された第1のトランジスタと、
    この第1のトランジスタのベースにコレクタが接続され、エミッタが前記グランドに接続され、ベースに電圧検出回路の出力端子が接続された第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記電圧検出回路の出力電圧があらかじめ定められた値未満のときは前記第2のトランジスタがOFFとなり、前記第1のトランジスタがONとなり前記アクティブフィルター回路制御用ICの前記ゼロ電流検出端子と前記グランド間を短絡させることを特徴とする請求項記載の電源回路。
  4. アクティブフィルター回路制御用ICの電源端子とグランド間に各々コレクタとエミッタが接続され、ベースに電源が接続された第1のトランジスタと、
    この第1のトランジスタのベースにコレクタが接続され、エミッタが前記グランドに接続され、ベースに電圧検出回路の出力端子が接続された第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記電圧検出回路の出力電圧があらかじめ定められた値未満のときは前記第2のトランジスタがOFFとなり、前記第1のトランジスタがONとなり前記アクティブフィルター回路制御用ICの前記電源端子と前記グランド間を短絡させることを特徴とする請求項記載の電源回路。
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