JP2002354162A - 画像形成装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体

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JP2002354162A
JP2002354162A JP2001162576A JP2001162576A JP2002354162A JP 2002354162 A JP2002354162 A JP 2002354162A JP 2001162576 A JP2001162576 A JP 2001162576A JP 2001162576 A JP2001162576 A JP 2001162576A JP 2002354162 A JP2002354162 A JP 2002354162A
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JP2001162576A
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Masahiro Serizawa
雅弘 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定の者による送信を禁止して悪用を防止
することができる画像形成装置及びその制御方法、プロ
グラム並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】 利用が許可されるべき使用者(登録ユー
ザ)の一人一人の指紋を、事前に読み取って、指紋の画
像を登録指紋データとしてRAM175のバックアップ
領域に予め登録しておく。そして、画像データの電子メ
ール送信要求があった場合は、今回の使用者の指紋を読
み取って、その指紋データと所定値以上の類似度を持っ
た登録指紋データが登録されていた場合に、その使用者
は登録ユーザであると判別(認証)される。登録ユーザ
である場合は、その後のメールパラメータ、スキャンパ
ラメータの設定やメール送信の処理が許可される。一
方、登録ユーザでない場合は、これらの処理が禁止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、原稿画像から形
成した画像データをネットワークを介して送信可能な画
像形成装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットの普及に伴い、フ
ァクシミリや電子メールを用いた情報交換が一般化され
てきた。複写機等の画像形成装置においても、ネットワ
ーク対応が進み、読み込んだ画像データをネットワーク
を通じてホストコンピュータに送信するネットワークス
キャナ機能を有する機種が登場している。この装置で
は、ファクシミリや、インターネット上の共通フォーマ
ットである電子メールの形式で画像データを送信するこ
とで、より広範囲な相手に画像を送信することが可能な
ものも登場してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、画像データを例えば電子メール
で送信する場合、一般に画像メールは文字メールと比較
してデータサイズが大きい一方、オフィス環境において
は画像形成装置を複数の者で共有するのが通常で、使用
者を特に限定しないことから、画像形成装置の画像送信
機能が悪用された場合には、画像データの受け取り側や
送信経路の中継サーバに多大な迷惑あるいは被害を与え
かねない。また、ファクシミリで画像データを送信する
場合においても、画像送信機能が悪用されると、受け取
り側に迷惑がかかる。
【0004】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、不特定の者によ
る送信を禁止して悪用を防止することができる画像形成
装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の画像形成装置は、ネットワークに
接続された画像形成装置において、原稿画像を読み込み
画像データを形成する画像形成手段と、前記画像形成手
段により形成された画像データを前記ネットワークを介
して送信可能な画像送信手段と、個人を識別するための
識別データのリストを登録する識別リスト登録手段と、
送信の指示を行う送信指示者を認証するための認証デー
タの入力を画像データ送信前に受け付ける認証データ入
力受付手段と、前記識別リスト登録手段により登録され
た識別データのリストと前記認証データ入力受付手段に
より受け付けられた認証データとに基づいて、前記送信
指示者を認証する認証手段と、前記認証手段により前記
送信指示者が認証された場合にのみ、前記送信指示者の
指示に基づく前記画像送信手段による画像データの送信
を許可する送信許可手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2の画像形成装置
は、上記請求項1記載の構成において、前記認証手段
は、前記識別リスト登録手段により登録された識別デー
タのリスト中に、前記認証データ入力受付手段により受
け付けられた認証データに対応する識別データが存在す
る場合に、前記送信指示者を認証することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明の請求項3の画像形成装置
は、上記請求項1または2記載の構成において、前記認
証データ入力受付手段は、前記送信指示者の指紋を読み
取り指紋データを生成し、該生成した指紋データを前記
認証データとして受け付けることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項4の画像形成装置
は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成にお
いて、前記識別リスト登録手段は、各個人の指紋を読み
取って指紋データを生成し、該生成した指紋データを前
記各個人の前記識別データとして登録することを特徴と
する。
【0009】また、本発明の請求項5の画像形成装置
は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成にお
いて、送信に関する設定を行う送信設定手段を備え、前
記識別リスト登録手段は、前記識別データに前記各個人
毎の送信宛先リストを対応させて登録可能であり、前記
送信設定手段は、前記認証手段により前記送信指示者が
認証された場合は、前記登録された送信宛先リストのう
ち前記送信指示者に対応する送信宛先リストを読み出す
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項6の画像形成装置
は、上記請求項5記載の構成において、前記送信設定手
段は、前記送信設定手段により読み出された送信宛先リ
ストのうち、前記送信指示者により選択された宛先を、
前記画像送信手段により送信される画像データの送信宛
先として設定可能であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項7の画像形成装置
は、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の構成にお
いて、送信に関する設定を行う送信設定手段を備え、前
記識別リスト登録手段は、前記識別データに前記各個人
毎の個人データを対応させて登録可能であり、前記送信
設定手段は、前記認証手段により前記送信指示者が認証
された場合は、前記登録された個人データのうち前記送
信指示者に対応する個人データを読み出して、該読み出
した個人データを前記画像送信手段により送信される画
像データに付加することを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項8の画像形成装置
は、上記請求項7記載の構成において、前記個人データ
は、対応する送信指示者固有の送信元宛先データ及び署
名データの少なくとも一方であることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項9の画像形成装置
は、上記請求項1〜8のいずれか1項に記載の構成にお
いて、前記画像送信手段による画像データの送信は、電
子メール及びファクシミリの少なくとも一方によってな
されることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために本発明の請求項
10の画像形成装置の制御方法は、ネットワークに接続
された画像形成装置の制御方法において、原稿画像を読
み込み画像データを形成する画像形成工程と、前記画像
形成工程により形成された画像データを前記ネットワー
クを介して送信可能な画像送信工程と、個人を識別する
ための識別データのリストを登録する識別リスト登録工
程と、送信の指示を行う送信指示者を認証するための認
証データの入力を画像データ送信前に受け付ける認証デ
ータ入力受付工程と、前記識別リスト登録工程により登
録された識別データのリストと前記認証データ入力受付
工程により受け付けられた認証データとに基づいて、前
記送信指示者を認証する認証工程と、前記認証工程によ
り前記送信指示者が認証された場合にのみ、前記送信指
示者の指示に基づく前記画像送信工程による画像データ
の送信を許可する送信許可工程とを有することを特徴と
する。
【0015】また、本発明の請求項11の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10記載の構成において、前
記認証工程は、前記識別リスト登録工程により登録され
た識別データのリスト中に、前記認証データ入力受付工
程により受け付けられた認証データに対応する識別デー
タが存在する場合に、前記送信指示者を認証することを
特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項12の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10または11記載の構成に
おいて、前記認証データ入力受付工程は、前記送信指示
者の指紋を読み取り指紋データを生成し、該生成した指
紋データを前記認証データとして受け付けることを特徴
とする。
【0017】また、本発明の請求項13の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10〜12のいずれか1項に
記載の構成において、前記識別リスト登録工程は、各個
人の指紋を読み取って指紋データを生成し、該生成した
指紋データを前記各個人の前記識別データとして登録す
ることを特徴とする。
【0018】また、本発明の請求項14の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10〜13のいずれか1項に
記載の構成において、送信に関する設定を行う送信設定
工程を有し、前記識別リスト登録工程は、前記識別デー
タに前記各個人毎の送信宛先リストを対応させて登録可
能であり、前記送信設定工程は、前記認証工程により前
記送信指示者が認証された場合は、前記登録された送信
宛先リストのうち前記送信指示者に対応する送信宛先リ
ストを読み出すことを特徴とする。
【0019】また、本発明の請求項15の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項14記載の構成において、前
記送信設定工程は、前記送信設定工程により読み出され
た送信宛先リストのうち、前記送信指示者により選択さ
れた宛先を、前記画像送信工程により送信される画像デ
ータの送信宛先として設定可能であることを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の請求項16の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10〜15のいずれか1項に
記載の構成において、送信に関する設定を行う送信設定
工程を有し、前記識別リスト登録工程は、前記識別デー
タに前記各個人毎の個人データを対応させて登録可能で
あり、前記送信設定工程は、前記認証工程により前記送
信指示者が認証された場合は、前記登録された個人デー
タのうち前記送信指示者に対応する個人データを読み出
して、該読み出した個人データを前記画像送信工程によ
り送信される画像データに付加することを特徴とする。
【0021】また、本発明の請求項17の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項16記載の構成において、前
記個人データは、対応する送信指示者固有の送信元宛先
データ及び署名データの少なくとも一方であることを特
徴とする。
【0022】また、本発明の請求項18の画像形成装置
の制御方法は、上記請求項10〜17のいずれか1項に
記載の構成において、前記画像送信工程による画像デー
タの送信は、電子メール及びファクシミリの少なくとも
一方によってなされることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するために本発明の請求項
19のプログラムは、ネットワークに接続された画像形
成装置の制御方法をコンピュータに実現させるためのプ
ログラムであって、原稿画像を読み込み画像データを形
成する画像形成手順と、前記画像形成手順により形成さ
れた画像データを前記ネットワークを介して送信可能な
画像送信手順と、個人を識別するための識別データのリ
ストを登録する識別リスト登録手順と、送信の指示を行
う送信指示者を認証するための認証データの入力を画像
データ送信前に受け付ける認証データ入力受付手順と、
前記識別リスト登録手順により登録された識別データの
リストと前記認証データ入力受付手順により受け付けら
れた認証データとに基づいて、前記送信指示者を認証す
る認証手順と、前記認証手順により前記送信指示者が認
証された場合にのみ、前記送信指示者の指示に基づく前
記画像送信手順による画像データの送信を許可する送信
許可手順とをコンピュータに実行させるためのプログラ
ムであることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために本発明の請求項
20の記憶媒体は、ネットワークに接続された画像形成
装置の制御方法をコンピュータに実現させるためのプロ
グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
であって、原稿画像を読み込み画像データを形成する画
像形成手順と、前記画像形成手順により形成された画像
データを前記ネットワークを介して送信可能な画像送信
手順と、個人を識別するための識別データのリストを登
録する識別リスト登録手順と、送信の指示を行う送信指
示者を認証するための認証データの入力を画像データ送
信前に受け付ける認証データ入力受付手順と、前記識別
リスト登録手順により登録された識別データのリストと
前記認証データ入力受付手順により受け付けられた認証
データとに基づいて、前記送信指示者を認証する認証手
順と、前記認証手順により前記送信指示者が認証された
場合にのみ、前記送信指示者の指示に基づく前記画像送
信手順による画像データの送信を許可する送信許可手順
とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶
したことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施の形態に係る画像
形成装置の構成を示す断面図である。
【0027】図1において、100は画像形成装置(本
体)である。101は原稿載置台としてのプラテンガラ
スである。102はスキャナであり、原稿照明ランプ1
03、走査ミラー104等で構成される。プラテンガラ
ス101上に載置された原稿の原稿画像は、不図示のモ
ータによって所定方向(図面上の左右方向)に往復動作
するよう制御されたスキャナ102によって走査され、
原稿からの反射光が走査ミラー104〜106を介し、
レンズ108を透過してイメージセンサ部(CCDセン
サ)109に結像されることで、電気信号へと変換され
る。
【0028】またプラテンガラス101と同一平面上
で、スキャナ102がホームポジションにある状態で原
稿照明ランプ103を点灯させた場合にCCDセンサ1
09に光が入る位置には、白色板107が配置されてい
る。
【0029】120はレーザ出力部、つまりポリゴンス
キャナ等で構成された露光制御部であり、レーザ光12
9を画像形成部126の感光体ドラム110に照射す
る。レーザ光129は、イメージセンサ部109で受け
た原稿の反射光を電気信号に変換した後、後述する所定
の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調したもの
である。
【0030】感光体ドラム110の周りには、画像形成
部126を構成するものとして、一次帯電器112、現
像器121、転写帯電器118、分離帯電器119、ク
リーニング装置116、及び前露光ランプ114が装備
されている。画像形成部126において、感光体ドラム
110は、不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、一次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光129が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、現像器121により現像さ
れて、トナー像として可視化される。
【0031】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133、134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136に
より本体100に送られ、経路160を通った後、レジ
ストローラ137により搬送ベルト130に給送され、
感光体ドラム110上に可視化されたトナー像が転写帯
電器118により転写紙に転写される。
【0032】転写後の感光体ドラム110では、クリー
ニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光
ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転
写紙は、分離帯電器119により画像形成部126から
分離され、搬送ベルト130により図上の左方向に搬送
される。転写紙上のトナー画像は、定着前帯電器13
9、140により再帯電され、定着器141において加
圧、加熱されることで転写紙上に定着される。定着の済
んだ転写紙は、排出ローラ142により本体100の外
に排出される。
【0033】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇するように
なっている。また、100枚の転写紙を収納し得るマル
チ手差し153が装備されている。
【0034】154は排紙フラッパであり、排紙側の経
路と、両面記録側ないし多重記録側の経路とを切り替え
る。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この
排紙フラッパ154が上方に上げられている際には両面
記録側ないし多重記録側の経路に搬送される。また、1
58は下搬送パスであり、排紙ローラ142から送り出
された転写紙を、反転パス155を介し、転写紙を裏返
して再給紙トレイ156に導くことにより、両面記録を
可能とする。
【0035】また、157は、両面記録の経路と多重記
録の経路とを切り替える多重フラッパであり、これを左
方向に倒すことにより、転写紙を反転パス155を介さ
ず、直接下搬送パス158に導き、多重記録を可能とす
る。159は、経路160を通じて転写紙を画像形成部
126側に給紙する給紙ローラである。
【0036】161は、排紙フラッパ154の近傍に配
置された排出ローラであり、排紙フラッパ154が排出
側に切り替えられている状態(上方に上げられてない状
態)では、排紙ローラ142から送り出された転写紙を
機外に排出するように動作する。なお両面記録(両面複
写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ15
4を上方に上げて、トナー画像が定着済みの転写紙を、
下搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納す
る。
【0037】再給紙トレイ156に格納された転写紙
は、下から1枚ずつ給紙ローラ159により分離され、
経路160を介して本体100のレジストローラ137
に導かれる。
【0038】転写紙の表裏を反転させて本体100から
排出するときには、排紙フラッパ154を上方に上げ、
多重フラッパ157を右方向へ倒して、排出する転写紙
を一度、反転パス155側へ搬送した後で、転写紙の後
端が第1の送りローラ162を通過したタイミングで、
反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側
に搬送し、排出ローラ161によって転写紙を機外に排
出する。
【0039】180は自動原稿搬送装置(DF)であ
る。原稿置き台181上に置かれた原稿束の中から、給
紙ローラ182により最上面の1枚の原稿のみを分離
し、原稿給紙ローラ164によりプラテン101上に搬
送する。原稿はその後、スキャナ102によりスキャン
され、DF180はスキャン済みの原稿を原稿排紙台1
83に排出するか、もしくは再度原稿置き台181に戻
す。
【0040】190は画像形成装置本体100から排出
された転写紙を揃えて綴じる排紙処理装置である。後述
する操作部172(送信設定手段の一部)において、ソ
ート、ステイプル等の排紙束後処理動作が設定されてい
なかった場合には、転写紙は搬送路194を通り、処理
トレイ193を介さずに排紙トレイ191に1枚毎に排
出される。一方、操作部172により排紙束後処理動作
が設定された場合には、搬送路195を通り、1枚毎に
排紙される転写紙を処理トレイ193で積載して揃え
る。一部目の画像形成の排出が終了したら、転写紙束を
ステイプルして排紙トレイ191、または排紙トレイ1
92に束で排出する。なお、排紙束後処理動作が設定さ
れた場合は、基本的に排紙トレイ192に対して束排出
するが、排紙トレイ192が満載状態などの条件により
排紙トレイ191へ切り替える制御を行う。排紙トレイ
191、192は不図示のモータで上下に移動制御さ
れ、画像形成動作開始前に、積載するトレイが処理トレ
イの位置になるように移動する。
【0041】図2は、画像形成装置本体100内に設け
られる制御部の構成を示すブロック図である。
【0042】171は、画像形成装置100の基本制御
を行うCPU(識別リスト登録手段の一部、認証手段、
送信許可手段、送信設定手段の一部)であり、制御プロ
グラムが書き込まれたROM174、処理を行うための
ワークRAM175(識別リスト登録手段の一部)、及
び入出力ポート173が、アドレスバスとデータバスと
により接続されている。RAM175の一部の領域は電
源OFFされてもデータが消去されないバックアップ領
域となっており、後述する登録指紋データとそれに関連
付けられた各個人情報(個人データ)はこのバックアッ
プ領域上に保存される。入出力ポート173には、画像
形成装置100が制御するモータ、クラッチ等の各種負
荷装置(不図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の画
像形成装置100への入力装置(不図示)が接続されて
いる。
【0043】CPU171は、ROM174の制御プロ
グラムの内容に従って、入出力ポート173を介して順
次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。ま
た、CPU171には操作部172が接続されており、
CPU171は操作部172の表示手段及びキー入力手
段を制御する。操作者は、キー入力手段を通して、画像
形成動作モードや表示の切り替えをCPU171に指示
し、CPU171は表示手段に対して、画像形成装置1
00の動作状態や、キー入力によって設定された動作モ
ードの表示を行う。
【0044】操作部172には指紋読取り部616(識
別リスト登録手段の一部、認証データ入力受付手段)が
備えられ、指紋読取り部616に置かれた指の指紋を読
み取り、指紋データを作成し、出力する。詳細は後述す
るように、画像形成装置100では、送信処理の利用が
許可されるべき使用者の指紋データを、予め登録してお
く。指紋データは、各個人を識別するための登録指紋デ
ータ(識別データ)のリストとしてRAM175のバッ
クアップ領域に格納される。本実施の形態においては、
指紋読取り部616が読み取った指紋の画像データを指
紋データとし、登録されている登録指紋データと、送信
開始の際に読み取った指紋データ(認証データ)の類似
度が所定値より大きかった場合に、使用者が認証され、
送信の利用が許可される。なお、指紋データは、使用者
を特定することが可能であれば、その形式は特に限定さ
れるものではない。
【0045】CPU171にはさらに、イメージセンサ
部109で電気信号に変換された信号を処理する画像処
理部170(画像形成手段)と、処理された画像を蓄積
する画像メモリ部3とが接続されている。画像処理部1
70及び画像メモリ部3について、図3及び図4をそれ
ぞれ参照して説明する。
【0046】図3は、画像処理部170の内部構成、及
び画像メモリ部3に接続される装置等を示すブロック図
である。
【0047】まず、スキャンした画像をプリントする際
の処理の流れを説明すると、レンズ108を介しCCD
センサ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ1
09によりアナログ電気信号に変換される。変換された
画像情報は、アナログ信号処理部300に入力されてサ
ンプル&ホールド及びダークレベルの補正等が行われた
後に、A/D・SH処理部301でアナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、さらに、デジタル化された信
号に対してシェーディング補正が行われる。シェーディ
ング補正では、CCDセンサ109が持つ画素ごとのば
らつきの補正、及び原稿照明ランプ103の配光特性に
基づく位置による光量のばらつきに対する補正を行う。
【0048】その後、RGBライン間補正部302にお
いてRGBライン間補正を行う。ある時点でCCDセン
サ109のRGB各受光部に入力した光は、原稿上では
RGB各受光部の位置関係に応じてずれているために、
ここでRGB信号間の同期をとる。
【0049】その後、入力マスキング部303で入力マ
スキング処理を行い、輝度データを濃度データに変換す
る。これは、CCDセンサ109から出力されたままの
RGB値はCCDセンサ109に取り付けられた色フィ
ルタの影響を受けていることから、その影響を補正して
純粋なRGB値に修正するものである。
【0050】その後、画像は変倍部304において所望
の変倍率で変倍処理され、変倍された画像データは、画
像メモリ部3へ送られて、画像蓄積される。ここで、白
黒スキャンの場合には、CCDセンサ109から出力さ
れたRGBデータの内のGデータのみを画像メモリ部3
に送り、他のデータは破棄することによりカラーデータ
を白黒データに変換している。
【0051】また、画像メモリ部3には、外部I/F
(インターフェイス)処理部4(画像送信手段)を介し
て、後述する外部コンピュータ11からの画像データも
入力される。
【0052】蓄積した画像をプリントする際には、画像
データを画像メモリ部3からγ補正部305に送る。γ
補正部305では、操作部172で設定された濃度値に
応じた出力にするために、プリンタの特性を考慮したル
ックアップテーブル(LUT)に基づいて、元の濃度デ
ータから所望の出力濃度に対応した濃度データに変換す
る。
【0053】その後、濃度データは二値化部306に送
られる。二値化部306では多値の濃度データの二値化
を行う。多値の濃度データ、例えば8ビットの濃度デー
タであれば、濃度値は「0」から「255」の間のいず
れかの値をとるが、二値化することにより、濃度値は例
えば「0」あるいは「255」の2つだけとなる。つま
り、ある画素の濃度を表すために8ビットのデータが必
要だったのに対し、二値化することにより1ビットのデ
ータ量で済む。二値化により画像データを格納するため
のメモリ容量は縮小されるが、画像を二値化することに
より、画像の階調性は元の256階調から2階調へと変
化するため、写真画像のような中間調の多い画像データ
では、一般に画像の劣化が著しい。
【0054】そこで二値化データによる疑似的な中間調
の表現が重要となる。ここでは、二値のデータで疑似的
に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。こ
の方法では、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合
には「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下
である場合には「0」の濃度データであるとして二値化
した後、実際の濃度データと二値化された濃度データと
の差分を誤差信号として求め、周辺の画素に配分する。
誤差の配分は、予め定められたマトリクス上の重み係数
を、二値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、周
辺の画素に加算することによって行う。これによって、
画像全体での濃度平均値は保存され、中間調を疑似的に
二値で表現することができる。
【0055】二値化された濃度データは、プリンタ部2
にあるスムージング部307に送られる。スムージング
部307では、二値化した画像の線の端部が滑らかにな
るようにデータの補完を行い、その補完が行われた画像
データは露光制御部120へ出力される。露光制御部1
20は、前述のように画像データの静電潜像を感光体1
10上に形成する。
【0056】次に、スキャンした画像をネットワーク経
由で転送する際の処理の流れを説明するが、前半部分の
画像メモリ部3に濃度データを蓄積するところまでは前
述のプリント時の処理の流れと同じである。その後は、
画像メモリ部3から外部I/F処理部4に画像データが
送られ、外部I/F処理部4からネットワークを経由し
て所望のコンピュータに画像データが転送される。
【0057】スキャン画像を電子メールで送信する際に
は、外部I/F処理部4において画像データにヘッダ情
報を追加して電子メールの形式に変換し、ネットワーク
を経由して、まずは電子メールのホストサーバに送信す
る。そこからさらに指定したアドレスに到達するよう、
ホストサーバが電子メールをネットワークに流す。上述
したヘッダ情報としては、電子メールの送信元である装
置のIPアドレスや、受け取り側が返信する際の送り先
のメールアドレス、送信時刻、メールの件名、メール本
文の文字コードに関する情報等がある。
【0058】図4は、画像メモリ部3の内部構成及び周
辺装置を示すブロック図である。
【0059】画像メモリ部3は、ページメモリ401、
メモリコントローラ402、圧縮/伸長部403、ハー
ドディスク404から構成される。
【0060】外部I/F処理部4及び画像処理部170
から画像メモリ部3に送られてきた画像データは、メモ
リコントローラ402により、ページメモリ401に書
き込まれる。その後、画像データは、メモリコントロー
ラ402により、画像処理部170を介してプリンタ部
2に送られるか、あるいはハードディスク404に蓄積
される。ハードディスク404に画像データを蓄積する
際には、画像データは、圧縮/伸長部403においてデ
ータ圧縮され、圧縮データとしてハードディスク404
に書き込まれる。メモリコントローラ402はまた、ハ
ードディスク404に格納されている画像データのペー
ジメモリ401への読み出しも行う。その際には、圧縮
データをハードディスク404から読み出し、圧縮/伸
長部403を介して伸長し、復元した画像データをペー
ジメモリ401に書き込む。また、メモリコントローラ
402は、ページメモリ401へ送るDRAMリフレッ
シュ信号の発生を行う。
【0061】メモリコントローラ402はまた、外部I
/F処理部4、画像処理部170及びハードディスク4
04からページメモリ401へのアクセスの調停を行
う。さらに、CPU171の指示に従い、ページメモリ
401への書き込みアドレス、ページメモリ401から
の読み出しアドレス、及び読み出し方向などの決定制御
を行う。
【0062】これらの処理により、CPU171は、ペ
ージメモリ401において複数の原稿画像を並べてレイ
アウトを行った上で、画像処理部170を介してプリン
タ部2に出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して
出力する機能や、画像回転を行う機能を制御することが
可能となる。また、例えばソートモードに関しては、あ
る原稿束に対して画像メモリ部3に記録された順で画像
を読み出しプリントする制御を複数回繰り返して実行す
る。このような制御を行うことより、本実施例での排紙
処理装置190のような少数のビンしか持たないフィニ
ッシャにおいても、ビンが多数あるソータと同じ役割を
果たすことができる。
【0063】図5は、外部I/F処理部4の内部構造及
びその周辺装置を示すブロック図である。
【0064】外部I/F処理部4は、画像メモリ部3を
介して、リーダ部1からの画像データを取り込み、ネッ
トワークあるいは電話回線を介して外部コンピュータ1
1や外部のファクシミリ装置に画像データを送る。ある
いは電子メールの形で外部に送信する。また、外部のコ
ンピュータ11あるいはファクシミリ装置からネットワ
ークあるいは電話回線を介して送られてきた画像データ
を、画像メモリ部3を介してプリンタ部2へ出力して画
像形成を行う。
【0065】外部I/F処理部4は、ファクシミリ部5
01、ファクシミリ部501の通信画像データを保存す
るハードディスク502、外部コンピュータ11と接続
するコンピュータインターフェイス部503、フォーマ
ッタ部504、イメージメモリ部505、及びコア部5
06から構成されている。
【0066】ファクシミリ部501は、モデム(不図
示)を介して公衆回線へと接続されており、公衆回線か
らのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのフ
ァクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部5
01では、指定された時間にファクス送信を行う、ある
いは相手からの指定パスワードによる問い合わせに応じ
て画像データを送信するなどのファクシミリ機能を、ハ
ードディスク502に保存されたファクス用の画像を利
用して実現する。これにより、リーダ部1から画像メモ
リ部3を介して、ファクシミリ部501、ファクシミリ
用のハードディスク502へ画像を一度保存した後は、
リーダ部1及び画像メモリ部3をファクシミリ機能に使
うことなしに、ファクス送信を行うことができる。
【0067】コンピュータインターフェイス部503
は、外部コンピュータ11とのデータ通信を行うインタ
ーフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(L
AN)、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタ
のデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このコン
ピュータインターフェイス部503を介して、リーダ部
1及びプリンタ部2の状態を外部コンピュータ11に通
知する。あるいは外部コンピュータ11の指示で、リー
ダ部1で読み取った画像の外部コンピュータ11への転
送を行う。さらには、リーダ部1で読み取った画像デー
タを電子メールに整形し、これをメールのホストサーバ
に送信する。
【0068】コンピュータインターフェイス部503は
また、外部コンピュータ11からプリント画像データを
受け取る。その際には、外部コンピュータ11から通知
されるプリント画像データは専用のプリンタコードで記
述されているため、フォーマッタ部504において、通
知されたデータコードを、プリンタ部2で画像形成を行
うことができるラスタイメージデータに変換する。フォ
ーマッタ部504は変換したラスタイメージデータをイ
メージメモリ部505に展開する。一方、コンピュータ
インターフェイス部503を介して外部コンピュータ1
1に画像データを送信する際には、画像フォーマッタ部
504は、画像メモリ部3から送られてきたプリント画
像データに対して、イメージメモリ部505において、
濃度変換を行うほか、外部コンピュータ11で認識可能
な画像フォーマットへの変換を行う。
【0069】イメージメモリ部505は、このようにフ
ォーマッタ部504がラスタイメージデータを展開する
メモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像デ
ータを外部コンピュータ11に送る(ネットワークスキ
ャナ機能)場合、あるいは画像データを電子メールで外
部に送信する場合にも使用される。すなわち、リーダ部
1からの画像をコンピュータインターフェイス部503
を介して外部コンピュータ11に送る場合には、画像メ
モリ部3から送られる画像データをイメージメモリ部5
05に一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送る
データの形式に変換した上で、コンピュータインターフ
ェイス部503から外部コンピュータ11に送出する。
電子メールで送信する場合には、さらに画像データに電
子メールのヘッダ情報を追加して外部コンピュータ11
(この場合はメールサーバ)に送信する。
【0070】コア部506は、ファクシミリ部501、
コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ
部504、イメージメモリ部505、及び画像メモリ部
3の相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理
する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出
力部が接続されていても、また画像メモリ部3への画像
転送路が1つであっても、コア部506の管理の下で、
排他制御及び優先度制御が行われ、適切に画像出力が行
われる。
【0071】図6は、画像形成装置100の複写動作を
設定するための操作部172の概観図である。
【0072】同図において、601は電源のON/OF
F状態を示すパワーランプである。パワースイッチ60
2による電源のON/OFFの切り替えに合わせてパワ
ーランプ601は点灯/消灯を行う。603はテンキー
であり、画像形成枚数の設定やモード設定の数値入力に
使用される。また、ファクシミリ設定画面では、電話番
号の入力に使用される。さらには、後述するソフトキー
ボード画面で数字の入力に使用される。
【0073】604はクリアキーであり、テンキー入力
した設定のクリアに使用される。605はリセットキー
であり、設定された画像形成枚数や、動作モード、選択
給紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。6
06はスタートキーであり、このスタートキー606の
押下により、画像形成動作やスキャン動作が開始され
る。スタートキー606の中央にはスタート可能か否か
を示す赤色と緑色のLEDがあり、スタートができない
場合は、赤色のLEDが点灯し、スタート可能な場合に
は緑色のLEDが点灯する。
【0074】607はストップキーであり、複写動作/
スキャン動作の停止を行うために使用される。608は
液晶などで構成される表示パネルであり、詳細なモード
設定を容易にするべく、設定モードに応じて表示内容が
変化する。また、表示パネル608の表面はタッチセン
サになっており、使用者が表示内容に応じた表示パネル
608内の特定領域に触れることで設定を行うソフトキ
ーを実現している。
【0075】609はガイドキーであり、このキーが押
下された後に、他のキーが押下されることにより、その
キーにより設定できる機能の説明を表示パネル608に
表示する。このガイド表示の解除は、再度ガイドキー6
09が押下されることにより実行される。
【0076】610はユーザ設定キーであり、このキー
が押下されると画像形成装置の設定をユーザが変更する
ための表示が操作パネル608に表示される。ユーザが
変更できる設定としては、例えば、自動的に設定をクリ
アするまでの時間の設定や、リセットキーが押下された
場合に設定するモードの既定値の設定等がある。
【0077】611は暗証キーであり、装置の使用を暗
証番号で管理している場合には、テンキー603による
部門番号/暗証番号の入力があった後で暗証キー611
が押されることで番号が確定し、入力された暗証番号が
登録されていた場合に装置の使用が可能とされる。ある
いは装置の使用後に再度暗証キー611が入力されるこ
とにより、装置が暗証番号の入力待ち状態にされ、次に
暗証番号が入力されるまでは装置が使用不可の状態にさ
れる。
【0078】612は節電キーであり、装置が使用可能
状態であった場合に節電キー612が押されることによ
り、表示パネル608の表示を消したり、リーダ部1あ
るいはプリンタ部2への通電を止めたりする等の節電状
態に移行する。節電状態からは節電キー612の再押下
により復帰する。
【0079】613は通信/メモリ状態を示すLEDで
あり、外部I/F処理部4が外部からデータを受信して
いる状態、あるいは送信ジョブにおいて外部I/F処理
部4が外部にデータを送信している状態において、点滅
制御される。また外部I/F処理部4からのデータを画
像メモリ部3内のハードディスク404に書き込んでい
る状態においては点灯される。
【0080】614はエラー指示用のLEDであり、装
置に異常が発生した場合に点滅制御される。615は割
込みキーであり、画像形成動作中にこのキーが押下され
ることにより、その画像形成動作が中止され、DF18
0を使用しないモードでコピーを行うことを可能にす
る。割込み状態で再度割込みキー615が押されること
により、元の画像形成動作が再開する。あるいはカラー
ウォームアップ中のスタート予約状態で再度割込みキー
615が押下されることにより、スタート予約が一時的
に解除され、白黒コピーを行うことを可能にする。この
場合は、再度割込みキー615が押されることにより、
スタート予約状態に復帰する。
【0081】指紋読取り部616は、光学的に指紋を読
み取り、読み取った指紋の画像から指紋データを作成し
てCPU171に送信する。
【0082】かかる構成において、画像形成装置100
により電子メールで画像データを送信する処理ができる
者を特定の使用者に限定するために、本実施の形態では
指紋を用いる。
【0083】すなわち、まず、送信処理の利用が許可さ
れるべき使用者の指紋データを、登録指紋データとして
RAM175のバックアップ領域に予め登録しておく
(指紋登録処理)。この登録処理は、利用が許可される
べき使用者(登録ユーザ)の一人一人の指紋を、事前に
図6に示す指紋読取り部616で読み取って、指紋の画
像を登録指紋データとして格納することでなされる。
【0084】RAM175のバックアップ領域にはさら
に、個人情報が使用者の各登録指紋データにそれぞれ対
応して(関連付けた形で)格納、登録される。例えば、
利用が許可されるべき各使用者毎に送信宛先リスト(宛
先表)が登録される。この送信宛先リストは、例えば、
頻繁に送信する宛先として各使用者により入力され、各
登録指紋データにそれぞれ対応して格納、登録される。
このほか、ユーザ固有のリプライヘッダ(電子メールの
送信アドレスは装置アドレスとなるので、受信者が受け
取ったメールに対して返信する場合に必要な使用者のメ
ールアドレス、いわゆる返信先)(送信元宛先デー
タ)、及びシグネチャ(手紙における署名に相当するメ
ール本文の最後に追記される任意の文字列)(署名デー
タ)も、登録指紋データに対応してRAM175のバッ
クアップ領域に格納、登録される。
【0085】また、後述するように、画像の電子メール
送信を行う場合には、送信開始に際し、指紋認証処理を
行う。すなわち、ある使用者がメール送信開始指示を行
うと、その使用者の指紋が指紋読取り部616で読み取
られ、指紋データが作成され、CPU171に送られ
る。CPU171は送られてきた指紋データが、上記登
録指紋データ中に存在する場合、すなわちその使用者が
登録ユーザである場合に限り、メールの送信が許可され
る。
【0086】図7は、画像データを電子メール送信する
際の処理(画像メール送信処理)の流れを示したフロー
チャートである。
【0087】まず、ステップS701では、画像データ
の電子メール送信要求があったか否かを判別し、電子メ
ール送信要求があるまでその判別を繰り返す。電子メー
ル送信要求は、図8に示す基本画面上でなされる。
【0088】図8は、表示パネル608に表示される基
本画面の一例を示す図である。
【0089】同図に示すように、基本画面中、801は
給紙段の選択キーであり、このキーを押下すると、カセ
ット131、132、デッキ150、マルチ手差し15
3のいずれから給紙を行うかを設定するための画面が表
示パネル608に表示される。802、803は複写倍
率を設定するキーであり、キー802の押下により複写
倍率が100%に設定され、キー803の押下により所
望の複写倍率を設定するための画面が表示パネル608
に表示される。804は応用モードの設定キーであり、
このキーを押下すると、多重動作、縮小レイアウトモー
ド等の応用機能モードを設定するための画面が表示パネ
ル608に表示され、応用モードの設定を行うことがで
きる。
【0090】キー805は両面動作の設定キーであり、
例えば片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、
両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、両面原
稿から2枚の片面出力を行う「両−片モード」からなる
3種類の両面モードの選択設定を可能にする。同図では
「片−両モード」が設定されている状態を表している。
806はソートキーであり、このキーの押下で排紙処理
装置190の動作モードの設定や、画像メモリ部3を用
いた出力紙の仕分けモードの設定が可能となる。同図に
おいては、排紙処理装置190の動作モードは特に設定
されていない状態である。
【0091】また、ソートキー806は網掛け処理され
ている(図示せず)。これは、表示パネル608内のキ
ーに対応したモードが設定できない場合の表示であり、
表示の線を、点線(網掛け)にすることで、そのキーが
操作できないことを表すようにしている。
【0092】807、808、809、810は複写時
の画像濃度を設定するためのキーである。キー807の
押下により複写時の画像濃度が段階的に薄くなる。これ
に対してキー808の押下により複写時の画像濃度は段
階的に濃くなる。自動濃度キー809を選択状態にする
ことにより複写時の画像濃度は自動的に最適になるよう
に調整される。810は原稿タイプの設定キーであり、
原稿のタイプが文字原稿であるか、写真原稿であるか、
文字と写真が混在した原稿であるかを設定することによ
り、画像処理部170のγ補正部305における濃度変
換時のルックアップテーブル(LUT)を切り替えるこ
とで、原稿のタイプに適した濃度変換を行うことができ
る。
【0093】811は情報表示部であり、複写動作で設
定された内容や、現在の動作状態が表示される。同図に
おいては、現在複写動作が可能なスタンバイ状態である
ことを示している。812もまた情報表示部であるが、
こちらは、他の機能モードの動作状態を、一行表示で表
示する。同図の例では、プリンタ部への出力動作中であ
ることが示されている。
【0094】応用モードキー804の左方には、ユーザ
により変更可能なキー813、814があり、応用モー
ドの設定画面で設定できる機能のキーを最大2つまで、
ここに登録することができる。応用モードの設定キーを
ここに表示することで、その登録したモードの設定をよ
り容易に行えるようにすることができる。同図において
は、「縮小レイアウト」「拡大レイアウト」という2つ
の応用機能をキー813、814に割り当てている。
【0095】817はシステム状況の表示キーであり、
押下により、表示部811、812で表示される情報よ
りも詳細な装置の状態に関する情報が表示パネル608
上に表示される。
【0096】815、816は表示パネル608の表示
内容を切り替えるためのキーである。キー815が押下
されると、図8に示すような情報表示部811、812
等の複写処理の設定に関する表示がされる。一方、キー
816を押すことにより、外部I/F処理部4を使った
外部コンピュータ11への画像データの電子メール送信
モードの設定画面に切り替わる。本実施の形態において
は、送信キー816の押下が画像データの電子メール送
信要求に相当する。そして、CPU171は、送信キー
816の押下に対応して、表示パネル608の表示内容
を操作基本画面から、使用者に対して指紋読取り部61
6に指を置くことを要求する操作部画面(後述する図
9)へと更新する。
【0097】図7に戻り、送信キー816が押下される
ことで、画像データの電子メール送信要求があった場合
は、ステップS702に進み、図9に示す操作部画面に
従って指紋認証処理を実行し、その指紋認証処理の結
果、OKであるか、すなわち、送信指示を今回行ってい
る使用者(以下、「送信指示者」とも称する)が登録ユ
ーザであるか否かを判別する(ステップS703)。
【0098】図9は、指紋認証処理時に表示パネル60
8に表示される操作部画面の表示例を示す図である。同
図に示すように、送信指示者に対して指紋認証ユニット
(指紋読取り部616)に指を置くように促すメッセー
ジを表示する。送信指示者は、これに応答して指紋読取
り部616に指を置くと、指紋が読み取られ、指紋デー
タが作成されてCPU171に出力される。
【0099】上記指紋認証処理(ステップS702)で
は、指紋読取り部616から出力された送信指示者の指
紋データと、RAM175のバックアップ領域に記憶さ
れている登録指紋データとが比較される。また、前記ス
テップS703では、送信指示者の指紋データに対して
所定値以上の類似度を持った登録指紋データが登録され
ていた場合に、その送信指示者は登録ユーザであると判
別される。類似度が所定値以上であるか否かは、公知の
パターンマッチング手法等の画像処理で行うことができ
る。
【0100】前記ステップS703の判別の結果、OK
でない、すなわち、送信指示を今回行っている使用者が
登録ユーザでない場合は、前記ステップS701に戻
る。従って、画像データの電子メール送信は実行されな
い。一方、OKである、すなわち、送信指示を今回行っ
ている使用者が登録ユーザである場合は、ステップS7
04に進む。
【0101】ステップS704では、RAM175のバ
ックアップ領域に保存されている登録ユーザ毎の送信宛
先リストを読み出すと共に、表示パネル608を図10
に示す送信画面に切り替える。
【0102】図10は、指紋認証処理後に表示パネル6
08に表示される送信画面の表示例を示す図である。
【0103】同図において、1001〜1009は画像
の読み取りに関する設定を行うためのキー群であり、1
010〜1016は電子メールの送信に関する設定を行
うためのキー群及び表示部群である。
【0104】すなわち、1001、1002は画像読取
りモードの切り替えキーであり、1001を選択した場
合にはカラーモードで、1002を選択した場合には白
黒モードで原稿画像はスキャンされる。1003は原稿
の読取りサイズの設定キーであり、押下することでサイ
ズ選択画面が表示される。同図の例では自動モードにな
っており、自動モードでは、DF180から原稿給紙す
る場合にはDF180が検知した原稿サイズで、圧板原
稿をスキャンする際には圧板原稿検知で検知された原稿
サイズで、それぞれスキャンするよう自動調整される。
【0105】1004は読取り解像度の設定キーであ
り、押下により解像度の設定画面が表示される。100
5はスキャンモードの詳細設定を行うためのキーであ
り、押下することで、ページ連写設定や原稿混載といっ
たより詳細なスキャンモードを設定するための設定画面
が表示される。1006、1007、1008は画像の
読取り濃度の設定キーであり、1006を押下するごと
に画像濃度は薄くなり、1007を押下するごとに画像
濃度は濃くなる。1008は自動濃度調整キーであり、
選択時には原稿にあった最適な濃度を装置が自動で判断
する。1009は原稿タイプの選択キーであり、「文
字」、「文字/写真」、「写真」の中から原稿タイプを
使用者が選択することにより、原稿の種類に適した画像
読み取りが行われる。
【0106】1010は電子メールの送信先を設定する
ためのキーであり、設定内容は1011の表示エリアに
表示される。1012は電子メールの同報先を設定する
ためのキーであり、設定内容は1013の表示エリアに
表示される。1014は電子メールの件名を設定するた
めのキーであり、設定内容は1015の表示エリアに表
示される。1016は送信する電子メールの内容(本
文)を設定/編集するためのキーであり、押下すること
により、図11に示すメール編集画面が表示される。
【0107】図11は、表示パネル608に表示される
メール編集画面の表示例を示す図である。
【0108】同図において、1101は電子メールの件
名を設定するためのキーであり、設定内容は1102の
表示エリアに表示される。ここで表示エリア1102の
表示内容は図10に示す表示エリア1015の内容と同
一である。1103は電子メールの本文を記入/編集す
るためのキーであり、記入された本文は1104の表示
エリアに表示される。設定内容はキー1105の押下で
確定し、図10の操作画面に戻る。
【0109】このように、図10の操作画面では、メー
ルパラメータ及びスキャンパラメータの設定が可能であ
る。操作画面で設定可能なメールパラメータには、電子
メールの送信先、同報先のメールアドレス、及び件名が
あり、加えてキー1016を押下して図11のメール編
集画面を表示させることにより、メール本文を入力する
ことができる。スキャンパラメータとしては、原稿をカ
ラーで読み込むか白黒で読み込むかのカラー/白黒設
定、原稿のスキャン領域を設定する読み込みサイズ設
定、どの分解能で原稿をスキャンするかの解像度設定、
濃度設定、原稿タイプの選択、さらにページ連写や原稿
混載といったスキャンモードに関する詳細設定がある。
【0110】図7に戻り、続くステップS705では、
図10の操作画面や図11のメール編集画面で上記メー
ルパラメータの設定やメール本文の入力を行い、続くス
テップS706では、上記スキャンパラメータを設定す
る。設定、入力の操作は、図12に示すキーボード画面
を用いて行うことができる。
【0111】図12は、表示パネル608に表示される
キーボード画面の一例を示す図である。このキーボード
画面は、図10に示すキー1010、1012、101
4、図11に示す1101、1103のいずれかが押下
された際に表示される。
【0112】1201は文字キー及び操作キーを備え、
編集エリア1202への文字の入力及び文字の操作を行
うためのソフトキーボードである。1203は送信宛先
リスト(宛先表)を呼び出すためのキーであり、押下に
より、前記ステップS704で読み出した送信宛先リス
トが表示される。キー1010、1012の電子メール
の送信先あるいは同報先を設定する際には、今回送信を
希望するアドレスが送信宛先リストに登録されていれ
ば、送信指示者がそれを選択することでワンタッチで送
信アドレスを設定することが可能となる。上述したよう
に、送信宛先リストにおける登録アドレスは、RAM1
75のバックアップ領域に登録指紋データと関連付けた
形で記憶してあり、従って、同じ図12のキーボード画
面であっても、送信指示者が異なれば、表示される送信
宛先リストの内容は異なることになる。
【0113】キー1204は登録キーであり、編集エリ
ア1202に入力されたアドレスを送信宛先リストに新
規に登録するためのキーである。入力されたアドレスあ
るいは文章は、キー1205の押下で確定し、呼び出さ
れた状況に応じて1011、1013、1015、11
02、1104の各表示エリア(図10、図11)の表
示内容を更新する。1206はキャンセルキーであり、
押下により、編集エリア1202の内容が反映されない
まま元(図10または図11)の画面に戻る。
【0114】なお、本実施の形態では、メールパラメー
タの設定の後にスキャンパラメータの設定を行うように
したが、そのような設定順序の制限はなく、スキャンパ
ラメータを先に設定した後にメールパラメータの設定を
行うようにしてもよいし、個々のメールパラメータと個
々のスキャンパラメータとを、順番をバラバラにして設
定することも可能である。
【0115】図7に戻り、続くステップS707では、
スキャン開始要求があったか否かを判別する。スタート
キー606(図6)の入力があった場合にスキャン開始
要求があったと判別される。スキャン開始要求があるま
で前記ステップS707の判別を繰り返し、スキャン開
始要求があった場合は、原稿のスキャンを開始する(ス
テップS708)。
【0116】次に、メール送信、すなわち、上記スキャ
ンされた画像データを、前述したように一旦画像メモリ
部3のハードディスク404に記録した後に、外部I/
F処理部4を経由して電子メールの形で相手先のコンピ
ュータに送信する(ステップS709)。その際、登録
指紋データに対応してRAM175のバックアップ領域
に格納、登録されているユーザ固有の上記リプライヘッ
ダ及びシグネチャが、RAM175のバックアップ領域
から読み出され、自動的に付加される。これにより、設
定作業が簡単になる。その後、本処理を終了する。
【0117】本実施の形態によれば、利用が許可される
べき使用者(登録ユーザ)の一人一人の指紋を、事前に
読み取って、指紋の画像を登録指紋データとしてRAM
175のバックアップ領域に予め登録しておき(指紋登
録処理)、画像データの電子メール送信要求を行った今
回の使用者の指紋を読み取って、その指紋データと所定
値以上の類似度を持った登録指紋データが登録されてい
た場合に、その使用者を登録ユーザと判別して(指紋認
証処理)、登録ユーザにのみ、その後のメールパラメー
タ、スキャンパラメータの設定やメール送信の処理を許
可するようにした。従って、複写機で読み込んだ画像デ
ータを電子メールで送信するためには、各使用者は、予
め装置に指紋を登録しておく必要があり、これにより不
特定の使用者による電子メールの悪用を防止することが
可能になる。よって、画像送信機能が悪用され、画像デ
ータの受け取り側や送信経路の中継サーバに多大な迷惑
あるいは被害を与えることを未然に回避することができ
る。すなわち、不特定の者による送信を禁止して悪用を
防止することができる。
【0118】また、指紋登録処理及び指紋認証処理で
は、使用者を識別する情報として指紋画像を用いるよう
にしたので、暗証番号等に比し認証の信頼性を向上する
ことができる。
【0119】また、RAM175のバックアップ領域に
はさらに、使用者の各登録指紋データに関連付けて個人
情報(送信宛先リスト(宛先表)、リプライヘッダ、シ
グネチャ等)を格納、登録し、送信の際のメールパラメ
ータの設定に読み出して利用できるようにしたので、送
信宛先のほか、返信先やシグネチャ等の送信者等に関す
る個人情報を登録しておくことにより、使用者が画像を
電子メールで送信する際に必要なパラメータの自動設定
が可能になる。よって、各種送信パラメータの設定を補
完して作業性を向上することができる。
【0120】なお、本実施の形態では、ユーザを認証し
て特定のユーザにのみ画像データを電子メールで送信す
ることを許可する場合に限定して説明したが、同様に画
像データを外部に送信するファクシミリ機能に応用する
場合にも、本発明を適用可能である。また、本実施の形
態では、認証して許可する処理をメール送信に限定して
説明したが、これに限るものでなく、例えば、複写処理
等にも応用可能である。
【0121】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を画像形成装置に供給し、その画像形成装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
本発明の目的が達成されることはいうまでもない。
【0122】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。また、プログラムコードが
電送媒体等を介して供給される場合は、プログラムコー
ド自体が本発明を構成することになる。
【0123】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0124】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0125】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不特定の者による送信を禁止して悪用を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構
成を示す断面図である。
【図2】画像形成装置本体内に設けられる制御部の構成
を示すブロック図である。
【図3】画像処理部の内部構成、及び画像メモリ部3に
接続される装置等を示すブロック図である。
【図4】画像メモリ部の内部構成及び周辺装置を示すブ
ロック図である。
【図5】外部I/F処理部の内部構造及びその周辺装置
を示すブロック図である。
【図6】画像形成装置の複写動作を設定するための操作
部の概観図である。
【図7】画像データを電子メール送信する際の処理(画
像メール送信処理)の流れを示したフローチャートであ
る。
【図8】表示パネルに表示される基本画面の一例を示す
図である。
【図9】指紋認証処理時に表示パネルに表示される操作
部画面の表示例を示す図である。
【図10】指紋認証処理後に表示パネルに表示される送
信画面の表示例を示す図である。
【図11】表示パネルに表示されるメール編集画面の表
示例を示す図である。
【図12】表示パネルに表示されるキーボード画面の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 4 外部I/F処理部(画像送信手段) 100 画像形成装置本体 171 CPU(識別リスト登録手段の一部、認証手
段、送信許可手段、送信設定手段の一部) 170 画像処理部(画像形成手段) 172 操作部(送信設定手段の一部) 175 ワークRAM(識別リスト登録手段の一部) 608 表示パネル 616 指紋読取り部(識別リスト登録手段の一部、認
証データ入力受付手段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された画像形成装置
    において、 原稿画像を読み込み画像データを形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段により形成された画像データを前記ネ
    ットワークを介して送信可能な画像送信手段と、 個人を識別するための識別データのリストを登録する識
    別リスト登録手段と、 送信の指示を行う送信指示者を認証するための認証デー
    タの入力を画像データ送信前に受け付ける認証データ入
    力受付手段と、 前記識別リスト登録手段により登録された識別データの
    リストと前記認証データ入力受付手段により受け付けら
    れた認証データとに基づいて、前記送信指示者を認証す
    る認証手段と、 前記認証手段により前記送信指示者が認証された場合に
    のみ、前記送信指示者の指示に基づく前記画像送信手段
    による画像データの送信を許可する送信許可手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記認証手段は、前記識別リスト登録手
    段により登録された識別データのリスト中に、前記認証
    データ入力受付手段により受け付けられた認証データに
    対応する識別データが存在する場合に、前記送信指示者
    を認証することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記認証データ入力受付手段は、前記送
    信指示者の指紋を読み取り指紋データを生成し、該生成
    した指紋データを前記認証データとして受け付けること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記識別リスト登録手段は、各個人の指
    紋を読み取って指紋データを生成し、該生成した指紋デ
    ータを前記各個人の前記識別データとして登録すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 送信に関する設定を行う送信設定手段を
    備え、前記識別リスト登録手段は、前記識別データに前
    記各個人毎の送信宛先リストを対応させて登録可能であ
    り、前記送信設定手段は、前記認証手段により前記送信
    指示者が認証された場合は、前記登録された送信宛先リ
    ストのうち前記送信指示者に対応する送信宛先リストを
    読み出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記送信設定手段は、前記送信設定手段
    により読み出された送信宛先リストのうち、前記送信指
    示者により選択された宛先を、前記画像送信手段により
    送信される画像データの送信宛先として設定可能である
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 送信に関する設定を行う送信設定手段を
    備え、前記識別リスト登録手段は、前記識別データに前
    記各個人毎の個人データを対応させて登録可能であり、
    前記送信設定手段は、前記認証手段により前記送信指示
    者が認証された場合は、前記登録された個人データのう
    ち前記送信指示者に対応する個人データを読み出して、
    該読み出した個人データを前記画像送信手段により送信
    される画像データに付加することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記個人データは、対応する送信指示者
    固有の送信元宛先データ及び署名データの少なくとも一
    方であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像送信手段による画像データの送
    信は、電子メール及びファクシミリの少なくとも一方に
    よってなされることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続された画像形成装
    置の制御方法において、 原稿画像を読み込み画像データを形成する画像形成工程
    と、 前記画像形成工程により形成された画像データを前記ネ
    ットワークを介して送信可能な画像送信工程と、 個人を識別するための識別データのリストを登録する識
    別リスト登録工程と、 送信の指示を行う送信指示者を認証するための認証デー
    タの入力を画像データ送信前に受け付ける認証データ入
    力受付工程と、 前記識別リスト登録工程により登録された識別データの
    リストと前記認証データ入力受付工程により受け付けら
    れた認証データとに基づいて、前記送信指示者を認証す
    る認証工程と、 前記認証工程により前記送信指示者が認証された場合に
    のみ、前記送信指示者の指示に基づく前記画像送信工程
    による画像データの送信を許可する送信許可工程とを有
    することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記認証工程は、前記識別リスト登録
    工程により登録された識別データのリスト中に、前記認
    証データ入力受付工程により受け付けられた認証データ
    に対応する識別データが存在する場合に、前記送信指示
    者を認証することを特徴とする請求項10記載の画像形
    成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記認証データ入力受付工程は、前記
    送信指示者の指紋を読み取り指紋データを生成し、該生
    成した指紋データを前記認証データとして受け付けるこ
    とを特徴とする請求項10または11記載の画像形成装
    置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記識別リスト登録工程は、各個人の
    指紋を読み取って指紋データを生成し、該生成した指紋
    データを前記各個人の前記識別データとして登録するこ
    とを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載
    の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 送信に関する設定を行う送信設定工程
    を有し、前記識別リスト登録工程は、前記識別データに
    前記各個人毎の送信宛先リストを対応させて登録可能で
    あり、前記送信設定工程は、前記認証工程により前記送
    信指示者が認証された場合は、前記登録された送信宛先
    リストのうち前記送信指示者に対応する送信宛先リスト
    を読み出すことを特徴とする請求項10〜13のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記送信設定工程は、前記送信設定工
    程により読み出された送信宛先リストのうち、前記送信
    指示者により選択された宛先を、前記画像送信工程によ
    り送信される画像データの送信宛先として設定可能であ
    ることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置の制
    御方法。
  16. 【請求項16】 送信に関する設定を行う送信設定工程
    を有し、前記識別リスト登録工程は、前記識別データに
    前記各個人毎の個人データを対応させて登録可能であ
    り、前記送信設定工程は、前記認証工程により前記送信
    指示者が認証された場合は、前記登録された個人データ
    のうち前記送信指示者に対応する個人データを読み出し
    て、該読み出した個人データを前記画像送信工程により
    送信される画像データに付加することを特徴とする請求
    項10〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置の制
    御方法。
  17. 【請求項17】 前記個人データは、対応する送信指示
    者固有の送信元宛先データ及び署名データの少なくとも
    一方であることを特徴とする請求項16記載の画像形成
    装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記画像送信工程による画像データの
    送信は、電子メール及びファクシミリの少なくとも一方
    によってなされることを特徴とする請求項10〜17の
    いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 ネットワークに接続された画像形成装
    置の制御方法をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラムであって、 原稿画像を読み込み画像データを形成する画像形成手順
    と、 前記画像形成手順により形成された画像データを前記ネ
    ットワークを介して送信可能な画像送信手順と、 個人を識別するための識別データのリストを登録する識
    別リスト登録手順と、 送信の指示を行う送信指示者を認証するための認証デー
    タの入力を画像データ送信前に受け付ける認証データ入
    力受付手順と、 前記識別リスト登録手順により登録された識別データの
    リストと前記認証データ入力受付手順により受け付けら
    れた認証データとに基づいて、前記送信指示者を認証す
    る認証手順と、 前記認証手順により前記送信指示者が認証された場合に
    のみ、前記送信指示者の指示に基づく前記画像送信手順
    による画像データの送信を許可する送信許可手順とをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 【請求項20】 ネットワークに接続された画像形成装
    置の制御方法をコンピュータに実現させるためのプログ
    ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
    あって、 原稿画像を読み込み画像データを形成する画像形成手順
    と、 前記画像形成手順により形成された画像データを前記ネ
    ットワークを介して送信可能な画像送信手順と、 個人を識別するための識別データのリストを登録する識
    別リスト登録手順と、 送信の指示を行う送信指示者を認証するための認証デー
    タの入力を画像データ送信前に受け付ける認証データ入
    力受付手順と、 前記識別リスト登録手順により登録された識別データの
    リストと前記認証データ入力受付手順により受け付けら
    れた認証データとに基づいて、前記送信指示者を認証す
    る認証手順と、 前記認証手順により前記送信指示者が認証された場合に
    のみ、前記送信指示者の指示に基づく前記画像送信手順
    による画像データの送信を許可する送信許可手順とをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009111660A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Oki Data Corp 画像処理装置
US8181263B2 (en) 2008-01-18 2012-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha Data communication system controlling available addressees for data based on preselected security level of user and addressee location

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