JP2001358953A - 画像読み取り装置、画像形成システム、画像読み取り方法、及び処理プログラムを提供する媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、画像形成システム、画像読み取り方法、及び処理プログラムを提供する媒体

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JP2001358953A
JP2001358953A JP2000178698A JP2000178698A JP2001358953A JP 2001358953 A JP2001358953 A JP 2001358953A JP 2000178698 A JP2000178698 A JP 2000178698A JP 2000178698 A JP2000178698 A JP 2000178698A JP 2001358953 A JP2001358953 A JP 2001358953A
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black
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Masahiro Serizawa
雅弘 芹澤
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーウォームアップシーケンスの実行中に
カラースキャンの要求を受けた際に、カラースキャンの
スタート予約がなされていた場合であっても、スタート
予約のジョブ実行の終了を待つことなしに、白黒スキャ
ンを実行することができる画像読み取り装置等を提供す
る。 【解決手段】 白黒プリンタ部2とカラーリーダ部1と
を備え、カラーリーダ部1の原稿照明手段として蛍光灯
ランプを用いた複写機100において、カラースキャン
のスタート要求をキャンセルする手段を設けるととも
に、キャンセル時に、その時設定されていたカラースキ
ャンのモード設定を記憶する手段を設け、さらに記憶し
たカラースキャンのモード設定を呼び出し再設定する手
段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば白黒コピー
機能及びカラーネットワークスキャナ機能を有する複写
機などにおけるリーダ部として利用される画像読み取り
装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、白黒プリンタ部と白黒リーダ
部を持った複写機は既に知られている。そして、この複
写機にネットワークインターフェイス部を設け、ネット
ワーク経由で送られてきた画像データのプリントアウト
を可能にすること、すなわち、白黒プリンタ部をネット
ワーク環境内のコンピュータの共有プリンタとして使用
可能にすることは、広く実施されている。
【0003】さらに、このネットワークプリント機能と
は逆に、リーダ部でスキャンした画像データをネットワ
ーク経由で接続されたコンピュータに送信する機能、す
なわち、ネットワークスキャナ機能も一般的に実施され
ている。
【0004】このようなネットワークを介してスキャナ
を共有するネットワークスキャナ機能が求められる使用
環境としては、一般のオフィス環境が考えられる。
【0005】現在のオフィス環境においては、画像デー
タの受け側であるコンピュータの多くにはカラーモニタ
が接続されていることから、通信される画像データは白
黒画像に限定されることなく、カラー画像から白黒画像
への変換は容易であることからも、むしろカラー画像で
あることが望ましいと考えられる。
【0006】このような観点から、白黒プリンタ部とカ
ラーリーダ部を持った複写機の実施も行われてきてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白黒プ
リンタ部とカラーリーダ部を持った複写機、特にリーダ
部の原稿照明ランプに蛍光灯を用いた複写機において
は、ウォームアップ時間について、次のような問題点が
あった。
【0008】原稿照明ランプに蛍光灯を用いることは、
省消費電力の観点から従来より実施されているが、使用
の際には電源オン後に蛍光灯の光量及び配光特性を安定
させるためのウォームアップ時間を要し、特にカラース
キャンが実施可能になるには、白黒スキャンが実施可能
になるまでのウォームアップ時間より長い時間をかけて
蛍光灯のウォームアップを行わなければならない場合が
ある。
【0009】このことから、リーダ部のウォームアップ
に要する時間がプリンタ部のウォームアップに要する時
間より長くなる場合があり、これは、複写機という観点
では、白黒プリンタに対しては意味を持たないカラース
キャンのために複写機が使用できない時間が存在すると
いう点で問題である。
【0010】これを解決するために、ウォームアップを
第1と第2の2段階で行い、第1のウォームアップを行
うことで白黒スキャンを可能にし、その後に第2のウォ
ームアップを行うことでカラースキャンを可能にし、第
2のウォームアップ中には白黒スキャンの要求を受け付
ける、といった方式が用いられている。
【0011】一方、従来からの複写機の操作では、ウエ
イト中に受けた要求に対してはウエイト終了後に自動的
に処理を開始するスタート要求という形で処理されてい
る。すなわち、カラーウォームアップ中のカラースキャ
ン要求に対しては、所定のモード設定でスタート予約を
行うことにより、カラーウォームアップ終了後に自動的
に前記モード設定による読み取り動作を開始することが
できる。
【0012】しかし、カラーウォームアップ中にカラー
スキャンの要求を受けた場合に、カラーウォームアップ
のスタート予約を行うと、カラーウォームアップ及びス
タート予約のジョブが終了するまでは白黒スキャンが実
行できない、という問題が生ずる。
【0013】この問題に対して、白黒複写機としての形
態を優先させ、カラーウォームアップ終了まではカラー
スキャン要求を受け付けないといった解決方法が考えら
れる。しかし、この場合にも、カラースキャンを行いた
い使用者はカラーウォームアップの終了を待ち、カラー
ウォームアップが終了したのを確認してからでないとモ
ード設定が行えない、といった問題がある。
【0014】本発明は上記従来の問題点に鑑み、カラー
ウォームアップシーケンスの実行中にカラースキャンの
要求を受けた際に、カラースキャンのスタート予約がな
されていた場合であっても、前記スタート予約のジョブ
実行の終了を待つことなしに、白黒スキャンを実行する
ことができる画像読み取り装置等を提供することを目的
とする。また、カラーウォームアップシーケンス実行中
のカラースキャンの要求に対して、使用者の使用環境に
適したモードの設定を行うことができる画像読み取り装
置等を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、 請求項1記載の発明に係る画像読み取り装置で
は、シート上の画像のカラー読み取りを可能にするため
のカラーウォームアップシーケンスを有し、該カラーウ
ォームアップシーケンスの実行中のカラー読み取り要求
に対して、カラーウォームアップシーケンスの終了後に
前記画像の読み取り動作を自動的に開始するスタート予
約の設定が可能な画像読み取り装置において、前記スタ
ート予約の設定状態を解除する解除手段と、前記解除手
段で解除した前記スタート予約の設定状態に復帰させる
復帰手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1記載の画像読み取り装置において、前
記復帰手段は、前記解除手段によるスタート予約の解除
時に前記スタート予約の設定内容を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された設定内容を呼び出して当
該画像読み取り装置の動作モードに設定する呼び出し手
段とを有することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1または請求項2記載の画像読み取り装
置において、前記画像を読み取り可能な状態にするため
のウォームアップシーケンスとして、前記カラーウォー
ムアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能にす
るための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、前記
カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォーム
アップシーケンスの終了後に実行することを特徴とす
る。
【0018】請求項4記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項2または請求項3記載の画像読み取り装
置において、前記呼び出し手段による呼び出し設定動作
が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前に行わ
れた場合には、該カラーウォームアップシーケンスの終
了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動的に読
み取り動作を開始することを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1乃至請求項4記載の画像読み取り装置
画像読み取りに関する操作を行う操作部を有し、前記解
除手段及び前記呼び出し手段は、前記操作部のキー入力
に対応して動作することを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1乃至請求項5記載の画像読み取り装置
外部装置と通信可能に接続されたことを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、シート上の画像を読み取る画像読み取り装置
と、前記画像読み取り装置で読み取った画像データに対
して画像形成処理を行う画像形成装置とを備えた画像形
成システムにおいて、前記画像読み取り装置は、シート
上の画像のカラー読み取りを可能にするためのカラーウ
ォームアップシーケンスを有し、該カラーウォームアッ
プシーケンスの実行中のカラー読み取り要求に対して、
カラーウォームアップシーケンスの終了後に前記画像の
読み取り動作を自動的に開始するスタート予約の設定が
可能な機能を有し、前記スタート予約の設定状態を解除
する解除手段と、前記解除手段で解除した前記スタート
予約の設定状態に復帰させる復帰手段とを備えたことを
特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、請求項7記載の画像形成システムにおいて、前
記復帰手段は、前記解除手段手段によるスタート予約の
解除時に前記スタート予約の設定内容を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された設定内容を呼び出して
当該画像読み取り装置の動作モードに設定する呼び出し
手段とを有することを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、請求項7または請求項8記載の画像形成システ
ムにおいて、前記画像読み取り装置は、前記画像を読み
取り可能な状態にするためのウォームアップシーケンス
として、前記カラーウォームアップシーケンスと、画像
の白黒読み取りを可能にするための白黒ウォームアップ
シーケンスとを有し、前記カラーウォームアップシーケ
ンスを、前記白黒ウォームアップシーケンスの終了後に
実行することを特徴とする。
【0024】請求項10記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項7乃至請求項9記載の画像形成システ
ムにおいて、前記呼び出し手段による呼び出し設定動作
が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前に行わ
れた場合には、該カラーウォームアップシーケンスの終
了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動的に読
み取り動作を開始することを特徴とする。
【0025】請求項11記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項7乃至請求項10記載の画像形成シス
テムにおいて、少なくとも画像読み取りに関する操作を
行う操作部を有し、前記解除手段及び前記呼び出し手段
は、前記操作部のキー入力に対応して動作することを特
徴とする。
【0026】請求項12記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項7乃至請求項11記載の画像形成シス
テムにおいて、前記画像形成装置は、白黒プリンタであ
ることを特徴とする。
【0027】請求項13記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項7乃至請求項12記載の画像形成シス
テムにおいて、少なくとも前記画像読み取り装置は、外
部装置と通信可能に接続されたことを特徴とする。
【0028】請求項14記載の発明に係る画像読み取り
方法では、シート上の画像のカラー読み取りを可能にす
るためのカラーウォームアップシーケンスを有し、カラ
ーウォームアップシーケンスの実行中のカラー読み取り
要求に対して、カラーウォームアップシーケンスの終了
後に前記画像の読み取り動作を自動的に開始するスター
ト予約の設定が可能な画像読み取り装置を用いて、前記
スタート予約の設定状態を解除する解除処理と、前記解
除処理で解除した前記スタート予約の設定状態に復帰さ
せる復帰処理とを実行することを特徴とする。
【0029】請求項15記載の発明に係る画像読み取り
方法では、請求項14記載の画像読み取り方法におい
て、前記復帰処理は、前記解除処理によるスタート予約
の解除時に前記スタート予約の設定内容を記憶する記憶
処理と、前記記憶処理で記憶された設定内容を呼び出し
て当該画像読み取り方法の動作モードに設定する呼び出
し処理とを有することを特徴とする。
【0030】請求項16記載の発明に係る画像読み取り
方法では、請求項14または請求項15記載の画像読み
取り方法において、前記画像を読み取り可能な状態にす
るためのウォームアップシーケンスとして、前記カラー
ウォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可
能にするための白黒ウォームアップシーケンスとを設
け、前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒
ウォームアップシーケンスの終了後に実行することを特
徴とする。
【0031】請求項17記載の発明に係る画像読み取り
方法では、請求項15または請求項16記載の画像読み
取り方法において、前記呼び出し処理による呼び出し設
定動作が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前
に行われた場合には、該カラーウォームアップシーケン
スの終了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動
的に読み取り動作を開始することを特徴とする。
【0032】請求項18記載の発明に係る画像読み取り
方法では、請求項14乃至請求項17記載の画像読み取
り方法において、前記解除処理及び前記呼び出し処理
は、キー入力に対応して動作することを特徴とする。
【0033】請求項19記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、シート上の画像のカラー読み取
りを可能にするためのカラーウォームアップシーケンス
を有し、カラーウォームアップシーケンスの実行中のカ
ラー読み取り要求に対して、カラーウォームアップシー
ケンスの終了後に前記画像の読み取り動作を自動的に開
始するスタート予約の設定が可能な画像読み取り装置の
画像読み取り方法を実行する処理プログラムを提供する
媒体であって、前記スタート予約の設定状態を解除する
解除ステップと、前記解除ステップで解除した前記スタ
ート予約の設定状態に復帰させる復帰ステップとを備え
たことを特徴とする。
【0034】請求項20記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項19記載の処理プログラ
ムを提供する媒体において、前記復帰ステップは、前記
解除ステップによるスタート予約の解除時に前記スター
ト予約の設定内容を記憶する記憶ステップと、前記記憶
ステップで記憶された設定内容を呼び出して動作モード
に設定する呼び出しステップとを有することを特徴とす
る。
【0035】請求項21記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項19または請求項20記
載の処理プログラムを提供する媒体において、前記画像
を読み取り可能な状態にするためのウォームアップシー
ケンスとして、前記カラーウォームアップシーケンス
と、画像の白黒読み取りを可能にするための白黒ウォー
ムアップシーケンスとを有し、前記カラーウォームアッ
プシーケンスを、前記白黒ウォームアップシーケンスの
終了後に実行することを特徴とする。
【0036】請求項22記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項19または請求項21記
載の処理プログラムを提供する媒体において、前記呼び
出しステップによる呼び出し設定動作が前記カラーウォ
ームアップシーケンスの終了前に行われた場合には、該
カラーウォームアップシーケンスの終了後に呼び出され
た設定内容の動作モードで自動的に読み取り動作を開始
することを特徴とする。
【0037】請求項23記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項19乃至請求項22記載
の処理プログラムを提供する媒体において、前記解除ス
テップ及び前記呼び出しステップは、キー入力に対応し
て動作することを特徴とする。
【0038】請求項24記載の発明に係る画像読み取り
装置では、シート上の画像のカラー読み取りを可能にす
るためのカラーウォームアップシーケンスを有する画像
読み取り装置において、前記カラーウォームアップシー
ケンス実行中のカラー読み取り要求に対して、要求を受
け付けない第1のモードと、要求を受け付けて前記カラ
ーウォームアップシーケンスの終了後に自動的に前記画
像の読み取り動作を開始する第2のモードとを設け、前
記第1と前記第2のモードを切り替える切り替え手段を
備えたことを特徴とする。
【0039】請求項25記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項24記載の画像読み取り装置におい
て、前記画像を読み取り可能な状態にするためのウォー
ムアップシーケンスとして、前記カラーウォームアップ
シーケンスと、画像の白黒読み取りを可能にするための
白黒ウォームアップシーケンスとを有し、前記カラーウ
ォームアップシーケンスを、前記白黒ウォームアップシ
ーケンスの終了後に実行することを特徴とする。
【0040】請求項26記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項24または請求項25記載の画像読み
取り装置外部装置と通信可能に接続されたことを特徴と
する。
【0041】請求項27記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、シート上の画像を読み取る画像読み取り装置
と、前記画像読み取り装置で読み取った画像データに対
して画像形成処理を行う画像形成装置とを備えた画像形
成システムにおいて、前記画像読み取り装置は、シート
上の画像のカラー読み取りを可能にするためのカラーウ
ォームアップシーケンスを有し、該カラーウォームアッ
プシーケンス実行中のカラー読み取り要求に対して、要
求を受け付けない第1のモードと、要求を受け付けて前
記カラーウォームアップシーケンスの終了後に自動的に
前記画像の読み取り動作を開始する第2のモードとを設
け、前記第1と前記第2のモードを切り替える切り替え
手段を備えたことを特徴とする。
【0042】請求項28記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項27記載の画像形成システムにおい
て、前記画像を読み取り可能な状態にするためのウォー
ムアップシーケンスとして、前記カラーウォームアップ
シーケンスと、画像の白黒読み取りを可能にするための
白黒ウォームアップシーケンスとを有し、前記カラーウ
ォームアップシーケンスを、前記白黒ウォームアップシ
ーケンスの終了後に実行することを特徴とする。
【0043】請求項29記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項27記載の画像形成システムにおい
て、前記画像形成装置は、白黒プリンタであることを特
徴とする。
【0044】請求項30記載の発明に係る画像形成シス
テムでは、請求項27乃至請求項29記載の画像形成シ
ステムにおいて、少なくとも前記画像読み取り装置は、
外部装置と通信可能に接続されたことを特徴とする。
【0045】請求項31記載の発明に係る画像読み取り
方法では、シート上の画像のカラー読み取りを可能にす
るためのカラーウォームアップシーケンスを有する画像
読み取り装置に対し、前記カラーウォームアップシーケ
ンス実行中のカラー読み取り要求に対して、要求を受け
付けない第1のモードと、要求を受け付けて前記カラー
ウォームアップシーケンスの終了後に自動的に前記画像
の読み取り動作を開始する第2のモードとを設けてお
き、前記第1と前記第2のモードを切り替えることを特
徴とする。
【0046】請求項32記載の発明に係る画像読み取り
方法では、請求項31記載の画像読み取り方法におい
て、前記画像を読み取り可能な状態にするためのウォー
ムアップシーケンスとして、前記カラーウォームアップ
シーケンスと、画像の白黒読み取りを可能にするための
白黒ウォームアップシーケンスとを有し、前記カラーウ
ォームアップシーケンスを、前記白黒ウォームアップシ
ーケンスの終了後に実行することを特徴とする。
【0047】請求項33記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、シート上の画像のカラー読み取
りを可能にするためのカラーウォームアップシーケンス
を有する画像読み取り装置の画像読み取り方法を実行す
る処理プログラムを提供する媒体であって、前記カラー
ウォームアップシーケンス実行中のカラー読み取り要求
に対して、要求を受け付けない第1のモードと、要求を
受け付けて前記カラーウォームアップシーケンスの終了
後に自動的に前記画像の読み取り動作を開始する第2の
モードとを設けるステップと、前記第1と前記第2のモ
ードを切り替えるステップとを備えたことを特徴とす
る。
【0048】請求項34記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項33記載の処理プログラ
ムを提供する媒体において、前記画像を読み取り可能な
状態にするためのウォームアップシーケンスとして、前
記カラーウォームアップシーケンスと、画像の白黒読み
取りを可能にするための白黒ウォームアップシーケンス
とを有し、前記カラーウォームアップシーケンスを、前
記白黒ウォームアップシーケンスの終了後に実行するス
テップを備えたことを特徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0050】[第1実施形態]図1は、本発明の第一実施
形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図で
ある。
【0051】この画像形成システムは、コンピュータ1
1等の外部装置と通信するための外部I/F処理部4
が、カラーリーダ部1と白黒プリンタ部2と画像メモリ
3とからなる複写機100に接続されて構成されてい
る。
【0052】外部I/F処理部4は、画像メモリ部3を
介して、リーダ部1からの画像データを取り込み、ネッ
トワークあるいは電話回線を介して外部コンピュータ1
1や外部のファクシミリに画像データを送る。また、外
部のコンピュータ11あるいはファクシミリからネット
ワークあるいは電話回線を介して送られてきた画像デー
タを、画像メモリ部3を介して、プリンタ部2へ出力し
て画像形成を行う。
【0053】外部I/F処理部4は、ファクシミリ部5
01、ファクシミリ部501の通信画像データを保存す
るハードディスク502、外部コンピュータ11と接続
するコンピュータインターフェイス部503、フォーマ
ッタ部504、イメージメモリ部505、及びコア部5
06から構成されている。
【0054】ファクシミリ部501は、モデム(不図
示)を介して公衆回線へと接続されており、公衆回線か
らのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのフ
ァクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部5
01では、指定された時間にファクス送信を行う、ある
いは相手からの指定パスワードによる問い合わせに応じ
て画像データを送信するなどのファクシミリ機能を、ハ
ードディスク502に保存されたファクス用の画像を利
用して実現する。これにより、一度リーダ部1から画像
メモリ部3を介して、ファクシミリ部501、ファクシ
ミリ用のハードディスク502へ画像を転送した後は、
リーダ部1及び画像メモリ部3をファクシミリ機能に使
うことなしに、ファクス送信を行うことができる。
【0055】コンピュータインターフェイス部503
は、外部コンピュータ11とのデータ通信を行うインタ
ーフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(L
AN)、シリアルI/F、SCSI−I/F、プリンタ
のデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このコン
ピュータインターフェイス部503を介して、リーダ部
1及びプリンタ部2の状態を外部コンピュータ11に通
知する、あるいは外部コンピュータ11の指示で、リー
ダ部1で読み取った画像の外部コンピュータ11への転
送を行う。
【0056】また、コンピュータインターフェイス部5
03は、外部コンピュータ11からプリント画像データ
を受け取る。その際には、外部コンピュータ11から通
知されるプリント画像データは専用のプリンタコードで
記述されているため、フォーマッタ部504において、
通知されたデータコードを、プリンタ部2で画像形成を
行うことができるラスタイメージデータに変換する。フ
ォーマッタ部504は変換したラスタイメージデータを
イメージメモリ部505に展開する。あるいは画像フォ
ーマッタ部504は、コンピュータインターフェイス部
503を介して外部コンピュータ11に画像データを送
信する際には、画像メモリ部3から送られてきたプリン
ト画像データに対して、濃度変換を行う。
【0057】また、プリント画像データに対して、外部
コンピュータ11で認識可能な画像フォーマットへの変
換を行う。
【0058】イメージメモリ部505は、このようにフ
ォーマッタ部504がラスタイメージデータを展開する
メモリとして使用されるほか、リーダ部1からの画像デ
ータを外部コンピュータ11に送る(ネットワークスキ
ャナ機能)場合にも使用される。すなわち、リーダ部1
からの画像をコンピュータインターフェイス部503を
介して外部コンピュータ11に送る場合には、画像メモ
リ部3から送られる画像データをイメージメモリ部50
5に一度展開し、ここで外部コンピュータ11に送るデ
ータの形式に変換した上で、コンピュータインターフェ
イス部503から外部コンピュータ11に送出する。
【0059】コア部506は、ファクシミリ部501、
コンピュータインターフェイス部503、フォーマッタ
部504、イメージメモリ部505、及び画像メモリ部
3の相互間で行われるそれぞれのデータ転送を制御管理
する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出
力部が接続されていても、また画像メモリ部3への画像
転送路が1つであっても、コア部506の管理の下で、
排他制御及び優先度制御が行われ、適切に画像出力が行
われる。
【0060】図2は、図1中の複写機100の概略の断
面構造図である。
【0061】同図において、100は複写機本体であ
る。101は原稿載置台としてのプラテンガラスであ
る。102はリーダ部1に配置されたスキャナであり、
蛍光灯からなる原稿照明ランプ103や、走査ミラー1
04等で構成される。図示のモータによりスキャナ10
2が所定方向(図面上の左右方向)に往復走査されて、
原稿の反射光が、走査ミラー104〜106を介してレ
ンズ108を透過してイメージセンサ部(CCDセン
サ)109に結像され、電気信号へと変換される。
【0062】またプラテンガラス101と同1平面上
で、スキャナ102がホームポジションにある状態で原
稿照明ランプ103を点灯させた場合にCCDセンサ1
09に光が入る位置には白色板107が配置されてい
る。
【0063】120はレーザ出力部、つまりポリゴンス
キャナ等で構成された露光制御部であり、レーザ光12
9を画像形成部126の感光体ドラム110に照射す
る。レーザ光129は、イメージセンサ部109で受け
た原稿の反射光を電気信号に変換した後、後述する所定
の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたも
のである。
【0064】感光体ドラム110の周りには、画像形成
部126を構成するものとして、一次帯電器112、現
像器121、転写帯電器118、分離帯電器119、ク
リーニング装置116、及び前露光ランプ114が装備
されている。画像形成部126において、感光体ドラム
110は、不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、一次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光129が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、現像器121により現像さ
れて、トナー像として可視化される。
【0065】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133、134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136に
より本体100に送られ、経路160を通った後、レジ
ストローラ137により搬送ベルト130に給送され、
感光体ドラム110上に可視化されたトナー像が転写帯
電器118により転写紙に転写される。
【0066】転写後の感光体ドラム110では、クリー
ニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光
ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転
写紙は、分離帯電器119により画像形成部126から
分離され、搬送ベルト130により図上の左方向に搬送
され、定着前帯電器139、140によりトナー画像が
再帯電され、定着器141に送られ、加圧、加熱により
定着され、排出コーラ142により本体100の外に排
出される。
【0067】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇するように
なっている。また、100枚の転写紙を収納し得るマル
チ手差し153が装備されている。
【0068】154は排紙フラッパであり、排紙側の経
路と、両面記録側ないし多重記録側の経路とを切り替え
る。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この
排紙フラッパ154が上方に上げられている際には両面
記録側ないし多重記録側の経路に搬送される。また、1
58は下搬送パスであり、排紙ローラ142から送り出
された転写紙を、反転パス155を介し、転写紙を裏返
して再給紙トレイ156に導くことにより、両面記録を
可能とする。
【0069】また、157は、両面記録の経路と多重記
録の経路とを切り替える多重フラッパであり、これを左
方向に倒すことにより、転写紙を反転パス155を介さ
ず、直接下搬送パス158に導き、多重記録を可能とす
る。159は、経路160を通じて転写紙を画像形成部
126側に給紙する給紙ローラである。
【0070】161は、排紙フラッパ154の近傍に配
置された排出ローラであり、排紙フラッパ154が排出
側に切り替えられている状態(上方に上げられてない状
態)では、排紙ローラ142から送り出された転写紙を
機外に排出するように動作する。なお両面記録(両面複
写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ15
4を上方に上げて、トナー画像が定着済みの転写紙を、
下搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納す
る。
【0071】再給紙トレイ156に格納された転写紙
は、下から1枚ずつ給紙ローラ159により分離され、
経路160を介して本体100のレジストローラ137
に導かれる。
【0072】転写紙の表裏を反転させて本体100から
排出するときには、排紙フラッパ154を上方に上げ、
多重フラッパ157を右方向へ倒して、排出する転写紙
を一度、反転パス155側へ搬送した後で、転写紙の後
端が第一の送りローラ162を通過したタイミングで、
反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側
に搬送し、排出ローラ161によって転写紙を機外に排
出する。
【0073】180は自動原稿搬送装置(DF)であ
る。原稿置き台181上に置かれた原稿束の中から、給
紙ローラ182により表面の1枚の原稿のみを分離し、
原稿給紙ローラ164によりプラテン101上に搬送す
る。原稿はその後、スキャナ102によりスキャンさ
れ、DF180はスキャン済みの原稿を原稿排紙台18
3に排出するか、もしくは再度原稿置き台181に戻
す。
【0074】190は画像形成装置100から排出され
た転写紙を揃えて綴じる排紙処理装置である。後述する
操作部172において、ソート、ステイプル等の排紙束
後処理動作が設定されていなかった場合には、転写紙は
搬送路194を通り、処理トレイ193を介さずに排紙
トレイ191に1枚毎に排出される。一方、操作部17
2により排紙束後処理動作が設定された場合には、搬送
路195を通り、1枚毎に排紙される転写紙を処理トレ
イ193で積載して揃える。一部目の画像形成の排出が
終了したら、転写紙束をステイプルして排紙トレイ19
1、または排紙トレイ192に束で排出する。なお、排
紙束後処理動作が設定された場合は、基本的に排紙トレ
イ192に対して束排出するが、満載状態などの条件に
より排紙トレイ191へ切り替える制御を行う。排紙ト
レイ191、192は不図示のモータで上下に移動制御
され、画像形成動作開始前に、積載するトレイが処理ト
レイの位置になるように移動される。
【0075】図3は、上記複写機100内に設けられる
制御部の構成を示すブロック図である。
【0076】171は、複写機100の基本制御を行う
CPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM1
74、処理を行うためのワークRAM175、及び入出
力ポート173が、アドレスバスとデータバスにより接
続されている。入出力ポート173には、複写機100
が制御するモータ、クラッチ等の各種負荷装置(不図
示)や、紙の位置を検知するセンサ等の複写機100へ
の入力装置(不図示)が接続されている。
【0077】CPU171は、ROM174の制御プロ
グラムの内容に従って、入出力ポート173を介して順
次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。ま
た、CPU171には操作部172が接続されており、
CPU171は操作部172の表示手段及びキー入力手
段を制御する。操作者は、キー入力手段を通して、画像
形成動作モードや表示の切り替えをCPU171に指示
し、CPU171は表示手段に対して、複写機100の
動作状態や、キー入力によって設定された動作モードの
表示を行う。
【0078】さらに、CPU171には、イメージセン
サ部109で電気信号に変換された信号を処理する画像
処理部170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ
部3とが接続されている。画像処理部170及び画像メ
モリ部3について、図4及び図5をそれぞれ参照して説
明する。
【0079】図4は、画像処理部170の内部構成、及
び画像メモリ部3に接続される装置を示すブロック図で
ある。
【0080】まず、スキャンした画像をプリントする際
の処理の流れを説明すると、レンズ108を介しCCD
センサ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ1
09によりアナログ電気信号に変換される。変換された
画像情報は、アナログ信号処理部300に入力されてサ
ンプル&ホールド及びダークレベルの補正等が行われた
後に、A/D・SH処理部301でアナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、さらに、デジタル化された信
号に対してシェーディング補正が行われる。シェーディ
ング補正では、CCDセンサ109が持つ画素ごとのば
らつきの補正、及び原稿照明ランプ103の配光特性に
基づく位置による光量のばらつきに対する補正を行う。
【0081】その後、RGBライン間補正部302にお
いてRGBライン間補正を行う。ある時点でCCDセン
サ109のRGB各受光部に入力した光は、原稿上では
RCB各受光部の位置関係に応じてずれているために、
ここでRGB信号間の同期をとる。
【0082】その後、入力マスキング部303で入力マ
スキング処理を行い、輝度データを濃度データに変換す
る。これは、CCDセンサ109から出力されたままの
RGB値はCCDセンサ109に取り付けられた色フィ
ルタの影響を受けていることから、その影響を補正して
純粋なRGB値に修正する。
【0083】その後、画像は変倍部304において所望
の変倍率で変倍処理され、変倍された画像データは、画
像メモリ部3へ送られて、画像蓄積される。ここで、白
黒スキャンの場合には、CCDセンサ109から出力さ
れたRGBデータの内のGデータのみを画像メモリ部3
に送り、他のデータは破棄することによりカラーデータ
を白黒データに変換している。
【0084】また、画像メモリ部3には、外部I/F処
理部4を介して、コンピュータ11からの画像データも
入力される。画像メモリ部3は、後述のようにDRAM
等のメモリで構成された高速処理可能なページメモリ4
01と、複数のページ画像データを蓄積可能な大容量の
メモリ(ハードディスク404)とを有している。ハー
ドディスク404に格納された複数の画像データは、複
写機100の操作部172で指定された編集モードに応
じた順序で出力される。例えばソートの場合、自動原稿
搬送装置(DF)180から読み取った原稿束の画像を
順に読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これ
により、ビンが複数あるソータと同じ役割を果たすこと
ができる。
【0085】蓄積した画像をプリントする際には、画像
データを画像メモリ部3からγ補正部305に送る。γ
補正部305では、操作部172で設定された濃度値に
応じた出力にするために、プリンタの特性を考慮したル
ックアップテーブル(LUT)に基づいて、元の濃度デ
ータから所望の出力濃度対応した濃度データに変換す
る。
【0086】その後、濃度データは二値化部306に送
られる。二値化部306では多値の濃度データの二値化
を行う。多値の濃度データ、例えば8ビットの濃度デー
タであれば、濃度値は「0」から「255」の間のいず
れかの値をとるが、二値化することにより、濃度値は例
えば「0」あるいは「255」の2つだけとなる。つま
り、ある画素の濃度を表すために8ビットのデータが必
要だったのに対し、二値化することにより1ビットのデ
ータ量で済む。二値化により画像データを格納するため
のメモリ容量は縮小されるが、画像を二値化することに
より、画像の階調性は元の256階調から2階調へと変
化するため、写真画像のような中間調の多い画像データ
では、一般に画像の劣化が著しい。
【0087】そこで二値化データによる疑似的な中間調
の表現が重要となる。ここでは、二値のデータで疑似的
に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。こ
の方法では、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合
には「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下
である場合には「0」の濃度データであるとして二値化
した後、実際の濃度データと二値化された濃度データと
の差分を誤差信号として求め、周辺の画素に配分する。
誤差の配分は、予め定められたマトリクス上の重み係数
を、二値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、周
辺の画素に加算することによって行う。これによって、
画像全体での濃度平均値は保存され、中間調を疑似的に
二値で表現することができる。
【0088】二値化された濃度データは、プリンタ部2
にあるスムージング部307に送られる。スムージング
部307では、二値化した画像の線の端部が滑らかにな
るようにデータの補完を行い、その補完が行われた画像
データは露光制御部120へ出力される。露光制御部1
20は、前述のように画像データの静電潜像を感光体1
10上に形成する。
【0089】次に、スキャンした画像をネットワーク経
由で転送する際の処理の流れを説明するが、前半部分の
画像メモリ部3に濃度データを蓄積するところまでは前
述のプリント時の処理の流れと同じである。ただし今度
はRBGデータ全てを画像メモリ部3に蓄積する。画像
転送時には画像メモリ部3から外部I/F処理部4に画
像データを送り、外部I/F処理部4からネットワーク
を経由して所望のコンピュータに画像データが転送され
る。
【0090】図5は、画像メモリ部3の内部構成及び周
辺装置を示すブロック図である。
【0091】画像メモリ部3は、ページメモリ401、
メモリコントローラ部402、圧縮/伸長部403、ハ
ードディスク404から構成される。
【0092】外部I/F処理部4及び画像処理部170
から画像メモリ部3に送られてきた画像データは、メモ
リコントローラ部402により、ページメモリ401に
書き込まれる。その後、画像データは、メモリコントロ
ーラ402により、画像処理部170を介してプリンタ
部2に送られるか、あるいはハードディスク404に蓄
積される。ハードディスク404に画像データを蓄積す
る際には、画像データは、圧縮/伸長部403において
データ圧縮され、圧縮データとしてハードディスク40
4に書き込まれる。メモリコントローラ402は、ま
た、ハードディスク404に格納されている画像データ
のページメモリ401への読み出しも行う。その際に
は、圧縮データをハードディスク404から読み出し、
圧縮/伸長部403を介して伸長し、復元した画像デー
タをページメモリ401に書き込む。また、メモリコン
トローラ部402は、ページメモリ401へ送るDRA
Mリフレッシュ信号の発生を行う。
【0093】また、外部I/F処理部4、画像処理部1
70、及びハードディスク404からページメモリ40
1へのアクセスの調停を行う。さらに、CPU171の
指示に従い、ページメモリ401への書き込みアドレ
ス、ページメモリ401からの読み出しアドレス、及び
読み出し方向などの決定制御を行う。これらの処理によ
り、CPU171は、ページメモリ401において複数
の原稿画像を並べてレイアウトを行った上で、画像処理
部170を介してプリンタ部2に出力する機能や、画像
の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転を行
う機能を制御することが可能となる。
【0094】図6は、複写機100の複写動作を設定す
るための操作部172の概観図である。
【0095】同図において、601は電源のON/OF
F状態を示すパワーランプである。パワースイッチ60
2による電源のON/OFFの切り替えに合わせてパワ
ーランプ601は点灯/消灯を行う。603はテンキー
であり、画像形成枚数の設定やモード設定の数値入力に
使用する。また、ファクシミリ設定画面では、電話番号
の入力に使用する。
【0096】604はクリアキーであり、テンキー入力
した設定のクリアに使用する。605はリセットキーで
あり、設定された画像形成枚数や、動作モード、選択給
紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。60
6はスタートキーであり、このスタートキー606の押
下により、画像形成動作を開始する。スタートキー60
6の中央にはスタート可能か否かを示す赤色と緑色のL
EDがあり、スタートができない場合は、赤色のLED
を点灯させ、スタート可能な場合には緑色のLEDを点
灯させる。
【0097】607はストップキーであり、複写動作の
停止を行うために使用する。608は液晶などで構成さ
れる表示パネルであり、詳細なモード設定を容易にする
べく、設定モードに応じて表示内容を変化させ、また、
表示パネル608の表面はタッチセンサになっており、
使用者が表示内容に応じた表示パネル608内の特定領
域に触れることで設定を行うソフトキーを実現してい
る。
【0098】609はガイドキーであり、このキーが押
下された後に、他のキーが押下されることにより、その
キーにより設定できる機能の説明を表示パネル608に
表示する。このガイド表示の解除は、再度ガイドキー6
09が押下されることにより実施する。
【0099】610はユーザ設定キーであり、このキー
が押下されると複写機の設定をユーザが変更するための
表示を操作パネル608に表示する。ユーザが変更でき
る設定としては、例えば、自動的に設定をクリアするま
での時間の設定や、リセットキーが押下された場合に設
定するモードの既定値の設定等がある。
【0100】611は暗証キーであり、装置の使用を暗
証番号で管理している場合には、テンキー603による
暗証番号の入力があった後で暗証キー611が押される
ことで番号を確定し、入力された暗証番号が登録されて
いた場合に装置の使用を可能とする。あるいは装置の使
用後に再度暗証キー611が入力されることにより、装
置を暗証番号の入力待ち状態にし、次に暗証番号が入力
されるまでは装置を使用不可の状態にする。
【0101】612は節電キーであり、装置が使用可能
状態であった場合に節電キー612が押されることによ
り、表示パネル608の表示を消す、リーダ部1あるい
はプリンタ部2への通電を止める等の節電状態に移行す
る。節電状態からは節電キー612の再押下により復帰
させる。
【0102】613は通信/メモリ状態を示すLEDで
あり、外部インターフェイス処理部4が外部からデータ
を受信している状態、あるいは送信ジョブにおいて外部
インターフェイス処理部4が外部にデータを送信してい
る状態において、点滅制御する。また外部インターフェ
イス処理部4からのデータを画像メモリ部3内のハード
ディスク404に書き込んでいる状態においては点灯さ
せる。
【0103】614はエラー指示用のLEDであり、装
置に異常が発生した場合に点滅制御する。
【0104】615は割込みキーであり、画像形成動作
中にこのキーが押下されることにより、他の画像形成動
作を中止させ、DF180を使用しないモードでコピー
を行うことを可能にする。割込み状態で再度割込みキー
615が押されることにより、元の画像形成動作を再開
させる、あるいはカラーウォームアップ中のスタート予
約状態で押下されることにより、スタート予約を一時的
に解除し、白黒コピーを行うことを可能にする。この場
合は、再度割込みキー615が押されることにより、ス
タート予約状態に復帰させる。
【0105】図7は、表示パネル608における複写動
作モードの設定画面の例を示す図である。
【0106】同図では、表示パネル608内に701、
715のキーを表示しており、これらのキーが表示され
ている位置に触れられることでキーの押下と判断し、モ
ードを設定する。
【0107】701は用紙段の選択キーであり、このキ
ーが押下されると、カセット131、132、デッキ1
50、及びマルチ手差し153のいずれから給紙を行う
かを設定するための画面を表示パネル608に表示す
る。
【0108】702、703は複写倍率を設定するキー
であり、キー702が押下された場合には複写倍率を1
00%に設定し、キー703が押下された場合には所望
の複写倍率を設定するための画面を表示パネル609に
表示する。
【0109】704は応用モードの設定キーであり、こ
のキーが押下された場合には、多重動作、縮小レイアウ
トモード等の応用機能モードを設定するための画面を表
示パネル608に表示し、応用モードの設定を行うこと
を可能とする。
【0110】キー705は両面動作の設定キーであり、
例えば片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、
両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、両面原
稿から2枚の片面出力を行う「両−片モード」からなる
3種類の両面モードの選択設定を可能にする。図7では
「片−両モード」が設定されている状態を表している。
【0111】706はソートキーであり、このキーの押
下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像メ
モリ部3を用いた出力紙の仕分けモードの設定を可能と
する。図7に示す例においては、排紙処理装置190の
動作モードは特に設定されていない状態であり、ソート
キー706を網掛け処理している。これは、表示パネル
608内のキーに対応したモードが設定できない場合の
表示であり、表示の線を、点線(網掛け)にすること
で、そのキーが操作できないことを表すようにしてい
る。
【0112】707、708、709、710は複写時
の画像濃度を設定するためのキーである。キー707の
押下により複写時の画像濃度は段階的に薄くなる。これ
に対してキー709が押下により複写時の画像濃度は段
階的に濃くなる。自動濃度キー708が選択状態になっ
た場合には、複写時の画像濃度を自動的に最適になるよ
うに調整する。710は原稿タイプの設定キーであり、
原稿のタイプが文字原稿であるか、写真原稿であるか、
あるいは文字と写真が混在した原稿であるかを設定する
ことにより、画像処理部170のγ補正部305におけ
る濃度変換時のLUTを切り替えることで、原稿のタイ
プに適した濃度変換を行う。
【0113】表示パネル608内の応用モードキー70
4の横には、ユーザ設定変更可能なキー711、712
があり、応用モードの設定画面で設定できる機能のキー
を最大2つまで、ここに登録することが可能である。応
用モードの設定キーをここに表示することで、その登録
したモードの設定をより容易に行えるようにすることが
できる。本例においては、「縮小レイアウト」、「拡大
レイアウト」という2つの応用機能がキー711、71
2に割り当てられている。
【0114】717は情報表示部であり、複写動作で設
定された内容や、現在の動作状態を表示する。本例にお
いては、現在複写動作が可能なスタンバイ状態であるこ
とを示している。
【0115】また、表示パネル608の下方には表示部
718があり、他の機能モードの動作状態を、一行で表
示できる範囲で表示する。図7の例では、表示部718
においてプリンタ部への出力動作中であることを示して
いる。
【0116】さらに、714、715は操作パネル60
8の表示内容を切り替えるためのキーであり、キー71
4を押すと図7に示した表示状態になる。この状態でキ
ー715が押された場合には、外部I/F処理部4を使
った外部コンピュータ11への画像出力モードを設定す
るための表示を操作パネル608に表示する(図8参
照)。
【0117】713はシステム状況の表示キーであり、
押下により、表示部717、718で表示される情報よ
りもより詳細な装置の状態に関する情報を表示パネル6
08上に表示する。
【0118】図8は、操作パネル608における送信動
作モードの設定画面の例を示す図である。
【0119】なお、操作パネル608の下部に位置する
システム状況キー713、及び情報表示部718の働き
は複写動作モード設定画面(図7)と同じであるため割
愛する。
【0120】801及び802は、送信動作モードにお
ける原稿読み取りのスキャンモードを設定するためのキ
ーであり、キー801が選択されている場合にはカラー
スキャンを行い、キー802が選択されている場合には
白黒スキャンを行う。カラースキャンと白黒スキャンを
同時に設定することはできないため、カラースキャンキ
ー801が選択状態の時に白黒スキャンキー802が押
された場合には、キー802を選択状態に変更し、キー
801の選択状態を解除する。例えば、図8においては
カラースキャンモードが選択されている。
【0121】803は読み取りサイズの設定キーであ
り、押下により原稿サイズを設定するための画面を操作
パネル608に表示する。例えば、図8においては、原
稿サイズを自動認識するように設定されている。
【0122】804は読み取り解像度の設定キーであ
り、押下により原稿の読み取り解像度を設定するための
画面を操作パネル608に表示する。例えば、図8にお
いては、読み取り解像度150×150dpiが設定さ
れている。
【0123】805は詳細設定キーであり、押下により
詳細な読み取りモードを設定するための画面を操作パネ
ル608に表示する。詳細な読み取りモードとしては、
1枚の原稿を左右2つの画像に分割して送信するページ
連写モード、両面原稿のそれぞれの面の画像を送信する
「両→片」モード、原稿の端部の画像を消して送信する
枠消しモード等がある。
【0124】806、807、808、809は送信時
の画像濃度を設定するためのキーである。キー806が
押下されるごとに段階的に送信時の画像濃度を薄くする
ように制御する。逆に、キー807が押下されるごとに
段階的に送信時の画像濃度を濃くするよう制御する。自
動濃度キー808が選択状態になった場合には、送信時
の画像濃度を自動的に最適になるように調整する。
【0125】809は原稿タイプの設定キーであり、原
稿のタイプが文字原稿であるか、写真原稿であるか、あ
るいは文字と写真が混在した原稿であるかを設定するこ
とにより、外部インターフェイス処理部4のフォーマッ
タ部504において、原稿のタイプに適した濃度変換を
行う。
【0126】810、811、812、813は画像デ
ータの送信先を設定するためのパラメータ入力キーであ
る。画像データの送信するためには、送り先であるコン
ピュータを特定するためのホスト名(IPアドレス)
と、送り先コンピュータ内のどこに画像データを格納す
るかを示すフォルダへのパス、送り先コンピュータに画
像データを書き込むことを許可してもらうためのユーザ
名とパスワードが必要であり、これらのキー810、8
13が押下されることにより、IPアドレス等を設定す
るためのキーボード画面を操作パネル608に表示す
る。設定された内容は、それぞれのパラメータの表示エ
リア816、817、818、819に表示する。例え
ば図8においては、まだこれらのパラメータは設定され
ていない状態である。
【0127】図9、10は、本実施形態における蛍光灯
ランプ103のウォームアップの制御手順を示したフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートに従った
プログラムをROM174に格納し動作することによ
り、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0128】電源オフ状態であった蛍光灯の色み、光量
及び配光特性は、点灯直後は一定にならず、ある程度の
時間、連続的に点灯させることによって安定する。原稿
に忠実な画像の取り込みを行うためには安定した色み、
光量及び配光が必要であり、従スキャン動作を行うに先
立って蛍光灯の色み、光量及び配光特性を安定化させる
ためのウォームアップ動作が必要となる。以下、図9、
10のフローチャートに従って蛍光灯のウォームアップ
制御を詳細に説明する。
【0129】電源オン後、まずは蛍光灯ランプ103の
温度検知を行う(ステップS901)。検知した結果、
ランプ103の温度が40℃以上であった場合には(ス
テップS902)、ランプ103が既に暖まっているこ
とから、機械がオン状態から一時的にオフされて再度オ
ンされた状態であると見なし、ある程度は蛍光灯の色
み、光量、配光特性が安定していると判断し、短縮ウォ
ームアップを行う。そうでない場合には、通常のウォー
ムアップシーケンスでウォームアップを行う。
【0130】短縮ウォームアップシーケンスにおいて、
ランプ103温度が170℃以上であると検知された場
合には(ステップS903)、ランプ103が異常状態
であると判断し、エラーとする。エラーとなった場合に
は操作パネル608上にその旨を表示し、処理を終了す
る。
【0131】そうでなければ、ランプ103を所定の点
灯DUTYで20秒問点灯させ(ステップS904)、
その後CCDAP調整を行い(ステップS905)、ウ
ォームアップシーケンスを終了する。
【0132】CCDAP調整は、まずランプ103を消
し、オフセット調整を行う。オフセット調整は、入射光
がない場合のCCD出力を一定の値に揃えるための補正
値を求める処理である。続いて、ランプ103を点灯さ
せ、ゲイン調整を行う。ゲイン調整は、ランプ103を
点灯させた状態で白板107をCCDで読み取った際
に、RGBの各色が所定の目標値を出力するように色ご
との増幅量を調整するための処理である。その後、調整
精度を高めるために、再度オフセット調整、ゲイン調整
を行い、最後にもう一度オフセット調整を行う。
【0133】ウォームアップ終了後に、スタート予約が
設定されていたかをチェックし(ステップS906)、
設定されていなかった場合には、そのままウォームアッ
プシーケンスを終了する。
【0134】ステップS906において、スタート予約
が設定されていた場合には、ランプ103の光量制御を
自動光量調整モードに切り替え(ステップS907)、
スタート予約されていたジョブのスキャンを実行し(ス
テップS908)、ジョブ終了後にはランプ103を消
灯し(ステップS909)、ウォームアップシーケンス
を終了する。
【0135】ステップS902において通常のウォーム
アップシーケンスを実行すると判断された場合におい
て、まずステップS901で検知されたランプ103温
度が0℃未満と判断されたときは(ステップS91
0)、ランプ103異常でエラーとし、操作パネル60
8上にその旨を表示し、処理を終了する。
【0136】通常のウォームアップシーケンスにおいて
は、まず70℃ランプ温調を開始する(ステップS91
1)。すなわち、所定の間隔でランプ103温度を検知
し、検知温度が70℃を下回っていた場合にはランプヒ
ータ(図示省略)をオンし、70℃以上であった場合に
はランプヒータをオフする処理を継続的に実行する。
【0137】続いて1.5秒間のフィラメント予熱を行
い、その後100%の点灯DUTYでランプ103を8
5秒間点灯する(ステップS912)。以降、ランプ1
03点灯と記述した際には、この1.5秒間のフィラメ
ント予熱動作を含めているものとする。
【0138】85秒経過後にCCDAP調整を行う(ス
テップS913)。この時点で、白黒ウォームアップシ
ーケンスは終了し、白黒スキャンが可能になる(ステッ
プS914)。操作部608のスタートキー606の内
部LEDはレッドからグリーンに変え、スタートキー6
06を受け付けるようにする。
【0139】以降のウォームアップシーケンスをカラー
ウォームアップシーケンスと呼ぶ。カラーウォームアッ
プシーケンスでは、ランプヒータをオフして(ステップ
S915)70℃温調を止めた状態で、10%の点灯D
UTYでランプ103を165秒間点灯する(ステップ
S916)。
【0140】この間にスキャン要求があった場合(ステ
ップS918)には、まず、既にスタート予約が設定さ
れているかのチェックを行う(ステップS919)。既
にスタート予約されていた場合には、スキャン要求は受
け付けられない。ステップS919において、スタート
予約されていなかった場合には、スキャン要求が白黒ス
キャンの要求であるか、カラースキャンの要求であるか
をチェックする(ステップS920)。
【0141】ここで、白黒スキャン要求であると判断さ
れた場合には、ランプ103を10%固定DUTYの点
灯状態から、自動的に画像の読み取りを行うのに適した
点灯DUTYになるように制御する自動調光点灯モード
に切り替え(ステップS921)、原稿のスキャンを行
い(ステップS922)、スキャン終了後は再度10%
の点灯DUTYでランプ103を点灯させる(ステップ
S923)。
【0142】一方、ステップS920においてカラース
キャン要求であった場合には、カラーウォームアップの
終了後にスキャン動作を開始するようにスタート予約す
る(ステップS924)。カラーウォームアップ開始か
ら165秒経過した後は(ステップS917)、短縮ウ
ォームアップシーケンスの場合の処理に等しい。
【0143】次に、操作部172上の割込みキー615
が押下された場合にCPU171がどのような処理を行
うかについて、図10のフローチャートを用いて詳細に
説明する。なお、このフローチャートに従ったプログラ
ムをROM174に格納し動作することにより、次の制
御方法を実現させることが可能となる。
【0144】まず、割込みキー615の入力に対する処
理はシステムの状態により異なり、本画像形成システム
の状態としては、大きく3つの状態に分けられる。第1
はWAIT(待機)状態であり、この状態ではスキャン
動作を実行することはできない。例えば、白黒ウォーム
アップ中はWAIT状態である。第2はスタンバイ状態
であり、スキャン要求の待ち状態である。スキャン要求
を受けて画像読み取り装置はスキャン動作を実行する。
カラーウォームアップ中は白黒スキャンのみ実行可能な
条件付きのスタンバイ状態である。第3の状態はスキャ
ン中であり、スキャン動作の実行している状態である。
以下、割込みキー615入力時の処理に関して説明す
る。
【0145】まずは割込みキー615の入力を待つ(ス
テップS1001)。割込みキー615の入力がシステ
ムのWAIT状態において行われた場合には(ステップ
S1002)、特に行う処理はなく、そのまま終了す
る。
【0146】ステップS1002において、WAIT状
態でなかった場合には、次にスキャン中であるかをチェ
ックする(ステップS1003)。スキャン中の状態で
あった場合には、次に割込み状態であるかどうかを判別
する(ステップS1004)。ここで割込み状態と判別
された場合には、割込みスキャン中に割込みキー615
が入力された場合であり、多重の割込み処理は許可して
いないため、特に処理は行わずに、そのまま処理は終了
する。
【0147】ステップS1004において割込み状態で
ないと判断された場合には、現在実行中のジョブを切り
のよい時点、例えば原稿の給紙を止めて、給紙済みの原
稿のスキャン/排紙が終了してプラテンガラス101上
に原稿が残っていない状態でジョブを中断させ、現在の
ジョブの設定内容をメモリ175に記憶する(ステップ
S1005)。
【0148】ここで記憶するジョブの設定内容として
は、大きくは読み取り済み原稿枚数、読み取り解像度あ
るいは読み取り倍率、スキャンデータの送り先、スキャ
ンモードに分けられる。読み取り済み原稿枚数は、ジョ
ブの中断箇所の記憶であり、ジョブを再開する際の枚数
表示等に必要な情報である。読み取り解像度と読み取り
倍率は原稿スキャン時のスキャンスピードに関係した同
じことを指す2つの表現方法であり、例えば、CCD1
09が600dpiの読み取り精度を持っていた場合
に、CCD109が原稿を1ライン読み込む速度に同期
した光学系の移動速度を100とすると、400のスキ
ャンスピードでスキャンした画像をプリンタでプリント
アウトした場合には25%の読み取り倍率となり、画像
データとしてネットワーク転送した場合には150dp
iの読み取り解像度ということになる。
【0149】スキャンデータの送り先情報としては、プ
リンタジョブの場合にはプリンタ部であり、ネットワー
ク転送ジョブの場合には、送り先のコンピュータを特定
するためのIPアドレス、さらにコンピュータ11内で
の格納位置を特定するためのディレクトリパス、そして
送り先のコンピュータ11にデータを書き込むことを許
可してもらうためのユーザ名及びパスワードがある。ス
キャンモードとしては、送信ジョブの場合には、原稿混
載、枠消し等の読み込み動作モードであり、プリンタジ
ョブの場合には、前述の読み込み動作モードに加えて、
両面プリント設定、ソート設定等のプリント動作モード
がある。
【0150】ステップS1003においてスキャン中で
なかった場合には、すなわちシステムのスタンバイ状態
であったということであり、割込みキー615の入力が
システムのスタンバイ状態において行われた場合には、
スタンバイ状態の中でもどのようなスタンバイ状態であ
るかによって処理を変える。
【0151】スタンバイ状態をさらに詳細に分類する
と、カラーウォームアップ中であるか、カラーウォーム
アップの終了後であるかに分類できる。また、割込み状
態であるか、そうでないかにも分類できる。スタンバイ
状態の割込み状態とは、既にスキャン要求が出されたジ
ョブが中断されており、割込みジョブが実行可能な状態
である。さらにスタート予約が設定されているか、設定
されていないかに分類できるが、スタート予約は割込み
状態においては設定できない。
【0152】従って、ステップS1003においてスキ
ャン中でないことにより、スタンバイ状態であると判別
された場合には、次にカラーウォームアップ中であるか
どうかの判別を行う(ステップS1007)。
【0153】ステップS1007においてカラーウォー
ムアップ中であると判別された場合には、次に割込み状
態であるかの判別を行う(ステップS1008)。割込
み状態でなかった場合には、スタート予約が設定されて
いるかどうかの判別を行う(ステップS1009)。ス
タート予約が設定されていなかった場合には、特に行う
処理はなく、そのまま終了する。
【0154】ステップS1009においてスタート予約
が設定されていた場合には、現在の設定、すなわちスタ
ート予約したジョブの設定をメモリ175に記憶し(ス
テップS1010)、割込み状態に移行する(ステップ
S1011)。ここで設定されていたスタート予約ジョ
ブは、カラースキャンジョブすなわち送信ジョブに限定
することができ、記憶するジョブの設定内容としては、
大きくは読み取り解像度、スキャンデータの送り先、及
びスキャンモードに分けられる。スキャンデータの送り
先情報としては、送り先のコンピュータを特定するため
のIPアドレス、さらにコンピュータ11内での格納位
置を特定するためのディレクトリパス、そして送り先の
コンピュータ11にデータを書き込むことを許可しても
らうためのユーザ名及びパスワードがある。スキャンモ
ードとしては、原稿混載、枠消し等の読み込み動作モー
ドを記憶する。
【0155】ステップS1008において割込み状態で
あった場合には、割込み状態を解除するために、メモリ
175に記憶しておいたジョブ設定を読み出し(ステッ
プS1012)、スタート予約状態に復帰する(ステッ
プS1013)。
【0156】ステップS1007においてカラーウォー
ムアップ中ではないと判別された場合には、次に割込み
状態であるかどうかの判別を行う(ステップS101
4)。ここで、割込み状態でないと判別された場合に
は、カラーウォームアップ中でないスタンバイ状態で割
込み状態でもないということであり、これは通常のスタ
ンバイ状態で割込みキー615を押された場合のケース
であり、特に行う処理はなく、そのまま終了する。
【0157】ステップS1014において割込み状態で
あると判断された場合には、メモリ175に記憶してお
いたジョブ設定を読み出し(ステップS1015)、ス
キャンを実行する(ステップS1016)。ここで割込
み状態がスキャン中の割込み状態であった場合には、ス
キャン実行は割込まれたジョブを再開することになり、
カラーウォームアップ中のスタート予約に対する割込み
であった場合には、割込みジョブの実行中にカラーウォ
ームアップが終了したことになり、スタート予約してい
たジョブを実行することになる。
【0158】このように本実施形態では、白黒プリンタ
部とカラーリーダ部とを備え、カラーリーダ部の原稿照
明手段として蛍光灯ランプを用いた複写機において、カ
ラースキャンのスタート要求をキャンセルする手段を設
けるとともに、キャンセル時に、その時に設定されてい
たカラースキャンのモード設定を記憶する手段を設け、
さらに記憶したカラースキャンのモード設定を呼び出し
再設定する手段を設けることにより、白黒スキャンを行
いたい使用者が複写機の前に立った際に、カラースキャ
ンのスタート予約がなされていた場合でも、スタート予
約を一時解除し、白黒スキャンを行うことができ、さら
に白黒スキャン終了後に再度予約状態に戻すことができ
る。
【0159】[第2実施形態]第2実施形態では、カラー
ウォームアップ中のカラースキャン要求に対して、スタ
ート予約する弟1のモードと、カラースキャン要求を受
け付けない第2のモードを設け、またこれら第1と第2
のモードを切り替える手段を設けることにより、使用者
の使用環境に応じた設定を可能にするものである。
【0160】図13、14は、本発明の第2実施形態に
係る蛍光灯のウォームアップの制御手順を示したフロー
チャートである。なお、このフローチャートに従ったプ
ログラムをROM174に格納し動作することにより、
次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0161】上記第1実施形態と同様に、電源オン後、
まずは蛍光灯ランプ103の温度検知を行い(ステップ
S1201)、ランプの温度が40℃以上であった場合
には、ある程度は蛍光灯の色み、光量、配光特性が安定
していると判断し、短縮ウォームアップを行う。そうで
ない場合には通常のウォームアップシーケンスでウォー
ムアップを行う(ステップS1202)。
【0162】短縮ウォームアップシーケンスにおいて、
ランプ温度が170℃以上であると検知された場合に
は、ランプが異常状態であると判断し、エラーとする。
エラーとなった場合には操作パネル608上にその旨を
表示し、処理を終了する(ステップS1203)。ラン
プ温度が170℃未満であれば、ランプ103を所定の
点灯DUTYで20秒間点灯させ(ステップS120
4)、その後、上記第1実施形態と同様のCCDAP調
整を行い(ステップS1205)、ウォームアップシー
ケンスを終了する。
【0163】通常のウォームアップシーケンスにおい
て、ランプ温度が0℃未満と検知された場合にも、ラン
プ異常でエラーとし、操作パネル608にその旨を表示
し、処理を終了する(ステップS1206)。通常のウ
ォームアップシーケンスにおいては、まず第1実施形態
と同様に、70℃ランプ温調を開始し(ステップS12
07)、続いて1,5秒間のフィラメント予熱を行い、
その後100%の点灯DUTYでランプを85秒間点灯
し(ステップS1208)、85秒経過後にCCDAP
調整を行う(ステップS1209)。
【0164】この時点で、白黒ウォームアップシーケン
スは終了し、白黒スキャンが可能になる(ステップS1
210)。操作部608のスタートキー606の内部L
EDはレッドからグリーンに変え、スタートキー606
を受け付けるようにする。
【0165】カラーウォームアップシーケンスでは、ラ
ンプビータをオフして(ステップS1211)70℃温
調を止めた状態で、10%の点灯DUTYでランプを1
65秒間点灯する(ステップS1212)。この間は白
黒スキャンは可能であり、白黒スキャンモードが設定さ
れていれば、スタートキー606の押下によりスキャン
動作を開始する。
【0166】スキャン要求があった場合(ステップS1
214)には、原稿のスキャンを行う(ステップ581
5)。スキャン終了後は再度10%の点灯DUTYでラ
ンプを点灯させる(ステップS1216)。カラーウォ
ームアップ開始から165秒経過した場合(ステップS
1213)には、CCDAP調整を行い(ステップS1
205)、蛍光灯ウォームアップを終了する。165秒
経過した時点でスキャン中であった場合には、スキャン
終了次第CCDAP調整を行う。
【0167】次に、図13、14のスキャン実行(ステ
ップS1215)に関して、図15のフローチャートに
基づき詳細に説明する。なお、このフローチャートに従
ったプログラムをROM174に格納し動作することに
より、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0168】スキャン動作を実行する前に、既にスター
ト予約されているかをチェックする(ステップS130
1)。スタート予約されている場合には、ウォームアッ
プが終了して予約されているジョブが実行されるか、あ
るいは操作部172からスタート予約のキャンセル操作
が行われない限り、次のスキャンを実行することはでき
ない。
【0169】次にスキャンモードが白黒スキャンである
か、カラースキャンであるかをチェックする(ステップ
S1302)。カラースキャンであった場合には、現在
のカラーウォームアップ中のカラースキャン要求への対
応設定をチェックする(ステップS1303)。カラー
スキャン要求に対してスタート予約をする設定の場合に
は、スタート予約を行い(ステップS1304)、終了
する。この場合には、ジョブがキャンセルされなけれ
ば、カラーウォームアップの終了後に自動でスキャンを
開始する。ステップS1303において、現在、カラー
スキャンを禁止する設定であった場合にはそのまま終了
する。
【0170】ステップS1302において、白黒スキャ
ン要求であった場合には、カラーウォームアップのため
に点灯させていたランプを一旦消灯し(ステップS13
05)、カラーウォームアップ中の10%固定DUTY
のランプ点灯モードから点灯DUTYを自動的に調整す
る自動調光モードに切り替え(ステップS1306)、
再度ランプを点灯させて(ステップS1307)、原稿
をスキャンする(ステップS1308)。
【0171】そして、セットされている全ての原稿に対
してスキャンを行い、処理を終了する(ステップS13
09)。
【0172】図16及び図17は、カラーウォームアッ
プ中のカラースキャン要求に対しての対応した設定を変
更する場合において、操作パネル608上の表示内容の
変化を示した図である。
【0173】まず図7の基本操作画面を表示している状
態において、操作部172のユーザモードキー610を
押すことにより、操作パネル608の表示内容は図16
に示すように切り替わる。ここで共通仕様設定キー14
01を押すと、図17に示すような表示がなされ、カラ
ーウォームアップ中のカラースキャン要求に対するスタ
ート要求モードのONキー1501を選択することによ
り、カラーウォームアップ中のカラースキャン要求に対
してスタート要求を受け付けるようになる。また、OF
Fキー1502を押すことにより、カラーウォームアッ
プ中のカラースキャン要求を受け付けなくなる。
【0174】図17の例では、現在スタート要求を受け
付けるモードが設定されており、ここでキー1502を
押すことにより、スタート要求を受け付けない設定に切
り替えられるとともに、キー1501の反転(選択)状
態が解除され、逆にキー1502が反転表示される。
【0175】このように第2実施形態においては、白黒
プリンタ部とカラーリーダ部とを備え、カラーリーダ部
の原稿照明手段として蛍光灯ランプを用いた複写機にお
いて、カラーウォームアップ中はカラースキャンが行え
ないという状況に対して、カラー原稿の使用率が高いオ
フィスにおいてはスタート予約する設定を行い、白黒原
稿の使用率が高いオフィスにおいてはスタート予約しな
い設定を行うというように、使用者の使用環境に適した
設定を可能にすることで、使用者に対してより使い勝手
のよい複写機を提供することが可能になる。
【0176】なお、本実施形態では、スタートキー60
6の入力を受けてから、カラースキャンであるか、ある
いは白黒スキャンであるかを判断しているが、スタート
要求を受け付けない設定時にはカラースキャンを行うモ
ード自体の設定ができないように操作パネル608の表
示を制御することも可能である。
【0177】また、本発明は、上述した実施形態の装置
に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。
前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し実行することによっても、完成
されることは言うまでもない。
【0178】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0179】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0180】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項23記載の発明によれば、カラーウォームアップシー
ケンスの実行中にカラー読み取りの要求を受けた際に、
カラー読み取りのスタート予約がなされていた場合であ
っても、スタート予約を一時解除することにより、前記
スタート予約のジョブ実行の終了を待つことなしに、白
黒読み取り等を実行することが可能になる。さらに、例
えば白黒読み取りの実行後に前記スタート予約状態に復
帰させることも可能であり、白黒読み取りの使用者だけ
でなく、カラー読み取りの使用者にとっても有利とな
る。
【0181】請求項24乃至請求項34記載の発明によ
れば、カラーウォームアップシーケンス実行中のカラー
読み取り要求に対して、例えば、白黒原稿の使用率が高
いオフィスにおいては、要求を受け付けない第1のモー
ドに設定を切り替えておき、カラー原稿の使用率が高い
オフィスにおいては、要求を受け付けてカラーウォーム
アップシーケンスの終了後に自動的に画像読み取り動作
を開始する第2のモードに設定を切り替えておく。この
ように、使用者の使用環境に適したモードの設定が可能
となり、使用者の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る画像形成システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の複写機100の概略の断面構造図であ
る。
【図3】図2に示した複写機100内に設けられる制御
部の構成を示すブロック図である。
【図4】画像処理部170の内部構成、及び画像メモリ
部3に接続される装置を示すブロック図である。
【図5】画像メモリ部3の内部構成及び周辺装置を示す
ブロック図である。
【図6】複写機100の複写動作を設定するための操作
部172の概観図である。
【図7】表示パネル608における複写動作モードの設
定画面の例を示す図である。
【図8】操作パネル608における送信動作モードの設
定画面の例を示す図である。
【図9】本実施形態における蛍光灯ランプ103のウォ
ームアップの制御手順を示したフローチャートである。
【図10】図9の続きのフローチャートである。
【図11】割込みキー615が押下された場合のCPU
処理を示すフローチャートである。
【図12】図11の続きのフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態に係る蛍光灯のウォー
ムアップの制御手順を示したフローチャートである。
【図14】図13の続きのフローチャートである。
【図15】図11中のスキャン実行(ステップS121
5)の手順を示すフローチャートである。
【図16】カラーウォームアップ中のカラースキャン要
求に対しての対応した設定を変更する場合において、操
作パネル上の表示内容の変化を示した図である。
【図17】カラーウォームアップ中のカラースキャン要
求に対しての対応した設定を変更する場合において、操
作パネル上の表示内容の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像メモリ 4 外部I/F処理部 11 コンピュータ 100 複写機 171 CPU 172 操作部 173 入出力ポート 174 ROM 175 ワークRAM

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート上の画像のカラー読み取りを可能
    にするためのカラーウォームアップシーケンスを有し、
    該カラーウォームアップシーケンスの実行中のカラー読
    み取り要求に対して、カラーウォームアップシーケンス
    の終了後に前記画像の読み取り動作を自動的に開始する
    スタート予約の設定が可能な画像読み取り装置におい
    て、 前記スタート予約の設定状態を解除する解除手段と、 前記解除手段で解除した前記スタート予約の設定状態に
    復帰させる復帰手段とを備えたことを特徴とする画像読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記復帰手段は、 前記解除手段によるスタート予約の解除時に前記スター
    ト予約の設定内容を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された設定内容を呼び出して当該画
    像読み取り装置の動作モードに設定する呼び出し手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記画像を読み取り可能な状態にするた
    めのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウォ
    ームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能に
    するための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、前
    記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォー
    ムアップシーケンスの終了後に実行することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記呼び出し手段による呼び出し設定動
    作が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前に行
    われた場合には、該カラーウォームアップシーケンスの
    終了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動的に
    読み取り動作を開始することを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 画像読み取りに関する操作を行う操作部
    を有し、前記解除手段及び前記呼び出し手段は、前記操
    作部のキー入力に対応して動作することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 外部装置と通信可能に接続されたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5記載の画像読み取り装
    置。
  7. 【請求項7】 シート上の画像を読み取る画像読み取り
    装置と、前記画像読み取り装置で読み取った画像データ
    に対して画像形成処理を行う画像形成装置とを備えた画
    像形成システムにおいて、 前記画像読み取り装置は、 シート上の画像のカラー読み取りを可能にするためのカ
    ラーウォームアップシーケンスを有し、該カラーウォー
    ムアップシーケンスの実行中のカラー読み取り要求に対
    して、カラーウォームアップシーケンスの終了後に前記
    画像の読み取り動作を自動的に開始するスタート予約の
    設定が可能な機能を有し、 前記スタート予約の設定状態を解除する解除手段と、 前記解除手段で解除した前記スタート予約の設定状態に
    復帰させる復帰手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成システム。
  8. 【請求項8】 前記復帰手段は、 前記解除手段手段によるスタート予約の解除時に前記ス
    タート予約の設定内容を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された設定内容を呼び出して当該画
    像読み取り装置の動作モードに設定する呼び出し手段と
    を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記画像読み取り装置は、 前記画像を読み取り可能な状態にするためのウォームア
    ップシーケンスとして、前記カラーウォームアップシー
    ケンスと、画像の白黒読み取りを可能にするための白黒
    ウォームアップシーケンスとを有し、前記カラーウォー
    ムアップシーケンスを、前記白黒ウォームアップシーケ
    ンスの終了後に実行することを特徴とする請求項7また
    は請求項8記載の画像形成システム。
  10. 【請求項10】 前記呼び出し手段による呼び出し設定
    動作が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前に
    行われた場合には、該カラーウォームアップシーケンス
    の終了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動的
    に読み取り動作を開始することを特徴とする請求項7乃
    至請求項9記載の画像形成システム。
  11. 【請求項11】 少なくとも画像読み取りに関する操作
    を行う操作部を有し、前記解除手段及び前記呼び出し手
    段は、前記操作部のキー入力に対応して動作することを
    特徴とする請求項7乃至請求項10記載の画像形成シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は、白黒プリンタで
    あることを特徴とする請求項7乃至請求項11記載の画
    像形成システム。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記画像読み取り装置は、
    外部装置と通信可能に接続されたことを特徴とする請求
    項7乃至請求項12記載の画像形成システム。
  14. 【請求項14】 シート上の画像のカラー読み取りを可
    能にするためのカラーウォームアップシーケンスを有
    し、カラーウォームアップシーケンスの実行中のカラー
    読み取り要求に対して、カラーウォームアップシーケン
    スの終了後に前記画像の読み取り動作を自動的に開始す
    るスタート予約の設定が可能な画像読み取り装置を用い
    て、 前記スタート予約の設定状態を解除する解除処理と、 前記解除処理で解除した前記スタート予約の設定状態に
    復帰させる復帰処理とを実行することを特徴とする画像
    読み取り方法。
  15. 【請求項15】 前記復帰処理は、 前記解除処理によるスタート予約の解除時に前記スター
    ト予約の設定内容を記憶する記憶処理と、 前記記憶処理で記憶された設定内容を呼び出して当該画
    像読み取り方法の動作モードに設定する呼び出し処理と
    を有することを特徴とする請求項14記載の画像読み取
    り方法。
  16. 【請求項16】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを設け、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行することを特徴と
    する請求項14または請求項15記載の画像読み取り方
    法。
  17. 【請求項17】 前記呼び出し処理による呼び出し設定
    動作が前記カラーウォームアップシーケンスの終了前に
    行われた場合には、該カラーウォームアップシーケンス
    の終了後に呼び出された設定内容の動作モードで自動的
    に読み取り動作を開始することを特徴とする請求項15
    または請求項16記載の画像読み取り方法。
  18. 【請求項18】 前記解除処理及び前記呼び出し処理
    は、キー入力に対応して動作することを特徴とする請求
    項14乃至請求項17記載の画像読み取り方法。
  19. 【請求項19】 シート上の画像のカラー読み取りを可
    能にするためのカラーウォームアップシーケンスを有
    し、カラーウォームアップシーケンスの実行中のカラー
    読み取り要求に対して、カラーウォームアップシーケン
    スの終了後に前記画像の読み取り動作を自動的に開始す
    るスタート予約の設定が可能な画像読み取り装置の画像
    読み取り方法を実行する処理プログラムを提供する媒体
    であって、 前記スタート予約の設定状態を解除する解除ステップ
    と、 前記解除ステップで解除した前記スタート予約の設定状
    態に復帰させる復帰ステップとを備えたことを特徴とす
    る処理プログラムを提供する媒体。
  20. 【請求項20】 前記復帰ステップは、 前記解除ステップによるスタート予約の解除時に前記ス
    タート予約の設定内容を記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップで記憶された設定内容を呼び出して動
    作モードに設定する呼び出しステップとを有することを
    特徴とする請求項19記載の処理プログラムを提供する
    媒体。
  21. 【請求項21】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行することを特徴と
    する請求項19または請求項20記載の処理プログラム
    を提供する媒体。
  22. 【請求項22】 前記呼び出しステップによる呼び出し
    設定動作が前記カラーウォームアップシーケンスの終了
    前に行われた場合には、該カラーウォームアップシーケ
    ンスの終了後に呼び出された設定内容の動作モードで自
    動的に読み取り動作を開始することを特徴とする請求項
    19または請求項21記載の処理プログラムを提供する
    媒体。
  23. 【請求項23】 前記解除ステップ及び前記呼び出しス
    テップは、キー入力に対応して動作することを特徴とす
    る請求項19乃至請求項22記載の処理プログラムを提
    供する媒体。
  24. 【請求項24】 シート上の画像のカラー読み取りを可
    能にするためのカラーウォームアップシーケンスを有す
    る画像読み取り装置において、 前記カラーウォームアップシーケンス実行中のカラー読
    み取り要求に対して、要求を受け付けない第1のモード
    と、要求を受け付けて前記カラーウォームアップシーケ
    ンスの終了後に自動的に前記画像の読み取り動作を開始
    する第2のモードとを設け、 前記第1と前記第2のモードを切り替える切り替え手段
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  25. 【請求項25】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行することを特徴と
    する請求項24記載の画像読み取り装置。
  26. 【請求項26】 外部装置と通信可能に接続されたこと
    を特徴とする請求項24または請求項25記載の画像読
    み取り装置。
  27. 【請求項27】 シート上の画像を読み取る画像読み取
    り装置と、前記画像読み取り装置で読み取った画像デー
    タに対して画像形成処理を行う画像形成装置とを備えた
    画像形成システムにおいて、 前記画像読み取り装置は、 シート上の画像のカラー読み取りを可能にするためのカ
    ラーウォームアップシーケンスを有し、該カラーウォー
    ムアップシーケンス実行中のカラー読み取り要求に対し
    て、要求を受け付けない第1のモードと、要求を受け付
    けて前記カラーウォームアップシーケンスの終了後に自
    動的に前記画像の読み取り動作を開始する第2のモード
    とを設け、 前記第1と前記第2のモードを切り替える切り替え手段
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  28. 【請求項28】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行することを特徴と
    する請求項27記載の画像形成システム。
  29. 【請求項29】 前記画像形成装置は、白黒プリンタで
    あることを特徴とする請求項27記載の画像形成システ
    ム。
  30. 【請求項30】 少なくとも前記画像読み取り装置は、
    外部装置と通信可能に接続されたことを特徴とする請求
    項27乃至請求項29記載の画像形成システム。
  31. 【請求項31】 シート上の画像のカラー読み取りを可
    能にするためのカラーウォームアップシーケンスを有す
    る画像読み取り装置に対し、 前記カラーウォームアップシーケンス実行中のカラー読
    み取り要求に対して、要求を受け付けない第1のモード
    と、要求を受け付けて前記カラーウォームアップシーケ
    ンスの終了後に自動的に前記画像の読み取り動作を開始
    する第2のモードとを設けておき、 前記第1と前記第2のモードを切り替えることを特徴と
    する画像読み取り方法。
  32. 【請求項32】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行することを特徴と
    する請求項31記載の画像読み取り方法。
  33. 【請求項33】 シート上の画像のカラー読み取りを可
    能にするためのカラーウォームアップシーケンスを有す
    る画像読み取り装置の画像読み取り方法を実行する処理
    プログラムを提供する媒体であって、 前記カラーウォームアップシーケンス実行中のカラー読
    み取り要求に対して、要求を受け付けない第1のモード
    と、要求を受け付けて前記カラーウォームアップシーケ
    ンスの終了後に自動的に前記画像の読み取り動作を開始
    する第2のモードとを設けるステップと、 前記第1と前記第2のモードを切り替えるステップとを
    備えたことを特徴とする処理プログラムを提供する媒
    体。
  34. 【請求項34】 前記画像を読み取り可能な状態にする
    ためのウォームアップシーケンスとして、前記カラーウ
    ォームアップシーケンスと、画像の白黒読み取りを可能
    にするための白黒ウォームアップシーケンスとを有し、
    前記カラーウォームアップシーケンスを、前記白黒ウォ
    ームアップシーケンスの終了後に実行するステップを備
    えたことを特徴とする請求項33記載の処理プログラム
    を提供する媒体。
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