JP2002352915A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002352915A
JP2002352915A JP2001157643A JP2001157643A JP2002352915A JP 2002352915 A JP2002352915 A JP 2002352915A JP 2001157643 A JP2001157643 A JP 2001157643A JP 2001157643 A JP2001157643 A JP 2001157643A JP 2002352915 A JP2002352915 A JP 2002352915A
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shell
contact
piece
connector
press
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JP2001157643A
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Hirohisa Tanaka
博久 田中
Naritoshi Hoshino
就俊 星野
Mitsuru Iida
満 飯田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】薄型化が可能なコネクタを提供する。 【解決手段】相手側コネクタの接触子に接触可能な複数
本のコンタクト50を配列した合成樹脂成形品のボディ
20と、ボディ20との間に全てのコンタクト50を保
持する絶縁性材料からなる保持板10と、ボディ20と
同時一体に成形されコンタクト50の配列方向の全長に
わたって延長された金属板からなる第1のシェル40
と、コンタクト50の配列方向の全長にわたって延長さ
れるとともに第1のシェル40との間でコンタクト50
を囲むように第1のシェル40と互いに結合された金属
板からなる第2のシェル30とを備えている。プラグコ
ネクタをコンタクト50と第2のシェル30との間に挿
入する挿入口70がボディ20と第2のシェル30との
間に形成されている。コンタクト50が金属板からなる
第1のシェル40と金属板からなる第2のシェル30と
で囲まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からノートパソコンにおいてプリン
ト配線板のような回路基板に実装されるシールド機能付
きのコネクタ(レセプタクルコネクタ)として、図14
ないし図20に示す構成のものが提案されている。
【0003】図示例のコネクタは、合成樹脂成形品から
なるボディ20’を備え、ボディ20’にはフレキシブ
ルプリント配線板(FPC)が接続された相手側コネク
タ(プラグコネクタ)に設けた接触子に接触可能な複数
本のコンタクト50’およびグランドコンタクトブロッ
ク80が保持されている。
【0004】コンタクト50’は、長手方向の一端部に
相手側コネクタの接触子に接触する接触片51’が設け
られるとともに、他端部に回路基板へ実装される端子片
53’が設けられ、接触片51’と端子片53’との間
を幅広の固定片52’により連続一体に連結した形状に
形成されており、ボディ20’の短手方向の一端部に形
成されている保持基台20a’に設けた保持孔20b’
に図14における下側から接触片51’を挿通させ固定
片52’を保持孔20b’に圧入することによってボデ
ィ20’に結合されている。ここにおいて、ボディ2
0’には、一端縁が保持孔20’に連通し相手側コネク
タの挿抜方向に走る保持溝20c’が相手側コネクタを
挿入する挿入口70’(図16および図17参照)側に
形成されており、コンタクト50’をボディ20’に固
定した位置ではコンタクト50’の接触片51’が保持
溝20c’に収納されるようになっている。
【0005】グランドコンタクトブロック80は、短冊
状の連結板81の短手方向の一側縁から固定片82が連
結板81に対して直交方向へ連続一体に突設され、固定
片82にはコンタクト50’の接触片51’に対向する
ように2本のグランドコンタクト82aが連続一体に延
設されている。したがって、グランドコンタクトブロッ
ク80をボディ20’に固定した位置では、グランドコ
ンタクト82aが厚み方向においてコンタクト50’の
接触片51’に揃うように位置する。また、連結板81
の長手方向の両端部には短手方向の他側縁から接続片8
3が固定片82とは反対側に突設されている。接続片8
3は、回路基板に設けた接地パターンに接続される。
【0006】ここにおいて、グランドコンタクト82a
は、上述の保持基台20a’に設けた保持孔20d’に
図14における下側からグランドコンタクト82aを挿
通させ固定片82を保持孔20d’に圧入することによ
ってボディ20’に結合されている。
【0007】また、このコネクタは、コンタクト50’
およびグランドコンタクト82aを囲むようにボディ2
0’に嵌装された角筒状のシェル90を備えている。し
かして、相手側コネクタをコンタクト50’とシェル9
0と間に挿入する挿入口70’がボディ20’とシェル
90との間に形成されている。
【0008】また、シェル90の長手方向の両端部には
それぞれL字状の接続片97が連続一体に突設されてい
る。接続片97は、回路基板に設けた接地パターンに接
続される。
【0009】シェル90は、1枚の金属板(板金)を打
ち抜き、プレス加工(曲げ加工)して形成されている。
なお、シェル90は、コンタクト50’への外来雑音の
混入やコンタクト50’から外部への輻射雑音を抑制す
るシールドとして設けられている。
【0010】上述したコネクタは以下の手順で組み立て
られている。まず、ボディ20’における保持基台20
a’の保持孔20b’にコンタクト50’の固定片5
2’を図14の下側から圧入することでボディ20’に
コンタクト50’を固定した後、保持基台20a’の保
持孔20d’にグランドコンタクトブロック80の固定
片82を図14の下側から圧入することでボディ20’
にグランドコンタクトブロック80を固定する。続い
て、シェル90を図14の上側からボディ20’に嵌装
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のコネクタでは、シェル90の形状が複雑なので、薄
型化しようとするとプレス加工が困難になり、薄型化が
難しいという不具合があった。
【0012】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、薄型化が可能なコネクタを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、相手側コネクタの接触子に接触
可能な複数本のコンタクトを配列した合成樹脂成形品の
ボディと、ボディと同時一体に成形されコンタクトの配
列方向の全長にわたって延長された金属板からなる第1
のシェルと、コンタクトの配列方向の全長にわたって延
長されるとともに第1のシェルとの間でコンタクトを囲
むように第1のシェルと互いに結合された金属板からな
る第2のシェルとを備え、相手側コネクタをコンタクト
と第2のシェルとの間に挿入する挿入する挿入口がボデ
ィと第2のシェルとの間に形成されてなることを特徴と
するものであり、コンタクトが金属板からなる第1のシ
ェルと金属板からなる第2のシェルとで囲まれることに
なるので、従来のようにコンタクトを囲むシェルを1枚
の金属板を加工して形成している場合に比べて、シェル
の形状を単純化できて加工が容易になり、コネクタの厚
み寸法の薄型化が可能になる。また、第1のシェルがボ
ディと同時一体に成形されているので、コンタクトと第
1のシェルとの絶縁を確保できる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ボディとの間に全てのコンタクトを保持する絶
縁性材料からなる保持板を備え、前記コンタクトは、一
端部に相手側コネクタの接触子に接触する接触片が設け
られるとともに、他端部に回路基板へ実装される端子片
が設けられ、接触片と端子片との間を固定片により連続
一体に連結した形状に形成され、固定片が前記ボディと
保持板との間に挟持されてなるので、従来のようにコン
タクトを長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立
時にコンタクトが変形してしまうのを防止でき、複数本
のコンタクトが一平面内で互いに平行に配置されやすく
なる(端子平坦度を確保しやすくなる)。また、ボディ
の向きを変えることなく各部材を一方向からボディに組
み付けることができ、結果的に組立作業が容易になる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記ボディは、前記保持板に重なる部位で前記第2
のシェルから前記第1のシェルに向かって突設された圧
入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェルに設けら
れた係合孔に係止される係止突起とを備え、前記第1の
シェルは、前記保持板に重なる部位で前記第2のシェル
に向かって突設された圧入片と、前記第2のシェルを固
着するかしめ部とを備え、前記保持板は、前記各圧入片
が圧入された挿通孔を備えてなるので、第1のシェルと
第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路
基板に実装したときのグランド電位を安定させることが
可能になり、また、相手側コネクタを挿入口から挿入し
た時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できる。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの少なくと
も一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する接触部を備
えるので、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接
触面積が増加し、グランド電位を安定させることが可能
になる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェ
ルとの接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなる
ので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時の厚み方
向の変形を抑制でき、また、第1のシェルと第2のシェ
ルとを確実に接触させることができて、回路基板に実装
したときのグランド電位を安定させることが可能にな
る。
【0018】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記ボディは、前記挿入口を囲む部
位が櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝
に対応して配置されてなるので、相手側コネクタを挿入
口から挿入した時に前記ボディが前記各コンタクトの先
端部と干渉するのを防止することができ、コネクタのよ
り一層の薄型化が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態のコネ
クタはシールド機能付きのレセプタクルコネクタであっ
て、図1ないし図9に示すように、相手側コネクタとし
てのプラグコネクタ90(図9参照)の接触子101
(図9参照)に接触可能な複数本のコンタクト50を配
列した合成樹脂成形品のボディ20と、ボディ20との
間に全てのコンタクト50を保持する絶縁性材料からな
る保持板10と、ボディ20と同時一体に成形されコン
タクト50の配列方向の全長にわたって延長された金属
板からなる第1のシェル40と、コンタクト50の配列
方向の全長にわたって延長されるとともに第1のシェル
40との間でコンタクト50を囲むように第1のシェル
40と互いに結合された金属板からなる第2のシェル3
0とを備えており、プラグコネクタ90をコンタクト5
0と第2のシェル30との間に挿入する挿入口70(図
3参照)がボディ20と第2のシェル30との間に形成
されている。要するに、ボディ20と第2のシェル30
とにより囲まれる部位に相手側コネクタ90の差込側の
端部を挿入する挿入口70が形成される。ここに、プラ
グコネクタ90は回路基板に沿って挿入口70に挿入さ
れる。なお、第1のシェル40は、絶縁性材料により形
成されるボディ20にインサート成形されている。ま
た、プラグコネクタ90には、複数本の接触子101が
配列されている。
【0020】しかして、本実施形態では、コンタクト5
0が金属板からなる第1のシェル40と金属板からなる
第2のシェル30とで囲まれることになるので、つま
り、2枚の金属板を結合することによりシールド機能を
持たせてあるので、従来のようにコンタクト50’を囲
むシェル90を1枚の金属板を加工して形成している場
合に比べて、シェルの形状を単純化できて加工が容易に
なり、コネクタの厚み寸法(図4における上下方向の寸
法)の薄型化が可能になる。また、第1のシェル40が
ボディ20と同時一体に成形されているので、コンタク
ト50と第1のシェル40との絶縁を確保できる。な
お、本実施形態では、コンタクト50をインサート成形
する場合に比べて金型の費用を安価にできる。
【0021】ボディ20は、第1のシェル40とコンタ
クト50とを絶縁する絶縁ベース板21と、絶縁ベース
板21の長手方向に延長され保持板10との間に全ての
コンタクト50を保持する保持基台20aと、絶縁ベー
ス板21の長手方向の両端部に連続一体に形成されプラ
グコネクタ90の両端部をそれぞれ案内するガイド部2
7とを連続一体に備えている。保持基台20aにおける
保持板10との対向側の面には、プラグコネクタ90の
挿抜方向の保持溝20eがコンタクト50の本数分設け
られている。保持溝20eは保持基台20aにおける保
持板10との対向側の面に開放されている。また、絶縁
ベース板21における第2のシェル30との対向面に
は、隣り合うコンタクト50間の短絡を防止する隔壁2
2が形成されている。ここにおいて、隣り合う隔壁22
間の溝は保持溝20eの延長線上に形成されている。な
お、ガイド部27は、プラグコネクタ90が表裏逆に誤
って挿入されるのを防止する機能を有しており、プラグ
コネクタ90を表裏が逆になるように回転された状態で
挿入されるのを防止することができるようになってい
る。
【0022】コンタクト50は、導電性材料により帯板
状に形成されており、一端部にプラグコネクタ90の接
触子101に接触する接触片51が形成されるととも
に、他端部に回路基板に面実装される端子片53が形成
され、接触片51と端子片53との間を固定片52によ
り連続一体に連結した形状に形成されている。コンタク
ト50は、固定片52が上述の保持溝20eに圧入さ
れ、保持基台20aと保持板10との間に挟持される形
で固定される。接触片51は絶縁ベース板21の厚み方
向において傾斜し、接触片51の先端部には絶縁ベース
板21の厚み方向において絶縁ベース板21から離れる
向きに凸となるように曲成された接触部51aが形成さ
れている。コンタクト50をボディ20に固定した位置
では、接触片51が撓み可能になっている。そして、図
9に示すように、挿入口70にプラグコネクタ90の端
部が挿入された状態では、プラグコネクタ90の接触子
101に接触部51aが当接して接触片51が押圧さ
れ、接触片51が隣り合う隔壁22の間に挿入されるの
である。このとき、接触片51および接触部51aが撓
むことによって、プラグコネクタ90の接触子101と
コンタクト50との間の接触圧を確保することができ
る。
【0023】ところで、ボディ20は、上述の隔壁22
が絶縁ベース板21の先端縁から突出するように延長さ
れて挿入口70を囲む部位が櫛歯状に形成されており、
各コンタクト50がそれぞれ櫛溝26に対応して配置さ
れているので、プラグコネクタ90を挿入口70から挿
入した時にボディ20の絶縁ベース板21が各コンタク
ト50の先端部(接触部51a)と干渉するのを防止す
ることができ、コネクタのより一層の薄型化が可能にな
る。
【0024】第2のシェル30は、短手方向の一側縁か
らT字状の連結片31aが突設されており、連結片31
aの両端縁から第1のシェル40に向かって圧入片31
cが突設されている。また、第2のシェル30は、左右
方向(図4の左右方向)に長い矩形状に形成され左右両
端部にそれぞれ段差部38を介して連結片33が延設さ
れ、さらに各連結片33からそれぞれL字状の接続片3
7が延設されている。第2のシェル30の左右両端部に
は段差部38まで延長された係合孔32が形成されてい
る。また、各連結片33には第2のシェル30の短手方
向の両側縁にそれぞれ切欠部33aが形成されている。
また、第2のシェル30の左右両端部では短手方向の一
側縁から第1のシェル40に向かって圧入片36が突設
されており、圧入片36の先端部から接続片35が延設
されている。なお、接続片35,37は回路基板の接地
パターンに接続される。
【0025】これに対して、ボディ20は、第2のシェ
ル30から第1のシェル40に向かって突設された圧入
片31を圧入する圧入孔23が保持基台20a(つま
り、保持板10に重なる部位)に形成され、第2のシェ
ル30から第1のシェル40に向かって突設された圧入
片36を圧入する凹部24が形成されている。また、ボ
ディ20は、第2のシェル30に形成された各係合孔3
2に係止される係止突起25が長手方向(コンタクト5
0の配列方向)の両側面にそれぞれ形成されている。ま
た、第1のシェル40は、保持基台20aに重なる部位
(つまり、保持板10に重なる部位)で第2のシェル3
0に向かって圧入片43が突設されている。また、第1
のシェル40は、長手方向の両端部から連結片40aが
連続一体に突設され、第2のシェル30を固着するため
のかしめ片41が連結片40aから連続一体に延設され
ている。ここにおいて、かしめ片41はプラグコネクタ
90の挿抜方向を長手方向として形成されており、第1
のシェル40は、かしめ片41の長手方向の両端部を第
2のシェル30の切欠部33aに対応した部位でかしめ
る(折り返す)ことによって第2のシェル30と結合さ
れている(固着されている)。なお、図1におけるかし
め片41は両端部をそれぞれ折り返した状態を示してい
る。本実施形態では、かしめ片41がかしめ部を構成し
ている。
【0026】ところで、上述の保持板10は、短冊状に
形成され、コンタクト50の配列方向において等ピッチ
で挿通孔11が形成されている。挿通孔11には、上述
の圧入片31ないし圧入片43が圧入される。
【0027】しかして、本実施形態では、第1のシェル
40と第2のシェル30とを確実に接触させることがで
きて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定さ
せることができる。また、プラグコネクタ90を挿入口
70から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制
できる。
【0028】また、第1のシェル40は、短手方向の一
側縁に第2のシェル30から突設された圧入片31の先
端縁に弾接する弾接部たる接触片42を延設してあるの
で、第1のシェル40と第2のシェル30との接触面積
が増加し、グランド電位をより安定させることができ
る。ここに、接触片42の先端部には第1のシェル40
の厚み方向において第2のシェル30に向かう向きに凸
となるように曲成された接触部42a(図8参照)が形
成されており、接触部42aが圧入片31に確実に接触
する。
【0029】また、第2のシェル30には、短手方向の
一側縁に第1のシェル40から突設された圧入片43の
先端縁に弾接する弾接片たる接触片34を延設してある
ので、第1のシェル40と第2のシェル30との接触面
積がさらに増加し、グランド電位をさらに安定させるこ
とができる。
【0030】上述した本実施形態のコネクタは以下の手
順で組み立てることができる。まず、第1のシェル40
を同時一体に成形したボディ20の保持基台20aの各
保持溝20eそれぞれにコンタクト50の固定片52を
図4における上方から圧入した後、保持板10の挿通孔
11に第1のシェル40の圧入片43が圧入されるよう
に保持板10をボディ20に対して図4における上方か
ら組み付ける。その後、図4における上方から第2のシ
ェル30の圧入片31を保持板10の挿通孔11を通し
て保持基台20aの圧入孔23に圧入し、続いて、第1
のシェル40のかしめ片41を第2のシェル30の連結
片33に対してかしめることによって第1のシェル40
と第2のシェル30とが互いに結合される。
【0031】しかして、本実施形態では、図4における
上下方向において保持板10とコンタクト50の固定片
52とを挟み込むように第2のシェル30と第1のシェ
ル40とが結合されることになる。
【0032】以上説明したように、本実施形態のコネク
タでは、ボディ20の向きを変えることなく各部材(コ
ンタクト50、保持板10、第2のシェル30)をボデ
ィ20に対して一方向から組み付けることができるか
ら、組立作業が容易になっている。また、上述したよう
に、コンタクト50を組み付ける作業は図4における上
方からの固定片52の圧入によって行われるから、図1
4ないし図20に示した従来構成のようにコンタクト5
0’を長手方向に沿って保持孔20b’に圧入する必要
がなく、組立作業が容易になるとともに、組立時にコン
タクト50が変形してしまうのを防止でき、複数本のコ
ンタクト50が一平面内で互いに平行に配置されやすく
なる(端子平坦度を確保しやすくなる)。つまり、各コ
ンタクト50の端子片53を同一面内に揃えやすくな
る。
【0033】(実施形態2)本実施形態のコネクタの基
本構成は実施形態1と略同じであって、図10ないし図
13に示すような構成を有し、第1のシェル40と第2
のシェル30との接触する箇所の適宜部位が溶接されて
いる点に特徴がある。図示例では、第1のシェル40の
かしめ片41と第2のシェル30の連結片33とが溶接
部61(図11参照)で溶接され、第2のシェル30の
接触片34と第1のシェル40の圧入片43とが溶接部
62(図11参照)で溶接され、第1のシェル40の接
触片42が第2のシェル30の圧入片31と溶接部63
(図12参照)で溶接されている。しかして、本実施形
態のコネクタでは、第1のシェル40と第2のシェル3
0との接触する箇所の適宜部位が溶接されているので、
プラグコネクタ90を挿入口70から挿入した時のコネ
クタの厚み方向の変形を抑制でき、また、第1のシェル
40と第2のシェル30とを確実に接触させることがで
きて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定さ
せることができる。
【0034】他の構成は実施形態1と同様なので、同様
の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、相手側コネクタの接
触子に接触可能な複数本のコンタクトを配列した合成樹
脂成形品のボディと、ボディと同時一体に成形されコン
タクトの配列方向の全長にわたって延長された金属板か
らなる第1のシェルと、コンタクトの配列方向の全長に
わたって延長されるとともに第1のシェルとの間でコン
タクトを囲むように第1のシェルと互いに結合された金
属板からなる第2のシェルとを備え、相手側コネクタを
コンタクトと第2のシェルとの間に挿入する挿入する挿
入口がボディと第2のシェルとの間に形成されてなるも
のであり、コンタクトが金属板からなる第1のシェルと
金属板からなる第2のシェルとで囲まれることになるの
で、従来のようにコンタクトを囲むシェルを1枚の金属
板を加工して形成している場合に比べて、シェルの形状
を単純化できて加工が容易になり、コネクタの厚み寸法
の薄型化が可能になるという効果がある。また、第1の
シェルがボディと同時一体に成形されているので、コン
タクトと第1のシェルとの絶縁を確保できるという効果
がある。
【0036】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ボディとの間に全てのコンタクトを保持する絶
縁性材料からなる保持板を備え、前記コンタクトは、一
端部に相手側コネクタの接触子に接触する接触片が設け
られるとともに、他端部に回路基板へ実装される端子片
が設けられ、接触片と端子片との間を固定片により連続
一体に連結した形状に形成され、固定片が前記ボディと
保持板との間に挟持されてなるので、従来のようにコン
タクトを長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立
時にコンタクトが変形してしまうのを防止でき、複数本
のコンタクトが一平面内で互いに平行に配置されやすく
なる(端子平坦度を確保しやすくなる)という効果があ
る。また、ボディの向きを変えることなく各部材を一方
向からボディに組み付けることができ、結果的に組立作
業が容易になるという効果がある。
【0037】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記ボディは、前記保持板に重なる部位で前記第2
のシェルから前記第1のシェルに向かって突設された圧
入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェルに設けら
れた係合孔に係止される係止突起とを備え、前記第1の
シェルは、前記保持板に重なる部位で前記第2のシェル
に向かって突設された圧入片と、前記第2のシェルを固
着するかしめ部とを備え、前記保持板は、前記各圧入片
が圧入された挿通孔を備えてなるので、第1のシェルと
第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路
基板に実装したときのグランド電位を安定させることが
可能になり、また、相手側コネクタを挿入口から挿入し
た時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できるという効
果がある。
【0038】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの少なくと
も一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する接触部を備
えるので、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接
触面積が増加し、グランド電位を安定させることが可能
になるという効果がある。
【0039】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェ
ルとの接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなる
ので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時のコネク
タの厚み方向の変形を抑制でき、また、第1のシェルと
第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路
基板に実装したときのグランド電位を安定させることが
可能になるという効果がある。
【0040】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記ボディは、前記挿入口を囲む部
位が櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝
に対応して配置されてなるので、相手側コネクタを挿入
口から挿入した時に前記ボディが前記各コンタクトの先
端部と干渉するのを防止することができ、コネクタのよ
り一層の薄型化が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】同上の下面図である。
【図7】同上を示し、図6のA−A’断面図である。
【図8】同上を示し、図6のB−B’断面図である。
【図9】同上を示し相手側コネクタを挿入した状態の断
面図である。
【図10】実施形態2を示す正面図である。
【図11】同上の平面図である。
【図12】同上の下面図である。
【図13】同上の断面図である。
【図14】従来例を示す分解斜視図である。
【図15】同上の分解斜視図である。
【図16】同上の斜視図である。
【図17】同上の斜視図である。
【図18】同上の背面図である。
【図19】同上の平面図である。
【図20】同上の下面図である。
【符号の説明】
10 保持板 20 ボディ 30 第2のシェル 40 第1のシェル 50 コンタクト 70 挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 満 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA11 FA16 FB02 FB14 FC17 FC19 FC33 FC40 LA09 LA10 LA15 5E023 AA04 AA16 BB02 BB22 CC22 EE03 FF01 GG14 GG15 HH06 HH12 HH17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタの接触子に接触可能な複
    数本のコンタクトを配列した合成樹脂成形品のボディ
    と、ボディと同時一体に成形されコンタクトの配列方向
    の全長にわたって延長された金属板からなる第1のシェ
    ルと、コンタクトの配列方向の全長にわたって延長され
    るとともに第1のシェルとの間でコンタクトを囲むよう
    に第1のシェルと互いに結合された金属板からなる第2
    のシェルとを備え、相手側コネクタをコンタクトと第2
    のシェルとの間に挿入する挿入する挿入口がボディと第
    2のシェルとの間に形成されてなることを特徴とするコ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ボディとの間に全てのコンタクトを
    保持する絶縁性材料からなる保持板を備え、前記コンタ
    クトは、一端部に相手側コネクタの接触子に接触する接
    触片が設けられるとともに、他端部に回路基板へ実装さ
    れる端子片が設けられ、接触片と端子片との間を固定片
    により連続一体に連結した形状に形成され、固定片が前
    記ボディと保持板との間に挟持されてなることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ボディは、前記保持板に重なる部位
    で前記第2のシェルから前記第1のシェルに向かって突
    設された圧入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェ
    ルに設けられた係合孔に係止される係止突起とを備え、
    前記第1のシェルは、前記保持板に重なる部位で前記第
    2のシェルに向かって突設された圧入片と、前記第2の
    シェルを固着するかしめ部とを備え、前記保持板は、前
    記各圧入片が圧入された挿通孔を備えてなることを特徴
    とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のシェルと前記第2のシェルと
    の少なくとも一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する
    接触部を備えることを特徴とする請求項3記載のコネク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記第1のシェルと前記第2のシェルと
    の接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記ボディは、前記挿入口を囲む部位が
    櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝に対
    応して配置されてなることを特徴とする請求項1ないし
    請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209079A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ及び接続対象物

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