JP2002350869A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2002350869A
JP2002350869A JP2001160975A JP2001160975A JP2002350869A JP 2002350869 A JP2002350869 A JP 2002350869A JP 2001160975 A JP2001160975 A JP 2001160975A JP 2001160975 A JP2001160975 A JP 2001160975A JP 2002350869 A JP2002350869 A JP 2002350869A
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liquid crystal
cross
electrode
crystal display
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JP2001160975A
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Hideaki Watanabe
英章 渡辺
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Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示むらを発生させること無く画素部の液晶層
厚を小さくすることができるアクティブマトリックス液
晶表示素子を提供する。 【解決手段】後側基板2の内面に設けられたクロス電極
19と、前側基板1の内面に設けられた対向電極21の
クロス電極接続部21aとの間に、樹脂中に直径が5n
m〜100nmの導電性微粒子27を混入したクロス材
26を設け、前記クロス電極19と前記クロス電極接続
部21aとを、前記クロス材26中の複数の導電性微粒
子27同士の接触により、これらの導電性微粒子27を
介して電気的に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと記す)を能動素子とするアクティブ
マトリックス型の液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFTを能動素子とするアクティブマト
リックス液晶表示素子は、枠状のシール材を介して接合
された一対の基板間の前記シール材により囲まれた領域
に液晶層が設けられるとともに、前記一対の基板のう
ち、一方の基板の内面に、前記シール材により囲まれた
領域にマトリックス状に配列された複数の画素電極と、
前記複数の画素電極にそれぞれ接続された複数のTFT
と、前記複数のTFTにゲート信号を供給する複数のゲ
ート配線と、前記複数のTFTにデータ信号を供給する
複数のデータ配線が設けられ、他方の基板の内面に、前
記複数の画素電極に対向する対向電極が設けられた構成
となっている。
【0003】このアクティブマトリックス液晶表示素子
においては、前記画素電極およびTFTが設けられた一
方の基板の前記シール材の外側に突出する基板縁部の内
面に、複数のゲート配線端子およびデータ配線端子と対
向電極端子とを設け、この一方の基板の内面に前記対向
電極端子に接続されたクロス電極を設けるとともに、前
記対向電極に前記クロス電極に対向するクロス電極接続
部を形成し、前記クロス電極と前記対向電極のクロス電
極接続部とをクロス材により電気的に接続している。
【0004】前記クロス材としては、従来、樹脂中に、
樹脂製粒子の表面に金属メッキを施した導電性粒子を混
入したものが用いられており、前記クロス電極と対向電
極のクロス電極接続部とは、その間に前記導電性粒子を
挟持することにより、この導電微粒子を介して電気的に
接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示素
子は、応答速度を速くするために、画素電極と対向電極
とが互いに対向する画素部の液晶層厚をできるだけ小さ
くすることが望まれている。
【0006】しかし、従来のアクティブマトリックス液
晶表示素子は、一方の基板の内面に設けられたクロス電
極と他方の基板の内面に設けられた対向電極のクロス電
極接続部とを、その間に前記クロス材に混入された導電
性粒子を挟持させることにより電気的に接続したもので
あるため、前記クロス電極と前記対向電極のクロス電極
接続部とを前記クロス材により接続したクロス接続部の
基板間ギャップが、前記クロス材中の導電性粒子の径に
より制約される。
【0007】そのため、従来のアクティブマトリックス
液晶表示素子は、一対の基板の間隔を、前記クロス材中
の導電性粒子の径より制約されるクロス接続部の基板間
ギャップに対応した間隔よりも小さくすることができ
ず、したがって、画素部の基板間ギャップを小さくし、
前記画素部の液晶層厚を小さくすることが難しい。
【0008】この発明は、アクティブマトリックス型の
液晶表示素子として、画素部の液晶層厚を小さくするこ
とができるものを提供することを目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示素子
は、枠状のシール材を介して接合された一対の基板間の
前記シール材により囲まれた領域に液晶層が設けられる
とともに、前記一対の基板のうち、一方の基板の内面
に、前記シール材により囲まれた領域にマトリックス状
に配列された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に
それぞれ接続された複数のTFTと、前記複数のTFT
にゲート信号を供給する複数のゲート配線と、前記複数
のTFTにデータ信号を供給する複数のデータ配線と、
基板縁部に形成された複数のゲート配線端子およびデー
タ配線端子と、前記基板縁部に形成された対向電極端子
と、前記対向電極端子に接続されたクロス電極とが設け
られ、他方の基板の内面に、前記シール材の外側に突出
するクロス電極接続部を有する対向電極が設けられると
ともに、前記クロス電極と前記対向電極のクロス電極接
続部との間に、樹脂中に直径が5nm〜100nmの導
電性微粒子を混入したクロス材が設けられ、前記クロス
電極と前記クロス電極接続部とが、前記クロス材中の複
数の導電性微粒子同士の接触により、これらの導電性微
粒子を介して電気的に接続されていることを特徴とする
ものである。
【0010】この液晶表示素子は、一方の基板の内面に
設けられたクロス電極と他方の基板の内面に設けられた
対向電極のクロス電極接続部とを、樹脂中に直径が5n
m〜100nmの極く小さい導電性微粒子を混入したク
ロス材により接続したものであるため、液晶表示素子の
組立てにおいて一対の基板の間隔を画素部の基板間ギャ
ップが所定の値になるように調整する際に、前記クロス
材を、調整される基板間隔に応じた厚さにするができ、
したがって、画素部の基板間ギャップを小さくし、前記
画素部の液晶層厚を小さくすることができる。
【0011】このように、この発明の液晶表示素子は、
一方の基板の内面に設けられたクロス電極と他方の基板
の内面に設けられた対向電極のクロス電極接続部との間
に、樹脂中に直径が5nm〜100nmの導電性微粒子
を混入したクロス材を設け、前記クロス電極と前記クロ
ス電極接続部とを、前記クロス材中の複数の導電性微粒
子同士の接触により、これらの導電性微粒子を介して電
気的に接続することにより、画素部の液晶層厚を小さく
することができるようにしたものである。
【0012】この発明の液晶表示素子において、前記画
素部の基板間ギャップは、いずれか一方の基板の内面の
前記シール材により囲まれた領域に、所定の高さに形成
された複数のスペーサを所定のピッチで設けることによ
り、これらのスペーサにより規定するのが好ましい。
【0013】さらに、この発明の液晶表示素子におい
て、前記画素部の基板間ギャップは、一方の基板の内面
に設けられた複数のTFTをオーバーコート絶縁膜によ
り覆うとともに、前記一方の基板の基板面から前記TF
T上のオーバーコート絶縁膜の膜面までの高さを所定の
高さに形成することにより、前記複数のTFTと前記オ
ーバーコート絶縁膜とにより規定するのがより好まし
い。
【0014】また、この発明の液晶表示素子の画素部の
基板間ギャップは、1.5μm以下であるのが望まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3はこの発明の第1の実
施例を示しており、図1は液晶表示素子の一部分の平面
図、図2は図1のII−II線に沿う拡大断面図、図3は前
記液晶表示素子のクロス接続部の付近の拡大断面図であ
る。
【0016】この実施例の液晶表示素子は、カラー画像
を表示するアクティブマトリックス液晶表示素子であ
り、図1および図2に示すように、枠状のシール材28
を介して接合された前後一対の透明基板1,2間の前記
シール材28により囲まれた領域に液晶層29が設けら
れるとともに、前記一対の基板1,2のうち、一方の基
板、例えば後側の基板2の内面に、前記シール材28に
より囲まれた領域に行方向および列方向にマトリックス
状に配列された複数の透明な画素電極3と、前記複数の
画素電極3にそれぞれ接続された複数のTFT4と、前
記複数のTFT4にゲート信号を供給する複数のゲート
配線12と、前記複数のTFT4にデータ信号を供給す
る複数のデータ配線14と、基板2の一端縁部および一
側縁部にそれぞれ形成された複数のゲート配線端子13
およびデータ配線端子15とが設けられ、他方の基板、
つまり表示の観察側である前側の基板1内面に、前記複
数の画素電極3に対向する一枚膜状の透明な対向電極2
1と、前記複数の画素電極3と前記対向電極21とが互
いに対向する複数の画素部に対応する複数の開口が形成
された遮光膜22と、前記複数の画素部にそれぞれ対応
するカラーフィルタ(例えば赤、緑、青の3色のカラー
フィルタ)23とが設けられている。
【0017】前記TFT4は、図2に示したように、基
板2面に形成されたゲート電極5と、このゲート電極5
を覆って基板全体に形成された透明なゲート絶縁膜6
と、前記ゲート絶縁膜6の上に前記ゲート電極5と対向
させて形成されたi型半導体膜7と、このi型半導体膜
7のチャンネル領域の上に設けられたブロッキング絶縁
膜8と、前記i型半導体膜7の両側部の上にn型半導体
膜9を介して形成されたソース電極10およびドレイン
電極11とからなっている。
【0018】また、前記ゲート配線12は、基板2面に
各画素電極行の一側にそれぞれ沿わせて形成されてお
り、これらのゲート配線12の一端は、後側基板2の一
端縁部に配列形成された複数のゲート配線端子13にそ
れぞれ接続されている。
【0019】そして、前記TFT4のゲート電極5は、
そのTFT4に対応するゲート配線12に一体に形成さ
れている。このゲート電極5およびゲート配線12は、
アルミニウム系合金膜により形成されており、図では省
略しているが、その表面は、前記ゲート配線端子13と
なる部分を除いて陽極酸化処理されている。
【0020】このゲート電極5およびゲート配線12
は、基板2面との段差を小さくするため、低抵抗のアル
ミニウム系合金の金属膜により薄く形成されている。
【0021】一方、前記データ配線14は、前記ゲート
絶縁膜6の上に各画素電極列の一側にそれぞれ沿わせて
形成されており、これらのデータ配線14の一端は、後
側基板2の一側縁部に配列形成された複数のデータ配線
端子15にそれぞれ接続されている。
【0022】このデータ配線14は、前記TFT4のソ
ース電極10およびドレイン電極11と同じ金属膜によ
り形成されており、前記TFT4のドレイン電極11に
一体に接続されている。
【0023】なお、図2では前記TFT4のソース電極
10およびドレイン電極11を単層膜として示している
が、このソース電極10およびドレイン電極11は、前
記n型半導体膜8とのコンタクト層であるクロム膜と、
その上に形成されたアルミニウム系合金膜とからなって
おり、前記データ配線14も同様に、前記クロム膜とア
ルミニウム系合金膜とからなっている。
【0024】また、前記データ配線14には、画像デー
タに応じたデータ信号電位の信号であって、画素電極3
と対向電極21間に形成される容量にTFT4を介して
電荷を蓄積するための電流が流れるため、この実施例で
は、前記データ配線14の抵抗によるデータ信号の電位
降下をできるだけ小さくすることができるように、前記
データ配線14を、前記ゲート配線12の膜厚よりも充
分に厚い膜厚に形成している。
【0025】一方、前記画素電極3はITO膜からなっ
ており、この画素電極3は、前記ゲート絶縁膜6の上に
形成され、その一側縁の端部において前記TFT4のソ
ース電極10に接続されている。
【0026】そして、前記後側基板2の内面には、前記
複数の画素電極3にそれぞれ対応する領域に開口を有す
るオーバーコート絶縁膜16が基板全体にわたって設け
られており、このオーバーコート絶縁膜16の上に、前
記シール材28により囲まれた領域のほぼ全域にわたっ
て、ポリイミド膜からなる配向膜17が設けられてい
る。
【0027】さらに、前記後側基板2の前記ゲート配線
端子13とデータ配線端子15のいずれか一方の端子の
配列縁部(この実施例ではデータ配線端子15が配列形
成された一側縁部)の内面には、前側基板1の内面に設
けられた対向電極21に対応する対向電極端子18が設
けられるとともに、この後側基板2の前記シール材28
に対応するシール部の外側の領域の内面に、前記対向電
極端子18と接続して形成されたクロス電極19が設け
られている。
【0028】なお、前記シール材28は、その各角部を
斜めに面取りした形状の矩形枠状に形成されており、前
記クロス電極19は、図1に示したように、前記シール
材28の対向電極端子18が設けられた基板縁部に対応
する面取り角部の外側に設けられている。
【0029】前記クロス電極19は、図2に示したよう
に、後側基板2面に、前記ゲート配線12と同じ金属膜
からなる下層膜19aの上に前記データ配線14と同じ
金属膜からなる上層膜19bが形成された積層膜からな
っており、このクロス電極19に一体に形成されたリー
ド部20を介して前記対向電極端子18と接続されてい
る。なお、前記リード部20および対向電極端子18
も、その断面構造は図示しないが、前記クロス電極19
と同じ積層膜からなっている。
【0030】また、前記ゲート絶縁膜6とオーバーコー
ト絶縁膜16には、前記クロス電極19と対向電極端子
18とゲート配線端子13とデータ配線端子15にそれ
ぞれ対応させて、これらを露出させるための開口が設け
られている。
【0031】一方、前側基板1の内面に設けられた遮光
膜22は、前記基板1面に形成され、前記カラーフィル
タ23は、その縁部を前記遮光膜22の上に重ねて前側
基板1面に形成されており、前記対向電極21は、前記
カラーフィルタ21の上に形成されている。
【0032】前記対向電極21はITO膜からなってお
り、この対向電極21は、図1に示したように、その外
縁が前記シール材28の外側縁よりも僅かに内側に位置
する矩形膜状に形成されており、この対向電極21の前
記シール材28の面取り角部に対応する角部が、前記シ
ール材28の外側に突出するクロス電極接続部21aと
されている。
【0033】また、前記遮光膜22は、前記対向電極2
1の外形と同じ外形に形成されており、したがって、前
記対向電極21のクロス電極接続部21aは、図2のよ
うに前記遮光膜22の角部の上に形成されている。
【0034】なお、図2では前記遮光膜22を単層膜と
して示しているが、この遮光膜22は、前側基板1面に
形成された酸化クロム膜とその上に形成されたクロム膜
とからなる積層膜からなっている。
【0035】さらに、前側基板1の内面のシール材28
により囲まれた領域には、所定の高さに形成された絶縁
膜からなる複数の柱状スペーサ24が所定のピッチで設
けられている。
【0036】なお、この実施例では、図2に示したよう
に、前側基板1の内面に複数の画素部に対応させて設け
られたカラーフィルタ23を、後側基板2の内面に設け
られたTFT4に対応する領域にわたって形成し、前記
複数の柱状スペーサ24を、前記カラーフィルタ23の
上に形成された対向電極21の上に、前記複数のTFT
4にそれぞれ対応させて設けている。
【0037】また、前側基板1の最も内面には、前記シ
ール材28により囲まれた領域のほぼ全域にわたって、
ポリイミド膜からなる配向膜25が設けられており、前
記複数の柱状スペーサ24は、前記配向膜25により覆
われている。
【0038】そして、前記一対の基板1,2は、前側基
板1の内面に設けられた前記複数の柱状スペーサ24を
前記後側基板2の内面に設けられた複数のTFT4の上
に当接させることにより、これらの基板1,2の間隔
(基板面間の間隔)Dを、前記画素電極3と対向電極2
1とが互いに対向する画素部の基板間ギャップ(配向膜
17,25間のギャップ)d1、つまり前記液晶層の層
厚が1.5μm以下の予め定めた値となるように規定さ
れ、前記枠状のシール材28を介して接合されている。
【0039】また、前記後側基板2の内面に設けられた
前記クロス電極19と、前側基板1の内面に設けられた
対向電極21のクロス電極接続部21aとの間には、樹
脂中に直径が5nm〜100nmと極く小さいナノ粒子
からなる導電性微粒子27を混入したクロス材26が設
けられており、前記クロス電極19と前記クロス電極接
続部21aとは、図3に示したように、前記クロス材2
6中の複数の導電性微粒子27同士の接触により、これ
らの導電性微粒子27を介して電気的に接続されてい
る。
【0040】なお、この実施例では、前記クロス材26
として、熱硬化性樹脂中に、直径が20nm、体積抵抗
が約300Ωのアンチモン複酸化物のナノ粒子からなる
導電性微粒子27を混入したものを用いている。
【0041】この液晶表示素子は、一対の基板1,2の
いずれか一方の内面に、熱硬化性樹脂からなるシール材
28を枠状に印刷し、後側基板2の内面に設けられた前
記クロス電極19と前側基板1の内面に設けられた対向
電極21のクロス電極接続部21aのいずれかの上に、
熱硬化性樹脂中に前記導電性微粒子27が混入されたク
ロス材26を印刷又はディスペンサを用いてシール形状
に所定量塗布し、前記一対の基板1,2を重ね合わせて
加圧することにより、前記一対の基板1,2の間隔(基
板面間の間隔)Dを、画素部の基板間ギャップd1が前
記スペーサ24により規定される所定の値になるように
調整し、その状態で前記シール材28とクロス材26と
を硬化させることにより組立てられる。
【0042】この液晶表示素子の組立てにおいて、前記
クロス材26は、重ね合わせた一対の基板1,2を加圧
して前記一対の基板1,2の間隔Dを調整する工程で前
記一対の基板1,2により押し潰され、それにともな
い、前記クロス材26中の導電性微粒子27同士が接触
し合って、これらの導電性微粒子27を介して前記クロ
ス電極19と前記対向電極21のクロス電極接続部21
aとが電気的に接続される。
【0043】このクロス材26中の接触し合う導電性微
粒子27の数は、前記クロス材26が押し潰されるのに
ともなって多くなり、前記導電性微粒子27を介して接
続される前記クロス電極19と前記クロス電極接続部2
1aとの接続抵抗が小さくなる。
【0044】なお、前記クロス材26の導電性微粒子2
7の混入量は、基板間隔Dが所定の間隔になるまでクロ
ス材26を押し潰したときの接触し合う導電性微粒子2
7の分布密度が充分高くなるように選べばよく、このよ
うにすることにより、前記クロス電極19とクロス電極
接続部21aとの接続抵抗を充分に小さくすることがで
きる。
【0045】そして、前記液晶表示素子は、その組立て
後に、前記シール材28を部分的に欠落させて印刷する
ことにより形成しておいた液晶注入口(図示せず)から
一対の基板1,2間の前記シール材28により囲まれた
領域に液晶を注入し、前記液晶注入口を封止することに
より製造される。
【0046】なお、前記クロス材26は、熱硬化性樹脂
に導電性微粒子27を混入したものに限らず、例えば光
硬化性樹脂や粘着剤(粘着性樹脂)に導電性微粒子27
を混入したものでもよい。
【0047】この液晶表示素子は、液晶分子をツイスト
配向させたTN(ツイステッドネマティック)型液晶表
示素子、液晶分子を一方向にホモジニアス配向させたホ
モジニアス配向型液晶表示素子、強誘電性または反強誘
電性液晶表示素子等の液晶表示素子のいずれでもよい。
【0048】この実施例の液晶表示素子は、後側基板2
の内面に設けられたクロス電極19と前側基板1の内面
に設けられた対向電極21のクロス電極接続部21aと
を、樹脂中に直径が20nmと極く小さいナノ粒子から
なる導電性微粒子27を混入したクロス材26により接
続したものであるため、上述した液晶表示素子の組立て
において一対の基板1,2の間隔Dを画素部の基板間ギ
ャップd1が所定の値になるように調整する際に、前記
クロス材26を、調整される基板間隔Dに応じて押し潰
し変形させることができる。
【0049】すなわち、前記クロス材26中の導電性微
粒子27は、クロス材26がクロス部の電極間で押し潰
されるのにともなって変形し、前記クロス材26の厚さ
方向に分布している他の導電性微粒子27と接触し、さ
らに前記クロス材26が押し潰されるのにともなって、
導電性微粒子27の分布密度が増大する。
【0050】そのため、前記クロス材26は、クロス接
続部の基板間ギャップ(クロス電極19と対向電極21
のクロス電極接続部21aとの間のギャップ)が前記導
電性微粒子27の直径と同じ厚さになるまで薄く押し潰
すことが可能である。なお、この実施例では、上述した
ように、前記導電性微粒子27の直径を20nmとして
いるため、前記クロス材26を20nmの厚さまで薄く
することができる。
【0051】この液晶表示素子によれば、前記クロス材
26を、画素部の基板間ギャップd1、つまり液晶層厚
が、1.5μm以下の値になるように調整される基板間
隔Dに応じた厚さにすることができるため、前記画素部
の液晶層厚を小さくし、応答速度を速くすることができ
る。
【0052】また、この実施例の液晶表示素子は、上述
したように、前側基板1の内面のシール材28により囲
まれた領域に、所定の高さに形成された複数の柱状スペ
ーサ24を所定のピッチで設け、前記複数の柱状スペー
サ24を後側基板2の内面の配向膜17上(実施例では
TFT4の上の配向膜上)に当接させることにより、こ
れらの柱状スペーサ24により一対の基板1,2の間隔
を規定しているため、前記画素部の液晶層厚d1、つま
り画素部の液晶層厚を、均一にしかも精度良く規定する
ことができる。
【0053】この実施例の液晶表示素子では、前記柱状
スペーサ24をTFT4に対応させて設けているため、
柱状スペーサ24は、画素部の液晶層厚、つまり画素部
の基板間ギャップd1に応じて次のような高さに形成す
ればよい。
【0054】すなわち、この液晶表示素子の画素部の基
板間ギャップ(配向膜17,25間のギャップ)d1
は、例えば、前記ゲート絶縁膜6の膜厚を0.25μ
m、画素電極3の膜厚を0.05μm、カラーフィルタ
23の膜厚を0.63μm、対向電極21の膜厚を0.
14μm、両方の配向膜17,25の膜厚をそれぞれ
0.04μmとすると、一対の基板1,2の基板面間の
間隔である基板間隔Dよりも1.15μmだけ小さい値
になる。
【0055】したがって、例えば前記画素部の基板間ギ
ャップd1を1.5μmにする場合は、前記基板間隔D
を2.65μmにすればよい。
【0056】一方、前記柱状スペーサ24は、前記前側
基板1の内面に設けられた遮光膜22とカラーフィルタ
23と対向電極21との積層膜の上に設けられており、
この柱状スペーサ24が前記配向膜25により覆われて
いるとともに、前記後側基板2の前記柱状スペーサ24
の当接部が、TFT4と、このTFT4を覆うオーバー
コート絶縁膜16と、その上の配向膜17との積層膜に
より形成されているため、前記柱状スペーサ24により
規定される基板間隔Dは、前記遮光膜22とカラーフィ
ルタ23および対向電極21の厚さと、前記TFT4と
オーバーコート絶縁膜16の厚さと、両方の配向膜1
7,25の厚さとのトータル値に、前記柱状スペーサ2
4の高さを加えた値になる。
【0057】したがって、上記のようにカラーフィルタ
23の膜厚を0.63μm、対向電極21の膜厚を0.
14μm、両方の配向膜17,25の膜厚をそれぞれ
0.04μmとし、さらに、前記遮光膜22の膜厚を
0.17μm、TFT4の厚さを1.08μm、オーバ
ーコート絶縁膜16の膜厚を0.20μmとすると、基
板間隔Dを上記のように2.65μmに規定するために
必要な柱状スペーサ24の高さは0.52μmであり、
このような高さに前記柱状スペーサ24を形成すること
により、前記基板間隔Dを2.65μmとし、画素部の
基板間ギャップd1を1.5μmにすることができる。
【0058】そして、前記クロス接続部の基板間ギャッ
プ(クロス電極19と対向電極21のクロス電極接続部
21aとの間のギャップ)d2は、前記基板間隔Dより
も、下層膜19aと上層膜19bとからなるクロス電極
19の厚さと、対向電極21のクロス電極接続部21a
とその下地膜である遮光膜22の厚さとのトータル値だ
け小さいため、例えば、上記のように対向電極21の膜
厚を0.14μm、遮光膜22の膜厚を0.17μmと
し、前記クロス電極19の下層膜19aの膜厚を0.2
3μm、上層膜19bの膜厚を0.425μmとする
と、前記クロス接続部の基板間ギャップd2の目標値
は、前記基板間隔Dよりも0.965μmだけ小さい値
になる。
【0059】したがって、上記のように前記基板間隔D
を2.65μmとし、前記画素部の基板間ギャップd1
を1.5μmにする場合の前記クロス接続部の基板間ギ
ャップd2の目標値は1.685μmとなる。
【0060】この実施例では、上述したように、直径が
20nmと極く小さいナノ粒子からなる導電性微粒子2
7を混入したクロス材26により前記クロス電極19と
対向電極21のクロス電極接続部21aとを接続してい
るため、前記クロス材26を、前記クロス接続部の基板
間ギャップd2の目標値である1.685μmの厚さに
することが可能であり、したがって、前記画素部の基板
間ギャップd1を1.5μmにすることができる。
【0061】なお、ここでは、画素部の基板間ギャップ
d1を1.5μmにする場合について説明したが、前記
クロス材26は、上述したように導電性微粒子27の直
径と同じ厚さまで薄くすることが可能であり、したがっ
て、前記画素部の基板間ギャップd1をさらに小さくす
ることができる。
【0062】また、上記実施例では、直径が20nmの
導電性微粒子27を混入したクロス材26により前記ク
ロス電極19と対向電極21のクロス電極接続部21a
とを接続しているが、前記クロス材26に混入する導電
性微粒子27の直径は、5nm〜100nmの範囲であ
ればよく、このような極く小さい導電性微粒子27を混
入したクロス材26により前記クロス電極19と前記対
向電極21のクロス電極接続部21aとを接続すること
により、画素部の基板間ギャップを小さくし、前記画素
部の液晶層厚を小さくすることができる。
【0063】なお、この実施例では、前記複数の柱状ス
ペーサ24を複数のTFT4にそれぞれ対応させて設け
ているが、前記柱状スペーサ24は、前記TFT4に対
応する位置に限らず、複数のゲート配線12またはデー
タ配線14のいずれかにそれぞれ対応させて設けてもよ
い。さらに、この実施例では、前記柱状スペーサ24を
前側基板1の内面に設けているが、前記柱状スペーサ2
4は、後側基板2の内面に設けてもよい。
【0064】図4はこの発明の第2の実施例を示す液晶
表示素子の一部分の断面図であり、この液晶表示素子
は、後側基板2の基板面からTFT4上のオーバーコー
ト絶縁膜16の膜面までの高さを所定の高さに形成し、
複数のTFT4と前記オーバーコート絶縁膜16とによ
り画素部の基板間ギャップd1を規定したものである。
【0065】この実施例の液晶表示素子は、カラーフィ
ルタを備えないアクティブマトリックス液晶表示素子で
あり、フィールドシーケンシャル液晶表示装置または白
黒画像を表示する液晶表示装置に用いられる。
【0066】なお、この実施例の液晶表示素子は、TF
T4とオーバーコート絶縁膜16とにより画素部の基板
間ギャップd1を規定したものであり、上述した第1の
実施例の液晶表示素子に設けられている柱状スペーサ2
4とカラーフィルタ23は備えていないが、他の構成は
第1の実施例の液晶表示素子と同じであるから、重複す
る説明は図に同符号を付して省略する。
【0067】この液晶表示素子は、前記画素部の基板ギ
ャップd1を、前記TFT4を覆うオーバーコート絶縁
膜16の膜厚を調整することにより規定したものであ
り、例えば前記画素部の基板ギャップd1を1.5μm
にする場合、前記オーバーコート絶縁膜16を次のよう
な膜厚に形成される。
【0068】すなわち、この実施例の液晶表示素子はカ
ラーフィルタを備えていないため、第1の実施例と同様
に、ゲート絶縁膜6の膜厚を0.25μm、画素電極3
の膜厚を0.05μm、対向電極21の膜厚を0.14
μm、両方の配向膜17,25の膜厚をそれぞれ0.0
4μmとすると、前記画素部の基板間ギャップd1を
1.5μmにする場合は、前記基板間隔Dを2.02μ
mにすればよい。
【0069】また、この実施例の液晶表示素子は、後側
基板2の内面に設けられたTFT4とオーバーコート絶
縁膜16とにより画素部の基板間ギャップd1を規定し
たものであり、前記オーバーコート絶縁膜16の上には
配向膜25が設けられているとともに、前側基板1の内
面に設けられた対向電極21の前記TFT4に対向する
部分が遮光膜22の上に形成され、この対向電極21の
上に配向膜25が設けられているため、前記TFT4と
オーバーコート絶縁膜16とにより規定される基板間隔
Dは、前記遮光膜22と対向電極21の厚さと、前記T
FT4とオーバーコート絶縁膜16の厚さと、両方の配
向膜17,25の厚さとのトータル値と同じ値になる。
【0070】したがって、上記のように対向電極21の
膜厚を0.14μm、両方の配向膜17,25の膜厚を
それぞれ0.04μmとし、さらに、前記遮光膜22の
膜厚を0.17μm、TFT4の厚さを1.08μmと
すると、基板間隔Dを上記のように2.02μmに規定
するために必要なオーバーコート絶縁膜16の膜厚は
0,55μmであり、このような膜厚に前記オーバーコ
ート絶縁膜16を形成することにより、前記基板間隔D
を2.02μmとし、画素部の基板間ギャップd1を
1.5μmにすることができる。
【0071】さらに、上記のように対向電極21の膜厚
を0.14μm、遮光膜22の膜厚を0.17μmと
し、クロス電極19の下層膜19aの膜厚を0.23μ
m、上層膜19bの膜厚を0.425μmとすると、ク
ロス接続部の基板間ギャップ、つまりクロス電極19と
対向電極21のクロス電極接続部21aとの間のギャッ
プd2の目標値は、前記基板間隔Dよりも0.965μ
mだけ小さい値になる。
【0072】したがって、上記のように前記基板間隔D
を2.02μmとし、前記画素部の基板間ギャップd1
を1.5μmにする場合のクロス接続部の基板間ギャッ
プd2の目標値は1.055μmとなる。
【0073】この実施例では、上記第1の実施例と同様
に、前記クロス電極19と前記対向電極21のクロス電
極接続部21aとの間に、樹脂中に直径が5nm〜10
0nmのナノ粒子からなる導電性微粒子27を混入した
クロス材26を設け、前記クロス電極19と前記クロス
電極接続部21aとを、前記クロス材26中の複数の導
電性微粒子27同士の接触により、これらの導電性微粒
子27を介して電気的に接続している。
【0074】そのため、前記クロス材26を、前記クロ
ス接続部の基板間ギャップd2の目標値である1.05
5μmの厚さに薄くすることが可能であり、したがっ
て、画素部の基板間ギャップd1を1.5μmにするこ
とができる。 なお、前記クロス材26は、理論的には
導電性微粒子27の直径と同じ厚さまで薄くすることが
可能であり、したがって、前記画素部の基板間ギャップ
d1を上述した1.5μmよりもさらに小さくすること
ができる。
【0075】そして、この実施例では、後側基板2の基
板面からTFT4上のオーバーコート絶縁膜16の膜面
までの高さを所定の高さに形成することにより、前記T
FT4とオーバーコート絶縁膜16とにより前記画素部
の基板間ギャップd1を規定しているため、前記画素部
の液晶層厚d1、つまり画素部の液晶層厚を、均一にし
かも精度良く規定することができるとともに、上記第1
の実施例における柱状スペーサ24を省略し、液晶表示
素子の製造コストを低減することができる。
【0076】なお、この実施例では、画素部の基板ギャ
ップd1を、TFT4を覆うオーバーコート絶縁膜16
の膜厚を調整することにより規定しているが、前記画素
部の基板ギャップd1は、前記TFT4の厚さを調整す
ることにより規定してもよく、また、前記TFT4とオ
ーバーコート絶縁膜16の両方の厚さを調整することに
より規定してもよい。
【0077】また、上記第1および第2の実施例では、
クロス電極19と対向電極21のクロス電極接続部21
aとを、枠状のシール材28に対応するシール部の外側
に形成しているが、前記クロス電極19と対向電極21
のクロス電極接続部21aを前記シール部内に形成し、
前記シール部内に、樹脂中に直径が5nm〜100nm
の導電性微粒子27を混入したクロス材26を設けるこ
とにより、前記クロス電極19と前記クロス電極接続部
21aとを電気的に接続してもよい。
【0078】
【発明の効果】この発明の液晶表示素子は、一方の基板
の内面に設けられたクロス電極と他方の基板の内面に設
けられた対向電極のクロス電極接続部との間に、樹脂中
に直径が5nm〜100nmの極く小さい導電性微粒子
を混入したクロス材を設け、前記クロス電極と前記クロ
ス電極接続部とを、前記クロス材中の複数の導電性微粒
子の接触により、これらの導電性微粒子を介して電気的
に接続したものであるため、液晶表示素子の組立てにお
いて一対の基板の間隔を画素部の基板間ギャップが所定
の値になるように調整する際に、前記クロス材を、調整
される基板間隔に応じて押し潰すことができ、したがっ
て、前記クロス電極と前記クロス電極接続部とを前記ク
ロス材により接続したクロス接続部の付近の画素部の基
板間ギャップと他の領域の画素部の基板間ギャップとに
差を生じさせること無く前記画素部の基板間ギャップを
小さくし、画素部の液晶層厚を小さくすることができ
る。
【0079】この発明の液晶表示素子において、前記画
素部の基板間ギャップは、いずれか一方の基板の内面の
前記シール材により囲まれた領域に、所定の高さに形成
された複数のスペーサを所定のピッチで設けることによ
り、これらのスペーサにより規定するのが好ましく、こ
のようにすることにより、前記画素部の液晶層厚、つま
り画素部の液晶層厚を、均一にしかも精度良く規定する
ことができる。
【0080】さらに、この発明の液晶表示素子におい
て、前記画素部の基板間ギャップは、一方の基板の内面
に設けられた複数のTFTをオーバーコート絶縁膜によ
り覆うとともに、前記一方の基板の基板面から前記TF
T上のオーバーコート絶縁膜の膜面までの高さを所定の
高さに形成することにより、前記複数のTFTと前記オ
ーバーコート絶縁膜とにより規定するのがより好まし
く、このようにすることにより、前記画素部の液晶層
厚、つまり画素部の液晶層厚を、均一にしかも精度良く
規定することができるとともに、前記スペーサを省略
し、液晶表示素子の製造コストを低減することができ
る。
【0081】また、この発明の液晶表示素子の画素部の
基板間ギャップは、1.5μm以下であるのが望まし
く、このようにすることにより、前記画素部の液晶層厚
を1.5μm以下にし、応答速度を充分に速くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す液晶表示素子の
一部分の平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】前記液晶表示素子のクロス接続部の付近の拡大
断面図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の
一部分の断面図。
【符号の説明】
1,2…基板 3…画素電極 4…TFT 12…ゲート配線 13…ゲート配線端子 14…データ配線 15…データ配線端子 16…オーバーコート絶縁膜 18…対向電極端子 19…クロス電極 21…対向電極 21a…クロス電極接続部 22…遮光膜 26…クロス材 27…導電性微粒子 28…シール材 29…液晶層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 Fターム(参考) 2H089 LA09 QA14 RA05 RA13 RA14 SA01 TA04 TA09 TA12 TA13 2H092 GA48 JA24 JA34 JA37 NA25 PA02 PA03 PA08 PA09 QA07 QA13 QA14 5C094 AA02 AA44 BA03 BA43 CA19 DA14 DA15 DB01 DB03 DB04 EA02 EA04 EA07 EB02 EC03 ED15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠状のシール材を介して接合された一対の
    基板間の前記シール材により囲まれた領域に液晶層が設
    けられるとともに、前記一対の基板のうち、一方の基板
    の内面に、前記シール材により囲まれた領域にマトリッ
    クス状に配列された複数の画素電極と、前記複数の画素
    電極にそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、
    前記複数の薄膜トランジスタにゲート信号を供給する複
    数のゲート配線と、前記複数の薄膜トランジスタにデー
    タ信号を供給する複数のデータ配線と、基板縁部に形成
    された複数のゲート配線端子およびデータ配線端子と、
    前記基板縁部に形成された対向電極端子と、前記対向電
    極端子に接続されたクロス電極とが設けられ、他方の基
    板の内面に、前記クロス電極と対向するクロス電極接続
    部を有する対向電極が設けられるとともに、前記クロス
    電極と前記対向電極のクロス電極接続部との間に、樹脂
    中に直径が5nm〜100nmの導電性微粒子を混入し
    たクロス材が設けられ、前記クロス電極と前記クロス電
    極接続部とが、前記クロス材中の複数の導電性微粒子同
    士の接触により、これらの導電性微粒子を介して電気的
    に接続されていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】いずれか一方の基板の内面のシール材によ
    り囲まれた領域に、所定の高さに形成された複数のスペ
    ーサが所定のピッチで設けられており、前記複数のスペ
    ーサにより画素部の基板間ギャップが規定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】一方の基板の内面に設けられた複数の薄膜
    トランジスタがオーバーコート絶縁膜により覆われると
    ともに、前記一方の基板の基板面から前記薄膜トランジ
    スタ上のオーバーコート絶縁膜の膜面までの高さが所定
    の高さに形成されており、前記複数の薄膜トランジスタ
    と前記オーバーコート絶縁膜とにより画素部の基板間ギ
    ャップが規定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】画素部の基板間ギャップが1.5μm以下
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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