JP2002350256A - 物理量センサのトリミング回路 - Google Patents

物理量センサのトリミング回路

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JP2002350256A
JP2002350256A JP2002074464A JP2002074464A JP2002350256A JP 2002350256 A JP2002350256 A JP 2002350256A JP 2002074464 A JP2002074464 A JP 2002074464A JP 2002074464 A JP2002074464 A JP 2002074464A JP 2002350256 A JP2002350256 A JP 2002350256A
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trimming
voltage
signal
terminal
circuit unit
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Kazuyoshi Nagase
和義 長瀬
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理量センサのトリミング回路において、ト
リミング調整に用いる端子数の削減を図る。 【解決手段】 トリミング電圧に関するデータをメモリ
に記憶するように構成されたトリミング電圧制御回路部
9と、トリミング電圧制御回路部9に対して、トリミン
グ電圧に関するデータの収受を行うロジック回路部8
と、ロジック回路部8に対して制御信号の入力を行うと
共に、トリミング電圧制御回路部9のメモリに書き込み
を行う際に、該メモリに書き込み用の高電圧VPPの印
加を行うトリミング調整用端子6と、トリミング調整用
端子6から入力された制御信号をロジック回路部8の駆
動におけるClock信号とReset信号、およびト
リミング電圧に関するDataIN信号とに分離する制
御信号分離回路部7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物理量センサのト
リミング回路に関するもので、圧力センサや加速度セン
サに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来の物理量センサのトリミン
グ回路101の概略構成を示す。図8に示すように、物
理量センサのトリミング回路101には、各種入力信号
に基づいて制御信号を発生させるロジック回路部102
と、ロジック回路部102からの制御信号に基づいてデ
ータを記憶し、記憶されたデータに基づいてセンサ出力
をトリミング調整するためのトリミング電圧を発生させ
るトリミング電圧制御部103とが備えられている。ト
リミング電圧制御部103は、アドレスデコーダ、入出
力コントローラ、ラッチ(揮発性メモリ)やPROM
(不揮発性メモリ)等を備えたメモリからなる複数のメ
モリブロック103aや、メモリに記憶された内容に誤
りがあるか否かを訂正する誤り訂正部103b、誤り訂
正後の出力をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ
103cによって構成されている。
【0003】そして、トリミング回路101には、トリ
ミング調整用の3つの端子104〜106が接続され、
それぞれ、Clock/Reset端子104からはク
ロック及びリセット用のClock/Reset信号、
DATA端子105からはクロックに同期したHi(=
VDD)レベル又はLow(=GND)レベルのデータ
を示すDATA信号の出入力、VPP端子106からは
トリミング電圧制御部103に備えられるEPROM等
のメモリに印加するための高電圧VPPの入力が行われ
るようになっている。
【0004】このようなトリミング回路101において
は、Clock/Reset信号が入力されると、この
信号がClock/Reset信号分離部107でCl
ock信号とReset信号とに分離され、これらCl
ock信号およびReset信号がDATA信号と共に
ロジック回路部102に入力される。そして、ロジック
回路部102から、入力されたDATA信号に応じたア
ドレスバス、モード制御信号およびデータがトリミング
電圧制御部103に送られ、トリミング電圧制御部10
3からトリミング調整用のトリミング電圧が出力される
ようになっている。
【0005】また、VPP端子からの高電圧VPPは、
トリミング電圧制御部103に備えられたメモリに書き
込みを行う際に印加され、書き込み時以外の時には、定
電圧源から電圧VDDがトリミング電圧制御部103に
印加されるようになっている。
【0006】このような従来の物理量センサのトリミン
グ調整時のタイムチャートの一例を示すと、図9のよう
に表される。この図に示すように、Clock/Res
et信号は、3段階の電圧レベルで構成され、GNDレ
ベルによりロジックリセット、VDD/2レベルにより
ロジックリセット解除およびClock信号のLow、
VDDレベルによりロジック解除およびClock信号
のHiの動作が行われるようになっている。また、DA
TA信号は、状況に応じてHi、Loのいずれかとされ
る。このため、DATA信号が入力されると、ロジック
回路部102は、Clock信号に基づいて、トリミン
グ電圧制御部103におけるラッチへの仮書き込み、ラ
ッチに記憶されたデータの読み出し、PROMへの本書
き込み、PROMに記憶されたデータの読み出しを行
う。なお、VPP端子における高電圧に関しては図9中
に示していないが、PROMへの書き込み時に、適宜ト
リミング電圧制御部103に印加されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の物理量センサのトリミング回路101においては、3
つの端子104〜106それぞれから独立した異なる信
号を入力することによってトリミング調整を行うように
している。しかしながら、トリミング調整用に3つの端
子104〜106が必要になり、通常、物理量センサの
端子として使用しているVcc端子(電源端子)、GN
D端子、Vout端子(センサ出力端子)の3つの端子
と合計すると、6つの端子が必要となって、物理量セン
サの小型化、コストダウンの妨げになる。
【0008】本発明は上記点に鑑みて、物理量センサの
トリミング回路において、トリミング調整に用いる端子
数の削減を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、センサ素子(2)への
供給電圧の調整、若しくはセンサ素子の出力電圧の調整
の少なくとも一方を行うアナログ回路部(10)と、ア
ナログ回路部によって行われるセンサ素子への供給電圧
の調整、若しくはセンサ素子の出力電圧の調整の調整量
の設定を行うトリミング値を発生し、該トリミング値に
関するデータをメモリに記憶するように構成されたトリ
ミング値制御回路部(9)と、トリミング値制御回路部
に対して、トリミング値に関するデータの収受を行うロ
ジック回路部(8)と、ロジック回路部に対して制御信
号の入力を行うトリミング調整用端子(6)と、トリミ
ング調整用端子から入力された制御信号をロジック回路
部の駆動におけるクロック信号(Clock)とリセッ
ト信号(Reset)、およびトリミング値に関するデ
ータの信号(DataIN)とに分離する信号分離回路
部(30)とを有していることを特徴としている。
【0010】このように、トリミング調整用端子から、
ロジック回路部に対して制御信号の入力を行えるように
している。そして、信号分離回路部により、トリミング
調整用端子から入力された制御信号をロジック回路部の
駆動におけるクロック信号(Clock)とリセット信
号(Reset)、およびトリミング値に関するデータ
の信号(DataIN)とに分離できるようにしてい
る。このため、トリミング調整に用いる端子数の削減を
図ることが可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明では、トリミング調
整用端子には、トリミング値制御回路部のメモリに書き
込みを行う際に、該メモリに書き込み用電圧(VPP)
の印加が行われるようになっており、信号分離回路部で
は、トリミング調整用端子に制御信号と共に印加される
書き込み用電圧の分離も行われるようになっていること
を特徴としている。このようにすればトリミング調整用
端子を1つにすることができ、トリミング調整に用いる
端子数の削減を図ることが可能となる。
【0012】この場合、信号分離回路部としては、請求
項3に示すように、トリミング調整用端子とトリミング
値制御回路部との間に設けられた第1のダイオード(1
4)を介して書き込み用電圧をトリミング値制御回路部
に印加し、電圧源からの電圧(VDD)を第2のダイオ
ード(15)を介してトリミング値制御回路部に印加す
るように構成することができる。また、請求項4に示す
ように、トリミング調整用端子の電圧をトリミング値制
御回路部に印加するようにし、トリミング調整用端子に
入力される制御信号を、電圧源からの電圧(VDD)以
上の電圧レベルとして信号の分離を行うように構成する
ことができる。この請求項4に記載の発明によれば、制
御信号を電圧源からの電圧(VDD)以上の電圧レベル
としているので、請求項3に記載の発明のように第1、
第2のダイオードを用いることなく構成することがで
き、例えばMOS工程を用いてトリミング回路を形成す
るのに好適な回路構成とすることができる。
【0013】また、トリミング調整に用いる端子として
は、請求項5に示すように、トリミング調整用端子に加
え、電源端子(3)、接地端子(4)、センサ出力端子
(5)の4つの端子のみとすることが可能となる。な
お、この場合、請求項6に示すように、トリミング値制
御回路部からロジック回路部が受け取ったデータに応じ
た電圧がセンサ出力端子から出力されるようにすること
ができる。そして、請求項7に示すように、センサ出力
端子がアナログ回路部に接続されている場合、アナログ
回路部を介して上記データに応じた電圧が出力されるよ
うにすることができる。
【0014】具体的には、請求項8に示すように、トリ
ミング調整用端子に、第1レベル〜第4レベルの信号を
入力し、第1レベルによりロジック回路部におけるリセ
ット、第1レベルよりも高い第2レベルによりロジック
回路部のリセット解除およびクロック信号のLow、第
2レベルよりも高い第3レベルによりロジック回路部の
リセット解除とクロック信号のHiおよびデータのLo
w、第3レベルよりも高い第4レベルによりロジック回
路部のリセット解除とクロック信号のHiおよびデータ
のHiの動作が行われるようにすることで、請求項1に
示す効果を得ることができる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の一実施形態を適用した物理量センサのトリミング回路
1を示す。また、図2に、図1に示すトリミング回路1
の概略ブロック図を示す。以下、図1、図2に基づい
て、トリミング回路1の構成の説明を行う。
【0017】物理量センサのトリミング回路1は、図1
に示すように例えばピエゾ素子をブリッジ状に配置する
ことで構成されたセンサ素子2における感度調整、オフ
セット調整、オフセット温度特性調整をトリミング調整
によって行うものである。このトリミング回路1には、
Vcc端子3、GND(接地)端子4、Vout端子
5、およびTRIM端子6が備えられていると共に、制
御信号分離回路部7、ロジック回路部8、トリミング電
圧制御回路部9およびアナログ回路部10が備えられて
いる。
【0018】Vcc端子3およびGND端子4は、セン
サ駆動用およびトリミング調整用の電圧供給に用いられ
る端子で、Vout端子5は、センサ素子2からの出力
に応じた電圧をセンサ出力として発生させる端子で、T
RIM端子6は、トリミング調整用のTRIM信号を入
力するための端子である。このTRIM端子6から入力
されるTRIM信号が、クロック及びリセット用のCl
ock/Reset信号、クロックに同期したHi(=
VDD)レベル又はLow(=GND)レベルのデータ
を示すDATA信号、後述するようにトリミング電圧制
御回路部9に備えられるEPROM等のメモリに印加す
るための高電圧VPPの入力のすべてを包含する信号と
なる。
【0019】制御信号分離回路部7は、TRIM信号が
入力されると、入力されたTRIM信号をClock信
号とReset信号とDataIN信号とに分離する役
割を果たす。この制御信号分離回路部7を介してロジッ
ク回路部8に各種信号が入力されるようになっている。
この制御信号分離回路部7は、具体的には、図1に示す
ように直列接続された4つの分圧抵抗R1〜R4と、複
数の分圧抵抗R1〜R4の各接続部A〜Cの電位とTR
IM信号の電位とを大小比較する3つのコンパレータ1
1〜13とを有して構成され、コンパレータ11ではR
eset信号、コンパレータ12ではClock信号、
コンパレータ13ではDataIN信号が取り出される
ようになっている。
【0020】ロジック回路部8は、制御信号分離回路部
7によって分離された各種入力信号に基づき、トリミン
グ電圧制御回路部9の各種制御を行うものである。具体
的には、ロジック回路部8は、トリミング電圧制御回路
部9に対してアドレスバス、モード制御信号を発生させ
ると共に、トリミング電圧制御回路部9とのデータの収
受を行い、トリミング電圧制御回路部9から受け取った
データをDataOUT信号としてアナログ回路部10
へ出力するようになっている。
【0021】トリミング電圧制御回路部9は、トリミン
グ値制御回路部に相当する。このトリミング電圧制御回
路部9では、ロジック回路部8からの各種制御信号に基
づいてトリミング調整に関するデータを記憶し、記憶さ
れたデータに基づいてセンサ出力をトリミング調整する
ためのトリミング電圧(トリミング値)を発生させる。
このトリミング電圧制御回路部9は、図2に示すように
アドレスデコーダ、入出力コントローラ、ラッチ(揮発
性メモリ)とPROM(不揮発性メモリ)とを備えたメ
モリからなる複数のメモリブロック9aや、メモリに記
憶された内容に誤りがあるか否かを訂正する誤り訂正部
9b、誤り補正後の出力をアナログ信号に変換するD/
Aコンバータ9cによって構成されている。そして、ロ
ジック回路部8からのアドレスバスに基づいてメモリブ
ロック9aのアドレスが選択されると共に、モード制御
信号に基づいてラッチとPROMのいずれのメモリを制
御するかが選択され、さらに、データに基づいてメモリ
に対する書き込み、又は、読み出しの動作モードが設定
されるようになっている。
【0022】一方、トリミング電圧制御回路部9には、
メモリに書き込みを行う際に、TRIM端子6を介して
高電圧VPPが印加されるようになっている。この高電
圧VPPを印加する際には大電流が流れる上、非印加時
にはトリミング電圧制御回路部9に電源電圧(一定電圧
もしくは固定電圧)を印加する必要があることから、T
RIM端子6とトリミング電圧制御回路部9との間にダ
イオード14を設けると共に、電圧源(図1においては
電圧VDDを供給する電源供給ライン)からの電圧VD
Dがダイオード15を介してトリミング電圧制御回路部
9に印加されるようになっている。これにより、メモリ
への書き込み時には高電圧VPPがトリミング電圧制御
回路部9に印加され、書き込み時以外の時には定電圧源
から電圧VDDがトリミング電圧制御回路部9に印加さ
れるようになっている。
【0023】なお、ここで示したダイオード14、15
及びと上記制御信号分離回路部7によって信号分離回路
部30が構成され、この信号分離回路部30により、T
RIM端子6に入力される制御信号及び高電圧VPPの
分離が行われるようになっている。
【0024】アナログ回路部10は、物理量センサの外
部に接続される3つの端子、すなわちVcc端子3とG
ND(接地)端子4とVout端子5に接続されてい
る。このアナログ回路部10は、トリミング電圧制御回
路部9からのトリミング電圧に基づいて、センサ素子2
に印加する電圧を調整したり、センサ素子2からの出力
を調整するものである。これらの調整により、最終的な
感度調整、オフセット調整、オフセット温度特性調整が
行われるようになっている。また、このアナログ回路部
10には、ロジック回路部8から、DataOUT信号
を受けて、Vout端子5からトリミング電圧制御回路
部9のメモリに記憶されたデータの内容に応じた出力を
発生させるようになっている。
【0025】なお、TRIM端子6とGNDラインとの
間に備えられたツェナーダイオード16は静電気保護の
ためのものであり、TRIM端子6とGNDラインとの
間に備えられた抵抗17とMOSFET18のうち、抵
抗17は入力保護のためであり、MOSFET18はプ
ルダウン抵抗に相当するものである。また、ツェナーダ
イオード19は、TRIM端子6からのノイズ等による
過電圧をクランプするためのものであり、抵抗20は、
クランプ時の電流制御のためのものである。
【0026】続いて、このようなトリミング回路1を備
えた物理量センサにおけるトリミング調整時のタイムチ
ャートの一例を図3、図4に示し、この図に基づいて実
際のトリミング調整についての説明を行う。
【0027】図3、図4に示すように、TRIM信号
は、電圧VDDを4段階の電圧レベルに構成したもの
と、高電圧VPPとによって構成される。具体的には、
GNDレベルによりロジックReset、VDD×1/
3レベルによりロジックReset解除およびCloc
kのLow、VDD×2/3レベルによりロジックRe
set解除とClockのHiおよびデータのLow、
VDDレベルによりロジックReset解除とCloc
kのHiおよびデータのHiの動作が行われ、高電圧V
PPによってトリミング電圧制御回路部9におけるメモ
リへの書き込み動作が行われるようになっている。
【0028】このため、TRIM信号がGNDレベルか
らVDD×1/3レベルに上げられると、Reset信
号が解除(Low)となり、その後は、VDD×1/3
レベルよりも高いレベルに上げられるとClock信号
がHiになる。そして、このClock信号と同期し
て、VDD×2/3の時にはDataIN信号がLo
w、VDDレベルの時にはDataIN信号がHiとな
る。
【0029】このようにしてTRIM信号からData
IN信号が取り出されると、図中に示したように、Da
taIN信号に基づいて、例えば最初に動作モードがセ
ットされた後、各アドレス毎、つまり各メモリブロック
9a毎に順に、そのメモリブロック9a内のメモリに対
して、その動作モードを行うか否かが決定される。そし
て、メモリに対して書き込みを行う時には、図4に示さ
れるように、TRIM信号として電源電圧VDDよりも
高い高電圧VPPが用いられ、トリミング電圧制御回路
部9に備えられたメモリに高電圧VPPが印加されるよ
うになっている。
【0030】このようなトリミング調整中において、ロ
ジック回路部8とトリミング電圧制御回路部9とのデー
タの収受が行われると、ロジック回路部8からData
OUT信号として出力され、アナログ回路部10を介し
てVout端子5から出力される。
【0031】以上説明したような物理量センサのトリミ
ング回路1では、トリミング調整用の端子としてTRI
M端子6を設け、このTRIM端子6から入力されるT
RIM信号のみによってClock信号、Reset信
号、DataIN信号、および高電圧VPPを形成して
いる。このため、Vcc端子3やGND端子4およびV
out端子5の他に、トリミング調整用に1つの端子を
増加させるのみで済ませることができる。これにより、
物理量センサのトリミング回路1において、トリミング
調整に用いる端子数の削減を図ることが可能となり、物
理量センサの小型化、コストダウンを図ることができ
る。 (第2実施形態)上記した第1実施形態のトリミング回
路1は、BiCMOS工程を用いて形成することができ
る。BiCMOS工程とは、埋め込みエピ基板を用い、
ジャンクション分離によりバイポーラ素子とMOS素子
を形成する工程、あるいは酸化膜素子分離によりバイポ
ーラ素子とMOS素子を形成する工程である。しかし、
このようなBiCMOS工程でなくMOS工程を用いて
トリミング回路1を形成することが考えられる。MOS
工程とは、単層基板を用いジャンクション分離によりM
OS素子を形成する工程である。
【0032】このMOS工程を用いた場合、図1に示す
回路構成では、信号分離に使用しているダイオード1
4、15がフローティング(両極ともGND電位でな
い)となっているため、寄生トランジスタの影響によ
り、正常に機能しなくなるという問題が生じる。
【0033】そこで、この第2実施形態では、MOS工
程を用いてトリミング回路1を形成できるようにするた
め、フローティングのダイオード14、15を用いず
に、MOSFETによるスイッチで構成している。すな
わち、図5に示すように、図1におけるダイオード1
4、15、ツェナーダイオード16、抵抗17、MOS
FET18、ツェナーダイオード19および抵抗20の
代わりに、Pチャネル型MOSFET21〜23、Nチ
ャネル型MOSFET24、25、抵抗26〜28を用
いて構成している。その他の構成は、図1に示すものと
同じである。なお、この実施形態では、MOSFET2
1〜25、抵抗26〜28及び制御信号分離回路部7に
より信号分離回路部30が構成されている。
【0034】この図5に示すトリミング回路において、
通常状態では、TRIM信号(TRIM端子6の電圧)
はVDDレベルとなっている。この状態では、MOSF
ET21、MOSFET23はともにオフで、抵抗2
7、28の接続点の電位、すなわち制御信号分離回路部
7におけるコンパレータ11〜13の入力電位は0Vで
ある。このとき、制御信号分離回路部7から出力される
Reset信号、Clock信号、DataIN信号は
いずれもLowレベルである。そして、TRIM信号を
VDD+1V程度以上とすると、MOSFET21、M
OSFET23がともにオンし、TRIM信号を抵抗2
7、28で分圧した電圧がコンパレータ11〜13に入
力されるようになる。この状態でTRIM信号の電圧レ
ベルを上げていくと、Reset信号、Clock信
号、DataIN信号が順にHighレベルに変わって
いく。
【0035】そこで、この実施形態では、図6、図7に
示すように、TRIM信号のうち制御信号を、VDD以
上の4つの電圧レベル、すなわちVDDレベル、VDD
+α1レベル、VDD+α2レベル、VDD+α3レベ
ルで構成している。TRIM信号がVDD+α1レベル
のときロジックReset解除とClockのLowお
よびデータのLow、VDD+α2レベルのときロジッ
クReset解除とClockのHiおよびデータのL
ow、VDD+α3レベルのときロジックReset解
除とClockのHiおよびデータのHiの動作が行わ
れる。また、TRIM信号が高電圧VPPのとき、トリ
ミング電圧制御回路部9におけるメモリへの書き込み動
作が行われる。これらの動作は、第1実施形態のものと
同様である。
【0036】なお、メモリへの書き込み時以外の通常状
態では、TRIM信号がVDDレベルであるため、第1
実施形態と同様、電圧VDDがトリミング電圧制御回路
部9に印加される。
【0037】従って、この第2実施形態においても、T
RIM端子6から入力されるTRIM信号のみによって
Clock信号、Reset信号、DataIN信号、
および高電圧VPPを形成することができ、しかもMO
S工程を用いてトリミング回路1を形成するのに適した
構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における物理量センサの
トリミング回路1の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示すトリミング回路1の概略ブロック図
を示す図である。
【図3】図1、図2に示すトリミング回路1におけるト
リミング調整時の各信号のタイムチャートを示した図で
ある。
【図4】図1、図2に示すトリミング回路1におけるト
リミング調整時の各信号のタイムチャートを示した図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態における物理量センサの
トリミング回路1の全体構成を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるトリミング調整
時の各信号のタイムチャートを示した図である。
【図7】本発明の第2実施形態におけるトリミング調整
時の各信号のタイムチャートを示した図である。
【図8】従来の物理量センサのトリミング回路1の概略
ブロック図を示す図である。
【図9】図8に示すトリミング回路1の概略ブロック図
を示す図である。
【符号の説明】
1…トリミング回路、2…センサ素子、3…Vcc端
子、4…GND端子、5…Vout端子、6…TRIM
端子、7…信号分離回路部、8…ロジック回路部、9…
トリミング電圧制御回路部、10…アナログ回路部、1
1〜13…コンパレータ、R1〜R4…分圧抵抗。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ素子(2)への供給電圧の調整、
    若しくは前記センサ素子の出力電圧の調整の少なくとも
    一方を行うアナログ回路部(10)と、 前記アナログ回路部によって行われる前記センサ素子へ
    の供給電圧の調整、若しくは前記センサ素子の出力電圧
    の調整の調整量の設定を行うトリミング値を発生し、該
    トリミング値に関するデータをメモリに記憶するように
    構成されたトリミング値制御回路部(9)と、 前記トリミング値制御回路部に対して、前記トリミング
    値に関するデータの収受を行うロジック回路部(8)
    と、 前記ロジック回路部に対して制御信号の入力を行うトリ
    ミング調整用端子(6)と、 前記トリミング調整用端子から入力された前記制御信号
    を前記ロジック回路部の駆動におけるクロック信号(C
    lock)とリセット信号(Reset)、および前記
    トリミング値に関するデータの信号(DataIN)と
    に分離する信号分離回路部(30)とを有していること
    を特徴とする物理量センサのトリミング回路。
  2. 【請求項2】 前記トリミング調整用端子には、前記ト
    リミング値制御回路部のメモリに書き込みを行う際に、
    該メモリに書き込み用電圧(VPP)の印加が行われる
    ようになっており、 前記信号分離回路部では、前記トリミング調整用端子に
    前記制御信号と共に印加される前記書き込み用電圧の分
    離も行われるようになっていることを特徴とする請求項
    1に記載の物理量センサのトリミング回路。
  3. 【請求項3】 前記信号分離回路部は、前記トリミング
    調整用端子と前記トリミング値制御回路部との間に設け
    られた第1のダイオード(14)を介して前記書き込み
    用電圧を前記トリミング値制御回路部に印加し、電圧源
    からの電圧(VDD)を第2のダイオード(15)を介
    して前記トリミング値制御回路部に印加するように構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の物理量セ
    ンサのトリミング回路。
  4. 【請求項4】 前記信号分離回路部は、前記トリミング
    調整用端子の電圧を前記トリミング値制御回路部に印加
    するようになっており、前記トリミング調整用端子に入
    力される前記制御信号を、電圧源からの電圧(VDD)
    以上の電圧レベルとして前記信号の分離を行うように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の物理量
    センサのトリミング回路。
  5. 【請求項5】 前記センサ素子の駆動用電圧が印加され
    る電源端子(3)と、接地端子(4)と、前記センサ素
    子の出力に応じた電圧を出力するセンサ出力端子(5)
    とを備え、前記トリミング調整用端子と共に、4つの端
    子のみが備えられていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載の物理量センサのトリミング
    回路。
  6. 【請求項6】 前記トリミング値制御回路部から前記ロ
    ジック回路部が受け取った前記データに応じた電圧が前
    記センサ出力端子から出力されるようになっていること
    を特徴とする請求項5に記載の物理量センサのトリミン
    グ回路。
  7. 【請求項7】 前記電源端子、前記接地端子、および前
    記センサ出力端子は、前記アナログ回路部に接続され、
    該アナログ回路部を介して前記トリミング値制御回路部
    から前記ロジック回路部が受け取った前記データに応じ
    た電圧が前記センサ出力端子から出力されるようになっ
    ていることを特徴とする請求項6に記載の物理量センサ
    のトリミング回路。
  8. 【請求項8】 前記トリミング調整用端子には、第1レ
    ベル〜第4レベルの信号が入力されるようになってお
    り、 第1レベルにより前記ロジック回路部におけるリセッ
    ト、前記第1レベルよりも高い第2レベルにより前記ロ
    ジック回路部のリセット解除および前記クロック信号の
    Low、前記第2レベルよりも高い第3レベルにより前
    記ロジック回路部のリセット解除と前記クロック信号の
    Hiおよび前記データのLow、前記第3レベルよりも
    高い第4レベルにより前記ロジック回路部のリセット解
    除と前記クロック信号のHiおよび前記データのHiの
    動作が行われるようになっていることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれか1つに記載の物理量センサのトリ
    ミング回路。
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