JP2002349726A - 制御弁内蔵形遮断弁 - Google Patents
制御弁内蔵形遮断弁Info
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- JP2002349726A JP2002349726A JP2001153626A JP2001153626A JP2002349726A JP 2002349726 A JP2002349726 A JP 2002349726A JP 2001153626 A JP2001153626 A JP 2001153626A JP 2001153626 A JP2001153626 A JP 2001153626A JP 2002349726 A JP2002349726 A JP 2002349726A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 維持管理が必要な配管系の構成に必要な部品
点数を削減し、かつ、設置スペースを縮小することに
よ、りコストダウンを達成するとともに、スペース上の
制約を回避できる制御弁内蔵形遮断弁を提供する。 【解決手段】 制御弁内蔵形遮断弁10は、1/4回転
型のボール弁構造のもので、弁箱11と、主弁体12
と、副弁体13と、主弁棒14と副弁棒15とを備えて
いる。主弁体12を弁開し、副弁体13の開度を制御す
ることで、配管系に接続される第1ポートP1と第2ポ
ートP2の連通状態が得られ、主弁体12を弁閉するこ
とで、第1ポートP1と第2ポートP2を遮断するとと
もに、配管系から制御弁内蔵形遮断弁10を取り外すこ
となく、保守・点検用の開口部16から副弁体13の保
守・点検を行なうことができるように構成してある。
点数を削減し、かつ、設置スペースを縮小することに
よ、りコストダウンを達成するとともに、スペース上の
制約を回避できる制御弁内蔵形遮断弁を提供する。 【解決手段】 制御弁内蔵形遮断弁10は、1/4回転
型のボール弁構造のもので、弁箱11と、主弁体12
と、副弁体13と、主弁棒14と副弁棒15とを備えて
いる。主弁体12を弁開し、副弁体13の開度を制御す
ることで、配管系に接続される第1ポートP1と第2ポ
ートP2の連通状態が得られ、主弁体12を弁閉するこ
とで、第1ポートP1と第2ポートP2を遮断するとと
もに、配管系から制御弁内蔵形遮断弁10を取り外すこ
となく、保守・点検用の開口部16から副弁体13の保
守・点検を行なうことができるように構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、維持管理が必要な
配管系を構成するのに好適な制御弁内蔵形遮断弁に関す
る。
配管系を構成するのに好適な制御弁内蔵形遮断弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示す水道水や農業用水
などの送水管路1に緊急遮断弁や制御弁などの弁2を介
設する場合には、通常、弁2の上流側と下流側の二箇所
に、バタフライ弁または仕切弁などによってなる維持管
理用の遮断弁3A,3Bを介設するとともに、弁2と遮
断弁3A,3Bを迂回して分岐形成したバイパス管路4
に遮断弁4Aを介設した構成で弁室5に設置して維持管
理されることが多く見受けられる。なお、図中6は伸縮
継手を示す。また、前記「介設」とは、送水管路1やバ
イパス管路4に各弁2、3A,3B、4Aを設置するこ
とである。
などの送水管路1に緊急遮断弁や制御弁などの弁2を介
設する場合には、通常、弁2の上流側と下流側の二箇所
に、バタフライ弁または仕切弁などによってなる維持管
理用の遮断弁3A,3Bを介設するとともに、弁2と遮
断弁3A,3Bを迂回して分岐形成したバイパス管路4
に遮断弁4Aを介設した構成で弁室5に設置して維持管
理されることが多く見受けられる。なお、図中6は伸縮
継手を示す。また、前記「介設」とは、送水管路1やバ
イパス管路4に各弁2、3A,3B、4Aを設置するこ
とである。
【0003】前記構成によれば、図7に示すように、維
持管理用の遮断弁3A,3Bを弁開し、遮断弁4Aを弁
閉することで、バイパス管路4を閉塞して、送水管路1
のみに水を流下させる第1の維持管理状態を得ることが
でき、図8に示すように、維持管理用の遮断弁3A,3
Bを弁閉し、遮断弁4Aを弁開することで、送水管路1
を閉塞して、バイパス管路4のみに水を流下させる第2
の維持管理状態を得ることができる。また、前記図6に
示すように、遮断弁3A,3B,4Aを弁開すること
で、送水管路1とバイパス管路4の双方に水を流下させ
る第3の維持管理状態を得ることができ、図9に示すよ
うに、維持管理用の遮断弁3Aとバイパス管路4の遮断
弁4Aを弁閉することで、送水管路1とバイパス管路4
の双方を閉塞した第4の維持管理状態を得ることができ
る。
持管理用の遮断弁3A,3Bを弁開し、遮断弁4Aを弁
閉することで、バイパス管路4を閉塞して、送水管路1
のみに水を流下させる第1の維持管理状態を得ることが
でき、図8に示すように、維持管理用の遮断弁3A,3
Bを弁閉し、遮断弁4Aを弁開することで、送水管路1
を閉塞して、バイパス管路4のみに水を流下させる第2
の維持管理状態を得ることができる。また、前記図6に
示すように、遮断弁3A,3B,4Aを弁開すること
で、送水管路1とバイパス管路4の双方に水を流下させ
る第3の維持管理状態を得ることができ、図9に示すよ
うに、維持管理用の遮断弁3Aとバイパス管路4の遮断
弁4Aを弁閉することで、送水管路1とバイパス管路4
の双方を閉塞した第4の維持管理状態を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
維持管理が必要な配管系を構成するためには、送水管路
1に2台の維持管理用の遮断弁3A,3Bを使用しなけ
ればならないので、弁室5の送水管路1方向の長さが長
くなり、それだけ弁室5が大型になるので、大きい設置
スペースが必要になり、弁室5の構築コストが高くなる
ばかりか、場所によっては、スペース上の制約により弁
室5の構築が不能になるおそれもある。
維持管理が必要な配管系を構成するためには、送水管路
1に2台の維持管理用の遮断弁3A,3Bを使用しなけ
ればならないので、弁室5の送水管路1方向の長さが長
くなり、それだけ弁室5が大型になるので、大きい設置
スペースが必要になり、弁室5の構築コストが高くなる
ばかりか、場所によっては、スペース上の制約により弁
室5の構築が不能になるおそれもある。
【0005】そこで、本発明は、維持管理が必要な配管
系の構成に必要な部品点数を削減し、かつ、設置スペー
スを縮小することにより、コストダウンを達成するとと
もに、スペース上の制約を回避できる制御弁内蔵形遮断
弁を提供することを目的としている。
系の構成に必要な部品点数を削減し、かつ、設置スペー
スを縮小することにより、コストダウンを達成するとと
もに、スペース上の制約を回避できる制御弁内蔵形遮断
弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求1に記載の発明に係る制御弁内蔵形遮断弁は、
弁箱と、この弁箱の第1軸線に交差する第2軸線まわり
の回転を自在に該弁箱に収容されて弁箱を開通・遮断す
る主弁体と、前記第2軸線方向にのびて前記主弁体と同
時回転可能に該主弁体に取付けられた主弁棒と、前記第
2軸線まわりの回転を自在に前記主弁体に内蔵されたて
主弁体を開通・遮断する副弁体と、前記第2軸線方向に
のびて前記副弁体と同時回転可能に該副弁体に取付けら
れた副弁棒とを備え、前記弁箱には、前記第1軸線方向
の両端部に配管接続用の第1ポートおよび第2ポートが
設けられていることを特徴としている。
に、請求1に記載の発明に係る制御弁内蔵形遮断弁は、
弁箱と、この弁箱の第1軸線に交差する第2軸線まわり
の回転を自在に該弁箱に収容されて弁箱を開通・遮断す
る主弁体と、前記第2軸線方向にのびて前記主弁体と同
時回転可能に該主弁体に取付けられた主弁棒と、前記第
2軸線まわりの回転を自在に前記主弁体に内蔵されたて
主弁体を開通・遮断する副弁体と、前記第2軸線方向に
のびて前記副弁体と同時回転可能に該副弁体に取付けら
れた副弁棒とを備え、前記弁箱には、前記第1軸線方向
の両端部に配管接続用の第1ポートおよび第2ポートが
設けられていることを特徴としている。
【0007】また、前記弁箱の前記第1軸線と第2軸線
の両軸線に交差する第3軸線方向の少なくとも一端部
に、保守・点検用の開口部を開閉可能に閉塞して設けて
もよい。
の両軸線に交差する第3軸線方向の少なくとも一端部
に、保守・点検用の開口部を開閉可能に閉塞して設けて
もよい。
【0008】本発明によれば、1台の制御弁内蔵形遮断
弁を使用することで、維持管理用の遮断弁の使用を省略
して、維持管理が必要な配管系、つまり前述の第1〜第
4の維持管理状態が得られる配管系を構成することがで
きる。
弁を使用することで、維持管理用の遮断弁の使用を省略
して、維持管理が必要な配管系、つまり前述の第1〜第
4の維持管理状態が得られる配管系を構成することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を
示す縦断側面図、図2は図1のA−A線断面図である。
これらの図において、制御弁内蔵形遮断弁10は、1/
4回転型のボール弁構造のもので、弁箱11と、主弁体
12と、副弁体13と、主弁棒14と副弁棒15とを備
えている。
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を
示す縦断側面図、図2は図1のA−A線断面図である。
これらの図において、制御弁内蔵形遮断弁10は、1/
4回転型のボール弁構造のもので、弁箱11と、主弁体
12と、副弁体13と、主弁棒14と副弁棒15とを備
えている。
【0010】弁箱11は、水平な弁箱軸線(第1軸線)
C1方向の両端部に位置する上流側弁箱11A,下流側
弁箱11Bと、弁箱軸線C1と該弁箱軸線C1に直交す
る垂直弁棒軸線(第2軸線)C2方向の両端部に位置す
る上側弁箱11C,下側弁箱11Dとを備え、上流側弁
箱11Aには上流側配管接続用の第1ポートP1が設け
られ、下流側弁箱11Bには下流側配管接続用の第2ポ
ートP2が設けられており、上側弁箱11Cと下側弁箱
11Dにおける弁箱軸線C1と弁棒軸線C2の両軸線に
直交する水平軸線(第3軸線)C3上には、保守・点検
用の開口部16,16が設けられ、これら開口部16,
16は蓋17により開閉可能に閉塞されている。なお、
いずれか一つの開口部16のみを設け、この開口部16
を蓋17により開閉可能に閉塞した構成であってもよ
い。
C1方向の両端部に位置する上流側弁箱11A,下流側
弁箱11Bと、弁箱軸線C1と該弁箱軸線C1に直交す
る垂直弁棒軸線(第2軸線)C2方向の両端部に位置す
る上側弁箱11C,下側弁箱11Dとを備え、上流側弁
箱11Aには上流側配管接続用の第1ポートP1が設け
られ、下流側弁箱11Bには下流側配管接続用の第2ポ
ートP2が設けられており、上側弁箱11Cと下側弁箱
11Dにおける弁箱軸線C1と弁棒軸線C2の両軸線に
直交する水平軸線(第3軸線)C3上には、保守・点検
用の開口部16,16が設けられ、これら開口部16,
16は蓋17により開閉可能に閉塞されている。なお、
いずれか一つの開口部16のみを設け、この開口部16
を蓋17により開閉可能に閉塞した構成であってもよ
い。
【0011】主弁体12は、ボール弁型のもので、垂直
方向上端部の上側ボス部12Aは上側弁箱11Cに回転
自在に支持され、垂直方向下端部の下側ボス部12Bは
下側弁箱11Dに回転自在に支持されている。また、主
弁棒14には、第2軸線C2に沿ってのびる副弁棒挿通
孔14Aが貫通して形成され、上側弁箱11Cを回転自
在に挿通して主弁体12の上側ボス部12A内に挿入さ
れ、ピン18,18により主弁体12に対して同時に第
2軸線C2回りに回転できるように結合されている。さ
らに、主弁棒14の上端部は、上側弁箱11Cの外部に
導出されて、図示していない弁体操作手段に連結され
る。
方向上端部の上側ボス部12Aは上側弁箱11Cに回転
自在に支持され、垂直方向下端部の下側ボス部12Bは
下側弁箱11Dに回転自在に支持されている。また、主
弁棒14には、第2軸線C2に沿ってのびる副弁棒挿通
孔14Aが貫通して形成され、上側弁箱11Cを回転自
在に挿通して主弁体12の上側ボス部12A内に挿入さ
れ、ピン18,18により主弁体12に対して同時に第
2軸線C2回りに回転できるように結合されている。さ
らに、主弁棒14の上端部は、上側弁箱11Cの外部に
導出されて、図示していない弁体操作手段に連結され
る。
【0012】一方、主弁体12には、第1軸線C1方向
にのびるとともに、その両端部を開口した筒状の副弁箱
19が組付けられており、この副弁箱19にバタフライ
弁型の副弁体13が開閉動作可能に内蔵されている。す
なわち、副弁体13には、第2軸線C2に沿ってのびる
副弁棒挿入盲貫孔13Aが形成されており、この副弁棒
挿入盲貫孔13Aに主弁棒14の副弁棒挿通孔14Aお
よび副弁箱19を回転自在に挿通した副弁棒15の下端
部とその近傍が挿入され、ピン20,20により副弁体
13に対して同時に第2軸線C2回りに回転できるよう
に結合されている。さらに、副弁棒15の上端部は、主
弁棒14の外部に導出されて、図示していない弁体操作
手段に連結される。なお、図中、21は上流側主弁箱シ
ート、22は下流側主弁箱シート、23は副弁箱シート
を示し、これらは、主弁体12と副弁体13に対して、
高いシール性を確保して圧接して、水もれ(流体もれ)
を封止するように構成されている。
にのびるとともに、その両端部を開口した筒状の副弁箱
19が組付けられており、この副弁箱19にバタフライ
弁型の副弁体13が開閉動作可能に内蔵されている。す
なわち、副弁体13には、第2軸線C2に沿ってのびる
副弁棒挿入盲貫孔13Aが形成されており、この副弁棒
挿入盲貫孔13Aに主弁棒14の副弁棒挿通孔14Aお
よび副弁箱19を回転自在に挿通した副弁棒15の下端
部とその近傍が挿入され、ピン20,20により副弁体
13に対して同時に第2軸線C2回りに回転できるよう
に結合されている。さらに、副弁棒15の上端部は、主
弁棒14の外部に導出されて、図示していない弁体操作
手段に連結される。なお、図中、21は上流側主弁箱シ
ート、22は下流側主弁箱シート、23は副弁箱シート
を示し、これらは、主弁体12と副弁体13に対して、
高いシール性を確保して圧接して、水もれ(流体もれ)
を封止するように構成されている。
【0013】主弁体12と副弁体12は、前記図示して
いない弁体操作手段の操作によって、主弁棒14と副弁
棒15を回転させることで、図1および図2に示すよう
に、主弁体12を全開し、かつ副弁体12を開閉する制
御を行なうことができ、前記弁体操作手段の操作によっ
て主弁棒14を回転させることによって、図3に示すよ
うに、主弁体12を全閉することで、制御弁内蔵形遮断
弁10を送水管路から取り外すことなく、副弁体12の
保守・点検を容易に行なうことが可能な状態を得ること
ができる。
いない弁体操作手段の操作によって、主弁棒14と副弁
棒15を回転させることで、図1および図2に示すよう
に、主弁体12を全開し、かつ副弁体12を開閉する制
御を行なうことができ、前記弁体操作手段の操作によっ
て主弁棒14を回転させることによって、図3に示すよ
うに、主弁体12を全閉することで、制御弁内蔵形遮断
弁10を送水管路から取り外すことなく、副弁体12の
保守・点検を容易に行なうことが可能な状態を得ること
ができる。
【0014】したがって、図4に示すように、水道水や
農業用水の送水管路1に本発明に係る制御弁内蔵形遮断
弁10を1台介設して、主弁体12を全開し、副弁体1
3の開度を制御するとともに、バイパス管路4の遮断弁
4Aを弁閉することで、従来の図7と同様に、バイパス
管路4を閉塞して、送水管路1のみに水を流下させる第
1の維持管理状態を得ることができ、主弁体12を弁閉
し、遮断弁4Aを弁開することで、従来の図8と同様
に、送水管路1を閉塞して、バイパス管路4のみに水を
流下させる第2の維持管理状態を得ることができるとと
もに、副弁体12の保守・点検を行なうこともできる。
農業用水の送水管路1に本発明に係る制御弁内蔵形遮断
弁10を1台介設して、主弁体12を全開し、副弁体1
3の開度を制御するとともに、バイパス管路4の遮断弁
4Aを弁閉することで、従来の図7と同様に、バイパス
管路4を閉塞して、送水管路1のみに水を流下させる第
1の維持管理状態を得ることができ、主弁体12を弁閉
し、遮断弁4Aを弁開することで、従来の図8と同様
に、送水管路1を閉塞して、バイパス管路4のみに水を
流下させる第2の維持管理状態を得ることができるとと
もに、副弁体12の保守・点検を行なうこともできる。
【0015】また、主弁体12を全開し、副弁体13の
開度を制御するとともに、遮断弁4Aを弁開すること
で、従来の図6と同様に、送水管路1とバイパス管路4
の双方に水を流下させる第3の維持管理状態を得ること
ができ、主弁体12を全閉し、遮断弁4Aを弁閉するこ
とで、従来の図9と同様に、送水管路1とバイパス管路
4の双方を閉塞した第4の維持管理状態を得ることがで
きるとともに、副弁体12の保守・点検を行なうことも
できる。
開度を制御するとともに、遮断弁4Aを弁開すること
で、従来の図6と同様に、送水管路1とバイパス管路4
の双方に水を流下させる第3の維持管理状態を得ること
ができ、主弁体12を全閉し、遮断弁4Aを弁閉するこ
とで、従来の図9と同様に、送水管路1とバイパス管路
4の双方を閉塞した第4の維持管理状態を得ることがで
きるとともに、副弁体12の保守・点検を行なうことも
できる。
【0016】すなわち、図6に示す弁2の上流側と下流
側の二箇所に、バタフライ弁または仕切弁などによって
なる維持管理用の遮断弁3A,3Bを介設した維持管理
が必要な送水管路1において、維持管理用の遮断弁3
A,3Bに代えて、本発明に係る制御弁内蔵形遮断弁1
0を介設することにより、第1〜第4の維持管理状態を
得ることができる。これにより、確保すべき部品点数が
少なくなってコストを低く抑えることができるととも
に、設置スペースを縮小できるので、弁室5の小型化を
図って、その構築コストを低く抑えることができる。し
かも、スペース上の制約により弁室5の構築が不能にな
るようなことはない。つまり、スペース上の制約を回避
することができる。
側の二箇所に、バタフライ弁または仕切弁などによって
なる維持管理用の遮断弁3A,3Bを介設した維持管理
が必要な送水管路1において、維持管理用の遮断弁3
A,3Bに代えて、本発明に係る制御弁内蔵形遮断弁1
0を介設することにより、第1〜第4の維持管理状態を
得ることができる。これにより、確保すべき部品点数が
少なくなってコストを低く抑えることができるととも
に、設置スペースを縮小できるので、弁室5の小型化を
図って、その構築コストを低く抑えることができる。し
かも、スペース上の制約により弁室5の構築が不能にな
るようなことはない。つまり、スペース上の制約を回避
することができる。
【0017】さらに、図3に示す主弁体12の全閉状態
において、蓋17を外して保守・点検用の開口部16,
16を開放することにより、副弁体12を副弁棒15か
ら取り外したのち、弁箱11から取出して保守・点検を
行なうことができ、保守・点検後に、その副弁体12ま
たは更新した新しい副弁体12を副弁箱19に内蔵する
ことができる。
において、蓋17を外して保守・点検用の開口部16,
16を開放することにより、副弁体12を副弁棒15か
ら取り外したのち、弁箱11から取出して保守・点検を
行なうことができ、保守・点検後に、その副弁体12ま
たは更新した新しい副弁体12を副弁箱19に内蔵する
ことができる。
【0018】前記実施の形態では、主弁棒14の副弁棒
挿通孔14Aに副弁棒15を回転自在に挿通した構成で
説明しているが、図5に示すように、主弁棒14は、第
2軸線C2に沿って上側弁箱11Cを回転自在に挿通し
て主弁体12の上側ボス部12A内に挿入し、ピン18
により主弁体12に対して同時に第2軸線C2回りに回
転できるように結合するとともに、副弁棒15は、第2
軸線C2に沿って下側弁箱11Dと、主弁体12の下側
ボス部12Bと、副弁箱19を挿通して、上端部とその
近傍を副弁体13の副弁棒挿入盲貫孔13Aに挿入し、
ピン20,20により副弁体13に対して同時に第2軸
線C2回りに回転できるように結合した構成であっても
よい。なお、図5において、前記図1〜図3の実施の形
態と同一部分には同一符号を付して、重複した構造と作
用の説明は省略する。
挿通孔14Aに副弁棒15を回転自在に挿通した構成で
説明しているが、図5に示すように、主弁棒14は、第
2軸線C2に沿って上側弁箱11Cを回転自在に挿通し
て主弁体12の上側ボス部12A内に挿入し、ピン18
により主弁体12に対して同時に第2軸線C2回りに回
転できるように結合するとともに、副弁棒15は、第2
軸線C2に沿って下側弁箱11Dと、主弁体12の下側
ボス部12Bと、副弁箱19を挿通して、上端部とその
近傍を副弁体13の副弁棒挿入盲貫孔13Aに挿入し、
ピン20,20により副弁体13に対して同時に第2軸
線C2回りに回転できるように結合した構成であっても
よい。なお、図5において、前記図1〜図3の実施の形
態と同一部分には同一符号を付して、重複した構造と作
用の説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制御弁内
蔵形遮断弁は構成されているので、以下のような格別の
効果を奏する。
蔵形遮断弁は構成されているので、以下のような格別の
効果を奏する。
【0020】請求項1に記載の発明によれば、1台の制
御弁内蔵形遮断弁を使用することで、従来使用されてい
た2台の維持管理用の遮断弁を不要にして、維持管理が
必要な配管系、つまり前述の第1〜第4の維持管理状態
が得られる配管系を構成することができる。したがっ
て、確保すべき部品点数が少なくなってコストを低く抑
えることができるとともに、設置スペースを縮小できる
ので、弁室の小型化を図って、その構築コストを低く抑
えることができる。しかも、スペース上の制約により弁
室の構築が不能になるようなことはない。つまり、スペ
ース上の制約を回避することができる。
御弁内蔵形遮断弁を使用することで、従来使用されてい
た2台の維持管理用の遮断弁を不要にして、維持管理が
必要な配管系、つまり前述の第1〜第4の維持管理状態
が得られる配管系を構成することができる。したがっ
て、確保すべき部品点数が少なくなってコストを低く抑
えることができるとともに、設置スペースを縮小できる
ので、弁室の小型化を図って、その構築コストを低く抑
えることができる。しかも、スペース上の制約により弁
室の構築が不能になるようなことはない。つまり、スペ
ース上の制約を回避することができる。
【0021】また、請求項2に記載の発明のように、弁
箱の第1軸線と第2軸線の両軸線に交差する第3軸線方
向の少なくとも一端部に、保守・点検用の開口部を開閉
可能に閉塞して設けることで、制御弁内蔵形遮断弁を送
水管路から取り外すことなく、副弁体の保守・点検を容
易に行なうことができる。
箱の第1軸線と第2軸線の両軸線に交差する第3軸線方
向の少なくとも一端部に、保守・点検用の開口部を開閉
可能に閉塞して設けることで、制御弁内蔵形遮断弁を送
水管路から取り外すことなく、副弁体の保守・点検を容
易に行なうことができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】主弁体の全閉状態を示す図1相当図である。
【図4】本発明の制御弁内蔵形遮断弁を使用した弁室内
の配管例を示す平面図である。
の配管例を示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図6】従来の遮断弁による第3の維持管理状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図7】従来の遮断弁による第1の維持管理状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図8】従来の遮断弁による第2の維持管理状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図9】従来の遮断弁による第4の維持管理状態を示す
平面図である。
平面図である。
10 制御弁内蔵形遮断弁 11 弁箱 12 主弁体 13 副弁体 14 主弁棒 15 副弁棒 16 保守・点検用の開口部 C1 水平弁箱軸線(第1軸線) C2 垂直弁棒軸線(第2軸線) C3 水平軸線(第3軸線) P1 第1ポート P2 第2ポート
フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA03 AA25 BA12 BA23 CA06 DA02 3H066 AA04 AA07 BA17 3H067 AA05 AA24 AA33 AA38 BB05 BB14 CC32 CC33 CC34 CC35 DD03 DD12 DD22 EA08 FF11 GG13
Claims (2)
- 【請求項1】 弁箱と、この弁箱の第1軸線に交差する
第2軸線まわりの回転を自在に該弁箱に収容されて弁箱
を開通・遮断する主弁体と、前記第2軸線方向にのびて
前記主弁体と同時回転可能に該主弁体に取付けられた主
弁棒と、前記第2軸線まわりの回転を自在に前記主弁体
に内蔵されたて主弁体を開通・遮断する副弁体と、前記
第2軸線方向にのびて前記副弁体と同時回転可能に該副
弁体に取付けられた副弁棒とを備え、前記弁箱には、前
記第1軸線方向の両端部に配管接続用の第1ポートおよ
び第2ポートが設けられていることを特徴とする制御弁
内蔵形遮断弁。 - 【請求項2】 前記弁箱の前記第1軸線と第2軸線の両
軸線に交差する第3軸線方向の少なくとも一端部に、保
守・点検用の開口部が開閉可能に閉塞して設けられてい
る請求項1に記載の制御弁内蔵形遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153626A JP2002349726A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 制御弁内蔵形遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153626A JP2002349726A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 制御弁内蔵形遮断弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002349726A true JP2002349726A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18998116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153626A Pending JP2002349726A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 制御弁内蔵形遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002349726A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041588A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 複合弁 |
JP2017190559A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 株式会社日邦バルブ | メータユニットおよび複合メータユニット |
CN112628461A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-09 | 李祖宇 | 一种液体输送专用阀 |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153626A patent/JP2002349726A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041588A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 複合弁 |
JP2017190559A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 株式会社日邦バルブ | メータユニットおよび複合メータユニット |
CN112628461A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-09 | 李祖宇 | 一种液体输送专用阀 |
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