JP2002349541A - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JP2002349541A
JP2002349541A JP2001164047A JP2001164047A JP2002349541A JP 2002349541 A JP2002349541 A JP 2002349541A JP 2001164047 A JP2001164047 A JP 2001164047A JP 2001164047 A JP2001164047 A JP 2001164047A JP 2002349541 A JP2002349541 A JP 2002349541A
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JP
Japan
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ball
ball head
outer cylinder
tip
spherical
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001164047A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yokoyama
佳幸 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型化せずに、振動吸収性が高く、所望のバ
ネレートを得ることが容易にできるボールジョイントを
提供する。 【構成】 球状の球頭部と球頭部から延出する柄部とを
有するボールスタッドと、ボールスタッドの球頭部を包
持するベアリングと、ベアリングを保持し、一方端部に
内周からボールスタッドの柄部を突出させる開口部を有
するハウジングとからなるボールジョイントにおいて、
球頭部は、柄部の一方端部に形成される先端部と先端部
の外側に配設される略球形円筒状の外筒と先端部と外筒
との間に介在するゴム弾性状の弾性部とからなり、先端
部は球状で軸方向中央部に周状に凹部が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装
置及び操舵装置等に使用されるボールジョイントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の懸架装置及び操舵装置の
連結部にはボールジョイントが頻繁に使用されてきた。
このようなボールジョイント101は、図6に示す如
く、球状の球頭部104と球頭部104から延出する柄
部103とを有するボールスタッド102と、ボールス
タッド102の球頭部104を揺動回動自在に包持し、
一端に開口する開口部112を有する合成樹脂製のベア
リング111と、そのベアリング111を内包し一方に
その内周からボールスタッド102の柄部103を突出
させる小開口部115を、他方に大開口部116を有す
るハウジング114と、ハウジング114の大開口部1
16にかしめ固定される閉止板117と、ダストカバ−
小開口部119をボールスタッド102の柄部103外
周に、周状のサークリップ121が嵌装されたダストカ
バー大開口部120をハウジング114外周に装着した
ダストカバー118とを備えていた。
【0003】上記ボールジョイント101の球頭部10
4は、ボールスタッド102の柄部103の一方端部に
形成される球状の先端部105と、先端部105の外側
に配設される球形円筒状の外筒108と、先端部105
と外筒108との間に介在するゴム弾性状の弾性部10
7とより構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如きボールジョ
イント101は、例えばステアリングのジョイント装置
に使用された場合、車輪からの振動が運転手に伝達され
て不快感を与えることを防ぐために、ボールスタッド1
02にゴム弾性状の弾性部107が使用されていた。こ
の弾性部107により、振動が吸収される。しかし、ボ
ールスタッド102柄部103の球状の先端部105と
球形円筒状の外筒108との間に弾性部材を介在させる
構造では、充分なゴムボリュームをとることができない
ため、高い振動吸収性能を得ることができず、加えて所
望のバネレートを得ることが難しいということがあっ
た。そこで、先端部105と外筒108との間隔を拡大
してゴムボリュームを増加させるということも考えられ
るが、部品が大型化して、レイアウトや軽量化等の問題
があり、適切な解決方法とは言えない。
【0005】従って本発明は上記の如き課題を解決し、
大型化せずに、振動吸収性が高く、所望のバネレートを
得ることが容易にできるボールジョイントを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通
りである。
【0007】球状の球頭部と球頭部から延出する柄部と
を有するボールスタッドと、ボールスタッドの球頭部を
包持するベアリングと、ベアリングを保持し、一方端部
に内周からボールスタッドの柄部を突出させる開口部を
有するハウジングとからなるボールジョイントにおい
て、球頭部は、柄部の一方端部に形成される先端部と先
端部の外側に配設される略球形円筒状の外筒と先端部と
外筒との間に介在するゴム弾性状の弾性部とからなり、
先端部は球状で軸方向中央部に周状に凹部が形成されて
いる。
【0008】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例によるボールジョイン
ト1を表す。このボールジョイント1は、球状の球頭部
4と、球頭部4から延出する柄部3とからなるボールス
タッド2と、ボールスタッド2の球頭部4を揺動回動自
在に包持し、一端端部に開口するベアリング小開口部1
2、他端にベアリング小開口部12より大径のベアリン
グ大開口部13を有するベアリング11と、ベアリング
11を内包し、一端にベアリング小開口部12側端部が
開口するハウジング小開口部15、他端にハウジング小
開口部15より大径のハウジング大開口部16を有し、
外周面にはボールスタッドの2軸線に対して垂直に延び
て他部材と連結する延出部31が形成されるハウジング
14とを備え、ハウジング14のハウジング大開口部1
6内周には、略円盤状の閉止板17がかしめ固定されて
いる。そしてダストカバー16の、一方小開口部19が
ボールスタッド2の柄部3外周に、サークリップ21が
嵌装された他方大開口部20がハウジング14の外周に
嵌装され固定されている。
【0010】ボールスタッド2の球頭部4は、柄部3の
一方端部に形成される先端部5と、先端部5の外周に配
設される略球形円筒状の外筒8と、先端部5と外筒8と
の間に介在するゴム弾性状の弾性部7とよりなり、先端
部5は球状で軸方向中央部に周状に凹部6が形成されて
いる。
【0011】続いて上記ボールジョイント1の製造工程
を図2乃至図5を基に説明する。最初に、図2及び図3
に基づいて、ボールスタッド2の球頭部4の製造工程を
説明する。まず図2に示す如く、予め軸線に対して平行
に延びる円筒状の円筒壁9bと円筒壁9bから連続的に
端部に向かって円弧状に収縮する曲円壁9aからなる予
備外筒9を形成し、この予備外筒9の円筒壁9b側に位
置する外筒大開口10bからボールスタッド2の先端部
5を先頭にボールスタッド2を所定の位置に配置する。
次に予備外筒9の曲円壁9aに位置する外筒小開口10
aからゴム等の弾性部材を注入し、予備外筒9とボール
スタッド2の先端部5との間に充填し、焼き付け処理を
施す。続いて図3に示す如く、予備外筒9の外筒大開口
10b端部及び外筒小開口10a端部を内周側にかしめ
成形し、ボールスタッド2の球頭部4が完成する。次に
図4に示す如く、ボールスタッド2をベアリング11の
大開口12へ球頭部4から挿入し、ベアリング11が球
頭部4に嵌装した状態でボールスタッド2を柄部3側か
らハウジング14のハウジング大開口16へと挿入す
る。次に図5に示す如く、ハウジング14のハウジング
大開口16内周に閉止板17を挿入してハウジング大開
口16端部をかしめ固定し、最後にダストカバー18
の、一方小開口部19をボールスタッド2の柄部3外周
に、サークリップ21が嵌装された他方大開口部20を
ハウジング14の外周に各々装着するように圧入して、
図1に示す如きボールジョイント1が完成する。
【0012】よって上記の如きボールジョイント1によ
れば、ボールスタッド2の球頭部4は、柄部3の一方端
部に形成される先端部5と先端部5の外側に配設される
略球形円筒状の外筒8と先端部5と外筒8との間に介在
するゴム弾性状の弾性部7とからなり、先端部5は球状
で軸方向中央部に周状に凹部6が形成されているため、
凹部6内にも弾性部材が充填されるので、先端部5と外
筒8との間の肉厚を厚くすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、球状の球
頭部と球頭部から延出する柄部とを有するボールスタッ
ドと、ボールスタッドの球頭部を包持するベアリング
と、ベアリングを保持し、一方端部に内周からボールス
タッドの柄部を突出させる開口部を有するハウジングと
からなるボールジョイントにおいて、球頭部は柄部の一
方端部に形成される軸端部と軸端部の外側に配設される
略球形円筒状の外筒と球頭部と外筒との間に介在するゴ
ム弾性状の弾性部とからなり、軸端部は球状で軸方向中
央部に周状に凹部が形成されているので、凹部にも弾性
部材が充填され、先端部と外筒との間の弾性部の肉厚を
増加できるので、高い振動吸収性能を得ることができ
る。加えて、凹部に形成した弾性部の肉厚を調整するこ
とによって、所望のバネレートを容易に設定することが
できる。さらに、スタッドの先端部と弾性部の接触面積
が大きいため、スタッドと弾性部がスタッドの先端部か
ら剥がれ難くなるので、耐荷重性が高くなり、また、耐
久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるボールジョイントを表す
部分断面平面図である。
【図2】本発明の実施例によるボールジョイントの球頭
部の第一の製造工程を表す部分断面平面図である。
【図3】本発明の実施例によるボールジョイントの球頭
部の第二の製造工程を表す部分断面平面図である。
【図4】本発明の実施例によるボールジョイントの第一
の組立工程を表す部分断面平面図である。
【図5】本発明の実施例によるボールジョイントの第二
の組立工程を表す部分断面平面図である。
【図6】従来のボールジョイントを表す部分断面平面図
である。
【符号の説明】
2 ボールスタッド 3 柄部 4 球頭部 5 先端部 6 凹 7 弾性部 8 外筒 11 ベアリング 14 ハウジング 15 (ハウジング)開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状の球頭部(4)と該球頭部(4)か
    ら延出する柄部(3)とを有するボールスタッド(2)
    と、該ボールスタッド(2)の球頭部(4)を包持する
    ベアリング(11)と、該ベアリング(11)を保持
    し、一方端部に内周から前記ボールスタッド(2)の柄
    部(3)を突出させる開口部(15)を有するハウジン
    グ(14)とからなるボールジョイントにおいて、前記
    球頭部(4)は、前記柄部(3)の一方端部に形成され
    る先端部(5)と該先端部(5)の外側に配設される略
    球形円筒状の外筒(8)と前記先端部(5)と前記外筒
    (8)との間に介在するゴム弾性状の弾性部(7)とか
    らなり、前記先端部(5)は球状で軸方向中央部に周状
    に凹部(6)が形成されていることを特徴とするボール
    ジョイント。
JP2001164047A 2001-05-31 2001-05-31 ボールジョイント Pending JP2002349541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101162979B1 (ko) 2010-03-25 2012-07-09 대림정공 주식회사 플로팅 조인트 및 이의 제조방법
JP2013106436A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Minebea Motor Manufacturing Corp リニアアクチュエータ

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KR101162979B1 (ko) 2010-03-25 2012-07-09 대림정공 주식회사 플로팅 조인트 및 이의 제조방법
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