JP2002349340A - エンジンのシリンダブロック及びそれの鋳造方法 - Google Patents
エンジンのシリンダブロック及びそれの鋳造方法Info
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Abstract
エアクリーナ側へ戻す役割を果たす第1ブリーザ室51
を、シリンダブロック11の側面に設けるとともに、こ
の第1ブリーザ室51の底に窓部52を開け、この窓部
52を通じてシリンダライナ15の外面15aと第1ブ
リーザ室51とを連通させた。 【効果】 クランクケース内の潤滑油がシリンダブロッ
クの本体とシリンダライナとの間に入り込んだ場合に、
この潤滑油を窓部を介して第1ブリーザ室へ排出するこ
とができ、シリンダブロックの本体とシリンダライナと
の間の潤滑油が燃焼室内へにじみ出るのを防止すること
ができ、潤滑油の燃焼による消費量を抑えることができ
るとともに排気ガスが汚れるのを防ぐことができる。
Description
消費量の増加及び排気ガスの汚れを抑え、しかもシリン
ダブロックの生産性を向上させ、製造コストを低減する
のに好適なエンジンのシリンダブロック及びそれの鋳造
方法に関する。
としては、例えば、実開昭58−137559号公報
「ダイキャストシリンダ用鋳包みライナ素材」に記載さ
れたものが知られている。
36を取付け、コア36に設けた突起部37に、内周面
から中心側に突出したフランジ部43を形成したライナ
素材41を被せ、フランジ部43を突起部37及び固定
型11で挟み込むことでライナ素材41を位置決めする
ようにした鋳造方法が記載されている。
鋳造した後に、ライナ素材41のフランジ部43を機械
加工にて取除く工程が必要になり、しかもシリンダブロ
ック内の奥側であるから上記加工が容易ではなく、生産
性や製造コストの面で不利になる。
シリンダブロックの本体がアルミニウム合金製の場合
に、これらのライナ素材41及びシリンダブロック本体
からなるシリンダブロックをエンジンに組込んで運転す
ると、ライナ素材41とシリンダブロック本体との熱膨
張の大きさの差から、ライナ素材41とシリンダブロッ
ク本体との間に隙間が生じることがある。
ス内で潤滑油がこの隙間内に入り込み、燃焼室内ににじ
み出て燃焼することがある。この結果、潤滑油の消費量
が多くなるとともに排気ガスが汚れる。
リンダブロックを改良することで、エンジンの潤滑油消
費量の増加及び排気ガスの汚れを抑えること、エンジ
ンのシリンダブロックの鋳造方法において、シリンダブ
ロックの生産性を向上させ、製造コストを低減すること
にある。
に請求項1は、クランクケースを一体成形するとともに
シリンダライナを鋳ぐるんだエンジンのシリンダブロッ
クにおいて、クランクケース内のオイルミストをエアク
リーナ側へ戻す役割を果たすブリーザ室を、シリンダブ
ロックの側面に設けるとともに、このブリーザ室の底に
窓部を開け、この窓部を通じてシリンダライナの外面と
ブリーザ室とを連通させたことを特徴とする。
ックの本体とシリンダライナとの間に入り込んだ場合
に、この潤滑油を窓部を介してブリーザ室へ排出するこ
とができ、シリンダブロックの本体とシリンダライナと
の間の潤滑油が燃焼室内へにじみ出るのを防止すること
ができ、潤滑油の燃焼による消費量を抑えることができ
るとともに排気ガスが汚れるのを防ぐことができる。
るとともにシリンダライナを鋳ぐるみ、且つ側面にブリ
ーザ室を備え、このブリーザ室の底にシリンダライナの
外面とブリーザ室とを連通する窓部を備えたエンジンの
シリンダブロックの鋳造方法であって、鋳造金型内に設
けた軸部にシリンダライナを被せ、このシリンダライナ
を鋳造金型のうちの分割型から延ばした窓部形成突起で
押えることで、シリンダライナの軸方向移動を防止しつ
つ、鋳造を実施する。
押えることで、シリンダライナの軸方向移動を防止する
ことができ、従来のように、シリンダブロックの鋳造後
にシリンダライナのフランジ部の除去のための加工を行
う必要がない。従って、シリンダブロックの生産性を向
上させることができるとともに、製造コストを低減する
ことができる。
とする。軸部を水平にしたことで、鋳造金型を横長のレ
イアウトにすることができ、例えば、縦長の鋳造金型に
比較して、本発明では、鋳造金型の設置時や解体時の取
扱いを容易にすることができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るシリンダブロックを組
込んだエンジンの説明図であり、エンジン10は、クラ
ンクケース及びシリンダヘッドを一体成形したシリンダ
ブロック11と、このシリンダブロック11の下部に合
わせた下部ケース12とを備え、シリンダブロック11
の中央部に形成したシリンダ部14にシリンダライナ1
5を鋳ぐるみ、このシリンダライナ15にピストン16
を移動可能に挿入し、このピストン16にピストンピン
(不図示)を介してコンロッド17の一端を取付け、上
記した下部ケース12及びシリンダブロック11にそれ
ぞれベアリング取付部21,22を設け、これらのベア
リング取付部21,22に取付けたベアリング23,2
3でクランクシャフト24を回転可能に支持し、このク
ランクシャフト24のクランクピン(不図示)に前述の
コンロッド17の下端を取付け、クランクシャフト24
に歯付きドライブプーリ25を取付け、この歯付きドラ
イブプーリ25にタイミング歯付きベルト26を掛ける
とともに、このタイミング歯付きベルト26を更に歯付
きカムプーリ27に掛け、この歯付きカムプーリ27を
カム31とこのカム31の回転軸となるカムシャフト3
2とに一体的に取付け、カムシャフト32をシリンダ部
14の上方に配置したヘッド部33に回転可能に取付
け、カム31の外周面と摺動するロッカアーム34を図
示せぬロッカシャフトにスイング可能に取付けるととも
に、ロッカアーム34の端部をアジャストスクリュー3
5を介してインテークバルブ36の端部に当て、このイ
ンテークバルブ36をヘッド部33に取付けたバルブガ
イド37でガイドし、ヘッド部33の上方をヘッドカバ
ー38で覆った状態を示す。シリンダブロック11の下
部と下部ケース12とは、クランクケース40を構成す
る部材である。
をロックするロックナット、42はインテークバルブ3
6を閉じる側の弾性力を発生させるバルブスプリング、
43はインテークバルブ36の端部に取付けるとともに
バルブスプリング42の一端部を受けるスプリング受け
部材、44は点火プラグ、45,45はシール部材、4
6はメインスイッチ、47はオイル注入口用キャップ、
48は燃料室である。なお、エキゾーストバルブ及びこ
のエキゾーストバルブを駆動するための部品は省略し
た。
面図であり、シリンダブロック11は、側面に、エンジ
ン運転中にクランクケース40(図1参照)内で発生す
るオイルミストを一旦蓄えるとともにブローバイガスと
一緒にエアクリーナ(不図示)側に戻す第1ブリーザ室
51(第1ブリーザ室51は、請求項1及び請求項2に
記載したブリーザ室である。)を設け、この第1ブリー
ザ室51の底に窓部52を開け、この窓部52を通じて
シリンダライナ15(図1参照)の外面15aと第1ブ
リーザ室51とを連通させた部材である。なお、53は
後述する別のブリーザ室に連通する連通路、54は燃焼
室48(図1参照)へ混合気を供給する供給路となるイ
ンテークポートである。
ンダブロック11の側方、詳しくはシリンダライナ15
の側方に第1ブリーザ室51を設け、この第1ブリーザ
室51に窓部52を形成した状態を示す。
ニウム合金製のシリンダブロック本体55に、例えば、
鋳鉄製のシリンダライナ15を鋳ぐるんだ部材であり、
シリンダライナ15は、外面15aに複数の凹凸を設け
た円筒部56と、この円筒部56の端部に設けるととも
に外面15aから外径が外面15aの径より大きくなる
ように突出させたフランジ部57とからなる。
るエキゾーストポート、62はエキゾーストバルブ(不
図示)をガイドするバルブガイド、63はシリンダブロ
ック11の第1ブリーザ室51とは反対の側面に設ける
とともに第1ブリーザ室51と前述の連通路53(図2
参照)で連結した第2ブリーザ室、64は第2ブリーザ
室63とクランクケース40内を連通するブリーザ通
路、65は吸気側のバルブシート、66は排気側のバル
ブシートである。
ンダライナ15の側方に第1ブリーザ室51を設けたこ
とを示す。想像線で示す73はシリンダブロック11を
鋳造金型でダイカスト鋳造する場合の鋳造型(後で詳細
に説明する第3型である。)を示し、この鋳造型73を
矢印のようにシリンダライナ15へ側方から移動させ、
型閉めする際にシリンダライナ15の外面15aに当て
る。鋳造型73の突起83(後で詳述する。)の先端
は、外面15aに倣った形状を有するため、突起83の
先端を外面15aと密着させることができる。
発明は第1に、クランクケース40を一体成形するとと
もにシリンダライナ15を鋳ぐるんだエンジン10(図
1参照)のシリンダブロック11において、クランクケ
ース40内のオイルミストをエアクリーナ側へ戻す役割
を果たす第1ブリーザ室51を、シリンダブロック11
の側面に設けるとともに、この第1ブリーザ室51の底
に窓部52を開け、この窓部52を通じてシリンダライ
ナ15の外面15aと第1ブリーザ室51とを連通させ
たことを特徴とする。
ブロック本体55とシリンダライナ15との間に入り込
んだ場合に、この潤滑油を窓部52を介して第1ブリー
ザ室51へ排出することができ、シリンダブロック本体
55とシリンダライナ15との間の潤滑油が燃焼室48
内へにじみ出るのを防止することができ、潤滑油の燃焼
による消費量を抑えることができるとともに、潤滑油が
燃焼して生じる燃焼生成物で排気ガスが汚れるのを防ぐ
ことができる。
イカスト鋳造金型を説明する断面図であり、請求項2に
記載した鋳造金型としてのダイカスト鋳造金型70は、
水平移動させることでシリンダブロックのヘッド部、シ
リンダ部及びクランクケースの各部分を成形する請求項
2に記載した分割型としての第1型71と、この第1型
71に対向させることでシリンダブロックのヘッド部を
成形する第2型72と、シリンダブロックの側面を成形
する第3型73及び第4型74と、紙面に垂直な方向に
型閉めすることでシリンダブロックの側面を成形する第
5型75(第5型75の各部が一体であることを示すた
めにそれぞれの部分について引出し線を施した。)及び
この第5型75に対向させる第6型(不図示)とからな
り、キャビティ77内に高圧の溶湯を射出するためのダ
イカスト装置(不図示)を付設する。
の軸部であり、シリンダライナ15(図3参照)の内径
よりもわずかに小さい外径に成形した部分である。82
は第1型71に設けた環状面であり、シリンダライナ1
5を当ててシリンダライナ15の位置決めを行う部分で
ある。83は第3型73に設けた突起(突起83は、請
求項2に記載した窓部形成突起である。)であり、図3
に示した第1ブリーザ室51の窓部52を形成する部分
である。
を次に説明する。図6は本発明に係るシリンダブロック
の鋳造要領を説明する第1作用図である。まず、ダイカ
スト鋳造金型における第1型71の軸部81にシリンダ
ライナ15を嵌め、第1型71の環状面82にシリンダ
ライナ15の端面15b(端面15bをフランジ部57
の端面としてもよい。)を当ててシリンダライナ15を
位置決めする。
造要領を説明する第2作用図であり、図6でシリンダラ
イナ15を嵌めた第1型71を、図7で矢印,のよ
うに第2型72とともに型閉めする途中の状態を示す。
1型71に対してシリンダライナ15が左方へずれない
ように図示せぬ制御装置で制御する。なお、ここではキ
ャビティ77の輪郭を想像線で示した。
造要領を説明する第3作用図であり、第3型73及び第
4型74を矢印,のようにシリンダライナ15の側
方から型閉めする途中の状態を示す。第3型73及び第
4型74の型閉めは、第1型71及び第2型72の型閉
めが完了してから実施する。
造要領を説明する第4作用図であり、第3型73及び第
4型74の型閉めの完了後に、紙面に垂直な方向から第
5型75(部分)及び第6型を型閉めした状態を示
す。
鋳造要領を説明する第5作用図であり、図9の要部拡大
図である。第3型73の型閉めが完了した時には、第3
型73の突起83は、シリンダライナ15のフランジ部
57に隣接するとともに、突起83の先端は、シリンダ
ライナ15の外面15aに接する。このようにして、シ
リンダライナ15を第1型71の環状面82及び第1型
72の突起83によって軸方向に位置決めする。
型閉めが完了したら、ダイカスト装置から溶湯をキャビ
ティ77内に射出し、充填する。溶湯が固化したら、ダ
イカスト鋳造金型70の型開きを行い、シリンダブロッ
ク鋳造品を取り出す。このシリンダブロック鋳造品に
は、第3型73によって第1ブリーザ室51(図3参
照)ができ、突起83によって窓部52(図3参照)が
できている。
うに、本発明は第2に、クランクケース40を一体成形
するとともにシリンダライナ15を鋳ぐるみ、且つ側面
に第1ブリーザ室51を備え、この第1ブリーザ室51
の底にシリンダライナ15の外面15aと第1ブリーザ
室51とを連通する窓部52を備えたエンジン10(図
1参照)のシリンダブロック11の鋳造方法であって、
ダイカスト鋳造金型70内に設けた軸部81にシリンダ
ライナ15を被せ、このシリンダライナ15をダイカス
ト鋳造金型70のうちの第3型73から延ばした突起8
3で押えることで、シリンダライナ15の軸方向移動を
防止しつつ、鋳造を実施する。
ダブロック11では、鋳造時にシリンダライナ15の両
端を挟んでシリンダライナ15の位置決めを行うことが
難しいが、第3型73の突起83でシリンダライナ15
を側方から押えることで、シリンダライナ15の軸方向
移動を防止することができ、従来のように、シリンダブ
ロックの鋳造後にシリンダライナのフランジ部の除去の
ための加工を行う必要がない。従って、シリンダブロッ
ク11の生産性を向上させることができるとともに、製
造コストを低減することができる。
防止したので、キャビティ77内へ高圧の溶湯を射出す
るときでも、この溶湯の流れによって第1型71の軸部
81に対してシリンダライナ15がずれる心配はない。
とを特徴とする。軸部81を水平にしたことで、ダイカ
スト鋳造金型70を横長のレイアウトにすることがで
き、例えば、縦長の鋳造金型に比較して、本発明では、
ダイカスト鋳造金型70の設置時や解体時の取扱いを容
易にすることができる。
て、シリンダライナ15の右端にフランジ部57を設
け、このフランジ部57の左側に第3型73の突起83
を配置することで、シリンダライナ15の軸方向移動を
規制したが、これに限らず、シリンダライナ15の側
面、例えば、シリンダライナ15の外面15aに設けた
凹部内に突起を挿入するとともに、突起の先端を凹部の
底に当てるようにしてシリンダライナの軸方向移動を規
制してもよい。また、単にシリンダライナ15の外面1
5a(場所は問わない)に突起を押付けることでシリン
ダライナ15aの軸方向移動を規制しても差し支えな
い。
する。請求項1のエンジンのシリンダブロックは、クラ
ンクケース内のオイルミストをエアクリーナ側へ戻す役
割を果たすブリーザ室を、シリンダブロックの側面に設
けるとともに、このブリーザ室の底に窓部を開け、この
窓部を通じてシリンダライナの外面とブリーザ室とを連
通させたので、クランクケース内の潤滑油がシリンダブ
ロックの本体とシリンダライナとの間に入り込んだ場合
に、この潤滑油を窓部を介してブリーザ室へ排出するこ
とができ、シリンダブロックの本体とシリンダライナと
の間の潤滑油が燃焼室内へにじみ出るのを防止すること
ができ、潤滑油の燃焼による消費量を抑えることができ
るとともに排気ガスが汚れるのを防ぐことができる。
鋳造方法は、クランクケースを一体成形するとともにシ
リンダライナを鋳ぐるみ、且つ側面にブリーザ室を備
え、このブリーザ室の底にシリンダライナの外面とブリ
ーザ室とを連通する窓部を備えたエンジンのシリンダブ
ロックの鋳造方法であって、鋳造金型内に設けた軸部に
シリンダライナを被せ、このシリンダライナを鋳造金型
のうちの分割型から延ばした窓部形成突起で押えること
で、シリンダライナの軸方向移動を防止しつつ、鋳造を
実施するので、従来のように、シリンダブロックの鋳造
後にシリンダライナのフランジ部の除去のための加工を
行う必要がない。従って、シリンダブロックの生産性を
向上させることができるとともに、製造コストを低減す
ることができる。
鋳造方法は、軸部を水平にしたので、鋳造金型を横長の
レイアウトにすることができ、例えば、縦長の鋳造金型
に比較して、本発明では、鋳造金型の設置時や解体時の
取扱いを容易にすることができる。
ジンの説明図
造金型を説明する断面図
明する第1作用図
明する第2作用図
明する第3作用図
明する第4作用図
説明する第5作用図
ンダライナ、15a…シリンダライナの外面、40…ク
ランクケース、51…ブリーザ室(第1ブリーザ室)、
52…窓部、70…鋳造金型(ダイカスト鋳造金型)、
71…第1型、73…分割型(第3型)、81…軸部、
83…突起。
Claims (3)
- 【請求項1】 クランクケースを一体成形するとともに
シリンダライナを鋳ぐるんだエンジンのシリンダブロッ
クにおいて、 クランクケース内のオイルミストをエアクリーナ側へ戻
す役割を果たすブリーザ室を、前記シリンダブロックの
側面に設けるとともに、このブリーザ室の底に窓部を開
け、この窓部を通じてシリンダライナの外面とブリーザ
室とを連通させたことを特徴とするエンジンのシリンダ
ブロック。 - 【請求項2】 クランクケースを一体成形するとともに
シリンダライナを鋳ぐるみ、且つ側面にブリーザ室を備
え、このブリーザ室の底にシリンダライナの外面とブリ
ーザ室とを連通する窓部を備えたエンジンのシリンダブ
ロックの鋳造方法であって、 鋳造金型内に設けた軸部に前記シリンダライナを被せ、
このシリンダライナを鋳造金型のうちの分割型から延ば
した窓部形成突起で押えることで、シリンダライナの軸
方向移動を防止しつつ、鋳造を実施することを特徴とす
るエンジンのシリンダブロックの鋳造方法。 - 【請求項3】 前記軸部は水平であることを特徴とする
エンジンのシリンダブロックの鋳造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001154495A JP4027056B2 (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | エンジンのシリンダブロック及びそれの鋳造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3216990A1 (en) | 2016-03-09 | 2017-09-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Overhead camshaft engine |
EP3217005A1 (en) | 2016-03-09 | 2017-09-13 | Honda Motor Company Limited | Overhead camshaft engine |
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2001
- 2001-05-23 JP JP2001154495A patent/JP4027056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107178434A (zh) * | 2016-03-09 | 2017-09-19 | 本田技研工业株式会社 | 顶置凸轮轴发动机 |
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CN107178434B (zh) * | 2016-03-09 | 2019-06-18 | 本田技研工业株式会社 | 顶置凸轮轴发动机 |
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