JP2002349038A - 手摺り構造及び手摺りの組み立て方法 - Google Patents
手摺り構造及び手摺りの組み立て方法Info
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Abstract
ルを並設して配置する作業を容易に行え、作業性を向上
させることができる手摺り構造及び手摺りの組み立て方
法を提供すること。 【解決手段】 バルコニ1の手摺り2は、隣接している
2本の支柱20の間に大パネル21を配置することによ
り形成され、この大パネル21は、複数の小パネルを上
下に並設し、これらの小パネル同士を左右の枠部材31
で連結することにより形成されており、複数の小パネル
と左右の枠部材31で大パネル21を組み立てた後、こ
の大パネル21の左右の2辺を2本の支柱20の互いに
対向する側面に設けられている溝30に挿入することに
より、大パネル21を落とし込み配置する。
Description
摺りの組み立て方法に係り、例えば、建物のバルコニ用
手摺りや、外階段用手摺り、外廊下用手摺り等に利用で
きるものである。
又は略一致してバルコニが設置され、このバルコニの外
周端部に手摺りが設けられる。手摺りは、複数の手摺り
用の支柱を間隔を開けて立設し、隣接する2本の支柱の
間にパネルを固定状態で配置することにより形成され
る。また、隣接する2本の支柱の間において通気性等を
確保する場合には、パネルを大面積の1枚からなるもの
とせず、このパネルを隙間を開けて並設した複数の小パ
ネルからなるものとする場合がある。
ネルを隣接している2本の支柱の間に固定状態で配置す
るために、それぞれの小パネルをビス等の止着具で支柱
に止着することが行われていた。
と、それぞれの小パネルを2本の支柱に止着具で止着す
る作業を行わなければならず、この作業に多くの手間が
かかり、作業性を向上させることは難しかった。
の間に複数の小パネルを並設して配置する作業を容易に
行え、作業性を向上させることができる手摺り構造及び
手摺りの組み立て方法を提供するところにある。
は、複数の手摺り用の支柱が間隔を開けて立設され、隣
接している2本の支柱の間に、複数の小パネルの並設か
らなる大パネルが配置され、この大パネルは、前記複数
の小パネル同士を枠部材で連結することにより形成され
ていることを特徴とするものである。
支柱の間に配置されるパネルが複数の小パネルの並設か
らなる大パネルとされ、この大パネルは複数の小パネル
同士を枠部材で連結することにより形成されるため、枠
部材で複数の小パネルを連結して大パネルを形成した
後、この大パネルを2本の支柱の間に配置する作業を行
えばよい。このため、それぞれの小パネルを2本の支柱
に止着具で止着するという手間のかかる面倒な作業を行
う必要がないとともに、枠部材で複数の小パネル同士を
連結する作業は、2本の支柱の間の狭い空間ではなく、
工場又は手摺り設置現場等における周囲が開放された広
い空間で行えるため、作業の容易化、作業性の向上を達
成できる。
本発明に係る手摺りの組み立て方法は、複数の小パネル
同士を枠部材で並設連結することにより大パネルを形成
し、この後、この大パネルを隣接している2本の手摺り
用の支柱の間に配置してこれらの支柱に取り付けること
を特徴とするものである。
小パネル同士を連結するための前記枠部材は、大パネル
の互いに対向する2辺だけに配置してもよく、この2辺
と、大パネルの残りの2辺のうちの1辺又は2辺とに配
置してもよく、あるいは、大パネルの辺である大パネル
の端部ではなく、大パネルの幅方向等における途中に配
置してもよく、端部と幅方向等における途中とに配置し
てもよく、さらには、大パネルの対角線上に配置しても
よく、端部と対角線上とに配置してもよく、枠部材の配
置位置及びその個数は任意である。
連結するために枠部材と小パネルとを結合する手段は、
ビスやリベット、ピン等の止着具でもよく、接着でもよ
く、溶接でもよく、係止又は係合でもよく、引っ掛けで
もよく、さらには、ビード部材等の第3の部材を用いた
圧着、押え込み等でもよく、任意である。
向は、上下方向でもよく、左右方向でもよく、上下方向
と左右方向に対して斜めとなった方向でもよく、これら
のうちの少なくとも2つの方向が複合されたものでもよ
い。隣接している2本の手摺り用支柱の間に大パネルを
配置したときにおける小パネルの並設方向も、上下方向
でもよく、左右方向でもよく、上下方向と左右方向に対
して斜めとなった方向でもよく、これらのうちの少なく
とも2つの方向が複合されたものでもよい。
の間には、通気性等を確保するための隙間を設けてもよ
く、このような隙間を設けず、小パネル同士を密接させ
てもよく、あるいは、隣接する小パネルの端部同士を重
ねてもよい。
ることは、小パネルを枠部材に固定的に取り付けること
により行ってもよく、また、小パネルを枠部材に回動自
在に取り付けることにより、枠部材に対する小パネルの
角度を変更自在としてもよい。
ける場合には、枠部材を大パネルの互いに対向する2辺
に配置し、これらの枠部材に溝を形成するとともに、複
数の小パネルの両方の端部をこれらの溝に挿入してもよ
い。
る両方の端部が枠部材の溝に挿入されることにより、そ
の溝の深さに応じた強度で小パネルを枠部材に取り付け
たのと同じ状態になるため、その取付強度を大きくでき
る。
部材とを結合するための手段は、前述と同じく、ビスや
リベット、ピン等の止着具でもよく、接着でもよく、溶
接でもよく、係止又は係合でもよく、引っ掛けでもよ
く、任意である。
には、止着具の個数をそれぞれの小パネルの端部ごとに
1個とすることができ、止着具の個数の削減と、止着具
による小パネルと枠部材の結合作業の簡単化を図ること
ができる。
の支柱の間に大パネルを配置するためには、大パネルを
支柱に対して固定状態の取り付けで行ってもよく、ま
た、隙間等の存在によって多少のがたつきがある状態の
取り付けで行ってもよく、さらには、回動等が可能とな
った取り付けで行ってもよい。このような取り付けのた
めの手段は、任意であり、例えば、ビスやリベット、ピ
ン等の止着具でもよく、接着でもよく、溶接でもよく、
係止又は係合でもよく、引っ掛け等でもよく、さらに
は、支柱に形成された溝への大パネルの嵌合(けんどん
方式による嵌合を含む)でもよい。
パネルを配置するために、これらの支柱の互いに対向す
る側面に支柱の長さ方向に延びる溝を形成し、大パネル
の互いに対向する端部をこれらの溝に挿入するようにす
ると、大パネルの配置作業を、溝に沿って大パネルを落
とし込むだけの簡単な作業として行えるとともに、2本
の支柱の間への大パネルの配置を支柱の溝の深さに応じ
た強度をもって行えることになり、この配置強度を大き
くできる。
面に溝を形成し、これらの溝に大パネルの互いに対向す
る端部を挿入するようにする場合であって、複数の小パ
ネル同士を並設連結した前記枠部材が大パネルの互いに
対向する2辺だけに設けられている場合には、溝に挿入
する大パネルの端部は、これらの枠部材が設けられた端
部でもよく、これらの枠部材が設けられていない端部で
もよい。
るに際して、この大パネルを、隣接している2本の支柱
に架設される笠木構成部材に大パネルに設けた結合部を
介して結合してもよく、結合しなくてもよい。結合する
と、笠木構成部材に対する大パネルの配置位置を所定位
置とすることができるとともに、大パネルのその配置位
置での配置強度を大きくできる。
構成部材に結合する場合において、大パネルに設ける結
合部は、大パネルの一部として設けてもよく、大パネル
とは別部材として設けてもよい。また、大パネルの一部
として設ける場合における結合部は、大パネルを形成す
る小パネルに設けてもよく、同じく大パネルを形成する
枠部材に設けてもよい。
部材となった結合部材とし、この結合部材を介して大パ
ネルを笠木構成部材に結合する場合であって、小パネル
を前記枠部材にビスやリベット、ピン等の止着具で止着
する場合には、この止着具で結合部材と小パネルとを共
に枠部材に止着することが好ましい。
ルの両方を枠部材に止着することができ、この作業を簡
単に行え、用いる止着具の個数も少なくできる。
できる。その一例はバルコニの手摺りであり、他の例は
集合住宅に設置される外階段の手摺りや外廊下の手摺り
である。さらに、本発明は建物以外の構築物の手摺り、
例えば、横断歩道橋の手摺り等にも適用できる。
に基づいて説明する。本実施形態に係る手摺りは、図1
に示されているように、建物のバルコニ1の手摺り2で
ある。バルコニ1は、建物の掃き出し窓3の位置と一致
又は略一致して外壁部に設置され、手摺り2は、このバ
ルコニ1の正面箇所と左右箇所とからなるバルコニ1の
外周端部に設けられている。
る。バルコニ1の正面側の構造材となっている桁部材1
0の両端部は、バルコニ1の左右側の構造材となって建
物の外壁部から延びている図示外の2本の妻部材の先端
に結合されて支持され、この桁部材10の前面には、第
1ブラケット11と上下の第2ブラケット12,13を
介してカバー14が取り付けられている。桁部材10と
第1ブラケット11の上部には、これらの桁部材10と
第1ブラケット11に結合された防水パンカバー15が
配置され、この防水パンカバー15におけるバルコニ1
の内側の垂下端部15Aの裏側に、バルコニ1の床部を
形成している防水パン16の外側立上り部16Aが配置
されている。
複数の根太が配置されており、これらの根太によって防
水パン16が支持されている。また、防水パン16の前
記掃き出し窓3側の端部には排水口が形成され、この排
水口にバルコニ1の床部を貫通して下向きに延びる縦樋
が接続されている。
間隔を開けて立設された複数の手摺り用の支柱20と、
これらの支柱20の間に配置された大パネル21と、支
柱20の上端間に架設された笠木22とを含んで形成さ
れ、それぞれの大パネル21は、上下に並設された複数
の小パネル23を主要部材として形成されている。ま
た、それぞれの支柱20は、図2で示すとおり、防水パ
ンカバー15に止着具24で固定されている。
り、図4は、図3の一部拡大図である。それぞれの支柱
20は、支柱本体25と、支柱本体25の前面に被せら
れたカバー26とからなる。図1で示されている支柱2
0のうち、バルコニ1のコーナー部に配置された支柱2
0A,20Bを除く支柱20、すなわち、バルコニ1の
正面箇所に配置された支柱20の支柱本体25は、図4
に示されているとおり、中空のボックス部27と、この
ボックス部27から左右に延びる一対の第1延出部28
と、第1延出部28からバルコニ1の内側に離れて形成
され、ボックス部27から左右に延びる一対の第2延出
部29とを有する。第2延出部29は、バルコニ1の外
側へ屈曲した第1屈曲部29Aと、第1屈曲部29Aの
先端からボックス部27側へ屈曲した第2屈曲部29B
とを備えている。
曲部29Bとの間は、支柱20の長さ方向、言い換える
と、上下方向に延びる溝30になっている。支柱20の
全高に亘るこのような溝30は、支柱20A,20Bを
除く支柱20では、支柱本体25の左右両方の側面に形
成され、支柱20Aでは、支柱本体の片側の側面、すな
わち支柱20Aと20Bを除く支柱20の側面と対向す
る側の側面だけに形成され、支柱20Bでは、建物の外
壁部と対向する側の側面だけに形成されている。
柱20であって隣接している2本の支柱20では、支柱
本体の互いに対向する側面に形成されている。
から見た正面図であり、図6は、図5のS5−S5線断
面図、図7は、図5のS7−S7線矢示図である。図5
に示すように、正面四角形となっている大パネル21の
4辺のうち、互いに対向する2辺、具体的には、鉛直方
向に延びる左右の2辺には枠部材31が配置され、これ
らの枠部材31は、大パネル21を形成するために上下
に複数並設されている小パネル23同士を通気用隙間S
を開けて連結するものとなっている。図6に示すよう
に、それぞれの小パネル23は、パネル本体32と、こ
のパネル本体32の前面に被せられたカバー33とから
なる。
されているとおり、バルコニ1の内外方向に直線的に延
びる主部31Aと、主部31Aにおけるバルコニ1の外
側先端において大パネル21の内方と外方の両方向に延
び、主部31Aと共にT字形をなす第1突起部31B
と、第1突起部31Bからバルコニ1の内側へ離れた主
部31Aの位置に形成され、大パネル21の内方へ延び
る第2突起部31Cと、第2突起部31Cからさらにバ
ルコニ1の内側へ離れた主部31Aの位置に形成され、
大パネル21の内方へ延びる第3突起部31Dとからな
る。したがって、枠部材31には、第1突起部31Bと
第2突起部31Cとの間に第1溝34が、第2突起部3
1Cと第3突起部31Dとの間に第2溝35がそれぞれ
形成されており、これらの溝34,35は枠部材31の
全長に亘って形成されている。
れているように、左右の端部が第1溝34に挿入される
ことにより、左右2本の枠部材31の間に挟まれるよう
に配置され、これらの小パネル23は上下の所定位置に
配置される。図6で示した小パネル23のパネル本体3
2はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品で
あり、このパネル本体32における小パネル23の高さ
寸法中央部にはビスポケット32Aが形成されている。
このビスポケット32Aに、それぞれの枠部材31の主
部31Aに設けた孔から挿通した止着具であるビス36
(図4及び図5参照)を螺入することにより、それぞれ
の小パネル23は、左右の端部ごとに1個のビス36で
枠部材31に止着され、これにより、これらの小パネル
23は隙間Sを開けて上下に並設される。
に、大パネル21には左右の枠部材31の上部において
結合部材37が設けられ、これらの結合部材37は、大
パネル21を、図2で示した笠木22を構成する部材、
具体的には笠木底部材22Aに結合するために、大パネ
ル21に設けられた結合部となっているものである。図
5及び図8で示すように、結合部材37は、枠部材31
の外面に沿って上方へ延びる主部37Aと、主部37A
の上端から大パネル21の内方へ折れ曲がった折曲部3
7Bとからなる逆L字形状になっている。主部37Aに
は、枠部材31に小パネル23を止着するためのビス3
6のうち、最高位置に配置される小パネル23を止着す
るためのビス36を挿通するための孔が形成されてお
り、このビス36によって結合部材37と最高位置の小
パネル23とが枠部材31に共締め状態で止着されてい
る。
合部材37を構成部材とする大パネル21は、予め工場
において又はバルコニ1の施工現場において組み立てら
れる。
1の手摺り2を設置するときには、図2で示した支柱2
0を防水パンカバー15に止着具24で立設固定した後
であって、それぞれの支柱20の上端間に笠木22を架
設する前に、図9で示すように、枠部材31が配置され
た大パネル21の互いに対向する左右の2辺を隣接して
いる2本の支柱20の前述した溝30に挿入し、そのま
ま大パネル21を溝30に沿って落とし込むことにより
2本の支柱20の間にこの大パネル21を配置する作業
を行う。この落とし込み作業時には、大パネル21の枠
部材31を支柱20の溝30に嵌合するとともに、図4
で示されているとおり、支柱20の第2屈曲部29Bを
枠部材31の第2溝35に嵌合し、支柱20に対する大
パネル21の位置決めを行う。
ル21の配置作業は、図1で示した支柱20Bを除く全
部の支柱20の間において行う。また、支柱20Bと建
物の外壁部との間については、溝30と同様な溝を備え
たブラケット38を予め外壁部に取り付けておき、支柱
20Bと、外壁部に取り付けられた支柱に相当するこの
ブラケット38の間にも、支柱20Bの溝とブラケット
38の溝に大パネル21の互いに対向する2辺を挿入す
ることにより、大パネル21を配置する。
柱20の上端に笠木22の笠木底部材22Aを載せる。
図4で示した支柱20の支柱本体25は、アルミ合金の
押し出し成形品又は引き抜き成形品であり、ビスポケッ
ト25Aが形成されている。これらのビスポケット25
Aに、図2で示すように、笠木底部材22Aの孔に上か
ら挿通したビス39を螺入することにより、この笠木底
部材22Aをそれぞれの支柱20の上端間に架設して固
定する。また、図1で示した建物の外壁部のブラケット
38にもビスポケットと同様なポケットが形成されてい
るため、支柱20Bとブラケット38の上端間にも笠木
底部材22Aを架設してビスで固定する。
支柱20を立設固定するための前記止着具24も、支柱
本体25のビスポケット25Aに螺入されている。
2Aに形成されている孔に上から止着具40を挿通し、
この止着具40を、大パネル21の結合部材37の折曲
部37Bの孔に螺入する。これにより、大パネル21は
結合部材37を介して笠木底部材22Aに結合されるこ
とになり、笠木底部材22Aに対する大パネル21の位
置、すなわち、支柱20の高さ方向における大パネル2
1の位置が所定位置とされるとともに、支柱20の溝3
0内において大パネル21が固定状態とされる。
22Bを被せ、この笠木本体22Bを笠木底部材22A
に係合させて両者を一体化させる。
1では、隣接している2本の支柱20の間に配置されて
いる大パネル21は、複数の小パネル23を隙間Sを開
けて上下に並設したものとなっているため、隙間Sで通
気性が確保され、バルコニ1のコーナー部に配置されて
いる支柱20Aと20Bの間にも隙間があるため、ここ
でも通気性が確保される。
沿って流下した雨水が図2で示す防水パンカバー15の
上面に落下した後、バルコニ1の内側へ下り傾斜してい
るこの防水パンカバー15の上面に沿って防水パン16
へ流れ、そして、この防水パネル16に設けられている
前述の排水口から縦樋へ排出されることになり、バルコ
ニ1の防水性が向上している。
ている2本の支柱20の間に配置されるパネルは、複数
の小パネル23を上下に並設し、これらの小パネル23
を左右の枠部材31で連結して組み立てた大パネル21
となっているため、組み立てられたこの大パネル21を
2本の支柱20の間に配置することにより、所定の構造
となった手摺り2を製作できることになる。
バルコニ施工現場等の周囲が開放された場所で行え、狭
い空間となっている2本の支柱20の間にそれぞれの小
パネル23を配置してこれらの小パネル23を支柱20
に止着具で個別に取り付ける作業を行う必要がないた
め、作業を容易なものにでき、作業性を向上させること
ができる。
数の小パネル23同士を枠部材31で連結することは、
枠部材31の溝35に小パネル23の端部を挿入するこ
とにより行うため、溝35の深さに応じた強度で小パネ
ル23を枠部材31に連結することができる。また、溝
35によって小パネル23は枠部材31に回動不能に取
り付けられることになるため、小パネル23と枠部材3
1とを結合する止着具36は、それぞれの小パネル23
の左右の端部ごとに1個でよく、止着具36の止着作業
回数と止着具36の個数を削減できる。
大パネル21を配置して支柱20にこの大パネル21を
取り付けることは、これらの支柱20の側面に形成した
溝に大パネル21の互いに対向する2辺を挿入すること
により行うため、大パネル21の配置作業を溝30に沿
った大パネル21の落とし込み作業で容易に行え、ま
た、溝30の深さに応じた強度で支柱20に大パネル2
1を取り付けることができる。
Aと結合される結合部材37が設けられているため、笠
木底部材22Aに対する大パネル21の位置を所定位置
に正しく設定でき、また、この配置位置において、大パ
ネル21を笠木底部材22Aに結合できるため、大パネ
ル21の配置強度を大きくできる。
ル23のうち、最高位置の小パネル23を枠部材31に
止着するための止着具36で枠部材31に止着されてい
るため、この止着具36によって枠部材31に小パネル
23と結合部材37とが共締め状態で止着され、止着具
の兼用化により、用いる止着具の個数の削減と、止着作
業の共通化とを達成できる。
配置するものは、小パネル23と枠部材31からなる大
パネル21だけではなく、これらの支柱20の互いに対
向する側面に形成されている溝30に挿入される部分を
有するものであれば任意な手摺り用部材を配置してもよ
く、例えば、植木鉢等の小物類を置く箇所を備えている
バルコニ付設物や、バルコニの手摺りの一部を形成する
格子パネル等を配置してもよく、大パネル21は、これ
らの手摺り用付設物と左右方向に並べられた状態でバル
コニの手摺りに配置してもよい。
柱の間に複数の小パネルを並設して配置する作業を容易
に行え、作業性を向上させることができるという効果を
得られる。
いるバルコニを示す斜視図である。
る。
要部の斜視図である。
する作業を示す斜視図で、大パネルを二点鎖線で示した
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の手摺り用の支柱が間隔を開けて立
設され、隣接している2本の支柱の間に、複数の小パネ
ルの並設からなる大パネルが配置され、この大パネル
は、前記複数の小パネル同士を枠部材で連結することに
より形成されていることを特徴とする手摺り構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の手摺り構造において、
前記複数の小パネル同士を連結する前記枠部材は、前記
大パネルの互いに対向する2辺に配置されているととも
に、前記複数の小パネルの両方の端部は、これらの枠部
材に形成されている溝に挿入されていることを特徴とす
る手摺り構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の手摺り構造にお
いて、前記隣接している2本の支柱の互いに対向する側
面にはこれらの支柱の長さ方向に延びる溝が形成され、
前記大パネルの互いに対向する端部がこれらの溝に挿入
されることにより、この大パネルが前記隣接している2
本の支柱の間に配置されていることを特徴とする手摺り
構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の手摺り
構造において、前記大パネルには、この大パネルを前記
隣接している2本の支柱に架設される笠木構成部材に結
合するための結合部が設けられていることを特徴とする
手摺り構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載の手摺り構造において、
前記結合部は、前記大パネルとは別部材となっている結
合部材であり、この結合部材は、前記小パネルを前記枠
部材に止着するための止着具で前記枠部材に前記小パネ
ルと共に止着されていることを特徴とする手摺り構造。 - 【請求項6】 複数の小パネル同士を枠部材で並設連結
することにより大パネルを形成し、この後、この大パネ
ルを隣接している2本の手摺り用の支柱の間に配置して
これらの支柱に取り付けることを特徴とする手摺りの組
み立て方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の手摺りの組み立て方法
において、前記隣接している2本の支柱の互いに対向し
ている側面にはこれらの支柱の長さ方向に延びる溝が形
成され、前記大パネルの互いに対向する端部をこれらの
溝に挿入することにより、この大パネルを前記隣接して
いる2本の手摺り用の支柱に取り付けることを特徴とす
る手摺りの組み立て方法。
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JP2001132190A (ja) * | 1999-11-04 | 2001-05-15 | Yamazaki Metal Work:Kk | 横桟型手摺 |
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