JP2002348718A - 帽 子 - Google Patents

帽 子

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JP2002348718A
JP2002348718A JP2001157496A JP2001157496A JP2002348718A JP 2002348718 A JP2002348718 A JP 2002348718A JP 2001157496 A JP2001157496 A JP 2001157496A JP 2001157496 A JP2001157496 A JP 2001157496A JP 2002348718 A JP2002348718 A JP 2002348718A
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hat
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slip
brim portion
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Tsutomu Aizawa
努 相澤
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B1/00Hats; Caps; Hoods
    • A42B1/24Hats; Caps; Hoods with means for attaching articles thereto, e.g. memorandum tablets or mirrors
    • A42B1/247Means for attaching eyewear

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  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クラウン部とブリム部とを有する帽子におい
て、ブリム部を利用して眼鏡が帽子から脱落することを
防止することができる帽子を提供することである。 【解決手段】クラウン部20とブリム部30とを有し、
ブリム部30の上面に載置した眼鏡100の脱落を防止
する帽子10であって、ブリム部30の上面に眼鏡10
0のレンズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑
り止め31を備えることを特徴とする帽子である。ブリ
ム部30の上面にレンズ部120の底部の滑りを規制す
るブリム部滑り止め31を設けることによって、ブリム
部30の上面に安定的に眼鏡100を載置することがで
き、眼鏡100の脱落を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帽子に関する。特に
詳しくは、帽子のブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落
を防止する帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】帽子は寒さ或いは暑さから頭部を保護す
るために用いられる一方、ファッション性が追求され装
飾のためにも着用されている。また眼鏡についても、近
視、遠視、乱視等の矯正、サングラス等による目の保護
という目的の他に、ファッション性が追求されている。
【0003】このように眼鏡についてもファッション性
が追求されるようになると、単に眼鏡を目の位置に普通
に掛けるのではなく、被っている帽子に眼鏡を掛けさせ
たりする。特にサングラスなどは、必要のない場合には
目の位置からはずしたりすることが多い。その場合には
サングラスをしまうのではなく、必要なときに即座に目
の位置に即ち通常に掛けることができるように、被って
いる帽子に半ばファッションとしてサングラスを掛けさ
せたりすることが多く見られる。
【0004】この場合図4に示すように、眼鏡100の
左右のつるの部分即ち腕(テンプル)部110を左右に
開いて帽子200のクラウン部210の左右の側面に掛
けるようにして帽子200のブリム部220の上面に載
置したりしている。なおここで帽子のクラウン部とは帽
子の「山」の部分をいい、帽子のブリム部とは帽子の
「つば」あるいは「ひさし」の部分を言う。
【0005】しかし単に帽子のブリム部の上面に眼鏡を
載置して眼鏡の2つの腕部を帽子の左右の側面に掛ける
のでは、帽子を被っている人のちょっとした動作によっ
て眼鏡が帽子から眼鏡がずり落ちたりすることがある。
【0006】そこで眼鏡がずり落ちることを防止する手
段を取り付けた帽子が提案されている。例えば特開平9
−87918号公報には、クラウン部に眼鏡がずり落ち
るのを防止する防止手段が取り付けられた帽子が開示さ
れている。詳しく言うと眼鏡の2つのレンズを連結して
固定する連結部分即ちブリッジ部を係止する係止部をク
ラウン部に取り付けた帽子、このブリッジ部を係止する
係止部に加えて眼鏡の腕部を係止する係止部をクラウン
部の両側面に取り付けた帽子が開示されている。また特
開平9−250020号公報には眼鏡の中央部即ちブリ
ッジの部分をテープで帽子のクラウン部に留め、眼鏡の
腕部をクラウン部の両側面にテープで留める手法が、ま
た特開平9−228133号公報には、眼鏡の中央部即
ちブリッジ部をテープで帽子のクラウン部に留め、眼鏡
の腕(テンプル)部をクラウン部の両側面に設けられた
孔に挿入する手法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した手法は、いず
れも帽子のクラウン部に眼鏡を係止する規制する手段を
設ける手法である。更に言えば帽子のクラウン部に眼鏡
のブリッジ部を係止するか、眼鏡の腕部を係止するか、
或いはその両者を係止する手法である。
【0008】ところでクラウン部とブリム部とからなる
帽子に眼鏡を掛けさせる場合には眼鏡のレンズ部の底部
はブリム部の上面に接するようにして帽子に眼鏡を掛け
させるのが一般的である。ブリム部の上面が眼鏡を載置
する台の役割を果たすことができ、帽子に掛けられた眼
鏡が安定するからである。
【0009】しかし上記のいずれの手法も帽子のブリム
部に眼鏡を係止する係止手段を設けて眼鏡が帽子から脱
落することを防止する手法ではない。むしろ帽子のブリ
ム部を利用する必要がないともいえる。即ち眼鏡のブリ
ッジ部をクラウン部の係止手段に係止する手法において
は、クラウン部の係止手段が設けられた位置によって、
眼鏡のレンズ部の底部はブリム部の上面に接するとは限
らない。つまりこれらの手法では帽子のブリム部の上面
を利用することが好ましいとしても、必ずしも利用する
必要はない。なおここでレンズ部の底部とは、レンズを
固定する縁がある場合にはその縁の部分の底部をいい、
レンズを固定する縁がない縁なし眼鏡の場合にはレンズ
自体の底部を言う。即ちレンズが位置する部分の底部を
言う。
【0010】そこで本発明の目的は、クラウン部とブリ
ム部とを有する帽子において、ブリム部を利用して眼鏡
が帽子から脱落することを防止することができる帽子を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、クラウン部とブリム部とを有し、該ブリム部の上
面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子であって、前記
ブリム部の上面に前記眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規
制するブリム部滑り止めを備えることを特徴とする帽子
を発明した。
【0012】人がブリム部とクラウン部とを有する帽子
を被っている状態においてその帽子に眼鏡を載置する場
合、一般的にはブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部
を接するようにして、かつ眼鏡の左右の腕部を開いて左
右の腕部をクラウン部に掛けさせるようにして眼鏡を帽
子のブリム部の上面に載置する。この場合クラウン部の
内部には人の頭部が存在することになる。従ってこの場
合開いた左右の腕部で内部に人の頭部が存在しているク
ラウン部を挟むことになる。一方眼鏡のレンズ部の底部
はブリム部の上面に接するので、この底部が接している
上面の位置から眼鏡のレンズ部の底部が滑らないように
することによって、眼鏡が帽子から脱落することを防止
することができる。
【0013】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡の
レンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備
えることによって、眼鏡のレンズ部の底部がブリム部の
上面から滑らないようにして帽子から眼鏡が脱落するこ
とを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の帽子の実施の形態に
ついて説明する。本発明の帽子は、クラウン部とブリム
部とを有し、ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防
止する帽子であって、ブリム部の上面に眼鏡のレンズ部
の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えること
を特徴とする。
【0015】本発明の帽子は、クラウン部とブリム部と
を有しており、ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を
防止する帽子である。ここでクラウン部は既に述べたよ
うに帽子の「山」の部分を言い、ブリム部は帽子の「つ
ば」あるいは「ひさし」の部分を言う。従ってブリム部
はクラウン部の下部の周縁から外に張り出した部分であ
る。このブリム部は板状の形状であって、平板な形状あ
るいは左右の端が若干下がり中央が上方へ若干湾曲して
いるアーチ型又はくちばし型の形状とすることができ
る。ここで左右とは人が帽子を通常に被った状態におい
て、人の正面から見た場合の左右である。なお以下の説
明で前及び後とは人が帽子を被った状態において人の正
面から見た場合の前及び後を意味する。
【0016】本発明の帽子においては人が帽子を被った
状態において、眼鏡のレンズ部の底面部が帽子のブリム
部の上面に接触するようにしかつ眼鏡のつるの部分即ち
腕(テンプル)部を開いて左右の腕部が帽子のクラウン
部の両側面を挟むようにした状態で眼鏡を帽子のブリム
部の上面に載置する。
【0017】人が帽子を被った状態においては、クラウ
ン部の内部には人の頭部が存在している。クラウン部は
通常用いる帽子の素材、例えば繊維からなる布その他の
適切な素材を用いることができる。このクラウン部は、
人が被った状態において内部に人の頭部が存在するの
で、軟質の柔らかい素材を用いることができる。また摩
擦抵抗の大きい布で構成することが好ましい。眼鏡の腕
部で内部に人の頭部が存在しているクラウン部を挟むの
で、クラウン部の素材の摩擦抵抗が大きい方が眼鏡の腕
部の滑り止めの効果を発揮することができる。
【0018】ブリム部は眼鏡を載置することができる程
度の剛性を有することができる。剛性を有するブリム部
の上面に眼鏡を載置することによって眼鏡をブリム部に
安定的に載置することができる。例えば通常の野球帽の
ブリム部が有する程度の剛性を有することができる。
【0019】ブリム部は、その表面を例えばクラウン部
に用いる繊維からなる布その他の適切な素材を用いるこ
とができる。この場合表面に繊維からなる布を用いた場
合には、その芯となる部分は通常の用いることができる
素材、例えば剛性を有するポリエチレン(PE)等の合
成樹脂、ゴム、厚紙等その他の素材を用いることができ
る。また表面と芯との区別なく、例えば合成樹脂等その
他の適切な素材でブリム部を構成することができる。
【0020】またブリム部とクラウン部とは、通常の縫
着等その他適切な方法により接合することができる。
【0021】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡の
レンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備
える。上述したように、本発明の帽子においては、人が
帽子を被った状態において帽子に眼鏡を掛けさせること
を想定している。なおここで既に述べたように、レンズ
部の底部とはレンズを固定する縁がある場合にはその縁
の部分(前枠)の底部をいい、レンズを固定する縁がな
い縁なし眼鏡の場合にはレンズ自体の底部を言う。即ち
レンズが位置する部分の底部を言う。
【0022】このブリム部滑り止めは、レンズ部の底部
の滑りを規制することができるように、ブリム部上面の
レンズ部の底部に接する位置に適切に構成することがで
きる。この場合眼鏡のレンズ部の底部は、眼鏡の腕をで
きるだけ長く使ってクラウン部の左右の側面を挟むよう
にすることが眼鏡の安定性の観点からは好ましいことか
ら、クラウン部とブリム部とが接合している境界に近接
した位置に来ることが好ましい。従ってブリム部滑り止
めはクラウン部とブリム部の境界に近接した位置に設け
ることが好ましい。ここで近接した位置とは、帽子の大
きさにもよるが、概ねクラウン部とブリム部の境界から
概ね5mmから20mm程度の間隔とすることができ
る。
【0023】ブリム部滑り止めは、レンズ部の底部が接
するブリム部の上面の形状をレンズの底部の移動に妨げ
になるような形状とすることによって或いはレンズ部の
底部の移動の妨げになる物をブリム部上面に設けること
によって構成することができる。その他適切な手段でブ
リム部滑り止めを構成することができる。
【0024】例えばブリム部の上面に凹状の溝を設けて
滑り止めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部
の底部が接するブリム部の位置に溝を設けることによっ
て、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部の底部
がその溝に収まって滑らないようにすることができる。
【0025】この場合上述したように眼鏡の腕をできる
だけ長く使ってクラウン部の左右の側面を挟むようにす
ることが眼鏡の安定性の観点からは好ましいことから、
眼鏡のレンズ部の底部はクラウン部とブリム部とが接合
している境界に近接した位置にくることが好ましい。従
って溝の位置もクラウン部とブリム部の境界に近接した
位置に設けることが好ましい。
【0026】この場合眼鏡のレンズ部の底部は2つ存在
するので、プリム部の上面のレンズ部の底部が接する箇
所に同様に2つ設けることができる。溝の幅はレンズ部
の底部が収まる程度の幅とすることができる。溝の長さ
は、同様にレンズ部の底部が収まる程度の長さとするこ
とができる。また2つの溝を連続させて一つの溝とする
こともできる。溝を深くすればそれだけ滑り止めの効果
を増進することができる。従って溝の深さは、ブリム部
の厚さと滑り止めの効果とを考慮して適切に定めること
ができる。
【0027】またブリム部の上面に突起を設けて滑り止
めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部の底部
が接するブリム部の位置のすぐ前側に突起を設けること
によって、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部
の底部がその突起に引っ掛かって滑らないようにするこ
とができる。
【0028】この場合も眼鏡のレンズ部の底部はクラウ
ン部とブリム部とが接合している境界から適当な間隔を
隔てていることが好ましい。従って突起の位置はクラウ
ン部とブリム部との境界から適当な間隔を隔てているこ
とが好ましい。ここで適当な間隔とは、上述したよう
に、帽子の大きさにもよるが、概ねクラウン部とブリム
部の境界から概ね5mmから20mm程度の間隔とする
ことができる。
【0029】この場合突起は、ブリム部の上面のレンズ
部の底部が接する箇所に設けることができる。即ちレン
ズ部の底部が接する箇所は2箇所であるので2つの突起
を設けることができる。突起の幅及び長さは、強度及び
滑り止めの効果を考慮して適切な幅及び長さとすること
ができる。突起の高さを高くすればそれだけ滑り止めの
効果を増進することができる。従って突起の高さは、突
起の強度と滑り止めの効果とを考慮して適切に定めるこ
とができる。更にはデザイン性を考慮に入れることもで
きる。従って突起の高さ、幅、長さ更には形状は、滑り
止めの効果、突起の強度、デザイン性を考慮して総合的
に定めることができる。帽子を上から見た場合に楕円
形、長方形、その他適切な形状の突起とすることができ
る。
【0030】この突起は、例えば3D刺繍によって構成
することができる。ここで3D刺繍とは立体的に盛り上
がった刺繍をいう。3D刺繍を用いることによりデザイ
ン性を考慮して、任意の長さ、幅、高さの突起をブリム
部の上面に設けることができる。なお3D刺繍は内部に
例えばEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)等の伸
縮性のある合成樹脂等その他の適切な素材を詰めて立体
感を与えることができる。
【0031】またこの突起はゴムによって構成すること
ができる。例えば適切な形状を有するゴムをブリム部の
上面に接着剤で接着することもできる。またブリム部に
孔を設けてその孔に両端部の径が大きくなっている柱状
のゴムを挿入して突起を設けることができる。中間部の
径が大きさを孔の径と略同一として、両端部の径を甲の
径よりも大きくしておけば、一度孔に挿入されはめ込ま
れた柱状のゴムは孔から抜け落ちるという事態を防止す
ることができる。即ち柱状のゴムの両端部の軸直角断面
の大きさを孔の大きさよりも大きくしておけば、一度は
め込まれた柱状のゴムが抜け落ちることを防止できる。
その他この突起は合成樹脂等の適切な材料によって設け
ることができる。
【0032】更にブリム部の上面に突条を設けて滑り止
めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部の底部
が接するブリム部の位置の前方側に突条を設けることに
よって、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部の
底部がその突起に引っ掛かって滑らないようにすること
ができる。この突条もクラウン部とブリム部とが接合し
ている境界に近接した位置に設けることが好ましい。こ
こで近接した位置とは、上述したように、概ねクラウン
部とブリム部の境界から概ね5mmから20mm程度の
間隔とすることができる。
【0033】この突条は、上述した突起が1つに繋がっ
た形態と考えることができる。突条の高さ、幅及び長さ
は強度及び滑り止めの効果を考慮して適切な高さ、幅及
び長さとすることができる。またデザイン性を考慮に入
れることもできる。
【0034】この突条は3D刺繍によって構成すること
ができる。この場合も3D刺繍の内部に例えばエチレン
・酢酸ビニル共重合体(EVA)等の合成樹脂等その他
の適切な素材を詰めておくことができる。またこの突条
はゴムによって構成することができる。この突条を構成
するゴムを接着剤でブリム部の上面に接着することがで
きる。またブリム部上面に突条を構成するゴムをはめ込
む溝を設けて、ゴムをその溝にはめ込んで突条を構成す
ることができる。この場合ブリム部の両側に位置する部
分のゴムの幅を溝の幅よりも大きくすることにより、一
度溝にはめ込まれたゴムが抜け落ちることを防止するこ
とができる。その他合成樹脂等等の適切な材料で突条を
設けることができる。
【0035】なお本発明の帽子においては、更に帽子の
クラウン部の左右の側面に更に眼鏡の腕部の滑りを規制
するクラウン部滑り止めを備えることができる。このク
ラウン部滑り止めは、帽子のクラウン部の左右の側面を
腕部で挟んだ状態で眼鏡の腕部の滑りを規制することが
できる。ブリム部滑り止めの他にこのクラウン部滑り止
めを備えることによって、ブリム部の上面に載置された
眼鏡が帽子から脱落することをより確実に防止すること
ができる。
【0036】このクラウン部滑り止めは、眼鏡の腕部の
滑りを規制することができるように、眼鏡の腕部、好ま
しくは腕部の後方の屈曲している部分の内側に接するこ
とができる位置に適切に構成することができる。
【0037】例えば眼鏡の腕部が接するクラウン部の左
右の側面の位置に突起即ち側面突起を設けることによっ
て、腕部がその側面突起に接触して滑らないようにする
ことができる。この場合に側面突起は上述したように腕
部の後方の屈曲或いは湾曲している部分の内側に接する
位置に設けることが好ましい。腕部の屈曲或いは湾曲し
ている部分の内側に側面突起が接することによって腕部
の滑り止めの効果を向上することができる。
【0038】この場合側面突起はクラウン部の左右の側
面にそれぞれ設けることができる。側面突起の幅及び長
さは、強度及び滑り止めの効果を考慮して適切な幅及び
長さとすることができる。側面突起の高さを高くすれば
それだけ滑り止めの効果を増進することができる。従っ
て側面突起の高さは側面突起の強度と滑り止めの効果と
を考慮して適切に定めることができる。更にはデザイン
性を考慮に入れることもできる。従って側面突起の高
さ、幅、長さ更には形状は、滑り止めの効果、側面突起
の強度、デザイン性を考慮して総合的に定めることがで
きる。
【0039】この側面突起は、例えば3D刺繍によって
構成することができる。この場合も3D刺繍の内部に例
えばエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等の合成
樹脂等その他の適切な素材を詰めておくことができる。
3D刺繍を用いて任意の長さ、幅、高さの側面突起をク
ラウン部の側面に設けることができる。またこの側面突
起はゴムによって構成することができる。この側面突起
はブリム部に設けた突起の場合と同様に構成することが
できる。
【0040】
【実施例】以下本発明の帽子の実施例を図面を参照しつ
つ説明する。
【0041】(実施例1)図1に、実施例1の帽子10
の斜視図を示す。また図2に実施例1の帽子10に眼鏡
100を載置した状態の側面図を示す。なお図2におい
ては、眼鏡100は腕部110を左右に開いて、人の頭
部に被さっている帽子10のクラウン部20の左右の側
面を挟んだ状態でブリム部30の上面に載置されてい
る。但し図2においては帽子10を被っている人は省略
されている。
【0042】実施例1の帽子10は、クラウン部20と
ブリム部30とを有し、ブリム部30の上面に載置した
眼鏡100の脱落を防止する帽子10であって、ブリム
部30の上面に眼鏡100のレンズ部120の底部の滑
りを規制するブリム部滑り止めを備え、更にクラウン部
20の左右の側面に前記眼鏡の腕部110の滑りを規制
する規制するクラウン部滑り止めを備える。ブリム部滑
り止め及びクラウン部滑り止めはいずれも3D刺繍で構
成された突起31及び側面突起21である。またこの3
D刺繍は高さを与えるために内部にエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)が詰められている。
【0043】実施例1の帽子は、所謂野球帽のタイプの
帽子である。クラウン部20は繊維の布からなる。ブリ
ム部30は剛性を有し、芯の部分はポリエチレン(P
E)からなり、表面は繊維の布からなっている。またこ
のブリム部30の上面は平面と言うよりは、左右の両端
がやや下がり、中央が盛り上がったなだらかな凸状の曲
面となっている。従ってブリム部30の下面はなだらか
な凹状の曲面となっている。
【0044】眼鏡100を腕部110を左右に開いた状
態でブリム部30の上面に眼鏡100を載置した場合
に、眼鏡100の2つのレンズ部120の底部に前方か
ら接する位置に突起31が設けられている。従って眼鏡
100のレンズ部120がブリム部30の上面を前方に
滑るという事態を防止することができる。
【0045】3D刺繍の突起31で構成されたこのブリ
ム部滑り止めは、ブリム部30の上面のブリム部30と
クラウン部20との境界に近接した位置に設けられてい
る。この位置はブリム部30とクラウン部20との境界
から概ね10mm隔てた位置である。
【0046】このブリム部滑り止めとなる2つの突起3
1は、上から見ると角が丸くなっている略長方形であ
る。突起31の高さは概ね2mmであり、突起31の長
さは概ね20mmであり、突起31の幅は概ね6mmで
ある。突起の略長方形の長い辺はブリム部30とクラウ
ン部20との境界に概ね平行である。
【0047】またクラウン部20の左右の側面にやはり
3D刺繍の側面突起21で構成されたクラウン部滑り止
めが設けられている。このクラウン部滑り止めを構成す
る2つの側面突起21は、ブリム部滑り止めを構成する
突起31と同様の形状をしている。即ち側面突起21の
高さは概ね2mmであり、側面突起21の長さは概ね2
0mmであり、側面突起21の幅は概ね6mmである。
【0048】このクラウン部滑り止めを構成する側面突
起21は、帽子10のクラウン部20の側面を挟んでい
る眼鏡100の腕部110の後方の湾曲した部分の内側
に接することができる位置に設けられている。このよう
にクラウン部滑り止めを構成する側面突起21は腕部1
10の湾曲した部分の内側に接することができる位置に
設けられているので、腕部110の滑りをより規制する
ことができる。
【0049】このようにクラウン部滑り止め及びブリム
部滑り止めを側面突起21及び突起31から構成した場
合には帽子を被った状態で、眼鏡を帽子に掛けたり、帽
子から眼鏡を外したりすることが容易に行うことができ
る。
【0050】なお以下実施例1の変形例を示す。図面は
必要に応じて実施例1の図面を参照する。本実施例1の
帽子10においてはクラウン部滑り止めを構成する側面
突起21を備えていたが、本実施例1の変形例として、
側面突起21を備えていない帽子とすることもできる。
即ちクラウン部20とブリム部30とを有し、ブリム部
30の上面に載置した眼鏡100の脱落を防止する帽子
10であって、ブリム部30の上面に眼鏡100のレン
ズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを
備える帽子10とすることができる。即ち図1及び図2
において示すクラウン部滑り止めを構成する側面突起2
1を備えていない帽子10である。
【0051】また3D刺繍からなる突起の形状も装飾も
兼ねて様々な形状とすることができる。
【0052】また本実施例1ではクラウン部滑り止め及
びブリム部滑り止めはいずれも3D刺繍の側面突起21
及び突起31で構成されていたが、ゴムからなる突起、
側面突起で構成することも可能である。
【0053】(実施例2)図3に実施例2の帽子40の
斜視図を示す。実施例2の帽子40は、クラウン部50
とブリム部60とを有し、ブリム部60の上面に載置し
た眼鏡(図示を省略する)の脱落を防止する帽子40で
あって、ブリム部60の上面に眼鏡のレンズ部(図示を
省略する)の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを
備える。そしてこのブリム部滑り止めはブリム部60の
上面に設けれた溝61から構成されている。この帽子4
0に眼鏡を腕部を左右に開いて帽子40のクラウン部5
0の左右の側面を挟んだ状態でブリム部60の上面に載
置することができる。
【0054】実施例2の帽子は、実施例1と同様に、所
謂野球帽のタイプの帽子である。クラウン部50は繊維
の布からなる。ブリム部60は剛性を有し、芯の部分は
ポリエチレン(PE)からなり、表面は繊維の布からな
っている。またこのブリム部60の上面は平面と言うよ
りは、左右の両端がやや下がり、中央が盛り上がったな
だらかな凸状の曲面となっている。従ってブリム部60
の下面はなだらかな凹状の曲面となっている。
【0055】ブリム部滑り止めを構成する溝61は、ブ
リム部60の上面から下面まで貫通しており、幅は概ね
7mmであり長さは概ね25mmである。眼鏡の腕部で
クラウン部50の左右の側面を挟んだ状態でブリム部6
0の上面に載置すると、眼鏡のレンズ部の底部がちょう
どブリム部滑り止めを構成する溝61に収まるように構
成されている。この溝61は、概ねブリム部60とクラ
ウン部50との境界から概ね10mm程度の位置に設け
られている。
【0056】なお実施例2はクラウン部滑り止めを備え
ていないが、実施例2の変形としてクラウン部滑り止め
を備えることができる。この場合実施例1と同様の形状
の側面突起をクラウン部滑り止めとして実施例1と同様
の位置に設けることができる。
【0057】このようにブリム部滑り止めを溝61で構
成した場合には、帽子を被った状態において眼鏡を帽子
に載置したり、帽子から眼鏡をはずすことは容易に行う
ことができる。
【0058】なお本発明の実施例は、上述した実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
範囲内で種々の変形が可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡
のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを
備えることによって、眼鏡のレンズ部の底部がブリム部
の上面から滑らないようにして帽子から眼鏡が脱落する
ことを防止することができる。またブリム部滑り止め、
クラウン部滑り止めを突起から構成した場合には帽子を
被った状態において簡単に眼鏡をブリム部の上に載置す
ることができ、また眼鏡を帽子から簡単に取り外すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の帽子の斜視図である。
【図2】 実施例1の帽子の側面図である。
【図3】 実施例2の帽子の斜視図である。
【図4】 帽子に眼鏡を載置した状態を示した図であ
る。
【符号の説明】
10:帽子 20:クラウン部 21:側面突起(クラウン部滑り
止め) 30:ブリム部 31:突起(ブリム部滑り止め) 40:帽子 50:クラウン部 60:ブリム部 61:溝(ブリム部滑り止め) 100:眼鏡 110:腕(テンプル)部 120:レンズ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラウン部とブリム部とを有し、該ブリ
    ム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子であっ
    て、 前記ブリム部の上面に前記眼鏡のレンズ部の底部の滑り
    を規制するブリム部滑り止めを備えることを特徴とする
    帽子。
  2. 【請求項2】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部
    の前記上面に設けられた溝である請求項1記載の帽子。
  3. 【請求項3】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部
    の前記上面に設けられた突起である請求項1記載の帽
    子。
  4. 【請求項4】 前記突起は、3D刺繍からなる請求項3
    記載の帽子。
  5. 【請求項5】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部
    の前記上面に設けられた突条である請求項1記載の帽
    子。
  6. 【請求項6】 更に前記クラウン部の左右の側面に前記
    眼鏡の腕部の滑りを規制するクラウン部滑り止めを備え
    る請求項1、2、3、4又は5記載の帽子。
  7. 【請求項7】 前記クラウン部滑り止めは、側面突起で
    ある請求項6記載の帽子。
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JP2016094685A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社リーベン 帽子及び帽子の製造方法

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