JP2002348280A - ピラゾール誘導体とその製造中間体及びそれらの製造方法、並びにそれらを有効成分とする除草剤 - Google Patents
ピラゾール誘導体とその製造中間体及びそれらの製造方法、並びにそれらを有効成分とする除草剤Info
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Abstract
ピラゾール誘導体とその製造中間体及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 一般式(1a) 【化1】 で示されるピラゾール誘導体とその製造中間体及びそれ
らの製造方法、並びにそれらのピラゾール誘導体を有効
成分とする除草剤。
Description
導体とその製造中間体及びそれらの製造方法、並びにそ
れらを有効成分とする除草剤に関する。
薬としての生理活性を有するピラゾール誘導体は数多く
知られているが、本発明の一般式(1a)で示されるよう
な、ピラゾール環3位に置換アリールオキシ基と、4位
に置換カルバモイル基や置換アミノ基を有するピラゾー
ル誘導体に関する報告例はなく、それらの生物活性に関
する報告もない。本発明のピラゾール誘導体(1a)と類似
の構造を有するピラゾール誘導体として、WO99/33812及
びWO99/33813公報記載のピラゾール誘導体が知られてい
るが、これらはピラゾール環5位にアリールオキシ基や
アリールチオ基を有する点で本発明のピラゾール誘導体
(1a)とは異なる構造のピラゾール誘導体であり、またそ
の製造方法は本発明の方法とは全く異なるものである。
さらに前記願WO99/33812及びWO99/33813公報記載のピラ
ゾール誘導体は殺菌活性を有する旨記述されているが、
その他の生物活性に関する記述は一切ない。
公報には殺菌活性を有するピラゾール誘導体が記載され
ているが、3位に置換アリールオキシ基を有していない
点で本発明のピラゾール誘導体とは全く異なる構造であ
る。また、WO99/12911公報には類似のピラゾール誘導体
の製造方法が記載されているが、3位に置換ベンジルオ
キシ基を有する点で本発明のピラゾール誘導体とは全く
異なるものである。さらに、特開昭63-45264公報記載の
殺菌活性を有するピラゾール誘導体は、ピラゾール環上
に置換オキシ基を有するものではなく、本発明のピラゾ
ール誘導体とは全く異なるものである。また、特開昭58
-148868公報記載のピラゾール誘導体は除草活性を有す
る旨記載されているが、これらはピラゾール環上に置換
オキシ基を有するものの、その位置はピラゾール環5位
であり、さらに置換オキシ基としてエトキシ基を有する
ピラゾール誘導体の合成例が例示されているだけであ
り、3位に置換されていてもよいフェニル基やピリジル
基を有することを特徴とする本発明のピラゾール誘導体
とは全く異なるものである。
活性と高い作物選択性を有する新規なピラゾール誘導体
とその製造中間体及びそれらの製造方法、更にはこれら
の誘導体を有効成分とする除草剤を提供するものであ
る。
草活性と作物選択性を有する除草剤を求め鋭意検討を重
ねた結果、本発明の一般式(1a)で示されるピラゾール誘
導体が、作物に薬害を与えることなく、しかも低薬量の
施用で優れた除草活性を示すこと、さらにこれらの簡便
な製造方法を見い出し、本発明を完成した。
アルキル基又は置換していてもよいC7〜C11アラルキル
基を表し、R2は置換されていてもよいフェニル基又は置
換されていてもよいピリジル基を表す。R3aは水素原
子、C1〜C6アルキル基又はハロゲン原子を表す。Rは置
換していてもよいカルバモイル基又は置換していてもよ
いアシルアミノ基を表す。)で示されるピラゾール誘導
体に関するものである。さらに詳しくは、一般式(1a)に
おいて、Rが一般式-CONR4aR5a(式中、R4aは水素原子、
置換していてもよいC1〜C6アルキル基、置換していても
よいC3〜C8シクロアルキル基、置換していてもよいC7〜
C11アラルキル基、置換していてもよいC3〜C 6アルケニ
ル基、置換していてもよいC3〜C6アルキニル基、置換し
ていてもよい芳香族基、ヒドロキシ基、置換していても
よいC1〜C6アルコキシ基、置換していてもよいC3〜C8シ
クロアルキルオキシ基、置換していてもよいC7〜C11ア
ラルキルオキシ基、置換していてもよいC3〜C6アルケニ
ルオキシ基又は置換していてもよいC3〜C6アルキニルオ
キシ基を表し、R5aは水素原子、置換していてもよいC1
〜C6アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シクロアル
キル基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置
換していてもよいC3〜C6アルケニル基、置換していても
よいC3〜C6アルキニル基、置換していてもよい芳香族基
を表すか、あるいはR4a及びR5aは結合する窒素原子と一
体となって置換していてもよい複素環を形成してもよ
い。)で表される置換していてもよいカルバモイル基、
あるいはRが一般式-NR6aCOR7a式中、R6aは水素原子、置
換していてもよいC1〜C6アルキル基、置換していてもよ
いC3〜C8シクロアルキル基、置換していてもよいC7〜C
11アラルキル基、置換していてもよいC3〜C6アルケニル
基又は置換していてもよいC3〜C6アルキニル基を表す。
R7aは水素原子、置換していてもよいC1〜C6アルキル
基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキル基、置換
していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していても
よいC3〜C6アルケニル基、置換していてもよいC3〜C6ア
ルキニル基、置換していてもよい芳香族基、置換してい
てもよいC1〜C6アルコキシ基、置換していてもよいC3〜
C8シクロアルキルオキシ基、置換していてもよいC7〜C
11アラルキルオキシ基、置換していてもよいC3〜C6アル
ケニルオキシ基、置換していてもよいC3〜C6アルキニル
オキシ基、置換していてもよい芳香族置換オキシ基、モ
ノあるいはジ(置換していてもよいC1〜C6のアルキル)ア
ミノ基、モノあるいはジ(置換していてもよいC3〜C8の
シクロアルキル)アミノ基、モノあるいはジ(置換してい
てもよいC7〜C11のアラルキル)アミノ基、モノあるいは
ジ(置換していてもよいC3〜C6のアルケニル)アミノ基、
モノあるいはジ(置換していてもよいC3〜C6のアルキニ
ル)アミノ基又は置換していてもよい芳香族アミノ基を
表す。)で表される置換していてもよいアシルアミノ基
であるピラゾール誘導体に関するものである。
製造のための中間体である一般式(2a)
よいC1〜C6アルキル基又は置換していてもよいC7〜C11
アラルキル基を表す。R2及びR3aは前記と同じ意味を表
す。R8aはC1〜C6アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲ
ン原子又はアジド基を表す。但し、R8aがハロゲン原子
あるいはアジド基である場合、R1bは水素原子になりえ
ない。)で示されるピラゾール誘導体に関するものであ
る。
す。R3bは水素原子又はハロゲン原子を表す。)で示さ
れるピラゾール誘導体と、一般式(3)
脱離基を表す。)で示される化合物とを塩基の存在下に
反応させ、一般式(2c)
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造する
方法に関するものであり、さらに詳しくは、R2がハロゲ
ン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、
(C1〜C6アルキル)スルホニル基、(C1〜C6アルコキシ)カ
ルボニル基などの電子吸引性置換基で置換されているフ
ェニル基又はピリジル基である本発明のピラゾール誘導
体を製造する方法に関するものである。また、本発明
は、一般式(2d)
を表す。)で示されるピラゾール誘導体と、一般式(4)
す。)で示される化合物とを塩基の存在下に反応させ、
一般式(2e)
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造する
方法、並びに、一般式(2f)
を表す。)で示されるピラゾール誘導体を塩基で処理
し、次いで一般式(5)
は脱離基を表す。)で示される化合物と反応させ、一般
式(2g)
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造する
方法に関するものである。
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体のエステル
部位を加水分解し、一般式(2i)
を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造し、次い
で、このものをハロゲン化剤と反応させることにより、
一般式(2j)
を表す。Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピラゾ
ール誘導体を製造する方法に関するものである。
式(2k)
を表す。R8bはC1〜C6アルコキシ基、ヒドロキシ基又は
ハロゲン原子を表す。)で示されるピラゾール誘導体
と、一般式(6)
よいC1〜C6アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シク
ロアルキル基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル
基、置換していてもよいC3〜C6アルケニル基、置換して
いてもよいC3〜C6アルキニル基、置換していてもよい芳
香族基、ヒドロキシ基、置換していてもよいC1〜C6アル
コキシ基又は置換していてもよいC7〜C11アラルキルオ
キシ基を表す。R5aは前記と同じ意味を表すか、あるい
はR4bとR5aが結合する窒素原子と一体となって置換して
いてもよい複素環を形成してもよい。)で示されるアミ
ン類とを、場合によっては塩基あるいは脱水剤の存在下
に反応させ、一般式(1b)
と同じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製
造する方法、並びに、一般式(1b)においてR5aが水素原
子である一般式(1c)
じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体と、一般
式(7)
アルキル基、置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換していてもよ
いC3〜C6アルキニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で
示される化合物とを塩基の存在下に反応させ、一般式(1
d)
と同じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製
造する方法に関するものである。
がヒドロキシ基であり、R5aが水素原子である一般式(1
e)
を表す。)で示されるピラゾール誘導体と、一般式(8)
アルキル基、置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換していてもよ
いC3〜C6アルキニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で
示される化合物とを塩基の存在下に反応させ、一般式(1
f)
じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体及び/又
は一般式(1g)
じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方
法、及び一般式(9)
リメチレン基を表し、これらのポリメチレン基は不飽和
結合を含んでいてもよい。Zは脱離基を表す。)で示さ
れる化合物とを塩基の存在下に反応させ、一般式(1h)
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造する
方法に関するものである。
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体と、アジ化
ナトリウムとを反応させ、一般式(2l)
を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造し、次い
で、一般式(10)
アルキル基、置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基、置換していてもよい
C3〜C6アルキニル基又は置換していてもよい芳香族基を
表す。YはO、S、NH又はNR7cを表し、R7cは置換していて
もよいC1〜C6アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シ
クロアルキル基、置換していてもよいC7〜C11アラルキ
ル基、置換していてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換
していてもよいC3〜C6アルキニル基を表す。)で示され
るアルコール類、チオアルコール類又はアミン類の存在
下に熱分解反応させ、一般式(1i)
同じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造
する方法に関するものである。
一般式(1i)において、Yが酸素原子である一般式(1j)
じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を加水分
解し、一般式(1k)
を表す。)で示される4-アミノピラゾール誘導体を製造
する方法に関するものである。この一般式(1k)
を表す。)で示される4-アミノピラゾール誘導体も本発
明の化合物であるが、このものは、場合によっては塩基
の存在下に、一般式(11)
す。)で示される化合物と反応させることにより、一般
式(1l)
じ意味を表す。)で示される本発明のピラゾール誘導体
へと誘導することができ、さらに塩基の存在下に、一般
式(12)
アルキル基、置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換していてもよ
いC3〜C6アルキニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で
示される化合物と反応させることにより、一般式(1m)
と同じ意味を表す。)で示される本発明のピラゾール誘
導体へと変換することができる。
を表す。)で示される4-アミノピラゾール誘導体を場合
によっては塩基の存在下に、一般式(13)
アルキル基、置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基、置換していてもよい
C3〜C6アルキニル基又は置換していてもよい芳香族基を
表す。WはO又はSを表す。)で示されるイソシアネート
類又はイソチオシアネート類と反応させることによる、
一般式(1n)
同じ意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を製造
する方法に関するものである。
意味を表す。)で示されるピラゾール誘導体を有効成分
とする除草剤に関するものである。
R、R1〜R10、A、X、Y、Z及びWで示される置換基の定義
を例示を挙げて以下に説明する。R1a、R1b、R3a、R3c、
R4a、R4b、R4c、R5a、R5b、R6a、R6b、R7a、R7b、R7c、
R7d、及びR9及びR10で表されるアルキル基、並びに
R4a、R4b、R7a、R8a又はR8bで表されるアルコキシ基あ
るいはモノあるいはジ(アルキル)アミノ基におけるアル
キル基としては、直鎖状もしくは分枝状のいずれであっ
てもよく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、s-ブチル基、t-ブチ
ル基、ペンチル基、イソアミル基、ネオペンチル基、1-
エチルプロピル基、1-メチルブチル基、2-メチルブチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、2-エチルブチル基、
4-メチルペンチル基等のC1〜C6アルキル基を例示するこ
とができる。これらのアルキル基はハロゲン原子、C3〜
C8シクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アル
キルチオ基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルコキシカ
ルボニル基、カルボキシ基、アシル基等で一個以上置換
されていてもよく、さらに具体的には2-クロロエチル
基、3-クロロプロピル基、ジフルオロメチル基、3-フル
オロプロピル基、シクロプロピルメチル基、シクロペン
チルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シアノメチル
基、2-シアノエチル基、3-シアノプロピル基、ニトロメ
チル基、2-メチルチオエチル基、メトキシメチル基、エ
トキシメチル基、2-メトキシエチル基、2-クロロエトキ
シメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカ
ルボニルメチル基、1-メトキシカルボニルエチル基、1-
エトキシカルボニルエチル基、2-エトキシカルボニルエ
チル基、カルボキシメチル基、アセトニル基、1-アセチ
ルエチル基、3-アセチルプロピル基、フェナシル基、4-
クロロフェナシル基、2,4-ジフルオロフェナシル基、4-
メチルフェナシル基、4-イソプロピルフェナシル基、4-
イソブチルフェナシル基、4-シクロヘキシルフェナシル
基、4-シアノフェナシル基、4-ニトロフェナシル基等を
例示することができる。R4a、R4b、R4c、R5a、R5b、
R6a、R6b、R7a、R7b、R7c及びR7dで表されるシクロアル
キル基、並びにR4a又はR7aで表されるシクロアルキルオ
キシ基あるいはモノあるいはジ(シクロアルキル)アミノ
基におけるシクロアルキル基としては、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロオクチル基等のC3〜C8シクロアルキル基を
例示することができる。また、これらのシクロアルキル
基はハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、(C1〜C4アルコ
キシ)カルボニル基、シアノ基等で置換されていてもよ
く、さらに具体的には、1-メチルシクロプロピル基、2,
2-ジメチルシクロプロピル基、2-クロロシクロプロピル
基、2,2-ジクロロシクロプロピル基、2-メトキシカルボ
ニルシクロプロピル基、2-シアノシクロプロピル基、2-
メチルシクロペンチル基、3-メチルシクロペンチル基等
を例示することができる。R1a、R1b、R4a、R4b、R4c、R
5a、R5b、R6a、R6b、R7a、R7b、R7c及びR7dで表される
アラルキル基、並びにR4a、R4b又はR7aで表されるアラ
ルキルオキシ基あるいはモノあるいはジ(アラルキル)ア
ミノ基におけるアラルキル基としては、ベンジル基、1-
フェニルエチル基、2-フェニルエチル基、1-フェニルプ
ロピル基、1-ナフチルメチル基、2-ナフチルメチル基等
のC7〜C11アラルキル基を例示することができる。これ
らのアラルキル基のアリール基上はハロゲン原子、C1〜
C6アルキル基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルコキ
シ基、C1〜C6ハロアルキルオキシ基、C1〜C6アルキルチ
オ基、C1〜C6アルキルスルホニル基、C1〜C6アルコキシ
カルボニル基、カルボキシ基、置換していてもよいカル
バモイル基、シアノ基、ニトロ基等で一個以上置換され
ていてもよい。さらに具体的には、2-フルオロベンジル
基、3-フルオロベンジル基、4-フルオロベンジル基、2-
クロロベンジル基、3-クロロベンジル基、4-クロロベン
ジル基、2-ブロモベンジル基、3-ブロモベンジル基、4-
ブロモベンジル基、2,4-ジフルオロベンジル基、3,5-ジ
フルオロベンジル基、2-クロロ-3,6-ジフルオロベンジ
ル基、3-クロロ-2,6-ジフルオロベンジル基、2,4-ジク
ロロベンジル基、3,5-ジクロロベンジル基、2,6-ジクロ
ロベンジル基、3,5-ジブロモベンジル基、2,4-ジクロロ
-5-フルオロベンジル基、2,3,4-トリフルオロベンジル
基、2,3,5-トリフルオロベンジル基、2,3,6-トリフルオ
ロベンジル基、2,4,5-トリフルオロベンジル基、2,4,6-
トリフルオロベンジル基、3,4,6-トリフルオロベンジル
基、2,4,6-トリクロロベンジル基、2,3,4,5-テトラフル
オロベンジル基、2,3,4,5,6-ペンタフルオロベンジル
基、2-クロロ-6-フルオロ-3-メチルベンジル基、6-クロ
ロ-2-フルオロベンジル基、3-クロロ-2-フルオロ-5-(ト
リフルオロメチル)ベンジル基、2-フルオロ-3-(トリフ
ルオロメチル)ベンジル基、4-フルオロ-3-(トリフルオ
ロメチル)ベンジル基、5-フルオロ-3-(トリフルオロメ
チル)ベンジル基、4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ベ
ンジル基、4-ブロモ-3-(トリフルオロメチル)ベンジル
基、2-メチルベンジル基、3-メチルベンジル基、4-メチ
ルベンジル基、4-イソプロピルベンジル基、4-イソブチ
ルベンジル基、4-t-ブチルベンジル基、2,4-ジメチルベ
ンジル基、3,5-ジメチルベンジル基、2-(トリフルオロ
メチル)ベンジル基、3-(トリフルオロメチル)ベンジル
基、4-(トリフルオロメチル)ベンジル基、2,4-ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル基、3,5-ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル基、2-メトキシカルボニルベンジル
基、3-メトキシカルボニルベンジル基、4-メトキシカル
ボニルベンジル基、3-カルボキシベンジル基、4-カルボ
キシベンジル基、3-(N,N-ジメチルカルバモイル)ベンジ
ル基、4-(N,N-ジメチルカルバモイル)ベンジル基、3-
(N,N-ジエチルカルバモイル)ベンジル基、3-(N-エチル-
N-プロピルカルバモイル)ベンジル基、3-シアノベンジ
ル基、4-シアノベンジル基、2-メトキシベンジル基、3-
メトキシベンジル基、4-メトキシベンジル基、3,4-ジメ
トキシベンジル基、3-トリフルオロメトキシベンジル
基、3-ジフルオロメトキシベンジル基、4-トリフルオロ
メトキシベンジル基、4-フェノキシベンジル基、4-メチ
ルチオベンジル基、3-(ジフルオロメチル)チオベンジル
基、3-(トリフルオロメチル)チオベンジル基、4-メチル
スルホニルベンジル基、2-ニトロベンジル基、3-ニトロ
ベンジル基、4-ニトロベンジル基、1-(2-フルオロフェ
ニル)エチル基、1-(2-クロロフェニル)エチル基、1-(2-
ブロモフェニル)エチル基、1-(3-フルオロフェニル)エ
チル基、1-(3-クロロフェニル)エチル基、1-(3-ブロモ
フェニル)エチル基、1-(4-フルオロフェニル)エチル
基、1-(4-クロロフェニル)エチル基、1-(4-ブロモフェ
ニル)エチル基、1-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]
エチル基、1-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル
基、1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル基、2-
(3-ブロモフェニル)エチル基、2-[3-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]エチル基、3-フェニルプロピル基、4-フェ
ニルブチル基等を例示することができる。R4a、R4b、R
4c、R5a、R5b、R6a、R6b、R7a、R7b、R7c及びR7dで表さ
れるアルケニル基、並びにR4a又はR7aで表されるアルケ
ニルオキシ基あるいはモノあるいはジ(アルケニル)アミ
ノ基におけるアルケニル基としては、直鎖状もしくは分
枝状あるいは環状のいずれであってもよく、1-プロペニ
ル基、アリル基、2-メチル-2-プロペニル基、2-ブテニ
ル基、3-ブテニル基、2-ペンテニル基、3-ペンテニル
基、1-シクロペンテニル基、2-ヘキセニル基、3-ヘキセ
ニル基、1-シクロヘキセニル基、2-ヘプテニル基、1-シ
クロオクテニル基等のC3〜C6アルケニル基を例示するこ
とができる。また、これらのアルケニル基はハロゲン原
子等で置換されていてもよく、例えば、2-クロロ-2-プ
ロペニル基、3-クロロプロペニル基、4-クロロ-2-ブテ
ニル基等を例示することができる。R4a、R4b、R4c、
R5a、R5b、R6a、R6b、R7a、R7b、R7c及びR7dで表される
アルキニル基、並びにR4a又はR7aで表されるアルキニル
オキシ基あるいはモノあるいはジ(アルキニル)アミノ基
におけるアルキニル基としては、直鎖状もしくは分枝状
のいずれであってもよく、プロパルギル基、1-ブチン-3
-イル基、3-メチル-1-ブチン-3-ル基、2-ブチニル基、2
-ペンチニル基、3-ペンチニル基等のC3〜C6アルキニル
基を例示することができる。また、これらのアルキニル
基はハロゲン原子等で置換されていてもよく、例えば、
3-フルオロ-2-プロピニル基、3-クロロ-2-プロピニル
基、3-ブロモ-2-プロピニル基、4-ブロモ-2-ブチニル
基、4-ブロモ-3-ブチニル基等を例示することができ
る。R4a、R4b、R5a、R7a、R7b及びR7dで表される芳香族
基、並びにR7aで表される芳香族置換オキシ基あるいは
芳香族アミノ基における芳香族基としては、芳香族基上
の置換基として、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1
〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アシル基、(C1〜C4アルコ
キシ)イミノ基で置換されたC1〜C6アルキル基、(C1〜C6
アルコキシ)カルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、C
1〜C6のアルコキシ基、アリールオキシ基、C1〜C6ハロ
アルキルオキシ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6アル
キルスルフィニル基、C1〜C6アルキルスルホニル基、C1
〜C6ハロアルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキルスルフィ
ニル基、C1〜C6ハロアルキルスルホニル基、ニトロ基等
を有する置換していてもよい芳香族基を例示することが
できる。さらに具体的には、2-フルオロフェニル基、2-
クロロフェニル基、2-ブロモフェニル基、3-フルオロフ
ェニル基、3-クロロフェニル基、4-フルオロフェニル
基、4-クロロフェニル基、4-ブロモフェニル基、2,4-ジ
フルオロフェニル基、2,4-ジクロロフェニル基、3,5-ジ
フルオロフェニル基、3,5-ジクロロフェニル基、3-クロ
ロ-2,4-ジフルオロフェニル基、2,4,5-トリクロロフェ
ニル基、2,4-ジクロロ-3-メチルフェニル基、2,4-ジク
ロロ-5-メトキシフェニル基、2,4-ジクロロ-5-イソプロ
ピルオキシフェニル基、2-フルオロ-4-クロロ-5-メトキ
シフェニル基、2-フルオロ-4-ク(ロロ-5-イソプロピル
オキシフェニル基、2-フルオロ-4-ク(ロロ-5-シクロペ
ンチルオキシフェニル基、2-フルオロ-4-クロロ-5-プロ
パルギルオキシフェニル基、2-フルオロ-4-ク(ロロ-5-
(1-ブチン-3-イルオキシ)フェニル基、2-フルオロ-4-
(トリフルオロメチル)フェニル基、2-クロロ-4-(トリフ
ルオロメチル)フェニル基、2-クロロ-5-(トリフルオロ
メチル)フェニル基、4-フルオロ-3-フェノキシフェニル
基、2-フルオロ-5-ニトロフェニル基、2,4-ジフルオロ-
5-ニトロフェニル基、2-メチルフェニル基、3-メチルフ
ェニル基、4-メチルフェニル基、2,4-ジメチルフェニル
基、4-エチルフェニル基、4-イソプロピルフェニル基、
4-t-ブチルフェニル基、2-(トリフルオロメチル)フェニ
ル基、3-(トリフルオロメチル)フェニル基、4-(トリフ
ルオロメチル)フェニル基、,4-ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル基、3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニ
ル基、2-アセチルフェニル基、4-アセチルフェニル基、
4-イソバレリルフェニル基、2-メトキシカルボニルフェ
ニル基、2-エトキシカルボニルフェニル基、3-メトキシ
カルボニルフェニル基、4-メトキシカルボニルフェニル
基、2-カルボキシフェニル基、4-カルボキシフェニル
基、2-シアノフェニル基、4-シアノフェニル基、2-メト
キシフェニル基、3-メトキシフェニル基、4-メトキシフ
ェニル基、3,4-ジメトキシフェニル基、4-イソプロピル
オキシフェニル基、4-t-ブチルオキシフェニル基、3-ト
リフルオロメトキシフェニル基、4-トリフルオロメトキ
シフェニル基、3-フェノキシフェニル基、4-フェノキシ
フェニル基、2-メチルチオフェニル基、4-メチルチオフ
ェニル基、2-メチルスルフィニルフェニル基、4-メチル
スルフィニルフェニル基、2-メチルスルホニルフェニル
基、4-メチルスルホニルフェニル基、4-(トリフルオロ
メチル)チオフェニル基、4-(トリフルオロメチル)スル
フィニルフェニル基、4-(トリフルオロメチル)スルホニ
ルフェニル基、2-ニトロフェニル基、4-ニトロフェニル
基、1-ナフチル基、2-ナフチル基等を例示することがで
きる。また、置換されていてもよい複素環系芳香族基と
しては、3-シアノ-4,5-ジメチルフラン-2-イル基、ピロ
ール-2-イル基、ピラゾール-3-イル基、1-エチルピラゾ
ール-5-イル基、イミダゾール-2-イル基、4,5-ジシアノ
イミダゾール-2-イル基、オキサゾール-2-イル基、5-メ
チルイソオキサゾール-3-イル基、5-t-ブチルイソオキ
サゾール-3-イル基、チアゾール-2-イル基、5-ブロモチ
アゾール-2-イル基、4-メチルチアゾール-2-イル基、4,
6-ジメチルチアゾール-2-イル基、4-フェニルチアゾー
ル-2-イル基、5-ニトロチアゾール-2-イル基、3-メチル
イソチアゾール-5-イル基、5-メチルチオ-1,2,4-トリア
ゾール-3-イル基、1,2,3-チアジアゾール-5-イル基、5-
エチル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル基、5-t-ブチル-
1,3,4-チアジアゾール-2-イル基、5-トリフルオロメチ
ル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル基、5-フェニル-1,3,4
-チアジアゾール-2-イル基、5-エチルチオ-1,3,4-チア
ジアゾール-2-イル基、5-エチルスルホニル-1,3,4-チア
ジアゾール-2-イル基、5-ブチルスルホニル-1,3,4-チア
ジアゾール-2-イル基、5-ジメチルアミノスルホニル-1,
3,4-チアジアゾール-2-イル基、テトラゾール-5-イル
基、2-ピリジル基、3-ピリジル基、4-ピリジル基、3-ク
ロロピリジン-2-イル基、3,5-ジクロロピリジン-2-イル
基、5-ブロモピリジン-2-イル基、3-クロロ-5-(トリフ
ルオロメチル)ピリジン-2-イル基、3,5-ジブロモピリジ
ン-2-イル基、3,5-ジクロロ-2,6-ジフルオロピリジン-4
-イル基、6-クロロ-4-ヒドロキシピリジン-2-イル基、3
-メチルピリジン-2-イル基、4,6-ジメチルピリジン-2-
イル基、2,6-ジメトキシピリジン-3-イル基、3-ニトロ
ピリジン-2-イル基、5-ニトロピリミジン-2-イル基、ピ
リミジン-2-イル基、4,6-ジクロロピリミジン-2-イル
基、5-クロロ-2,6-ジメチルピリミジン-4-イル基、4-ク
ロロ-6-メトキシピリミジン-2-イル基、6-クロロ-2-メ
チルチオピリミジン-4-イル基、4-クロロ-6-イソプロピ
ルアミノピリミジン-2-イル基、4-メチルピリミジン-2-
イル基、4,6-ジメチルピリミジン-2-イル基、4-シクロ
プロピル-6-メチルピリミジン-2-イル基、4-メチル-6-
(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル基、4,6-ビス(ジフル
オロメチル)ピリミジン-2-イル基、4-メチル-6-メトキ
シピリミジン-2-イル基、4,6-ジメトキシピリミジン-2-
イル基、4-イソブチルオキシ-6-メチルピリミジン-2-イ
ル基、6-メチル-4(3H)-ピリミジノン-2-イル基、6-トリ
フルオロメチル-4(3H)-ピリミジノン-2-イル基、ピラジ
ン-2-イル基、4,6-ジクロロ-1,3,5-トリアジン-2-イル
基、5,6-ジメチル-1,3,4-トリアジン-2-イル基、4-メト
キシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル基、4-エトキ
シ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル基、4,6-ジメト
キシ-1,3,5-トリアジン-2-イル基、4-ジメチルアミノ-6
-(2,2,2-トリフルオロエチルオキシ)-1,3,5-トリアジン
-2-イル基、5-t-ブチル-1,3,4-トリアジン-6(1H)-オン-
2-イル基等を例示することができる。R4aとR5a及びR4b
とR5aが結合する窒素原子と一体となって形成する複素
環としては、ピロール、ピロリン、ピロリジン、イミダ
ゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾール、
ピラゾリン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、
インドール、インドリン、イソインドール、1H-インダ
ゾール、プリン、オキサゾリン、オキサゾリジン、イソ
オキサゾリン、イソオキサゾリジン、チアゾリン、チア
ゾリジン、モルホリン、チオモルホリン、アジリジン、
アゾカン、テトラヒドロオキサジン等を例示することが
でき、これらはハロゲン原子やC1〜C6のアルキル基等で
一個以上置換されていてもよい。R2で表される置換され
ていてもよいフェニル基又は置換されていてもよいピリ
ジル基としては、フェニル基又はピリジル基上の置換基
として、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6ハロ
アルキル基、C1〜C6アシル基、(C1〜C6アルコキシ)カル
ボニル基、カルボキシ基、シアノ基、C1〜C6のアルコキ
シ基、アリールオキシ基、C1〜C6ハロアルキルオキシ
基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6アルキルスルフィニ
ル基、C1〜C6アルキルスルホニル基、C1〜C6ハロアルキ
ルチオ基、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル基、C1〜C6
ハロアルキルスルホニル基、ニトロ基等を有する置換し
ていてもよいフェニル基又はピリジル基を例示すること
ができる。特に、後述する製造方法−2(工程−3)の
反応では、これらフェニル基又はピリジル基上の置換基
としてはハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ
基、ニトロ基、(C1〜C6アルキル)スルホニル基、(C1〜C
6アルコキシ)カルボニル基等の電子吸引性置換基が好ま
しい。さらに、これらフェニル基又はピリジル基上の置
換基は、例えば、ニトロ基は還元してアミノ基へと変換
でき、さらにアミノ基はジアゾニウム塩を経てハロゲン
原子や置換アルキル基へと変換することができ、これら
もフェニル基又はよいピリジル基上の置換基に含めるこ
とができる。Aで表される不飽和結合を含んでいてもよ
いC3〜C6のポリメチレン基としては、トリメチレン基、
テトラメチレン基、2-ブチレン基、ペンタメチレン基、
ヘキサメチレン基等を例示することができる。これらは
ハロゲン原子やC1〜C6のアルキル基等で一個以上置換さ
れていてもよい。R3a、R3b、R8a、R8b及びXで表される
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子等を例示することができる。Zで示される脱離基とし
ては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、メチルスルホニルオキシ基、(トリフルオロメチル)
スルホニルオキシ基、フェニルスルホニルオキシ基、p-
トリルスルホニルオキシ基等のアルキルもしくはアリー
ルスルホニルオキシ基、あるいはアセトキシ基、ピバロ
イルオキシ基等のアシルオキシ基等を例示することがで
きる。次に本発明の化合物の製造方法について例示を挙
げてさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれらに限
定されるものではない。製造方法−1(工程−1,2)
は、ヒドラジン類とアルコキシメチリデンマロン酸エス
テル誘導体との反応により、3-ヒドロキシピラゾール誘
導体(2b-1)を製造する方法、さらにこのものの5位をハ
ロゲン化することにより、ピラゾール誘導体(2b-2)を製
造する方法を示す。
を表す。R10は低級アルキル基を表す。) 工程−1は、ヒドラジン類とアルコキシメチリデンマロ
ン酸エステル誘導体との環化縮合により、ピラゾール誘
導体(2b-1)を製造する工程である。反応は原料のヒドラ
ジン類が塩基性であることから塩基を用いず反応させる
こともできるが、塩基存在下に行うこともできる。塩基
としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用
いることができる。塩基の使用量は特に制限はないが、
反応基質に対して0.1等量以上用いて実施することが収
率が良い点で好ましい。反応は溶媒中で行うことが好ま
しく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用すること
ができ、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2-ジメトキシ
エタン(DME)等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、t-ブチルアルコール等のアルコール類、アセ
トニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、酢酸エ
チル、プロピオン酸エチル、ブタン酸メチル、炭酸ジメ
チル、炭酸ジエチル等のエステル類、N,N-ジメチルホル
ムアミド(DMF)、N-メチルピロリドン等のアミド類、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)、水あるいはこれらの混合溶
媒を使用することができる。反応温度は使用する塩基に
よっても異なり、-30℃から反応溶媒の還流温度の範囲
から選ばれるが、0℃から100℃の範囲から適宜選ばれた
温度で反応を実施することが収率が良い点で好ましい。
反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得るこ
とができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー
あるいは再結晶等により精製することもできるヒドラジ
ン類のアルコキシメチリデンマロン酸エステル誘導体へ
の付加反応において、ヒドラジン類が置換基を有する場
合、すなわちR1bが水素原子でない場合には、下記反応
式に示したように、ヒドラジンのどちらの窒素原子がメ
チリデン炭素に付加するかによって、ルートAとルート
Bの2通りの付加反応が起こりえるものであり、それぞ
れ付加体(A)及び付加体(B)が生成する可能性がある。そ
して付加体(A)の環化反応からは目的とする3-ヒドロキ
シピラゾール誘導体(2b-1)が、付加体(B)からは従来か
ら知られている5-ヒドロキシピラゾール誘導体(C)が生
成すると考えられる。本発明者らは、今回、0℃から100
℃の低温から中温程度の範囲から適宜選ばれた温度で反
応させることにより、ルートAの反応を優先的に進行さ
せることができ、付加体(A)を経由して3-ヒドロキシピ
ラゾール誘導体(2b-1)を選択性よく合成できることを見
いだした。生成物の構造は、各種スペクトル分析ととも
に、例えば、本反応により得られた3-ヒドロキシ-1-メ
チルピラゾール-4-カルボン酸エチルをベンジル化し、
エステルをアミドに変換したN-(2,4-ジフルオロ-5-ニト
ロフェニル)-3-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ルオキシ]-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミドのX
線結晶構造解析により確認した。
を表す。) 工程−2は、3-ヒドロキシピラゾール誘導体(2b-1)の5
位をハロゲン化することにより、本発明のピラゾール誘
導体(2b-2)を製造する工程である。ハロゲン化にはハロ
ゲン化剤を用いて行うことができる。ハロゲン化剤とし
ては、スルフリルクロリド、N-クロロこはく酸イミド、
N-ブロモこはく酸イミド等を用いることができる。反応
は溶媒中で行うことが好ましく、反応に害を及ぼさない
溶媒であれば使用することができ、例えば、ペンタン、
ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、DME等
のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素等のハロゲン系溶媒、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸、プロピオ
ン酸等の有機酸系溶媒、水あるいはこれらの混合溶媒を
例示することができる。反応温度は使用するハロゲン化
剤によっても異なり、-10℃から150℃の範囲から選ばれ
るが、0℃から反応溶媒の還流温度の範囲から適宜選ば
れた温度で反応を実施することが収率が良い点で好まし
い。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得
ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフ
ィーあるいは再結晶等により精製することもできる。製
造方法−2(工程−3)は、3-ヒドロキシピラゾール誘
導体(2b)と化合物(3)とを塩基の存在下に反応させ、本
発明のピラゾール誘導体(2c)を製造する方法を示す。
じ意味を表す。) 本反応は塩基存在下に行うことが必須であり、塩基とし
ては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリン、
ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いる
ことができる。塩基の使用量は特に制限はないが、反応
基質に対して等量以上用いて反応を実施することによ
り、収率良く目的物を得ることができる。反応は溶媒中
で行うことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であ
れば使用することができ、例えば、ジエチルエーテル、
THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、
エチルメチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢
酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピ
オニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DM
F、N-メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、水あるい
はこれらの混合溶媒等を用いることができる。反応温度
については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から
適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目
的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理
操作により目的物を得ることができるが、必要であれば
カラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製
することもできる。本工程において、置換基R1bが水素
原子である3-ヒドロキシピラゾール誘導体を原料に用い
た場合には、目的とする3-(置換オキシ)ピラゾール誘導
体(2c)以外に、1位窒素原子上に置換基が導入された生
成物や、1位窒素原子上と3位酸素原子上に置換基が導
入された生成物も副生するが、これらはシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより容易に分離精製することが
できる。製造方法−3(工程−4)は、一般式(2c)で示
されるピラゾール誘導体において、置換基R1bが水素原
子であるピラゾール誘導体(2d)と化合物(4)との反応に
より、本発明のピラゾール誘導体(2e)を製造する方法を
示す。
じ意味を表す。) 工程−4は塩基存在下に行うことが必須であり、塩基と
しては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリ
エチルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用
いることができる。塩基の使用量は特に制限はないが、
反応基質に対して等量以上用いて実施することにより、
目的物を得ることができる。反応は溶媒中で行うことが
好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用する
ことができ、例えば、ジエチルエーテル、THF、DME、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、エチルメチル
ケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N-メチルピ
ロリドン等のアミド類、DMSO、水あるいはこれらの混合
溶媒等を用いることができる。反応温度については特に
制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温
度で反応させることにより、目的物を得ることができ
る。製造方法−4(工程−5)は、ピラゾール誘導体(2
f)の5位をアルキル化し、本発明のピラゾール誘導体(2
g)を製造する方法を示す。
じ意味を表す。) 工程−5は塩基存在下に行うことが必須であり、塩基と
しては、ブチルリチウム、s-ブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリ
ル)アミド等の強塩基を用いることができる。塩基の使
用量は反応基質に対して1等量以上用いて実施すること
により、目的物を得ることができる。反応は溶媒中で行
うことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば
使用することができ、例えば、ジエチルエーテル、TH
F、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、DMF、N-メチ
ルピロリドン等のアミド類、DMSO、あるいはこれらの混
合溶媒等を用いることができる。反応温度については特
に制限はないが、-78℃から50℃の範囲から適宜選ばれ
た温度で反応させることにより、目的物を得ることがで
きる。さらに、以上のようにして得られた、3位に置換
していてもよいフェニルオキシ基あるいは置換していて
もよいピリジルオキシ基を有するピラゾール-4-カルボ
ン酸エステル誘導体(2c,2e,2g)において、フェニル基あ
るいはピリジル基上にニトロ基を有する誘導体は、その
ニトロ基を還元してアミノ基へと変換し、次いでジアゾ
ニウム塩を経て、種々の置換基へと変換することができ
る。本発明は、これらの誘導体並びにこれらの誘導体か
ら誘導できるピラゾール-4-カルボキサミド誘導体も包
含するものである。このような芳香族ニトロ基は、鉄/
酢酸、鉄/塩酸、スズ/塩酸などによる試薬還元による
方法、酸化白金、白金/炭素、硫化白金/炭素、亜リン
酸トリフェニル/白金/炭素、パラジウム/炭素、ロジ
ウム/炭素、ルテニウム/炭素、ルテニウム/アルミ
ナ、ラネーニッケル、ニッケル/珪藻土などの金属触媒
を用いる接触水添による方法により、容易にアミノ基へ
と還元することができる。反応溶媒や温度等の反応条件
は使用する試薬や触媒に適した条件を適宜選択すること
により、収率よく目的物を得ることができる(西村重
夫,高木弦:接触水素化反応−有機合成への応用−,東
京化学同人,1987;P. N. Rylander:HydrogenationMeth
ods, Academic Press, 1985)。アミノ基のジアゾニウ
ム塩への変換は、一般的にはアミンを塩酸塩や硫酸塩な
どの塩とした後に亜硝酸ナトリウムあるいは亜硝酸アミ
ルなどを用いてジアゾ化を行う方法が用いられる。対イ
オンには塩素陰イオンやテトラフルオロボレートなどが
知られているが、テトラフルオロボレートは安定なジア
ゾニウム塩として好ましいとともに、熱分解によりフッ
素化できる点でも利点がある。得られたジアゾニウム塩
は、種々の反応により様々な置換基に変換することがで
きる。例えば、塩化第一銅で処理することにより塩素原
子へと変換できる(Sandmeyer反応)。前述したように
ジアゾニウムテトラフルオロボレートは熱分解によりフ
ッ素原子へと変換できる(Schiemann反応、A. Roe, Or
g. React., 5, 193 (1949))。また、酢酸・無水酢酸で
処理することにより、アセチルオキシ基へと変換可能で
ある(A. W. Burgstahler et al, Tetrahedron Lett.,
61(1964))。水素化トリブチルスズやテトラヒドロホウ
酸ナトリウムを用いて還元すれば水素原子に置き換える
こともできる。さらには臭化ジアゾニウム塩を経てα,
β-不飽和ケトンやエステル等への1,4-付加による反応
(Meerwein反応)は炭素−炭素結合形成反応として重要
である。また、種々の求核剤との反応によりアルコキシ
基や置換アミノ基等の導入も可能である。製造方法−5
(工程−6)は、ピラゾール誘導体(2h)のエステルを加
水分解し、本発明のピラゾール-4-カルボン酸誘導体(2
i)を製造する方法を示す。
じ意味を表す。) 工程−6のエステルの加水分解では、通常エステルの加
水分解反応に利用される方法を用いることにより容易に
目的物を得ることができ、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物水溶液を塩基
として用い、水、あるいはアセトニトリル、THF、ジオ
キサン、メタノール、エタノール等の水と均一に混合す
る有機溶媒と水との混合溶媒中で反応を行うことができ
る。反応は0℃から150℃の範囲からから適宜選ばれた温
度で実施することができる。反応終了後は、通常の後処
理操作により目的物を得ることができるが、必要であれ
ば再結晶等により精製することもできる。製造方法−6
(工程−7)は、ピラゾール-4-カルボン酸誘導体(2i)
からその酸ハライド誘導体(2j)を製造する方法を示す。
味を表す。) 工程−7は、通常カルボン酸から酸ハライドへの変換反
応に利用される方法を用いることにより容易に目的物を
得ることができ、例えば、チオニルクロリド、三塩化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン、三臭化リン、フルオ
ロ硫酸等の試薬を等量以上用い、無溶媒中あるいはベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、クロロホ
ルム、ジクロロメタン等の反応に害を与えない溶媒中で
実施することができる。反応は0℃から180℃の範囲から
適宜選ばれた温度で実施することができる。また、酸ク
ロリド誘導体を製造した後、フッ化カリウム、フッ化セ
シウム、フッ化アンモニウム、トリフェニルメチルホス
ホニウムフルオリド等の金属フッ化物、フッ化アンモニ
ウム、フッ化ホスホニウム等のフッ化物を用いて酸フル
オリド誘導体へと変換することもできる(特開平9-17612
6号公報参照)。反応終了後は、溶媒や過剰のハロゲン化
試剤を、例えば加熱減圧下に除去することにより、容易
に目的とするピラゾール-4-カルボン酸ハライド(2j)を
得ることができ、また、このものは単離することなく次
の反応に使用することもできる。製造方法−7(工程−
8)は、ピラゾール誘導体(2k)とアミン類(6)とを場合
によっては塩基あるいは脱水剤の存在下に反応させるこ
とにより、本発明のピラゾール-4-カルボキサミド誘導
体(1b)を製造する方法を示す。
前記と同じ意味を表す。) 工程−8において、ピラゾール誘導体(2k)におけるR8a
がアルコキシ基の場合、すなわちピラゾール-4-カルボ
ン酸エステルとアミン類(6)との反応においては、反応
を、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルア
ニリン、N-メチルモルホリン、ピリジン等の有機アミン
塩基の存在下に実施することが収率が良い点で好まし
い。塩基の使用量は特に限定されるものではなく、1〜5
等量程度使用することにより収率よく目的物を得られる
点でより好ましい。反応は有機溶媒中で行うことが好ま
しく、ベンゼン、トルエン、キシレン、THF、ジエチル
エーテル、クロロホルム、ジクロロメタン、アセトン、
エチルメチルケトン、メタノール、エタノール、プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、t-ブチルアル
コール、酢酸エチル、酢酸ブチル、DMF、DMSO等を用い
ることができる。反応は室温から溶媒還流温度から選ば
れた温度で実施することができる。工程−8において、
ピラゾール誘導体(2k)におけるR8aがヒドロキシ基の場
合、すなわちピラゾール-4-カルボン酸とアミン類(6)と
の反応においては、脱水剤を用いたアミド結合形成反応
に一般に用いられる手法(合成化学シリーズ「ペプチド
合成」;117〜150頁:泉谷信夫ら著、1975年、丸善)を利
用することにより収率よく目的物を得ることができる。
脱水剤としては、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(DCC)、N,N'-ジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)、
N-エチル-N'-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド塩酸塩等のカルボジイミド類やカルボニルジイミダゾ
ール等を用いることができる。反応は有機溶媒中で行う
ことが好ましく、ベンゼン、トルエン、キシレン、TH
F、ジエチルエーテル、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、酢酸エチル等を用いることができる。反応温度は、
0℃から80℃の範囲から適宜選ばれた中低温下で反応を
行うことが収率がよい点で好ましい。工程−8におい
て、ピラゾール誘導体(2k)におけるR8aがハロゲン原子
の場合、すなわちピラゾール-4-カルボン酸ハライドと
アミン類(6)との反応においては、反応を塩基の存在下
に実施することが好ましい。塩基としては、水素化ナト
リウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチ
ルアニリン等の有機アミン類を用いることができる。塩
基の使用量は反応基質に対して等量以上用いて反応を実
施することにより、収率良く目的物を得ることができ
る。また反応試剤であるアミン類(6)を塩基として使用
することもできる。反応は有機溶媒中で行うことが好ま
しく、ベンゼン、トルエン、キシレン、THF、ジエチル
エーテル、クロロホルム、ジクロロメタン、アセトン、
エチルメチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、DMF等
を用いることができる。反応は-30℃から60℃の範囲か
ら選ばれた低温で実施することができる。以上の本工程
−8の反応では、反応終了後は、通常の後処理操作によ
り目的物を得ることができるが、必要であればカラムク
ロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製すること
もできる。製造方法−8(工程−9)は、ピラゾール-4
-カルボキサミド誘導体(1c)と化合物(7)とを塩基の存在
下に反応させることにより、アミド窒素原子上に置換基
を導入し、本発明のピラゾール誘導体(1d)を製造する方
法を示し、製造方法−9(工程−10)は、アミド窒素
原子上にヒドロキシ基を有するピラゾール-4-カルボキ
サミド誘導体(1e)と化合物(8)とを反応させ、本発明の
ピラゾール-4-カルボン酸アミド誘導体(1f)及び/又は
ピラゾール-4-カルボン酸アミド誘導体(1g)を製造する
方法を示す。
記と同じ意味を表す。)
同じ意味を表す。) 工程−9及び工程−10の反応は塩基存在下に行うこと
が必須であり、塩基としては、水素化ナトリウム、ナト
リウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム-t-
ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリン
等の有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量
は特に制限はないが、反応基質に対して等量以上用いて
反応を実施することにより、収率良く目的物を得ること
ができる。反応は溶媒中で行うことが好ましく、反応に
害を及ぼさない溶媒であれば使用することができ、例え
ば、ジエチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエー
テル系溶媒、アセトン、エチルメチルケトン等のケトン
系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、
アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香
族炭化水素系溶媒、DMF、N-メチルピロリドン等のアミ
ド類、DMSO、水あるいはこれらの混合溶媒等を用いるこ
とができる。反応温度については特に制限はないが、0
℃から100℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させる
ことにより、収率よく目的物を得ることができる。反応
終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることが
できるが、必要であればカラムクロマトグラフィーある
いは再結晶等により精製することもできる。製造方法−
10(工程−11)は、アミド窒素原子上にヒドロキシ
基を有するピラゾール-4-カルボン酸アミド誘導体(1e)
と2個の脱離基を有する化合物(9)とを反応させ、本発
明のピラゾール-4-カルボン酸アミド誘導体(1h)を製造
する方法を示す。
じ意味を表す。) 本反応は塩基存在下に行うことが必須であり、塩基とし
ては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリン、
ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いる
ことができる。塩基の使用量は特に制限はないが、反応
基質に対して2等量以上用いて反応を実施することによ
り、収率良く目的物を得ることができる。 反応は溶媒
中で行うことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒で
あれば使用することができ、例えば、ジエチルエーテ
ル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセト
ン、エチルメチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶
媒、DMF、N-メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、水
あるいはこれらの混合溶媒等を用いることができる。反
応温度については特に制限はないが、0℃から100℃の範
囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより収率よ
く目的物を得ることができる。製造方法−11(工程−
12)は、ピラゾール-4-カルボン酸ハライド誘導体(2
j)とアジ化ナトリウムとを反応させ、本発明のピラゾー
ル誘導体(2l)を製造する方法を示す。
味を表す。) 本反応は有機溶媒中で行うことが好ましく、ベンゼン、
トルエン、キシレン、THF、ジエチルエーテル、クロロ
ホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、DMF等を用いる
ことができる。反応は-30℃から60℃の範囲から適宜選
ばれた中低温下で実施することができる。反応終了後
は、通常の後処理操作により目的物を得ることができ
る。また必要であればカラムクロマトグラフィーあるい
は再結晶等により精製することもできるが、精製するこ
となく次の工程に用いることもできる。製造方法−12
(工程−13)は、4-アジドカルボニルピラゾール誘導
体(2f)を一般式(10)で示されるアルコール類、チオアル
コール類あるいはアミン類の共存下にクルチウス転位反
応させ、本発明の4-置換アミノピラゾール誘導体(1i)を
製造する方法を示す。
同じ意味を表す。) 本反応は、溶媒中で行うことが好ましく、反応に害を及
ぼさない溶媒であれば使用することができ、例えば、ジ
エチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系
溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等
の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N-メチルピロリドン等
のアミド類、DMSOあるいはこれらの混合溶媒等を用いる
ことができる。反応は50℃から溶媒還流温度の範囲から
適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目
的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理
操作により目的物を得ることができるが、必要であれば
カラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製
することもできる。製造方法−13(工程−14,1
5,16)は、製造方法−12で得られたピラゾール誘
導体(1i)において、Yが酸素原子であるピラゾール誘導
体(1j)を加水分解し、本発明の4-アミノピラゾール誘導
体(1k)を製造した後、アシル化剤(11)との反応により、
本発明のピラゾールカルボン酸誘導体(1l)を製造し、さ
らにこのものとアルキル化剤(12)との反応により、本発
明のピラゾール誘導体(1m)を製造する方法を示す。
Zは前記と同じ意味を表す。) 工程−14は、ピラゾール誘導体(1j)を加水分解し、本
発明の4-アミノピラゾール誘導体(1k)を製造する工程で
ある。反応は、通常カルバミン酸エステルの加水分解反
応に利用される方法を用いることにより容易に目的物を
得ることができ、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物水溶液を塩基として用
い、水、あるいはアセトニトリル、THF、ジオキサン等
の水と均一に混合する有機溶媒と水との混合溶媒中で反
応を行うことができる。反応は0℃から150℃の範囲から
適宜選ばれた温度で実施することができる。反応終了後
は、通常の後処理操作により目的物を得ることができる
が、必要であればカラムクロマトグラフィーや再結晶等
により精製することもできる。工程−15は、4-アミノ
ピラゾール誘導体(1k)とアシル化剤(11)とを塩基の存在
下に反応させ、アミノ基上にアシル基が導入された本発
明のピラゾール誘導体(1l)を製造する工程である。本反
応は塩基存在下に行うことが必須であり、塩基として
は、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリン、ピ
リジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いるこ
とができる。塩基の使用量は特に制限はないが、反応基
質に対して等量以上用いて反応を実施することにより、
収率良く目的物を得ることができる。反応は溶媒中で行
うことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば
使用することができ、例えば、ジエチルエーテル、TH
F、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トル
エン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系
溶媒、DMF、N-メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、
あるいはこれらの混合溶媒等を用いることができる。反
応温度については特に制限はないが、0℃から100℃の範
囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率
よく目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の
後処理操作により目的物を得ることができるが、必要で
あればカラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等によ
り精製することもできる。また、R7aが水素原子の場
合、すなわちホルミル基を窒素原子上に導入する場合に
は、例えば、低温でギ酸と無水酢酸とで処理することに
より、容易に目的物を得ることができる。工程−16
は、ピラゾール誘導体(1l)を塩基の存在下にアルキル化
剤(12)と反応させ、アミド窒素原子上にさらに置換基を
導入し、本発明のピラゾール誘導体(1m)を製造する工程
である。本反応は塩基存在下に行うことが必須であり、
塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、
メチルリチウム、ブチルリチウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウム-t-ブトキシド、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等のアルカリ金属塩基を用いることができ
る。塩基の使用量は特に制限はないが、反応基質に対し
て等量以上用いて反応を実施することにより、収率良く
目的物を得ることができる。反応は溶媒中で行うことが
好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用する
ことができ、例えば、ジエチルエーテル、THF、DME、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、エチルメチル
ケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N-メチルピ
ロリドン等のアミド類、DMSO、水あるいはこれらの混合
溶媒等を用いることができる。反応温度については特に
制限はないが、-78℃から100℃の範囲から適宜選ばれた
温度で反応させることにより、収率よく目的物を得るこ
とができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目
的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマ
トグラフィーあるいは再結晶等により精製することもで
きる。製造方法−14(工程−17)は、製造方法−1
3で得られた4-アミノピラゾール誘導体(1k)とイソシ
アネートあるいはイソチオシアネート類(13)との反応に
より、本発明のピラゾール誘導体(1n)を製造する方法を
示す。
同じ意味を表す。) 本反応は、塩基の存在下に行うことにより反応を促進す
ることができる。塩基としては、水素化ナトリウム、ナ
トリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム-t
-ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリン
等の有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量
は特に制限はないが、反応基質に対して所謂触媒量の塩
基を用いて反応を実施することにより、収率良く目的物
を得ることができる。反応は無溶媒中で実施することが
できるが、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用する
ことができ、例えば、ジエチルエーテル、THF、DME、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル系溶媒、アセトン、エチルメチルケトン等
のケトン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等
のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N-メチルピ
ロリドン等のアミド類、DMSOあるいはこれらの混合溶媒
等を用いることができる。反応温度については特に制限
はないが、0℃から100℃の範囲から適宜選ばれた温度で
反応させることにより、収率よく目的物を得ることがで
きる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を
得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラ
フィーあるいは再結晶等により精製することもできる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例−1
エタノール(180mL)溶液に、エトキシメチレンマロン酸
ジエチル(33.7g, 156mmol)とヒドラジン一水和物(10g,
312mmol)を室温で加え、80℃で4時間撹拌した。反応終
了後、反応混合物を1N-塩酸(300mL)にあけ、酢酸エチル
(200mL×2)で抽出した。有機層を水(100mL×2)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤
を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物を酢酸エチルから再結晶することにより、3-ヒド
ロキシピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡黄色固体(1
2.0g, 収率: 49.5%)を得た。mp: 140〜142℃; 1H-NMR(C
DCl3, TMS, ppm):δ7.67(s, 1H), 4.10〜5.00(br,2H),
4.35(q, J=7.2Hz, 2H), 1.37(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−2
チル(3.9g, 25.1mmol)と炭酸カリウム(5.2g, 37.7mmol)
のDMF(60mL)溶液に、ヨウ化エチル(3.9g, 25.1mmol)を
0℃にて加え、徐々に室温まで昇温させ、そのまま12時
間撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(100mL)
にあけ、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を水
(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去
した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/5)を用いて精製することに
より、3-エトキシピラゾール-4-カルボン酸エチルの白
色固体[1.24g;収率: 26.8%; mp: 38〜40℃; 1H-NMR(CD
Cl3, TMS, ppm):δ8.00〜11.00(br, 1H), 7.88(s, 1H),
4.35(q, J=6.9Hzm2H), 4.29(q, J=7.2Hz, 2H), 1.44
(t, J=6.9Hz, 3H), 1.34(t, J=7.2Hz,3H).]、3-ヒドロ
キシ-1-エチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの白色固
体[0.67g;収率: 14.5%; mp: 95〜97℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.80〜8.80(br,1H), 7.58(s, 1H), 4.32
(q, J=7.2Hz, 2H), 4.02(q, J=7.2Hz, 2H),1.47(t, J=
7.2Hz,3H), 1.35(t, J=7.2Hz, 3H). ]及び3-エトキシ-
1-エチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡黄油状物
[0.16g;収率: 2.9%;1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ7.69
(s, 1H), 4.32(q, J=6.9Hz, 2H), 4.24(q, J=7.2Hz, 2
H),3.99(q, J=7.2Hz, 2H), 1.45(t, J=7.2Hz, 3H), 1.4
4(t, J=6.9Hz, 3H), 1.32(t, J=7.2Hz, 3H). ]を得
た。 実施例−3
エタノール(80mL)溶液に、エトキシメチレンマロン酸ジ
エチル(27.0g, 125mmol)とメチルヒドラジン(5.75g, 12
5mmol)を室温で加え、60℃で2時間撹拌した。反応終了
後、反応混合物を2N-塩酸(500mL)にあけ、析出した固体
を水で洗浄し、充分乾燥することにより3-ヒドロキシ-1
-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの白色固体(12.
3g, 収率: 57.7%)を得た。mp: 144〜146℃; 1H-NMR(CDC
l3, TMS, ppm):δ7.50〜8.50(br s, 1H), 7.55(s,1H),
4.32(q, J=7.2Hz, 2H), 3.77(s, 1H), 1.35(t, J=7.2H
z, 3H). 実施例−4
エチル(50mL)溶液を0℃に保ち、エトキシメチレンマロ
ン酸ジエチル(8.68g, 41.0mmol)を滴下した。滴下終了
後、徐々に室温まで昇温させ、90℃で3時間加熱還流し
た。反応終了後、反応混合物を室温まで冷却し、析出し
た固体を濾過により単離した。このものをヘキサンとジ
エチルエーテルの混合溶媒(5/1)で充分洗浄することに
より、3-ヒドロキシ-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸
エチルの白色固体(4.26g, 収率: 61.0%)を得た。mp: 14
4〜146 ℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.50〜8.50(br
s, 1H), 7.55(s, 1H), 4.32(q, J=7.1Hz, 2H), 3.77
(s, 1H), 1.35(t, J=7.1Hz, 3H). 実施例−5
ボン酸エチル(5.0g, 29.4mmol)のジクロロメタン(120m
L)溶液を0℃に保ち、撹拌しながら塩化スルフリル(4.74
g, 35.3mmol)を滴下した。滴下終了後、徐々に室温まで
昇温させ、そのまま24時間撹拌した。反応終了後、反応
混合物を水(100mL)にあけ、クロロホルム(40mL×3)で抽
出した。有機層を水(100mL×3)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液
から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/6)を用い
て精製することにより5-クロロ-3-ヒドロキシ-1-メチル
ピラゾール-4-カルボン酸エチルの白色固体(2.02g, 収
率: 33.6%)を得た。mp: 172〜174℃;1H-NMR(CDCl3,TMS,
ppm):δ8.30(br s, 1H), 4.37(q, J=7.1Hz, 2H), 3.73
(s, 1H), 1.39(t,J=7.1Hz, 3H). 実施例−6
ボン酸エチル(3.0g, 17.6mmol)と炭酸カリウム(3.65g,
26.4mmol)のDMF(60mL)溶液に4-フルオロニトロベンゼン
(3.23g, 22.9mmol)を0℃にて加え、徐々に室温まで昇温
させ、そのまま12時間撹拌した。反応終了後、反応混合
物を1N-塩酸(300mL)にあけ、析出した固体を濾過した
後、水で洗浄し更に、ジエチルエーテル/ヘキサンの混
合溶媒(1/3)で充分に洗浄することにより、1-メチル-3-
(4-ニトロフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル
の白色固体(3.30g, 収率: 64.9%)を得た。mp: 103〜105
℃;1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ8.22(d, J=9.4Hz, 2H),
7.88(s, 1H), 7.17(d, J=9.4Hz, 2H), 4.17(q, J=7.2H
z, 2H), 3.88(s, 3H), 1.16(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−7 実施例−6と同様にして、3-ヒドロキシ-1-メチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルと2,4-ジクロロニトロベン
ゼンを反応させ、3-(3-ク(ロロ-4-ニトロフェノキシ)-1
-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチル[1H-NMR(CDC
l3, TMS, ppm):δ7.97(dd, J=1.9 and 7.2Hz, 1H), 7.8
3(s, 1H), 7.22(dd, J=1.9 and 7.2Hz, 1H),7.20(s, 1
H), 4.21(q, J=7.2Hz, 2H), 3.81(s, 3H), 1.20(t, J=
7.2Hz, 3H).]及び3-(3-ク(ロロ-6- ニトロフェノキシ)
-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチル[1H-NMR(CDC
l3, TMS, ppm):δ8.02(s, 1H), 7.96(dd, J=1.9 and 7.
2Hz, 1H), 7.87(s, 1H), 7.12(dd, J=1.9 and 7.2Hz, 1
H), 4.20(q, J=7.2Hz, 2H), 3.88(s,3H), 1.19(t, J=7.
2Hz, 3H). ]の茶色油状混合物(総収率: 87.2%)を得
た。 実施例−8 実施例−6と同様にして、3-ヒドロキシ-1-メチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルと2-クロロ-5-ニトロトルエ
ンを反応させ、1-メチル-3-(2-メチル-4-ニトロフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの白色固体を定量
的に得た。mp: 75〜77℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
8.14(dd, J=0.6 and 2.8Hz, 1H), 8.00(ddd, J=0.6, 2.
8 and 9.1Hz, 1H), 6.96(d, J=9.1Hz, 1H), 4.16(q, J=
7.2Hz, 2H), 3.86(s, 3H), 2.46(s, 3H), 1.15(t, J=7.
2Hz, 3H). 実施例−9 実施例−6と同様にして、3-ヒドロキシ-1-メチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルと2-フルオロ-5-ニトロベン
ゾトリフルオリドを反応させ、1-メチル-3-(4-ニトロ-2
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルの白色固体(収率: 98.9%)を得た。mp: 110〜
112℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.60(d,J=2.8Hz, 1
H), 8.33(dd, J=2.8 and 9.1Hz, 1H), 7.92(s, 1H), 7.
15(d, J=9.1Hz, 1H), 4.15(q, J=7.2Hz, 2H), 3.90(s,
3H), 1.11(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−10
ボン酸エチル(3.69g, 21.7mmol)と炭酸カリウム(4.50g,
32.6mmol)のDMF(60mL)溶液に5-フルオロ-2-ニトロベン
ゾトリフルオリド(5g, 23.9mmol)を0℃にて加え、徐々
に室温まで昇温させ、そのまま12時間撹拌した後、80℃
で2時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩
酸(300mL)にあけ、析出した固体を濾過し水で洗浄した
後、ジエチルエーテル/ヘキサンの混合溶媒(1/3)で充分
に洗浄することにより、1-メチル-3-(4-ニトロ-3-トリ
フルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エ
チルの白色固体(7.97g, 定量的)を得た。mp: 78〜80℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.98(d,J=8.8Hz, 1H), 7.
88(s, 1H), 7.54(d, J=2.5Hz, 1H), 7.37(dd, J=2.5 an
d 8.8Hz, 1H),4.18(q, J=7.2Hz, 2H), 3.88(s, 3H), 1.
19(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−11 実施例−6と同様にして、3-ヒドロキシ-1-エチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルと5-フルオロ-2-ニトロベン
ゾトリフルオリドを反応させ、1-エチル-3-(4-ニトロ-3
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルの淡黄色油状物(収率: 80.0%)を得た。1H-NM
R(CDCl3, TMS, ppm):δ7.98(d, J=8.8Hz, 1H), 7.91(s,
1H), 7.55(d, J=2.5Hz, 1H), 7.35(dd, J=2.5 and 8.8
Hz, 1H),4.19(q, J=7.2Hz, 2H), 4.13(q, J=7.5Hz, 2
H), 1.53(t, J=7.5Hz, 3H), 1.20(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−12
(4-ニトロフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル
を水素ガスとパラジウム/カーボンを用いた接触還元に
より、3-(4-アミノフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-
カルボン酸エチルの白色固体(収率: 92.9%)を得た。mp:
126〜128℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.74(s, 1
H),7.00(d, J=9.0Hz, 2H), 6.65(d, J=9.0Hz, 2H), 4.2
5(q, J=7.2Hz, 2H), 3.75(s, 3H), 3.55(br s, 2H), 1.
27(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−13 実施例−16と同様にして、3-(3-ク(ロロ-4-ニトロフ
ェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルと3
-(3-ク(ロロ-6-ニトロフェノキシ)-1-メチルピラゾール
-4-カルボン酸エチルの混合物を水素ガスとパラジウム/
カーボンを用いた接触還元により、3-(4-アミノ-3-ク
(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エ
チル[1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.76(s, 1H), 7.20
(d, J=2.3Hz, 1H), 6.91(dd, J=2.3 and 8.5Hz, 1H),
6.69(d, J=8.5Hz, 1H), 4.24(q, J=7.2Hz, 2H), 4.10(b
r s, 2H), 3.81(s, 3H), 1.27(t, J=7.2Hz, 3H).]及び
3-(6-アミノ-3-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾー
ル-4-カルボン酸エチル[1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
7.75(s, 1H), 7.03〜7.05(m, 1H), 6.92〜6.94(m, 1H),
6.75〜6.78(m, 1H), 4.23(q, J=7.2Hz, 2H), 4.07(br
s, 2H), 3.77(s, 3H), 1.23(t, J=7.2Hz, 3H).]の混合
淡茶色固体を定量的に得た。mp: 61〜62℃ 実施例−14 実施例−16と同様にして、1-メチル-3-(2-メチル-4-
ニトロフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルを水
素ガスとパラジウム/カーボンを用いた接触還元によ
り、3-(4-アミノ-2-メチルフェノキシ)-1-エチルピラゾ
ール-4-カルボン酸エチルの淡茶色固体(収率: 85.2%)を
得た。mp: 89〜91℃; 1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ7.72
(s, 1H), 6.91(d, J=8.5Hz, 1H), 6.54(d, J=2.8Hz, 1
H), 6.47(dd,J=2.8 and 8.5Hz, 1H), 4.26(q, J=7.2Hz,
2H), 3.71(s, 3H), 3.49(br s, 2H),2.19(s, 3H), 1.2
9(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−15 実施例−16と同様にして、1-メチル-3-(4-ニトロ-2-
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸エチルを水素ガスとパラジウム/カーボンを用いた接
触還元により、3-(4-アミノ-2-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡
茶色固体を定量的に得た。mp: 83〜85℃;1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.77(s, 1H), 7.03(d, J=8.8Hz, 1H), 6.
93(d, J=2.8Hz, 1H), 6.76(dd, J=2.8 and 8.8Hz, 1H),
4.23(q, J=6.9Hz, 2H), 3.75(s,3H), 3.72(br s, 2H),
1.23(t, J=6.9Hz,3H). 実施例−16
チルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(7.98
g, 22.2mmol)のトルエン(400mL)溶液をオートクレーブ
に入れ、10%パラジウム/カーボン(3g)の水(10mL)懸濁液
を加えた。水素ガスでオートクレーブ内を充分置換した
後、5気圧の水素ガス圧下で溶液を室温で3時間撹拌し
た。反応終了後、触媒をセライトを用いて濾過し、濾液
を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)を用いて精製す
ることにより、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡
橙色固体(6.80g, 収率: 93.0%)を得た。mp: 72〜74℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.76(s, 1H), 7.27(d, J=
2.8Hz, 1H), 7.17(dd, J=2.8 and 8.8Hz, 1H), 6.71(d,
J=8.8Hz, 1H), 4.25(q, J=7.0Hz, 2H),4.01(br s, 2
H), 3.75(s, 3H), 1.27(t, J=7.0Hz, 3H). 実施例−17 実施例−16と同様にして、1-エチル-3-(4-ニトロ-3-
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸エチルを水素ガスとパラジウム/カーボンを用いた接
触還元により、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)-1-エチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡
褐色油状物を定量的に得た。1H-NMR(CDCl 3,TMS, ppm):
δ7.80(s, 1H), 7.25(d, J=2.8Hz, 1H), 7.16(dd, J=2.
8 and 8.8Hz, 1H), 6.71(d, J=8.8Hz, 1H), 4.24(q, J=
7.2Hz, 2H), 4.03(q, J=7.2Hz, 2H),2.50〜4.00(br, 2
H), 1.45(t, J=7.2Hz, 3H), 1.26(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−18
ール-4-カルボン酸エチル(5.0g, 19.1mmol)のアセトニ
トリル(30mL)溶液に、42%ホウフッ化水素酸(60mL)を0℃
にて加え、20分間撹拌した。次いでそのままの温度で、
水(50mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム(3.70g, 53.6mmo
l)を滴下にて加え、1時間撹拌した。反応混合溶液中に
析出した固体を濾過にて単離し、水で軽く洗浄し更に、
クロロホルム/ヘキサンの混合溶媒(1/5)で洗浄し、乾燥
させた。次いでこのものにTHF(50mL)を加え、0℃以下に
冷却し、水素化トリブチルスズ(6.11g, 21.0mmol)を滴
下にて加え、12時間室温で撹拌した。反応終了後、反応
混合物を1N-塩酸(100mL)にあけ、酢酸エチル(100mL×2)
で抽出した。有機層を水(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、
濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)を
用いて精製することにより、1-メチル-3-フェノキシピ
ラゾール-4-カルボン酸エチルの淡橙色固体(4.68g, 収
率: 99.4%)を得た。mp: 68〜70℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,
ppm):δ7.80(s, 1H), 7.28〜7.36(m, 2H), 7.04〜7.15
(m, 3H), 4.19(q, J=7.2Hz, 2H), 3.80(s, 3H), 1.18
(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−19
ール-4-カルボン酸エチル(1.25g, 4.79mmol)のアセトニ
トリル(10mL)溶液に、42%ホウフッ化水素酸(15mL)を0℃
にて加え、20分間撹拌した。次いでそのままの温度で、
水(10mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム(0.93g, 13.4mmo
l)を滴下にて加え、1時間撹拌した。反応混合溶液中に
析出した固体を濾過にて単離し、水で軽く洗浄し更に、
クロロホルム/ヘキサンの混合溶媒(1/5)で洗浄し、乾燥
させた。次いでこのものを170℃まで昇温させ20分間加
熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を水(100mL)にあ
け、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を水(100
mL×2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過
により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去し
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:
酢酸エチル/ヘキサン=1/3)を用いて精製することによ
り、1-メチル-3-(4-フルオロフェノキシ)ピラゾール-4-
カルボン酸エチルの白色固体(0.67g, 収率: 52.6%)を得
た。mp: 85〜87℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.78
(s, 1H), 7.07〜7.14(m, 2H), 6.97〜7.05(m, 2H), 4.2
2(q,J=6.9Hz, 2H), 3.79(s, 3H), 1.24(t, J=6.9Hz, 3
H). 実施例−20
チルピラゾール-4-カルボン酸エチル及び3-(6-アミノ-3
-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸エチルの混合物(10.0g, 30.7mmol)のアセトニトリル
(60mL)溶液に、42%ホウフッ化水素酸(100mL)を0℃にて
加え、20分間撹拌した。次いでそのままの温度で、水(7
0mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム(5.30g, 76.8mmol)を
滴下にて加え、1時間撹拌した。反応混合溶液中に析出
した固体を濾過にて単離し、水で軽く洗浄し更に、クロ
ロホルム/ヘキサンの混合溶媒(1/5)で洗浄し、乾燥させ
た。次いでこのものにTHF(50mL)を加え、0℃以下に冷却
し、水素化トリブチルスズ(10.7g, 38.8mmol)を滴下に
て加え、12時間室温で撹拌した。反応終了後、反応混合
物を1N-塩酸(300mL)にあけ、酢酸エチル(200mL×2)で抽
出した。有機層を水(200mL×2)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液
から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)を用い
て精製することにより、1-メチル-3-(3-クロロフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡橙色固体(3.40
g, 収率: 38.1%)を得た。mp:58〜60℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.82(s, 1H), 7.24(dd, J=8.2 and 8.2Hz,
1H), 7.10(dd, J=2.2 and 2.2Hz, 1H), 7.07(d, J=8.2
Hz,1H), 7.01(dd, J=2.2 and 8.2Hz, 1H), 6.97〜7.12
(m, 3H), 4.19(q, J=7.2Hz,2H), 3.83(s, 3H),1.19(t,
J=7.2Hz, 3H). 実施例−21 実施例−23と同様にして、1-メチル-3-(4-アミノフェ
ノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルからジアゾニウ
ム塩を調製し、塩化第一銅と反応させることにより1-メ
チル-3-(4-クロロフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸
エチルの淡橙色固体(収率: 98.1%)を得た。mp: 75〜77
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.80(s,1H), 7.27(d,
J=8.8Hz, 2H), 7.06(d, J=8.8Hz, 2H), 4.20(q, J=7.2H
z, 2H), 3.81(s, 3H), 1.21(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−22 実施例−23と同様にして、1-メチル-3-(4-アミノ-2-
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルから
ジアゾニウム塩を調製し、塩化第一銅と反応させること
により1-メチル-3-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)ピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルの淡黄油状物(収率: 99.5%)
を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.78(s, 1H), 7.1
9(d, J=2.5Hz, 1H), 7.08(dd, J=2.5 and 8.8Hz, 1H),
6.92(d,J=8.8Hz, 1H), 4.22(q, J=7.2Hz, 2H), 3.77(s,
3H), 2.30(s, 3H), 1.23(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−23
液に、1-メチル-3-(4-アミノ-2-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(4.0g, 11.1m
mol)を室温で加え、20分間撹拌した。0℃以下に冷却し
た後、水(5mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム(0.77g, 9.1
1mmol)を滴下にて加え、そのままの温度で30分間撹拌し
た。次いでこのものに第一塩化銅(1.21g, 12.2mmol)を0
℃にて少量ずつ加え、1時間室温で撹拌した。反応終了
後、反応混合物を1N-塩酸(100mL)にあけ、酢酸エチル(1
00mL×2)で抽出した。有機層を水(100mL×2)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取
り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成
物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン
=1/3)を用いて精製することにより、1-メチル-3-(4-ク
ロロ-2-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-
カルボン酸エチルの白色固体(2.64g, 収率: 68.2%)を得
た。mp: 78〜80℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85
(s, 1H), 7.64(d, J=2.5Hz, 1H), 7.41(dd, J=2.5 and
8.8Hz, 1H), 7.06(d, J=8.8Hz, 1H), 4.18(q,J=7.2Hz,2
H), 3.82(s, 3H), 1.15(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−24
mL)の混合溶液に、3-(4-アミノ-2-トリフルオロメチル
フェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチル
(2.0g,6.84mmol)を室温で加え、30分間撹拌した。0℃以
下に冷却した後、水(3mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム
(0.46g, 6.68mmol)を滴下にて加え、そのままの温度で3
0分間撹拌した。別のフラスコに亜硝酸銅(五水和物)(1.
68g, 6.68mmol)と塩化ナトリウム(1.63g, 27.9mmol)及
び水(5mL)の混合溶液を調製し、室温にて少量ずつ先の
ジアゾ化反応物を滴下した。50℃で1時間撹拌した。反
応終了後、反応混合物を水(100mL)にあけ、酢酸エチル
(100mL×2)で抽出した。有機層を水(100mL×2)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤
を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物をヘキサンで再結晶することにより、3-(4-ク(ロ
ロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾ
ール-4-カルボン酸エチルの白色固体(0.09g, 収率: 3.6
8%)を得た。mp: 44〜45℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):
δ7.82(s, 1H), 7.42〜7.46(m, 2H), 7.25(m, 1H), 4.2
0(q,J=7.2Hz, 2H), 3.83(s, 3H), 1.21(t, J=7.2Hz, 3
H). 実施例−25 実施例−6と同様にして、3-ヒドロキシ-1-メチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチルと4-フルオロ-3,5-ジクロロ
ベンゾトリフルオリドを反応させ、3-(2,6-ジクロロ-4-
トリフルオロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4
-カルボン酸エチルの白色固体(収率: 95.4%)を得た。m
p: 112〜114℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.78(s, 1
H), 7.63(s, 2H), 4.33(q, J=7.0Hz, 2H), 3.69(s, 3
H),1.35(t, J=7.0Hz, 3H). 実施例−26 実施例−18と同様にして、1-メチル-3-(4-アミノ-2-
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸エチルからジアゾニウム塩を調製し、水素化トリブチ
ルスズと反応させることにより1-メチル-3-(2-トリフル
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル
の淡黄色油状物(収率: 79.4%)を得た。1H-NMR(CDCl3, T
MS, ppm):δ7.68(s, 1H), 7.66(dd, J=0.6 and 8.5Hz,
1H),7.45(ddd, J=0.6, 8.5 and 8.5Hz, 1H), 7.16(dd,
J=8.5 and 8.5Hz, 1H), 7.04(d,J=8.5Hz, 1H), 4.15(q,
J=7.2Hz, 2H), 3.83(s, 3H), 1.10(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−27
1-メチル-3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(3.0g, 9.11mmol)加
え、溶解するまで還流下で撹拌した。完全溶解した混合
溶液を室温まで冷却し、さらに濃塩酸(2.4mL)を加え、0
℃以下に冷却し、水(1.5mL)に溶かした亜硝酸ナトリウ
ム(0.62g, 9.11mmol)を滴下し、そのままの温度で1時間
撹拌した。その後、32%次亜リン酸(9.4g, 45.6mmol)を
滴下にて加え、3時間室温で撹拌した。反応終了後、反
応混合物を5%水酸化ナトリウム水溶液(100mL)にあけ、
酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を水(100mL×
2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過によ
り乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得
られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エ
チル/ヘキサン=1/3)を用いて精製することにより、1-メ
チル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-
4-カルボン酸エチルの橙色油状物(1.87g, 収率: 65.3%)
を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS,ppm):δ7.84(s, 1H), 7.44
(dd, J=7.0 and 7.0Hz, 1H), 7.36(s, 1H), 7.32(d,J=
7.0Hz, 1H), 7.30(d, J=7.0Hz, 1H), 4.18(q, J=7.2Hz,
2H), 3.34(s, 3H),1.17(t,J=7.2Hz, 3H). 実施例−28
チルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(2.88
g, 8.39mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液に、42%ホウ
フッ化水素酸(20mL)を0℃にて加え、20分間撹拌した。
次いでそのままの温度で、水(20mL)に溶かした亜硝酸ナ
トリウム(1.62g, 23.5mmol)を滴下にて加え、1時間撹拌
した。反応混合物を水(100mL)にあけ、酢酸エチル(100m
L×2)で抽出した。有機層を水(100mL×1)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り
除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物
にHF(50mL)を加え、0℃以下に冷却し、水素化トリブチ
ルスズ(2.44g, 8.39mmol)を滴下にて加え、12時間室温
で撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(100mL)
にあけ、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を水
(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去
した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/6)を用いて精製することに
より、1-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)
ピラゾール-4-カルボン酸エチルの淡黄色油状物(1.57g,
収率: 57.0%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.8
8(s, 1H), 7.42(dd, J=6.6 and 6.6Hz, 1H),7.35(s, 1
H), 7.34(d, J=6.6Hz, 1H), 7.31(d, J=6.6Hz, 1H), 4.
18(q, J=7.2Hz, 2H), 4.09(q, J=7.2Hz, 2H), 1.50(t,
J=7.2Hz, 3H), 1.16(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−29
ボン酸エチル(2.72g, 16.0mmol)と炭酸カリウム(2.87g,
20.8mmol)のDMF(25mL)溶液に2-クロロ-4-トリフルオロ
メチルピリジン(3.0g, 16.8mmol)を0℃にて加え、100
℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸
(300mL)にあけ、析出した固体を濾過した後、水で洗浄
し更に、ジエチルエーテル/ヘキサンの混合溶媒(1/3)で
充分に洗浄することにより、1-メチル-3-(4-トリフルオ
ロメチルピリジルオキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチ
ルの白色固体(3.24g, 収率: 64.2%)を得た。mp: 107〜1
09℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.29(d, J=5.3Hz, 1
H), 7.89(s, 1H), 7.28(s, 1H), 7.23(d, J=5.3Hz, 1
H), 4.07(q, J=6.9Hz, 2H), 3.89(s, 3H), 1.02(t, J=
6.9Hz, 3H). 実施例−30
ボン酸エチル(4.68g, 19.0mmol)のエタノール(110mL)溶
液に、20%水酸化カリウム(20mL)を加え、100℃で5時間
撹拌した。反応終了後、反応混合物を2N-塩酸(200mL)に
あけ、析出した固体を濾過した後、水で洗浄し充分乾燥
させることにより、1-メチル-3-フェノキシピラゾール-
4-カルボン酸の白色固体(3.24g, 収率: 78.1%)を得た。
mp: 189〜191℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.83(s,
1H), 7.30〜7.42(m, 2H), 7.11〜7.24(m, 3H), 3.79(s,
3H).(カルボン酸のプロトンは帰属することができな
かった。) 実施例−31 実施例−30と同様にして3-(4-フルオロフェノキシ)-1
-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルを加水分解し、
3-(4-フルオロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カル
ボン酸の白色固体(収率: 69.4%)を得た。mp: 158〜160
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.82(s, 1H), 7.12〜
7.22(m, 2H), 6.98〜7.09(m, 2H), 3.78(s, 3H).(カル
ボン酸のプロトンは帰属することができなかった。) 実施例−32 実施例−30と同様にして3-(3-ク(ロロフェノキシ)-1-
メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルを加水分解し、3
-(3-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
ン酸の白色固体(収率: 95.7%)を得た。mp: 157〜159
℃; 1H-NMR(CDCl 3, TMS, ppm):δ7.84(s, 1H), 7.08〜
7.23(m, 4H), 3.81(s, 3H). (カルボン酸のプロトンは
帰属することができなかった。) 実施例−33 実施例−30と同様にして3-(4-ク(ロロフェノキシ)-1-
メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルを加水分解し、3
-(4-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
ン酸の淡橙色固体(収率: 68.2%)を得た。mp: 184〜186
℃; 1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm): δ7.83(s, 1H), 7.30(d,
J=7.5Hz, 2H), 7.12(d, J=7.5Hz, 2H), 3.79(s, 3H).
(カルボン酸のプロトンは帰属することができなかっ
た。)実施例−34 実施例−30と同様にして3-(4-ク(ロロ-2-メチルフェ
ノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルを加
水分解し、3-(4-ク(ロロ-2-メチルフェノキシ)-1-メチ
ルピラゾール-4-カルボン酸の白色固体(収率: 83.9%)を
得た。mp: 180〜182 ℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
7.81(s, 1H), 7.26(s, 1H), 7.21(d, J=2.2Hz, 1H), 7.
12(dd, J=2.2 and 8.8Hz, 1H), 7.03(d, J=8.8Hz, 1H),
3.76(s, 3H), 2.27(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは
帰属することができなかった。) 実施例−35 実施例−30と同様にして3-(4-ク(ロロ-2-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸エチルを加水分解し、3-(4-ク(ロロ-2-トリフルオロ
メチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸
の白色固体を定量的に得た。mp: 200〜202℃; 1H-NMR(C
DCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.64(d,J=2.5Hz, 1
H), 7.45(dd, J=2.5 and 8.8Hz, 1H), 7.17(d, J=8.8H
z, 1H), 3.80(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属す
ることができなかった。) 実施例−36 実施例−30と同様にして3-(4-ク(ロロ-3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸エチルを加水分解し、3-(4-ク(ロロ-3-トリフルオロ
メチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸
の白色固体(収率:89.3%)を得た。mp: 126〜128℃; 1H-N
MR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.52(d,J=2.8Hz,
1H), 7.46(d, J=8.8Hz, 1H), 7.31(dd, J=2.8 and 8.8
Hz, 1H), 3.82(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属
することができなかった。)実施例 −37 実施例−30と同様にして3-(2,6-ジクロロ-4-トリフル
オロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルを加水分解し、3-(2,6-ジクロロ-4-トリフル
オロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
ン酸の白色固体(収率: 93.7%)を得た。mp: 252〜254℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.82(s, 1H),7.64(s, 2
H), 3.72(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属するこ
とができなかった。) 実施例−38 実施例−30と同様にして1-メチル-3-(2-トリフルオロ
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルを加
水分解し、1-メチル-3-(2-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸の白色固体(収率: 79.0%)
を得た。mp: 183〜185 ℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):
δ7.85(s, 1H), 7.67(d, J=8.5Hz, 1H),7.50(ddd, J=1.
3, 8.5 and 8.5Hz, 1H), 7.22(dd, J=8.5 and 8.5Hz, 1
H),7.20(d, J=8.5Hz, 1H), 7.16〜7.25(m, 2H), 3.80
(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属することができ
なかった。) 実施例−39
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(1.22g, 3.88mmo
l)のエタノール(50mL)溶液に、20%水酸化カリウム(10m
L)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応終了後、反応混
合物を2N-塩酸(100mL)にあけ、析出した固体を濾過した
後、水で洗浄し充分乾燥させることにより、1-メチル-3
-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カル
ボン酸の白色固体(0.89g, 収率: 79.8%)を得た。mp: 13
9〜141℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.86(s,1H), 7.
34〜7.50(m, 4H), 3.82(s, 3H).(カルボン酸のプロト
ンは帰属することができなかった。) 実施例−40 実施例−30と同様にして1-エチル-3-(2-トリフルオロ
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルを加
水分解し、1-エチル-3-(2-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸の白色固体を定量的に得
た。mp: 129〜131℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.90
(s, 1H), 7.33〜7.49(m, 4H), 4.08(q,J=7.5Hz, 2H),
1.49(t, J=7.5Hz, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属
することができなかった。) 実施例−41
ルオキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(3.15g, 9.99
mmol)のエタノール(50mL)溶液に、20%水酸化カリウム(1
0mL)を加え、100℃で5時間撹拌した。反応終了後、反応
混合物を2N-塩酸(200mL)にあけ、析出した固体を濾過し
た後、水で洗浄し充分乾燥させることにより、1-メチル
-3-(4-トリフルオロメチルピリジルオキシ)ピラゾール-
4-カルボンの白色固体(2.29g, 収率: 79.8%)を得た。m
p: 156〜158℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.27(d, J
=5.3Hz, 1H), 7.89(s, 1H), 7.28(s, 1H), 7.22(d, J=
5.3Hz, 1H), 3.89(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰
属することができなかった。) 実施例−42 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-フェノキシピ
ラゾール-4-カルボン酸とエチルプロピルアミンとを反
応させ、N-エチル-N-プロピル-1-メチル-3-フェノキシ
ピラゾール-4-カルボキサミドの黄色油状物(収率: 92.0
%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.57(s, 1H),
7.27〜7.33(m, 2H), 7.04〜7.14(m,3H), 3.80(s, 3H),
3.35〜3.54(br, 2H), 3.32(dd, J=7.5 and 7.5Hz, 2H),
1.30〜1.60(br,2H), 0.90〜1.20(br, 3H), 0.80(t, J=
7.5Hz, 3H). 実施例−43 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-フェノキシピ
ラゾール-4-カルボン酸と3-トリフルオロメチルアニリ
ンとを反応させ、N-(3-トリフルオロメチルフェニル)-1
-メチル-3-フェノキシピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率: 82.2%)を得た。mp: 177〜178℃; 1H-NM
R(CDCl3, TMS, ppm):δ8.61(br s,1H), 7.91(s, 1H),
7.75(d, J=7.8Hz, 1H), 7.40〜7.49(m, 3H), 7.22〜7.3
4(m, 5H), 3.80(s, 3H). 実施例−44 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-フェノキシピ
ラゾール-4-カルボン酸とO-エチルヒドロキシルアミン
・塩酸塩とを反応させ、N-エトキシ-1-メチル-3-フェノ
キシピラゾール-4-カルボキサミドの黄色油状物(収率:
73.2%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.10(s, 1
H), 7.87(s, 1H), 7.34〜7.45(m, 2H), 7.17〜7.25(m,
3H), 4.05(t, J=6.9Hz, 2H), 3.76(s, 3H), 1.30(t, J=
6.9Hz, 3H). 実施例−45 実施例−49と同様にして、3-(4-フルオロフェノキシ)
-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸とO-メチルヒドロキ
シアミン・塩酸塩とを反応させ、N-メトキシ-3-(4-フル
オロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミ
ドの無色透明油状物(収率: 77.9%)を得た。1H-NMR(CDCl
3, TMS, ppm):δ9.14(br s, 1H), 7.86(s, 1H), 7.21(d
d, J=9.1Hz, JHF=4.4Hz, 2H), 7.08(dd, J=9.1Hz, JHF=
7.9Hz, 2H), 3.87(s, 3H), 3.74(s, 3H). 実施例−46 実施例−49と同様にして、3-(3-ク(ロロフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸とアニリンとを反応
させ、N-フェニル-3-(3-クロロフェノキシ)-1-メチルピ
ラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 49.2%)を
得た。mp: 156〜158℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.
36(br s, 1H), 7.91(s, 1H), 7.58(dd,J=1.3 and 8.8H
z, 2H), 7.29〜7.40(m, 4H), 7.21(dd J=1.3 and 8.8H
z, 2H),7.10(ddd, J=1.3, 8.8 and 8.8Hz, 1H), 3.82
(s, 3H). 実施例−47 実施例−49と同様にして、3-(3-ク(ロロフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジフルオロア
ニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフェニル)-3-
(3-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
キサミドの白色固体(収率: 85.1%)を得た。mp:151〜153
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.32(brs, 1H), 7.91
(s, 1H), 7.48〜7.58(m, 2H), 7.35(dd, J=8.8 and 8.8
Hz, 1H),7.33(d, J=2.2Hz, 1H), 7.17〜7.25(m, 2H),
7.03(dddd, J=2.5, 2.5, 8.8 and8.8Hz, 1H), 3.81(s,
3H). 実施例−48 実施例−49と同様にして、3-(3-ク(ロロフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジフルオロア
ニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフェニル)-3-
(3-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
キサミドの淡桃色固体(収率: 58.3%)を得た。mp: 162〜
164℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.70(br s, 1H),
8.43(ddd, J=8.8Hz, JHF=6.0 and 9.2Hz, 1H), 7.91(s,
1H), 7.40(dd, J=1.5 and 1.5Hz, 1H), 7.34(dd J=7.8
and 7.8Hz, 1H), 7.15〜7.25(m, 2H), 6.82〜6.94(m,
2H), 3.83(s, 3H). 実施例−49
ール-4-カルボン酸(0.30g, 1.19mmol)のトルエン(25mL)
溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加え、この溶液
を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度を140℃まで
昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び過剰の塩化チ
オニルを除去した。反応混合物を室温まで冷却した後、
塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃まで冷却し、次
いで3-クロロ-2,4-ジフルオロアニリン(0.23g, 1.43mmo
l)及びトリエチルアミン(0.14g, 1.43mmol)を加え徐々
に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、
酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×
3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を
取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルを用いて再結晶することにより、N-(3-ク(ロロ-
2,4-ジフルオロフェニル)-3-(3-ク(ロロフェノキシ)-1-
メチルピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(0.39g,
収率: 85.9%)を得た。mp: 168〜169℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ8.72(br s, 1H), 8.37(ddd,J=8.9Hz, JHF
=5.6 and 8.9Hz, 1H), 7.91(s, 1H), 7.40(dd, J=2.2 a
nd 2.2Hz,1H), 7.35(dd,J=7.8 and 7.8Hz, 1H), 7.17〜
7.24(m, 1H), 6.99(ddd, J=8.9Hz, JHF=2.2 and8.9Hz,
1H), 3.83(s, 3H). 実施例−50 実施例−49と同様にして、3-(4-ク(ロロフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸と3-トリフルオロメ
チルアニリンとを反応させ、N-(3-トリフルオロメチル
フェニル)-3-(4-ク(ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾー
ル-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 91.3%)を得た。
mp: 189〜191 ℃; 1H-NMR(CDCl3 TMS,ppm):δ8.51(s, 1
H), 7.91(s, 2H), 7.75(d, J=7.8Hz, 1H), 7.47(d, J=
7.8Hz,1H),7.40(d, J=9.0Hz, 2H), 7.39(dd, J=7.8 and
7.8Hz, 1H), 7.27(d, J=9.0Hz, 2H),3.80(s, 3H). 実施例−51 実施例−49と同様にして、3-(4-ク(ロロフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボン酸とO-エチルヒドロキ
シルアミン・塩酸塩とを反応させ、N-エトキシ-3-(4-ク
ロロフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミ
ドの白色固体(収率: 80.6%)を得た。mp: 108〜110℃; 1
H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.03(s, 1H),7.87(s, 1H),
7.36(d, J=9.1Hz, 2H), 7.18(d, J=9.1Hz, 2H), 4.06
(q, J=7.2Hz,2H), 3.75(s, 3H), 1.30(t, J=7.2Hz, 3
H). 実施例−52 実施例−49と同様にして、3-(4-ク(ロロ-2-メチルフ
ェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
フルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-3-(4-ク(ロロ-2-メチルフェノキシ)-1-メチル
ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 82.2%)
を得た。mp: 192〜194 ℃; 1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ
8.74(br s, 1H), 8.36〜8.48(m, 1H), 7.89(s, 1H), 7.
27(d,J=2.2Hz, 1H), 7.20(dd, J=2.2 and 8.2Hz, 1H),
7.16(d, J=8.2Hz, 1H), 6.81〜6.94(m, 2H), 3.76(s, 3
H), 2.31(s, 3H). 実施例−53 実施例−49と同様にして、3-(4-ク(ロロ-2-メチルフ
ェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸と3-クロ
ロ-2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(3-ク(ロ
ロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-ク(ロロ-2-メチルフ
ェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミドの白
色固体(収率: 78.2%)を得た。mp: 194〜196℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ8.78(br s, 1H), 8.38(ddd, J=8.
8Hz,JHF=5.6 and 8.8Hz, 1H), 7.88(s, 1H), 7.28(d, J
=2.5Hz, 1H), 7.21(dd, J=2.5 and 8.5Hz, 1H), 7.16
(d, J=8.5Hz, 1H), 6.99(ddd, J=8.8Hz, J HF=2.2 and
8.5Hz, 1H), 3.76(s, 3H), 2.31(s, 3H). 実施例−54 実施例−49と同様にして、3-(4-ク(ロロ-2-トリフル
オロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボ
ン酸とO-エチルヒドロキシルアミン・塩酸塩とを反応さ
せ、N-エトキシ-3-(4-クロロ-2-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミドの白
色固体(収率: 43.8%)を得た。mp: 127〜129℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ8.98(br s, 1H), 7.89(s, 1H),
7.68(s,1H), 7.55(s, 1H), 7.54(s, 1H), 4.05(q, J=7.
2Hz, 2H), 3.78(s, 3H), 1.31(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−55
ノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸(0.45g, 1.4
0mmol)のトルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.5mL)
を室温で加え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。
次いで温度を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてト
ルエン及び過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物
を室温まで冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さ
らに0℃まで冷却し、次いで2,4-ジフルオロアニリン
(0.24g, 1.82mmol)及びトリエチルアミン(0.18g, 1.82m
mol)を加え徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で
12時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20
mL)にあけ、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層
を水(20mL×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、乾燥剤を取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物を酢酸エチルを用いて再結晶することにより、N-
(2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-ク(ロロ-3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキ
サミドの白色固体(0.15g, 収率:24.8%)を得た。mp: 182
〜184℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.64(br s, 1H),
8.43(ddd, J=8.8Hz, JHF=6.0 and 9.0Hz, 1H),7.93(s,
1H), 7.75(s, 1H), 7.50〜7.60(m, 2H), 6.83〜6.96(m,
2H), 3.83(s, 3H). 実施例−56 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(2,6-ジクロロ
-4-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カル
ボン酸とフルフリルアミンとを反応させ、N-フルフリル
-1-メチル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率:
75.5%)を得た。mp: 189〜192℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,
ppm):δ7.81(s, 1H), 7.66(s, 2H), 7.36(dd, J=0.6 an
d 1.9Hz, 1H), 6.90(br t, J=5.7Hz, 1H), 6.32(dd, J=
1.9 and 3.1Hz, 1H), 6.27(dd,J=0.6 and 3.1Hz, 1H),
4.64(d, J=5.7Hz, 2H), 3.68(s, 3H). 実施例−57 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(2,6-ジクロロ
-4-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カル
ボン酸と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4
-ジフルオロフェニル)-1-メチル-3-(2,6-ジクロロ-4-ト
リフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサ
ミドの白色固体(収率: 47.6%)を得た。mp: 178〜180℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.59(br s, 1H), 8.41(dd
d, J=8.8Hz, JHF=6.0 and 8.9Hz, 1H), 7.88(s, 1H),
7.70(s, 2H), 6.83〜6.96(m, 2H),3.73(s, 3H). 実施例−58 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(2-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
フルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1-メチル-3-(2-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 61.
1%)を得た。mp: 172〜174 ℃; 1H-NMR(CDCl3,TMS, pp
m):δ8.55(br s, 1H), 8.32(ddd, J=8.8Hz, JHF=6.0 an
d 9.1Hz, 1H), 7.92(s, 1H), 7.72(dd, J=1.2 and 7.5H
z, 1H), 7.61(ddd, J=1.2, 7.5 and 7.5Hz, 1H), 7.47
(d, J=7.5Hz, 1H), 7.34(dd, J=7.5 and 7.5Hz, 1H),
6.80〜6.93(m, 2H), 3.79(s, 3H). 実施例−59 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とエチル
プロピルアミンとを反応させ、N-エチル-N-プロピル-1-
メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボキサミドの無色透明油状物(収率: 66.7%)を
得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.56(s, 1H), 7.42
(dd, J=7.2 and 7.2Hz, 1H), 7.39(s, 1H), 7.37(d, J=
7.2Hz,1H),7.31(d, J=7.2Hz, 1H), 3.82(s, 3H), 3.45
(br d, J=7.5Hz, 1H), 3.39(br d,J=7.5Hz, 1H), 3.25
〜3.35(m, 2H), 1.55〜1.34(m, 2H), 0.90〜1.20(m, 3
H),0.81(br t, J=7.5Hz, 3H). 実施例−60 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とブチル
アミンとを反応させ、N-ブチル-1-メチル-3-(3-トリフ
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミド
の白色固体(収率: 99.3%)を得た。mp: 53〜55℃; 1H-NM
R(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.38〜7.55(m, 4
H), 6.51(br s, 1H), 3.78(s, 3H), 3.39(dt, J=7.2 an
d 7.2Hz,2H), 1.54(tt, J=7.2 and 7.2Hz, 2H), 1.33(t
q, J=7.2 and 7.2Hz, 2H), 0.91(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−61 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とシクロ
プロピルアミンとを反応させ、N-シクロプロピル-1-メ
チル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-
4-カルボキサミドの白色針状結晶(収率: 71.5%)を得
た。mp: 108〜110 ℃;1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ7.84
(s, 1H), 7.37〜7.54(m, 4H), 6.60(br s, 1H), 3.77
(s, 3H), 2.83(m, 1H), 0.82(m, 2H), 0.53(m, 2H). 実施例−62 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とプロパ
ルギルアミンとを反応させ、N-プロパルギル-1-メチル-
3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カ
ルボキサミドの白色固体(収率: 83.1%)を得た。mp: 98
〜100℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.
43〜7.57(m, 4H), 6.72(br t, J=5.3Hz, 1H),4.20(dd,
J=2.5 and5.3Hz, 2H), 3.78(s, 3H), 2.24(t, J=2.5Hz,
1H). 実施例−63 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3-クロ
ロベンジルアミンとを反応させ、N-(3-ク(ロロベンジ
ル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピ
ラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 91.6%)を
得た。mp: 125〜127℃;1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.8
9(br s, 1H), 7.36〜7.54(m, 4H), 7.14〜7.31(m, 4H),
6.90(brt, J=6.0Hz, 1H), 4.58(d, J=6.0Hz, 2H), 3.7
9(s, 3H). 実施例−64 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とアニリ
ンとを反応させ、N-フェニル-1-メチル-3-(3-トリフル
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率:93.9%)を得た。mp: 128〜130℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ8.36(br s, 1H),7.93(s, 1H), 7.
46〜7.60(m, 6H), 7.34(dd, J=7.5 and 7.5Hz, 2H), 7.
11(ddJ=7.5 and 7.5Hz, 1H), 3.81(s, 3H). 実施例−65 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と4-フル
オロアニリンとを反応させ、N-(4-フルオロフェニル)-1
-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 81.0%)を得た。
mp: 116〜118℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,ppm):δ8.32(br
s, 1H), 7.92(s, 1H), 7.45〜7.60(m, 6H), 7.03(dd, J
=8.5 and 8.5Hz, 2H), 3.81(s, 3H). 実施例−66
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.31g, 1.08mmol)のト
ルエン(20mL)溶液に、塩化チオニル(1mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2-クロロアニリン(0.17g, 1.30mmol)
及びトリエチルアミン(0.13g, 1.30mmol)を加え徐々に
室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌した。
反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、酢酸
エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×3)で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を取り
除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)を用い
て精製することにより、N-(2-ク(ロロフェニル)-1-メチ
ル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-
カルボキサミドの白色固体(0.25g,収率: 59.0%)を得
た。mp: 142〜144℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.14
(brs,1H), 8.57(dd, J=1.6 and 7.9Hz, 1H), 7.94(s, 1
H), 7.64(s, 1H), 7.43〜7.58(m, 3H), 7.37(dd, J=1.6
and 7.9Hz, 1H), 7.30(dt, J=1.6 and 7.9Hz, 1H), 7.
03(dt, J=1.6 and 7.9Hz, 1H), 3.83(s, 3H). 実施例−67 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3-クロ
ロアニリンとを反応させ、N-(3-ク(ロロフェニル)-1-メ
チル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-
4-カルボキサミドの白色固体(収率: 84.1%)を得た。mp:
123〜125℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ 8.36(br s,
1H), 7.92(s, 1H), 7.73(dd, J=1.9 and 1.9Hz, 1H),
7.60(s, 1H), 7.45〜7.58(m, 3H), 7.41(ddd, J=0.9,
1.9 and 7.9Hz, 1H), 7.25(dd,J=7.9 and 7.9Hz, 1H),
7.09(ddd, J=0.9, 1.9 and 7.9Hz, 1H), 3.81(s, 3H). 実施例−68
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.38g, 1.34mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.5mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2,4-ジフルオロアニリン(0.23g, 1.74
mmol)及びトリエチルアミン(0.17g, 1.74mmol)を加え徐
々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、
酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×
3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を
取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルを用いて再結晶することにより、N-(2,4-ジフル
オロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(0.40
g, 収率: 75.9%)を得た。mp:158〜159 ℃; 1H-NMR(CDCl
3, TMS, ppm):δ8.72(br s, 1H), 8.43(ddd, J=9.1Hz,
JHF =6.0 and 9.3Hz, 1H), 7.94(s, 1H), 7.66(s, 1H),
7.56(d, J=5.1Hz, 1H), 7. 55(d, J=5.1Hz, 1H), 7.48
(dd, J=5.1 and 5.1Hz, 1H), 6.83〜6.94(m, 2H), 3.84
(s, 3H). 実施例−69
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.30g, 1.05mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2,3-ジクロロアニリン(0.17g, 1.05mm
ol)及びトリエチルアミン(0.13g, 1.27mmol)を加え徐々
に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、
酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×
3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を
取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルを用いて再結晶することにより、N-(2,3-ジクロ
ロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(0.18g,
収率: 39.2%)を得た。mp: 160〜162℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ9.23(br s, 1H), 8.53(dd, J=2.5 and 8.2
Hz, 1H), 7.95(s, 1H), 7.63(s, 1H), 7.46〜7.56(m, 3
H), 7.24(dd, J=8.2 and8.2Hz, 1H), 7.19(dd, J=2.5 a
nd 8.2Hz, 1H), 3.81(s, 3H). 実施例−70
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.30g, 1.05mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで3,4-ジクロロアニリン(0.17g, 1.05mm
ol)及びトリエチルアミン(0.13g, 1.27mmol)を加え徐々
に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、
酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×
3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を
取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルを用いて再結晶することにより、N-(3,4-ジクロ
ロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(0.31g,
収率: 69.3%)を得た。mp: 167〜168℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ8.35(br s, 1H), 7.92(s, 1H), 7.84(d, J
=2.2Hz,1H), 7.46〜7.61(m, 4H), 7.39(d, J=2.2Hz, 1
H),7.38(s, 1H), 3.81(s,3H). 実施例−71
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.37g, 1.27mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2,3,4-トリフルオロアニリン(0.21g,
1.40mmol)及びトリエチルアミン(0.17g, 1.65mmol)を加
え徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹
拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあ
け、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20m
L×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥
剤を取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を
酢酸エチルを用いて再結晶することにより、N-(2,3,4-
トリフルオロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメ
チルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固
体(0.47g, 収率: 88.5%)を得た。mp: 135〜137℃; 1H-N
MR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.71(br s, 1H), 8.13〜8.26
(m, 2H), 7.93(s, 1H), 7.66(s, 1H), 7.47〜7.59(m,
3H), 6.97(dddd, J=8.8,JHF=2.2, 7.7 and 11.8Hz, 1
H), 3.84(s, 3H). 実施例−72
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.30g, 1.05mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2,3,4-トリクロロアニリン(0.23g, 1.
16mmol) 及びトリエチルアミン(0.13g, 1.27mmol)を加
え徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹
拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあ
け、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20m
L×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥
剤を取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を
酢酸エチルを用いて再結晶することにより、N-(2,3,4-
トリクロロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチ
ルフェノキシ)ピラゾール-4- カルボキサミドの白色固
体(0.16g, 収率: 33.4%)を得た。mp: 176〜178 ℃; 1H-
NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.20(br s, 1H), 8.55(d, J=
9.1Hz, 1H), 7.94(s, 1H), 7.62(s, 1H), 7.46〜7.58
(m, 3H), 7.30(dd, J=9.1Hz, 1H), 3.83(s, 3H). 実施例−73 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,3,5-
トリクロロアニリンとを反応させ、N-(2,3,5-トリクロ
ロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 2
6.9%)を得た。mp: 219〜221℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ9.12(br s, 1H), 8.83(s, 1H), 7.94(s, 1H), 7.6
2(s, 1H), 7 .49〜7.56(m, 3H), 7.47(s, 1H), 3.83(s,
3H). 実施例−74 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,3,4,
5,6-ペンタフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,3,4,
5,6-ペンタフルオロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフル
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率: 12.2%)を得た。mp: 197〜199℃; 1H-NM
R(CDCl3, TMS, ppm):δ7.79(s, 1H), 7.33〜7.41(m, 2
H), 7.26(m, 1H), 7.11〜7.18(m, 2H), 3.76(s, 3H). 実施例−75
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.30g, 1.05mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.2mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで2-クロロ-4-フルオロアニリン(0.18g,
1.27mmol)及びトリエチルアミン(0.13g,1.27mmol)を加
え徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹
拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあ
け、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20m
L×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥
剤を取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を
酢酸エチルを用いて再結晶することにより、N-(2-ク(ロ
ロ-4-フルオロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロ
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色
固体(0.35g, 収率: 81.0%)を得た。mp: 135〜137℃; 1H
-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.02(br s, 1H), 8.53(dd,J=
5.6 and 9.1Hz, 1H), 7.94(s, 1H), 7.62(s, 1H),7.45
〜7.58(m, 3H), 7.14(d d, J=8.0Hz, JHF=2.8Hz, 1H),
7.03(ddd, J=8.0Hz, JHF=2.8 and 9.1Hz, 1H), 3.83
(s, 3H). 実施例−76
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.30g, 1.05mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.2mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに0℃ま
で冷却し、次いで3-クロロ-2,4-ジフルオロアニリン(0.
20g, 1.27mmol)及びトリエチルアミン(0.13g, 1.27mmo
l)を加え徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12
時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20m
L)にあけ、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を
水(20mL×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、乾燥剤を取り除き溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物を酢酸エチルを用いて再結晶することにより、N-
(3-ク(ロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-1-メチル-3-(3-
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキ
サミドの白色固体(0.31g, 収率:67.9%)を得た。mp: 140
〜142℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,ppm):δ8.73(br s, 1H),
8.36(ddd, J=8.5Hz, JHF=5.6 and 9.4Hz, 1H), 7.93(s,
1H), 7.67(s, 1H), 7.45〜7.60(m, 3H), 6.99(ddd, J=
8.5Hz, JHF=2.2 and 7.2Hz, 1H), 3.83(s, 3H). 実施例−77 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とO-エチ
ルヒドロキシルアミン・塩酸塩とを反応させ、N-エトキ
シ-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラ
ゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 81.1%)を得
た。mp: 78〜80℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.00
(s, 1H), 7.96(s, 1H), 7.40〜7.56(m, 4H), 4.06(q, J
=6.9Hz,2H), 3.78(s, 3H), 1.30(t, J=6.9Hz, 3H). 実施例−78 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3,4-ジ
メトキシアニリンとを反応させ、N-(3,4-ジメトキシフ
ェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 83.
7%)を得た。mp: 134〜136℃; 1H-NMR(CDCl 3, TMS, pp
m):δ8.26(br s, 1H), 7.90(s, 1H), 7.46〜7.61(m, 5
H), 6.88(dd,J=2.2 and 8.5Hz, 1H), 6.81(d, J=8.5Hz,
1H), 3.90(s, 3H), 3.87(s, 3H), 3.81(s, 3H). 実施例−79 実施例−49と同様にして、1-エチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とO-エチ
ルヒドロキシルアミン・塩酸塩とを反応させ、N-エトキ
シ-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラ
ゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 71.1%)を得
た。mp: 58〜60℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.97(b
r s, 1H), 7.95(s, 1H), 7.52(s, 1H), 7.50(d, J=7.5H
z, 1H), 7.44(dd, J=7.5 and 7.5Hz, 1H), 7.43(d, J=
7.5Hz, 1H), 4.06(q, J=7.2Hz,2H), 4.03(q, J=7.2Hz,
2H), 1.44(t, J=7.2Hz, 3H), 1.30(t, J=7.2Hz, 3H). 実施例−80
リジルオキシ)ピラゾール-4-カルボン酸(0.75g, 2.61mm
ol)のトルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.5mL)を室
温で加え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次い
で温度を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエ
ン及び過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室
温まで冷却した後、塩化メチレン(20mL)を加え、さらに
0℃まで冷却し、次いでアニリン(0.29g, 3.13mmol)及
びトリエチルアミン(0.32g, 3.13mmol)を加え徐々に室
温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌した。反
応終了後、反応混合物を1N-塩酸(20mL)にあけ、酢酸エ
チル(20mL×2)で抽出した。有機層を水(20mL×3)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を取り除
き溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を酢酸エチル
を用いて再結晶することにより、N-フェニル-1-メチル-
3-(4-トリフルオロメチル-2-ピリジルオキシ)ピラゾー
ル-4-カルボキサミドの白色固体(0.31g, 収率: 3.5%)を
得た。mp: 112〜114℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.
50(d, J=5.0Hz, 1H), 8.38(br s, 1H), 7.69(s, 1H),
7.50〜7.57(m, 3H), 7.40(d, J=5.0Hz, 1H), 7.24〜7.3
5(m, 2H), 7.05〜7.15(m,1H),3.88(s, 3H). 実施例−81 実施例−49と同様にして、1-メチル-3-(4-トリフルオ
ロメチル-2-ピリジルオキシ)ピラゾール-4-カルボン酸
と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフ
ルオロフェニル)-1-メチル-3-(4-トリフルオロメチル-2
-ピリジルオキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色
固体(収率: 9.4%)を得た。mp: 156〜158℃; 1H-NMR(CDC
l3, TMS, ppm):δ8.53(br s, 1H), 8.45(d, J=5.3Hz, 1
H), 8.30〜8.42(m, 1H), 7.97(1H, s), 7.48(s, 1H),
7.38(d, J=5.3Hz, 1H), 6.78〜6.92(m, 2H), 3.89(s, 3
H). 実施例−82
バミン酸エチル(0.83g, 3.18mmol)のエタノール(25mL)
溶液に、20%水酸化カリウム水溶液(10mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で4時間加熱撹拌した。反応終了
後、反応混合物を氷水(50mL)にあけ、酢酸エチル(40mL
×2)で抽出した。有機層を水(40mL×2)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を濾過により取り除
き、濾液から溶媒を減圧留去することにより、4-アミノ
-1-メチル-3-フェノキシピラゾールの青緑油状物(0.48
g, 収率: 80.5%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
7.26〜7.34(m, 2H), 7.09〜7.10(m, 3H), 6.99(s, 1H),
3.72(s, 3H), 2.30〜3.00(br s, 2H). 実施例−83
ピラゾール-4-イル]カルバミン酸エチル(1.27g, 3.86mm
ol)のエタノール(20mL)溶液に、20%水酸化カリウム水溶
液(5mL)を室温で加え、この溶液を120℃で4時間加熱撹
拌した。反応終了後、反応混合物を氷水(50mL)にあけ、
酢酸エチル(40mL×2)で抽出した。有機層を水(40mL×2)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を濾
過により取り除き、濾液から溶媒を減圧留去することに
より、4-アミノ-[3-(3-トリフルオロメチル)フェノキ
シ]ピラゾール青緑油状物(0.93g, 収率: 93.7%)を得
た。1H-NMR(CDCl3, TMS,ppm):δ7.41(dd, J=7.5 and 7.
5Hz, 1H), 7.32(s, 1H), 7.27(d, J=7.5Hz, 1H), 7.26
(d, J=7.5Hz, 1H), 7.01(s, 1H), 3.74(s, 3H), 2.10〜
2.70(br s, 2H). 実施例−84
ボン酸(1.0g, 4.58mmol)のトルエン(25mL)溶液に、塩化
チオニル(3.0mL)を室温で加え、この溶液を120℃で2時
間加熱撹拌した。次いで温度を140℃まで昇温し、Dean-
Starkを用いてトルエン及び過剰の塩化チオニルを除去
した。反応混合物を室温まで冷却した後、DMF(20mL)を
加え、さらに0℃まで冷却し、次いでアジ化ナトリウム
(0.36g, 5.50mmol)を少量ずつ加え、徐々に室温まで昇
温させ、そのままの温度で2時間撹拌した。反応終了
後、反応混合物を氷水(50mL)にあけ、トルエン(20mL×
2)で抽出した。有機層を水(10mL×2)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を濾過にて取り除い
た。得られたアシルアジド誘導体のトルエン溶液に、エ
タノール(10mL)を室温で加え、この溶液を120℃で4時間
撹拌した。反応終了後反応混合物から溶媒を減圧留去
し、N-(1-メチル-3-フェノキシピラゾール-4-イル)カル
バミン酸エチルの淡黄油状物(0.92g, 収率: 77.0%)を得
た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.70(s, 1H),7.26〜7.
35(m, 2H), 7.02〜7.11(m, 3H), 6.61(br s, 1H), 4.18
(q, J=7.2Hz, 2H), 3.78(s, 3H), 1.27(t, J=7.2Hz, 3
H). 実施例−85
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸(1.50g, 5.24mmol)のト
ルエン(25mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、DMF(20mL)を加え、さらに0℃まで冷却
し、次いでアジ化ナトリウム(0.41g, 6.29mmol)を少量
ずつ加え、徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で
2時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を氷水(50mL)
にあけ、トルエン(20mL×2)で抽出した。有機層を水(10
mL×2)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥
剤を濾過にて取り除いた。得られたアシルアジド誘導体
のトルエン溶液に、エタノール(10mL)を室温で加え、こ
の溶液を120℃で4時間撹拌した。反応終了後反応混合物
から溶媒を減圧留去し、N-[1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチル)フェノキシピラゾール-4-イル]カルバミン酸
エチルの無色透明油状物(1.31g,収率:75.9%)を得た。1H
-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.71(br s, 1H), 7.43(dd, J
=7.5 and 7.5Hz, 1H), 7.35(s, 1H), 7.34(d, J=7.5Hz,
1H), 7.27(d, J=7.5Hz,1H),6.17(br s, 1H), 4.19(q,
J=7.2Hz, 2H), 3.79(s, 3H), 1.27(t, J=7.2Hz,3H). 実施例−86
ルエン(20mL)溶液に、塩化チオニル(1.0mL)を室温で加
え、この溶液を120℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度
を140℃まで昇温し、Dean-Starkを用いてトルエン及び
過剰の塩化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで
冷却した後、DMF(20mL)を加え、さらに0℃まで冷却
し、次いで炭酸カリウム(0.38g, 2.74mmol)と4-アミノ-
3-フェノキシピラゾール(0.40g, 2.11mmol)を加え、徐
々に室温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌し
た。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(50mL)にあけ、
酢酸エチル(40mL×2)で抽出した。有機層を水(40mL×2)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を濾
過により取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/2)で精製することにより、N-(1-メチル-
3-フェノキシピラゾール-4-イル)-3-クロロベンズアミ
ドの白色固体(0.49g, 収率: 71.1%)を得た。mp: 93〜95
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.09(s, 1H), 7.68(d
d, J=1.9 and 1.9Hz, 1H), 7.57(ddd, J=1.9, 1.9 and
7.9Hz, 1H), 7.51(br s, 1H), 7.49(ddd, J=1.9, 1.9 a
nd 7.9Hz, 1H), 7.31〜7.40(m, 3H), 7.09〜7.20(m, 3
H), 3.86(s, 3H). 実施例−87 実施例−86と同様にして、4-アミノ-[3-(3-トリフル
オロメチル)フェノキシ]ピラゾールと安息香酸クロリド
を反応させ、N-[3-(3-トリフルオロメチル)フェノキシ
ピラゾール-4-イル]-ベンズアミドの白色固体(収率: 5
3.8%)を得た。mp:110〜112℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ8.14(s, 1H), 7.75〜7.80(m, 2H), 7.40〜7.58(m,
6H), 7.32〜7.40(m, 2H), 3.84(s, 3H). 実施例−88
ノキシ]ピラゾール(0.26g, 1.00mmol)のDMF(25mL)溶液
に、炭酸カリウム(0.16g, 1.19mmol)と4-フルオロ安息
香酸クロリド(0.17g, 1.10mmol)を0℃で加え、徐々に室
温まで昇温させ、そのままの温度で12時間撹拌した。反
応終了後、反応混合物を1N-塩酸(50mL)にあけ、酢酸エ
チル(40mL×2)で抽出した。有機層を水(40mL×2)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥剤を濾過によ
り取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキ
サン=1/2)で精製することにより、N-[1-メチル-3-(3-ト
リフルオロメチル)フェノキシピラゾール-4-イル]-4-フ
ルオロベンズアミドの白色固体(0.20g, 収率: 51.4%)を
得た。mp:114〜116℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.1
1(s, 1H), 7.79(dddd, J=8.5Hz,JHF=3.2, 3.2 and 5.0H
z, 2H), 7.41〜7.50(m, 3H), 7.32〜7.41(m, 2H), 7.14
(dddd, J=8.5Hz, JHF=3.2, 3.2 and 8.5Hz, 2H), 3.86
(s, 3H).
オロメチル)フェノキシ]ピラゾールと2,4-ジフルオロ安
息香酸クロリドを反応させ、N-[1-メチル-3-(3-トリフ
ルオロメチル)フェノキシピラゾール-4-イル]-2,4-ジフ
ルオロベンズアミドの白色固体(収率: 46.0%)を得た。m
p: 110〜112℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.18(ddd,
J=6.6Hz, JHF=7.7 and 8.5Hz, 1H), 8.10〜8.18(br s,
1H), 8.11(s, 1H), 7.41〜7.50(m, 2H), 7.32〜7.41
(m, 2H), 7.04(ddd, J=8.7Hz, JHF=2.5and 8.5Hz, 1H),
6.89(ddd, J=8.7Hz, JHF=2.5 and 12.2Hz, 1H), 3.84
(s, 3H).
ルピラゾール-4-カルボン酸エチルと5-フルオロ-2-ニト
ロベンゾトリフルオリドを反応させ、1,5-ジメチル-3-
(4-ニトロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボン酸エチルの白色固体(収率: 92.7%)を得
た。mp: 77〜79℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.96
(d, J=9.0Hz, 1H), 7.48(d, J=2.6Hz, 1H), 7.30(dd, J
=2.6 and 9.0Hz, 1H), 4.15(q, J=7.1Hz, 2H), 3.78(s,
3H), 2.58(s, 3H), 1.12(t, J=7.1Hz,3H).
ピラゾール-4-カルボン酸エチルと5-クロロ-2-ニトロベ
ンゾトリフルオリドを反応させ、1-プロピル-3-(4-ニト
ロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カ
ルボン酸エチルの黄色油状物(収率: 98.3%)を得た。1H-
NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.98(d, J=9.0Hz, 1H), 7.90
(s, 1H), 7.54(d, J=2.8Hz, 1H), 7.35(dd, J=2.8 and
9.0Hz, 1H),4.20(q, J=7.0Hz, 2H), 4.03(t, J=7.0Hz,
2H), 1.92(tq, J=7.0 and 7.0Hz, 2H), 1.20(t, J=7.0H
z, 3H), 0.95(t, J=7.0Hz, 3H).
キシピラゾール-4-カルボン酸エチルと5-クロロ-2-ニト
ロベンゾトリフルオリドを反応させ、1-イソプロピル-3
-(4-ニトロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボン酸エチルの黄色油状物(収率: 89.5%)を得
た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.98(d, J=9.0Hz, 1
H), 7.93(s, 1H), 7.55(d, J=2.7Hz, 1H), 7.34(dd, J=
2.8 and 9.0Hz, 1H), 4.42(sep, J=6.8Hz, 1H), 4.19
(q, J=7.3Hz, 2H), 1.54(d, J=6.8Hz, 6H), 1.20(t, J=
7.3Hz, 3H).
ラゾール-4-カルボン酸エチルと5-クロロ-2-ニトロベン
ゾトリフルオリドを反応させ、1-ブチル-3-(4-ニトロ-3
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルの白色固体(収率: 92.3%)を得た。mp: 80〜8
3℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.98(d, J=9.0Hz, 1
H), 7.89(s, 1H), 7.53(d, J=2.6Hz, 1H), 7.35(dd, J=
2.6 and 9.0Hz, 1H), 4.19(q, J=7.2Hz, 2H), 4.06(t,
J=7.4Hz, 2H), 1.87(tt, J=7.4 and 7.4Hz, 2H), 1.35
(tq, J=7.4 and 7.4Hz, 2H), 1.20(t, J=7.2Hz, 3H),
0.97(t, J=7.4Hz, 3H).
ロエチル)-4-カルボン酸エチルと5-クロロ-2-ニトロベ
ンゾトリフルオリドを反応させ、1-(2-フルオロエチル)
-3-(4-ニトロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾ
ール-4-カルボン酸エチルの黄色油状物(収率: 98.2%)を
得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.99(s, 1H), 7.98
(d, J=8.0Hz, 1H), 7.57(d, J=2.5Hz, 1H), 7.37(dd, J
=2.5 and 8.0Hz, 1H), 4.78(dt, J=4.8Hz, JHF=46.8Hz,
2H), 4.35(dt, J=4.8Hz, JHF=21.8Hz, 2H), 4.24(q, J
=7.3Hz, 2H), 1.22(t, J=7.3Hz, 3H).
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルを還元し、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチ
ルフェノキシ)-1,5-ジメチルピラゾール-4-カルボン酸
エチルの白色固体(10.6g, 収率: 92.1%)を得た。mp: 12
6〜128℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.22(d, J=2.7H
z, 1H), 7.12(dd, J=2.7 and 8.8Hz, 1H), 6.69(d, J=
8.8Hz, 1H), 4.22(q, J=7.2Hz, 2H), 4.00(br s, 2H),
3.62(s, 3H), 2.52(s, 3H), 1.23(t, J=7.2Hz, 3H).
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸エチルを還元し、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチル
フェノキシ)-1-プロピルピラゾール-4-カルボン酸エチ
ルの黄色油状物(収率: 98.3%)を得た。1H-NMR(CDCl3, T
MS, ppm):δ7.79(s, 1H), 7.26(d, J=1.5Hz, 1H), 7.15
(dd, J=1.5 and 8.8Hz, 1H), 6.70(d, J=8.8Hz, 1H),
4.23(q, J=7.0Hz, 2H), 4.01(br s, 2H), 3.94(q, J=7.
0Hz, 2H), 1.85(tq, J=7.0 and 7.0Hz, 2H), 1.26(t, J
=7.0Hz, 3H), 0.91(t, J=7.0Hz, 3H).
-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カル
ボン酸エチルを還元し、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメ
チルフェノキシ)-1-イソプロピルピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルの黄色油状物(収率: 99.5%)を得た。1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ7.79(s, 1H), 7.27(d, J=2.4Hz,
1H), 7.14(dd, J=2.4 and 8.8Hz, 1H), 6.70(d, J=8.8H
z, 1H), 4.33(sep, J=6.5Hz, 1H), 4.23(q, J=7.3Hz, 2
H), 4.00(br s, 2H), 1.47(d, J=6.5Hz, 6H), 1.25(t,
J=7.3Hz, 3H).
リフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸
エチルを還元し、3-(4-アミノ-3-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)-1-ブチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの
無色油状物(収率: 92.6%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS,
ppm):δ7.78(s, 1H), 7.26(d, J=2.8Hz,1H), 7.14(dd,
J=2.8 and 8.8Hz, 1H), 6.70(d, J=8.8Hz, 1H), 4.23
(q, J=7.3Hz, 2H), 4.00(br s, 2H), 3.96(t, J=7.0Hz,
2H), 1.80(tq, J=7.0Hz, 2H), 1.29(tt, J=7.0 and 7.
0Hz, 2H), 1.26(t, J=7.0Hz, 3H), 0.93(t, J=7.3Hz, 3
H).
ニトロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4
-カルボン酸エチルを還元し、3-(4-アミノ-3-トリフル
オロメチルフェノキシ)-1-(2-フルオロエチル)ピラゾー
ル-4-カルボン酸エチルの無色油状物(収率: 99.7%)を得
た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.88(s, 1H), 7.10〜
7.33(m, 2H), 6.70(d, J=10.0Hz, 1H), 4.70(dt, J=5.0
Hz, JHF=47.5Hz, 2H), 4.11〜4.32(m, 4H), 4.04(br s,
2H), 1.28(t, J=7.5Hz, 3H).
メチルフェノキシ)-1,5-ジメチルピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルより、1,5-ジメチル-3-(3-トリフルオロメチ
ルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの白色固
体(収率: 74.7%)を得た。mp: 62〜63℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.17〜7.46(m, 4H), 4.13(q, J=7.2Hz, 2
H), 3.74(s, 3H), 2.56(s, 3H), 1.08(t, J=7.2Hz, 3
H).
メチルフェノキシ)-1-プロピルピラゾール-4-カルボン
酸エチルより、1-プロピル-3-(3-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの黄色油状物
(収率: 82.4%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.8
6(s, 1H), 7.21〜7.49(m, 4H), 4.18(q, J=7.3Hz, 2H),
3.99(t, J=7.0Hz, 2H), 1.90(tq, J=7.0 and 7.0Hz, 2
H), 1.16(t, J=7.0Hz, 3H), 0.94(t, J=7.3Hz, 3H).
メチルフェノキシ)-1-イソプロピルピラゾール-4-カル
ボン酸エチルより、1-イソプロピル-3-(3-トリフルオロ
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの黄
色油状物(収率:75.3%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ7.91(s, 1H), 7.20〜7.47(m, 4H),4.38(sep, J=6.
8Hz, 1H), 4.17(q, J=7.3Hz, 2H), 1.51(d, J=6.8Hz, 6
H), 1.15(t, J=7.3Hz, 3H).
メチルフェノキシ)-1-ブチルピラゾール-4-カルボン酸
エチルより、1-ブチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルの黄色油状物(収
率: 75.3%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.86
(s, 1H), 7.22〜7.49(m, 4H), 4.18(q, J=7.5Hz, 2H),
4.03(t, J=7.5Hz, 2H), 1.85(tt, J=7.5 and 7.5Hz, 2
H), 1.21〜1.43(m, 2H), 1.16(t, J=7.5Hz, 3H), 0.95
(t, J=7.5Hz, 3H).
メチルフェノキシ)-1-(2-フルオロエチル)ピラゾール-4
-カルボン酸エチルより、1-(2-フルオロエチル)-3-(3-
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸エチルの黄色油状物(収率: 81.1%)を得た。1H-NMR(CD
Cl3, TMS, ppm):δ7.95(s, 1H), 7.23〜7.50(m, 4H),
4.75(dt, J=4.3Hz, JHF=47.0Hz, 2H), 4.23(dt, J=4.3H
z, JHF=21.8Hz, 2H), 4.25(q, J=7.3Hz, 2H), 1.19(t,
J=7.3Hz, 3H).
ルピラゾール-4-カルボン酸エチル(2.7g, 8.20mmol)に4
0%臭化水素酸水溶液(30mL)を0℃にて加え、30分撹拌し
た。次いで、水(2mL)に溶かした亜硝酸ナトリウム(0.85
g, 12.3mmol)を滴下にて加え、そのままの温度で1時間
撹拌した。このものに粉末銅(2.0g)を加え、2時間還流
した。反応終了後、銅紛を濾別した後に濾液を1N-塩酸
(80mL)にあけ、酢酸エチル(80mL×2)で抽出した。有機
層を水(120mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧
留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)を用いて精製すること
により、3-(4-ブロモ-3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの無色透
明油状物(2.75g, 収率: 82.4%)を得た。1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.83(s, 1H), 7.63(d, J=8.8Hz, 1H), 7.4
7(d, J=2.8Hz, 1H), 7.17(dd, J=2.8 and 8.8Hz, 1H),
4.20(q, J=7.0Hz, 2H), 3.83(s, 3H), 1.21(t, J=7.0H
z, 3H).
ルピラゾール-4-カルボン酸エチル(6.0g, 18.2mmol)の
アセトン溶液(10mL)に、20%塩酸(3.65g)を0℃にて加え
た後、亜硝酸ナトリウム(1.38g)の水溶液(2mL)を滴下し
1時間撹拌し、更に15%メチルメルカプタンナトリウム水
溶液(8mL)を加え4時間撹拌した。反応終了後、反応混合
物を1N-塩酸(70mL)にあけ、酢酸エチル(50mL×2)で抽出
した。有機層を水(100L)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から
溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)を用いて精
製することにより、1-メチル-3-(4-メチルチオ-3-トリ
フルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エ
チルの橙色油状物(0.45g, 収率: 6.8%)を得た。1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ7.82(s, 1H), 7.32〜7.51(m, 2
H), 7.20〜7.32(m, 1H), 4.21(q, J=7.3Hz, 2H), 3.82
(s, 3H), 2.48(s, 3H), 1.21(t, J=7.3Hz, 3H).
ミノ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-エチルピラ
ゾール-4-カルボン酸エチル(2.0g, 5.82mmol)を室温で
加え、20分間撹拌した。氷冷後、亜硝酸ナトリウム(0.3
2g, 4.66mmol)の水溶液(2.5mL)を滴下にて加え、そのま
まの温度で30分間撹拌した。次いでこのものに第一塩化
銅(0.63g, 6.41mmol)を0℃にて少量ずつ加え、1時間撹
拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(50mL)にあ
け、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を水(50mL
×2)で、洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過
により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去し
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:
酢酸エチル/ヘキサン=1/6)を用いて精製することによ
り、3-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-
エチルピラゾール-4-カルボン酸エチルの無色透明油状
物(0.84g, 収率: 39.8%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, p
pm):δ7.84(s, 1H), 7.46(d, J=2.9Hz, 1H), 7.43(d, J
=8.8Hz, 1H), 7.23(dd, J=2.9 and 8.8Hz, 1H), 4.20
(q, J=7.1Hz, 2H), 4.08(q, J=7.3Hz, 2H), 1.50(t, J=
7.3Hz, 3H), 1.21(t, J=7.1Hz, 3H).
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル
を加水分解し、1,5-ジメチル-3-(3-トリフルオロメチル
フェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸の白色固体(収率:
88.0%)を得た。mp: 155〜158℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,
ppm):δ7.28〜7.49(m, 4H), 3.70(s, 3H), 2.54(s, 3
H).(カルボン酸のプロトンは帰属することができなか
った。)
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルを
加水分解し、1-プロピル-3-(3-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸の淡黄色固体(収率: 8
8.0%)を得た。mp: 103〜106℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ7.88(s, 1H), 7.30〜7.51(m, 4H), 3.97(t, J=7.3
Hz, 2H), 1.88(tq, J=7.3 and 7.3Hz, 2H), 0.93(t, J=
7.3Hz, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属することが
できなかった。)
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチ
ルを加水分解し、1-イソプロピル-3-(3-トリフルオロメ
チルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸の淡黄色固体
(収率: 94.0%)を得た。mp: 98〜102℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ7.93(s, 1H), 7.27〜7.49(m, 4H), 4.38(s
ep, J=6.5Hz, 1H), 1.49(d, J=6.5Hz, 6H).(カルボン
酸のプロトンは帰属することができなかった。)
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチルを加
水分解し、1-ブチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸の淡黄色固体(収率: 94.0
%)を得た。mp:126〜128℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):
δ7.87(s, 1H), 7.29〜7.52(m, 4H), 4.01(t, J=7.5Hz,
2H), 1.83(tt, J=7.5 and 7.5Hz, 2H), 1.33(tq, J=7.
5 and 7.5Hz, 2H), 0.94(t, J=7.5Hz, 3H).(カルボン
酸のプロトンは帰属することができなかった。)
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(1.0g, 2.89mmol)
のエタノール(5mL)溶液に1N水酸化カリウム水溶液(3.17
mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、反応溶
液を1N塩酸(20mL)にあけ、酢酸エチル(30mL×2)で抽出
した。有機層を水(60mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶
媒を減圧留去し固体を析出させた。得られた固体をヘキ
サンによって洗浄し、十分乾燥させることによって1-(2
-フルオロエチル)-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボン酸の白色固体(0.50g, 収率:
54.9%)を得た。mp: 122〜125℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, p
pm):δ7.98(s, 1H), 7.28〜7.51(m, 4H), 4.73(dt,J=4.
5Hz, JHF=46.8Hz, 2H), 4.29(dt, J=4.5Hz, JHF=26.5H
z, 2H).(カルボン酸のプロトンは帰属することができ
なかった。)
キシ)ピラゾール-4-カルボン酸エチル(1.6g, 4.62mmol)
のエタノール(20mL)溶液に2N水酸化カリウム水溶液(20m
L)を加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、反応溶液
を1N塩酸(60mL)にあけ、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し
た。有機層を水(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶
媒を減圧留去し固体を析出させた。得られた固体をヘキ
サンによって洗浄し、十分乾燥させることによって3-(3
-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-ビニルピラゾール-
4-カルボン酸の白色固体(1.18g, 収率: 85.6%)を得た。
mp: 138〜139℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.04(s,
1H), 7.36〜7.58(m, 4H), 6.83(dd, J=7.5 and 15.0Hz,
1H), 5.60(dd, J=2.5 and 15.0Hz, 1H), 4.98(dd, J=
2.5 and 7.5Hz, 1H).(カルボン酸のプロトンは帰属す
ることができなかった。)
メチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸
エチルを加水分解し、3-(4-ブロモ-3-トリフルオロメチ
ルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン酸の白
色固体(収率: 89.2%)を得た。mp: 121〜122℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.65(d, J=8.8Hz,
1H), 7.53(d, J=2.9Hz, 1H), 7.23(dd, J=2.9 and 8.8H
z, 1H), 3.82(s, 3H).(カルボン酸のプロトンは帰属す
ることができなかった。)
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸エチルを加水分解し、1-メチル-3-(4-メチルチオ-3
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
ン酸の橙色固体(収率: 90.6%)を得た。mp: 174〜176℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.85(s, 1H), 7.29〜7.55
(m, 3H), 3.81(s, 3H), 2.50(s, 3H).(カルボン酸のプ
ロトンは帰属することができなかった。)
リフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸
エチルを加水分解し、1-エチル-3-(4-クロロ-3-トリフ
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸の白
色固体(0.53g,収率: 95.7%)を得た。mp: 75〜76℃; 1H-
NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.82(s, 1H),7.45(d, J=2.8H
z, 1H), 7.37(d, J=8.8Hz, 1H), 7.22(dd, J=2.8 and
8.8Hz, 1H), 4.00(q, J=7.3Hz, 2H), 1.41(t, J=7.3Hz,
3H).(カルボン酸のプロトンは帰属することができな
かった。)
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,
4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオ
ロフェニル)-1,5-ジメチル-3-(3-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収
率: 90.7%)を得た。mp: 150〜152℃; 1H-NMR(CDCl3, TM
S, ppm):δ8.80(br s, 1H), 8.34〜9.00(m, 1H), 7.63
(s, 1H),7.39〜7.57(m, 3H), 6.77〜6.94(m, 2H), 3.72
(s, 3H), 2.66(s, 3H).
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とO-
エチルヒドロキシルアミン・塩酸塩とを反応させ、N-エ
トキシ-1,5-ジメチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 3
1.1%)を得た。mp: 140〜141℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ9.02(br s, 1H), 7.34〜7.57(m, 4H), 4.03(q, J=
7.1Hz, 2H), 3.66(s, 3H), 2.61(s, 3H), 1.28(t, J=7.
1Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とo-トル
イジンとを反応させ、N-(2-メチルフェニル)-1-メチル-
3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カ
ルボキサミドの白色固体(収率: 85.1%)を得た。mp: 144
〜145℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.36(br s, 1H),
8.17(d, J=8.0Hz, 1H), 7.95(s, 1H), 7.43〜7.61(m,
4H), 7.13〜7.29(m 2H), 7.04(ddd, J=1.2, 7.4 and 7.
4Hz, 1H), 3.82(s, 3H), 2.24(s,3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2-アミ
ノ-5-ニトロトルエンとを反応させ、N-(2-メチル-4-ニ
トロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェ
ノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率:
14.6%)を得た。mp: 186〜188℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,
ppm):δ8.71(br s, 1H), 8.63(d, J=9.1Hz, 1H), 8.13
(dd, J=2.7 and 9.1Hz, 1H), 8.07(d, J=2.7Hz, 1H),
7.97(s, 1H), 7.45〜7.63(m, 4H),3.83(s, 3H), 2.34
(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と4-tert
-ブチルアニリンとを反応させ、N-(4-tert-ブチルフェ
ニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)
ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 86.0%)
を得た。mp: 132〜134℃; 1H-NMR(CDCl3,TMS, ppm):δ
8.31(br s, 1H), 7.92(s, 1H), 7.58(s, 1H), 7.49(dd,
J=2.1 and 8.7Hz, 2H), 7.43〜7.56(m, 3H), 7.35(dd,
J=2.1 and 8.7Hz, 2H), 3.80(s,3H), 1.30(s, 9H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3-メチ
ルチオアニリンとを反応させ、N-(3-メチルチオフェニ
ル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピ
ラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 75.7%)を
得た。mp: 104〜105℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.
33(br s, 1H), 7.91(s, 1H), 7.44〜7.67(m, 5H), 7.16
〜7.30(m,2H), 7.00(ddd, J=1.0, 2.0 and 6.7Hz, 1H),
3.80(s, 3H), 2.49(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミド(0.9
4g, 2.30mmol)のクロロホルム(30ml)溶液に、m-クロロ
過安息香酸(1.00g, 5.76mmol)を0℃で加え、徐々に室温
まで昇温させ、そのままの温度で15時間撹拌した。反応
終了後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(100m
l)にあけ、酢酸エチル(50ml×2)で抽出した。有機層を
水(50ml×2)及び飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、
瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=2/1)を
用いて精製することにより、N-(3-メチルスルホニルフ
ェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(0.93g, 収
率: 92.1%)を得た。mp: 173〜175℃; 1H-NMR(CDCl3, TM
S, ppm):δ8.52(br s, 1H), 8.11(dd, J=2.1 and 2.1H
z, 1H), 7.99(ddd, J=1.1, 2.1 and 8.1Hz, 1H), 7.94
(s, 1H), 7.68(ddd, J=1.1, 2.1 and 8.1Hz, 1H), 7.43
〜7.62(m, 5H), 3.81(s, 3H), 3.07(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と4-クロ
ロ-2-フルオロ-5-プロバルギルオキシアニリンとを反応
させ、N-(4-クロロ-2-フルオロ-5-プロバルギルオキシ
フェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 41.
2%)を得た。mp: 173〜174℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ8.84(br s, 1H), 8.48(d, J=7.2Hz, 1H), 7.93(s,
1H), 7.67(br s, 1H), 7.42〜7.61(m, 3H), 7.16(d, J
=10.3Hz, 1H), 4.80(d, J=2.4Hz, 2H), 3.84(s, 3H),
2.57(t, J=2.4Hz, 1H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とα-フ
ェネチルアミンとを反応させ、N-(α-フェネチル)-1-メ
チル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-
4-カルボキサミドの白色固体(収率: 75.0%)を得た。mp:
95〜97℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.84(s, 1H),
7.35〜7.54(m, 4H), 7.18〜7.34(m, 5H), 6.79(br d, J
=7.5Hz,1H), 5.24(dq, J=6.9 and 7.5Hz, 1H), 3.77(s,
3H), 1.51(d, J=6.9Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
クロロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジクロロフェニ
ル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピ
ラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 70.0%)を
得た。mp: 186〜187℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.
10(br s, 1H), 8.55(d, J=8.9Hz, 1H), 7.93(s, 1H),
7.62(s, 1H), 7.44〜7.57(m, 3H), 7.38(d, J=2.4Hz, 1
H), 7.27(dd, J=2.4 and 8.9Hz, 1H), 3.83(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジ
フルオロフェニル)-3-(4-ブロモ-3-トリフルオロメチル
フェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率: 82.5%)を得た。mp: 190〜193℃; 1H-NM
R(CDCl3, TMS, ppm):δ8.62(br s, 1H), 8.37〜8.51(m,
1H), 7.93(s, 1H), 7.72〜7.75(m, 2H), 7.39〜7.41
(m, 1H), 6.81〜6.96(m, 2H), 3.83(s,3H).
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸とアニリンとを反応させ、N-フェニル-3-(4-ブロモ-3
-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-
4-カルボキサミドの白色固体(収率: 86.2%)を得た。mp:
142〜144℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.27(br s,
1H), 7.92(s, 1H), 7.65〜7.58(m, 2H), 7.55〜7.62(m,
2H), 7.30〜7.44(m, 3H), 7.05〜7.15(m, 1H), 3.80
(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボン
酸と3-クロロアニリンとを反応させ、N-(3-クロロフェ
ニル)-3-(4-ブロモ-3-トリフルオロメチルフェノキシ)-
1-メチルピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収
率: 86.2%)を得た。mp: 162〜164℃; 1H-NMR(CDCl3, TM
S, ppm):δ8.27(br s, 1H), 7.92(s, 1H), 7.62〜7.75
(m, 3H), 7.32〜7.44(m, 2H), 7.20〜7.29(m, 1H), 7.0
5〜7.14(m, 1H), 3.80(s, 3H).
ルオロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カル
ボン酸と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4
-ジフルオロフェニル)-3-(4-メチルチオ-3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)-1-メチルピラゾール-4-カルボキ
サミドの白色固体(収率: 18.3%)を得た。mp: 185〜187
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.69(br s, 1H), 8.36
〜8.50(m,1H), 7.92(s, 1H), 7.65〜7.70(m, 1H), 7.40
〜7.57(m, 2H), 6.80〜6.96(m, 2H), 3.82(s, 3H), 2.5
3(s, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
フルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 76.
6%)を得た。mp: 124〜126℃; 1H-NMR(CDCl 3, TMS, pp
m):δ8.72(br s, 1H), 8.34〜8.50(m, 1H), 7.98(s, 1
H), 7.68(s, 1H), 7.41〜7.62(m, 3H), 6.79〜6.95(m,
2H), 4.09(q, J=7.3Hz, 2H), 1.49(t,J=7.3Hz, 3H).
フェノキシ)-1-プロピルピラゾール-4-カルボン酸と2,4
-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロ
フェニル)-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-プ
ロピルピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率:
74.2%)を得た。mp: 128〜130℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, p
pm):δ8.71(br s, 1H), 8.35〜8.40(m, 1H), 7.96(s, 1
H), 7.66(s, 1H), 7.40〜7.61(m, 3H), 6.81〜6.97(m,
2H), 3.99(t, J=7.5Hz, 2H), 1.87(tq, J=7.5 and 7.5H
z, 2H), 0.94(t, J=7.5Hz, 3H).
フルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と
2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフル
オロフェニル)-1-イソプロピル-3-(3-トリフルオロメチ
ルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体
(収率: 53.2%)を得た。mp: 125〜127℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ8.71(br s, 1H), 8.37〜8.50(m, 1H), 8.0
2(s, 1H), 7.70(s, 1H), 7.43〜7.60(m, 3H), 6.80〜6.
93(m, 2H), 4.38(sep, J=7.5Hz,1H), 1.51(d, J=7.5Hz,
6H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
フルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1-ブチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキ
シ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 39.
2%)を得た。mp: 115〜118℃; 1H-NMR(CDCl 3, TMS, pp
m):δ8.71(br s, 1H), 8.35〜8.52(m, 1H), 8.02(s, 1
H), 7.66(s, 1H), 7.40〜7.60(m, 3H), 6.79〜6.97(m,
2H), 4.03(t, J=7.5Hz, 2H), 1.83(tt,J=7.5 and 7.5H
z, 2H), 1.33(tq, J=7.5 and 7.5Hz, 2H), 0.95(t, J=
7.5Hz, 3H).
(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カル
ボン酸と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4
-ジフルオロフェニル)-1-(2-フルオロエチル)-3-(3-ト
リフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサ
ミドの白色固体(収率: 77.8%)を得た。mp:147〜149℃;
1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.72(br s, 1H), 8.35〜8.
50(m, 1H), 8.06(s, 1H), 7.68(s, 1H), 7.45〜7.60(m,
3H), 6.85〜6.92(m, 2H), 4.74(dt, J=4.5Hz, JHF=47.
0Hz, 2H), 4.31(dt, J=4.5Hz, JHF=26.2Hz, 2H).
フェノキシ)-1-ビニルピラゾール-4-カルボン酸と2,4-
ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジフルオロ
フェニル)-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)-1-ビ
ニルピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 3
8.5%)を得た。mp: 140〜143℃; 1H-NMR(CDCl 3, TMS, pp
m):δ8.77(br s, 1H), 8.37〜8.50(m, 1H), 8.12(s, 1
H), 7.76(s, 1H), 7.48〜7.67(m, 3H), 6.80〜6.95(m,
3H), 5.56(dd, J=1.5 and 15.4Hz, 1H), 4.95(dd, 1.5
and 7.2Hz, 1H).
(2,4-ジクロロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフルオロ
メチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミド(0.80
g, 1.86mmol)を加え、10分間室温で撹拌した後、0℃ま
で冷却した。次いで、ヨウ化メチル(0.31g, 2.23mmol)
を加え、徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で4
時間、60℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物
を1N-塩酸(50ml)にあけ、酢酸エチル(50ml×2)で抽出し
た。有機層を水(50ml×2)及び飽和食塩水(100ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤
を取り除き、瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗
生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキ
サン=1/2)を用いて精製することにより、N-(2,4-ジクロ
ロフェニル)-N-メチル-1-メチル-3-(3-トリフルオロメ
チルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固
体(収率: 33.9%)を得た。mp: 80〜82℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ6.95〜7.50(m, 8H), 3.68(s, 3H), 3.28
(s, 3H).
に、N-(2,4-ジクロロフェニル)-1-メチル-3-(3-トリフ
ルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミド
(0.80g, 1.86mmol)を加え、10分間0℃で撹拌した。次い
で、クロロメチル(メチル)エーテル(0.17g, 2.23mmol)
を加え、徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で4
時間、80℃で8時間撹拌した。反応終了後、反応混合物
に水(20ml)及び酢酸エチル(20ml)を加え、有機層を分離
し、水層を酢酸エチル(50ml×2)で抽出した。有機層を
合わせ、水(50ml×2)及び飽和食塩水(100ml)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取
り除き、瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成
物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン
=1/4)を用いて精製することにより、N-(2,4-ジクロロフ
ェニル)-N-メトキシメチル-1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの無
色透明油状物(収率: 36.3%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TM
S, ppm):δ7.29〜7.47(m, 3H), 7.00〜7.27(m, 5H), 5.
52(br d, J=9.1Hz, 1H), 4.68(br d, J=9.1Hz, 1H), 3.
68(s, 3H), 3.40(s, 3H).
ール-4-カルボン酸(3.00g, 10.5mmol)のトルエン(50ml)
溶液に、塩化チオニル(6ml)を室温で加え、この溶液を1
20℃で2時間加熱撹拌した。次いで温度を140℃まで昇温
し、ディーン・スタークを用いてトルエン及び過剰の塩
化チオニルを除去した。反応混合物を室温まで冷却した
後、DMF(20ml)を加え、さらに0℃まで冷却し、次いでヒ
ドロキシルアミン塩酸塩(2.18g, 31.4mmol)及び炭酸カ
リウム(4.35g, 31.4mmol)を加え、徐々に室温まで昇温
させ、そのままの温度で6時間撹拌した。反応終了後、
反応混合物を1N-塩酸(60ml)にあけ、酢酸エチル(50ml×
2)で抽出した。有機層を水(50ml)及び飽和食塩水(100m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過に
より乾燥剤を取り除き、瀘液から溶媒を減圧留去した。
得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸
エチル/ヘキサン=1/2)を用いて精製することにより、1-
メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボヒドロキサム酸の白色固体(収率: 50.8%)を
得た。mp: 148〜151℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.
09(s, 1H), 8.40〜8.88(br s, 1H), 7.86(s, 1H), 7.40
〜7.57(m,4H), 3.77(s, 3H).
メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボヒドロキサム酸(0.50g, 1.65mmol)と1-ブロ
モプロパン(0.24g, 1.99mmol)を0℃で加え、徐々に室温
まで昇温させ、そのままの温度で14時間撹拌した。反応
終了後、反応混合物を1N-塩酸(50ml)にあけ、酢酸エチ
ル(50ml×2)で抽出した。有機層を1N-塩酸(50ml)及び飽
和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。濾過により乾燥剤を取り除き、瀘液から溶媒を
減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)を用いて精製す
ることにより、N-プロポキシ-1-メチル-3-(3-トリフル
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率: 22.8%)[mp: 68〜70℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ8.97(brs, 1H), 7.89(s, 1H), 7.38〜7.58
(m, 4H), 3.95(t, J=6.8Hz, 2H), 3.77(s, 3H), 1.71(t
q, J=6.8 and 7.4Hz, 2H), 0.97(t, J=7.4Hz, 3H).]及
びN-プロポキシ-N-プロピル-1-メチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの淡
黄色油状物(収率: 15.6%)[1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
7.83(s,1H), 7.27〜7.47(m, 4H), 3.84(s, 3H), 3.71
(t, J=7.4Hz, 2H), 3.61(t, J=7.4Hz, 2H), 1.51〜1.71
(m, 4H), 0.94(t, J=7.4Hz, 3H), 0.87(t, J=7.4Hz, 3
H).]を得た。
に、1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピ
ラゾール-4-カルボヒドロキサム酸(0.40g, 1.32mmol)と
1-ブロモ-3-クロロプロパン(0.27g, 1.72mmol)を0℃で
加え、徐々に室温まで昇温させ、そのままの温度で22時
間撹拌した。反応終了後、反応混合物を1N-塩酸(50ml)
にあけ、酢酸エチル(50ml×2)で抽出した。有機層を1N-
塩酸(50ml)及び飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。濾過により乾燥剤を取り除
き、瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物を
シリカゲルカラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/
1)を用いて精製することにより、4-(1-イソオキサゾリ
ジニル)カルボニル-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチル
フェノキシ)ピラゾールの淡黄色油状物(収率: 81.1%)を
得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.95(s, 1H), 7.29
〜7.47(m, 4H), 3.94(t, J=6.9Hz, 2H), 3.83(s, 3H),
3.81(t, J=6.9Hz, 2H), 2.29(quintet, J=6.9Hz, 2H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とピロリ
ジンとを反応させ、N,N-テトラメチレン-1-メチル-3-(3
-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボ
キサミドの白色固体(収率: 87.8%)を得た。mp: 78〜80
℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.63(s,1H), 7.22〜7.
49(m, 4H), 3.80(s, 3H), 3.39〜3.69(m, 4H), 1.80〜
1.97(m, 4H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とテトラ
ヒドロフルフリルアミンとを反応させ、N-テトラヒドロ
フルフリル-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノ
キシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 8
4.5%)を得た。mp: 104〜105℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, pp
m):δ7.89(s, 1H), 7.55(s, 1H), 7.38〜7.53(m, 3H),
6.95(brs, 1H), 3.94〜4.09(m, 1H), 3.79(s, 3H), 3.5
8〜3.82(m, 3H), 3.29〜3.46(m, 1H), 1.75〜2.04(m, 3
H), 1.47〜1.62(m, 1H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸とアニリ
ンとを反応させ、N-フェニル-1-エチル-3-(3-トリフル
オロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの
白色固体(収率:99.0%)を得た。mp: 121〜122℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ8.36(br s, 1H),7.98(s, 1H), 7.
43〜7.64(m, 6H), 7.28〜7.40(m, 2H), 7.11(ddd, J=1.
1, 7.4and 7.4Hz, 1H), 4.06(q, J=7.3Hz, 2H), 1.47
(t, J=7.3Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3-クロ
ロアニリンとを反応させ、N-(3-クロロフェニル)-1-エ
チル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-
4-カルボキサミドの白色固体(収率: 79.8%)を得た。mp:
118〜119℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ8.36(br s,
1H), 7.97(s, 1H), 7.72(dd, J=2.0 and 2.0Hz, 1H),
7.61(s, 1H), 7.45〜7.58(m, 3H), 7.41(ddd, J=1.0,
2.0 and 7.9Hz, 1H), 7.25(dd, J=7.9 and 7.9Hz, 1H),
7.08(ddd, J=1.0, 2.0 and 7.9Hz, 1H), 4.06(q, J=7.
3Hz,2H), 1.47(t, J=7.3Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,4-ジ
クロロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジクロロフェニ
ル)-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピ
ラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 42.3%)を
得た。mp: 164〜165℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ9.
10(br s, 1H), 8.55(d, J=9.0Hz, 1H), 7.98(s, 1H),
7.63(s, 1H), 7.42〜7.57(m, 3H), 7.38(d, J=2.2Hz, 1
H), 7.27(dd, J=2.2 and 9.0Hz, 1H), 4.08(q, J=7.3H
z, 2H), 1.48(t, J=7.3Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2-クロ
ロ-4-フルオロアニリンとを反応させ、N-(2-クロロ-4-
フルオロフェニル)-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチル
フェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体
(収率: 74.4%)を得た。mp: 150〜152℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ9.01(br s, 1H), 8.54(dd, J=5.7 and 9.1
Hz, 1H),7.99(s, 1H), 7.63(s, 1H), 7.41〜7.57(m, 3
H), 7.13(dd, J=7.9Hz, JHF=2.9Hz, 1H), 7.02(ddd, J=
7.9, JHF=2.9 and 9.1Hz, 1H), 4.08(q, J=7.3Hz, 2H),
1.48(t, J=7.3Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と4-フル
オロアニリンとを反応させ、N-(4-フルオロフェニル)-1
-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾー
ル-4-カルボキサミドの白色固体(収率: 69.4%)を得た。
mp: 100〜102℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS,ppm):δ8.31(br
s, 1H), 7.97(s, 1H), 7.42〜7.65(m, 6H), 7.05(dd, J
=2.2 and 7.1Hz, 1H), 7.01(dd, J=2.2 and 7.1Hz, 1
H), 4.06(q, J=7.3Hz, 2H), 1.47(t, J=7.3Hz, 3H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と2,3,4-
トリフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,3,4-トリフ
ルオロフェニル)-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチルフ
ェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体(収
率: 60.2%)を得た。mp: 130〜131℃; 1H-NMR(CDCl3, TM
S, ppm):δ8.71(br s, 1H), 8.09〜8.30(m, 1H), 7.98
(s, 1H),7.68(s, 1H), 7.41〜7.60(m, 3H), 6.87〜7.06
(m, 1H), 4.09(q, J=7.3Hz, 2H),1.49(t, J=7.3Hz, 3
H).
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン酸と3-クロ
ロ-2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(3-クロロ
-2,4-ジフルオロフェニル)-1-エチル-3-(3-トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白
色固体(収率: 60.0%)を得た。mp: 151〜152℃; 1H-NMR
(CDCl3, TMS, ppm):δ8.73(br s, 1H), 8.38(ddd, J=8.
6Hz, JHF=5.6 and 9.2Hz, 1H), 7.98(s, 1H), 7.68(s,
1H), 7.43〜7.59(m, 3H), 6.99(ddd, J=8.6Hz, JHF=2.1
and 9.2Hz, 1H), 4.08(q, J=7.3Hz, 2H), 1.49(t, J=
7.3Hz, 3H).
トリフルオロメチルフェノキシ)ピラゾール-4-カルボン
酸と2,4-ジフルオロアニリンとを反応させ、N-(2,4-ジ
フルオロフェニル)-1-エチル-3-(3-トリフルオロメチル
フェノキシ)ピラゾール-4-カルボキサミドの白色固体
(収率: 66.1%)を得た。mp: 169〜170℃; 1H-NMR(CDCl3,
TMS, ppm):δ8.63(br s, 1H), 8.34〜8.50(m, 1H), 7.
97(s, 1H),7.77(s, 1H), 7.48〜7.57(m, 2H), 6.79〜6.
98(m, 2H), 4.08(q, J=7.3Hz, 2H),1.49(t, J=7.3Hz, 3
H).
アミノ-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)
ピラゾール(0.80g, 3.10mmol)とp-クロロトルエンスル
ホニルクロリド(0.65g, 3.42mmol)を0℃で加え、徐々に
室温まで昇温させ、そのままの温度で2時間、60℃で2時
間撹拌した。反応終了後、反応混合物に水(30ml)及び酢
酸エチル(30ml)を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エ
チル(50ml×2)で抽出した。有機層を合わせ、水(50ml×
2)及び飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、瀘液から
溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラム(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)を用いて精
製することにより、N-[1-メチル-3-(3-トリフルオロメ
チルフェノキシ)ピラゾール-4-イル]-p-トルエンスルホ
ンアミドの白色固体(収率: 43.8%)を得た。mp: 150〜15
1℃; 1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ7.59(d, J=8.3Hz, 2
H), 7.49(s, 1H), 7.21〜7.37(m, 2H), 7.13(d, J=8.3H
z, 2H), 6.87〜7.05(m, 2H), 5.88(br s, 1H), 3.77(s,
3H), 2.30(s, 3H).
アミノ-1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)
ピラゾール(1.20g, 4.66mmol)とエタンスルホニルクロ
リド(0.65g, 5.13mmol)を0℃で加え、徐々に室温まで昇
温させ、そのままの温度で12時間撹拌した。反応終了
後、反応混合物に水(30ml)及び酢酸エチル(30ml)を加
え、有機層を分離し、水層を酢酸エチル(50ml×2)で抽
出した。有機層を合わせ、水(50ml×2)及び飽和食塩水
(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾
過により乾燥剤を取り除き、瀘液から溶媒を減圧留去し
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(展開溶媒:
酢酸エチル/ヘキサン=1/4)を用いて精製することによ
り、N-[1-メチル-3-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)
ピラゾール-4-イル]エタンスルホンアミドの淡黄色油状
物(収率: 36.2%)を得た。1H-NMR(CDCl3, TMS, ppm):δ
7.50(s, 1H), 7.28〜7.47(m, 4H), 5.91(br s, 1H),3.7
9(s, 3H), 3.01(q, J=7.4Hz, 2H), 1.32(t, J=7.4Hz, 3
H).
たっては、そのままでも使用できるが、一般には一種又
は二種以上の補助剤を混合して除草剤として用いること
ができる。通常、補助剤としては各種担体、増量剤、溶
剤、界面活性剤、安定剤などを配合して常法により例え
ば水和剤、乳剤、粉剤、粒剤、フロアブル剤などの形態
に製剤化して使用することが好ましい。本発明化合物を
有効成分とする除草剤における補助剤の一つである溶媒
としては、例えば水、アルコール類、ケトン類、エーテ
ル類、脂肪族及び芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類、酸アミド類、エステル類、ニトリル類等が適当で
あり、これらの一種又は二種以上の混合物が使用され
る。増量剤としては、カオリン、ベントナイト等の粘土
類、タルク、葉ろう石等のタルク類、珪藻土、ホワイト
カーボン等の酸化物等の鉱物性粉末とダイズ粉、CMC
等の植物性粉末等が使用される。又、界面活性剤を展着
剤、分散剤、乳化剤、浸透剤として使用してもよい。そ
の界面活性剤としては、例えば非イオン系界面活性剤、
カチオン系界面活性剤、両性系界面活性剤などが挙げら
れる。これらの界面活性剤は、用途に応じて一種又は二
種以上の混合物として活用される。本発明化合物を有効
成分とする除草剤の好ましい使用方法としては、土壌処
理、水面処理、茎葉部処理等が挙げられ、防除雑草の発
芽前から幼芽時の施用により特に優れた効果を挙げるこ
とができる。又、本発明化合物を有効成分とする除草剤
は、他の活性成分、例えば他の除草剤、殺虫剤、殺菌
剤、植物成長調節剤等の混合使用又は併用することも可
能である。
剤の製剤例、及び本除草剤による除草効果を検討した例
を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお部は重量
部を示す。 製剤例−1(乳剤) 本発明化合物を20部、キシレン35部、シクロヘキサ
ノン40部、ソルボール900A(東邦化学製)5部を均
一に混合し乳剤を得た。 製剤例−2(水和剤) 本発明の化合物を50部、珪藻土25部、クレー22
部、ルノックス1000C(東邦化学製)3部の混合物を
均等に混合粉砕して水和剤を得た。 製剤例−3(粒剤) 本発明の化合物を5部、ベントナイト35部、タルク5
5部、リグニンスルホン酸ソーダ5部の混合物を均一に
混合粉砕したのち、水を加えて混練し、押し出し造粒器
で粒剤化した後、乾燥、整粒して粒剤を得た。以上に例
示した方法に準じて調製した製剤を使用して、下記試験
例に示す方法に従って本発明化合物の除草効果を調査し
た。供試雑草に対する殺草効果及び供試作物に対する薬
害について、1は影響なし、5は完全枯死を示す5段階
で評価した。なお、対照化合物としては、下記の比較薬
剤A及びBを各試験に用い、同様の判定基準に基づいて
その結果を表に示した。
処理による除草効果試験) 10,000分の1アールのポットに水田土壌を充填し、代か
き後この中にタイヌビエ、タマガヤツリ、コナギ、ホタ
ルイ、マツバイ、その他1年生広葉雑草としてアゼナ、
キカシグサ、ミゾハコベの種子を播種し、2.5葉期の
イネ(品種:コシヒカリ)を移植して湛水状態に保った。
1日後に製剤例に準じて調製した本発明化合物の水和剤
または乳剤を希釈し、所定の薬量になるように湛水処理
した。処理15日後に供試雑草に対する殺草効果及び水
稲に対する薬害について1〜5段階の判定基準で調査を
行い、表−1にその結果を示した。表中の雑草の略号
は、Eo:タイヌビエ、Cd:タマガヤツリ、Bl:広葉雑草、M
v:コナギ、Sj:ホタルイ、Ea:マツバイである。 表−1.湛水条件における雑草発生前処理による除草効果試験 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 薬量 殺草活性 薬害 番号 kg/ha Eo Cd Bl Mv Sj Ea イネ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 48 1 5 5 5 5 5 5 1.5 0.5 5 5 5 5 5 5 1 65 1 5 5 5 5 5 5 3 0.5 5 5 5 5 5 5 2.5 66 1 5 5 5 5 5 5 1.2 0.5 5 5 5 5 5 5 1.2 68 1 5 5 5 5 5 5 2 0.5 5 5 5 5 5 5 2 76 1 5 5 5 5 5 5 2 0.5 5 5 5 5 5 5 2 A 1 4 5 4.3 5 4 5 1 0.5 3 5 3.5 5 4 5 1 B 1 4.5 5 4 5 3.8 5 1 0.5 3.2 5 3.5 5 3.5 5 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 試験例−2(畑条件における雑草発生前土壌処理による
除草効果試験) 面積5×10cm2深さ5cmのバットに畑土壌を充填し、
これにメヒシバ、アオビユ、イヌビエ、シロザ及びトウ
モロコシの種子を播種し、その上に0.5cmの覆土をし
た。翌日、製剤例に準じて調製した本発明化合物の水和
剤または乳剤を希釈し、所定の薬量になるように覆土上
に均一に噴霧処理した。処理後21日後に供試雑草に対
する殺草効果及びトウモロコシに対する薬害について1
〜5段階の判定基準で調査を行い、表−2にその結果を
示した。表中の雑草の略号等は、Dc:メヒシバ、Av:アオ
ビユ、Ec:イヌビエ、Ca:シロザ、Corn:トウモロコシで
ある。 表−2.畑条件における雑草発生前土壌処理による除草効果試験 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 薬量 殺草活性 薬害 番号 kg/ha Dc Av Ec Ca Corn −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 48 1 4 5 1.5 5 1 0.5 2 5 1 5 1 65 1 5 5 5 5 3 0.5 4.8 5 5 5 2.5 66 1 5 5 1.5 5 1 0.5 5 5 1 5 1 68 1 5 2.5 5 4.5 2 0.5 5 2 5 4.5 1.5 76 1 5 5 4.5 5 1.5 0.5 5 5 3.5 5 1 A 1 1.2 1 1 1 1 B 1 1 1 1 1 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 試験例−3(畑条件における雑草発生後茎葉処理による
除草効果試験) 面積5×10cm2深さ5cmのバットに畑土壌を充填し、
これにシロザ、イヌビエ、アオビユ及びイチビの種子を
播種し、その上に0.5cmの覆土をした。これに適宜散
水し14日間生育させた。製剤例に準じて調製した本発
明化合物の水和剤または乳剤を希釈し所定の薬量になる
ように植物の茎葉部にヘクタール当たり1000リットルの
水量で均一に噴霧処理した。処理後14日後に供試雑草
に対する殺草効果について1〜5段階の判定基準で調査を
行い、表−3にその結果を示した。表中の雑草の略号等
は、Ca:シロザ、Ec:イヌビエ、Av:アオビユ、At:イチビ
である。 表−3.畑条件における雑草発生後茎葉処理による除草効果試験 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 薬量 殺草活性 番号 kg/ha Ca Ec Av At −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 48 1 4 5 5 1.5 0.5 2 2.5 1.5 1.5 65 1 5 3.5 5 4.5 0.5 4.8 3 5 4.5 66 1 3 2.5 1 2 0.5 2 2 1 2 68 1 5 3.5 5 5 0.5 5 2.5 5 5 76 1 5 2.5 2 1.5 0.5 4 2.5 2 1 A 1 1.2 1.2 1 1.1 B 1 2 1.5 1.1 1.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Claims (27)
- 【請求項1】 一般式(1a) 【化1】 (式中、R1aは置換していてもよいC1〜C6アルキル基又
は置換していてもよいC7〜C11アラルキル基を表し、R2
は置換されていてもよいフェニル基又は置換されていて
もよいピリジル基を表す。R3aは水素原子、C1〜C6アル
キル基又はハロゲン原子を表す。Rは置換していてもよ
いカルバモイル基又は置換していてもよいアシルアミノ
基を表す。)で示されるピラゾール誘導体。 - 【請求項2】 一般式(1a)において、Rが置換していて
もよいカルバモイル基である請求項1に記載のピラゾー
ル誘導体。 - 【請求項3】 一般式(1a)において、Rが一般式-CONR4a
R5a(式中、R4aは水素原子、置換していてもよいC1〜C6
アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基、置換していてもよい
C3〜C6アルキニル基、置換していてもよい芳香族基、ヒ
ドロキシ基、置換していてもよいC1〜C6アルコキシ基、
置換していてもよいC3〜C8シクロアルキルオキシ基、置
換していてもよいC7〜C11アラルキルオキシ基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基又は置換してい
てもよいC3〜C6アルキニルオキシ基を表し、R5aは水素
原子、置換していてもよいC 1〜C6アルキル基、置換して
いてもよいC3〜C8シクロアルキル基、置換していてもよ
いC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC3〜C6ア
ルケニル基、置換していてもよいC3〜C6アルキニル基、
置換していてもよい芳香族基を表すか、あるいはR4a及
びR5aは結合する窒素原子と一体となって置換していて
もよい複素環を形成してもよい。)で表される置換して
いてもよいカルバモイル基である請求項1に記載のピラ
ゾール誘導体。 - 【請求項4】 一般式(1a)において、Rが置換していて
もよいアシルアミノ基である請求項1に記載のピラゾー
ル誘導体。 - 【請求項5】 一般式(1a)において、Rが一般式-NR6aCO
R7a(式中、R6aは水素原子、置換していてもよいC1〜C6
アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換していてもよ
いC3〜C6アルキニル基を表す。R7aは水素原子、置換し
ていてもよいC1〜C6アルキル基、置換していてもよいC3
〜C8シクロアルキル基、置換していてもよいC7〜C11ア
ラルキル基、置換していてもよいC 3〜C6アルケニル基、
置換していてもよいC3〜C6アルキニル基、置換していて
もよい芳香族基、置換していてもよいC1〜C6アルコキシ
基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキルオキシ
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキルオキシ基、
置換していてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、置換していて
もよい芳香族置換オキシ基、モノあるいはジ(置換して
いてもよいC1〜C6のアルキル)アミノ基、モノあるいは
ジ(置換していてもよいC3〜C8のシクロアルキル)アミノ
基、モノあるいはジ(置換していてもよいC7〜C11のアラ
ルキル)アミノ基、モノあるいはジ(置換していてもよい
C3〜C6のアルケニル)アミノ基、モノあるいはジ(置換し
ていてもよいC3〜C6のアルキニル)アミノ基又は置換し
ていてもよい芳香族アミノ基を表す。)で表される置換
していてもよいアシルアミノ基である請求項1に記載の
ピラゾール誘導体。 - 【請求項6】 一般式(2a) 【化2】 (式中、R1bは水素原子、置換していてもよいC1〜C6ア
ルキル基又は置換していてもよいC7〜C11アラルキル基
を表す。R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。R8aはC1〜
C6アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアジ
ド基を表す。但し、R8aがハロゲン原子あるいはアジド
基である場合、R1bは水素原子になりえない。)で示さ
れるピラゾール誘導体。 - 【請求項7】 一般式(2b) 【化3】 (式中、R1bは前記と同じ意味を表す。R3bは水素原子又
はハロゲン原子をR9はC1 〜C6アルキルを表す。)で示さ
れるピラゾール誘導体と、一般式(3) 【化4】 (式中、R2は前記と同じ意味を表す。Zは脱離基を表
す。)で示される化合物とを塩基の存在下に反応させる
ことを特徴とする、一般式(2c) 【化5】 (式中、R1b、R2、R3b及びR9は前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項8】 R2が電子吸引性置換基で置換されている
フェニル基又はピリジル基である請求項7に記載の製造
方法。 - 【請求項9】 R2の電子吸引性置換基がハロゲン原子、
トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、(C1〜C6
アルキル)スルホニル基、(C1〜C6アルコキシ)カルボニ
ル基である請求項8に記載の製造方法。 - 【請求項10】 一般式(2d) 【化6】 (式中、R2、R3b及びR9は前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体と、一般式(4) 【化7】 (式中、R1a及びZは前記と同じ意味を表す。)で示され
る化合物とを塩基の存在下に反応させることを特徴とす
る、一般式(2e) 【化8】 (式中、R1a、R2、R3b及びR9は前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項11】 一般式(2f) 【化9】 (式中、R1a、R2及びR9は前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体を塩基で処理し、次いで一般
式(5) 【化10】 (式中、R3cはC1〜C6アルキル基を表し、Zは脱離基を表
す。)で示される化合物と反応させることを特徴とす
る、一般式(2g) 【化11】 (式中、R1a、R2、R3c及びR9は前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項12】 一般式(2h) 【化12】 (式中、R1a、R2、R3a及びR9は前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体のエステル部位を加
水分解することを特徴とする、一般式(2i) 【化13】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項13】 一般式(2i) 【化14】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体をハロゲン化剤と反応させる
ことを特徴とする、一般式(2j) 【化15】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。Xは
ハロゲン原子を表す。)で示されるピラゾール誘導体の
製造方法。 - 【請求項14】 一般式(2k) 【化16】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。R8b
はC1〜C6アルコキシ基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子
を表す。)で示されるピラゾール誘導体と、一般式(6) 【化17】 (式中、R4bは水素原子、置換していてもよいC1〜C6ア
ルキル基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基、置換していてもよい
C3〜C6アルキニル基、置換していてもよい芳香族基、ヒ
ドロキシ基、置換していてもよいC1〜C6アルコキシ基又
は置換していてもよいC7〜C11アラルキルオキシ基を表
す。R5aは前記と同じ意味を表すか、あるいはR4bとR5a
が結合する窒素原子と一体となって置換していてもよい
複素環を形成してもよい。)で示されるアミン類とを、
場合によっては塩基あるいは脱水剤の存在下に反応させ
ることを特徴とする、一般式(1b) 【化18】 (式中、R1a、R2、R3a、R4b及びR5aは前記と同じ意味を
表す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項15】 一般式(1c) 【化19】 (式中、R1a、R2、R3a及びR4bは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体と、一般式(7) 【化20】 (式中、R5bは置換していてもよいC1〜C6アルキル基、
置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル基、置換して
いてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC
3〜C6アルケニル基又は置換していてもよいC3〜C6アル
キニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で示される化合
物とを塩基の存在下に反応させることを特徴とする、一
般式(1d) 【化21】 (式中、R1a、R2、R3a、R4b及びR5bは前記と同じ意味を
表す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項16】 一般式(1e) 【化22】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体と一般式(8) 【化23】 (式中、R4cは置換していてもよいC1〜C6アルキル基、
置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル基、置換して
いてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC
3〜C6アルケニル基又は置換していてもよいC3〜C6アル
キニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で示される化合
物とを塩基の存在下に反応させることを特徴とする、一
般式(1f) 【化24】 (式中、R1a、R2、R3a及びR4cは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体及び/又は一般式(1
g) 【化25】 (式中、R1a、R2、R3a及びR4cは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項17】 一般式(1e) 【化26】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体と一般式(9) 【化27】 (式中、Aは置換していてもよいC3〜C6ポリメチレン基
を表し、これらのポリメチレン基は不飽和結合を含んで
いてもよい。Zは脱離基を表す。)で示される化合物と
を塩基の存在下に反応させることを特徴とする、一般式
(1h) 【化28】 (式中、R1a、R2、R3a及びAは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項18】 一般式(2j) 【化29】 (式中、R1a、R2、R3a及びXは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体と、アジ化ナトリウ
ムとを反応させることを特徴とする、一般式(2l) 【化30】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項19】 一般式(2l) 【化31】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示されるピラゾール誘導体を、一般式(10) 【化32】 (式中、R7bは置換していてもよいC1〜C6アルキル基、
置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル基、置換して
いてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC
3〜C6アルケニル基、置換していてもよいC3〜C6アルキ
ニル基又は置換していてもよい芳香族基を表す。YはO、
S、NH又はNR7cを表し、R7cは置換していてもよいC1〜C6
アルキル基、置換していてもよいC3〜C8シクロアルキル
基、置換していてもよいC7〜C11アラルキル基、置換し
ていてもよいC3〜C6アルケニル基又は置換していてもよ
いC3〜C6アルキニル基を表す。)で示されるアルコール
類又はアミン類の存在下に熱分解反応させることを特徴
とする、一般式(1i) 【化33】 (式中、R1a、R2、R3a、R7b及びYは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項20】 一般式(1j) 【化34】 (式中、R1a、R2、R3a及びR7bは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体を加水分解すること
を特徴とする、一般式(1k) 【化35】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示される4-アミノピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項21】 一般式(1k) 【化36】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示される4-アミノピラゾール誘導体。 - 【請求項22】 一般式(1k) 【化37】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示される4-アミノピラゾール誘導体を場合によっては塩
基の存在下に、一般式(11) 【化38】 (式中、R7a及びZは前記と同じ意味を表す。)で示され
る化合物と反応させることを特徴とする、一般式(1l) 【化39】 (式中、R1a、R2、R3a及びR7aは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項23】 一般式(1l) 【化40】 (式中、R1a、R2、R3a及びR7aは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体を塩基の存在下に、
一般式(12) 【化41】 (式中、R6bは置換していてもよいC1〜C6アルキル基、
置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル基、置換して
いてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC
3〜C6アルケニル基又は置換していてもよいC3〜C6アル
キニル基を表す。Zは脱離基を表す。)で示される化合
物と反応させることを特徴とする、一般式(1m) 【化42】 (式中、R1a、R2、R3a、R6b及びR7aは前記と同じ意味を
表す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項24】 一般式(1k) 【化43】 (式中、R1a、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)で
示される4-アミノピラゾール誘導体を場合によっては塩
基の存在下に、一般式(13) 【化44】 (式中、R7dは置換していてもよいC1〜C6アルキル基、
置換していてもよいC3〜C 8シクロアルキル基、置換して
いてもよいC7〜C11アラルキル基、置換していてもよいC
3〜C6アルケニル基、置換していてもよいC3〜C6アルキ
ニル基又は置換していてもよい芳香族基を表す。WはO又
はSを表す。)で示されるイソシアネート類又はイソチ
オシアネート類と反応させることを特徴とする、一般式
(1n) 【化45】 (式中、R1a、R2、R3a、R7d及びWは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体の製造方法。 - 【請求項25】 一般式(1a) 【化46】 (式中、R1a、R2、R3a及びRは前記と同じ意味を表
す。)で示されるピラゾール誘導体を有効成分とする除
草剤。 - 【請求項26】 一般式(1a)において、Rが一般式-CONR
4aR5a(式中、R4a及びR5aは前記と同じ意味を表す。)
で表される置換していてもよいカルバモイル基である請
求項25に記載のピラゾール誘導体を有効成分とする除
草剤。 - 【請求項27】 一般式(1a)において、Rが一般式-NR6a
COR7a(式中、R6a及びR7aは前記と同じ意味を表す。)
で表される置換していてもよいアシルアミノ基である請
求項25に記載のピラゾール誘導体を有効成分とする除
草剤。
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