JP2002348238A - 高安定性抗白内障医薬組成物 - Google Patents
高安定性抗白内障医薬組成物Info
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Abstract
とによるキレートを形成させた抗白内障作用を有する化
合物を含むバイオアベイラビリティを増大させた高安定
性抗白内障医薬組成物に関する。 【解決手段】 有効成分として、ジエチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛((DDC)2Zn)を含む抗白内障医薬組成物お
よびさらに可溶化および安定化させた抗白内障医薬組成
物。
Description
ルバミン酸と亜鉛とによるキレートを形成した抗白内障
作用を有する化合物を含む医薬組成物に関する。
における平均寿命は世界において最も高く、高齢化社会
を迎えている。厚生省の調べによると日本での白内障患
者は150万人を超えるとされている。しかしながら、
現在のところ、外科的治療法以外、白内障に有効な治療
法は開発されていない。更に、この外科的療法も良い面
ばかりでなく、症状の進んだ糖尿病や高血圧症を併発し
ている患者に対する手術の不適応、術後に眼内に挿入さ
れたレンズが混濁する術後白内障の発症、手術に対する
費用の増加に伴う医療費の高騰などが大きくクローズア
ップされるようになってきた。本発明者らは白内障の薬
物療法を試み、既にジエチルジチオカルバミン酸(DD
C)およびその誘導体が抗白内障作用を有することを開
示し、製剤化によってバイオアベイラビリティを高める
ことを追求してきた(特開平7−233057号)。
難であり、従って眼房水中および水晶体中への取りこみ
がほとんど行われず、したがってバイオアベイラビリテ
ィが低く、また酸化されやすく不安定で、薬効を十分に
発揮し得ないという欠点があるため、薬物としてそのま
ま用いることが困難であった。
ベイラビリティが高く、より安定でかつ抗白内障作用に
影響を与えないDDCを提供することである。この課題
は亜鉛とキレート形成したジエチルジチオカルバミン酸
亜鉛((DDC)2Zn)を用いることによって解決される。
ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛((DDC)2Zn)を含む
高安定性抗白内障医薬組成物を提供する。
化合物を、さらにシクロデキストリンまたはその誘導体
と包接複合物を形成させることにより、当該化合物の完
全な可溶化を実現させた抗白内障医薬組成物を提供す
る。
高く、より安定でかつ抗白内障作用に影響を与えないD
DCを提供するという目的を解決し得たが、水に不溶で
あるため水性点眼剤への適用は困難である。従来から、
水不溶性薬物については固体又は液体粒子を水に分散さ
せる不均一系製剤が専ら利用されてきた。これらの製剤
として、懸濁製剤、乳剤、リポソーム製剤などが挙げら
れる。しかしながら、点眼剤のような眼粘膜での貯留性
が低いものは、角膜又は眼粘膜に薬物が十分移行するま
でに涙液により洗い流されてしまう欠点がある。眼粘膜
での貯留性を高めた眼軟膏及び油性製剤が、これを解決
する目的で製剤化されているが、視力を回復させるため
に用いられる眼科薬がしばらくとはいえ視力の低下をと
もなってしまう結果をもたらす。また溶液性の点眼製剤
は薬物の利用率(バイオアベイラビリティ)が良いとされ
ているので、先に述べた水不溶性の薬物は界面活性剤を
用いて可溶化されてきた。界面活性剤は水と油の両方に
親和性を有する化合物で、ステロイド性抗炎症剤等に従
来用いられてきた。しかしながら、抗白内障薬のように
長期にわたって使用される薬物の可溶化剤としては不適
当と考えられる。また、水溶液中での化合物の安定性は
非常に悪い。
に不溶である(DDC)2Znの水に対する溶解を可能にし
(図1)、かつ角膜の透過性を上昇させることができ、バ
イオアベイラビリティを増大させることができる(図
2)。また、抗白内障薬製剤の安全性及び安定性を高
め、長期にわたった使用を可能とし(表2)、有効成分の
薬物の完全な溶解により患者の使用時の心理的不安を除
くものである。
キストリン化合物の包接複合物形成時に加熱処理を行う
高安定性抗白内障医薬組成物を提供する。加熱処理する
ことによって、(DDC)2Znがシクロデキストリン中に
包接される量が増加するか、またはその2分子がシクロ
デキストリンに包接されるなどによって溶解度が増加す
るものと考えられる。これによって、長時間角膜透過性
を上昇させ、バイオアベイラビリティを増大させること
ができる(図2)。
溶性セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(HPMC)を添加することによって、(D
DC) 2Znのさらなる安定化を確立させた(表2)抗白内
障医薬組成物を提供する。
あり、ベンゼン、クロロホルムなどの有機溶剤に可溶だ
が、水、エタノールなどに不溶であり、天然ゴム、スチ
レン−ブタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン、イ
ソブチレン−イソプレン等の合成ゴムおよびラテックス
用加硫促進剤として用いられている。毒性は低い(LD
50(ラット、経口)3340mg/kg体重)。この化合物
がかって、眼科用の抗白内障医薬組成物に用いられたこ
とはなかった。
るシクロデキストリン化合物には、シクロデキストリン
およびその誘導体が用いられ、α−、β−、γ−シクロ
デキストリン、2,6−ジ−O−メチル−β−シクロデキ
ストリン、2,3,6−トリ−O−メチル−β−シクロデ
キストリン、2−ヒドロキシエチル−β−シクロデキス
トリン、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキスト
リン、3−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリ
ン、2,3−ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキス
トリン、グリコシル−β−シクロデキストリン、マルト
シル−β−シクロデキストリンなどを挙げることがで
き、好ましくは、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロ
デキストリン、3−ヒドロキシプロピル−β−シクロデ
キストリン、2,3−ジヒドロキシプロピル−β−シク
ロデキストリン、グリコシル−β−シクロデキストリ
ン、マルトシル−β−シクロデキストリンであり、最も
好ましくは、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキ
ストリンである。
およびその誘導体の添加量は、0.1〜50%、好まし
くは、0.5〜30%、より好ましくは、0.5〜20%
である。
安定化剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム(CMC・Na)、メチルセルロース(MC)、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリビニル
アルコール(PVA)、アルギン酸ナトリウムなどを挙げ
ることができ、好ましくは、PVA、HPMCであり、
より好ましくはHPMCである。
化剤の添加量は、0.05〜10%、好ましくは、0.1
〜5%、より好ましくは、0.1〜1.0%である。
よって他の薬剤および、緩衝液、等張化剤、保存剤、粘
稠剤、懸濁化剤などの添加剤とともに眼科用製剤、例え
ば、水性点眼剤、水性懸濁点眼剤、非水性(油性)点眼
剤、非水性(油性)懸濁点眼剤、洗眼剤、眼軟膏剤などに
も処方することができるが、特に、シクロデキストリン
またはその誘導体の添加によって、水性点眼剤(水性懸
濁点眼剤を含む)に好適に処方することができる。
毒性が低いために特に制限はなく、当業者および医師が
適宜決め得るが、1回当たりの投与量は1μg〜5mgで
あり、1日当たりの投与量は5μg〜50mgである。
薬剤学的試験を行った。 (A)(DDC)2Znの溶解度測定試験 (B)(DDC)2Zn溶液製剤の熱安定性試験 (C)(DDC)2Zn‐HPCD溶液製剤のin vitroウサギ
角膜透過性試験
デキストリン(HPCD)、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース(HPMC)、インドメタシン、トリフルオロ酢
酸(TFA、高速液体クロマトグラフィー用)、メタノー
ル(高速液体クロマトグラフィー用)、アセトニトリル
(高速液体クロマトグラフィー用)、塩化ベンザルコニウ
ム(BC)、塩化ナトリウム(特級)(NaCl)、N-2-ヒドロ
キシエチルピペラジン−N'−2−エタンスルホン酸(H
EPES)、塩化カリウム(特級)、リン酸水素ニカリウ
ム(特級)、塩化カルシウム二水和物(特級)、グルコース
(特級)
l、0.005%BCに0%、0.1%または0.25%HP
MCを加えた後48時間以上撹拌する。その後、メンブ
ランフィルターMinisart CE(Sartorius、0.2 μm)を
用いてろ過したろ液を試料とする。加熱処理の条件は、
サンプルを共栓試験管に加え沸騰水浴中で30分間煮沸
した。各処方の成分を以下の表1に示す。
25±2℃の飼育室でケージに入れ、十分な給水と餌
(クレアCR−3)を与えたものを使用した。
Cは島津製作所製LC−10AD、カラムMightysil RP-18 G
P 50−2.0(3μm)(関東化学)を用いた。移動相と
して0.1%TFA を含む45%アセトニトリルを流速
0.25 mL/min、35℃でHPLCをおこなった。D
DCの検出には波長215nmを使用した。HPLC用サ
ンプルとして検体50μLに対し、内部標準物質として
2.5μg/mLインドメタシン−メタノール溶液100
μLを添加し、調製した。(DDC)2Znの検量線は(DD
C)2Zn(4〜40μg/mL)50μLに内部標準物質イン
ドメタシン−メタノール溶液(2.5μg/mL)100μL
を用いて同上の操作により作成した。
インドメタシンのピーク面積で割った比を縦軸、(DD
C)2Znの濃度を横軸にとり、検量線の傾きをもとに、
(DDC)2Znの濃度は次のようにして求めた。
って、水に溶解され得ることがわかる。さらに加熱処理
することによって溶解性が増大した。処方3、5、7の
非加熱処理製剤は、HPMC含量の増加に伴い溶解度が
上昇したが、加熱処理した処方2、6および8では、H
PMC含量の増加に伴い溶解度は劇的に増加した。図1
は(DDC)2Znの可溶化に対するHPMCの添加と加熱
処理の影響を示す(X軸の数字は表1の製剤の処方番号
を示す)。
試験法 実験方法 各処方を80℃(0、4、8、16、32、64h)、9
0℃(0、2、4.5、9、13.5、18h)、100℃
(0、0.5、1.5、3、4.5、6h)で加熱した後(A)
の溶解度測定法と同様の方法を用いて、(DDC)2Zn濃
度をHPLCにより測定した。測定された(DDC)2Zn
濃度を次の一次速度式を用いて消失速度定数を求めた。
C)2Zn濃度C、消失速度定数をkとした。
℃における速度定数kを求めArrhenius Plotsを作成し
た。Arrhenius Plotsは直線を示した。また、算出され
た消失速度定数kを次のArrhenius式:
気体定数、Tは絶対温度を表す)に代入し各処方の活性
化エネルギー(Ea)及び頻度因子(A)をそれぞれ算出し
た。プロットの傾きは活性化エネルギー(Ea)を、Y軸の
切片は頻度因子(A)を表す。
認められたことにより、(DDC)2Znの分解は温度依存
性であることが判明した。活性化エネルギーと頻度因子
から任意の温度での製剤中の(DDC)2Znの分解速度を
算出することができる。
の分解速度を算出した結果、処方6が最も小さく、ここ
から更に算出した25℃での(DDC)2Znの90%残存
に至る時間は約30年と非常に安定であることが証明さ
れた。また、HPMCを含む製剤は非含有の製剤に比較し安
定性が高いことが判明した。各処方の熱力学的及び安定
性に関するパラメーターを表2に示す。
5℃における分解速度、t0.9,25℃は25℃で90
%残存に至る時間である。
Cl、1.0mM K2HPO4、1.7mM CaCl2・2H
2O、5.5mM glucoseの順に加えて溶解し、37℃、
1N NaОHでpH7.4に調製し、メンブランフィルタ
ーMinisart CE(Sartorius,0.20 μm)でろ過し、以下
の実験で使用した。
り注入することにより安楽死させた後、眼球を丁寧に摘
出し、強膜部分を約1〜2mmを残して角膜部分を傷付け
ないように摘出した。この角膜をアクリル樹脂製角膜透
過セルに装着し、リザーバー側には等張HEPES緩衝
液(pH7.4)、ドナー側には(DDC)2Zn製剤(表1の
処方5及び6)を注加し、角膜表面温度である35℃で
加熱した。経時的に50μLずつリザーバー側から試料
を採取し、透過DDC量をHPLCにより測定した
小二乗法コンピュータプログラムMULTIを用いて当ては
め計算を行い、速度論的パラメータの算出を行った。
数、Dは角膜内での拡散係数、τはラグタイム、δは角
膜の厚さ(平均0.0625 cm)、Aは用いた角膜の有効面積
(0.64 cm2)、Qはt時間にリザーバー側に透過した積算
薬物量、CHPCDは(DDC)2Zn‐HPCD溶液製剤中の
(DDC)2Zn濃度である。Jc及びτは、上記の式に当て
はめ算出した。
と、処方6の加熱処理製剤は、ともに非常にゆっくりし
た透過を示した。しかし、3時間以降では加熱処理を行
った処方6の方が透過速度の増加は大きくなった。図2
は(DDC)2Zn‐HPCD溶液製剤のin vitroウサギ角
膜透過性を示す。また、得られたデータを解析し、透過
パラメータを算出した結果を表3に示す。
行った処方6製剤が処方5製剤より1.8倍大きく、製
剤中の(DDC)2Zn濃度が高いものほど透過速度が大き
くなることが示された。適用製剤中の単位(DDC)2Zn
量当たりの薬物透過速度であるKpは、ほぼ同じであるこ
とから、薬物濃度が高いほど実質的な透過速度Jcを上昇
させることが判明した。
l、0.005%BCに0.1%HPMCを加えた後48時間
以上撹拌し、その後、メンブランフィルターMinisart C
E(Sartorius、0.2μm)を用いてろ過して水性点眼剤
を調製した。
l、0.005%BCに0.1%HPMCを加えた後48時間
以上撹拌し、その後、メンブランフィルターMinisart C
E(Sartorius、0.2μm)を用いてろ過し、沸騰水浴中
で30分間煮沸して水性点眼剤を調製した。
l、0.005%BCに0%、0.25%HPMCを用いて、
実施例1と同様に調製した。
l、0.005%BCに0%、0.25%HPMCを用いて、
実施例2と同様に調製した。
加と加熱処理の影響を示す棒グラフである(X軸の数字
は表1の製剤の処方番号を示す)。
の(DDC)2Zn‐HPCD溶液製剤のin vitroのウサギ
角膜透過性を示す折線グラフである。
1)
Claims (6)
- 【請求項1】 有効成分として、ジエチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛を含む抗白内障医薬組成物。 - 【請求項2】 水性点眼剤の形態である、請求項1記載
の医薬組成物。 - 【請求項3】 上記ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛の
少なくとも一部がシクロデキストリン化合物と包接複合
物を形成している、請求項1または2記載の医薬組成
物。 - 【請求項4】 包接化合物形成時に加熱処理を行う、請
求項3記載の医薬組成物。 - 【請求項5】 さらに安定化剤を含む、請求項1〜4の
いずれか1項記載の医薬組成物。 - 【請求項6】 上記安定化剤が可溶性セルロース誘導体
である、請求項1〜5のいずれか1項記載の医薬組成
物。
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---|---|---|---|
JP2001154019A JP4859283B2 (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 高安定性抗白内障医薬組成物 |
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-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001154019A patent/JP4859283B2/ja not_active Expired - Fee Related
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