JP2002348216A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2002348216A
JP2002348216A JP2001158270A JP2001158270A JP2002348216A JP 2002348216 A JP2002348216 A JP 2002348216A JP 2001158270 A JP2001158270 A JP 2001158270A JP 2001158270 A JP2001158270 A JP 2001158270A JP 2002348216 A JP2002348216 A JP 2002348216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仕上がりのコンディショニング効果に優れ、且
つ継続使用によるハリやゴワつきが無い毛髪化粧料を提
供する。 【解決手段】(A)四級化パンテノール化合物、及び
(B)シリコーン油を含有することを特徴とする毛髪化
粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関
し、更に詳しくは、仕上がりのコンディショニング効果
に優れ、且つ継続使用によるハリやゴワつきがない毛髪
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料において、仕上がりの
コンディショニング効果、特に滑りを向上させる目的で
シリコーン油が汎用されている。しかしながら、シリコ
ーン油を配合した毛髪化粧料については、継続使用によ
り毛髪に蓄積してハリやゴワつきを与えるという点で、
その効果は十分に満足のいくものではない。
【0003】また、エステル油や多価アルコールを配合
することにより毛髪に柔軟効果を与えることも周知の事
実であるが、シリコーン油の配合下では、やはり継続使
用により毛髪に蓄積してハリやゴワつきを与えるという
点で、その効果は十分に満足のいくものではない。
【0004】一方、仕上がりのコンディショニング効果
の向上を目的として、パンテノールを四級化した化合物
を含有する毛髪化粧料が、特許第3061417号公報
に記載されているが、直接性、表面活性、帯電防止性、
潤滑性等の向上が見られているものの、シリコーン油を
配合した毛髪化粧料と比較した場合、表面の平滑性やツ
ヤの点で満足いくものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、仕上がりのコンディショニング効果に優れ、且
つ継続使用によるハリやゴワつきがない毛髪化粧料を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の事情
に鑑み、鋭意研究した結果、毛髪化粧料において、一般
式(I)で表わされる四級化パンテノール化合物、及び
シリコーン油を配合することにより、またエステル油及
び/又は多価アルコールを更に加えることにより、仕上
がりのコンディショニング効果に優れ、且つ継続使用に
よるハリやゴワつきがないことを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち本発明は、(A)一般式(I)
【化2】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
わされる四級化パンテノール化合物、及び(B)シリコ
ーン油を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
【0008】また第2の本発明は、更に(C)エステル
油を含有することを特徴とする前記の毛髪化粧料であ
る。
【0009】また第3の本発明は、更に(D)多価アル
コールを含有することを特徴とする前記の毛髪化粧料で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
【0011】本発明で用いられる(A)一般式(I)で
表わされる四級化パンテノール化合物は、公知の物質で
あり、特許第3061417号公報に開示されているも
のを使用することができる。一般式(I)中、R、
1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24の直鎖又は分
岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜24のアルキ
レンであって、Xはハロゲンである。そして好ましく
は、R1及びR2は炭素数1のアルキル、R3は炭素数1
のアルキレンであり、Rはメチル(CH3)又はステア
リル(C1837)であり、Xは塩素である。例えば市販
品として、PANTHEQUAT(TRI−K社製)等
が挙げられる。
【0012】本発明で用いられる(A)成分は、本発明
の最終組成物中に0.01〜20質量%(以下、%と略
記する)配合することが好ましいが、更に好ましくは
0.1〜10%であり、特に好ましくは1〜5%であ
る。該範囲内で配合すると、効果、安定性の面から良好
なものが得られる。
【0013】本発明で用いられる(B)シリコーン油と
しては、例えば、メチルポリシロキサン、高重合メチル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性
オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキ
シアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル
変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、末端変
性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシ
ロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリ
シロキサン、アクリルシリコーン等のシリコーン化合物
が挙げられる。特に、メチルポリシロキサン、高重合メ
チルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変
性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオ
キシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキ
ル変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、フッ
素変性オルガノポリシロキサンからなる群より選択され
る1種又は2種以上を配合すると、しなやかさ(ハリ・
ゴワつきのなさ)において、更に優れたものが得られる
ため好ましい。
【0014】本発明の毛髪化粧料における(A)成分と
(B)成分との配合比は特に制約は受けないが、好まし
くは質量比で(A):(B)=1:10〜10:1であ
る。
【0015】また本発明の毛髪化粧料は、(C)エステ
ル油及び/又は(D)多価アルコールを更に含有するこ
とが好ましい。
【0016】本発明で用いられる(C)エステル油とし
ては、例えば、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソセ
チル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソス
テアリル、イソステアリン酸イソセチル、トリオクタン
酸グリセリル、モノヒドロキシステアリン酸グリセリ
ル、イソノナン酸イソノニル、イソペラルゴン酸オクチ
ル、イソステアリン酸プロピレングリコール、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、テトライソステアリン酸ポリグ
リセリル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、セス
キオレイン酸ソルビタン、ジペンタエリトリット脂肪酸
エステル等の化合物が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0017】本発明で用いられる(C)成分は、本発明
の最終組成物中に0.1〜10%配合することが好まし
いが、特に好ましくは0.5〜5%である。該範囲内で
配合すると、効果、安定性の面から良好なものが得られ
る。
【0018】本発明で用いられる(D)多価アルコール
としては、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコ
ール、ヘキシレングリコール、ペンタエリトリトール、
ソルビトール、マンニトール等の化合物が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0019】本発明で用いられる(D)成分は、本発明
の最終組成物中に0.5〜20%配合することが好まし
いが、特に好ましくは1〜10%である。該範囲内で配
合すると、効果、安定性の面から良好なものが得られ
る。
【0020】本発明の毛髪化粧料は、上述した成分を必
須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を
達成する範囲で他の成分、例えば、陰イオン性界面活性
剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン
性界面活性剤、粘剤、油剤、粉体(顔料、色素、樹
脂)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶
媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、p
H調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合するこ
とができる。以下に配合成分の具体例を示すが、これら
に限られるものではない。
【0021】陰イオン性界面活性剤としては、α−アシ
ルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
ルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ア
ルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸
塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アル
キロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、
スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステ
ル等が挙げられる。
【0022】陽イオン性界面活性剤としては、塩化アル
キルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルト
リメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0023】両性界面活性剤としては、グリシン型、ア
ミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン型、スルホベ
タイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸型等が挙げら
れる。
【0024】非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸ア
ルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ア
ルキルアミンオキシド等が挙げられる。
【0025】粘剤の例としては、塩化ジメチルジアリル
アンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミ
ド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共
重合体、セルロース又はその誘導体、ケラチン及びコラ
ーゲン又はその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラ
ン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタ
ンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ロー
メトキシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セ
ルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカ
ントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カード
ラン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられる。
【0026】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常
温で液体、ペースト、固体であっても構わないが、ハン
ドリングに優れる液体が好ましい。油剤の例としては、
例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、
ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン
酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、流動パラ
フィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリ
ン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、
カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒ
マシ油、オリーブ油等の油脂等が挙げられる。
【0027】粉体の例としては、赤色201号、黄色4
号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレ
ーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロ
ンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セ
ルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、
ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸
化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔
料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイ
カ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等
のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、ア
ルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒
化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、
棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特
に制限はない。
【0028】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例
えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹
脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、
チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リ
ジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ
酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカ
ル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくて
も構わない。
【0029】溶媒の例としては、精製水、エタノール、
軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル
類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリド
ン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられ
る。
【0030】生理活性成分としては、皮膚に塗布した場
合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられ
る。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひ
きしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺
菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ
酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活
剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植
物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。
本発明では、これらの生理活性成分を1種又は2種以上
配合することが好ましい。
【0031】これらの成分の例としては、例えばアシタ
バエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエ
キス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキ
ス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカ
ラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキ
ス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキ
ス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキ
ス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエ
キス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキ
ス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラ
エキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コメ胚
芽油、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキ
ス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シ
ソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカ
バエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイ
ヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨ
ウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、タイソウ
エキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チ
ンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミ
エキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、
ニンニクエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシ
エキス、ビサボロール、ビワエキス、、ブクリョウエキ
ス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、
ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ム
クロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシ
タエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキ
ス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエ
キス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0032】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウ
ム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイ
ン、ホエイ等の保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、
コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の
油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、
β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレ
ン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、B
2、B6、C、D、E、パントテン酸カルシウム、ビオ
チン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタ
ミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロ
アセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン
酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラ
ボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化
剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活
剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進
剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒ
ノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−
メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノ
ール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
【0033】本発明の毛髪化粧料は、前述の条件を満た
していればその剤型は液状、固体状、ジェル状、クリー
ム状、エアゾール状等の制約を受けない。また、充填す
る容器についても、ポンプタイプ、チューブ、多孔膜を
有するポンプフォーマー等の制約を受けない。
【0034】本発明の毛髪化粧料は、シャンプー以外
の、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリート
メント、ヘアクリーム、整髪剤(ヘアリキッド、セット
ジェル、ヘアムース、ポマード・チック、セットローシ
ョン、ヘアスプレー等)、染毛剤(酸化染毛剤、酸性染
毛剤、ヘアマニキュア、カラーリンス等)、パーマネン
トウェーブ用剤等として使用することができる。
【0035】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。表1に示す組成に基づいて実施例1〜5及び比較例
1〜5のヘアコンディショナーを調製し、髪の仕上がり
(まとまり、スベリ、ハリ・ゴワつき)の各項目に関し
て下記に示す通り実用連用試験による評価を行った。
尚、配合量は全て質量%である。評価結果を表1に併せ
て示す。
【0036】実施例で用いた四級化パンテノール化合物
【化3】 ・トリメチル四級化パンテノール:一般式(I)中、
R、R1、R2が、CH33が、CH2Xが、Cl ・ステアリルジメチル四級化パンテノール:一般式
(I)中、Rが、C18371、R2が、CH33が、C
2Xが、Cl
【0037】仕上がり感に関する実用連用試験法 女性20名のパネラーが、下記に示す組成のシャンプー
を使用後、実施例及び比較例のヘアコンディショナーを
使用する。試験開始から6日間連用した後、7日目にシ
ャンプー、ヘアコンディショナー使用後、毛髪の乾燥処
理を行い、仕上がり感(まとまり、スベリ、ハリ・ゴワ
つき)を各項目について評価した。
【0038】評価基準 ◎:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が1
8人以上の場合 ○:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が1
2〜17人の場合 △:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が6
〜11人の場合 ×:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が5
人以下の場合
【0039】 実用連用試験用シャンプー処方 (質量%) ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 15.0 塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.3 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0040】さらに表1に示す処方について、洗髪乾燥
後の髪の仕上がり感を数値化するため、下記に示す通
り、動摩擦係数(滑らかさ)及び曲げ剛性(ハリ)の測
定試験を行った。試料については、エタノール処理によ
り表面の汚れを取り除いた健常中国人毛を20cm;3
gの毛束にし、実施例、比較例の各組成物を5%水溶液
に調製したものに1分間浸漬して、純水にて十分洗い流
した後乾燥する。これを5回繰り返した後、測定を行
う。評価結果を表1に併せて示す。
【0041】動摩擦係数測定 動摩擦係数計(日本レオロジー株式会社製 NRF型)
を用い、動摩擦係数を測定した。測定は以下の条件で行
った。 回転数 :3min-1 測定加重:20g 測定回数:10回
【0042】曲げ剛性測定 純曲げ試験機(カトーテック社製 KES−FB)で曲
げ剛性を測定した。調製後の試料から200本の毛髪を
採取、根元を揃えて並行に均一に並べたものを測定試料
とした。測定条件は以下の通りであった。 試料幅 :2.0cm 曲げ曲率 :1.0cm-1 計測モード:1サイクル 繰り返し数:1回
【0043】
【表1】
【0044】表1の結果から明らかなように、本発明の
構成要件を満たす実施例1〜5のヘアコンディショナー
は、いずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1
〜5のヘアコンディショナーは、仕上がりのコンディシ
ョニング効果、しなやかさ(ハリ・ゴワつきのなさ)に
おいて不十分な結果であった。
【0045】実施例7 下記に示す組成のヘアコンディショナーを調製した。1
0日間連用したが、乾燥後のコンディショニング性に優
れ、且つしなやかさが付与される(ハリ・ゴワつきがな
い)優れたものであった。 (質量%) ステアリルアルコール 5.0 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.5 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 1.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 ステアリルジメチル四級化パンテノール 2.0 高重合メチルポリシロキサン(100万cs) 0.3 メチルポリシロキサン(100cs) 2.0 濃グリセリン 2.0 カルナウバワックス 1.0 イソノナン酸イソノニル 1.0 混合植物抽出末 0.2 海藻末 0.2 パラオキシ安息香酸エステル 0.1 エデト酸二ナトリウム 0.1 クエン酸 0.1 dl−α−トコフェロール 0.1 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1 加水分解シルク末 0.1 色素(黄色5号) 微 量 香料 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0046】実施例8 下記に示す組成のヘアコンディショナーを調製した。多
孔膜を有するポンプフォーマー容器に充填して泡状に吐
出させて使用した。7日間連用したが、仕上がりのコン
ディショニング性に優れ、且つしなやかさが付与される
(ハリ・ゴワつきがない)優れたものであった。 (質量%) トリメチル四級化パンテノール 1.0 ジメチルポリシロキサン(1000cs) 0.3 塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.5 2−アルキル−N−カルボキシメチル−ヒドロキシエチル イミダゾリニウムベタイン 2.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 オリーブ油 0.01 ホホバ油 0.01 スクワラン 0.01 香料 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0047】実施例9 下記に示す組成のエアゾールタイプのヘアトリートメン
トを調製した。10日間連用したが、仕上がりのコンデ
ィショニング性に優れ、且つしなやかさが付与される
(ハリ・ゴワつきがない)優れたものであった。 (質量%) (原液) ステアリルジメチル四級化パンテノール 1.0 高重合メチルポリシロキサン(50万cs:25℃) (粒子径1μm;30%エマルジョン水溶液) 0.8 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.2 乳酸オクチルドデシル 0.2 濃グリセリン 1.0 無水エタノール 20.0 オリーブ油 0.01 ホホバ油 0.01 スクワラン 0.01 香料 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0 (質量%) (ガス) 液化石油ガス 100.0 原液:ガス=9:1にて充填する。
【0048】実施例10 下記に示す組成の染毛剤を調製した。仕上がりのコンデ
ィショニング性に優れ、且つしなやかさが付与される
(ハリ・ゴワつきがない)優れたものであった。 (質量%) (第1剤) ステアリルジメチル四級化パンテノール 0.5 パラフェニレンジアミン 2.0 オレイン酸 10.0 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 15.0 イソプロピルアルコール 10.0 アンモニア水(28%) 10.0 アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン 共重合体;30%エマルジョン水溶液(粒子径;0.1μm) 1.0 加水分解シルク液 2.0 混合植物抽出液 1.0 エデト酸二ナトリウム 0.1 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0 (第2剤) 過酸化水素水(30%) 20.0 エデト酸ニナトリウム 0.1 精製水 残 余 100.0
【0049】実施例11 下記に示す組成のヘアクリームを調製した。7日間連用
したが、仕上がりのコンディショニング性に優れ、且つ
しなやかさが付与される(ハリ・ゴワつきがない)優れ
たものであった。 (質量%) ステアリルジメチル四級化パンテノール 0.5 高重合メチルポリシロキサン(10万cs:25℃) (粒子径0.5μm;30%エマルジョン水溶液) 1.0 流動パラフィン 15.0 ワセリン 15.0 ミツロウ 2.0 キサンタンガム 0.5 濃グリセリン 5.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0 パラオキシ安息香酸エステル 0.2 海藻末 0.2 アロエエキス 0.5 香料 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0050】尚、いずれの実施例の組成物を使用した場
合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は
発現せず、本発明に係るシャンプー組成物は安全性にも
優れることが明らかであった。
【0051】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明の毛髪化粧料
は、仕上がりのコンディショニング効果に優れ、且つ継
続使用によるハリやゴワつきがない、優れたものであ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB082 AB412 AC012 AC022 AC072 AC102 AC111 AC112 AC122 AC182 AC252 AC302 AC331 AC342 AC352 AC432 AC482 AC532 AC552 AC691 AC692 AC792 AC852 AD151 AD152 AD162 AD452 AD662 BB41 CC33 CC36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
    の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
    24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
    わされる四級化パンテノール化合物、及び(B)シリコ
    ーン油を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 更に(C)エステル油を含有することを
    特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 更に(D)多価アルコールを含有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
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