JP2002348218A - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JP2002348218A
JP2002348218A JP2001158269A JP2001158269A JP2002348218A JP 2002348218 A JP2002348218 A JP 2002348218A JP 2001158269 A JP2001158269 A JP 2001158269A JP 2001158269 A JP2001158269 A JP 2001158269A JP 2002348218 A JP2002348218 A JP 2002348218A
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carbon atoms
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Akira Utsuki
彰 宇津木
Yukako Matsue
由香子 松江
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗い流し時の指通りが良好であり、且つ仕上が
りのコンディショニング効果に優れ、特にしなやかな感
触を与えるシャンプー組成物を提供する。 【解決手段】(A)四級化パンテノール化合物、並びに
(B)カチオン化セルロース及びカチオン化グァーガム
からなる群より選択される1種又は2種以上のカチオン
化ポリマー及び/又は(C)シリコーン油を含有するこ
とを特徴とするシャンプー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー組成物
に関し、更に詳しくは、洗い流し時の指通りが良好であ
り、且つ仕上がりのコンディショニング効果に優れ、特
にしなやかな感触を与えるシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプー組成物において、洗い
流し時の指通りを良好にする、仕上がりのコンディショ
ニング効果を向上させる等の目的でカチオン化セルロー
ス、カチオン化グァーガムといったカチオン化ポリマー
が汎用されている。しかしながら、洗髪乾燥後にゴワつ
きやハリが出てしまうという点で、そのコンディショニ
ング効果は十分に満足のいくものではない。
【0003】また、同じく洗い流し時の指通り、仕上が
りのコンディショニング効果の向上を目的としてシリコ
ーン油が汎用されている。しかしながら、洗髪乾燥後に
ゴワつきやハリが出てしまうという点で、やはり十分に
満足いくものではない。
【0004】一方、仕上がりのコンディショニング効果
の向上を目的として、パンテノールを四級化した化合物
を含有するシャンプー組成物が、特許第3061417
号公報に記載されているが、直接性、表面活性、帯電防
止性、潤滑性等の向上が見られているものの、洗い流し
時の指通り及び洗髪乾燥後のすべりが悪く、またゴワつ
きやハリが出てしまい十分に満足いくものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、洗い流し時の指通りが良好であり、且つ仕上が
りのコンディショニング効果に優れ、特にしなやかな感
触を与えるシャンプー組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の事情
に鑑み、鋭意研究した結果、シャンプー組成物におい
て、一般式(I)で表わされる四級化パンテノール化合
物、並びにカチオン化ポリマー及び/又はシリコーン油
を配合することにより、洗い流し時の指通りが良好であ
り、且つ仕上がりのコンディショニング効果に優れ、特
にしなやかな感触が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、(A)一般式(I)
【化4】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
わされる四級化パンテノール化合物、並びに(B)カチ
オン化セルロース及びカチオン化グァーガムからなる群
より選択される1種又は2種以上のカチオン化ポリマー
及び/又は(C)シリコーン油を含有することを特徴と
するシャンプー組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
【0009】本発明で用いられる(A)一般式(I)で
表わされる四級化パンテノール化合物は、公知の物質で
あり、特許第3061417号公報に開示されているも
のを使用することができる。一般式(I)中、R、
1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24の直鎖又は分
岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜24のアルキ
レンであって、Xはハロゲンである。そして好ましく
は、R1及びR2は炭素数1のアルキル、R3は炭素数1
のアルキレンであり、Rはメチル(CH3)又はステア
リル(C1837)であり、Xは塩素である。例えば市販
品として、PANTHEQUAT(TRI−K社製)等
が挙げられる。
【0010】本発明で用いられる(A)成分は、本発明
の最終組成物中に0.01〜20質量%(以下、%と略
記する)配合することが好ましいが、更に好ましくは
0.1〜15%であり、特に好ましくは1〜10%であ
る。該範囲内で配合すると、効果、安定性の面から良好
なものが得られる。
【0011】本発明で用いられる(B)カチオン化ポリ
マーは、カチオン化セルロース及びカチオン化グァーガ
ムからなる群より1種又は2種以上選択される。カチオ
ン化セルロースは、セルロースを塩化グリシジルトリメ
チルアンモニウム等のカチオン化剤で4級化して得るこ
とができ、例えば、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−
(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチル
セルロース[市販品としてはポイズC−60H(花王株
式会社製)]等を挙げることができる。またカチオン化
グァーガムは、グァーガムを塩化グリシジルトリメチル
アンモニウム等のカチオン化剤で4級化して得ることが
でき、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルア
ンモニオ)プロピル]グァーガム[市販品としてはJa
guarC−2000(Rhodia社製)]等を挙げ
ることができる。
【0012】本発明で用いられる(C)シリコーン油と
しては、例えば、メチルポリシロキサン、高重合メチル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性
オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキ
シアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル
変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、末端変
性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシ
ロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリ
シロキサン、アクリルシリコーン等のシリコーン化合物
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0013】本発明のシャンプー組成物における(A)
成分と(B)成分、又は(A)成分と(C)成分の配合
比は特に制約は受けないが、好ましくは(A):
(B)、(A):(C)共に質量比で1:10〜10:
1である。
【0014】本発明のシャンプー組成物は、上述した成
分を必須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の
目的を達成する範囲で他の成分、例えば、陰イオン性界
面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、粘剤、油剤、粉体(顔料、色素、
樹脂)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、
溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、
pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合する
ことができる。以下に配合成分の具体例を示すが、これ
らに限られるものではない。
【0015】陰イオン性界面活性剤としては、α−アシ
ルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
ルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ア
ルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸
塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アル
キロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、
スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステ
ル等が挙げられる。
【0016】陽イオン性界面活性剤としては、塩化アル
キルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルト
リメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0017】両性界面活性剤としては、グリシン型、ア
ミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン型、スルホベ
タイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸型等が挙げら
れ、好適なものとして2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が例示でき
る。
【0018】非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸ア
ルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ア
ルキルアミンオキシド等が挙げられる。
【0019】粘剤の例としては、塩化ジメチルジアリル
アンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミ
ド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共
重合体、セルロース、ケラチン及びコラーゲン又はその
誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラ
チン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギ
ーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペク
チン、グァーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、ア
ラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、ア
ルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェラ
ンガム、デキストラン等が挙げられる。
【0020】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常
温で液体、ペースト、固体であっても構わないが、ハン
ドリングに優れる液体が好ましい。油剤の例としては、
例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、
ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン
酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチ
ン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へ
キシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸
ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキ
システアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィ
ン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還
元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ
脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ
油、オリーブ油等の油脂等が挙げられる。
【0021】粉体の例としては、赤色201号、黄色4
号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレ
ーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロ
ンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セ
ルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、
ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸
化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔
料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイ
カ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等
のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、ア
ルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒
化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、
棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特
に制限はない。
【0022】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例
えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹
脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、
チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リ
ジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ
酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカ
ル処理等によって事前に表面処理されていても構わな
い。
【0023】溶媒の例としては、精製水、エタノール、
軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル
類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリド
ン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられ
る。
【0024】生理活性成分としては、皮膚に塗布した場
合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられ
る。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひ
きしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺
菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ
酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活
剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植
物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。
本発明では、これらの生理活性成分を1種又は2種以上
配合することが好ましい。
【0025】これらの成分の例としては、例えばアシタ
バエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエ
キス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキ
ス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカ
ラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキ
ス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキ
ス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキ
ス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエ
キス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキ
ス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラ
エキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コメ胚
芽油、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキ
ス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シ
ソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカ
バエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイ
ヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨ
ウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、タイソウ
エキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チ
ンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミ
エキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、
ニンニクエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシ
エキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキ
ス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、
ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ム
クロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシ
タエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキ
ス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエ
キス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0026】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウ
ム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイ
ン、ホエイ等の保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、
コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の
油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、
β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレ
ン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、B
2、B6、C、D、E、パントテン酸カルシウム、ビオ
チン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタ
ミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロ
アセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン
酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラ
ボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化
剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活
剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進
剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒ
ノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−
メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノ
ール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
【0027】本発明のシャンプー組成物は、前述の条件
を満たしていればその剤型は液状、固体状、ジェル状、
クリーム状、エアゾール状等の制約を受けない。また、
充填する容器についても、ポンプタイプ、チューブ、多
孔膜を有するポンプフォーマー等の制約を受けない。
【0028】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。表1に示す組成に基づいて実施例1〜5及び比較例
1〜5のシャンプー組成物を調製し、洗い流し時の使用
感(指通りの良さ)、洗髪乾燥後の髪の仕上がり感(ま
とまり、スベリ、ハリ・ゴワつき)の各項目に関して下
記に示す通り実用試験による評価を行った。尚、配合量
は全て質量%である。評価結果を表1に併せて示す。
【0029】実施例で用いた四級化パンテノール化合物
【化5】 ・トリメチル四級化パンテノール:一般式(I)中、
R、R1、R2が、CH33が、CH2Xが、Cl ・ステアリルジメチル四級化パンテノール:一般式
(I)中、Rが、C18371、R2が、CH33が、C
2Xが、Cl
【0030】洗い流し時の使用感及び洗髪乾燥後の髪の
仕上がり感実用試験法 女性20名のパネラーが、実施例及び比較例に示したシ
ャンプー組成物について、洗い流し時の使用感(指通り
の良さ)を評価、また使用後に毛髪の乾燥処理を行い、
仕上がり感(まとまり、スベリ、ハリ・ゴワつき)を各
項目について評価した。
【0031】評価基準 ◎:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が1
8人以上の場合 ○:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が1
2〜17人の場合 △:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が6
〜11人の場合 ×:『使用感』、『仕上がり感』が良いと答えた人が5
人以下の場合
【0032】さらに表1に示す処方について、洗髪乾燥
後の髪の仕上がり感を数値化するため、下記に示す通
り、動摩擦係数(滑らかさ)及び曲げ剛性(ハリ)の測
定試験を行った。試料については、エタノール処理によ
り表面の汚れを取り除いた健常中国人毛を20cm;3
gの毛束にし、実施例、比較例の各組成物を10%水溶
液に調製したものに1分間浸漬して、純水にて十分洗い
流し乾燥したものを用いた。評価結果を表1に併せて示
す。
【0033】動摩擦係数測定 動摩擦係数計(日本レオロジー株式会社製 NRF型)
を用い、動摩擦係数を測定した。測定は以下の条件で行
った。 回転数 :3min-1 測定加重:20g 測定回数:10回
【0034】曲げ剛性測定 純曲げ試験機(カトーテック社製 KES−FB)で曲
げ剛性を測定した。調製後の試料から200本の毛髪を
採取、根元を揃えて並行に均一に並べたものを測定試料
とした。測定条件は以下の通りであった。 試料幅 :2.0cm 曲げ曲率 :1.0cm-1 計測モード:1サイクル 繰り返し数:1回
【0035】
【表1】
【0036】表1の結果から明らかなように、本発明の
構成要件を満たす実施例1〜5のシャンプー組成物は、
いずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜5
のシャンプー組成物は、洗い流し時の指通り、又は仕上
がりのコンディショニング効果、しなやかさにおいて不
十分な結果であった。
【0037】実施例6 下記に示す組成のシャンプー組成物を調製した。洗い流
し時の指通りが良好であり、洗髪乾燥後のコンディショ
ニング性に優れ、特にしなやかさが付与される(ハリ・
ゴワつきがない)優れたものであった。 (質量%) ラウリル硫酸トリエタノールアミン 13.0 ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム液 10.0 ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 3.0 ステアリルジメチル四級化パンテノール 3.0 ジステアリン酸エチレングリコール 2.0 塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5 混合植物抽出末 0.1 海藻末 0.1 ホホバ油 0.1 パラオキシ安息香酸エステル 0.1 エデト酸二ナトリウム 0.1 クエン酸 0.1 dl−α−トコフェロール 0.1 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1 加水分解シルク末 0.1 色素(黄色5号) 微 量 香料 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0038】実施例7 下記に示す組成のシャンプー組成物を調製した。多孔膜
を有するポンプフォーマー容器に充填して泡状に吐出さ
せて使用した。洗い流し時の指通りが良好であり、乾燥
後のコンディショニング性に優れ、特にしなやかさが付
与される(ハリ・ゴワつきがない)優れたものであっ
た。 (質量%) トリメチル四級化パンテノール 0.5 ジメチルポリシロキサン(1000cs) 0.3 N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 2.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.0 ミリスチン酸カリウム 0.5 プロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.1 ミリスチン酸グリセリル 0.1 オリーブ油 0.1 スクワラン 0.1 香料、その他 適 量 精製水 残 余 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 100.0
【0039】尚、いずれの実施例の組成物を使用した場
合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は
発現せず、本発明に係るシャンプー組成物は安全性にも
優れることが明らかであった。
【0040】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明のシャンプー
組成物は、洗い流し時の指通りが良好であり、且つ仕上
がりのコンディショニング効果に優れ、特にしなやかな
感触を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AC022 AC122 AC182 AC242 AC302 AC342 AC392 AC482 AC532 AC642 AC662 AC691 AC692 AC712 AC782 AD131 AD151 AD152 AD282 AD351 AD352 AD452 AD662 CC38 DD23 DD31 EE06 EE28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
    の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
    24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
    わされる四級化パンテノール化合物、並びに(B)カチ
    オン化セルロース及びカチオン化グァーガムからなる群
    より選択される1種又は2種以上のカチオン化ポリマー
    を含有することを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 【請求項2】 (A)一般式(I) 【化2】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
    の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
    24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
    わされる四級化パンテノール化合物、及び(C)シリコ
    ーン油を含有することを特徴とするシャンプー組成物。
  3. 【請求項3】 (A)一般式(I) 【化3】 (式中、R、R1、R2は、各々個別に、炭素数1〜24
    の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R3は、炭素数1〜
    24のアルキレンであって、Xはハロゲンである)で表
    わされる四級化パンテノール化合物、(B)カチオン化
    セルロース及びカチオン化グァーガムからなる群より選
    択される1種又は2種以上のカチオン化ポリマー、並び
    に(C)シリコーン油を含有することを特徴とするシャ
    ンプー組成物。
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