JP2002347731A - 容器の口部 - Google Patents
容器の口部Info
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Abstract
部に傷がつかないようにすること、また口部天面内周に
傷が付けられるようなことがあっても、その傷によって
打栓時に中栓嵌合筒の内筒に傷が付かないようにするこ
とを課題として、口部の形状を改善したボトルを提供す
ること。 【解決手段】 容器口部の内周面上端部を拡径して、天
面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、口部外
周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面とした
ことを特徴とする。
Description
ムの口部に関する。
面外周縁にはエッジが形成され、丸みが付けられたとし
ても大きい円弧ではなかった。そのため、成形したボト
ルを運搬するときや、函詰めして輸送するときにボトル
同士がぶつかり、ボトル口部天面の外周縁が、他のボト
ル口部天面の内周縁に衝突して凹部を作り、その周縁に
突出部を形成するなど傷を付けることがあった。
も、搬送時にプリフォームが相互にぶつかり、その開放
端部の内周に傷がつくことがあり、その傷がそのまま延
伸ブロー成形されたボトルのボトル口部内周の傷になる
という問題があった。
場合、口部天面内周縁の傷が大きいときには、打栓時
に、傷の突出部が中栓の嵌合筒の内筒の締め代を形成す
る外周面に縦方向にすじ目をつけ、内筒と口部内周との
間に細条、すなわち微細な連続孔ができ、それを通じて
内容液が洩れ出したり、外気がボトル口部と中栓の間か
らボトル内に導入されるおそれがあるという問題があっ
た。
湾曲面を形成したり、天面との間にわずかな段差部を設
けて湾曲面を形成したりすることが従来より提案されて
いる(例えば特開平7−257612号公報参照)。
同士が、それぞれの口部直径上で衝突した場合、ボトル
口径が小さい場合(D1)と大きい場合(D2)とを比
較すると、口径が大きい場合は、交差角がαからβに大
きくなり、また、ボトル重量も増えるので、一方のボト
ル口部の外周面が他方のボトル口部の内周面の下方深く
まで凹ませることになる。そのため、従来のように、天
面内周縁にわずかな湾曲面や、わずかな段差と湾曲面と
を設けても湾曲面の下方に傷が付き、傷による突出部が
ボトル口部の内周面まで達するおそれがある。
部がぶつかっても、相手のボトル口部に傷がつかないよ
うにすること、また口部天面内周に傷が付けられるよう
なことがあっても、その傷によって打栓時に中栓嵌合筒
の内筒に傷が付かないようにすることを課題として、口
部の形状を改善したボトルを提供することを目的とす
る。
解決するため、容器の口部として、容器口部の内周面上
端部を拡径して天面と交差する一定高さを有する拡径面
を形成し、口部外周面と天面との角部を丸め付けし、平
滑な湾曲面としたことを特徴とする構成を採用する。
端部の内周面上端部を拡径して天面と交差する一定高さ
を有する拡径面を形成し、開放端部外周面と天面との角
部を丸め付けし、平滑な湾曲面としたことを特徴とする
構成を採用する。また、容器またはプリフォームの素材
樹脂として、とくに、ポリエチレンテレフタレートを採
用する。
いて、図面を参照して説明する。図1において、Aは、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、その他硬質の
合成樹脂をもって成形されたボトルで、ボトルAは、口
部1と胴部2、底部3とからなっている。
る円錐面5aと円筒面5bとを具えた係合突条6が突設
されており、その下方には、ネックリング7が突設され
ている。天面4と円錐面5aとの角部aは、図2に示す
ように、比較的大きな円弧によって丸め付けされ、平滑
な湾曲面8となっている。
径されて拡径面9が形成され、その下端は段部10とな
っている。段部10の傾斜角は任意に採用することがで
き、段部10の内外周縁には丸み付けしてもよい。拡径
面9の径は、後述する中栓嵌合筒の内筒の外周面よりも
やや大きくしている。
輸送される場合、函詰めの際、または函から取り出した
ときに、口部1の天面4外周縁は平滑な湾曲面8となっ
ているため、ボトルの口部1が相互に衝突しても面接触
となるので、相手のボトルの口部1の天面4の内外周縁
を傷つけることはほとんどない。また、仮に天面4の内
周縁、すなわち拡径面9との交差縁に傷が付いても、段
部10の内周縁10aには傷が付かない。
容器口部に嵌着した注出容器について説明する。図3に
おいて、Bは中栓、Cはキャップで、それぞれ軟質の合
成樹脂で成形されている。中栓Bは、注出筒11と嵌合
筒12とを具え、嵌合筒12は、外筒13と内筒14、
肩壁15とからなっている。外筒13の内周下部には、
膨出突条16が設けられ、内筒14には、ボトル口部内
周1aとの間に締め代を形成する膨出部17が形成され
ている。
天面4の内周面に傷が付けられてもボトル口部内周1a
の段部内周縁10aに傷がないことにより、中栓Bの内
筒14の膨出部17に縦方向のすじ目がつけられないの
で、ボトル使用中に液洩れ、外気の導入などをなくすこ
とができる。
実施形態は、プリフォームに係るものである。前記各実
施形態のボトルは、プリフォームを用いて延伸ブロー成
形される場合がある。その際、プリフォームの開放端の
形状を前記ボトルと同様な改良を施すことによって、前
記実施形態と同等の効果を得ることができる。
の円筒として成形されており、ボトル口部を形成する開
放端部には、天面20に続く円錐面21aと円筒面21
bとからなる膨出環22と、ネックリング23が突設さ
れている。天面20と円錐面21aとの角部は、丸み付
けされ平滑な湾曲面24となっており、開放端部内周の
上端部は拡径され、拡径面25と段部26が形成されて
いる。
端部がぶつかりあっても、段部26の内周縁は傷つけら
れない。また、このプリフォームPによってボトルを延
伸ブロー成形したときには、ボトル口部の天面の外周縁
は、円弧で丸め付けされた平滑な湾曲面が形成され、口
部内周に拡径面と段部が形成されるので、第1実施形態
と同様の作用効果がもたらせられる。
て説明したが、円形ボトルに限らず角形ボトルであって
もよく、また、中栓の材質より硬質であれば、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、その他比較的軟質の合成
樹脂を用いたボトルにも適用することができ、樹脂材料
については硬質の合成樹脂に限定されない。
から、次の効果を奏する。ボトルの天面と、天面に続く
外周面との角部を丸め付けした平滑な湾曲面としたか
ら、ボトルがぶつかり、相互の口部天面が衝突しても、
天面、天面内周縁に傷がつかないようになった。また、
仮に天面内周と拡径面との交差縁に傷が付いても、段部
の内周縁には傷が付かないので、打栓時に中栓内筒の締
め代を形成する外周面に傷をつけることがなく、シール
性が確保され、内容液が洩れたり外気がボトル内に入る
ことはない。
ある。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器口部の内周面上端部を拡径して、天
面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、口部外
周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面とした
ことを特徴とする容器。 - 【請求項2】 開放端部の内周面上端部を拡径して、天
面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、開放端
部外周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面と
したことを特徴とするプリフォーム。 - 【請求項3】 素材樹脂が、ポリエチレンテレフタレー
トであることを特徴とする請求項1または2記載の容器
またはプリフォーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156102A JP4017838B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 容器の口部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156102A JP4017838B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 容器の口部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347731A true JP2002347731A (ja) | 2002-12-04 |
JP4017838B2 JP4017838B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=19000159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001156102A Expired - Lifetime JP4017838B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 容器の口部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4017838B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005170409A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Toppan Printing Co Ltd | 包装容器 |
JP2008110791A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製容器の口筒部 |
JP2018104001A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社プレミアムウォーターホールディングス | キャップ付き容器及びキャップ付き容器の製造方法 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001156102A patent/JP4017838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4492115B2 (ja) * | 2003-12-09 | 2010-06-30 | 凸版印刷株式会社 | 包装容器 |
JP2008110791A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製容器の口筒部 |
JP2018104001A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社プレミアムウォーターホールディングス | キャップ付き容器及びキャップ付き容器の製造方法 |
JP7053144B2 (ja) | 2016-12-22 | 2022-04-12 | プレミアムウォーター株式会社 | キャップ付き容器及びキャップ付き容器の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4017838B2 (ja) | 2007-12-05 |
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