JP2002347731A - 容器の口部 - Google Patents

容器の口部

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトル口部がぶつかっても、相手のボトル口
部に傷がつかないようにすること、また口部天面内周に
傷が付けられるようなことがあっても、その傷によって
打栓時に中栓嵌合筒の内筒に傷が付かないようにするこ
とを課題として、口部の形状を改善したボトルを提供す
ること。 【解決手段】 容器口部の内周面上端部を拡径して、天
面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、口部外
周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面とした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器、プリフォー
ムの口部に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のボトル口部の天
面外周縁にはエッジが形成され、丸みが付けられたとし
ても大きい円弧ではなかった。そのため、成形したボト
ルを運搬するときや、函詰めして輸送するときにボトル
同士がぶつかり、ボトル口部天面の外周縁が、他のボト
ル口部天面の内周縁に衝突して凹部を作り、その周縁に
突出部を形成するなど傷を付けることがあった。
【0003】また、延伸ブロー成形用のプリフォーム
も、搬送時にプリフォームが相互にぶつかり、その開放
端部の内周に傷がつくことがあり、その傷がそのまま延
伸ブロー成形されたボトルのボトル口部内周の傷になる
という問題があった。
【0004】中栓が打栓によりボトル口部に嵌着される
場合、口部天面内周縁の傷が大きいときには、打栓時
に、傷の突出部が中栓の嵌合筒の内筒の締め代を形成す
る外周面に縦方向にすじ目をつけ、内筒と口部内周との
間に細条、すなわち微細な連続孔ができ、それを通じて
内容液が洩れ出したり、外気がボトル口部と中栓の間か
らボトル内に導入されるおそれがあるという問題があっ
た。
【0005】これを防ぐため、容器口部の天面内周縁に
湾曲面を形成したり、天面との間にわずかな段差部を設
けて湾曲面を形成したりすることが従来より提案されて
いる(例えば特開平7−257612号公報参照)。
【0006】しかしながら、図5に示すように、ボトル
同士が、それぞれの口部直径上で衝突した場合、ボトル
口径が小さい場合(D1)と大きい場合(D2)とを比
較すると、口径が大きい場合は、交差角がαからβに大
きくなり、また、ボトル重量も増えるので、一方のボト
ル口部の外周面が他方のボトル口部の内周面の下方深く
まで凹ませることになる。そのため、従来のように、天
面内周縁にわずかな湾曲面や、わずかな段差と湾曲面と
を設けても湾曲面の下方に傷が付き、傷による突出部が
ボトル口部の内周面まで達するおそれがある。
【0007】本発明は、上記の問題を考慮し、ボトル口
部がぶつかっても、相手のボトル口部に傷がつかないよ
うにすること、また口部天面内周に傷が付けられるよう
なことがあっても、その傷によって打栓時に中栓嵌合筒
の内筒に傷が付かないようにすることを課題として、口
部の形状を改善したボトルを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、容器の口部として、容器口部の内周面上
端部を拡径して天面と交差する一定高さを有する拡径面
を形成し、口部外周面と天面との角部を丸め付けし、平
滑な湾曲面としたことを特徴とする構成を採用する。
【0009】容器を成形するプリフォームとして、開放
端部の内周面上端部を拡径して天面と交差する一定高さ
を有する拡径面を形成し、開放端部外周面と天面との角
部を丸め付けし、平滑な湾曲面としたことを特徴とする
構成を採用する。また、容器またはプリフォームの素材
樹脂として、とくに、ポリエチレンテレフタレートを採
用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1において、Aは、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、その他硬質の
合成樹脂をもって成形されたボトルで、ボトルAは、口
部1と胴部2、底部3とからなっている。
【0011】口部1の外周には、天面4の周縁に接続す
る円錐面5aと円筒面5bとを具えた係合突条6が突設
されており、その下方には、ネックリング7が突設され
ている。天面4と円錐面5aとの角部aは、図2に示す
ように、比較的大きな円弧によって丸め付けされ、平滑
な湾曲面8となっている。
【0012】口部内周1a上部は、上端から一定長が拡
径されて拡径面9が形成され、その下端は段部10とな
っている。段部10の傾斜角は任意に採用することがで
き、段部10の内外周縁には丸み付けしてもよい。拡径
面9の径は、後述する中栓嵌合筒の内筒の外周面よりも
やや大きくしている。
【0013】上記ボトルAの形成後に函詰めして運搬、
輸送される場合、函詰めの際、または函から取り出した
ときに、口部1の天面4外周縁は平滑な湾曲面8となっ
ているため、ボトルの口部1が相互に衝突しても面接触
となるので、相手のボトルの口部1の天面4の内外周縁
を傷つけることはほとんどない。また、仮に天面4の内
周縁、すなわち拡径面9との交差縁に傷が付いても、段
部10の内周縁10aには傷が付かない。
【0014】次に、上記ボトルAに、中栓を打栓により
容器口部に嵌着した注出容器について説明する。図3に
おいて、Bは中栓、Cはキャップで、それぞれ軟質の合
成樹脂で成形されている。中栓Bは、注出筒11と嵌合
筒12とを具え、嵌合筒12は、外筒13と内筒14、
肩壁15とからなっている。外筒13の内周下部には、
膨出突条16が設けられ、内筒14には、ボトル口部内
周1aとの間に締め代を形成する膨出部17が形成され
ている。
【0015】ボトル口部1に中栓Bを打栓する時には、
天面4の内周面に傷が付けられてもボトル口部内周1a
の段部内周縁10aに傷がないことにより、中栓Bの内
筒14の膨出部17に縦方向のすじ目がつけられないの
で、ボトル使用中に液洩れ、外気の導入などをなくすこ
とができる。
【0016】次に、第2実施形態について説明する。本
実施形態は、プリフォームに係るものである。前記各実
施形態のボトルは、プリフォームを用いて延伸ブロー成
形される場合がある。その際、プリフォームの開放端の
形状を前記ボトルと同様な改良を施すことによって、前
記実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0017】図4において、Pはプリフォームで、有底
の円筒として成形されており、ボトル口部を形成する開
放端部には、天面20に続く円錐面21aと円筒面21
bとからなる膨出環22と、ネックリング23が突設さ
れている。天面20と円錐面21aとの角部は、丸み付
けされ平滑な湾曲面24となっており、開放端部内周の
上端部は拡径され、拡径面25と段部26が形成されて
いる。
【0018】上記プリフォームは、運搬中に相互の開放
端部がぶつかりあっても、段部26の内周縁は傷つけら
れない。また、このプリフォームPによってボトルを延
伸ブロー成形したときには、ボトル口部の天面の外周縁
は、円弧で丸め付けされた平滑な湾曲面が形成され、口
部内周に拡径面と段部が形成されるので、第1実施形態
と同様の作用効果がもたらせられる。
【0019】前記各実施形態では、円形ボトルを図示し
て説明したが、円形ボトルに限らず角形ボトルであって
もよく、また、中栓の材質より硬質であれば、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、その他比較的軟質の合成
樹脂を用いたボトルにも適用することができ、樹脂材料
については硬質の合成樹脂に限定されない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。ボトルの天面と、天面に続く
外周面との角部を丸め付けした平滑な湾曲面としたか
ら、ボトルがぶつかり、相互の口部天面が衝突しても、
天面、天面内周縁に傷がつかないようになった。また、
仮に天面内周と拡径面との交差縁に傷が付いても、段部
の内周縁には傷が付かないので、打栓時に中栓内筒の締
め代を形成する外周面に傷をつけることがなく、シール
性が確保され、内容液が洩れたり外気がボトル内に入る
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態ボトルの一部断面正面図で
ある。
【図2】要部を説明するための口部の断面図である。
【図3】中栓を打栓したボトル口部の説明図である。
【図4】プリフォームの一部断面正面図である。
【図5】ボトル口部の口径の変化に伴う交差角の説明図
である。
【符号の説明】
A、 ボトル B 中栓 C キャップ P プリフォーム a 角部 1 口部 1a 口部内周 2 胴部 3 底部 4、20 天面 5a、21a 円錐面 5b、21b 円筒面 6 係合突条 7、23 ネックリング 8、24 湾曲面 9、25 拡径面 10、26 段部 10a 段部内周縁 13 外筒 14 内筒 15 肩壁 17 膨出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部の内周面上端部を拡径して、天
    面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、口部外
    周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面とした
    ことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 開放端部の内周面上端部を拡径して、天
    面と交差する一定高さを有する拡径面を形成し、開放端
    部外周面と天面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面と
    したことを特徴とするプリフォーム。
  3. 【請求項3】 素材樹脂が、ポリエチレンテレフタレー
    トであることを特徴とする請求項1または2記載の容器
    またはプリフォーム。
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