JP2002205719A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2002205719A
JP2002205719A JP2001021431A JP2001021431A JP2002205719A JP 2002205719 A JP2002205719 A JP 2002205719A JP 2001021431 A JP2001021431 A JP 2001021431A JP 2001021431 A JP2001021431 A JP 2001021431A JP 2002205719 A JP2002205719 A JP 2002205719A
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JP
Japan
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bottle
mouth
top surface
container
outer peripheral
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JP2001021431A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kuriyama
正 栗山
Natsuo Shinozaki
夏夫 篠崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトル口部がぶつかっても、相手のボトル口
部に傷がつかないよう、口部の形状を改善したボトルを
提供すること。 【解決手段】 容器口部の天面と外周面との角部を丸め
付けし、平滑な湾曲面としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の口部に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のボトル口部の天
面外周縁には、エッジが形成され、丸みがつけられたと
しても大きい円弧ではなかった。そのため、成形したボ
トルを運搬するときや、函詰めして輸送するときにボト
ル同士がぶつかり、図6(a)(c)に示すように、ボ
トル口部1Aの天面2Aの外周縁2Aaが、他のボトル
口部1Aの天面2Aの内周縁2Abや外周縁2Aaに衝
突して、凹部3Ab,aをつくったり、また図6(b)
(c)に示すように天面2Aに衝突してすじ目4Aをつ
くったりして、ボトル口部に傷を付けることがあった。
【0003】また、ブロー成形用のプリフォームも、運
搬時に、プリフォームが相互にぶつかり、その開放端部
の外周に傷がつくことがあり、その傷がそのままブロー
成形ボトルのボトル口部の傷になるという問題があっ
た。
【0004】中栓が打栓によりボトル口部に嵌着される
場合、口部天面周縁の傷、とくに内周縁の凹部3Abが
大きいときには、打栓時に、中栓の嵌合筒内筒の締め代
に縦方向にすじ目をつけ、内筒と口部内周との間に細
条、すなわち微細な連続孔ができ、それを通じて内容液
が洩れ出したり、外気がボトル口部と中栓の間からボト
ル内に導入されるおそれがあるという問題があった。
【0005】ねじキャップによりポンプ等をボトルに取
り付ける場合には、キャップとボトル口部の天面との間
にパッキンが挿入されるが、天面2Aにすじ目4Aがあ
ると、それがパッキンと天面との間を通る微細な連続孔
となり、液洩れ、外気導入を起こすおそれがあるという
問題があった。
【0006】これらのことを防ぐために、内容物の充填
前に、口部の天面を検査して傷のできたボトルを除外す
ることが行われているが、検査のためのコストもかかる
という問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として、ボトル口部がぶつかっても、相手のボトル口
部に傷がつかないよう、口部の形状を改善したボトルを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、容器の口部として、容器口部の天面と外
周面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面としたことを
特徴とする構成を採用する。
【0009】プリフォームとして、開放端部天面と外周
面との角部を丸め付けし、平滑な湾曲面としたことを特
徴とする構成を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1において、Aは、
PET、その他硬質の合成樹脂をもって成形されたボト
ルで、ボトルAは、口部1と胴部2、底部3とからなっ
ている。
【0011】口部1の外周には、天面4の周縁に接続す
る円錐面5aと円筒面5bとを具えた係合突条6が突設
されており、その下方には、ネックリング7が突設され
ている。天面4と円錐面5aとの角部aは、図2に示す
ように、比較的大きな円弧によって丸め付けされ、平滑
な湾曲面8となっている。
【0012】上記ボトルAの形成後に函詰めして運搬、
輸送されるときには、函詰めの際、または函から取り出
したときに、口部1の天面4外周縁は平滑な湾曲面8と
なっているため、ボトルの口部1が相互に衝突しても面
接触となるので、相手のボトルの口部1の天面4、その
内外周の端縁を傷つけることはない。
【0013】次に、上記ボトルAに、中栓を打栓により
容器口部に嵌着した注出容器について説明する。図3に
おいて、Bは中栓、Cはキャップで、それぞれ軟質の合
成樹脂で成形されている。中栓Bは、注出筒10と嵌合
筒11とを具え、嵌合筒11は、外筒12と内筒13、
肩壁14とからなっている。外筒12の内周下部には、
膨出突条15が設けられ、内筒13には、ボトル口部1
内周との間に締め代を形成する膨出部16が形成されて
いる。
【0014】ボトル口部1に中栓Bを打栓する時には、
ボトル口部天面4の内周面の傷すなわち凹部3Aがない
ことにより、中栓Bの内筒13の膨出部16に縦方向の
すじ目がつけられないので、ボトル使用中に液洩れ、外
気の導入などをなくすことができる。
【0015】次に、上記作用効果について従来のボトル
と比較した試験結果について説明する。試験は、落下衝
撃試験に拠った。上ボトルを一定の高さより倒立状態で
落下させ、図7に示すように、ボトル軸線を45度とし
て固定した下ボトルに、ボトルの口部上端部同士を衝突
させて、ボトルの口部天面に傷ができる度合と、液漏れ
を観察した。
【0016】高さは、0.6m〜2.4mの間で7段階
とし、それぞれ10回の落下試験を行い、上下のボト
ル、計140個のそれぞれの口部天面の周端縁の内側と
外側に傷、すなわち図6に示すような凹部3Aa,bの
できる度合いを調べた。その後、試験したすべてのボト
ルに液を充填し、中栓を打栓後、ボトルを横倒しして、
一定時間後に液漏れを調べた。その結果は、次に示す表
1,2のとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】試験結果から分かることは、本発明の改良
されたボトルは、傷ボトルは140本のうちわずか20
本であり、改良前の88本に比較して著しく減少した。
傷は、上ボトルの口部天面のみに付けられているが、そ
の大きさは、1.6mの場合のみ「中」の大きさとなっ
ているが、他は、「微少」ないし「小」の傷で、「中」
の傷も、大きな内弧の湾曲面によるものであり、中栓の
内筒にすじ目を付け、液漏れをおこすにいたっていな
い。
【0020】液漏れの試験では、140本のうち3本に
液漏れが生じ、1.2mからの落下品で液漏れにいたっ
ているが、改良ボトルは、液漏れは全くなく、大きな効
果がもたらされていることは明らかである。
【0021】したがって、実験結果からも分かるよう
に、天面4の外周縁と口部1の係合突条6の円錐面5a
との角部aを丸め付けすることによって、天面4に大き
な傷が発生すること、および傷に起因する液漏れを完全
になくすことができる。
【0022】次に、第2実施形態ボトルについて説明す
る。本実施形態は、ねじキャップを用いてポンプ等を取
着するボトルに関するものである。図4において、Aa
は、硬質の合成樹脂によって成形されたボトルで、口部
20と胴部21、底部22とからなっている。
【0023】口部20外周には、ねじ23が螺設され、
その下には、ネックリング24が突設されている。口部
の天面25と外周面26との角部は、丸め付けされ平滑
な湾曲面27が形成されており、内周面28と天面25
との角部も小さい円弧によって丸め付けがされている。
【0024】このボトルAaも、前記第1実施形態のボ
トルAと同様に、ボトル口部20が衝突しても相互に傷
つけることがなく、とくに天面25の外周縁は平滑な湾
曲面となっているので相手方のボトル天面25にすじ目
4Aを付けない。
【0025】このボトル口部20にねじキャップにより
ポンプ等を取着するときには、パッキンが用いられる
が、ボトル口部20の天面25に何らの傷がないので、
パッキンと天面25との間に微細な連続孔が形成される
ことはなく、液洩れ、外気の導入などはおきない。
【0026】次に、第3実施形態について説明する。本
実施形態は、プリフォームに係るものである。前記各実
施形態のボトルは、プリフォームを用いて延伸ブロー成
形される場合がある。その際、プリフォームの開放端の
形状を改良することによって、前記各実施形態と同等の
効果を得ることができる。
【0027】図5において、Pはプリフォームで、有底
の円筒として成形されており、ボトル口部を形成する開
放端部には、天面40に続く円錐面41aと円筒面41
bとからなる膨出環42と、ネックリング43が突設さ
れている。天面40と円錐面41aとの角部は、丸み付
けされ平滑な湾曲面44となっている。
【0028】このプリフォームPによってボトルを延伸
ブロー成形したときには、ボトル口部の天面40の外周
縁は、円弧で丸め付けされた平滑な湾曲面44が形成さ
れる。
【0029】前記各実施形態では、円形ボトルを図示し
て説明したが、円形ボトルに限らず角形ボトルであって
もよく、また、ポリエチレンその他軟質の合成樹脂を用
いたボトルにも適用することができ、樹脂材料について
は硬質の合成樹脂に限定されない。
【0030】前記実施形態では、ボトルについて説明し
たが、ボトル以外でも前記実施形態のボトル口部に類似
する注出口部を具えた容器であれば、その形状はどのよ
うなものでもよい。また、容器の材質として、合成樹脂
以外に、アルミニュームその他の軟質の金属を用いて成
形された容器であってもよく、合成樹脂製容器に限定さ
れない。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。ボトルの天面と、天面に続く
外周面との角部を丸め付けした平滑な湾曲面としたか
ら、ボトルがぶつかり、相互の口部天面が衝突しても、
天面、天面内周端縁に傷がつかないようになった。その
ため、打栓時に中栓を傷つけることがなく、内容液が洩
れたり、外気がボトル内に入ることはない。
【0032】また、パッキンを介してキャップを締着し
た場合にも、天面とパッキンとの間を通じる内容液の洩
れ、外気の導入をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態ボトルの一部断面正面図で
ある。
【図2】要部を説明するための口部の断面図である。
【図3】中栓を打栓したボトル口部の説明図である。
【図4】第2実施形態のボトルの説明図である。
【図5】プリフォームの説明図である。
【図6】ボトル口部の傷の生成を説明する図で、(a)
は天面の内外周縁の傷の生成説明図、(b)は天面上面
の傷の生成説明図、(c)はボトル天面にできた傷の説
明図である。
【図7】試験上下ボトルの衝突時の説明図である。
【符号の説明】
A、Aa ボトル B 中栓 C キャップ P プリフォーム a 角部 1、1A、20 口部 2、21 胴部 3、22 底部 4、25、40、2A 天面 5a 円錐面 5b 円筒面 6 係合突条 7 ネックリング 8、27、44 湾曲面 10 注出筒 11 嵌合筒 12 外筒 13 内筒 14 肩壁 16 膨出部 26 外周面 28 内周面 41a 円錐面 41b 円筒面 2Aa 外周縁 2Ab 内周縁 3A 凹部 4A すじ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA01 BA09 BA13 BA15 BA17 BA30 CA02 DA03 DA04 DA10 DB01 DD01 FA03 4F201 AA04 AG07 AH55 BA03 BC02 BC12 BC15 BD06 BM12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部の天面と外周面との角部を丸め
    付けし、平滑な湾曲面としたことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 容器が、合成樹脂によって成形されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 開放端部天面と外周面との角部を丸め付
    けし、平滑な湾曲面としたことを特徴とするプリフォー
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005170409A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Toppan Printing Co Ltd 包装容器
JP2008110791A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製容器の口筒部

Cited By (3)

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