JP2002347189A - オレフィン系樹脂シート - Google Patents

オレフィン系樹脂シート

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JP2002347189A JP2002061281A JP2002061281A JP2002347189A JP 2002347189 A JP2002347189 A JP 2002347189A JP 2002061281 A JP2002061281 A JP 2002061281A JP 2002061281 A JP2002061281 A JP 2002061281A JP 2002347189 A JP2002347189 A JP 2002347189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート表面が傷つきにくく、かつ長期間の使
用によってもオレイン酸等の高級脂肪酸による波打ち変
形が生じない、耐油性に優れた、デスクマット、テーブ
ルマットとして好適なオレフィン系樹脂シートの提供。 【解決手段】 ポリエチレンまたはエチレン系共重合体
からなる基材層の少なくとも一方の面に、エチレン系共
重合体からなる接着性樹脂層を積層し、さらにポリアミ
ド系樹脂を積層してなることを特徴とするオレフィン系
樹脂シート、またはポリエチレンまたはエチレン系共重
合体からなる基材層の少なくとも一方の面に、線状低密
度ポリエチレンからなる接着性樹脂層およびエチレン系
共重合体からなる接着性樹脂層の2層の接着性樹脂層で
あることを特徴とするオレフィン系樹脂シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デスクマットやテ
ーブルマット等として好適に使用される、合成樹脂製多
層シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デスクマットやテーブルマッ
ト等として、塩化ビニル系合成樹脂製シートが提案さ
れ、使用されてきている。この塩化ビニル系合成樹脂シ
ートのデスクマットにあっては、例えば、カーボンコピ
ーした書類等をデスクマットの下に挟むと、樹脂成分と
して配合した可塑剤の移行により、デスクマットにコピ
ーのカーボンが転写してしまう問題点があった。
【0003】そのため、軟質塩化ビニル系合成樹脂シー
トの片面あるいは両面に、ウレタン−アクリレート系等
の硬化型樹脂塗料(例えば、UV硬化型樹脂塗料)の層
を形成し、コピー紙のカーボン転写の移行を防止し、さ
らに、人の皮脂の移行防止、耐傷性の向上、堅牢性の向
上性等を図る提案がなされている。しかしながらこの方
法にあっても、シート表面に設けた塗料樹脂膜中の未反
応物によるブロッキングの発生がみられ、経時的使用に
伴う亀裂の発生等のため、長期にわたる使用で劣化して
くるという問題点があった。さらに、その焼却処理の容
易さ、環境問題の点からも、塩化ビニル系合成樹脂以外
の材料による合成樹脂製シートが求められていた。
【0004】そこで、オレフィン系合成樹脂製シートを
使用することが提案されてきたが、オレフィン系樹脂シ
ートは、人体から分泌される手油や汗などに含まれるオ
レイン酸、パルミチン酸、リノール酸、ステアリン酸等
の高級脂肪酸、あるいはハンドクリームや化粧品に含ま
れる油類をオレフィン系樹脂シートが吸収し、膨潤する
ため、デスクマットやテーブルマット等が波打つように
変形し、使用に適さなくなるなど、デスクマットやテー
ブルマットの表面に傷がつきやすいという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上記の問題点を解決するために、シート表面が傷つきに
くく、かつ長期間の使用によってもオレイン酸等の高級
脂肪酸による波打ち変形が生じない、耐油性に優れたデ
スクマット、テーブルマットとして好適なオレフィン系
合成樹脂多層シートを提供することを課題とする。
【0006】かかる課題を解決するために、本発明者ら
は鋭意検討した結果、オレフィン系樹脂シートを基材層
である基体シートとし、その少なくとも一方の面に耐油
性を有すると共に適度な硬度を有するポリアミド系樹脂
層を積層させれば、極めて良好なオレフィン系合成樹脂
シートが得られること、さらに基体シートであるオレフ
ィン系樹脂シートにポリアミド系樹脂層を積層させるに
あたって、エチレン共重合体からなる接着性樹脂層を介
して積層させた場合には、基体シートとポリアミド系樹
脂層との接着性が極めて強固なものとなり、経時的使用
に伴う層間剥離が認められない良好な合成樹脂製シート
が得られることを確認した。
【0007】さらに本発明者らは、本発明のような各層
の厚みが大きく異なる多層積層シートの製造方法につい
て検討を行った結果、マルチマニホールド法により多層
樹脂層を一度に共押出しする製造法、あるいは予め薄い
層として、表面層となるポリアミド系樹脂層および接着
性樹脂層の積層部分を製造しておき、厚い基材層を押出
法により製造する段階で、予め製造しておいた薄い層を
ラミネートする製造法が、低コストであるとともに効率
よく製造でき、かつ得られる多層積層シートが品質的に
極めて良好なものであることを確認し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、上記課題を
解決するための請求項1に記載の本発明は、ポリエチレ
ンまたはエチレン系共重合体からなる基材層の少なくと
も一方の面に、エチレン系共重合体からなる接着性樹脂
層を積層し、さらにポリアミド系樹脂を積層してなるオ
レフィン系樹脂シートである。
【0009】すなわち本発明は、ポリエチレンまたはエ
チレン系共重合体であるオレフィン系樹脂層となる基体
シートの少なくとも一方の面に、強靭性に優れ、耐磨耗
性があり、さらに耐油性を有するポリアミド系樹脂層、
いわゆるナイロン樹脂層を積層させた点に一つの特徴を
有するものである。
【0010】そのうえ本発明は、特に、オレフィン系樹
脂シートである基材層である基体シート面にナイロン樹
脂層を積層させるにあたって、接着性樹脂としてエチレ
ン系共重合体からなる接着性樹脂層を積層させた点にま
た別の特徴を有するものである。
【0011】本発明のオレフィン系樹脂シートは、比較
的軟らかいポリエチレンまたはエチレン系共重合体であ
るオレフィン系樹脂層を基体シートとし、その表面に硬
いポリアミド系樹脂層を積層させたものであるが、当該
積層シート状物を折り曲げたときなどには硬いポリアミ
ド樹脂層に折れシワが発生し、その部分が白化すること
がある。そのため、かかる白化現象の発生を防止するた
めに、軟らかい基材層であるポリエチレンまたはエチレ
ン系共重合体であるオレフィン系樹脂層と、硬い表面層
であるポリアミド系樹脂層の中間に、中間の硬さを有す
る線状低密度ポリエチレン接着性樹脂層を設けることが
よいことを確認した。
【0012】したがって、請求項2に記載の本発明は、
ポリエチレンまたはエチレン系共重合体からなる基材層
の少なくとも一方の面に、線状低密度ポリエチレンから
なる接着性樹脂およびエチレン系共重合体からなる接着
性樹脂の2層の接着性樹脂層を積層し、さらにポリアミ
ド系樹脂を積層してなるオレフィン系樹脂シートであ
る。
【0013】本発明の合成樹脂製シートは、かかる特異
的な積層構造を有することにより、樹脂シート表面に積
層されるポリアミド系樹脂層の層間接着力が強固なもの
であると共に、ポリアミド系樹脂が有する強靭性、耐磨
耗性、耐油性が発揮され、その結果シート表面に傷が付
きにくく、耐油性に優れ、波打ち変形の生じないオレフ
ィン系樹脂シートが得られるのである。
【0014】また本発明は別の態様として上記で提供さ
れるオレフィン系樹脂シートの製造方法を提供するもの
でもあり、具体的な請求項3に記載の本発明は、ポリエ
チレンまたはエチレン系共重合体からなる基材層の少な
くとも一方の面に、接着性樹脂層およびポリアミド系樹
脂を配置するようにしてマルチマニホールド法により当
該樹脂層を一度に共押出しするオレフィン系樹脂シート
の製造方法である。
【0015】さらに請求項4に記載の本発明は、共押出
法によりポリアミド系樹脂層/接着性樹脂層の積層シー
トを予め製造しておき、次いでポリエチレンまたはエチ
レン系共重合体からなる基材層シートを押出し成形し、
該基材層シートが熱いうちに、予め製造しておいたポリ
アミド系樹脂層/接着性樹脂層の積層シートをラミネー
ト法により積層させることを特徴とするオレフィン系樹
脂シートの製造方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明が提供するオレフィン系樹
脂シートを構成するポリエチレンまたはエチレン系共重
合体からなる基材層であるエチレン系共重合体樹脂成分
としては、従来からデスクマット等の素材として使用さ
れているものであれば、いずれのものであってもよい。
例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン
−エチルアクリレート共重合体樹脂、エチレン−メチル
アクリレート共重合体樹脂、エチレン−メチルメタクリ
レート共重合体樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体
樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、エチレン−
ブテン共重合体樹脂、エチレン−ペンテン共重合体樹
脂、エチレン−ヘキセン共重合体樹脂、エチレン−オク
テン共重合体樹脂等のエチレン系共重合体、またはこれ
らの混合物を挙げることができる。また、ポリエチレン
としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロ
セン触媒を用いて重合したポリエチレン等が挙げられ
る。
【0017】そのなかでも、本発明にあっては、エチレ
ン系共重合体樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、エチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂、エチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂、メタロセン
触媒を用いて重合したポリエチレン樹脂から選ばれる1
種または2種以上を用いることにより、好結果を与える
ことが判明した。
【0018】一方、上記のポリエチレンまたはエチレン
系共重合体樹脂の基体シート表面に積層させるポリアミ
ド系樹脂層、すなわちナイロン樹脂層としては、6−ナ
イロン、6,6−ナイロン、6−ナイロン/6,6−ナ
イロン共重合体、ポリアミド系熱可塑性エラストマーか
ら選ばれる一種以上の樹脂からなるポリアミド系樹脂層
である。
【0019】この6−ナイロンは、ε−カプロラクタム
の開環重合あるいはω−アミノカプロン酸の脱水縮合に
よって得られるポリアミドであり、また、6,6−ナイ
ロンは、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の脱水縮
合によって得られるポリアミドである。これらのポリア
ミドは、ホモタイプのナイロン(6−ナイロン、6,6
−ナイロン)あるいは共重合タイプのナイロン(6−ナ
イロン/6,6−ナイロン共重合体)のいずれであって
も本発明のポリアミド系樹脂層として使用することがで
きる。さらに、ポリアミド系樹脂フィルムとしては、延
伸して製造したポリアミド系樹脂フィルム、延伸せずに
製造したポリアミド系樹脂フィルムがあるが、これらの
ポリアミド系樹脂フィルムのいずれも、本発明のポリア
ミド系樹脂層として使用することができる。
【0020】また、ポリアミド系熱可塑性エラストマー
(TPAE)は、ナイロンをハードセグメントとし、こ
れにポリエステルまたはポリオールをソフトセグメント
としたブロックコポリマーである。
【0021】この表面層となるポリアミド系樹脂層とし
ては、透明タイプ、また所望により梨地模様を施したタ
イプのシート状物を積層させることができる。特に梨地
模様を施したポリアミド系樹脂層を表面層に使用する場
合には、例えばデスクマットとし蛍光灯の光の反射を押
さえることができ、耐摩傷性に優れた、目に優しいデス
クマットとすることができる。
【0022】ところで、一般に、オレフィン系樹脂とポ
リアミド系樹脂は接着性があまり良いものではない。し
かしながら本発明では、オレフィン系樹脂である基体シ
ートと、表面層としてのポリアミド系樹脂層との間にエ
チレン系共重合体からなる接着性樹脂層を設けることに
より、オレフィン系樹脂層とポリアミド系樹脂層との接
着性を改善し、強固な接着性を確保しているものであ
る。
【0023】そのようなエチレン系共重合体からなる接
着性樹脂としては、アイオノマー樹脂や、エチレンとア
クリル酸やメタクリル酸、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、α−オレフィンと不飽和結合を有する
カルボン酸無水物の多元共重合体や、エチレンとアクリ
ル酸やメタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、α−オレフィンの共重合体に、不飽和結合
を有するカルボン酸無水物をグラフト重合させた共重合
体が挙げられる。そのなかでも、エチレンとアクリル酸
エステルまたはメタクリル酸エステルを含有するエチレ
ン系共重合体からなる接着剤が好適である。具体的に
は、エチレン・アクリル酸エステルおよび/またはメタ
クリル酸エステル・無水マレイン酸の多元共重合体、ま
たは、エチレン・アクリル酸エステルおよび/またはメ
タクリル酸エステル共重合体に無水マレイン酸をグラフ
ト重合させたエチレン系共重合体のグラフト変性物、ま
たはこれらの混合物等が挙げられる。
【0024】アイオノマー樹脂としては、例えば、エチ
レンとアクリル酸やメタアクリル酸などの共重合体の分
子鎖間(分子鎖中のカルボキシル基間)を、ナトリウム
イオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、亜鉛イ
オン等の金属イオンで架橋させたものである。また、そ
の特性を損なわない限り、エチレン、アクリル酸メタア
クリル酸以外の単量体が共重合したものであってもよ
い。そのような具体的なアイオノマー樹脂としては、デ
ュポン社の熱可塑性樹脂(商品名:サーリン)三井・デ
ュポンポリケミカル社の熱可塑性樹脂(商品名:ハイミ
ラン)等がある。
【0025】また、接着性樹脂であるエチレン・アクリ
ル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステル・不
飽和結合を有するカルボン酸無水物の多元共重合体や、
エチレン・アクリル酸エステルおよび/またはメタクリ
ル酸エステルの共重合体の不飽和結合を有するカルボン
酸無水物によるグラフト変性物としては、例えば、エチ
レン・エチルアクリレート・無水マレイン酸三元共重合
体である住友化学社製の共重合体(商品名:ボンダイ
ン)、あるいは三井石油化学社製の共重合体(商品名:
アドマー)を挙げることができる。
【0026】本発明においては、表面層となるポリアミ
ド系樹脂層と基材層であるポリエチレンまたはエチレン
系共重合体樹脂層の接着に使用する接着性樹脂として、
それぞれ曲げ弾性率の異なる複数の接着性樹脂層を使用
することができる。
【0027】特に本発明のオレフィン系樹脂シートは、
表面層として強靭性に優れたポリアミド系樹脂層を使用
し、基材層として比較的柔らかなポリエチレンまたはエ
チレン系共重合体樹脂層を使用していることより、積層
シートを折り曲げた場合には両者の曲げ断性率が異なる
ことより、折り曲げ部分でポリアミド系樹脂層に折れシ
ワが発生し、シートに白化現象が生じることがある。か
かる白化現象の防止のために、接着性樹脂層として中間
の曲げ断性率を有する接着性樹脂層を介在させることが
効果的であることが判明した。
【0028】例えば、基材層となる基体シート側に中間
の曲げ断性率を有する線状低密度ポリエチレンからなる
接着性樹脂を積層させ、さらに表面層となるポリアミド
系樹脂層側にエチレン系共重合体からなる接着性樹脂を
積層させた2層の接着性樹脂層を用いて接着させるのが
よいことが判明した。
【0029】すなわち、この2層からなる接着性樹脂層
として、線状低密度ポリエチレンからなる接着性樹脂層
を特に基材層側に積層させることは、表面層であるポリ
アミド系樹脂層の強靭性を中間の曲げ断性率を有する線
状低密度ポリエチレン樹脂層により緩衝させることとな
り、積層樹脂シートを折り曲げた場合でも、折り曲げ部
分で白化現象が生じない特性を発揮することとなる。
【0030】なお、2層からなる接着性樹脂層として使
用するこれらの線状低密度ポリエチレンからなる接着性
樹脂、およびエチレン系共重合体からなる接着性樹脂の
両者は、共にエチレン系の接着性樹脂であり、接着性樹
脂層として強固な接着性が確保されている。また、表層
となるポリアミド系樹脂側にはポリアミド系樹脂との接
着性のよいエチレン共重合体からなる接着性樹脂が積層
され、ポリエチレンまたはエチレン系重合体からなる基
材層側には線状低密度ポリエチレンからなる接着性樹脂
が積層されることから、基剤層と表面層であるポリアミ
ド系樹脂層との接着性も良好なものである。そのような
線状低密度ポリエチレンとしては、住友化学工業社製ス
ミカセンL FA201−0等を使用することができ
る。
【0031】なお、本発明のオレフィン系樹脂シートに
おいて、基材層の両面にポリアミド系樹脂を積層させる
場合には、表面層となるポリアミド系樹脂層の成分なら
びに接着性樹脂層の各成分は、シートの表面側および裏
面側が、同一のポリアミド系樹脂成分であっても、また
それぞれ異なったポリアミド系樹脂成分であってもよい
ことはいうまでもない。
【0032】以上記載のように、本発明が提供するオレ
フィン系樹脂シートにおいては、基体シートとなる中間
層のポリエチレンまたはエチレン系共重合体層の少なく
とも一方の面にエチレン系共重合体からなる接着層を積
層させ、さらに表面層となるポリアミド系樹脂層を積層
させたオレフィン系樹脂シートであるが、その場合の基
体シート/接着性樹脂層/ポリアミド系樹脂層の層厚
は、基体シートとしての基材層は600〜4,000μ
m程度であり、接着剤層は5〜50μm程度であり、表
面層としてのポリアミド系樹脂層は5〜50μm程度で
あることが好ましい。
【0033】このような、表面層(A)および中間層
(B)と、基材層(C)との厚みの比が、それぞれA/
C≦0.1およびB/C≦0.1であり、外層(A)と
基材層(C)との樹脂成分の融点の差が10℃以上を有
する本発明が提供するオレフィン系樹脂シートの製造方
法としては、共押出法、共押出し/ラミネート法、共押
出し/インフレーション法等を用いて製造することがで
きる。
【0034】もちろん、基体シートとなる中間層のポリ
エチレンまたはエチレン系共重合体樹脂層、接着性樹脂
層およびポリアミド樹脂層を、カレンダー法、押出法、
インフレーション法によって別々に成形し、それらを熱
ラミネートよる接着等の手段で積層すること等によって
も、本発明の樹脂製シートを製造することが可能であ
り、また所望の複数の層を押出し法により成形させ、残
りの層を熱ラミネートよる接着等の手段で積層すること
等によっても本発明の樹脂製シートを製造することが可
能である。
【0035】そのなかでも、本発明が提供するオレフィ
ン樹脂系シートの製造にあっては、特に基体シートとな
るポリエチレンまたはエチレン系共重合体樹脂層に積層
される接着性樹脂層ならびにポリアミド系樹脂層が非常
に薄い層である場合には、共押出法による製造法におい
ては、Tダイの中で樹脂を積層させるマルチマニホール
ド法による製造法が好ましい。
【0036】すなわち、共押出法にあっては、フィード
ブロック方法ならびにマルチマニホールド法があり、両
者ともスクリューにより樹脂を練りながらTダイからシ
ート状物を押出し成型する方法である。この場合フィー
ドブロック法では、Tダイの手前で樹脂層と樹脂層を積
層させ、Tダイによりシート状に押し出し成形するた
め、薄い層を積層させる場合には、層比のムラが大きく
なり易く、所望の均一な積層構造を得ることができにく
い。
【0037】これに対してマルチマニホールド法では、
積層させるべき樹脂を、既にシート状に広げてTダイに
て積層させるため、薄い層を積層する場合にも、層比が
均一であるシートが成形される。本発明のオレフィン系
樹脂シートにあっては、前記した如く、基体シートとな
るポリエチレンまたはエチレン系共重合体樹脂層に積層
されるエチレン共重合体からなる接着性樹脂層、さらに
そこに積層させるポリアミド系樹脂層が非常に薄い層で
あっても、このマルチマニホールド法による共押出法で
製造すると、比較的層比の安定したシートが得られる。
【0038】また、基体シートとなるポリエチレンまた
はエチレン系共重合体樹脂層の両面にポリアミド系樹脂
層を積層させる場合でも、5層を一度に形成させること
ができるため、製造工程が少なく、生産性に優れている
ものである。
【0039】また、本発明のオレフィン系樹脂シート
は、上記した共押出法のみならず、ラミネート法や、共
押出法とラミネート法を組み合わせた製造方法により製
造することも好ましいものである。すなわち、表面層と
なるポリアミド系樹脂シートにエチレン共重合体からな
る接着性樹脂層をラミネート法あるいは共押出法により
予め成形しておき、その積層シートをポリエチレンまた
はエチレン系共重合体からなる基体シートをラミネート
することにより、目的とする本発明のオレフィン系樹脂
シートが好ましく得られることも判明した。かかる製造
法の場合には、特に表面層となるポリアミド系樹脂フィ
ルムとして、延伸して製造したポリアミド系樹脂フィル
ム、延伸せずに製造したポリアミド系樹脂フィルムを、
予めカレンダー法等により成形しておくため、マルチマ
ニホールド法を使って一度に成形させる場合よりも、透
明性のより良好な多層樹脂シートが得られる利点を有し
ている。
【0040】すなわち本発明の多層積層樹脂シートは、
前記した如く、表面層としてのポリアミド系樹脂層およ
び中間層としての接着性樹脂層の両者と、基材層として
のポリエチレンまたはエチレン系共重合体樹脂層の厚み
は大きく異なっている。このような場合には、共に薄い
層厚比である表面層と接着性樹脂層の両者を、共押出法
により製造することは極めて容易であり、樹脂のスクリ
ューによる混練に際しての滞留時間が短いものとなり、
目ヤニ、ブツが発生しない高速で押出成形することがで
き、極めてきれいな表面層/接着性樹脂層からなる積層
シートを生産することができる。
【0041】したがって、共押出法により予め製造した
表面層/接着性樹脂層からなる積層シートを、基材層と
なるポリエチレンまたはエチレン系共重合体樹脂層を押
出法により成形し、ラミネートさせることにより目的と
する本発明の多層樹脂シートを製造することができる。
【0042】なお、この場合にあっては、表面層となる
ポリアミド系樹脂と、基材層となるポリエチレンまたは
エチレン系共重合体の樹脂成分との融点の差は、それぞ
れ10℃以上を有している。したがって、基材層のシー
ト状物がいまだ冷却されていない加熱状態下では、当該
基材層の熱により、表面層/接着性樹脂層の積層シート
が強固に接着、ラミネートされることとなり、特別に接
着剤等を使用しなくとも、基材層と表面層である外層と
の強固な一体性が確保されることが判明した。
【0043】本発明が提供するオレフィン系樹脂シート
を構成するポリエチレンまたはエチレン系共重合体樹脂
には、必要に応じて、帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、
無機充填剤、着色剤等の各種添加剤を添加することもで
きる。この添加剤の種類およびその添加量は、特に限定
されるものではなく、従来からこの種のポリエチレンま
たはエチレン系共重合体樹脂シートに使用されている添
加剤を、従来と同様の添加量にて添加すればよい。
【0044】また、表面層としてのポリアミド系樹脂層
にはシリカを1〜2%配合させることにより、表面のポ
リアミド層における、ボールペンなどによる筆記跡の発
生を少なく押さえることができる。
【0045】本発明が提供するオレフィン系樹脂シート
またはフィルムは、上記した製造方法により、適宜所望
の厚さに成形することによって得ることができる。な
お、シート自体の厚さは一概に特定できないが、得られ
るシートの用途等によって異なり、例えば、デスクマッ
トやテーブルマットとして使用する場合には、0.3〜
3mm程度の厚さを有するシートとすればよく、そのシ
ート厚みに対応して、基体シートとなるポリエチレンま
たはエチレン系共重合体からなる樹脂層、接着性樹脂層
となるエチレン系共重合体樹脂層、ならびに表面層とな
るポリアミド系樹脂層の厚みが決定される。
【0046】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されず、種
々の変形も本発明の範囲に包含されるものである。
【0047】実施例1〜6:下記の表中に示す配合から
なる、表層としてのポリアミド樹脂組成物および接着性
樹脂(エチレン系共重合体樹脂組成物/低密度ポリエチ
レン樹脂組成物)を共押出法により成型して、表面層/
接着性樹脂層からなる積層シートを得、これを予めロー
ルに巻き取った。次いで、基材層としての基体シート用
のポリエチレンまたはエチレン共重合体樹脂組成物をT
ダイ押出機により押出し、そこに予めロールに巻き取っ
た表面層/接着性樹脂層積層シートを基材層の片面に積
層し、ラミネートさせることにより表面層:0.01m
m;接着性樹脂層厚:0.005mm;基材層厚:1.
5mmからなる3層(または4層)の全体層厚ほぼ1.
5mmを有する本発明のオレフィン系樹脂シートを得
た。なお、実施例4および5の表面層のナイロン層とし
ては透明のナイロン層を使用し、実施例6では梨地ナイ
ロン層を使用した。
【0048】比較例1〜3 比較例としてポリエチレンまたはエチレン系共重合体の
単層(比較例1)、接着性樹脂層を使用しないポリアミ
ド系樹脂層との積層(比較例2)および接着性樹脂層と
して線状低密度ポリエチレン樹脂を用いた場合(比較例
3)をマルチマニホールド法で共押出して、オレフィン
系樹脂シートを得た。
【0049】得られた各シートについて、基体シートと
表層との層間接着性、表面耐磨耗性、耐オレイン酸膨潤
性(耐油性)、透明性ならびに曲げ折り部での白化の有
無を一定の基準により評価し、その結果を合わせて表中
に記載した。
【0050】
【表1】
【0051】配合成分は、以下のとおりである。 *1:エチレン−メタクリル酸メチル(住友化学工業社
製:アクリフト WH202) *2:メタロセンPE(三井化学社製:SP−252
0) *3:エチレン−酢酸ビニル共重合体(住友化学工業社
製:エバテート H2010) *4:エチレン−アクリル酸エチル−無水マイレン酸の
三元共重合体(住友化学工業社製:ボンダイン TX8
030) *5:エチレン−アクリル酸エチル共重合体の無水マイ
レン酸によるグラフト変性物(三井石油化学工業社製:
アドマー) *6:亜鉛系アイオノマー(三井デュポンポリケミカル
社製:ハイラミン 1705) *7:LLDPE(線状低密度ポリエチレン)(住友化
学工業社製:スミカセンL FA201−0) *8:6−ナイロン/6,6−ナイロン共重合体(三菱
エンジニアリングプラスチック社製:ノバミッド 20
20) *9:ナイロンエラストマー(ダイセル・ヒュルス社
製:ダイアミド E55−S3) *10:6−ナイロン(東レ社製:CM 1021)
【0052】*11:基材層と表層の接着性の評価 表層を貫通して、碁盤の目状に切り傷を付け、粘着テー
プを貼り、剥がすことにより、表層が剥離するかどうか
を目視により確認した。 ○ 全く剥離せず △ 剥離部分が20%未満 × 剥離部分が20%以上
【0053】*12:表面耐磨耗性の評価 学振型摩擦試験機で、綿布を使用し、荷重500gで1
00回摩擦した後のシート表面を目視により観察した。 ○ 傷の発生が僅か △ 傷がやや目立つ × 傷が著しく目立つ
【0054】*13:耐オレイン酸膨潤試験の評価 シートを30回折り曲げた後、表面に5cm×5cmの
紙を置き、5gのオレイン酸で湿潤させ、室温にて24
時間放置した。その後、オレイン酸によるシートの膨潤
の有無を目視により判定した。 ○ 膨潤が認められない × 膨潤が認められる
【0055】*14:透明性の評価 シートの透明性について、目視により確認した。 ○ 非常に透明性が良好である △ 多少白濁している × かなり白濁している
【0056】*15:折り曲げ部の白化の評価 シートを折り曲げ、折り曲げ部におけるシワの発生と、
それによる白化の有無を目視により判定した。 ○ シワの発生がなく、白化が生じていない △ 僅かに白化が認められる × 白化が認められる
【0057】実施例7〜10:下記の表中に示す配合か
らなる基体シート用のポリエチレンまたはエチレン共重
合体樹脂組成物、接着性樹脂層としてのエチレン系共重
合体樹脂組成物、および表層用のポリアミド樹脂組成物
を用い、5層Tダイ押出機によりマルチマニホールド法
で共押出し、基体シート厚:1.5mm;接着剤層:
0.005mm;表面層厚:0.01mm;全体層厚:
1.5mmを有する本発明のオレフィン系樹脂シートを
得た。
【0058】実施例11:下記の表中に示す配合からな
る中間層、接着性樹脂層、表層の5層をフィードブロッ
ク法にて、実施例7〜10の各層と同じ厚さになるよう
に共押出成形し、本発明のオレフィン系樹脂シートを得
た。
【0059】得られた各シートについて、基体シートと
表層との層間接着性、表面耐磨耗性ならびに耐オレイン
酸膨潤性(耐油性)を一定の基準により評価し、その結
果を合わせて表中に記載した。
【0060】
【表2】
【0061】実施例12〜16:下記の表中に示す配合
からなる基体シート用ポリエチレンまたはエチレン共重
合体樹脂組成物、接着性樹脂層としてのエチレン系共重
合体樹脂組成物を用い、Tダイ押出し機により基体シー
トの両面に接着剤層を積層させた。次いでこの積層シー
トに表層用のポリアミド樹脂フィルムをラミネート法に
より積層させ、基体シート厚:1.5mm;接着剤層:
0.01mm;表面層厚:0.015mm;全体層厚:
1.5mmを有する本発明のオレフィン系樹脂シートを
得た。得られたシートについて、実施例1〜11と同様
に、中間層と表層との層間接着性、表面耐磨耗性、耐オ
レイン酸膨潤性(耐油性)および透明性を一定の基準に
より評価し、その結果を合わせて表中に記載した。
【0062】
【表3】
【0063】配合成分は、以下のとおりである。 *1〜*7:前記実施例1〜11と同様の成分。 *16:延伸せずに成形した6−ナイロン/6,6−ナ
イロン共重合体のフィルム(三菱エンジニアリングプラ
スチック社製:ノバミッド 2020) *17:延伸して成形した6−ナイロン/6,6−ナイ
ロン共重合体のフィルム(三菱エンジニアリングプラス
チック社製:ノバミッド 2020) 評価試験は、前記実施例1〜10と同様である。
【0064】上記した各実施例の結果からも明らかなよ
うに、本発明のオレフィン系樹脂シートは、基体シート
と表層のポリアミド樹脂層との接着性もよく、特に表層
としてポリアミド樹脂層を積層したことにより、その特
性である強靭性、耐磨耗性、耐油性が発揮され、その結
果シート表面に傷が付きにくく、耐油性に優れ、変形の
生じない合成樹脂製シートが得られていることが判明す
る。
【0065】また、接着層として線状低密度ポリエチレ
ンからなる接着性樹脂およびエチレン系共重合体からな
る接着性樹脂の2層の接着性樹脂層を積層させた場合に
は、シートを折り曲げた場合に発生するシワによる白化
の現象も押さえられており、さらにボールペン等による
筆記跡の発生を少なくしていることが判明する。
【0066】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ポリエ
チレンまたなエチレン系共重合体からなる基体シートで
ある基材層の少なくともその片面に、接着性樹脂として
エチレン系共重合体からなる接着性樹脂層を積層させ、
さらに強靭性に優れ、耐磨耗性があり、さらに耐油性を
有するポリアミド系樹脂層、いわゆるナイロン樹脂層を
積層させた構成にすることによって、表層と基体シート
との接着性がよい合成樹脂製シートを得ることができ
る。
【0067】したがって、本発明の合成樹脂製シート
は、かかる特異的な積層構造を有することにより、樹脂
シート表面に積層されるポリアミド系樹脂層の基体シー
トの対する層間接着力が強固なものであると共に、ポリ
アミド系樹脂が有する強靭性、耐磨耗性、耐油性が発揮
され、その結果シート表面に傷が付きにくく、耐油性に
優れ、波打ち変形の生じないものであり、一般文具用品
等としても好適に使用できるものである。
【0068】さらに、従来の塩化ビニル系樹脂シートで
見られていた、デスクマットへのコピー紙のカーボンの
転写移行が防止し得ることに加え、人の皮脂の移行によ
る膨潤、波打ち変形がなく、経時的使用に伴う劣化、光
沢の漸減、亀裂の発生等を防止し得る利点を有し、デス
クマットやテーブルマットとして、特に大きな効果を有
する。また、長期にわたり、強靭性、耐磨耗性、耐油性
等の特性が発揮された樹脂シートが提供される点で、そ
の産業上の貢献度は多大なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 (72)発明者 佐藤 正明 栃木県足利市朝倉町624−2 (72)発明者 鎌田 博行 栃木県足利市借宿町149 Fターム(参考) 4F100 AK04A AK04B AK04C AK04J AK06 AK46D AK46E AK48 AK63B AK63C AL01A AT00A BA03 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10D BA10E CB00B CB00C EC03 EH20 JB01 JL11B JL11C 4F207 AA04 AA04E AA07 AA29 AG01 AG03 KA01 KA17 KB22 KK88 KL84

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンまたはエチレン系共重合体
    からなる基材層の少なくとも一方の面に、エチレン系共
    重合体からなる接着性樹脂層を積層し、さらにポリアミ
    ド系樹脂を積層してなることを特徴とするオレフィン系
    樹脂シート。
  2. 【請求項2】 接着性樹脂層が、線状低密度ポリエチレ
    ンからなる接着性樹脂層およびエチレン系共重合体から
    なる接着性樹脂層の2層の接着性樹脂層であることを特
    徴とする請求項1記載のオレフィン系樹脂シート。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンまたはエチレン系共重合体
    からなる基材層の少なくとも一方の面に、接着性樹脂層
    およびポリアミド系樹脂を配置するようにしてマルチマ
    ニホールド法により当該樹脂層を一度に共押出しするこ
    とを特徴とするオレフィン系樹脂シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 共押出法によりポリアミド系樹脂層/接
    着性樹脂層の積層シートを予め製造しておき、次いでポ
    リエチレンまたはエチレン系共重合体からなる基材層シ
    ートを押出し成形し、該基材層シートが熱いうちに、予
    め製造しておいたポリアミド系樹脂層/接着性樹脂層の
    積層シートをラミネート法により積層させることを特徴
    とするオレフィン系樹脂シートの製造方法。
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