JP2002346284A - 洗濯機および洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯機および洗濯乾燥機

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JP2002346284A
JP2002346284A JP2001156481A JP2001156481A JP2002346284A JP 2002346284 A JP2002346284 A JP 2002346284A JP 2001156481 A JP2001156481 A JP 2001156481A JP 2001156481 A JP2001156481 A JP 2001156481A JP 2002346284 A JP2002346284 A JP 2002346284A
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年恭 釜野
Tomohiro Okawa
友弘 大川
Isao Hiyama
功 桧山
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯物に機械的な洗濯力を効率良く作用させて
洗濯効率を高める。 【解決手段】駆動電動機51の回転子51hを電動操作
クラッチ機構52と遊星歯車減速機構53を介して撹拌
翼4または洗濯槽3と撹拌翼4に選択的に伝達する回転
駆動装置5をセンターベース56上に一体的に組付けて
外槽2の底に取り付け、電動操作クラッチ機構52を中
立位置にして撹拌翼4を駆動することによって該撹拌翼
4と洗濯槽3を反対方向に回転させて洗濯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機および洗濯
乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の洗濯機は、洗濯水を溜める外槽内
に洗濯兼脱水槽(洗濯槽)を設置し、更に、この洗濯槽
内に撹拌翼を設置し、洗濯槽内に投入した洗濯物を撹拌
翼によって撹拌して洗濯(洗いと濯ぎ)し、洗濯槽を回
転させることによって洗濯物を遠心脱水する構成であ
る。そして、洗濯乾燥機は、更に、遠心脱水した洗濯槽
内に温風を循環させながら該温風を冷却除湿することに
よって該洗濯槽内の洗濯物を乾燥させるように構成して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような洗濯機およ
び洗濯乾燥機は、基本的には、洗濯効率の向上と乾燥効
率の向上が課題であり、これらの課題を解決するために
は、洗濯工程における洗濯物の布絡みを軽減することが
必要である。
【0004】本発明の1つの目的は、洗濯物に機械的な
洗濯力を効率良く作用させて洗濯効率を高めることがで
きる洗濯機および洗濯乾燥機を提案することにある。
【0005】本発明の他の目的は、洗濯物に機械的な洗
濯力を効率良く作用させて洗濯効率を高めるために撹拌
翼および洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置を高精度
に効率良く組み立てることができる洗濯機および洗濯乾
燥機を提案することにある。
【0006】本発明の更に他の目的は、洗濯物に機械的
な洗濯力を効率良く作用させて洗濯効率を高めるために
撹拌翼および洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置を比
較的簡単な構成とすることができる洗濯機および洗濯乾
燥機を提案することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、洗濯物に機械的
な洗濯力を効率良く作用させて洗濯効率を高めるために
撹拌翼および洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置を比
較的簡単に補修することができる洗濯機および洗濯乾燥
機を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗濯水を溜め
る外槽内に設置した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽
内に設置した撹拌翼と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼
を回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制
御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減
速機構とクラッチ機構とを備え、前記遊星歯車減速機構
は、前記電動機の回転子と一体的に回転する太陽歯車
と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達する外側出力軸系と
一体的に回転する内歯車と、前記太陽歯車と内歯車の間
に噛み合わせた遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に回転力
を伝達する中心出力軸と一体的に回転するキャリアとを
備え、前記クラッチ機構は、前記遊星歯車減速機構の外
側出力軸系を電動機の回転子または静止部材に選択的に
噛み合い係合するように移動する摺動子を備えた洗濯機
において、前記クラッチ機構は、洗濯工程では、前記摺
動子を前記回転子と静止部材の中間に位置させ、遊星歯
車減速機構が前記洗濯兼脱水槽と撹拌翼に反対の回転方
向の駆動力を与えてこれらを回転させる洗濯を実行させ
るように構成したことを特徴とする。
【0009】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動する駆動
装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる温風乾燥
装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制御する制
御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減
速機構とクラッチ機構とを備え、前記遊星歯車減速機構
は、前記電動機の回転子と一体的に回転する太陽歯車
と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達する外側出力軸系と
一体的に回転する内歯車と、前記太陽歯車と内歯車の間
に噛み合わせた遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に回転力
を伝達する中心出力軸と一体的に回転するキャリアとを
備え、前記クラッチ機構は、前記遊星歯車減速機構の外
側出力軸系を電動機の回転子または静止部材に選択的に
噛み合い係合するように移動する摺動子を備えた洗濯乾
燥機において、前記クラッチ機構は、洗濯工程では、前
記摺動子を前記回転子と静止部材の中間に位置させ、遊
星歯車減速機構が前記洗濯兼脱水槽と撹拌翼に反対の回
転方向の駆動力を与えてこれらを回転させる洗濯を実行
させるように構成したことを特徴とする。
【0010】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを
備え、前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とク
ラッチ機構とを備え、前記遊星歯車減速機構は、前記電
動機の回転子と一体的に回転する太陽歯車と、前記洗濯
兼脱水槽に回転を伝達する外側出力軸系と一体的に回転
する内歯車と、前記太陽歯車と内歯車の間に噛み合わせ
た遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に回転力を伝達する中
心出力軸と一体的に回転するキャリアとを備え、前記ク
ラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置し、前
記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回転子ま
たは静止部材に選択的に噛み合い係合するように移動す
る摺動子を備えた洗濯機において、前記クラッチ機構
は、前記摺動子の移動位置を制御する操作レバーを前記
ハウジングに形成した操作窓を貫通させて該ハウジング
の外側に導出し、前記センターベースに設置した電動操
作機の操作子に係合させて揺動させるように構成したこ
とを特徴とする。
【0011】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる
温風乾燥装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制
御する制御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と遊
星歯車減速機構とクラッチ機構とを備え、前記遊星歯車
減速機構は、前記電動機の回転子と一体的に回転する太
陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達する外側出力
軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太陽歯車と内歯
車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に
回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回転するキャリ
アとを備え、前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジ
ング内に位置し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系
を電動機の回転子または静止部材に選択的に噛み合い係
合するように移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機におい
て、前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御
する操作レバーを前記ハウジングに形成した操作窓を貫
通させて該ハウジングの外側に導出し、前記センターベ
ースに設置した電動操作機の操作子に係合させて揺動さ
せるように構成したことを特徴とする。
【0012】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを
備え、前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とク
ラッチ機構とを備え、前記遊星歯車減速機構は、前記電
動機の回転子と一体的に回転する太陽歯車と、前記洗濯
兼脱水槽に回転を伝達する外側出力軸系と一体的に回転
する内歯車と、前記太陽歯車と内歯車の間に噛み合わせ
た遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に回転力を伝達する中
心出力軸と一体的に回転するキャリアとを備え、前記ク
ラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置し、前
記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回転子ま
たは静止部材に選択的に噛み合い係合するように移動す
る摺動子を備えた洗濯機において、前記クラッチ機構
は、前記摺動子の移動位置を制御する操作レバーを前記
ハウジングの内側に固定した鋼板製の静止部材に起立さ
せた取り付け腕に揺動可能に取り付けて支持し、前記ハ
ウジングに形成した操作窓を貫通させて該ハウジングの
外側に導出して電動操作機の操作子に係合させて揺動さ
せるように構成し、前記摺動子を電動機の回転子または
前記静止部材に噛み合い係合するように移動操作するよ
うにしたことを特徴とする。
【0013】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる
温風乾燥装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制
御する制御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と遊
星歯車減速機構とクラッチ機構とを備え、前記遊星歯車
減速機構は、前記電動機の回転子と一体的に回転する太
陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達する外側出力
軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太陽歯車と内歯
車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、前記撹拌翼に
回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回転するキャリ
アとを備え、前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジ
ング内に位置し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系
を電動機の回転子または静止部材に選択的に噛み合い係
合するように移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機におい
て、前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御
する操作レバーを前記ハウジングの内側に固定した鋼板
製の静止部材に起立させた取り付け腕に揺動可能に取り
付けて支持し、前記ハウジングに形成した操作窓を貫通
させて該ハウジングの外側に導出して電動操作機の操作
子に係合させて揺動させるように構成し、前記摺動子を
電動機の回転子または前記静止部材に噛み合い係合する
ように移動操作するようにしたことを特徴とする。
【0014】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、制御装置とを備え、前記駆動装置は、
電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ機構とを備え、前
記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
移動する摺動子を備えた洗濯機において、前記クラッチ
機構は、前記摺動子の移動位置を制御する操作レバーを
前記ハウジングの内側に固定した鋼板製の静止部材に起
立させた取り付け腕に揺動可能に取り付けて支持し、前
記ハウジングに形成した操作窓を貫通させて該ハウジン
グの外側に導出して電動操作機の操作子に係合させて揺
動させることにより前記摺動子を電動機の回転子または
前記静止部材に噛み合い係合するように移動操作するよ
うに構成すると共に前記操作レバーに取り付けられて前
記摺動子に摺動する摺動片および前記摺動子を電動機の
固定子の内側の空間を通して着脱可能にしたことを特徴
とする洗濯機。
【0015】また、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗
濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼
と、前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するよう
にセンターベースを介して前記外槽の底の外面に取り付
けた駆動装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる
温風乾燥装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制
御する制御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と遊
星歯車減速機構とクラッチ機構とを備え、前記クラッチ
機構は、前記電動機のハウジング内に位置し、前記遊星
歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回転子または静
止部材に選択的に噛み合い係合するように移動する摺動
子を備えた洗濯乾燥機において、前記クラッチ機構は、
前記摺動子の移動位置を制御する操作レバーを前記ハウ
ジングの内側に固定した鋼板製の静止部材に起立させた
取り付け腕に揺動可能に取り付けて支持し、前記ハウジ
ングに形成した操作窓を貫通させて該ハウジングの外側
に導出して電動操作機の操作子に係合させて揺動させる
ことにより前記摺動子を電動機の回転子または前記静止
部材に噛み合い係合するように移動操作するように構成
すると共に前記操作レバーに取り付けられて前記摺動子
に摺動する摺動片および前記摺動子を電動機の固定子の
内側の空間を通して着脱可能にしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。本発明は、洗濯と脱水を行う洗濯機また
は洗濯と脱水と乾燥を行う洗濯乾燥機であるが、洗濯機
は、洗濯乾燥機から乾燥機構を省略した構成で実施する
ことができるので、ここでは、洗濯乾燥機における実施
の形態を説明する。
【0017】以下に説明する実施の形態における洗濯乾
燥機は、洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱水槽
(洗濯槽)と、この洗濯槽内に設置した撹拌翼と、前記
洗濯槽および撹拌翼を回転駆動する駆動装置と、洗濯槽
内に温風を循環させながら該温風を冷却除湿する乾燥機
構を備える。前記駆動装置は、電動機とクラッチ機構と
遊星歯車減速機構を備え、洗濯工程では、基本的には、
前記洗濯槽と撹拌翼に反対の回転方向の駆動力を与えて
これらを回転させることにより洗濯物に機械的な洗濯力
を効率良く作用させて洗濯を実行する。
【0018】図1は、本発明になる洗濯乾燥機の一実施
の形態を示す模式図である。この実施の形態における洗
濯乾燥機は、四角筒状の外枠1の内側に有底円筒状の外
槽2を防振機構(図示省略)によって懸垂するように支
持し、この外槽2の内側には、側壁に多数の脱水穴3a
を形成した有底円筒状の洗濯兼脱水槽(洗濯槽)3と撹
拌翼4を設け、外槽2の下側に設置した回転駆動装置5
によって洗濯槽3と撹拌翼4を繰り返し正転および逆転
させ、またはこれらを一方向に一体的に回転させる。脱
水穴3aは、後述する循環空気の吹き抜けを防止して洗
濯物の乾燥効率を高めるために、洗濯槽3の側壁の下部
領域に設け、中間部領域と上部領域は省略するか少なく
すると良い。また、撹拌翼4には通気穴4aを設ける。
外槽2の底部は、排水電磁弁6を介して排水パイプ7に
接続する。
【0019】外枠1の上部開口1aはヒンジ8aによっ
て外枠1に取り付けた外蓋8によって開閉し、外槽2の
上部開口2aは、ヒンジ9aによって外槽2に取り付け
た内蓋9によって開閉する。
【0020】そして、この洗濯乾燥機は、外蓋8および
内蓋9を開放して洗濯槽3内に洗濯物を投入し、内蓋9
および外蓋8を閉じ、外槽2内に給水電磁弁(図示省
略)によって給水して回転駆動装置5を運転することに
より洗濯槽3および撹拌翼4を反対方向に繰り返し正転
および逆転させることによって洗濯物を撹拌して洗濯
し、排水電磁弁6を開いて排水し、洗濯槽3を一方向に
高速回転させることによって遠心脱水する。
【0021】外槽2内の空気を循環させる循環空気を生
成する循環風路は、外槽2の側壁の下部に設けた吸い出
し口2bと、この吸い出し口2bに接続されて該吸い出
し口2bから上方に向かって伸びて進入した洗濯水を堰
き止める上昇風路部(部材)10と、洗濯工程における
外槽2の水位よりも高い位置に設置されて前記上昇風路
部10を上昇してきた循環空気を折り返す上部折り返し
部(部材)11と、この上部折り返し部11から外槽2
の下側に向かって伸びる下降風路部(部材)12と、外
槽2の下側の空間に配置されて前記下降風路部12から
循環空気を吸い込む循環ファン13と、この循環ファン
13の吐出口から外槽2の上部開口に向かって伸びる吹
き出し風路部(部材)14と、この吹き出し風路部14
の上部に接続されて循環空気を外槽2の上部開口2aか
ら洗濯槽3内に吹き込む吹き込み口部(部材)15を備
える。この循環風路における上昇風路部10は、洗濯工
程における外槽2内の洗濯水が循環ファン13に進入す
るのを止めるように機能する。また、循環ファン13と
該循環ファン13に対する風路部材の接続部は、循環風
路における下部折り返し部を構成する。
【0022】この循環風路は、上昇風路部10内の上部
に冷却散水部16を内包し、上部折り返し部11内に糸
屑フィルタ17を内包し、吹き込み口部15内に加熱ヒ
ータ(PTCヒータ)18を内包するように備える。
【0023】これらの各循環風路部材は、外槽2の後側
に位置させて該外槽2の側壁に取り付くように実装す
る。
【0024】そして、これらの循環風路部材は、洗濯後
に排水電磁弁6を開いて外槽2内の洗濯水を排水し、洗
濯槽3を高速回転させて脱水した後に低速回転(50〜
200rpm)させた状態で、循環ファン13を運転す
ることによって、外槽2および洗濯槽3内の空気を吸い
出し口2bから吸い出し、上昇風路部10内を上昇する
過程において冷却散水電磁弁16aを開くことによって
冷却散水部16から該上昇風路部10内に供給される冷
却水によって冷却除湿し、上部折り返し部11内の糸屑
フィルタ17によって糸屑を捕集する。上昇風路部10
内に供給された冷却水は、この上昇風路部10内の内壁
面に沿って該内壁面を流下しながら該内壁面および循環
空気を冷却し、外槽2内に流入した後に排水電磁弁6を
通して排水する。その後、冷却除湿した空気は、下降風
路部12を通して循環ファン13に吸い込み、この循環
ファン13から吹き出し風路部14を通して吹き込み口
部15に送り込み、加熱ヒータ18によって加熱して洗
濯槽3内の内壁面付近にむけて該洗濯槽3の回転方向に
対して逆向きに吹き込む。洗濯槽3内の洗濯物は、この
ような循環空気に触れることによって乾燥する。
【0025】図2は、このような洗濯,遠心脱水,乾燥
工程の制御を実行するための制御系のブロック図であ
る。
【0026】コントロールユニット21は、マイクロコ
ンピュータ21aを中心にして構成し、電源回路21b
と、回転駆動装置5と給水電磁弁22と排水電磁弁6と
循環ファン13とヒータ18と冷却散水電磁弁16aへ
の給電を制御するための半導体交流スイッチング素子
(FLS)群を有する駆動回路21cとを備える。
【0027】前記回転駆動装置5は、可逆回転型の駆動
電動機51と電動操作クラッチ機構52を備える。駆動
電動機51は、固定子巻線51aと回転センサ51bを
有し、電動操作クラッチ機構52は、電動操作機52a
と動作位置を検出する位置センサ52bを有する。
【0028】そして、前記駆動回路21cは、回転駆動
装置5における前記駆動電動機51の固定子巻線51a
への給電制御に関しては、正逆回転制御用に2つの半導
体交流スイッチング素子(FLS)21c1、21c2
備える。FLS21c1は、正回転給電制御用の半導体
スイッチング素子、FLS21c2は逆回転給電制御用
の半導体交流スイッチング素子である。また、回転駆動
装置5における電動操作クラッチ機構52の電動操作機
52aへの給電を制御するためのFLS21c 3を備え
る。
【0029】また、駆動回路21cは、給水電磁弁2
2,排水電磁弁6,循環ファン13,ヒータ18,冷却
散水電磁弁16aへの給電を制御するFLS21c4
21c8を備える。そして、この駆動回路21cは、マ
イクロコンピュータ21aからの指示に従ってFLS2
1c1〜FLS21c8の導通状態を制御して従属する負
荷への給電制御を行う。
【0030】マイクロコンピュータ21aは、更に、前
記駆動電動機51の回転センサ51b,電動操作クラッ
チ機構52の位置センサ52b,外槽2内の洗濯水位を
検出する水位センサ23,操作パネル24に接続し、予
め組み込まれた制御処理プログラムを実行することによ
り、操作パネル24の入力スイッチ群24aと水位セン
サ23と回転センサ51bおよび位置センサ52bから
の信号を取り込み、駆動回路21cを制御して洗濯,脱
水および温風乾燥の各工程の制御を実行し、操作パネル
24の表示素子群24bを制御してその進行状況を表示
する。
【0031】洗濯工程においては、先ず、検出モードと
して、洗濯物の布量および布質の検出を行う。布量の検
出は、乾布状態で駆動電動機51を運転し、洗濯槽3を
静止させた状態で撹拌翼4を回転させるように電動操作
クラッチ機構52を制御し、駆動電動機51を停止させ
たときの惰性回転の速度低下特性を回転センサ51bの
信号を参照して検出し、このときの速度低下特性に基づ
いて検出する。また、布質の検出は、外槽2に所定の水
位に給水し、同様に、駆動電動機51を運転して撹拌翼
4を回転させ、駆動電動機51を停止させたときの惰性
回転の速度低下特性を回転センサ51bの信号を参照し
て検出する動作を水位を変えて複数回実行し、このとき
の速度低下特性の差に基づいて検出する。
【0032】次に、洗濯モードとして、外槽2内に洗濯
水を溜めた状態で駆動電動機21を運転し、洗濯槽3お
よび撹拌翼4を反対方向に繰り返し正転および逆転させ
るように電動操作クラッチ機構52を制御することによ
って洗濯物を撹拌して洗濯し、排水電磁弁6を開いて排
水する。
【0033】脱水工程においては、脱水モードとして、
洗濯槽3と撹拌翼4を一方向に一体的に高速回転させる
ように駆動電動機21と電動操作クラッチ機構52を制
御することによって洗濯物を遠心脱水する。
【0034】そして、乾燥工程においては、洗濯槽3と
撹拌翼4を一方向に一体的に緩速回転させるように駆動
電動機51と電動操作クラッチ機構52を制御し、循環
ファン13を運転することによって外槽2内の空気を循
環させる循環空気を生成し、ヒータ18を運転すること
によって加熱した空気を洗濯槽3に吹き込み、冷却散水
電磁弁16aを開いて冷却散水部16から風路10内に
散水することによって外槽2から吸い込んだ湿潤空気を
冷却除湿する制御を行う。
【0035】図3は、前述した洗濯乾燥機の具体的な構
成を示す縦断側面図である。図1の説明と重複する説明
は省略する。
【0036】回転駆動装置5は、可逆回転型の駆動電動
機51と電動操作クラッチ機構52と遊星歯車減速機構
53と中心出力軸54と外側出力軸55を備え、鋼板製
のセンターベース56の下面上に一体的に組み立て、こ
のセンターベース56を外槽2の底下面にねじ止めする
ことにより取り付ける。そして、電動操作クラッチ機構
52を検出モードとすることによって洗濯槽3に静止力
を作用させた状態で駆動電動機51の回転力を遊星歯車
減速機構53と中心出力軸54を介して撹拌翼4に伝達
して該撹拌翼4を正逆回転させることによって該撹拌翼
4に作用する負荷量に基づく布量検出および布質検出を
実行させ、電動操作クラッチ機構52を洗濯モードとす
ることによって駆動電動機51の回転力を遊星歯車減速
機構53と中心出力軸54および外側出力軸55を介し
て外槽2と撹拌翼4に反対向きに伝達してこれらを反対
向きに正逆回転させて洗濯を実行させ、電動操作クラッ
チ機構52を脱水モードとすることによって駆動電動機
51の回転力を遊星歯車減速機構53と中心出力軸54
および外側出力軸55を介して外槽2と撹拌翼4に同一
向き伝達してこれらを同一方向に高速回転させて遠心脱
水を実行させる構成である。
【0037】図4〜図6は、前記回転駆動装置5の内部
構成を詳細に示す縦断側面図であり、図4は、電動操作
クラッチ機構52が検出モードにある状態を示し、図5
は、電動操作クラッチ機構52が洗濯モードにある状態
を示し、図6は、脱水モードにある状態を示している。
また、図7は、図5に示した回転駆動装置5における電
動操作クラッチ機構52の部分を拡大して示す縦断側面
図である。
【0038】この回転駆動装置5は、洗濯槽3および撹
拌翼4の駆動回転軸54,55を軸心にして垂直方向に
遊星歯車減速機構53と噛み合い式の電動操作クラッチ
機構52と駆動電動機51を同心的に直列に配列して取
り付け強度部材である鋼板製のセンターベース56に取
り付けた構成である。
【0039】遊星歯車減速機構53は、結合フランジを
合わせて取り付けねじ53aによってセンターベース5
6に取り付けた2つ割りの減速機構外ケース53b,5
3cの内側にボールベアリング53d,53eによって
内外2重構造の駆動回転軸系53fを支持する。
【0040】この駆動回転軸系53fは、中空の外側出
力軸55系とその中空内に配置した中心出力軸54系を
備える。
【0041】外側出力軸55系は、駆動電動機51の回
転を直に洗濯槽3に伝達して該洗濯槽3を駆動する回転
軸系であり、外ケース53bの外側に伸びて外槽2を貫
通した先端部に洗濯槽3を結合する前記外側出力軸55
と、外ケース53cの外側に伸びた筒状部の外周面に電
動操作クラッチ機構52の摺動子を係合させるセレーシ
ョン53gを形成し、内側端にフランジを形成した外側
入力軸部53hと、その中間に位置して遊星歯車減速機
構を収容する歯車ケース部53hを備える。歯車ケース
部53iの内周には遊星歯車減速機構の一部を構成する
環状の内歯車53jを固着している。
【0042】この外側出力軸55系の内側に設ける中心
出力軸54系は、駆動電動機51の回転を減速して撹拌
翼4に伝達して該撹拌翼4を駆動する回転軸系であり、
前記外側出力軸55内にメタル軸受57a,57bとシ
ールリング(図示省略)によって水密および抜け止め状
態に設けられ、外側出力軸55の先端から洗濯槽3内に
突出して撹拌翼4が取り付けられる撹拌翼取付部(図示
省略)が形成され、内端から歯車ケース部53i内に突
出して遊星歯車減速機構と結合する内端部分にセレーシ
ョンが形成された前記中心出力軸54と、前記外側入力
軸部53hの内側にボールベアリング53k,53mに
よって支持され、この外側入力軸部53hの外端から片
持ち状態に伸び出た外端部分に電動機回転子嵌着部53
nと止めねじ部53pが形成され、歯車ケース部53i
内に伸びた内端側部分に太陽歯車53qが形成された内
側入力軸部53rと、歯車ケース部53i内において前
記中心出力軸54の内端部分のセレーションに嵌合した
キャリア53sに軸支されて前記歯車53j,53qに
噛み合って回動して前記キャリア53sに減速した回転
力を伝達する遊星歯車53tを備える。
【0043】駆動電動機51は、外ケース53cの下端
面に絶縁部材51cを介在させて取り付けねじ(図示省
略)によって絶縁状態に取り付けた電動機ハウジング5
1dを下向きに開口させ、開口端から固定子51eを嵌
入して複数個の切り越し突起と折り曲げ爪によって挟持
するように固定した構成である。具体的には、固定子5
1eは、可逆回転誘導電動機を構成するように、固定子
鉄心51fに6極構成の固定子巻線51aを巻装し、固
定子鉄心51fの外周面を電動機ハウジング51dに嵌
入して固定し、その後に、この電動機ハウジング51d
を外ケース53cの下端面に取り付ける。この固定子5
1eに組する回転子51hは、内側入力軸53rに形成
した回転子嵌着部53nに嵌着し、止めねじ部53pに
螺着した止めナット51iによって締め付けて固定す
る。そして、電動機ハウジング51dの下側開口は、電
動機カバー51jを嵌着して覆う。
【0044】回転子51hは、回転子鉄心として外側鉄
心51kと内側鉄心51mを同心状態に積層し、外側鉄
心51kに対してアルミニウムダイカストにより籠型2
次導体51nと冷却羽根51pを一体的に成形し、外側
鉄心51kと内側鉄心51mの間の間隙に絶縁樹脂を注
入して両者を結合する絶縁樹脂層51qを形成する。ま
た、この絶縁樹脂層51qは、回転子51hの上側の端
面に伸ばして該端面に後述する電動操作クラッチ機構5
2の摺動子を噛み合い/解除自在に係合させる噛み合い
凹凸部51rを形成する。
【0045】電動操作クラッチ機構52は、その一部の
構成部品を図7〜図12に詳しく示すように、駆動電動
機51の回転子51hに噛み合い係合によって結合して
外側出力軸55系に該回転子51hの回転力を伝達して
回転させ、回転子51hとの噛み合い係合を解いて該外
側出力軸55を自由な状態にし、または静止部材に噛み
合い係合して外側出力軸55を回り止めするように機能
する摺動子52dを備える。
【0046】この電動操作クラッチ機構52は、回転駆
動装置5の軸方向の全体寸法を小さくするために、静止
部材であると共に強度部材である環状の鋼板ベース52
cを電動機ハウジング51dの内側に該電動機ハウジン
グ51dを前記減速機構外ケース53cに取り付ける取
り付けねじによって共締めして取り付け、固定子巻線5
1aのエンドコイルによって囲まれた内側空間に外側入
力軸部53hを取り巻くように設置する。
【0047】前記外側入力軸部53hの外周面に形成し
たセレーション53gに軸方向に摺動可能に係合させた
絶縁樹脂(PPS)製の摺動子52dには、コイルばね
52eによって前記回転子51hの噛み合い凹凸部51
rに係合するように押し下げ力を作用させ、前記鋼板ベ
ース52cに取り付けた操作レバー52fによってコイ
ルばね52eの押し下げ力に逆らって摺動子52dを引
き上げることにより回転子51hとの噛み合いを解除し
て外側入力軸部53hを自由状態にし、鋼板ベース52
cに係合させて回り止める。
【0048】摺動子52dは、図8に示すように、内周
面に前記外側入力軸部53hの外周面のセレーション5
3gと噛み合うセレーション52gを設け、下端縁に前
記回転子51hの噛み合い凹凸部51rに係合させる係
合突起52hを設け、前記操作レバー52fを当接する
鍔部52iを外周面に突設し、前記鋼板ベース52cに
形成した係止突起52jに係合する係合突起52kを形
成した鋼板製の係合子52mを一体的に設けるように樹
脂成形した形態である。
【0049】鋼板ベース52cは、図9に示すように、
前記係止突起52jを環状に配列して形成し、外周縁を
切り起こして操作レバー取り付け腕52nを起立させた
形態である。
【0050】操作レバー52fは、図10に示すよう
に、先端部を二股に形成した鋼板部材であり、前記取り
付け腕52nを挿入して取り付ける取り付け穴52pを
中間部分に形成し、基端部に電動操作機52aを連結す
る連結穴52qを形成し、二股の先端部は前記摺動子5
2dの両側に迂回するように湾曲した部位上に摺動子5
2dの鍔部52iに線接触状態に当接する半円柱状の当
接部52rを設けた樹脂(ジュラコン)成形の摺動片5
2sを載置して取り付けねじ52tによってねじ止め固
着した形態である。また、この操作レバー52fの取り
付け穴52pの両側の下面には、止め具(後述する)の
半球状の突起を係合させる凹部52uを設ける。
【0051】図11は、操作レバー52fを取り付け腕
52nに取り付けるときの止め具52vを示している。
この止め具52vは、取り付け腕52nを挿入する取り
付け穴52wと、操作レバー52fに当接して該操作レ
バー52fの揺動(転角)運動を円滑にする支点となる
半球状突起52を有する。
【0052】電動操作機52aは、リラクタンス電動機
のような同期電動機の回転を減速してカムを回転させる
ことにより該カムに当接した操作子52yを直線的に往
復動させる構成であり、取り付けねじ52zによってセ
ンターベース56に取り付け、前記操作子52yを前記
操作レバー52fの連結穴52qに挿入することによっ
て連結させて該操作レバー52fを揺動させる形態であ
る。そして、前記位置センサ52bは、操作子52yが
操作レバー52fを検出モードにするための反時計方向
転角の下限位置と脱水モードにするための時計方向転角
の上限位置に達したことを検出するように設ける。洗濯
モードとするための操作レバー52fの転角位置は、同
期電動機の回転量に基づいて検出するように構成する。
【0053】この電動操作クラッチ機構52は、図4〜
図7および図12に示すように、電動機ハウジング51
dの内側に共締めして取り付けた鋼板ベース52cの下
側にコイルばね52eをボールベアリング53eの内輪
との間に圧縮するように介在させた状態に摺動子52d
を位置させ、操作レバー52fの基端部を電動機ハウジ
ング51dに形成した操作窓51sを貫通させて該電動
機ハウジング51dの外側に導出するような姿勢で該操
作レバー52fの取り付け穴52pを鋼板ベース52c
の操作レバー取り付け腕52nに嵌合させ、その外側に
止め具52vを嵌合させて操作レバー取り付け腕52n
の先端を押し広げて抜け止めし、突起52xを操作レバ
ー52fの下面の凹部52u内に当接して揺動自在に取
り付ける。これにより、コイルばね52eによって押し
下げられる摺動子52dは、その鍔部52iが操作レバ
ー52fに取り付けた摺動片52sの当接部52rに線
接触状態に当接する。
【0054】このように構成した回転駆動装置5は、電
動操作クラッチ機構52の電動操作機52aを制御する
ことによって、操作子52yを往復動させて操作レバー
52fを揺動させ、摺動子52dを外側入力軸部53h
のセレーション53gに沿って摺動させる。
【0055】そして、検出モードでは、図4に示すよう
に、電動操作機52aによって操作レバー52fを反時
計方向に最大角度に転角さて摺動子52dをコイルばね
52eを圧縮して上昇させることによって該摺動子52
dの係合突起52hを回転子51hとの噛み合いから解
放し、係合突起52kを鋼板ベース52cの係止突起5
2jに係合させて回り止めし、外側出力軸53h,外側
出力55を回り止めして洗濯槽3に静止力を作用させ
る。この状態では、駆動電動機51の回転子51hの回
転は、内側入力軸部53rから太陽歯車53q,遊星歯
車53t,キャリア53sを介して中心出力軸54に伝
達され、撹拌翼4を回転させる。
【0056】また、洗濯モードでは、図5に示すよう
に、電動操作機52aによって操作レバー52fを検出
モード状態から時計方向に転角さて摺動子52dをコイ
ルばね52eの伸力により下降させることによって該摺
動子52dの係合突起52kを鋼板ベース52cの係止
突起52jとの噛み合い係合から解放し、係合突起52
hが回転子51hの噛み合い凹凸部51rに係合する手
前の中間位置で止めて回転自由状態にする。この回転自
由状態では、駆動電動機51の回転子51hの回転は、
内側入力軸部53rから太陽歯車53q,遊星歯車53
t,キャリア53rを介して減速して中心出力軸54に
伝達され、撹拌翼4を回転させる。このとき、遊星歯車
53tの回転は、内歯車53jに反力を作用させるため
に、この内歯車53jを固着した歯車ケース部53i
は、回転自由状態に解放された摺動子52dと共に中心
出力軸54と反対方向に回転し、外側出力軸55を介し
て洗濯槽3を撹拌翼4と反対の方向に回転させる。
【0057】この洗濯モードにおける駆動電動機51の
回転は、正転,停止(休止),逆転,停止(休止),正
転の繰り返しである。従って、洗濯槽3と撹拌翼4は、
この繰り返し周期で反対の方向に正逆(往復)回転を繰
り返す。
【0058】そして、脱水モードでは、図6に示すよう
に、電動操作機52aによって操作レバー52fを洗濯
モード状態から更に時計方向に転角さて摺動子52dを
コイルばね52eの伸力により下降させることによって
該摺動子52dの係合突起52hを回転子51hの噛み
合い凹凸部51rに係合させる。この状態では、駆動電
動機51の回転子51hの回転は、外側入力軸部53h
と内側入力軸部53rに一体的に伝達し、中心出力軸5
4と外側出力軸55を介して洗濯槽3と撹拌翼4を一体
的に回転させる。
【0059】この脱水モードにおける駆動電動機51の
回転は、一方向への連続回転であり、この回転は直(減
速せず)に洗濯槽3と撹拌翼4に伝達することによりこ
れらを高速回転させて洗濯物を遠心脱水する。
【0060】ここで、摺動子52dと操作レバー52f
の摺動片52sは、摺動部分や噛み合い係合部分を含ん
だ樹脂成形部品であるので、摩滅したときには部品の補
修(または交換)が必要となる。このときの部品の着脱
を容易にするために、駆動電動機51の回転子51hを
取り外すことにより固定子鉄心51fの内側に形成され
る空間を通して前記摺動子52dと摺動片52sを着脱
することができるように構成する。
【0061】そのために、摺動子52dの最大外径寸法
および摺動片52sの広がり幅寸法は、固定子鉄心51
fの内径よりも小さく形成する。
【0062】補修のための部品着脱時には、電動機カバ
ー51jを取り外し、止めナット51iを緩めて回転子
51hを内側入力軸53nから抜き取って固定子鉄心5
1fの内側を開放して摺動片52sおよび摺動子52d
の着脱作業空間を形成する。そして、摺動片52sの着
脱は、前記着脱作業空間を使用して取り付けねじ52t
を下側から緩めまたは締め付けることにより行う。ま
た、摺動子52dは、摺動片52sを取り外した状態で
外側入力軸部53hから抜き取り、外側入力軸部53h
に挿し込むことにより行う。
【0063】このような洗濯乾燥機は、検出モードで
は、洗濯槽3を静止状態に保持して撹拌翼4を回転させ
ることにより洗濯物の量および質を検出することが可能
となり、洗濯モードでは、洗濯槽3を回転自由な状態に
して遊星歯車減速機構53を介して撹拌翼4を回転させ
ることにより洗濯槽3を前記撹拌翼4と反対方向に回転
させて洗濯物に機械的な洗濯力を効率良く作用させて洗
濯効率を高めることができ、脱水(および乾燥)モード
では、洗濯槽3および撹拌翼4を一体的に回転させて遠
心脱水および温風乾燥することができる。従って、洗濯
物に機械力を作用させる洗濯時間を短縮して布絡みを少
なくすることができ、乾燥効率を向上させることもでき
る。
【0064】そして、回転駆動装置5は、駆動電動機5
1,電動操作クラッチ機構52および遊星歯車減速機構
53を強度部材である鋼板製のセンターベース56の下
面に一体的に組み立て、このセンターベース56を外槽
2の底下面にねじ止めすることにより取り付けることが
できるので、高精度の組立作業が容易になる。
【0065】特に、電動操作クラッチ機構52は、電動
機ハウジング51dの内側に該電動機ハウジング51d
と共締めして取り付けた鋼板ベース52cに切り起こし
て形成した操作レバー取り付け腕52nに操作レバー5
2fを揺動可能に取り付け、電動機ハウジング51dの
操作窓51rから導出させた操作レバー52fの基端部
にセンターベース56に取り付けた電動操作機52aの
操作子52vを係合連結させて該操作レバー52fを揺
動させる構成であるので、操作レバー52fを少ない部
品数で取り付けることができ、また、電動操作機52a
と操作レバー52fを正確な相対位置関係でセンターベ
ース56上に堅固に取り付けて操作レバー52fを正確
に駆動(揺動)させることができる。
【0066】また、電動操作クラッチ機構52は、駆動
電動機51の回転子51hを取り外して作業空間を形成
することにより、摩耗部品である摺動子52dおよび摺
動片52sを着脱して補修または交換することができ
る。
【0067】前述した実施の形態における駆動電動機5
1は、単相コンデンサ電動機を例示したが、駆動回転速
度を多様に制御するためにはインバータ電動機を使用す
ると良い。
【0068】
【発明の効果】本発明の洗濯機および洗濯乾燥機は、洗
濯物に機械的な洗濯力を効率良く作用させて洗濯効率を
高めることができる。
【0069】また、洗濯物に機械的な洗濯力を効率良く
作用させて洗濯効率を高めるために撹拌翼および洗濯兼
脱水槽を回転駆動する駆動装置を高精度に効率良く組み
立てることができる。
【0070】また、洗濯物に機械的な洗濯力を効率良く
作用させて洗濯効率を高めるために撹拌翼および洗濯兼
脱水槽を回転駆動する駆動装置を比較的簡単な構成とす
ることができる。
【0071】また、洗濯物に機械的な洗濯力を効率良く
作用させて洗濯効率を高めるために撹拌翼および洗濯兼
脱水槽を回転駆動する駆動装置を比較的簡単に補修する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる洗濯乾燥機の一実施の形態を示す
模式図である。
【図2】図1に示した洗濯乾燥機における各工程の制御
を実行するための制御系のブロック図である。
【図3】図1に示した洗濯乾燥機の具体的な構成を示す
縦断側面図である。
【図4】図3に示した回転駆動装置の内部構成を詳細に
示す縦断側面図であり、検出モードにある状態を示して
いる。
【図5】図3に示した回転駆動装置の内部構成を詳細に
示す縦断側面図であり、洗濯モードにある状態を示して
いる。
【図6】図3に示した回転駆動装置の内部構成を詳細に
示す縦断側面図であり、脱水モードにある状態を示して
いる。
【図7】図5に示した回転駆動装置における電動操作ク
ラッチ機構の部分を拡大して示す縦断側面図である。
【図8】図4〜図7に示した回転駆動装置における摺動
子を示すものであって、(a)は上面図、(b)は縦断
側面図、(c)は下面図である。
【図9】図4〜図7に示した回転駆動装置における鋼板
ベースを示すものであって、(a)は下面図、(b)は
縦断側面図である。
【図10】図4〜図7に示した回転駆動装置における操
作レバーを示すものであって、(a)は下面図、(b)
は縦断側面図である。
【図11】図4〜図7に示した回転駆動装置における止
め具を示すものであって、(a)は下面図、(b)は縦
断側面図である。
【図12】図4〜図7に示した回転駆動装置の電動操作
クラッチ機構における鋼板ベースと摺動子と操作レバー
と止め具の分解図である。
【符号の説明】
2…外槽、3…洗濯兼脱水槽(洗濯槽)、4…撹拌翼、
5…回転駆動装置、6…排水電磁弁、13…循環ファ
ン、18…加熱ヒータ、51…駆動電動機、51d…電
動機ハウジング、51h…回転子、51s…操作窓、5
2…電動操作クラッチ機構、52a…電動操作機、52
c…鋼板ベース、52d…摺動子、52f…操作レバ
ー、52n…操作レバー取り付け腕、52s…摺動片、
55v…止め具、53…遊星歯車減速機構、56…セン
ターベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 友弘 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3B155 BB04 BB05 CB06 CB07 HB02 HB09 HB19 HB28 MA02 MA04 MA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置を制御する制御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記遊星歯車減速機構の外側出力
    軸系を電動機の回転子または静止部材に選択的に噛み合
    い係合するように移動する摺動子を備えた洗濯機におい
    て、 前記クラッチ機構は、洗濯工程では、前記摺動子を前記
    回転子と静止部材の中間に位置させ、遊星歯車減速機構
    が前記洗濯兼脱水槽と撹拌翼に反対の回転方向の駆動力
    を与えてこれらを回転させる洗濯を実行させるように構
    成したことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動する駆動装置と、
    前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる温風乾燥装置と、
    前記駆動装置および温風乾燥装置を制御する制御装置と
    を備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記遊星歯車減速機構の外側出力
    軸系を電動機の回転子または静止部材に選択的に噛み合
    い係合するように移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機に
    おいて、 前記クラッチ機構は、洗濯工程では、前記摺動子を前記
    回転子と静止部材の中間に位置させ、遊星歯車減速機構
    が前記洗濯兼脱水槽と撹拌翼に反対の回転方向の駆動力
    を与えてこれらを回転させる洗濯を実行させるように構
    成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングに形成した操作窓を貫通さ
    せて該ハウジングの外側に導出し、前記センターベース
    に設置した電動操作機の操作子に係合させて揺動させる
    ように構成したことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる温風乾燥
    装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制御する制
    御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングに形成した操作窓を貫通さ
    せて該ハウジングの外側に導出し、前記センターベース
    に設置した電動操作機の操作子に係合させて揺動させる
    ように構成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングの内側に固定した鋼板製の
    静止部材に起立させた取り付け腕に揺動可能に取り付け
    て支持し、前記ハウジングに形成した操作窓を貫通させ
    て該ハウジングの外側に導出して電動操作機の操作子に
    係合させて揺動させるように構成し、前記摺動子を電動
    機の回転子または前記静止部材に噛み合い係合するよう
    に移動操作するようにしたことを特徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる温風乾燥
    装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制御する制
    御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記遊星歯車減速機構は、前記電動機の回転子と一体的
    に回転する太陽歯車と、前記洗濯兼脱水槽に回転を伝達
    する外側出力軸系と一体的に回転する内歯車と、前記太
    陽歯車と内歯車の間に噛み合わせた遊星歯車を支持し、
    前記撹拌翼に回転力を伝達する中心出力軸と一体的に回
    転するキャリアとを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングの内側に固定した鋼板製の
    静止部材に起立させた取り付け腕に揺動可能に取り付け
    て支持し、前記ハウジングに形成した操作窓を貫通させ
    て該ハウジングの外側に導出して電動操作機の操作子に
    係合させて揺動させるように構成し、前記摺動子を電動
    機の回転子または前記静止部材に噛み合い係合するよう
    に移動操作するようにしたことを特徴とする洗濯乾燥
    機。
  7. 【請求項7】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、制御装置とを備え、前記駆動装置は、電動機と
    遊星歯車減速機構とクラッチ機構とを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングの内側に固定した鋼板製の
    静止部材に起立させた取り付け腕に揺動可能に取り付け
    て支持し、前記ハウジングに形成した操作窓を貫通させ
    て該ハウジングの外側に導出して電動操作機の操作子に
    係合させて揺動させることにより前記摺動子を電動機の
    回転子または前記静止部材に噛み合い係合するように移
    動操作するように構成すると共に前記操作レバーに取り
    付けられて前記摺動子に摺動する摺動片および前記摺動
    子を電動機の固定子の内側の空間を通して着脱可能にし
    たことを特徴とする洗濯機。
  8. 【請求項8】洗濯水を溜める外槽内に設置した洗濯兼脱
    水槽と、この洗濯兼脱水槽内に設置した撹拌翼と、前記
    洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動するようにセンタ
    ーベースを介して前記外槽の底の外面に取り付けた駆動
    装置と、前記洗濯兼脱水槽に温風を循環させる温風乾燥
    装置と、前記駆動装置および温風乾燥装置を制御する制
    御装置とを備え、 前記駆動装置は、電動機と遊星歯車減速機構とクラッチ
    機構とを備え、 前記クラッチ機構は、前記電動機のハウジング内に位置
    し、前記遊星歯車減速機構の外側出力軸系を電動機の回
    転子または静止部材に選択的に噛み合い係合するように
    移動する摺動子を備えた洗濯乾燥機において、 前記クラッチ機構は、前記摺動子の移動位置を制御する
    操作レバーを前記ハウジングの内側に固定した鋼板製の
    静止部材に起立させた取り付け腕に揺動可能に取り付け
    て支持し、前記ハウジングに形成した操作窓を貫通させ
    て該ハウジングの外側に導出して電動操作機の操作子に
    係合させて揺動させることにより前記摺動子を電動機の
    回転子または前記静止部材に噛み合い係合するように移
    動操作するように構成すると共に前記操作レバーに取り
    付けられて前記摺動子に摺動する摺動片および前記摺動
    子を電動機の固定子の内側の空間を通して着脱可能にし
    たことを特徴とする洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU2021290395B2 (en) * 2020-12-24 2023-10-05 Lg Electronics Inc. Laundry treatment apparatus

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