JP2002345872A - 外科用吻合装置 - Google Patents

外科用吻合装置

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JP2002345872A JP2001160107A JP2001160107A JP2002345872A JP 2002345872 A JP2002345872 A JP 2002345872A JP 2001160107 A JP2001160107 A JP 2001160107A JP 2001160107 A JP2001160107 A JP 2001160107A JP 2002345872 A JP2002345872 A JP 2002345872A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合操作を容易且つ迅速に行うことができ、
しかも排泄物の漏れに対する信頼性の高い外科用吻合装
置を提供する。 【解決手段】 一方の側にリング状の突起7を有する第
1のフランジ4と一方の側にリング状の溝付き突起22
を有する第2のフランジ21とを備え、第1のフランジ
4のリング状の突起7は、第1のリング状係合部11
と、第2のリング状係合部12と、第1のリング状係合
部11と第2のリング状係合部12との間に位置するリ
ング状スリット13とを有し、第1のリング状係合部1
1は、リング状スリット13と反対側にリング状段付き
係合部分15を有し、第2のリング状係合部12の先端
より肉厚に形成され、第2のリング状係合部12は、リ
ング状スリット13と反対側に突出し、スリット13側
に変形可能なリング状嵌合部分を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体の表面に形成
された開孔に装着し、生体内からの排出物を取り出した
り、生体内へ治療目的の液剤を導入するために用いる外
科用吻合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の疾患のため外科手術を行い、腸
管、尿管、その他これらに類する管を体表まで導き生体
表面に造設した瘻孔、或いは創傷により生体表面に形成
された創面といった開孔には、生体内から排出される種
々の排泄物、排液を収容し、時には治療、洗浄のため生
体内へ液剤を注入するため、いわゆる外科用吻合装置が
装着される。人口肛門用装具、人口膀胱用装具はその一
例であるが、この外科用吻合装置は生体内から排出され
る汚物を処理するものであるから、汚物に触れることな
く操作を衛生的に行うことができ、使用中汚物が漏れた
りすることがないよう信頼性があり、着脱が容易であ
り、更に生体の表面に直接装着するものであるから肌へ
の感触がよいことが要求される。
【0003】これらの要求を満たすため、従来種々の外
科用吻合装置が提案されているが、その内比較的上述の
要求に近いものとして、生体の開孔の周辺に粘着固定し
得るようにした接皮部材と、接皮部材の非接皮側に固定
した第1のフランジと、第1のフランジと着脱可能な第
2のフランジとを備え、第1のフランジと第2のフラン
ジにそれぞれ相互に嵌合可能なリング状の突起又は溝を
有する吻合装置が本出願人により提案されている(実公
平7−15542号公報)。この吻合装置は、接皮部材でもっ
て第1のフランジを常時生体の開孔の周囲に固定してお
き、第1のフランジと第2のフランジとを突起とそれに
対応する溝とにより連結し、開孔から排出された排泄物
を第2のフランジに取り付けた袋に収容し、排泄物が溜
まったら第2のフランジを第1のフランジから取り外
し、袋内の排泄物を除去し洗浄して再使用するか新しい
第2のフランジと交換するようにし、場合によっては第
2のフランジを袋式からキャップ式に代え得るようにし
たものである。
【0004】この種の外科用吻合装置においては、使用
中排泄物が漏れないようにする上で、突起とそれに対応
する溝との連結構造が信頼性に関わる重要な部分であ
り、この信頼性を高めるため、2つの突起とそれに対応
する2つの溝とを備えている。突起とそれに対応する溝
とを複数設けることによって、1組の突起と溝との連結
構造より漏れに対する信頼性は当然高められるが、突起
とそれに対応する溝を2つ設けることによってフランジ
の外周は大きくなる。また、第1のフランジと第2のフ
ランジとを接合する場合、両フランジに設けた円形リン
グ状の嵌合部を相互に押圧する操作を行うが、その際人
体の開孔周囲の肌に直接押圧力が加わらないようにする
ため、第1のフランジと接皮部材との間に指を挿入して
第1のフランジを裏側から十分支えられるようにするこ
とが好ましく、そのためにも第1のフランジの外径は比
較的大きくとられている。
【0005】この種の外科用吻合装置において、両フラ
ンジの嵌合部を嵌め合わせるため位置合わせする場合、
生体の開孔は概ね下半身にあり、また第1のフランジ上
に第2のフランジの袋が重なるため、嵌合部を直接目視
することが難しく、手探りで両嵌合部間の位置合わせを
しなければならないことが多く、なかなか位置が定まり
難い。この欠点を解決するため、第1のフランジの嵌合
部の外側にフランジの外周部によってつば部を形成し、
つば部が少なくとも一部に嵌合部の最外周縁に達し指が
入る大きさの切り込みを有する吻合装置が本出願人によ
り提案されている(実用新案登録第2534783号公報)。
この吻合装置によれば、第1のフランジの外周の切り込
みに指を添えて持つことにより第1のフランジの嵌合部
の位置を明確に知覚することができ、また、第1のつば
部より第1のフランジと接皮部材との間に指を十分差し
込むことにより第1のフランジを裏側から指で支持しな
がら生体の開孔周辺部に圧迫力を加えることなく両フラ
ンジの嵌合部を相互に押圧して嵌め合わせることができ
る。
【0006】上述のような従来の外科用吻合装置におい
て、両フランジの嵌合部の位置は正確に認識することは
できるものの、一方のフランジの嵌合部に2つの突起が
ある場合、両嵌合部を噛み合わせることは実際上は必ず
しも容易ではない。例えば、一方のフランジの嵌合部に
2つの突起がある場合、2つの突起の間に溝がある形状
であっても面のように振る舞い、他方のフランジの嵌合
部底面が滑って両者は微妙にずれて嵌合ができなくな
り、更に2つの突起の形状が完全に同一でなくても大き
さが比較的近いと、両嵌合部を位置合わせする際滑って
位置が微妙にずれ、突起と溝が1つずれて仮止めのよう
にその箇所だけ嵌り込んでしまうことがあり、それを外
して再び嵌合操作をやり直さなければならないことにな
る。
【0007】排泄物の漏れに対する信頼性の観点からす
れば、嵌合部の突起と溝とはそれぞれ2つずつのほうが
好ましいことはいうまでもないが、前述のようにフラン
ジが大型となり、装着時違和感があり、また両嵌合部の
位置合わせが難しいという問題点がある。その一方で突
起が1つの嵌合部の従来の構造では漏れに対する信頼性
が今一つ十分ではなく、装着者は排泄物の漏れに対する
不安感を払拭することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、嵌合操作を容易且つ迅速に行うことがで
き、しかも排泄物の漏れに対する信頼性の高い外科用吻
合装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、一方の側にリング状の突起を有
する第1のフランジと一方の側にリング状の溝付き突起
を有する第2のフランジとを備え、第1のフランジのリ
ング状の突起は、第1のリング状係合部と、第2のリン
グ状係合部と、第1のリング状係合部と第2のリング状
係合部との間に位置するリング状スリットとを有し、第
1のリング状係合部は、リング状スリットと反対側にリ
ング状段付き係合部分を有し、第2のリング状係合部の
先端より肉厚に形成され、 第2のリング状係合部は、
リング状スリットと反対側に突出し、スリット側に変形
可能なリング状嵌合部分を有し、第2のフランジのリン
グ状の溝付き突起は、そのリング状の溝内に第1のフラ
ンジのリング状の突起を挿入可能に形成され、リング状
の溝は第1のフランジの第1のリング状係合部のリング
状段付き係合部分と係合し得るリング状段付き係合部分
と、第2のリング状係合部のリング状嵌合部分と嵌合し
得るリング状嵌合部分とを有し、第1のフランジのリン
グ状の突起を第2のフランジのリング状の溝付き突起の
溝内に挿入したとき、第1のフランジのリング状の突起
の第1のリング状係合部はそのリング状段付き係合部分
が第2のフランジのリング状段付き係合部分と係合し、
第1のフランジのリング状の突起の第2のリング状係合
部はそのリング状嵌合部分が第2のフランジのリング状
嵌合部分に押し付けられて嵌め合いを形成し、第1のフ
ランジと第2のフランジとは、いずれか一方のフランジ
のリング状の突起又は溝付き突起と反対側に接皮部、他
方のフランジのリング状の溝付き突起又は突起と反対側
に袋体を有する。
【0010】本発明においては、第1のフランジのリン
グ状の突起に設けられた第1のリング状係合部はその最
先端部分からリング状段付き係合部分に至るスリットに
対し凹のリング状曲面、凸のリング状曲面、又は凹と凸
のリング状曲面を連続して組み合わせたリング状曲面を
有し、第2のリング状係合部はその最先端部分からスリ
ットに対し凸のリング状曲面と凹のリング状曲面とを連
続して組み合わせたリング状曲面を有し、第2のフラン
ジのリング状の溝付き突起に設けられたリング状の溝は
溝の底面からリング状段付き係合部分に至る溝に対し凹
のリング状曲面、凸のリング状曲面、又は凹と凸のリン
グ状曲面を連続して組み合わせたリング状曲面と、溝の
底面からリング状段付き係合部分と反対側に溝に対し凸
のリング状曲面と凹のリング状曲面とを連続して組み合
わせたリング状曲面とを有するように構成するのが好ま
しい。
【0011】本発明においては、第1のフランジのリン
グ状の突起に設けられた第1のリング状係合部はその最
先端部分からリング状段付き係合部分に至るスリットに
対し凹のリング状曲面を有し、第2のリング状係合部は
その最先端部分からスリットに対し第1の凸、次いでス
リットに対し凹、次いでスリットに対し第2の凸の連続
したリング状曲面を有するように形成し、第2のフラン
ジのリング状の溝付き突起に設けられたリング状の溝は
溝の底面からリング状段付き係合部分に至る溝に対し凹
のリング状曲面と、溝の底面からリング状段付き係合部
分と反対側に溝に対し第1の凸、次いで溝に対し凹、次
いで溝に対し第2の凸の連続したリング状曲面とを有す
るのが特に有利である。
【0012】また本発明においては、第1のフランジの
リング状の突起に設けられた第1及び第2のリング状係
合部の最先端部分の半径方向の幅は、第2のフランジの
溝の開口端部分の半径方向の幅より小さいことが好まし
い。
【0013】更に本発明においては、第1のフランジの
リング状の突起に設けられたリング状スリットの深さ
は、第2のリング状係合部のスリットに対し凹のリング
状曲面とスリットに対し第2の凸のリング状曲面との移
行部に存在する変曲点の位置より浅いことが好ましい。
【0014】また本発明においては、第1のフランジの
つば部に滑り止めを設け、さらに第1のフランジの周辺
部につまみ部分を設けるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例について説明する。
【0016】図1は本発明の実施例を示し、aは第1の
フランジを設置した接皮部材の正面図、bは第2のフラ
ンジを設置した袋体の背面図、cは図1aのC−C線に沿
う断面図、dは図1bのD−D線に沿う断面図である。1
は接皮部材で例えば正方形状をなし中心部に開口2を備
え、接皮側には粘着層3を備えている。4は第1のフラ
ンジで、薄肉のリング状部分5でもって接皮部材1の非
接皮側表面6上に例えば溶着により固定され、接皮部材
1の表面に沿って外方に延びている。第1のフランジ4
の接皮部材1と反対側には円形のリング状の突起7が設
けられ、このリング状の突起7の外側即ちフランジ4の
外周縁にリング状のつば部8が形成され、リング状のつ
ば部8は接皮部材1とほぼ平行に外方へ延び、フランジ
4の最外周縁9に達している。第1のフランジ4は更に
リング状のつば部8の装着状態において上側にリング状
のつば部8を直線状に切り取って形成した切込み10を
備えている。リング状の突起7の詳細は後述する。
【0017】21は第2のフランジで、一方の側即ち接
皮部材側に円形のリング状の溝付き突起22、他方の側
に袋体23を有し、リング状の溝付き突起22の溝24
中に第1のフランジのリング状の突起7を挿入すること
により、突起7と溝24とが気密に結合されるようにな
っている。25は第2のフランジ21を持ち易くするた
めに付加したつまみ片である。リング状の溝付き突起2
2の詳細は後述する。
【0018】図2は図1に示す実施例の要部の拡大断面
図で、aは第2のフランジの要部、bは第1のフランジ
の要部、cは第1のフランジと第2のフランジとを結合
した状態を示し、図1と同等部分には同符号を付してあ
る。第1のフランジ4のリング状の突起7は、第1のリ
ング状係合部11、第2のリング状係合部12、両リン
グ状係合部11、12間に形成されたリング状スリット
13とを有する。第1のリング状係合部11は末端部1
4にリング状段付き係合部分15を有し、スリット13
と対向する先端16からリング状段付き係合部分15に
至るまでスリット13に対し凹のリング状曲面17でも
って形成されている。第1のリング状係合部11と対向
する第2のリング状係合部12はスリット13と対向す
る先端から、スリット13に対し第1の凸のリング状曲
面18と、次いでスリット13に対し凹のリング状曲面
19と、次いでスリット13に対し第2の凸のリング状
曲面110とを介して薄肉のリング状部分5に連なるよ
うに形成されている。
【0019】第2のフランジ21のリング状の溝付き突
起22の内面は第1のフランジ4のリング状の突起7の
外面に相応するように形成されている。溝24は一方の
壁面にリング状段付き係合部分26を有し、溝24の底
面27から段付き係合部分26に至るまで溝24に対し
凹のリング状曲面28でもって形成され、他方の壁面
は、溝24の底面27から溝に対し凸の第1のリング状
曲面29と、次いで溝に対し凹のリング状曲面210
と、次いで溝に対し第2の凸のリング状曲面211とを
介して溝開口部212に至るように形成されている。こ
れらの各リング状曲面は第1のフランジの第2のリング
状係合部12の各リング状曲面18、19、110とほ
ぼ相応する形状を持っている。
【0020】図2cに示すように、第1のフランジのリ
ング状の突起7を第2のフランジのリング状の溝付き突
起22の溝24内に挿入すると、第1のフランジの第1
のリング状係合部11のリング状段付き係合部分15と
第2のフランジの段付き係合部分26とが係合し、一
方、第1のフランジのリング状スリット13が多少狭め
られ、第1のフランジの第2のリング状係合部12の各
リング状曲面18,19、110が第2のフランジの各
リング状曲面29、210、211とそれぞれ嵌合し、
この嵌合曲面が両フランジ間に気密結合を形成し、第1
のフランジのリング状突起7のリング状段付き係合部分
15と第2のフランジのリング状溝付き突起22のリン
グ状段付き係合部分26との係合作用によってリング状
突起7とリング状溝付き突起22とは外れないように結
合される。
【0021】図3a、bは、図2に示す第1のフランジ
のリング状の突起、第2のフランジのリング状の溝付き
突起の好ましい態様を説明するため、各部分を拡大して
示す断面図で、図2と同等部分には同符号を付してあ
る。第1のフランジのリング状の突起7の第1のリング
状係合部11の半径方向の最大厚みpと第2のリング状
係合部12の先端の半径方向の厚みoはp>oの関係に
あり、p/oの値が1.5以上になるように定めるのが有
利である。更に第2のリング状係合部12の半径方向の
最大厚みqと、p>q>oの関係になるように定めると
有利である。また第1のフランジのリング状段付き係合
部分15のスリット側末端部からリング状スリット13
までの半径方向の厚みnは、上述のoとはn>oの関係
に定めるのが有利である。この厚みの相互関係により、
第2のリング状係合部12の変形が容易になり、第1の
リング状係合部はスリット側には変形し難くなり、両フ
ランジ4、21間の突起の溝に対する挿入が容易となる
と共に、突起と溝との対向面間に嵌合のための相互押圧
力を有利に作用させることができる。なお、第1のフラ
ンジの第2のリング状係合部12のスリットに対し凹の
リング状曲面の曲率を適宜変えることでq≧pとするこ
ともできる。この場合、第2のリング状係合部の半径方
向の厚みがやや厚くなる。
【0022】両フランジの各リング状段付き係合部分1
5、26の角度は、図示の状態でほぼ水平方向に延びる
のが好ましく、それより深いと製造し難く、係合、係合
の外しがし難く、浅いと外れ易い。
【0023】第1のフランジ4のリング状の突起7のス
リット13の深さrは、第2のリング状係合部12の凹
のリング状曲面19とそれに続く凸の第2のリング状曲
面110との間の変曲点112の深さsより浅いことが
有利である。rがsに等しいかsより大きくなると、係
合及び嵌合の程度が小さくなる。スリット13の幅tは
第1のフランジのリング状の突起7を第2のフランジの
リング状の溝付き突起22に挿入する際、挿入が可能な
ようにスリットが縮まる程度の寸法に定めればよく、幅
を大きくして、挿入した際第2のリング状係合部による
第2のフランジの溝の壁面に対する押圧力が加わらなか
ったり、装着時に加わる力によって第2のリング状係合
部が大きく変形して係合が外れるようであってはならな
い。このような嵌合状態が維持されるためには、上記の
スリット幅tと深さr以外に、第2のフランジの溝に対
するリング状曲面28の半径方向の幅wが、嵌合したと
きにそのリング状曲面28に対向する第1のフランジの
突起の部分の嵌合しない状態における幅(=p+u)よ
り小さいことが必要である。wがp+uより大きい場合
には、第1のフランジの第2係合部12の先端の変形が
起きないため、互いに密着するのに十分な押圧力が生じ
ず、密封性が不充分となる。また、第1のフランジのリ
ング状の突起7の最先端の幅uは第2のフランジのリン
グ状の溝付き突起の溝24の開口部212の幅vより小
さいことが必要である。
【0024】次に図4について本発明の外科用吻合装置
の操作方法を説明する。なお図示の都合上各フランジの
左半分のみを示すが、右半分も同様である。aに示すよ
うに、第1のフランジ4を有する接皮部材1をその開口
2が生体の開孔41と一致するようにして粘着層3でも
って生体の皮膚表面42に貼り付け、第2のフランジ2
1を切込み10(図1参照)を目安にして第1のフラン
ジ4のリング状の突起7に第2のフランジ21のリング
状の溝付き突起22をほぼ対向させる。次にbに示すよ
うに、第1のフランジ4のリング状の突起7上に第2の
フランジ21のリング状の溝付き突起22の溝開口部2
12を置くと、第1のフランジのリング状の突起7の先
端は、その幅が溝付き突起22の溝開口部212の幅よ
り小さいから、即座に第2のフランジ21の溝開口部2
12内に嵌り込む。この状態でcに示すように第1のフ
ランジ4のつば部8の下に指43を差込んで支え、第2
のフランジ21に上から指44により押圧力を加える
と、先ず第2のフランジ21の溝のリング状曲面211
が第1のフランジ4の第2のリング状係合部12のリン
グ状曲面18から曲面19にかけて乗り、一方第2のフ
ランジ21の段付き係合部分26より先端に至る部分が
第1のフランジ4の第1のリング状係合部11上に乗
り、更に押し込むと、リング状曲面18はリング状曲面
211に対しては凹の関係にあるから、dに示すように
第2のフランジ21のリング状曲面210、29が順次
第1のフランジ4の第2のリング状係合部12のリング
状曲面18、曲面19上を滑り落ち、最終段階では図2
cに示すようにリング状スリット13が多少閉じられ、
リング状段付き係合部分26はリング状段付き係合部分
15を乗り越えて下側に回り込み係合し合うと共に、第
2のリング状係合部12の反発力によって第2のリング
状係合部の曲面18、19、110と溝のリング状曲面
29、210、211との間に嵌め合いを形成する。
【0025】上述の実施例においては、第1のフランジ
の第2のリング状係合部が先端からリング状スリットに
対し凸、凹、凸の連続したリング状曲面を有し、それに
対応するように、第2のフランジのリング状の溝付き突
起に設けられたリング状の溝が溝の底面から一方の側に
おいて溝に対し凸、凹、凸の連続したリング状曲面とを
有する構成によれば、2つの凸、凹、凸の長い曲面同士
で接触させるものであるから、第1のフランジのリング
状の突起と第2のフランジのリング状の溝付き突起とを
互いに密着させるに十分な接触面積を確保することがで
き、十分な密封性と係合性即ち外れ難さを実現すること
ができる。即ち、嵌合面を直線状に形成すれば係合部を
溝に挿入することは容易となるが、係合部分に十分な接
触面積を得ることができず、密封性、係合性に劣り、接
触面積を増加させるため係合部、溝の内面を溝に対し凹
に形成すると、係合部を溝に挿入する際係合部の先端が
溝の開口部に当り、ここに引っ掛かって滑らかに溝内へ
挿入し難くなる。この点、本発明によれば、第1のフラ
ンジの第2の係合部の先端部分がスリットに対し凸にな
っているため先端部分の幅を細く形成することができ、
溝内に挿入し易く、挿入された後は前述のようにスムー
スに溝内に嵌り込む。しかも上述のように嵌合面に大き
な接触面積を持たせることができ、密封性、係合性にお
いても優れたものを得ることができ、排泄物、廃液に対
して良好にシールを行い、外れに対しても強固である。
【0026】図5a、b、cは、本発明の第1のフラン
ジのリング状突起と第2のフランジのリング状溝付き突
起のそれぞれ異なる実施例の断面図である。これらの実
施例において、第1のフランジのリング状の突起が第1
のリング状係合部、第2のリング状係合部及び両リング
状係合部間に形成されたリング状スリット、第1のリン
グ状係合部がリング状段付き係合部分を有すること、第
2のフランジがリング状の溝付き突起を有し、その溝が
リング状段付き係合部分を有し、第1のフランジのリン
グ状の突起が第2のフランジのリング状の溝付き突起の
溝に挿入されるよになっている点は前述の実施例と同様
であり、これらの同等部分には同符号を付してある。
【0027】図5aにおいて、第1のリング状係合部1
1は、スリット13と対向する先端16からリング状段
付き係合部分15に至るまでスリット13に対し凸のリ
ング状曲面51で形成され、第2のリング状係合部12
はスリット13と対向する先端から、スリット13に対
し凹のリング状曲面52、次いで凸のリング状曲面53
を介して薄肉のリング状部分5に連なるように形成され
ている。第2のフランジの溝付き突起22の内面は同様
に第1のフランジ4のリング状の突起7の外面に相応す
るように形成され、溝24の底面27から段付き係合部
分26に至るまで溝24に対し凸のリング状曲面54で
形成され、他方の壁面は溝24の底面27から溝に対し
凹のリング状曲面55と、次いで溝に対し凸のリング状
曲面56とを介して溝開口部212に至るように形成さ
れている。
【0028】図5bにおいて、第1のリング状係合部1
1は、スリット13と対向する先端16からリング状段
付き係合部分15に至るまでスリット13に対し凹のリ
ング状曲面61、次いで凸のリング状曲面62、更に凹
のリング状局面63の連続した3曲面で形成され、第2
のリング状係合部12はスリット13と対向する先端か
ら、スリット13に対し凸のリング状曲面64、次いで
凹のリング状曲面65、更に凸のリング状曲面66を介
して薄肉のリング状部分5に連なるように形成されてい
る。第2のフランジの溝付き突起22の内面は同様に第
1のフランジ4のリング状の突起7の外面に相応するよ
うに形成され、溝24の底面27から段付き係合部分2
6に至るまで溝24に対し凹のリング状曲面67、次い
で凸のリング状曲面68、更に凹のリング状曲面69の
連続した3曲面で形成され、他方の壁面は溝24の底面
27から溝に対し凸のリング状曲面610、次いで溝に
対し凹のリング状曲面611、更に溝に対し凸のリング
状局面612を介して溝開口部212に至るように形成
されている。
【0029】図5cにおいて、第1のリング状係合部
は、スリットと対向する先端からリング状段付き係合部
分に至るまでスリットに対し凹のリング状曲面71で形
成され、第2のリング状係合部はスリットと対向する先
端から、スリットに対し凹のリング状曲面72、次いで
凸のリング状曲面73、更に凹のリング状曲面74を介
して薄肉のリング状部分5に連なるように形成されてい
る。第2のフランジの溝付き突起22の内面は同様に第
1のフランジ4のリング状の突起7の外面に相応するよ
うに形成され、溝24の底面27から段付き係合部分2
6に至るまで溝24に対し凹のリング状曲面75で形成
され、他方の壁面は溝24の底面27から溝に対し凹の
リング状曲面76、次いで溝に対し凸のリング状曲面7
7、更に溝に対し凹のリング状曲面78を介して溝開口
部212に至るように形成されている。
【0030】図5に示した実施例についても前述の実施
例の各部分の大きさについて述べた種々の条件は成立す
る。これらの形状によれば、第1のフランジのリング状
の突起と第2のフランジのリング状の溝付き突起の溝と
を互いに密着させるのに十分な接触面積を確保でき、嵌
合部分の密封性が向上する。
【0031】図6は第1のフランジの異なる実施例の、
aは背面図、bはそのB-B線に沿う拡大断面図であ
る。第1図と同等部分には同符号を付してある。第1の
フランジ4のつば部8は、その下面に滑り止め81、そ
の外周縁につまみ部分82を設けることができる。滑り
止め81は、第1のフランジ4の開口83を中心に同心
円状に形成したリング状凸部として、つば部の下面、即
ち接皮側に複数設けることができる。滑り止めの形状と
してはこれ以外に、つば部の下面に凹凸を形成するもの
であれば特に限定されず、点状、筋状等フランジ成形の
際に一体化したものとして設けることができる。また、
ゴムのようなエラストマーを上記のような適当な形状で
つば部の下面に、接着、熱溶着等でも設置可能である。
つまみ部分82は、つば部の外周縁に第2のフランジ2
1のつまみ片25に対応する位置に設けるのが好まし
く、こうすることで嵌合の際にフランジの位置合わせが
容易になる。また、このつまみ部分はつば部の下面と同
様に下面に滑り止め84を設けることができる。このよ
うに、第1のフランジのつば部とつまみ部分の下面に滑
り止めを設けることで、フランジの操作時に手が滑り難
く、フランジの嵌合、取外しがやり易くなる。なお、図
6の実施例では滑り止めを第1のフランジのつば部とつ
まみ部分の下面のみに設けた例を示したが、これと同様
な方法で、滑り止めを第1のフランジのつば部とつまみ
部分の上面に設けることもできる。
【0032】第1、第2のフランジとしては、エチレン
・アクリル酸エチルコポリマー、エチレン・酢酸ビニル
コポリマー、エチレン・アクリル酸メチルコポリマー、
エチレン・メタクリル酸メチルコポリマー、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、エチレン・アクリル酸コポリマー、エ
チレン・メタクリル酸コポリマー、塩素化ポリエチレン
等を用いることができる。特に好適なものとしては、本
出願人により提案されたメタロセン触媒を使用して製造
したポリオレフィン系プラスチック(特開平10−192318
号公報)などを用いることができる。
【0033】第1のフランジと接皮部材との結合は、第
1のフランジ側から熱溶着する方法、接皮部材の一部を
形成するフィルムと第1のフランジとを高周波ウエルダ
ー又は超音波ウエルダーによって溶着し、次いでフィル
ムを接皮部材に貼付する方法、接着剤による方法などが
ある。第2のフランジと袋体との結合にも同様に、熱溶
着、高周波溶着、超音波溶着、接着剤による接着等を用
いることができる。なお、袋体の代りに用途に応じてキ
ャップ、栓などを設けてもよい。
【0034】接皮部材には従来外科用吻合装置に使用さ
れてきた種々の素材を用いることができる。即ち、親水
性ポリマーと疎水性ポリマーとからなる皮膚保護剤を発
泡シート又はフィルム又は不織布に貼り合わせたもの、
このように形成した接皮部材の非接皮側の最外周縁に装
着状態において周囲の皮膚との間に跨り得るようにリン
グ状の粘着補強テープを設けたもの、発泡シート又はフ
ィルム又は不織布に粘着剤を塗布したものを使用するこ
とができる。発泡シート、フィルム、不織布としては、
ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチ
レン・アクリル酸エチルコポリマー、エチレン・アクリ
ル酸メチルコポリマー、ポリプロピレン、塩化ビニル、
ポリエステル、ナイロン等の材料を単独で、又は組み合
わせて使用することができる。
【0035】上述の例では第1のフランジは接皮部材に
取り付け、第2のフランジは袋体に取り付けたが、その
逆に、即ち第1のフランジは袋体に取り付け、第2のフ
ランジは接皮部材に取り付けるようにしてもよい。また
上述の例では第1のフランジの第1のリング状係合部は
開口に対し外側に、第2のリング状係合部は開口側に位
置するものを示したが、その逆も可能である。しかしな
がら、開口に近い側に嵌合を司る第2のリング状係合部
を位置せしめたほうが排泄物の漏れを抑制する機能面か
ら有利である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を得
ることができる。 第1のフランジの突起をリング状スリットを介して
第1のリング状係合部と第2のリング状係合部とに分
け、第1のリング状係合部にはリング状段付き係合部分
により主として係合機能、第2のリング状係合部にはス
リット側への変形による嵌合機能を持たせることによ
り、両フランジ間の気密結合を可能にし、汚物の漏れ防
止を確実にした。 第1のフランジと第2のフランジとの間に1つのリ
ング状の突起と1つのリング状の溝付き突起とで結合機
構を形成することにより、両フランジの突起と溝とを対
向させたとき、リング状の突起がリング状の溝内に前後
に滑ることなく嵌り込むため、両フランジの位置合わせ
が極めて容易である。 両フランジ間に1組のリング状の突起と溝付き突起
とを設けるだけであるから、両フランジの外周が大とな
らず、装着時に違和感を抱くことがない。 両フランジの外周を従来より小さくできるから、一
方のフランジに下側から指を差込んで支えるためのつば
部を設けても外周はそれほど大きくならない。 両フランジの位置合わせ、両フランジの着脱が簡単
となり、全般的に操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、aは第1のフランジを設置
した接皮部材の正面図、bは第2のフランジを設置した
袋体の背面図、cはaのC−C断面図、dはbのD−D断面
図である。
【図2】本発明の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の要部の拡大断面図である。
【図4】本発明の操作方法の説明図である。
【図5】a、b、cはそれぞれ本発明の異なる実施例の
要部の拡大断面図である。
【図6】本発明の第1のフランジの異なる実施例の、a
は背面図、bはそのB-B線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 接皮部材 2 開口 3 粘着層 4 第1のフランジ 5 リング状部分 6 接皮部材の表面 7 リング状の突起 8 つば部 9 フランジの最外周縁 10 切込み 11 第1のリング状係合部 12 第2のリング状係合部 13 リング状スリット 14 リング状係合部の末端部 15 リング状段付き係合部分 16 リング状係合部の先端 17 リング状曲面 18 リング状曲面 19 リング状曲面 110 リング状曲面 112 変曲点 21 第2のフランジ 22 リング状の溝付き突起 23 袋体 24 溝 25 つまみ片 26 リング状段付き係合部分 27 底面 28 リング状曲面 29 リング状曲面 210 リング状曲面 211 リング状曲面 212 溝開口部 51〜56 リング状曲面 61〜612 リング状曲面 71〜78 リング状曲面 81 滑り止め 82 つまみ部分 83 第1のフランジの開口 84 滑り止め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C098 AA09 CC23 CE03 CE14 CE18 CE20 DD10 DD13 DD24 DD25 DD26 DD28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側にリング状の突起を有する第1
    のフランジと一方の側にリング状の溝付き突起を有する
    第2のフランジとを備え、 第1のフランジのリング状の突起は、第1のリング状係
    合部と、第2のリング状係合部と、第1のリング状係合
    部と第2のリング状係合部との間に位置するリング状ス
    リットとを有し、第1のリング状係合部は、リング状ス
    リットと反対側にリング状段付き係合部分を有し、第2
    のリング状係合部の先端より肉厚に形成され、 第2の
    リング状係合部は、リング状スリットと反対側に突出
    し、スリット側に変形可能なリング状嵌合部分を有し、 第2のフランジのリング状の溝付き突起は、そのリング
    状の溝内に第1のフランジのリング状の突起を挿入可能
    に形成され、リング状の溝は第1のフランジの第1のリ
    ング状係合部のリング状段付き係合部分と係合し得るリ
    ング状段付き係合部分と、第2のリング状係合部のリン
    グ状嵌合部分と嵌合し得るリング状嵌合部分とを有し、 第1のフランジのリング状の突起を第2のフランジのリ
    ング状の溝付き突起の溝内に挿入したとき、第1のフラ
    ンジのリング状の突起の第1のリング状係合部はそのリ
    ング状段付き係合部分が第2のフランジのリング状段付
    き係合部分と係合し、第1のフランジのリング状の突起
    の第2のリング状係合部はそのリング状嵌合部分が第2
    のフランジのリング状嵌合部分に押し付けられて嵌め合
    いを形成し、 第1のフランジと第2のフランジとは、いずれか一方の
    フランジのリング状の突起又は溝付き突起と反対側に接
    皮部、他方のフランジのリング状の溝付き突起又は突起
    と反対側に袋体を有することを特徴とする外科用吻合装
    置。
  2. 【請求項2】 第1のフランジのリング状の突起に設け
    られた第1のリング状係合部はその最先端部分からリン
    グ状段付き係合部分に至るスリットに対し凹のリング状
    曲面、凸のリング状曲面、又は凹と凸のリング状曲面を
    連続して組み合わせたリング状曲面を有し、第2のリン
    グ状係合部はその最先端部分からスリットに対し凸のリ
    ング状曲面と凹のリング状曲面とを連続して組み合わせ
    たリング状曲面を有し、第2のフランジのリング状の溝
    付き突起に設けられたリング状の溝は溝の底面からリン
    グ状段付き係合部分に至る溝に対し凹のリング状曲面、
    凸のリング状曲面、又は凹と凸のリング状曲面を連続し
    て組み合わせたリング状曲面と、溝の底面からリング状
    段付き係合部分と反対側に溝に対し凸のリング状曲面と
    凹のリング状曲面とを連続して組み合わせたリング状曲
    面とを有することを特徴とする請求項1記載の外科用吻
    合装置。
  3. 【請求項3】 第1のフランジのリング状の突起に設け
    られた第1のリング状係合部はその最先端部分からリン
    グ状段付き係合部分に至るスリットに対し凹のリング状
    曲面を有し、第2のリング状係合部はその最先端部分か
    らスリットに対し第1の凸、次いでスリットに対し凹、
    次いでスリットに対し第2の凸の連続したリング状曲面
    を有し、第2のフランジのリング状の溝付き突起に設け
    られたリング状の溝は溝の底面からリング状段付き係合
    部分に至る溝に対し凹のリング状曲面と、溝の底面から
    リング状段付き係合部分と反対側に溝に対し第1の凸、
    次いで溝に対し凹、次いで溝に対し第2の凸の連続した
    リング状曲面とを有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の外科用吻合装置。
  4. 【請求項4】 第1のフランジのリング状の突起に設け
    られた第1及び第2のリング状係合部の最先端部分の半
    径方向の幅は、第2のフランジの溝の開口端部分の半径
    方向の幅より小さいことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1つに記載の外科用吻合装置。
  5. 【請求項5】 第1のフランジのリング状の突起に設け
    られたリング状スリットの深さは、第2のリング状係合
    部のスリットに対し凹のリング状曲面とスリットに対し
    第2の凸のリング状曲面との移行部に存在する変曲点の
    位置より浅いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の外科用吻合装置。
  6. 【請求項6】 第1のフランジのつば部に滑り止めを設
    けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記
    載の外科用吻合装置。
  7. 【請求項7】 第1のフランジの周辺部につまみ部分を
    設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに
    記載の外科用吻合装置。
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