JP4206439B2 - 嵌合装置及び同嵌合装置を備える排泄物収容装具 - Google Patents

嵌合装置及び同嵌合装置を備える排泄物収容装具 Download PDF

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Description

本発明は、生体の表面に形成された開孔や傷の周囲に固定し、生体内又は生体表面からの排泄物、排泄液、ガス、滲出液、分泌液等(以下、これらを総称して「排泄物」という。)の捕集や、生体へ液剤を導入するために用いる嵌合装置、ならびに同嵌合装置を備え、排泄物を一時的に収容するために用いる排泄物収容装具に関する。
便や尿の排泄を自らの意志により制御できない場合や、消化器系又は泌尿器系器官の疾患がある場合に、外科的手術を行い腸管や尿管を体表まで導き体表面にストーマを造設した人は、ストーマからの排泄物を一時的に貯留できるオストミー装具をストーマに装着する必要がある。また、その他の疾患で体表面に開孔や傷を有する人も、ドレナージなどにより排出された排泄物を処理するために、ドレナージパウチを開孔や傷の周囲に装着する必要がある。
これらの排泄物収容装具には、ストーマの周囲の皮膚表面に貼り付けて固定する面板に排泄物を受け入れて収納するパウチを直接取り付けた一品系のものと、上記面板に係合部材を介して着脱可能にパウチを取り付ける二品系のものが知られている。二品系装具は、面板を人体に貼付したまま、パウチのみを人体から取りはずし、排泄物の廃棄や、パウチや開孔周囲の掃除が簡単にできるという特徴がある。そのため、一品系装具に比較すると、面板を人体から剥がす回数が少なくて済むので、面板剥離による皮膚への負担を軽減することができ、長期間同じ装具を装着する場合でも衛生的に使用できる。
二品系装具の結合方法としては、パウチにリング状の粘着板を設置し、その粘着板を面板の非接皮側に貼着する粘着方式と、プラスチック樹脂から成形されたリング状の嵌合部材を、面板とパウチの夫々に設置し嵌合構造により結合する嵌合方式とが知られている。上記二品系装具は、使用上多くの便利な点を有するが、面板とパウチとの結合が不十分な場合、その結合部分から排泄物が漏れ、衣類を汚してしまうという問題がある。結合方法が粘着方式の場合には、嵌合方式に比べ装着時の違和感が少ないという利点があるが、結合操作時に粘着結合部分にシワや気泡が入り易く、又、装着中に排泄物が粘着結合部分の界面に浸入し粘着力低下が生じ、粘着板の剥がれや排泄物の漏れが起こり易い問題がある。
一方、嵌合方式の場合には、面板側とパウチ側の嵌合部材がきっちりと嵌合していれば、長時間使用したとしてもその結合部分から漏れが起こることはなく、漏れに対する高い信頼性が得られる。しかしながら、装着者の状態や、装着環境によっては、このような2つのリング状の嵌合部材がきっちりと嵌め合わされないことがあり、そのような場合には、嵌合部分に排泄物が浸入してしまう可能性がある。
また、体の動きにより、嵌合部分に負荷がかかる場合や、嵌合部分が過度に屈曲する場合にも、嵌合部分に排泄物が浸入する可能性がある。嵌合部分に排泄物が付着すると、嵌合の結合力が低下し易くなり、また、臭気が発生することがあるので、嵌合部をきれいに掃除する必要がある。嵌合部分は、リング状の細い溝構造を有する場合が多いので、高齢者が多いストーマを有する人にとっては、このような部分の掃除は非常に手間がかかる作業となる。
上記のような嵌合方式の問題点を少しでも解消することを目的とした嵌合装置の構成に関わり、各種の特許出願がなされている(特許文献1〜3参照)。これらの概要について以下に述べる。
特許文献1(同公報の図4および図5ならびに第19欄の記載参照)には、「第1相互掛合部品20を有するパウチ10と、第1相互掛合部品20と接続する第2相互掛合部品32とを有する接着剤裏付ラベル(面板)86とから成る人工肛門用器具において、第2相互掛合部品32の移動を容易にするために、第2相互掛合部品と接着剤裏付ラベルとを、伸縮しうる手段46で固着するもの」が開示されている。そして、この第1相互掛合部品20には、伸縮しうる手段46に沿って移動しうる排泄物からこの伸縮しうる手段を保護する目的で、カバー要素48が取り付けられている。
しかしながら、このカバー要素48は、伸縮しうる手段の伸縮性の影響により、伸縮しうる手段と共に動き、カバー要素の先端部48Bから排出物が浸入する可能性がある。また、一旦、カバー要素と伸縮しうる手段との間に排泄物が入り込んでしまうと、アコーディオン状折り目を持った伸縮性の構造により、排泄物がさらに奥へと入り込んでしまう恐れがある。
特許文献2(同公報の図2ならびに段落記号[0021]の記載参照)には、「第1の連結リング16を有する収集袋と、第1の連結リングに係合する第2の連結リング21を有する面板部品12とを備えたオストミー器具において、第1の連結リングに袋バリアリング19を固定し、第1及び第2の連結リングにより囲まれた領域内で、装着者の皮膚表面に袋バリアリング19をシール接触させるもの」が開示されている。
この袋バリアリング19は、皮膚に直接接触しているため、皮膚に対する摩擦や加圧により皮膚に刺激を与える可能性がある。また皮膚の伸縮性と柔軟性のため、皮膚に発生するシワにより、袋バリアリングと皮膚との間に隙間ができたり、袋バリアリングにもシワが発生したりして、袋バリアリングと皮膚との間に排泄物が入り込む可能性がある。
次に、特許文献3の発明は本願出願人による発明であるが、特許文献3(同公報の図1および図3と当該図に関する説明参照)には、「第1のフランジが固定された接皮部材(面板)1と、第1のフランジ3と嵌合可能な第2のフランジ13とを備えた外科用吻合装置において、第1又は第2のフランジの嵌合部のいずれか一方の接皮部材開口2に面する最内側の部分に、他方の嵌合部に対し押圧作用を及ぼすリング上シール片19を設けるもの」が開示されている。
このリング上シール片19により、排泄物はリング上シール片の外面に沿って円滑に流れ、両フランジ間に浸入することを防ぐことができるようになったが、嵌合が不十分になってしまった場合や、体動により嵌合部分に過度な負荷がかかってしまう場合に備え、さらなる嵌合部分への排泄物浸入防止向上策が望まれる。
特公平4−29389号公報 特公平7−28886号公報 実公平7−15542号公報
この発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、本発明の課題は、従来の改良された嵌合装置であっても、装着者の状態や、装着環境によっては、嵌合部分に排泄物が浸入する可能性があるが、嵌合部分への排泄物浸入のさらなる抑制の向上を図り、長期間同じ装具を装着する場合でも、浸入排泄物の清掃の手間をそれ程かけることなく衛生的に使用可能な嵌合装置及び同嵌合装置を備える排泄物収容装具を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の嵌合装置においては、生体の開孔または傷の周囲に固定する面板と、面板の非接皮側に固定したリング状の第1の嵌合部材と、第1の嵌合部材と連結可能なリング状の第2の嵌合部材とを備え、第1の嵌合部材又は第2の嵌合部材のいずれか一方は、リング状突起を有し、他方はリング状突起に嵌合可能なリング状溝を有し、第2の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状内側フランジを有し、このリング状内側フランジは、その最内周縁にリング状シール突起を有するものとし、かつ前記第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面に沿って密着させたことを特徴とする(請求項1)。
前記請求項1の構成によれば、嵌合部分への排泄物の浸入が抑止可能となり、このような部分の掃除に非常に手間がかかる前記問題が解消できる。特に、リング状内側フランジは、その最内周縁にリング状シール突起を有するものとした理由とその効果は下記のとおりである。リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状内側フランジが、第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面に沿って密着していれば、ある程度、前記問題が解消できるが、リング状内側フランジの先端部は、リング状シール突起がない場合、装着時や身体の動きによる先端部の変形により、先端部およびその近傍が波打ち状態となり密着状態が損なわれ、毛管現象も手伝って排泄物の浸入が抑止できない場合がある。これに対して、リング状シール突起を備える場合には、先端部の強度が増大しリング状内側フランジの先端部の変形が抑止されるので、排泄物の浸入が抑止できる。
リング状シール突起は、上記観点から、比較的変形が生じない形状および材料とするのがよい。リング状シール突起の形状は、断面形状が円形、楕円形、方形、三角形、菱形、多角形や、これらの形状を組み合わせた幾何学的形状とすることができる。特に好ましくは、面板や第1の嵌合部材が変形したとしても、良好な密着状態を確保しやすい円形、楕円形、または外周曲線状の断面形状を有するものがよい。また、排泄物の浸入を防止し、過度な力がかかったとしても容易に変形せず良好なシール性を発揮するために、リング状シール突起の断面形状の大きさは、嵌合部材の径方向に0.1〜5mm、径方向と垂直な方向に0.1〜5mmの長さを有することが好ましい。
前記請求項1の発明の実施態様としては、下記請求項2ないし5の発明が好ましい。即ち、前記請求項1に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状シール部を有し、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、前記リング状シール部と密着させたものとする(請求項2)。さらに、前記請求項2に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状テーパー部とリング状テーパー部に連結されたリング状シール部とを有し、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、前記リング状テーパー部及び/又はリング状シール部と密着させたものとする(請求項3)。請求項3の発明によれば、嵌合時に第1の嵌合部材と面板との間に指を挿入し嵌合部を指で挟むように嵌合することができるので、嵌合操作が容易になり、嵌合を確実に行うことが可能となる。また、第1の嵌合部材と面板との間に空間が形成されるため、第1の嵌合部材の面板への接触が少なくなり装着時の違和感や面板の変形を抑えることができる。
さらに、前記リング状内側フランジの、第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面への密着効果を高める観点から、下記請求項4の発明が好ましい。即ち、前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の嵌合装置において、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、第1の嵌合部材のリング状テーパー部及び/又はリング状シール部に対して所定の傾き角を備え、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合した際に押圧力が作用する構成とする(請求項4)。傾き角を設けることにより、嵌合した際に、リング状内側フランジがリング状テーパー部及び/又はリング状シール部との対接面から押し上げられて若干変形し、リング状内側フランジと対接面との間に押圧力が作用する。これにより、液密効果が向上する。なお、上記観点から、リング状テーパー部及びリング状シール部は指で引っ張っても容易に伸長しない腰の強い材料、構造とし、リング状内側フランジは、リング状テーパー部及びリング状シール部に比べて弾力性のある材料とすることが好ましい。
また、リング状内側フランジの最内周縁に設けたリング状シール突起部で、万一、排泄物の浸入が防止できず液漏れが生じた場合において、リング状内側フランジの嵌合部側へ排泄物の浸入が進行しないようにする観点から、下記請求項5の発明が好ましい。即ち、前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合した際に、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、リング状シール突起と第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面との間に排泄物トラップ用の空間を形成したものとする(請求項5)。この空間により、万一、リング状シール突起部から排泄物が浸入したとしても、この空間部分により排泄物がトラップされ、嵌合部分までの排泄物の浸入を防ぐことができる。また、どこか一箇所から排泄物が浸入したとしても、排泄物をリング状空間の周囲方向に広がらせることができるため、局所的な排泄物浸入を緩和することができる。
また、本発明の課題は、下記請求項6の発明によっても解決できる。即ち、生体の開孔または傷の周囲に固定する面板と、面板の非接皮側に固定したリング状の第1の嵌合部材と、第1の嵌合部材と連結可能なリング状の第2の嵌合部材とを備え、第1の嵌合部材又は第2の嵌合部材のいずれか一方は、リング状突起を有し、他方はリング状突起に嵌合可能なリング状溝を有し、第2の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状内側フランジを有し、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面との接触表面に、排泄物トラップ用のリング状切れ込みを備えたことを特徴とする(請求項6)。前記リング状切れ込みは、径方向に複数個所設けることもできる。
さらに、本発明の課題は、下記請求項7の発明によっても解決できる。即ち、生体の開孔または傷の周囲に固定する面板と、面板の非接皮側に固定したリング状の第1の嵌合部材と、第1の嵌合部材と連結可能なリング状の第2の嵌合部材とを備え、第1の嵌合部材又は第2の嵌合部材のいずれか一方は、リング状突起を有し、他方はリング状突起に嵌合可能なリング状溝を有し、第1の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状シール部、又はリング状テーパー部とリング状テーパー部に連結されたリング状シール部とを有し、第2の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状内側フランジを有し、第1の嵌合部材のリング状シール部及び/又はリング状テーパー部は、第2の嵌合部材のリング状内側フランジとの接触表面に、排泄物トラップ用のリング状切れ込みを備えたことを特徴とする(請求項7)。また、前記請求項7に記載の嵌合装置において、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面との接触表面に、排泄物トラップ用のリング状切れ込みを備えたものとする(請求項8)。上記請求項6ないし8の態様の嵌合装置の詳細については後述する。
さらに、排泄物収容装具の発明としては、前記請求項1ないし8のいずれか1項に記載の嵌合装置を備え、かつ第2の嵌合部材は、生体の開孔から排出される排泄物を収容するためのパウチを備えたものとする(請求項9)。
本発明によれば、従来の嵌合装置及び同嵌合装置を備える排泄物収容装具に比べて、嵌合部分への排泄物浸入抑制の向上を図ることができ、長期間同じ装具を装着する場合でも、浸入排泄物の清掃の手間をそれ程かけることなく衛生的に使用可能となる。
図1〜10に基づき、本発明の実施形態について以下に述べる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の嵌合装置及び排泄物収容装具に係る第1の実施形態の構成図を示し、a)は第1の嵌合部材を設置した面板の正面図、b)は第2の嵌合部材を設置したパウチの背面図、c)はa)およびb)図の、それぞれc-c線に沿う断面図である。図2は、図1の実施形態における嵌合部周辺部の拡大断面図を示し、a)は嵌合前、b)は嵌合後の状態を示し、c)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図を示す。
図1および図2において、1は面板、2は開口、3は粘着層、4は基材、5は面板の表面、6はパウチ、10は第1の嵌合部材、11はリング状突起、12はリング状テーパー部、13はリング状シール部、14はリング状つば部、15は第1の嵌合部材の最外周縁、16は切れ込み、20は第2の嵌合部材、21はリング状溝、22はリング状内側フランジ、23はリング状シール突起、24はつまみ片、30は排泄物トラップ用の空間である。
図1および図2に示す嵌合装置は、生体の開孔等の周囲に粘着固定する面板1と、面板1の非粘着層側に固定した第1の嵌合部材10と、この第1の嵌合部材10と嵌合可能な第2の嵌合部材20とを備え、面板1は生体の開孔等に対応する開口2を有し、第1の嵌合部材10は、樹脂材料からなるリング状突起11を有し、第2の嵌合部材20は、前記リング状突起11に嵌合可能な樹脂材料からなりリング状溝21を有する。
前記第1の嵌合部材10は、リング状シール部13により面板表面5に結合されており、リング状テーパー部12により、第1の嵌合部材10の下側表面と面板表面5との間には指が挿入可能な空隙が形成され、下側表面と面板表面とは部分的に分離されている。また、前記第1の嵌合部材10は、前記リング状突起11の径方向外側に延びるリング状つば部14を有している。尚、リング状シール部13はその内径を開口2の径より大きくし、径方向内側の長さを図示より短く構成することもできる。ここで、径方向とは、リング状の嵌合部材の直径方向に平行な方向であって、図1c)のrで示した方向である。
さらに、第1の実施形態の図2において、第2の嵌合部材20は、嵌合部材の径方向内側に延びるリング状内側フランジ22を有し、このリング状内側フランジ22は、その最内周縁にリング状シール突起23を有し、かつ図2b)に示すように、第1の嵌合部材表面に沿って密着させた構成としている。また、第2の嵌合部材のリング状内側フランジ22は、第1の嵌合部材10のリング状テーパー部12に対して嵌合前において所定の傾き角を備えるものとし、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合した際に押圧力が作用する構成としている。さらにまた、図2c)に示すように、第1の嵌合部材10と第2の嵌合部材20とを嵌合した際に、リング状シール突起23と第1の嵌合部材表面との間に排泄物トラップ用の空間30を形成している。なお、排泄物トラップ用の空間30の位置や前記密着させる位置は、図2に示す位置に限定されるものではなく、この発明の技術思想の範囲内において、径方向の種々の位置をとり得る。一部の変形例に関しては後述する。
上記構成によれば、前述のように、嵌合部分への排泄物の浸入が抑止可能となり、このような部分の掃除に非常に手間がかかる前記問題が解消できる。
(第2の実施形態)
図3は、リング状シール突起の形態を変えた本発明の第2の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図である。図3において、第1の実施形態(図1又は図2)における各部材と同一機能を有する部材には同一番号を付して示す。図3の実施形態が図2の第1の実施形態と異なる主な点は、リング状シール突起23が第1の実施形態より上側に設けられており、図2における排泄物トラップ用の空間30が形成されていない点である。リング状シール突起23が変形し難い構造、材料である場合には、前記空間がなくとも機能上は差支えがなく構成がシンプルとなる。
(第3の実施形態)
図4は、リング状シール突起の形態を変えた本発明の第3の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図である。図4の場合、図3の場合とは逆に、リング状シール突起23が第1の実施形態より下側に設けられ、第1の実施形態より大きな排泄物トラップ用の空間30が形成される。機能上は図2の実施形態と同等である。
(第4の実施形態)
図5は、リング状シール突起の形態を変えた本発明の第4の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図である。図5の場合、リング状シール突起23の断面形状が四角形である点が図4と異なる。機能上は図4の実施形態と同等である。
(第5の実施形態)
図6は、リング状内側フランジの形態を変えた本発明の第5の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図である。リング状内側フランジ22を水平にした点が、図2の実施形態と異なる。機能上は図2の実施形態と同等である。
(第6の実施形態)
図7は、嵌合部材の突起11と溝21の形態を変えた本発明の第6の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後、c)は嵌合後のリング状シール突起周辺部の拡大断面図である。この場合、リング状内側フランジ22は図6と同様に水平としている。図7に示す嵌合部材の形態は公知の形態であり、嵌合機能および排泄物浸入防止機能は、図2の実施形態と同等である。
(第7の実施形態)
次に、請求項6に係る実施形態について、図8および図9に基づいて述べる。図8は、リング状内側フランジに排泄物トラップ用のリング状切れ込み40を設けた本発明の第7の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状切れ込み周辺部の拡大断面図である。図8の第7の実施形態によっても、図2の排泄物トラップ用の空間を設けた実施形態と同等の排泄物浸入防止機能が得られる。図9は、上記第7の実施形態に関わる第2の嵌合部材の背面図で、a)は排泄物トラップ用のリング状切れ込み40を円形に設けた例、b)は排泄物トラップ用のリング状切れ込み40を波線状に設けた例を示す。
(第8の実施形態)
図10は、第1の嵌合部材のリング状シール部に排泄物トラップ用のリング状切れ込み40を設けた本発明の第8の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図で、a)は嵌合前、b)は嵌合後のリング状切れ込み周辺部の拡大断面図、c)は切れ込みのパターンを変えた嵌合後のリング状切れ込み周辺の拡大断面図である。図10に示すように、排泄物トラップ用のリング状切れ込み40を、第1の嵌合部材のリング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状シール部13、又は図10には図示しないリング状テーパー部に設けても良く、図2の排泄物トラップ用の空間を設けた実施形態と同様の作用効果が得られる。
排泄物トラップ用のリング状切れ込み40は、第1の嵌合部材のリング状シール部、第1の嵌合部材のリング状テーパー部、第2の嵌合部材のリング状内側フランジ、のいずれかの部分に1つ以上設けることができる。また、第1の嵌合部材のリング状シール部又はリング状テーパー部に設ける切り込みと、第2の嵌合部材のリング状内側フランジに設ける切り込みは、嵌合した際に、夫々の嵌合部材に設けた切り込み同士が一致するように形成しても良いし(図10のc)42)、一致しないように形成しても良い(図10のc)41)。
前記排泄物トラップ用のリング状切れ込みは、断面形状が方形、円形、楕円形、三角形、菱形、多角形や、これらの形状を組み合わせた幾何学的形状とすることができる。切れ込みの断面形状の大きさは、嵌合部材の径方向に0.1〜6mm、好ましくは1〜3mm、径方向と垂直な方向に0.05〜3mm、好ましくは0.2〜1mmの長さ切れ込ませることが好ましい。
また、この切れ込みは、径方向と垂直な方向から見た時に、直線または曲線から構成され全体として略円形の形状を有していれば良く、波線状の直線又は曲線でその輪郭を構成することで切れ込みの全長を長くすることができ、これにより、より多くの排泄物をせき止めることが可能となる。
次に、請求項9に係る排泄物収容装具の基本的な構成は、排泄物収容装具がオストミー装具であってもドレナージパウチであってもよく、体表面の開孔の周囲に粘着固定する面板と、開口から排出される排泄物を収容するパウチとから構成される。
本発明の排泄物収容装具用パウチは、特に、オストミー装具のパウチとして使用するものが好適である。オストミー装具としては、パウチの下部に排泄物の排出口を備えるドレインパウチ(下部開放型)であっても、そのような排出口を持たないクローズパウチ(下部閉鎖型)であっても良い。
次に、前記各実施形態における各部材の好適な構成材料とその特性等について述べる。まず、面板1の基材4には、不織布、編布、織布等の布帛、フィルム、発泡シート等が使用できる。基材4として使用する布帛の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;アクリル;ポリビニルアルコール;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン;等をあげることができる。これらの材料は、単一で使用してもよく、二種類以上を混合して使用してもよい。
基材4として使用するフィルムの材料としては、例えば、ポリウレタン;ポリエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA) 、エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン・メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン・メチルメタアクリレート共重合体(EMMA)、エチレン・メタクリル酸重合体(EMAA) 、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)等のオレフィン系共重合体;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリビニルアルコール;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン;ポリアクリルニトリル;シリコーン;等をあげることができる。これらの材料は、単一で使用してもよく、二種類以上を混合して使用してもよい。基材4として使用する発泡シートの材料としては、ポリウレタン、ポリオレフィン、アクリル、クロロプレンゴム、シリコーン等をあげることができる。
面板1の粘着層3には水を吸着又は吸収する親水性物質を含有させた公知のハイドロコロイド粘着剤を使用することができる。また、パウチ6は、2枚のフィルムの外周縁を溶着等により一体化することで形成することができ、その材料としては、前記面板の基材に使用できるフィルム材料と同様のものを選択することができる。パウチのフィルム材料としては、特にポリオレフィンまたはそれらの塩素化物、オレフィン系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンを材料とするものが好ましく、フィルムは単層で使用しても、複数枚を積層させた複合フィルムを使用しても良い。
第1の嵌合部材10と第2の嵌合部材20を構成する材料としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン・メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン・メチルメタアクリレート共重合体(EMMA)、エチレン・メタクリル酸重合体(EMAA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)等のオレフィン系共重合体; ポリエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン; ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン; 等を用いることが好ましく、これらの材料は単一または二種類以上を混合して使用することができる。特に、酢酸ビニル基の含有量により硬さを容易に調整できるエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。
第1の嵌合部材(リング状突起又はリング状溝、リング状シール部、リング状テーパー部)、第2嵌合部材(リング状突起又はリング状溝、リング状内側フランジ、リング状シール突起)は、JIS K7215に記載のタイプAのデュロメーターを使用して測定したデュロメーター硬さが90〜100の範囲が好ましく、この範囲であれば、確実な気密結合が実現され、排泄物の浸入が防止され易くなる。硬さ測定に使用するタイプAのデュロメーターとしては、ゴム硬度計A型(高分子計器株式会社製)が使用できる。
又、第1の嵌合部材(リング状突起又はリング状溝、リング状シール部、リング状テーパー部)、第2嵌合部材(リング状突起又はリング状溝、リング状内側フランジ、リング状シール突起)は、指で引っ張っても容易に伸長しない程度の材料、構造を有することが好ましく、荷重9.8Nをかけたときの伸長率が10%以下であることが好ましく、この値以下であれば嵌合部材に過度な力がかかったとしても容易に変形せず、変形部分からの排泄物の浸入を防止することができる。伸長率は次式により求められる。
伸長率(%)=[(伸長した分の長さ)/(伸長前の長さ)]×100
本発明の嵌合装置及び排泄物収容装具に係る第1の実施形態の構成図。 図1の実施形態における嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第2の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第3の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第4の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第5の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第6の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第7の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。 本発明の第7の実施形態に関わる第2の嵌合部材の背面図。 本発明の第8の実施形態に関わる嵌合部周辺部の拡大断面図。
符号の説明
1 面板
2 開口
3 粘着層
4 基材
5 面板の表面
6 パウチ
10 第1の嵌合部材
11 リング状突起
12 リング状テーパー部
13 リング状シール部
14 リング状つば部
15 第1の嵌合部材の最外周縁
16 切れ込み
20 第2の嵌合部材
21 リング状溝
22 リング状内側フランジ
23 リング状シール突起
24 つまみ片
30 排泄物トラップ用の空間
40,41,42 排泄物トラップ用のリング状切れ込み
r 径方向

Claims (6)

  1. 生体の開孔または傷の周囲に固定する面板と、面板の非接皮側に固定したリング状の第1の嵌合部材と、第1の嵌合部材と連結可能なリング状の第2の嵌合部材とを備え、第1の嵌合部材又は第2の嵌合部材のいずれか一方は、リング状突起を有し、他方はリング状突起に嵌合可能なリング状溝を有し、第2の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状内側フランジを有し、このリング状内側フランジは、その最内周縁にリング状シール突起を有するものとし、かつ前記第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面に沿って密着させたことを特徴とする嵌合装置。
  2. 請求項1に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状シール部を有し、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、前記リング状シール部と密着させたことを特徴とする嵌合装置。
  3. 請求項2に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材は、リング状突起又はリング状溝の径方向内側に延びるリング状テーパー部とリング状テーパー部に連結されたリング状シール部とを有し、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、前記リング状テーパー部及び/又はリング状シール部と密着させたことを特徴とする嵌合装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の嵌合装置において、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、第1の嵌合部材のリング状テーパー部及び/又はリング状シール部に対して所定の傾き角を備え、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合した際に押圧力が作用する構成としたことを特徴とする嵌合装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の嵌合装置において、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合した際に、第2の嵌合部材のリング状内側フランジは、リング状シール突起と第1の嵌合部材表面及び/又は面板表面との間に排泄物トラップ用の空間を形成したことを特徴とする嵌合装置。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の嵌合装置を備え、かつ第2の嵌合部材は、生体の開孔から排出される排泄物を収容するためのパウチを備えたことを特徴とする排泄物収容装具。
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