JP2002344901A - データ再生装置及びデータ再生方法 - Google Patents

データ再生装置及びデータ再生方法

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JP2002344901A
JP2002344901A JP2001151433A JP2001151433A JP2002344901A JP 2002344901 A JP2002344901 A JP 2002344901A JP 2001151433 A JP2001151433 A JP 2001151433A JP 2001151433 A JP2001151433 A JP 2001151433A JP 2002344901 A JP2002344901 A JP 2002344901A
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Toru Eto
徹 衛藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体にスーパースローモーション記録さ
れた画像データを間引くことなく可変速再生する。 【解決手段】 所定の1フレーム時間に1フレームの画
像データを撮影する通常撮影に対して、同じ1フレーム
時間にn(nは、2以上の整数)フレームの画像データ
を撮影するn倍速度撮影で撮影され記録媒体80に記録
された画像データを記録媒体80からm(mは、m≦n
を満たす正の整数)フレーム単位で読み出す読み出し部
101と、読み出された画像データを1フレーム毎に分
離する分離部111と、分離された画像データをそれぞ
れ復号するm個の復号部112と、復号された画像デー
タをそれぞれ一時的に記憶するm個の記憶部113と、
記憶された画像データを同期信号に応じてフィールド単
位で読み出して所定の演算処理をすることでm/n倍速
度の画像データを生成し、出力部115から出力させる
演算処理部114とを備えることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノンリニアアクセ
ス可能な記録媒体へ記録した画像データを再生するデー
タ再生装置及びデータ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV(ケーブルテレビ)等の
普及による情報提供の多チャンネル化に伴い、1台の装
置で複数の画像データ、音声データを同時に記録、又
は、再生したり、更には画像データ、音声データを記録
しながら画像データ、音声データを再生することができ
る装置の要求がある。
【0003】このような要求を満たすために、テープ状
記録媒体を備えた従来のVTR(ビデオテープレコー
ダ)とは異なり、ハードディスク等のランダムアクセス
可能な記録媒体を用いて画像データ、音声データを記録
し、記録した画像データ、音声データを再生するビデオ
サーバと呼ばれる装置が考案され、放送業務用を中心と
して普及しつつある。
【0004】このビデオサーバには、ノンリニアアクセ
ス可能な大容量のハードディスク装置が多数接続されて
いるため、全体として数十〜数百ギガバイトの記録容量
を有していることになる。また、このビデオサーバは、
音声データ及び画像データ等のデータ量が非常に大きい
データの記録に適していると共に、任意の音声データ、
画像データを短いアクセスタイムで再生できるので、編
集用のデータ記録再生装置として優れている。
【0005】ところで、テレビ放送のスポーツ中継で
は、スポーツ選手がファインプレイなどをしたときに、
その場面を再び視聴者に放送すべくスローモーション又
は通常の速度で同じシーンをリプレイをすることが頻繁
に行われている。そこで、ビデオサーバは、高画質なス
ローモーション再生が実行できるように、当該ビデオサ
ーバに入力されるデータに所定のデータ処理を行うデー
タ処理部を備えている。ビデオサーバのデータ処理部で
データ処理されたデータは、ハードディスクへ記録さ
れ、必要に応じて適時再生される。
【0006】このデータ処理部は、例えば、毎秒30フ
レームで供給される画像データに対して3倍のレートの
毎秒90フレームの画像データを入力し、入力された毎
秒90フレームの画像データを30フレーム毎に3つの
メモリに蓄積し、蓄積した画像データを毎秒30フレー
ムでビデオサーバのハードディスクに供給することで画
像データのレートを変換させる。ビデオサーバは、デー
タ処理部でレート変換された画像データを上述の各ハー
ドディスクに記憶し、記憶した各画像データを元のフレ
ーム順に読み出すことで、高速で動く被写体を高画質な
スローモーション映像として再生することを実現してい
る。
【0007】例えば、ビデオサーバのハードディスクが
毎秒30フレームの画像データに対して3倍のレートの
毎秒90フレームの画像データをデータとして記録して
いる場合、ビデオサーバは毎秒30フレームでデータを
再生するため、ビデオサーバから出力される画像データ
は実時間の1/3秒に相当する。したがってこのような
画像データは、実時間の1/3秒分の画像データを1秒
で出力するため画像はスローモーションとなり、通常レ
ートの1/3秒分の映像だと10フレームで表現される
ところを3倍の情報量の30フレームで表現するため高
画質となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なビデオサーバでは、ハードディスクに記録させたデー
タを再生速度を変えて出力する可変速再生をする場合が
ある。
【0009】例えば、通常のレートの毎秒30フレーム
で記録されたデータを毎秒30フレームで再生する場合
(以下、スタンダードモードと呼ぶ。)を実時間の1倍
速再生とすると、ビデオサーバは、再生するフレームの
一部を重複して出力することで静止画である0倍速から
1倍速以下の可変速再生を実現することができる。
【0010】同様に、通常レートの3倍の毎秒90フレ
ームで記録されたデータを毎秒30フレームづつ再生す
る場合(以下、スーパスローモーションモードと呼
ぶ。)を実時間の1/3倍速再生としこれを基準とする
と、フレームを重複して出力することで静止画である0
倍速から1/3倍速以下までの可変速再生を実現するこ
とができる。
【0011】しかし、1/3倍速よりも速い速度での可
変速再生を行う際には、再生するフレームの数を所定の
数だけ間引くことで、1秒間に30フレームの画像デー
タを出力させていた。そのため、1/3倍速より速く可
変速再生された画像データは、フレームを間引いた箇所
で時間方向に滑らかさがなくなるといった問題があっ
た。
【0012】例えば、図8(a)に示すように通常レー
トでn,n+1,n+2,n+3・・・と画像データが
ハードディスクに記録されるとすると、スーパースロー
モーションモードでは、通常レートの1フレーム時間で
na,nb,nc、次の1フレーム時間で(n+1)
a,(n+1)b,(n+1)cのように3フレームの
画像データがハードディスクに記録される。
【0013】このようにして、スーパースローモーショ
ン記録された画像データを再生すると、例えば、1/3
倍速再生の場合は図8(c)に示すようにna,nb,
nc・・・と再生がなされる。また、2/3倍速再生で
は図8(d)に示すようにna,nb,(n+1)a,
(n+1)b,(n+2)a,(n+2)b・・・とい
うように、スーパースローモーションで記録した画像デ
ータを2フレーム再生したら、1フレーム間引くという
操作をして再生される。さらにまた、3/3倍速再生で
は図8(e)に示すようにna,(n+1)a,(n+
2)a,(n+3)a・・・というように、スーパース
ローモーションで記録した画像データを1フレーム再生
したら、2フレーム間引くという操作をして再生をされ
ている。
【0014】したがって、上述したように2/3倍速再
生、3/3倍速で再生した画像データは、フレームを間
引いた箇所で時間方向に滑らかさがなくなることにな
る。例えば、放送業務などにおいて、スーパースローモ
ーション再生ができるビデオサーバでスーパースローモ
ーションで記録した画像データを可変速再生する場合、
3/3倍速再生、つまり1倍速再生では、当該ビデオサ
ーバと異なるVTRなどで1倍速の画像データなどを記
録しておき、適時、再生映像を切り換えることによって
所望の画像を出力させていた。そのため、少なくとも2
台の装置を操作する必要があり、非常に操作が煩雑にな
るといった問題があった。
【0015】そこで、本発明は上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、出力する画像デー
タを間引くことなく可変速再生することができるデータ
再生装置及びデータ再生方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係るデータ再生装置は、画像データを含む
データを出力する複数の出力手段を有し、割り当てられ
たタイムスロットでノンリニアアクセス可能な複数の記
録媒体に記録された画像データを含むデータを再生し上
記出力手段から出力するデータ再生装置において、所定
の1フレーム時間に1フレームの画像データを撮影する
通常撮影に対して、同じ1フレーム時間にn(nは、2
以上の整数)フレームの画像データを撮影するn倍速度
撮影で撮影され上記記録媒体に記録された画像データを
上記記録媒体からm(mは、m≦nを満たす正の整数)
フレーム単位で読み出す読み出し手段と、上記読み出し
手段によって上記記録媒体からmフレーム単位で読み出
された画像データを1フレーム毎に分離する分離手段
と、上記分離手段で1フレーム毎に分離された上記画像
データをそれぞれ復号するm個の復号手段と、上記m個
の復号手段によって復号された上記画像データをそれぞ
れ一時的に記憶するm個の記憶手段と、上記m個の記憶
手段に記憶された上記画像データを同期信号に応じてフ
ィールド単位で読み出して所定の演算処理をすることで
m/n倍速度の画像データを生成し、上記出力手段から
出力させる演算処理手段とを備えることを特徴とする。
【0017】また、上述の目的達成するために本発明に
係るデータ再生方法は、画像データを含むデータを出力
する複数の出力手段を有し、割り当てられたタイムスロ
ットでノンリニアアクセス可能な複数の記録媒体に記録
された画像データを含むデータを再生し上記出力手段か
ら出力するデータ再生装置のデータ再生方法において、
所定の1フレーム時間に1フレームの画像データを撮影
する通常撮影に対して、同じ1フレーム時間にn(n
は、2以上の整数)フレームの画像データを撮影するn
倍速度撮影で撮影され上記記録媒体に記録された画像デ
ータを上記記録媒体からm(mは、m≦nを満たす正の
整数)フレーム単位で読み出し、上記記録媒体からmフ
レーム単位で読み出された上記画像データを1フレーム
毎に分離し、1フレーム毎に分離された上記画像データ
をm個の復号手段でそれぞれ復号し、上記m個の復号手
段によって復号された上記画像データをm個の記憶手段
でそれぞれ一時的に記憶し、上記m個の記憶手段に記憶
された上記画像データを同期信号に応じてフィールド単
位で読み出し、読み出された上記フィールド単位の画像
データのそれぞれにm個の第1の乗算手段で、当該m個
の第1の乗算手段でそれぞれ乗算する係数の和がnとな
るように定められた所定の係数を乗算し、上記m個の第
1の乗算手段でそれぞれ上記所定の係数を乗算された上
記フィールド単位の画像データを加算手段で全て加算
し、上記加算手段によって加算された上記フィールド単
位の画像データに第2の乗算手段で1/nの値を乗算し
てm/n倍速度の画像データを生成し、生成した上記m
/n倍速度の画像データを上記出力手段から出力するこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ再生装
置及びデータ再生方法の実施の形態を図面を参照にして
詳細に説明する。
【0019】本発明は、例えば図1に示すように構成さ
れたA/V(Audio/Video)サーバ1に適用される。こ
のA/Vサーバ1は、音声及び/又は画像データ(以
下、A/Vデータと記す。)を記録媒体に対して記録及
び/又は再生(以下、記録再生と記す。)するものであ
る。このA/Vサーバ1は、後述するコントロールパネ
ルをユーザが操作することによって、A/Vデータの記
録再生処理の他、編集処理を可能とするものである。
【0020】A/Vサーバ1は、3つの入力端子を有す
る記録ポート10、1つの出力端子を有する再生ポート
90、タイミングマネージャ50、ファイルマネージャ
60、複数の記録媒体を備えたHDD(Hard Disk Driv
e)80,80,・・・,80n−3,8
n−2,80n−1,80(nは、任意の整数)を
有するHDDアレイ(HDD Array)70を備えてい
る。
【0021】また、A/Vサーバ1は、3つの入力端子
を有する記録ポート10、2つの出力端子を有する再生
ポート90とHDDアレイ70との間のデータ転送のた
めのデータバス40と、各部を制御するための制御信号
を転送するための制御バス41とを備えている。A/V
サーバ1は、このように3つの入力処理部及び1つの出
力処理部を有しており、4系統の入出力処理を行う。
【0022】記録ポート10は、入力端子25,26,
35から入力した画像データ及び音声データ(以下、単
にデータともいう。)をHDDアレイ110に記録等す
るための処理を行う入力処理部として機能する。記録ポ
ート10では、A/Vサーバ1において、高画質なスロ
ーモーション再生を行うためのデータを記録する処理を
行う。
【0023】記録ポート10の入力端子25,26,3
5には、通常の3倍の速度で撮影されたデータが入力さ
れる。入力端子25,26,35には、通常、毎秒30
フレームで供給されるデータに対して3倍のレートの毎
秒90フレームのデータが1/90秒毎に3つに分配さ
れたデータが入力される。
【0024】ここで、図2を用いて、通常のレートと3
倍のレートとの関係について説明をする。図2に示すよ
うに通常のレートの場合1/30秒で1フレームとなっ
ているが、3倍のレートの場合1/90秒で1フレー
ム、1/30秒だと3フレーム分のデータが入力端子2
5,26,35から入力されることになる。
【0025】また、通常のレートの毎秒30フレームで
データを入力される場合、入力端子25,26,35の
いずれか一つの端子が用いられることになる。
【0026】なお、以下の説明においては通常レートで
データを記録する場合をスタンダードモード、3倍のレ
ートでデータを記録する場合をスーパースローモーショ
ンモードとも呼ぶ。
【0027】この記録ポート10は、データ入力部20
と、データ管理部30とからなる。データ入力部20
は、データ入力処理部21と、エンコーダ22と、デー
タ入力処理部23と、エンコーダ24とを備え、データ
管理部30は、入力処理部31と、エンコーダ32と、
データ多重化部33と、データマネージャ34とを備え
ている。
【0028】データ入力処理部21は、入力端子25か
ら入力されたデータをSMPTE(Society of Motion
Picture and Television Engineers)−269Mで規格
化されているSDI(Serial Digital Interface)に準
拠したデータやSMPTE−305Mで規格化されてい
るSDTI(Serial Digital Transfer Interface)に
準拠したデータ等にデコードして後段のエンコーダ22
に出力する。
【0029】エンコーダ22は、データ入力処理部21
から出力されたデータを所定のフォーマットにエンコー
ドする。具体的には、例えば、エンコーダ22は、入力
されたデータについてMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)方式による圧縮符号化を行う。ただし、この
エンコーダ22においては、圧縮符号化処理のみなら
ず、後段のHDD80,80,・・・,8
n−3,80n−2,80n− ,80に記録しや
すいフォーマットに変換すればよく、例えば上述したS
DIに準拠したデータから、画像データや音声データを
抜き出す処理を行ってもよい。さらに、エンコーダ22
においては、上述したSDTIに準拠したデータから画
像データや音声データを取り出す処理を行うようにして
もよく、上述した処理の組み合わせを行うようにしても
よい。なお、以下の説明においては、エンコーダ22
は、入力したデータを圧縮符号化して出力するものとす
る。エンコーダ34の圧縮符号化により生成されたデー
タは、データ多重化部33に入力される。
【0030】データ入力処理部23は、入力端子26か
ら入力されたデータが入力され、入力されたデータにデ
ータ入力処理部21と同様の処理を行いエンコーダ24
へ出力する。
【0031】エンコーダ24は、データ入力処理部23
から入力されたデータをエンコーダ22と同様の処理を
行い、データ多重化部33へと出力する。
【0032】データ管理部30のデータ入力処理部31
は、入力端子35から入力されたデータが入力され、入
力されたデータにデータ入力処理部21と同様の処理を
行いエンコーダ32へ出力する。
【0033】エンコーダ32は、データ入力処理部31
から入力されたデータをエンコーダ22と同様の処理を
行い、データ多重化部33へと出力する。
【0034】データ多重化部33は、データ入力部20
のエンコーダ22,24及びデータ管理部30のエンコ
ーダ32から出力されたデータを多重化する。このデー
タ多重化部33により多重化された各データは、シリア
ルデータからパラレルデータに変換されてから後段のデ
ータマネージャ34に随時供給される。
【0035】データマネージャ34は、データ多重化部
33から出力されてくる各データを一時的に格納(バッ
ファリング)し、例えば、各データをデータバス40に
時分割多重して送り出すために使用されるものである。
データマネージャ34は、データ多重化部33から送出
される各データを随時入力するとともに、後述するタイ
ミングパルス発生器51からのタイムスロットに応じ
て、バッファリングしているデータをタイムスロットで
許容された所定期間においてデータバス40に出力す
る。
【0036】データバス40は、SBX(Spydar Bus e
Xtension)バスと呼ばれるものであり、図示しないもの
の、データを記録する方向にのみデータを伝送する上り
バスと、データを再生する方向にのみデータを伝送する
下りバスとに分かれており、シリアルデータからパラレ
ルデータに変換された各データを個別に伝送する複数の
バスにより構成されている。
【0037】すなわち、SBXバスの伝送フォーマット
は、記録ポート10からHDDアレイ70方向へは同期
符号にコマンドとAVデータが付加されて伝送され、H
DDアレイ70から再生ポート90へは同期符号にコマ
ンドに対するステータスとAVデータが付加されて伝送
される。ただし、全てAVデータが付加される訳ではな
く、コマンドだけ、ステータスだけの場合もある。その
ため、データマネージャ34から出力された各データ
は、データバス40を構成する各データに対応するバス
を介してHDDアレイ70に送信される。また、データ
マネージャ34の後段には、図示しないバス出力処理部
が設けられており、データマネージャ34から出力され
た各データには、データバス40の伝送フォーマットに
従うように、例えば、HDD80,80,・・・,
80n−3,80n−2,80n− ,80への書き
込みを指示するコマンド等が重畳される。
【0038】HDDアレイ70から送られてくる各デー
タには、データバス40の伝送フォーマットに従うよう
に、例えば上述した各HDD80への書き込みを指示す
るコマンドに対するステータスが重畳されている。この
ようなデータは、上述したデータバス40の下りバスを
構成する複数のバスにより分割されて伝送される。その
ため、A/Vサーバ1においては、入力系のデータと出
力系のデータとが衝突するといったエラーを引き起こす
要因が少なく、割り当てられたタイムスロットに基づい
てデータを伝送することで、データの記録再生を同時に
行うようにみなすことができる。
【0039】タイミングマネージャ50は、ビデオの同
期信号に基づいてタイミングをとり、データバス40を
管理するものである。このタイミングマネージャ50
は、タイミングパルスを発生させるタイミングパルス発
生器51と、各部を制御する図示しないCPUとを備え
る。
【0040】タイミングマネージャ50は、外部から入
力されるビデオ同期信号に基づいて、図示しないCPU
がタイミングパルス発生器51を制御してタイミングパ
ルスを発生させ、制御バス41に送信する。タイミング
マネージャ50は、このタイミングパルスに基づいてデ
ータバス40の使用権を管理する。
【0041】また、タイミングマネージャ50は、ユー
ザによる各種制御命令を入力する図示しないコントロー
ルパネルと、図示しないインターフェースを介して接続
されている。コントロールパネルは、例えば、編集作業
を行うデータの選択や、データの入出力を行うポートを
選択する際にユーザが操作する各種スイッチ等や、編集
作業に用いる画像等を表示する表示部等を備える。コン
トロールパネルは、ユーザに操作されることによって、
操作に対応した操作入力信号を生成し、タイミングマネ
ージャ50に入力する。
【0042】ファイルマネージャ60は、後述する各H
DD80におけるファイルの記録領域を示すファイル管
理情報を保持し、このファイル管理情報に基づいてファ
イルの管理を行うファイル管理部61と、例えばイーサ
ネット(登録商標)等の外部のネットワークに接続さ
れ、外部のネットワークとの間でデータの入出力を行う
図示しないネットワークドライバと、各部を制御する図
示しないCPUとを備える。
【0043】ファイルマネージャ60は、図示しないC
PUの制御のもとに、後述するHDDアレイ70に記録
されたデータの管理を行う。例えば、ファイルマネージ
ャ60は、あるファイルがHDD80に記録されたとき
に、これらのHDD80内のどのアドレスにファイルが
記録されたかを示す情報を含むファイル管理情報を用い
て、HDDアレイ70に記録されたデータの管理を行
う。
【0044】また、ファイル管理部61は、ファイル管
理情報を保持することによって、操作入力信号に応じた
ファイル名を指定するだけで所望のファイルの再生を行
うようにHDDアレイ70を制御する処理等の操作を行
うことができ、後述する再生ファイル情報である仮想フ
ァイル(Virtual File;以下、VFLと記す。)に基づ
いて、編集の際に新たにデータを記録することなく編集
結果をもとに素材データを再生することができる。
【0045】HDDアレイ70は、各HDD80に対し
各種データを格納及び管理するものである。HDDアレ
イ70は、複数のHDD80,80,・・・,80
n− ,80n−2,80n−1,80で構成され、
これらのHDD80,80 ,・・・,80n−3
80n−2,80n−1,80に対して各種データを
記憶させるとともに、これらのHDD80,80
・・・,80n−3,80n−2,80n−1,80
に記録されているデータの管理を行う。HDDアレイ7
0は、バッファ71と、I/F部72とを備える。
【0046】HDDアレイ70は、例えば、放送業務用
として記録されるべきデータが確実に記録されるととも
に、記録されているデータが確実に再生されるように冗
長性を持たせてあり、いわゆるRAID(Redundant Ar
rays of Inexpensive Disks)構成をとる。画像データ
が記録されるHDD80,80,・・・,80
−3,80n−2は、RAID−3の構成、すなわち、
データを複数のディスクに分けて並行転送することで転
送性能を高め、さらにパリティディスクを設けた構成を
とり、音声データが記録されるHDD80n−1,80
は、いわゆるデータの二重書きを行うミラーディスク
と呼ばれるRAID−1の構成をとる。
【0047】バッファ71は、データバス40との間で
のデータの転送を行うときに、一時的にデータを記憶す
る。例えば、各HDD80から送出されたデータは、こ
のバッファ71においてバッファリングされた後、デー
タバス40に出力される。
【0048】I/F部72は、接続された各HDD80
に対して画像データの書き込み及び読み出し処理を行
う。I/F部72は、具体的には、各HDD80の中か
ら所望のHDD80を選択して、バッファ71から入力
された画像データ、を書き込むとともに、所望のHDD
から画像データを読み出してバッファ71に出力する。
【0049】さらにI/F部72は、接続された各HD
D80n−1,80に対して音声データの書き込み及
び読み出し処理を行う。I/F部72は、具体的には、
接続された2つのHDD80n−1,80のいずれか
一方を選択し、バッファ71から入力された音声データ
を書き込むとともに、所望のHDD80から音声データ
を読み出してバッファ71に出力する。
【0050】再生ポート90は、HDDアレイ70に記
録されていたデータを再生するための処理を行う再生処
理部として機能するものであり、データ管理部100
と、出力データ処理部110とからなる。
【0051】データ管理部100は、データマネージャ
101を備えている。データーマネージャ101は、タ
イミングパルス発生器51からのタイムスロットが割り
当てられると、HDDアレイ70からデータバス40を
介してパラレルに出力されるデータを所定単位分毎に
(例えば18フレーム単位分)読み込みバッファリング
し、出力データ処理部110のデータデマルチプレクサ
111に出力する。
【0052】出力データ処理部110は、データデマル
チプレクサ111と、デコーダ112a,112b,1
12cと、メモリ113a,113b,113cと、フ
ィルタブロック114とを備えている。
【0053】データデマルチプレクサ111は、データ
マネージャ101から出力されたデータを再生させる速
度に応じてデコーダ112a及び/又は112b及び/
又は112cにデマルチプレクスする。
【0054】ただし、1/3倍速再生において、データ
デマルチプレクサ111は、データマネージャ101か
ら出力されたデータをデマルチプレクスせずに通過(ス
ルー)させて後段のデコーダ112bに送出する。
【0055】また、2/3倍速再生においては、データ
デマルチプレクサ111は、データマネージャ101か
ら出力されたデータをデマルチプレクスして後段の2つ
のデコーダにフレーム単位で送出する。例えば、このと
き、データデマルチプレクサ111でデマルチプレクス
されたデータは、デコーダ112a,112bに送出さ
れる。
【0056】さらにまた、3/3倍速再生においては、
データデマルチプレクサ111は、データマネージャ1
01から出力されたデータをデマルチプレクスして後段
の3つのデコーダにフレーム単位で送出する。例えば、
このとき、データデマルチプレクサ111でデマルチプ
レクスされたデータは、デコーダ112a,112b,
112cに送出される。
【0057】デコーダ112aは、データデマルチプレ
クサ111でデマルチプレクスされたデータを所定の復
号処理、例えば、MPEG復号処理によりデコードして
ベースバンドの画像信号にする。デコーダ112aは、
デコードした画像信号をメモリ113aへ送出する。デ
コーダ112bは、データデマルチプレクサ111でデ
マルチプレクスされたデータを所定の復号処理、例え
ば、MPEG復号処理によりデコードしてベースバンド
の画像信号にする。デコーダ112bは、デコードした
画像信号をメモリ113bへ送出する。デコーダ112
cは、データデマルチプレクサ111でデマルチプレク
スされたデータを所定の復号処理、例えば、MPEG復
号処理によりデコードしベースバンドの画像信号にす
る。デコーダ112cは、デコードした画像信号をメモ
リ113cへ送出する。
【0058】メモリ113aは、ランダムアクセス可能
な、例えば、RAM(Random Access Memory)などであ
りデコーダ112aから送出された画像信号を一時的に
記憶する。また、メモリ113aは、同期信号に応じて
記憶した画像信号をフィールド単位でフィルタブロック
114に送出する。メモリ113bは、メモリ113a
と同様にランダムアクセス可能な、例えば、RAMなど
でありデコーダ112bから送出された画像信号を一時
的に記憶する。また、メモリ113bは、同期信号に応
じて記憶した画像信号をフィールド単位でフィルタブロ
ック114に送出する。メモリ113cは、メモリ11
3a,63bと同様にランダムアクセス可能な、例え
ば、RAMなどでありデコーダ112cから送出された
画像信号を一時的に記憶する。また、メモリ113c
は、同期信号に応じて記憶した画像信号をフィールド単
位でフィルタブロック114に送出する。
【0059】フィルタブロック114は、メモリ113
a,113b,113cから送出された画像信号に係数
をかけるなどの所定の演算処理をし、可変速再生信号と
して出力端子115から出力する。
【0060】ここで、図3を用いてフィルタブロック1
14の構成について説明をする。フィルタブロック11
4は、乗算器201a,201b,201cと、メモリ
202a,202b,202cと、スイッチ203a,
203b,203cと、加算器204と、乗算器205
とを備えている。
【0061】乗算器201aは、メモリ113aから送
出された画像信号にメモリ202aから送出される係数
を乗算して加算器204に送出する。乗算器201b
は、メモリ113bから送出された画像信号にメモリ2
02bから送出される係数を乗算して加算器204に送
出する。乗算器201cは、メモリ113cから送出さ
れた画像信号にメモリ202cから送出される係数を乗
算して加算器204に送出する。
【0062】メモリ202aは、読み出し専用の例え
ば、ROM(Read Only Memory)などであり、乗算器2
01aで入力された画像信号に乗算する係数を記憶保持
している。メモリ202aは、奇数フィールドの画像信
号に対応した係数と、偶数フィールドの画像信号に対応
した係数とを保持しており、さらに、1/3倍速再生さ
れた場合、2/3倍速再生された場合、3/3倍速再生
された場合に対応した係数を記憶している。画像信号が
乗算器201aに入力されると入力された画像信号が奇
数フィールドの画像信号か、偶数フィールドの画像信号
かによってスイッチ203aがスイッチングされて、所
定の係数がメモリ202aから読み出されて、乗算器2
01aに送出される。
【0063】メモリ202bは、読み出し専用の例え
ば、ROM(Read Only Memory)などであり、乗算器2
01bで入力された画像信号に乗算する係数を記憶保持
している。メモリ202bは、奇数フィールドの画像信
号に対応した係数と、偶数フィールドの画像信号に対応
した係数とを保持しており、さらに、1/3倍速再生さ
れた場合、2/3倍速再生された場合、3/3倍速再生
された場合に対応した係数を記憶している。画像信号が
乗算器201bに入力されると入力された画像信号が奇
数フィールドの画像信号か、偶数フィールドの画像信号
かによってスイッチ203bがスイッチングされて、所
定の係数がメモリ202bから読み出されて、乗算器2
01bに送出される。
【0064】メモリ202cは、読み出し専用の例え
ば、ROM(Read Only Memory)などであり、乗算器2
01cで入力された画像信号に乗算する係数を記憶保持
している。メモリ202cは、奇数フィールドの画像信
号に対応した係数と、偶数フィールドの画像信号に対応
した係数とを保持しており、さらに、1/3倍速再生さ
れた場合、2/3倍速再生された場合、3/3倍速再生
された場合に対応した係数を記憶している。画像信号が
乗算器201cに入力されると入力された画像信号が奇
数フィールドの画像信号か、偶数フィールドの画像信号
かによってスイッチ203cがスイッチングされて、所
定の係数がメモリ202cから読み出されて、乗算器2
01cに送出される。
【0065】加算器204は、乗算器201a,202
b,201cで係数を乗算された画像信号を全て加算
し、後段の乗算器205に送出する。
【0066】乗算器205は、加算器204から送出さ
れた画像信号に1/3の値を乗算する。この乗算器20
5で乗算される値によって出力ゲインが調整される。乗
算器205で1/3が乗算された画像信号は出力端子1
15から出力される。
【0067】続いて、図4に示すフローチャートを用い
て、本発明の実施に形態として示すA/Vサーバ1でス
ーパースローモーションモードで記録されたデータを再
生ポート90で可変速再生させる際の処理動作について
説明をする。
【0068】まず、ステップS1において、ユーザの図
示しないコントロールパネルからの可変速再生を指示す
る入力に応じて、タイミングマネージャ50は、HDD
アレイ70を制御し、画像データ及び音声データを含む
データ(以下、単にデータともいう。)をHDD80か
ら読み出す。
【0069】HDD80からは、1度に所定の単位のデ
ータが読み出される。なお、HDD80から読み出され
るデータの単位は、可変速再生の再生レート、つまり1
/3倍速再生、2/3倍速再生、3/3倍速再生のそれ
ぞれによって異なっており、例えば、1/3倍速再生の
指示があった場合に6フレームのデータが読み出される
とすると、2/3倍速再生の指示があった場合は2倍の
12フレーム、3/3倍速再生の指示があった場合は3
倍の18フレームのデータが読み出される。
【0070】HDD80から読み出されたデータは、I
/F72、バッファ71、データバス40を介してデー
タマネージャ101に送出され、データマネージャ10
1でバッファリングされる。
【0071】ステップS2において、データマネージャ
101は、バッファリングしているデータをストリーム
として、データデマルチプレクサ111へ送出する。
【0072】ステップS3において、データデマルチプ
レクサ111は、データマネージャ101から送出され
たデータをデマルチプレクスして、フレーム単位でデコ
ーダ112a及び/又はデコーダ112b及び/又はデ
コーダ112cに振り分ける。 ただし、1/3倍速再
生のときはデータマルチプレクサ111は、データマネ
ージャ101から送出されたデータをデマルチプレクス
せずに通過(スルー)させて後段のデコーダ112bに
送出する。
【0073】2/3倍速再生のときは、デマルチプレク
サ111は、フレーム単位でデマルチプレクスしたデー
タを順にデコーダ112a、デコーダ112bに送出す
る。
【0074】また、3/3倍速再生のときは、デマルチ
プレクサ111は、同じくフレーム単位でデマルチプレ
クスしたデータを順にデコーダ112a、デコーダ11
2b、デコーダ112cに送出する。
【0075】ステップS4において、デコーダ112
a、デコーダ112b、デコーダ112cに送出された
データは、ベースバンドの画像信号にMPEG複合され
る。デコーダ112a、デコーダ112b、デコーダ1
12cでそれぞれ複合された画像信号は、メモリ113
a、メモリ113b、メモリ113cにそれぞれ送出さ
れ一旦、蓄積される。
【0076】例えば、スーパースローモーションモード
の記録信号がna,nb,nc,(n+1)a,(n+
1)b,(n+1)c,(n+2)a,(n+2)b,
(n+2)c,・・・であったとすると、1/3倍速再
生では、デコーダ112bを介してメモリ113bに
は、na,nb,nc,(n+1)a,(n+1)b,
(n+1)c,(n+2)a,(n+2)b,(n+
2)c,・・・という画像信号が蓄積される。
【0077】同じく、スーパースローモーションモード
の記録信号がna,nb,nc,(n+1)a,(n+
1)b,(n+1)c,(n+2)a,(n+2)b,
(n+2)c,・・・であったとすると、2/3倍速再
生では、デコーダ112aを介しメモリ113aにn
a,nc,(n+1)b,(n+2)a,(n+2)
c,・・・という画像信号が蓄積され、デコーダ112
bを介しメモリ113bにnb,(n+1)a,(n+
1)c,(n+2)b,・・・という画像信号が蓄積さ
れる。
【0078】さらに、同じく、スーパースローモーショ
ンモードの記録信号がna,nb,nc,(n+1)
a,(n+1)b,(n+1)c,(n+2)a,(n
+2)b,(n+2)c,・・・であったとすると、3
/3倍速再生では、デコーダ112aを介しメモリ11
3aに、na,(n+1)a,(n+2)a,・・・と
いう画像信号が蓄積され、デコーダ112bを介しメモ
リ113bに、nb,(n+1)b,(n+2)b・・
・という画像信号が蓄積され、デコーダ112cを介し
メモリ113cにnc,(n+1)c,(n+2)c・
・・という画像信号が蓄積される。
【0079】ステップS5において、メモリ113a、
メモリ113b、メモリ113cで一旦蓄積された画像
信号は、同期信号のタイミングに合わせて、メモリ11
3a、メモリ113b、メモリ113cからフィールド
単位(奇数フィールド、偶数フィールド)でそれぞれ読
み出される。メモリ113a、メモリ113b、メモリ
113cからそれぞれ読み出されたフィールド単位の画
像信号は、フィルターブロック114の乗算器201
a、乗算器201b、乗算器201cにそれぞれ入力さ
れる。
【0080】ステップS6において、奇数フィールドの
画像信号、又は、偶数フィールドの画像信号が入力され
ることに応じて、スイッチ203a,203b,203
cが適時スイッチングされ、乗算器201a,201
b,201cにはメモリ202a,202b,202c
から所定の係数が読み出され、乗算器201a,201
b,201cは、読み出された係数を入力された画像信
号に乗算する。
【0081】ステップS7において、係数が乗算された
画像信号は加算器204に送出されて、全て加算され
る。
【0082】例えば、メモリ202a,202b,20
2cに記憶されている奇数フィールド用の係数をそれぞ
れx,y,z、偶数フィールド用の係数をそれぞ
れx ,y,z とすると、1/3倍速再生では、
奇数フィールドの画像信号は、yna,ynb,y
nc・・・となり、偶数フィールドの画像信号は、y
na,ynb,ync・・・となる。また、係数
の値はy =y =3となる。
【0083】また、2/3倍速再生では、奇数フィール
ドの画像信号は、xna+ynb,xnc+y
(n+1)a,・・・となり、偶数フィールドの画像信
号は、xna+ynb,xnc+y(n+1)
a,・・・となる。また、係数の値は、x=x=y
=y=1.5となる。
【0084】さらにまた、3/3倍速再生では、奇数フ
ィールドの画像信号は、xna+ynb+z
c,x(n+1)a+y(n+1)b+z(n+
1)c・・・となり、偶数フィールドの画像信号は、x
na+ynb+znc,x(n+1)a+y
(n+1)b+z(n+1)c・・・となる。また、
係数の値は、x=x=y=y=z=z=1
となる。また、3/3倍速再生において係数の値は、x
=x=0.5,y=y=2,z=z=0.
5のようにすることもできる。このように、画像信号に
乗算する係数に重みを与えると、再生されるフレーム画
像に残像効果が得られるのでフレーム間の接続を滑らか
にすることができる。
【0085】ステップS8において、加算器204で加
算処理された画像信号は、乗算器205で1/3の値が
乗算され、フィルタブロック114から、出力端子11
5へと送出される。
【0086】例えば、図5に1/3倍速再生、図6に2
/3倍速再生、図7に3/3倍速再生を実行した際に出
力端子115から出力される再生信号の様子を示す。こ
の図から、明らかなように、2/3倍速再生、3/3倍
速再生を実行した場合でも、本発明を適用したA/Vサ
ーバ1は、スーパースローモーション用に記録したデー
タを間引くことなく再生に用いていることが分かる。
【0087】このようにして、A/Vサーバ1では、3
倍の速度で撮影されたスーパースローモーション用のデ
ータをHDD80に記録し、HDD80に記録したスー
パスローモーション用のデータを読み出し、デコーダ1
12a,112b,112c,メモリ113a,113
b,113c及びフィルタブロック114の乗算器20
1a,201b,201cによって、3系統でデータの
再生演算処理をすることで、従来のA/Vサーバでは、
スーパースローモーション用として記録した再生画像の
一部を間引くことで実現していた2/3倍速再生、3/
3倍速再生といった可変速再生をフレーム画像を間引く
ことなく滑らかな再生画像として再生出力させることが
できる。
【0088】なお、上述したように本発明の実施の形態
として示したA/Vサーバ1では、入力端子、出力端子
の数を特定して記載してあるが本発明はこれに限定され
るものではなくn個の入力端子、n個の出力端子(nは
任意の整数)を備えていてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のデータ再生装置は、所定の1フレーム時間に1フレ
ームの画像データを撮影する通常撮影に対して、同じ1
フレーム時間にn(nは、2以上の整数)フレームの画
像データを撮影するn倍速度撮影で撮影され記録媒体に
記録された画像データを記録媒体からm(mは、m≦n
を満たす正の整数)フレーム単位で読み出し、記録媒体
からmフレーム単位で読み出された画像データを1フレ
ーム毎に分離し、1フレーム毎に分離された画像データ
をm個の復号手段でそれぞれ復号し、m個の復号手段に
よって復号された画像データをm個の記憶手段でそれぞ
れ一時的に記憶し、m個の記憶手段に記憶された画像デ
ータを同期信号に応じてフィールド単位で読み出し、読
み出されたフィールド単位の画像データのそれぞれにm
個の第1の乗算手段で、当該m個の第1の乗算手段でそ
れぞれ乗算する係数の和がnとなるように定められた所
定の係数を乗算し、m個の第1の乗算手段でそれぞれ所
定の係数を乗算されたフィールド単位の画像データを加
算手段で全て加算し、加算手段によって加算されたフィ
ールド単位の画像データに第2の乗算手段で1/nの値
を乗算してm/n倍速度の画像データを生成し、生成し
たm/n倍速度の画像データを出力手段から出力するこ
とで、記録媒体にスーパースローモーション記録された
画像データを1台の装置で画像フレームを間引くことな
く可変速再生することを可能とする。
【0090】また、本発明のデータ再生方法は、所定の
1フレーム時間に1フレームの画像データを撮影する通
常撮影に対して、同じ1フレーム時間にn(nは、2以
上の整数)フレームの画像データを撮影するn倍速度撮
影で撮影され記録媒体に記録された画像データを記録媒
体からm(mは、m≦nを満たす正の整数)フレーム単
位で読み出し、記録媒体からmフレーム単位で読み出さ
れた画像データを1フレーム毎に分離し、1フレーム毎
に分離された画像データをm個の復号手段でそれぞれ復
号し、m個の復号手段によって復号された画像データを
m個の記憶手段でそれぞれ一時的に記憶し、m個の記憶
手段に記憶された画像データを同期信号に応じてフィー
ルド単位で読み出し、読み出されたフィールド単位の画
像データのそれぞれにm個の第1の乗算手段で、当該m
個の第1の乗算手段でそれぞれ乗算する係数の和がnと
なるように定められた所定の係数を乗算し、m個の第1
の乗算手段でそれぞれ所定の係数を乗算されたフィール
ド単位の画像データを加算手段で全て加算し、加算手段
によって加算されたフィールド単位の画像データに第2
の乗算手段で1/nの値を乗算してm/n倍速度の画像
データを生成し、生成したm/n倍速度の画像データを
出力手段から出力することで、記録媒体にスーパースロ
ーモーション記録された画像データを画像フレームを間
引くことなく可変速再生することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すA/Vサーバの
構成を説明するためのブロック図である。
【図2】同A/Vサーバにおいて、通常のレートと3倍
のレートの関係について説明するための図である。
【図3】同A/Vサーバにおいて、フィルタブロックの
構成について説明するためのブロック図である。
【図4】同A/Vサーバにおいて、可変速再生する際の
動作について説明するためのフローチャートである。
【図5】同A/Vサーバにおいて、1/3倍速再生した
際に出力される画像信号について説明するための図であ
る。
【図6】同A/Vサーバにおいて、2/3倍速再生した
際に出力される画像信号について説明するための図であ
る。
【図7】同A/Vサーバにおいて、3/3倍速再生した
際に出力される画像信号について説明するための図であ
る。
【図8】従来の技術として示すビデオサーバにおいて、
(a)は通常のレートで記録した画像信号について説明
するための図であり、(b)は3倍のレート(スーパー
スローモーションモード)で記録した画像信号ついて説
明するための図であり、(c)は1/3倍速再生をした
際に出力される画像信号について説明するための図であ
り、(d)は2/3倍速再生をした際に出力される画像
信号について説明するための図であり、(e)は3/3
倍速再生をした際に出力される画像信号について説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 A/Vサーバ、10 記録ポート、40 データバ
ス、41 制御バス、50 タイミングマネージャ、5
1 タイミングパルス発生器、70 HDDアレイ、8
0 HDD、111 データマルチプレクサ、112a
デコーダ、112b デコーダ、112c デコー
ダ、113a メモリ、113b メモリ、113c
メモリ、114 フィルタブロック、115 出力端
子、201a,201b,201c 乗算器、202
a,202b,202c メモリ、203a,203
b,203c スイッチ、204 加算器、205 乗
算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを含むデータを出力する複数
    の出力手段を有し、割り当てられたタイムスロットでノ
    ンリニアアクセス可能な複数の記録媒体に記録された画
    像データを含むデータを再生し上記出力手段から出力す
    るデータ再生装置において、 所定の1フレーム時間に1フレームの画像データを撮影
    する通常撮影に対して、同じ1フレーム時間にn(n
    は、2以上の整数)フレームの画像データを撮影するn
    倍速度撮影で撮影され上記記録媒体に記録された画像デ
    ータを上記記録媒体からm(mは、m≦nを満たす正の
    整数)フレーム単位で読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段によって上記記録媒体からmフレーム
    単位で読み出された画像データを1フレーム毎に分離す
    る分離手段と、 上記分離手段で1フレーム毎に分離された上記画像デー
    タをそれぞれ復号するm個の復号手段と、 上記m個の復号手段によって復号された上記画像データ
    をそれぞれ一時的に記憶するm個の記憶手段と、 上記m個の記憶手段に記憶された上記画像データを同期
    信号に応じてフィールド単位で読み出して所定の演算処
    理をすることでm/n倍速度の画像データを生成し、上
    記出力手段から出力させる演算処理手段とを備えること
    を特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 画像データを含むデータを入力する入力
    手段と、 上記入力手段から入力された画像データを含むデータを
    上記記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 上記演算処理手段は、上記m個の記憶手
    段に記憶され上記同期信号に応じてフィールド単位で読
    み出された上記画像データのそれぞれに所定の係数を乗
    算するm個の第1の乗算手段と、 上記m個の乗算手段でそれぞれ所定の係数を乗算された
    上記画像データを全て加算する加算手段と、 上記加算手段によって加算された上記画像データに所定
    の値を乗算する第2の乗算手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載のデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 上記m個の第1の乗算手段によって上記
    画像データのそれぞれに乗算される係数の和はnであ
    り、上記第2の乗算手段によって上記加算手段で加算さ
    れた上記画像データに乗算される係数は1/nであるこ
    とを特徴とする請求項3記載のデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 画像データを含むデータを出力する複数
    の出力手段を有し、割り当てられたタイムスロットでノ
    ンリニアアクセス可能な複数の記録媒体に記録された画
    像データを含むデータを再生し上記出力手段から出力す
    るデータ再生装置のデータ再生方法において、 所定の1フレーム時間に1フレームの画像データを撮影
    する通常撮影に対して、同じ1フレーム時間にn(n
    は、2以上の整数)フレームの画像データを撮影するn
    倍速度撮影で撮影され上記記録媒体に記録された画像デ
    ータを上記記録媒体からm(mは、m≦nを満たす正の
    整数)フレーム単位で読み出し、 上記記録媒体からmフレーム単位で読み出された上記画
    像データを1フレーム毎に分離し、 1フレーム毎に分離された上記画像データをm個の復号
    手段でそれぞれ復号し、 上記m個の復号手段によって復号された上記画像データ
    をm個の記憶手段でそれぞれ一時的に記憶し、 上記m個の記憶手段に記憶された上記画像データを同期
    信号に応じてフィールド単位で読み出し、 読み出された上記フィールド単位の画像データのそれぞ
    れにm個の第1の乗算手段で、当該m個の第1の乗算手
    段でそれぞれ乗算する係数の和がnとなるように定めら
    れた所定の係数を乗算し、 上記m個の第1の乗算手段でそれぞれ上記所定の係数を
    乗算された上記フィールド単位の画像データを加算手段
    で全て加算し、 上記加算手段によって加算された上記フィールド単位の
    画像データに第2の乗算手段で1/nの値を乗算してm
    /n倍速度の画像データを生成し、 生成した上記m/n倍速度の画像データを上記出力手段
    から出力することを特徴とするデータ再生方法。
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