JP2008288934A - 動画撮影装置および動画再生装置 - Google Patents

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克幸 坂庭
Masakazu Kashiwabara
正和 柏原
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Masanori Miko
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Abstract

【課題】スロー/クイックモーションを実現する撮影装置において、再生時にフレームレートを調整して、撮影時に設定したスロー/クイックモーションの速度を変更することができなかった。
【解決手段】動画撮影装置は、フレームレート設定部113、撮影部101、記録部102を備える。フレームレート設定部113は、動画撮影の際に、動画撮影するときの単位時間あたりのフレーム数を示す記録フレームレートと、動画撮影したフレームのうち動画再生対象である有効フレームの単位時間あたりのフレーム数を示す有効フレームレートと、有効フレームを再生するときの単位時間あたりのフレーム数である再生フレームレートとをそれぞれ任意に設定する。撮影部101は、記録フレームレートで動画撮影する。記録部102は、記録フレームレート、有効フレームレートおよび再生フレームレートを動画撮影された映像信号に関連付けて記録媒体に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレームレートの設定を変更可能な動画撮影装置、動画再生装置に関する。
従来、映画の撮影は、光学的な記録方式のフィルムに毎秒24フレームの動画映像(以下、動画映像を「映像」と略記する)を記録することで行われていた。また、映画の視覚的な演出であるスローモーションやクイックモーションといった、時間を伸張または短縮した映像を動画再生(以下、単に「再生」と略記する)して見せる技術では、動画撮影(以下、単に「撮影」と略記する)の際、毎秒24フレームよりも多いフレーム数または少ないフレーム数で撮影を行い、それを毎秒24フレームで再生することで実現していた。たとえば毎秒48フレームで撮影した映像を毎秒24フレームで再生すると1秒間に撮影した映像を2秒間で再生することになり、時間を2倍に伸張したスローモーション再生ができる。また、毎秒12フレームで撮影した映像を毎秒24フレームで再生すると2秒間に撮影した映像を1秒間で再生することになり、時間を2分の1に短縮したクイックモーション再生ができる。
一方で、映画を電子的に撮影、記録、再生する技術も開発され、普及してきている。一般に、このような技術においては、CCD等の撮像素子を用いて映像を電気信号に変換し、それを磁気記録媒体等に記録し、それを再生装置で再生する。したがって、撮影に失敗する等した場合、記録媒体に一旦映像情報が記録されてしまうと再使用ができないフィルムに比べ、電子的に撮影、記録する方法では、記録媒体の不要になった映像信号の上に新たに映像信号を上書きして記録する等の再使用ができるので、撮影にかかる費用を安く抑えることができるという特徴がある。
この、映画を電子的に撮影、記録、再生する方法における、上述したスローモーションおよびクイックモーションを実現する装置に関する技術が開示されている(たとえば、特許文献1を参照)。この装置では、撮影者が撮影の際に1秒間の撮影フレーム数を設定し、設定されたフレーム数で撮影された映像信号を毎秒60フレームの映像信号に変換して記録し、再生時には撮影によって得られたフレームだけ抜き出してそれを再度毎秒24フレームの映像信号に変換することで、スローモーション再生またはクイックモーション再生を行う。
また、上述したような映画を電子的に撮影、記録、再生する方法において、撮影時の記録容量をできるだけ減らしたいといった要望が増えてきている。これは、撮影に要する費用をさらに削減したい、あるいは、撮影した映像信号を、たとえば半導体メモリ等の比較的記憶容量の少ない記録媒体に記録したい、といった理由による。これに対しては有効なフレームのみを記録することにより容量を削減する方法が開示されている(特許文献2)
特開2002−152569号公報 特開2006−180315号公報
しかしながら、有効フレームのみを記録する方法では、再生時にフレームレートを調整して、撮影時に設定したスローモーションあるいはクイックモーションの速度を変更することができなかった。
上記課題に鑑み本発明は、後工程での速度変更を可能にするとともに、撮影者の意図したスローモーションあるいはクイックモーションの速度での再生を簡易な操作で実現する方法を提供することを目的とする。
本発明の動画撮影装置は、動画撮影の際に、動画撮影するときの単位時間あたりのフレーム数を示す記録フレームレートと、動画撮影したフレームのうち動画再生対象である有効フレームの単位時間あたりのフレーム数を示す有効フレームレートと、有効フレームを再生するときの単位時間あたりのフレーム数である再生フレームレートとをそれぞれ任意に設定するフレームレート設定部と、記録フレームレートで動画撮影する撮影部と、記録フレームレート、有効フレームレートおよび再生フレームレートを動画撮影された映像信号に関連付けて記録媒体に記録する記録部とを備えたことを特徴とする。
撮影者が意図したスローモーションあるいはクイックモーションの再生を容易に行えるとともに、スローモーションあるいはクイックモーションの再生速度を変更した場合も滑らかな映像を再生することができる。また、等倍再生を実現することで、スローモーションあるいはクイックモーションでは通常記録されない音声データを記録し、確認することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における動画撮影装置100について、図1を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態1における動画撮影装置100では、撮影者が、有効な1秒間のフレーム数(以下、「フレームレート」と略記する)と再生時のフレームレートとをそれぞれ任意に設定できる構成としている。すなわち、有効なフレームレートを再生時のフレームレートよりも大きく設定すればスローモーション再生がなされ、逆に有効なフレームレートを再生時のフレームレートよりも小さく設定すればクイックモーション再生がなされるようにしている。また、撮影の有効フレームレートを撮影時の記録フレームレートと別に管理することで撮影時に意図した以外の効果も実現する。
撮影部101は、映像を電気信号に変えて取得する映像信号取得部103と、音声を電気信号に変えて取得するマイク105とを備えている。映像信号取得部103は、外部より取り込まれた光を光電効果により電気信号に変換して順次走査の映像信号として出力する。以下、順次走査の映像信号を、順次走査を意味するプログレッシブの頭文字である「p」を用いて表す。たとえば、毎秒24フレームの順次走査の映像信号であれば「24p」と表示する。
有効フレームフラグ付与部104は、後述のフレームレート設定部113の設定に応じて、「有効」、「再生」、「冗長」のフラグを各フレームに付与する。有効フレームレートより「有効」フラグの位置を、再生時のフレームレートより「再生」フラグの位置をそれぞれ計算し、「有効」「再生」のいずれでもないフレームには「冗長」フラグを付与する。
記録部102は、撮影部101から送られてくる映像信号および音声信号を符号化および多重化する信号処理部106と、各ブロックの制御を行う記録制御部107と、符号化された信号および撮影、記録、再生にかかる情報(以下、「メタ情報」と略記する)を記録媒体に記録するデータ記録部108とを備え、撮影部101において取得された映像信号および音声信号にメタ情報を付加して記録媒体に記録する。
記録制御部107は、撮影者によって設定される撮影時の有効フレームレートおよび再生時のフレームレートを受付けるフレームレート設定部113を備えている。記録制御部107は、フレームレート設定部113に設定された撮影時の有効フレームレート、再生時のフレームレートおよび撮影時の記録フレームレートに基づき、各ブロックを制御する。
信号処理部106は、撮影部101から送られてくる映像信号から有効フレームを識別する有効フレーム識別部109と、有効フレーム識別部109において識別した結果を基に映像信号を圧縮符号化する映像符号化部110と、撮影部101から送られてくる音声信号を圧縮符号化する音声符号化部112と、圧縮符号化された映像信号および音声信号を多重するTS多重部111とを備えている。
有効フレーム識別部109は、映像信号取得部103から送出される有効フレームフラグを参照し、映像が「有効」、「再生」、「冗長」のいずれであるかを判定する。
映像符号化部110は、撮影時の記録フレームレートの映像信号をMPEGの方式に基づいてフレーム間圧縮符号化する。このとき、有効フレーム識別部にて「有効」と識別されたフレームをフレーム間圧縮されたときの複数のフレームのひとまとまり分(GroupOfPicture、以下、「GOP」と略記する)の符号化映像信号のうち、MPEGの方式によって規定されているIピクチャとして符号化し、GOPの先頭に配置する。有効フレーム識別部にて「再生」と識別されたフレームをPピクチャとして符号化し、「冗長」と識別されたフレームをBピクチャとして符号化する。
音声符号化部112は、撮影部101から送られてくる音声信号をMPEGオーディオの方式に基づいて圧縮符号化する。
TS多重部111は、MPEGの方式の一つであるトランスポート・ストリーム(以下、「MPEG−TS」と略記する)の形式に基づき、圧縮符号化された映像信号、音声信号や復号処理の際に必要となる情報等を多重化し、さらに多重化された信号を見分けるためのヘッダ信号等も付加してトランスポート・ストリーム信号(以下、「TS信号」と略記する)を作成し、出力する。
データ記録部108は、TS信号記録部114とメタ情報記録部115とを備え、TS多重部111において作成されたTS信号や、再生時のフレームレート情報を含むメタ情報を、磁気や光による記録媒体あるいは半導体を用いた記録媒体等の一般に知られた記録媒体に記録する。
図2は、本発明の実施の形態1における動画撮影装置100の符号化映像信号とメタ情報とを記録媒体に記録する際のファイル構成を示した図である。
図2に示すように、記録媒体には、ルートディレクトリ201が形成され、ルートディレクトリ201のすぐ下の階層に符号化映像信号とメタ情報とを収めたP2AVディレクトリ202が形成される。
P2AVディレクトリ202のすぐ下の階層には、メタ情報を収めたCLIPディレクトリ203と符号化映像信号を収めたTSディレクトリ204とが形成される。
メタ情報は、ネットワークを経由してデータを送受信することができるコンピュータ言
語の一つであるXML形式(eXtensible Markup Language)で記述され、ファイル名に「.xml」という拡張子をつけられ(以下、「xmlファイル」と略記する)、CLIPディレクトリ203のすぐ下の階層に記録される。
また、TS信号は、ファイル名に「.tts」という拡張子をつけられ(以下、「.ttsファイル」と略記する)、TSディレクトリ204のすぐ下の階層に記録される。
このとき、TS信号を収めた.ttsファイルと、そのTS信号に関するメタ情報を収めたxmlファイルとで、拡張子を除いて、ファイル名を同一にすることで、互いに対になっていることがわかるようにしている。すなわち、図面に示す「0001.xml」ファイル205には、「0001.tts」ファイル206に収められたTS信号に関するメタ情報が収められている。
xmlファイルには、XML形式のスキーマによって定義されたメタ情報が記録される。本実施の形態では、TS信号を再生するときのフレームレートを定義するための「FrameRate」エレメントを設け、xmlファイルのメタ情報にはその「FrameRate」エレメントによってフレームレートを記述する構成としている。
続いて、このxmlファイルの記述について説明する。図3は、本発明の実施の形態1における動画撮影装置100のxmlファイルの記述の例を示した図である。
図3(a)では、「FrameRate」エレメントを定義するスキーマの例を示している。この「FrameRate」エレメントの中で定義されている「FrameRate」によって再生時のフレームレートが表されている。そして図3(b)では、「FrameRate」に具体的な数値を割り当てることで、フレームレートを定義している。たとえば、再生時のフレームレートが毎秒24フレームであれば、<FrameRate>、</FrameRate>でくくられた「FrameRate」エレメントの中で、<Play>24</Play>と記述することで、再生フレームレートを毎秒24フレームに、<Record>60</Record>と記述することで、記録フレームレートを毎秒60フレームに、<Valid>12</Valid>と記述することで、有効フレームレートを毎秒12フレームに設定している。
次に、本発明の実施の形態1の動画再生装置400について、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施の形態1における動画再生装置400のブロック図である。本発明の実施の形態1における動画再生装置400は表示部417とデータ読み出し部401と再生部402とを備えている。そして、データ読み出し部401において記録媒体から読み出された再生信号が再生部402において復号化され、撮影者によって設定されたフレームレートの再生映像信号および再生音声信号として出力される。
表示部417は、映像の一覧を表示する映像素材表示部418と、映像素材表示部418で表示されている一覧から再生したい映像を選択する映像素材選択部419とを備える。
図5に表示部の例を示す。映像素材表示部418は、メタ情報の「有効」「再生」「記録」のフレームレートに応じて、1つの映像を3通りの方法で表示する。映像素材表示部418は、「有効」「再生」「記録」のいずれかを選択する表示切替部501と、映像のサムネールを表示するサムネール表示部502と、選択したサムネールの映像のプロパティを表示するプロパティ表示部503を備える。
表示切替部501での設定に応じて、映像素材選択部419で選択された映像のフレームレートの情報がプロパティ表示部503に表示される。「フレームレート」の「再生」の項目は撮影時に設定した再生フレームレート、「記録」の項目は表示切替部501での選択に応じて変更される。表示切替部501で「有効」が選択されているときは、「記録」の項目は撮影時の有効フレームレートを記録フレームレートとして表示し、「再生」が選択されているときは、撮影時の再生フレームレートを記録フレームレートとし、「記録」が選択されているときは、撮影時の記録フレームレートを記録フレームレートとして表示する。
映像素材選択部419で選択された映像に対して再生指示が出ると、現在の表示切替部501での値に応じた再生がデータ読み出し部401、再生部402において行われる。
データ読み出し部401は、TS信号読み出し部403とメタ情報読み出し部404とを備え、TS信号やその他のメタ情報が記録された記録媒体から、TS信号読み出し部403においてTS信号を、メタ情報読み出し部404において再生時のフレームレート情報を含むメタ情報を、それぞれ読み出す。
再生部402は、TS信号を再生するTS再生部405と、符号化信号を復号化する映像復号化部411、音声復号化部409とを備えている。
TS再生部405は、メタ読み出し部で読み出したメタ情報を解釈するメタ情報解釈部407と、メタ解釈部で解釈したメタデータに応じて映像の読み出し位置を制御する読み出し位置制御部406と、再生の仕方を設定する再生設定部408とを備えている。
メタ情報解釈部407は、メタ読み出し部から読み出したメタデータから「有効」「再生」「記録」のフレームレートを取得する。このとき、読み出された.ttsファイルと同じファイル名のxmlファイルを参照する。
再生設定部408は、表示部417の表示切替部501で選択されている項目に応じて、再生時の効果を設定するもので、「撮影」「等倍」「任意」の設定を受け付ける。「撮影」は撮影時に設定した有効フレームレートに応じて再生をする設定であり、「再生」は撮影時に設定した再生フレームレートに応じて再生をする設定であり、「任意」は撮影時に設定した記録フレームレートに応じて全フレームを再生する設定である。
読み出し位置制御部406は、メタデータ解釈部で取得したフレームレートと、再生設定部に設定された設定に応じ、GOPのうちどのピクチャを読み出すかを決定し、ファイル上の特定の信号のデータを取得するように映像読み出し部を制御するとともに、映像復号化部に符号化映像信号を送出する。再生設定部の設定が「撮影」のときは、Iピクチャのみを読み出し、「再生」のときは、IピクチャとPピクチャを読み出し、「任意」のときは、GOP単位で読み出す。
音声復号化部409は、TS再生部で分離された圧縮音声データを音声信号伸張部410にて伸張し、音声出力する。ただし、スローモーション再生、クイックモーション再生時の音声は不自然に聞こえるため、等倍速再生のときのみ音声の出力を行う。
映像復号化部411は、TS再生部から送出された符号化映像信号を受け取るデータ受け渡し部414と、MPEG形式の符号化映像信号を伸張する映像信号伸張部415と、再生フレームレートに応じて出力のフレームレートを制御するフレームレート制御部416と、TS信号を蓄積しておくデータバッファ412と復号化後の映像信号を蓄積するフレームメモリ413を備えている。
フレームレート制御部416は、再生フレームレート情報を映像信号伸張部415に送出する。映像信号伸張部415では、この再生フレームレート情報に基づき、データ受け渡し部414に、符号化映像信号を送出するように要求する。
データ受け渡し部414は、TS再生部405で読み出した符号化映像信号をデータバッファ412に蓄積し、映像信号伸張部415の要求を受けると、あらかじめデータバッファ412に蓄積しておいたTS信号から、要求されたGOPに相当する符号化映像信号を読み出して映像信号伸張部415に送出する。
このとき、データ受け渡し部414では、GOPに相当する符号化映像信号を映像信号伸張部415に送出する際、TS信号に多重されたヘッダ信号を除いた符号化信号だけの形式(Elementary Stream、以下、「ES」と略記する)の信号にして送出する。
映像信号伸張部415では、データ受け渡し部414から送信されてくるフレームに相当する符号化映像信号を復号化し、復号化した映像信号をフレームメモリ413に蓄積する。フレームレート制御部416は、設定された再生時のフレームレートで映像信号を再生するように映像信号伸張部415を制御する。そして、映像信号伸張部415は、フレームメモリ413に蓄積された映像信号を、フレームレート制御部416において設定されたフレームレートに基づき1フレームずつ読み出す。また、フレームメモリ413から映像信号を1フレームずつ読み出す際には、映像信号伸張部415は、撮影されたときのフレーム順になるように読み出す。こうして、設定されたフレームレートで再生映像信号を出力する。
本実施の形態では、これら一連の動作を繰り返すことで、メタ情報の「FrameRate」に規定されたフレームレートで映像信号を再生する。
次に、動画撮影装置100の撮影部101において取得された映像信号がTS信号として記録され、映像信号として再生、復号化されるまでを映像信号の概略図を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1における動画撮影装置100および動画再生装置400の映像信号の概略図である。ここでは、記録されるフレームレートを60pとし、有効なフレームレートを12pとし、再生時のフレームレートを24pに設定したものとして、以下の説明を行う。
図6(a)は、映像信号取得部103において毎秒60フレームに変換された映像信号を示した図である。
図6(b)は、60pの映像信号に同期して有効フレームフラグ付与部から出力される有効フレームフラグを示した図である。記録フレームレート60pと有効フレームレート12pより、5(=60÷12)フレームおきに「有効」フラグを付与する。さらに、記録フレームレート60pと再生フレームレート24pより2.5(=60÷24)フレームおきに「再生」フラグを付与する。ここでは、2.5フレームおきを2:3の周期で付与することにする。ただし、「有効」フラグと一致する位置には「再生」フラグをたてないこととする。「有効」「再生」のどちらにも該当しないフレームは「冗長」フラグをたてる。
図6(c)は、図6(b)の有効フレームフラグデータを元に各フレームを分類した図である。丸で囲んである部分が「有効」フラグ、菱形で囲んである部分が「再生」、無印が「冗長」フラグを意味する。
図6(d)は、映像符号化部110において圧縮符号化された信号を示した図である。映像符号化部110は、60pの映像信号をMPEGの方式に基づいて圧縮符号化する。このとき、「有効」フラグつきのフレームは、Iピクチャに符号化され、「再生」フラグつきのフレームに相当するフレームは、Pピクチャに符号化され、「冗長」フラグつきのフレームはBピクチャに圧縮符号化される。また、フレームの順番もMPEGの方式に基づいて変更される。こうして、圧縮符号化された映像信号は、TS多重部111においてTS信号となり、データ記録部108において記録媒体に記録される。
図6(e)は、有効フレームレートに応じて、再生した図である。図6(e)では、MPEG圧縮方式のIピクチャのみを抽出して、映像復号化部411に送る。これにより5フレームごとの映像が再生される。有効フレームレート12pの映像を24pで再生するので、2倍のクイックモーション再生となる。この再生は、撮影時に意図した撮影速度での再生をしたいときに使用する。
図6(f)は、再生フレームレートに応じて、再生した図である。図6(f)では、MPEG圧縮方式のIピクチャおよびPピクチャのみを抽出して、映像復号化部411に送る。これにより2または3フレームごとに映像が再生される。再生フレームレート24pの映像を24pで再生するので、等倍再生となる。このときのみ音声を出力する。この再生は、等倍の再生を確認したいときあるいは音声を確認したいときに使用する。
図6(g)は、全フレームを再生した図である。図6(g)では、全フレームを映像復号化部に送る。これにより、記録フレームレート60pの映像を24pで再生するので、2/5倍のスローモーション再生となる。この再生は、全フレームを確認したいとき、あるいは再生速度を変更して、撮影時に設定したもの以外の再生速度で再生をしたいときに使用する。
以上述べたように、本発明の実施の形態における動画撮影装置100および動画再生装置400においては、撮影者によって任意に設定されたフレームレートで撮影を行い、同じく任意に設定されたフレームレートで映像信号を再生することでスローモーション再生およびクイックモーション再生することができる。さらに、撮影した映像信号を撮影されたときのフレーム数から増減することなくMPEG等のフレーム間圧縮による動画圧縮方法を用いて記録することができるので、撮影された映像信号の記録に必要な容量を大きく削減することができる。
また、撮影時に指定した有効フレームレートを利用して編集後、レンダリングをする場合、デコード、エンコードの再圧縮処理を通さずに圧縮データをコピーするだけでレンダリングができるため、画質の劣化が起きない。さらに、等倍速で再生することで、撮影時に記録された音声の確認ができる。記録フレームレートで再生し、シャトルなどの従来の可変速再生を行うことでより柔軟性の高い映像効果の作成が可能になる。
また、GOPのサイズを固定にすることにより、撮影時の有効フレームの再生におけるシャトルなどの特殊再生において、読み出し位置制御部406での計算だけで読み出し位置を決めることができるので、高速サーチを実現できる。
なお、本実施の形態において示した記録媒体に記録する際のディレクトリ構成は、単に一例を示したに過ぎず、なんらこのディレクトリ構成に限定するものではない。
また、本実施の形態においては、メタ情報をXML形式で記録する構成を説明したが、再生時のフレームレートを規定する「FrameRate」エレメントに相当する情報を記述する構成であれば、単純なテキストファイルやバイナリファイルであってもかまわない。
また、本実施の形態においては、「FrameRate」エレメントによって規定されたフレームレートで映像信号を再生するときは、データ受け渡し部414が、映像信号伸張部415からのGOP転送要求にしたがってTS信号の中からGOPに相当するデータをES形式で転送する構成を説明したが、映像信号伸張部415からの転送要求はGOP単位ではなく任意のサイズであってもよい。また、データ受け渡し部414は、映像信号伸張部415に送出する信号をMPEG−TS形式のままとしてもかまわない。このとき映像信号伸張部415は、TS信号に多重された動作タイミングを管理する情報を無視する。
なお、本実施の形態では、MPEGによる動画圧縮方式、MPEG2−TSによる符号化信号の多重化方式に基づいて説明を行ったが、なんらこの方式に限定するものではなく、どのようなフレーム間圧縮による動画圧縮方法であっても応用することが可能であり、また、MPEG2−PS(Program Stream)等の符号化信号の多重化方式にも用いることができる。あるいは、非圧縮、またはフレーム内圧縮によって圧縮信号を得るような構成であっても、同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態では、表示切替部501での設定を「有効」「再生」「記録」としたが、分類の方法はこれらに限定するものではない。「スローモーション」「等倍」「クイックモーション」など別の分類方法であってもよい。また、表示切替部501、サムネール表示部502、プロパティ表示部503が同時に閲覧できる例を示したが、それぞれがウインドウになっており、サムネール表示部を複数のウインドウとして表示する構成でも良い。
なお、本実施の形態における動画撮影装置100は、撮影部101と記録部102とを同一の装置内に組み込んで構成したものであってもよく、あるいは、撮影部101と記録部102とをそれぞれ別の装置として構成し、それらを信号伝達用のケーブル等で接続して構成したものであってもよい。
本発明の動画撮影装置および動画再生装置は、スローモーション映像あるいはクイックモーション映像を作成する動画撮影装置、動画再生装置、動画編集装置としても有用である。
実施の形態1における動画撮影装置のブロック図 同動画撮影装置の符号化映像信号とメタ情報とを記録媒体に記録する際のファイル構成を示した図 同動画撮影装置のxmlファイルの記述の例を示した図 実施の形態1における動画再生装置のブロック図 実施の形態1における表示画面の例を示した図 実施の形態1における動画撮影装置および動画再生装置の映像信号の概略図
符号の説明
100 動画撮影装置
101 撮影部
102 記録部
103 映像信号取得部
104 有効フレームフラグ付与部
105 マイク
106 信号処理部
107 記録制御部
108 データ記録部
109 有効フレーム識別部
110 映像符号化部
111 TS多重部
112 音声符号化部
113 フレームレート設定部
114 TS信号記録部
115 メタ情報記録部
201 ルートディレクトリ
202 P2AVディレクトリ
203 CLIPディレクトリ
204 TSディレクトリ
205 0001.xmlファイル
206 0001.ttsファイル
400 動画再生装置
401 データ読み出し部
402 再生部
403 TS信号読み出し部
404 メタ情報読み出し部
405 TS再生部
406 読み出し位置制御部
407 メタ情報解釈部
408 再生設定部
409 音声復号化部
410 音声信号伸張部
411 映像復号化部
412 データバッファ
413 フレームメモリ
414 データ受け渡し部
415 映像信号伸張部
416 フレームレート制御部
417 表示部
418 映像素材表示部
419 映像素材選択部
501 表示切替部
502 サムネール表示部
503 プロパティ表示部

Claims (6)

  1. 動画撮影した映像信号を記録媒体に記録する動画撮影装置であって、
    動画撮影の際に、動画撮影するときの単位時間あたりのフレーム数を示す記録フレームレートと、動画撮影したフレームのうち動画再生対象である有効フレームの単位時間あたりのフレーム数を示す有効フレームレートと、前記有効フレームを再生するときの単位時間あたりのフレーム数である再生フレームレートとをそれぞれ任意に設定するフレームレート設定部と、
    前記記録フレームレートで動画撮影する撮影部と、
    前記記録フレームレート、前記有効フレームレートおよび前記再生フレームレートを含むフレームレート情報を前記動画撮影された映像信号に関連付けて記録媒体に記録する記録部と、
    を備えた動画撮影装置。
  2. 前記撮影部は、
    光学情報から映像信号を取得する映像信号取得部と、
    前記フレームレート設定部に設定された前記有効フレームレートに応じて、前記映像信号取得部で取得した映像の各フレームに有効フレームであるかどうかを示す有効フレームフラグ情報を付与する有効フレームフラグ付与部とを備え、
    前記記録部は、
    前記有効フレームフラグ付与部で付与された前記有効フレームフラグ情報を識別する有効フレーム識別部と、
    前記有効フレーム識別部で識別した前記有効フレームフラグ情報をもとに、フレーム内符号化画像、フレーム間順方向予測符号化画像、フレーム間双方向予測符号化画像のいずれかで圧縮符号を行う映像符号化部と、
    前記映像符号化部で符号化したデータを記録するデータ記録部と、
    を備えた請求項1記載の動画撮影装置。
  3. 請求項1記載の動画撮影装置が動画撮影した映像信号を再生する動画再生装置であって、
    前記記録媒体に格納された前記映像信号および前記フレームレート情報を読み出すデータ読み出し部と、
    前記フレームレート情報に応じて前記映像信号の読み出し位置を制御し、映像信号のデータを取得する読み出し位置制御部と、
    前記読み出し位置制御部で取得した映像を伸張する映像信号伸張部と、
    前記再生フレームレートに応じて出力する映像のタイミングを制御するフレームレート制御部と、
    を備えた動画再生装置。
  4. 前記読み出し位置制御部は、フレーム内符号化画像のみを取得して撮影時に指定した有効フレームのみを再生することで、可変速再生を行う請求項3記載の動作再生装置。
  5. 前記読み出し位置制御部は、フレーム内符号化画像およびフレーム間順方向予測符号化画像を取得することで、前記再生フレームレートと同一のフレームレートで読み出しを行い、等倍速の再生を行う請求項3記載の動作再生装置。
  6. 前記記録媒体に記録された映像の一覧を表示する際、前記フレームレート情報に応じて複数のサムネール画像を表示する映像素材表示部と、
    前記映像の一覧から再生対象の映像を選択する映像素材選択部と、
    前記映像素材選択部にて映像が選択されたときの映像素材表示部における前記フレームレート情報の設定に応じて、前記再生設定部の設定が変更する請求項3記載の動画再生装置。
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