JP2009044392A - ビデオ再生方法およびビデオ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割されたデジタルビデオデータを再生する場合においてスチル再生によって得られる画像の品質を確保する上で有利なビデオ再生方法および装置を提供する。
【解決手段】システムコントローラ16は、第1、第2システム12A、12B、ビデオデータ伝送部40を制御することによって、一方のシステムで静止画用ビデオデータを再生させるとともに、他方のシステムがビデオデータ伝送部40を介して受け取った静止画再生用ビデオデータを他方のシステムで再生させることにより、第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させている。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体にアクセスし、記録媒体に記録されているビデオデータを再生するビデオ再生方法および装置に関する。
ハードディスク装置(HDD)に対してビデオ信号(デジタルビデオデータ)を記録再生するビデオ記録再生装置(ハードディスクビデオレコーダ)がある。
このようなビデオ記録再生装置においては、扱うビデオ信号を、標準画質から高画質にする、画面分解能を標準からHDにする、フレームレートを標準から高フレームレートにする等により高性能にすると、それに伴いハードディスク装置に記録再生するデジタルビデオデータの量も増大し、より高速で連続したデジタルビデオデータの記録再生が必要となる。
こうした状況下で、デジタルビデオデータの記録再生を行うシステムの性能が追いつかない場合に、デジタルビデオデータの記録再生を行うシステムを2つ設け、ビデオ信号を2つに分割するとともに、分割した2つのビデオ信号を2つのシステムでそれぞれ記録再生することにより、言い換えると、2つのシステムを並列に動作させることにより、ビデオ記録再生装置全体での記録再生能力を上げる対応が考えられる。
こうした2つのシステムを並列に動作させて、ビデオ信号の特殊再生でスチル再生(静止画再生)を行う場合には、各システムでその時の映像フレームをそれぞれ連続して再生する事になる。
なお、スチル再生の方法としては、ハードディスク装置から読み出したNフレームの映像情報をいったんバッファに保持させ、Nフレームの再生操作からバッファの中の1フレームのみの再生に移行してスチル再生を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術は、分割されたビデオデータを2つのシステムを用いて再生する構成に適用されるものではない。
特開平11−136636
上述したように2つのシステムを並列に動作させてスチル再生を行う場合には、各システムではそれぞれの映像を静止画として再生する事になる。
すなわち、2つのシステムは、スチル再生の動作が指令されることにより、共に同じフレームの画像を継続的に出し続けるが、2つのシステムがそれぞれ管理しているフレームデータが異なる為に、2つのシステム間で完全に同じ画像を出す事が出来ない。
その為に、2つのシステムから再生された2つのフレームの画像がディスプレイに供給されることで表示される静止画は、異なる2つのフレーム間を交互に再生した画像となり、交互にブレが含まれた画像となってしまい、静止画の品質を確保する上で不利がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分割されたデジタルビデオデータを再生する場合においてスチル再生によって得られる画像の品質を確保する上で有利なビデオ再生方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、時系列的に連続するビデオデータを所定のデータ単位で分割して得られる複数の分割データを、順番に振り分けることで得られる分割ビデオデータをそれぞれ記録した第1記録媒体および第2記録媒体と、前記第1記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第1システムと、前記第2記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第2システムと、前記第1、第2記録媒体および前記第1、第2システムを制御することにより前記分割ビデオデータの再生を行う再生制御部とを備えるビデオ再生装置であって、前記第1システムおよび前記第2システムの間に、前記第1システムおよび前記第2システムのうちの一方のシステムで再生する分割ビデオデータから選択された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムに伝送するビデオデータ伝送部を設け、前記再生制御部は、前記一方のシステムで前記静止画用ビデオデータを再生させるとともに、前記他方のシステムが前記データ伝送部を介して受け取った前記静止画再生用ビデオデータを前記他方のシステムで再生させることにより、前記第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させることを特徴とする。
また本発明は、時系列的に連続するビデオデータを所定のデータ単位で分割して得られる複数の分割データを、順番に振り分けることで得られる分割ビデオデータをそれぞれ記録した第1記録媒体および第2記録媒体と、前記第1記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第1システムと、前記第2記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第2システムと、前記第1、第2記録媒体および前記第1、第2システムを制御することにより前記分割ビデオデータの再生を行うビデオ再生方法であって、前記第1システムおよび前記第2システムのうちの一方のシステムで再生する分割ビデオデータから選択された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムに伝送し、前記一方のシステムで前記静止画用ビデオデータを再生させるとともに、前記他方のシステムが前記データ伝送部を介して受け取った前記静止画再生用ビデオデータを前記他方のシステムで再生させることにより、前記第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させることを特徴とする。
本発明によれば、一方のシステムで静止画用ビデオデータを再生させるとともに、他方のシステムがビデオデータ伝送部を介して受け取った静止画再生用ビデオデータを他方のシステムで再生させることにより、第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させるので、ブレの無い画像でスチル再生することができ、分割されたデジタルビデオデータを再生する場合においてスチル再生によって得られる画像の品質を確保する上で有利となる。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態によるビデオ再生方法および装置について図面を参照して説明する。
以下では、説明の都合上、まず、ビデオ記録再生装置の基本構成について説明し、ついで、本発明の第1の実施の形態によるビデオ再生方法を実現するビデオ記録再生装置について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるビデオ再生方法を実現するビデオ記録再生装置10の機能ブロック図である。
図1はビデオ記録再生装置の基本構成を示す機能ブロック図である。
ビデオ記録再生装置10は、第1システム12Aと、第1ハードディスク装置14A(特許請求の範囲の第1記録媒体に相当)と、第2システム12Aと、第2システム12Bと、第2ハードディスク装置14B(特許請求の範囲の第2記録媒体に相当)と、システムコントローラ16(特許請求の範囲の再生制御部に相当)と、ビデオ同期回路18と、ファイルシステム20などを含んで構成されている。
第1システム12Aは、第1エンコーダバッファメモリ22Aと、第1デコーダバッファメモリ24A(特許請求の範囲の第1バッファメモリに相当)と、第1ビデオ記録再生部26Aとを含んで構成されている。
第1システム12Aは、後述するように第1ハードディスク装置14Aに記録された第1分割ビデオデータVS1を再生するものである。
第1エンコーダバッファメモリ22Aは、システムコントローラ16の制御下で後述する第1ストリームエンコーダ30Aから供給される圧縮された第1分割ビデオデータVS1を蓄積して第1ハードディスク装置14Aに供給するものである。
第1エンコーダバッファメモリ22Aのバッファ量は、第1ストリームエンコーダ30Aから供給される圧縮された第1分割ビデオデータVS1のデータ転送速度と、第1ハードディスク装置14Aの書き込み速度との差を吸収するに足る値に設定されている。
第1ハードディスク装置14Aは、第1エンコーダバッファメモリ22Aを介して供給される圧縮された第1分割ビデオデータVS1を記録するものである。
第1デコーダバッファメモリ24Aは、システムコントローラ16の制御下で第1ハードディスク装置14Aから供給される圧縮された第1分割ビデオデータVS1を蓄積して後述する第1ストリームデコーダ32Aに供給するものである。
第1ビデオ記録再生部26Aは、第1ビデオ信号入力部28A、第1ストリームエンコーダ30A、第1ストリームデコーダ32A(特許請求の範囲の第1デコーダに相当)、第1ビデオ信号出力部34Aなどを含んで構成されている。
なお、図1には図示しないが、撮像装置などから供給される時系列的に連続するビデオデータを所定のデータ単位(本実施の形態では1画面分のビデオデータであるフレーム単位)に順番に(交互に)2つに振り分けるデータ分割回路が設けられている。
前記データ分割回路によって前記ビデオデータは、第1分割ビデオデータVS1と第2分割ビデオデータVS2とに分割され、第1分割ビデオデータVS1は第1システム12Aの第1ビデオ信号入力部28Aに供給され、第2分割ビデオデータVS2は第2システム12Bの後述する第2ビデオ信号入力部28Bに供給される。
また、図1には図示しないが、後述する第1、第2ビデオ記録再生部26A、26Bから前記所定のデータ単位(本実施の形態ではフレーム単位)で出力される第1分割ビデオデータVS1と第2分割ビデオデータVS2とを順番に(交互に)組み合わせることで1つのビデオデータとするデータ合成回路が設けられている。
前記データ合成回路からビデオデータがディスプレイ装置などに供給されることで映像が表示される。
第1ビデオ信号入力部28Aは、第1分割ビデオデータVS1を入力するための回路である。
第1ストリームエンコーダ30Aは、システムコントローラ16の制御下で、入力された第1分割ビデオデータVS1に対してコーデックを行い、第1分割ビデオデータVS1の圧縮を行う回路である。本実施の形態では、第1ストリームエンコーダ30Aは例えばJPEG形式によって第1分割ビデオデータVS1を圧縮する。
第1ストリームデコーダ32Aは、システムコントローラ16の制御下で第1ハードディスク装置14Aから読み出された第1圧縮分割ビデオデータを伸長しデコードする回路である。本実施の形態では、第1ストリームデコーダ32Aは例えばJPEG形式によって圧縮された第1分割ビデオデータVS1を伸張する。
ビデオ信号出力部28Aは、デコードされたビデオデータに同期信号などを付加し第1ビデオ信号入力部28Aに入力された第1分割ビデオデータVS1と同様の波形にして出力する。
第2システム12Bは、第2エンコーダバッファメモリ22Bと、第2デコーダバッファメモリ24B(特許請求の範囲の第2バッファメモリに相当)と、第2ビデオ記録再生部26Bを含んで構成されている。
第2システム12Bは、後述するように第2ハードディスク装置14Bに記録された第2分割ビデオデータVS2を再生するものである。
第2エンコーダバッファメモリ22Bは、システムコントローラ16の制御下で後述する第2ストリームエンコーダ30Bから供給される圧縮された第2分割ビデオデータVS2を蓄積して第2ハードディスク装置14Bに供給するものである。
第2エンコーダバッファメモリ22Bのバッファ量は、第2ストリームエンコーダ30Bから供給される圧縮された第2分割ビデオデータVS2のデータ転送速度と、第2ハードディスク装置14Bの書き込み速度との差を吸収するに足る値に設定されている。
第2ハードディスク装置14Bは、第2エンコーダバッファメモリ22Bを介して供給される圧縮された第2分割ビデオデータVS2を記録する。
第2デコーダバッファメモリ24Bは、システムコントローラ16の制御下で第2ハードディスク装置14Bから供給される圧縮された第2分割ビデオデータVS2を蓄積して後述する第2ストリームデコーダ32Bに供給するものである。
第2ビデオ記録再生部26Bは、第2ビデオ信号入力部28B、第2ストリームエンコーダ30B、第2ストリームデコーダ32B、第2ビデオ信号出力部34Bなどを含んで構成されている。
第2ビデオ信号入力部28Bは、第2分割ビデオデータVS2を入力するための回路である。
第2ストリームエンコーダ30Bは、システムコントローラ16の制御下で、入力された第2分割ビデオデータVS2に対してコーデックを行い、第2分割ビデオデータVS2の圧縮を行う回路である。本実施の形態では、第2ストリームエンコーダ30Bは例えばJPEG形式によって第2分割ビデオデータVS2を圧縮する。
第2ストリームデコーダ32Bは、システムコントローラ16の制御下で第2ハードディスク装置14Bから読み出された圧縮された第2分割ビデオデータVS2を伸長しデコードする回路である。本実施の形態では、第2ストリームデコーダ32Bは例えばJPEG形式によって圧縮された第2分割ビデオデータVS2を伸張する。
第2ビデオ信号出力部34Bは、デコードされたビデオデータに同期信号などを付加し第2ビデオ信号入力部28Bに入力された第2分割ビデオデータVS2と同様の波形にして出力する。
ビデオ同期回路18は、入力された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2に同期をとり、第1、第2ビデオ記録再生部26A、26Bの各部で必要な垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号を含む各種信号を生成し第1、第2ビデオ記録再生部26A、26Bの各部に供給する回路である。
システムコントローラ16は、ハードウェアとしてのコンピュータを含んで構成されるものであり、OS(Operating System)の管理下において各部の制御を行うものである。
より詳細には、システムコントローラ16は、所定のアプリケーションソフトがOSを介して各部を制御することで実現されるものであり、例えば、システムコントローラ16は、ビデオ同期回路18、第1、第2ストリームエンコーダ30A、30B、第1、第2ストリームデコーダ32A、32B、第1、第2デコーダバッファメモリ24A、24Bの動作の開始や停止を指令するものである。
ファイルシステム20は、システムコントローラ16(OS)の管理下で動作するものであり、第1、第2ハードディスク装置14A、14Bを管理下に置き、圧縮された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2を第1、第2ハードディスク装置14A、14Bに記録する際のファイル管理などを行う。
本実施の形態では、第1システム12A内に、第1記録再生部26Aが設けられており、第2システム12B内に、第2記録再生部26Bが設けられている構成である。
したがって、システムコントローラ16に特殊再生を実行する旨の指令が与えられると、その指令を受け付けたシステムコントローラ16が該システムコントローラ16の制御下にある第1、第2記録再生部26A、26B(の各部)に対して前記指令に対応した動作を行わせるための制御情報(制御信号、制御コマンド)を供給する。
次にビデオ記録再生装置10の基本的な動作について説明する。
ビデオ信号の記録時には、第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2が第1、第2ビデオ信号入力部28A、28Bに入力される。そして、さらにビデオ同期回路18において、第1、第2ビデオ信号入力部28A、28Bに入力された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2に同期をとることで次のブロックで必要な垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号を含む各種信号を生成する。
次の第1、第2ストリームエンコーダ30A、30Bでは、入力された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2に対してコーデックを行いビデオデータの圧縮を行う。
OS管理下のファイルシステム20は、第1、第2ストリームエンコーダ30A、30Bで圧縮された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2を第1、第2エンコーダバッファメモリ22A、22Bを介して第1、第2ハードディスク装置14A、14Bにそれぞれ記録する。
ビデオ信号の再生時には、OS管理下のファイルシステム20が、記録された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2VS2を第1、第2ハードディスク装置14A、14Bから読み出す。読み出された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2は、第1、第2デコーダバッファメモリ24A、24Bを介して第1、第2ストリームデコーダ32A、32Bでデコードされ、第1、第2ビデオ信号出力部28A、28Bに送られる。
第1、第2ビデオ信号出力部24では、デコードされた第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2にビデオ同期回路18において生成した同期信号等を付加し第1、第2ビデオ信号入力部28A、28Bに入力された第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2と同様の波形にして出力する。
すなわち、上述したビデオデータのハードディスク装置14A、14Bへの記録や読み出しに関わる一連の動作はOS管理下のファイルシステム20が各部を制御することによってなされており、また、ファイルシステム20は、ハードディスク装置14A、14Bに記録したビデオデータのファイルを管理している。
次に第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2の並列処理について説明する。
図2(A)は分割前のビデオデータの説明図、(B)は分割後の第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2の説明図である。
図2(A)に示すように、撮像装置などからビデオ記録再生装置10に供給されるビデオデータVSは、所定のデータ単位であるフレーム単位で時系列的に連続している。
図中、1、2、3、……、28、29、30、……はフレームの順番を示すフレーム番号である。
図2(B)に示すように、前述したデータ分割回路によってビデオデータVSはフレーム単位に順番に(交互に)2つに振り分けられることで、第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2が生成される。
すなわち、第1ビデオデータVS1を構成するフレームは、フレーム番号1、3、5、……となり、第2ビデオデータVS2を構成するフレームは、フレーム番号2、4、6、……となる。
言い換えると、第1ビデオデータVS1は奇数フレームで構成され、第2ビデオデータVS2は偶数フレームで構成される。
そして、通常の再生動作においては、図2(B)に示すように、第1、第2ハードディスク装置14A、14Bから第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2がフレーム単位で同期して読み出されることにより、前述したようにデータ合成回路によって第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2が合成されビデオデータVSが生成される。
次に、トリックプレイの中のスチル再生(静止画再生)の原理について説明する。
図2(C)はスチル再生(静止画再生)の説明図である。
図2(C)では、第1分割ビデオデータVS1のフレーム1、3、5、7、9・・・と、第2分割ビデオデータVS2のフレーム2、4、6、8、10・・・の二つのストリーム信号を順に再生していき、フレーム29のビデオデータ位置からスチル再生を行っている様子を示した。なお、図中、Still Read Startは、第1、第2デコーダバッファメモリ24A、24Bから読み出されるフレームの位置29、30をそれぞれ示している。
フレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生して、第1分割ビデオデータVS1のフレーム29の位置からスチル再生を開始すると、第1システム12Aからは、フレーム29、29、29、・・・と連続したビデオストリームデータが再生され、第2分割ビデオデータVS2のフレーム30の位置からスチル再生を開始すると、第2システム12Bからはフレーム30、30、30、・・・と連続したビデオストリームデータが再生される。
これを記録再生装置10に接続されたディスプレイ装置の表示画面で見た場合、フレームとしてフレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生してきて、スチル再生操作に入ってフレーム29、30、29、30、29、30・・・と29と30のフレームの交互表示となる。
この場合、ディスプレイ装置の表示画面に見られるスチル再生画像は、フレーム29とフレーム30のフレーム間に差分(映像としての差分)が存在する分、ブレのある画像となってしまうことになり、表示される静止画の品質を確保する上で問題となってしまう。
そこで本発明は、第1、第2システム12A、12Bの双方で同一のフレームを再生することにより、静止画のブレを回避するようにしたものである。
図3は、第1の実施の形態の記録再生装置10の構成を示すブロック図である。
以下では、図1と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
図3に示すように、第1システム12Aと第2システム12Bとの間に第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2を伝送するビデオデータ伝送部40が設けられている。
ビデオデータ伝送部40は、第1システム12Aおよび第2システム12Bのうちの一方のシステムで再生する分割ビデオデータから選択された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムに伝送するものである。
本実施の形態では、ビデオデータ伝送部40は、第1信号線42Aと第2信号線42Bとを含んで構成されている。
第1信号線42Aは、第2システム12Bの第2デコーダバッファメモリ24Bの出力端と第1システム12Aの第1ストリームデコーダ32Aの入力端とを接続し、第2デコーダバッファメモリ24Bから出力される第2分割ビデオデータVS2から選択された静止画用ビデオデータを第1ストリームデコーダ32Aに供給するものである。
第2信号線42Bは、第1システム12Aの第1デコーダバッファメモリ24Aの出力端と第2システム12Bの第2ストリームデコーダ32Bの入力端とを接続し、第1デコーダバッファメモリ24Aから出力される第1分割ビデオデータVS1から選択された静止画用ビデオデータを第2ストリームデコーダ32Aに供給するものである。
また、本実施の形態では、第1ストリームデコーダ32Aは、第1デコーダバッファメモリ24Aから供給される第1分割ビデオデータVS1と、第2デコーダバッファメモリ24Bから第1信号線42Aを介して供給される静止画用ビデオデータ(第2分割ビデオデータVS2)とを切り換えて入力する機能を有しており、この切り換えは、システムコントローラ16から供給される制御情報(制御信号)によって制御される。
また、第2ストリームデコーダ32Bは、第2デコーダバッファメモリ24Bから供給される第2分割ビデオデータVS2と、第1デコーダバッファメモリ24Aから第2信号線42Bを介して供給される静止画用ビデオデータ(第1分割ビデオデータVS1)とを切り換えて入力する機能を有しており、この切り換えは、システムコントローラ16から供給される制御情報(制御信号)によって制御される。
また、第1システム12Aと第2システム12Bとは、例えば、異なるプリント配線基板に設けられており、それらプリント配線基板の間がビデオデータ伝送部40を構成する第1、第2信号線42A、42Bで接続されている。
ビデオデータ伝送部40のインターフェース(第1、第2信号線42A、42Bのインターフェース)としては、耐ノイズ性を確保する上で、また、設計の容易化を図る上で、データ伝送を行うための標準的な仕様の従来公知のさまざまなインターフェースが採用可能である。
システムコントローラ16は、第1、第2システム12A、12Bのうち一方のシステムで静止画用ビデオデータを再生させるとともに、一方のシステムからビデオデータ伝送部40を介して第1、第2システム12A、12Bのうち他方のシステムに伝送された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムで再生させることにより、第1、第2システム12A、12Bの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させるように構成されている。
すなわち、ビデオ記録再生装置10の操作部材をユーザーが操作することによりシステムコントローラ34にスチル再生動作を指示する指令が与えられと、システムコントローラ16は、第1システム12A内の各部にスチル再生動作を実行するために必要な制御情報を与えるとともに、第2システム12B内の各部にスチル再生動作を実行するために必要な制御情報を与えるように構成されている。
次にスチル再生動作について説明する。
図4は第1の実施の形態における再生動作、スチル再生動作の説明図であり、(A)は再生動作時における第1、第2ビデオデータVS1、VS2の並列処理を示す説明図、(B)、(C)はスチル動作に切り換えられた場合の処理を示す説明図である。
図4(A)に示すように、再生動作においては、一つのストリームのビデオデータVSが、並列システムを構成する第1、第2のシステム12A、12Bによって第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2の2つのストリームビデオ信号に分割処理されている。
すなわち、ビデオデータVSを構成するフレーム1、2、3、4、5、6、7、8、9、10・・・と順に並んだ一つのストリーム信号が並列処理用に分割され、第1分割ビデオデータVS1のフレーム1、3、5、7、9・・・と、第2分割ビデオデータVS2のフレーム2、4、6、8、10・・・との二つのストリーム信号に分割構成されている。
トリック再生のスチル再生(静止画)を行った場合に、第1ストリームデコーダ32Aは、システムコントローラ16の制御により、第1デコーダバッファメモリ24Aから供給される第1分割ビデオデータVS1と、ビデオデータ伝送部40(第1信号線42A)を介して第2デコーダバッファメモリ24Bから供給される第2分割ビデオデータVS2とを切り換えて使用する。
あるいは、第2ストリームデコーダ32Bは、システムコントローラ16の制御により、第2デコーダバッファメモリ24Bから供給される第2分割ビデオデータVS2と、ビデオデータ伝送部40(第2信号線42B)を介して第1デコーダバッファメモリ24Aから供給される第1分割ビデオデータVS1とを切り換えて使用する。
すなわち、トリック再生のスチル再生(静止画)を行う際には、新たに設けたビデオデータ伝送部40を利用して、片方のシステムのスチル再生させるフレーム画像をもう片方のシステムに送ることによって、二つのシステムで同一のスチル再生させたいフレーム画像を共有する。
そして、図4(A)に示すように、ビデオ信号VSが第1、第2分割ビデオ信号VS1、VS2にストリーム分割された構成で、トリック再生のスチル再生(静止画)を行った場合のビデオデータの処理を、図4(B)、(C)に示す。
図4(B)に示すように、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム1、3、5、7、9・・・と第2分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム2、4、6、8、10・・・の二つのストリーム信号を順に再生していき、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム29、すなわち、第1分割ビデオ信号VS1から選択された静止画再生用ビデオデータのビデオデータ位置からスチル再生を行う。
すなわち、フレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生して、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム29の位置からスチル再生を開始すると、一方のシステム(第1システム12A)によって、フレーム29、29、29、・・・と連続したビデオストリームデータを再生し、それと同時に静止画再生用ビデオデータであるフレーム29を第2信号線42Bを介してもう一方のシステム(第2システム12B)にコピーし(伝送し)、もう一方のシステム(第2システム12B)からのビデオデータも、フレーム29、29、29、・・・と連続した、同じビデオストリームデータを出力する。
図4(C)では、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム1、3、5、7、9・・・と第2分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム2、4、6、8、10・・・の二つのストリーム信号を順に再生していき、第2分割ビデオ信号VS2を構成するフレーム30、すなわち、第1分割ビデオ信号VS1から選択された静止画再生用ビデオデータのビデオデータ位置からスチル再生を行っている様子を示した。
すなわち、フレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生して、第2分割ビデオ信号VS2を構成するフレーム30の位置からスチル再生を開始すると、一方のシステム(第2システム12B)によって、フレーム30、30、30、・・・と連続したビデオストリームデータを再生し、それと同時に静止画再生用ビデオデータであるフレーム30を第1信号線42Aを介してもう一方のシステム(第1システム12A)にコピーし(伝送し)、もう一方のシステム(第1システム12A)からのビデオデータも、フレーム30、30、30、と連続した、同じビデオストリームデータを出力する。
以上の動作を言い換えると、システムコントローラ16は、第1、第2システム12A、12B、ビデオデータ伝送部40を制御することによって、一方のシステムで静止画用ビデオデータを再生させるとともに、他方のシステムがビデオデータ伝送部40を介して受け取った静止画再生用ビデオデータを他方のシステムで再生させることにより、第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させている。
本実施の形態によれば、トリック再生のスチル再生(静止画)を開始すると、始めにスチル再生する画像を他方のシステムにも送り出し、同一スチル再生画像でスチル再生する為に、ブレの無い画像でスチル再生することができ、分割されたデジタルビデオデータを再生する場合においてスチル再生によって得られる画像の品質を確保する上で有利となる。
また、本実施の形態では、一方のシステムから他方のシステムに静止画再生用ビデオデータを伝送するビデオデータ伝送部40は、静止画再生用ビデオデータを伝送する簡素な構成でよいため、例えば、第1、第2システム12A、12Bの間に第1、第2信号線42A、42Bを追加するだけでビデオデータ伝送部40を構成でき、構成の簡素化および低コスト化を図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、スチル再生動作に際して、第1、第2システム12A、12Bの双方において同一の静止画再生用ビデオデータの再生が同時になされるものであったのに対し、第2の実施の形態では、データ伝送路40による静止画再生用ビデオデータの伝送に多少の遅延時間が発生することにより、第1、第2システム12A、12Bによる静止画再生用ビデオデータの再生に多少のずれが生じる構成について説明する。
図5は第2の実施の形態における再生動作、スチル再生動作の説明図であり、(A)は再生動作時における第1、第2ビデオデータVS1、VS2の並列処理を示す説明図、(B)、(C)はスチル動作に切り換えられた場合の処理を示す説明図である。なお、以下の実施の形態において同一の部分には同一の符号を付して簡単に説明する。
図3を流用してビデオ記録再生装置10の構成について説明する。
第2の実施の形態において第1の実施の形態と相違するのは、ビデオデータ伝送部40を構成する第1、第2信号線42A、42Bのインターフェースが、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter:非同期シリアルインターフェース)、あるいは、イーサネット(登録商標)等の遅延時間のある信号ラインで接続している点である。
図5(A)に示すように、再生動作においては、第1の実施の形態の場合(図4(A))と同様に、一つのストリームのビデオデータVSが、並列システムを構成する第1、第2のシステム12A、12Bによって第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2の2つのストリームビデオ信号に分割処理されている。
そして、図5(A)に示すように、ビデオ信号VSが第1、第2分割ビデオ信号VS1、VS2にストリーム分割された構成で、トリック再生のスチル再生(静止画)を行った場合のビデオデータの処理を、図5(B)、(C)に示す。
図5(B)に示すように、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム1、3、5、7、9・・・と第2分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム2、4、6、8、10・・・の二つのストリーム信号を順に再生していき、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム29、すなわち、第1分割ビデオ信号VS1から選択された静止画再生用ビデオデータのビデオデータ位置からスチル再生を行う。
すなわち、フレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生して、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム29の位置からスチル再生を開始すると、一方のシステム(第1システム12A)によって、フレーム29、29、29、・・・と連続したビデオストリームデータを再生し、静止画再生用ビデオデータであるフレーム29をデータ伝送に際して遅延時間を有する第2信号線42Bを介してもう一方のシステム(第2システム12B)にコピーし(伝送し)、もう一方のシステム(第2システム12B)からのビデオデータも、フレーム29、29、29、・・・と連続した、同じビデオストリームデータを出力する。
この場合、第2信号線42Bに遅延があるために、第1、第2システム12A、12Bの双方で直ちに(同時に)同一のスチル再生させたいフレーム画像(静止画再生用ビデオデータであるフレーム29)を共有することは出来ない。
従って、第1システム12Aから第2システム12Bに第2の信号線42Bを介して伝送されたフレーム29が第2システム12Bで受け付けられて再生されるまでは、第1システム12Aではフレーム29をスチル再生画像として再生し、第2システム12Bでは、フレーム29よりも時間的に前に位置するフレーム30をスチル再生画像として再生し、第1、第2システム12A、12Bの双方で同一のスチル再生させたいフレーム画像(フレーム29)を共有できるようになった時点で(フレーム29が第2システム12Bで受け付けられて再生される時点で)同一のスチル再生画面に移行するようにする。
図5(C)に示すように、第1分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム1、3、5、7、9・・・と第2分割ビデオ信号VS1を構成するフレーム2、4、6、8、10・・・の二つのストリーム信号を順に再生していき、第2分割ビデオ信号VS2を構成するフレーム30、すなわち、第2分割ビデオ信号VS1から選択された静止画再生用ビデオデータのビデオデータ位置からスチル再生を行う。
すなわち、フレーム1、2、3、4、5、6、7、・・・、28と順に再生して、第2分割ビデオ信号VS2を構成するフレーム30の位置からスチル再生を開始すると、一方のシステム(第2システム12B)によって、フレーム30、30、30、・・・と連続したビデオストリームデータを再生し、静止画再生用ビデオデータであるフレーム30をデータ伝送に際して遅延時間を有する第1信号線42Aを介してもう一方のシステム(第1システム12A)にコピーし(伝送し)、もう一方のシステム(第1システム12A)からのビデオデータも、フレーム30、30、30、・・・と連続した、同じビデオストリームデータを出力する。
この場合、第1信号線42Aに遅延があるために、第1、第2システム12A、12Bの双方で直ちに(同時に)同一のスチル再生させたいフレーム画像(静止画再生用ビデオデータであるフレーム30)を共有することは出来ない。
従って、第2システム12Bから第1システム12Aに第1の信号線42Aを介して伝送されたフレーム30が第1システム12Aで受け付けられて再生されるまでは、第2システム12Bではフレーム30をスチル再生画像として再生し、第1システム12Aでは、フレーム30よりも時間的に前に位置するフレーム29をスチル再生画像として再生し、第1、第2システム12A、12Bの双方で同一のスチル再生させたいフレーム画像(フレーム30)を共有できるようになった時点で(フレーム30が第1システム12Aで受け付けられて再生される時点で)同一のスチル再生画面に移行するようにする。
上述したように、第2の実施の形態では、第1、第2システム12A、12Bの間で静止画再生用ビデオデータを伝送するビデオデータ伝送部40が遅延時間を有しているために、スチル再生動作が実行された際、ごく短時間の間、第1、第2システム12A、12Bで再生される静止画再生成用ビデオデータが同一ではなく、異なる2つのフレームが交互に再生される状態となる。
しかしながら、第1、第2分割ビデオデータVS1,VS2が例えば60フレーム/secで構成されている場合、1フレーム当たりの表示時間は16.6msecとなる。
したがって、ビデオデータ伝送部40の遅延時間が数フレーム分あったとしても、異なるフレームが交互に表示される時間はごく短時間であり、異なるフレームが表示されたとしても視覚的に画像のブレが認識されることはないものである。
例えば、図5(B)、(C)に示すように、4フレーム分、異なる2つのフレームが交互に表示されたとしても、その時間は、せいぜい66.4msecとごく短時間であり、視覚的に認識される画像のブレは無視できる程度である。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が奏されることは無論のこと、第1、第2システム12A、12Bの間で静止画再生用ビデオデータを伝送するビデオデータ伝送部40が遅延時間を有していても、遅延時間内はブレがあるが、スチル再生画面を視覚的にみて静止するのを確認するのに比べて遅延時間がごく短いために、遅延時間分のズレは許容範囲内で、視覚的にはブレの無い画像でスチル再生することが出来る。
また、トリック再生のスチル再生(静止画)操作でブレのないスチル再生画像を得るのに、視覚的にブレが目立たずにブレの無いスチル再生画像を得ることができれば、ビデオデータ伝送部40が多少の遅延時間を有していてもよく、言い換えると、ビデオデータ伝送部40としてデータ伝送速度が高速で高価なものを用意する必要が無く、したがって、ビデオデータ伝送部40を安価に構成することができ、低コスト化を図る上でより一層有利となる。
なお、実施の形態では、ビデオデータがJPEG形式で圧縮される場合について説明したが、ビデオデータの圧縮形式は従来公知のさまざまな圧縮形式が採用可能である。
例えば、圧縮形式としてMPEG2を用いてもよく、その場合には、ビデオデータの所定のデータ単位として、フレームの代わりにGOP(Group Of Picture)を用いればよい。
また、デジタルビデオデータが圧縮されていない非圧縮のデジタルビデオデータであっても本発明は無論適用される。
また、実施の形態では、本発明がビデオデータの記録および再生を行うビデオ記録再生装置10に適用された場合について説明したが、本発明はビデオデータの再生のみを行うビデオ再生装置および再生方法に適用可能である。
また、実施の形態では、第1、第2記録媒体としてハードディスク装置を用いた場合について説明したが、第1、第2記録媒体はハードディスク装置に限定されるものではなく、本発明は、ディスク状記録媒体、例えば、CD−RW、DVD−RWなどの記録媒体、あるいは、フラッシュメモリなどの半導体メモリからビデオデータを再生するビデオ再生方法およびビデオ再生装置に広く適用可能である。
また、実施の形態では、第1、第2記録媒体の2つの記録媒体を用いた構成について説明したが、本発明は3つ以上の記録媒体を用いた場合にも無論適用可能である。
本発明の第1の実施の形態によるビデオ再生方法を実現するビデオ記録再生装置10の機能ブロック図である。 (A)は分割前のビデオデータの説明図、(B)は分割後の第1、第2分割ビデオデータVS1、VS2の説明図、(C)はスチル再生(静止画再生)の説明図である。 第1の実施の形態の記録再生装置10の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における再生動作、スチル再生動作の説明図であり、(A)は再生動作時における第1、第2ビデオデータVS1、VS2の並列処理を示す説明図、(B)、(C)はスチル動作に切り換えられた場合の処理を示す説明図である。 第2の実施の形態における再生動作、スチル再生動作の説明図であり、(A)は再生動作時における第1、第2ビデオデータVS1、VS2の並列処理を示す説明図、(B)、(C)はスチル動作に切り換えられた場合の処理を示す説明図である。
符号の説明
10……ビデオ記録再生装置、12A……第1システム、12B……第2システム、14A……第1ハードディスク装置、14B……第2ハードディスク装置、16……システムコントローラ、40……ビデオデータ伝送部。

Claims (10)

  1. 時系列的に連続するビデオデータを所定のデータ単位で分割して得られる複数の分割データを、順番に振り分けることで得られる分割ビデオデータをそれぞれ記録した第1記録媒体および第2記録媒体と、
    前記第1記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第1システムと、
    前記第2記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第2システムと、
    前記第1、第2記録媒体および前記第1、第2システムを制御することにより前記分割ビデオデータの再生を行う再生制御部とを備えるビデオ再生装置であって、
    前記第1システムおよび前記第2システムの間に、前記第1システムおよび前記第2システムのうちの一方のシステムで再生する分割ビデオデータから選択された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムに伝送するビデオデータ伝送部を設け、
    前記再生制御部は、前記一方のシステムで前記静止画用ビデオデータを再生させるとともに、前記他方のシステムが前記データ伝送部を介して受け取った前記静止画再生用ビデオデータを前記他方のシステムで再生させることにより、前記第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させる、
    ことを特徴とするビデオ再生装置。
  2. 前記第1システムは、前記第1記録媒体から読み出した分割ビデオデータを蓄積する第1バッファメモリと、前記第1バッファメモリから読み出した分割ビデオデータをデコードする第1デコーダとを含み、
    前記第2システムは、前記第2記録媒体から読み出した分割ビデオデータを蓄積する第2バッファメモリと、前記第2バッファメモリから読み出した分割ビデオデータをデコードする第2デコーダとを含み、
    前記データ伝送部による前記静止画用ビデオデータの伝送は、前記第1バッファメモリから読み出された前記静止画用ビデオデータを前記第2デコーダに供給すること、および、前記第2バッファメモリから読み出された前記静止画用ビデオデータを前記第1デコーダに供給することの少なくとも一方によってなされる、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  3. 前記データ伝送部のインターフェースは、UART(非同期シリアルインターフェース)である、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  4. 前記データ伝送部のインターフェースは、イーサネット(登録商標)である、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  5. 前記第1、第2記録媒体に記録される前記第1、第2ビデオデータは圧縮されており、前記第1、第2ビデオデータの圧縮はJPEG形式でなされ、
    前記所定のデータ単位はフレームである、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  6. 前記第1、第2記録媒体に記録される前記第1、第2ビデオデータは圧縮されており、前記第1、第2ビデオデータの圧縮はMPEG2形式でなされ、
    前記最小単位はGOP(Group Of Picture)である、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  7. 前記第1、第2記録媒体はディスク状記録媒体である、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  8. 前記第1、第2記録媒体はハードディスク装置である、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  9. 前記第1、第2記録媒体は半導体メモリである、
    ことを特徴とする請求項1記載のビデオ再生装置。
  10. 時系列的に連続するビデオデータを所定のデータ単位で分割して得られる複数の分割データを、順番に振り分けることで得られる分割ビデオデータをそれぞれ記録した第1記録媒体および第2記録媒体と、
    前記第1記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第1システムと、
    前記第2記録媒体に記録された前記分割ビデオデータを再生する第2システムと、
    前記第1、第2記録媒体および前記第1、第2システムを制御することにより前記分割ビデオデータの再生を行うビデオ再生方法であって、
    前記第1システムおよび前記第2システムのうちの一方のシステムで再生する分割ビデオデータから選択された静止画再生用ビデオデータを他方のシステムに伝送し、
    前記一方のシステムで前記静止画用ビデオデータを再生させるとともに、前記他方のシステムが前記データ伝送部を介して受け取った前記静止画再生用ビデオデータを前記他方のシステムで再生させることにより、前記第1、第2システムの双方で同一の静止画用ビデオデータを同時に再生させる、
    ことを特徴とするビデオ再生方法。
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