JP4187040B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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本発明は、連続した複数のデータを記録し再生するための技術に関する。
例えば、MPEG2(Moving Picture Experts
GroupPhase 2)の規格に従って映像データが多重化されたトランスポートストリーム(以下、「MPEG2−TS」と略記)に、連続した複数のデータとしてトランスポートパケットが含まれている。そのMPEG2−TS内のトランスポートパケットを記録して再生する映像記録再生装置が知られている(特許文献1〜3)。
特開2003−324690号公報。 特開2003−9085号公報。 特開2002−354419号公報。
MPEG2−TSは、受信した映像データを含んだトランスポートパケットが多重化されたものであるから、MPEG2−TS内では、任意のチャネルのトランスポートパケットが間隔を空けて連続しており、その空き間隔に、1又は複数の別チャネルのトランスポートパケットが存在する。このため、MPEG2−TS内の任意トランスポートパケットのみを抽出してハードディスクに記録したりディスプレイ画面に表示したりする場合には、適切な制御が必要となり、その制御をどのように行うかが問題となる。
このような問題点は、他種の連続した複数のデータを記録し出力する場合にも存在し得る。
従って、本発明の目的は、連続した複数のデータを記録し出力することを適切に制御することにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
上記の課題を解決する為に、例えば、特許請求の範囲に記載されたように構成すればよい。
本発明によれば、連続した複数のデータを記録し出力することが適切に制御される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶出力装置が適用されたテレビジョン装置を示す。
テレビジョン装置(以下、「TV装置」と言う)30は、デジタルチューナ1、抽出部(例えばデマルチプレクサ)2、アナログチューナ6、符号部(例えばMPEGエンコーダ)7、第1セレクタ8、特殊タイムスタンプ付与部9及び記憶媒体(例えばハードディスク又はメモリ)13を備える。また、TV装置30は、読出し部12、第2セレクタ3、バッファ85、制御部(例えばCPU(Central Processing Unit))71、クロックジェネレータ10、復号部(例えばMPEGデコーダ)4、表示制御部5、ディスプレイ画面74、IEEE1394インターフェース回路91及び第3セレクタ75も備える。
デジタルチューナ1は、放送局11のデジタル放送部11A等のデジタル放送ソースから、デジタル放送受信部51を介してMPEG2−TS(すなわちデジタル放送信号)を受信し、そのMPEG2−TSを抽出部2へ出力する。
抽出部2は、リモートコントローラ72等のユーザ操作部及びCPU71を介して指定されたチャネルの複数のトランスポートパケットを、上記入力されたMPEG2−TSから抽出し、抽出された複数のトランスポートパケット(以下、このトランスポートパケットを「抽出パケット」と言う)を、第1セレクタ8、第2セレクタ3及び/又は第3セレクタ75へ出力する。
アナログチューナ6は、放送局11のアナログ放送部11B等のアナログ放送ソースから、アナログ放送受信部53を介してアナログ放送信号を受信し、その信号を符号部7へ出力する。
符号部7は、アナログチューナ6から入力されたアナログ信号に基づいてMPEG2−TSを生成し、そのTSに含まれる個々のトランスポートパケットを第1セレクタ8へ出力する。
第1セレクタ8は、抽出部2から出力された複数の抽出パケットと、符号部7から出力された複数のトランスポートパケットとを入力し、それらのうちから選択されたいずれかの複数のトランスポートパケット(以下、このトランスポートパケットを「第1選択パケット」と言う)を、特殊タイムスタンプ付与部9へ出力する。
特殊タイムスタンプ付与部9は、入力された複数の第1選択パケットの各々に、特殊タイムスタンプを付し(例えば付加し又は埋め込み)、その特殊タイムスタンプを付した複数のトランスポートパケット(以下、このトランスポートパケットを「スタンプ付パケット」と言う)を、記憶媒体13に格納する。この結果、或るチャネル(別の言い方をすれば或る番組)の映像データが含まれた複数のスタンプ付パケットを有する1つのパケットストリームが、一つのデータファイル又はそれが分割された2以上の断片データファイル(以下、これを「パケット群ファイル」と総称)として記憶媒体13に記憶される。なお、「特殊タイムスタンプ」とは、そのスタンプが付されるパケットの時間的位置に関する時間情報であり、例えば、特殊タイムスタンプ付与部9に第1選択パケットが入力された時点の時刻、又は、基準とされる或る第1選択パケット(一例として、直前又は最先頭の第1選択パケット)との時間的差分である。この「特殊タイムスタンプ」は、トランスポートパケットに予め含まれているタイムスタンプ、例えば、後述のPTS(Presentation
Time Stamp)やDTS(Decoding Time Stamp)とは異なる。
読出し部12は、指定されたパケットストリームに含まれている複数のスタンプ付パケットを次々に読込み、読込んだスタンプ付パケットそれ自体又はそのパケットから特殊タイムスタンプを除去したもの(以下、これを「読出しパケット」と言う)を、第2セレクタ3又は第3セレクタ75へ出力する。その際、読出し部12は、読込んだスタンプ付パケットが有する特殊タイムスタンプに依存しないタイミング(つまり、特殊タイムスタンプを無視したタイミング)で読出しパケットを出力することと、前記読込んだ各スタンプ付データの特殊タイムスタンプに依存したタイミング(つまり、特殊タイムスタンプに基づくタイミング)で読出しデータを出力することとを選択的に実行する。これについては後に詳しく述べる。
第2セレクタ3は、抽出部2から出力された複数の抽出パケットと、読出し部12から出力された複数の読出しパケットとを入力し、それらのうちから選択されたいずれか複数のトランスポートパケット(以下、このトランスポートパケットを「第2選択パケット」と言う)を、バッファ85に格納する。
バッファ85は、揮発性又は不揮発性メモリに設けられた記憶領域である。バッファ85には、第2セレクタ3から出力された複数の第2選択パケットが格納され、格納された複数の第2選択パケットの各々は、復号部4によって任意のタイミングで読み出される。
制御部71は、TV装置30全体の動作を制御したり、リモートコントローラ72等のユーザ操作部を介してユーザから種々の命令信号を受け、その命令信号に基づいて、種々の処理を実行したりする。例えば、制御部71は、復号部4から出力されたPCR(Prog
ram Clock Reference)を入力し、そのPCRに基づいて、クロックジェネレータ10から発生するクロック信号の周波数を調整し、デジタル放送部11Aの信号周波数と一致させる。
クロックジェネレータ10は、無制御で発振する所定周波数(例えば、デジタル放送部11Aの信号周波数とほぼ同じだが非同期の27MHz)、又は制御部71によってデジタル放送部11Aの信号周波数と同期するように調整された周波数のクロック信号を出力する。出力されたクロック信号は、復号部4に入力され、且つ、そのクロック信号を分周することによって得られる分周クロック信号が、表示タイミング制御信号(典型的には垂直同期信号)として、表示制御部5に入力される。
復号部4は、入力されるクロック信号に同期したタイミングで種々の処理を実行する。例えば、復号部4は、デジタル放送部11Aによって定められたタイミング(すなわち、デジタル放送部11Aと同期したクロック信号の周波数に従うタイミング)で、符号化されたデータである第2選択パケット(この実施形態では、MPEG2−TS中のトランスポートパケット)をバッファ85から読込み、その第2選択パケットを復号して、その第2選択パケット内の映像データを取得し、その映像データを表示制御部5に送る。なお、このとき、第2選択パケットのデータ量は、デジタル放送部11Aによって予め調整されているため、バッファ85においてオーバーフローやアンダーフロー等の破綻が発生しないようになっている。詳細に説明すると、抽出部2から出力された抽出パケットストリームが記憶媒体13に格納されることなく第2セレクタ3を介してバッファ85に格納される場合(つまり、いわゆるリアルタイム表示が行われる場合)、又は、特殊タイムスタンプに依存するタイミングで出力された抽出パケットストリームがバッファ85に格納される場合(特殊タイムスタンプ制御が行われる場合)、復号部4が、デジタル放送部11A
からのPCRに基づいて調整されたクロック信号周波数に従ってバッファ85からデータを読み出すようになっているので、オーバーフローやアンダーフロー等の破綻が発生しない。
また、復号部4は、フロー制御、例えば、読出し部12にリクエスト信号を入力して、読出し部12を制御し、任意のタイミング(すなわち、無制御で発振するクロック信号の周波数に従うタイミング)で、記憶媒体13から読込まれて得られた複数の読出しデータを出力させる。例えば、復号部4は、バッファ85が空の場合(又は第2選択パケットの蓄積量が僅少の場合)に、そのフロー制御を実行することで、任意のタイミングで複数の読出しパケットを取得する。なお、フロー制御では、復号部4が、バッファ85を管理する。例えば、復号部4は、フロー制御の場合は、バッファ85における第2選択パケットの蓄積量を、リアルタイム表示又は特殊タイムスタンプ制御の場合の蓄積量(例えばバッファ85の容量の2割)よりも多い蓄積量(例えばバッファ85の容量の8割)に維持する。バッファ85に蓄積されたデータは、例えば、フロー制御と、リアルタイム表示又は特殊タイムスタンプ制御とが切り替る場合に、復号部4又は制御部71等によって消去される。
表示制御部5は、入力された分周クロック信号(表示タイミング制御信号)に基づくタイミングで、復号部4から受けた映像データをディスプレイ画面74に表示する。ディスプレイ画面74は、CRT、液晶又はプラズマディスプレイ画面などである。
第3セレクタ75は、抽出部2から出力された複数の抽出パケットと、読出し部12から出力された複数の読出しパケットとを入力し、それらのうちから選択されたいずれか複数のトランスポートパケット(以下、このトランスポートパケットを「第3選択パケット」と言う)を、IEEE1394インターフェース回路91へ出力する。
IEEE1394インターフェース回路91には、IEEE1394(例えばi.Link(登録商標))ケーブル77を介してD−VHSビデオデッキ41が接続される。IEEE1394インターフェース回路91は、第3セレクタ75から出力された複数の第3選択パケットを受け、それら複数の第3選択パケットを、IEEE1394ケーブル77を介してD−VHSビデオデッキ41に出力する。それにより、複数の第3選択パケットが、D−VHSビデオデッキ41に搭載の読み書き制御部42を介して、D−VHSビデオデッキ41内のD−VHS(Digital-VideoHome System)ビデオテープ43に記録される。なお、IEEE1394インターフェース回路91に代えて又は加えて、別の通信インターフェースに基づいて外部記憶媒体(例えば、上述したD−VHSビデオテープ等の磁気テープ媒体)にデータ転送するための別の通信インターフェース回路が備えられても良い。
図2は、MPEG2におけるトランスポートストリームの構成図である。
デジタル放送で用いられるTS20には、所定バイト(例えば188バイト)の多数のトランスポートパケット21が含まれている。各トランスポートパケット21には、トランスポートヘッダ(以下、TSヘッダ)22およびペイロード23から構成される。すなわち、TS20には、デジタル映像ソース等の映像信号に対応する一連のトランスポートパケットが含まれている。
TS20は、映像、音声をはじめとする複数のデータを多重化して伝送することが可能である。TSヘッダ22内には、そのトランスポートパケット21のペイロード23を識別するためのPID(PacketIdentification)が格納されるフィールドが設けられている。ディジタル信号の再生は、まず、このフィールドに格納されたPIDの内、同一のPIDを持つペイロードを結合することによって所望のデータの抽出、およびこの抽出されたデータの再生を実現する。ここでは、同一のPIDを持つペイロードを結合することにより、PES(Packetized Elementary Stream)パケット25が得られる。
PESパケットストリーム24に含まれる個々のPESパケット25は、PESヘッダ26およびPESデータ領域27から構成されている。なお、PESパケット25の長さは任意である。
それぞれのPESパケット25におけるPESデータ領域27が結合されることによって、再生される映像・音声信号に直接関係するエレメンタリーストリーム28が構成される。このエレメンタリーストリーム28は、それぞれのPESパケット25からPESヘッダ26を取除き、それぞれのデータ領域27を結合することによって得られる。エレメンタリーストリーム28は、例えば、MPEG2方式により高能率符号化された映像や音声データの正味のデータである。
TS20には、図示しないが、放送局11等の放送ソース側が意図したタイミングで映像と音声が再生されるように、PCR(Program Clock Reference)と称されるプログラム時刻基準参照値や、PTS(Presentation Time Stamp)と称される再生のための時刻管理情報や、DTS(Decoding Time Stamp)と称されるデコード(復号化)のための時刻管理情報が付加されている。PCRは、放送局11側の基準時刻をセットし、校正するための情報であり、TS20に埋め込まれて送出される。PTS、DTSは、それぞれ再生のタイミング、デコードのタイミングを示す情報であり、PESヘッダ26に埋め込まれて送出される。
図3は、TV装置30内におけるデータ構成を示す。
TV装置30において、デジタルチューナ1から抽出部2に入力されるTSは、図3(A)に示す通り(及び図2に示した通り)である。すなわち、そのTSでは、例えば、第1チャネルのトランスポートパケット21と、第2チャネルのトランスポートパケット21とが交互に並んでいる。
このTSが入力された抽出部2において、第1チャネルのトランスポートパケット21が選択されて特殊タイムスタンプ付与部9へ出力される場合、データ構成は図3(B)に示す通りである。すなわち、複数の抽出パケットを含んだ抽出パケットストリームを受信する場合、或る第1チャネル抽出パケット(第1抽出パケット)を受信した時点から、抽出されずに除去された第2チャネルパケット分のパケット間隔(換言すれば空き時間長)を隔てて、次の第1チャネル抽出パケット(第2抽出パケット)を受信することになる。例えば、第2抽出パケットに付される「特殊タイムスタンプ」は、第1抽出パケットとこの第2抽出パケットとの間のパケット間隔が得られる情報であればどのようなものでも良い。例えば、特殊タイムスタンプ付与部9が第2抽出パケットを受信した時刻であっても良いし、第1抽出パケット(又はそれよりも前に受けた所定パケット)を受信してから第2抽出パケットを特殊タイムスタンプ付与部9が受信するまでの時間差であっても良い。
さて、この図3(B)に示した抽出パケットストリーム中の個々の抽出パケットに特殊タイムスタンプが付されて記憶媒体13に格納された場合の、記憶媒体13中でのデータ構造が図3(C)に示す通りである。すなわち、記憶媒体13に複数のスタンプ付パケットが格納されると、或るスタンプ付パケットと次のスタンプ付パケットとの物理的間隔が無くなり、その間隔は、読出し部12が、スタンプ付パケットを読込んだ場合に、そのスタンプ付パケットに付いている特殊タイムスタンプが示す情報から識別することが可能である。なお、この実施形態では、図3から分かるように、第2選択パケット(図3(B)のトランスポート21)に所定データ長の特殊タイムスタンプ29が付加され、結果として、スタンプ付パケットはトランスポートパケットそれ自体よりデータサイズは大になる。しかし、特殊タイムスタンプは、必ずしも、トランスポートパケット21に付加しなければならないわけではなく、トランスポートパケット21に関連付けられればどのように付しても良い(例えば、トランスポートパケット21内の所定又は任意の空きフィールドに特殊タイムスタンプが埋め込まれても良い)。
この実施形態では、TV装置30内の制御部71は、記憶媒体13内のパケット群ファイル(すなわち複数のスタンプ付パケット)をディスプレイ画面74に再生する場合は、復号部4にフロー制御を実行、換言すれば、読出し部12から、読込まれたスタンプ付パケットの特殊タイムスタンプに依存しないタイミングで複数の読出しパケットが出力されるようにする。また、制御部71は、記憶媒体13内のパケット群ファイルをIEEE1394インターフェース回路91を介してD−VHSビデオデッキ41に転送する場合は、読出し部12から、読込まれたスタンプ付パケットの特殊タイムスタンプに依存したタイミングで複数の読出しパケットが出力されるようにする。以下、このことについて、(1)フロー制御、(2)D−VHSビデオテープ43へのデータ移動、に場合分けして詳述する。
(1)フロー制御。
図1を参照して、フロー制御の場合に行なわれる処理流れを説明する。
CPU71は、ユーザ所望の再生命令を受ける。再生命令には、通常の再生(換言すれば1倍速プレイ)を行う通常再生命令と、トリックプレイ命令とが含まれる。ここで言う「トリックプレイ」とは、通常再生以外の再生であり、具体的には、例えば、N倍速(N>1又はN<1)の再生又は逆再生(すなわち、早送り、巻き戻し又はスロー再生等)などである。
CPU71は、通常再生命令とトリックプレイ命令のうちのいずれの命令を受けた場合にも、復号部4にフロー制御の実行を命じる。
復号部4は、CPU71からのフロー制御実行命令に応答して、読出し部12にリクエスト信号を出し、クロックジェネレータ10から入力されるクロック信号に基づくタイミングで記憶媒体13内の複数のスタンプ付パケットを読出し部12に読み出させる。それにより、読出し部12は、読込んだスタンプ付パケットが有する特殊タイムスタンプに依存しないタイミングで、複数の上記読出しデータを次々に第2セレクタ3を介してバッファ85へ出力する。換言すれば、読出し部12は、特殊タイムスタンプを無視することで、例えば、読込んだ第1パケットと第2パケットとの出力間隔を、例えば図3(B)に示したような空き間隔にすることなく、それよりも狭い間隔(例えば実質的にゼロ)で、第1及び第2パケットを出力する。復号部4は、上記入力されるクロック信号に基づくタイミングでバッファ85から次々に第2選択パケットを読出し、第2選択パケット内の映像データが次々に表示制御部5に送出される。その結果、送出された映像データ(例えば、1秒間に表示すべき30枚の画像)が、表示制御部5によって、上記分周クロック信号に基づきディスプレイ画面74に表示される。
以上が、フロー制御が実行される場合の処理流れである。なお、繰り返しになるが、本実施形態では、ユーザからトリックプレイ命令だけでなく、通常再生命令を受けた場合にも、上述したフロー制御が行われる。これにより、トリックプレイと通常再生との切替がスムーズに行われる。
(2)D−VHSビデオテープ43へのデータ移動。
D−VHSビデオテープ43等のような磁気テープに記録されたパケットストリーム(以下、これを「テープ記録パケットストリーム」と言う)内の映像が適切に再生されるためには、テープ記録パケットストリーム内の個々のパケット間隔が、抽出部2から出力されたパケットストリーム(複数の抽出パケットを有するパケットストリーム、以下、これを「抽出パケットストリーム」と言う)内の個々のパケット間隔と同じである必要がある。
このため、制御部71は、記憶媒体13内のパケットストリームをD−VHSビデオテープ43に移動(又は複製)する移動命令をユーザからユーザ操作部を介して受けた場合には、読出し部12に移動命令有りを通知する。
読出し部12は、移動命令有りの通知を受けた場合、記憶媒体13に記憶されているパケットストリーム内の複数のスタンプ付パケットを読込み、各スタンプ付データの特殊タイムスタンプに依存したタイミングで、複数の読出しデータを第3セレクタ75へ出力する。換言すれば、読出し部12は、特殊タイムスタンプに書かれている情報に従うことで、例えば、読込んだ第1パケットと第2パケットとの出力間隔を、例えば図3(B)に示したようなパケット間隔に戻し、そのパケット間隔で、第1及び第2パケットを出力する。読出し部12が、このような処理を、記憶媒体13内の移動対象パケットストリームに含まれている全てのスタンプ付パケットについて行うことで、放送されたTSを受信し記憶媒体13に格納することなくリアルタイムで表示する場合の抽出パケットストリームと同様のパケットストリームが第3セレクタ75へ出力される。これにより、そのパケットストリームが、第3セレクタ75からIEEE1394インターフェース回路91及びIEEE1394ケーブル72を介して、D−VHSビデオデッキ41内のD−VHSビデオテープ43に記録される。
以上、上述した実施形態によれば、抽出部2から出力された抽出パケットストリーム内の個々の抽出パケットに特殊タイムスタンプが付され、複数のスタンプ付パケットを有するパケットストリームが記憶媒体13に格納される。そのパケットストリームが読み出されて磁気テープに記録される場合には、そのパケットストリーム内の複数のパケットの各々は、それに付された特殊タイムスタンプに依存したタイミングで磁気テープへ出力される。一方、記憶媒体13内のパケットストリームが有する映像データの再生の場合には、復号部4の制御の下、そのパケットストリーム内の複数のパケットの各々が、それに付された特殊タイムスタンプに依存しないタイミングで復号部4に読み出される。これにより、出力態様に基づく適切な制御が実現される。
ところで、上述した実施形態には、下記のような変形例が考えられる。以下、それについて図4を参照して説明する。
図4(A)に示すように、復号部4は、複数種類の映像データがそれぞれ表示された複数のサブ画面を同一のディスプレイ画面74に表示されるようにする。
具体的には、例えば、制御部71が、ユーザから複数画面表示命令を受けた場合、その旨を意味する複数画面表示通知を復号部4に送る。復号部4は、その通知に応答して、複数種類の映像データがそれぞれ表示された複数のサブ画面を同一のディスプレイ画面74に表示されるようにする。
例えば、復号部4は、第1のサブ画面には、デジタルチューナ1に入力されたTS内の映像データを記憶媒体13に格納することなくリアルタイムで表示する。このリアルタイム表示は、例えば以下のような処理流れによって行われる。
抽出部2は、デジタルチューナ1から出力されたTSを入力し、そのTSから複数の抽出パケットを取得し、取得された複数の抽出パケットを有する抽出パケットストリームを出力する。出力された抽出パケットストリームは、第2セレクタ3及びバッファ85を介して復号部4に入力される。復号部4は、入力されたパケットストリーム中のPCRを制御部7に送る。
制御部7は、受信したPCRに基づいて、クロックジェネレータ10から出力される周波数を調整する。
復号部4は、周波数調整後クロック信号をクロックジェネレータ10から受け、そのクロック信号に基づいて、上記入力されたパケットストリーム内の映像データを表示制御部5に出力する。
そして、復号部4は、リアルタイム表示時と同一の周波数調整後クロック信号に基づいて、上述したフロー制御を実行し、それにより、記憶装置13内のパケットストリームに含まれた映像データが第2サブ画面に表示されるようにする。
その後、制御部71が、ユーザからシングル画面表示命令を受けた場合、その旨を意味するシングル画面表示通知を復号部4に送る。復号部4は、その通知に応答して、上述した複数画面表示を止めて、複数のサブ画面がディスプレイ画面74に表示されることない、通常のシングル画面表示を行うようにする。
その際、TV装置30では、シングル画面に上記リアルタイム表示を行う場合(別の言い方をすれば、上記第2サブ画面を消去して上記第1サブ画面をシングル画面として残す場合)は勿論、そのシングル画面にフロー制御に基づく表示を行う場合(別の言い方をすれば、上記第1サブ画面を消去して上記第2サブ画面をシングル画面として残す場合)にも、クロック信号の周波数を、複数画面表示時の(つまり表示切替直前の)クロック信号の周波数に維持する。
すなわち、制御部71は、複数画面表示が行われている場合にシングル画面表示命令を受けても、クロックジェネレータ10が発生するクロック信号の周波数は変更しない。このため、図4(B)に示すように、復号部4は、複数画面表示時の(つまり表示切替直前の)クロック信号に基づいて、上述したフロー制御による処理を実行する。
以上、この変形例によれば、複数画面表示の場合、リアルタイム表示時の周波数調整後クロック信号に基づいて、リアルタイム表示だけでなくフロー制御による再生が行われる。結果として、複数のサブ画面は、同一の分周クロック信号に基づくタイミングで表示される。これにより、複数サブ画面に表示される複数種類の映像データの表示タイミングを同期させることができるので、画像の抜けやリピート(同一画像が繰り返し表示される)等の不具合が生じることを防ぐことができる。
また、この変形例によれば、複数画面表示からシングル画面表示に切り替えられ、且つ、シングル画面表示ではフロー制御に基づく表示が行われる場合でも、表示切替直前(つまりリアルタイム表示時)のクロック信号に基づくフロー制御が行われる。これにより、制御方法の変更に伴ってバッファ85内のデータ蓄積量が不連続になることを防止できるため、複数画面表示からシングル画面表示への切替をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態及び変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明の一態様として、前記取得出力手段には、前記読出しデータの再生を制御する再生制御手段と、前記読出しデータを別の記憶手段に転送する転送手段とが含まれ、前記読出し手段が、前記記憶手段に記憶された複数のデータの再生が行われる場合、前記再生制御手段の制御の下、前記特殊タイムスタンプに依存しないタイミングで前記読出しデータを前記再生制御手段へ出力し、前記記憶手段内のデータを前記別の記憶手段に転送する処理を行う場合、前記各スタンプ付データの特殊タイムスタンプに依存したタイミングで前記読出しデータを前記転送手段を介して前記別の記憶手段に転送しても良い。前記別の記憶手段は、例えば、デジタル信号の記録が可能な磁気テープ媒体である。
本発明の一態様として、前記取得出力手段は、前記読出しデータの再生を制御する再生制御手段であり、前記再生制御手段は、1倍速で再生する通常再生モードと、1倍速再生以外の再生を行うトリック再生モードとのうちのいずれを実行する場合にも、前記読出し手段を制御して、前記特殊タイムスタンプに依存しないタイミングで前記読出し手段から前記読出しデータが出力されるようにしても良い。
本発明の一態様として、記憶出力装置は、クロックを発生するクロック発生手段と、前記クロック発生手段が発生するクロックの周波数を調整するクロック周波数調整手段とを更に備えても良い。その場合、前記取得出力手段は、前記読出し手段から出力された読出し映像データの再生を制御する再生制御手段であり、前記取得手段が、有線放送又は無線放送された複数の第1映像データを受信し、前記クロック周波数調整手段が、前記複数の第1映像データの各々に含まれている再生タイミング調整情報に基づいて前記クロックの周波数を調整し、前記クロック発生手段が、周波数調整後クロックを前記再生制御手段に入力し、前記再生制御手段が、前記ディスプレイ画面に表示される第1と第2のサブ画面を用意し、前記周波数調整後クロックに基づくタイミングで前記複数の第1映像データを前記第1サブ画面に表示し、且つ、前記周波数調整後クロックに従って複数の前記読出し第2映像データを取得し、前記タイミングと同一タイミングで前記複数の読出し第2映像データを第2サブ画面に表示しても良い。更なる一態様として、前記複数映像表示から、前記ディスプレイ画面に1種類の映像データを表示するシングル映像表示に切り替えられ、且つ、その際に、前記第2映像データが表示される場合、前記再生制御手段が、前記切り替え前の周波数調整後クロックに従って前記読出し映像データを取得し、その周波数調整後クロックに基づくタイミングで前記複数の読出し第2映像データを前記ディスプレイ画面に表示しても良い。
本発明の一態様として、前記連続した複数のデータの各々は、トランスポートストリームに含まれているトランスポートパケットであっても良い。
上述した「連続した複数のデータ」は、例えば、繋がった一続きのデータであっても良いし、データとデータとの間に空き間隔が規則的に又は不規則に存在しても良い。
本発明の一実施形態に係る記憶出力装置が適用されたテレビジョン装置を示す。 MPEG2におけるトランスポートストリームの構成図。 TV装置30内におけるデータ構成を示す。 本発明の一実施形態の一変形例を説明するための図。
符号の説明
1…デジタルチューナ、2…デマルチプレクサ、3…第2セレクタ、4…MPEGデコーダ、5…表示制御部、6…アナログチューナ、7…MPEGエンコーダ、8…第1セレクタ、9…特殊タイムスタンプ付与部、10…クロックジェネレータ、11・・・放送局、12…読出し部、13…ハードディスク、30…ハードディスク内蔵テレビジョン装置、41…D−VHSビデオデッキ、42…読み書き制御部、43…D−VHSビデオテープ、71…CPU、72…リモートコントローラ、74…ディスプレイ画面、75…第3セレクタ、77…IEEE1394ケーブル

Claims (1)

  1. 再生タイミングを記録したタイムスタンプ情報を有するデータストリームを記録する記録部と、
    前記データストリームをデコードするデコーダ部と、
    外部と通信する通信部と、
    前記記録部に記録されたデータストリームの前記デコーダ部または前記通信部への出力を制御する出力制御部と、を備え、
    前記デコーダ部は、入力されたデータストリームをデコード前にバッファデータとして一時的に保持し、
    前記出力制御部は、
    前記記録部に記録されたデータストリームを前記通信部を介して外部に出力する場合に、前記タイムスタンプ情報に含まれる再生タイミングに前記記録部からデータストリームを出力する出力制御を行い、
    前記記録部に記録されたデータストリームを前記通信を介して外部に出力しない場合に、前記データストリームが通常再生又はトリックプレイされるか否かに関わらず、前記デコーダ部が前記バッファデータのデータ量を監視し前記バッファデータのデータ量が一定量を超えると前記デコーダ部は出力停止要求を出力し、前記出力停止要求を取得した前記出力制御部が前記記録部からデータストリームの出力を停止する出力制御をすることを特徴とする記録再生装置。
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