JP2002344213A - 方向性結合器 - Google Patents

方向性結合器

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JP2002344213A
JP2002344213A JP2001151369A JP2001151369A JP2002344213A JP 2002344213 A JP2002344213 A JP 2002344213A JP 2001151369 A JP2001151369 A JP 2001151369A JP 2001151369 A JP2001151369 A JP 2001151369A JP 2002344213 A JP2002344213 A JP 2002344213A
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JP
Japan
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strip conductor
side strip
dielectric substrate
conductor
coupling line
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JP2001151369A
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Inventor
Hidemasa Ohashi
英征 大橋
Satoru Owada
哲 大和田
Tamotsu Nishino
有 西野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層基板の製造誤差による結合度の変化が少
なく、高い周波数においても良好な特性を有する方向性
結合器を得る。 【解決手段】 第1の一側ストリップ導体1aの一端と
第2の一側ストリップ導体1bの一端とが図1の上側で
接続され、反対側(図1の下側)において、第1の他側
ストリップ導体2aの一端と第2の他側ストリップ導体
2bの一端とが接続され、第1、第2の結合線路部3
a、3bの接続がされていない他の4つの端はそれぞれ
入出力端子10a、10b、10c、10dとされ、第
1の一側ストリップ導体1aに対して第1の他側ストリ
ップ導体2aが長さ方向に直交する第1の方向(図1の
左方向)に平行にずらして設けられ、第2の一側ストリ
ップ導体1bに対して第2の他側ストリップ導体2bが
第1の方向と反対方向(図1の右方向)に平行にずらし
て設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてマイク
ロ波帯、およびミリ波帯の高周波信号を抽出する多層基
板内にストリップ導体を有する構成の方向性結合器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば下記の文献等に示された
従来の方向性結合器のストリップ導体の斜視図である。
図17は図16のA−A線に沿う矢視断面図である。図
18は図16のB−B線に沿う矢視断面図である。この
ような方向性結合器は、例えば、Thomas P. Budka and
Robert A. Flynt, "Alignment Tolerant Stripline Dir
ectional Couplers," 1997 IEEE MTT-S Digest, pp.773
-776.に開示されている。
【0003】図16〜図8において、1、2はストリッ
プ導体、5a、5b、5cは誘電体基板、6a、6bが
地導体、7aは幅広パターン部、7bは幅狭パターン
部、10a、10b、10c、10dは入出力端子であ
る。
【0004】誘電体基板5a、5b、5cが積層されて
形成された多層基板内に、地導体6a、6b、ストリッ
プ導体1、2でトリプレート線路形の回路が構成されて
いる。2つのストリップ導体1、2は、誘電体基板5a
を挟んで平行に配置されて結合線路部を構成している。
【0005】それぞれのストリップ導体1、2には、パ
ターン幅が広い幅広パターン部7aとパターン幅が狭い
幅狭パターン部7bが一定の周期で交互に設けられてい
る。そして、ストリップ導体1が幅広パターンとなる区
間では、ストリップ導体2が幅狭パターンになってお
り、逆に、ストリップ導体1が幅狭パターンとなる区間
では、ストリップ導体2が幅広パターンになっている。
【0006】一般に、多層基板中に誘電体基板を挟んで
配置された対向する2本のストリップ導体を有する方向
性結合器においては、製造誤差により結合線路部を構成
する誘電体基板の表裏の2つのストリップ導体間にずれ
が生じ、結合度が設計からずれるという問題が生じてい
た。
【0007】このような問題に対して、図16に示した
従来の技術の方向性結合器においては、対向している2
本のストリップ導体1、2のうちのどちらか1方が必ず
幅広パターンになっており、製造誤差によって表裏のパ
ターン間にずれが生じてもストリップ導体どうしが対向
する面積がほとんど変化しないため、多層基板の製造誤
差による結合度の変化を小さくできるという利点があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方向性結合器は以上のように構成されているので、結合
線路部上にストリップ導体幅の不連続構造が複数存在し
ており、高い周波数においては不連続部による反射の影
響が無視できなくなり、方向性結合器の特性が劣化する
という問題があった。
【0009】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、多層基板の製造誤差による結合
度の変化が少ないとともに、高い周波数においても良好
な特性を有する方向性結合器を実現することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る方向性結
合器は、第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板の一側
面に設けられた第1の一側ストリップ導体及び第1の誘
電体基板の他側面に第1の一側ストリップ導体と対向し
て平行に設けられた第1の他側ストリップ導体を有する
第1の結合線路部と、第1の誘電体基板の一側面に第1
の結合線路部と平行に設けられた第2の一側ストリップ
導体及び第1の誘電体基板の他側面に第2の一側ストリ
ップ導体と対向して平行に設けられた第2の他側ストリ
ップ導体を有する第2の結合線路部と、第1の誘電体基
板の一側面に第1の一側ストリップ導体及び第2の一側
ストリップ導体を覆うように設けられ第1の誘電体基板
と反対側の面に地導体が設けられた第2の誘電体基板
と、第1の誘電体基板の他側面に第1の他側ストリップ
導体及び第2の他側ストリップ導体を覆うように設けら
れ第1の誘電体基板と反対側の面に地導体が設けられた
第3の誘電体基板とを備え、第1の一側ストリップ導体
の一端と第2の一側ストリップ導体の一端とが接続さ
れ、第1の一側ストリップ導体と第2の一側ストリップ
導体が接続された側と反対側において、第1の他側スト
リップ導体の一端と第2の他側ストリップ導体の一端と
が接続され、第1、第2の結合線路部の接続がされてい
ない他の4つの端はそれぞれ入出力端子とされ、第1の
一側ストリップ導体に対して第1の他側ストリップ導体
が長さ方向に直交する第1の方向に平行にずらして設け
られ、第2の一側ストリップ導体に対して第2の他側ス
トリップ導体が第1の方向と反対方向に平行にずらして
設けられている。
【0011】また、第1の一側ストリップ導体と第1の
他側ストリップ導体のストリップ導体幅及び両者間の第
1の方向のずれ量が、第2の一側ストリップ導体と第2
の他側ストリップ導体のストリップ導体幅及び両者間の
第1の方向と反対方向のずれ量と異なる。
【0012】また、第1の結合線路部、第2の結合線路
部のどちらか一方または両方は、通過する信号の1/4
波長の長さの1/4波長結合線路が多段接続されてなる
多段形結合線路である。
【0013】また、第1の結合線路部は1/4波長結合
線路1段の結合線路部であり、第2の結合線路部は1/
4波長結合線路が3段に多段接続された多段結合線路部
であり、第2の結合線路部の両端の1/4波長結合線路
は段間において第1の結合線路部側に各々90度ずつ折
り曲げて設けられている。
【0014】さらに、この発明に係る方向性結合器は、
第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板の一側面に設け
られた第1の一側ストリップ導体及び第1の誘電体基板
の他側面に第1の一側ストリップ導体と対向して平行に
設けられた第1の他側ストリップ導体を有する第1の結
合線路部と、第1の誘電体基板の一側面に第1の結合線
路部と平行に設けられた第2の一側ストリップ導体及び
第1の誘電体基板の他側面に第2の一側ストリップ導体
と対向して平行に設けられた第2の他側ストリップ導体
を有する第2の結合線路部と、第1の誘電体基板の一側
面に第2の結合線路部と平行に設けられた第3の一側ス
トリップ導体及び第1の誘電体基板の他側面に第3の一
側ストリップ導体と対向して平行に設けられた第3の他
側ストリップ導体を有する第3の結合線路部と、第1の
誘電体基板の一側面に第1の一側ストリップ導体、第2
の一側ストリップ導体及び第3の一側ストリップ導体を
覆うように設けられ第1の誘電体基板と反対側の面に地
導体が設けられた第2の誘電体基板と、第1の誘電体基
板の他側面に第1の他側ストリップ導体、第2の他側ス
トリップ導体及び第3の他側ストリップ導体を覆うよう
に設けられ第1の誘電体基板と反対側の面に地導体が設
けられた第3の誘電体基板とを備え、第1の一側ストリ
ップ導体の一端と第2の一側ストリップ導体の一端とが
接続され、また、第2の一側ストリップ導体の他端と第
3の一側ストリップ導体の一端とが接続され、第1の一
側ストリップ導体と第2の一側ストリップ導体が接続さ
れた側と反対側において、第1の他側ストリップ導体の
一端と第2の他側ストリップ導体の一端とが接続され、
また、第1の一側ストリップ導体と第2の一側ストリッ
プ導体が接続された側と同じ側において、第2の他側ス
トリップ導体の他端と第3の他側ストリップ導体の一端
とが接続され、第1、第3の結合線路部の接続がされて
いない他の4つの端はそれぞれ入出力端子とされ、第
1、第2及び第3の結合線路部のうちの少なくとも2つ
の結合線路部において一側ストリップ導体に対して他側
ストリップ導体が結合線路部の長さ方向に直交する方向
に各々逆向きにずらして設けられている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の方向性
結合器を示すパターン図である。図2は図1のC−C線
に沿う矢視断面図である。図3は図1の方向性結合器の
等価回路図である。図1及び図2において、本実施の形
態の方向性結合器は、まず、第1の誘電体基板5aを備
え、さらに、第1の誘電体基板5aの一側面(図2の上
方向面)に設けられた第1の一側ストリップ導体1a及
び第1の誘電体基板5aの他側面(図2の下方向面)に
第1の一側ストリップ導体1aと対向して平行に設けら
れた第1の他側ストリップ導体2aを有する第1の結合
線路部3aを備えている。
【0016】さらにまた、第1の誘電体基板5aの一側
面に第1の結合線路部3aと平行に設けられた第2の一
側ストリップ導体1b及び第1の誘電体基板5aの他側
面に第2の一側ストリップ導体1bと対向して平行に設
けられた第2の他側ストリップ導体2bを有する第2の
結合線路部3bを備えている。
【0017】さらに、第1の誘電体基板5aの一側面に
第1の一側ストリップ導体1a及び第2の一側ストリッ
プ導体1bを覆うように設けられ第1の誘電体基板5a
と反対側の面に地導体6aが設けられた第2の誘電体基
板5bと、第1の誘電体基板5aの他側面に第1の他側
ストリップ導体2a及び第2の他側ストリップ導体2b
を覆うように設けられ第1の誘電体基板5aと反対側の
面に地導体6bが設けられた第3の誘電体基板5cを備
えている。
【0018】そして、第1の一側ストリップ導体1aの
一端と第2の一側ストリップ導体1bの一端とが図1の
上側で接続され、第1の一側ストリップ導体1aと第2
の一側ストリップ導体1bが接続された側と反対側(図
1の下側)において、第1の他側ストリップ導体2aの
一端と第2の他側ストリップ導体2bの一端とが接続さ
れ、第1、第2の結合線路部3a、3bの接続がされて
いない他の4つの端はそれぞれ入出力端子10a、10
b、10c、10dとされ、第1の一側ストリップ導体
1aに対して第1の他側ストリップ導体2aを長さ方向
に直交する第1の方向(図1の左方向)に平行にずらし
て設け、第2の一側ストリップ導体1bに対して第2の
他側ストリップ導体2bを第1の方向と反対方向(図1
の右方向)に平行にずらして設けている。
【0019】そして、第1の一側ストリップ導体1aと
第2の一側ストリップ導体1bが、入出力端子10a、
10cを有するストリップ導体1を形成し、第1の他側
ストリップ導体2aと第2の他側ストリップ導体2b
が、入出力端子10b、10dを有するストリップ導体
2を形成している。なお、図1は2つのストリップ導体
1、2の関係をわかりやすくするため、地導体および誘
電体基板を透視した図となっている。
【0020】このようにして、誘電体基板5a、5b、
5cで構成された多層基板内に、地導体6a、6bとス
トリップ導体1、2とでトリプレート線路形の回路が構
成されている。2つのストリップ導体1、2は、第1、
第2の結合線路部3a、3bを形成する部分において誘
電体基板5aを挟んで平行に配置されて結合線路部を構
成している。この結合線路部の長さは使用する高周波信
号の波長の1/4とされている。
【0021】すなわち、結合線路部3aを構成する第1
の一側のストリップ導体1aと結合線路部3bを構成す
る第2の一側のストリップ導体1bは隣接する一方の端
部で接続されており、反対側の端部は、それぞれ入出力
端子10a、10cに接続されている。一方、結合線路
部3aを構成する第1の他側のストリップ導体2aと結
合線路部3bを構成する第2の他側ストリップ導体2b
は、第1の一側のストリップ導体1aと第2の一側のス
トリップ導体1bが接続されているのと反対側の端部に
おいて互いに接続されており、もう一方の端部において
入出力端子10b、10dに接続されている。
【0022】このような接続により、第1、第2の結合
線路部3a、3bは図3のような直列接続回路を形成す
る。そして、図2に示されているように、結合線路部3
aを構成する2本のストリップ導体1a、2aは、スト
リップ導体1aの方が図1の右側にずれた状態で結合さ
せてあり、結合線路部3bを構成する2本のストリップ
導体1b、2bは、ストリップ導体1bの方が図1の左
側にずれた状態で結合させている。
【0023】次に動作を説明する。入出力端子10aか
ら振幅1の信号を入力すると、結合線路部3aの線路断
面形状と結合線路部の長さで決まる結合度に応じて、入
力された信号は接続部11aおよび接続部11bに分配
され、入出力端子10bには何も信号は出力されない。
結合線路部3aの結合度をC1とすると、接続部11a
に出力される振幅A1は、
【0024】
【数1】
【0025】接続部11bに出力される振幅A2は、
【0026】
【数2】
【0027】となる。この信号はそれぞれ結合線路部3
bに入力され、結合線路部3bの線路断面形状と結合線
路部の長さで決まる結合度に応じて、それぞれ入出力端
子10c、10dに分配される。結合線路部3bの結合
度をC2とすると、入出力端子10c、10dに出力さ
れる信号の振幅は、接続部11a、接続部11bから結
合線路部3bに入力された2つの信号の重ね合わせで求
められ、入出力端子10cに出力される振幅A3は、
【0028】
【数3】
【0029】入出力端子10dに出力される振幅A4
は、
【0030】
【数4】
【0031】となる。このように、この構成では、1つ
の端子から入力された信号は2つの結合線路部の結合度
によって決まる分配比で2つの端子に分配されて出力さ
れ、方向性結合器として機能する。このときの方向性結
合器全体としての結合度はA4となる。
【0032】この実施の形態においては、結合線路部を
構成する誘電体基板5aの表裏の2本のストリップ導体
をあらかじめずらしてあり、また、2つの結合線路部に
おいてずれの方向を逆にしてある。このため、多層基板
を製造する場合の製造誤差によって図4、5に示すよう
に誘電体基板5aの表裏のパターンが結合線路部の長さ
と直交する方向にずれた場合、一方の結合線路部3aに
おいては、2本のストリップ導体が離れて結合度が小さ
くなり、もう一方の結合線路部3bにおいては、2本の
ストリップ導体が重なって結合度が大きくなる。このた
め、方向性結合器としての結合度A4は、式4からわか
るようにそれぞれの結合線路部の結合度の変化が相殺し
て変化が抑えられる。
【0033】一方、多層基板を製造する場合の製造誤差
によって、誘電体基板5aの表裏のパターンが結合線路
部の長さ方向にずれた場合は、結合線路部の長さが若干
変化するだけであり、2つの結合線路部の結合度はとも
にほとんど変化せず、方向性結合器全体の結合度の変化
も小さい。従って、この発明による構成には、多層基板
の製造誤差による方向性結合器の結合度の変化を小さく
できるという利点がある。
【0034】なお、この実施の形態による構成では、そ
れぞれの結合線路部分には線路幅の不連続などの反射の
原因となる構造がないため、高い周波数においても良好
な特性を実現することができる。
【0035】また、式4からわかるように、第1、第2
の結合線路部3a、3bの結合度が小さくても方向性結
合器としての結合度を大きくすることができるため、密
結合の方向性結合器を実現する際に2本のストリップ導
体を細くして極端に近づける必要がない。したがって、
この点からも製造誤差による結合度の変化を小さくする
ことができる。
【0036】以上のように、この実施の形態の方向性結
合器によれば、高い周波数においても反射特性の劣化な
どを起こすことなく、多層基板の製造誤差による結合度
の変化を小さく抑えることができるという効果がある。
【0037】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2の方向性結合器を示すパターン図である。図7は図
6のE−E線に沿う矢視断面図である。図において、
1、1a、1b、2、2a、2b、3a、3b、5、5
a、5b、5c、6a、6b、10a、10b、10
c、10dは、図1及び図2に示されたものと同一であ
り、説明を省略する。なお、図6は図1と同じく2つの
ストリップ導体1、2の関係をわかりやすくするため、
地導体および誘電体基板を透視した図となっている。
【0038】本実施の形態においては、第1の結合線路
部3aと第2の結合線路部3bにおいて、結合線路部を
構成するストリップ導体の幅と2本のストリップ導体の
中心線のずれを異ならせてある。このようにして2つの
結合線路部における結合特性を異ならせて、多層基板の
製造誤差にるそれぞれの結合線路部の結合度の変化を最
適化することにより、製造誤差による結合度の変化の最
小におさえる設計ができる。
【0039】すなわち、このような構成の方向性結合器
においては、第1の一側ストリップ導体1aと第1の他
側ストリップ導体1bのストリップ導体幅及び両者間の
第1の方向(図6の左右方向)のずれ量が、第2の一側
ストリップ導体1bと第2の他側ストリップ導体2bの
ストリップ導体幅及び両者間の第1の方向と反対方向の
ずれ量と異なる。そのため、2つの結合線路部3a、3
bの結合度の最適化により多層基板の製造誤差による結
合度の変化をより小さく抑えることができるという効果
がある。
【0040】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3の方向性結合器を示すパターン図である。図9は図
8のF−F線に沿う矢視断面図である。図において、
1、1a、2、2a、3a、3b、5、5a、5b、5
c、6a、6b、10a、10b、10c、10dは、
図1及び図2に示されたものと同一であり、説明を省略
する。なお、図8は図1と同じく2つのストリップ導体
1、2の関係をわかりやすくするため、地導体および誘
電体基板を透視した図となっている。
【0041】図8及び図9において、1cは一側ストリ
ップ導体、2cは他側ストリップ導体、4a、4b、4
cは通過する信号の1/4波長の長さの結合線路部とし
ての1/4波長結合線路である。
【0042】本実施の形態においては、方向性結合器を
構成する2組の結合線路部3a、3bのうちの1方の第
2の結合線路部3bを結合度が異なる1/4波長結合線
路4a、4b、4cを3段接続した多段形結合線路とし
ている。
【0043】多段形結合線路では、各段の結合度を適当
に選ぶことにより、オクターブ以上の広い周波数帯域に
わたって平坦な結合特性を実現できる。従って、このよ
うな構成にすることにより、広帯域にわたって結合度が
一定な方向性結合器を実現することができる。もちろ
ん、図9に示すように、2つの結合線路部3a、3bに
おいて誘電体基板5aの表裏のストリップ導体パターン
のを逆方向にずらしておくことにより、多層基板の製造
誤差による結合度の変化を小さく抑えることができるこ
とは言うまでもない。
【0044】以上のように、本実施の形態の方向性結合
器においては、広い周波数帯域にわたって一定な結合度
を実現できるとともに、多層基板の製造誤差による結合
度の変化を抑えることができるという効果がある。
【0045】なお、本実施の形態においては、多段結合
線路部として3段形を用いた場合について説明したが、
それ以外の段数の多段結合線路部を用いても同様な効果
がある。また、この本実施の形態では、第2の結合線路
部3bのみに多段結合線路部を用いたが、結合線路部3
aにも多段結合線路部を用いても同様の効果がある。
【0046】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4の方向性結合器を示すパターン図である。図11
は図10のG−G線に沿う矢視断面図である。図12は
図10のH−H線に沿う矢視断面図である。図におい
て、1、1a、1c、2、2a、2c、3a、3b、
5、5a、5b、5c、6a、6b、10a、10b、
10c、10dは図8から図9に示されたものと同一で
あり、説明を省略する。なお、図10は図1と同じく2
つのストリップ導体1、2の関係をわかりやすくするた
め、地導体および誘電体基板を透視した図となってい
る。
【0047】図10乃至図12において、1d、1eは
一側ストリップ導体、2d、2eは他側ストリップ導
体、4a、4b、4cは通過する信号の1/4波長の長
さの結合線路部としての1/4波長結合線路である。
【0048】本実施の形態においては、等価回路は実施
の形態3と同じであるが、結合線路部3bを構成する多
段結合線路部を1/4波長結合線路4aと4bの段間お
よび4aと4cの間で結合線路部3a側にそれぞれ90
度折り曲げ、そのまま、結合線路部3aのストリップ導
体と接続している。
【0049】実施の形態3のように多段結合線路部をそ
のまま用いると結合線路部3bの長さが長くなり方向性
結合器が大形化するが、このような構成にすることによ
り小形化が図れる。
【0050】なお、このような構成とすると、1/4波
長結合線路4bと4cにおいては、結合線路部3aおよ
び1/4波長結合線路4aの場合と直交する方向のずれ
により結合度の変化が生じる。このため、図12に示す
ように1/4波長結合線路4bと4cにおいても誘電体
基板5aの表裏のパターンを逆方向にずらした構成とし
ている。
【0051】以上のようにこのように、本実施の形態の
方向性結合器によれば、広帯域でかつ製造誤差による結
合度の変化の小さい方向性結合器を小形に実現できると
いう効果がある。
【0052】実施の形態5.図13はこの発明の実施の
形態5の方向性結合器を示すパターン図である。図14
は図13のI−I線に沿う矢視断面図である。図15は
図13の方向性結合器の等価回路図である。図におい
て、1、1a、1b、2、2a、2b、3a、3b、
5、5a、5b、5c、6a、6b、10a、10b、
10c、10dは、図1及び図2に示されたものと同一
であり、説明を省略する。なお、図13は図1と同じく
2つのストリップ導体1、2の関係をわかりやすくする
ため、地導体および誘電体基板を透視した図となってい
る。
【0053】1dは第3の一側ストリップ導体、2dは
第3の他側ストリップ導体、3cは第3の結合線路部で
ある。なお、図8は2つのストリップ導体1、2の関係
をわかりやすくするため、地導体および誘電体基板を透
視した図となっている。
【0054】本実施の形態においては、ストリップ導体
1aと2aで構成される第1の結合線路部3a、ストリ
ップ導体1bと2bで構成される第2の結合線路部3
b、および、ストリップ導体1dと2dで構成される第
3の結合線路部3cの3つの結合線路部が接続されてお
り、方向性結合器全体の結合度は3つの結合線路部3
a、3b、3cの結合度の重ね合わせで決まる。従っ
て、各結合線路部の線路断面形状を最適化して多層基板
の製造誤差による結合度の変化を抑圧する際の設計の自
由度が多くなり、結合度の変化をより小さくすることが
可能となる。
【0055】以上のように、本実施の形態によれば、多
層基板の製造誤差による結合度の変化をより小さくする
ことができるという効果がある。
【0056】
【発明の効果】この発明に係る方向性結合器は、第1の
誘電体基板と、第1の誘電体基板の一側面に設けられた
第1の一側ストリップ導体及び第1の誘電体基板の他側
面に第1の一側ストリップ導体と対向して平行に設けら
れた第1の他側ストリップ導体を有する第1の結合線路
部と、第1の誘電体基板の一側面に第1の結合線路部と
平行に設けられた第2の一側ストリップ導体及び第1の
誘電体基板の他側面に第2の一側ストリップ導体と対向
して平行に設けられた第2の他側ストリップ導体を有す
る第2の結合線路部と、第1の誘電体基板の一側面に第
1の一側ストリップ導体及び第2の一側ストリップ導体
を覆うように設けられ第1の誘電体基板と反対側の面に
地導体が設けられた第2の誘電体基板と、第1の誘電体
基板の他側面に第1の他側ストリップ導体及び第2の他
側ストリップ導体を覆うように設けられ第1の誘電体基
板と反対側の面に地導体が設けられた第3の誘電体基板
とを備え、第1の一側ストリップ導体の一端と第2の一
側ストリップ導体の一端とが接続され、第1の一側スト
リップ導体と第2の一側ストリップ導体が接続された側
と反対側において、第1の他側ストリップ導体の一端と
第2の他側ストリップ導体の一端とが接続され、第1、
第2の結合線路部の接続がされていない他の4つの端は
それぞれ入出力端子とされ、第1の一側ストリップ導体
に対して第1の他側ストリップ導体が長さ方向に直交す
る第1の方向に平行にずらして設けられ、第2の一側ス
トリップ導体に対して第2の他側ストリップ導体が第1
の方向と反対方向に平行にずらして設けられている。そ
のため、高い周波数においても反射特性の劣化などを起
こすことなく、多層基板の製造誤差による結合度の変化
を小さく抑えることができるという効果がある。
【0057】また、第1の一側ストリップ導体と第1の
他側ストリップ導体のストリップ導体幅及び両者間の第
1の方向のずれ量が、第2の一側ストリップ導体と第2
の他側ストリップ導体のストリップ導体幅及び両者間の
第1の方向と反対方向のずれ量と異なる。そのため、第
1、第2の結合線路部の結合度の最適化により、多層基
板の製造誤差による結合度の変化をより小さく抑えるこ
とができるという効果がある。
【0058】また、第1の結合線路部、第2の結合線路
部のどちらか一方または両方は、通過する信号の1/4
波長の長さの1/4波長結合線路が多段接続されてなる
多段形結合線路である。そのため、広い周波数帯域にわ
たって一定な結合度を実現できるとともに、多層基板の
製造誤差による結合度の変化を抑えることができるとい
う効果がある。
【0059】また、第1の結合線路部は1/4波長結合
線路1段の結合線路部であり、第2の結合線路部は1/
4波長結合線路が3段に多段接続された多段結合線路部
であり、第2の結合線路部の両端の1/4波長結合線路
は段間において第1の結合線路部側に各々90度ずつ折
り曲げて設けられている。そのため、広い周波数帯域に
わたって一定な結合度を実現できるとともに、小形化が
図れるという効果がある。
【0060】さらに、この発明に係る方向性結合器は、
第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板の一側面に設け
られた第1の一側ストリップ導体及び第1の誘電体基板
の他側面に第1の一側ストリップ導体と対向して平行に
設けられた第1の他側ストリップ導体を有する第1の結
合線路部と、第1の誘電体基板の一側面に第1の結合線
路部と平行に設けられた第2の一側ストリップ導体及び
第1の誘電体基板の他側面に第2の一側ストリップ導体
と対向して平行に設けられた第2の他側ストリップ導体
を有する第2の結合線路部と、第1の誘電体基板の一側
面に第2の結合線路部と平行に設けられた第3の一側ス
トリップ導体及び第1の誘電体基板の他側面に第3の一
側ストリップ導体と対向して平行に設けられた第3の他
側ストリップ導体を有する第3の結合線路部と、第1の
誘電体基板の一側面に第1の一側ストリップ導体、第2
の一側ストリップ導体及び第3の一側ストリップ導体を
覆うように設けられ第1の誘電体基板と反対側の面に地
導体が設けられた第2の誘電体基板と、第1の誘電体基
板の他側面に第1の他側ストリップ導体、第2の他側ス
トリップ導体及び第3の他側ストリップ導体を覆うよう
に設けられ第1の誘電体基板と反対側の面に地導体が設
けられた第3の誘電体基板とを備え、第1の一側ストリ
ップ導体の一端と第2の一側ストリップ導体の一端とが
接続され、また、第2の一側ストリップ導体の他端と第
3の一側ストリップ導体の一端とが接続され、第1の一
側ストリップ導体と第2の一側ストリップ導体が接続さ
れた側と反対側において、第1の他側ストリップ導体の
一端と第2の他側ストリップ導体の一端とが接続され、
また、第1の一側ストリップ導体と第2の一側ストリッ
プ導体が接続された側と同じ側において、第2の他側ス
トリップ導体の他端と第3の他側ストリップ導体の一端
とが接続され、第1、第3の結合線路部の接続がされて
いない他の4つの端はそれぞれ入出力端子とされ、第
1、第2及び第3の結合線路部のうちの少なくとも2つ
の結合線路部において一側ストリップ導体に対して他側
ストリップ導体が結合線路部の長さ方向に直交する方向
に各々逆向きにずらして設けられている。そのため、各
結合線路部の線路断面形状を最適化して多層基板の製造
誤差による結合度の変化を抑圧する際の設計の自由度が
多くなり、結合度の変化をより小さくすることが可能と
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の方向性結合器を示
すパターン図である。
【図2】 図1のC−C線に沿う矢視断面図である。
【図3】 図1の方向性結合器の等価回路図である。
【図4】 一側ストリップ導体に対して他側ストリップ
導体が長さ方向に直交する方向にずれた様子を示すパタ
ーン図である。
【図5】 図4のD−D線に沿う矢視断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の方向性結合器を示
すパターン図である。
【図7】 図6のE−E線に沿う矢視断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の方向性結合器を示
すパターン図である。
【図9】 図8のF−F線に沿う矢視断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の方向性結合器を
示すパターン図である。
【図11】 図10のG−G線に沿う矢視断面図であ
る。
【図12】 図10のH−H線に沿う矢視断面図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態5の方向性結合器を
示すパターン図である。
【図14】 図13のI−I線に沿う矢視断面図であ
る。
【図15】 図13の方向性結合器の等価回路図であ
る。
【図16】 従来の方向性結合器のストリップ導体の斜
視図である。
【図17】 図16のA−A線に沿う矢視断面図であ
る。
【図18】 図16のB−B線に沿う矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
1a 第1の一側ストリップ導体、1b 第2の一側ス
トリップ導体、1d第3の一側ストリップ導体、2a
第1の他側ストリップ導体、2b 第2の他側ストリッ
プ導体、2d 第3の他側ストリップ導体、3a 第1
の結合線路部、3b 第2の結合線路部、3c 第3の
結合線路部、4a,4b,4c 1/4波長結合線路、
5a 第1の誘電体基板、5b 第2の誘電体基板、5
c 第3の誘電体基板、6a,6b 地導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 有 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の誘電体基板と、上記第1の誘電体
    基板の一側面に設けられた第1の一側ストリップ導体及
    び上記第1の誘電体基板の他側面に上記第1の一側スト
    リップ導体と対向して平行に設けられた第1の他側スト
    リップ導体を有する第1の結合線路部と、 上記第1の誘電体基板の一側面に上記第1の結合線路部
    と平行に設けられた第2の一側ストリップ導体及び上記
    第1の誘電体基板の他側面に上記第2の一側ストリップ
    導体と対向して平行に設けられた第2の他側ストリップ
    導体を有する第2の結合線路部と、 上記第1の誘電体基板の一側面に上記第1の一側ストリ
    ップ導体及び上記第2の一側ストリップ導体を覆うよう
    に設けられ上記第1の誘電体基板と反対側の面に地導体
    が設けられた第2の誘電体基板と、 上記第1の誘電体基板の他側面に上記第1の他側ストリ
    ップ導体及び上記第2の他側ストリップ導体を覆うよう
    に設けられ上記第1の誘電体基板と反対側の面に地導体
    が設けられた第3の誘電体基板とを備え、 上記第1の一側ストリップ導体の一端と上記第2の一側
    ストリップ導体の一端とが接続され、 上記第1の一側ストリップ導体と上記第2の一側ストリ
    ップ導体が接続された側と反対側において、上記第1の
    他側ストリップ導体の一端と上記第2の他側ストリップ
    導体の一端とが接続され、 上記第1、第2の結合線路部の接続がされていない他の
    4つの端はそれぞれ入出力端子とされ、 上記第1の一側ストリップ導体に対して上記第1の他側
    ストリップ導体が長さ方向に直交する第1の方向に平行
    にずらして設けられ、 上記第2の一側ストリップ導体に対して上記第2の他側
    ストリップ導体が上記第1の方向と反対方向に平行にず
    らして設けられていることを特徴とする方向性結合器。
  2. 【請求項2】 上記第1の一側ストリップ導体と上記第
    1の他側ストリップ導体のストリップ導体幅及び両者間
    の上記第1の方向のずれ量が、上記第2の一側ストリッ
    プ導体と上記第2の他側ストリップ導体のストリップ導
    体幅及び両者間の上記第1の方向と反対方向のずれ量と
    異なることを特徴とする請求項1に記載の方向性結合
    器。
  3. 【請求項3】 上記第1の結合線路部、上記第2の結合
    線路部のどちらか一方または両方は、通過する信号の1
    /4波長の長さの1/4波長結合線路が多段接続されて
    なる多段形結合線路であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の方向性結合器。
  4. 【請求項4】 上記第1の結合線路部は上記1/4波長
    結合線路1段の結合線路部であり、上記第2の結合線路
    部は上記1/4波長結合線路が3段に多段接続された多
    段結合線路部であり、上記第2の結合線路部の両端の上
    記1/4波長結合線路は段間において第1の結合線路部
    側に各々90度ずつ折り曲げて設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の方向性結合器。
  5. 【請求項5】第1の誘電体基板と、 上記第1の誘電体基板の一側面に設けられた第1の一側
    ストリップ導体及び上記第1の誘電体基板の他側面に上
    記第1の一側ストリップ導体と対向して平行に設けられ
    た第1の他側ストリップ導体を有する第1の結合線路部
    と、 上記第1の誘電体基板の一側面に上記第1の結合線路部
    と平行に設けられた第2の一側ストリップ導体及び上記
    第1の誘電体基板の他側面に上記第2の一側ストリップ
    導体と対向して平行に設けられた第2の他側ストリップ
    導体を有する第2の結合線路部と、 上記第1の誘電体基板の一側面に上記第2の結合線路部
    と平行に設けられた第3の一側ストリップ導体及び上記
    第1の誘電体基板の他側面に上記第3の一側ストリップ
    導体と対向して平行に設けられた第3の他側ストリップ
    導体を有する第3の結合線路部と、 上記第1の誘電体基板の一側面に上記第1の一側ストリ
    ップ導体、上記第2の一側ストリップ導体及び上記第3
    の一側ストリップ導体を覆うように設けられ上記第1の
    誘電体基板と反対側の面に地導体が設けられた第2の誘
    電体基板と、 上記第1の誘電体基板の他側面に上記第1の他側ストリ
    ップ導体、上記第2の他側ストリップ導体及び上記第3
    の他側ストリップ導体を覆うように設けられ上記第1の
    誘電体基板と反対側の面に地導体が設けられた第3の誘
    電体基板とを備え、 上記第1の一側ストリップ導体の一端と上記第2の一側
    ストリップ導体の一端とが接続され、また、上記第2の
    一側ストリップ導体の他端と上記第3の一側ストリップ
    導体の一端とが接続され、 上記第1の一側ストリップ導体と上記第2の一側ストリ
    ップ導体が接続された側と反対側において、上記第1の
    他側ストリップ導体の一端と上記第2の他側ストリップ
    導体の一端とが接続され、また、上記第1の一側ストリ
    ップ導体と上記第2の一側ストリップ導体が接続された
    側と同じ側において、上記第2の他側ストリップ導体の
    他端と上記第3の他側ストリップ導体の一端とが接続さ
    れ、 上記第1、第3の結合線路部の接続がされていない他の
    4つの端はそれぞれ入出力端子とされ、 上記第1、第2及び第3の結合線路部のうちの少なくと
    も2つの結合線路部において一側ストリップ導体に対し
    て他側ストリップ導体が結合線路部の長さ方向に直交す
    る方向に各々逆向きにずらして設けられていることを特
    徴とする方向性結合器。
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