JP5033012B2 - 高周波伝送回路、分配器、分布結合型分配器、共振回路 - Google Patents

高周波伝送回路、分配器、分布結合型分配器、共振回路 Download PDF

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Description

この発明は、マイクロストリップ伝送線路に基づいて形成される高周波伝送回路、分配器、分布結合型分配器、共振回路に関するものである。
従来、特許文献1、特許文献2に示すように、マイクロストリップ線路を用いた各種の高周波モジュールが開示されている。例えば、特許文献1では、マイクロストリップ線路の基本構成が開示されており、特許文献2では、損失特性を改善するための構造を有するマイクロストリップ線路および高周波モジュールが開示されている。
一般に、マイクロストリップ伝送線路は、図8に示す構造からなる。図8は一般的なマイクロストリップ伝送線路の外観斜視図である。図8に示すように、一般的なマイクロストリップ伝送線路100は、所定厚みで所定の誘電率を有する誘電体基板101と、この誘電体基板101の厚み方向で対向する二面にそれぞれ形成された接地電極102および回路電極103とを備える。接地電極102は誘電体基板101の一方面の全面に形成されており、回路電極103は誘電体基板101の接地電極形成面に対向する面に、予め設定された回路電極パターンで形成されている。このような構造の場合、極薄い膜厚(厚み)からなる平板状の接地電極102と回路電極103とは、それぞれの平板面が対向する形状で形成される。
また、図9に示す構造からなる従来のマイクロストリップ伝送線路100’も存在する。図9は従来のマイクロストリップ伝送線路100’の外観斜視図である。図9に示すように、マイクロストリップ伝送線路100’は、図8に示したマイクロストリップ伝送線路100の誘電体基板101が無い構造からなり、接地電極102と回路電極103とは、絶縁性支持部材104により所定距離に離間されている。
また、このようなマイクロストリップ伝送線路を用いることで、他の高周波モジュールも形成することができ、例えば、図10に示すような形状の分配器がマイクロストリップ伝送線路により形成される。図10は従来のマイクロストリップ型分配器の概念および形状を示す図であり、図10(A)は分配器の概念、図10(B),(C)は実際の回路パターンを示した図である。なお、図10では、回路電極のみを図示しているが、実際には誘電体基板および接地電極を備える。
分配器110は、伝送線路111からの高周波信号を、伝送線路112,113に分配して伝送する。この際、各伝送線路111,112,113間で低損失に信号を伝送するため、各線路間でインピーダンスマッチングを行わなければならない。例えば、伝送線路111,112,113の特性インピーダンスZが50Ωである場合に、図10(B)のように、伝送線路112と伝送線路113との接続点は、伝送線路111側から見て25Ωとなる。このため、伝送線路111の伝送線路112,113側端の所定長を特性インピーダンスZ=35.36Ωとするように、伝送線路111の幅を部分的に広くした整合部114を形成する。また、分配器110’は、伝送線路111側から見て伝送線路112,113の接続点の特性インピーダンスが50Ωとなるように、伝送線路112,113を設定する。すなわち、伝送線路112,113の伝送線路111側端の所定長を特性インピーダンスZ=70.71Ωとするように、伝送線路112,113の幅を部分的に狭くした整合部115,116を形成する。
特開平8−228105号公報 特開平11−177310号公報
上述のような従来のマイクロストリップ伝送線路を用いた各高周波モジュールでは、次に示すような各種の問題が存在する。
まず、図8に示した一般的なマイクロストリップ伝送線路100では、接続する回路素子の特性インピーダンスとの関係から、インピーダンスマッチングしなければならない場合で且つ、回路電極と接地電極との距離を変化させることができない場合、インピーダンスマッチング回路としてマイクロストリップ伝送線路100の回路電極幅を切り替えなければならない。このような回路電極幅の急激な変化は、回路インピーダンスの不連続を招き、伝送損失を伴う。
また、図9に示したマイクロストリップ伝送線路100’では、回路電極103に接地電極102と対向する方向の外力が加わると、回路電極103が接地電極102と対向する方向に沿って撓む。このため、回路電極103と接地電極102との距離が一定にならず、特性インピーダンスZが変化してしまう。
また、上述の図10に示したような分配器の場合、図10に示すように分配数が少なければ、幅の不連続による伝送損失以外には伝送損失がほぼ無いが、図11に示すように分配数が多くなると、さらなる問題が発生する。図11は、従来の各種分配器の構造を示す図であり、本図においても、回路電極のみを図示し、誘電体基板および接地電極は図示しない。図11(A)は、1:6分配器210を示し、図11(B)は1:4分配器310を示し、図11(C)は1:10分配器410を示す。
図11(A)に示す1:6分配器210は、伝送線路211と伝送線路212〜217との接続位置に、伝送線路211よりも幅の広い整合部218を備える構造であり、伝送線路211と整合部218との接続位置において回路電極幅が大幅且つ急激に変化する。したがって、この点においてインピーダンスの不連続が発生して、伝送損失が増加する。さらに、整合部218の幅Wが、伝送する高周波信号の半波長(1/2波長)となると、信号搬送方向に垂直な幅W方向に定在波が発生してしまう。さらに、伝送線路212〜217が近接しながら整合部218に接続しているため、伝送線路212〜217間での十分なアイソレーションを得らない。
図11(B)に示す1:4分配器310は、伝送線路311から整合部316で回路電極の幅が徐々に変化するため、上述のインピーダンスの不連続問題が解消し、さらに、各伝送線路312〜315が所定距離離間した状態で整合部316に接続しているので、伝送線路312〜315間のアイソレーションも保てる。しかしながら、伝送線路312〜315を離間するために、整合部316の幅が広がって上述の定在波発生の可能性があるとともに、伝送線路312〜315の各線路幅が狭くなって線路の純抵抗成分が増加する。
図11(C)に示す1:10分配器410は、図11(B)に示す1:4分配器310と同じ定在波問題を有するとともに、さらに伝送線路412〜421の線路幅が狭くなり、さらに高い純抵抗成分を有することとなってしまう。
さらに、上述のマイクロストリップ伝送線路を用いた場合、誘電体基板の一平面上に回路電極を形成するため、隣り合う回路電極同士での対向する面積は、電極厚みに依存するので、殆ど対向面積を稼ぐことができない。これにより、隣り合う回路電極間で、大きな容量性結合を得ることが難しい。このため、このようなマイクロストリップ伝送線路を用いて隣り合う回路電極間での容量性結合を得て、方向性結合器やアイソレータ、および共振回路を形成することは容易ではない。
したがって、本発明の目的は、上述のような従来のマイクロストリップ伝送線路を用いた高周波モジュールによる各種の損失要因を抑圧することができる高周波モジュール、すなわち、高周波伝送回路、分配器、方向性結合器、アイソレータ、共振回路を実現することにある。
この発明は、誘電層と、該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および略平板状の回路電極と、を備えたマイクロストリップ型の高周波伝送回路に関するものである。この高周波伝送回路の略平板状の回路電極は、平板面を接地電極に対向させて配置させた平面線路部と、平板面に垂直な側面を接地電極に対向させて配置させた垂直線路部と、平面線路部と垂直線路部とを接続する接続部とを備える。さらに、平面線路部および垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする。
この構成では、平面線路部と垂直線路部とで接地電極に対向する面の面積が異なるので、それぞれで異なる特性インピーダンスの伝送線路が構成される。そして、これらの伝送線路が接続部で接続されることで、平面線路部による伝送線路と垂直線路部による伝送線路との間で高周波信号が伝搬される。すなわち、インピーダンス変換回路が構成される。この際、平面線路部と垂直線路部とで接地電極に対する面が変化するだけで、線路断面は変化しないので、それぞれの線路部間での純抵抗成分が変化しない。
また、この発明の高周波伝送回路の接続部は、平面線路部から垂直線路部に向けて捻れた形状からなる。
この構成では、接続部も平面線路部および垂直線路部と同じ回路電極幅となるので、平面線路部から接続部を介して垂直線路部に至るまで、特性インピーダンスの急激な変化が無く、且つ純抵抗成分が変わらないインピーダンス変換回路が構成される。
また、この発明は、誘電層と、該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および複数の平板状の回路電極と、を備え、複数の平板状の回路電極のうちの一つを集合側伝送線路とし、他の複数の平板状の回路電極を分離側伝送線路とする分配器に関するものである。この発明の分配器の分離側伝送線路を構成する複数の平板状の回路電極は、集合側伝送線路との接続端から所定距離に亘り、平板面に垂直な側面が接地電極に対向する垂直線路部と、平板面を前記接地電極に対向させて配置させた平面線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備える。さらに、平面線路部および垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする。
この構成では、それぞれの分離側伝送線路の集合側伝送線路端付近が、誘電層を平面視した状態で、それぞれの分離側伝送線路の厚み分しか幅をとらないので、接続する分離側伝送線路数が増加しても、接続部の幅を大きくとる必要のない分配器が形成される。すなわち、小型で且つ幅方向に定在する定在波の発生し難い分配器が形成される。
また、この発明の分配器の垂直線路部の線路長は伝送信号の略1/4波長である。
この構成では、分離側伝送線路を構成する各平板状の回路電極の垂直線路部の線路長が伝送信号の略1/4波長であり、且つ隣り合う垂直線路部の平板面が所定距離離間されて対向する構造となる。これにより、隣り合う垂直線路部とこれらが集合側伝送線路と接続する部分とで、1/4波長短絡フィーダとして機能するため、分離側伝送線路の隣り合う回路電極間でのアイソレーションが高くなる。この結果、分離側伝送線路側の各電極間での信号伝搬が妨げられる。
また、この発明の分配器の集合側伝送線路は、分離側伝送線路との接続端から所定距離に亘り、回路電極の幅が接続端から順に狭くなる形状からなる整合部を備える。
この構成では、上述の分配器において、整合部と集合側伝送線路との接続部分で幅が順に変化することで、特性インピーダンスZの急激な変化が抑制され、伝送損失が低減される。
また、この発明の分配器の整合部の分離側伝送線路側端部の幅は、伝送信号の1/2波長よりも狭い。
この構成では、上述の分配器において、さらに整合部の幅方向への定在波が発生しない。
また、この発明は、誘電層と、該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および二つの平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が電磁界結合するように配置してなる分布結合型分配器に関するものである。この分布結合型分配器の二つの平板状の回路電極は、それぞれの両端を平板面が接地電極に対向するように配置させた平面線路部と、それぞれの中央部を平板面に垂直な面が接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備える。また、それぞれの平板面が所定長に亘り、互いに電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする
この構成では、二つの平板状の回路電極の中央部では、平板面同士が対向して配置されるので、平板面に垂直な厚み面同士が対向する従来の構造よりも、対向面積が大幅に大きくなる。これにより、二つの平板状の回路電極間で高い容量性結合が得られるので、高い結合度およびアイソレーションを有する方向性結合器が構成される。
また、この発明は、誘電層と、該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および二つの平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が部分的に電磁界結合するように配置してなる共振回路に関するものである。この共振回路の二つの平板状の回路電極は、それぞれの一方の端部を平板面が接地電極に対向するように配置させた平面線路部と、それぞれの他方の端部を、平板面に垂直な側面が接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備える。また、それぞれの平板面が所定長に亘り、互いに電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする
この構成では、隣り合う平板状の回路電極同士で、平板面同士が対向して配置されるので、平板面に垂直な厚み面(側面)同士が対向する従来の構造よりも、対向面積が大幅に広くなる。これにより、高い容量性結合が得られ、優れた共振特性を有する共振回路が構成される。
また、この発明は、誘電層と、誘電層を介して設置された平板状の接地電極および三つ以上の平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が部分的に電磁界結合するように配列配置してなる共振回路に関するものである。この共振回路の配列方向の両端の平板状の回路電極は、隣り合う平板状の回路電極と反対側の端部を、平板面が接地電極に対向するように配置させた平面線路部と、隣り合う平板状の回路電極側の端部を、平板面に垂直な側面が接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備える。また、隣り合う平板状の回路電極側の平板面が所定長に亘り、隣り合う平板状の回路電極に対して電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなる。さらに、配列方向の両端以外の平板状の回路電極は、平板面に垂直な側面が前記接地電極に対向するように配置されるとともに、所定長に亘り、隣り合う平板状の回路電極に対して電磁界結合する距離で近接するように配置されている。
この構成では、上述の共振回路に加え、容量性結合が多段化されるので、さらに鋭い共振特性を有する共振回路が構成される。
この発明によれば、マイクロストリップ伝送線路を用いた高周波モジュールが有する各種の問題を解決して、それぞれに優れた特性を有する高周波伝送回路、分配器、分布結合型分配器、共振回路を簡素な構造で構成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る高周波伝送回路であるインピーダンスマッチング回路について説明する。
図1は本実施形態のインピーダンスマッチング回路の構成を示す図であり、(A)は外観斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
図1に示すように、インピーダンスマッチング回路10は、平板状で且つ所定の誘電率からなる誘電体基板11を備える。誘電体基板11の対向する二つの平板面の一方面(図1に示す誘電体基板11の下面)には接地電極12が全面に形成されている。誘電体基板11の他方面(図1に示す誘電体基板11の上面)にはパターン電極13Aが形成されている。パターン電極13Aは、所定方向に延び且つ所定の幅Wpおよび厚みDpを有する導体膜であり、平板面すなわち伸延方向長さと幅Wpとから形成される面が誘電体基板11の上面側および接地電極12側となるように形成されている。このように形成されたパターン電極13Aと接地電極12とこれらの間に存在する誘電体基板11とによりマイクロストリップ伝送線路130A(本発明の「平面線路部」に相当する。)が構成される。
また、誘電体基板11の上面には、パターン電極13Bが設置されている。パターン電極13Bは、パターン電極13Aと略同形状の導体膜からなり、側面すなわち伸延方向長さと厚みDpとから形成される面が誘電体基板11の上面側となるように設置されている。この際、パターン電極13Bは、誘電体基板11に側面を当接させて設置してもよいし、誘電体基板11の上面から所定距離離間した状態で設置してもよい。このように設置されたパターン電極13Bと接地電極12と少なくとも誘電体基板11とによりマイクロストリップ伝送線路130B(本発明の「垂直線路部」に相当する。)が構成される。
パターン電極13Aとパターン電極13Bとは、接続用電極14により接続されている。接続用電極14は、パターン電極13A側端部からパターン電極13B側端部にかけて、誘電体基板11の上面に垂直な方向の長さが徐々に長くなり、且つ、上面に平行な方向の長さが徐々に短くなる形状からなる。接続用電極14は、例えばパターン電極13Bと一体形成されており、パターン電極13Aとは導電接合することにより、パターン電極13Aとパターン電極13Bとを接続する。このような接続用電極14と接地電極12と誘電体基板11とにより接続用マイクロストリップ伝送線路140(本発明の「接続部」に相当する。)が構成される。
このような形状に形成された伝送線路では、マイクロストリップ伝送線路130Aとマイクロストリップ伝送線路130Bとで、接地電極12とそれぞれのパターン電極13A,13Bとの対向面積が異なること等により、特性インピーダンスが変化する。すなわち、マイクロストリップ伝送線路130Aとマイクロストリップ伝送線路130Bとの間でインピーダンス変換が行われる。この際、パターン電極13Aとパターン電極13Bとは、同じ幅Wp、同じ厚みDpで形成されているので、それぞれの電極が有する抵抗成分は変わらない。
このように、本実施形態の構成を用いることで、抵抗成分を変化させることなくインピーダンス変換を行うことができる単純な構造のマイクロストリップ伝送線路、すなわちインピーダンスマッチング回路を形成することができる。これにより、伝送損失の少ない単純な構造のインピーダンスマッチング回路を形成することができる。
なお、接続用マイクロストリップ伝送線路140は、図2に示すような各種の接合構造であってもよい。図2は、接続用マイクロストリップ伝送線路140の形状パターンの一例を示す図である。図2(A)に示す構造では、パターン電極13Bの長さ方向の一方端を部分的に屈曲させて形成し、さらにこの屈曲部を折り曲げることにより、接続用電極14Aを形成する。また、図2(B)では、パターン電極13Bの長さ方向の一方端において、平板面を先細り形状に形成し、さらに側面を末広がりする形状にすることにより、接続用電極14Bを形成する。これらの場合、パターン電極13Aの長さ方向の接続側端部は平板面を先細り形状に形成する。
次に、第2の実施形態に係るインピーダンスマッチング回路を、図を参照して説明する。
図3は、本実施形態のインピーダンスマッチング回路の構成を示す図であり、(A)は外観斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
本実施形態のインピーダンスマッチング回路10’は、第1の実施形態の図1に示したインピーダンスマッチング回路10に対して、接続部の構造が異なるのみであり、他の構成は同じである。
接続部電極15は、パターン電極13Aおよびパターン電極13Bを有する導体膜を途中で90度捻った形状における、当該捻り部分で形成される。このような捻り部である接続部電極15と接地電極12と誘電体基板11とにより接続用マイクロストリップ伝送線路150が構成される。
このような構成であっても、上述の第1の実施形態と同様に、抵抗成分を変化させることなくインピーダンス変換を行うことができる単純な構造のインピーダンスマッチング回路を形成することができる。さらに、本実施形態の構成では、パターン電極13A,13B、接続部電極15は、一枚の導体膜としてみなせるので、それぞれの部分の幅および厚みが同じとなる。これにより、パターン電極13A、接続部電極15、パターン電極13Bの全てで抵抗成分が同じになる。これにより、さらに伝送損失の少ない単純な構造のインピーダンスマッチング回路を形成することができる。
次に、第3の実施形態に係る分配器の構成について図を参照して説明する。
図4は本実施形態の分配器20の構成を示す図であり、(A)が平面図、(B)がa−a’断面図である。なお、本実施形態の分配器20においても、誘電体基板11および接地電極12については上述する各実施形態と同じ構造からなる。
誘電体基板11の上面には、所定幅で且つ所定厚みからなるパターン電極21が形成されている。パターン電極21の長さ方向の一方端には、上面視した形状が扇形で且つパターン電極21側から徐々に幅が広くなる形状の導体からなる整合用パターン電極28が形成されている。
整合用パターン電極28のパターン電極21と反対側の端部である扇形外周部には、同じ形状からなる複数のパターン電極22〜27が、扇形に対応して放射状且つ等間隔に接続されている。
各パターン電極22〜27は、上述のインピーダンスマッチング回路と同様の構造からなり、側面が誘電体基板11の上面に対向するパターン電極部22A〜27Aと、平板面が誘電体基板11の上面に対向するパターン電極部22B〜27Bとを有する。そして、各パターン電極22〜27は、パターン電極部22A〜27Aが整合用パターン電極28に接続する構造からなる。
このような構造とすることで、パターン電極21を有するマイクロストリップ伝送線路(本発明の「集合側伝送線路」に相当する。)から入力された高周波信号は、整合用パターン電極28を有するマイクロストリップ伝送線路を介して、それぞれパターン電極22〜27を有する複数のマイクロストリップ伝送線路へ分配される。ここで、これらパターン電極22〜27を有する複数のマイクロストリップ伝送線路からなる線路群が本発明の「分離側伝送線路」に相当する。
さらに、本実施形態の構成では、各パターン電極部22A〜27Aが上面視して殆ど面積をとらない状態で整合用パターン電極28に接続しているので、当該整合用パターン電極28におけるパターン電極部22A〜27Aの接続部の形状を小さくすることができる。すなわち、整合用パターン電極28のパターン電極22〜27側端部の電極幅を狭くすることができる。これにより、この電極幅を、伝送する高周波信号の波長の1/2よりも小さくすることが容易になり、このような幅寸法とすることで、幅方向の定在波が発生することを防止できる。
さらに、誘電体基板11の上面に側面が対向するパターン電極部22A〜27Aの長さを高周波信号の波長の略1/4とすれば、隣り合うパターン電極同士で1/4波長短絡フィーダとして機能する。これは、隣り合うパターン電極部22A〜27Aは平板面同士が対向するように配置されるので、大きな容量性結合が得られるからである。
図5は、本実施形態のパターン電極部22A〜27Aのうちの隣り合う二つのパターン電極部が整合用パターン電極28に接続する部分を模式化した構造と、その通過特性を示した図である。図5において模式化した整合用パターン電極を28’とし、模式化したパターン電極部を22A’,23A’とする。
図5(B)に示すように、図5(A)の構造を用いることで、パターン電極28’と各パターン電極部22A’,23A’との間では、低損失で信号が伝送する。一方で、パターン電極部22A’,23A’間では、特定の周波数、すなわちパターン電極部22A’,23A’の長さの約4倍の波長となる信号が大きく減衰される。
したがって、上述の構成を用いることで、パターン電極22〜27によるマイクロストリップ伝送線路群は、隣り合う線路に対して高いアイソレーションを有することができ、これらのマイクロストリップ伝送線路群間で信号が漏洩することを防止できる。この結果、小型でありながら、高いアイソレーション性を有し、低損失で優れた伝送特性を有する分配器を形成することができる。
次に、第4の実施形態に係るアイソレータの構成について、図を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係るアイソレータの構成を示す図であり、(A)は外観斜視図、(B)は(A)におけるB方向矢視図、(C)は(A)におけるC方向矢視図であり、(D)は(A)におけるD方向矢視図である。
アイソレータ30も、誘電体基板11および接地電極12は、上述の各実施形態の構成と同じである。誘電体基板11の上面、すなわち接地電極12と対向する面には、パターン電極31、32が形成されている。パターン電極31は平面視した状態でコの字状となる導体膜からなり、当該導体膜の中央部313を端部311,312に対して略垂直に折り曲げた形状からなる。これにより、パターン電極31の端部311,312は、平板面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように設置され、中央部313は側面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように設置される。パターン電極32は、パターン電極31と同じ構成からなり、パターン電極32の端部321,322は、平板面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように設置され、中央部323は側面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように設置される。さらに、それぞれの中央部313,323は、延びる方向の全体において、互いの平板面が対向するように近接して配置されている。この構造により、パターン電極31,32間で大きな容量性結合が得られる。
さらに、中央部313,323の平板面に対して、端部311と端部321とが対向し、端部312と端部322とが対向するように配置される。また、端部322には予め設定した抵抗値(本実施形態では50Ω)の終端抵抗33が接続されている。
このような構造により、端部311から高周波信号が入力されると、端部312から−90°位相ズレの高周波信号が出力されるとともに、中央部313,323の結合により励起された位相ズレの無い高周波信号が端部321から出力される。これにより、図6に示す回路はアイソレータとして機能する。
このように、本実施形態の構成を用いることで、大きな容量性結合が得られるアイソレータが得られる。すなわち、各種特性に優れたアイソレータを簡素な構造で実現することができる。
さらに、上述のアイソレータ30の構成に基づいて終端抵抗33を接続しない構成とすれば、各種特性に優れた方向性結合器を実現することができる。ここで、このようなアイソレータや方向性結合器が、本発明の「分布結合型分配器」に相当する。
次に、第5の実施形態に係る共振回路について図を参照して説明する。
図7は本実施形態に係る共振回路40の構成を示す図であり、(A)は外観斜視図、(B)は(A)におけるB方向矢視図、(C)は(A)におけるC方向矢視図であり、(D)は(A)におけるD方向矢視図である。
共振回路40も、誘電体基板11および接地電極12は、上述の各実施形態の構成と同じである。誘電体基板11の上面には、複数のパターン電極41〜44が配列設置されている。
この配列の一方端のパターン電極41は二つの平板状導体部分411,412が直交する「く」の字からなる導体膜である。平板状導体部分411は平板面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように配置され、平板状導体部分412は平板面が誘電体基板11および接地電極12に略垂直になるように配置されている。上記配列の他方端のパターン電極44も、パターン電極41と同様の構造からなり、平板状導体部分441は平板面が誘電体基板11および接地電極12に対向するように配置され、平板状導体部分442は平板面が誘電体基板11および接地電極12に略垂直になるように配置されている。
パターン電極42,43は、平板状の導体膜からなり、平板面が誘電体基板11および接地電極12に略垂直になるように配置されている。パターン電極42は、平板面の略半分が、パターン電極41の平板状導体部分412の平板面と近接して対向するように配置されるとともに、平板面の残りの略半分が、パターン電極43の平板面と近接して対向するように配置されている。パターン電極43は、平板面の略半分が、パターン電極42の平板面と近接して対向するように配置されるとともに、平板面の残りの略半分が、パターン電極44の平板状導体部分442の平板面と近接して対向するように配置されている。
このような構成とすることで、パターン電極41の平板状導体部分412とパターン電極42とで大きな容量性結合が得られ、パターン電極42とパターン電極43とで大きな容量性結合が得られ、パターン電極43とパターン電極44の平板状導体部分442とで大きな容量性結合が得られる。これにより、パターン電極41の平板状導体部分411とパターン電極44の平板状導体部分441とを入出力端とする共振回路を形成することができる。この際、この構造を用いることで、パターン電極の全ての平板面が誘電体基板11および接地電極12に対向するような構造よりも、容易且つ確実に大きな容量性結合を得られるので、共振回路をより簡単に構成することができる。
なお、配列中間のパターン電極数を上述の実施形態では二個としたが、これらが無くても、より少なくもしくは多く設置されていてもよく、回路仕様に応じて適宜設定すればよい。
第1の実施形態のインピーダンスマッチング回路の構成を示す図である。 接続用マイクロストリップ伝送線路140の形状パターンの一例を示す図である。 第2の実施形態のインピーダンスマッチング回路の構成を示す図である。 第3の実施形態の分配器20の構成を示す図である。 第3の実施形態のパターン電極部22A〜27Aのうちの隣り合う二つのパターン電極部が整合用パターン電極28に接続する部分を模式化した構造と、その通過特性を示した図である。 第4の実施形態に係るアイソレータの構成を示す図である。 第5の実施形態に係る共振回路40の構成を示す外観斜視図である。 一般的なマイクロストリップ伝送線路の外観斜視図である。 従来のマイクロストリップ伝送線路100’の外観斜視図である。 従来のマイクロストリップ型分配器の概念および形状を示す図である。 従来の各種分配器の構造を示す図である。
符号の説明
10−インピーダンスマッチング回路、11−誘電体基板、12−接地電極、13A,13B−パターン電極、14,14A,14B−接続用電極、15−接続部電極、20−分配器、21−パターン電極、22〜27−パターン電極、22A〜27A,22B〜27B−パターン電極部、28−整合用パターン電極、30−アイソレータ、31,32−パターン電極、32−パターン電極、33−終端抵抗、40−共振回路、41〜44−パターン電極、100−マイクロストリップ伝送線路、101−誘電体基板、102−接地電極、103−回路電極、104−絶縁性支持部材、110−分配器、111,112,113−伝送線路、114−整合部、115,116−整合部、130A,130B−マイクロストリップ伝送線路、140,150−接続用マイクロストリップ伝送線路

Claims (9)

  1. 誘電層と、
    該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および略平板状の回路電極と、を備えたマイクロストリップ型の高周波伝送回路であって、
    前記略平板状の回路電極は、平板面を前記接地電極に対向させて配置させた平面線路部と、前記平板面に垂直な側面を前記接地電極に対向させて配置させた垂直線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部とを備え
    前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする高周波伝送回路。
  2. 前記接続部は、前記平面線路部から前記垂直線路部に向けて捻れた形状からなる、請求項1に記載の高周波伝送回路。
  3. 誘電層と、
    該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および複数の平板状の回路電極と、を備え、
    前記複数の平板状の回路電極のうちの一つを集合側伝送線路とし、他の複数の平板状の回路電極を分離側伝送線路とする分配器であって、
    前記分離側伝送線路を構成する複数の平板状の回路電極は、
    前記集合側伝送線路との接続端から所定距離に亘り、平板面に垂直な側面が前記接地電極に対向する垂直線路部と、平板面を前記接地電極に対向させて配置させた平面線路部と、前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備え、
    前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする分配器。
  4. 前記垂直線路部は、その線路長が伝送信号の略1/4波長である、請求項3に記載の分配器。
  5. 前記集合側伝送線路は、前記分離側伝送線路との接続端から所定距離に亘り、前記回路電極の幅が前記接続端から順に狭くなる形状からなる整合部を備える、請求項3または請求項4に記載の分配器。
  6. 前記整合部の前記分離側伝送線路側端部の幅は、伝送信号の1/2波長よりも狭い請求項5に記載の分配器。
  7. 誘電層と、
    該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および二つの平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が電磁界結合するように配置してなる分布結合型分配器であって、
    前記二つの平板状の回路電極は、それぞれ、
    端を、平板面が前記接地電極に対向するように配置させた平面線路部と、
    央部を、前記平板面に垂直な側面が前記接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、
    前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備え、
    前記垂直線路部におけるそれぞれの平板面が所定長に亘り、互いに電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、
    前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする分布結合型分配器。
  8. 誘電層と、
    該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および二つの平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が部分的に電磁界結合するように配置してなる共振回路であって、
    前記二つの平板状の回路電極は、それぞれ、
    方の端部を、平板面が前記接地電極に対向するように配置させた平面線路部と
    方の端部を、前記平板面に垂直な側面が前記接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、
    前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備え、
    前記垂直線路部におけるそれぞれの平板面が所定長に亘り、互いに電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、
    前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなることを特徴とする共振回路。
  9. 誘電層と、
    該誘電層を介して設置された平板状の接地電極および三つ以上の平板状の回路電極と、を備え、それぞれの平板状の回路電極が部分的に電磁界結合するように配列配置してなる共振回路であって、
    前記配列方向の両端の平板状の回路電極は、
    隣り合う平板状の回路電極と反対側の端部を、平板面が前記接地電極に対向するように配置させた平面線路部と、
    前記隣り合う平板状の回路電極側の端部を、前記平板面に垂直な側面が前記接地電極に対向するように配置させた垂直線路部と、
    前記平面線路部と前記垂直線路部とを接続する接続部と、を備え、
    前記隣り合う平板状の回路電極側の平板面が所定長に亘り、隣り合う平板状の回路電極に対して電磁界結合する距離で近接するように配置してなり、
    前記平面線路部および前記垂直線路部は、同じ厚みの1枚の金属板からなり、
    前記配列方向の両端以外の平板状の回路電極は、
    前記平板面に垂直な面が前記接地電極に対向するように配置されるとともに、所定長に亘り、隣り合う平板状の回路電極に対して電磁界結合する距離で近接するように配置されている、共振回路。
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