JP2002343994A - 太陽電池の製造方法及びその装置 - Google Patents

太陽電池の製造方法及びその装置

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JP2002343994A
JP2002343994A JP2001141806A JP2001141806A JP2002343994A JP 2002343994 A JP2002343994 A JP 2002343994A JP 2001141806 A JP2001141806 A JP 2001141806A JP 2001141806 A JP2001141806 A JP 2001141806A JP 2002343994 A JP2002343994 A JP 2002343994A
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solar cell
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JP2001141806A
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Norihiko Kanezuka
憲彦 金塚
Koji Hiraoka
功治 平岡
Masamitsu Okamura
将光 岡村
Hiroyoshi Sato
博義 佐藤
Mitsuru Okubo
充 大久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターコネクタの変形が少ない品質の良い
太陽電池を高い生産性で生産し得る生産方法及び製造装
置を提供する。 【解決手段】 箔状の電極タブであるインターコネクタ
27の素材あるいは半完成品を投入する素材投入工程
と、素材投入工程にて投入された素材あるいは半完成品
からインターコネクタ27を成形するインターコネクタ
成形工程と、インターコネクタ成形工程の近傍にて行わ
れ、インターコネクタ成形工程にて成形されたインター
コネクタ27を吸着装置84にて吸着して搬送しインタ
ーコネクタ27を太陽電池セル21に対して位置決めす
るインターコネクタ位置決め工程と、太陽電池セル21
にインターコネクタ27を取り付けるインターコネクタ
取り付け工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星などに
搭載する太陽電池の製造方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池の製造方法について、図
16乃至図19により説明する。図16は、従来の製造
方法で製造された太陽電池の一例を示す正面図である。
図17は、2枚の太陽電池を直列に接続する際の接続箇
所を説明するものであり、図16のA線に沿う矢視断面
図のインターコネクタの付近を拡大表示したものであ
る。図18は、インターコネクタの従来の製造方法を説
明するための模式図である。さらに、図19は、インタ
ーコネクタを保管、搬送するためのトレイや現状工程の
問題点を説明するための図である。
【0003】図16及び図17において、21は太陽電
池セルであり、27はインターコネクタ、24はカバー
ガラスである。25は太陽電池セル21とカバーガラス
24と接着する接着剤である。更に、21aは、太陽電
池セル21の受光面に設けられた電極パッドであり、イ
ンターコネクタ27の一端が抵抗溶接などの方法で取り
付けられる部分である。また、21bはグリッドと呼ば
れる集電線である。28は太陽電池セル21にインター
コネクタ27を溶接した状態のものであり、タブ付セル
又は太陽電池と呼ばれている。さらに、接着剤25によ
り太陽電池28にカバーガラス24を付けた26が太陽
電池である。
【0004】一般には、カバーガラス24を付けた26
を太陽電池と呼ぶことが多いが、本発明はインターコネ
クタ27の取り付けに関するものなので、製品の説明以
外では、カバーガラス24の接着については言及しな
い。従って、以下ではカバーガラス24を付けていない
28も太陽電池と呼ぶことにする。
【0005】まず、太陽電池26について説明する。太
陽電池26は、太陽電池セル21、インターコネクタ2
7、カバーガラス24、及び接着剤25からなる。太陽
電池セル21は太陽などの光源から光を受けると受光面
側に電子が集まる性質がある。すなわち、太陽電池セル
21は、太陽光などを受けるとセル内で電位差が生じ、
受光面側が−に、裏面側が+に帯電する。グリッド21
bは、太陽電池セル21受光面に発生した電子を電極パ
ッド21aまで導く働きをする。インターコネクタ27
は、この電極パッド21aから電子を取り出すための電
極であり、一端が電極パッド21aに抵抗溶接などで接
続されている。
【0006】複数個の太陽電池26を直列に接続する際
には、図17に示すように、インターコネクタ27の他
端を別の太陽電池26の裏面(陽極)に接続する。カバー
ガラス24は、太陽電池セル21をゴミや紫外線などか
ら保護する目的で、太陽電池セル21の受光面上に接着
される。
【0007】次に、インターコネクタ27について詳し
く説明する。先に述べたように、インターコネクタ27
の一端は電極パッド21aに、他端は太陽電池セル21
の裏面にそれぞれ接続されるため、インターコネクタ2
7の両端の間には、太陽電池セル21の厚さ分の段差2
2bが必要である。一般には、太陽電池セル21の厚さ
は50〜300μm程度であり、軽量化が望まれる人工
衛星用では、厚さ200μm以下の太陽電池セル21が
主流である。よって、段差22bの寸法は、概ね200
μm程度で設計されることが多い。
【0008】太陽電池26は、複数個の太陽電池26が
直列又は並列に繋がれた状態でパネルに貼り付けられ
る。これが太陽電池パネルと呼ばれるもので、人工衛星
などの電力供給源として使用される。この太陽電池パネ
ルは、宇宙空間で大きな温度変化にさらされることとな
る。パネル及び太陽電池セル21とインターコネクタ2
7の線膨張係数はそれぞれ異なる。そのため、大きな温
度変化があると、インターコネクタ27が電極間または
電池間で引っ張られたり、伸びてたるんだりすることと
なる。
【0009】このような場合にインターコネクタ27が
引き裂かれたり、しわが寄ったりしないように、インタ
ーコネクタ27に応力緩和のためのニガシを設ける必要
がある。そのニガシの一例が、図17に示すような湾曲
部としてのストレスリリーフループ22aであり、長手
方向に設けられた多くの切り欠きであるスリット部27
aである。ストレスリリーフループ22aは電池間(太
陽電池を直列に繋ぐ方向)の、スリット部27aは電極
間(太陽電池の長手方向)の(材料の線膨張係数の違いに
起因する)伸び縮みの差を吸収するのに役立つ。
【0010】次に、図18及び図19により、インター
コネクタ27の製造方法について説明する。インターコ
ネクタ27は、まず、図18(a)に示すような厚さ20
μm程度の銀箔又は銀合金箔であるシート70からケミ
カルエッチングなどの方法により外形加工する。この
時、エッチング工程の生産効率を上げるために、図18
(b)のよう1枚のシート70から多数個取りするのが一
般的である。
【0011】次に、シートからパーツ71を分離するた
めに、マイクロジョイント72を切断する。図18(c)
はパーツ71の拡大図であり、半完成品のインターコネ
クタ73と外枠74が4箇所のマイクロジョイント75
で連結されている構成である。なお、外枠74には位置
決め穴76が2箇所設けてある。
【0012】更に、次工程で、位置決め穴76を使って
パーツ71を装置にセットし、図示しない曲げ型を用い
てストレスリリーフループ22a及び段差22bを成形
加工すると、図18(d)のようになる。最後に4箇所の
マイクロジョイント75を切断すると図18(e)のよう
になり、インターコネクタ27が完成する。
【0013】完成品のインターコネクタ27は、図19
の(a)にある搬送・保管用のインターコネクタトレイ
211のポケット211aに1つずつ収納され、一旦保
管された後、溶接機等の太陽電池の製造装置に供給され
る。図19(b)に図19(a)のB−B線に沿う矢視
断面図である。ポケット211aは十分な深さを持って
おり、インターコネクタ27のストレスリリーフループ
22aがポケット211aから高さ方向に突出しないよ
うになっている。
【0014】しかし、インターコネクタ27は厚さ20
μm程度のシート状の銀箔又は銀合金箔からなるので非
常に変形しやい。そのため、インターコネクタトレイ2
11で搬送している間にも、ポケット211aの内側に
接触して図19(c)に丸印で示すのように角部が変形
することがある。また、図19(d)に示すのように2
つのインターコネクタ27を重ねたりすると、ストレス
リリーフループ22aが変形してしまう。そして、銀箔
からできているインターコネクタ27は、ハンドリング
の際にも容易に変形するため、その取り扱いは真空ピン
セットなどを用いて、慎重かつ丁寧に行われる。
【0015】次に、インターコネクタ27を太陽電池セ
ル21にパラレルギャップ溶接(抵抗溶接)を用いて取り
付ける手順について述べる。まず、図示しない溶接機の
所望の位置に太陽電池セル21を位置決めする。次に、
完成品のインターコネクタ27を搬送・保管用のトレイ
から取り出し、その一端が太陽電池セル21にある電極
パッド21aの決められた位置に納まるように位置決め
する。両者の位置決めが完了した後、パラレルギャップ
溶接により、インターコネクタ27の一端を太陽電池セ
ル21の電極パッド21aに溶接する。
【0016】太陽電池同士の接続は、高い信頼性が要求
されるため、一般に冗長性を持たせている。すなわち、
太陽電池間には、複数箇所の電流経路が確保できるよう
接続されている。図16では、インターコネクタ27の
一端は、受光面側の電極パッド21aと3箇所で溶接さ
れているが、他端を別の太陽電池の裏面(陽極)に溶接
する時も3箇所で溶接されている。すなわち、3本以上
の電流経路が形成されている。
【0017】尚、前述のように太陽電池間には複数の電
流経路が必要であるが、インターコネクタ27の形状は
図16のような一体構造である必要はなく、例えば3本
の独立した直線状のリボン形状のものでもよい。3本の
独立したリボン形状のインターコネクタを用いる場合、
電極間での拘束がなくなるため、スリット部27aのよ
うな太陽電池の幅広方向のニガシ構造は不要である。そ
れにも拘わらず、インターコネクタは、27のような一
体構造が採用されることが多いが、それはインターコネ
クタ取付作業が人手によることが多く、インターコネク
タ取り扱いを容易にすることが主な目的である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法ではイ
ンターコネクタ27のストレスリリーフループ22aの
成形とインターコネクタ27を太陽電池セル21に溶接
する工程を別々の場所、または装置で行っていたため、
完成品のインターコネクタ27を一時保管したり、保管
箇所から溶接機まで搬送しなければならなかった。
【0019】更に、インターコネクタ27が他社からの
購入品の場合、インターコネクタ27が製造元から納入
されるまでの間にも多くの搬送過程を経ることになる。
インターコネクタ27は折れ曲がりなどの変形があって
はならない部品であるが、前述の通り、銀箔あるいは銀
合金の箔であり、取り扱いが難しく非常に変形しやす
い。
【0020】インターコネクタ27を太陽電池セル21
に取り付けた後は、太陽電池セル21の位置を規制する
ことで、インターコネクタ27が周囲の部材に接触しな
いように工夫するなど、インターコネクタ27の変形を
防止することができる。
【0021】しかし、インターコネクタ27単体の搬送
においては、インターコネクタ27を1つ1つポケット
に収納できるがインターコネクタトレイ211に収納し
ているにも拘わらず、インターコネクタ27がポケット
211a側面に接触することが原因でインターコネクタ
27が変形してしまうことがある。また、作業者の取り
扱い上のミスなどが原因となって、インターコネクタ2
7が変形してしまうという問題点があった。
【0022】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、インターコネクタの変形
が少ない品質の良い太陽電池を高い生産性で生産し得る
生産方法及び製造装置を提供することを目的とするもの
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る太陽電池
の製造方法は、箔状の電極タブであるインターコネクタ
の素材あるいは半完成品を投入する素材投入工程と、素
材投入工程にて投入された素材あるいは半完成品からイ
ンターコネクタを成形するインターコネクタ成形工程
と、インターコネクタ成形工程の近傍にて行われ、イン
ターコネクタ成形工程にて成形されたインターコネクタ
を吸着装置にて吸着して搬送しインターコネクタを太陽
電池セルに対して位置決めするインターコネクタ位置決
め工程と、太陽電池セルにインターコネクタを取り付け
るインターコネクタ取り付け工程とを有する。
【0024】また、素材投入工程にて投入されるインタ
ーコネクタの素材あるいは半完成品は、箔状のリボン形
状をなし、リールに巻き付けられた状態で投入される。
【0025】また、インターコネクタ位置決め工程にお
いて、インターコネクタの搬送及び位置決めはロボット
にて行われる。
【0026】また、この発明に係る太陽電池の製造装置
は、箔状の電極タブであるインターコネクタの素材ある
いは半完成品を投入し素材あるいは半完成品からインタ
ーコネクタを成形するインターコネクタ成形部と、イン
ターコネクタ成形部に隣接して設けられ、インターコネ
クタを太陽電池セルに対して位置決めするインターコネ
クタ位置決め部と、インターコネクタ位置決め部に隣接
して設けられ、インターコネクタを太陽電池セルに取り
付けるインターコネクタ取り付け部とを備えている。
【0027】また、インターコネクタ成形部に投入され
るインターコネクタの素材あるいは半完成品は、リール
に巻き付けられた箔状のリボン状素材であり、リボン状
素材を定寸送りするリボン送り部と、定寸送りされたリ
ボン状素材を定寸にカットするリボンカット部とをさら
に備えている。
【0028】さらに、インターコネクタ位置決め部は、
インターコネクタ及び太陽電池セルの位置合せに画像処
理による位置認識を用いる。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1により説明する。図1は、この発明
の実施の形態1の太陽電池の製造方法及び製造装置を説
明する太陽電池の製造装置の構成図である。図1におい
て、81は太陽電池の製造装置である。製造装置81
は、セル吸着固定台82、インターコネクタ成形部とし
てのインターコネクタ成形金型83、吸着装置としての
インターコネクタ搬送機構84、インターコネクタ位置
決め部としてのインターコネクタ位置調整テーブル8
5、インターコネクタ取り付け部としての溶接機構86
を有する。
【0030】各部の構成及び機能を詳しく説明する。セ
ル吸着固定台82は、太陽電池セル21を吸着固定する
ものであり、図示しない吸着機構と、この吸着機構の他
に、台上にセルを位置決めするためのピン87が設けら
れている。また、セル吸着固定台82は、リニアガイド
88及び図示しないエアシリンダーにより、セル供給位
置と溶接位置の間をx方向に移動することができる。
【0031】インターコネクタ成形部としてのインター
コネクタ成形金型83はインターコネクタ27を加工す
るための金型であり、上型83aは2本のガイドシャフ
ト89及び図示しないプレス機構によりz方向(上下方
向)に、下型83bはリニアガイド90及び図示しない
エアシリンダーによりインターコネクタ供給位置と成形
位置の間をx方向に移動できる構成となっている。
【0032】インターコネクタ成形金型83は、図示し
ないプレス機構により上型83aが下降することで、半
完成品のインターコネクタ73にストレスリリーフルー
プ22aを成形し、また、pn接合に必要な太陽電池セ
ル21の厚さ相当の段差22bを成形する。
【0033】また、インターコネクタ成形金型83は、
カッターも内蔵しており、成形加工と同時に4箇所のマ
イクロジョイント75の切断も行う。すなわち、インタ
ーコネクタ成形金型83の1回のプレス動作により、半
完成品のインターコネクタ71から完成品のインターコ
ネクタ27ができ上がる。
【0034】なお、上型83aと下型83bには、図示
しない位置決めピン及び位置決め穴が設けてあり、それ
らの嵌合により、成形、切断加工時の上型83aと下型
83bの位置関係は精密に位置合せされる。
【0035】なお、下型83bは、パーツ71を位置決
めするための位置決めピン91及び図示しない吸着機構
を備えている。位置決めピン91と位置決め穴76によ
り、パーツ71、ひいては半完成品のインターコネクタ
73は、インターコネクタ成形金型83に対して精度良
く位置決めされ、所望の位置にストレスリリーフループ
22aや段差22bが形成できる。また、マイクロジョ
イント75が切断されてできる完成品のインターコネク
タ27は、下型83bに吸着固定されているので、加工
後も下型83bの定まった位置に留まっていることがで
きる。
【0036】インターコネクタ搬送機構84は、y方向
に移動できるロボット84a、z方向に移動できるエア
シリンダー84b及びインターコネクタ27を吸着する
ヘッド84cからなる。また、インターコネクタ位置決
め部としてのインターコネクタ位置調整テーブル85
は、インターコネクタ27を吸着した状態で、x方向、
y方向及びθ方向に移動できる構成になっている。
【0037】インターコネクタ取り付け部としての溶接
機構86は、x方向に移動できるロボット86a、y方
向に移動できるロボット86b、z方向に移動できるロ
ボット86c、及び溶接ヘッド86dからなる。溶接ヘ
ッド86dの先端には、図示しない溶接電極が取り付け
られており、同じく図示しない溶接電源、溶接トランス
から供給される電流により、パラレルギャップ溶接が行
えるようになっている。
【0038】また、溶接機構86には、カメラ91が取
り付けられている。これは、インターコネクタ27の位
置、姿勢を調整する際に用いるもので、太陽電池セル2
1の3箇所の電極パッド21aのうち、両端の2箇所を
撮影するように取り付けられている。作業者は図示しな
いモニターに映し出される映像により、電極パッド21
aとインターコネクタ27の位置関係を確認しながら、
操作ボックス92を用いてインターコネクタ位置調整テ
ーブル85を操作し、インターコネクタ27を所望の位
置、姿勢になるよう調整する。
【0039】93は太陽電池セル21の供給完了時に作
業者が押すスイッチであり、94は半完成品のインター
コネクタ71の供給完了時に作業者が押すスイッチであ
る。いずれも作業者が両手で押さなければならないよう
に配置、構成されている。
【0040】なお、この太陽電池の製造装置81には、
制御部、操作パネルが装備されているが、いずれも図示
は省略する。
【0041】次に、太陽電池28の製造方法について述
べる。まず、作業者は、下型83bにパーツ71をセッ
トする。このとき、位置決めピン91と位置決め穴76
によりパーツ71、すなわち半完成品のインターコネク
タ73の位置決めを行う(素材投入工程)。セット完了
後、両手押しボタン94を押すと、下型83bがインタ
ーコネクタ71の吸着を開始した後、半完成品供給位置
から成形位置までx方向に移動する。下型83bの移動
が完了すると、自動でプレス動作が始まり、インターコ
ネクタ成形金型83で成形、切断加工が行われる(イン
ターコネクタ成形工程)。
【0042】次に、インターコネクタ搬送機構84の吸
着ヘッド84cがロボット84aによりインターコネク
タ成形金型83内に移動した後、エアシリンダー84b
により下降し、下型83b内で吸着固定されている完成
品のインターコネクタ27を取りに行く。このとき、吸
着ヘッド84cがインターコネクタ27の吸着を開始し
てから、下型83bの吸着を切る。この動作により、イ
ンターコネクタ27は、その位置、姿勢を、成形、切断
加工した時の状態を保持したまま取り出すことができ
る。
【0043】インターコネクタ搬送機構84により、イ
ンターコネクタ27が下型83bから取り出されたこと
が確認されると、下型83bは成形位置からインターコ
ネクタ供給位置に戻る。下型83b上には、外枠74と
マイクロジョイント75だけが残っているが、作業者
は、適当なタイミングでこれらを排除し、次の新しいパ
ーツ71をセットする。
【0044】装置がインターコネクタ27の取り出しま
での一連の自動動作を行っている間に、作業者は、太陽
電池セル21をセル吸着固定台82にセットする。太陽
電池セル27の端面を3本の位置決めピン87に押し当
てることで位置決めした後、両手押しボタン93を押下
する。太陽電池セル21の供給が完了すると、装置は自
動で、太陽電池セル21を吸着した後、セル吸着固定台
82をセル供給位置から溶接位置へと移動させる。
【0045】太陽電池セル21が溶接位置に来たことを
確認した後、装置は、インターコネクタ搬送機構84に
より、インターコネクタ27をインターコネクタ調整テ
ーブル85に置く。ここでも、インターコネクタ調整テ
ーブル85でインターコネクタ27を吸着してから、吸
着ヘッド84cの吸着を解除するため、インターコネク
タ27はテーブル85上に置かれた時の位置、姿勢を保
持することができる。
【0046】インターコネクタ27がインターコネクタ
調整テーブル85上に置かれると、インターコネクタ搬
送機構84は退避位置に移動する。
【0047】次に、溶接機構86のロボット86aによ
り、カメラ91が電極パッド21a撮影位置に移動す
る。ここで、作業者は、モニターに映し出される映像に
より、電極パッド21aとインターコネクタ27の位置
関係を確認しながら、操作ボックス92を用いてインタ
ーコネクタ位置調整テーブル85を操作し、インターコ
ネクタ27を所望の位置、姿勢になるよう調整する(イ
ンターコネクタ位置決め工程)。但し、前述のように、
インターコネクタ27は、成形、切断加工後、その位
置、姿勢がばらつかないように搬送されているため、イ
ンターコネクタ調整テーブル85による調整は、微調整
に留まることが多く、調整が不要であることも多い。
【0048】インターコネクタ27の位置、姿勢の修正
が完了すると、作業者は再び両手押しボタン93を押下
する。ボタン93が押下されると、溶接機構86は自動
で溶接ヘッド86dを3箇所の電極パッド21aの位置
に移動させ、各点でパラレルギャップ溶接を行う(イン
ターコネクタ取り付け工程)。
【0049】溶接機構86による溶接が完了すると、溶
接ヘッド86dは退避位置に移動し、セル吸着固定台8
2はセル供給位置に戻った後、セルの吸着固定を解除す
る。最後に、作業者は太陽電池28を取り出して作業が
完了する。
【0050】このような構成の太陽電池の製造方法は、
箔状の電極タブであるインターコネクタ27の素材ある
いは半完成品を投入する素材投入工程と、素材投入工程
にて投入された素材あるいは半完成品からインターコネ
クタ27を成形するインターコネクタ成形工程と、イン
ターコネクタ成形工程の近傍にて行われ、インターコネ
クタ成形工程にて成形されたインターコネクタ27を吸
着装置84にて吸着して搬送しインターコネクタ27を
太陽電池セル21に対して位置決めするインターコネク
タ位置決め工程と、太陽電池セル21にインターコネク
タ27を取り付けるインターコネクタ取り付け工程とを
有する。
【0051】また、この発明に係る太陽電池の製造装置
は、箔状の電極タブであるインターコネクタ27の素材
あるいは半完成品を投入し素材あるいは半完成品からイ
ンターコネクタ27を成形するインターコネクタ成形部
83と、インターコネクタ成形部83に隣接して設けら
れ、インターコネクタ27を太陽電池セル21に対して
位置決めするインターコネクタ位置決め部85と、イン
ターコネクタ位置決め部85に隣接して設けられ、イン
ターコネクタ27を太陽電池セル21に取り付けるイン
ターコネクタ取り付け部86とを備えている。
【0052】そのため、太陽電池28を効率よく生産す
ることができるだけでなく、完成品のインターコネクタ
27ではなく、半完成品のインターコネクタ73を装置
に供給することができる。このことで、取り扱いが困難
なインターコネクタ27を必要な時に必要なだけ製造す
ることができ、その保管が不要になる。また、インター
コネクタ27の作業者による搬送や取り扱いを排除した
ので、搬送時の変形や、取り扱いミスなどが原因で発生
するインターコネクタ27の変形を防止することができ
る。
【0053】なお、本実施の形態では、図示しない制御
部により、一連の動作の一部が自動運転できる場合につ
いて述べたが、一連の動作を作業者が押しボタンなどに
よって順次各機構を作動させるようにして、制御部がな
いような構成としてもよい。
【0054】更に、本実施の形態では、太陽電池セル2
1及びパーツ71を1つずつ作業者が装置に供給する場
合について述べたが、各々をトレイに載せて供給し、自
動で装置内に取り込むような構成にしてもよい。この
時、各部品の位置決めは、本実施の形態に示すような位
置決めピンによるものである必要はなく、画像処理など
による位置、姿勢の自動認識を用いてもよい。
【0055】パーツ71の供給方法については、本実施
の形態のように1つづつ独立して切り離した状態で供給
してもよいし、金型を工夫することで、図2のように数
個を連結したフープ状の半完成品で供給することも可能
である。また、連続金型を用いて、シート状の素材(銀
箔または、銀合金の箔など)を装置に供給し、外形加工
→成形→マイクロジョイント切断の一連工程を装置内に
取り込んだ構成にすることも可能である。
【0056】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図3乃至図15により説明する。図3はこの発明
の実施の形態2による太陽電池の製造方法及び装置を説
明するための太陽電池の製造装置の構成図である。図4
は本実施の形態に係わる太陽電池の正面図である。図5
乃至図12は、太陽電池の製造装置の各部を詳細に説明
する図である。図13乃至図15は、太陽電池の製造装
置の動作を説明する図である。なお、太陽電池につい
て、従来の太陽電池と同一部分には、従来のものと同一
の符号を付して説明を省略する。
【0057】まず、図4に沿って本実施の形態に係わる
太陽電池20について説明する。22は、インターコネ
クタである。インターコネクタ22は、正面から見た形
状が独立した3本の直線状のリボン形状になっているこ
と以外インターコネクタ27と同じであり、同じ側面形
状のストレスリリーフループ22aや段差22bが設け
られている。23は太陽電池セル21にインターコネク
タ22を取り付けたものであり、タブ付セル又は太陽電
池と呼ぶ。
【0058】図3において、101はインターコネクタ
を位置決めするインターコネクタ位置決め部としてのメ
インインデックスと呼ばれるもので、180度回転でき
るインデックステーブルであり、太陽電池セル21及び
インターコネクタ22を吸着固定する台を2つ有する。
【0059】また、102は太陽電池セル21を位置決
めしてメインインデックス101に供給したり、メイン
インデックス101から太陽電池23を取り出すセル供
給・排出機構である。
【0060】また、103はインターコネクタを位置決
めしてメインインデックス101に供給するインターコ
ネクタ位置決め部としてのインターコネクタ供給機構
(「以下、I/C供給機構」と呼ぶ)、
【0061】さらに、104はインターコネクタインデ
ックス(「以下、I/Cインデックス」と呼ぶ)と呼ばれる
もので、インターコネクタ22を一時溜め置く所であ
る。
【0062】さらに、105は銀リボンからインターコ
ネクタ22を成形するもので、インターコネクタ成形部
としてのインターコネクタ成形機構(「以下、I/C成形機
構」と呼ぶ)である。
【0063】さらに、106は太陽電池セル21とイン
ターコネクタ22を抵抗溶接するインターコネクタ取り
付け部としての溶接機構である。また、107はトレイ
切り出し機構、108はトレイ搬送機構である。
【0064】後で詳しく述べるが、作業者は、太陽電池
セル21を図12に示すトレイ172に載せて装置に供
給する。なお、本太陽電池装置は、画像処理装置や制御
部のほか、操作パネルやモニターなどを備えているが、
これらは図示及び説明を省略する。
【0065】次に、図5乃至図12により、各機構の構
成を詳細に説明する。尚、図では、各軸のロボットを支
持する構造体や各ロボットを取り付けるブラケット類の
図示は省略している。
【0066】まず、図5に沿って、メインインデックス
101を説明する。メインインデックス101はテーブ
ル112の上に2枚の溶接台111を取り付けたもので
ある。溶接台111は各々、太陽電池セル21を吸着す
るための吸着溝111a、インターコネクタ22を3本
吸着するための吸着穴111b、111c、111dが
設けられている。なお、メインインデックス101は、
図示しないアクチュエータにより180度回転すること
ができる。
【0067】次に、図6に沿って、セル供給・排出機構
102を説明する。セル供給・排出機構102は、x軸
ロボット121、y軸ロボット122、z軸ロボット1
23及び、セル吸着ヘッド124、カメラ125からな
るロボット機構部とセル吸着台126とθステージ12
7からなるセル位相調整機構部とで構成される。更に、
セル吸着ヘッド124は、吸着パッド124bとフレー
ム124aから成る。吸着パッド124bは、太陽電池
セル21を傷つけないように樹脂でできている。なお、
セル吸着ヘッド124には、図示しないバッファ機構が
あり、ワークを台に置くためにヘッドが下降した時に、
台とヘッドに挟まれたワークに過度の荷重が作用しない
ように、ヘッドがz軸上向きに逃げることができるよう
になっている。
【0068】次に、図7に沿って、I/C供給機構10
3を説明する。I/C供給機構103は、x軸ロボット
131、y軸ロボット132、z軸ロボット133及び
インターコネクタ供給ヘッド134(「以下、I/C供給ヘ
ッド134」と呼ぶ)、カメラ135により構成され
る。更に、I/C供給ヘッド134は、位相修正用θ軸1
34aと吸着パッド134bから成る。吸着パッド13
4bは、インターコネクタ22を傷つけないように樹脂
でできている。なお、I/C供給ヘッド134には、図
示しないバッファ機構があり、ワークを台に置くために
ヘッドが下降した時に、台とヘッドに挟まれたワークに
過度の荷重が作用しないように、ヘッドがz軸上向きに
逃げることができるようになっている。
【0069】次に、図8に沿って、I/Cインデックス
104を説明する。I/Cインデックス104は、メイ
ンインデックス101とほぼ同様の構成であり、テーブ
ル142の上に2枚のI/C台141を取り付けたもの
である。I/C台141は各々、インターコネクタ22
を吸着するための吸着穴141aと捨て穴141bが設
けられている。図8は、3×4=12個のインターコネ
クタ22を吸着する場合を例として示しており、I/C
台141には12個の吸着穴141aがx方向、y方向
それぞれに一定のピッチで設けられている。捨て穴14
1bは、吸着力の変動を抑える為に設けられるものであ
る。
【0070】そして、本実施の形態では、各I/C台1
41では、台上のすべての吸着穴141a及び捨て穴1
41bはI/C台141の下で互いに連通しており、I
/C台141の各々1つにつき、1つの吸着装置により
真空引きを行っている。この場合、捨て穴141bを設
けないと、インターコネクタ22によってI/C台14
1上のすべての吸着穴141aが塞がれた途端に、急激
に真空圧が上昇する。この圧力変動を抑えるためには捨
て穴141bを1〜2個程度設けるのが効果的であるこ
とが解っている。なお、I/Cインデックス104は、
図示しないアクチュエータにより180度回転すること
ができる。
【0071】次に、図9に沿って、I/C成形機構10
5を説明する。202は素材となる銀箔のリボン201
が巻き付けられたリールである。151は、リボン有無
検知センサーであり、銀リボン201がなくなったこと
を検出する。152は、リールから導き出された銀リボ
ン201のガイドである。ガイド152の銀リボン20
1が通る場所は、リール202と逆方向のR部になって
おり、リール202に巻き付けられた銀リボン201の
巻き癖を緩和する働きもある。
【0072】また、153はテンション保持部であり、
銀リボン201の両側を規制するガイド153bと所定
の荷重で銀リボン201を押さえるテンションローラ1
53aから成る。154はピッチ送り部であり、2段重
ねのエアシリンダーと銀リボン201を規制する4本の
ガイドピン154cから成る。銀リボン201をクラン
プするクランパ154aとクランパ154aでクランプ
された状態の銀リボン201をクランパ154aごと定
寸送りする送り部154bから成る。
【0073】さらに、155はクランパ154aが開い
ている時に、銀リボン201を固定するための固定クラ
ンパである。156はプレス部であり、上型156a、
下型156b、ガイド156c、上下動ガイド156d
から成り、エアシリンダー157により駆動される。上
型156a、下型156bには、ストレスリリーフルー
プ22a及び図示しない段差22bを形成するための型
と、同じく図示しない銀リボン201をカットするため
のカッターが埋めこまれている。また、両者は図示しな
い位置決めピンと位置決め穴を有しており、それらのは
めあいにより、形成時に上型156aと下型156bは
精密な位置合わせが保証されている。また、下型156
bには、図示しない吸着機構が設けられており、成形加
工によりでき上がった完成品のインターコネクタ22を
金型156b内に吸着固定しておくことができる。
【0074】なお、完成品のインターコネクタ22は、
x軸ロボット251、y軸ロボット252、z軸エアシ
リンダー253及びインターコネクタ搬送ヘッド254
(「以下、I/C搬送ヘッド」と呼ぶ)によりプレス部1
56から取り出される。なお、I/C搬送ヘッド254
には、図示しないバッファ機構があり、ワークを台に置
くためにヘッドが下降した時に、台とヘッドに挟まれた
ワークに過度の荷重が作用しないように、ヘッドがz軸
上向きに逃げることができるようになっている。
【0075】次に、図10に沿って、溶接機構106を
説明する。溶接機構106は、x軸ロボット161、y
軸ロボット162、z軸ロボット163及び、溶接ヘッ
ド164と溶接ヘッド164に取り付けられた電極16
5から成る。溶接ヘッド164には、図示しないおもり
搭載部及びバッファ機構があり、電極165がワークの
上に着座した時、溶接ヘッド164がz軸ロボットから
浮き上がる構造になっている。すなわち、溶接ヘッド1
64はワークの上に載っている状態になり、言い換える
と、溶接ヘッド164に搭載されたおもりによる一定荷
重で電極165はワークに押し付けられることになる。
【0076】次に、図11、図12によりトレイ切り出
し機構107を説明する。図11はトレイ切り出し機構
107の斜視図であり、図12はトレイ172の斜視図
である。172aは太陽電池セル21や太陽電池23を
並べるポケットであり、172bは太陽電池23をポケ
ット172aに並べたときに、インターコネクタ22が
トレイ172に干渉しないように設けられたニガシであ
る。図11に示す171はマガジンであり、トレイ17
1を搭載した状態で装置にセットされる。173はスラ
イドテーブルであり、174はトレイ切り出しシリンダ
ーである。175は、作業者がマガジン171をセット
した後に押すボタンである。なお、トレイ切り出し機構
107は、図示しないマガジン突き上げ機構とトレイ検
出センサーも有する。
【0077】次に、太陽電池の製造装置の動作につい
て、インターコネクタ成形の流れと全体の流れについて
各々説明する。
【0078】まず、必要な準備作業と共にインターコネ
クタ成形の流れを説明する。作業者は、生産を始めるに
当たり、銀箔リボン201が巻き付けられたリール20
2をI/C成形ユニット105にセットする。なお、リ
ール202は、自由に回転できるように取り付けられる
ようになっている。
【0079】次に、作業者は、ピンセットなどを用い
て、銀リボン201の先端をリール202から引き出
し、リボン有無検出センサー151の間を通し、ガイド
152を通す。ここで一旦、テンションローラ153a
を上方によけ、ガイド153bを通し、ピッチ送り部1
54の位置まで持ってくる。この時、ピッチ送り部15
4のクランパ154aは原位置、すなわち、アンクラン
プの状態、送り部154bも原位置、すなわち、戻り位
置にセットされている。
【0080】作業者は、銀リボン201をガイドピン1
54cの間を通した上で、図13(a)のように銀リボ
ン201の先端がクランパ154aから少し出るところ
まで引き出す。ここで一旦、銀リボン201を放すと共
に、先ほど上方によけたテンションローラ153aを元
に戻して、銀リボン201に適切な荷重がかかるように
する。ここから、作業者は、図示しない操作ボックスな
どを用いて、ピッチ送り部154及び固定クランパ15
5を操作する。
【0081】まず、図13(b)のようにクランパ15
4aにより、銀リボン201をクランプした後、図13
(c)のように固定クランパ155をアンクランプの状
態にする。次に、図13(d)のように送り部154b
を動作させると、銀リボン201をクランプしているク
ランパ154aが前進する。この時、送り部154bの
移動量は、インターコネクタ22を成形するのに必要な
長さであり、ストレスリリーフ22aや段差22bを成
形する前の状態でのインターコネクタ22の1本分の寸
法と等しい。
【0082】次に、図13(e)のように、固定クラン
パ155で銀リボン201の先端をクランプしてから、
図13(f)のように、クランパ154aを開放し、図
13(g)のように送り部154bを原点位置に戻す。
以後、図13(b)から図13(g)を繰り返すこと
で、銀リボン201は定寸送りされ、その先端はプレス
部156内に導かれる。
【0083】なお、この定寸送り動作により、銀リボン
201は間欠的に引っ張り力を受け、そのため、リール
202も間欠的に回転する。当然、リール202は慣性
があるため、回転しやすいように取り付けられているリ
ール202は、若干回転しすぎることがある。このた
め、余分な銀リボン201がリール202から送り出さ
れるが、テンション保持部153で銀リボン201が押
さえられているため、リール202〜テンション保持部
153で銀リボン201がたるむだけで、余分な銀リボ
ン201がピッチ送り部154に送り込まれることはな
い。
【0084】数回、定寸送りをすると、銀リボン201
の先端は、下型156bにあるガイド156cを通り、
図示しない成形型の位置付近に到達する。その後、作業
者は、図示しない吸着機構により、銀リボン201の先
端付近を吸着し、エアシリンダー157を動作させる。
【0085】エアシリンダー157により、上型156
aは上下動ガイド156dに沿って下降する。上下動ガ
イド156dは適度なガタを有しており、上型156a
が下型156bに当接する直前に、図示しない位置決め
ピン、位置決め穴がはめあうことで、上型156aの位
置が精密に位置決めされるようになっている。このプレ
ス動作により、上型156a及び下型156bに内蔵さ
れた図示しないプレス型及びカッターにより、銀リボン
201にストレスリリープループ22a及び段差22b
が成形された上でカットされ、完成品のインターコネク
タ22ができ上がる。
【0086】プレス動作の間中、銀リボン201の先端
付近は下型156bに吸着された状態になっており、エ
アシリンダー157により上型156aが上方に退避し
た時も、下型156b内の所定の位置に保持されたまま
になっている。初回のプレス動作では、銀リボン201
の先端位置が不定であるため、インターコネクタ22は
所望の寸法ででき上がらないが、2回目以降のプレス動
作では、定寸送り前の銀リボン201の先端位置が、必
ずカッター位置に来るため、定寸送り→プレスの動作を
繰り返すことで、所望の寸法のインターコネクタ22が
得られる。
【0087】なお、完成品のインターコネクタ22は、
x軸ロボット251、y軸ロボット252、z軸エアシ
リンダーを操作することにより、I/C搬送ヘッド25
4で吸着把持されて金型から取り出される。なお、I/
C搬送ヘッド254でインターコネクタ22を吸着した
後、下型156bによるインターコネクタ22の吸着を
解除するのは言うまでもない。
【0088】これらの準備作業は、新規のリール202
が必要になった時に行うだけでよく、銀リボン201が
なくならない限り、実施しなくてもよい。また、この準
備作業では、1回目のプレス動作を行うまでの銀リボン
201の定寸送り動作は、図示しない操作BOXなどで
作業者が状態を確認しながら機器を操作するのがよい
が、送り部154、固定クランパ155の各動作を1つ
1つの個別操作ボタンで操作する必要はなく、1つのボ
タンを押せば、一連の定寸送り動作を行うようにしてお
いてもよい。同様に、金型内吸着開始→上型下降→上型
上昇の一連プレス動作及び、I/C搬送ヘッド金型内に
移動→I/C搬送ヘッド下降→I/C搬送ヘッド吸着開
始→下型吸着解除→I/C搬送ヘッド上昇→I/C搬送
ヘッド金型外の定位置に移動→I/C搬送ヘッド下降→
I/C搬送ヘッド吸着解除の一連のインターコネクタ取
り出し動作を、それぞれ1つのボタンを押すことで操作
できるようにしておくと、準備作業が手軽に効率よく行
える。
【0089】次に、太陽電池の製造装置の動作について
全体の流れを説明する。作業者は、図12のようにトレ
イ172内のポケット172aに太陽電池セル21を、
電極パッド21aがニガシ172bの方向を向くように
並べる。更に、トレイ172をマガジン171に収納し
た上で、マガジンスライダ173の上に搭載し、ボタン
175を押すと装置が自動でマガジンスライダ173を
動作させ、図11のようにマガジン171をトレイ切り
出しシリンダーの前に移動させる。
【0090】この後、装置は図示しないマガジン突き上
げ機構でマガジン171を上昇させ、同じく図示しない
トレイ検出センサーでトレイ172が搭載されている位
置を検出していく。トレイ検出センサーでトレイ172
が検出されると、装置がトレイ受入可能な状態であるこ
とを確認した上で、トレイ切り出しシリンダー174が
動作し、トレイ172が1枚押し出される。
【0091】トレイ切り出しシリンダー174が動作す
る時、トレイ搬送機構108も同時に動作開始し、押し
出されたトレイ172は、トレイ搬送機構108により
装置内に取り込まれる。トレイ搬送機構108は、図示
しないセンサーやピッチ送り機構などにより、トレイ1
72のポケット172aが所望のセル取り出し位置に来
るように、トレイ172を搬送、位置決めする。
【0092】次に、装置は、セル供給・排出機構102
により、太陽電池セル21をトレイ172から取り出
し、位置、姿勢を修正した上で、メインインデックス1
01に搭載する。すなわち、まずx軸ロボット121、
y軸ロボット122、z軸ロボット123、セル吸着ヘ
ッド124などから成るロボット機構部により、太陽電
池セル21をトレイ172から吸着して取上げる。
【0093】次に、太陽電池セル21を一旦、セル位相
調整機構部に置く。セル位相調整機構部が、図示しない
吸着機構により太陽電池セル21を吸着固定している状
態で、装置は、カメラ125により電極パッド21aを
撮影し、画像処理装置によって電極パッド21の角部の
位置を画像認識により検出する。例えば、図14に示す
ような両端の電極パッド21aの2点の角部21c、2
1dの位置を検出する。
【0094】そして、位置検出された2点の角部の座標
を元に、画像処理装置によって、太陽電池セル21の位
置、姿勢が算出されると、装置はその結果を元に、θス
テージ127を動作させ、太陽電池セル21が所望の姿
勢になるように位相修正する。
【0095】その後、角部21c、21dのどちらか、
又は両方を再度画像認識により位置検出し、所望の姿勢
修正ができたことを確認する。姿勢修整後の太陽電池セ
ル21を吸着により把持して、ロボット機構部がセル吸
着台126上の太陽電池セル21をメインインデックス
101の溶接台111に移載する。溶接台111は吸着
溝111aで太陽電池セル21を吸着固定した上で18
0度回転し、インターコネクタ供給位置に太陽電池セル
21を移動させる。
【0096】太陽電池セル21がインターコネクタ供給
位置に移動するまでの間に、インターコネクタ22は、
以下の手順によりI/Cインデックスの取り出し側に整
列して供給される。すなわち、まず、先に述べた銀リボ
ン201の定寸送り→プレス→I/C取り出しの一連の
動作により、インターコネクタ22が成形される。この
時、I/C搬送ヘッド254により金型から取り出され
たインターコネクタ22をI/Cインデックス104の
I/C台141に設けられた吸着穴141a上に1枚ず
つ置いていく。
【0097】I/C台141は、装置が生産稼働してい
る間常に真空引きしており、インターコネクタ22が吸
着穴141aの上に置かれると、その場で位置固定され
る。捨て穴141bがあるため、吸着穴141aによる
吸着は、I/C供給機構103のI/C供給ヘッド13
4やI/C成形機構105のI/C搬送ヘッド254の
吸着力よりもはるかに弱くなっているが、軽い部品であ
るインターコネクタ22の位置を保持するのには十分な
ものになっている。
【0098】また、I/C搬送ヘッド254は金型内で
吸着保持されているインターコネクタ22を取り出すの
で、I/C台141上には精度良くインターコネクタ2
2を並べて置くことができる。必要数のインターコネク
タ22が搭載側のI/C台141上に並べられると、I
/Cインデックス104は180度回転し、I/C台1
41上に並べられたインターコネクタ22は取り出し側
に移動する。
【0099】太陽電池セル21がメインインデックス1
01のインターコネクタ供給位置に、インターコネクタ
22がI/Cインデックス104の取り出し側に供給さ
れると、I/C供給機構103により、3本のインター
コネクタ22をI/C台141から取り上げ、位置、姿
勢を修正した上で、メインインデックス101に搭載す
る。すなわち、装置は、カメラ135によりインターコ
ネクタ22を撮影し、画像処理装置によってインターコ
ネクタ22の角部の位置を画像認識により検出する。例
えば、図15に示すような2点の角部22c、22dの
位置を検出する。
【0100】そして、位置検出された2点の角部の座標
を元に、画像処理装置によって、インターコネクタ22
の位置、姿勢が算出される。計算結果を元に、I/C供
給機構103は、インターコネクタ22を真空吸着によ
り把持し、I/C台141から取上げる。次にI/C供
給ヘッド134の位相修正用θ軸134aを動作させ、
インターコネクタ22が所望の姿勢になるように位相修
正する。その後、I/C供給ヘッド134は、姿勢修整
後のインターコネクタ22をメインインデックス101
の溶接台111に移載する。インターコネクタ22が溶
接台111に置かれると、吸着機構が動作し吸着穴11
1bによりインターコネクタが吸着固定された後、I/
C供給ヘッド134の吸着が解除される。
【0101】装置は、この動作を3回繰り返し、3本の
インターコネクタ22を溶接台111に搭載する。溶接
台111上では、3本のインターコネクタ22は吸着穴
111b、111c、111dによって、各々吸着固定
されている。
【0102】太陽電池セル21と3本のインターコネク
タ22が供給されると、メインインデックス101は再
度180度回転し、ワークを載せた溶接台111は再び
セル供給位置に戻る。
【0103】次に、溶接機構106により、インターコ
ネクタ22が抵抗溶接により太陽電池セル21に溶接さ
れる。すなわち、装置は、x軸ロボット161、y軸ロ
ボット162、z軸ロボット163により、溶接ヘッド
164を電極パッド21aとインターコネクタ22が重
なっている箇所に移動する。この時、太陽電池セル21
及びインターコネクタ22は、所望の位置に位置決めさ
れているため、溶接ヘッド164は定められた位置に移
動すればよく、その移動目標位置を画像認識などで求め
る必要はない。z軸ロボット163が十分下降し、溶接
ヘッド164の先端にある電極165がワーク上に着座
し、インターコネクタ22及び太陽電池セル21を所望
の荷重で押さえつけた状態になると、図示しない溶接電
源から溶接信号が出て、同じく図示しない溶接トランス
から電極165に電流が流れる。このような溶接動作を
3点分行うと、溶接ヘッド164は退避位置に移動す
る。
【0104】溶接が終わった太陽電池23は、溶接台1
11上で吸着固定された状態になっているが、これはセ
ル供給・排出機構102により取り上げられ、トレイ送
り機構108上のトレイ172に戻される。
【0105】トレイ172上の太陽電池セル21が全て
投入され、所定数の太陽電池23がメインインデックス
101からトレイ172に回収されると、トレイ送り機
構108はトレイ172を次工程に排出して装置の動作
は完了する。
【0106】このような装置構成にすれば、太陽電池セ
ル21に対して所望の位置に位置決めする直前に、完成
品のインターコネクタ22を必要数だけ製造することが
できる。更に、この製造方法によれば、取り扱いが難し
いインターコネクタ22を作業者が手で扱う必要がな
く、作業者はリール202に巻かれた銀リボン201を
装置にセットし、所定の準備作業をするだけでよい。ま
た、インターコネクタ22を、必要な時に必要な分だけ
成形できるので、インターコネクタ22を作り溜めし
て、保管しておく必要もない。すなわち、インターコネ
クタの保管場所や保管場所へのインターコネクタの搬送
や搬送用のトレイは不要になる。また、直線状のリボン
形状のインターコネクタ22を材料である銀リボン20
1を定寸送り、成形、カットして製造しているので、素
材に特別な位置決め穴などを作り込む必要がない上、無
駄に廃棄する材料がなくなる。
【0107】なお、本実施の形態では、図示しない制御
部及び画像処理装置により、部品の位置決め、溶接など
の一連の動作を自動で行う場合について述べたが、例え
ば、部品の位置決めは、カメラで撮影した画像を見なが
ら作業者が手動で調整できるようにしたり、一連の動作
を作業者が押しボタンなどによって順次各機構を作動さ
せるようにして、制御部や画像処理装置、またはその両
方がないような構成としてもよい。
【0108】また、本実施の形態では説明しなかった
が、太陽電池セルを撮影するカメラとインターコネクタ
を撮影するカメラの間には、両者の座標のずれを校正す
る必要があり、一般には、装置の一部、例えばメインイ
ンデックスに両方のカメラで撮影できる補正用認識マー
クを作り込んだり、校正治具を用いたりすることで両者
の座標系の相対関係を補正できるようにしてある。
【0109】上記実施の形態の装置に、既に別の装置で
製造された完成品のインターコネクタ22または完成品
のインターコネクタ27も供給できるような機構を追加
することも可能である。更に、インターコネクタ22の
成形方法として、上下の型で挟み込むプレス成形による
方法を示したが、曲げ加工などの他の加工法によって成
形してもよい。
【0110】また、上記実施の形態2では、銀リボン2
01の定寸送りの方法として、複数のエアシリンダーを
組み合わせた機構を紹介したが、モーター駆動のローラ
による機構やローラーとリボン先端位置検出センサーを
組み合わせた機構を採用してもよい。
【0111】更に、各機構を動かす手段として、スカラ
ーロボットなどの直交ロボット以外の機構を用いてもよ
いし、部品を吸着する機構と部品を撮影するためのカメ
ラが同一ヘッドに取りつけられていなくてもよい。太陽
電池セル21やインターコネクタ22の把持や固定に吸
着以外の方法を用いてもよく、部品の位置、角度を検出
する手段として、カメラ以外の検出手段を用いてもよい
のは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】この発明に係る太陽電池の製造方法は、
箔状の電極タブであるインターコネクタの素材あるいは
半完成品を投入する素材投入工程と、素材投入工程にて
投入された素材あるいは半完成品からインターコネクタ
を成形するインターコネクタ成形工程と、インターコネ
クタ成形工程の近傍にて行われ、インターコネクタ成形
工程にて成形されたインターコネクタを吸着装置にて吸
着して搬送しインターコネクタを太陽電池セルに対して
位置決めするインターコネクタ位置決め工程と、太陽電
池セルにインターコネクタを取り付けるインターコネク
タ取り付け工程とを有する。そのため、インターコネク
タの素材あるいは半完成品を投入することで、太陽電池
セルにインターコネクタを取り付ける際に、必要な分だ
けインターコネクタの完成品を製造することとなり、変
形しやすいインターコネクタ完成品の一時保管や保管場
所と工程間の搬送、搬送に伴うハンドリングをなくすこ
とができ、インターコネクタの変形が少ない品質の良い
太陽電池を高い生産性で生産できる効果がある。
【0113】また、素材投入工程にて投入されるインタ
ーコネクタの素材あるいは半完成品は、箔状のリボン形
状をなし、リールに巻き付けられた状態で投入される。
そのため、取り扱いの難しいインターコネクタの素材供
給を非常に簡便にすることができる効果がある。
【0114】また、インターコネクタ位置決め工程にお
いて、インターコネクタの搬送及び位置決めはロボット
にて行われる。そのため、インターコネクタの搬送及び
位置決めに人手が介入することなく、搬送用のトレイが
不要となり、インターコネクタの変形がさらに防止さ
れ、インターコネクタの変形がさらに少ない品質の良い
太陽電池をさらに高い生産性で生産できる効果がある。
【0115】また、この発明に係る太陽電池の製造装置
は、箔状の電極タブであるインターコネクタの素材ある
いは半完成品を投入し素材あるいは半完成品からインタ
ーコネクタを成形するインターコネクタ成形部と、イン
ターコネクタ成形部に隣接して設けられ、インターコネ
クタを太陽電池セルに対して位置決めするインターコネ
クタ位置決め部と、インターコネクタ位置決め部に隣接
して設けられ、インターコネクタを太陽電池セルに取り
付けるインターコネクタ取り付け部とを備えている。そ
のため、必要な時に必要な数だけインターコネクタの完
成品を製造することができ、取り扱いの難しい完成品の
インターコネクタの保管や搬送をなくすことができ、さ
らに、インターコネクタ変形の少ない高品質の太陽電池
を効率よく生産できる太陽電池の製造装置を実現するこ
とができる。
【0116】また、インターコネクタ成形部に投入され
るインターコネクタの素材あるいは半完成品は、リール
に巻き付けられた箔状のリボン状素材であり、リボン状
素材を定寸送りするリボン送り部と、定寸送りされたリ
ボン状素材を定寸にカットするリボンカット部とをさら
に備えている。そのため、インターコネクタの素材供給
が容易で、高品質の太陽電池を効率よく生産できる太陽
電池の製造装置を実現することができる。
【0117】さらに、インターコネクタ位置決め部は、
インターコネクタ及び太陽電池セルの位置合せに画像処
理による位置認識を用いる。そのため、精度よく太陽電
池セルとインターコネクタの位置決めを行うことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の太陽電池の製造方
法及び製造装置を説明する太陽電池の製造装置の構成図
である。
【図2】 実施の形態1で太陽電池の製造装置に供給す
るインターコネクタの半完成品の一例を説明する図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による太陽電池の製
造方法及び装置を説明するための太陽電池の製造装置の
構成図である。
【図4】 実施の形態2に係わる太陽電池の正面図であ
る。
【図5】 太陽電池の製造装置のメインインデックスを
説明する図であり、(a)はメインインデックスの上面
図、(b)はメインインデックスの側面図である。
【図6】 太陽電池の製造装置のセル供給・排出機構を
説明する図であり、(a)はセル供給・排出機構の上面
図、(b)はセル供給・排出機構の側面図である。
【図7】 太陽電池の製造装置のI/C供給機構を説明
する図であり、(a)はI/C供給機構の上面図、
(b)はI/C供給機構の側面図である。
【図8】 太陽電池の製造装置のI/Cインデックスを
説明する図であり、(a)はI/Cインデックスの上面
図、(b)はI/Cインデックスの側面図である。
【図9】 太陽電池の製造装置のI/C成形機構を説明
する図であり、(a)はI/C成形機構の上面図、
(b)はI/C成形機構の側面図である。
【図10】 太陽電池の製造装置の溶接機構を説明する
図であり、(a)は溶接機構の上面図、(b)は溶接機
構の側面図である。
【図11】 太陽電池の製造装置のトレイ切り出し機構
を説明する斜視図である。
【図12】 トレイ切り出し機構に投入されるトレイの
斜視図である。
【図13】 テンション保持部とピッチ送り部とが銀リ
ボンを定寸送りする様子を説明する図である。
【図14】 画像処理装置によって検出される電極パッ
ドの角部の例を示す上面図である。
【図15】 画像処理装置によって検出されるインター
コネクタの角部の例を示す側面図である。
【図16】 従来の製造方法で製造された太陽電池の一
例を示す正面図である。
【図17】 2枚の太陽電池を直列に接続する際の接続
箇所を説明するものであり、図16のA線に沿う矢視断
面図のインターコネクタの付近を拡大表示したものであ
る。
【図18】 インターコネクタの従来の製造方法を説明
するための模式図である。
【図19】 インターコネクタを保管、搬送するための
トレイや現状工程の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
20 太陽電池、21 太陽電池セル、21a 電極パ
ッド、21b グリッド、21c 認識点、21d 認
識点、22 インターコネクタ、22a ストレスリリ
ーフループ、22b 段差、22c 認識点、22d
認識点、23太陽電池、24 カバーガラス、25 接
着剤、26 太陽電池、27 インターコネクタ、27
a スリット、28 太陽電池、71 パーツ、72
マイクロジョイント、73 半完成品のインターコネク
タ、74 外枠、75 マイクロジョイント、76 位
置決め穴、81 太陽電池の製造装置、82 セル吸着
固定台、83 インターコネクタ成形金型(インターコ
ネクタ成形部)、83a上型、83b 下型、84 イ
ンターコネクタ搬送機構、84a ロボット、84b
エアシリンダー、84c ヘッド、85 インターコネ
クタ位置調整テーブル(インターコネクタ位置決め
部)、86 溶接機構(インターコネクタ取り付け
部)、86a ロボット、86b ロボット、86c
ロボット、86d溶接ヘッド、87 ピン、88 リニ
アガイド、89 ガイドシャフト、90リニアガイド、
91 カメラ、92 操作ボックス、93 両手押しボ
タン、94 両手押しボタン、101 メインインデッ
クス(インターコネクタ位置決め部)、102 セル供
給・排出機構、103 インターコネクタ供給機構(イ
ンターコネクタ位置決め部)、104 インターコネク
タインデックス、105インターコネクタ成形機構(イ
ンターコネクタ成形部)、106 溶接機構(インター
コネクタ取り付け部)、107 トレイ切り出し機構、
108 トレイ搬送機構、111 溶接台、111a
吸着溝、111b 吸着穴、111c吸着穴、111d
吸着穴、112 テーブル、121 ロボット、12
2 ロボット、123 ロボット、124 セル吸着ヘ
ッド、124a フレーム、124b 吸着パッド、1
25 カメラ、126 セル吸着台、127 θステー
ジ、131 ロボット、132 ロボット、133 ロ
ボット、134 インターコネクタ供給ヘッド、134
a 位相修正用θ軸、134b 吸着パッド、141
I/C台、141a 吸着穴、141b 捨て穴、14
2 テーブル、151 リボン有無検知センサー、15
2 ガイド、153 テンション保持部、153a テ
ンションローラ、153b ガイド、154 ピッチ送
り部、154a クランパ、154b 送り部、154
c ガイドピン、155 固定クランパ、156 プレ
ス部、156a 上型、156b 下型、156c ガ
イド、156d 上下動ガイド、157 エアシリン
ダ、161 ロボット、162ロボット、163 ロボ
ット、164 溶接ヘッド、165 電極、171マガ
ジン、172 太陽電池セル用トレイ、172a ポケ
ット、172b ニガシ、173 スライドテーブル、
174 トレイ切り出しシリンダー、175押しボタ
ン、201 銀リボン、202 リール、211 イン
ターコネクタトレイ、211a ポケット、251 ロ
ボット、252 ロボット、253エアシリンダー、2
54 インターコネクタ搬送ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 将光 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 博義 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大久保 充 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA02 BA14 CB30 EA02 EA17 JA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箔状の電極タブであるインターコネクタ
    の素材あるいは半完成品を投入する素材投入工程と、 前記素材投入工程にて投入された前記素材あるいは半完
    成品からインターコネクタを成形するインターコネクタ
    成形工程と、 前記インターコネクタ成形工程の近傍にて行われ、該イ
    ンターコネクタ成形工程にて成形されたインターコネク
    タを吸着装置にて吸着して搬送し該インターコネクタを
    太陽電池セルに対して位置決めするインターコネクタ位
    置決め工程と、 前記太陽電池セルに前記インターコネクタを取り付ける
    インターコネクタ取り付け工程とを有することを特徴と
    する太陽電池の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記素材投入工程にて投入されるインタ
    ーコネクタの素材あるいは半完成品は、箔状のリボン形
    状をなし、リールに巻き付けられた状態で投入されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記インターコネクタ位置決め工程にお
    いて、前記インターコネクタの搬送及び位置決めはロボ
    ットにて行われることを特徴とする請求項1または2に
    記載の太陽電池の製造方法。
  4. 【請求項4】 箔状の電極タブであるインターコネクタ
    の素材あるいは半完成品を投入し該素材あるいは半完成
    品からインターコネクタを成形するインターコネクタ成
    形部と、 前記インターコネクタ成形部に隣接して設けられ、前記
    インターコネクタを太陽電池セルに対して位置決めする
    インターコネクタ位置決め部と、 前記インターコネクタ位置決め部に隣接して設けられ、
    前記インターコネクタを前記太陽電池セルに取り付ける
    インターコネクタ取り付け部とを備えたことを特徴とす
    る太陽電池の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記インターコネクタ成形部に投入され
    る前記インターコネクタの素材あるいは半完成品は、リ
    ールに巻き付けられた箔状のリボン状素材であり、 前記リボン状素材を定寸送りするリボン送り部と、 定寸送りされた前記リボン状素材を定寸にカットするリ
    ボンカット部とをさらに備えたことを特徴とする請求項
    4に記載の太陽電池の製造装置。
  6. 【請求項6】 インターコネクタ位置決め部は、インタ
    ーコネクタ及び太陽電池セルの位置合せに画像処理によ
    る位置認識を用いることを特徴とする請求項4または5
    に記載の太陽電池の製造装置。
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