JP2002343876A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002343876A
JP2002343876A JP2001149660A JP2001149660A JP2002343876A JP 2002343876 A JP2002343876 A JP 2002343876A JP 2001149660 A JP2001149660 A JP 2001149660A JP 2001149660 A JP2001149660 A JP 2001149660A JP 2002343876 A JP2002343876 A JP 2002343876A
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delay
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Masataka Takemura
正隆 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路において電流変化により発生
する不要輻射等を低減できるとともに、商品コストの抑
制を可能とする。 【解決手段】 遅延バッファ15−1〜15−3におい
て、発振セル12から送られてきた基本動作クロックに
もとづき、この基本動作クロックより微少な時間遅延し
た遅延クロックが生成され、クロック出力端子16−1
〜16−3へ送られる。外部接続されたEMI対策部品
20を介してクロック入力端子17−1〜17−3で入
力されたクロックと、内部から送られてきた遅延クロッ
クとのいずれか一方がセレクタ18−1〜18−3で選
択され、機能ブロック19−1〜19−3へ供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本動作クロック
又は外部クロックを供給して、複数の機能ブロックにお
ける動作処理の同期をとる半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の有する複数の機能ブロ
ックは、この半導体集積回路の内部で生成されたクロッ
ク(基本動作クロック)又は外部から入力されたクロッ
ク(外部クロック)の供給を受けることで、各機能ブロ
ックの動作の同期が図られている。この複数の機能ブロ
ックに対して基本動作クロックを供給するための半導体
集積回路内部の構成を図5に示す。
【0003】同図に示すように、半導体集積回路100
においては、振動子・発振器等110及び発振セル12
0で生成された基本動作クロックが、クロックドライバ
130を介して各機能ブロック140−1〜140−n
へ供給される。そして、クロックドライバ130と各機
能ブロック140−1〜140−nとの間には、各機能
ブロック140−1〜140−n間で同期化を図るため
の同期バッファ150−1〜150−nが、各機能ブロ
ック140−1〜140−nごとに設けられている。
【0004】ところで、半導体集積回路は、用途にもと
づき、汎用ICと特定用途向けIC(ASIC)とに分
類される。そして、近年のASIC(Applicat
ion Specific IC)の開発においては、
Verilog−HDL(Verilog−Hardw
ere Description Language)
に代表されるハードウェア記述言語を用いて回路を記述
し、それをコンパイルして実際の回路に変換するといっ
た処理が行われている。
【0005】このハードウェア記述言語を用いた回路記
述は、同期回路で設計することが基本思想である。した
がって、たとえば、ASIC内のフリップフロップで構
成される回路のすべてについては、内部で生成された基
本動作クロックにもとづいて同期をとりながら動作を行
うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体集積回路、たとえばASICにおいては、大部分
のセルが、基本動作クロックにもとづき同時にスイッチ
ングを行うため、この動作にもとづくASIC内の消費
電流が、急峻な電流パルスとして、基本動作クロックで
定義される時間間隔で発生していた。
【0007】そして、この電流パルスの急峻な変化が、
チップからの不要輻射(放射ノイズ)、あるいは基板の
配線パターンやケーブル等からのコモンモードノイズな
どを引き起こしていた。すなわち、半導体集積回路内の
電流の変化を原因として、EMI(Electroma
gnetic Interference)が生じてい
た。
【0008】このEMIに対する従来の対策手法として
は、ケーブルへのフェライトコアの装着、及び信号ライ
ンへのフェライトビーズの追加等がある。ところが、こ
れらを半導体集積回路に接続することにより、商品コス
トが高くなっていた。本発明は、上記の問題を解決すべ
くなされたものであり、電流変化により発生する不要輻
射等を低減できるとともに、商品コストの抑制を可能と
する半導体集積回路の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の半導体集積回路は、基本動
作クロック及び/又は外部クロックにより同期をとる複
数の機能ブロックを有する半導体集積回路であって、基
本動作クロックを入力し、この基本動作クロックより微
少な時間だけ遅延した遅延クロックを生成して、機能ブ
ロックへ供給する遅延クロック生成部を複数有した構成
としてある。
【0010】半導体集積回路をこのような構成とする
と、遅延クロック生成部、たとえば遅延バッファを用い
て、ASIC内で使用する基本動作クロックに対し時間
をわずかにずらしたクロックが複数用意されるため、こ
の半導体集積回路が動作する際の急峻な電流パルスが分
散される。そして、この分散された電流パルスの電流値
は、分散されない電流パルスの電流値に比べて非常に低
くなる。したがって、不要輻射の低減を図ることができ
る。
【0011】さらに、従来のEMI対策部品を使用せず
とも、不要輻射等の低減を図ることができるため、半導
体集積回路を用いた商品のコストを抑えることができ
る。なお、本発明の遅延クロック生成部を設けた半導体
集積回路において、従来の不要輻射防止対策、たとえば
EMI対策部品の使用及び基板のパターン長の調整によ
る遅延量の調整を講ずることは可能である。
【0012】また、請求項2記載の半導体集積回路は、
遅延クロック又は外部クロックのいずれか一方を選択
し、この選択した遅延クロック又は外部クロックを入力
して機能ブロックへ供給する選択制御部を有した構成と
してある。半導体集積回路をこのような構成とすれば、
機能ブロックに対し、適したクロックを選択して供給す
ることができる。
【0013】さらに、セレクタがクロックの選択機能を
有することにより、たとえば、各機能ブロックに対して
遅延クロックをソースとした場合において、機器の構
造、アース等の環境変化により、十分な効果が得られな
いときには、再入力された遅延クロックをソースとして
選択することができる。したがって、この選択により、
EMI対策部品が挿入された経路を経て遅延クロックが
再入力されるため、EMI対策を図ることができる。
【0014】また、請求項3記載の半導体集積回路は、
選択制御部が、動作しない機能ブロックに対しては遅延
クロック及び外部クロックの供給を停止するとともに、
動作する機能ブロックに対し外部クロックを選択して供
給するときは、遅延クロックの供給を停止する構成とし
てある。半導体集積回路をこのような構成とすると、必
要最小限のクロックを効率的に供給できるため、使用さ
れないクロックにもとづく不要輻射の発生をなくすこと
ができる。
【0015】また、請求項4記載の半導体集積回路は、
遅延クロックを外部へ出力するクロック出力部を有し、
選択制御部が、複数の機能ブロックのすべてに対して、
基本動作クロック又は遅延クロックを供給するときに、
出力部における遅延クロックの出力を停止させる構成と
してある。
【0016】半導体集積回路をこのような構成とすれ
ば、機能ブロックへのクロックの供給は確保しながら、
出力部から外部出力されたクロックにもとづく不要輻射
の発生をなくすことができる。さらに、出力部における
遅延クロックの出力・停止を制御可能とする構成とする
ことで、出力部から出力され再度チップ内に入力された
遅延クロックと、基本動作クロックとを自由に選択・調
整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の半導体集
積回路の実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の半導体集積回路の内部構成を示す
構成図である。
【0018】同図に示すように、半導体集積回路10
は、振動子・発振器等11と、発振セル12と、クロッ
クドライバ13と、MPU I/F14と、遅延バッフ
ァ15−1〜15−3と、遅延クロック出力端子16−
1〜16−3と、クロック入力端子17−1〜17−3
と、セレクタ18−1〜18−3と、機能ブロック19
−1〜19−3とを有している。
【0019】ここで、振動子・発振器等11は、半導体
集積回路10の外部に設けられ、発振セル12へ発振パ
ルスのクロック源を供給する。発振セル12は、発振器
・振動子等11からのクロック源にもとづき基本動作ク
ロック(システムクロック)を生成する。クロックドラ
イバ13は、発振セル12からの基本動作クロックをM
PU I/F14及び遅延バッファ15−1〜15−3
へ供給する。
【0020】MPU I/F14は、図示しないMPU
(Micro processing unit)に接
続されているインタフェースである。このMPU I/
F14は、クロックドライバ13からの基本動作クロッ
クを入力する。
【0021】このMPU I/F14が、遅延クロック
ではなく、遅延の含まれない基本動作クロックを入力す
るのは、MPU I/F14等がシステムの根幹をなす
部分であること、及び、MPU I/Fに限っては、タ
イミングマージンおよび静的タイミング解析ツール(S
TA)を用いて検証を行うため、そのタイミングマージ
ンを十分にとる必要があることをその理由とする。な
お、その他の機能ブロック等においては、動作の指示の
みを与えるものに関し、タイミング的にマージンをとる
か、あるいは意識する必要がないため、MPU I/F
14とは別系統のクロックを入力する。
【0022】遅延バッファ15−1〜15−3(遅延ク
ロック生成部)は、基本動作クロックを微少な時間だけ
遅延させて遅延クロック(遅延付き内部クロック)を生
成する。この遅延バッファ15−1〜15−3は、複数
設けられる。このため、各機能ブロック19−1〜19
−3ごとに異なった時間のずれを有する遅延クロックを
供給できる。そして、基本動作クロックにもとづき微少
時間ずれた遅延クロックが複数生成されるため、半導体
集積回路10における電流変化のスペクトラムが拡散さ
れる。さらに、遅延クロックの電流値は、基本動作クロ
ックの電流値よりも小さくなる。したがって、遅延クロ
ックにもとづき発生する不要輻射を軽減できる。
【0023】クロック出力端子16−1〜16−3(ク
ロック出力部)は、遅延バッファ15−1〜15−3で
生成された遅延クロックを必要に応じて外部出力する。
また、クロック入力端子17−1〜17−3は、外部か
ら供給されるクロック(外部クロック)を入力する。
【0024】なお、クロック出力端子16−1〜16−
3とクロック入力端子17−1〜17−3とは、図2に
示すように、抵抗やフェライトビーズ等に代表されるE
MI対策部品20を介して接続することができる。この
場合、クロック入力端子17−1〜17−3には、クロ
ック出力端子16−1〜16−3からの遅延クロックの
中から最適な遅延を有する遅延クロックが選択され入力
される。
【0025】クロック出力端子16−1〜16−3とク
ロック入力端子17−1〜17−3とを、EMI対策部
品20を介して接続することにより、遅延クロックにも
とづく不要輻射を低減でき、かつ、再入力されたクロッ
クを機能ブロックへ供給して動作の同期を図ることがで
きる。
【0026】セレクタ18−1〜18−3(選択制御
部)は、クロック入力端子17−1〜17−3からの外
部クロック又は遅延バッファ15−1〜15−3からの
遅延クロックのいずれか一方を選択して機能ブロック1
9−1〜19−3へ供給する。このような選択をセレク
タ18−1〜18−3に行わせることで、機能ブロック
19−1〜19−3に対し、適したクロックを選択して
供給することができる。
【0027】また、セレクタ18−1〜18−3がクロ
ックの選択機能を有することにより、たとえば、各機能
ブロックに対して遅延クロックをソースとした場合にお
いて、機器の構造、アース等の環境変化により、十分な
効果が得られないときには、再入力された遅延クロック
をソースとして選択することができる。したがって、こ
の選択により、EMI対策部品が挿入された経路を経て
遅延クロックが再入力されるため、EMI対策を図るこ
とができる。なお、この場合、必要とする遅延量に応じ
てEMI対策部品を選定できる。
【0028】さらに、セレクタ18−1〜18−3は、
動作しない機能ブロックに対しては遅延クロック及び外
部クロックの供給を停止するとともに、動作する機能ブ
ロックに対し外部クロックを選択して供給するときは、
遅延クロックの供給を停止することができる。このセレ
クタ18−1〜18−3がクロックの供給停止機能を有
することで、必要最小限のクロックが効率的に供給され
るため、使用されないクロックにもとづく不要輻射の発
生をなくすことができる。
【0029】また、セレクタ18−1〜18−3は、複
数の機能ブロックのすべてに対して、基本動作クロック
又は遅延クロックを供給するときに、クロック出力端子
16−1〜16−3における遅延クロックの出力を停止
させることができる。このような出力停止機能をセレク
タ18−1〜18−3が有することで、機能ブロックへ
のクロックの供給は確保しながら、クロック出力端子1
6−1〜16−3から外部出力されたクロックにもとづ
く不要輻射の発生をなくすことができる。
【0030】そして、クロック出力端子16−1〜16
−3における遅延クロックの出力・停止を制御可能な構
成とすることで、セレクタ18−1〜18−3は、クロ
ック出力端子16−1〜16−3から出力され再度チッ
プ内に入力された遅延クロックと、基本動作クロックと
を自由に選択・調整することができる。なお、各セレク
タ18−1〜18−3は、機能ブロック19−1〜19
−3の動作内容に応じて、それぞれ異なるクロックを選
択することもできる。
【0031】機能ブロック19−1〜19−3は、半導
体集積回路10の有する各機能を示す。機能ブロック1
9−1〜19−3へ供給されるクロックは、コンパイラ
によって、適宜バッファが挿入される。このため、各機
能ブロック19−1〜19−3に入力されるクロックの
タイミングは、半導体集積回路10内の配線遅延も含め
て同期が図られている。
【0032】なお、遅延バッファ15−1〜15−3、
クロック出力端子16−1〜16−3、クロック入力端
子17−1〜17−3、セレクタ18−1〜18−3及
び機能ブロック19−1〜19−3は、図1において
は、それぞれ三つずつ設けてあるが、三つに限るもので
はなく、二つ又は四つ以上設けることもできる。
【0033】次に、本発明の半導体集積回路において機
能ブロックへ遅延クロックを供給する動作について、図
1を参照して説明する。振動子・発振器等11からのク
ロック源にもとづき発振セル12で生成された基本動作
クロックが、クロックドライバ13を介して、MPU
I/F14及び遅延バッファ15−1〜15−3へ送ら
れる。
【0034】遅延バッファ15−1〜15−3におい
て、入力された基本動作クロックより微少な時間遅延し
た遅延クロックが生成され、クロック出力端子16−1
〜16−3及びセレクタ18−1〜18−3へ送られ
る。クロック入力端子17−1〜17−3において、ク
ロック出力端子16−1〜16−3に接続されている場
合は、このクロック出力端子16−1〜16−3から遅
延クロックが、またクロック出力端子16−1〜16−
3に接続されていない場合は、外部クロックが入力され
る。
【0035】セレクタ18−1〜18−3において、遅
延バッファ15−1〜15−3からの遅延クロックと、
クロック入力端子17−1〜17−3からのクロック
(外部クロック又は外部のEMI対策部品20を通過し
た遅延クロック)とのいずれかが選択され、機能ブロッ
ク19−1〜19−3へ供給される。
【0036】また、セレクタ18−1〜18−3におい
て、各機能ブロックに入力されるクロックのタイミング
が、半導体集積回路内の配線遅延も含めて図られる。機
能ブロック19−1〜19−3において、セレクタ18
−1〜18−3から供給された遅延クロック又は外部ク
ロックにもとづき、動作処理の同期が図られる。
【0037】次に、半導体集積回路内における消費電流
の変化について、図3及び図4を参照して説明する。図
3は、従来の半導体集積回路において、図4は本発明の
半導体集積回路においてそれぞれの消費電流の変化を示
すグラフである。
【0038】従来の半導体集積回路においては、各機能
ブロックが、すべて同一のクロック(基本動作クロッ
ク)によって動作している。このため、図3に示すよう
に、半導体集積回路の消費電流は、その基本動作クロッ
クの周期により急峻な電流パルスが発生することにな
る。
【0039】一方、本発明の半導体集積回路において
は、各機能ブロックには遅延クロックが供給される。そ
して、各セレクタ18−1〜18−3において、接続さ
れた機能ブロックに必要な遅延クロックが選択される。
このため、電流パルスは、図4に示すように、そのクロ
ックの系統数だけ現れる。
【0040】なお、各クロック系における動作素子数
は、チップ全体の数分の一という規模となる。したがっ
て、その電流パルスそのものの絶対値は非常に低くな
る。また、機能ブロックとしては、たとえば、プリンタ
の場合、ポリゴンモータクロック等のカウンタが考えら
れる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
遅延クロック生成部において、基本動作クロックから微
少な時間だけ遅延した遅延クロックが複数生成され、各
機能ブロックへ供給されるため、遅延クロックにもとづ
く電流変化のスペクトラムが拡散され、かつ、拡散され
た電流パルスの電流値が、基本動作クロックにもとづく
電流パルスの電流値に比べて非常に低くなることから、
半導体集積回路における不要輻射の低減を図ることがで
きる。
【0042】また、従来のEMI対策部品を使用せずと
も、不要輻射等の低減を図ることができるため、半導体
集積回路を用いた商品のコストを抑えることができる。
さらに、選択制御部を設けて、遅延クロック及び外部ク
ロックのいずれか一方を選択して機能ブロックへ供給す
る構成とすることで、機能ブロックに対し、適したクロ
ックを選択して供給することができる。
【0043】また、セレクタがクロックの選択機能を有
することにより、たとえば、各機能ブロックに対して遅
延クロックをソースとした場合において、機器の構造、
アース等の環境変化により、十分な効果が得られないと
きには、再入力された遅延クロックをソースとして選択
することができる。したがって、この選択により、EM
I対策部品が挿入された経路を経て遅延クロックが再入
力されるため、EMI対策を図ることができる。
【0044】さらに、選択制御部が、動作しない機能ブ
ロックに対しては遅延クロック及び外部クロックの供給
を停止するとともに、動作する機能ブロックに対し外部
クロックを選択して供給するときは、遅延クロックの供
給を停止する機能を有することにより、必要最小限のク
ロックを効率的に供給できるため、使用されないクロッ
クにもとづく不要輻射の発生をなくすことができる。
【0045】また、選択制御部が、複数の機能ブロック
のすべてに対して、基本動作クロック又は遅延クロック
を供給するときに、出力部における遅延クロックの出力
を停止させる機能を有することにより、機能ブロックへ
のクロックの供給は確保しながら、出力部から外部出力
されたクロックにもとづく不要輻射の発生をなくすこと
ができる。そして、出力部における遅延クロックの出力
・停止を制御可能とする構成とすることで、出力部から
出力され再度チップ内に入力された遅延クロックと、基
本動作クロックとを自由に選択・調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路において遅延クロック
を供給するための構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の半導体集積回路にEMI対策部品を接
続した状態を示す図である。
【図3】従来の半導体集積回路における電流消費量を示
すグラフである。
【図4】本発明の半導体集積回路における電流消費量を
示すグラフである。
【図5】従来の半導体集積回路において基本動作クロッ
クを供給するための構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 半導体集積回路 11 振動子・発振器等 12 発振セル 13 クロックドライバ 14 MPU I/F 15−1〜15−3 遅延バッファ 16−1〜16−3 クロック出力端子 17−1〜17−3 クロック入力端子 18−1〜18−3 セレクタ 19−1〜19−3 機能ブロック 20 EMI対策部品 100 半導体集積回路 110 振動子・発振器等 120 発振セル 130 クロックドライバ 140−1〜140−n 機能ブロック 150−1〜150−n 同期バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本動作クロック及び/又は外部クロッ
    クにより同期をとる複数の機能ブロックを有する半導体
    集積回路であって、 前記基本動作クロックを入力し、この基本動作クロック
    より微少な時間だけ遅延した遅延クロックを生成して、
    前記機能ブロックへ供給する遅延クロック生成部を複数
    有したことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延クロック又は前記外部クロック
    のいずれか一方を選択し、この選択した遅延クロック又
    は外部クロックを入力して前記機能ブロックへ供給する
    選択制御部を有したことを特徴とする請求項1記載の半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記選択制御部が、 動作しない機能ブロックに対しては前記遅延クロック及
    び前記外部クロックの供給を停止するとともに、動作す
    る機能ブロックに対し前記外部クロックを選択して供給
    するときは、前記遅延クロックの供給を停止することを
    特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記遅延クロックを外部へ出力するクロ
    ック出力部を有し、前記選択制御部が、 前記複数の機能ブロックのすべてに対して、前記基本動
    作クロック又は前記遅延クロックを供給するときに、前
    記出力部における前記遅延クロックの出力を停止させる
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の半導体集積
    回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340034A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Kenwood Corp 増幅器搭載電子機器
JP2010063258A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Panasonic Corp モータ制御装置

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