JP2002343740A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
サイド構造の半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 Siからなる基板にソース6・ドレイン
7やゲート電極4を形成した後、基板の上にシリサイド
膜6aを形成し、シリサイド膜6aの上に層間絶縁膜9
を形成した後、層間絶縁膜9からシリサイド膜6aにか
けてコンタクトホール10を形成して、コンタクトホー
ル10の側壁においてシリサイド膜6aを露出させる。
次に、真空雰囲気においてシリサイド膜6aの表面に形
成された酸化膜をドライエッチングにより除去し、コン
タクトホール10にTi/TiN膜13とW部材11を
充填する。最後に、基板の上にAl合金配線12を形成
してAl合金配線12とW部材11とを電気的に接続す
る。
Description
なっている半導体装置の製造方法に関し、特にLSIを
構成している素子と配線とを接続する場合の製造方法に
用いて好適である。
るため微細化が進められている。しかし、微細化を進め
ると配線と素子との接続部のコンタクト抵抗が増大す
る。具体的には、1/(縮小比)2で面積が縮小される
ため、縮小比の二乗でコンタクト抵抗が増大する。
はサリサイド技術を導入し、コンタクト抵抗を低減して
いる。このサリサイド技術では、例えばMOSトランジ
スタのゲート電極やソース、ドレインの表面をシリサイ
ド化(例えば、TiSi2、CoSi2等を形成)し、コ
ンタクト抵抗を低減している。
板の表面にゲート酸化膜及びゲート電極を形成する。次
に、基板の表層部にソースやドレインを形成した後、基
板の表面及びゲート電極上にTi膜を形成して熱処理を
施す。これにより、ゲート電極、ソース及びドレインの
表面に金属膜としてのシリサイド膜が形成される。
導体装置の部分的な概略断面図に示すように、シリサイ
ド膜101の上に層間絶縁膜102を形成し、層間絶縁
膜102の上にレジスト(図示せず)を形成してパター
ニングし、層間絶縁膜102のうちゲート電極、ソース
及びドレイン領域の上部に相当する領域にコンタクトホ
ール103を形成する。この結果、このコンタクトホー
ル103の底部ではシリサイド膜101が露出した状態
となる。
び基板の表面にTi膜の上にTiN膜が形成され層状に
なっている膜(以下、Ti/TiN膜という)104を
形成した後、コンタクトホール103をW部材105で
充填する。次に、Ti/TiN膜106を形成した後、
Al合金配線107を形成し、更にAl合金配線107
の上にTiN膜108を形成する。
なシリサイド膜101は非常に薄い(例えば40nm程
度)ため、コンタクトホール103を形成する際にシリ
サイド膜101までエッチングしてしまい、図7に示す
ように、コンタクトホール103の底部でシリサイド膜
101が消失してしまう場合がある。そのため、コンタ
クトホール103の底部とシリサイド膜101とが電気
的に接続されないことから、接続面積が減少してコンタ
クト抵抗が大きくなってしまう。
シリサイド膜101が消失する場合、半導体基板におけ
るコンタクトホール103の底部にイオン注入を行い、
不純物濃度を上げてコンタクト抵抗を低減する技術もあ
る。
おけるシリサイド膜101が消失する部位の導電型によ
り、フォトリソグラフィやイオン注入等を分けて行う必
要が有り、製造工程が増加してしまう。また、コンタク
ト抵抗もサリサイド構造を用いた場合よりも高く(n+
型へのコンタクトで約5倍、p+型へのコンタクトで約
10倍)なってしまう。
抵抗を低減することができるサリサイド構造の半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
抵抗を低減するにあたって、図7に示すコンタクトホー
ル103の側壁において露出しているシリサイド膜10
1の状態に着目した。その結果、露出しているシリサイ
ド膜101の表面に酸化膜109が形成されており、こ
の酸化膜109を介してコンタクトホール103内に充
填されている導体部材104、105とシリサイド膜1
01とが電気的に接続されていることから、コンタクト
抵抗が高くなっていることが分かった。
たり、形成された酸化膜109を除去したりすることに
より、コンタクトホール103の底部でシリサイド膜1
01と電気的に接続することができている半導体装置と
同程度にコンタクト抵抗を低減することができることが
分かった。
体基板(1)の上に金属膜(4a、6a、7a)を形成
する工程と、金属膜の上に層間絶縁膜(9)を形成する
工程と、層間絶縁膜及び金属膜をエッチングすることで
コンタクトホール(10)を形成する工程と、コンタク
トホールの側壁において金属膜を露出させる工程と、コ
ンタクトホールに導体部材(11、13)を充填するこ
とで導体部材と金属膜とを接触させる工程とを備えるこ
とを特徴としている。
触させているため、コンタクト抵抗を低減することがで
きるサリサイド構造の半導体装置の製造方法を提供する
ことができる。
は、必ずしもコンタクトホールの底部において金属膜を
露出させる必要がないため、金属膜の上にコンタクトホ
ールが金属膜を貫通しない様にするためのストッパ用の
絶縁膜等を形成する必要が無い。
層間絶縁膜を形成する工程では、層間絶縁膜をSiO2
膜、BPSG膜、TEOS膜及びPSG膜のうちの少な
くとも1つから構成し、層間絶縁膜を金属膜の上に直接
形成することができる。
又は2の発明において、例えば、金属膜を露出させる工
程では、コンタクトホールの側壁において金属膜の表面
に形成された酸化膜を除去することで、導体部材と金属
膜とを接触させることができる。
膜を露出させる工程では、ドライエッチング処理によっ
て酸化膜を除去することができる。
に、ドライエッチング処理を、Arイオンエッチング、
反応性イオンエッチング及びプラズマエッチングのうち
の少なくとも1つにより行うことができる。
1〜5の発明において、金属膜を露出させる工程と導体
部材と金属膜とを接触させる工程とを真空雰囲気で行う
ことを特徴としている。
露出した金属膜の表面が酸化されることを防止できる。
従って、導体部材と金属膜とを適切に直接接触させるこ
とができる。
1〜6の発明において、層間絶縁膜の上にレジストを形
成する工程を備えると共に、レジストをパターニング
し、このパターニングされたレジストをマスクとしてコ
ンタクトホールを形成する工程を行い、その後、アッシ
ングによりレジストを除去する工程を備え、レジストを
除去する工程では、レジストのうち2000nm以下の
膜厚分を除去することを特徴としている。
酸化力の強いオゾン等が反応性ガスとして用いられるた
め、アッシングにより除去するレジストの膜厚を200
0nm以下にすることにより、コンタクトホール内にお
いて露出した金属膜の表面に酸化膜が形成されることを
抑制することができる。従って、請求項6と同様の効果
を発揮することができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
は、本発明を適用した半導体装置として、LSIに形成
されたサリサイド構造を有するPMOSトランジスタに
ついて説明する。図1は本実施形態の半導体装置の概略
断面図である。
体基板(以下、基板という)1の表層部にはn-型ウェ
ル領域2が形成され、このn-型ウェル領域2上には、
ゲート酸化膜3を介してゲート電極4が形成されてい
る。このゲート電極4の側壁には側壁酸化膜5が備えら
れている。
層からなるソース6・ドレイン7が形成されており、こ
れらソース6・ドレイン7間をチャネル領域としてい
る。なお、ソース6・ドレイン7のチャネル領域側に形
成されたp型層は電界緩和層8である。
ン7の上部には、コンタクト用の金属膜としてのシリサ
イド膜4a、6a、7aが形成されている。このシリサ
イド膜4a、6a、7aの膜厚は40nm程度になって
いる。また、シリサイド膜4a、6a、7aの上にはS
iO2膜等からなる層間絶縁膜9が直接形成されてお
り、層間絶縁膜9に形成されたコンタクトホール10に
埋め込まれたW部材11等を介して、ソース6・ドレイ
ン7等がAl合金配線12と電気的に接続されている。
l合金配線12とを電気的に接続している構成について
詳しく説明する。図2は、PMOSトランジスタにおけ
るソース6上のコンタクトホール10の周辺の概略断面
図である。
はシリサイド膜4a、6a、7aまで達するように層間
絶縁膜9から延設されており、コンタクトホール10の
側壁においてシリサイド膜4a、6a、7aが露出して
いる。そして、コンタクトホール10の底部はシリサイ
ド膜4a、6a、7aを貫通してソース6まで達してい
る。
間絶縁膜9の表面には、Ti膜の上にTiN膜が形成さ
れて層状になっている膜(以下、Ti/TiN膜とい
う)13が形成されている。また、コンタクトホール1
0内のTi/TiN膜13で囲まれた部位にはW部材1
1が充填されている。また、コンタクトホール10に充
填されたW部材11の表面及び層間絶縁膜9上のTi/
TiN膜13の上にTi/TiN膜14が形成されてい
る。
u膜であるAl合金配線12が形成されている。そし
て、Al合金配線12の上にTiN膜15が形成されて
いる。これら、Ti/TiN膜13とW部材11とが導
体部材に相当する。従って、導体部材とシリサイド膜4
a、6a、7aとが酸化膜等を介さずに直接接触してい
る。そして、シリサイド膜4a、6a、7aとAl合金
配線12とが、Ti/TiN膜13、14及びW部材1
1を介して電気的に接続されている。
の製造方法について説明する。まず、基板1にn-型ウ
ェル領域2を形成した後、熱酸化によってゲート酸化膜
3を形成する。そして、ゲート酸化膜3上にポリシリコ
ン膜を成膜したのち、フォトリソグラフィ工程を経て、
ゲート電極4をパターニングする。
OS膜等の絶縁膜を堆積した後、RIE法による異方性
エッチングにて絶縁膜をエッチバックし、ゲート電極4
の側壁に側壁酸化膜5を形成する。
めイオン注入する。これにより、側壁酸化膜5で覆われ
たゲート電極4をマスクとしたイオン注入が行われ、ゲ
ート電極4の両側に電界緩和層8が、ゲート電極4の内
側よりに形成される。さらに、P型不純物(例えばボロ
ン)を基板法線方向から高濃度にイオン注入する。これ
により、側壁酸化膜5で覆われたゲート電極4をマスク
としたイオン注入が行われ、ゲート電極4の両側にソー
ス6・ドレイン7が形成される。
成する工程(金属膜を形成する工程)を行う。まず、T
i膜とTiN膜を順に基板の上全面に形成し、さらにA
r雰囲気下で熱処理を行い、シリサイド化反応を起こさ
せて、ゲート電極4及びソース6・ドレイン7の露出面
にチタンシリサイド膜(TiSi2膜)を形成する。
液で選択エッチングを行い、Ti膜及びTiN膜のうち
シリサイド化反応を起こさなかった部分を除去する。こ
れにより、シリサイド膜4a、6a、7aのみが残る。
その後、熱処理を行いシリサイド膜4a、6a、7aを
低抵抗化する。
9を形成する(層間絶縁膜を形成する工程)。その後、
層間絶縁膜9の上にレジストを形成し(レジストを形成
する工程)、フォトリソグラフィ工程を経てレジストを
パターニングする。
スクとして、ドライエッチングすることで層間絶縁膜9
及びシリサイド膜4a、6a、7aにコンタクトホール
10を形成する(コンタクトホールを形成する工程)。
これにより、コンタクトホール10の側壁からシリサイ
ド膜4a、6a、7aが露出する。そして、この露出し
たシリサイド膜4a、6a、7aが大気に曝されるた
め、このシリサイド膜4a、6a、7aの表面に酸化膜
(TiO2膜)が形成される。
囲気にする。そして、コンタクトホール10において露
出したシリサイド膜4a、6a、7aの表面に形成され
た酸化膜を除去することで、シリサイド膜4a、6a、
7aを露出させる(金属膜を露出させる工程)。この酸
化膜の除去はドライエッチング処理により行い、具体的
には、ICP(Inductivety Coupled Plasma)によるA
rイオンエッチングにより行う。この際、酸化膜が適切
に除去できるように、エッチング時間や圧力などを調節
する。
ライエッチングにより硬化したレジストの上層部を除去
する。ここで、レジストのうち2000nm以下の膜厚
分を除去する。その後、ウェット洗浄を行うことで残っ
ているレジストを完全に除去する(レジストを除去する
工程)。
びバリアメタルとしてTi/TiN膜13を形成し、さ
らにコンタクトホール10をW部材11で充填する。こ
れにより、コンタクトホール10がTi/TiN膜13
とW部材11とで充填され、シリサイド膜4a、6a、
7aとW部材11とがTi/TiN膜13を介して接触
し、電気的に接続される(導体部材と金属膜とを接触さ
せる工程)。以上、金属膜を露出させる工程から導体部
材と金属膜とを接触させる工程までを真空雰囲気で行
う。
コンタクトホール10内にのみW部材11を残す。次
に、W部材11の表面及び層間絶縁膜9上のTi/Ti
N膜13上にTi/TiN膜14を形成する。続いて、
Ti/TiN膜14上にAl合金配線12を形成し、さ
らにその上にTiN膜15を形成する。この様にして、
本実施形態のPMOSトランジスタが完成する。
ール10において露出したシリサイド膜4a、6a、7
aの表面に酸化膜が形成されていない状態にして、コン
タクトホール10にTi/TiN膜13及びW部材11
を充填しているため、シリサイド膜4a、6a、7aの
表面に酸化膜が存在する場合と比較してコンタクト抵抗
を低減することができる。
a、7aの表面の酸化膜を除去した場合と除去しない場
合におけるコンタクト抵抗を測定したところ、図3に示
すように、酸化膜を除去することによりコンタクト抵抗
を大幅に低減できることを確認した。なお、図3ではn
+型の拡散層にコンタクトホール10を形成した場合の
結果であるが、p+型の拡散層にコンタクトホール10
を形成した場合も、同様に酸化膜を除去することにより
コンタクト抵抗を大幅に小さくすることができた。
ルの側壁でシリサイド膜の表面に形成された酸化膜を介
してTi/TiN膜が接触されていると、接触面積が小
さいうえに酸化膜が形成されていることでコンタクト抵
抗が大幅に大きくなってしまう。
造にした場合のコンタクト抵抗と本実施形態のコンタク
ト構造にした場合のコンタクト抵抗とを測定した。その
結果を図4のグラフに示す。
おらずSi基板に形成されたソース等と配線とが電気的
に接続されている場合(図中、Siコンタクト構造と示
す)と、従来のコンタクトホールの底部においてシリサ
イド膜とAl合金配線とが電気的に接続されている場合
(図中、ボトムコンタクト構造と示す)と、本実施形態
のようにコンタクトホール10の側壁においてシリサイ
ド膜4a、6a、7aとAl合金配線12とが電気的に
接続されている場合(図中、本実施形態の構造と示す)
とを示している。
や本実施形態の構造のようにサリサイド構造になってい
る場合は、Siコンタクト構造の場合よりも遥かにコン
タクト抵抗を低減することができている。また、コンタ
クトホール10の側壁においてシリサイド膜4a、6
a、7aとAl合金配線12とを電気的に接続しても、
本実施形態のように酸化膜を除去することにより、ボト
ムコンタクト構造の場合と同程度のコンタクト抵抗を実
現することができている。
トホール10を形成した場合の結果であるが、n+型の
拡散層にコンタクトホール10を形成しても同様の結果
を得ることができた。
シリサイド膜4a、6a、7aと電気的に接続しなくて
も、コンタクトホール10の側壁でシリサイド膜4a、
6a、7aと電気的に接続することで十分にコンタクト
抵抗を低くすることができる。そのため、従来の構成の
ようにコンタクトホールがシリサイド膜を貫通しない様
にして、コンタクトホールの底部でシリサイド膜が露出
するように正確に設計する必要が無い。従って、設計公
差を大きくすることができる。
イド膜を貫通することを防止するために、例えば、シリ
サイド膜の上に窒化膜を形成し、その上に層間絶縁膜を
形成することで、コンタクトホールを形成する際のエッ
チングストッパとして窒化膜を用いていた。しかし、本
実施形態ではコンタクトホール10がシリサイド膜4
a、6a、7aを貫通しても良いため、シリサイド膜4
a、6a、7aと層間絶縁膜9との間に窒化膜などを形
成する必要が無い。
イド膜4a、6a、7aを貫通することを防止する特別
な工程が必要ないため、製造工程数の増加を防止するこ
とができる。
a、6a、7aの表面に形成されている酸化膜を除去す
る際に、ICPにより行っている。このようにICPに
よりドライエッチングを行うことにより、コンタクトホ
ール10に与えるダメージを抑えることができる。
クトホールの底部でシリサイド膜と接触させる構成で
は、シリサイド膜の表面に形成された酸化膜をアンモニ
アと過酸化水素水によりウェット洗浄して除去する方法
もある。但し、本実施形態のようにコンタクトホール1
0の底部がゲート電極4やソース6・ドレイン7に達し
ている場合は、上述の様なウェット洗浄を行うとSiの
除去が大きくなってしまうため、本実施形態で示してい
るようなドライエッチングにより酸化膜を除去する方法
が適切である。
材と金属膜とを接触させる工程までを真空雰囲気で行っ
ているため、シリサイド膜4a、6a、7aの表面の酸
化膜を除去した後、シリサイド膜4a、6a、7aの表
面に再度酸化膜が形成されることを防止して、シリサイ
ド膜4a、6a、7aとTi/TiN膜13とを適切に
接触させることができる。なお、真空雰囲気とは、完全
に真空の状態を示すものではなく、シリサイド膜4a、
6a、7aの表面に酸化膜が形成されない程度の真空状
態を示すものである。
ッシングは、活性な酸素原子や酸化力の強いオゾンを反
応性ガスとして用い、レジストと反応させてレジストを
除去する。そのため、この反応性ガスはコンタクトホー
ル10において露出したシリサイド膜4a、6a、7a
の表面を酸化し、この表面に酸化膜が形成されてしま
う。
除去するレジストの膜厚(以下、アッシング量という)
とコンタクト抵抗との関係を調査した。その結果、図5
に示すように、アッシング量が2000nmよりも大き
くなると、急激にコンタクト抵抗が大きくなることが分
かった。これは、アッシング量が多くなるとシリサイド
膜4a、6a、7aの表面に形成される酸化膜の膜厚が
厚くなるためであると思われる。
下、つまり、レジストのうち2000nm以下の膜厚分
を除去すれば、シリサイド膜4a、6a、7aの表面に
酸化膜が形成されることを適切に防止することができ
る。但し、レジストの上層部をアッシングにより除去す
るのは、コンタクトホール10を形成する際のドライエ
ッチングにより硬化したレジストの上層部を除去するた
めであるため、レジストのうちこの硬化した部分はアッ
シングにより除去すると望ましい。
ホール10を形成した場合の結果であるが、n+型の拡
散層やPolySiからなる部位にコンタクトホール1
0を形成する場合も、同様にアッシング量の増加に伴い
コンタクト抵抗は上昇する。
てはソース6の上にTiを形成してTiSi2膜を形成
する例について示したが、その他、CoSi2をシリサ
イド膜4a、6a、7aとして用いても良い。
材と金属膜とを接触させる工程までを真空雰囲気におい
て行う場合について示したが、コンタクトホール10に
Ti/TiN膜13を形成した後であれば大気開放して
も良い。
する場合について説明したが、その他、BPSG膜、T
EOS膜及びPSG膜のうちの少なくとも1つから構成
しても良い。
したシリサイド膜4a、6a、7aの表面に形成された
酸化膜を除去する際のドライエッチング処理は、反応性
イオンエッチングやプラズマエッチングにより行っても
良い。
金属膜を露出させる工程から導体部材と金属膜とを接触
させる工程までを真空雰囲気において行うことで、再
度、シリサイド膜4a、6a、7aの表面に酸化膜が形
成されない様にしているが、金属膜を露出させる工程を
行った後、窒素雰囲気でアニールを行う等して、コンタ
クトホール10において露出しているシリサイド膜4
a、6a、7aの表面をTiN化して、酸化膜が形成さ
れることを防止しても良い。
導体部材と金属膜とを接触させる工程までを真空雰囲気
において行わず大気開放した状態で行っても、シリサイ
ド膜4a、6a、7aの表面に酸化膜が形成されること
を防止できる。
除去することができれば、アッシングを行わなくても良
い。
る。
の周辺の拡大図である。
場合と形成されていない場合でコンタクト抵抗を比較し
た図である。
体装置の構造とでコンタクト抵抗を比較した図である。
図である。
図である。
置の概略断面図である。
属膜)、9…層間絶縁膜、10…コンタクトホール、1
1…W部材(導体部材)、13…Ti/TiN膜(導体
部材)。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板(1)の上に金属膜(4a、
6a、7a)を形成する工程と、 前記金属膜の上に層間絶縁膜(9)を形成する工程と、 前記層間絶縁膜及び前記金属膜をエッチングすることで
コンタクトホール(10)を形成する工程と、 前記コンタクトホールの側壁において前記金属膜を露出
させる工程と、 前記コンタクトホールに導体部材(11、13)を充填
することで前記導体部材と前記金属膜とを前記コンタク
トホールの側壁に露出した位置で接触させる工程とを備
えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記層間絶縁膜を形成する工程では、前
記層間絶縁膜をSiO2膜、BPSG膜、TEOS膜及
びPSG膜のうちの少なくとも1つから構成し、前記層
間絶縁膜を前記金属膜の上に直接形成することを特徴と
する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記金属膜を露出させる工程では、前記
コンタクトホールの側壁において前記金属膜の表面に形
成された酸化膜を除去することを特徴とする請求項1又
は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記金属膜を露出させる工程では、ドラ
イエッチング処理によって前記酸化膜を除去することを
特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記ドライエッチング処理を、Arイオ
ンエッチング、反応性イオンエッチング及びプラズマエ
ッチングのうちの少なくとも1つにより行うことを特徴
とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記金属膜を露出させる工程と前記導体
部材と前記金属膜とを接触させる工程とを真空雰囲気で
行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記層間絶縁膜の上にレジストを形成す
る工程を備えると共に、前記レジストをパターニング
し、このパターニングされた前記レジストをマスクとし
て前記コンタクトホールを形成する工程を行い、その
後、アッシングにより前記レジストを除去する工程を備
え、 前記レジストを除去する工程では、前記レジストのうち
2000nm以下の膜厚分を除去することを特徴とする
請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体装置の製
造方法。
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