JP2002341667A - 電子写真装置用中間転写部材 - Google Patents

電子写真装置用中間転写部材

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JP2002341667A
JP2002341667A JP2001148112A JP2001148112A JP2002341667A JP 2002341667 A JP2002341667 A JP 2002341667A JP 2001148112 A JP2001148112 A JP 2001148112A JP 2001148112 A JP2001148112 A JP 2001148112A JP 2002341667 A JP2002341667 A JP 2002341667A
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polymer
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JP2001148112A
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English (en)
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Keizo Asaoka
圭三 浅岡
Nagahiro Masuda
長宏 桝田
Takao Manabe
貴雄 眞鍋
Hidenari Tsunemi
常深  秀成
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー転写、クリーニング効率に優れ、電子写
真用中間転写部材として好適に用いられる半導電性弾性
部材を提供すること。 【解決手段】金属支持部材と、該支持部材外周面上に形
成された半導電性弾性層と、さらにその外周面上に形成
された少なくとも1層以上の被覆層を有し、前記半導電
性弾性層が、(A)分子中に少なくとも1個のアルケニ
ル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアル
キレン単位である重合体、(B)分子中に2個以上のヒ
ドロシリル基を有する硬化剤、(C)ヒドロシリル化触
媒、を主成分とする導電性硬化性組成物の反応物からな
り、前記被覆層表面に平均粒子径1nm以上500nm
以下の微粒子が付着していることを特徴とする電子写真
用中間転写部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として複写機、
プリンターあるいはファクシミリの受信装置など電子写
真方式を採用した装置の中間転写装置に好適に用いられ
る中間転写部材に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式電子写真装置の転写部材として半導
電性弾性体を用いた中間転写部材が注目されており、中
間転写ドラム等に用いられている。ここで中間転写部材
とは感光体上に形成されたトナー像を、感光体上から部
材上に転写、担持した後、紙等の記録材上にトナー像を
再転写する部材である。従来感光体上のトナー画像は、
直接画像担持体上に転写していた。近年電子写真装置の
カラー画像への対応が急激に進んでいるが、カラー画像
を形成するためには、一般にシアン、マゼンタ、イエロ
ーおよびブラックの4色の画像を別々の感光装置で形成
し、重ね合わせる必要があるが、紙等の記録材上で4色
の画像を重ね合わせた場合、一般に紙等の記録材は寸法
安定性が良くないため、色ずれをおこし画像品質を大き
く低下するため、一旦中間転写部材上で4色の画像を重
ね合わせた後、記録材上に転写するいわゆる中間転写方
式が注目され、用いられるようになってきた。これらの
目的に用いられる中間転写部材としては、従来導電性支
持部材上にゴム・ウレタン等の高分子エラストマーや高
分子フォーム材料を形成し、その外周上にウレタン、ナ
イロン等の表面層を形成した物が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の目的に用いられ
る中間転写部材として、従来導電性支持部材上にゴム・
ウレタン等の高分子エラストマーや高分子フォーム材料
を形成し、その外周上にウレタン、ナイロン等の被覆層
を形成した物が用いられていたが、これらの表層材料は
一般的に現像剤として用いるトナー粒子の離型性が悪
く、中間転写部材から紙等の記録材への転写効率が悪
く、トナー残りが生じたり、転写後のクリーニング工程
でのクリーニング性が悪い等の課題があった。これらの
問題を解決するためにフッ素系の表面層を塗布する方法
も用いられているが、フッ素系樹脂は、上記の弾性層に
用いる高分子エラストマー材料に対する塗れ性が悪く塗
布が困難である、あるいは接着力が弱いため、剥離しや
すい等の欠陥があった。
【0004】本発明はかかる従来の中間転写部材の表面
層が持つ欠点を解決し、トナーに対する離型性が良く、
特にカラーレーザープリンター等の高品質な画像品質が
要求される用途に好適に用いられる中間転写部材を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の発明者らは鋭意検討を重ねた結果、半導電性
弾性層上に被覆層を形成した後、該被覆層表面を平均粒
子径1nm以上500nm以下の微粒子で被覆すること
などにより、トナー離型性に優れ、中間転写部材として
良好な特性が得られることを見いだし本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、金属支持部材と、該支
持部材外周面上に形成された半導電性弾性層と、さらに
その外周面上に形成された少なくとも1層以上の被覆層
を有し、前記半導電性弾性層が、(A)分子中に少なく
とも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰り返
し単位がオキシアルキレン単位である重合体、(B)分
子中に2個以上のヒドロシリル基を有する硬化剤、
(C)ヒドロシリル化触媒、を主成分とする導電性硬化
性組成物の反応物からなり、前記被覆層表面に平均粒子
径1nm以上500nm以下の微粒子が付着しているこ
とを特徴とする電子写真用中間転写部材(請求項1)、
金属支持部材と、該支持部材外周面上に形成された半導
電性弾性層と、さらにその外周面上に形成された少なく
とも1層以上の被覆層を有し、前記半導電性弾性層が、
(A)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、
主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキレン単位で
ある重合体、(B)分子中に2個以上のヒドロシリル基
を有する硬化剤、(C)ヒドロシリル化触媒、を主成分
とする導電性硬化性組成物の反応物からなり、前記被覆
層表面が平均粒子径1nm以上500nm以下の微粒子
で被覆されていることを特徴とする電子写真用中間転写
部材(請求項2)、前記微粒子が疎水化処理された表面
を持つ電子写真用中間転写部材(請求項3)、前記微粒
子の疎水化処理がシラザン結合を有する有機化合物によ
り行われている電子写真用中間転写部材(請求項4)、
前記シラザン結合を有する有機珪素化合物がヘキサメチ
ルジシラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザンおよび
オクタメチルシクロテトラシラザンよりなる一群の化合
物中より選ばれた少なくとも1種類の化合物を含む電子
写真用中間転写部材(請求項5)、前記半導電性弾性層
がイオン導電性の導電付与剤を含む電子写真用中間転写
部材(請求項6)に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の画像記録装置の一実施形態
である中間転写タイプの電子写真装置の構成図である。
アルミニウムパイプ上に感光体材料を塗布して形成した
電子写真感光体101の表面を、帯電ローラー102に
より均一に帯電させ、次に書き込み装置104aから発
せられた、画像情報に応じた走査露光光104bによ
り、感光体の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像
は、現像器105のうちの、今回形成された静電潜像の
色情報に対応する現像器105aにより現像・可視化さ
れる。この可視化されたトナー像は、電子写真感光体1
01と中間転写ローラー110とが接触した転写領域P
1において、電子写真感光体101から中間転写ローラ
ー110の表面に、図示しない電源から中間転写ローラ
ーと感光体との間に電圧を印加することにより転写され
る。転写後の感光体表面は除電ランプ108からの光が
照射されて除電され、感光体表面に残ったトナーはクリ
ーニング装置103により除去される。上記工程を複数
回繰り返し、都度、画像情報に応じた色の異なる現像剤
を有する現像器105b,105c,105dにより現
像・可視化され、感光体表面から中間転写ドラム110
に順次に転写・積層させ、複数のトナー画像を中間転写
ドラム表面に積層形成させる。中間転写ドラムの表面に
積層形成されたカラートナー画像は、用紙搬送ロール1
09により搬送されて、中間転写ドラム110と、ロー
ル形状の転写部材106との間に位置した記録材111
との接触領域において、中間転写ドラム110と転写部
材106との間に印加された電圧により、転写部材10
6から記録材111に電荷が移動することにより帯電し
た記録材表面に静電的に吸着され、記録材表面に一括し
て転写される。記録材111表面に一括して転写された
トナー画像は、定着装置107まで搬送され、その定着
装置107により定着される。中間転写ローラー110
上に残留したトナーはクリーニングローラー112によ
り除去される。図2は図1に示す画像記録装置に採用さ
れた中間転写部材の模式図である。本実施形態の中間転
写部材110は、支持部材203上にゴム弾性層202
が形成され、さらにゴム弾性層202の上に表面層20
1が形成されている。
【0008】次に、各層について説明する。本発明の転
写部材の支持部材203は、ステンレス鋼、鉄にメッキ
を施したものあるいはアルミニウムシャフト、円筒形状
のアルミニウム素管を機械加工により仕上げたドラム
や、ステンレス板を円筒形状に曲げて作製しこれらのつ
なぎ部分をレーザー加工により溶接したシームレスチュ
ーブとしたものを例として挙げることができる。支持部
材203に要求される機能は、半導電性弾性層202お
よび表面層201を支持し所定の形状を維持することで
あり、旋盤加工・研磨加工等の機械加工及び引き抜き加
工・絞り加工などの賦形加工により加工できる導電性材
料であれば、その材質や加工方法に制限を受けるもので
はない。半導電性弾性層202に要求される主な機能
は、支持部材203を通じ供給される電荷を表面層20
1に伝達するために必要な導電性と、半導電性部材と接
触する部材との間に安定した接触領域すなわちニップ領
域を形成するのに必要な硬度と、軸方向全体に均一なニ
ップ幅を形成するために必要な外径均一性である。さら
に、電子写真装置が使用される種々の環境において均一
な画像品質を得るためには、通常使用される温湿度環境
下での抵抗変動が少ないことが好ましく、通常温度湿度
の下限である、15℃、相対湿度10%の環境下での部
材の抵抗RLLと、同じく上限である、32.5℃、相対
湿度85%の環境下での部材の抵抗RHHの比RLL/RHH
が10以下であれば、一定の抵抗体として特殊な制御機
構を用いず使用でき中間転写部材として好ましく用いら
れる。このような特性を持つ導電性弾性層としては、
(A)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含み、
主鎖を構成する繰り返単位が主にオキシアルキレン単位
からなる重合体と、(B)分子中に少なくとも2個のヒ
ドロシリル基を含む硬化剤と、(C)ヒドロシリル化触
媒、を主成分とする硬化性組成物の反応物を使用するこ
とが好ましい。この組成物は硬化前には低粘度であり硬
化後には低硬度であるので加工性の観点から好ましく、
この硬化性組成物における(A)成分の重合体は、
(B)成分とヒドロシリル化反応して硬化する成分であ
り、分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有するた
め、ヒドロシリル化反応が起こって高分子状になり硬化
する。(A)成分に含まれるアルケニル基の数は、
(B)成分とヒドロシリル化反応するという点から少な
くとも1個必要であるが、ゴム弾性の点からは、直鎖状
分子の場合は、分子の両末端に2個のアルケニル基が存
在し、分岐のある分子の場合には、分子末端に2個以上
のアルケニル基が存在することが望ましい。
【0009】上記のような主鎖を構成する主な繰り返し
単位がオキシアルキレン単位からなる重合体は、少量の
導電性付与剤を添加するだけで所定の抵抗に容易に調製
でき、さらには導電付与剤を適切に選ぶことにより、印
加電圧による抵抗変動を望ましい範囲に低減できるとい
う特徴を持つ点でも好ましい。また、硬化物の低硬度化
の観点からも、前記繰り返し単位がオキシアルキレン単
位であるオキシアルキレン系重合体、さらには、前記繰
り返し単位がオキシプロピレン単位であるオキシプロピ
レン系重合体が好ましい。つまり、前記した硬化性組成
物は、可塑剤のような、感光体に悪影響を与える可能性
のある添加物を用いないで、アスカーC硬度で60度以
下で、圧縮永久歪みの小さな組成物が容易に得られると
いう利点も持つ。
【0010】ここで、前記オキシアルキレン系重合体と
は、主鎖を構成する単位のうち30%以上、好ましくは
50%以上がオキシアルキレン単位からなる重合体をい
い、オキシアルキレン単位以外に含有される単位として
は、重合体製造時の出発物質として使用される、活性水
素を2個以上有する化合物、たとえば、エチレングリコ
ール、ビスフェノール系化合物、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトールなどからの単位
が挙げられる。なお、オキシプロピレン系重合体の場合
には、エチレンオキシド、ブチレンオキシドなどからな
る単位との共重合体(グラフト重合体も含む)であって
もよい。
【0011】上記のような(A)成分のオキシアルキレ
ン系重合体の分子量としては、反応性および低硬度化の
バランスをよくする観点から、数平均分子量(Mn)
5,000〜40,000であるものが好ましい。数平
均分子量が5,000未満の場合、この硬化性組成物を
硬化させた場合に充分な機械的特性(ゴム硬度、伸び
率)などが得られにくくなる。一方、数平均分子量があ
まり大きくなりすぎると、粘度が高くなりすぎて加工性
が悪くなる傾向にある。
【0012】また、この硬化性組成物の特徴の1つは、
低硬度化に設定しやすいことであり、この特徴を発揮さ
せるにはアルケニル基の数は分子末端に2個以上が好ま
しく、(A)成分の分子量に比してアルケニル基の数が
多くなりすぎると剛直になり、良好なゴム弾性が得られ
にくくなる。
【0013】また、硬化性組成物中の(B)成分は、分
子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する化合物
であるかぎり特に制限はないが、分子中に含まれるヒド
ロシリル基の数が多すぎると硬化後も多量のヒドロシリ
ル基が硬化物中に残存しやすくなり、ボイドやクラック
の原因になり、ヒドロシリル基の数が少なすぎると硬化
性の点で問題があるため、2〜40個であることが好ま
しい。
【0014】なお、本発明で、前記ヒドロシリル基を1
個有するとは、Siに結合するHを1個有することをい
い、SiH2の場合にはヒドロシリル基を2個有するこ
とになるが、Siに結合するHは異なるSiに結合する
方が硬化性がよく、ゴム弾性の点からも好ましい。
【0015】(C)成分であるヒドロシリル化触媒とし
ては、ヒドロシリル化触媒として使用しうるものである
限り特に制限はない。白金単体、アルミナなどの単体に
固体白金を担持させたもの、塩化白金酸(アルコールな
どの錯体も含む)、白金の各種錯体、ロジウム、ルテニ
ウム、鉄、アルミニウム、チタンなどの金属の塩化物な
どが挙げられる。さらに、上記のような硬化性組成物
に、必要に応じて導電性付与剤を添加して導電特性を制
御することが可能である。この導電性付与剤としては、
カーボンブラックおよび金属微粉末等の電子導電性の導
電性付与剤、あるいは、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム等の周期律表第1族金属塩、及びその錯体、Ca、B
a等の周期律表第2族金属塩およびその錯体、カチオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤
もしくはポリオキシエチレン系化合物等の非イオン界面
活性剤等のイオン導電性の導電性付与剤が挙げられる。
【0016】上記、周期律表第1族金属塩としては、具
体的にはLiCF3SO3 、NaClO4、LiClO
4 、LiAsF6 、LiBF4、LiI、LiCl、L
iBr、NaSCN、KSCN、NaCl、NaI、K
I等のアルカリ金属塩等が挙げられる。上記周期律表第
2族金属塩としてはCa(ClO42、Ba(Cl
42等が挙げられる。また、それら塩との錯体として
は、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール等の多価アルコールとその誘導体の錯
体、あるいはエチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル等のモノオール
との錯体等が挙げられる。また上記以外でもアミノ基で
変性したDOP、DBP等の可塑剤と過塩素酸イオンと
の錯塩等の導電性可塑剤等が挙げられる。
【0017】上記カチオン性界面活性剤としては、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアン
モニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、
過塩素酸テトラブチルアンモニウム、ホウフッ化テトラ
ブチルアンモニウム、ホウフッ化テトラエチルアンモニ
ウム等の4級アンモニウム塩が、また、アニオン性界面
活性剤としては、有機スルホン酸塩、高級アルコールエ
チレンオキサイド付加硫酸エステル塩、高級アルコール
リン酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド
付加リン酸エステル塩が、さらに、両性界面活性剤とし
ては、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン、ジメチ
ルアルキルラウリルベタイン等が挙げられる。
【0018】上記ポリオキシエチレン系化合物として
は、主鎖を構成する繰り返し単位のうち、エチレンオキ
サイド単位を50%以上含有していれば、特に制限はな
い。また、ポリオキシエチレン系化合物の数平均分子量
は、10000未満、さらには、3000未満が好まし
い。数平均分子量が10000以上になると、流動性・
作業性の観点から好ましくなく、特にポリオキシエチレ
ン繰り返し単位の含量が多い場合には、化合物の結晶性
が高くなるため、反応物である半導電性ゴム内の相溶の
バランスが崩れることが懸念される。
【0019】前記ポリオキシエチレン系化合物の具体例
としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−オキ
シプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−オキシ
プロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル等のポリオキシエチレン多価アルコール
脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、ポリオキシエチレン基含有オルガノ
ポリシロキサン等が挙げられるが、これに限定されるわ
けではない。
【0020】これらの導電性付与剤のうち、イオン導電
性付与剤は抵抗の電圧依存性が小さいという点から好ま
しい。さらに非イオン界面活性剤は、抵抗の環境安定性
が高い点でより好ましい。なお、これらの導電性付与剤
は、単独で使用しても、また、2種以上を併用してもか
まわない。
【0021】導電性付与剤の添加量は、(A)〜(C)
成分の合計量に対して30重量%以下とすることが、弾
性層の機械物性を大きく変化させないという点から好ま
しい。また特に電子導電性の導電性付与剤は、添加量を
大きくすると、抵抗の電圧依存性が大きくなるため、電
圧依存性を所望する範囲内に抑えるために、好ましくは
は20重量%以下、さらに10重量%以下がより望まし
い。
【0022】また、本発明の半導電性組成物には貯蔵安
定性を改良する目的で、貯蔵安定性改良剤を使用するこ
とができる。この貯蔵安定性改良剤としては、本発明の
(B)成分の保存安定剤として知られている通常の安定
剤であり、所期の目的を達成するものであればよく、特
に限定されるものではない。具体的には、脂肪族不飽和
結合を含有する化合物、有機リン化合物、有機硫黄化合
物、窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物等を
好適に用いることができる。さらに具体的には、2−ベ
ンゾチアゾリルサルファイド、ベンゾチアゾール、チア
ゾール、ジメチルアセチレンダイカルボキシレート、ジ
エチルアセチレンダイカルボキシレート、ブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミン
E、2−(4−モルフォジニルジチオ)ベンゾチアゾー
ル、3−メチル−1−ブテン−3−オール、アセチレン
性不飽和基含有オルガノシロキサン、エチレン性不飽和
基含有オルガノシロキサン、アセチレンアルコール、3
−メチル−1−ブチル−3−オール、ジアリルフマレー
ト、ジアリルマレエート、ジエチルフマレート、ジエチ
ルマレエート、ジメチルマレエート、2−ペンテンニト
リル、2,3−ジクロロプロペン等が挙げられるが、こ
れらに限定されるわけではない。なお、前記貯蔵安定性
改良剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用し
てもよい。
【0023】また、上記硬化性組成物には、加工性やコ
ストを改善するための充填剤、保存安定剤、可塑剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料などを添加してもよい。上記の
ような硬化性組成物、中心に上記した円筒形状のスリー
ブを設置した金型に注型、射出、押出成形などをし、適
当な温度、時間で加熱硬化させることによって、スリー
ブのまわりに導電性弾性層を形成することにより容易に
得られる。この導電性弾性層の上から、表面層を構成す
る樹脂をスプレー塗布、ディップ塗布、ロールコート等
の方法を用いて所定の厚みに塗布し、所定の温度で乾
燥、硬化させることにより、表面被覆層を形成する。
【0024】被覆層の具体的主成分としては、特に限定
はないが、導電特性の観点からは−NHCO−結合を含
有し、また環境安定性の観点からはポリカーボネート骨
格のような−ROCO2−の繰り返し単位を有する樹脂
を主な組成とする樹脂組成物からなっていればよく、ポ
リアミドやポリウレタンと、ポリカーボネートとのブレ
ンド樹脂であっても、1分子中に−NHCO−結合と−
ROCO2−の繰り返し単位との両方の単位を有するポ
リカーボネートウレタン等であってもよい。
【0025】前記ポリカーボネートウレタンとしては、
−ROCO2−骨格の−R基が、脂環式の基またはアル
キレン基などであるものが好ましい。これらの中でも、
表面層の低硬度と低吸水率とがバランス良く得られると
いう観点からは、−R基がアルキレン基であることが望
ましい。
【0026】また、前記ポリカーボネートウレタンは、
ポリカーボネートポリオールとポリイソシアネートとの
反応によって得られる化合物である。ポリカーボネート
ポリオールは、多価アルコールとホスゲン、クロル蟻酸
エステル、ジアルキルカーボネートもしくはジアリルカ
ーボネートとの縮合によって得られる。多価アルコール
としては、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオールもしくは1,5−ペ
ンタンジオールなどを用いるのが望ましく、ポリカーボ
ネートポリオールの数平均分子量(Mn)は、約300
〜15,000の範囲内にあることが望ましい。ポリカ
ーボネートポリオールは、単独で使用されるのが好まし
いが、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ルもしくはポリエステル−ポリエーテルポリオールと併
用することもできる。
【0027】前記のポリカーボネートポリオールと反応
するポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシア
ネート(TDI)、4,4’−ジオフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、キシレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、水添MDI、水添TDIもしくはイソホロンジイ
ソシアネート(IPDI)などが使用される。これらの
中でも、入手のし易さやコスト、電気特性、機械特性等
の特性などのバランスを考慮すると、水添MDIもしく
はIPDIを用いるのが好ましい。
【0028】一方、前記被覆層の主成分として、温度、
湿度などの環境の変動による抵抗の変動を小さくすると
いう観点から、アクリル−カルボン酸ビニル系共重合体
を主成分とする樹脂組成物を用いることもできる。この
アクリル−カルボン酸ビニル共重合体は、アクリル酸エ
ステルモノマー成分、メタアクリル酸エステルモノマー
成分およびカルボン酸ビニルモノマー成分の合計量が樹
脂成分中に50重量%以上、好ましくは80重量%以上
含有される共重合体であって、前記カルボン酸ビニルモ
ノマー成分が樹脂成分中に3重量%以上、好ましくは5
重量%以上、より好ましくは10重量%以上含有される
共重合体である。
【0029】前記アクリル酸エステルモノマー成分とし
ては、重合が良好に進行するという観点から、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、などが挙げられる。
【0030】また前記メタアクリル酸エステルモノマー
成分としては、重合が良好に進行するという観点から、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタア
クリル酸ブチルなどが挙げられる。これらの中でも、入
手のし易さの観点からは、メタアクリル酸メチルが好ま
しい。そして前記カルボン酸ビニルモノマー成分として
は、重合が良好に進行するという観点から、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、吉草酸ビニル、イソ吉草酸ビ
ニルなどが挙げられる。これらの中でも、入手のし易さ
という観点からは、酢酸ビニルを用いることが好まし
い。また、被覆層には抵抗調整、表面形状の調整あるい
は導電性弾性層に対する接着性等の観点から、導電剤、
各種フィラーあるいはシランカップリング剤の各種添加
剤を必要に応じて添加してもよい。被覆層の塗布方法に
特に限定はないが、例えば上記の樹脂を溶剤に溶かして
固形分を5〜15%にしてスプレーあるいはディッピン
グ塗布する方法が簡便である。この際、被覆層溶液の被
膜性を改善するために、レベリング剤等の各種添加剤を
必要に応じて添加してもよい。本発明においては、上記
の被覆層を形成した後、被覆層のトナーに対する離型性
を向上する目的で、被覆層表面に微粒子を付着させる
か、あるいは被覆層表面を微粒子で被覆する。このため
に用いられる微粒子の平均粒子径は、1nm以上500
nm以下であることが好ましい。平均粒子径が1nm未
満であると像担持体や中間転写体とトナー粒子間に生じ
る空隙が小さく非静電気的な力を低減させる効果が少な
くなり、平均粒子径が500nmを越えると像担持体や
中間転写体へのトナー付着力が小さくなり過ぎて像担持
体や中間転写体がトナー粒子を保持できなくなるため、
上記の範囲内とすることが好ましい。微粒子の材料とし
ては、シリカ、酸化チタン、アルミナ、チタン酸バリウ
ム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バ
リウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、
窒化ケイ素、酸化クロム、ベンガラなどの無機化合物微
粉末や、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ
メチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ンなどの有機化合物微粉末を用いることができる。この
ような微粒子を中間転写体に付着させる手段としては、
像担持体や中間転写体に対向する位置に回転ロールなど
の微粒子供給部材を配備し、この微粒子供給部材を介し
て像担持体や中間転写体に直接微粒子を付着させてもよ
いし、また、多湿状態で表面に微粒子を塗布し、その後
乾燥させても良い。環境安定性を考慮するとこれらの微
粒子は吸湿性の少ないものであることが望ましく、酸化
チタン、アルミナ、シリカなどのように吸湿性を有する
無機化合物微粉末の場合は、疎水化処理を施したものが
用いられる。無機化合物微粉末の疎水化処理は、例え
ば、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルジクロロシラン
等のシラザン結合を有する有機化合物、デシルシラン、
ジアルキルジハロゲン化シラン、トリアルキルハロゲン
化シラン、アルキルトリハロゲン化シランなどのシラン
カップリング剤やジメチルシリコンオイルなどの疎水化
処理剤と、上記微粉末とを高温度下で反応させることに
よって行うことができる。上記の疎水化処理剤の中で
は、シラザン結合を有する有機化合物が、トナー離型性
の点から好ましくい。また、シラザン結合を有する有機
化合物の中では、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサメチ
ルシクロトリシラザンおよびオクタメチルシクロテトラ
シラザンよりなる一群の化合物中より選ばれた少なくと
も1種類の化合物がコストあるいは入手が容易であるこ
とから特に好ましい。
【0031】
【実施例】以下に具体的実施例に従い本発明の説明を行
う。これらの実施例および比較例の転写部材は長さ24
8mm、外径32mm、肉厚2mmのアルミニウムスリ
ーブの表面にプライマー処理を施したものを支持部材と
し、ドラム形状に成型した中間転写ドラムを全て中間転
写部材として用いた。 (実施例) (A)アリル末端ポリオキシプロピレン(商品名カネカ
サイリルACX004−N、鐘淵化学工業製):100
重量部に対して、(B)ポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサン(商品名ACX−004−C、鐘淵化学工業
製):6.6重量部、(C)ビス(1,3−ジビニル−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン)白金錯体
触媒(白金含有率3wt%、キシレン溶液):0.06
重量部、および導電性付与剤として非イオン界面活性剤
(商品名ノニオンE205S、日本油脂製):3重量
部、を混合し、減圧(10mmHg以下、120分間)
脱泡した。得られた組成物を前記のアルミニウムスリー
ブを設置した金型内に注入した後、金型ごと140℃で
30分間加熱し、組成物を硬化させることにより、シャ
フトの外周上に厚さ約5mmの半導電性弾性体層を形成
した。次に半導電性弾性層の表面に、ポリエーテルウレ
タン(商品名Y258、大日精化製)をメチルエチルケ
トン/ジメチルホルムアミド=1/1で固形分5%にな
るよう希釈した溶液に導電剤としてカーボンブラック
(MA220、三菱化学製)を樹脂固形分に対して10
重量部分散した溶液を作製し、半導電性弾性層の表面に
スプレーにより塗布乾燥(160℃、30分)し、半導
電性弾性層の外周面上に10μmの被覆層を形成した。
以上のようにして作製した中間転写ドラムを23℃、相
対湿度55%(以下55%Rhともいう)の環境下に2
4時間放置後、この環境下で以下の測定を行った。この
ドラムの印加電圧による抵抗変化を調べるため、ドラム
をアルミニウム板上にのせ1Kgの荷重下(すなわちロ
ーラ全体に1kgの荷重をかけた状態)で、アルミニウ
ム板とアルミニウムスリーブ間に500Vおよび100
0Vの直流電圧を印加しR500およびR1000の測定を行
った。その結果R500は1.5×108Ω、 R1000
1.4×108Ω、 R500/R1000は1.07であっ
た。次にドラム抵抗の環境依存性を測定するため、ドラ
ムを15℃、相対湿度15%(LL)の環境下及び
32.5℃、相対湿度85%(HH)の環境下にそれぞ
れ24時間放置後、引き続き、それぞれの環境下で
ドラムをアルミニウム板上にのせ、1Kgの荷重下で、
アルミニウム板とアルミスリーブ間に1000Vの直流
電圧を印加しながらドラム抵抗RLL及びRHHを測定し
た。その結果RLL及びRHHは2.0×108Ω( RLL
及び7.0×107Ω( RLL)であり、RLL/RHH
2.9であった。次に上記のドラムをヘキサメチルジシ
ラザンで表面を疎水化処理した平均粒子径12nmのシ
リカ微粒子で被覆した。最初に上記で作製した中間転写
ドラム2本を圧接しながら回転させ、圧接部分にシリカ
微粒子を添加することにより表面にシリカ微粒子を塗布
し実施例1とした。次にシリカ微粒子を純水中に分散し
た溶液を上記で作製した中間転写ドラム表面に塗布した
後、100℃で1時間乾燥したものを実施例2とした。
【0032】次に実施例1,2の中間転写ドラムと、表
面をシリカ微粒子で被覆していない中間転写ドラム(比
較例)とのトナー離型性を調べるため、図1に記載され
た方式の中間転写タイプのレーザービームプリンターの
中間転写ドラムとして取り付け、平均粒径6μmのブラ
ック(K)の球形トナーを用いて各種環境下でベタ画像
を画像出力した後中間転写ドラムをはずし中間転写ドラ
ム上のトナー残量の測定を行い評価した。
【0033】評価は、中間転写ドラムの転写前、転写
後、クリーニング後の各位置にスコッチメンディングテ
ープを貼り、中間転写上のトナーをスコッチメンディン
グテープに転写した後、スコッチメンディングテープを
コピー用紙に貼り、マクベス濃度計RD914を用いて
トナー量の評価を行った。その結果実施例1および2で
作製した中間転写ドラムは転写前の濃度が両者とも1.
45、転写後は実施例1が0.15、実施例2が0.
1、クリーニング後は実施例1が0.1、実施例2が
0.08であったのに対し、比較例で作製した中間転写
ドラムは転写前の濃度が1.45、転写後が0.5、ク
リーニング後が0.3となり、実施例で作製した中間転
写ドラムは、比較例の中間転写ドラムと比較すると、転
写効率、クリーニング効率が大幅に改善された。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、カラーレーザーコピー装置に用いた場合に、
トナー転写効率、トナークリーニング効率が優れた中間
転写部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の一実施形態の構成図で
ある。
【図2】図1に示す画像記録装置に採用された中間転写
転写ドラムの模式図である。
【符号の説明】
101、101K,101Y,101M,101C
感光体 102、102K,102Y,102M,102C 帯
電ローラー 103 クリーニング装置 104a,104K,104Y,104M,104C
書き込み装置 104b 書き込み露光光 105、105K,105Y,105M,105C ,
現像器 106 転写部材 1 定着装置 108 除電ランプ 109 搬送ロール 110 中間転写部材 1 記録材 112 クリーニングロール 201 表面層 202 ゴム弾性層 203 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H200 FA08 GA23 JC02 JC13 JC15 JC16 JC17 MA03 MA13 MA20 MB01 MB06 MC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属支持部材と、該支持部材外周面上に
    形成された半導電性弾性層と、さらにその外周面上に形
    成された少なくとも1層以上の被覆層を有し、前記半導
    電性弾性層が、(A)分子中に少なくとも1個のアルケ
    ニル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシア
    ルキレン単位である重合体、(B)分子中に2個以上の
    ヒドロシリル基を有する硬化剤、(C)ヒドロシリル化
    触媒、を主成分とする導電性硬化性組成物の反応物から
    なり、前記被覆層表面に平均粒子径1nm以上500n
    m以下の微粒子が付着していることを特徴とする電子写
    真用中間転写部材。
  2. 【請求項2】 金属支持部材と、該支持部材外周面上に
    形成された半導電性弾性層と、さらにその外周面上に形
    成された少なくとも1層以上の被覆層を有し、前記半導
    電性弾性層が、(A)分子中に少なくとも1個のアルケ
    ニル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシア
    ルキレン単位である重合体、(B)分子中に2個以上の
    ヒドロシリル基を有する硬化剤、(C)ヒドロシリル化
    触媒、を主成分とする導電性硬化性組成物の反応物から
    なり、前記被覆層表面が平均粒子径1nm以上500n
    m以下の微粒子で被覆されていることを特徴とする電子
    写真用中間転写部材。
  3. 【請求項3】 前記微粒子が疎水化処理された表面を持
    つことを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真用中
    間転写部材。
  4. 【請求項4】前記微粒子の疎水化処理がシラザン結合を
    有する有機化合物により行われていることを特徴とする
    請求項3記載の電子写真用中間転写部材。
  5. 【請求項5】前記シラザン結合を有する有機珪素化合物
    がヘキサメチルジシラザン、ヘキサメチルシクロトリシ
    ラザンおよびオクタメチルシクロテトラシラザンよりな
    る一群の化合物中より選ばれた少なくとも1種類の化合
    物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子
    写真用中間転写部材。
  6. 【請求項6】 前記半導電性弾性層がイオン導電性の導
    電付与剤を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の電子写真用中間転写部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182517A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 導電性フルオロポリエーテル系ゴム組成物

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