JP2002340144A - プーリユニット - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/581—Raceways; Race rings integral with other parts, e.g. with housings or machine elements such as shafts or gear wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/064—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
- F16D41/066—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
- F16D41/067—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/63—Gears with belts and pulleys
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/001—Integrated brakes or clutches for stopping or coupling the relatively movable parts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の補機等に装備するプーリユニットA
に関し、部品点数の削減を図りながら軸方向のずれを小
さくでき、軸受の損傷ならびに発熱を抑えることができ
ると共に、ベルトの振動や騒音の発生を抑えることがで
きる。 【解決手段】 プーリ1と軸体2との間の環状空間に一
方向クラッチ3と一対の転がり軸受4,5を介装し、一
方向クラッチ3がプーリ1の内面と軸体2の外面に軌道
を一体形成してなり、一方の転がり軸受4がプーリ1の
内面と軸体2の外面に軌道を一体形成してなる玉軸受で
あり、他方の転がり軸受5が内外輪31,32ならびに
玉30からなる玉軸受であることを特徴とする。
に関し、部品点数の削減を図りながら軸方向のずれを小
さくでき、軸受の損傷ならびに発熱を抑えることができ
ると共に、ベルトの振動や騒音の発生を抑えることがで
きる。 【解決手段】 プーリ1と軸体2との間の環状空間に一
方向クラッチ3と一対の転がり軸受4,5を介装し、一
方向クラッチ3がプーリ1の内面と軸体2の外面に軌道
を一体形成してなり、一方の転がり軸受4がプーリ1の
内面と軸体2の外面に軌道を一体形成してなる玉軸受で
あり、他方の転がり軸受5が内外輪31,32ならびに
玉30からなる玉軸受であることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などのエン
ジンのクランクシャフトからベルトを介して駆動される
エアコンディショナ用コンプレッサ、ウォーターポン
プ、オルタネータ、冷却ファンなどの補機に装備するプ
ーリユニットに関する。
ジンのクランクシャフトからベルトを介して駆動される
エアコンディショナ用コンプレッサ、ウォーターポン
プ、オルタネータ、冷却ファンなどの補機に装備するプ
ーリユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のエンジンに装備され
る各種の補機は、エンジンのクランクシャフトによりベ
ルトを介して駆動されるようになっている。補機のう
ち、例えばオルタネータの場合、エンジンのクランクシ
ャフトと同期回転するように連結していると、クランク
シャフトの回転数が低下すると、オルタネータの発電能
力が低下する。
る各種の補機は、エンジンのクランクシャフトによりベ
ルトを介して駆動されるようになっている。補機のう
ち、例えばオルタネータの場合、エンジンのクランクシ
ャフトと同期回転するように連結していると、クランク
シャフトの回転数が低下すると、オルタネータの発電能
力が低下する。
【0003】そこで、オルタネータのプーリ部分に、一
方向クラッチを内蔵し、クランクシャフトの回転数が低
下すると、オルタネータのロータの回転をその慣性力に
より継続させるようにして、発電効率を高められるよう
にしたプーリユニットが考えられている。
方向クラッチを内蔵し、クランクシャフトの回転数が低
下すると、オルタネータのロータの回転をその慣性力に
より継続させるようにして、発電効率を高められるよう
にしたプーリユニットが考えられている。
【0004】図5に、従来からあるプーリユニットAの
一例を示す。
一例を示す。
【0005】プーリユニットAは、互いに相対回転可能
に同心状に配設された外側環体となるプーリ1ならびに
内側環体となる軸体2と、プーリ1ならびに軸体2の間
の環状空間に介装した一方向クラッチ3と、環状空間に
おいて一方向クラッチ3の軸方向両側にそれぞれ配置し
た深溝玉軸受44ならびに針状ころ軸受45とから構成
されている。
に同心状に配設された外側環体となるプーリ1ならびに
内側環体となる軸体2と、プーリ1ならびに軸体2の間
の環状空間に介装した一方向クラッチ3と、環状空間に
おいて一方向クラッチ3の軸方向両側にそれぞれ配置し
た深溝玉軸受44ならびに針状ころ軸受45とから構成
されている。
【0006】プーリ1の外周にはベルトBが掛けられ、
自動車エンジンのクランクシャフトにより回転駆動され
る。また、軸体2は補機の入力軸(例えば、オルタネー
タのロータ)に固定される。
自動車エンジンのクランクシャフトにより回転駆動され
る。また、軸体2は補機の入力軸(例えば、オルタネー
タのロータ)に固定される。
【0007】また、一方向クラッチ3は、保持器12に
収納された複数のころ13からなり、ころ13はコイル
バネ14にてカム面10と外輪11の内周面との間のく
さび状の狭い側(ロック側)へ押圧されている。
収納された複数のころ13からなり、ころ13はコイル
バネ14にてカム面10と外輪11の内周面との間のく
さび状の狭い側(ロック側)へ押圧されている。
【0008】さらに、オイルシール20,21とシール
環体22によって、一方向クラッチ3、深溝玉軸受44
ならびに針状ころ軸受45が密封されており、これら一
方向クラッチ3ならびに両軸受44,45を、共通の潤
滑剤で潤滑させるようになっている。
環体22によって、一方向クラッチ3、深溝玉軸受44
ならびに針状ころ軸受45が密封されており、これら一
方向クラッチ3ならびに両軸受44,45を、共通の潤
滑剤で潤滑させるようになっている。
【0009】次に、プーリユニットAの動作について説
明する。プーリ1の回転速度が軸体2より相対的に速く
なると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空間の
狭い側へ転動しロック状態となり、プーリ1と軸体2が
一体化して同期回転する。しかし、プーリ1の回転速度
が軸体2より相対的に遅くなると、一方向クラッチ3の
ころ13がくさび状空間の広い側へ転動しフリー状態と
なり、プーリ1から軸体2への回転動力の伝達が遮断さ
れ、軸体2が回転慣性力のみで回転を継続する。
明する。プーリ1の回転速度が軸体2より相対的に速く
なると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空間の
狭い側へ転動しロック状態となり、プーリ1と軸体2が
一体化して同期回転する。しかし、プーリ1の回転速度
が軸体2より相対的に遅くなると、一方向クラッチ3の
ころ13がくさび状空間の広い側へ転動しフリー状態と
なり、プーリ1から軸体2への回転動力の伝達が遮断さ
れ、軸体2が回転慣性力のみで回転を継続する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したプーリユ
ニットAのように、一方向クラッチを内蔵したプーリユ
ニットの場合、一方向クラッチとベルト荷重を受ける軸
受とから構成されており、しかも一方向クラッチならび
に軸受は、転動体が転動する内外の軌道を内外の環体と
は別に備えているため、部品点数が多くなり、構造が複
雑となって製造コストが高くなるという問題があった。
ニットAのように、一方向クラッチを内蔵したプーリユ
ニットの場合、一方向クラッチとベルト荷重を受ける軸
受とから構成されており、しかも一方向クラッチならび
に軸受は、転動体が転動する内外の軌道を内外の環体と
は別に備えているため、部品点数が多くなり、構造が複
雑となって製造コストが高くなるという問題があった。
【0011】そこで、一方向クラッチならびに軸受の転
動体が転動する内外の軌道を、それぞれ内外の環体と一
体化することで、部品点数を削減したプーリユニットが
提案されている。
動体が転動する内外の軌道を、それぞれ内外の環体と一
体化することで、部品点数を削減したプーリユニットが
提案されている。
【0012】しかし、内外の軌道を内外の環体と一体化
したプーリユニットの場合、組立上の制限により、一方
向クラッチの両側に設けた一対の軸受のうち、一方は玉
軸受、他方はころ軸受となる。このため、プーリユニッ
トの軸方向のずれ、すなわち、アキシアル荷重に対して
は、一方向クラッチの片側に設けた玉軸受のみによって
受けることとなる。その結果、プーリユニットの軸方向
のずれが大きくなり、ころ軸受の転動体が蛇行転動して
軌道が損傷したり、転動体と軌道の摺動によってころ軸
受の発熱が大きくなるという問題があった。さらに、ベ
ルトの振れによる振動や騒音が発生するという問題もあ
った。
したプーリユニットの場合、組立上の制限により、一方
向クラッチの両側に設けた一対の軸受のうち、一方は玉
軸受、他方はころ軸受となる。このため、プーリユニッ
トの軸方向のずれ、すなわち、アキシアル荷重に対して
は、一方向クラッチの片側に設けた玉軸受のみによって
受けることとなる。その結果、プーリユニットの軸方向
のずれが大きくなり、ころ軸受の転動体が蛇行転動して
軌道が損傷したり、転動体と軌道の摺動によってころ軸
受の発熱が大きくなるという問題があった。さらに、ベ
ルトの振れによる振動や騒音が発生するという問題もあ
った。
【0013】仮に、プーリユニットの軸方向のずれを小
さくするために、一方向クラッチの両側に、内外の軌道
を内外の環体と一体化してなる玉軸受を設けたとして
も、玉の寸法公差のばらつきによって、かえって当たり
が強くなり、発熱が大きくなるという新たな問題が生じ
る。
さくするために、一方向クラッチの両側に、内外の軌道
を内外の環体と一体化してなる玉軸受を設けたとして
も、玉の寸法公差のばらつきによって、かえって当たり
が強くなり、発熱が大きくなるという新たな問題が生じ
る。
【0014】この発明は、部品点数の削減を図りながら
軸方向のずれを小さくでき、軸受の損傷ならびに発熱を
抑えることができると共に、ベルトの振動や騒音の発生
を抑えることができるプーリユニットを提供することを
目的とする。
軸方向のずれを小さくでき、軸受の損傷ならびに発熱を
抑えることができると共に、ベルトの振動や騒音の発生
を抑えることができるプーリユニットを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のプーリユニット
は、プーリと、前記プーリと互いに相対回転可能でかつ
前記プーリの内側に同心状に配設した軸体と、前記プー
リと前記軸体との間の環状空間に介装した一方向クラッ
チと、前記環状空間において前記一方向クラッチの軸方
向両側に設けた一対の転がり軸受とを備え、一方向クラ
ッチが、前記プーリの内面と前記軸体の外面に軌道を一
体形成してなり、一方の転がり軸受が、前記プーリの内
面と前記軸体の外面に軌道を一体形成してなる玉軸受で
あり、他方の転がり軸受が、内外輪ならびに玉からなる
玉軸受であることを特徴とするものである。
は、プーリと、前記プーリと互いに相対回転可能でかつ
前記プーリの内側に同心状に配設した軸体と、前記プー
リと前記軸体との間の環状空間に介装した一方向クラッ
チと、前記環状空間において前記一方向クラッチの軸方
向両側に設けた一対の転がり軸受とを備え、一方向クラ
ッチが、前記プーリの内面と前記軸体の外面に軌道を一
体形成してなり、一方の転がり軸受が、前記プーリの内
面と前記軸体の外面に軌道を一体形成してなる玉軸受で
あり、他方の転がり軸受が、内外輪ならびに玉からなる
玉軸受であることを特徴とするものである。
【0016】例えば、一方向クラッチの軸方向両側に設
けた一対の転がり軸受のうち少なくとも一方の転がり軸
受を深溝玉軸受としたり、一方向クラッチの軸方向両側
に設けた一対の転がり軸受のうち一方の転がり軸受を4
点接触玉軸受とする。
けた一対の転がり軸受のうち少なくとも一方の転がり軸
受を深溝玉軸受としたり、一方向クラッチの軸方向両側
に設けた一対の転がり軸受のうち一方の転がり軸受を4
点接触玉軸受とする。
【0017】本発明のプーリユニットによると、一方向
クラッチの軸方向両側に設けた一対の転がり軸受を玉軸
受とすることで、軸方向のずれを小さくすることがで
き、軸受の損傷ならびに発熱を抑えることができると共
に、ベルトの振動や騒音の発生を抑えることができる。
また、一方向クラッチならびに一方向クラッチの片側の
玉軸受が、プーリの内面と軸体の外面に直接軌道を形成
してなり、内外輪が不要となって部品点数の削減を図る
ことができる。
クラッチの軸方向両側に設けた一対の転がり軸受を玉軸
受とすることで、軸方向のずれを小さくすることがで
き、軸受の損傷ならびに発熱を抑えることができると共
に、ベルトの振動や騒音の発生を抑えることができる。
また、一方向クラッチならびに一方向クラッチの片側の
玉軸受が、プーリの内面と軸体の外面に直接軌道を形成
してなり、内外輪が不要となって部品点数の削減を図る
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を用いて説明する。
1ないし図3を用いて説明する。
【0019】図1はプーリユニットAの断面図、図2は
図1のII−II断面図を示している。
図1のII−II断面図を示している。
【0020】プーリユニットAは、互いに相対回転可能
に同心状に配設された外側環体となるプーリ1ならびに
内側環体となる軸体2と、プーリ1ならびに軸体2の間
の環状空間に介装した一方向クラッチ3と、環状空間に
おいて一方向クラッチ3の軸方向両側に配置した一対の
深溝玉軸受4,5とから構成されている。
に同心状に配設された外側環体となるプーリ1ならびに
内側環体となる軸体2と、プーリ1ならびに軸体2の間
の環状空間に介装した一方向クラッチ3と、環状空間に
おいて一方向クラッチ3の軸方向両側に配置した一対の
深溝玉軸受4,5とから構成されている。
【0021】オルタネータなどの補機側に配置する深溝
玉軸受4は、プーリ1の内面と軸体2の外面に、直接、
深溝の軌道25,26を一体形成してなる玉軸受であ
り、複数の玉23と保持器24にて構成されている。
玉軸受4は、プーリ1の内面と軸体2の外面に、直接、
深溝の軌道25,26を一体形成してなる玉軸受であ
り、複数の玉23と保持器24にて構成されている。
【0022】保持器24は、図3に示すように、玉23
を収納する複数のポケット24aを有した冠形に形成さ
れている。
を収納する複数のポケット24aを有した冠形に形成さ
れている。
【0023】また、自由端側に配置する深溝玉軸受5
は、それぞれ軌道を有した内輪31ならびに外輪32
と、保持器33にて保持され内外輪31,32に沿って
転動する複数の玉30にて構成されている。深溝玉軸受
5は、プーリ1,軸体2,一方向クラッチ3,深溝玉軸
受4を組み立てた後、自由端側の凹部38に圧入するこ
とによって取り付ける。すなわち、軸体2の外周面の径
寸法が、深溝玉軸受4の設置部位、一方向クラッチ3の
設置部位、深溝玉軸受5の設置部位の順に、段階的に小
径となるように形成されており、深溝玉軸受4、一方向
クラッチ3、深溝玉軸受5の順に組み立てられる。
は、それぞれ軌道を有した内輪31ならびに外輪32
と、保持器33にて保持され内外輪31,32に沿って
転動する複数の玉30にて構成されている。深溝玉軸受
5は、プーリ1,軸体2,一方向クラッチ3,深溝玉軸
受4を組み立てた後、自由端側の凹部38に圧入するこ
とによって取り付ける。すなわち、軸体2の外周面の径
寸法が、深溝玉軸受4の設置部位、一方向クラッチ3の
設置部位、深溝玉軸受5の設置部位の順に、段階的に小
径となるように形成されており、深溝玉軸受4、一方向
クラッチ3、深溝玉軸受5の順に組み立てられる。
【0024】プーリ1の外周面における深溝玉軸受4寄
りには、ベルトBを掛けるベルト案内面39が形成され
ている。
りには、ベルトBを掛けるベルト案内面39が形成され
ている。
【0025】プーリ1は、自動車エンジンのクランクシ
ャフトにより回転駆動される。また、軸体2は補機の入
力軸(例えば、オルタネータのロータ)に固定される。
ャフトにより回転駆動される。また、軸体2は補機の入
力軸(例えば、オルタネータのロータ)に固定される。
【0026】また、一方向クラッチ3は、保持器12に
収納された複数のころ13からなり、ころ13はコイル
バネ14にて軸体2の外周面に形成したカム面10とプ
ーリ1の内周面との間のくさび状の狭い側(ロック側)
へ押圧されている。
収納された複数のころ13からなり、ころ13はコイル
バネ14にて軸体2の外周面に形成したカム面10とプ
ーリ1の内周面との間のくさび状の狭い側(ロック側)
へ押圧されている。
【0027】さらに、オイルシール35,36とシール
環体37によって、一方向クラッチ3、深溝玉軸受4,
5が密封されており、これら一方向クラッチ3ならびに
両軸受4,5を、共通の潤滑剤で潤滑させるようになっ
ている。
環体37によって、一方向クラッチ3、深溝玉軸受4,
5が密封されており、これら一方向クラッチ3ならびに
両軸受4,5を、共通の潤滑剤で潤滑させるようになっ
ている。
【0028】次に、プーリユニットAの動作について説
明する。プーリ1の回転速度が軸体2より相対的に速く
なると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空間の
狭い側へ転動しロック状態となり、プーリ1と軸体2が
一体化して同期回転する。しかし、プーリ1の回転速度
が軸体2より相対的に遅くなると、一方向クラッチ3の
ころ13がくさび状空間の広い側へ転動しフリー状態と
なり、プーリ1から軸体2への回転動力の伝達が遮断さ
れ、軸体2が回転慣性力のみで回転を継続する。
明する。プーリ1の回転速度が軸体2より相対的に速く
なると、一方向クラッチ3のころ13がくさび状空間の
狭い側へ転動しロック状態となり、プーリ1と軸体2が
一体化して同期回転する。しかし、プーリ1の回転速度
が軸体2より相対的に遅くなると、一方向クラッチ3の
ころ13がくさび状空間の広い側へ転動しフリー状態と
なり、プーリ1から軸体2への回転動力の伝達が遮断さ
れ、軸体2が回転慣性力のみで回転を継続する。
【0029】このように構成されたプーリユニットAに
よると、一方向クラッチ3の軸方向両側に設けた一対の
転がり軸受を深溝玉軸受4,5とすることで、アキシア
ル荷重を両深溝玉軸受4,5にて受けることができ、プ
ーリユニットAの軸方向のずれを小さくすることができ
る。
よると、一方向クラッチ3の軸方向両側に設けた一対の
転がり軸受を深溝玉軸受4,5とすることで、アキシア
ル荷重を両深溝玉軸受4,5にて受けることができ、プ
ーリユニットAの軸方向のずれを小さくすることができ
る。
【0030】その結果、軌道の損傷を防止できると共
に、プーリ1の空転時の内部発熱を抑えることができ
る。さらに、ベルトBの振れによる振動や騒音の発生を
抑えることができ、ベルト案内面39の位置精度も向上
する。
に、プーリ1の空転時の内部発熱を抑えることができ
る。さらに、ベルトBの振れによる振動や騒音の発生を
抑えることができ、ベルト案内面39の位置精度も向上
する。
【0031】また、先端側の深溝玉軸受5が、プーリ1
ならびに軸体2とは別体に構成されており、プーリ1な
らびに軸体2に一体に設けた深溝玉軸受4との間で、寸
法公差のばらつきによる当たりが発生せず、発熱を押え
ることができる。
ならびに軸体2とは別体に構成されており、プーリ1な
らびに軸体2に一体に設けた深溝玉軸受4との間で、寸
法公差のばらつきによる当たりが発生せず、発熱を押え
ることができる。
【0032】また、一方向クラッチ3ならびに一方向ク
ラッチ3の片側の深溝玉軸受4が、プーリ1の内面と軸
体2の外面に直接軌道を形成してなり、内外輪が不要と
なり、部品点数の削減を図ることができる。
ラッチ3の片側の深溝玉軸受4が、プーリ1の内面と軸
体2の外面に直接軌道を形成してなり、内外輪が不要と
なり、部品点数の削減を図ることができる。
【0033】さらに、玉23,30の大きさや数量を変
更して深溝玉軸受4,5の容量、すなわち大きさを任意
に設定できる。すなわち、プーリ1と軸体2の最適寸法
範囲内において、適宜、深溝玉軸受4,5の大きさを設
定することができる。例えば、図4に示すように、ベル
ト案内面39の位置をプーリユニットAの自由端側に変
更する場合には、ベルトBによって大きな荷重が作用す
る深溝玉軸受5の容量を大きくすることで対処できる。
なお、一方向クラッチ3ならびに深溝玉軸受4,5の組
み立て手順は、図1に示した例と同様である。
更して深溝玉軸受4,5の容量、すなわち大きさを任意
に設定できる。すなわち、プーリ1と軸体2の最適寸法
範囲内において、適宜、深溝玉軸受4,5の大きさを設
定することができる。例えば、図4に示すように、ベル
ト案内面39の位置をプーリユニットAの自由端側に変
更する場合には、ベルトBによって大きな荷重が作用す
る深溝玉軸受5の容量を大きくすることで対処できる。
なお、一方向クラッチ3ならびに深溝玉軸受4,5の組
み立て手順は、図1に示した例と同様である。
【0034】なお、前記実施の形態では、両方の玉軸受
4,5を深溝型としたが、少なくとも一方を深溝型とし
たものであってもよい。
4,5を深溝型としたが、少なくとも一方を深溝型とし
たものであってもよい。
【0035】また、玉軸受4,5の一方を4点接触玉軸
受としてもよい。
受としてもよい。
【0036】また、玉軸受4,5の一方を深溝玉軸受と
し、他方を4点接触玉軸受としてもよい。
し、他方を4点接触玉軸受としてもよい。
【0037】さらに、プーリユニットAの先端側に、プ
ーリ1の内面と軸体2の外面に、直接、軌道を形成して
なる玉軸受を設け、補機側に、内外輪ならびに保持器に
て保持された複数の玉からなる玉軸受を圧入したもので
あってもよい。
ーリ1の内面と軸体2の外面に、直接、軌道を形成して
なる玉軸受を設け、補機側に、内外輪ならびに保持器に
て保持された複数の玉からなる玉軸受を圧入したもので
あってもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明のプーリユニットによれば、部品
点数の削減を図りながら軸方向のずれを小さくでき、軸
受の損傷ならびに発熱を抑えることができると共に、ベ
ルトの振動や騒音の発生を抑えることができるという効
果が得られる。
点数の削減を図りながら軸方向のずれを小さくでき、軸
受の損傷ならびに発熱を抑えることができると共に、ベ
ルトの振動や騒音の発生を抑えることができるという効
果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態におけるプーリユニットの
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における玉軸受の保持器の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるプーリユニットの
変形例の断面図である。
変形例の断面図である。
【図5】従来例におけるプーリユニットの部分断面図で
ある。
ある。
A プーリユニット B ベルト 1 プーリ 2 軸体 3 一方向クラッチ 4,5 深溝玉軸受
Claims (3)
- 【請求項1】 プーリと、前記プーリと互いに相対回転
可能でかつ前記プーリの内側に同心状に配設した軸体
と、前記プーリと前記軸体との間の環状空間に介装した
一方向クラッチと、前記環状空間において前記一方向ク
ラッチの軸方向両側に設けた一対の転がり軸受とを備え
たプーリユニットであって、 一方向クラッチが、前記プーリの内面と前記軸体の外面
に軌道を一体形成してなり、 一方の転がり軸受が、前記プーリの内面と前記軸体の外
面に軌道を一体形成してなる玉軸受であり、 他方の転がり軸受が、内外輪ならびに玉からなる玉軸受
であることを特徴とするプーリユニット。 - 【請求項2】 一方向クラッチの軸方向両側に設けた一
対の転がり軸受のうち少なくとも一方の転がり軸受が、
深溝玉軸受である請求項1記載のプーリユニット。 - 【請求項3】 一方向クラッチの軸方向両側に設けた一
対の転がり軸受のうち一方の転がり軸受が、4点接触玉
軸受である請求項1記載のプーリユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142214A JP2002340144A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | プーリユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001142214A JP2002340144A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | プーリユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002340144A true JP2002340144A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18988555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001142214A Pending JP2002340144A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | プーリユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002340144A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009503391A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電気機械式のブレーキ |
CN105257814A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-20 | 常熟长城轴承有限公司 | 减速机用斜齿轮组合轴承 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10103390A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Ntn Corp | クラッチ内蔵形回転部品 |
JP2000130563A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-12 | Koyo Seiko Co Ltd | プーリユニット |
JP2000227152A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-08-15 | Ntn Corp | クラッチ内蔵形プーリユニット |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001142214A patent/JP2002340144A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080319 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100212 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100608 |