JP2000227152A - クラッチ内蔵形プーリユニット - Google Patents

クラッチ内蔵形プーリユニット

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JP2000227152A
JP2000227152A JP11027470A JP2747099A JP2000227152A JP 2000227152 A JP2000227152 A JP 2000227152A JP 11027470 A JP11027470 A JP 11027470A JP 2747099 A JP2747099 A JP 2747099A JP 2000227152 A JP2000227152 A JP 2000227152A
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pulley unit
sprag
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way clutch
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Masakazu Domoto
正和 堂本
Masahiko Satoda
雅彦 里田
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/63Gears with belts and pulleys

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れたクラッチ内蔵形プーリユニッ
トを提供することである。 【解決手段】 回転軸に取付けられる内方部材10とベ
ルト案内輪20との間に転がり軸受30とスプラグ形の
一方向クラッチ40とを組込む。一方向クラッチ40の
スプラグ43を浸炭窒化処理して耐摩耗特性の向上を図
り、クラッチの噛み合い耐久性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クラッチが内蔵
されたプーリユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関においては、爆発行程
時に大きい駆動エネルギが生じるため、クランクシャフ
トは1回転中において微小に角速度変動する。このた
め、そのクランクシャフトの回転をベルト伝動装置を介
して慣性力が大きく、略一定の速度で回転しようとする
オルタネータの回転軸に伝達した場合、ベルト伝動装置
におけるベルトに大きな張力変化が生じると共に、オル
タネータの回転軸上に取付けたプーリとベルトとの間で
スリップが生じ、ベルトが摩耗して耐久性が著しく低下
する。
【0003】そのような不都合を解消するため、特開昭
61−228153号公報に記載されたベルト伝動装置
においては、オルタネータの回転軸とプーリとの間に一
方向クラッチを組込み、クランクシャフトの角速度の増
加時、その一方向クラッチの係合によりプーリと回転軸
とを結合して、クランクシャフトの回転を回転軸に伝
え、クランクシャフトの角速度が減少して回転軸の回転
がプーリの回転より速くなった場合に、一方向クラッチ
の係合解除により回転軸をフリー回転させるようにして
いる。
【0004】上記ベルト伝動装置においては、ベルトの
張力変動が少なく、ベルトとプーリの相互間におけるス
リップを防止することができるため、ベルトの耐久性の
向上を図ることができる。
【0005】ところで、プーリと回転軸との間に一方向
クラッチを直接組込むと、プーリに作用するラジアル荷
重やモーメント荷重が一方向クラッチに作用するため、
一方向クラッチを高精度に作動させることはできない。
【0006】そのような問題点を解決するため、本件出
願人は、回転軸に取付けられる内方部材と、その外側に
設けられたプーリ(ベルト案内輪)との間に転がり軸受
とスプラグ形の一方向クラッチとを組込んだクラッチ内
蔵形プーリユニットを提案している(特開平10−10
3390号公報)。
【0007】上記クラッチ内蔵形プーリユニットにおい
ては、転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪とを共
通とし、その共通外輪の内周面と内方部材の外周面に軌
道溝と、その両側に内筒面を形成し、上記軌道溝間に組
込まれる転動体と一対の円筒面に跨がる長さのスプラグ
とを周方向に交互に配置した構成であるため、転がり軸
受の転動体と一方向クラッチのスプラグとを軸方向に並
列に配置したクラッチ内蔵形プーリユニットに比較し
て、軸方向長さのコンパクト化を図ることができるとい
う特徴を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッチ内
蔵形軸受において、一方向クラッチの各円筒面に対して
係脱するスプラグの両端の円弧面に摩耗が生じると、ス
プラグのストラト角が大きくなり、クラッチの応答性が
悪くなる。このため、クラッチ内蔵形プーリユニットに
おいては、スプラグを表面処理して硬度を高めるように
している。
【0009】しかし、従来は、軸受鋼(SUJ2)を素
材とするスプラグを単に焼入れ処理して表面の硬度を高
めた構成であるため、オルタネータの回転軸とプーリの
相互間で回転の伝達と遮断とを頻繁に行なうようなトル
ク伝達部での使用においてはスプラグに摩耗が生じ、そ
の耐摩耗特性の向上を図るうえにおいて改善すべき点が
残されている。
【0010】この発明の課題は、スプラグの摩耗が少な
く、クラッチの噛み合い耐久性に優れたクラッチ内蔵形
プーリユニットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、回転軸に取付けられる内方
部材と、その外側に設けられたベルト案内輪との間に、
上記ベルト案内輪を回転自在に支持する転がり軸受と、
ベルト案内輪と内方部材の相互間で回転トルクの伝達と
遮断とを行なうスプラグ形の一方向クラッチとを組込ん
だクラッチ内蔵形プーリユニットにおいて、前記一方向
クラッチのスプラグを浸炭窒化処理した構成を採用して
いる。
【0012】ここで、プーリユニットは、転がり軸受の
転動体と一方向クラッチのスプラグが周方向に配置され
たもの、転がり軸受と一方向クラッチが、軸方向に並列
されたもの、あるいは、複列の転がり軸受間に一方向ク
ラッチを配置したものであってもよい。
【0013】また、一方向クラッチは、内方部材の外周
およびベルト案内輪の内周に形成された円筒面間にスプ
ラグを組込んだものであってもよく、あるいは、ベルト
案内輪の内周面に圧入されるクラッチ外輪を有するもの
であってもよい。クラッチ外輪を有する一方向クラッチ
の場合、そのクラッチ外輪を転がり軸受の外輪と共通と
して、部品点数の減少化を図るようにしてもよい。
【0014】一方、転がり軸受は、内方部材の外周およ
びベルト案内輪の内周に形成された軌道溝間に転動体を
組込んだものであってもよく、あるいは、内方部材の外
周に圧入される内輪を有しているものであってもよい。
【0015】上記のように、スプラグを浸炭窒化処理す
ることにより、スプラグの耐摩耗特性が著しく向上し、
クラッチの噛み合い耐久性に優れたクラッチ内蔵形軸受
およびクラッチ内蔵形プーリユニットを得ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、クラッチ内
蔵形プーリユニット1は、回転軸に取付けられる内方部
材10と、その外側に設けられたベルト案内輪20と、
上記ベルト案内輪20を回転自在に支持する転がり軸受
30および内方部材10とベルト案内輪20の相互間で
回転トルクの伝達と遮断とを行なうスプラグ形の一方向
クラッチ40とから成る。
【0017】ベルト案内輪20は複列のV溝21を外周
に有する。
【0018】転がり軸受30と一方向クラッチ40は共
通の外輪31を有し、その外輪31はベルト案内輪20
の内周に圧入より取付けられている。
【0019】転がり軸受30は、内方部材10の外周と
外輪31の内周に軌道溝32、33を形成し、その軌道
溝32、33間に転動体34を組込んでいる。
【0020】一方向クラッチ40は、内方部材10の外
周における軌道溝32の両側と、外輪31の内周におけ
る軌道溝33の両側に円筒面41、42を形成し、その
両円筒面41、42間に、軌道溝32の両側の円筒面に
跨がる長さのスプラグ43を組込んでいる。
【0021】図2に示すように、転がり軸受30におけ
る転動体34と、一方向クラッチ40におけるスプラグ
43とは周方向に交互に配置されている。この転動体3
4とスプラグ43とは内方部材10と外輪31間に組込
まれた保持器50によって保持されている。
【0022】図3および図4に示すように、保持器50
は、合成樹脂から成る円筒形の保持器本体51と、同じ
く合成樹脂から成るリング状の蓋52とから成り、保持
器本体51の軸方向の一側に複数のピン53が設けら
れ、各ピン53は蓋52に形成されたピン孔54に挿入
され、そのピン53の先端部の加熱による塑性変形によ
って、保持器本体51と蓋52とが一体化されている。
【0023】保持器本体51には転動体34を収容する
ポケット55と、スプラグ43を収容するスプラグ収容
部56が周方向に交互に形成されている。ポケット55
は保持器本体51の一側で開口し、その開口部55a内
に封入されたグリースによって転動体34は潤滑され
る。
【0024】ここで、転動体34は、図示のように、ボ
ールであってもよく、ころであってもよい。その転動体
34の種類に応じて軌道溝32、33の断面形状を決定
する。
【0025】前記蓋52には複数の突片57が形成さ
れ、各突片57はポケット55の開口部55aに挿入さ
れ、その突片57と転動体34の当接によって保持器5
0は軸方向に位置決めされている。
【0026】保持器本体51の他側面には、前記スプラ
グ43を周方向に押圧する弾性部材としてのばねリング
58が保持器本体51の他側面に設けたピン59の加締
めによって取付けられている。
【0027】ばねリング58には、前記スプラグ43と
同数の弾性片60が切り起しにより形成されている。弾
性片60は保持器本体51の他側面に設けられた窓61
からスプラグ収容部56内に挿入されてスプラグ43を
保持器本体51の周方向に押圧し、その押圧によって図
2に示すように、スプラグ43の両端の円弧面43a、
43bが内方部材10の円筒面41および外輪31の円
筒面42に当接している。
【0028】ここで、スプラグ43は、軸受鋼(SUJ
2)を素材とし、浸炭窒化処理による表面処理によって
硬度が高められている。
【0029】なお、図1における62はシール部材を示
す。
【0030】図5は、上記の構成から成るクラッチ内蔵
形プーリユニット1の使用例を示し、慣性力が大きく、
略一定の速度で回転しようとするオルタネータ70の回
転軸71上にクラッチ内蔵形プーリユニット1の内方部
材10が固定され、そのプーリユニット1のベルト案内
輪20とクランクシャフト72上に取付けられたプーリ
73との間にVリブドベルト74がかけ渡されている。
【0031】上記のような使用状態において、一回転中
に角速度が微小変動するクランクシャフト72の回転に
より、ベルト案内輪20が図2の矢印で示す方向に回さ
れると、そのクランクシャフト72の角速度増加時、ス
プラグ43が内方部材10および外輪31の円筒面4
1、42に係合して、内方部材10が同方向に回転し、
クランクシャフト72の回転がオルタネータ70の回転
軸71に伝達される。
【0032】また、クランクシャフト72の角速度低下
時、そのクランクシャフト72の回転速度がオルタネー
タ70の回転軸71の回転速度より低下すると、スプラ
グ43が円筒面41、42上を滑り、ベルト案内輪20
の回転が回転軸71に伝達されず、回転軸71がフリー
回転する。このため、ベルト案内輪20とベルト74と
の間で滑りが生じず、ベルト74の摩耗やスリップ音を
抑制することができる。
【0033】ここで、クランクシャフト72は、一回転
中において角速度が微小変動するため、スプラグ43は
エンジンの駆動中、係合と係合解除を頻繁に繰り返すこ
とになり、スプラグ43の硬度が低い場合、その両端の
円弧面43a、43bは硬度の高い内方部材10および
外輪31の円筒面41、42との接触により早期に摩耗
することになる。
【0034】しかしながら、スプラグ43は前述のよう
に、浸炭窒化処理されて硬度が高められているため、両
端の円弧面43a、43bの摩耗は少なく、その摩耗に
よるストラト角の増大は防止され、クラッチの良好な噛
み合いを長期にわたって維持することができる。
【0035】因みに、浸炭窒化処理されたスプラグ(本
発明品)と、焼入れ処理されたスプラグ(比較品)を図
1に示すクラッチ内蔵形プーリユニットに組込んで摩耗
量を測定したところ、表1に示す結果を得た。
【0036】ここで、本発明品および比較品のいずれの
スプラグも軸受鋼(SUJ2)を素材としている。
【0037】
【表1】
【0038】 試験条件 ・試験機 :NHF型ワンウェイクラッチ耐久試験機 ・揺動サイクル:5Hz(300cpm) ・揺動角 :30° ・負荷トルク :29.4N−m(3kgf−m) ・ラジアル荷重:980N(100kgf) ・負荷回数 :106 回 ・温度 :室温 上記の試験結果から明らかなように、本発明品のスプラ
グ43は比較品のスプラグより耐摩耗特性に優れている
ことを理解することができる。
【0039】また、スプラグ43が係合と係合解除とを
頻繁に繰り返すと、図3に示すばねリング58の弾性片
60も頻繁に弾性変形する。
【0040】実施の形態では、弾性片60の長さ方向の
中途をスプラグ収納凹部56の周方向で対向する一方の
壁面56aに接触させ、その接触部ロで弾性片60の中
途を支持している。このように、弾性片60の長さ方向
中途を支持すると、弾性片60に作用する応力は、折曲
げ起点イと接触部ロに分担されることになり、上記弾性
片60が保持器本体51と非接触の状態である場合に比
べ、弾性片60の折曲げ起点イでの応力集中が緩和され
る。このため、弾性片60の耐久性が向上し、疲労寿命
の向上を図ることができる。
【0041】図6乃至図8は、この発明に係るクラッチ
内蔵形プーリユニット1の他の例を示す。図6に示すク
ラッチ内蔵形プーリユニット1においては、内方部材1
0とベルト案内輪20間に組込まれた転がり軸受30を
複列とし、その複列の転がり軸受30間に一方向クラッ
チ40を設けている。
【0042】複列の転がり軸受30は、内方部材10の
外周面とベルト案内輪20の内周面それぞれに軌道溝3
5、36を形成し、その軌道溝35、36間にボールか
ら成る転動体34を組込んでいる。
【0043】また、一方向クラッチ40は、内方部材1
0の外周面とベルト案内輪20の内周面それぞれに円筒
面44、45を形成し、その円筒面44、45間にスプ
ラグ43と、そのスプラグ43を保持する保持器63を
組込んでいる。
【0044】上記のクラッチ内蔵形プーリユニットにお
いては、図1に示すクラッチ内蔵形プーリユニット1の
外輪31を省略することができるため、クラッチ内蔵形
プーリユニットの外径の小型化を図ることができる。ま
た、複列の転がり軸受30によってベルト案内輪20を
回転自在に支持するため、円筒面44、45間の間隔を
周方向の全体にわたって均一化することができ、一方向
クラッチ40を精度よく動作させることができる。
【0045】図7に示すクラッチ内蔵形プーリユニット
1においては、複列の転がり軸受30の一方に、内輪3
7を有する転がり軸受を用い、その転がり軸受30の内
輪37を内方部材10の外周端部に圧入している。他の
構成は図6に示すクラッチ内蔵形プーリユニット1と同
様であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を
省略する。
【0046】上記クラッチ内蔵形プーリユニット1にお
いても複列の転がり軸受30間に一方向クラッチ40を
組込んでいるため、その一方向クラッチ40を高精度に
作動させることができる。
【0047】図8に示すクラッチ内蔵形プーリユニット
1においては、内方部材10とベルト案内輪20間に複
列の転がり軸受30を組込み、その複列の転がり軸受3
0間に一方向クラッチ40を組込んでいる。そして、転
がり軸受30として、内輪38と外輪39間に転動体3
4を組込んだ軸受を用い、内輪38を内方部材10の外
周面に圧入し、外輪39をベルト案内輪20の内周面に
圧入している。
【0048】また、一方向クラッチ40として、内方部
材10の外周面に圧入される内輪46の円筒形外周面4
6aとベルト案内輪20の内周面に圧入される外輪47
の円筒形内周面47a間にスプラグ43を組込んだ一方
向クラッチを用いている。
【0049】上記クラッチ内蔵形プーリユニットにおい
ても一方向クラッチ40を高精度に作動させることがで
きると共に、転がり軸受30および一方向クラッチ40
が内・外輪38、39、46、47を有するため、転が
り軸受30および一方向クラッチ40は圧入によって組
付けることができ、クラッチ内蔵形プーリユニットの組
立てが容易である。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ス
プラグを浸炭窒化処理したことによって、スプラグの耐
摩耗特性が向上し、スプラグの摩耗によりストラト角の
増大を防止し、クラッチの噛み合い耐久性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクラッチ内蔵形プーリユニット
の実施の形態を示す縦断正面図
【図2】同上プーリユニットの一部分を示す縦断側面図
【図3】同上プーリユニットにおける保持器の一部分を
示す横断平面図
【図4】同上保持器の分解斜視図
【図5】同上プーリユニットの使用状態を示す概略図
【図6】この発明に係るクラッチ内蔵形プーリユニット
の他の例を示す縦断正面図
【図7】この発明に係るクラッチ内蔵形プーリユニット
の他の例を示す縦断正面図
【図8】この発明に係るクラッチ内蔵形プーリユニット
のさらに他の例を示す縦断正面図
【符号の説明】
10 内方部材 20 ベルト案内輪 30 転がり軸受 32、33、35、36 軌道溝 34 転動体 37 内輪 40 一方向クラッチ 41、42、44、45、46a、47a 円筒面 43 スプラグ
フロントページの続き Fターム(参考) 3J031 BA08 BC02 CA03 3J101 AA02 AA32 AA42 AA52 AA62 AA72 AA75 AA77 BA22 FA55 GA21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取付けられる内方部材と、その
    外側に設けられたベルト案内輪との間に、上記ベルト案
    内輪を回転自在に支持する転がり軸受と、ベルト案内輪
    と内方部材の相互間で回転トルクの伝達と遮断とを行な
    うスプラグ形の一方向クラッチとを組込んだクラッチ内
    蔵形プーリユニットにおいて、前記一方向クラッチのス
    プラグを浸炭窒化処理したことを特徴とするクラッチ内
    蔵形プーリユニット。
  2. 【請求項2】 前記転がり軸受の転動体と一方向クラッ
    チのスプラグが周方向に交互に配置されている請求項1
    に記載のクラッチ内蔵形プーリユニット。
  3. 【請求項3】 前記転がり軸受と一方向クラッチが軸方
    向に並列に配置されている請求項1に記載のクラッチ内
    蔵形プーリユニット。
  4. 【請求項4】 前記転がり軸受が複列とされ、その複列
    の転がり軸受間に一方向クラッチが配置されている請求
    項1又は3に記載のクラッチ内蔵形プーリユニット。
  5. 【請求項5】 前記一方向クラッチが、内方部材の外周
    およびベルト案内輪の内周に直接形成された円筒面間に
    スプラグを組込んだ構成から成る請求項1乃至4のいず
    れかに記載のクラッチ内蔵形プーリユニット。
  6. 【請求項6】 前記一方向クラッチが、ベルト案内輪の
    内周面に圧入された別体のクラッチ外輪を有している請
    求項1乃至5のいずれかに記載のクラッチ内蔵形プーリ
    ユニット。
  7. 【請求項7】 前記クラッチ外輪が、転がり軸受の外輪
    と共通とされている請求項6に記載のクラッチ内蔵形プ
    ーリユニット。
  8. 【請求項8】 前記転がり軸受が、内方部材の外周およ
    びベルト案内輪の内周に直接形成された軌道溝間に転動
    体を組込んだ構成から成る請求項1乃至6のいずれかに
    記載のクラッチ内蔵形プーリユニット。
  9. 【請求項9】 前記転がり軸受が、内方部材の外周に圧
    入された内輪を有している請求項1乃至7のいずれかに
    記載のクラッチ内蔵形プーリユニット。
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