JP2002340117A - 無段変速機の油圧配管構造 - Google Patents

無段変速機の油圧配管構造

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JP2002340117A
JP2002340117A JP2001152609A JP2001152609A JP2002340117A JP 2002340117 A JP2002340117 A JP 2002340117A JP 2001152609 A JP2001152609 A JP 2001152609A JP 2001152609 A JP2001152609 A JP 2001152609A JP 2002340117 A JP2002340117 A JP 2002340117A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無段変速機の油圧配管構造において、無段変
速機ケースの形状変更を少なくし、他部品との干渉を容
易に回避させ、また、無段変速機ケースに通路孔を形成
して油圧通路を形成する場合に比べて、出力用クラッチ
の油圧通路をコンパクトで且つ容易に形成させることに
ある。 【構成】 無段変速機ケースをエンジン側のハウジング
ケースとこのハウジングケースに連結されるメインケー
スとこのメインケースに連結されるサイドカバーとで構
成し、被動軸を車両搭載状態において駆動軸よりも上方
に配設し、被動軸のエンジン側に出力用クラッチを配設
し、メインケースの駆動軸の下方には出力用クラッチの
作動油圧を制御するバルブボディを配設し、このバルブ
ボディと出力用クラッチとを接続する作動油圧の油圧通
路の一部を管部材で形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無段変速機の油
圧配管構造に係り、特に被動プーリ側に配設された出力
用クラッチに作動油圧を供給する無段変速機の油圧配管
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの特性がその
ままの状態では不向きなので、エンジンと駆動輪間の伝
動経路に変速機を設けている。
【0003】この変速機としては、エンジンのクランク
軸と同軸心上に配設され且つ無段変速機ケースに回転自
在に支持された駆動軸(プライマリシャフト)に固定し
た駆動固定プーリ片と駆動軸に軸方向移動可能且つ回転
不可能に装着した駆動可動プーリ片とからなる駆動プー
リ(プライマリプーリ)を設け、駆動軸と平行に配設さ
れ且つ無段変速機ケースに回転自在に支持された被動軸
(セカンダリシャフト)に固定した被動固定プーリ片と
被動軸に軸方向移動可能且つ回転不可能に装着した被動
可動プーリ片とからなる被動プーリ(セカンダリプー
リ)を設け、駆動プーリと被動プーリとにベルトを巻掛
けて構成された無段変速機(CVT)がある。この無段
変速機は、油圧制御されて変速比を変えるものであり、
無段変速機ケースにバルブボディが取り付けられてい
る。このバルブボディは、各作動油圧を制御するもので
ある。
【0004】このような無段変速機としては、例えば、
特開2000−220720号公報、特開2000−2
20721号公報に開示されている。特開2000−2
20720号公報に記載のものは、被動軸側とリダクシ
ョンギヤ側とに分断するクラッチ手段を、被動軸上に設
けたものである。特開2000−220721号公報に
記載のものは、駆動プーリよりも入力軸側にトルクコン
バータと前後進切換機構とを設け、被動プーリよりも出
力軸側に出力用クラッチ(後段クラッチ)を設けたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、無段
変速機にあっては、エンジントルクが、トルクコンバー
タを介して入力軸に入力し、そして、前後進切換機構か
ら駆動プーリと被動プーリと出力用クラッチ(後段クラ
ッチ)とを経て、リダクションギヤ機構、ファイナルギ
ヤ機構、差動機に伝達される。そして、被動軸には、被
動プーリに作動油圧を供給する被動軸油圧通路と、出力
用クラッチに作動油圧を供給するクラッチ油圧通路と、
出力用クラッチ周りの各部品の潤滑・冷却のための潤滑
油路と、被動プーリのプーリ遠心油圧キャンセラ室・出
力用クラッチのクラッチ遠心油圧キャンセラ室に作動油
を供給するキャンセラ室用油路との4つの通路を形成す
る必要がある。
【0006】しかしながら、無段変速機が車両に搭載さ
れた状態において、レイアウト上、被動軸が駆動軸等の
他の各軸よりも最も高い箇所に配設される一方、バルブ
ボディが無段変速機ケースの下部位に取り付けられてい
る場合に、結果的に、被動軸が油圧制御を行うバルブボ
デイから最も遠い箇所に配置されることになるととも
に、被動軸の4つの通路には該被動軸の軸心上に形成し
た軸通路から供給させるようにしなければならないが、
一般的に、一の軸には両端側で2つの方向のみしか油供
給口を設定することができないことから、この油供給口
の設定の改善が望まれていた。
【0007】また、出力用クラッチへの作動油圧を供給
する油圧通路を、下方のバルブボディから上方の出力用
クラッチまで形成する場合に、全てを無段変速機ケース
内で通路孔を形成して油圧通路を形成しようとすると、
無段変速機ケースの形状を大幅に変更する必要があり、
このため、油圧通路の形成が面倒になるとともに、他部
品との干渉が生ずるという不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載したエンジン
のクランク軸と同軸心上に配設され且つ無段変速機ケー
スに回転自在に支持された駆動軸に固定した駆動固定プ
ーリ片と前記駆動軸に軸方向移動可能且つ回転不可能に
装着した駆動可動プーリ片とからなる駆動プーリを設
け、前記駆動軸と平行に配設され且つ前記無段変速機ケ
ースに回転自在に支持された被動軸に固定した被動固定
プーリ片と前記被動軸に軸方向移動可能且つ回転不可能
に装着した被動可動プーリ片とからなる被動プーリを設
け、前記駆動プーリと前記被動プーリとにベルトを巻掛
けて無段変速機を構成し、前記無段変速機ケースを前記
エンジン側のハウジングケースとこのハウジングケース
に連結されるメインケースとこのメインケースに連結さ
れるサイドカバーとで構成し、前記被動軸を車両搭載状
態において前記駆動軸よりも上方に配設し、前記被動軸
の前記エンジン側に出力用クラッチを配設し、前記メイ
ンケースの前記駆動軸の下方には前記出力用クラッチの
作動油圧を制御するバルブボディを配設し、このバルブ
ボディと前記出力用クラッチとを接続する作動油圧の油
圧通路の一部を管部材で形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、無段変速機ケースの
下部位のバルブボディから無段変速機ケースの上部位の
出力用クラッチまでの油圧通路の一部を管部材で形成す
ることから、無段変速機ケースの形状変更を少なくし、
他部品との干渉を容易に回避することができるととも
に、無段変速機ケースに通路孔を形成して油圧通路を形
成する場合に比べて、出力用クラッチの油圧通路をコン
パクトで且つ容易に形成することができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜27は、この発明の第1
実施例を示すものである。図22〜24において、2は
車両(図示せず)に搭載されるエンジン、4はクランク
軸、6はエンジン2に連結されて油圧制御によって変速
比を変える無段変速機(CVT)、8は無段変速機ケー
スである。この無段変速機ケース8は、図23、24に
示す如く、エンジン2側のハウジングケース8−1と、
このハウジングケース8−1に連結されるメインケース
8−2と、このメインケース8−2に連結されるサイド
カバー8−3とで構成されている。ハウジングケース8
−1には、ハウジングケース壁部8−1Aが設けられて
いる。メインケース8−2には、ハウジングケース壁部
8−1Aと平行なメインケース壁部8−2Aが設けられ
ている。サイドカバー8−3には、エンジン2から離れ
てサイドカバー壁部8−3Aが設けられている。
【0011】無段変速機2の無段変速機ケース8内にお
いては、図24に示す如く、エンジン2のクランク軸4
と同軸心上に配置されて入力軸10が回転自在に設けら
れ、この入力軸(インプットシャフト)10と同軸心上
に配置されて駆動軸(プライマリシャフト)12が回転
自在に設けられ、この駆動軸12と平行に配置されて被
動軸(セカンダリシャフト)14が回転自在に設けら
れ、この被動軸14と同軸心上で且つ該被動軸14とは
分離して配置されて出力軸16が回転自在に設けられ、
この出力軸16及び被動軸14と平行に配置されてカウ
ンタ軸18が回転自在に設けられている。
【0012】また、無段変速機ケース8内においては、
駆動軸12のエンジン2側の端部位に配置されたトルク
コンバータ20が設けられ、このトルクコンバータ20
に隣接して駆動軸12の回転で駆動されて各作動油や潤
滑・冷却油を送給するオイルポンプ22が設けられ、こ
のオイルポンプ22に隣接して入力軸10の回転を正転
あるいは逆転させて駆動軸12に駆動力を伝達する前後
進切換機構24が設けられ、この前後進切換機構24に
隣接して駆動軸12のエンジン2から離れた端部位に位
置して駆動プーリ(プライマリプーリ)26が設けら
れ、この駆動プーリ26に対応して被動軸14のエンジ
ン2から離れた端部位に位置して被動プーリ(セカンダ
リプーリ)28が設けられ、駆動プーリ26と被動プー
リ28とに巻掛けられて金属製のベルト30が設けら
れ、被動軸14と出力軸16との間で被動プーリ28よ
りもエンジン2側に位置して出力用クラッチ(後段クラ
ッチ)32が設けられ、出力軸16とカウンタ軸18と
の間に位置してリダクションギヤ機構34が設けられ、
カウンタ軸18に連結されてファイナルギヤ機構36が
設けられ、このファイナルギヤ機構36に連結されて差
動機38が設けられている。
【0013】図24に示す如く、駆動軸12は、メイン
ケース壁部8−2A・サイドカバー壁部8−3Aに保持
させた第1駆動軸受40−1・第2駆動軸受40−2に
よって回転自在に支持されている。被動軸14は、メイ
ンケース壁部8−2A・サイドカバー壁部8−3Aに保
持させた第1被動軸受42−1・第2被動軸受42−2
によって回転自在に支持されている。出力軸16は、ハ
ウジングケース壁部8−1Aに保持させた第1出力軸受
44−1と被動軸14側のニードルベヤリングからなる
第2出力軸受44−2とによって回転自在に支持されて
いる。カウンタ軸18は、ハウジングケース壁部8−1
Aに保持させた第1カウンタ軸受46−1とメインケー
ス壁部8−2Aに保持させた第2カウンタ軸受46−2
とによって回転自在に支持されている。差動機38にお
いては、デフケース48がハウジングケース壁部8−1
Aに保持させた第1デフケース軸受50−1とメインケ
ース壁部8−2Aに保持させた第2デフケース軸受50
−2とによって回転自在に支持され、左右にドライブ軸
52−1、52−2が連結される。
【0014】図22に示す如く、無段変速機ケース8内
の駆動軸12と被動軸14とカウンタ軸18とドライブ
軸52とのレイアウトにあっては、上下方向において、
駆動軸12が中間部位に配置され、被動軸14が駆動軸
12よりも上方に配置され、カウンタ軸18が駆動軸1
2よりも少し上方で且つ被動軸14よりも少し下方に配
置され、ドライブ軸52が駆動軸12よりも下方に配置
され、よって、被動軸14が他の駆動軸12、カウンタ
軸18、ドライブ軸52に対して最高い箇所に配設され
ている。
【0015】駆動プーリ26にあっては、図24に示す
如く、メインケース壁部8−2A側で駆動軸12に固定
した駆動固定プーリ片(固定シーブ)54とサイドカバ
ー壁部8−3A側で駆動軸12に軸方向移動可能且つ回
転不可能に装着した駆動可動プーリ片(可動シーブ)5
6とが設けられ、また、この駆動可動プーリ片54の背
面で駆動油圧室58を形成する駆動油室ハウジング60
が設けられている。
【0016】また、駆動軸12には、サイドカバー8−
3側の端部位の端面に開口する駆動軸油圧通路62が軸
心上に形成されているとともに、この駆動軸油圧通路6
2は、駆動油室58に連通している。
【0017】被動プーリ28にあっては、図24、25
に示す如く、被動軸14に固定した被動固定プーリ片
(固定シーブ)68と被動軸14に軸方向移動可能且つ
回転不可能に装着した被動可動プーリ片(可動シーブ)
70とが設けられている。この被動可動プーリ片70の
外周縁部位には、該被動可動プーリ片70の背面で被動
軸14の軸心方向に指向して被動シリンダ72が延出し
て設けられている。また、被動軸14には、被動可動プ
ーリ部片70の背面側で被動油圧室74を形成する被動
油室ハウジング76が固定して設けられている。この被
動油室ハウジング76は、被動可動プーリ部片70の背
面側で被動軸14に固定された内周部76Aと、被動シ
リンダ72の内周面に密着して摺動可能な外周部76B
とからなる。また、被動油圧室74内には、被動可動プ
ーリ片70を被動固定プーリ片68側に押圧するシーブ
押圧スプリング78が設けられている。
【0018】被動シリンダ72の先端側には、被動油室
ハウジング76の外側面と共働してプーリ遠心油圧キャ
ンセラ室80の外側の一部分を形成するプーリ側キャン
セラ室壁82が固定して設けられる。一方、被動軸14
には、被動油室ハウジング76の外側面側で径方向に複
数のスペーサオイル溝84を形成したスペーサ86が固
定して設けられる。このスペーサ86には、被動油室ハ
ウジング76の外側面と共働してプーリ遠心油圧キャン
セル室80の内側の他部分を形成するオイルガイドカバ
ー88が圧入して設けられる。このオイルガイドカバー
88は、スペーサ86のスペーサオイル溝84を包囲す
るとともに、プーリ側キャンセラ室壁82の先端部位ま
で延長して設けられている。
【0019】また、被動軸14には、サイドカバー8−
3側の端部位の端面に開口する被動軸油圧通路90が軸
心上に形成されているとともに、この被動軸油圧通路9
0の深部位に連通し且つ径方向に指向する被動軸連絡油
圧通路92が形成されている。この被動軸連絡油圧通路
92は、被動可動プーリ片70の基部位に形成した被動
プーリ連絡油圧通路94を介して被動油圧室74に連通
している。
【0020】出力用クラッチ32において、図24〜2
6に示す如く、被動軸14のエンジン2側の端部位に
は、クラッチハブ96が、エンジン2側からスプライン
結合し且つ固定ナット98で固定して設けられている。
クラッチハブ96は、被動軸14に接する管状部96−
1と、この管状部96−1に第1被動軸受42−1の側
面に沿って径方向に突設したフランジ部96−2とから
なる。管状部96−1は、スペーサ86及びオイルガイ
ドカバー88を保持して第1被動軸受44−1を外嵌さ
せるプーリ側管部96−1Aと、フランジ部96−2が
形成された中央管部96−1Bと、第2出力軸受44−
2を外嵌させて固定ナット98が接するエンジン側管部
96−1Cとからなる。
【0021】出力軸16の被動プーリ28側で軸心方向
に延出したプーリ側延出部16−1は、中央部位が管状
部96−1のエンジン側管部96−1C及び中央管部9
6−1Bを被包するように外嵌して設けられ、出力軸1
6の軸心方向に指向するニードルベヤリングからなる第
2被動軸受44−2と、端部位が出力軸16の径方向に
指向してフランジ部96−2に接したニードルベヤリン
グからなる縦軸受100によって支持されている。よっ
て、固定用ナット98・エンジン側管部96−1C及び
中央管部96−1Bと出力軸16のプーリ側延出部16
−1との間には、軸受側潤滑隙間S1が形成される。
【0022】また、被動軸14の外周面には、中央管部
96−1Bの長さ範囲で、軸心方向に潤滑油分岐溝10
2が形成される。一方、管状部96−1には、径方向に
潤滑油分岐溝102のエンジン2側の一端側に連通し且
つ軸受側潤滑隙間S1に連通する第1クラッチキャンセ
ラ室側潤滑油路104が形成されるとともに、潤滑油分
岐溝102の被動プーリ28側の他端側に連通し且つ第
1被動軸受44−1とフランジ部96−1間の壁側潤滑
隙間S2に連通するディスク側潤滑油路106が形成さ
れている。また、出力軸16のプーリ側延出部16−1
には、第1クラッチキャンセラ室側潤滑油路104に対
応して軸受側潤滑隙間S1に連通する第2クラッチキャ
ンセラ室側潤滑油路108が形成されている。
【0023】クラッチハブ96のフランジ部96−2の
外周面には、径方向にクラッチディスク取付部材110
が固定して設けられる。このクラッチディスク取付部材
110の先端側の被動軸14の軸心方向に折曲形成され
たディスク外縁部位110Aには、被動軸14の軸心方
向に並んで複数のハブ側クラッチディスク112が設け
られている。
【0024】出力軸16の被動プーリ28側の側面に
は、パーキングギヤ114と共にクラッチハウジング1
16が固定して設けられる。このクラッチハウジング1
16は、出力軸16の径方向に指向して該出力軸16に
固定される固定部116Aと、出力軸16の軸心方向に
折曲形成されたピストン摺動部116Bと、出力軸16
の軸心方向に折曲形成されたハウジング外縁部位116
Cとからなる。このハウジング外縁部位116Cには、
複数のハブ側クラッチディスク112に対して交互に配
置された複数のハウジング側クラッチディスク118が
設けられている。
【0025】出力軸16のプーリ側延出部16−1の外
周面には、パーキングギヤ114・クラッチハウジング
116と共働してクラッチ油圧室120を形成し且つピ
ストン摺動部116Bとの間で軸心方向に摺動するクラ
ッチピストン122が設けられる。このクラッチピスト
ン122は、クラッチ油圧室120への作動油圧によっ
て出力軸16のプーリ側延出部16−1の外周面及びピ
ストン摺動部116Bで軸心方向に移動して押圧部12
2Aにより、ハブ側クラッチディスク112とハウジン
グ側クラッチディスク118とを接続・離脱させるもの
である。
【0026】また、クラッチピストン122とクラッチ
ディスク取付部材110との間において、出力軸16の
プーリ側延出部16−1の第2クラッチキャンセラ室側
潤滑油路108よりも被動プーリ28側の外周面には、
径方向に指向し且つクラッチピストン122と共働して
クラッチ遠心油圧キャンセラ室124を形成するクラッ
チ側キャンセラ室壁126が固定して設けられる。従っ
て、クラッチ遠心油圧キャンセラ室124には、第2ク
ラッチキャンセラ室側潤滑油路108が連通している。
また、このクラッチ遠心油圧キャンセラ室124内に
は、クラッチピストン122を押圧してクラッチ油圧室
120の容積を小さくするように付勢するクラッチスプ
リング128が設けられている。
【0027】出力軸16のエンジン2側においては、出
力軸16と同軸心上に配置され且つ該出力軸16とは分
離して配置されて軸潤滑隙間S3を形成し、ハウジング
ケース壁部8−3内面に窪んで形成した軸保持穴130
に保持されたパイプ軸132が設けられる。このパイプ
軸132は、軸心上に一端側が軸潤滑隙間S3に開口す
る軸孔134を有している。このパイプ軸132の外周
面には、被動プーリ28側から環状に段差部136が形
成され、よって、エンジン2側の大径部132−1と被
動プーリ28側の小径部132−2とが形成される。こ
の小径部132−2の外周面には、該小径部132−2
の長さよりも少し短く形成されて外周面が大径部132
−1の外周面と合致する環状部材からなるカラー138
が嵌合して設けられる。
【0028】このカラー138には、図27に示す如
く、の中央部位の外周面で、クラッチ油圧通路140の
一部を構成するように、環状溝であるクラッチ油圧環状
溝142が形成されているとともに、このクラッチ油圧
環状溝142の部位で径方向に指向して軸孔134に連
通するクラッチ油圧供給口144が形成されている。ま
た、カラー138の被動プーリ28側の端面と出力軸1
6の段差部16Dとの間には、クラッチ油圧連絡隙間S
4が形成される。
【0029】出力軸16のエンジン2側に突出したエン
ジン側延出部16−2は、パイプ軸132の小径部13
2−2に嵌合したカラー138の外周面とハウジングケ
ース壁部8−1Aに保持させた第1出力軸受44−1と
の間、及び、パイプ軸132の被動プーリ28側の端部
位の外周面で、回転可能に支持されている。
【0030】パイプ軸132には、軸心上でカラー13
8のクラッチ油圧供給口144に連通し且つ被動プーリ
28側の端面側でクラッチ油圧連絡隙間S4に開口する
クラッチ油圧供給通路146が形成されている。
【0031】また、出力軸16内には、一端側がクラッ
チ油圧連絡隙間S4に連通し且つ他端側がクラッチ油圧
室120に連通する出力軸クラッチ油圧通路148がエ
ンジン2側から広がるように斜めに形成されている。
【0032】また、被動軸14には、エンジン2側の端
部位の端面に開口して潤滑油路150を構成するよう
に、潤滑軸油路152が軸心上に形成されているととも
に、この潤滑軸油路152の深部位に連通し且つ径方向
に指向するプーリキャンセラ室側潤滑油路154が形成
されている。このプーリキャンセラ室側潤滑油路154
は、スペーサ86のスペーサオイル溝84を介してプー
リ側遠心油圧キャンセル室80に連通している。
【0033】更に、被動軸14には、潤滑軸油路152
に連通し且つ径方向に指向してクラッチ側潤滑油路15
6が形成されている。このクラッチ側潤滑油路156
は、被動軸14の外周面に形成した潤滑油分岐溝102
に連通し、そして、第1クラッチキャンセラ室側潤滑油
路104と軸受側隙間S1と第2キャンセラ室側潤滑油
路108とを経てクラッチ遠心油圧キャンセラ室124
に連通し、及び、ディスク側潤滑油路106を経て壁側
潤滑隙間S2に連通する。
【0034】ハウジングケース壁部8−1Aには、パイ
プ軸132の軸心上で、軸孔134に対応してエンジン
2側の外方に突出したケース突出部158に、この軸孔
134の他端側の潤滑連絡口160に連通する潤滑供給
油路162が形成されている。
【0035】メインケース8−2には、図22に示す如
く、駆動軸12の下方の下部位に、出力用クラッチ32
の作動油圧を制御するバルブボディ164が取り付けら
れる。よって、バルブボディ164は、無段変速機ケー
ス8に最下部位に設置される。
【0036】また、このメインケース8−2は、図4、
8に示す如く、メインケース用駆動軸支持部166に形
成されたメインケース用駆動軸孔168と、メインケー
ス用被動軸支持部170に形成されたメインケース用被
動軸孔172と、メインケース用カウンタ軸支持部17
4に形成されたメインケース用カウンタ軸孔176と、
メインケース用ドライブ軸支持部178に形成されたメ
インケース用ドライブ軸孔180とを有している。これ
らメインケース用駆動軸支持部166とメインケース用
被動軸支持部170とメインケース用カウンタ軸支持部
174とメインケース用ドライブ軸支持部178とは、
所要の剛性を有するように、軸方向に所定の厚みで形成
されている。
【0037】更に、メインケース8−2の下部位におい
て、図4、5、7に示す如く、バルブボディ164を取
り付けるバルブボディ取付空間182が形成されている
とともに、このバルブボディ取付空間182内でバルブ
ボディ取付部184が設けられている。
【0038】メインケース8−2のバルブボディ取付部
184の部位には、図4、5、7に示す如く、クラッチ
油圧通路140を形成するように、メインケース用クラ
ッチ油圧通路186が形成されている。このメインケー
ス用クラッチ油圧通路186は、バルブボディ取付部1
84に開口し且つ底面に対して直角で内側に形成された
第1メインケース用クラッチ油圧通路186−1と、メ
インケース8−2のハウジングケース側面8−2Eに開
口した第2メインケース用クラッチ油圧通路186−2
とからなる。この第2メインケース用クラッチ油圧通路
186−2の開口周囲には、図6に示す如く、第1Oリ
ング188−1を組み付ける第1Oリング組付溝190
−1が形成されている。
【0039】また、メインケース8−2の下部位におい
て、図7、8、9に示す如く、メインケース用クーラ導
入油路192が形成されている。このメインケース用ク
ーラ導入油路192は、底面に対して直角で内側に形成
された第1メインケース用クーラ導入油路192−1
と、この第1メインケース用クーラ導入油路192−1
の深部位に連通し且つサイドカバー側面8−2Fに開口
する第2メインケース用クーラ導入油路192−2とか
ら形成される。この第2メインケース用クーラ導入油路
192−2の開口周囲には、図10に示す如く、第2O
リング188−2を組み付ける第2Oリング組付用溝1
90−2が形成されている。
【0040】更に、メインケース8−2の上部位には、
図8、11に示す如く、サイドカバー側面8−2Fに対
して直角で内側に延長するメインケース用クーラ導出油
路194が形成されるとともに、このメインケース用ク
ーラ導出油路194の深部位に連通する分配油路196
を形成した別部材としての分配部材198が取り付けら
れる。
【0041】図1、12に示す如く、ハウジングケース
8−1は、ハウジングケース用駆動軸支持部200に形
成されたハウジングケース用駆動軸孔202と、ハウジ
ングケース用被動軸支持部204に形成されたハウジン
グケース用被動軸孔206と、ハウジングケース用カウ
ンタ軸支持部208に形成されたハウジングケース用カ
ウンタ軸孔210と、ハウジングケース用ドライブ軸支
持部212に形成されたハウジングケース用ドライブ軸
孔214とを有している。これらハウジングケース用駆
動軸支持部200とハウジングケース用被動軸支持部2
04とハウジングケース用カウンタ軸支持部208とハ
ウジングケース用ドライブ軸支持部212とは、所要の
剛性を有するように、軸方向に所定の厚みで形成されて
いる。
【0042】また、ハウジングケース8−1のメインケ
ース側面8−1Fにおいて、図13に示す如く、下部位
のハウジングケース用ドライブ軸支持部212近傍に
は、下側パイプ接続部216が設けられている。この下
側パイプ接続部216には、ハウジングケース用下側ク
ラッチ油圧通路218が開口して形成されている。
【0043】このハウジングケース用下側クラッチ油圧
通路218は、ハウジングケース8−1とメインケース
8−2とが接合したときに、メインケース8−2のメイ
ンケース用クラッチ油圧通路186に連通するものであ
る。
【0044】このハウジングケース用下側クラッチ油圧
通路218は、メインケース側面8−1Fに対して直角
で内側に延長して形成された第1ハウジングケース用下
側クラッチ油圧通路218−1と、この第1ハウジング
ケース用下側クラッチ油圧通路218−1の深部位に連
通し且つ傾斜して第1ハウジングケース用下側クラッチ
油圧通路218−1近傍に開口する第2ハウジングケー
ス用下側クラッチ油圧通路218−2とから形成されて
いる。よって、この第2ハウジングケース用下側クラッ
チ油圧通路218−2は、出力用クラッチ32への作動
油圧を受け入れるケース油路接続部220を構成するも
のである。つまり、ハウジングケース8−1の駆動軸1
2の下方には、出力クラッチ32へのオイルを受け入れ
るケース油路接続部220が設けられ、このケース油路
接続部220とクラッチ油圧通路140の一部とを連通
する後述のパイプ228を接続する下側パイプ接続部2
16が、ケース油路接続部220近傍のハウジングケー
ス8−1の下部位に設けられている。
【0045】ハウジングケース8−1のメインケース側
面8−1Fにおいて、上部位のハウジングケース用被動
軸支持部204近傍の一側には、上側パイプ接続部22
2が設けられている。この上側パイプ接続部222に
は、図14に示す如く、ハウジングケース用上側クラッ
チ油圧通路224が開口して形成されている。このハウ
ジングケース用上側クラッチ油圧通路224は、メイン
ケース側面8−1Fに対して直角で内側に延長して形成
された第1ハウジングケース用上側クラッチ油圧通路2
24−1と、この第1ハウジングケース用上側クラッチ
油圧通路224−1の深部位に連通し且つカラー138
のクラッチ油圧環状溝142に連通する第2ハウジング
ケース用上側クラッチ油圧通路224−2とから形成さ
れている。
【0046】また、ハウジングケース8−1のメインケ
ース側面8−1Fにおいて、上部位のハウジングケース
用被動軸支持部204近傍の他側には、図15、16に
示す如く、ハウジングケース用クーラ導出油路226が
形成されている。
【0047】このハウジングケース用クーラ導出油路2
26は、メインケース8−2の分配通路196に連通す
るものであり、メインケース側面8−1に対して直角で
内側に延長して形成された第1ハウジングケース用クー
ラ導出油路226−1と、この第1ハウジングケース用
クーラ導出油路226−1の深部位に連通し且つハウジ
ングケース用被動軸孔206に延長する第2ハウジング
ケース用クーラ導出油路226−2と、この第2ハウジ
ングケース用クーラ導出油路226−2に連通し且つ潤
滑供給油路162に連通する第3ハウジングケース用ク
ーラ導出油路226−3とから形成される。第1ハウジ
ングケース用クーラ導出油路226−1は、ハウジング
ケース8−1とメインケース8−2とが接合されたとき
に、メインケース8−2に取り付けた分配部材198の
分配通路196に連通するものである。
【0048】そして、出力用クラッチ32への作動油圧
のクラッチ油圧通路140の一部は、図1に示す如く、
ハウジングケース8−1内に取り付けられた管部材であ
るパイプ228で形成されている。このパイプ228
は、例えば、プラスチック製や金属製等からなり、出力
用クラッチ32への作動油圧の油圧通路の一部として、
パイプ油圧通路230を形成するものである。
【0049】このパイプ228は、図1に示す如く、ド
ライブ軸52と駆動軸12(ハウジングケース8−1の
トルクコンバータ20の収納凹部)との間、及び、カウ
ンタ軸18と駆動軸(ハウジングケース8−1のトルク
コンバータ20の収納凹部)との間に形成されている空
間であるデッドスペース232を通過して配設される。
そして、このパイプ228には、図1に示す如く、リダ
クションギヤ機構34とハウジングケース8−1とハウ
ジング被動軸支持部204とハウジングカウンタ軸支持
部208との間のデッドスペース232内に配設され、
また、各部品との干渉を回避するように、図2、3に示
す如く、ハウジングケース8−1内で第1〜7屈曲部2
34−1〜234−7が所定に屈曲して形成されてい
る。
【0050】つまり、パイプ228には、両端の第1、
7屈曲部234−1、234−7で屈曲した下側、上側
端部228A、228Bが無段変速機ケース8のハウジ
ングケース8−1のメインケース側面8−1Fに挿入し
て設けられ、また、下端側がハウジングケース8−1の
下側パイプ接続部216に下側固定フランジ236で固
定されるとともに、上端側がハウジングケース8−1の
上側パイプ接続部222に上側固定フランジ238で固
定されることにより、各部品との干渉を回避するよう
に、第1〜7パイプ屈曲部234−1〜134−7が所
定に屈曲して形成される。また、パイプ228は、両端
部の下側、上側端部228A、228Bが夫々、ハウジ
ングケース8−1の下側パイプ接続部216と上側パイ
プ接続部218とに各下側、上側固定フランジ236、
238で固定されるとともに、この各下側、上側固定フ
ランジ236、238に挿入された第1、第7屈曲部2
34−1、134−7をパイプ同士の接合により形成し
ている。更に、下側固定フランジ236には、下側パイ
プ挿入孔236Aと下側取付ボルト237を挿通する下
側取付ボルト孔236Bとが形成されている。上側固定
フランジ238には、上側パイプ挿入孔238Aと上側
取付ボルト239を挿通する上側取付ボルト孔238B
とが形成されている。
【0051】図17、18に示す如く、サイドカバー8
−3は、サイドカバー用駆動軸支持部240に形成され
たサイドカバー用駆動軸孔242と、サイドカバー用被
動軸支持部244に形成されたサイドカバー用被動軸孔
246とを有している。これらサイドカバー用駆動軸支
持部240とサイドカバー用被動軸支持部244とは、
所要の剛性を有するように、軸方向に所定の厚みで形成
されている。
【0052】サイドカバー8−3の上部位の水平面とし
てのクーラ取付面248には、図18、23に示す如
く、オイルクーラ250が取り付けられる。このオイル
クーラ250には、冷却水導入パイプ252と冷却水導
出パイプ254とが設けられている。また、サイドカバ
ー8−3の下側には、サイドカバー用クーラ導入油路2
56が形成されている。このサイドカバー用クーラ導入
油路256は、メインケース側面8−3Fに対して直角
に内側に延長する第1サイドカバー用クーラ導入油路2
56−1と、この第1サイドカバー用クーラ導入油路2
56−1の深部位に連通し且つ上方に延長して導入側オ
イル溜り部258−1を介してオイルクーラ250に連
通する第2サイドカバー用クーラ導入油路256−2と
から形成されている。第1サイドカバー用クーラ導入油
路256−1は、メインケース8−2とサイドカバー8
−3とが接合されたときに、メインケース8−2の第2
メインケース用クーラ導入油路192−2に連通するも
のである。
【0053】また、サイドカバー8−3の上部位には、
オイルクーラ250に連通する導出側オイル溜り部25
8−2が形成されているとともに、この導出側オイル溜
り部258−2に連通して水平方向に指向するサイドカ
バー用クーラ導出油路260が形成されている。サイド
カバー用クーラ導出油路260は、メインケース8−2
とサイドカバー8−3とが接合されたときに、メインケ
ース8−2のメインケース用クーラ導出油路194に連
通するものである。
【0054】これにより、出力用クラッチ32のクラッ
チ油圧室120へのクラッチ油圧通路140は、バルブ
ボデイ164から、メインケース8−2のメインケース
用クラッチ油圧通路186と、ハウジングケース8−1
のハウジングケース用下側油圧通路218と、パイプ2
28のパイプ油圧通路230と、ハウジングケース8−
1のハウジングケース用上側クラッチ油圧通路224
と、カラー138ののクラッチ油圧環状溝142及びク
ラッチ油圧供給口144と、パイプ軸132のクラッチ
油圧供給通路146と、クラッチ油圧連絡空間S4と、
出力軸16の出力軸クラッチ油圧通路148との順に連
通して形成される。また、潤滑油路150は、バルブボ
ディ162から、メインケース8−2のメインケース用
クーラ導入油路192と、サイドカバー8−3のサイド
カバー用クーラ導入油路256と、オイルクーラ250
と、サイドカバー8−3のサイドカバー用クーラ導出油
路260と、メインケース8−2のメインケース用クー
ラ導出油路194と、分配部材198の分配油路196
と、ハウジングケース8−1のハウジングケース用クー
ラ導出油路226と、パイプ軸132の軸孔134と、
被動軸14の潤滑軸油路152との順に連通して形成さ
れる。
【0055】リダクションギヤ機構34は、ファイナル
ギヤ機構36よりもエンジン2側で出力軸16に一体的
に形成されたリダクションドライブギヤ262と、この
リダクションドライブギヤ262に噛合してカウンタ軸
18に固定されたリダクションドリブンギヤ264とか
らなる。
【0056】ファイナルギヤ機構36は、カウンタ軸1
8に固定されたファイナルドライブギヤ266と、この
ファイナルドライブギヤ266に噛合するファイナルド
リブンギヤ268とからなる。このファイナルドリブン
ギヤ268は、差動機38のデフケース48に取付ボル
ト270で固定されている。
【0057】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0058】出力用クラッチ32のクラッチ油圧室12
0への作動油圧は、オイルポンプ22からメインケース
8−2の下部位のバルブボディ164に至り、そして、
クラッチ油圧通路140としての、メインケース8−2
のメインケース用クラッチ油圧通路186と、ハウジン
グケース8−1の下部位のハウジングケース用下側クラ
ッチ油圧通路218と、パイプ228のパイプ油圧通路
230と、ハウジングケース8−1の上部位のハウジン
グケース用上側クラッチ油圧通路224と、カラー13
8のクラッチ油圧環状溝142及びクラッチ油圧供給口
144と、パイプ軸132のクラッチ油圧供給通路14
6と、カラー138と出力軸16との間のクラッチ油圧
連絡空間S4と、出力軸16の出力軸クラッチ油圧通路
148とを経て、クラッチ油圧室120に供給される。
【0059】また、出力用クラッチ32周辺の各部品の
潤滑・冷却油は、オイルポンプ22からバルブボディ1
64に至り、そして、潤滑油路150としての、メイン
ケース8−2のメインケース用クーラ導入油路192
と、サイドカバー8−3のサイドカバー用クーラ導入油
路256と、サイドカバー8−3の上部位に取り付けた
オイルクーラ250と、サイドカバー8−3のサイドカ
バー用クーラ導出油路260と、メインケース8−2の
メインケース用クーラ導出油路194と、分配部材19
8の分配油路96と、ハウジングケース8−1のハウジ
ングケース用クーラ導出油路226と、潤滑供給油路1
62と、パイプ軸132の軸孔134と、被動軸14の
潤滑軸油路152とを経て、そして、クラッチ側潤滑油
路156から被動軸14の外周面に形成した潤滑油分岐
溝102に連通し、さらに、第1クラッチキャンセラ室
側潤滑油路104と軸受側隙間S1と第2クラッチキャ
ンセラ室側潤滑油路108とを経てクラッチ遠心油圧キ
ャンセラ室124内に供給され、及び、ディスク側潤滑
油路106から壁側潤滑隙間S2を経て各クラッチディ
スク110、118側に供給される。
【0060】更に、プーリ遠心油圧キャンセラ室80へ
の作動油は、プーリキャンセラ室側潤滑油路154とス
ペーサオイル溝84とを経て、プーリ側遠心油圧キャン
セル室80内に供給される。
【0061】更にまた、固定用ナット98・エンジン側
管部96−1C及び中央管部96−1Bと出力軸16の
プーリ側延出部16−1との間の軸受側潤滑隙間S1に
は、軸孔134からの潤滑油が、軸隙間S3を経て供給
される。
【0062】この結果、この実施例においては、被動軸
14を車両搭載状態において駆動軸12よりも上方に配
設し、つまり、被動軸14が無段変速機ケース8の上部
位に配置され、この被動軸14のエンジン2側に出力用
クラッチ32を配設し、メインケース8−2の駆動軸1
2の下方、つまり、無段変速機ケース8の下部位には、
出力用クラッチ32の作動油圧を制御するバルブボディ
164を配設し、出力用クラッチ32への作動油圧のク
ラッチ油圧通路140の一部を管部材であるパイプ22
8で形成したことにより、被動軸14のエンジン2側に
出力用クラッチ32を配設しても、クラッチ油圧をエン
ジン2側から出力用クラッチ32に供給させることがで
き、よって、無段変速機ケース8の形状変更を少なく
し、他部品との干渉を容易に回避することができるとと
もに、無段変速機ケース8に通路孔を形成して油圧通路
を形成する場合に比べて、出力用クラッチ32のクラッ
チ油圧通路140をコンパクトで且つ容易に形成するこ
とができる。
【0063】また、パイプ228はハウジングケース8
−1内に取り付けられ、クラッチ油圧通路140はバル
ブボディ164とメインケース8−2とハウジングケー
ス8−1とパイプ228とハウジングケース8−1との
順で連通して形成され、ハウジングケース8−1の下部
位には出力用クラッチ32への作動油を受け入れるケー
ス油路接続部220が設けられるとともにこのケース油
路接続部220近傍でパイプ228の下端側を接続する
下側パイプ接続部216が設けられ、ハウジングケース
8−1の上部位にはハウジングケース用被動軸支持部2
04近傍でパイプ228の上端側を接続する上側パイプ
接続部222が設けられていることから、パイプ228
からの油漏れに注意を払う必要がなくなり、また、飛び
石や車両搭載時等で、パイプ228の変形や損傷をなく
すことができ、また、同一のハウジングケース8−1間
の油圧通路をパイプ228で形成することから、組み付
けが容易で且つ安定し、無段変速機6の組付時に注意を
払う必要性をなくすることができる。
【0064】更に、無段変速機ケース8には被動軸14
と平行にカウンタ軸18が設けられ、このカウンタ軸1
8にはファイナルギヤ機構36のファイナルドライブギ
ヤ266とこのファイナルドライブギヤ266よりもエ
ンジン2側でリダクションギヤ機構34のリダクション
ドリブンギヤ264が設けられ、パイプ228はリダク
ションドリブンギヤ264とハウジングケース用被動軸
支持部204とハウジングケース用カウンタ軸支持部2
08との間に形成されているデッドスペース232に配
設されていることから、配管長を短くすることができる
とともに、デットスペース232の利用により、配管の
ために無段変速機6が大型化するのを防止することがで
き、また、ハウジングケース用駆動軸支持部200、ハ
ウジングケース用被動軸支持部204、ハウジングケー
ス用カウンタ軸支持部208、ハウジングケース用ドラ
イブ軸支持部212の各支持部が所定の厚みを有してい
るので、軸方向に厚さがあり、ハウジングケース用駆動
軸支持部200、ハウジングケース用被動軸支持部20
4、ハウジングケース用カウンタ軸支持部208、ハウ
ジングケース用ドライブ軸支持部212の各支持部間の
ハウジングケース壁部8−1Aをエンジン2側に移動さ
せるだけで、配管スペースを容易に確保させることがで
きる。
【0065】更にまた、パイプ228は、下端側がハウ
ジングケース8−1の下側パイプ接続部216に下側固
定フランジ236で固定されるとともに上端側がハウジ
ングケース8−1の上側パイプ接続部222に上側固定
フランジ238で固定されることにより、各部品との干
渉を回避するように、第1〜7パイプ屈曲部234−1
〜234−7が形成されるとともに、曲げによるパイプ
228の屈曲では、通路面積の減少を考慮すると、屈曲
半径の最小化には限界があるため、下側、上側固定フラ
ンジ236、238に挿入されたパイプ228の下側、
上側端部228A、228Bからの第1、第7屈曲部2
34−1、234−7をパイプ同士の接合により形成す
ることにより、ケース壁面からの立ち上がりを最小限に
することができ、他部品との干渉を回避させることがで
きる。
【0066】また、出力用クラッチ32への潤滑・冷却
油及びプーリ遠心油圧キャンセラ室80への作動油は、
ハウジングケース8−1、メインケース8−2、サイド
カバー8−3に形成した各油路を利用して被動軸14の
エンジン2側の端部位側から供給することができるの
で、出力用クラッチ32を被動プーリ14よりもエンジ
ン2側に配設した場合でも、出力用クラッチ32への潤
滑・冷却油及びプーリ遠心油圧キャンセラ室80への2
種類の油をエンジン2側から一系統で供給させることが
できるとともに、出力用クラッチ32のクラッチ油圧室
74へもエンジン2側から作動油圧を作用させることが
できることから、各油路をコンパクトで且つ容易に形成
することができる。
【0067】更に、出力軸16と同軸上にパイプ軸13
2とこのパイプ軸132に嵌合させたカラー138とを
設けたので、2種類のクラッチ油圧通路140と潤滑油
路150とを、エンジン2側の一方向からの供給を可能
とし、また、カラー138の外周面にはクラッチ油圧環
状溝142が形成されているので、ハウジングケース8
−1への組み付け時に、回転方向に対して注意を払う必
要がなく、組付性を向上することができる。
【0068】図28は、この発明の第2実施例を示すも
のである。
【0069】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明
する。
【0070】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、ハウジングケース8−1には、例
えば、パイプ228の中間部位のハウジングケース用カ
ウンタ軸支持部208を利用し、パイプ228一部を側
面から抱持するパイプ抱持部282を設けた。
【0071】この第2実施例の構成によれば、上下方向
に指向するパイプ228の中間部位をパイプ抱持部28
2で抱持することができるので、パイプ228に振動等
が発生するのを防止することができるとともに、パイプ
228を堅固に支持することができる。
【0072】図29は、この発明の第3実施例を示すも
のである。
【0073】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、パイプ228の上端部位をハウジ
ングケース用上側クラッチ油圧通路224に連通するよ
うにハウジングケース8−1に取着する一方、パイプ2
28の下端部位をメインケース用クラッチ油圧通路18
6に連通するようにメインケース8−2に取着して設け
た。
【0074】この第3実施例の構成によれば、パイプ2
28の下端部位をメインケース8−2に直接取り付ける
ので、ハウジングケース8−1の下部位でのクラッチ油
圧通路を省略して簡単にすることができる。
【0075】なお、この発明においては、図30〜32
に示す如く、クラッチ油圧経路の隙間に合わせた断面形
状の各パイプを構成することにより、パイプのレイアウ
トの自由度を大きくすることができる。
【0076】即ち、図30に示す如く、所要の通路断面
積を確保しつつ、一側部品302−1と他側部品302
−1の間に配置される断面四角形状のパイプ304を構
成したり、また、図31に示す如く、所要の通路断面積
を確保しつつ、一側部品302−1に接した平面部31
2Aと湾曲形状の湾曲部312Bとを有する略断面半円
形状のパイプ312を構成したり、更に、図32に示す
如く、パイプ322の急激に曲がりがある部分において
は、通路断面積を他の部位よりも大きくするように膨出
部322Aを形成することにより、流路抵抗を少なくし
て作動油の流れを円滑にすることができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、無段変速機ケースをエンジン側のハウジ
ングケースとこのハウジングケースに連結されるメイン
ケースとこのメインケースに連結されるサイドカバーと
で構成し、被動軸を車両搭載状態において駆動軸よりも
上方に配設し、被動軸のエンジン側に出力用クラッチを
配設し、メインケースの駆動軸の下方には出力用クラッ
チの作動油圧を制御するバルブボディを配設し、このバ
ルブボディと出力用クラッチとを接続する作動油圧の油
圧通路の一部を管部材で形成したことにより、無段変速
機ケースの下部位のバルブボディから無段変速機ケース
の上部位の出力用クラッチまでの油圧通路の一部を管部
材で形成することから、無段変速機ケースの形状変更を
少なくし、他部品との干渉を容易に回避することができ
るとともに、無段変速機ケースに通路孔を形成して油圧
通路を形成する場合に比べて、出力用クラッチの油圧通
路をコンパクトで且つ容易に形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速機のパイプを取り付けたハウジングケ
ースのメインケース側からの正面図である。
【図2】パイプの正面図である。
【図3】図2の矢印IIIによるパイプの側面図であ
る。
【図4】メインケースのハウジングケース側からの正面
図である。
【図5】図4メインケースの要部概略断面図である。
【図6】図5の矢印V1による拡大断面図である。
【図7】図4のメインケースの底面図である。
【図8】メインケースのサイドカバー側からの正面図で
ある。
【図9】図8のメインケースの要部概略断面図である。
【図10】図9の矢印Xによる拡大断面図である。
【図11】図8のメインケースのクーラ導出油路部位の
断面図である。
【図12】ハウジングケースのメインケース側からの正
面図である。
【図13】図12の矢印XIII−XIII線による断
面図である。
【図14】図12の矢印XIV−XIV線による断面図
である。
【図15】図12の矢印XV−XV線による断面図であ
る。
【図16】図12の矢印XVI−XVI線による断面図
である。
【図17】サイドカバーのメインケース側からの正面図
である。
【図18】図17のサイドカバーの平面図である。
【図19】図18のXIX−XIX線による断面図であ
る。
【図20】図17のXX−XX線による断面図である。
【図21】図17のXXI−XXI線による断面図であ
る。
【図22】無段変速機のエンジン側からの正面図であ
る。
【図23】図22の無段変速機の平面図である。
【図24】図22のXXIV−XXIV線による断面図
である。
【図25】図24の要部断面図である。
【図26】図25の拡大半断面図である。
【図27】カラーの斜視図である。
【図28】第2実施例においてパイプ抱持部の正面図で
ある。
【図29】第3実施例においてハウジングケースとメイ
ンケースとの接合部位の概略構成図である。
【図30】第1の変形例におけるパイプの断面図であ
る。
【図31】第2の変形例におけるパイプの断面図であ
る。
【図32】第3の変形例におけるパイプの断面図であ
る。
【符号の説明】
2 エンジン 6 無段変速機 8 無段変速機ケース 12 駆動軸 14 被動軸 16 出力軸 18 カウンタ軸 22 オイルポンプ 26 駆動プーリ 28 被動プーリ 30 ベルト 32 出力用クラッチ 80 プーリ遠心油圧キャンセラ室 120 クラッチ油圧室 124 クラッチ遠心油圧キャンセラ室 132 パイプ軸 138 カラー 140 クラッチ油圧通路 150 潤滑油路 228 パイプ 250 オイルクーラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載したエンジンのクランク軸と
    同軸心上に配設され且つ無段変速機ケースに回転自在に
    支持された駆動軸に固定した駆動固定プーリ片と前記駆
    動軸に軸方向移動可能且つ回転不可能に装着した駆動可
    動プーリ片とからなる駆動プーリを設け、前記駆動軸と
    平行に配設され且つ前記無段変速機ケースに回転自在に
    支持された被動軸に固定した被動固定プーリ片と前記被
    動軸に軸方向移動可能且つ回転不可能に装着した被動可
    動プーリ片とからなる被動プーリを設け、前記駆動プー
    リと前記被動プーリとにベルトを巻掛けて無段変速機を
    構成し、前記無段変速機ケースを前記エンジン側のハウ
    ジングケースとこのハウジングケースに連結されるメイ
    ンケースとこのメインケースに連結されるサイドカバー
    とで構成し、前記被動軸を車両搭載状態において前記駆
    動軸よりも上方に配設し、前記被動軸の前記エンジン側
    に出力用クラッチを配設し、前記メインケースの前記駆
    動軸の下方には前記出力用クラッチの作動油圧を制御す
    るバルブボディを配設し、このバルブボディと前記出力
    用クラッチとを接続する作動油圧の油圧通路の一部を管
    部材で形成したことを特徴とする無段変速機の油圧配管
    構造。
  2. 【請求項2】 前記管部材は前記ハウジングケース内に
    取り付けられ、前記油圧通路は前記バルブボデイと前記
    メインケースと前記ハウジングケースと前記管部材と前
    記ハウジングケースと前記出力用クラッチとの順で連通
    して形成され、前記ハウジングケースの下部位には前記
    出力用クラッチへの作動油を受け入れるケース油路接続
    部が設けられるとともにこのケース油路接続部近傍で前
    記管部材の下端側を接続する下側パイプ接続部が設けら
    れ、前記ハウジングケースの上部位には前記被動軸の支
    持部近傍で前記管部材の上端側を接続する上側パイプ接
    続部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の無
    段変速機の油圧配管構造。
  3. 【請求項3】 前記無段変速機ケースには前記被動軸と
    平行にカウンタ軸が回転自在に設けられ、このカウンタ
    軸にはファイナルギヤ機構とこのファイナルギヤ機構よ
    りも前記エンジン側でリダクションギヤ機構が設けら
    れ、前記管部材は前記リダクションギヤ機構と前記ハウ
    ジングケースと前記被動軸の支持部と前記カウンタ軸の
    支持部との間に形成されているデッドスペースに配設さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の油
    圧配管構造。
  4. 【請求項4】 前記管部材は、パイプからなり、両端部
    が夫々、前記ハウジングケースの前記下側パイプ接続部
    と前記上側パイプ接続部とに各固定フランジで固定され
    るとともに、この各固定フランジに挿入された前記パイ
    プからの屈曲部をパイプ同士の接合により形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の無段変速機の油圧配管構
    造。
  5. 【請求項5】 前記被動軸と同軸心上で且つ前記被動軸
    よりも前記エンジン側にはパイプ軸が配設され、このパ
    イプ軸には外周面に環状溝を形成したカラーが嵌合して
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の無段変速
    機の油圧配管構造。
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