JP2002340004A - 軸受の組付方法 - Google Patents

軸受の組付方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドル軸にアンギュラベアリング等の軸
受を組み付け、予圧をかける際、熟練度の低い人でも簡
単に精度良く、バラツキのない品質で組み付けることが
出来るようにする。 【解決手段】 スピンドル軸1にアンギュラベアリング
等の軸受3を組み付けて締付ナット7で所定の予圧力を
与える際、スピンドル軸1にベアリングインナ4を嵌合
させた場合にベアリングインナ4に発生するであろう内
圧を各種パラメータから計算で求め、この内圧に基づい
て軸受摺動抵抗を計算により求め、この軸受摺動抵抗に
組付設計荷重を加えてトータルの組付荷重を求める。ま
た、締付ナット7の締め付けの際に生じるネジ摩擦トル
クと座面摩擦トルクを計算で求め、これらとトータルの
組付荷重から、締付ナット7にかけるべき締付トルクを
求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアンギュラ
ベアリングのような軸受をスピンドル軸に組み付ける際
の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンギュラベアリングのような軸
受をスピンドル軸に組み付ける際、軸受に予圧力をかけ
て回転のガタを無くすとともに、回転重さが適切になる
よう調整する必要があるが、このような予圧力の調整
は、例えば熟練作業者等がスピンドル軸に軸受を組み付
けて締付力を徐々に加えながらスピンドル軸を回転させ
て、回転重さやガタツキ等を、感触や音や発熱量等によ
って確認しながら組み付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の組付
方法は、熟練作業者等の勘とコツに頼る部分が多く、ノ
ウハウのない人や熟練度の低い人が組付作業を行うと、
多大な時間がかかるとともに、組付精度が狂うと、スピ
ンドル軸が焼き付いたり、スピンドル軸の回転にガタツ
キが多くなる等の問題があった。
【0004】そこで本発明は、スピンドル軸にアンギュ
ラベアリング等の軸受を組み付けるにあたり、熟練度の
低い人でも簡単に精度良く、またバラツキのない品質で
組み付けることが出来るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、スピンドル軸に軸受を組み付けた後、締付ナ
ットの締め付けにより軸受を予圧するようにした軸受の
組付方法において、スピンドル軸にベアリングインナを
嵌合させた時のベアリングインナに発生する内圧を計算
により求め、求められた内圧に基づいて軸受摺動抵抗を
計算により求めるとともに、この軸受摺動抵抗に組付設
計荷重を加えてトータルの組付荷重を求め、このトータ
ルの組付荷重から締付ナットのネジ摩擦トルク、及び締
付ナットとスペーサ等の座面摩擦トルクを計算により求
め、ネジ摩擦トルクと座面摩擦トルクから締付トルクを
算出した後、この締付トルクで締付ナットを締め付ける
ようにした。
【0006】このように、締付ナットを締め付けて軸受
に予圧する場合、締付トルクを計算によって求めるよう
にすれば、勘やコツに頼る部分がなくなり、初心者等で
も均一な精度で組み付けることが出来る。ここで、締付
トルクは、軸受に一定の組付設定荷重(スピンドル設計
者が定める最適荷重)がかかるように締め付ける必要が
あるが、実際に締付ナットで締め付ける場合は、組付設
定荷重のみならず、ベアリングインナを押圧して移動さ
せる際の軸受摺動抵抗や、締付ナットのネジ摩擦抵抗
や、締付ナットとスペーサ等の座面摩擦抵抗(スペーサ
等を介してベアリングインナを押圧する場合)を考慮す
る必要がある。そしてこれら軸受摺動抵抗等は、最初に
スピンドル軸にベアリングインナを嵌め合せた時、ベア
リングインナに発生する内圧によって変化するため、最
初にこの内圧を計算によって求め、以下、軸受摺動抵
抗、締付ナットのネジ摩擦抵抗、締付ナットとベアリン
グインナの座面摩擦抵抗を順次求め、最終的に締付ナッ
トにかけるべき締付トルクを求める。この際、例えばこ
の計算をコンピュータで自動処理するようにし、スピン
ドル軸諸元や軸受諸元等の各種パラメータを入力するだ
けで、締付トルクが自動的に算出出来るような予圧管理
ソフトを構築しておけば好適である。
【0007】また本発明では、スピンドル軸に軸受を組
み付けた後、押圧手段により位置規制スリーブを介して
軸受を押圧して予圧し、その後位置規制スリーブを固定
するようにした軸受の組付方法において、スピンドル軸
にベアリングインナを嵌合させた時のベアリングインナ
に発生する内圧を計算により求め、求められた内圧に基
づいて軸受摺動抵抗を計算により求めるとともに、この
軸受摺動抵抗に組付設計荷重を加えてトータルの組付荷
重を求め、トータルの組付荷重に基づいて押圧手段の押
圧荷重を算定し、この押圧荷重で位置規制スリーブを介
して軸受を押圧するようにした。
【0008】このように、位置規制スリーブを介して押
圧手段により予圧をかける場合、押圧手段でかけるべき
押圧荷重を計算で求めることによって、勘やコツに頼る
部分を無くし、初心者等でも均一な精度で組み付け出来
るようにする。ここで、位置規制スリーブとしては、例
えばスピンドル軸に焼き嵌め等で嵌合されるステップド
スリーブと呼ばれるような部材が好適であり、このステ
ップドスリーブは、押圧手段で押圧する際は、スピンド
ル軸との嵌合面に高圧の油圧をかけてスピンドル軸との
摩擦抵抗を無視できる程度に減らし、押圧後、油圧を抜
くことで、スピンドル軸に固着せしめて軸受を位置規制
出来るようにされている。尚この際も、計算をコンピュ
ータで自動処理するようにし、各種パラメータを入力す
るだけで、押圧荷重が自動的に算出出来るような予圧管
理ソフトを構築しておけば好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は締付ナットを
用いた軸受の組付方法を示す工程図、図2は締付ナット
を用いた軸受の説明図、図3は位置規制スリーブを用い
た軸受の組付方法を示す工程図、図4は位置決めスリー
ブを用いた軸受の組付方法を説明するための説明図、図
5は軸受にかける予圧力を説明するための説明図であ
る。
【0010】本発明に係る軸受の組付方法は、スピンド
ル軸にアンギュラベアリング等の軸受を組み付けるにあ
たり、熟練度がなくても簡単に且つ精度良く組み付ける
ことが出来るようにされ、このようなアンギュラベアリ
ング等の軸受の概要について図5に基づき説明する。
【0011】図5に示すように、スピンドル軸1に装着
されるアンギュラベアリング等の軸受3は、スピンドル
軸1に嵌合するベアリングインナ4と、外側ハウジング
2に嵌合するベアリングアウタ5と、ベアリングボール
6を備えており、このベアリングボール6とベアリング
インナ4やベアリングアウタ5との接触部には、接触角
αが付与されている。
【0012】このため、ベアリングインナ4を軸方向に
移動調整すれば、接触角αの作用によりラジアル方向の
予圧が変化するようになり、ベアリングインナ4を内側
方向に押し込むと予圧力が高まって回転が重くなり、ベ
アリングインナ4を外側方向に引き出すと、予圧力が弱
まってガタが多くなるため、この予圧力を適切に調整し
ながら組み付ける必要がある。
【0013】ここで、軸受3に予圧をかけるための方法
としては、締付ナットでベアリングインナ4を押圧する
方法や、位置規制スリーブを介して押圧手段でベアリン
グインナ4を押圧する方法等が一般的であり、本発明で
はいずれの場合でも適用可能にされ、また、コンピュー
タに各種パラメータを入力するだけで、締付ナットの場
合は、締付トルクが自動的に算出され、位置規制スリー
ブの場合は、押圧手段の押圧荷重が自動的に算出される
ような予圧管理ソフトを構築している。
【0014】そこで、まず、締付ナットを使用して予圧
をかける場合について、図1及び図2に基づき説明す
る。図2に示すように、締付ナット7で軸受3に予圧力
を与える場合、スペーサ8を介してベアリングインナ4
に押圧力を加える方法が一般的である。
【0015】この場合、締付ナット7に加える締付トル
クを計算により求めようとすると、スピンドル設計者が
要求している組付設計荷重に加えて、ベアリングインナ
4を押圧して移動させる際の軸受摺動抵抗や、締付ナッ
ト7で締め付ける際の締付ナット7の摩擦抵抗等を考慮
する必要があり、本発明では、図1に示すような方法に
より締付トルクを算出するようにしている。
【0016】まず、スピンドル軸1にベアリングインナ
4を嵌合させた際に、ベアリングインナ4に発生するで
あろう内圧を計算により求める。この際、ベアリングイ
ンナ4の内圧を計算で求める際に考慮すべきパラメータ
の一例は、例えばベアリングインナ内径di、ベアリン
グインナ外径Di、スピンドルに穴がある場合はスピン
ドル穴径ds、ベアリングインナ4をスピンドル軸1に
嵌合させた場合にベアリングインナ内径diとスピンド
ル軸外径DSの差である締め代(di−DS)、ベアリ
ングインナ4のヤング率(縦弾性係数)等であり、本発
明では、これらパラメータをコンピュータ等に入力する
と、ベアリングインナ4に発生する内圧が自動的に算出
されるようにしている。
【0017】ベアリングインナ4に発生する内圧が求め
られると、これに基づいて軸受摺動抵抗が計算により求
められる。この計算のために考慮すべきパラメータの一
例は、例えばベアリングインナに発生する内圧、ベアリ
ングインナ内径di、ベアリング幅W、組合せ数(軸受
の数)、ベアリング・軸摩擦係数等であり、これらにつ
いてもコンピュータ等に各種パラメータを入力するだけ
で軸受摺動抵抗が自動的に算出されるようにしている。
【0018】こうして軸受摺動抵抗が求められると、ス
ピンドル設計者が要求する組付設計荷重にこの軸受摺動
抵抗が加算されてトータルの組付荷重が求められる。そ
してこのトータルの組付荷重は、軸受内部の実状が考慮
された値であり、ベアリングインナ4をこの組付荷重で
押圧すれば、最終的にスピンドル設計者が要求する組付
設計荷重で予圧出来るというものである。
【0019】ところで、ベアリングインナ4を締付ナッ
ト7の締め付けによって押圧する場合、上記のトータル
の組付荷重を生じさせるため、締付ナット7側の実状も
考慮して、実際に締付ナットにかけるべき締付トルクを
求める必要があり、このため締付ナット7側のネジ摩擦
トルクと座面摩擦トルクを算出する。ここで、ネジ摩擦
トルクは、締付ナット7の雌ネジとスピンドル軸1の雄
ネジの間の摩擦抵抗を考慮したものであり、座面摩擦ト
ルクは、締付ナット7前面とスペーサ8間の摩擦抵抗を
考慮したものである。
【0020】そして、ネジ摩擦トルクを算出するため考
慮すべきパラメータの一例については、トータルの組付
荷重、ネジピッチ、ナット有効径dcN、ネジ摩擦係数
μN等であり、また座面摩擦トルクを算出するためのパ
ラメータについては、例えばトータルの組付荷重、座面
外径DF、座面内径dF、座面摩擦抵抗μF等である。
【0021】そして、求められたネジ摩擦トルクと座面
摩擦トルクを加えることによって、最終的な締付トルク
を算出するようにしている。すなわち、スピンドル軸1
に組み付けられる軸受3に締付ナット7で予圧する場
合、スピンドル軸1やベアリングインナ4やベアリング
ボール6や締付ナット7等の寸法諸元や機械的諸元等を
コンピュータ等に入力するだけで自動的に適切な締付ト
ルクが算出され、練度等の少ない人でも、求められた締
付トルクで締め付けるだけの極めて簡単な操作で品質良
く組み付けることが出来る。
【0022】次に、位置規制スリーブを使用して予圧す
る場合の構成例について、図3及び図4に基づき説明す
るが、まず、位置規制スリーブとしてステップドスリー
ブと呼ばれる部材を使用して予圧する場合の予圧機構等
の概要について、図4に基づき説明する。尚、このステ
ップドスリーブ10は、スピンドル軸1に焼き嵌め等に
よって嵌着され、軸受3の一端側をスペーサ8を介して
位置規制するものである。
【0023】図4に示すように、ステップドスリーブ1
0が使用される軸受3を予圧する場合は、スピンドル軸
1に焼き嵌めされたステップドスリーブ10に油圧源1
1を接続して、ステップドスリーブ10とスピンドル軸
1との嵌合面に圧油を供給することで嵌合面の摺動抵抗
を殆どゼロに出来るようにするとともに、ステップドス
リーブ10を押圧するための押圧手段12を接続するよ
うにしており、油圧源11によってステップドスリーブ
10とスピンドル軸1との嵌合面の摺動抵抗を無くした
後、押圧手段12により押圧し、軸受3に所定の予圧力
がかかった時点で油圧源11の油の供給を停止し、ステ
ップドスリーブ10を元の状態に復元させて軸受3の位
置を規制出来るようにされている。
【0024】因みに、押圧手段12としては、スピンド
ル軸1の一端側に取付け自在なネジ部材13と、このネ
ジ部材13に螺合する油圧ナット14を備えており、こ
の油圧ナット14には、リング状のシリンダ部14sが
形成されるとともに、このシリンダ部14s内にリング
状のピストン15が進退動自在に設けられ、このピスト
ン15の先端に押圧部材16が取付けられている。ま
た、シリンダ部14sに油圧を供給するための油圧源1
7が設けられている。
【0025】以上のようなステップドスリーブ10を使
用する場合の予圧方法について、図1に基づき説明す
る。ベアリングインナ4に発生する内圧を計算で求め、
その後、軸受摺動抵抗を求めて、トータルの組付荷重を
求めるまでの手順は、前記例の場合と同様である。
【0026】その後、この場合は、押圧部材16による
押圧力を計算で求める際に考慮すべきパラメータの一例
については、例えばシリンダ内径とqiとシリンダ外径
Qi等とし、ステップドスリーブ10の摩擦抵抗等は無
視して押圧手段12の押圧荷重を求めるようにしてい
る。
【0027】そして、油圧源11からステップドスリー
ブ10の嵌合面に高圧で油を供給してステップドスリー
ブ10の内径を僅かに広げると同時に、嵌合面に油膜を
形成して摺動抵抗を殆どゼロにし、油圧ナット14のシ
リンダ部14s内に圧油を供給して、押圧部材16によ
りベアリングインナ4を押圧し、前記計算により求めら
れた押圧荷重がかかった時点で油圧源11の油の供給を
停止すれば、ステップドスリーブ10がその位置でスピ
ンドル軸1に固定され、予圧がかかった状態で軸受3が
位置規制される。
【0028】そしてこの場合にも、スピンドル軸1やベ
アリングインナ4やベアリングボール6等の寸法諸元や
機械的諸元等を入力するだけで自動的に適切な押圧荷重
が算出され、練度等の少ない人でも簡単に且つ均一な品
質で組み付けることが出来る。
【0029】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明に係る軸受の組付方
法は、スピンドル軸に軸受を組み付ける際の予圧方法と
して、スピンドル軸にベアリングインナを装着した時の
ベアリングインナに発生する内圧を計算により求め、こ
の内圧に基づいて軸受摺動抵抗を求めるとともに、これ
に組付設計荷重を加算することによりトータルの組付荷
重を求め、このトータルの組付荷重から締付ナットの締
付トルクや、押圧手段の押圧荷重を求めるようにしたた
め、従来のように勘やコツに頼る部分がなくなり、初心
者等でも均一な精度で組み付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】締付ナットを用いた軸受の組付方法を示す工程
【図2】締付ナットを用いた軸受の説明図
【図3】位置規制スリーブを用いた軸受の組付方法を示
す工程図
【図4】位置決めスリーブを用いた軸受の組付方法を説
明するための説明図
【図5】軸受にかける予圧力を説明するための説明図
【符号の説明】
1…スピンドル軸、3…軸受、4…ベアリングインナ、
5…ベアリングアウタ、6…ベアリングボール、7…締
付ナット、8…スペーサ、10…ステップドスリーブ、
12…押圧手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 35/078 F16C 35/078 (72)発明者 渡部 良晴 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 吉田 尚 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C030 CA02 3J012 AB02 AB04 BB03 BB05 CB01 DB20 EB14 FB10 GB10 HB01 HB02 3J017 AA02 BA10 CA04 CA06 DA01 DB01 DB07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル軸に軸受を組み付けた後、締
    付ナットの締め付けにより軸受を予圧するようにした軸
    受の組付方法であって、スピンドル軸にベアリングイン
    ナを嵌合させた時のベアリングインナに発生する内圧を
    計算により求める工程と、求められた内圧に基づいて軸
    受摺動抵抗を計算により求める工程と、この軸受摺動抵
    抗に組付設計荷重を加えてトータルの組付荷重を求める
    工程と、このトータルの組付荷重から締付ナットのネジ
    摩擦トルク、及び締付ナットとスペーサ等の座面摩擦ト
    ルクを計算により求める工程と、このネジ摩擦トルクと
    座面摩擦トルクから締付トルクを算出し、この締付トル
    クで締付ナットを締め付ける工程を備えたことを特徴と
    する軸受の組付方法。
  2. 【請求項2】 スピンドル軸に軸受を組み付けた後、押
    圧手段により位置規制スリーブを介して軸受を押圧して
    予圧し、その後位置規制スリーブを固定するようにした
    軸受の組付方法であって、スピンドル軸にベアリングイ
    ンナを嵌合させた時のベアリングインナに発生する内圧
    を計算により求める工程と、求められた内圧に基づいて
    軸受摺動抵抗を計算により求める工程と、この軸受摺動
    抵抗に組付設計荷重を加えてトータルの組付荷重を求め
    る工程と、このトータルの組付荷重に基づいて押圧手段
    の押圧荷重を算定する工程と、この押圧荷重で位置規制
    スリーブを介して軸受を押圧する工程を備えたことを特
    徴とする軸受の組付方法。
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