JP2002339304A - 水系排水性舗装用補強剤 - Google Patents

水系排水性舗装用補強剤

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JP2002339304A
JP2002339304A JP2001143622A JP2001143622A JP2002339304A JP 2002339304 A JP2002339304 A JP 2002339304A JP 2001143622 A JP2001143622 A JP 2001143622A JP 2001143622 A JP2001143622 A JP 2001143622A JP 2002339304 A JP2002339304 A JP 2002339304A
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resin
water
reinforcing agent
acid
drainage pavement
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JP2001143622A
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English (en)
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Yukihiro Fukuyama
幸弘 福山
Kuniyasu Kawabe
邦康 河辺
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗工作業性や耐久性を満足し、しかも安全性に
優れた、均一な硬化反応を生じ得る水系排水性舗装用補
強剤、該補強剤を調製するのに好適に用いられる自己分
散型水系樹脂分散体、ならびに該補強剤を用いて補強し
てなる、耐久性に優れた舗装体を提供すること。 【解決手段】ラジカル重合可能な不飽和結合を有する不
飽和ジカルボン酸またはその酸無水物を構成モノマーの
少なくとも一種とする、酸価が3〜100mgKOH/
gである縮重合系樹脂、硬化剤および水を含有してなる
水系排水性舗装用補強剤、水系排水性舗装用補強剤を調
製するために用いられる、ラジカル重合可能な不飽和結
合を有する不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物を構
成モノマーの少なくとも一種とする、酸価が3〜100
mgKOH/gである縮重合系樹脂を水に分散してなる
自己分散型水系樹脂分散体、ならびに前記水系排水性舗
装用補強剤を用いて補強してなる舗装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系排水性舗装用
補強剤、該補強剤を調製するために用いられる自己分散
型水系樹脂分散体、ならびに該補強剤を用いて補強して
なる舗装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路舗装においてはアスファルト
またはコンクリートが用いられている。これらは優れた
耐衝撃性と良好な施工性を有しており、しかも安価に大
量に供給されることから、舗装剤として広く使用されて
いる。
【0003】ところで、特にアスファルト舗装は、高温
下において剛性が低下しやすく、また車の繰り返し荷重
により深いわだちが形成されやすく、水が容易に溜ま
る。このような舗装を用いた道路では水溜まりの表面で
自動車のタイヤが滑ってしまう、いわゆる「ハイドロプ
レーニング」現象が生じ、自動車事故が発生する危険が
ある。そこで、道路舗装、特に道路表層部をアスファル
トと一定粒径からなる骨材の混合物で構成した骨材間に
多孔性構造を有する排水性混合物層となし、それらの骨
材間の連通した空隙により、道路の表層部から内部へ水
が浸透する排水性の舗装構造が提供されている。
【0004】しかしながら、このような排水性舗装は骨
材を被覆しているアスファルトを接着剤とした点接着的
な構造であるため、結合強度が弱く、通過車両の多いと
ころや交差点等の過酷な条件に曝される地点では、骨材
の飛散や自動車の荷重により、空隙がつぶれ、排水性の
低下を招く。
【0005】これらの欠点を補う方法として、特開平5
−222705号公報や特開平11−158805号公
報には、排水性舗装の表層部に、メタクリル酸エステル
のモノマーやプレポリマーを主成分とする樹脂やメタク
リル酸エステル等に溶解したビニルエステル樹脂の未硬
化物と硬化剤とを舗装の排水性を確保し得る塗布量で塗
布し、重合固化させることにより耐久性を確保すること
が示されている。しかし、何れもメタクリル酸エステル
等の重合性モノマーを含んでおり、塗工時の臭気や火災
の危険性等、安全性の点で問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塗工作業性
や耐久性を満足し、しかも安全性に優れた、均一な硬化
反応を生じ得る水系排水性舗装用補強剤、該補強剤を調
製するのに好適に用いられる自己分散型水系樹脂分散
体、ならびに該補強剤を用いて補強してなる、耐久性に
優れた舗装体を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、不飽和ジ
カルボン酸を構成モノマーとする特定の酸価の縮重合系
樹脂を用いてなる、当該樹脂が自己分散により均一に分
散した水系排水性舗装用補強剤を発明した。当該補強剤
は、水中に樹脂が均一に分散しているのでスプレーガン
等での塗工が容易であり、また、メタクリル酸エステル
等の重合性モノマーを用いない、水を媒体とする縮重合
系樹脂が均一に分散した系であるので、臭気や火災の問
題がなく、安全性に優れる。
【0008】即ち、本発明の要旨は、(1)ラジカル重
合可能な不飽和結合を有する不飽和ジカルボン酸または
その酸無水物を構成モノマーの少なくとも一種とする、
酸価が3〜100mgKOH/gである縮重合系樹脂、
硬化剤および水を含有してなる水系排水性舗装用補強
剤、(2)水系排水性舗装用補強剤を調製するために用
いられる、ラジカル重合可能な不飽和結合を有する不飽
和ジカルボン酸またはその酸無水物を構成モノマーの少
なくとも一種とする、酸価が3〜100mgKOH/g
である縮重合系樹脂を水に分散してなる自己分散型水系
樹脂分散体、ならびに(3)前記(1)記載の水系排水
性舗装用補強剤を用いて補強してなる舗装体、に関す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の水系排水性舗装用補強剤
(以下、補強剤という)は、微粒子状の縮重合系樹脂、
硬化剤および水を含有してなり、当該縮重合系樹脂が特
定の酸価を有するものであって、水中にそれらの各成分
が均一に分散または溶解し、安定な樹脂の水分散体を形
成する。本発明の補強剤には縮重合系樹脂と硬化剤が含
有されており、加熱により硬化反応が進行するが、常温
で硬化反応を進行させる観点から、硬化促進剤をさらに
含有させるのが好ましい。硬化促進剤を用いる場合、硬
化剤と硬化促進剤との直接の接触を避けて、急激な硬化
反応を抑え、補強剤の保存安定性を高める観点から、硬
化促進剤のみ、あるいは硬化促進剤とさらに所望により
硬化剤とを塗工直前に本発明の補強剤に添加して用いる
のが好ましい。
【0010】本発明の補強剤は縮重合系樹脂が均一に分
散した水系の補強剤であり、塗工作業性に優れ、排水性
舗装上に均一に塗布、混合、付着すると、水媒体中に均
一に分散された縮重合系樹脂中に存在する不飽和結合が
関与する重合反応が均一に進行し、全体に渡って効率よ
く硬化が起こり、舗装上に実用上、充分に強固な補強剤
層が形成され、その結果、耐久性に優れた排水性の舗装
体が得られる。また、硬化に要する時間も通常の塗工で
問題のない範囲である。さらに、本発明の補強剤は臭気
や火災の危険性等のない原料によりなるものであり、危
険性等に関する従来の問題点が大幅に改善されている。
【0011】本発明の補強剤に含有される縮重合系樹脂
は、ラジカル重合可能な不飽和結合を有する不飽和ジカ
ルボン酸またはその酸無水物を構成モノマーの少なくと
も一種とする、酸価が3〜100mgKOH/g、好ま
しくは10〜70mgKOH/gである樹脂である。当
該縮重合系樹脂の形態は微粒子であり、その平均粒径と
しては、分散性の観点から、好ましくは0.01〜10
μm、より好ましくは0.02〜5μmである。
【0012】縮重合系樹脂は、その酸価が3mgKOH
/g未満では安定な水系分散体が得られず、100mg
KOH/gを超えると樹脂の親水性が増し、水可溶性と
なって高濃度品が得られにくい。
【0013】前記酸価はJIS K 0070に従って
測定し、前記平均粒径は、たとえば、レーザ回折式粒度
分布測定装置、SALD−2000J(島津製作所製)
により測定する。
【0014】本発明に用いられる縮重合系樹脂として
は、本発明の所望の効果の発現の観点から、具体的に
は、ポリエステルまたはポリエステルポリアミドが好ま
しい。
【0015】本発明に用いられる縮重合系樹脂、たとえ
ば前記ポリエステルは、たとえば構成モノマーとして以
下に挙げる酸成分を、ポリオール成分と縮重合させるこ
とにより製造することができる。
【0016】酸成分としての、ラジカル重合可能な不飽
和結合を有する不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物
としては、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル
酸、イタコン酸、シトラコン酸およびそれらの酸無水物
が挙げられ、好ましくはマレイン酸、フマル酸、無水マ
レイン酸および無水テトラヒドロフタル酸である。これ
らは単独でまたは2種以上混合して用いることができ
る。これらの酸成分の含有量は全酸成分中、好ましくは
20〜100モル%、より好ましくは50〜100モル
%である。
【0017】なお、本発明に用いることができる、前記
酸成分以外の他の酸成分としては特に限定はなく、たと
えば下記の多価カルボン酸またはその誘導体を用いるこ
とができる。
【0018】多価カルボン酸またはその誘導体としては
特に限定はないが、好ましくは炭素数4〜40の二価お
よび三価の非ラジカル反応性カルボン酸が用いられ、た
とえば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、ダイマー酸、アルケニルコハク酸(C4〜C2
0)、シクロヘキサンジカルボン酸、ナフタレンジカル
ボン酸等の二価カルボン酸、および1,2,4−ベンゼ
ントリカルボン酸等の三価カルボン酸、その無水物、そ
の低級アルキルエステル(C1〜C4)が挙げられる。
なお、他の酸成分として非ラジカル反応性の酸成分を用
いる場合、前記列挙したラジカル重合可能な不飽和結合
を有する不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物は、特
に前記例示した範囲内で用いることが好ましい。
【0019】一方、前記ポリオール成分としては特に限
定はなく、好ましくはエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメ
チロールプロパン、ソルビトール、1,6−ヘキサンジ
オール等の炭素数2〜10の脂肪族ポリオールまたはビ
スフェノールA、水素化ビスフェノールA等の芳香族系
ポリオールおよびそれらのアルキレン(C2〜C3)オ
キサイド付加物(付加モル数:n=2〜20)が挙げら
れ、特には耐熱性および耐水性の点よりビスフェノール
Aのプロピレンオキサイド付加物、エチレンオキサイド
付加物が好ましい。
【0020】ポリオール成分と酸成分との縮重合は、公
知の方法、たとえば、ポリオール成分と酸成分とを不活
性ガス雰囲気中にて180〜250℃の温度で反応させ
ることにより行うことができ、その終点は分子量の指標
となる軟化点(Tm)、酸価等の追跡により決定すれば
よい。
【0021】なお、ポリオール成分と酸成分とのモル比
は、得られるポリエステルの酸価、数平均分子量および
ガラス転移点(Tg)等の値により適宜決定すればよい
が、1:0.6〜1:1.5(ポリオール成分:酸成
分)であることが好ましい。
【0022】また、この縮重合の際に、酸化ジブチル錫
等のエステル化触媒、ハイドロキノン、t−ブチルカテ
コール等の重合禁止剤等の添加剤を適宜使用できる。
【0023】一方、本発明に用いられる縮重合系樹脂の
好ましい態様の1つである前記ポリエステルポリアミド
は、公知の方法、たとえば、前記ポリエステルの製造に
用いた酸成分および前記ポリオールを含む成分中にアミ
ン誘導体を添加して縮重合することにより製造すること
ができる。かかるアミン誘導体としては特に限定はな
く、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、キシリレンジアミン等のポリアミ
ン;メチルグリシン、トリメチルグリシン、6−アミノ
カプロン酸、δ−アミノカプリル酸、ε−カプロラクタ
ム等のアミノカルボン酸;並びにエタノールアミン、プ
ロパノールアミン等のアミノアルコールが挙げられ、有
機溶剤への溶解性の点よりメチルグリシン、トリメチル
グリシンおよび6−アミノカプロン酸が好ましい。
【0024】ポリエステルポリアミドの合成の際の、ポ
リオール成分、酸成分およびアミン誘導体のモル比は、
前記ポリエステルの場合と同様に、該ポリエステルポリ
アミドの酸価、数平均分子量およびガラス転移点等の値
により、適宜決定すればよい。
【0025】なお、得られる縮重合系樹脂の酸価の調整
は、たとえば、その原料、たとえば前記酸成分/ポリオ
ール成分のモル比、反応時間等を調整することにより行
うことができる。
【0026】また、平均粒径は、たとえば、得られる縮
重合系樹脂の分子量、酸価、中和度等を調整すると共
に、かかる樹脂を有機溶剤に溶解させ、水、および必要
に応じて界面活性剤等を加え、有機溶剤を留去して水系
に転相させる工程を行い、その際に転相乳化条件等を変
えることによって適宜調整することができる。
【0027】また、本発明に用いられる縮重合系樹脂と
しては、JIS K 0070に基づく水酸基価(OH
V) が好ましくは1〜50mgKOH/gである。ま
た、該樹脂のガラス転移点(Tg)(示差走査熱量計に
よる測定)が−50〜100℃、軟化点(Tm)(フロ
ーテスター法による測定)が180℃以下および数平均
分子量(GPC法によりポリスチレン換算した値)が1
000〜50000であることが好ましい。また、該樹
脂がポリエステルポリアミドである場合、該樹脂のAS
TM D2073に基づくアミン価は10mgKOH/
g以下であることが好ましい。
【0028】さらに、縮重合系樹脂に存在するカルボキ
シル基は、少なくとも一部が中和されている必要があ
り、たとえば、本発明の補強剤を調製する前もしくは調
製する際に中和剤を用いて中和すればよく、その中和方
法は特に限定されない。
【0029】前記中和剤としてはカルボキシル基をイオ
ン化するものであれば特に限定がないが、好ましくは、
アルカリ金属、アルカリ土類金属等の水酸化物および各
種アミン類、特にはアルカリ金属の水酸化物であり、そ
の使用量は、縮重合系樹脂中のカルボキシル基1当量に
対して、0.8〜1.4当量が好ましい。なお、中和剤
は、そのまま使用してもよいが、極少量の水に希釈、溶
解して使用してもよい。
【0030】本発明の補強剤における縮重合系樹脂の含
有量は当該補強剤の使用方法により異なるが、必要とす
る強度と分散体の安定性のバランスから、好ましくは1
0〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%であ
る。
【0031】また、本発明の補強剤には、前記縮重合系
樹脂に加え、本発明の所望の効果の発現が阻害されない
範囲内で適宜さらに他の樹脂を用いることもできる。
【0032】本発明の補強剤に用いられる硬化剤として
は、たとえば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、
過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、2,2−アゾビス(2
−アミジノプロパン)二塩酸塩、4,4−アゾビス(4
−シアノ吉草酸)等の水溶性アゾ化合物、過酸化水素等
の水溶性硬化剤、ジアシルパーオキサイド類、ハイドロ
パーオキサイド類、およびケトンパーオキサイド類等の
油溶性硬化剤が挙げられ、硬化速度の観点から、水溶性
硬化剤が好ましい。油溶性硬化剤としては、具体的に
は、低温活性のイソブチリルパーオキサイド、3,5,
5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド等が特に好
ましい。これらの硬化剤は、単独でまたは2種以上を混
合して用いることができる。
【0033】本発明の補強剤における硬化剤の含有量
は、要求される硬化速度および舗装体の強度と補強剤の
保存安定性とのバランスの観点から、該補強剤に含有さ
れる縮重合系樹脂100重量部に対し、好ましくは0.
01〜10重量部、より好ましくは0.05〜5重量部
である。
【0034】本発明の補強剤に用いられる硬化促進剤と
しては、たとえば、過酸化水素水、亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸塩、二価の鉄塩、L−
アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム等の水
溶性硬化促進剤、アニリン誘導体、トルイジン誘導体、
金属石鹸類等の油溶性硬化促進剤が挙げられ、硬化速度
の観点から、水溶性硬化促進剤が特に好ましい。
【0035】本発明の補強剤における硬化促進剤の含有
量は、要求される硬化速度および舗装体の強度と補強剤
の保存安定性とのバランスの観点から、該補強剤に含有
される縮重合系樹脂100重量部に対し、好ましくは
0.01〜10重量部、より好ましくは0.05〜5重
量部である。
【0036】なお、硬化剤および/または硬化促進剤
を、本発明の補強剤に塗工直前に添加する場合は、予め
水溶性溶剤に溶解しておくことが好ましい。水溶性溶剤
としては、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン
(MEK)、エタノール、イソプロパノール等が挙げら
れる。
【0037】本発明の補強剤には、硬化後の樹脂の架橋
密度を高める観点から、ラジカル重合可能な不飽和結合
を2つ以上有する化合物(以下、不飽和結合を2つ以上
有する化合物という)をさらに含有させるのが好まし
い。
【0038】本発明に用いられる不飽和結合を2つ以上
有する化合物としては、たとえば、アリル基を有する化
合物、両末端(メタ)アクリル基を有する化合物および
ジビニル基を有する化合物からなる群より選ばれる1種
以上の化合物が挙げられる。これらの中では、本発明の
補強剤を排水性舗装に塗工する際、たとえば、当該補強
剤を加熱して用いるような場合、硬化前の加熱された溶
融状態では、縮重合系樹脂と相溶し、該樹脂の溶融粘度
を低下させる作用を有し、また該樹脂の溶融粘度低下に
伴い、高反応性となり、かつ不飽和結合量が向上し、そ
の結果、架橋密度が向上することによる硬化後の舗装体
の強度向上、該補強剤の保存安定性、塗工時の臭気等の
観点から、アリル基を含有する化合物が好ましい。具体
的には、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、テ
レフタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、イタコン酸
ジアリル、ヘキサヒドロフタル酸ジアリル、ジアリルフ
タレートプレポリマー、ジアリルイソフタレートプレポ
リマー等のジアリル化合物および1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸トリアリル等のトリアリル化合物がより
好ましい。
【0039】また、両末端(メタ)アクリル基を有する
化合物としては、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタ
クリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート等が
挙げられ、トリエチレングリコールジメタクリレート、
ポリエチレングリコールジメタクリレート等が好まし
い。ジビニル基を有する化合物としては、ジビニルベン
ゼン、ジビニルナフタレン等が好ましい。これらの不飽
和結合を2つ以上有する化合物は単独でまたは2種以上
を混合して使用してもよい。
【0040】本発明の補強剤における不飽和結合を2つ
以上有する化合物の含有量は、舗装体の高強度化、およ
び耐熱性、耐水性の向上の観点から、縮重合系樹脂10
0重量部に対し、好ましくは0.5〜80重量部、より
好ましくは1〜60重量部である。不飽和結合を2つ以
上有する化合物は、架橋反応への関与をより高める観点
から、前記縮重合系樹脂に内添して用いるのが好まし
い。かかる場合、補強剤における不飽和結合を2つ以上
有する化合物の含有量が好ましくは前記範囲内となるよ
うに内添すればよい。なお、内添の方法としては、たと
えば、縮重合系樹脂と共に不飽和結合を2つ以上有する
化合物を有機溶剤に溶解させ、水および必要に応じて界
面活性剤等を加え有機溶剤を留去して水系に転相させる
方法等が挙げられる。また、不飽和結合を2つ以上有す
る化合物は塗工直前に添加しても良い。
【0041】さらに本発明の補強剤には、前記成分の他
に、公知の各種添加剤、たとえば、ベンゾトリアゾー
ル、ベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、クロロメチルフ
ェノール系等の防黴剤、EDTA等のキレート剤、亜硫
酸塩、炭酸カルシウム、タルク等の充填剤、顔料、染
料、酸素吸収剤等を本発明の所望の効果を損なわない範
囲で配合してもよい。
【0042】さらに、MDI等のイソシアネート類を添
加して、硬化後の樹脂の架橋密度をより高めることもで
きる。
【0043】本発明の補強剤に用いられる水としては、
水道水、イオン交換水、蒸留水等を挙げることができる
が、本発明の所望の効果の発現を阻害しない限り、特に
限定はない。その含有量は、前記成分を含有させたとき
に総量が100重量%となるように調整される。
【0044】続いて、本発明の補強剤の製造方法につい
て説明する。該補強剤は、たとえば、少なくとも下記成
分: (1)ラジカル重合可能な不飽和結合を有する不飽和ジ
カルボン酸またはその酸無水物を構成モノマーの少なく
とも一種とする、酸価が3〜100mgKOH/gであ
る縮重合系樹脂の水分散体、および(2)硬化剤を常法
により混合して製造することができる。
【0045】好ましくは、前記(1)としては後述する
本発明の自己分散型水系樹脂分散体を用い、当該樹脂分
散体および硬化剤を常法により混合して製造する。縮重
合系樹脂および硬化剤以外のその他の成分は、かかる混
合時に適宜添加して共に混合すればよい。
【0046】本発明の補強剤は、たとえば、前記(1)
および(2)をそれぞれ予め混合して調製物とすること
もでき(態様イ)、もしくは使用する直前にそれらを混
合して調製物とすることもできる(態様ロ)。また、縮
重合系樹脂および硬化剤以外のその他の成分についても
同様にして用いることができる。
【0047】本発明の自己分散型水系樹脂分散体(以
下、樹脂分散体という)とは、具体的にはラジカル重合
可能な不飽和結合を有する不飽和ジカルボン酸またはそ
の酸無水物を構成モノマーの少なくとも一種とする、酸
価が3〜100mgKOH/gである縮重合系樹脂を水
に分散してなる、樹脂の水分散体からなる樹脂の水系分
散体であり、本発明の補強剤を調製するために好適に用
いられる。
【0048】かかる樹脂分散体に含有される縮重合系樹
脂は、前記する縮重合系樹脂と同様である。その含有量
は、樹脂分散体において、好ましくは10〜70重量
%、より好ましくは30〜60重量%である。樹脂分散
体には、所望により、硬化剤および/または硬化促進剤
を水中に添加することもできる。なお、両者を共に含有
させる場合には、樹脂分散体の保存時にそれらを直接接
触させないようにするのが好ましく、たとえば、硬化剤
は縮重合系樹脂と共に樹脂分散体中に含有させ、一方、
硬化促進剤は塗工直前に添加するのが好ましい。その際
の添加の態様としては、前記補強剤の場合と同様である
のが好ましい。また、硬化剤および硬化促進剤以外のそ
の他の成分、たとえば、前記不飽和結合を2つ以上有す
る化合物等を水中に含有および/または縮重合系樹脂に
内添させてもよい。また、樹脂分散体に用いられる水も
前記と同様であり、その含有量は樹脂分散体の水以外の
成分と併せて総量で100重量%となるように調整す
る。
【0049】さらに本発明は、前記(1)および
(2)、さらに所望により硬化促進剤等のその他の成分
からなり、使用時にそれらを適宜組み合わせて混合して
使用される補強剤をも提供する。前記(1)としては、
好ましくは本発明の樹脂分散体である。かかる補強剤は
前記態様ロの具体例の1つであり、該補強剤の使用直前
まで前記(1)および(2)等を別個独立した形で、か
つ同時に提供し、該補強剤の使用時に初めて常法により
混合し、該補強剤を提供しようとするものである。かか
る補強剤では、前記(1)および(2)等が補強剤の提
供時に混合され、それ以前には別個独立の形態をとるも
のであることから、さらに、保存安定性に優れる。
【0050】前記樹脂分散体は、たとえば、転相乳化等
により製造する。たとえば、前記縮重合系樹脂、不飽和
結合を2つ以上有する化合物を有機溶剤に溶解させ、水
や所望により界面活性剤等を加えた後、有機溶剤を留去
して水系に転相することにより製造する。転相は、水を
加えた時に起こってもよいが、安定な樹脂の水分散体を
得る観点から、有機溶剤の留去中に起こるようにするこ
とが好ましい。なお、さらに添加する硬化剤および/ま
たは硬化促進剤は水中に含有されるように、樹脂分散体
の製造時または製造後に適宜混合すればよい。
【0051】前記有機溶剤としては、アセトン、メチル
エチルケトン、ジエチルケトン等の炭素数3〜8のケト
ン系溶剤、テトラヒドロフラン(THF)等の炭素数4
〜8のエーテル系溶剤等が好ましく、アセトン、メチル
エチルケトンおよびTHFが更に好ましい。有機溶剤の
使用量としては、本発明の樹脂分散体に用いられる縮重
合系樹脂100重量部に対し有機溶剤100〜600重
量部であることが好ましい。
【0052】また、前記水の使用量としては、本発明の
樹脂分散体に用いられる縮重合系樹脂100重量部に対
し100〜1000重量部であることが好ましい。この
場合、水にアセチレングリコール化合物、各種アニオ
ン、ノニオン等の界面活性剤、特には高級アルコール硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ジ
アルキルスルホコハク酸塩、β−ナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物塩等を縮重合系樹脂100重量部に対
し1〜20重量部程度さらに添加すると、当該樹脂微粒
子の平均粒径を小さくすることができ、かつ樹脂濃度を
高めることができるので好ましい。
【0053】また、有機溶剤の留去は、たとえば、減圧
下25〜70℃で行うことが好ましく、有機溶剤の含有
量を好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.1
重量%以下に調整することが望ましい。また、得られた
処理液のpHを6〜10となるように調整することがさ
らに好ましい。pHの調整には、前述の中和剤等を用い
ることができる。
【0054】なお、前記樹脂分散体に含有される縮重合
系樹脂の平均粒径は、たとえば用いる縮重合系樹脂の分
子量、酸価、中和度、転相乳化の条件等を変えることに
より適宜調整することができる。
【0055】本発明の補強剤は、塗工作業性や安全性に
優れ、さらに熱硬化性や保存安定性にも優れたものであ
る。本発明の補強剤を排水性舗装上に均一に塗布、混
合、付着、たとえば、スプレーコーティング等すること
により、本発明の補強剤により補強された、耐久性に優
れた排水性の舗装体を得ることができる。
【0056】本発明の補強剤の塗工方法としては、たと
えば、本発明の補強剤(a)をスプレーガンにより排水
性舗装上に噴出塗布後、さらに所望により硬化促進剤を
含む水分散液(b)、たとえば、硬化促進剤を含む樹脂
分散体を同じくスプレーガンにより排水性舗装上に噴出
塗布する方法等を挙げることができる。また、前記
(a)および(b)からなる2液混合スプレー方式を用
いてもよい。
【0057】本発明の補強剤の塗布量は、所定の排水性
舗装の排水性を損なわない範囲で自由に設定できるが、
好ましくは0.1〜3kg/m2 程度である。かかる範
囲内であれば、排水性舗装の排水性が良好に維持され、
排水性舗装の表面補強効果が充分に得られるので好まし
い。
【0058】さらに、本発明の補強剤を排水性舗装上に
塗布する際、当該補強剤の塗布と同時または塗布直後に
ノンスリップ骨材をその表面に散布することにより、排
水性舗装に対し自動車タイヤの滑り止め効果を付与する
こともできる。
【0059】
【実施例】樹脂製造例1 ポリエステル樹脂の調製 ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物(平均付
加モル数:2.2モル)3500g、フマル酸1160
g(全酸成分中100モル%)、ハイドロキノン0.3
gおよび酸化ジブチル錫8.4gを窒素気流下にて16
0℃で4時間反応させた。その後、200℃まで昇温
後、常圧にて1時間、9.33kPaの減圧下で1時間
反応させた。得られたポリエステル樹脂の物性は酸価
(AV)が23.0mgKOH/g、水酸基価(OH
V)が33.7mgKOH/g、軟化点(Tm)が9
5.1℃、ガラス転移点(Tg)が81.3℃、数平均
分子量が3300の固体であった。これを樹脂(1)と
する。軟化点は、高化式フローテスター(島津製作所
製)を用い、荷重20kgf(196N)、オリフィス
径10mm、オリフィス長さ1mm、3℃/分の昇温条
件で測定し、半量流れ出た温度を軟化点とした。また、
ガラス転移点は、示差走査熱量計、DSC200(セイ
コー電子社製)により、10℃/分の昇温条件にて測定
し、接線法で求めた。
【0060】実施例1 (1)樹脂分散体(A−1)の調製 上記樹脂(1)300gおよびフタル酸ジアリル45g
をメチルエチルケトン540gに溶解させた。次いで、
30%水酸化ナトリウム16.4gを添加して中和し、
攪拌下でイオン交換水750gを加えた後、減圧下40
℃でメチルエチルケトンを留去し水分調整をして、熱硬
化性の自己分散型水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒
径:0.52μm、固形分:35重量%)を得た〔樹脂
分散体(A−1)〕。
【0061】(2)樹脂分散体(A−2)の調製 フタル酸ジアリルを用いないこと以外は前記樹脂分散体
(A−1)と同様にして調製し、熱硬化性の自己分散型
水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒径:0.52μ
m、固形分:35重量%)を得た〔樹脂分散体(A−
2)〕。
【0062】(3)樹脂分散体(B−1)の調製 上記樹脂分散体(A−1)100gに対し、攪拌下、1
0%過硫酸アンモニウムを10g加えて熱硬化性の自己
分散型水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒径:0.5
2μm、固形分:33重量%)を得た〔樹脂分散体(B
−1)〕。
【0063】(4)樹脂分散体(B−2)の調製 上記樹脂分散体(A−1)100gに対し、攪拌下、3
0%過酸化水素水を3.3g加えて熱硬化性の自己分散
型水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒径:0.52μ
m、固形分:35重量%)を得た〔樹脂分散体(B−
2)〕。
【0064】(5)樹脂分散体(C−1)の調製 上記樹脂分散体(A−1)100gに対し、攪拌下、1
0%亜硫酸ナトリウムを10gを加えて熱硬化性の自己
分散型水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒径:0.5
2μm、固形分:33重量%)を得た〔樹脂分散体(C
−1)〕。
【0065】(6)樹脂分散体(C−2)の調製 上記樹脂分散体(A−1)100gに対し、攪拌下、1
0%L−アスコルビン酸ナトリウムを10g加えて熱硬
化性の自己分散型水系ポリエステル樹脂分散体(平均粒
径:0.52μm、固形分:35重量%)を得た〔樹脂
分散体(C−2)〕。
【0066】実施例2〜9 前記実施例1で調製した樹脂分散体、硬化剤、硬化促進
剤を表1の配合(重量部)に従って混合し、補強剤を調
製した。次いで、当該補強剤をアルミカップに注いだ
後、室温に放置し、指で触れても指につかなくなるまで
の時間を硬化時間(分)として測定した。なお、硬化時
間が30分以内であれば◎、30分を超えて1時間以内
であれば○とした。
【0067】また、前記補強剤を排水性舗装上に塗工
し、その際の不快臭の有り無しにより塗工作業性を評価
した。以上の結果を表1に併記する。
【0068】
【表1】
【0069】表1より、本発明の補強剤の硬化時間は通
常行われる塗工において問題とならない時間内にあり、
塗工作業性も優れることが分かる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、塗工作業性や安全性に
優れた、均一な硬化反応を生じ得る水系排水性舗装用補
強剤が得られ、当該補強剤を排水性舗装に塗工すること
により、実用上充分な強度を有する排水性の舗装体を得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA03 AG16 EB06 4J027 AB06 AB07 AB08 AB14 AB15 AB16 AB18 AB19 AB22 AB23 AB25 AJ05 BA19 BA20 BA22 CA07 CA36 CB03 CB04 CB06 CB09 CC02 CD01 CD08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合可能な不飽和結合を有する
    不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物を構成モノマー
    の少なくとも一種とする、酸価が3〜100mgKOH
    /gである縮重合系樹脂、硬化剤および水を含有してな
    る水系排水性舗装用補強剤。
  2. 【請求項2】 硬化促進剤をさらに含有してなる請求項
    1記載の水系排水性舗装用補強剤。
  3. 【請求項3】 ラジカル重合可能な不飽和結合を2つ以
    上有する化合物をさらに含有してなる請求項1または2
    記載の水系排水性舗装用補強剤。
  4. 【請求項4】 縮重合系樹脂がポリエステルまたはポリ
    エステルポリアミドである請求項1〜3いずれか記載の
    水系排水性舗装用補強剤。
  5. 【請求項5】 水系排水性舗装用補強剤を調製するため
    に用いられる、ラジカル重合可能な不飽和結合を有する
    不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物を構成モノマー
    の少なくとも一種とする、酸価が3〜100mgKOH
    /gである縮重合系樹脂を水に分散してなる自己分散型
    水系樹脂分散体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか記載の水系排水性
    舗装用補強剤を用いて補強してなる舗装体。
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KR100949464B1 (ko) * 2009-07-06 2010-03-29 우일엔지니어링 주식회사 포장도로의 미끄럼 방지 메쉬망 시공방법 및 이에 따른 포장도로
JP2013170194A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Dic Graphics Corp 酸化重合性樹脂組成物および塗工被膜形成物
JP2014031649A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Toa Doro Kogyo Co Ltd 舗装用バインダ及び舗装用混合物
WO2014104317A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 花王株式会社 舗装用バインダ

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