JP2002337948A - 梱包材 - Google Patents

梱包材

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JP2002337948A
JP2002337948A JP2001144780A JP2001144780A JP2002337948A JP 2002337948 A JP2002337948 A JP 2002337948A JP 2001144780 A JP2001144780 A JP 2001144780A JP 2001144780 A JP2001144780 A JP 2001144780A JP 2002337948 A JP2002337948 A JP 2002337948A
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Yasuo Horiuchi
康夫 堀内
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い衝撃にも耐えられるように厚みを持たせ
る必要があったため、梱包されるテレビジョン装置に対
して梱包用段ボール箱が大型化し、運搬効率が悪化する
という課題があった。 【解決手段】 袋状のビニルシート22に発泡スチロー
ル材21を挿入し、ビニルシート22の開口22aから
内部の空気を排出させてビニルシート21の内側シート
面を発泡スチロール材21の表面に略密着させ、開口2
2aを封止する。すると、発泡スチロール材21をビニ
ルシート22によりコーティングして補強した梱包材2
0が形成される。この梱包材20は、衝撃に強いため、
テレビジョン装置10を確実に保護することが可能であ
り、また、肉薄な発泡スチロール材21を使えるため、
段ボール箱60の小型化を実現させて運搬効率の向上を
図ることも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包材に関し、特
に、被梱包物を梱包容器に収容させるにあたり、同被梱
包物と同梱包容器との間に介在される梱包材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梱包材として、梱包用段ボール箱
とテレビジョン装置との間に生じる隙間形状に合わせて
成形された発泡スチロール材が知られており、梱包用段
ボール箱にテレビジョン装置を収容させるにあたり、こ
の発泡スチロール材を両者の間に生じる上記隙間に介在
させている。すると、運搬時、外部から梱包用段ボール
箱に衝撃が加わった場合であっても、上記発泡スチロー
ル材が緩衝材となって上記テレビジョン装置に同衝撃が
加わるのを防ぐことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の梱包材
においては、強い衝撃にも耐えられるように厚みを持た
せる必要があったため、梱包されるテレビジョン装置に
対して梱包用段ボール箱が大型化し、運搬効率が悪化す
るという課題があった。なお、特公昭57−38149
号公報には、部分的に発泡させつつ真空成形された梱包
材が開示され、特公昭61−2096号公報には、高周
波溶着が可能な樹脂発泡体により構成された梱包材が開
示されているが、ともに梱包用段ボール箱の小型化を実
現可能とするものではなかった。本発明は、上記課題に
かんがみてなされたもので、梱包用段ボール箱の小型化
を実現させて運搬効率の向上を図ることの可能な梱包材
の提供を目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、被梱包物を梱包容器に収
容させるにあたり、同被梱包物と同梱包容器との間に介
在される梱包材であって、上記被梱包物に加わる衝撃を
吸収する発泡スチロール材と、上記発泡スチロール材が
開口から挿入され、同開口から内部の空気を排出させて
同発泡スチロール材の表面に略密着させ、同開口が封止
される袋状のビニルシートとを備える構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明において
は、袋状のビニルシートに発泡スチロール材を挿入す
る。そして、同ビニルシートの開口から内部の空気を排
出させて同ビニルシートの内側シート面を同発泡スチロ
ール材の表面に略密着させ、同開口を封止する。このよ
うに、上記発泡スチロール材を上記ビニルシートにより
コーティングした梱包材が形成される。
【0005】この梱包材は、被梱包物を梱包容器に収容
させる際、同被梱包物と同梱包容器との間に緩衝材とし
て介在させられ、同梱包容器の運搬中、この梱包容器に
外力が加わって同被梱包物に衝撃が与えられるようなこ
とがあると、上記発泡スチロール材が変形して同衝撃を
吸収する。この際、上記ビニルシートでコーティングさ
れることにより、上記発泡スチロール材が補強されてい
るため、上記被梱包物を上記衝撃から確実に保護するこ
とが可能となる。
【0006】また、本発明にかかる梱包材は、上記コー
ティングにより強度が高められているため、上記発泡ス
チロール材を肉薄に形成しても高い強度が得られる。従
って、同梱包材が肉薄になる分だけ上記梱包容器を小型
化させることができ、運搬効率の向上を図ることも可能
となる。上記請求項1では、梱包材を具体的な構成によ
り実現させているが、かかる構成は一例にすぎないた
め、本発明が意図する技術を広い技術範囲で捉えること
も可能である。
【0007】すなわち、請求項2にかかる発明は、被梱
包物を梱包容器に収容させるにあたり、同被梱包物と同
梱包容器との間に介在される梱包材であって、上記被梱
包物に加わる衝撃を吸収する緩衝材と、上記緩衝材の表
面に被覆される樹脂フィルムとを備える構成としてあ
る。上記のように構成した請求項2にかかる発明におい
ては、緩衝材の表面に樹脂フィルムを被覆させて梱包材
を形成している。この梱包材は、被梱包物を梱包容器に
収容させる際、同被梱包物と同梱包容器との間に介在さ
せられ、同梱包容器の運搬中、この梱包容器に外力が加
わって同被梱包物に衝撃が与えられるようなことがある
と、上記緩衝材が変形して同衝撃を吸収する。
【0008】この際、上記樹脂フィルムを被覆させるこ
とにより、上記緩衝材が補強されているため、上記被梱
包物を上記衝撃から確実に保護することが可能となる。
また、上記緩衝材を肉薄に形成しても高い強度が得られ
るため、当該梱包材が肉薄になる分だけ上記梱包容器を
小型化させることができ、運搬効率の向上を図ることも
可能となる。ここにいう樹脂フィルムは、上記緩衝材を
被覆することが可能なものであれば良いとの観点から、
材質が限定されるものではないが、例えば、汎用樹脂シ
ートを採用すれば、強度の高い梱包材を安価に形成する
ことができる点で有用となる。
【0009】上記樹脂フィルムの具体的な構成の一例と
して、請求項3にかかる発明は、上記請求項2に記載の
梱包材において、上記樹脂フィルムは、上記緩衝材を密
封可能な袋体である構成としてある。上記のように構成
した請求項3にかかる発明においては、上記緩衝材を袋
状の樹脂フィルムに挿入し、同樹脂フィルムを密封して
梱包材を形成する。このため、極めて簡単な作業で梱包
材の強度を高めることが可能となる。
【0010】上記袋状の樹脂フィルムを採用した際の具
体例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項3に
記載の梱包材において、上記袋体は、内部から空気が排
出されて上記緩衝材の表面に略密着させられる構成とし
てある。上記のように構成した請求項4にかかる発明に
おいては、上記緩衝材を上記袋体に挿入し、袋内から空
気を排出させて内側フィルム面を同緩衝材の表面に略密
着させ、同袋体を密封して梱包材を形成する。すると、
上記袋体の内面を上記緩衝材の表面に略密着させた状態
が維持されるため、同袋体による同緩衝材の補強効果が
より高められる。
【0011】上記請求項4において、上記袋体による上
記緩衝材の補強効果をより高めるための付加構成の一例
として、請求項5にかかる発明は、上記請求項4に記載
の梱包材において、上記緩衝材は、脱酸素剤とともに上
記袋体により密封される構成としてある。上記のように
構成した請求項5にかかる発明においては、上記緩衝材
を脱酸素剤とともに上記袋体に挿入し、袋内から空気を
排出させて内側フィルム面を同緩衝材の表面に略密着さ
せ、同袋体を密封して梱包材を形成する。すると、上記
脱酸素剤が上記袋体の内面と上記緩衝材の表面との間に
残った空気を吸収していくため、同袋体と同緩衝材とが
より密着しやすくなる。従って、上記袋体による上記緩
衝材の補強効果をより高めることが可能な点で、当該請
求項5は有用なものとなる。
【0012】また、上記袋状の形態の一例として、請求
項6にかかる発明は、上記請求項3〜請求項5のいずれ
かに記載の梱包材において、上記袋体は、一方が厚手に
成形された一対の樹脂シートを貼り合わせて形成される
構成としてある。上記のように構成した請求項6にかか
る発明においては、一方が厚手に成形された一対の樹脂
シートを貼り合わせることにより、上記袋体が形成され
る。ここで、厚手に成形された側を上記被梱包物との対
向部位に配向させつつ、上記梱包材を形成すると、この
被梱包物から直に荷重が加わる部位における補強効果を
他の部位よりも高めることができる。
【0013】上記請求項3〜6では、袋状の樹脂フィル
ムを採用した場合について説明しているが、この樹脂フ
ィルムは、上記緩衝材を被覆することができれば良いと
の観点から、別の形状の樹脂フィルムを採用することも
可能である。その一例として、請求項7にかかる発明
は、上記請求項2に記載の梱包材において、上記樹脂フ
ィルムは、上記被梱包物との対向面に被覆される構成と
してある。上記のように構成した請求項7にかかる発明
においては、上記緩衝材における上記被梱包物との対向
面に上記樹脂フィルムが被覆される。このため、小面積
の樹脂フィルムにより、同被梱包物から直に荷重が加わ
る部位における同緩衝材の補強効果を高めることができ
る。
【0014】ここで、上記樹脂フィルムを上記緩衝材に
対して簡単に取り付けるための付加構成の一例として、
請求項8にかかる発明は、上記請求項7に記載の梱包材
において、上記緩衝材は、上記樹脂フィルムが被覆され
る面と外面との間に吸気孔を有する構成としてある。上
記のように構成した請求項8にかかる発明においては、
上記樹脂フィルムが被覆される面と外面との間に吸気孔
が設けられた緩衝材を採用する。すると、この吸気孔の
外面側から吸気し、上記樹脂フィルムを上記緩衝材の表
面に吸い付けることにより、同樹脂フィルムを同緩衝材
に対して容易に取り付けることが可能となる。
【0015】さらに、上記梱包材に付加構成を設けるた
めの構成例として、請求項9にかかる発明は、上記請求
項2〜請求項8のいずれかに記載の梱包材において、上
記樹脂フィルムは、上記被梱包物との対向面にエンボス
加工が施されている構成としてある。上記のように構成
した請求項9にかかる発明においては、上記被梱包物と
の対向面にエンボス加工が施された樹脂フィルムを採用
する。すると、同被梱包物が突起を介して同樹脂フィル
ムに当接するため、フィルム面に平行な方向への摩擦力
が高まる。従って、同被梱包物に対する上記梱包材の滑
りを防ぐことにより、梱包時における作業性を向上させ
ることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、強い衝撃
が加わった場合であっても、被梱包物を確実に保護する
ことの可能な梱包材を具体的な構成により実現させるこ
とができる。また、肉薄な発泡スチロール材を用いるこ
ともできるため、梱包容器の小型化を実現させて運搬効
率の向上を図ることも可能となる。さらに、請求項2に
かかる発明によれば、強い衝撃が加わった場合であって
も、被梱包物を確実に保護することの可能な梱包材を実
現させることができる。また、肉薄な緩衝材を用いるこ
ともできるため、梱包容器の小型化を実現させて運搬効
率の向上を図ることも可能となる。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
極めて簡単な作業で梱包材の強度を高めることができ
る。さらに、請求項4にかかる発明によれば、効果的に
緩衝材を補強することができる。さらに、請求項5にか
かる発明によれば、より効果的に緩衝材を補強すること
ができる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、被
梱包物から直に荷重が加わる部位の補強効果を高めるこ
とができる。さらに、請求項7にかかる発明によれば、
小面積の樹脂フィルムにより、効果的に梱包材の強度を
高めることができる。さらに、請求項8にかかる発明に
よれば、緩衝材に対して樹脂フィルムを容易に取り付け
ることができる。さらに、請求項9にかかる発明によれ
ば、梱包作業の効率化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態を説明する。 (1)テレビジョン装置の梱包: (2)梱包材の説明: (3)梱包材の変形例:
【0019】(1)テレビジョン装置の梱包:図1は、
テレビジョン装置を梱包する際の状況を斜視図により示
している。同図において、略矩形形状のキャビネットを
有するテレビジョン装置10は、モニタ画面が設けられ
た前面側から背面側に見て、右上隅、右下隅、左上隅お
よび左下隅にそれぞれ梱包材20〜50が装着された状
態で梱包用の段ボール箱60に収容される。ここで、テ
レビジョン装置10と段ボール箱60とは、それぞれ本
発明にいう被梱包物と梱包容器とを構成する。梱包材2
0〜50は、断面略L字形状となる凹部20a〜50a
を設けた直方体により形成されている。ここで、凹部2
0a〜50aは、長手方向へテレビジョン装置10の奥
行き寸法を有し、凹部20a〜50aの内壁面から外壁
面までの肉厚は、テレビジョン装置10を段ボール箱6
0に収容させた際に生じる高さ方向、幅方向および奥行
き方向への隙間の半分の長さとなるように均一に設定さ
れている。
【0020】かかる構成により、テレビジョン装置10
が段ボール箱60に収容されると、テレビジョン装置1
0の高さに梱包材20,30(40,50)の肉厚を加
えた長さが段ボール箱60の高さと一致する。また、テ
レビジョン装置10の幅に梱包材20,40(30,5
0)の肉厚を加えた長さが段ボール箱60の幅と一致
し、テレビジョン装置10の奥行きに各梱包材20〜5
0の二倍の肉厚を加えた長さが段ボール箱60の奥行き
と一致する。このため、テレビジョン装置10は、各梱
包材20〜50により段ボール箱60の内部で位置決め
される。また、各梱包材20〜50は、運搬中、自身を
変形させることにより、テレビジョン装置10に加わる
衝撃を吸収して緩衝材として機能する。
【0021】(2)梱包材の説明:本実施形態にかかる
梱包材20〜50は、同一形状を有しているため、以
下、梱包材20についてのみ詳細を説明するが、残りの
梱包材30〜50についても同様の説明を適用可能であ
る。梱包材20は、図2に示すように、発泡スチロール
材21と、ビニルシート22とにより構成されている。
ここで、発泡スチロール材21とビニルシート22と
は、それぞれ本発明にいう緩衝材と樹脂フィルムとを構
成する。
【0022】上述したように凹部20aを有する直方体
で形成されている発泡スチロール材21は、袋状のビニ
ルシート22に挿入される。そして、図3に示すよう
に、ビニルシート22の開口22aに吸気口70を接続
して袋内から空気を排出させると、袋内の空気が減少す
るのに伴ってビニルシート22の内面が発泡スチロール
材21の表面に密着していく。ここで、図4に示すよう
に、ビニルシート22の開口22aを溶着して封止する
と、ビニルシート22の内面を発泡スチロール材21の
表面に密着させた状態が維持される。以上のように、発
泡スチロール材21がビニルシート22によりコーティ
ングされると、発泡スチロール材21の強度が補われる
ため、発泡スチロール材21の肉厚を薄くすることも可
能となる。
【0023】すると、強度を維持するために発泡スチロ
ール材21を肉厚とする必要がなくなるため、薄くされ
た肉厚分だけ段ボール箱60を小型化することが可能と
なる。例えば、同じ積載容積を有するトラック荷台であ
っても、より多くの段ボール箱60を積むことができる
ため、運搬効率の向上が実現可能となる。さらに、ポリ
エステルシート、ポリエチレンシート、ポリプロピレン
シートなどの汎用樹脂シートを発泡スチロール材21の
表面に密着させるだけで良く、発泡スチロール材21の
成形工程を変更したり、特殊な強化コーティングを施す
必要もないため、安価に発泡スチロール材21の強度を
増大させることができる点においても有用となる。な
お、本実施形態では、ビニルシート22の開口22aを
溶着封止しているが、かかる手法は一例にすぎないた
め、開口22aを圧着させたり、接着させるなどしても
良い。
【0024】(3)梱包材の変形例:梱包材20では、
袋内の空気が減少するほど、ビニルシート22の内面が
発泡スチロール材21の表面に密着しやすくなることか
ら、ビニルシート22の内面と発泡スチロール材21の
表面との間の空気をより減少させるための付加構成が有
用となる。例えば、図5に示すように、発泡スチロール
材21の一部に脱酸素剤21aを取り付けて袋状のビニ
ルシート22に挿入すると、袋内から空気を排出させて
密封された後も脱酸素剤21aにより、ビニルシート2
2の内面と発泡スチロール材21の表面との間の空気が
さらに除去される。このため、発泡スチロール材21の
表面に対してビニルシートをより密着させ、発泡スチロ
ール材の補強効果を高めることが可能となる。
【0025】また、ビニルシート22は、一対のビニル
シートを貼り合わせて袋状に形成されることも多い。こ
のため、図6に示すように、一方のビニルシートを厚手
にすることでビニルシート22の一面側を厚手に形成す
ることも可能となる。すると、この厚手に形成されたシ
ート面を凹部20aに対向させることにより、テレビジ
ョン装置10の荷重が直接加わる凹部20aを厚手のシ
ート面で効果的に補強することができる。
【0026】ところで、上記説明では、袋状のビニルシ
ート22を採用しているが、発泡スチロール材21をコ
ーティングして補強することができれば良いとの観点か
ら、凹部20aに接着剤を塗布しておき、図7に示すよ
うに、ビニルシート80を凹部20aだけに貼付するこ
とも可能である。すると、テレビジョン装置10と対向
する凹部20aにだけビニルシート80を密着させるこ
とができるため、小面積のビニルシート80によりテレ
ビジョン装置10の荷重が直接加わる凹部20aを効果
的に補強することができる。
【0027】この際、例えば、図8に示すように、凹部
20aの内壁面と外壁面との間に吸気孔21bを設け、
吸気孔21bの外壁面側から吸気することにより、ビニ
ルシート80を凹部20aの内壁面に吸い付けさせて貼
付すれば、作業効率の向上も可能となる。さらに、図9
に示すように、凹部20aのシート表面にエンボス加工
を施すと、梱包材20にテレビジョン装置10を装着す
る際の滑り止め機能を付加させることができる。なお、
ビニルシート22を採用した場合であっても、同様に、
凹部20aのシート表面にエンボス加工を施すことで滑
り止め機能を付加させることが可能である。
【0028】このように、袋状のビニルシート22に発
泡スチロール材21を挿入し、ビニルシート22の開口
22aから内部の空気を排出させてビニルシート21の
内側シート面を発泡スチロール材21の表面に略密着さ
せ、開口22aを封止する。すると、発泡スチロール材
21をビニルシート22によりコーティングして補強し
た梱包材20が形成される。この梱包材20は、衝撃に
強いため、テレビジョン装置10を確実に保護すること
が可能であり、また、肉薄な発泡スチロール材21を使
えるため、段ボール箱60の小型化を実現させて運搬効
率の向上を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン装置を梱包する際の状況を示す斜
視図である。
【図2】発泡スチロール材をビニルシートに挿入する際
の状況を示す斜視図である。
【図3】袋内から空気を排出させる際の状況を示す斜視
図である。
【図4】ビニルシートが封止された梱包材を示す斜視図
である。
【図5】脱酸素剤とともに発泡スチロール材をビニルシ
ートに挿入する際の状況を示す斜視図である。
【図6】一面側を厚手としたビニルシートを示す斜視図
である。
【図7】凹部にだけビニルシートを取り付けた梱包材を
示す斜視図である。
【図8】吸気孔を設けた発泡スチロール材にビニルシー
トを取り付ける際の状況を示す斜視図である。
【図9】凹部のシート表面にエンボス加工を施したビニ
ルシートが取り付けられた梱包材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…テレビジョン装置 20〜50…梱包材 20a〜50a…凹部 21…発泡スチロール材 21a…脱酸素剤 21b…吸気孔 22…ビニルシート 22a…開口 60…段ボール箱 70…吸気口 80…ビニルシート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物を梱包容器に収容させるにあた
    り、同被梱包物と同梱包容器との間に介在される梱包材
    であって、 上記被梱包物に加わる衝撃を吸収する発泡スチロール材
    と、 上記発泡スチロール材が開口から挿入され、同開口から
    内部の空気を排出させて同発泡スチロール材の表面に略
    密着させ、同開口が封止される袋状のビニルシートとを
    備えることを特徴とする梱包材。
  2. 【請求項2】 被梱包物を梱包容器に収容させるにあた
    り、同被梱包物と同梱包容器との間に介在される梱包材
    であって、 上記被梱包物に加わる衝撃を吸収する緩衝材と、 上記緩衝材の表面に被覆される樹脂フィルムとを備える
    ことを特徴とする梱包材。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の梱包材において、 上記樹脂フィルムは、上記緩衝材を密封可能な袋体であ
    ることを特徴とする梱包材。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の梱包材において、 上記袋体は、内部から空気が排出されて上記緩衝材の表
    面に略密着させられることを特徴とする梱包材。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の梱包材において、 上記緩衝材は、脱酸素剤とともに上記袋体により密封さ
    れることを特徴とする梱包材。
  6. 【請求項6】 上記請求項3〜請求項5のいずれかに記
    載の梱包材において、 上記袋体は、一方が厚手に成形された一対の樹脂シート
    を貼り合わせて形成されることを特徴とする梱包材。
  7. 【請求項7】 上記請求項2に記載の梱包材において、 上記樹脂フィルムは、上記被梱包物との対向面に被覆さ
    れることを特徴とする梱包材。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の梱包材において、 上記緩衝材は、上記樹脂フィルムが被覆される面と外面
    との間に吸気孔を有することを特徴とする梱包材。
  9. 【請求項9】 上記請求項2〜請求項8のいずれかに記
    載の梱包材において、 上記樹脂フィルムは、上記被梱包物との対向面にエンボ
    ス加工が施されていることを特徴とする梱包材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7464517B2 (en) 2003-11-14 2008-12-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Shock absorbing material for packaging and deaeration packaging method
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