JP2002337541A - 車両用蓄冷式空調装置 - Google Patents

車両用蓄冷式空調装置

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JP2002337541A JP2001145343A JP2001145343A JP2002337541A JP 2002337541 A JP2002337541 A JP 2002337541A JP 2001145343 A JP2001145343 A JP 2001145343A JP 2001145343 A JP2001145343 A JP 2001145343A JP 2002337541 A JP2002337541 A JP 2002337541A
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D16/00Devices using a combination of a cooling mode associated with refrigerating machinery with a cooling mode not associated with refrigerating machinery
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄冷ユニットの体格を増大せずに蓄冷材によ
る冷房性能を向上する。 【解決手段】 車両のエンジンを駆動源として冷却能力
を発揮する蒸発器21と、エンジンの運転時に蒸発器2
1により冷却される蓄冷パック23とを備え、エンジン
の停止時に、車室内へ吹き出される空気を蓄冷パック2
3により冷却する車両用蓄冷式空調装置において、蒸発
器21と蓄冷パック23を収容しているケース24a内
に仕切り部材29〜33を配置して、蓄冷パック23の
配置部分における空気通路28を空気が蛇行状に流れる
ようにした。これにより、空気と蓄冷パック23との接
触面積を増加できるので、風量が大きくなっても低温の
吹出風を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両エンジンの停
止時に蓄冷材により車室を冷房する車両用蓄冷式空調装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用蓄冷式空調装置
は、トラックの車室のうち運転室後方に備えられた仮眠
室の冷房用、あるいは荷物の積み卸し時、信号待ち時等
のアイドル時に車両エンジンの停止を停止するアイドル
ストップ時の車室冷房用等の用途に用いられる。
【0003】これらの用途のうち、トラックの仮眠室を
冷房する用途の空調装置が、特開平7−329553号
公報や特許第2820681号公報等にて提案されてい
る。
【0004】これらの従来技術では、車両エンジンの運
転時(車両走行時)に蓄冷用蒸発器により蓄冷材を冷却
し凍結させ、そして、車両エンジンの停止時には凍結し
た蓄冷材の表面を送風機の送風空気が通過することによ
り送風空気を冷却し、その冷却空気を車室(仮眠室)内
に吹き出して、車室(仮眠室)内の冷房を行うようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、凍結した蓄冷材の表面を送風空気が単純に直線
的に通過するだけであるので、送風空気と蓄冷材との接
触面積がどうしても小さくなり、送風空気からの吸熱量
が減少する。
【0006】このため、風量を30〜40m3/h程度
まで減少しないと、低温(略10〜15℃程度)の冷風
を吹き出すことができない。冷房能力向上のために、風
量を60〜80m3/h程度まで増加すると、吹出風の
温度が20℃付近まで上昇するので、冷房性能(単位時
間当たりの性能)を確保できない。
【0007】本発明は上記点に鑑み、蓄冷ユニットの体
格を増大せずに、蓄冷材による冷房性能を向上すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、車両のエンジンを駆動
源として冷却能力を発揮する冷却手段(21)と、エン
ジンの運転時に冷却手段(21)により冷却される蓄冷
材(23)とを備え、エンジンの停止時に、車室(3
1)内へ吹き出される空気を蓄冷材(23)により冷却
する車両用蓄冷式空調装置において、蓄冷材(23)の
配置部分における空気通路(28)を空気が蛇行状に流
れるようにしたことを特徴とする。
【0009】これによると、蓄冷材(23)の配置部分
にて空気が蛇行状に流れるので、空気と蓄冷材(23)
との接触面積を、従来技術のように蓄冷材表面を単純に
直線的に通過させるものに比較して大幅に増加できるの
で、風量が大きくなっても低温の吹出風を確保できる。
従って、冷却手段(21)および蓄冷材(23)を備え
る蓄冷ユニット(24)の体格を大きくせずに、冷房性
能(単位時間当たりの性能)を向上できる。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、冷却手段(21)および蓄冷材(23)を内蔵す
るケース(24a)を有し、ケース(24a)に、空気
通路(28)に空気を流入させる空気入口(25)、お
よび蓄冷材(23)により冷却された空気を車室(3
1)内へ吹き出すための空気出口(26)を設け、更
に、空気入口(25)と空気出口(26)との間におい
て、空気通路(28)を蛇行状に形成するための仕切り
手段(29〜33)をケース(24a)内に配置するこ
とを特徴とする。このような具体的配置構成により請求
項1の作用効果を良好に発揮できる。
【0011】請求項3に記載の発明のように、請求項1
または2において、冷却手段は、具体的には、蛇行状に
曲げ形成された偏平チューブ(21a)を冷媒が流れる
蒸発器(21)であり、蓄冷材は蛇行状の偏平チューブ
(21a)相互間に配置された蓄冷パック(23)内に
封入されており、蛇行状の偏平チューブ(21a)と蓄
冷パック(23)との間に空気通路(28)を構成する
ことができる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す一実施形態
について説明する。
【0014】本実施形態に係る車両用蓄冷式空調装置は
トラック用に適用され、車両エンジンの停止時(荷物の
積み卸し時、信号待ち時等のアイドルストップ時)にも
車室の冷房作用を発揮するものである。
【0015】先ず、図1により本実施形態の冷凍サイク
ルRを説明する。冷凍サイクルRの圧縮機10は、車両
のエンジン(図示せず)から電磁クラッチ11を介して
駆動力が伝達され、冷媒を吸入圧縮する。この圧縮機1
0から吐出された高圧冷媒は凝縮器(放熱器)12に流
入して冷却され凝縮する。この凝縮器12から流出する
冷媒は気液分離器13に流入して気液に分離される。
【0016】この気液分離器13の出口側は、2つの冷
媒通路、すなわち、空調用冷媒通路14と蓄冷用冷媒通
路15とに分岐される。空調用冷媒通路14には、電磁
弁からなる空調用開閉弁16と、温度式膨張弁からなる
空調用減圧器17と、この減圧器17にて減圧された低
圧の気液二層冷媒を蒸発させる空調用蒸発器(空調用冷
却手段)18が直列に接続されている。
【0017】また、蓄冷用冷媒通路15には電磁弁から
なる蓄冷用開閉弁19と、蓄冷用減圧器20と、この減
圧器20にて減圧された低圧の気液二層冷媒を蒸発させ
る蓄冷用蒸発器(蓄冷用冷却手段)21と、逆止弁22
が直列に接続されている。
【0018】蓄冷用減圧器20は、本例では定圧膨張弁
を用いており、この定圧膨張弁はその下流側が所定圧力
以下に低下すると開弁するものである。蓄冷用蒸発器2
1はその内部を循環する冷媒の蒸発潜熱)により蓄冷パ
ック22を冷却して蓄冷パック22内の蓄冷材に蓄冷す
るようになっている。
【0019】より具体的には、蓄冷用減圧器20を構成
する定圧膨張弁の開弁圧の選択により蓄冷用蒸発器21
での冷媒蒸発温度が例えば−12°Cとなるような冷媒
蒸発圧力を設定して、蓄冷パック23内の蓄冷材(例え
ば、水等)を凝固(凍結)させ、凝固潜熱により蓄冷を
行う。
【0020】逆止弁22は、空調用蒸発器18側から蓄
冷用蒸発器21へ高温冷媒が逆流するのを防止して、蓄
冷用蒸発器21の上流側から下流側への一方向のみに冷
媒を流すものである。
【0021】なお、蓄冷用減圧器20、蓄冷用蒸発器2
1、蓄冷パック23等により蓄冷ユニット24が構成さ
れる。また、空調用減圧器17、空調用蒸発器18等に
より車室内前部の空調ユニット30が構成される。
【0022】図2はトラックの車室(運転室)31内に
おける蓄冷ユニット24および空調ユニット30の具体
的配置例を示すものであり、空調用蒸発器18等を収容
している空調ユニット30は、車室31内前部の計器盤
32の内側部に配置される。空調用蒸発器18で冷却さ
れた冷風は、空調ユニット30内で温度調整された後に
計器盤32の上方部に配置されたフェイス吹出口33等
を通して車室31内へ吹き出すようになっている。
【0023】これに対して、蓄冷ユニット24は車室3
1内のうち、座席(運転席または助手席)34の下方部
位等に配置されて、エンジン運転時における蓄冷機能と
エンジン停止時における蓄冷材の放冷による冷房機能と
を発揮するようになっている。
【0024】次に、上記蓄冷ユニット24の具体的構成
を図3により説明すると、蓄冷ユニット24は、空気通
路を構成するケース24aを有しており、このケース2
4aは高さの低い直方体状の箱形状に樹脂にて成形され
ている。なお、図3の矢印は車室内の座席下方部への搭
載時における車両上下前後左右の各方向を示す。ケース
24aは、具体的には、車両上下方向にて2分割され、
上側の分割ケース体と下側の分割ケース体とを一体に締
結することにより直方体状の箱形状を形成する。図3
(a)では、この2分割ケース構造の図示を省略してい
る。
【0025】ケース24aの長手方向の一端側、すなわ
ち、車両後方側の壁面の上部に車室内空気を取り入れる
空気入口25が開口している。そして、ケース24aの
長手方向の他端側、すなわち、車両前方側の壁面に蓄冷
パック23により冷却された冷風をケース24aの外部
に流出させる空気出口26が開口している。なお、空気
出口26には図示しない冷風吹出ダクトを接続し、この
冷風吹出ダクトの先端部を車室内の上部に配置し、この
冷風吹出ダクトの先端部の吹出口から乗員の上半身側へ
向かって冷風を吹き出すようになっている。
【0026】ケース24aの内部で、空気出口26の直
前の上流部には送風機27が配置されている。この送風
機27は遠心式多翼ファンからなる送風ファン27a
と、駆動用モータ27bと、送風ファン27aを収容す
るスクロールケーシング27cとを有している。このス
クロールケーシング27cの空気吹出部に上記空気出口
26が形成されている。
【0027】図3(b)は蓄冷用蒸発器21および蓄冷
パック23の具体例を示すものであり、図3(a)の上
方から見た平面図である。蓄冷用蒸発器21は、冷媒が
流通する偏平チューブ21aを複数箇所の曲げ部を有す
るように蛇行状に曲げ形成している。偏平チューブ21
aはアルミニュウム等の金属により形成されている。な
お、蓄冷パック23は樹脂材により板厚の小さい細長の
タンク状に形成され、その内部に水等の蓄冷材を封入し
ている。蓄冷パック23は、蓄冷用蒸発器21の向かい
合う偏平チューブ21a相互間に密着するように複数個
(図示の例では5個)配設されている。
【0028】蓄冷パック23のうち、偏平チューブ21
aの表面に密着する面、すなわち、図3(b)の上下方
向(車両左右方向)の面には凹部23aが多数形成さ
れ、この凹部23aにより空気を流通させるための空気
通路28が多数形成される。
【0029】ところで、ケース24aの空気入口25と
空気出口26との間において、送風機27の送風空気が
蓄冷用蒸発器21内の多数の空気通路28を図3(a)
の矢印のように蛇行状に流れるようにしてある。この蛇
行状の空気流れを形成するために、ケース24aの内壁
面と蓄冷用蒸発器21との間に第1〜第5仕切り部材2
9〜33を配置している。
【0030】具体的には、ケース24aの内壁面から所
定間隔を隔てて蓄冷用蒸発器21をケース24a内の空
間に配置し、この所定間隔の部位に上記の第1〜第5仕
切り部材29〜33を配置して送風空気の流れを規制す
ることにより、図3(a)の矢印に示す蛇行状の空気流
れが空気通路28に形成されるようにしている。
【0031】第1〜第5仕切り部材29〜33は、ケー
ス24aの内壁面に樹脂で一体成形することが可能であ
るが、ケース24aと別体で形成してケース24aの内
壁面に接着等により固着してもよい。また、第1〜第5
仕切り部材29〜33の先端部と蓄冷用蒸発器21との
接触部には適宜の弾性シール材を介在して空気洩れを防
止するようにしてもよい。
【0032】次に、本実施形態の作動について述べる。
【0033】1.エンジン運転時の車室冷房 エンジン運転時において、空調装置の作動スイッチ(図
示せず)が投入されている場合には、空調用開閉弁16
を開いて空調ユニット内の空調用蒸発器18にて低圧冷
媒を蒸発させて空調用蒸発器18により車室内への吹出
空気を冷却する。この冷却空気(冷風)は、空調ユニッ
ト18のフェイス吹出口33等から車室内へ吹き出して
車室内を冷房する。
【0034】一方、空調装置の作動スイッチが投入さ
れ、かつ、蓄冷ユニット24での蓄冷を行うための蓄冷
スイッチ(図示せず)が投入されると、図示しない空調
制御装置により空調用開閉弁16と蓄冷用開閉弁19が
所定時間毎に交互に開閉される。これにより、減圧器1
7、20により減圧された低圧冷媒が空調用蒸発器18
と蓄冷用蒸発器21に交互に流れる。
【0035】ここで、蓄冷用蒸発器21においては低圧
冷媒の蒸発温度が前述のように蓄冷用減圧器20の作用
で蓄冷パック23内の蓄冷材を凝固させるに十分な低温
に設定されるので、蓄冷材が凝固温度以下の低温に冷却
され、蓄冷材が凝固(凍結)する。従って、凝固潜熱に
より蓄冷材への蓄冷を行うことができる。この蓄冷時に
は蓄冷ユニット24の送風機27は停止したままであ
る。
【0036】なお、蓄冷ユニット24には、蓄冷材23
aの温度を検出する蓄冷温度センサ(図示せず)が設け
られており、この蓄冷温度センサの検出温度により蓄冷
材が完全に凝固したと判定されたときは、蓄冷スイッチ
の投入にもかかわらず、蓄冷用開閉弁19を閉弁して蓄
冷機能を停止する。
【0037】また、蓄冷用減圧器20として定圧膨張弁
を用いており、この定圧膨張弁は、その下流側が所定圧
力以下に低下すると始めて開弁し、それ以外のときには
常に閉弁しているため、蓄冷用開閉弁19を廃止しても
本実施形態のシステムは成立する。
【0038】2.エンジン停止時の車室冷房 エンジン停止時において、蓄冷ユニット24の冷房スイ
ッチ(図示せず)が投入されている場合には、蓄冷ユニ
ット24の送風機27のモータ27bに通電して送風機
27を作動させる。これにより、蓄冷ユニット24の空
気入口25から車室内空気がケース24a内に流入す
る。この流入空気はケース24a内の仕切り部材29〜
33により流れ方向が規制されて、図3(a)の矢印の
ように蓄冷用蒸発器21内の多数の空気通路28を蛇行
状に流れる。
【0039】より具体的に述べると、送風機27の送風
空気はケース24a内で車両上下方向に複数回流れ方向
を反転して、蓄冷用蒸発器21内の多数の空気通路28
を蛇行状に流れる。この結果、送風機27の送風空気と
蓄冷パック23との接触面積を、従来技術のように蓄冷
材表面を単純に直線的に通過させるものに比較して大幅
に増加できるので、風量が大きくなっても低温の吹出風
を確保できる。従って、蓄冷ユニット24の体格を大き
くせずに、冷房性能(単位時間当たりの性能)を向上で
きる。
【0040】(他の実施形態)なお、上記の一実施形態
では、蓄冷ユニット24をトラックの車室内の座席下方
に配置して、エンジン停止時における車室内冷房のため
に蓄冷ユニット24を用いているが、車室のうち、トラ
ックの運転席後方に備えられる仮眠室(図示せず)に蓄
冷ユニット24を配置して、エンジン停止時における仮
眠室の冷房のために蓄冷ユニット24を用いるようにし
てもよい。
【0041】また、トラック以外に、1ボックスカーの
ような車両において、車室後部の空間を駐車時にエンジ
ンを停止して冷房するような用途に本発明の蓄冷ユニッ
ト24を用いてもよい。
【0042】また、上記の一実施形態では、蓄冷ユニッ
ト24のケース24a内において送風空気が車両上下方
向で反転して、蓄冷用蒸発器21内の多数の空気通路2
8を送風空気が蛇行状に流れるようにしているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、蓄冷ユニット24
の車室内での配置形態の変化に応じて、送風空気が車両
前後方向、あるいは車両左右方向で反転して送風空気が
蛇行状に流れるようにしてもよい。
【0043】また、上記の一実施形態では、蓄冷ユニッ
ト24のケース24a内に送風機27を配置している
が、車室内前部の空調ユニット30に対して比較的近接
した位置に蓄冷ユニット24を配置する場合には、蓄冷
ユニット24専用の送風機27を廃止し、エンジン停止
時に空調ユニット30の送風機(図示せず)を作動さ
せ、この空調ユニット30の送風機の送風空気を適宜の
接続ダクトを介して蓄冷ユニット24内に導入し、この
導入空気を蓄冷パック23により冷却し、その冷却空気
を車室内へ吹き出すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車両用蓄冷式空調装置の
冷凍サイクル構成図である。
【図2】本発明の一実施形態の車両用蓄冷式空調装置の
トラック運転室内の配置説明図である。
【図3】(a)は第1実施形態による蓄冷ユニットの概
略断面図、(b)は(a)の蓄冷用蒸発器の平面図であ
る。
【符号の説明】
21…蓄冷用蒸発器、21a…偏平チューブ、23…蓄
冷パック、24a…ケース、25…空気出口、26…空
気出口、28…空気通路、29〜33…仕切り部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンを駆動源として冷却能力
    を発揮する冷却手段(21)と、前記エンジンの運転時
    に前記冷却手段(21)により冷却される蓄冷材(2
    3)とを備え、 前記エンジンの停止時に、車室(31)内へ吹き出され
    る空気を前記蓄冷材(23)により冷却する車両用蓄冷
    式空調装置において、 前記蓄冷材(23)の配置部分における空気通路(2
    8)を前記空気が蛇行状に流れるようにしたことを特徴
    とする車両用蓄冷式空調装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段(21)および前記蓄冷材
    (23)を内蔵するケース(24a)を有し、 前記ケース(24a)に、前記空気通路(28)に空気
    を流入させる空気入口(25)、および前記蓄冷材(2
    3)により冷却された空気を車室(31)内へ吹き出す
    ための空気出口(26)を設け、 更に、前記空気入口(25)と前記空気出口(26)と
    の間において、前記空気通路(28)を蛇行状に形成す
    るための仕切り手段(29〜33)を前記ケース(24
    a)内に配置することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用蓄冷式空調装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却手段は、蛇行状に曲げ形成され
    た偏平チューブ(21a)を冷媒が流れる蒸発器(2
    1)であり、 前記蓄冷材は前記蛇行状の偏平チューブ(21a)相互
    間に配置された蓄冷パック(23)内に封入されてお
    り、 前記蛇行状の偏平チューブ(21a)と前記蓄冷パック
    (23)との間に前記空気通路(28)を構成したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の車両用蓄冷式空
    調装置。
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