JP2002336855A - 造水装置および造水方法 - Google Patents

造水装置および造水方法

Info

Publication number
JP2002336855A
JP2002336855A JP2001150750A JP2001150750A JP2002336855A JP 2002336855 A JP2002336855 A JP 2002336855A JP 2001150750 A JP2001150750 A JP 2001150750A JP 2001150750 A JP2001150750 A JP 2001150750A JP 2002336855 A JP2002336855 A JP 2002336855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
membrane module
membrane
reverse osmosis
fresh water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001150750A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Kitade
有 北出
Takayuki Nakanishi
貴之 中西
Masahiro Kihara
正浩 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2001150750A priority Critical patent/JP2002336855A/ja
Publication of JP2002336855A publication Critical patent/JP2002336855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】原水を膜処理して透過水を得るにあたり、より
高い回収率を達成できる造水方法および造水装置を提供
する。 【解決手段】原水をナノフィルトレーション膜Aに通し
て硫酸イオン濃度を低下させたのち、その透過水を膜A
よりも食塩の除去率が高いナノフィルトレーション膜B
に通して塩濃度を低下させ、さらにその透過水を逆浸透
膜に通して塩類を除去することを特徴とする造水方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前処理膜と逆浸透
膜とを用いて海水などの原水を処理して透過水を得るの
に好適に使用できる造水方法および造水装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、海水から工業用水や飲料水などの
淡水を得る技術が発達し、従来から一般的に行われてき
た蒸発法にかわって逆浸透膜を用いた膜分離法が注目を
集めるようになった。この膜分離法は、運転に要するエ
ネルギーも少なくて済み、高品質な淡水を得ることがで
きるため、様々な分野における利用が期待されている。
【0003】さて、この膜分離法を実施するにあたって
は、いかに低コストで造水するかが技術の焦点となるた
め、海水から真水を回収する割合(回収率)を高める努
力が払われる訳であるが、60%以上の高回収率で運転
を行うと逆浸透膜の濃縮水側の溶質成分濃度が高まっ
て、水への溶解度が低いスケール成分が析出し、膜寿命
や透過水品質が低下したりするなどといった問題を惹起
していた。
【0004】そこで、逆浸透膜へ供給する海水をあらか
じめ膜により前処理して、スケール成分をある程度まで
取り除いておき、回収率を高める方法が開発された。特
開平8−206460号公報では、逆浸透膜を多段に配
置し、高回収率な運転を行う装置が示されている。しか
し全体の回収率を高めようとすれば、前処理工程におけ
る回収率を高めなければならず、結局、前処理工程にお
いてスケール成分が析出し、トータルでの回収率が高め
られないといった問題があった。これを解決するため、
特開平9−141260号公報では、主なスケール成分
である硫酸カルシウムの析出を防ぐため、硫酸イオンの
みを除去するナノフィルトレーション膜(以下NF膜と
略す)を使用することが提案され、これを使えば回収率
を高くしても前処理においてスケールの析出が起こらな
い。しかしこのような膜は一般的に塩の除去率が低く、
逆浸透膜の浸透圧を下げる効果が少ないため、逆浸透膜
を高回収率で運転しようとすると、非常に高圧で運転す
る必要があるため、結局逆浸透膜での回収率を上げるこ
とができず、プラント全体の回収率は60%以上に上げ
ることは不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来の問題点を解決し、原水を膜処理して透過水を
得るにあたり、より高い回収率を達成できる造水方法お
よび造水装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、本発明
の造水方法は、原水をNF膜モジュールAに通して硫酸
イオン濃度を低下させたのち、その透過水を膜モジュー
ルAよりも食塩の除去率が高いNF膜モジュールBに通
して塩濃度を低下させ、さらにその透過水を逆浸透膜に
通して塩類を除去することを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の造水装置は、原水の硫酸イ
オン濃度を低下させるためのNF膜モジュールAと、該
膜モジュールAによりろ過された透過水の塩濃度を低下
させるための上記膜モジュールAよりも食塩の除去率が
高いNF膜モジュールBと、該膜モジュールBによりろ
過された透過水の塩類を除去するための逆浸透膜とを備
えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、NF膜モジュールAと、
この透過水を処理するNF膜モジュールBと、この透過
水を加圧して逆浸透膜モジュールに供給する昇圧装置
と、濃縮水と透過水に分離する逆浸透膜とを備えている
造水装置を特徴とするものである。
【0009】上記の造水装置において、膜モジュールA
は、硫酸イオン除去率が80%以上、カルシウムイオン
除去率が50%以下の性能を有するものであることが好
ましい。
【0010】さらに膜モジュールBは、塩除去率が35
%以上70%以下の性能を有するものであることが好ま
しい。
【0011】また、本発明はNF膜処理全体の回収率が
70%以上であるNF膜を用いることが好ましく、さら
にNF膜処理および逆浸透膜分離装置全体の回収率の合
計が60%以上であNF膜および逆浸透膜分離装置を用
いることが好ましい。
【0012】また、ここで除去率とは次式で計算される
値である。
【0013】除去率(%)={(供給水の濃度−透過水
の濃度)/供給水の濃度}×100 また、回収率とは、膜に供給された液量に対する透過水
の量の割合であり、次式で定義される。
【0014】 回収率(%)=(透過水の量/供給水の量)×100 そして、上記に記載の造水方法や造水装置により得られ
た水も好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様に係る造水装
置および造水方法について図1に基づいて説明する。図
1の装置において、海水などの原水の流れ方向の上流側
から順に、取水ポンプ20、送水ポンプ22、前処理N
F膜モジュールA30、送水ポンプ40、前処理NF膜
モジュールB50、高圧ポンプ80、逆浸透膜モジュー
ル(逆浸透膜処理装置)90が接続されている。
【0016】海水などの原水は、取水ポンプ20により
取り入れられ、送水ポンプ22によってNF膜モジュー
ルA30に供給される。ろ過水は、さらにNF膜モジュ
ールB50に供給され、さらに逆浸透膜モジュール90
を通じて透過水の濃縮水とに分離され、取り出される。
【0017】さて、海水を膜分離法を用いて真水を得よ
うとする場合において、あらかじめスケール発生の原因
となる特定のイオン成分(以下、スケール成分という)
を取り除いた海水を逆浸透膜分離すれば、回収率を上げ
ることができる。このため、前処理のNF膜において海
水中のスケール成分(硫酸イオンやカルシウムイオン、
マグネシウムイオンなどの多価イオン)や、ナトリウム
イオン、塩素イオンをある程度あらかじめ除去しておく
と、逆浸透膜で海水を分離する際、回収率を上げてもス
ケール発生が防止できる。さらに、前処理膜で多価イオ
ンを除去することは、海水濃度の低減、すなわち浸透圧
を下げることにつながり、より低圧での運転が可能とな
る。このことは、逆浸透膜への処理水の供給に用いる高
圧ポンプの小型化や、省力化による電力費の低減だけで
なく、逆浸透膜の圧密化を防止することができ、逆浸透
膜の寿命の延長、すなわちエレメント交換比率の低減も
可能であることを意味している。
【0018】しかし、逆浸透膜に供給する多価イオンの
除去を全て前処理膜で行おうとした場合、たとえば、カ
ルシウムイオンやマグネシウムイオンといった陽イオン
と硫酸イオンなどの陰イオンの除去率がともに高いと、
前処理膜内部でスケールが発生するため前処理膜エレメ
ント自体の寿命が低下するばかりでなく、スケール防止
のために、結局、低回収率運転となって前処理膜エレメ
ント本数増加などといったコストアップの原因を引き起
こすことになり、好ましい状況ではない。そこで硫酸イ
オンのみを除去し、カルシウムイオンやマグネシウムイ
オンといった陽イオンを透過するNF膜を使用し、この
透過水を逆浸透膜に供給することによりスケールの発生
を防ぎ、高回収率で運転することができる。しかし、一
般的にこのようなNF膜は塩除去率が低く、トータルの
塩濃度は20%以下しか除去できないのが普通であり、
このような透過水を逆浸透膜で高回収率でろ過しようと
しても、浸透圧が高くなり、結局高回収率運転は不可能
である。またそのような高圧力運転は供給ポンプの電力
費やシステムの設備費が高くなり、コストアップとな
る。
【0019】この問題を解決する手段としては、まず原
水を塩低除去率のNF膜Aでろ過することにより硫酸イ
オンを除去する。このときカルシウムイオンやマグネシ
ウムイオンといった二価のイオンは除去されず、透過水
側に出てくることが重要である。具体的には膜モジュー
ルAの硫酸イオン除去率が80%以上、カルシウムイオ
ン除去率が50%以下の性能を有することが好ましい。
【0020】次にこの透過水を塩高除去率のNF膜モジ
ュールBに供給することによって、透過水の塩濃度を下
げることができる。NF膜モジュールAから供給される
透過水は、硫酸イオン濃度が低いため、NF膜モジュー
ルBを高回収率で運転してもスケールが発生することは
ない。NF膜モジュールBは電力費の削減を考えるとな
るべく低圧力で高い塩除去率であることが望ましく、塩
除去率が35%以上70%以下の性能を有すること、さ
らに好ましくは塩除去率が45%以上70%以下である
ことが好ましい。この工程により処理水の塩濃度は2/
3〜1/3まで低減される。これらのNF膜前処理の全
体の回収率は70%以上とすることが好ましく、80%
以上とすることがより好ましい。
【0021】次にこの塩濃度の下がった前処理水を逆浸
透膜に供給することにより、逆浸透膜の浸透圧を下げる
ことができ、高回収率で水質の良い処理水を得ることが
できる。この処理水を逆浸透膜に供給する工程では、塩
濃度が低減され、かつ硫酸イオンが除去されているた
め、低圧で高回収率の運転をすることが可能となる。こ
れにより動力費および設備費の低減が可能であり、NF
膜前処理を含めた全体の装置の回収率を60%以上にす
ることが可能であり、65%以上とすることがより好ま
しい。これにより動力費および設備費の低減が可能とな
る。
【0022】原水については、海水およびかん水であれ
ばよく、具体的には塩濃度2000mg/L以上の塩濃
度であればよい。
【0023】また、前処理膜を構成する材質としては、
たとえば、酢酸セルロースや芳香族ポリアミド、脂肪族
ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエーテルスル
ホンなどを用いることができる。また、膜の形態から見
ると、中空糸膜形態や平膜形態を有する膜を用いること
ができ、さらに、非対称膜や複合膜の形態いずれでも使
用が可能である。
【0024】また、NF膜前処理エレメントとしては、
後述する逆浸透膜エレメントと同様に、平膜形態の逆浸
透膜を用いる場合は、スパイラル型エレメントや、チュ
ーブラー型エレメント、プレートアンドフレーム型エレ
メントを用いることができる。また、中空糸膜形態の逆
浸透膜を用いる場合は、U字状やI字状に束ねて筐体に
収納したエレメントを用いればよい。
【0025】NF膜前処理モジュールについても、後述
する逆浸透膜モジュールと同様に、上記エレメントを1
個または複数個を圧力容器に収納して用いる。もちろ
ん、このモジュールを並列に複数個配置した前処理膜モ
ジュールユニットとして用いることも可能である。
【0026】逆浸透膜装置に処理水を供給する高圧ポン
プについては、渦巻ポンプやタービンポンプ、プランジ
ャーポンプなどの種々の形式のポンプを用いることがで
きる。
【0027】逆浸透膜装置は、逆浸透膜を有する、複数
個の逆浸透膜エレメントを圧力容器に納めた逆浸透膜モ
ジュールを備えていることが好ましい。
【0028】逆浸透膜としては、酢酸セルロース系ポリ
マーを用いたものや、ポリアミドを用いたものが好まし
く、また、非対称構造を持ったものや複合構造を持った
もの、さらには、中空糸膜形態を有するものや平膜形態
を有するものなど、いずれでも用いることができる。中
でも、非対称構造を有する、酢酸セルロース系ポリマー
を用いた逆浸透膜や、複合構造を有する、ポリアミドを
用いた逆浸透膜を用いると効果が大きく、特に、芳香族
ポリアミド複合膜を用いると非常に効果が大きい。
【0029】エレメントとは、上記の逆浸透膜を筐体に
納めて使いやすくしたもので、平膜形態の逆浸透膜を用
いる場合は、透過水流路材や原水流路材などとともに構
成された膜ユニットを集水管の周囲に巻回したスパイラ
ル型エレメントや、チューブラー型エレメント、プレー
トアンドフレーム型エレメントなどを用いることができ
る。また、中空糸膜形態の逆浸透膜を用いる場合は、U
字型やI字型に束ねて筐体に納めた形態とすることがで
きる。
【0030】逆浸透膜モジュールは、これらのエレメン
トを1本または複数本を圧力容器に納めたものであり、
好ましくは4〜8本のエレメントを収納したものを用い
るとよい。さらに、このモジュールを並列に複数系列配
置したものを逆浸透膜モジュールユニットといい、これ
も逆浸透膜装置として好適に用いることができる。
【0031】本発明では、さらに経済的かつ効率的に造
水を行うため、特に、海水から淡水を得る場合には、上
記の逆浸透膜モジュールや逆浸透膜モジュールユニット
を多段に配置して逆浸透膜装置を構成すると好ましい。
たとえば、前後段に2段に配置する場合には、前段で得
られる濃縮水を昇圧して後段への供給水とし、前後段そ
れぞれから透過水(淡水)を得る濃縮水2段法や、前段
の透過水をさらに後段への供給水として高品質な透過水
(淡水)を得る透過水2段法を適用することができる。
もちろん、これらは2段配置に限られることはなく、必
要に応じて3段以上の多段構成とすることもできる。
【0032】上記の濃縮水2段法や多段法を用いる場合
は、後段から得られる濃縮水は高い圧力エネルギーを有
しているため、これを昇圧のためのエネルギーとして回
収し利用することが好ましい。これは、たとえば、回収
タービンなどを用いて実現することができる。
【0033】
【実施例】以下の実施例、比較例においては、前処理膜
としてナノフィルトレーション膜(NF膜)を、逆浸透
膜としてポリアミド系複合膜を用いた。
【0034】(実施例1)図1に示した造水装置を用い
て造水を行った。
【0035】まず、原水(塩濃度3.5重量%の海水)
を送水ポンプにて1.0MPaに昇圧して、NF膜Aを
用いたスパイラル型エレメントを6本直列に接続して圧
力容器に組み込んだ前処理膜モジュールに供給し、回収
率90%で処理した。この前処理膜モジュールの処理水
の蒸発残留物濃度は約29,000mg/lであり、硫
酸イオンは95%除去されていた。次いで、この透過水
を送水ポンプにて4.0MPaに昇圧して、NF膜Bを
用いたスパイラル型エレメントを6本直列に接続して圧
力容器に組み込んだ前処理モジュールに供給し、回収率
90%で処理した。この透過水の蒸発残留物濃度は約
1,7000mg/lであった。次いで、この透過水を
高圧ポンプにて9.0MPaに昇圧して、脱塩率が9
9.85%、膜造水量が0.75m3/(m2・d)であ
るスパイラル型逆浸透膜エレメントを直列に6本接続し
て圧力容器に収納した逆浸透膜モジュールに供給し、回
収率85%にて2,000時間連続して運転を行い造水
を行った。その結果、造水装置全体の回収率は69%に
達し、透過水の水質は全溶質濃度が148mg/lと高
品質であった。また、運転中は前処理膜モジュール、逆
浸透膜モジュールともにスケール成分の析出は認められ
ず、モジュール内の膜間差圧も一定範囲内に収まった。
【0036】(比較例1)前処理膜モジュールを用い
ず、原水を直接逆浸透膜モジュールへ供給し、65%と
して2,000時間運転を行った他は、実施例1と同様
にして造水を行った。
【0037】その結果、運転開始から500時間経過
後、逆浸透膜モジュールの入口側に配置したエレメント
が破損したため、回収率55%に下げて運転を継続し
た。また、モジュールにCaを含むスケール成分が析出
した。
【0038】(比較例2)前処理膜モジュールを用い
ず、原水を直接前段の逆浸透膜モジュールへ供給し、後
段への供給圧力を9.5MPaとして2,000時間運
転を行った他は、実施例1と同様にして造水を行った。
【0039】その結果、運転開始当初は装置全体の回収
率は65%を達成したが、後段の逆浸透膜モジュールに
おいてスケール成分の析出が発生したため、装置全体の
回収率を60%に下げて運転を継続した。スケール成分
にはCaとMgが含まれていた。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、原水をナノフィルトレ
ーション膜モジュールAに通して硫酸イオン濃度を低下
させたのち、その透過水を膜モジュールAよりも食塩の
除去率が高いナノフィルトレーション膜モジュールBに
通して塩濃度を低下させ、その透過水を逆浸透膜に通し
て塩類を除去することにより、透過水の水質を高く保っ
たまま高回収率で透過水を得ることができる。
【0041】また、塩を除去することにより浸透圧を低
くすることができるため、後段の逆浸透膜の回収率を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る造水装置を示す概略
図である。
【符号の説明】
10:取水タンク 20:取水ポンプ 22:送水ポンプ 30:前処理NF膜モジュールA(前処理膜装置) 40:送水ポンプ 41:前処理NF膜モジュールB(前処理膜装置) 80:高圧ポンプ 90:逆浸透膜モジュール(逆浸透膜装置) 91:透過水流路 92:濃縮水流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 GA06 KA53 KA55 KA56 KA57 KE06Q MA01 MA02 MA03 MA04 MA06 MA25 MB06 MC11 MC33 MC54 MC62 PB03 PB25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水をナノフィルトレーション膜モジュー
    ルAでろ過して硫酸イオン濃度を低下させた後、その透
    過水を膜モジュールAよりも食塩の除去率が高いナノフ
    ィルトレーション膜モジュールBでろ過して塩濃度を低
    下させ、さらにその透過水を逆浸透膜でろ過して塩類を
    除去することを特徴とする造水方法。
  2. 【請求項2】原水の硫酸イオン濃度を低下させるための
    ナノフィルトレーション膜モジュールAと、該膜モジュ
    ールAによりろ過された透過水の塩濃度を低下させるた
    めの上記膜モジュールAよりも食塩の除去率が高いナノ
    フィルトレーション膜モジュールBと、該膜モジュール
    Bによりろ過された透過水の塩類を除去するための逆浸
    透膜とを備えたことを特徴とする造水装置。
  3. 【請求項3】硫酸イオン除去率が80%以上、カルシウ
    ムイオン除去率が50%以下であるナノフィルトレーシ
    ョン膜モジュールAを用いることを特徴とする請求項2
    に記載の造水装置。
  4. 【請求項4】塩除去率が35%以上70%以下であるナ
    ノフィルトレーション膜モジュールBを用いることを特
    徴とする請求項2または3に記載の造水装置。
  5. 【請求項5】ナノフィルトレーション膜モジュールAと
    ナノフィルトレーション膜モジュールBの処理装置全体
    の回収率が70%以上であることを特徴とする請求項2
    〜4のいずれかに記載の造水装置。
  6. 【請求項6】ナノフィルトレーション膜モジュールAと
    ナノフィルトレーション膜モジュールBの全体の処理装
    置、および逆浸透膜の全体の処理装置の回収率の合計が
    60%以上であることを特徴とする請求項2〜5のいず
    れかに記載の造水装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の造水方法、もしくは請求
    項2〜6のいずれかに記載の造水装置を用いて得られた
    ことを特徴とする水。
JP2001150750A 2001-05-21 2001-05-21 造水装置および造水方法 Pending JP2002336855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001150750A JP2002336855A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 造水装置および造水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001150750A JP2002336855A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 造水装置および造水方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002336855A true JP2002336855A (ja) 2002-11-26

Family

ID=18995712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001150750A Pending JP2002336855A (ja) 2001-05-21 2001-05-21 造水装置および造水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002336855A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056412A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Corp 膜ろ過システム
KR101402346B1 (ko) 2012-12-27 2014-06-03 주식회사 포스코 역삼투 해수담수화 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056412A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Corp 膜ろ過システム
KR101402346B1 (ko) 2012-12-27 2014-06-03 주식회사 포스코 역삼투 해수담수화 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10214437B2 (en) Cross current staged reverse osmosis
TW200302127A (en) Water-generating process and water generator
JPH08108048A (ja) 逆浸透分離装置及び逆浸透分離方法
JP6965680B2 (ja) 海水淡水化方法および海水淡水化システム
JP2010179264A (ja) スパイラル型海水淡水化装置
WO2020027056A1 (ja) 膜分離装置、造水システム、膜分離方法および造水方法
JP2008100220A (ja) 造水方法
JP2000167358A (ja) 膜分離システムおよび膜分離方法
WO2019097261A1 (en) Solvent separation
JP2024061911A (ja) 被処理液の膜処理方法および装置
JP2000093751A (ja) 逆浸透分離装置及び逆浸透分離方法
JP2002085941A (ja) 造水方法および造水装置
JP2004033848A (ja) 逆浸透膜を用いたかん水製造装置及びかん水製造方法
WO2017170013A1 (ja) 造水システム
JP2003200161A (ja) 造水方法および造水装置
JP2000051663A (ja) 逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法
JPH11253761A (ja) 溶液分離装置
JP2002336855A (ja) 造水装置および造水方法
WO2017170014A1 (ja) 造水システム
JP2004130233A (ja) 逆浸透膜による高濃度溶液の処理方法
JPH09276864A (ja) 海水処理装置
JP3375070B2 (ja) 膜処理装置および造水方法
JPH10305216A (ja) 逆浸透膜分離装置および高濃度溶液の分離方法
JP2003117553A (ja) 造水方法および造水装置
JP3999829B2 (ja) 逆浸透分離装置