JP2000051663A - 逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法 - Google Patents

逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法

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JP2000051663A JP10226898A JP22689898A JP2000051663A JP 2000051663 A JP2000051663 A JP 2000051663A JP 10226898 A JP10226898 A JP 10226898A JP 22689898 A JP22689898 A JP 22689898A JP 2000051663 A JP2000051663 A JP 2000051663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高濃度溶液から高い収率、少ないエネルギー、
より安価に高効率に低濃度溶液をより安定に得ることが
可能な逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法を提供
する。 【解決手段】供給水昇圧用加圧ポンプの下流に、逆浸透
膜モジュールユニットが多段に配置され、前段の逆浸透
膜モジュールユニットからの濃縮液流路が次段の逆浸透
膜モジュールユニットの供給液流路に連通されていると
ともに、該逆浸透膜モジュールユニットの少なくとも1
段において透過水圧力もしくは透過水流量を調節するた
めの手段が設けられていることを特徴とする逆浸透膜分
離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度溶液を逆浸
透分離するための新規な逆浸透膜分離装置および高濃度
溶液の逆浸透膜分離方法に関するものである。本発明に
よって、高濃度溶液から高い収率、少ないエネルギー、
費用で低濃度溶液を得ることができ、一方では濃縮液を
従来の逆浸透法より一層高い濃度、少ないエネルギー、
費用で得ることができる装置および分離方法を提供する
ことができる。本発明の装置および方法は特にかん水の
脱塩、海水の淡水化、また排水の処理、有用物の回収に
用いることができる。特に高濃度の溶液から低濃度溶液
を得る場合や、高濃度溶液をさらに高い濃度に濃縮する
場合に効果が大きい。
【0002】
【従来の技術】混合物の分離に関して、溶媒(例えば
水)に溶解した物質(例えば塩類)を除くための技術に
は様々なものがあるが、近年、省エネルギーおよび省資
源のためのプロセスとして膜分離法が利用されてきてい
る。膜分離法のなかには、精密濾過(MF;Micro
filtration)法、限外濾過(UF;Ultr
afiltration)法、逆浸透(RO;Reve
rse Osmosis)法がある。
【0003】さらに近年になって、逆浸透と限外濾過の
中間に位置する膜分離(ルースROあるいはNF;Na
nofiltration)という概念の膜分離法も現
われ使用されるようになってきた。例えば逆浸透法は海
水または低濃度の塩水(かん水)を脱塩して工業用、農
業用または家庭用の水を提供することに利用されてい
る。逆浸透法によれば、塩分を含んだ水を浸透圧以上の
圧力をもって逆浸透膜を透過させることで、脱塩された
水を製造することができる。この技術は例えば海水、か
ん水、有害物を含んだ水から飲料水を得ることも可能で
あるし、また、工業用超純水の製造、排水処理、有価物
の回収などにも用いられてきた。
【0004】特に逆浸透膜による海水淡水化は、蒸発の
ような相変化がないという特徴を有しており、エネルギ
ー的に有利である上に運転管理が容易であり、広く普及
を始めている。
【0005】逆浸透膜で溶液を分離する場合は、溶液の
溶質濃度によって定まる溶液自身の持つ化学ポテンシャ
ル(これを浸透圧で表わすことができる)以上の圧力で
溶液を逆浸透膜面に供給する必要があり、たとえば海水
を逆浸透膜モジュールで分離する場合は、最低3.0M
Pa程度以上、実用性を考慮すると少なくとも5.0M
Pa程度以上の圧力が必要となり、これ以上の圧力に加
圧されないと充分な逆浸透分離性能は発現されない。
【0006】逆浸透膜による海水淡水化の場合を例にと
ると、通常の海水淡水化技術では海水から真水を回収す
る割合(収率)は高々40%であり、海水供給量に対し
て40%相当量の真水が膜を透過して得られる結果、逆
浸透膜モジュールの中で海水濃度が3.5%から6%程
度にまで濃縮されることになる。このように海水から収
率40%の真水を得るという逆浸透分離操作を行うため
には、濃縮水の濃度に対応する浸透圧(海水濃縮水濃度
6%に対しては約4.5MPa)以上の圧力が必要であ
る。実際には、逆浸透膜を真水が透過する際に生じる膜
面塩濃度上昇(いわゆる濃度分極現象)するため、さら
に高い圧力が必要とされる。この点も考え併せると、真
水の水質がいわゆる飲料水レベルに対応でき、かつ充分
な水量を得るためには、実際には、濃縮水濃度に対応す
る浸透圧よりも約2.0MPa(この圧力を有効圧力と
呼ぶ)程度高めの圧力を逆浸透膜に加えることが必要で
あり、海水淡水化用逆浸透膜モジュールは6.0から
6.5MPa程度の圧力をかけて収率40%という条件
で運転されるのがふつうであった。
【0007】海水供給量に対する真水の収率は、直接コ
ストに寄与するものであり、収率は高いほど好ましい
が、実際に収率を上げることについては限度があった。
すなわち、収率を上げると、非常に高い圧力が必要であ
るという理由は言うまでもないが、濃縮水中の海水成分
の濃度が高くなり、ある収率以上では炭酸カルシウムや
硫酸カルシウム、硫酸ストロンチウムなどの塩、いわゆ
るスケール成分濃度が溶解度以上になって逆浸透膜の膜
面に析出して膜の目つまりを生じさせる問題がある。
【0008】現在の(最高収率として広く認識されてい
る)収率40%程度においては、これらのスケール成分
の析出の心配は小さく特に対応は不要であるが、それ以
上の収率で逆浸透膜の運転操作を行おうとすると、これ
らのスケール成分の析出防止のために、塩の溶解性を高
めるスケール防止剤を添加することが必要となる。しか
しながら、スケール防止剤を添加したとしても上記のス
ケール成分の析出を抑制できるのは濃縮水濃度で10か
ら11%程度である。このため、塩水濃度3.5%の海
水を淡水化する場合では、物質収支的に収率は65から
68%程度が限度であり、また原海水の変動異種成分の
影響などを考慮すると、逆浸透膜海水淡水化プラントを
安定に運転できうる可能性のある実際の収率限度は60
%程度であると認識される。
【0009】実用的に海水淡水化を行う場合は、前述の
ように、濃縮水濃度によって決まる濃縮水浸透圧よりも
2.0MPa程度高い圧力を逆浸透膜モジュールに付与
することが重要である。海水濃度3.5%の場合の、収
率60%に相当する濃縮水濃度は8.8%であり、この
浸透圧は約7.0MPaとなる。その結果、逆浸透膜に
は9.0MPa程度の圧力を付与することが重要であ
る。
【0010】逆浸透膜エレメントは、通常複数本の逆浸
透膜のエレメントを1本の圧力容器(エレメントを装填
するための耐圧容器)に直列に装填した状態(これをモ
ジュールと称す)で使用され、実際のプラントではこの
モジュールを多数本並列に設置して使用される。海水淡
水化の収率というのは、プラント全体に供給される全供
給海水に対する全透過水量の割合であり、通常の条件で
は、モジュールが並列に設置されているので、モジュー
ル1本あたりの供給量とモジュール1本から得られる透
過水量の割合(モジュール内の各エレメントからの透過
水量の合計)と一致する。ここで、モジュール内部の各
エレメントから得られる透過水は、例えば1モジュール
が逆浸透膜エレメント6本から構成され、1モジュール
に198m3 /日の海水を供給し、合計78m3 /日の
真水が得られる場合(収率40%)は、実際に起こって
いる現象をシミュレーションしてみると、1本目のエレ
メントで18から19m3 /日、2本目のエレメントで
15から17m3 /日、3本目からも徐々に減ってい
き、合計して78m3 /日の透過水となる。このよう
に、各エレメントからの透過水収率は小さいがモジュー
ル全体の透過水の総量としては、供給水に対して40%
と大きな収率が達成されることになる。
【0011】一方、逆浸透膜分離装置の運転条件設定に
ついて考慮する必要のある事項としては、ファウリング
(膜面汚れ)の防止と濃度分極の防止がある。ファウリ
ングの防止は、具体的には1本の逆浸透膜エレメントか
ら得られる透過水量をある値(耐ファウリング許容Fl
ux)以上にしないということで、この値を越えて透過
水を採取すると、そのエレメントの膜面汚れが加速され
ることになり好ましくない。この耐ファウリング許容F
luxは膜素材やエレメント構造によっても異なるが、
通常、高性能の逆浸透膜の場合では、0.75m3 /m
2 ・日程度であり、有効膜面積26.5m2 の逆浸透膜
エレメント(以下、全て逆浸透膜エレメントの有効膜面
積は26.5m2 を適用して話を進める)では20m3
/日に相当する。すなわち、ファウリング防止のため
に、1エレメントの透過水量は20m3 /日以下に保つ
ことが重要である。
【0012】ここでいう濃度分極の防止というのは、主
にモジュール内部で上流側エレメントから下流側エレメ
ントに向かうに従って供給水の量が低下しており、最終
のエレメントに流れる供給水の膜面流速が低下すること
による濃度分極の防止である。濃度分極が生じると膜性
能を十分に発揮できないばかりでなく、ファウリングの
発生を加速し、逆浸透膜エレメントの寿命低下を引き起
こす。このため、最終エレメント(有効膜面積26.5
2 の場合)の濃縮水流量は50m3 /日程度以上に保
つことが重要である。
【0013】逆浸透膜海水淡水化装置を従来の最高収率
レベルの約40%で運転する場合は、単にモジュールを
複数本並列に配列させて圧力6.5MPa(温度20℃
の場合)で運転し、透過水の全量に対して供給海水量を
2.5倍に設定することで、上記のファウリングおよび
濃度分極の防止条件は十分に満足されており、安定な運
転が行われてきた。また、特にモジュール内部の各エレ
メントの透過水のバランスや濃縮水のスケール成分析出
などを考慮することなどは必要なかった。
【0014】また、逆浸透膜海水淡水化装置の淡水化コ
ストの更なるコスト低減をめざしていく場合は、収率を
高めることが非常に重要であり、前述のように、海水濃
度3.5%の海水淡水化収率としては60%程度まで高
めることが望ましく、適量のスケール防止剤の添加を前
提として、運転圧力としては、濃縮水の浸透圧よりも約
2.0MPa高い9.0MPaの圧力で運転することが
重要となる。
【0015】一方、スケール防止剤は水処理施設や蒸発
法の淡水化装置などを始め逆浸透膜装置においても使用
されているが、その目的は主にシリカ、金属塩類などの
スケール物質の装置内での析出を抑制することであり、
特にシリカスケール成分の多い水を処理する際に用いら
れてきた。
【0016】例えば、特開昭53−30482号公報に
は、あらかじめ供給液をキレート樹脂に接触させてカル
シウムやマグネシウムなどを低減した後逆浸透処理を行
なうことで逆浸透膜の寿命が延びることが、特開昭52
−151670号公報、特開平4−4022号公報に
は、燐酸塩を添加して逆浸透装置内のスケール発生を防
止する方法が開示されている。また、特開昭63−21
8773号公報、特開平4−99199号公報、特公平
5−14039号公報には、電着塗料や銅メッキの廃水
にキレート剤を添加して逆浸透濃縮することで塗料や銅
の回収を行なう方法が開示されている。さらに、特開昭
63−69586号公報および特開平2−293027
号公報では、塩素、あるいは酸化剤と燐酸塩を添加した
溶液を供給して逆浸透膜装置の殺菌と安定運転を行なう
方法が開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、同一の圧力容器内部に複数本の逆浸透膜エレメ
ントを直列に配列させたモジュールを、複数本並列に配
置した状態で9.0MPaの圧力をかけて、淡水化収率
60%の運転を行おうとすると、モジュール内部の上流
側のエレメント(1本目または2本目のエレメント)か
ら得られる透過水量が許容値以上に大きくなりすぎて、
これらのエレメントに濃度分極およびファウリングとい
う現象が生じてエレメントの目つまりや寿命低下が生
じ、その結果、長期にわたる逆浸透膜装置の安定運転を
行うことが非常にむずかしくなる。
【0018】淡水収率60%の海水淡水化では、モジュ
ールの入り口から出口にかけては、物質収支的に海水濃
度は3.5%から8.8%にまで、浸透圧は2.6MP
aから7.0MPaにまで変化している。
【0019】一方、操作圧力は入り口から出口にかけ
て、9.0MPaでほぼ一定であるために、真水を透過
させるのに必要な有効圧力(操作圧力と浸透圧の差)は
6.4MPaから2.0MPaまでと大きく変化してい
る。すなわち、モジュール内部の1番目と最後段エレメ
ントとの透過水量の比率はこの有効圧比率の64:20
と同程度となる。すなわち、一本目のエレメントの透過
水量が激増し、耐ファウリング許容値である0.75m
3 /m2 ・日を軽く越える透過水量が得られ、ファウリ
ングが非常に生じ易くなるという問題があった。
【0020】しかし、収率60%という条件では操作圧
力9.0MPaというのは必須であるために操作圧力を
低下させることができず、結局、収率60%の運転を行
うことは適当ではなく、もし、無理矢理運転したとして
も、ファウリングが加速されるという問題が生じるため
に長期の安定運転は不可能であった。また、どうしても
収率60%運転を行おうとすれば、エレメント1本の透
過水量を低下させた低性能エレメントをあえて使用し
て、エレメント数を増加させて運転するなどという、非
経済的な方向を指向した運転条件を選定せざるを得なか
った。
【0021】また、上記内容は、簡単のためにスパイラ
ル型逆浸透膜エレメントを例にとり説明しているが、中
空糸膜型モジュールの場合でも内部では同様の現象と同
様の問題が生ずる。
【0022】本発明は、高濃度溶液から高い収率で、少
ないエネルギーで、より安価に、高効率に低濃度溶液を
より安定に得ることができる装置および分離方法を提供
することにあり、特に、海水から60%という高い収率
で、かつ少ないエネルギーで真水を効率的に、かつ安定
的に得るための逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方
法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は下記の構成を有する。すなわち、「供給
水昇圧用加圧ポンプの下流に、逆浸透膜モジュールユニ
ットが多段に配置され、前段の逆浸透膜モジュールユニ
ットからの濃縮液流路が次段の逆浸透膜モジュールユニ
ットの供給液流路に連通されているとともに、該逆浸透
膜モジュールユニットの少なくとも1段において透過水
圧力もしくは透過水流量を調節するための手段が設けら
れていることを特徴とする逆浸透膜分離装置。」であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】かかる本発明の構成は、該逆浸透
膜分離装置が3段以上の場合、特定の2段の間で満足さ
れるものであるが、すべての段の間で満足されることは
必須ではない。
【0025】本発明において、逆浸透膜分離装置は、少
なくとも供給液の取水部分、逆浸透膜部分からなるもの
である。逆浸透膜部分は造水、濃縮、分離などの目的で
被処理液を加圧下で逆浸透膜モジュールに供給し、透過
液と濃縮液に分離するための部分をいい、通常は逆浸透
膜エレメントと耐圧容器からなる逆浸透膜モジュール、
加圧ポンプなどで構成される。
【0026】上記の逆浸透膜部分に供給される被分離液
は前処理部分で通常、殺菌剤、凝集剤、さらに還元剤、
pH調整剤などの薬液添加と、砂濾過、活性炭濾過、保
安フィルターなどによる前処理(濁質成分の除去)が行
なわれる。例えば、海水の脱塩の場合には、取水部分で
海水を取込んだ後、沈殿池で粒子などを分離し、またこ
こで殺菌剤を添加して殺菌を行なう。さらに、塩化鉄な
どの凝集剤を添加して砂濾過を行なう。
【0027】ろ液は貯槽に貯められ、硫酸などでpHを
調整した後、高圧ポンプに送られる。この送液中に亜硫
酸水素ナトリウムなどの還元剤を添加して逆浸透膜素材
を劣化させる原因となる殺菌剤を消去し、保安フィルタ
ーを透過した後、高圧ポンプで昇圧されて逆浸透モジュ
ールに供給されることもしばしば行われる。ただし、こ
れらの前処理は、用いる供給液の種類、用途に応じて適
宜採用される。
【0028】ここで逆浸透膜は、被分離混合液中の一部
の成分、例えば溶媒を透過させ他の成分を透過させない
半透性の膜である。その素材には酢酸セルロース系ポリ
マー、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド、ビニル
ポリマーなどの高分子素材がよく使用されている。また
その膜構造は膜の少なくとも片面に緻密層を持ち、緻密
層から膜内部あるいはもう片方の面に向けて徐々に大き
な孔径の微細孔を有する非対称膜、非対称膜の緻密層の
上に別の素材で形成された非常に薄い活性層を有する複
合膜がある。膜形態には中空糸、平膜がある。しかし、
本発明の方法は、逆浸透膜の素材、膜構造や膜形態によ
らず利用することができ、いづれも効果がある。代表的
な逆浸透膜としては、例えば酢酸セルロース系やポリア
ミド系の非対称膜およびポリアミド系、ポリ尿素系の活
性層を有する複合膜などがあげられる。これらのなかで
も、酢酸セルロース系の非対称膜、ポリアミド系の複合
膜に本発明の方法が有効であり、さらに芳香族系のポリ
アミド複合膜では効果が大きい。
【0029】逆浸透膜エレメントは、上記逆浸透膜を実
際に使用するために形態化したものであり、平膜は、ス
パイラル、チューブラー、プレート・アンド・フレーム
のエレメントに組み込んで、また中空糸は、束ねた上で
エレメントに組み込んで使用することができるが、本発
明はこれらの逆浸透膜エレメントの形態に左右されるも
のではない。
【0030】逆浸透膜モジュールユニットは、上述の逆
浸透膜エレメントを1〜数本圧力容器の中に収めたモジ
ュールを並列に配置したもので、その組合せ、本数、配
列は目的に応じて任意に行なうことができる。
【0031】本発明においては、前記逆浸透膜モジュー
ルユニットを複数用いることと、その配列に特徴があ
る。該逆浸透膜モジュールユニットの配列は、供給液あ
るいは濃縮液の流れが直列であることが重要であり、す
なわちひとつの逆浸透膜モジュールユニットの濃縮液が
次の逆浸透膜モジュールユニットの供給液となる。
【0032】ここで、本発明の逆浸透分離装置の基本的
な構成の例を図1に基づいて説明する。
【0033】図1は、本発明の技術を採用した海水淡水
化プラントの例であり、濃度3.5%の通常海水から6
0%という非常に高い収率で真水を得るための設備であ
り、2基の逆浸透膜モジュールユニット2、10と1台
の加圧ポンプ1、1台の透過水圧力調節手段(図1の例
では圧力調節弁7)、および1台の圧力エネルギー回収
装置5aからなる逆浸透分離装置を模式的に示したもの
である。
【0034】供給液(海水)6は、前処理(図示されて
いない)で濁質成分を除去された後、加圧ポンプ1によ
って9.0MPaに加圧され、1段目の逆浸透膜モジュ
ールユニット2に供給される。1段目の逆浸透膜モジュ
ールユニット2で、供給液6は膜を透過した低濃度の透
過液と膜を透過しない高濃度の濃縮液とに分離される
が、図1に示す装置では、透過水圧力調節弁7によっ
て、供給液の圧力に対して透過水の圧力を調節すること
によって、これまで行われている方法で問題とされてい
た1段目の膜モジュールユニット2において透過水量が
大きくなりすぎてしまう、すなわち、前述したようなフ
ァウリングが生じるという問題を解決することが可能と
なる。
【0035】さらに具体的に述べると、従来方法では、
供給液にかけられた圧力9.0MPaが逆浸透膜の圧力
差としてかかるため、前述したように、1段目の膜モジ
ュールユニット2では、3.5%の海水に対して、浸透
圧を差し引いたおよそ6.4MPaの有効圧力がかか
り、耐ファウリング許容範囲を超える透過水量が得られ
てしまい、ファウリングを避けられない。
【0036】一方、本発明の透過水の圧力調節手段7を
適用することによって、透過水側に例えば、4.4MP
aの圧力がかかるようにすれば、供給液圧力から浸透圧
と透過水圧力を引いた有効圧力は2.0MPa程度に抑
えられ、ファウリングを防止することが可能となる。次
に、透過液3はそのまま利用されるが、濃縮液4は供給
液の圧力である9.0MPa(簡単のために圧力損失を
無視する)が保たれたまま、2段目の逆浸透膜モジュー
ルユニット10に供給される。2段目の逆浸透膜モジュ
ールユニット10の供給水は、1段目で透過水が得られ
た分だけ濃縮されており、その結果浸透圧が高くなって
いるため、供給液の圧力が9.0MPaであっても、前
述したような淡水収率60%における最終濃縮液濃度
8.8%の浸透圧を差し引いた有効圧力は、2.0MP
a程度となり、2段目の逆浸透膜モジュールユニット1
0においてもファウリングの生成を防止しながら透過水
量も十分に得ることができる。
【0037】ここで、逆浸透膜プラントの供給水の総量
と1段目透過液と2段目の透過液の合計との比率(ここ
で示した場合では60%)が淡水収率である。
【0038】ここで、エネルギー回収装置は、本装置の
運転にとって必須のものではないが、エネルギー効率的
な面から考えた場合、透過水や最終段の濃縮水12は圧
力を持っているため、圧力エネルギー回収装置5a,5
bによって、エネルギー回収を行うことが好ましい。ま
た、ここで回収したエネルギーの利用については特に制
約を受けるものではないが、加圧ポンプ1のエネルギー
として利用する方法が自己循環で好ましい方法である。
ここで、エネルギー回収装置の設置位置については、調
節すべき圧力がモジュール出口近傍であるため、圧力セ
ンサー8を最もモジュール近傍に設置し、つづいてエネ
ルギー回収装置5a、圧力調節弁7の順で設置する方法
が好ましい。2段目では、透過水が透過水ライン11か
ら得られ、濃縮水は濃縮水ライン12から、圧力エネル
ギー回収装置5bを通しながら、濃縮水の圧力調節弁9
を通って系外へ排出される。ここで、エネルギー回収装
置の設置については、濃縮水12が非常に大きな圧力エ
ネルギーを有していることから、エネルギー回収装置を
設置する効果が非常に大きい。また、透過水に関して
は、濃縮水に比較して圧力は小さいので、エネルギー回
収装置の設備コストなどを考慮した上で、設置すべきか
どうか決定することが好ましい。
【0039】ところで、図1は、2段の逆浸透膜モジュ
ールユニットと1台の加圧ポンプ、1台の透過水圧力調
節手段、および1台の圧力エネルギー回収装置が組み合
わされた逆浸透分離装置(濃縮水昇圧2段法とよぶ)で
あるが、段数、ポンプの数についてはこの限りではな
く、任意に設定することができる。
【0040】収率については、特に60%程度という理
論限界の値に近い領域であれば本発明の効果が著しく発
揮されるが、特にこの限りではなく、現状の40%回収
の条件においても適用することができる。しかし、装置
全体のエネルギーコスト低減を考慮すると、50%以上
が好ましく、より好ましくは55%以上である。
【0041】2段または複数段の逆浸透膜モジュールユ
ニットへの供給原水を加圧する場合、1台の加圧ポンプ
と、1台または複数台の透過水圧力調節手段、および1
台の圧力エネルギー回収装置が使用される。
【0042】加圧ポンプは供給原水を供給原水の浸透圧
以上に加圧するためのもので、汎用の高圧ポンプと呼ば
れるものである。圧力は供給原水の浸透圧(厳密には供
給原水の浸透圧と透過水の浸透圧との「浸透圧差」であ
るが、簡単のために「浸透圧」で表現する)より大きい
ことが重要であり、より好ましくは、逆浸透膜モジュー
ルユニットの濃縮水浸透圧よりも2.0MPa程度高い
圧力に設定し、さらに該浸透圧よりも5.0MPa以下
であることが好ましい。また、1段目モジュールユニッ
トにおける浸透圧と2段目における逆浸透膜モジュール
ユニット入口浸透圧の差の分だけ1段目モジュールユニ
ットの透過水に圧力を与えることがもっとも好ましい。
【0043】したがって、供給液の操作圧力としては、
収率をR%とするとき、供給液濃度の100/(100
−R)倍における浸透圧に約2.0MPa以上高い圧力
にすることが好ましく、さらに、逆浸透膜エレメントの
透過側の流路に障害を与えることなく運転するために
は、圧力は約12.0MPa(浸透圧+5.0MP
a))以下であることが好ましい。収率60%の海水淡
水化の場合はコストを考慮すると供給水の操作圧力とし
ては、9.0MPa前後が好ましい。この場合、海水淡
水化の場合では総合的な電力コストを考慮すると、1段
目における透過水圧力は、1.4MPa以上4.4MP
a以下であることが好ましく、最も効率的な範囲として
は、1.8MPa以上3.0MPa以下であることが好
ましい。
【0044】濃度が高いために超高脱塩率膜(結果的に
透過水量が小さくなる傾向にある)を使用する場合など
も考慮すると更に圧力を高めることも可能である。ま
た、モジュールユニット段数を多段にして、有効圧力を
透過水圧力調節手段で少しづつ昇圧することもエネルギ
ーコスト低減に効果が大きく、任意に設定することがで
きる。ここにおいて、本発明者らは淡水化コストを低減
しうる多段昇圧式の海水淡水化システムの検討を行った
結果、モジュールユニット各段における供給液圧力から
透過水圧力を差し引いた操作圧力差については、n段目
の操作圧力差P(n)とn+1段目の操作圧力差P(n
+1)との間に、「1.15≦P(n+1)/P(n)
≦1.8、」という関係があることが好ましく、また、
より好ましくは、「1.3≦P(n+1)/P(n)≦
1.6」という関係があることを見出した。
【0045】もちろん、本発明において、n段目とn+
1段目との関係が限定されている場合、すべての段から
選ばれる少なくとも1つの任意のn段目について当ては
まれば充分である。
【0046】これまでの図1の説明として透過水の圧力
を調節する方法について述べてきたが、透過水圧力調節
の代わりに、透過水流量を調節する手段を用いることに
よっても本発明の目的を達成することができる。
【0047】すなわち、本発明にかかる問題であるとこ
ろのスケール生成は、1エレメントあたりの透過水量を
抑えることによって防止することができるのである。透
過水圧力と透過水流量のどちらを制御因子として選択す
るかは、いずれにしても同様の効果を得ることができる
ため、特にどちらを選択しても問題はなく、両方を制御
因子として用いても差し支えない。とくに、プラント装
置設計の面からは透過水流路の耐圧性や流量に対するキ
ャパシティを考慮した場合、片方を基本的な制御因子と
してもう片方を制限因子として制御する方法がより適当
である。具体的には、例えば、透過水流量が一定となる
ような調節を行いながら、透過水圧力の上下限値を設定
し、上下限値に達したらアラームを発生するなどの異常
処理を行うといった方法である。
【0048】ここで、本発明に用いられる透過水圧力を
調節する手段としては、透過水が設定した圧力に維持さ
れる能力を有していれば特に制限されるものではない
が、最も、簡便な方法としては、ある一定圧力以上で放
圧し、それ以下で閉じるような圧力調節弁が挙げられ
る。また、流量を調節する場合も同様で、一般に存在す
る流量調節弁を透過水流路に設置する方法が挙げられ
る。さらに、圧力および流量を調節する機構として、エ
ネルギー回収装置を用いることも可能である。圧力セン
サーや流量センサーに連動した可変負荷式のエネルギー
回収装置を使用すれば、前記の圧力調節手段や流量調節
手段として用いることが可能である。もちろん、エネル
ギー回収装置を備えた上で、圧力調節弁や流量調節弁に
よって調節を行うことも可能である。
【0049】本発明におけるエネルギー回収装置として
は、タービン、水車などによって、機械的、電気的に代
表されるエネルギー回収を行い、システムにおけるエネ
ルギー負荷低減を行う方法が挙げられる。しかしなが
ら、回収エネルギーを余らせることなく活用するために
は、供給液の加圧ポンプに直結するエネルギー回収ター
ビンに直接戻して同加圧ポンプのエネルギーを回収する
方式が最良である。
【0050】また、本発明において最終段の逆浸透膜モ
ジュールユニットからの濃縮水も同様に圧力エネルギー
を持っているため、このエネルギーも回収して再使用す
ることが好ましい。これらのエネルギー回収手段を供給
液の加圧ポンプのエネルギー回収に活用した装置の例を
図3に示す。
【0051】基本的なフローは、図1と同じであるが、
2基のエネルギー回収装置5が加圧ポンプ1に直結した
構造になっている。
【0052】ところで、本発明の逆浸透膜分離装置に供
給される供給液としては、特に限定しないが、比較的高
濃度で高い浸透圧を有する液体である程本発明の効果が
発揮される。
【0053】溶質の濃度についても特に限定しないが、
溶質濃度として0.5重量%以上であることが好まし
い。また、特に好ましくは、高い浸透圧を有している海
水または塩分濃度1%程度以上の高濃度かん水を供給し
た場合に特に本発明の効果が発揮される。
【0054】本発明においては複数の逆浸透膜モジュー
ルユニットを設けることができるが、段数については前
述のとおり任意に設定することができる。また、特にコ
スト面を考慮するとモジュールユニットの数は、2段ま
たは3段であることが最も好ましい。
【0055】多段の逆浸透膜モジュールユニットを設け
た場合、各段の供給液に対して濃縮液の流量は減少して
いるので、同じ有効膜面積のモジュールユニットを設置
する場合は、後段になるほど有効膜面積あたりの供給水
量が少なくなって濃度分極が生じ易くなるので、各段の
ユニットを構成するモジュールの有効膜面積は、段数に
従って減らしていき、有効膜面積あたりの供給水流量が
極端に小さくなることを防止することが好ましい。多段
に配置した逆浸透膜モジュールにおいて、特に好ましく
は、次段の有効膜面積は、前段の40%から60%の範
囲になるように低減させることである。また、この点に
関しては、一般にモジュールサイズは変えないので、こ
の場合、次段のモジュール本数を前段より少なくするこ
とが好ましい。
【0056】また、各段の透過水量についても同様の理
由により減少させていくことがプラント全体のバランス
を保つ上で好ましい。各段のモジュール本数が決定され
ていても各段における透過水圧力や透過水流量をそれぞ
れ選ぶことで透過水量を広く設定することが可能である
が、装置全体のエネルギーコストの低減を考慮すると、
多段に配置した逆浸透膜モジュール装置において次段の
透過水量は前段の30%から70%の範囲で低減させる
ことが最も好ましい。
【0057】本発明ではモジュールユニットを多段にし
て、後段のモジュール数を最適に低減させていくことに
よって、逆浸透膜モジュールの供給側膜面流速の急激な
低下を防止することができる。膜面流速にも最適値が存
在しており、各段によって膜面流速に大きな差異がある
ことは好ましくない。各段のモジュールユニットを流れ
る海水の膜面流速の差異を小さくして、濃度分極を起こ
さない安定運転を行うためには、各段の逆浸透膜モジュ
ールユニットの濃縮水の膜面流速について、最も大きい
膜面流速を有するモジュールユニットの濃縮水膜面流速
(最大濃縮水膜面流速)と、最も小さい膜面流速を有す
るモジュールユニットの濃縮水膜面流速(最小濃縮水膜
面流速)とが、「最大濃縮水膜面流速/最小濃縮水膜面
流速≦1.5」という関係になるように運転することが
好ましく、「最大濃縮水膜面流速/最小濃縮水膜面流速
≦1.3」という関係になるように運転することが最も
好ましい。
【0058】本発明は、特に高収率の海水淡水化をめざ
しており、安定運転のためには、スケール防止剤の添加
が有用である。
【0059】また、本発明におけるスケール防止手段
は、逆浸透装置の前処理部分で行うのが一般的であり、
これによって逆浸透装置全体におけるスケール生成を防
止することができる。ただし、スケールが生成しやすい
のは、供給液が高濃度になる後段部分であるので、後段
の逆浸透膜における直前で添加することも可能である。
ただし、この場合は、スケール防止手段にも耐圧性が必
要になる場合があり注意を要する。本発明のスケール防
止剤とは、溶液中の金属、金属イオンなどと錯体を形成
し、金属あるいは金属塩を可溶化させるもので、有機や
無機のイオン性のポリマーあるいはモノマーが使用でき
る。イオン性のポリマーとしてはポリアクリル酸、スル
ホン化ポリスチレン、ポリアクリルアミド、ポリアリル
アミンなどの合成ポリマーやカルボキシメチルセルロー
ス、キトサン、アルギン酸などの天然高分子が使用でき
る。
【0060】有機系のモノマーとしてはエチレンジアミ
ン四酢酸などが使用できる。無機系スケール防止剤とし
てはポリ燐酸塩などが使用できる。これらのスケール防
止剤の中では入手のしやすさ、溶解性など操作のしやす
さ、価格の点から特にポリ燐酸塩、エチレンジアミン四
酢酸(EDTA)が本発明において好適に用いられる。
ポリ燐酸塩とはヘキサメタ燐酸ナトリウムを代表とする
分子内に2個以上の燐原子を有し、アルカリ金属、アル
カリ土類金属と燐酸原子などにより結合した重合無機燐
酸系物質をいう。代表的なポリ燐酸塩としては、ピロ燐
酸4ナトリウム、ピロ燐酸2ナトリウム、トリポリ燐酸
ナトリウム、テトラポリ燐酸ナトリウム、ヘプタポリ燐
酸ナトリウム、デカポリ燐酸ナトリウム、メタ燐酸ナト
リウム、ヘキサメタ燐酸ナトリウム、およびこれらのカ
リウム塩などがあげられる。
【0061】また、これらスケール防止剤の添加濃度は
供給液中の少なくともスケール成分を取込める量であれ
ば充分であるが、費用や溶解にかかる時間などの操作性
を考慮すると一般的には0.01〜100ppmであ
り、正確には供給水の水質に依存するが通常、海水の場
合では0.1〜50ppmが好ましく、さらに好ましく
は1〜20ppmである。添加量が0.01ppmより
も少ない場合にはスケールの発生を充分に抑制できない
ため、膜性能の劣化が起こる。また、100ppmを越
えるとスケール防止剤自体が膜表面に吸着して造水量を
低下させたり、水質を悪化させるため好ましくない。た
だし、多量にスケール物質や金属類を含む供給液では数
十〜数百ppmの添加が必要な場合もある。
【0062】本発明においては、従来の単純一段法では
困難であった海水淡水化の高収率運転が可能となり、淡
水化コストの大幅削減と運転の安定化の向上が期待され
るが、多段に配列させたモジュールユニットの供給水を
あらかじめ超清澄化させておくことによって、一層の運
転安定化が図られる。すなわち、本発明者らは、鋭意検
討の結果、洗浄可能な中空糸膜濾過装置による海水の処
理が、海水淡水化前処理水の超清澄化手段として非常に
大きな効果を持つことを見出した。これは、海水を多数
の中空糸膜を束ねてなる中空糸膜モジュールで濾過して
清澄海水を得るものであるが、中空糸膜表面の汚れを物
理洗浄手段によって除去しつつ、長期にわたって使用で
きるような中空糸膜を使用することが前提である。中空
糸膜の物理洗浄手段としては、濾過水の逆方向流水洗浄
や空気によるエアーフラッシング、またはスクラビング
洗浄などを採用することができる。
【0063】本発明で使用する中空糸膜モジュールとし
ては、中空糸膜束の端部を接着剤で固めた後で切断によ
り中空糸膜内部を開孔させてなる中空糸膜モジュールで
あり、特に構造は問わないが、物理洗浄の手段と組み合
わせて最適形状を採用することができる。特に、タンク
形状の容器の中に、複数本の中空糸膜エレメントを装填
した形状のモジュールが大容量化に適しており、最も好
ましい。中空糸膜モジュールを構成する中空糸膜として
は、多孔質の中空糸膜であれば特に限定しないが、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリビニル
アルコール、セルロースアセテート、ポリアクリロニト
リル、その他の材質を選定することができる。この中で
特に好ましい中空糸膜素材としては、アクリロニトリル
を少なくとも一成分とする重合体からなる中空糸膜が適
当である。アクリロニトリル系重合体の中でも最も好ま
しいものとしては、アクリロニトリルを少なくとも50
モル%以上、好ましくは60モル%以上と該アクリロニ
トリルに対して共重合性を有するビニル化合物一種また
は二種以上を50%以下、好ましくは0から40モル%
とからなるアクリロニトリル系共重合体である。また、
これらアクリロニトリル系重合体二種以上、さらに他の
重合体との混合物でも良い。上記ビニル化合物として
は、アクリロニトリルに対して共重合性を有する公知の
化合物であれば良く、特に限定されないが、好ましい共
重合成分としては、アクリル酸、イタコン酸、アクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル、アリルス
ルホン酸ソーダ、p−スチレンスルホン酸ソーダ等を例
示することができる。
【0064】ところで、本発明における逆浸透膜エレメ
ントを装填する圧力容器に関しては、特に制限されるも
のではないが、海水淡水化の場合かなりの高圧に耐える
必要がある。とくに本発明における60%回収を行う場
合、前述したように浸透圧7.0MPaよりも大きな圧
力をかける必要があることから、実質的には、8.0M
Pa以上の耐圧性を有する必要がある。
【0065】なお、本発明は海水淡水化以外の多くの逆
浸透膜分離操作、例えば化学プロセス用途、食品分離用
途などに広く適用できる。
【0066】
【実施例】実施例1 標準条件(圧力5.5MPa、3.5%海水、温度25
℃、収率12%)で脱塩率99.5%、造水量3.75
3 /日の性能を有した膜面積6.6m2 のポリアミド
系逆浸透膜を使用し、これを1つの圧力容器内に6本入
れたモジュールを並列に4本組込んだ第1段目のモジュ
ールユニットと、同モジュールを2本組込んだ第2段目
のモジュールユニットと、供給水である海水を昇圧して
1段目のモジュールユニットに供給する加圧ポンプと、
第1段目の透過水圧力の調節弁を有した図1に示す逆浸
透膜分離装置を製作し、海水淡水化実験を行った。1段
目透過水および2段目濃縮水は1段目の高圧ポンプに直
結したエネルギー回収タービンに戻してエネルギー回収
を行った。1段目高圧ポンプで汲み上げた海水を9.0
MPaにまで加圧して1段目の逆浸透膜モジュールに供
給し、1段目透過水圧力2.2MPaに制御しながら、
1段目の濃縮水(供給圧力8.9MPa)を2段目に供
給した。この結果、海水供給量200m3 /日に対し
て、1段目透過水量81m3 /日、2段目透過水量39
3 /日、合計120m3 /日の飲料水基準を満足する
真水を得た。収率は60%であった。このとき1段目モ
ジュールユニットの最上流側のエレメントの透過水量は
0.71m3 /m2 ・日であり、透過水1m3 あたりの
電力消費量は4.7kWhであった。
【0067】比較例1 実施例1と同じ逆浸透膜エレメントを1本の圧力容器内
に6エレメント装填したモジュール6本からなる逆浸透
膜モジュールユニットと、海水を昇圧してモジュールユ
ニットに供給する加圧ポンプ,濃縮水の圧力を回収する
ためのエネルギー回収装置からなる図2に示す逆浸透膜
分離装置を製作し、海水淡水化実験を行った。加圧ポン
プ圧力9.0MPaにおいて、透過水量143m3 /日
の真水を収率60%で得ることができた。最上流側のエ
レメントの透過水量は、0.85m3 /m2 ・日と耐フ
ァウリング許容値を越えており、長期にわたる使用は不
適当な状態であることがわかった。透過水1m3 あたり
の電力消費量は、5.0kWhであった。
【0068】実施例2 外径680μm、内径400μmのポリアクリロニトリ
ル中空糸膜3700本をU字状に束ねた中空糸膜束から
なる膜面積12m2 の中空糸膜モジュール19本を1台
のステンレス容器に収納してなる中空糸膜モジュールユ
ニットに1パスで海水を通水し、濾過処理を行った。濾
過流量は、200m3 /日であり、平均濾過操作圧力は
35kPaであった。濾過処理前の海水の濁度は3.
0、膜の目詰まり度を表す指標のFI(ファウリングイ
ンデックス)値は、測定不能(FI≧6.5)であった
が、濾過処理後の海水の濁度は0.1、FI値は1以下
であった。この海水を供給液として用いる他は、実施例
1と同じ逆浸透膜分離装置を用いて、実施例1と同じ条
件で海水淡水化の連続運転を実施した。この結果、海水
から実施例1と同量の透過水120m3 /日を収率60
%で得ることができた。2000時間の連続運転によっ
ても、この条件において透過水が得られる量(25度C
換算値)は変化が認められなかった。
【0069】比較例2 前処理に中空糸膜モジュールユニットを使用する代わり
に、凝集砂濾過装置を使用した以外は実施例2と同等の
海水淡水化実験を実施した。凝集砂濾過装置は凝集剤と
して塩化第二鉄を添加しており、濾過処理後の水質は、
濁度0.6、FI値は4.5であった。実施例2と同じ
条件で2000時間連続運転した結果、同じ操作条件で
透過水量は、116m3 /日と、約3%の低下が認めら
れた。
【0070】
【発明の効果】本発明により、高濃度溶液から高い収
率、少ないエネルギー、より安価に高効率に低濃度溶液
をより安定に得ることが可能な逆浸透膜分離装置および
逆浸透膜分離方法が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る逆浸透膜分離装置の一例を示すフ
ロー図である。
【図2】従来の逆浸透膜装置の一例を示すフロー図であ
る。
【図3】本発明に係る加圧ポンプのエネルギー回収装置
を具備した逆浸透膜分離装置の一例を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
1:加圧ポンプ 2:1段目逆浸透膜モジュールユニット 3:1段目透過水 4:1段目濃縮液 5:エネルギー回収装置 6:供給液 7:透過水圧力調節弁 8:透過水圧力センサー 9:濃縮液流量調節弁 10:2段目逆浸透膜モジュールユニット 11:2段目透過水 12:2段目濃縮液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 JA64Z JA65Z JA70Z JA71 JB05 KA03 KA52 KA53 KA54 KA56 KA64 KA68 KB14 KC02 KC03 KC13 KC14 KD03 KE03R KE04Q KE06P KE06Q KE06R KE07R MA01 MA03 MA07 MA25 MC18 MC22 MC33 MC39 MC52 MC54 MC58 MC62 MC81 PB03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給水昇圧用加圧ポンプの下流に、逆浸透
    膜モジュールユニットが多段に配置され、前段の逆浸透
    膜モジュールユニットからの濃縮液流路が次段の逆浸透
    膜モジュールユニットの供給液流路に連通されていると
    ともに、該逆浸透膜モジュールユニットの少なくとも1
    段において透過水圧力もしくは透過水流量を調節するた
    めの手段が設けられていることを特徴とする逆浸透膜分
    離装置。
  2. 【請求項2】逆浸透膜モジュールユニットの段数が2段
    または3段であることを特徴とする請求項1に記載の逆
    浸透膜分離装置。
  3. 【請求項3】多段に配置した逆浸透膜モジュールユニッ
    トにおいて、次段のモジュールユニットの逆浸透膜有効
    膜面積の合計が、前段の40%から60%であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の逆浸透膜分離装
    置。
  4. 【請求項4】透過水圧力もしくは透過水流量を調節する
    ための手段が、透過水流路に設けられた圧力調節弁、流
    量調節弁、圧力エネルギー回収装置のうち少なくとも1
    つからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の逆浸透膜分離装置。
  5. 【請求項5】最終段のモジュールユニットの濃縮水と各
    段の透過水のうち、少なくとも濃縮水の圧力エネルギー
    を回収する装置を備えたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の逆浸透膜分離装置。
  6. 【請求項6】前記圧力エネルギーの回収装置が、1段目
    モジュールユニットの供給水昇圧用高圧ポンプに連結し
    ていることを特徴とする請求項4に記載の逆浸透膜分離
    装置。
  7. 【請求項7】多段の逆浸透膜モジュールユニットにおい
    て、すべてのモジュールユニットの圧力容器の耐圧性が
    8.0MPa以上であることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の逆浸透膜分離装置。
  8. 【請求項8】スケール防止剤の添加手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の逆浸透膜分
    離装置。
  9. 【請求項9】前処理として膜濾過装置を第1段目モジュ
    ールユニットの上流側に設けたことを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載の逆浸透膜分離装置。
  10. 【請求項10】少なくとも1段目モジュールユニットの
    透過水流路の耐圧性が2.0MPa以上であることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の逆浸透膜分離
    装置。
  11. 【請求項11】第1段目モジュールユニットの上流側に
    膜濾過装置とスケール防止剤の添加手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の逆浸透膜
    分離装置。
  12. 【請求項12】多段に配置した逆浸透膜モジュールユニ
    ットを用いて供給水を逆浸透分離する方法において、前
    段の逆浸透膜モジュールユニットからの濃縮液流路が次
    段の逆浸透膜モジュールユニットの供給液流路へ連通し
    ているとともに、該逆浸透膜モジュールユニットの少な
    くとも1段において透過水圧力もしくは透過水流量を調
    節することを特徴とする逆浸透膜分離方法。
  13. 【請求項13】逆浸透膜モジュールユニットの段数が2
    段または3段であることを特徴とする請求項12に記載
    の逆浸透膜分離方法。
  14. 【請求項14】「n」段目の操作圧力「P(n)」と
    「n+1」段目の操作圧力「P(n+1)」が、下記の
    範囲にあることを特徴とする請求項12または13に記
    載の逆浸透膜分離方法。 1.15≦P(n+1)/P(n)≦1.8
  15. 【請求項15】各段の逆浸透膜モジュールユニットの濃
    縮水の膜面流速について、最も大きい膜面流速を有する
    モジュールユニットの濃縮水膜面流速(最大濃縮水膜面
    流速)と、最も小さい膜面流速を有するモジュールユニ
    ットの濃縮水膜面流速(最小濃縮水膜面流速)とが、下
    記の関係になるように運転することを特徴とする請求項
    12または13に記載の逆浸透膜分離方法。 最大濃縮水膜面流速/最小濃縮水膜面流速≦1.5
  16. 【請求項16】供給液が溶質濃度0.5重量%以上の水
    溶液であることを特徴とする請求項12〜15のいずれ
    かに記載の逆浸透膜分離方法。
  17. 【請求項17】供給液が海水又は高濃度かん水であるこ
    とを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の逆
    浸透膜分離方法。
  18. 【請求項18】多段に配置した逆浸透膜モジュールユニ
    ットにおいて、次段のモジュールユニットの透過水量を
    前段よりも低減させたことを特徴とする請求項12〜1
    7のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。
  19. 【請求項19】多段に配置した逆浸透膜モジュールユニ
    ットにおいて、次段のモジュールユニットの透過水量を
    前段の30%から80%の範囲で低減させたことを特徴
    とする請求項12〜18のいずれかに記載の逆浸透膜分
    離方法。
  20. 【請求項20】モジュールユニット各段から得られる透
    過水の合計量が、1段目供給水の50%以上であること
    を特徴とする請求項12〜19のいずれかに記載の逆浸
    透膜分離方法。
  21. 【請求項21】各段の操作圧力と各段の濃縮液の浸透圧
    の差を5.0MPa以下とすることを特徴とする請求項
    12〜20のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。
  22. 【請求項22】逆浸透膜の膜面積あたりの透過流束を
    0.75m3 /m2 ・日以下とすることを特徴とする請
    求項12〜21のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。
  23. 【請求項23】1段目と最終段の逆浸透膜モジュールユ
    ニットにおいて膜面積あたりの標準条件における透過流
    束が、下記の関係にあることを特徴とする請求項12〜
    22のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。 1.0≦第1段目透過流束/最終段透過流束≦1.2
  24. 【請求項24】1段目の逆浸透膜モジュールユニットの
    操作圧力と透過水側圧力の差を7.0MPa以下とする
    ことを特徴とする請求項12〜23のいずれかに記載の
    逆浸透膜分離方法。
  25. 【請求項25】1段目における逆浸透膜モジュールユニ
    ットの供給液側圧力および最終段における逆浸透膜モジ
    ュールユニットの濃縮水圧力が8.0MPa以上12.
    0MPa以下であることを特徴とする請求項12〜24
    のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。
  26. 【請求項26】最終段の逆浸透膜モジュールユニットの
    濃縮水と各段の透過水のうち少なくとも一つ以上の圧力
    エネルギーを回収することを特徴とする請求項12〜2
    5のいずれかに記載の逆浸透膜分離方法。
  27. 【請求項27】圧力エネルギーの回収を、1段目膜モジ
    ュールユニットの供給水加圧ポンプに連結したエネルギ
    ー回収装置で行うことを特徴とする請求項26に記載の
    逆浸透膜分離方法。
  28. 【請求項28】少なくとも最終段の供給水に、スケール
    防止剤、スケール防止剤の錯体、または複合体を含むこ
    とを特徴とする請求項12〜27のいずれかに記載の逆
    浸透膜分離方法。
  29. 【請求項29】膜濾過装置の透過液を第1段目の逆浸透
    膜モジュールユニットの供給液とすることを特徴とする
    請求項12〜28のいずれかに記載の逆浸透膜分離方
    法。
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