JP2002335882A - 水抽出プロポリス液及びその製造方法 - Google Patents

水抽出プロポリス液及びその製造方法

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JP2002335882A
JP2002335882A JP2001142922A JP2001142922A JP2002335882A JP 2002335882 A JP2002335882 A JP 2002335882A JP 2001142922 A JP2001142922 A JP 2001142922A JP 2001142922 A JP2001142922 A JP 2001142922A JP 2002335882 A JP2002335882 A JP 2002335882A
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propolis
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Eigo Nishimura
英剛 西村
Yoko Araki
陽子 荒木
Masaki Kawai
政樹 河合
Kazunori Yoshimura
和則 吉村
Takashi Nonogaki
孝 野々垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存中における不溶解物の発生を効果的に防
止することができるうえ、その製造を極めて容易に行う
ことができるように構成された水抽出プロポリス液及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 水抽出プロポリス液としての水抽出プロ
ポリス濃縮保存液は、プロポリスの水に可溶な成分を溶
解させた水溶液に、所定量のアルコール、好ましくはエ
タノールを添加することによって調製される。前記アル
コールの含有量は5〜60容量%であるのが好ましい。
この水抽出プロポリス濃縮保存液は、プロポリス原料を
水に浸漬させてその原料中の水に可溶な成分を抽出した
後、プロポリス原料中の水に不溶な成分を取り除いてプ
ロポリスの水抽出液を取り出した後、そのプロポリスの
水抽出液に所定量のアルコールを添加することによって
製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、食品素
材、飲料品素材、化粧品素材、医薬品素材等に添加して
使用され、健康食品、健康飲料、健康増進効果を有する
化粧品、医薬部外品、医薬品等として利用される水抽出
プロポリス液及びその製造方法に関するものである。よ
り詳しくは、プロポリスの水に可溶な成分を含む溶液で
あって、その溶液状態で保存する際に、不溶解物の発生
による溶液の懸濁等を防止することができるように構成
された水抽出プロポリス液及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】プロポリスは、ミツバチの巣から採取さ
れる樹脂状の物質であり、蜂ヤニとも呼ばれ、植物の樹
脂等とミツバチ自身の分泌する唾液が混合されたもので
ある。このプロポリスの薬理作用としては、抗菌作用、
抗炎症作用、免疫増強作用等が報告されているが、近
年、プロポリスの水抽出物に癌に対する顕著な抑制効果
が認められたことが報告されて注目を集めている。この
プロポリスの水抽出物を含むいわゆる水抽出プロポリス
は、通常、粉砕されたプロポリス原塊を直接水で抽出す
るか、或いは前記プロポリス原塊をエタノール等の有機
溶媒で抽出した後の残渣に水を加えて浸漬させ、そのプ
ロポリス原塊中の水に可溶な成分を水相に移行させるこ
とによって製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
水抽出プロポリスでは、水に対する溶解性が著しく低い
成分が含まれていることから、長期間の保存中にその成
分が析出及び凝集して不溶解物や沈澱が形成されるおそ
れが高かった。このため、この水抽出プロポリスを清涼
飲料やドリンク剤等の清澄な液状製品として製品化した
場合には、溶液の乳濁や沈澱によりその商品価値が著し
く低下するという問題が引き起こされていた。特に、一
般に好んで飲用される酸性飲料は、その溶液が酸性であ
るために前記不溶解物の発生が顕著であり、製品化する
のが極めて困難であった。その結果、必然的に透明感を
必要としない製品への利用に限定されていた。
【0004】この問題に対して、特開2000−316
498号公報には、上記水抽出プロポリスの保存中にお
ける不溶解物の発生を効果的に防止することができるよ
うに構成された水抽出プロポリスエキスが開示されてい
る。この水抽出プロポリスエキスは、中性水又はアルカ
リ性水により抽出されたプロポリス溶解液にサイクロデ
キストリンを添加して攪拌した後、有機酸pH調整液に
より酸度をpH3.5〜6.5に調整したものである。
そして、このプロポリスエキスは、プロポリスが持つ有
効性はそのままに、溶解物の析出及び凝集による懸濁を
発生せず、かつ刺激臭も少ない水抽出プロポリスエキス
を安価に提供し、各種製品への添加剤としての利用を可
能とすることができるものである。しかしながら、この
水抽出プロポリスエキスでは、その製造工程において溶
液のpHを3.5〜6.5に調整するという極めて煩雑
な作業を必要としていたことから、そのために多くの時
間と手間を要していた。
【0005】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、保存中における不溶解物の発生を効果的
に防止することができるうえ、その製造を極めて容易に
行うことができるように構成された水抽出プロポリス液
及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の水抽出プロポリス液は、
プロポリスの水に可溶な成分を溶解させた水溶液に、所
定量のアルコールを添加することにより調製したことを
特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明の水抽出プロポリス
液は、請求項1に記載の発明において、前記アルコール
をエタノールとしたことを特徴とするものである。請求
項3に記載の発明の水抽出プロポリス液は、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記アルコールの含
有量を5〜60容量%としたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項4に記載の発明の水抽出プロポリス
液の製造方法は、プロポリス原料を水に浸漬させてその
原料中の水に可溶な成分を抽出した後、プロポリス原料
中の水に不溶な成分を取り除いてプロポリスの水抽出液
を取り出した後、そのプロポリスの水抽出液に所定量の
アルコールを添加することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態について詳細に説明する。水抽出プロポリス液とし
ての水抽出プロポリス濃縮保存液は、プロポリスの水に
可溶な成分を溶解させた水溶液に、所定量のアルコール
を添加することによって調製されたものである。この濃
縮保存液は、食品素材、飲料品素材、化粧品素材又は医
薬品素材に添加することにより健康食品、健康飲料、又
は健康増進効果を有する化粧品、医薬部外品若しくは医
薬品として利用される。そして、前記プロポリスの水に
可溶な成分中に含まれる種々の有効成分によって、抗潰
瘍効果、抗炎症効果、抗菌効果、抗アレルギー効果、免
疫増強効果等の薬理効果を発揮することができる。
【0010】前記プロポリスの水に可溶な成分は、プロ
ポリス原料を水(常温の水、温水又は熱水)に浸漬させ
てその原料中の水に可溶な成分を抽出することにより得
られるプロポリスの水抽出物、又はその水抽出物をさら
に精製した精製物である。このプロポリスの水に可溶な
成分としては、液状又は粉末状のものが使用可能である
が、水抽出プロポリス濃縮保存液の製造工程を簡略化す
るために、液状のもの(プロポリスの水抽出液)が最も
好適に使用される。
【0011】前記プロポリス原料としては、プロポリス
原塊、又はそのプロポリス原塊から親水性有機溶媒(エ
タノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等)若しくはその他の抽出溶媒や抽出方
法(超臨界抽出法等)により抽出される成分を取り除い
た後の残渣が用いられる。なお、前記プロポリス原塊と
しては、ブラジル、中国、日本、米国、ヨーロッパ等の
いずれの産地のものも使用可能であるが、抽出効率、収
率及び薬理効果が高いことからブラジル産を使用するの
が特に好ましい。
【0012】前記プロポリスの水に可溶な成分を溶解さ
せた水溶液としては、前記粉末状の成分を水に完全に溶
解させた水溶液を使用することが可能であるが、水抽出
プロポリス濃縮保存液の製造工程を簡略化するために、
前記プロポリスの水抽出液をそのまま使用するのが最も
好ましい。また、前記粉末状の成分を溶解させた水溶液
を用いた場合には、水抽出プロポリス濃縮保存液中に含
まれる成分量を極めて容易に調節することが可能とな
る。一方、このプロポリスの水に可溶な成分を溶解させ
た水溶液中に添加されるアルコールとしては、エタノー
ル、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール等が使用可能であるが、食品素材、飲料品素
材、化粧品素材、医薬品素材等にそのまま添加して使用
することができることからエタノールを使用するのが最
も好ましい。
【0013】この水抽出プロポリス濃縮保存液中のアル
コールの含有量としては、好ましくは5〜60容量%、
より好ましくは10〜50容量%、より一層好ましくは
20〜40容量%、さらに好ましくは20容量%より高
くかつ40容量%以下、特に好ましくは25〜35容量
%、最も好ましくは30容量%である。この濃縮保存液
中のアルコールの含有量が5容量%未満の場合には、特
に低温での保存中に不溶解物が析出するおそれがある。
また、長期間保存したとき等に雑菌の混入による腐敗が
進行しやすくなる。逆に60容量%を超える場合には、
溶媒の極性が著しく低下することから、高い極性を有す
る成分(水溶性成分又は親水性成分)が不溶解物として
析出するおそれがある。
【0014】この水抽出プロポリス濃縮保存液は、最も
簡便には、前記プロポリス原料を水に浸漬させてその原
料中の水に可溶な成分を抽出した後、プロポリス原料中
の水に不溶な成分を取り除いてプロポリスの水抽出液を
取り出した後、そのプロポリスの水抽出液に所定量のア
ルコールを添加することによって製造される。さらに、
雑菌を死滅させてより安定した品質を保たせるために、
加熱滅菌処理又は加圧加熱滅菌処理を行うのが好まし
い。また、この濃縮保存液は、保存中の腐敗をより一層
効果的に抑制するために酸性とするのが好ましい。
【0015】さて、この水抽出プロポリス濃縮保存液
は、長期間保存した場合でも不溶解物の発生がほとんど
引き起こされることなく極めて高い品質を保持する。ま
た、流通及び保管を常温で行ってもよく、それらに要す
るコストを容易に低減させることもできる。さらに、溶
媒として所定濃度のアルコールが使用されていることか
ら、たとえ雑菌が混入してもその増殖が極めて効果的に
抑制され、長期間に渡って腐敗の進行が効果的に抑制さ
れる。
【0016】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。・ 実施形態の水抽出プロポリ
ス濃縮保存液は、プロポリスの水に可溶な成分を溶解さ
せた水溶液に、所定量のアルコールを添加することによ
って調製されたものである。この濃縮保存液は、本発明
者らの多大なる試行錯誤と観察によって、前記プロポリ
スの水に可溶な成分が所定濃度のアルコール水溶液中で
極めて安定な状態で溶解され続けたという実際に起こっ
た現象からヒントを得て、それをさらに検証することに
よって発明されたものである。そして、この濃縮保存液
は、保存中における不溶解物の発生が極めて効果的に抑
制されるように構成されていることから、長期間に渡っ
て極めて高い品質を保持することが可能である。特に、
透明感を必要とする食品、飲料品、化粧品、医薬部外
品、医薬品等への用途拡大を容易に行うことができる。
【0017】さらに、この濃縮保存液は、前記プロポリ
スの水に可溶な成分中に含まれる種々の有効成分によっ
て、前記従来の水抽出プロポリス及び水抽出プロポリス
エキスと同等又はそれ以上の抗潰瘍効果、抗炎症効果、
抗菌効果、抗アレルギー効果、免疫増強効果等の薬理効
果を発揮することができる。そのうえ、この濃縮保存液
は著しく容易に製造することができる。
【0018】また、前記従来の水抽出プロポリスは、必
要により無菌製品として、冷蔵又は適当な静菌剤を併用
して流通及び保管されていたが、本実施形態の濃縮保存
液では、溶媒中に所定濃度のアルコールが含まれている
ことから、常温での保管及び流通が可能である。即ち、
常温での保管及び流通時にたとえ雑菌が混入したとして
もその雑菌の増殖が著しく阻害されるようになっている
ことから、冷蔵保管や殺菌処理をしなくとも長期間に渡
って腐敗することなく保存することができる。
【0019】一方、例えば、特開2000−32503
2号公報には、アルコール抽出プロポリスに水抽出プロ
ポリスを徐々に添加・混合することにより、アルコール
抽出プロポリス特有の樹脂成分を沈澱濾過して取り除い
たプロポリス製品について開示されている。しかしなが
ら、このプロポリス製品中には、アルコールに可溶な成
分も同時に含まれており、そのアルコールに可溶な成分
はプロポリス製品の溶媒中のアルコール濃度を超える濃
度で抽出されたものである。このため、このプロポリス
製品では、抽出溶媒よりも低いアルコール濃度の溶媒中
で長期間保存する場合には、前記樹脂成分以外の成分が
析出する可能性が極めて高い。これに対して、本実施形
態の水抽出プロポリス濃縮保存液では、アルコール抽出
プロポリス自体が含まれていないことから、その中の成
分が析出するおそれはない。
【0020】・ 水抽出プロポリス濃縮保存液中に添加
されるアルコールをエタノールとすることによって、食
品素材、飲料品素材、化粧品素材、医薬品素材等にその
まま添加して使用することができることから、取り扱い
性が極めて良好である。さらに、前記アルコールの含有
量を5〜60容量%とすることによって、不溶解物の発
生をより一層効果的に抑制することができるとともに、
常温で保存した場合でも腐敗の進行を効果的に抑制する
ことができる。
【0021】・ この水抽出プロポリス濃縮保存液は、
プロポリス原料を水に浸漬させてその原料中の水に可溶
な成分を抽出した後、プロポリス原料中の水に不溶な成
分を取り除いてプロポリスの水抽出液を取り出した後、
そのプロポリスの水抽出液に所定量のアルコールを添加
することによって製造される。このため、極めて簡単な
作業工程により、上記有用性の高い水抽出プロポリス濃
縮保存液を製造することができる。
【0022】
【実施例】以下、前記実施形態を具体化した実施例及び
比較例について説明する。 (実施例1)ブラジル産プロポリス原塊300gを粉砕
し、水3kgを加えて50℃にて4時間撹拌した後、珪
藻土濾過により水に溶解されなかった残渣を取り除くこ
とによって濾液(プロポリスの水抽出液)を得た。この
濾液にエタノールが全体量で20容量%となるように添
加して撹拌することによって、濁りや凝集の見られない
清澄な水抽出プロポリス濃縮保存液が得られた。なお、
この濃縮保存液中のプロポリス成分の濃度は1.5重量
%であった。また、この濃縮保存液は、常温で3ヶ月間
保存した場合でも、濁り、凝集及び沈澱の発生は目視に
て確認されなかった。
【0023】(比較例1)実施例1で得られた濾液を水
で希釈することによって、プロポリス成分の濃度が1.
5重量%となるように調製されたプロポリスの水抽出液
を得た。なお、この水抽出液は、調製直後には僅かな濁
りや凝集が目視にて確認され、時間経過とともに沈澱の
生成が見られた。
【0024】<飲料品の加熱試験1>精製蜂蜜105
g、クエン酸4.5g、クエン酸三ナトリウム1.4g
及び香料1gに水926gを加えて充分に混合攪拌する
ことによって飲料品素材を調製した。続いて、この飲料
品素材に、実施例1の濃縮保存液1g又は比較例1の水
抽出液1gを添加することによって2種類のプロポリス
ドリンクを製造した。次に、各プロポリスドリンクを瓶
に充填・密封した後、80℃で30分間加熱滅菌処理を
行った。
【0025】そして、冷却後の各ドリンクの性状を目視
にて調べた結果、実施例1の濃縮保存液を含有するドリ
ンクでは、濁り、凝集及び沈澱の生成は確認されなかっ
た。一方、比較例1の水抽出液を含有するドリンクで
は、濁り及び凝集がはっきりと確認された。また、前記
実施例1の濃縮保存液を含有する加熱滅菌後のプロポリ
スドリンクを常温で3ヶ月間保存した後に開封し、その
性状を目視にて調べたところ、濁り、凝集及び沈澱の生
成は確認されなかった。
【0026】<飲料品の加熱試験2>精製蜂蜜105g
に水933gを加えて充分に混合攪拌した後、実施例1
の濃縮保存液1g又は比較例1の水抽出液1gを添加す
ることによって2種類のプロポリスドリンクを製造し
た。次に、各プロポリスドリンクを瓶に充填・密封した
後、121℃で20分間加圧加熱滅菌処理を行った。そ
して、冷却後の各プロポリスドリンクの性状を目視にて
調べた結果、実施例1の濃縮保存液を含有するドリンク
では、濁り、凝集及び沈澱の生成は確認されなかった。
一方、比較例1の水抽出液を含有するドリンクでは、濁
り及び凝集がはっきりと確認された。
【0027】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ プロポリスの水に可溶な成分を溶解させた水溶液
に、所定濃度のアルコール水溶液を添加することによっ
て水抽出プロポリス濃縮保存液を調製してもよい。な
お、前記所定濃度は、水抽出プロポリス濃縮保存液の溶
媒中に含有されるアルコール濃度よりも高いものであ
る。
【0028】・ アルコールとしてエタノールが添加さ
れた水抽出プロポリス濃縮保存液を、そのまま希釈せず
に酒類として利用してもよい。或いは、エタノール濃度
が1容量%以上となるように希釈して酒類として利用し
てもよい。
【0029】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 加熱滅菌又は加圧加熱滅菌処理を行ったことを特徴
とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の水抽出
プロポリス液。このように構成した場合、保存中の腐敗
の進行を容易に抑制することができる。
【0030】・ 常温での保存に適したものであること
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
水抽出プロポリス液。 ・ 前記プロポリス原料は、プロポリス原塊、又はプロ
ポリス原塊を親水性有機溶媒で抽出した後の残渣である
ことを特徴とする請求項4に記載の水抽出プロポリス液
の製造方法。
【0031】・ 請求項1から請求項3のいずれかに記
載の水抽出プロポリス液を含有し、健康増進作用を有す
ることを特徴とする健康食品。請求項1から請求項3の
いずれかに記載の水抽出プロポリス液を含有し、健康増
進作用を有することを特徴とする健康飲料。請求項1か
ら請求項3のいずれかに記載の水抽出プロポリス液を含
有することを特徴とする化粧品。請求項1から請求項3
のいずれかに記載の水抽出プロポリス液を含有すること
を特徴とする医薬部外品。請求項1から請求項3のいず
れかに記載の水抽出プロポリス液を含有することを特徴
とする医薬品。請求項1から請求項3のいずれかに記載
の水抽出プロポリス液からなり、健康増進作用を有する
ことを特徴とする酒類。請求項1から請求項3のいずれ
かに記載の水抽出プロポリス液を含有し、健康増進作用
を有することを特徴とする酒類。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項3に
記載の発明の水抽出プロポリス液及び請求項4に記載の
発明の水抽出プロポリス液の製造方法によれば、保存中
における不溶解物の発生を効果的に防止することができ
るうえ、その製造を極めて容易に行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 政樹 岐阜市加納桜田町1丁目1番地 アピ 株 式会社内 (72)発明者 吉村 和則 岐阜市加納桜田町1丁目1番地 アピ 株 式会社内 (72)発明者 野々垣 孝 岐阜市加納桜田町1丁目1番地 アピ 株 式会社内 Fターム(参考) 4B041 LC07 LD06 LK35 LP05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロポリスの水に可溶な成分を溶解させ
    た水溶液に、所定量のアルコールを添加することにより
    調製したことを特徴とする水抽出プロポリス液。
  2. 【請求項2】 前記アルコールをエタノールとしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の水抽出プロポリス液。
  3. 【請求項3】 前記アルコールの含有量を5〜60容量
    %としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の水抽出プロポリス液。
  4. 【請求項4】 プロポリス原料を水に浸漬させてその原
    料中の水に可溶な成分を抽出した後、プロポリス原料中
    の水に不溶な成分を取り除いてプロポリスの水抽出液を
    取り出した後、そのプロポリスの水抽出液に所定量のア
    ルコールを添加することを特徴とする水抽出プロポリス
    液の製造方法。
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