JP2002335779A - マルチフィルム回収機 - Google Patents

マルチフィルム回収機

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JP2002335779A
JP2002335779A JP2001154004A JP2001154004A JP2002335779A JP 2002335779 A JP2002335779 A JP 2002335779A JP 2001154004 A JP2001154004 A JP 2001154004A JP 2001154004 A JP2001154004 A JP 2001154004A JP 2002335779 A JP2002335779 A JP 2002335779A
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Nobuaki Hiraoka
伸明 平岡
Moritsugu Senoo
盛次 妹尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の機械でマルチフィルムの巻取り回収及
び展伸を可能にする。 【解決手段】 前輪11、後輪12で支持される機体フ
レーム13の上方には、マルチフィルムの巻取り装置1
7を設ける一方、機体フレーム13の下方には、回転軸
として内筒軸23及び外筒軸24を有するマルチフィル
ムの展伸装置21及びガイド枠25を設ける。マルチフ
ィルムの巻取り回収は巻取り装置17で行い、マルチフ
ィルムの展伸は展伸装置21で行う。巻取り回収及び展
伸は、独立して別々に行うことも、同時並行で行うこと
も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチフィルム回収
機に関し、詳しくは、一台のマルチフィルム回収機でマ
ルチフィルムの回収作業と、回収した巻回状態のマルチ
フィルムの展伸作業の二種類の作業を可能にするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】圃場の畝表面を被覆するマルチフィルム
は不要になると、剥ぎ取って回収し、廃棄されることに
なるが、廃棄時に要する費用は、一般に回収されたマル
チフィルムの重量等により決定される。よって、剥ぎ取
り直後のマルチフィルムには、水分、泥、残菜等が付着
して重量を増加させているので、剥ぎ取り後は、しばら
く畝上に放置してマルチフィルムを天日乾燥し、付着し
た泥等を除去しやすい状態にしてから巻取り回収するの
が一般的である。
【0003】上記のようなマルチフィルムの剥ぎ取りか
ら廃棄へ至る作業において、剥ぎ取り作業を手作業で行
う場合と、図8に示す剥ぎ取り機1で行う場合がある。
剥ぎ取り機1は、トラクタTに装着してトラクタのPT
O軸による駆動でマルチフィルムFの端部を掴み、トラ
クタの進行に伴い畝よりマルチフィルムを剥ぎ取るもの
である。なお、剥ぎ取り機1で剥ぎ取ったマルチフィル
ムの巻取りも行う場合は、別体の巻取り機を剥ぎ取り機
1に取り付ける必要がある。
【0004】また、剥ぎ取り後、畝上に放置されて天日
乾燥したマルチフィルムを巻取り回収するには、図9に
示すようなマルチフィルム回収機5を使用することが多
い。マルチフィルム回収機5は、前輪5a及び後輪5b
で支持された機体フレーム6上に、原動機7で駆動回転
する巻取り装置8を設けている。畝Uに放置されたマル
チフィルムFは端部を巻取り装置8のリール部8aに結
びつけ、原動機7でリール8aを回転させ、リール8a
の周囲にマルチフィルムFを巻き付け連続的に回収して
いる。なお、マルチフィルム回収機5は、剥ぎ取り回収
に使用することもある。
【0005】また、上記のようなマルチフィルム回収機
には、種々のタイプが存在しており、マルチフィルムの
巻取りにかかる張力を利用して機体を移動させるタイプ
や、エンジンで車輪を駆動して移動させるタイプもあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マルチフィルムの回収
廃棄に当たり、マルチフィルムの剥ぎ取り作業を手作業
で行う場合は、畝の全長にわたり被覆された非常に長尺
で且つ表面に泥等が付着して重量のあるマルチフィルム
を、腰を屈めた状態で端から端まで剥がすという重労働
になり、作業者には大きな負担がかかる問題がある。ま
た、剥ぎ取り作業を図8の剥ぎ取り機1で行う場合は、
剥ぎ取り後の天日乾燥のため放置したマルチフィルムの
回収には、別の機械である図9のマルチフィルム回収機
5等を使用するので、異種の機械を二台も揃える必要が
あり、機械にかかる費用負担が大きくなる問題がある。
【0007】また、剥ぎ取り作業を、マルチフィルム回
収機5で行ったとしても、天日乾燥するためには、巻回
状態のマルチフィルムを引き出して展伸させる作業が必
要となり、作業の効率化を図れず手間もかかる問題があ
る。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、一台のマルチフィルム回収機で、マルチフ
ィルムの剥ぎ取り回収作業及び展伸作業を可能にした
上、これら両方の作業を同時並行にも行えるようにし
て、回収作業の効率化及び機械にかかる費用の低減を図
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、前輪及び後輪で支持される機体フレーム
に、マルチフィルムの巻取り装置及び該巻取り装置の駆
動源を設けて被覆されたマルチフィルムの巻取り回収作
業をするマルチフィルム回収機において、上記機体フレ
ームに、回収して巻回状態のマルチフィルムを装着可能
な回転軸を有するマルチフィルムの展伸装置を設け、上
記展伸装置の回転軸に装着した巻回状態のマルチフィル
ムの端部を被展伸箇所に固定した状態で上記機体フレー
ムを移動することで、マルチフィルムが上記回転軸より
連続的に引き出されて展伸作業もする構成としているマ
ルチフィルム回収機を提供している。
【0010】このようにマルチフィルム回収機の機体フ
レームに、マルチフィルムの展伸装置を設けることで、
一台のマルチフィルム回収機で、マルチフィルムの巻取
り回収作業及び展伸作業の両方を行うことができる。即
ち、巻取り装置により従来同様のマルチフィルムの回収
作業を行う一方、巻回状態のマルチフィルムを装着した
展伸装置の回転軸を、機体フレームの移動で回転させ、
マルチフィルムを引き出して畝上に展伸できる。
【0011】また、巻取り装置と展伸装置は、それぞれ
独立しているため、巻取り回収作業及び展伸作業を別々
に行うことも同時並行で行うことも可能となり、同時に
行う場合は、作業にかかる時間や手間を低減し作業効率
の向上を図り、作業者にかかる負担も低減できる。この
ように同時作業を行う場合は、両方の作業の干渉を防ぐ
ため、巻取り装置を機体フレーム上で巻取り方向を可変
できるようにすることが好ましい。このようにすれば、
マルチフィルム回収機が跨いだ状態で移動する畝には回
収したマルチフィルムを展伸させ、隣接する畝からは、
被覆されたマルチフィルムを巻取り手段で回収でき、異
なる作業を同時進行できる。
【0012】また、展伸装置の回転軸は機体フレームの
移動でマルチフィルムが引き出されることで、自然と回
転するため、回転駆動手段等を設ける必要はない。但
し、回転軸は、機体フレームの移動伴ってスムーズな回
転を維持するためにも、前輪や後輪の各車軸と平行に設
置することが好ましい。さらに、回転軸は、巻回状態の
マルチフィルムを取り付ける必要があるため機体フレー
ムに対して脱着可能にし、脱着した状態の回転軸を巻取
り装置の側面に配置して、巻取り装置で回収されたマル
チフィルムをスライド移動で移し替えるようにすれば、
回転軸へのマルチフィルムの取り付けも容易にできる。
その上、回転軸の両端には装着したマルチフィルムの軸
方向のズレによる脱落を防ぐため、両端にガイド部等を
脱着可能に設けることが好ましい。
【0013】上記展伸装置は、上記機体フレームの下面
側に設けると共に、該展伸装置からマルチフィルムの引
き出し側となる位置に上記機体フレームよりガイド枠を
垂下して、引き出すマルチフィルムを上記ガイド枠内を
通過させて展伸方向を案内している。このように、機体
フレームの下面側に展伸装置を設けると、機体フレーム
の下方では展伸作業を行い、機体フレームの上方では巻
取り装置による巻取り回収作業を行うことができ、両方
の作業を同時に行う場合でも、機体フレームの上下で別
々の作業を行うこととなり最も干渉が生じないように同
時進行できる。
【0014】また、上記のようにガイド枠を設けると、
展伸装置の回転軸から引き出されるマルチフィルムをガ
イド枠内に通過させることで、展伸方向をガイド枠によ
り規制することができ、展伸方向が乱れることなく安定
した展伸作業を確保できる。それに伴い、展伸されたマ
ルチフィルムの方向も揃うので、天日により乾燥後の再
度の巻取り回収も容易にできる。
【0015】なお、上記のように展伸装置を機体フレー
ムの下面側に設けた場合等、機体フレームの展伸側とな
る端部から巻取り装置にかけてカバーを設けるようにし
て、機体フレームの上方で巻取り装置により巻き取られ
るマルチフィルムから落下する泥等が、機体フレーム下
方で展伸されるマルチフィルム上や機体フレームの上面
等に落下しないようにすることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
マルチフィルム回収機を図面を参照して説明する。図
1、2は、本発明の実施形態にかかるマルチフィルム回
収機10であり、前輪11、後輪12で支持された機体
フレーム13の前部13aに駆動源としてエンジン14
を設けており、エンジン14で前輪11を駆動回転して
マルチフィルム回収機10を移動可能にしている。
【0017】機体フレーム13上には、円環状の回転規
制フレーム15を介在させて機体フレーム13に対して
回転可能な作業フレーム16を設け、この作業フレーム
16上にマルチフィルムの巻取り装置17を取り付けて
いる。巻取り装置17は、径方向の拡縮が可能なリール
17aの両側を、作業フレーム16より立設する支持フ
レーム部16a、16bで支持されると共にエンジン1
4の駆動でリール17aを回転させている。なお、片側
の支持フレーム部16bは回収したマルチフィルムを抜
き取れるように傾倒可能にしている。
【0018】巻取り装置17の後方には揺動レバー18
a等を備える揺動装置18を設けると共に、作業フレー
ム16の後端16cには門型の停止装置19も設けてい
る。揺動装置18もエンジン14で駆動されて揺動レバ
ー18aを上下方向に揺動可能にしている。また、揺動
装置18の上部18bから作業フレーム16の後端16
cにかけて、傾斜カバー20を取り付けている。傾斜カ
バー20は作業フレーム16と略同等の幅寸法を有し、
上部20aからは垂直板部20bも突設している。
【0019】一方、機体フレーム13の下面側には、マ
ルチフィルムの展伸装置21を設置している。図3
(A)(B)(C)に示すように、展伸装置21は、前
輪11と後輪12の間となる機体フレーム13の下面1
3aより下方へ突設する支持ブラケット13bより右側
方へ丸棒の支持軸22を突設し、この支持軸22に回転
軸として内筒軸23と外筒軸24を回転自在に装着して
いる。
【0020】内筒軸23は、支持軸22の周囲に嵌め込
める内径寸法で、軸長さは巻回状態のマルチフィルムを
取り付けられる寸法に設定している。また、一方の端部
23aには内側リングガイド部23bを設けており、端
部23a側より支持軸22の突出端22aから根元部2
2bへ挿入して装着し、この装着状態で内筒軸23は、
支持軸22に対して自由に回転できるようにしている。
【0021】外筒軸24は、内筒軸23の外周に外嵌す
る内径寸法を有しており、内筒軸23への装着側となる
一方の端部24aと反対側の端部24bには外側リング
ガイド部24cを設けている。外筒軸24は内筒軸23
に対して容易に脱着可能にしており、装着状態では内筒
軸23と共に支持軸22に対して自由に回転するように
している。なお、支持軸22には、装着状態の内筒軸2
3及び外筒軸24の抜け止め防止用となる係止部を設け
ている。
【0022】上記のように装着される内筒軸23及び外
筒軸24は、前輪11や後輪12の車軸11a、12a
と平行な位置関係となり、図2の平面視では、ブラケッ
ト13bより右側に突出する形態で機体フレーム13に
対して右側に配置され、展伸されるマルチフィルムと機
体フレーム13の後端より突出するハンドル13dを把
持する作業者が干渉しないようにしている。
【0023】また、展伸装置21の後方位置には、機体
フレーム13の幅方向に延在する後機体フレーム部材1
3cより垂下するガイド枠25を突設している。ガイド
枠25は、左右の垂直部25a、25bの下端を水平部
25cで接続した略U字の枠形状に形成しており、水平
部25cの幅寸法は、リール17aで巻回されたマルチ
フィルムがガイド枠25の内側を通過できる寸法にして
いる。
【0024】マルチフィルム回収機10による畝Uの表
面に被覆されたマルチフィルムの剥ぎ取り回収作業は、
従来の巻取り作業と同様であり、図4に示すように、マ
ルチフィルムFの端部を停止装置19内を通過させると
共に、揺動装置18の揺動レバー18aを介して巻取り
装置17のリール17aに結び付けている。この状態で
エンジン14を駆動して、前輪11及び巻取り装置17
のリール17aを回転させることで、マルチフィルム回
収機10は畝に沿って移動し、回転するリール17aに
マルチフィルムFを連続的に巻き取っている。
【0025】なお、リール17aに巻き取られる直前の
マルチフィルムFは、揺動レバー18aにより反転され
たり振動が付加されるので、マルチフィルムFに付着し
た泥や残菜等は、ある程度ふるい落とされている。ま
た、ふるい落とされた泥や残菜等は傾斜カバー20や垂
直板部20bで受け止められて、傾斜カバー20の下端
20cより地面へ落とされている。よって、機体フレー
ム13及び作業フレーム16の上面や機体フレーム13
下方の展伸装置21によるマルチフィルムの展伸経路上
に、泥等が落下することはなく、機体フレーム13及び
作業フレーム16を必要以上に汚すこともなく、さら
に、展伸中のマルチフィルムに泥等を付着させることも
ない。
【0026】上記のようにリール17aに巻き取られた
巻回状態のマルチフィルムFは、次に、展伸装置21に
装着するため、図5に示すように、展伸装置21の内筒
軸23より取り外した外筒軸24へ移し替えている。即
ち、片側の支持フレーム部16bを傾倒して縮径状態に
したリール17aの端部側17bに、一方の端部24a
を位置づけて外筒軸24を同一軸線上で配置し、巻回状
態のマルチフィルムFを軸線方向にスライドさせて外筒
軸24へ移動させている。この際、外筒軸24の外径は
縮径状態のリール17aのリール径より小さいため、移
し替えは容易に行える。
【0027】巻回状態のマルチフィルムFを取り付けた
外筒軸24は、展伸装置21の内筒軸軸23へ端部24
aから挿入して、外筒軸24が自由に回転する状態にし
ている。このように装着した巻回状態のマルチフィルム
Fの展伸作業を行うには、図6に示すように、外筒軸2
4よりマルチフィルムFの端部Faを引き出して、ガイ
ド枠25の内側を通過させ、被展伸箇所となる圃場のU
畝に埋め込む等して固定している。
【0028】上記状態からマルチフィルム回収機10を
マルチフィルムFの固定した端部Faから離反する方向
にエンジン14の駆動で移動させると、巻回状態のマル
チフィルムFは次々と外筒軸24より引き出され、畝U
へ展伸されていく。また、外筒軸24は自由に回転する
上、展伸される方向もガイド枠25で規制案内されるの
で、マルチフィルムFは直線状態でスムーズに畝Uに展
伸されている。さらに、外筒軸24に装着されたマルチ
フィルムFは、外筒軸24の両端側の内側リングガイド
部23b及び外側リングガイド部24cによりガイドさ
れているため、外筒軸24から脱落することもない。
【0029】このようにして畝に展伸されたマルチフィ
ルムは所要時間、天日乾燥された後、再度、図4に示す
ように巻取り装置17によりリール17aへ巻取り回収
されている。この巻取りの際にも、再度、揺動レバー1
8aによりマルチフィルムは上下に振られ、天日乾燥し
てマルチフィルムFに載っている土等も確実にふるい落
とされるので、回収されたマルチフィルムFは、フィル
ム自体の重量とほぼ同等のレベルにまで減量されてお
り、また容積も巻回状態で小さくされているので、廃棄
のため引き取りにかかる費用も最小限におさえている。
【0030】また、マルチフィルム回収機10は、上記
のように巻取り回収作業と展伸作業を別々に行う場合に
加えて、同時に両方の作業を行うことも可能である。例
えば、図7に示す多数の平行な畝が形成された圃場Hに
おいて、隣接する一方の畝U1にマルチフィルムF1が
被覆、あるいは、天日乾燥のため放置されており、他方
の畝U2に、回収して巻回状態のマルチフィルムF2を
展伸する場合、マルチフィルム回収機10であれば、畝
U1の回収作業と畝U2への展伸作業を同時並行して行
える。
【0031】この場合、マルチフィルム回収機10は、
展伸を行う畝U2上に配置すると共に、作業フレーム1
6は回転させて畝U1側へ向け、以降、上記同様にエン
ジン14の駆動でリール17a及び前輪11を回転さ
せ、畝U1のマルチフィルムF1をリール17aへ巻き
取る一方、マルチフィルム回収機10の移動により畝U
2へ展伸装置21の外筒軸24に取り付けた巻回状態の
マルチフィルムF2を展伸している。
【0032】このような作業形態により、同時に二種類
の作業が可能となり、マルチフィルム回収にかかる作業
の効率を高めている。なお、本発明が適用可能なマルチ
フィルム回収機は、エンジンで自走可能なタイプに限定
されるものではなく、人力で押しながら移動するタイプ
や、マルチフィルムの巻取りにかかる張力を利用して移
動するタイプのマルチフィルム回収機にも同様に適用で
きる。
【0033】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明のマルチフィルム回収機を用いると、一台の機械で、
マルチフィルムの巻取り回収作業および展伸作業を行う
ことができるので、異なる機械を二台揃える必要が無く
なり、機械にかかる費用を大幅に抑えることができる。
また、これら二つの作業は同時並行に行うことも可能な
ので、作業にかかる負担を低減して作業を効率化でき
る。また、手作業で剥ぎ取り作業等を行う場合に比べる
と、作業時間の低減に加え、作業者にかかる負担も大幅
に軽減できる。
【0034】さらに、廃棄する状態のマルチフィルム
は、畝より剥ぎ取って巻取り回収する際に、揺動装置に
より泥等を可能な範囲で予め除去した後、展伸させて天
日乾燥させる上、再度の巻取り回収時にも揺動装置によ
り、水分が除去された土等をふるい落とすため、回収さ
れたマルチフィルムは、ほぼフィルム重量のみの重さと
なり、廃棄引き取りにかかる料金も最低限に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるマルチフィルム回
収機の全体斜視図である。
【図2】 マルチフィルム回収機の作業フレームより下
方の平面図である。
【図3】 (A)(B)は展伸装置の概略図、(C)は
要部断面図である。
【図4】 マルチフィルムの巻取り回収作業の概略図で
ある。
【図5】 リールから外筒軸へ巻回状態のマルチフィル
ムの移し替える工程の概略図である。
【図6】 マルチフィルムの展伸作業の概略図である。
【図7】 巻取り回収作業と展伸作業を同時並行で行う
場合の概略平面図である。
【図8】 従来の剥ぎ取り機の斜視図である。
【図9】 従来のマルチフィルム回収機の概略図であ
る。
【符号の説明】
10 マルチフィルム回収機 13 機体フレーム 14 エンジン 16 作業フレーム 17 巻取り装置 17a リール 18 揺動装置 18a 揺動レバー 19 停止装置 20 傾斜カバー 21 展伸装置 22 支持軸 23 内筒軸 23b 内側リングガイド部 24 外筒軸 24c 外側リングガイド部 25 ガイド枠 U、U1、U2 畝 F、F1、F2 マルチフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪及び後輪で支持される機体フレーム
    に、マルチフィルムの巻取り装置及び該巻取り装置の駆
    動源を設けて被覆されたマルチフィルムの巻取り回収作
    業をするマルチフィルム回収機において、 上記機体フレームに、回収して巻回状態のマルチフィル
    ムを装着可能な回転軸を有するマルチフィルムの展伸装
    置を設け、 上記展伸装置の回転軸に装着した巻回状態のマルチフィ
    ルムの端部を被展伸箇所に固定した状態で上記機体フレ
    ームを移動することで、マルチフィルムが上記回転軸よ
    り連続的に引き出されて展伸作業もする構成としている
    マルチフィルム回収機。
  2. 【請求項2】 上記展伸装置は、上記機体フレームの下
    面側に設けると共に、該展伸装置からマルチフィルムの
    引き出し側となる位置に上記機体フレームよりガイド枠
    を垂下して、引き出すマルチフィルムを上記ガイド枠内
    を通過させて展伸方向を案内する請求項1に記載のマル
    チフィルム回収機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060112313A (ko) * 2005-04-25 2006-11-01 이병찬 폐비닐 수거기
JP2008079520A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Erumu:Kk 農作物の収穫装置又は調整装置
JP2011217658A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Hokuou Kyoritsu Hanbai Kk 育苗箱剥取装置

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