JP2002334856A - 光触媒を用いた微細加工方法及び装置 - Google Patents

光触媒を用いた微細加工方法及び装置

Info

Publication number
JP2002334856A
JP2002334856A JP2001138860A JP2001138860A JP2002334856A JP 2002334856 A JP2002334856 A JP 2002334856A JP 2001138860 A JP2001138860 A JP 2001138860A JP 2001138860 A JP2001138860 A JP 2001138860A JP 2002334856 A JP2002334856 A JP 2002334856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
light
processed
electrolyte solution
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001138860A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Yamazaki
和則 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001138860A priority Critical patent/JP2002334856A/ja
Publication of JP2002334856A publication Critical patent/JP2002334856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Weting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒による加工を実現して、原子分子レベ
ルの精密な除去加工を可能とし、加工変質層を生じるこ
となく、加工工程数を低減し、装置も単純化する。 【解決手段】 電解質溶液14中でワーク10の表面に
光触媒膜20を近接させて配置し、該光触媒膜20に、
そのバンドギャップ以上の量子エネルギを持った光26
を照射して、光触媒の表面で電解質溶液14から反応性
ラジカルを発生させ、該反応性ラジカルとワーク10を
化学反応させ、反応生成物として除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒を用いた新
規な微細加工方法及び装置に係り、特に、シリコンウェ
ハの研磨や半導体デバイス表面のグローバル平坦化に用
いるのに好適な、原子分子レベルの精密な除去加工が可
能であり、加工変質層等を生じることがなく、加工工程
数を減らすことが可能で、且つ装置も単純な、光触媒を
用いた微加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェハや半導体デバイス表面の
高精度加工に際して、従来は、研削、ラッピングや、小
径のポリシング工具を用いた高精度機械的CCP(Comp
uter Controlled Polishing)が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
シリコンウェハの機械的研磨加工は、可動軸が多く、高
精度なステージが要求され、装置が大掛かりである。ス
テージの精度を出すために、温度・湿度・圧力等の環境
管理も厳しく行う必要がある。更に、バイトの管理も厳
密に行う必要がある。又、シリコンウェハの製造工程
は、概略、ウェハ切断→ラッピング→エッチング→片面
鏡面研磨というものであるが、ラッピングにおいて加工
変質層が生じるため、エッチングにより除去する工程が
必要になり、加工工程が多い。
【0004】即ち、従来の機械的CCPに共通する問題
点として、次のような問題があった。
【0005】(1)加工による表面層の損傷 (2)加工変質層の形成→変質層を除去するための新た
な工程が必要 (3)可動部が多く、加工精度がステージ精度に依存す
るため、ステージの精度維持が複雑且つ大掛かりとな
る。温度制御等の環境制御、更には工具の精密管理も必
要。 (4)1回の加工による形状精度の向上が数十%程度で
あるため、繰り返し加工が必要であり、加工工程の収束
率が低い。
【0006】一方、図15に示す如く、例えば基板70
の上にメタル膜72や絶縁膜74が形成された後の半導
体デバイスの表面を全体として表面化する、いわゆるグ
ローバル平坦化に主として用いられているCMP(Chem
ical Mechanical Polishing)は、パターンサイズやパ
ターンピッチの違いにより均一な平坦化が難しく、これ
を解決するために疑似パターンを入れる必要がある。特
に、アルミニウム配線の次世代の銅配線の場合、銅が軟
らかいため、CMPの研磨剤が銅中にめり込む。従っ
て、歩留まりが悪い。
【0007】一方、本発明で用いる光触媒の応用に関し
ては、これまで主に環境浄化に利用されることが多く、
例えば、光触媒によるアンモニアやアセドアルデヒド等
の分解作用を利用した脱臭、大腸菌等の殺菌作用を利用
した抗菌、セルフクリーニングと超親水性を利用した屋
外電灯、自動車等の清掃不要化や自動車用ドアミラーの
雨滴除去、水中の有機塩素化合物の分解作用を利用した
水処理等が考えられ、実用化されているものもある。
【0008】又、環境利用以外にも、水の電気分解によ
る水素の製造、色素増感太陽電池等が研究開発されてい
るが、実用は至っていない。
【0009】このように、光触媒の応用は盛んに行われ
ているが、これまで光触媒を材料の加工に応用した例は
存在せず、まして、平坦化加工に利用した例はなかっ
た。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、光触媒を材料の加工に応用して、原
子分子レベルの精密な除去加工を可能とし、加工変質層
等を生じることなく、加工工程数を減らすことが可能
で、且つ装置も単純な微細加工技術を提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電解質溶液中
で加工対象物の表面に光触媒を近接させて配置し、該光
触媒に、そのバンドギャップ以上の量子エネルギを持っ
た光を照射して、光触媒の表面で電解質溶液中から反応
性ラジカルを発生させ、該反応性ラジカルと加工対象物
を化学反応させ、反応生成物として除去するようにし
て、前記課題を解決したものである。
【0012】又、前記光触媒を透明な担持体に保持し、
光触媒の裏面から該担持体を通して、光触媒に光を照射
するようにして、不透明な加工対象物の表面も加工でき
るようにしたものである。
【0013】又、前記光触媒を導電性を有する担持体に
保持し、該担持体を通して、光の照射により光触媒に発
生した電子と正孔の分離を促進するようにしたものであ
る。
【0014】又、前記導電性を有する担持体を光透過性
導電膜とし、前記透明な担持体及び光透過性導電膜を介
して光を照射するようにしたものである。
【0015】又、前記導電性を有する担持体と電解質溶
液の間に、バイアス電圧をかけることにより、加工速度
を更に早めたものである。
【0016】又、前記光触媒と加工対象物を周期的に接
近させたり遠ざけたりしたり、前記光触媒と加工対象物
の隙間に、前記電解質溶液の流れを形成するようにし
て、光触媒表面への反応性ラジカル生成の素となる分子
の供給と、反応性ラジカルと加工対象物との反応生成物
の排出を促進したものである。
【0017】本発明は、又、前記の微細加工方法を用い
て、加工対象物の表面を平坦化する表面平坦化加工方法
を提供するものである。
【0018】本発明は、又、電解質溶液を保持する手段
と、該電解質溶液中で加工対象物の表面に光触媒を近接
させて配置する手段と、該光触媒に、そのバンドギャッ
プ以上の量子エネルギを持った光を照射する手段とを備
えた微細加工装置を提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0020】本発明の第1実施形態の加工部の構成を示
す図1において、10は加工対象物(ワークと称す
る)、12は、該ワーク10を、例えば水酸(OH)イ
オンを含む電解質溶液(電解液と称する)14中に漬け
るための容器、20は、前記ワーク10の表面に近接さ
せて配置される、例えば酸化チタンTiO2等の光触媒
膜、22は、該光触媒膜20を保持するための透明な担
持体であるガラス板、24は、光、例えば酸化チタンの
場合、波長λ<380nmのUV光26の照射により光
触媒膜20に発生した電子と正孔を分離するために、光
触媒膜20の周囲にコーティングされた金属膜である。
【0021】前記ガラス板22は、例えば石英ガラス製
とされており、その上(図では下面)には、前記光触媒
が、適当な厚みでコーティングされている。ガラス面は
鏡面処理してあり、表面精度は出ている。光触媒膜20
も、最低限、数nm〜数十nm以下程度の表面精度にな
っている。
【0022】該光触媒膜20の周囲には、例えばプラチ
ナの前記金属膜24が、該光触媒膜20に接触した形で
コーティングされている。
【0023】前記コーティングが施されたガラス板22
は、少なくともコート面が電解液14に触れるように浸
されている。
【0024】前記電解液14としては、OHイオンある
いは、OHイオンの原料となる分子が含まれていればよ
く、例えば、水、NaOH、過酸化水素水等を用いるこ
とができる。過酸化水素水の場合、例えば、溶液中で電
気分解してやれば、大量にOHイオンが供給される。
又、還元反応が起こる金属部で、 H22+e-→2OH- …(1) の反応を起こし、光触媒部で OH-→OH′+e- …(2) を起こすことが期待でき、装置を単純化できる。又、水
中で加工できれば、洗浄工程も省略できる。
【0025】前記光触媒膜20として用いるTiO2(a
natase)は、n型半導体であり、そのバンドギャップエ
ネルギは3.2eVである。この量子エネルギを持った
光は約380nmの波長である。この波長以下の光が照
射されると、TiO2は、図2に示す如く、電子と正孔
が分離され、表面において、酸化還元反応が起こる。即
ち、正孔は、OHイオンをOHラジカルに変換(酸化反
応)し、電子は例えばH+→H2といった還元反応を起こ
す。
【0026】上記酸化反応で生成されたOHラジカルは
反応性が強く、様々な分子と反応を起こす。本発明の加
工原理は、図3に示す如く、TiO2表面で発生したO
Hラジカルとワーク10とを化学反応させ、例えば、S
iH2(OH2)、CuOH等の反応生成物として除去して
いくものである。
【0027】酸化反応は図3に示した如く、TiO2
での表面反応であり、表面に吸着されたOHイオンがO
Hラジカルに変換される。又、OHラジカルは、ほとん
ど拡散しないため、TiO2の表面に近付いてきたワー
ク原子のみが反応除去される。従って、凹凸のあるワー
ク10を平坦な光触媒膜20に近付けると、凸部のみが
除去されていき、図4に示す如く、平坦化される。
【0028】加工可能な材料は、シリコン、銅、モリブ
デン、鉄等があり、他にも様々な材料に適用可能であ
る。OHラジカルのエネルギは120Kcal/mol
であり、基本的に、これよりも結合エネルギの小さい分
子結合、例えばC−C、C−H、C−N、C−O、O−
H、N−H、Si−Si、Si−O等が切断可能である。
【0029】照射する光としては、紫外線ランプ、紫外
光を発生するレーザ(エキシマ、固体レーザの高調波)
等が可能である。
【0030】以下、本発明の基本的な作用を説明する。
【0031】光触媒膜20のバンドギャップ以上の量子
エネルギを持った波長の光(ここでは380nm以下)
をガラス板22に向けて照射する。石英ガラスは紫外光
に対する透過性が高いため、ほとんどの光が石英ガラス
を透過し、光触媒に到達する。光触媒において紫外光が
吸収され、図2に示した如く、価電子帯の電子が伝導帯
に引き上げられ、電子と正孔が分離する。その瞬間に、
OHイオンがTiO2に吸着していれば、正孔による酸
化反応が起こり、OHイオンは電子を奪われてOHラジ
カルとなる。一方の電子はTiO2の内部に移動する性
質を持っており、プラチナ等の金属膜24が接触してい
れば、そちらへ移動して、金属表面で還元反応を起こ
す。
【0032】TiO2の表面でできたOHラジカルは、
非常に強い反応性を持ち、近くに存在する分子(固体、
液体、気体のいずれも)と化学反応を起こす。図3に示
したように、ワーク10を光触媒膜20の表面に接触さ
せるか、あるいは極近傍まで近接させると、ワーク10
の分子はOHラジカルと化学反応を起こし、反応生成物
として除去され、エッチングが進行する。TiO2表面
に存在するOHラジカルは、ほとんど拡散しないため、
TiO2表面に近い箇所から優先的にエッチングされ
る。従って、凹凸のある材料を近付けると、凸部から加
工されていき、凸部が進行するに従って、ワークの平坦
化加工が実現する。
【0033】TiO2とワークを接触させた状態を維持
した場合、OHラジカルの原料となるOHイオンが不足
し、反応が進行しなくなる。従って、OHイオンをTi
2表面に供給する何らかの手段が必要となる。又、T
iO2とワーク間に溜まったいるOHラジカルとワーク
が反応してできた生成物を排出する必要も生じる。これ
ら2つの作用を促すために、図1中に示した如く、上下
に動かすジャンピング動作により、光触媒膜20とワー
ク10の間隔を周期的に広げてやる。この場合、ワーク
10を動かしても、ガラス板22を動かしてもよい。
【0034】前記ジャンピングの具体的な方法は、図5
に示す如く、ガラス板22を保持するZステージ30を
Zステージ駆動機構32により上下方向にジャンピング
したり、あるいは、図6に示す如く、容器12をワーク
駆動機構36に載せて、容器12及び電解液14と共に
ワーク10をジャンピングさせることが可能である。図
において、34は、光を拡大してワーク10の全面にあ
て、加工エリア全域を一度に加工するための拡大レン
ズ、38はガラス板22のホルダである。
【0035】更に、効率良くOHイオンの供給と反応生
成物の排出を行うために、TiO2とワーク10の間隔
が空いているときに、その間で図7に示すような、電解
液14の強制的な流れ14Fを形成してもよい。
【0036】光の照射方向も、容器12の上方からに限
定されず、図8に示す如く、容器12の少なくとも底面
を透明として、該底面側から光を照射することも可能で
ある。更に、ホモジナイザを用いて、加工エリア全域に
均一ビームを当てることもできる。
【0037】なお、電荷分離のための金属は、必ずしも
金属膜24である必要はなく、図9に示す第2実施形態
のように、バルク金属40を導線42で結線してもよ
い。特に、TiO2と金属の間にバイアス電圧をかけて
反応効率を高めたい場合には、この方がよい。又、電荷
分離のための金属は省略することも可能であるが、Ti
2膜中の電子が過剰になり、電子と正孔の再結合が起
こる等して効率が下がる恐れがある。
【0038】次に、図10を参照して、本発明の第3実
施形態を詳細に説明する。
【0039】本実施形態は、第1実施形態の金属膜24
の代わりに、ガラス板22と光触媒膜20の間に光透過
性の導電膜50を成膜し、該導電膜50により、光触媒
に生成する電子を膜の厚さ方向に短い距離で円滑に移動
させると共に、光触媒膜20のどの位置でも、均一に電
荷の移動が起こるようにしたものである。なお、導電性
を有する担持体であれば、導電膜50を省略することも
可能である。
【0040】前記光透過性導電膜50としては、SnO
2膜やITO(Indium Tin Oxide)膜等を用いることが
できる。SnO2膜の場合、そのバンドギャップエネル
ギは3.5eVであるため、λ=354nmより長波長
の光が透過する。一方、TiO2の励起に必要な光はλ
<387nmであるので、354nm<λ<387nm
の範囲の光を照射すれば、TiO2膜に光が届き、且
つ、励起して、電子とホール電子と正孔を分離させるこ
とができる。上記範囲の波長を持った光源としては、例
えば、超高圧紫外線ランプから発せられるi線(365
nm)がある。
【0041】電子と正孔の再結合を防いで、電子の移動
を円滑に行うため、図11(2電極方式)や図12(3
電極方式)に示す如く、電源、例えばポテンショスタッ
ト52とカウンタ54を設け、導電膜50に定電位を与
えることも可能である。特に、図12のように参照電極
56を設けて3電極とした場合には、電位精度を向上で
きる。
【0042】第3実施形態の図11に対応する装置の全
体構成を図13に示す。図において、60は紫外線ラン
プ、62はミラーである。
【0043】なお、前記実施形態においては、光触媒と
してTiO2が用いられ、ガラス板として石英ガラスが
用いられていたが、光触媒やその担持体の種類は、これ
らに限定されず、例えばガラス板として一般的な光学ガ
ラスや無アルカリガラス等を用いることもできる。
【0044】又、前記実施形態においては、本発明が、
シリコンウェハの平坦化に適用されていたが、本発明の
適用範囲はこれに限定されず、例えば、図15に示す如
く、半導体デバイスの基板70上に配設されたメタル膜
72及び絶縁膜74のグローバル平坦化や、レンズ、電
気光学結晶等の各種光学素子の研磨、及び、各種電子材
料、高分子の加工や研磨にも同様に適用できる。
【0045】又、平坦化に限定されず、光触媒のワーク
側面に凹凸を設けることによって、該凹凸に合わせた表
面加工を行うことも可能である。また図15に示す如
く、各種金属パターンのマスクレスめっきも可能であ
る。これは、光触媒が光の当ったところのみで反応が起
こることを利用したもので、マスクイメージングにより
実現できる。図において、80はマスク、82はイメー
ジングレンズ、84は析出金属である。
【0046】更に、ワーク材料、電解質溶液、その他の
パラメータを適当に選ぶことにより、金属膜、各種酸化
膜の成膜も可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、光触媒により材料の加
工が可能となる。従って、原子分子レベルの精密な除去
加工が可能となる。更に、加工面に損傷や加工変質層を
起こさせず、良好な加工を行うことができる。従って、
加工変質層を除去する工程が不要となり、加工工程数を
低減することができ、総加工時間を減らすことが可能と
なる。又、可動部が少ない等、装置も単純な構成であ
り、装置コストを減らすことができる等の優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の基本的な構成を示す断
面図
【図2】本発明の原理を説明するための、光触媒表面で
の反応を示す模式図
【図3】同じく光触媒表面でのワーク原子除去反応を示
す断面図
【図4】プロセス進行に伴うワーク表面状態の変化を示
す断面図
【図5】前記実施形態における、ジャンピング方法の具
体例を示す断面図
【図6】同じく変形例を示す線図
【図7】同じく強制的な流れの例を示す断面図
【図8】光入射方向の変形例を示す断面図
【図9】本発明の第2実施形態の要部を示す断面図
【図10】本発明の第3実施形態の構成を示す断面図
【図11】前記第3実施形態の変形例を示す断面図
【図12】同じく更に他の変形例を示す断面図
【図13】前記第3実施形態を採用した装置の全体構成
の例を示す断面図
【図14】半導体グローバル平坦化の例を示す断面図
【図15】各種金属パターンのマスクレスめっきの例を
示す線図
【符号の説明】
10…ワーク(加工対象物) 12…容器 14…電解質溶液(電解液) 14F…流れ 20…光触媒膜 22…ガラス板 24…金属膜 26…UV光 30・・・Zステージ 32…Zステージ駆動機構 34・・・拡大レンズ 36・・・ワーク駆動機構 38・・・ガラス板ホルダ 40…バルク金属 42…導線 50…光透過性導電膜 52・・・ポテンショスタット(電極) 60…紫外線ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA02 AA03 AA08 BA04B BA14B BA48A CD10 DA05 EA08 4K057 WA11 WB02 WB04 WB06 WB08 WD01 WE22 WE25 WM01 WM03 WN01 5F043 AA02 BB02 DD08 DD14 DD30 FF07 GG10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質溶液中で加工対象物の表面に光触媒
    を近接させて配置し、 該光触媒に、そのバンドギャップ以上の量子エネルギを
    持った光を照射して、 光触媒の表面で電解質溶液中から反応性ラジカルを発生
    させ、 該反応性ラジカルと加工対象物を化学反応させ、反応生
    成物として除去することを特徴とする光触媒を用いた微
    細加工方法。
  2. 【請求項2】前記光触媒を透明な担持体に保持し、光触
    媒の裏面から該担持体を通して、光触媒に光を照射する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光触媒を用いた微細
    加工方法。
  3. 【請求項3】前記光触媒を導電性を有する担持体に保持
    し、該担持体を通して、光の照射により光触媒に発生し
    た電子と正孔の分離を促進することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光触媒を用いた微細加工方法。
  4. 【請求項4】前記導電性を有する担持体が光透過性導電
    膜であり、前記透明な担持体及び該光透過性導電膜を介
    して光を照射することを特徴とする請求項3に記載の光
    触媒を用いた微細加工方法。
  5. 【請求項5】前記導電性を有する担持体と電解質溶液の
    間に、バイアス電圧をかけることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の光触媒を用いた微細加工方法。
  6. 【請求項6】前記光触媒と加工対象物を周期的に接近さ
    せたり遠ざけたりすることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の光触媒を用いた微細加工方法。
  7. 【請求項7】前記光触媒と加工対象物の隙間に、前記電
    解質溶液の流れを形成することを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載の光触媒を用いた微細加工方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の光触媒
    を用いた微細加工方法を用いて、加工対象物の表面を平
    坦化することを特徴とする表面平坦化加工方法。
  9. 【請求項9】電解質溶液を保持する手段と、 該電解質溶液中で加工対象物の表面に光触媒を近接させ
    て配置する手段と、 該光触媒に、そのバンドギャップ以上の量子エネルギを
    持った光を照射する手段と、 を備えたことを特徴とする光触媒を用いた微細加工装
    置。
JP2001138860A 2001-05-09 2001-05-09 光触媒を用いた微細加工方法及び装置 Pending JP2002334856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138860A JP2002334856A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 光触媒を用いた微細加工方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138860A JP2002334856A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 光触媒を用いた微細加工方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002334856A true JP2002334856A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18985732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138860A Pending JP2002334856A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 光触媒を用いた微細加工方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002334856A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105209A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 関西ティー・エル・オー株式会社 太陽電池用多結晶シリコン基板の製造方法
JP2006110542A (ja) * 2004-09-14 2006-04-27 Tokyo Univ Of Science 微細加工装置、微細加工方法並びに光触媒物質成形体およびその製造方法
JP2006114632A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Kazuto Yamauchi 触媒支援型化学加工方法
JP2006224252A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Kumamoto Univ 研磨装置
JP2007283410A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Kumamoto Univ 触媒支援型化学加工方法
JP4956754B2 (ja) * 2005-11-11 2012-06-20 国立大学法人九州工業大学 ポリシング加工方法及び装置
JP2012195325A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Fujitsu Ltd エッチング方法、半導体装置の製造方法及びエッチング装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105209A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 関西ティー・エル・オー株式会社 太陽電池用多結晶シリコン基板の製造方法
US7135414B2 (en) 2002-06-06 2006-11-14 Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. Method for producing multicrystalline silicon substrate for solar cells
JP2006110542A (ja) * 2004-09-14 2006-04-27 Tokyo Univ Of Science 微細加工装置、微細加工方法並びに光触媒物質成形体およびその製造方法
JP2006114632A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Kazuto Yamauchi 触媒支援型化学加工方法
JP4506399B2 (ja) * 2004-10-13 2010-07-21 株式会社荏原製作所 触媒支援型化学加工方法
JP2006224252A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Kumamoto Univ 研磨装置
JP4956754B2 (ja) * 2005-11-11 2012-06-20 国立大学法人九州工業大学 ポリシング加工方法及び装置
JP2007283410A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Kumamoto Univ 触媒支援型化学加工方法
JP2012195325A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Fujitsu Ltd エッチング方法、半導体装置の製造方法及びエッチング装置
US10508343B2 (en) 2011-03-14 2019-12-17 Fujitsu Limited Etching method for manufacturing semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nakamura et al. Crystal-face dependences of surface band edges and hole reactivity, revealed by preparation of essentially atomically smooth and stable (110) and (100) n-TiO2 (rutile) surfaces
Guo et al. High photocatalytic capability of self-assembled nanoporous WO3 with preferential orientation of (002) planes
Nakamura et al. Mechanism for visible light responses in anodic photocurrents at N-doped TiO2 film electrodes
CN1092477A (zh) 固体表面湿处理的方法和装置
US6793980B2 (en) Method of forming photo-catalytic film made of titanium oxide on base material and laminated material thereof
JPH11167195A (ja) フォトマスクの洗浄方法および洗浄装置
TW201639022A (zh) 拋光裝置及拋光工具
JP2002334856A (ja) 光触媒を用いた微細加工方法及び装置
KR102366774B1 (ko) 광전기화학적 수처리용 광전극, 이의 제조방법 및 이의 용도
KR20110012550A (ko) 박막 태양 전지의 제조방법 및 제조장치
RU2011127171A (ru) Фотогальванический модуль, содержащий прозрачный проводящий электрод переменной толщины и способы изготовления такого модуля
CN110000435B (zh) 一种基于光致导电电极板的电化学加工装置及其电化学加工方法
Shen et al. Fabrication of TiO2 Nanotube Films Modified with Ag2S and Photoelectrocatalytic Decolorization of Methyl Orange Under Solar Light
JP2012035188A (ja) 加工方法
JP2011045916A (ja) レーザ処理装置、太陽電池パネルの製造装置、太陽電池パネルおよびレーザ処理方法
JP2016050338A (ja) めっき皮膜付樹脂製品及びその製造方法、並びに導電膜
JP2008000820A (ja) 微細加工装置及び微細加工方法
KR101414450B1 (ko) 염료감응 태양전지의 제조방법
Asakuma et al. Photoreduction of amorphous and crystalline ZnO films
JP6713121B2 (ja) 二酸化炭素還元装置および還元方法
CN102953081A (zh) 从含有碲化镉的模组中分别回收碲和镉的方法及系统
JP2020131301A (ja) 加工方法及び加工装置
JP2011120989A (ja) 表面加工方法
Kolasinski Silicon surface photochemistry
US20050077183A1 (en) Anodic oxidation apparatus, anodic oxidation method, and panel for display device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003